JP2020013848A - 電磁波吸収接着シート - Google Patents
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Abstract
【課題】薄型でありながら、より電磁波吸収性に優れた電磁波吸収接着シートを提供することにある。【解決手段】本発明の一形態に係る電磁波吸収接着シートは、繊維層と、前記繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有し、前記繊維層の表面抵抗率が1×108Ω/sq.以下である電磁波吸収性の基材と、前記基材の前記第1樹脂層とは反対側の面に設けられた接着剤層とを具備する。このような電磁波吸収接着シートであれば、薄型でありながら、電磁波吸収性に優れるため、電磁波が電磁波吸収接着シートを反射せず、電磁波吸収接着シートに確実に吸収される。これにより、電磁波吸収接着シートが貼り付けられた電子部品の上方のみならず、電子部品の横にも電磁波が漏れにくくなる。【選択図】図1
Description
本発明は、電磁波吸収接着シートに関する。
従来、携帯電話、医療機器のように電磁波の影響を受けやすい電子部品、半導体素子等の発熱性電子部品、さらにはコンデンサ、コイル等の各種電子部品、またはこれらの電子部品を回路基板に実装された電子機器は、電磁波によるノイズの影響を抑制(軽減)するため、その表面に電磁波シールド用材が貼付されてきた。このような電磁波シールド用材として、軟磁性体が樹脂中に分散されたノイズ吸収シートが実用化されている。
また、電子機器内に実装された電子部品または電気配線の表面を被覆して電磁波を遮蔽する電磁波シールド用フィルムとしては、例えば、絶縁性材料からなる保護層(基材層)と、保護層の一方または双方の面に積層した金属層とを有するものが開発されている(例えば、特許文献1参照。)この電磁波シールド用フィルムによれば、金属層が反射損失により電磁波を反射することにより電磁波を遮断(遮蔽)する。しかし、電磁波は、金属層と電子部品との間で多重反射して、電子部品の側面にまで導波されると、該側面から漏れ出すおそれがある。
近年、電子機器から発生する電磁波を吸収する電磁波シールド材については、電子機器の小型化及び高性能化にともなって、薄型で、電磁波が反射されにくく、電磁波吸収性に優れたものが求められている。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、薄型でありながら、より電磁波吸収性に優れた電磁波吸収接着シートを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る電磁波吸収接着シートは、繊維層と、前記繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有し、前記繊維層の表面抵抗率が1×108Ω/sq.以下である電磁波吸収性の基材と、前記基材の前記第1樹脂層とは反対側の面に設けられた接着剤層とを具備する。
このような電磁波吸収接着シートであれば、薄型でありながら、電磁波吸収性に優れるため、電磁波が電磁波吸収接着シートを反射せず、電磁波吸収接着シートに確実に吸収される。これにより、電磁波吸収接着シートが貼り付けられた電子部品の上方のみならず、電子部品の横にも電磁波が漏れにくくなる。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記繊維層の表面抵抗率が1Ω/sq.以上であってもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記接着剤層の表面抵抗率が1×107Ω/sq.以上1×1016Ω/sq.以下でもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記基材は、軟磁性粒子を含有する第2樹脂層をさらに有してもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記接着剤層が軟磁性粒子を含有してもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記基材の前記繊維層とは反対側の前記第1樹脂層の表面における表面粗さRaが3μm以下であってもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記基材が複数積層されてもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記繊維層の厚みは、10μm以上200μm以下であってもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記第1樹脂層の厚みは、1μm以上20μm以下であってもよい。
上記の電磁波吸収接着シートにおいては、前記接着剤層の厚みは、1μm以上50μm以下であってもよい。
以上述べたように、本発明によれば、薄型でありながら、より電磁波吸収性に優れた電磁波吸収接着シートが提供される。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。各図面には、XYZ軸座標が導入される場合がある。ここで、Z軸方向は、電磁波吸収接着シートの厚み方向に対応し、X軸方向及びY軸方向は、Z軸方向に直交する方向である。また、同一の部材または同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その部材を説明した後には適宜説明を省略する場合がある。
[電磁波吸収接着シートの構成]
図1(a)は、本実施形態に係る電磁波吸収接着シートの概略断面図である。図1(b)は、本実施形態に係る電磁波吸収接着シートが電子部品に貼り付けられた状態の概略断面図である。図1(a)は、図1(b)に例示された電磁波吸収接着シート1Aが拡大された状態が示されている。
電磁波吸収接着シートについて鋭意検討された結果、薄型でありながら、電磁波が反射されにくく、電磁波吸収性に優れた電磁波吸収接着シート1Aが実現する。さらに、電磁波吸収接着シート1Aは、表面への印字性にも優れる。
例えば、図1(a)には、電磁波吸収接着シート1Aに剥離フィルム30が付された剥離フィルム30付き電磁波吸収接着シート1Aが例示されている。電磁波吸収接着シート1Aは、基材10と、接着剤層20とを具備する。基材10は、さらに、繊維層100と、樹脂層110(第1樹脂層)とを有する。電磁波吸収接着シート1Aの総厚みは、薄型化のため、200μm以下に調整されている。
電磁波吸収接着シート1Aの未使用時には、電磁波吸収接着シート1Aの保護を図るため、剥離フィルム30が電磁波吸収接着シート1Aに付される。使用時には、剥離フィルム30が電磁波吸収接着シート1Aから取り除かれる。
例えば、図1(b)には、剥離フィルム30が電磁波吸収接着シート1Aから取り除かれ、電磁波吸収接着シート1Aが接着剤層20によって電子部品50に貼り付けられた例が示されている。ここで、電子部品50は、例えば、半導体チップである。半導体チップが駆動すると、例えば、周波数900MHz以上5GHz以下の電磁波を放出する場合がある。この電磁波がノイズになる。なお、半導体チップの厚みは、特に限定されず、25μm以上400μm以下である。
ノイズは、電子部品50から直接放出されるに限らず、電子部品50を収容する筐体からも間接的に放出される場合がある。このような場合、電子部品50のみならず、電子部品50を収容する筐体にも電磁波吸収接着シート1Aを貼り付けることで、電磁波吸収接着シート1Aの効果が発揮される。
また、図1(b)に示すように、電子部品50の側面50wと、電磁波吸収接着シート1Aの側面1wとは、面一になっている。この理由は、ウェーハプロセスが完了したウェーハ状の基板に、ウェーハ状の基板と略同サイズの電磁波吸収接着シートを貼り付けた後、ダイサで基板を電磁波吸収接着シートとともに個片化するからである。
従って、電子部品50の側面50wは、電磁波吸収接着シート1Aによって被覆されないことになり、電子部品50においては、電磁波吸収接着シート1Aが貼り付けられる表面の他、電子部品50の側面50wからも、いかにして電磁波の漏れを抑えるかが重要な課題となる。
電磁波吸収接着シート1Aの各層について説明する。
繊維層100は、電磁波吸収性の繊維層であることが好ましい。繊維層100の表面抵抗率の上限は、好ましくは1×108Ω/sq.以下であり、より好ましくは1×107Ω/sq.以下であり、さらに好ましくは1×106Ω/sq.以下である。また、繊維層100の表面抵抗率の下限は、特に限定されることなく、好ましくは1Ω/sq.以上である。ここで、表面抵抗率は、シート抵抗とも呼ばれ、その単位「Ω/sq.」は、「Ω/□」に書き換えることができる。
繊維層100は、電磁波の吸収性能に優れる。すなわち、繊維層100が上記範囲の表面抵抗率を有することにより、電子部品50が電磁波を発したとしても、繊維層100によって電磁波が繊維層100内で電気に変換され、さらに繊維層100内で熱エネルギーに変換される。
繊維層100の表面抵抗率が1×108Ω/sq.よりも大きくなると、電磁波が繊維層100を透過し、繊維層100による電磁波の吸収性能(捕捉性能)が劣る場合がある。一方、繊維層100の表面抵抗率が1Ω/sq.未満になると、電磁波が繊維層100によって反射され、電磁波の吸収能が劣る場合がある。
繊維層100の厚みは、好ましくは10μm以上200μm以下であり、より好ましくは15μm以上100μm以下であり、さらに好ましくは20μm以上50μm以下である。繊維層100が上記範囲の厚みを有することにより、繊維層100が優れた電磁波吸収性を有する。
繊維層100の厚みが10μmよりも薄くなると、繊維層100の厚みが薄すぎて、繊維層100の電磁波吸収性が劣る場合がある。一方、繊維層100の厚みが200μmより厚くなると、電磁波吸収接着シート1Aの薄型化の要求を満たさない。
樹脂層110は、接着剤層20とは、反対側の繊維層100の表面に設けられる。樹脂層110は、接着剤層20側の繊維層100の表面にも設けられてもよい。
例えば、繊維層100とは反対側の樹脂層110の表面110dにおける表面粗さRaの上限は、特に限定されることなく、好ましくは3μm以下に調整される。樹脂層110が上記範囲の表面粗さRaを有することにより、樹脂層110は、優れた表面印字性を有する。ここで、表面印字とは、例えば、レーザ印字、熱転写印字等である。
樹脂層110の厚みは、好ましくは1μm以上20μm以下であり、より好ましくは5μm以上10μm以下である。樹脂層110が上記範囲の厚みを有することで、樹脂層110は、優れた印字性を有し、さらに、保護層として機能する。
樹脂層110の厚みが1μmよりも薄くなると、下地である繊維層100の表面凹凸の影響を受けて、樹脂層110が優れた印字性を示さなくなったり、保護層として機能しなくなったりする。一方、樹脂層110の厚みが20μmよりも厚くなると、電磁波吸収接着シート1Aの薄型化の要求を満たさない。
接着剤層20は、基材10の樹脂層110とは反対側の基材10の面に設けられる。接着剤層20の表面抵抗率の下限は、特に限定されることなく、好ましくは1×107Ω/sq.以上、より好ましくは1×1010Ω/sq.以上、さらに好ましくは1×1012Ω/sq.以上である。また、接着剤層20の表面抵抗率の上限は、特に限定されることなく、好ましくは1×1016Ω/sq.以下である。接着剤層20は、感圧接着剤層でもよく、硬化性接着剤層でもよい。
接着剤層20が上記範囲の表面抵抗率を有することにより、接着剤層20が絶縁性を維持し、接着剤層20が繊維層100の導電性に影響を与えず、繊維層100が電磁波吸収層として機能する。
接着剤層20の表面抵抗率が1×107Ω/sq.よりも小さくなると、繊維層100の導電率が見かけ上、高くなり、繊維層100が電磁波を反射する特性を示したり、接着剤層20が電磁波を反射する反射層となったりして、電磁波吸収接着シート1Aの電磁波吸収性能が損なわれる場合がある。繊維層100及び接着剤層20のいずれの層においても導電率が上記範囲を超えると、電磁波吸収接着シート1A内に渦電流が流れやすくなり、電磁が電磁波吸収接着シート1Aに吸収されず、電磁波吸収接着シート1Aから反射されやすくなる。
接着剤層20の厚みは、好ましくは1μm以上50μm以下であり、より好ましくは5μm以上40μm以下であり、さらに好ましくは10μm以上30μm以下である。
接着剤層20が上記範囲の厚みを有することにより、接着剤層20が優れた接着性と、電磁波吸収性とを有する。接着剤層20の厚みが1μmよりも薄い場合は、接着剤層20の接着力が著しく低下する場合がある。接着剤層20の厚みが50μmよりも厚くなると、繊維層100と電子部品50との間の距離が長くなり、繊維層100による電磁波吸収性能が低下したり、電磁波吸収接着シート1Aの薄型化の要求を満たさなかったりする。
このような電磁波吸収接着シート1Aによれば、電子部品50が発する電磁波が繊維層100によって効率よく吸収される。
電磁波吸収接着シート1Aを用いれば、電子部品50が発する電磁波は、電磁波吸収接着シート1Aと電子部品50との間で多重反射されず、電子部品50の側面50wから漏れにくく、且つ、電子部品50の上方にも漏れにくくなっている。すなわち、電子部品50の上のみならず、電子部品50の横に配置された他の部品は、電子部品50から発せられる電磁波の影響を受けにくくなる。
このように、電磁波吸収接着シート1Aは、総厚みが200μm以下という薄型の構成でありながら、電磁波の吸収性能に優れる。
また、電子部品50に電磁波吸収接着シート1Aを貼り付けておけば、電子部品50が外部からの電磁波の影響も受けにくくなり、電子部品50は、高い信頼性で駆動する。
また、電磁波吸収接着シート1Aは、繊維層100とは反対側に樹脂層110が配置されているため、表面印字性を有する。そのため、電磁波吸収接着シート1Aが電子部品50、筐体に貼り付けられることにより、製品や生産ロット等のワークや加工物に関する情報を視認可能に表示させることができる。
[電磁波吸収接着シートの変形例]
図2(a)〜図2(e)は、本実施形態に係る電磁波吸収接着シートの変形例の概略断面図である。
図2(a)に示す電磁波吸収接着シート1Bにおいては、基材10は、軟磁性粒子120mを含有する樹脂層120(第2樹脂層)をさらに有する。
図2(b)には、接着剤層20が軟磁性粒子20mを含有した電磁波吸収接着シート1Cが例示されている。
図2(c)には、基材10の繊維層100が軟磁性粒子100mを含有した電磁波吸収接着シート1Dが例示されている。
図2(d)には、基材10の樹脂層110が軟磁性粒子110mを含有した電磁波吸収接着シート1Eが例示されている。
軟磁性粒子120m、20m、100m、110mのそれぞれの含有量は、それぞれの層において、好ましくは50wt%以上、より好ましくは60wt%以上、さらに好ましくは70wt%以上に調整されている。
さらに、基材10は、図2(e)に示す電磁波吸収接着シート1Fのように、複数積層されよい。
このような構成であれば、電磁波吸収性能がさらに増加する。
また、電磁波吸収接着シート1B〜1Fの構成は、それぞれが独立した構成とは限らず、電磁波吸収接着シート1B〜1Fの少なくとも2つが複合してもよい。
また、電磁波吸収接着シート1B〜1Fを複合させた場合は、それぞれの層に含まれる軟磁性粒子の比透磁率は、必ずしも同じに調整する必要はなく、それぞれの比透磁率が変わった値でもよい。このような構成であれば、各層における電磁波の吸収帯域が異なるように設定でき、電磁波が広い周波数帯域で効率よく吸収されることになる。
[電磁波吸収接着シートの材料]
(繊維層)
繊維層100を構成する繊維としては、合成繊維が好ましく、具体例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂及びその誘導体、N6、N66、N612等のポリアミド系樹脂及びその誘導体、TPI等の熱可塑性ポリイミド樹脂及びその誘導体等、並びにこれらの組み合わせから形成された繊維があげられる。上記繊維は、本発明の電磁波吸収接着シートが適用される環境に応じて、適宜選択することができる。
上記繊維の繊維径は、繊維の強度、加工適性、電磁波吸収性の観点から、一般的には、50μm以下であることが好ましい。また、一方、繊維径の下限は、繊維の強度の観点から、通常、0.01μm以上であることが好ましく、0.05μm以上であることがより好ましい。繊維層100は、単層でも複数層でもよい。繊維層100が複数層の場合、例えば、繊維径が10μm以上50μm以下の層と、繊維径が0.01μm以上7μm以下の層の積層構成であることが好ましい。このように、繊維径の異なる積層構成とすることで、繊維の強度及び電磁波吸収性に優れ、かつ薄型の電磁波吸収接着シートを得ることができる。
繊維層100は、上述のように表面抵抗率が1×108Ω/sq.以下であることで、電磁波吸収性を有する。このような繊維層100としては、例えば、繊維層100の少なくとも一方の面に金属加工されたもの、繊維層100を構成する繊維に金属加工されたもの、繊維層100を構成する繊維に導電性ポリマーが付着しているもの等があげられる。
本発明において、「金属加工」は、金属を付着させることを意味し、具体的には、繊維層100の表面及び/または内部、繊維層100を構成する繊維の表面及び/または内部に金属を付着させることを意味する。処理方法は特に限定されないが、例えば、蒸着:EB蒸着、イオンプレーティング、イオンスパッタリング:高周波法、マグネトロン法、対抗ターゲット型マグネトロン法等)、化学的なメッキ法(無電解メッキ、電解メッキ等)等の物理的な金属蒸着法があげられる。
本発明において、「繊維層100を構成する繊維に導電性ポリマーが付着している」とは、繊維の表面及び/または内部に導電性ポリマーが存在することを意味する。処理方法は特に限定されないが、例えば、導電性ポリマーの溶液(例えば、ポリマーとドーパント等とが結合した重合体の微粒子が分散している導電性ポリマー分散水溶液、または導電性ポリマー溶液等)を用いて、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、バーコート法、Dip−Nip法等の物理的なコーティングを行う方法や、例えば、導電性ポリマーの前駆体であるモノマーを、酸化剤、酸化重合触媒等と共に繊維層100に含浸させ、重合を行う、酸化重合法等があげられる。
市販の基材10を用いる場合は、例えば、旭化成株式会社製「パルシャット(登録商標)」、阿波製紙株式会社製「CARMIX(登録商標)」が用いられる。
(樹脂層)
樹脂層としては、特に限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステルからなるポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、トリアセチルセルロース等のセルロースフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等の樹脂フィルム;これらの2種以上の積層体などをあげることができる。
(接着剤層)
接着剤層としては、粘着性または接着性を有する層があげられ、例えば、熱硬化性接着剤層や感圧接着剤層等があげられる。接着剤層は、粘着性または接着性を有する層を形成可能な接着剤を用いて形成することができる。前記接着剤に使用可能な接着樹脂としては、従来知られる樹脂を選択し使用することができ、例えば、熱硬化性樹脂、感圧接着性樹脂等を使用することができる。
感圧接着性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、及びこれらの混合物があげられる。
熱硬化性接着性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾオキサジン樹脂等、及びこれらの混合物があげられる。
接着剤層には、その効果を損なわない範囲内において、添加剤が含有されてもよい。添加剤は、公知のものでよく、目的に応じて任意に選択でき、特に限定されないが、好ましいものとしては、例えば、可塑剤、帯電防止剤、酸化防止剤、着色剤(染料、顔料)、ゲッタリング剤等があげられる。
(剥離フィルム)
剥離フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン酢ビフィルム、アイオノマー樹脂フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム等が用いられる。またこれらの架橋フィルムも用いられる。さらにこれらの積層フィルムであってもよい。
剥離フィルムとしては、フィルムの一方の表面に剥離処理を施したフィルムが好ましい。剥離処理に用いられる剥離剤としては、特に限定はないが、シリコーン系、フッ素系、アルキッド系、不飽和ポリエステル系、ポリオレフィン系、ワックス系等が用いられる。特にシリコーン系の剥離剤が低剥離力を実現しやすいので好ましい。剥離フィルムに用いるフィルムがポリオレフィンフィルムのようにそれ自身の表面張力が低く、接着剤層に対し低剥離力を示すものであれば、剥離処理を行わなくてもよい。
(軟磁性粒子)
軟磁性粒子としては、軟磁気特性を有する磁性材料の粉末であれば特に限定されず、合金系、酸化物系、アモルファス系などの種々の磁性材料の粉末が採用可能である。
合金系磁性材料としては、典型的には、センダスト(Fe−Si−Al合金)であるが、これ以外にも、パーマロイ(Fe−Ni合金)、珪素銅(Fe−Cu−Si合金)磁性ステンレス鋼などがあげられる。酸化物磁性材料としては、典型的には、フェライト(Fe2O3)があげられる。アモルファス系磁性材料としては、典型的には、遷移金属−半金属系アモルファス材料、より具体的には、Fe−Si−B系、Co−Fe−Si−B系などがあげられる。磁性材料の種類は、電磁波吸収を目的として、対象とする電磁波の周波数特性等に応じて適宜選択可能であり、中でも、センダスト等の高透磁率特性を有する磁性材料が比較的広い周波数帯域をカバーできる点で好ましい。
軟磁性粒子の粉末形態も特に限定されず、球状、針状の他、鱗片状やフレーク状を含む扁平状等のものが用いられ、中でも、扁平状のものが好ましい。特に、これら扁平状の磁性粉末が層の平面方向と平行に配向され、かつ、層の厚み方向に多層に重なり合うように分散されているものがより好ましい。
この場合、軟磁性粒子の平均粒子径は、その扁平率や平均厚みに応じて任意に設定され、例えば、100nm以上100μm以下の範囲とされる。軟磁性粒子にナノフェライト粒子が用いられる場合、その粒径の下限は、100nm、好ましくは、1μmである。ここで、扁平率とは、軟磁性粒子の平均粒子径(平均長さ)をその平均厚みで除したアスペクト比として算出される。軟磁性粒子の平均粒子径、扁平率、平均厚みなどを調整することにより、軟磁性粒子による反磁界の影響を小さくして、軟磁性粒子の透磁率を向上させることができる。
なお本明細書における軟磁性粒子の平均粒子径の測定には、島津製作所のレーザ回折式粒子径分布測定装置(SALD-2300)を測定装置とし、サイクロン噴射型乾式測定ユニット(SALD-DS5)を使用して、乾式法によって測定する。
[電磁ノイズ計測]
実施例及び比較例に係る電磁波吸収接着シートの電磁波吸収特性については、IEC62333規格に準拠したマイクロストリップライン法に従って測定した。具体的にはマイクロストリップライン上に、10cm×5.5cmの大きさに切り出した試料を載置し、かかる試料の上から500gの荷重をかけた。次いで、マイクロストリップライン上に、ネットワークアナライザ(アンリツ株式会社製、商品名:37269B)より0.1GHz〜6.0GHzの高周波信号を入射し、Sパラメータを測定した。測定された、試料の積載位置からの反射量:S11(dB)及び透過量:S21(dB)を用いて、下記式(A)より伝送減衰率[Rtp]を算出した。
[実施例1]
(電磁波吸収接着シートの作製)
まず、剥離フィルム(SP−PET381031、リンテック社製、38μm)に、アクリル系感圧接着剤を、乾燥後の厚みが25μmとなるようにナイフコータで塗工し、その後、乾燥して剥離フィルム上に接着剤層を作製した。接着剤層の表面抵抗率は、2.9×1014Ω/sq.である。
次に、電磁波吸収性の繊維層(厚さ:約40μm)と、繊維層の表面に設けられた第1樹脂層(厚さ:約8μm)とを有する基材(パルシャット(登録商標)AS030K、50μm厚、旭化成株式会社)の繊維層と、接着剤層とを貼り合せ、電磁波吸収接着シートを作製した。パルシャットの繊維層の表面抵抗率は、4.3×105Ω/sq.である。
[実施例2]
軟磁性粒子(山陽特殊製鋼社製、「FME3DH」、平均粒子径:37μm)を50wt%含有するアクリル系感圧接着剤を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電磁波吸収接着シートを作製した。
[実施例3]
電磁波吸収性の繊維層と、繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有する基材(パルシャット(登録商標)AS030K、50μm厚、旭化成株式会社)を2枚用意し、各々の繊維層と第1樹脂層を、ドライラミ材を用いて貼り合わせた。次いで、実施例1と同様にして繊維層と、接着剤層とを貼り合せ、電磁波吸収接着シートを作製した。
[実施例4]
電磁波吸収性の繊維層と、前記繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有する基材(パルシャット(登録商標)AS030K、50μm厚、旭化成株式会社)に、第2樹脂層として、シリコーンゴムに軟磁性材を分散させた樹脂層(バスタレイド(登録商標)(品番FG1(50)、50μm厚、株式会社トーキン)を、ドライラミ材を用いて貼り合わせた。次いで、第2樹脂層と、接着剤層とを、実施例1と同様にして貼り合せ、電磁波吸収接着シートを作製した。
[比較例1]
電磁波吸収性の繊維層と、繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有する基材(パルシャット(登録商標)AS030K、50μm厚、旭化成株式会社)の第1樹脂層と、接着剤層を貼り合せたこと以外は、実施例1と同様にして電磁波吸収接着シートを作製した。
[比較例2]
基材として、シリコーンゴムに軟磁性材を分散させた樹脂シート(バスタレイド(登録商標)(品番FG1(50)、50μm厚、株式会社トーキン)に変更したこと以外は、実施例1と同様にして電磁波吸収接着シートを作製した。
図3(a)は、実施例1〜4における電磁波の周波数と電磁波の伝送減衰率Rtpとの関係を表すグラフ図である。図3(b)は、比較例2における電磁波の周波数と電磁波の伝送減衰率Rtpとの関係を表すグラフ図である。これらの図では、伝送減衰率Rtpが高くなるほど、電磁ノイズが電磁波吸収接着シートに吸収されていることを意味する。
図3(a)に示すように、実施例1〜4の電磁波吸収接着シートを用いた場合は、周波数が0Hzから2GHzまでにおいては、伝送減衰率Rtpが徐々に増加している。また、実施例1〜4では、周波数が2GHzから6GHzまでにおいては、伝送減衰率Rtpが10以上50以下になっている。特に、実施例1では、周波数が2GHzから6GHzまでにおいて、伝送減衰率Rtpが15以上となった。さらに、実施例2では、伝送減衰率Rtpが実施例1よりもさらに高くなっている。
従って、優れた電磁波吸収性を得るには、上記の測定方法で測定した伝送減衰率Rtp値として、周波数が2GHz〜6GHzの領域において、10以上であることが好ましく、15以上であることがより好ましいことが分かる。
これに対して、比較例2の電磁波吸収接着シートでは、周波数が0Hzから3GHzまでにおいては、Rtpが0に漸近し、周波数が4GHzから6GHzまでにおいては、Rtpが増加するものの、実施例1〜4に比べて低い値になっている。
表1は、実施例及び比較例の評価をまとめた表である。
[表面粗さRa]
基材の接着剤層が設けられた面とは反対側の面の表面粗さRa、は、接触式表面粗さ計(ミツトヨ社製、製品名「SV3000S4」)を用いて、JIS B 0601−2001に準拠して測定した。
基材の接着剤層が設けられた面とは反対側の面の表面粗さRa、は、接触式表面粗さ計(ミツトヨ社製、製品名「SV3000S4」)を用いて、JIS B 0601−2001に準拠して測定した。
[表面抵抗率]
低抵抗率計(三菱化学アナリテック社製、装置名:ロレスタAX MCP−T370)により、25℃50%RHの環境下で、繊維層の表面抵抗率及び接着剤層の表面抵抗率(Ω/□)を測定した。
低抵抗率計(三菱化学アナリテック社製、装置名:ロレスタAX MCP−T370)により、25℃50%RHの環境下で、繊維層の表面抵抗率及び接着剤層の表面抵抗率(Ω/□)を測定した。
[電磁波吸収性評価]
電磁波の周波数が2GHz〜6GHzの領域において、伝送減衰率Rtp値が10以上の場合を「○」とし、Rtp値が10未満の場合を「×」としている。
電磁波の周波数が2GHz〜6GHzの領域において、伝送減衰率Rtp値が10以上の場合を「○」とし、Rtp値が10未満の場合を「×」としている。
[印刷性]
電磁波吸収接着シートにレーザ印字を行い、目視によって文字の視認性を確認する方法を用いた。文字が視認できる、を「○」、文字が視認できない、を「×」とした。
電磁波吸収接着シートにレーザ印字を行い、目視によって文字の視認性を確認する方法を用いた。文字が視認できる、を「○」、文字が視認できない、を「×」とした。
表1に示すように、比較例1では、電波吸収性は、「○」となったが、表面粗さが4.4μmとなり、印刷性は、「×」となった。比較例2では、電波吸収性が「×」であるともに、表面粗さが3.3μmとなって印刷性も「×」となった。これに対して、実施例1〜4では、電波吸収性はいずれも「○」であり、さらに、表面粗さが1.8μmとなって印刷性はいずれも「○」となった。このように、実施例1〜4では、優れた電波吸収性及び印刷性を示した。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。各実施形態は、独立の形態とは限らず、技術的に可能な限り複合することができる。
1A、1B、1C、1D、1E、1F…電磁波吸収接着シート
1w、50w…側面
10…基材
20…接着剤層
20m、100m、110m、120m…軟磁性粒子
30…剥離フィルム
50…電子部品
100…繊維層
110、120…樹脂層
110d…表面
1w、50w…側面
10…基材
20…接着剤層
20m、100m、110m、120m…軟磁性粒子
30…剥離フィルム
50…電子部品
100…繊維層
110、120…樹脂層
110d…表面
Claims (10)
- 繊維層と、前記繊維層の表面に設けられた第1樹脂層とを有し、前記繊維層の表面抵抗率が1×108Ω/sq.以下である電磁波吸収性の基材と、
前記基材の前記第1樹脂層とは反対側の面に設けられた接着剤層と
を具備する電磁波吸収接着シート。 - 請求項1に記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記繊維層の表面抵抗率が1Ω/sq.以上である
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1または2に記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記接着剤層の表面抵抗率が1×107Ω/sq.以上1×1016Ω/sq.以下である
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記基材は、軟磁性粒子を含有する第2樹脂層をさらに有する
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記接着剤層が軟磁性粒子を含有する
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記基材の前記繊維層とは反対側の前記第1樹脂層の表面における表面粗さRaが3μm以下である
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記基材が複数積層された
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜7のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記繊維層の厚みは、10μm以上200μm以下である
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜8のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記第1樹脂層の厚みは、1μm以上20μm以下である
電磁波吸収接着シート。 - 請求項1〜9のいずれか1つに記載された電磁波吸収接着シートであって、
前記接着剤層の厚みは、1μm以上50μm以下である
電磁波吸収接着シート。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021234478A1 (en) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | 3M Innovative Properties Company | Multilayer tape including plurality of magnetic metal particles and electronic assembly including the same |
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-
2018
- 2018-07-17 JP JP2018134037A patent/JP2020013848A/ja active Pending
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