JP2020013237A - 商取引仲介システム - Google Patents

商取引仲介システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020013237A
JP2020013237A JP2018133865A JP2018133865A JP2020013237A JP 2020013237 A JP2020013237 A JP 2020013237A JP 2018133865 A JP2018133865 A JP 2018133865A JP 2018133865 A JP2018133865 A JP 2018133865A JP 2020013237 A JP2020013237 A JP 2020013237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seller
information
buyer
expert
answer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018133865A
Other languages
English (en)
Inventor
憲一郎 木村
Kenichiro Kimura
憲一郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isell Co Ltd
Original Assignee
Isell Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isell Co Ltd filed Critical Isell Co Ltd
Priority to JP2018133865A priority Critical patent/JP2020013237A/ja
Publication of JP2020013237A publication Critical patent/JP2020013237A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】買主が専門家に対して容易に相談を行うことができると共に、専門家から購買をサポートする専門的な回答を確実に得ることができることでより納得した形で商品やサービスを提供する売主を選択することができ、買主と売主との両者にとって利便性が高く、信頼性が高い商取引仲介システムの提供を課題とする。【解決手段】売主端末20と買主端末30と専門家端末40とサーバ50を備え、サーバ50は、売主情報登録手段と買主情報登録手段と専門家情報登録手段とインターネットサイト60を備えると共に、買主3がインターネットサイト60に表示される売主情報を閲覧して売主2を選択すると共に連絡を行うことができる連絡手段と、専門家情報登録手段に登録される専門家情報を提供する専門家4に対して買主3が相談を行い、専門家4から回答を得ることができる質問回答手段を更に備える商取引仲介システムである。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の売主と、複数の買主とのマッチングを行う商取引仲介システムに関する。
近年、情報技術の発展により、携帯電話などの情報端末を介して、様々な商品やサービスの提供情報、購入情報のやり取りが行われている。
このような従来技術を示すものとして、下記特許文献1がある。
特許第4562205号公報
上記特許文献1は、取引情報の仲介システムおよび仲介装置に関する発明で、買手側たる第1のユーザの端末の購入指標に応じて適格な商品またはサービス情報を売手側である第2のユーザの端末から提供できることで、より売手側と買手側とに適格な商取引の情報を提供することができるメリットがある。
しかし、このような従来の取引情報の仲介システムにおいては、買主は、複数存在する売主の中から、自らの判断だけに基づいて購入を検討する売主を決定しなければならず、売主の選択を行う際に、専門家に相談を行いたい場合には、別途自ら専門家を探して相談を行わなければならないという問題があった。つまり、買主が、購入を検討する商品やサービスを提供する売主を決定する場合において、専門家への相談を気軽に行うことができると共に、専門家からの回答を確実に得ることができるようなシステムが、取引情報の仲介システムの分野においては存在しないという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、複数の売主と、複数の買主とのマッチングを行う商取引仲介システムにおいて、買主が、専門家に対して容易に相談を行うことができると共に、専門家から回答を確実に得ることができることで、より納得した形で商品やサービスを提供する売主を選択することができ、また買主と売主との両者にとって利便性が高く、信頼性が高い商取引仲介システムの提供を課題とする。
上記課題を達成するため、本発明の商取引仲介システムは、電気通信回線を介して、商品やサービスの提供を希望する複数の売主と、商品やサービスの購入を希望する複数の買主とのマッチングを行う、商取引仲介システムであって、売主に関する売主情報を提供する売主端末と、買主に関する買主情報を提供する買主端末と、専門家に関する専門家情報を提供する専門家端末と、前記売主端末と前記買主端末と前記専門家端末との間の情報のやり取りを仲介する管理装置とを備え、前記管理装置は、前記売主情報を登録する売主情報登録手段と、前記買主情報を登録する買主情報登録手段と、前記専門家情報を登録する専門家情報登録手段と、前記売主情報登録手段に登録された売主情報と、前記専門家情報登録手段に登録された専門家情報とを表示するサイトとを備えると共に、買主が前記サイトに表示される売主情報を閲覧して、商談相手となる売主を選択すると共に、選択した売主に対する連絡を行うことができる連絡手段と、専門家情報登録手段に登録される専門家情報を提供する専門家に対して、買主が相談を行い、専門家から回答を得ることができる相談回答手段とをさらに備えることを第1の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第1の特徴に加えて、相談回答手段は、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理と、売主情報に関連することのない相談に対する回答を得ることができる売主情報非関連相談解決処理とを備え、前記売主情報関連相談解決処理は、買主に対して、予め回答を希望する専門家の属性の選択を促す属性選択処理と、前記属性選択処理で選択された属性に該当する専門家に対して、買主から相談があったことの通知を行う通知処理と、買主に対する回答を選択する回答選択処理とを備えることを第2の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第2の特徴に加えて、回答選択処理は、規定数を超える回答があった場合において、回答までに要した時間を基準とすると共に、回答までに要した時間が短い回答から、規定数を満たすまで、回答を選択することを第3の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第2又は第3の特徴に加えて、通知処理が行われた場合には、管理装置が、サイトに表示される売主情報に、前記通知処理が行われたことを示す目印を表示することを第4の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第2〜第4の何れか1項の特徴に加えて、売主情報関連相談解決処理において、専門家から回答があった場合には、サイトに表示される売主情報に、専門家から回答があったことを示す目印を表示することを第5の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、連絡手段は、売主が提供する売主情報に対して、買主が商談の申込みを行うための商談申込み連絡手段と、売主が提供する売主情報に対して、買主が質問の申込みを行うための質問申込み連絡手段とを備えることを第6の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第6の特徴に加えて、管理装置は、売主に対して課金を行う課金手段を備えると共に、前記課金手段は、売主情報登録手段に売主情報を登録する際に課金を行う登録時課金処理と、商談申込み連絡手段を介して、買主から売主へ商談の申込みがあった際に課金を行う商談申込み時課金処理とを備え、且つ前記登録時課金処理は、売主に対して、売主情報登録手段に登録する売主情報の量に関わらず、予め定める一定料金の課金を行い、前記商談申込み時課金処理は、売主に対して、予め定める一定料金の単価に、商談申込み数を掛けて算出される料金の課金を行うことを第7の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第1〜第7の何れか1つの特徴に加えて、買主情報登録手段に登録される買主情報の量と内容との少なくとも一方によって、買主がサイトで閲覧できる売主情報を決定する閲覧情報決定手段を備えることを第8の特徴としている。
また本発明の商取引仲介システムは、上記第1〜第8の何れか1つの特徴に加えて、専門家情報は、専門家が寄稿するコラムを含むことを第9の特徴としている。
上記第1の特徴による商取引仲介システムによれば、電気通信回線を介して、商品やサービスの提供を希望する複数の売主と、商品やサービスの購入を希望する複数の買主とのマッチングを行う、商取引仲介システムであって、売主に関する売主情報を提供する売主端末と、買主に関する買主情報を提供する買主端末と、専門家に関する専門家情報を提供する専門家端末と、前記売主端末と前記買主端末と前記専門家端末との間の情報のやり取りを仲介する管理装置とを備え、前記管理装置は、前記売主情報を登録する売主情報登録手段と、前記買主情報を登録する買主情報登録手段と、前記専門家情報を登録する専門家情報登録手段と、前記売主情報登録手段に登録された売主情報と、前記専門家情報登録手段に登録された専門家情報とを表示するサイトとを備えると共に、買主が前記サイトに表示される売主情報を閲覧して、商談相手となる売主を選択すると共に、選択した売主に対する連絡を行うことができる連絡手段と、専門家情報登録手段に登録される専門家情報を提供する専門家に対して、買主が相談を行い、専門家から回答を得ることができる相談回答手段とをさらに備えることから、
連絡手段により、買主が商談相手となる売主に迅速に連絡をとることができる。また相談回答手段により、買主が専門家に気軽に相談を行うことができると共に、専門家の回答を確実に得ることができる。よって買主が、より納得した形で商品やサービスを提供する売主を探すことができる。また買主が、自ら専門家を探す手間を省けると共に、専門家にとっては、顧客を探すきっかけとして利用可能な商取引仲介システムとすることができる。従って買主と売主にとって利便性が高く、信頼性が高いシステムであることに加えて、専門家にとっても有益な商取引仲介システムとすることができる。
また上記第2の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第1の特徴による作用効果に加えて、相談回答手段は、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理と、売主情報に関連することのない相談に対する回答を得ることができる売主情報非関連相談解決処理とを備え、前記売主情報関連相談解決処理は、買主に対して、予め回答を希望する専門家の属性の選択を促す属性選択処理と、前記属性選択処理で選択された属性に該当する専門家に対して、買主から相談があったことの通知を行う通知処理と、買主に対する回答を選択する回答選択処理とを備えることから、
売主情報関連相談解決処理において、属性選択処理と通知処理とを備える構成とすることで、買主からの相談に対して回答が要請される専門家が属する分野を予め効果的に絞った形で、買主から相談があったことを専門家に知らせることができる。よって買主から相談があった場合に、専門家への通知を効率的に行うことができる。また回答選択処理を備えることで、専門家から回答があった場合でも、買主に対する回答を選択することができ、買主にとっては、やみくもに専門家からの回答を得るのではなく、取捨選択された専門家からの回答をより効率的に利用することが可能となる。また回答が何らかの形で選択されることから、買主からの相談に対する回答に対して、より真摯な態度で臨むことを専門家に促すことができ、専門家からより真摯な回答を得ることが可能な商取引仲介システムとすることができる。
また上記第3の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第2の特徴による作用効果に加えて、回答選択処理は、規定数を超える回答があった場合において、回答までに要した時間を基準とすると共に、回答までに要した時間が短い回答から、規定数を満たすまで、回答を選択することから、
特に、買主の相談に対して回答を行おうとする専門家が複数人いる場合には、買主の相談への回答作成に関し、いわば競走意識を芽生えさせることが可能となる。よって回答を得るまでの時間の短縮化を図ることができる商取引仲介システムとすることができる。
また上記第4の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第2又は第3の特徴による作用効果に加えて、通知処理が行われた場合には、管理装置が、サイトに表示される売主情報に、前記通知処理が行われたことを示す目印を表示することから、
売主情報に関連する相談が買主からあったことが、サイト利用者全員に視認できる形となる。よって複数の買主に対して、相談があった売主情報については、他の買主が閲覧を行った上で関心を示したことを知らせることができる。よって買主間での売主情報の閲覧を活性化させることができ、システム全体の活性化を効果的に図ることができる。
また上記第5の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第2〜第4の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、売主情報関連相談解決処理において、専門家から回答があった場合には、サイトに表示される売主情報に、専門家から回答があったことを示す目印を表示することから、
買主からの相談に対して回答を行うことが可能な属性に属する専門家に対して、他の専門家が買主に対する回答を行ったことを示すことができる。よって複数の専門家の間で、いわば競争意識を芽生えさせることができ、回答を得るまでの時間の短縮化と、回答内容の質の向上とを一段と図ることができる商取引仲介システムとすることができる。
また上記第6の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第1〜第5の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、連絡手段は、売主が提供する売主情報に対して、買主が商談の申込みを行うための商談申込み連絡手段と、売主が提供する売主情報に対して、買主が質問の申込みを行うための質問申込み連絡手段とを備えることから、
買主の売主に対する質問を明確化できると共に、売主に対して買主の関心度を客観的に示すことが可能な商取引仲介システムとすることができる。
また上記第7の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第6の特徴による作用効果に加えて、管理装置は、売主に対して課金を行う課金手段を備えると共に、前記課金手段は、売主情報登録手段に売主情報を登録する際に課金を行う登録時課金処理と、商談申込み連絡手段を介して、買主から売主へ商談の申込みがあった際に課金を行う商談申込み時課金処理とを備え、且つ前記登録時課金処理は、売主に対して、売主情報登録手段に登録する売主情報の量に関わらず、予め定める一定料金の課金を行い、前記商談申込み時課金処理は、売主に対して、予め定める一定料金の単価に、商談申込み数を掛けて算出される料金の課金を行うことから、
課金手段を備えることで、システム運営会社が効果的に収入を得ることができる商取引仲介システムとすることができる。また登録時課金処理を備えることで、売主の登録段階において、商品やサービスの提供意欲の高い売主を選別することができる。よって買主にとって魅力的な商取引仲介システムとすることができる。更に商談申込み時課金処理を備えることで、売主に対して、商談の成立を真に望む情報を選りすぐって登録することを促すことが可能となる。よって買主が高品質な情報を得ることができ、買主にとって一段と魅力的で、一段と利便性の高い商取引仲介システムとすることができる。
また上記第8の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第1〜第7の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、買主情報登録手段に登録される買主情報の量と内容との少なくとも一方によって、買主がサイトで閲覧できる売主情報を決定する閲覧情報決定手段を備えることから、
買主にとって一段と利便性の高い商取引仲介システムとすることができる。
また上記第9の特徴による商取引仲介システムによれば、上記第1〜第8の何れか1つの特徴による作用効果に加えて、専門家情報は、専門家が寄稿するコラムを含むことから、
買主、売主にとって、専門家が発する情報を参考にすることができ、買主と売主との両者にとって一段と利便性が高い商取引仲介システムとすることができる。
本発明の実施形態に係る商取引仲介システムのシステム構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおける売主登録処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおける買主登録処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおける専門家登録処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、売主が物件を登録する処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が売主に対する連絡を行う際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が売主に対する連絡を行う際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が専門家に相談をする際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が専門家に相談をする際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が専門家に相談をする際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、専門家がコラムを投稿する際の流れを示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、売主と買主とが会員登録する際に利用する画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、専門家が会員登録する際に利用する画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る商取引仲介システムにおいて、買主が会員登録する際に利用する画面を示す図である。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態に係る商取引仲介システムを説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は特許請求の範囲に記載の本発明を限定するものではない。
本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1は、電気通信回線を介して、商品やサービスの提供を希望する複数の売主2と、商品やサービスの購入を希望する複数の買主3とのマッチングを行うシステムである。更に、買主3が、購入を検討する商品やサービスを決定する場合や、前記商品やサービスを提供する売主2を決定する場合において、専門家4への相談を気軽に行うことができると共に、専門家4からの回答を確実に得ることができるシステムである。言い換えれば、買主3にとって、購入をサポートする回答を専門家4から得ることができることで、売主2と買主3との商取引仲介を専門家4がサポートするシステムである。
なお、以下においては、売主2が提供する商品が、不動産投資の対象となる一棟物件であるものとして、以下の説明を行うものとする。
この商取引仲介システム1は、図1に示すように、電気通信回線10と、売主端末20と、買主端末30と、専門家端末40と、サーバ50と、インターネットサイト60とで構成される。
なお、商取引仲介システム1においては、売主端末20と、買主端末30と、専門家端末40とは、それぞれ複数存在するものであるが、図1においては説明の便宜上、それぞれを代表する1台のみを図示するものとする。
前記電気通信回線10は、いわゆるインターネット接続網であり、売主端末20と、買主端末30と、専門家端末40との間で各種情報のやり取りを可能とするための回線である。
前記売主端末20は、一棟物件の提供を希望する売主2が操作する端末で、主として電気通信回線10を介して接続されるサーバ50との間で売主に関する売主情報データや、その他の各種データを送受信する。
また売主端末20としては、例えばパーソナルコンピュータ、移動体通信端末(例えば携帯電話)等、電気通信回線10と接続可能な各種端末を用いることができる。
この売主端末20は図2(a)に示すように、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25とで構成される。
前記制御部21は、CPU(Central Processing Unit)からなり、記憶部22に格納されているOS(Operating System)や各種プログラムに基づき、本システムの制御や各種処理の指示を行うためのものである。
前記記憶部22は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含み、制御部21が各部を制御するための制御プログラムや各種データ等を記憶するためのものである。
前記通信部23は、電気通信回線10を介してサーバ50との間で各種データの送受信や各種処理コマンドの送信を行う機能やセキュリティ機能を売主端末20に付与するためのものである。
前記表示部24は、主として、売主端末20で入出力を行う各種データや、サーバ50との間で送受信する各種データを表示するためのもので、LCD(Liquid Crystal Display)等からなるディスプレイと、これを駆動するためのディスプレイ駆動回路を備える。このディスプレイ駆動回路は、売主端末20が受信した信号データに基づいてディスプレイを駆動する。これによってディスプレイに画像データや文字データ等の各種情報が表示される。なお、表示されるデータは、画像データ、文字データ、音声データ、動画データ等、如何なる形式のデータであってもよい。
前記操作部25は、売主端末20の各種操作や各種指示を行うためのもので、例えばタッチパネルや操作ボタン等で形成される。
売主20が提供する売主情報データは、この売主端末20を用いて電気通信回線10を介してサーバ50に送信されて記憶される。
なお、ここで「売主情報データ」とは、売主が提供(販売)を希望する商品である一棟物件に関する情報をはじめ、売主の氏名など売主自身に関連する情報、サーバ50によって売主に個別に割り当てられるID(IDENTITY DOCUMENT)やログインパスワードなどを含むものである。また、そのデータ形式は、静止画像、動画、音声、音楽等、電子データとして買主端末30、専門家端末40が受け取って、表示・再生可能なデータ全てを含む概念である。
また「一棟物件に関する情報」とは、例えば販売価格、所在地、利回り、沿線交通、築年月、土地権利、土地面積、取引形態など、買主が不動産投資対象となる一棟物件を選別する場合に有益な情報全てを含むものである。
またサーバ50に送信された一棟物件に関する情報は、インターネットサイト60に備える一棟物件を紹介するページに表示されて閲覧可能となる。
前記買主端末30は、一棟物件の購入を希望する買主3が操作する移動体通信端末(例えば、携帯電話)で、主として電気通信回線10を介して接続されるサーバ50との間で買主3に関する買主情報データや、その他の各種データを送受信する。
なお、ここで「買主情報データ」とは、買主3の氏名など、買主自身に関連する情報、サーバ50によって買主に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなどを含むものである。また、そのデータ形式は、静止画像、動画、音声、音楽等、電子データとして売主端末20、専門家端末40が受け取って、表示・再生可能なデータ全てを含む概念である。
また本実施形態においては、買主端末30として移動体通信端末(例えば、携帯電話)を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えばパーソナルコンピュータ等、電気通信回線10と接続可能な他の各種端末を用いる構成としてもよい。
この買主端末30は図2(b)に示すように、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35とで構成される。
前記制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、操作部35の主たる機能や構成は、既述した売主端末20の制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25と同一のものであることから、詳細な説明は省略するものとする。
買主3が提供する買主情報データは、この買主端末30を用いて電気通信回線10を介してサーバ50に送信されて記憶される。
前記専門家端末40は、主として、インターネットサイト60を介して買主3が発する相談に対する回答を行うための専門的知識や専門的資格を所有する者が操作する移動体通信端末(例えば携帯電話)で、主として電気通信回線10を介して接続されるサーバ50との間で専門家に関する専門家情報データや、その他の各種データを送受信する。
なお、ここで「専門的知識」とは、法律に関する専門的知識、税に関する専門的知識、各種届出に関する専門的知識、土地・建物に関する専門的知識など、一棟物件の売買、保守などに関わるものであれば、如何なる分野の知識も含む概念である。また「専門的資格」とは、弁護士、税理士、司法書士などの国家資格だけを意味するものではなく、各種民間機関が付与する資格も含む概念である。
更に「専門家情報データ」とは、専門家4の氏名など、専門家自身に関連する情報、サーバ50によって専門家4に個別に割り当てられるIDやログインパスワードなどの情報、専門家4が寄稿するコラムなどを含む概念である。また、そのデータ形式は、静止画像、動画、音声、音楽等、電子データとして売主端末20、買主端末30が受け取って、表示・再生可能なデータ全てを含む概念である。
また本実施形態においては、専門家端末40として移動体通信端末(例えば携帯電話)を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えばパーソナルコンピュータ等、電気通信回線10と接続可能な他の各種端末を用いる構成としてもよい。
この専門家端末40は、図3(a)に示すように、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、操作部45とで構成される。
前記制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、操作部45の主たる機能や構成は、既述した売主端末20の制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25と同一のものであることから、以下詳細な説明は省略するものとする。
専門家4が作成した専門家情報データは、この専門家端末40を用いて電気通信回線10を介してサーバ50に送信されて記憶される。
また、サーバ50に送信された専門家情報は、インターネットサイト60に備える専門家4を表示するページに表示されて閲覧可能となる。本実施形態においては図示していないが、専門家4を表示するページとして、属性毎に複数人の専門家4を一覧表示する一覧ページと、専門家を個別に表示する個人ページとの二種類のページを備える構成としてある。なお、ここで「属性」とは、専門家4が有する専門的知識や専門的資格の分野を意味するものである。また専門家4を表示するページは上記構成に限るものではなく、適宜変更可能である。
前記サーバ50は、本商取引仲介システム1の運営者が管理するサーバで、商取引仲介システム1を管理、運営する管理装置として機能するものである。より具体的には、主として、売主端末20と買主端末30と専門家端末40との間の情報のやり取りを仲介する機能を果たすものである。このサーバ50は、図3(b)に示すように、主として制御部51と、記憶部52と、通信部53とで構成される。
なお、ここで「運営者が管理する」とは、運営者が直接的に管理する場合と、運営者が間接的に管理する場合の両方を含む概念である。より具体的には、運営者が自ら所有するサーバ50で本システムを管理、運用する場合と、第三者が所有するサーバ50を用いて本システムを管理、運用する場合の両方を含む概念である。
前記制御部51は、商取引仲介システム1を運営、管理するプログラムを保有すると共に、本システムを運営、管理するための所定の処理を行う機能を有するものである。
本実施形態においては、制御部51は、主に以下の処理を行う。より具体的には、以下の処理を行うための各種コマンドを実行する。
本システムを機能させるためのインターネットサイト60を管理、運営する処理と、売主に関する売主情報を登録する処理と、買主に関する買主情報を登録する処理と、専門家に関する専門家情報を登録する処理と、売主情報、買主情報、専門家情報をインターネットサイト60に表示させる処理である。
また買主3が、インターネットサイト60に表示される売主情報を閲覧して、商談相手となる売主2を選択する選択処理と、選択処理で選択した売主2に対して、買主3が連絡を行う連絡処理である。より具体的には、連絡処理として、売主2が提供する売主情報に対して、買主3が商談の申込みを行うための商談申込み連絡処理と、売主2が提供する売主情報に対して、買主3が単なる質問の申込みを行うための質問申込み連絡処理とである。
またインターネットサイト60を介して、買主3が専門家4に対して相談を行うと共に、専門家4から買主3が回答を得る相談回答処理である。本実施形態においては、相談回答処理として、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理と、売主情報に関連することのない相談に対する回答を得ることができる売主情報非関連相談解決処理とを備える構成としてある。
また買主情報登録処理によって登録される買主情報の量と内容の少なくとも一方によって、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる売主情報を決定する閲覧情報決定処理である。なお本実施形態においては、買主3が登録する買主情報の量によって買主3の階級分け(ランク分け)を行い、登録する買主情報の量が多いほど、インターネットサイト60で買主3が閲覧できる一棟物件の数が多くなる構成としてある。
更に専門家4が寄稿するコラムをインターネットサイト60上で表示する処理である。
また制御部51は、売主情報を登録する処理を行う際に、売主2に対して課金を行う登録時課金処理と、商談申込み連絡処理を介して、買主3から売主2へ商談の申込みがあった際に課金を行う商談申込み時課金処理とを行う。より具体的には、登録時課金処理においては、売主2に対して、売主情報登録手段に登録する売主情報の量に関わらず、予め定める一定料金の課金を行う。また、商談申込み時課金処理においては、売主2に対して、予め定める一定料金の単価に、商談申込み数を掛けて算出される料金の課金を行う。
また制御部51は、相談回答処理のうち、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理を行う場合には、買主3に対して、予め回答を希望する専門家4の属性の選択を促す属性選択処理と、属性選択処理で選択された属性に該当する専門家4に対して買主3から相談があったことの通知を行う相談通知処理と、専門家4から回答があったことの通知を行う売主情報関連相談回答通知処理とを行う。更に複数の回答があった場合において、買主3に対する回答を選択する回答選択処理を行う。
なお本実施形態においては、回答選択処理において、制御部51は、通知処理が行われてから、複数の専門家4のうち、回答を行った専門家4が回答を行うまでに要した時間を計測する処理を行う。また計測した時間を基に、回答に要した時間が短いほど上位となるように順位づけを行う処理を実行する。この際、計測した時間と、順位とに対応する識別番号を作成、これらの識別番号と、専門家4に固有の識別番号とを紐付けて記憶部52に記憶させる。
また相談通知処理が行われた場合においては、インターネットサイト60に表示される売主情報に、相談通知処理が行われたことを示す目印を表示する処理を行う。なお、目印としては、例えばインターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に、数字入りのフラグを立てることなどによって行うことができる。
更に、売主情報関連相談回答通知処理が行われた場合においては、インターネットサイト60に表示される売主情報(一棟物件に関する情報)に、専門家4から回答があったことを示す目印を表示する処理を行う。なお、目印としては、例えばインターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に、数字入りのフラグを立てることなどによって行うことができる。なお、売主情報に加えて、専門家4に関する専門家情報に、専門家4から回答があったことを示す目印を表示する処理を行う構成としてもよい。目印としては、例えば専門家4を表示する一覧ページや個人ページのうち、回答を行った専門家4に該当する箇所に数字入りのフラグを立てることなどによって行うことができる。
また売主情報、買主情報、専門家情報を登録する処理として、制御部51は、売主2、買主3、専門家4にそれぞれ固有のIDとパスワードを付与し、記憶部に記憶させる処理を行う。また、売主2が提供する売主情報データと、買主3が提供する買主情報データと、専門家4が提供する専門家情報データとに、それぞれ固有の識別コードを付与し、記憶部52に記憶させる処理を行う。なお、この際、売主2に付与されるIDと、売主情報データに付与される識別コードとを紐付けて記憶部52に記憶させる。同様に、買主3に付与されるIDと、買主情報データに付与される識別コードとを紐付けて記憶部52に記憶させる。また専門家4に付与されるIDと、専門家情報データに付与される識別コードとを紐付けて記憶部52に記憶させる。
加えて、本商取引仲介システム1から売主2、買主3、専門家4の登録を解除する場合には、解除する売主2に関する各種情報(情報データ)、解除する買主3に関する各種情報(情報データ)、解除する専門家4に関する各種情報(情報データ)を商取引仲介システム1から削除する処理を行う。
また制御部51は、既述した各処理に加えて、売主端末20や買主端末30、専門家端末40がサーバ50の照合を得ることが必要なデータ(IDとパスワード等)についての認証も行う。
既述したように、本実施形態においては、サーバ50は、本発明における売主情報登録手段と、買主情報登録手段と、専門家情報登録手段と、連絡手段と、相談回答手段と、閲覧情報決定手段と、専門家のコラムをインターネットサイト60に表示させる手段と、課金手段とを構成する。
勿論、本システムを運営、管理するために制御部51が行う処理は、上記に限るものではなく、適宜変更、追加が可能である。
前記記憶部52は、売主端末20、買主端末30、専門家端末40に関わる情報等、予めサーバ50に記憶させておくデータや、追加・修正のあったデータ等を記憶させておく機能を有するものである。
本実施形態においては、図3(c)に示すように、記憶部52は、売主情報データベース52aと、物件情報データベース52bと、買主情報データベース52cと、専門家情報データベース52dと、コラム情報データベース52eと、商談情報データベース52fと、相談・質問・回答情報データベース52gとを備える。
前記売主情報データベース52aは、売主2に関する情報を記憶するためのものである。
売主2に関する情報としては、例えば、氏名、会員区分(個人か法人か)、業種、会社名、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号、職業、年収、ID、ログインパスワード、売主が本システムの会員登録を行った日時、売主2に対する登録時課金額とその支払いの有無、売主2に対する商談申込み時課金額とその支払いの有無などがある。
前記物件情報データベース52bは、売主2が提供を希望する一棟物件に関する情報を記憶するためのものである。
一棟物件に関する情報としては、例えば販売価格、所在地、利回り、沿線交通、築年月、土地権利、土地面積、取引形態、本システムへの掲載日時などがある。
前記買主情報データベース52cは、買主3に関する情報を記憶するためのものである。
買主3に関する情報としては、例えば氏名、会員区分(個人か法人か)、業種、会社名、住所、メールアドレス、電話番号、FAX番号、職業、年収、ID、ログインパスワード、買主が本システムの会員登録を行った日時などがある。
前記専門家情報データベース52dは、専門家4に関する情報を記憶するためのものである。
専門家4に関する情報としては、例えば氏名、性別、専門分野、保有資格、会社名、事務所名、メールアドレス、電話番号、FAX番号、ID、ログインパスワード、専門家が本システムの会員登録を行った日時などがある。
前記コラム情報データベース52eは、専門家4が寄稿し、インターネットサイト60に投稿したコラムに関する情報を記憶するためのものである。
コラムに関する情報としては、例えば、題名、コラム内容、コラムをインターネットサイト60に投稿した日時、投稿したコラム数などがある。
前記商談情報データベース52fは、主として、売主2が提供する一棟物件に関する情報に対して、買主3が商談の申込みを行う際に、買主3が商談フォームに記入した情報を記憶するためのものである。
商談の申込みを行う際に提供する情報としては、例えば購入金額、商談日時、商談場所などがある。
また、この商談情報データベース52fには、商談申込み時課金処理における商談申込み時課金額とその支払いの有無も記憶される。
前記相談・質問・回答情報データベース52gは、買主3が専門家4に対して行った相談と、その相談に対して専門家4が行った回答に関する情報を記憶するためのものである。また、買主3が売主2に対して行った質問と、その質問に対して売主2が行った回答に関する情報を記憶するためのものである。
買主3が専門家4に対して行う相談としては、例えば税金に関する相談、各種登録に関する相談などがある。
また買主3が売主2に対して行う質問としては、例えば販売価格や建物構造などがある。
前記通信部53は、電気通信回線10を介して売主端末20、買主端末30、専門家端末40との間で各種データの送受信を行う機能を有するものである。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1を利用して売主2が登録を行う場合の処理を説明する。
まず、インターネットサイト60を介して、売主2が、会員登録の申込みを行う(ステップS1)。するとサーバ50が登録の申込みを受付け(ステップS2)、登録時の課金額の入金を要請する(登録時課金処理を行う)(ステップS3)。具体的には、登録する売主情報の量に関わらず、予め定める一定料金の課金額の入金を要請する。これに対して、売主2が入金した場合には、売主情報の入力を要請する(ステップS4、ステップS5)。具体的には、図14に示す登録画面G1への入力を要請する。次に売主2が登録画面G1への入力を行い、サーバ50へ売主会員登録用データを送信する(ステップS6)。その後、送信された売主会員登録用データをサーバ50が受信する。そして受信した売主会員登録用データに固有の識別番号(ID)を制御部51が作成する(ステップS7)。その後、作成された識別番号(ID)は、売主会員登録用データと紐付けられて記憶部52の売主情報データベース52aに記憶されると共に、売主2に送信され、売主2に受信される(ステップS8〜ステップS10)。
以上により、売主2の本システムへの会員登録が終了する。以後、売主2は、IDと任意に定めたログインパスワードとを利用することで、インターネットサイト60にログインし、各種作業を行うことが可能となる。
次に図5を参照して、本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1を利用して買主3が登録を行う場合の処理を説明する。
まずインターネットサイト60を介して、買主3が、会員登録の申込みを行う(ステップS11)。するとサーバ50が登録の申込みを受付け、買主情報の入力を要請する(ステップS12、ステップS13)。具体的には、図14に示す登録画面G1への入力を要請する。次に買主3が登録画面G1への入力を行い、サーバ50へ買主会員登録用データを送信する(ステップS14)。その後、送信された買主会員登録用データをサーバ50が受信する。そして受信した買主会員登録用データに固有の識別番号(ID)を制御部51が作成する(ステップS15)。その後、作成された識別番号(ID)は、買主会員登録用データと紐付けられて記憶部52の買主情報データベース52cに記憶されると共に、買主3に送信され、買主3に受信される(ステップS16〜ステップS18)。
以上により、買主3の本システムへの会員登録が終了する。以後、買主3は、IDと任意に定めたログインパスワードとを利用することで、インターネットサイト60にログインし、各種作業を行うことが可能となる。
なお、本システムにおいては、買主情報を登録する処理において、買主3から提供される情報の量(個人情報の量)によって、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる一棟物件の量(数)を決定する閲覧情報決定処理をサーバ50が行う構成としてある。具体的には、買主3から提供される情報の量によって買主3の階級分けを行い、登録する情報量が多い買主3は、登録する情報量が少ない買主3に対して、閲覧できる一棟物件の量(数)が多い構成としてある。
次に図6を参照して、本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1を利用して専門家4が登録を行う場合の処理を説明する。
まずインターネットサイト60を介して、専門家4が、会員登録の申込みを行う(ステップS19)。するとサーバ50が登録の申込みを受付け、専門家情報の入力を要請する(ステップS20、ステップS21)。具体的には、図15に示す登録画面G2への入力を要請する。次に専門家4が登録画面G2への入力を行い、サーバ50へ専門家会員登録用データを送信する(ステップS22)。その後、送信された専門家会員登録用データをサーバ50が受信する。そして受信した専門家会員登録用データに固有の識別番号(ID)を制御部51が作成する(ステップS23)。その後、作成された識別番号(ID)は、専門家会員登録用データと紐付けられて記憶部52の専門家情報データベース52dに記憶されると共に、専門家4に送信され、専門家4に受信される(ステップS24〜ステップS26)。
以上により、専門家4の本システムへの会員登録が終了する。以後、専門家4は、IDと任意に定めたログインパスワードとを利用することで、インターネットサイト60にログインし、各種作業を行うことが可能となる。
また図示していないが、会員登録された専門家4に関する各種情報は、インターネットサイト60に備える専門家4を個別に表示する個人ページと、複数の専門家4を表示する一覧ページとに掲載されて閲覧可能となる。
次に図7を参照して、本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1を利用して売主2が新たに一棟物件の登録を行う場合の処理を説明する。
まずインターネットサイト60上で、売主2が、自己のIDとログインパスワードとを使用して、ログインを行う(ステップS27)。するとサーバ50は、売主情報データベース52aを参照し、入力されたIDとログインパスワードとの認証を行う(ステップS28)。この認証において、確認がとれた場合は、売主2がインターネットサイト60上で、新規の一棟物件の登録申込みを選択する(ステップS29)。するとサーバ50が一棟物件の登録申込みを受付けて、物件情報の入力の要請を行う(ステップS30、ステップS31)。具体的には図示しない一棟物件の登録画面への入力を要請する。次に売主2が一棟物件の登録画面への入力を行い、サーバ50へ一棟物件登録用データを送信する(ステップS32)。その後、送信された一棟物件登録用データをサーバ50が受信する(ステップS33)。そして受信した一棟物件登録用データに固有の識別番号を制御部51が作成する(ステップS34)。その後、作成された識別番号は、一棟物件登録用データと、売主会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けられて物件情報データベース52bに記憶される(ステップS35)。
以上により、売主2が提供する一棟物件の本システムへの登録が終了する。
なお、一棟物件の登録画面においては、例えば販売価格、所在地、利回り、沿線交通、築年月、土地権利、土地面積、取引形態など、インターネットサイト60で予め指定する各種情報の入力が行われる。
また図示していないが、入力された一棟物件に関する各種情報は、インターネットサイト60に備える一棟物件を表示する物件ページに掲載されて閲覧可能となる。
次に図8、図9を参照して、買主3が売主2に対する連絡を行う場合の処理について説明する。
まず図8を参照して、買主3が売主2に対して、商談の申込みを行う場合の処理について説明する。
インターネットサイト60上で、買主3が、自己のIDとログインパスワードとを使用して、ログインを行う(ステップS36)。するとサーバ50は、買主情報データベース52cを参照し、入力されたIDとログインパスワードとの認証を行う(ステップS37)。この認証において、確認がとれた場合は、買主3はサイト上に掲載されている一棟物件の検索を行う(ステップS38)。次に買主3が掲載されている複数の一棟物件のうち、興味のある一棟物件を見つけた場合、インターネットサイト60内の連絡手段を選択する(ステップS39、ステップS40)。具体的には、インターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に対応して表示される連絡ボタン(図示しない)をクリックする。すると売主2との連絡手段を選択する画面(図示しない)が表示されるので、買主3は連絡手段の選択を行う。具体的には、売主2への直接コンタクトに該当する、商談の申込みを行う商談申込みボタンと、売主2への間接コンタクトに該当する、一棟物件に対して買主3が質問の申込みを行うための質問申込みボタンとの選択を行い、商談申込みボタンをクリックする(ステップS41)。
すると商談申込みボタンが選択されたことの情報がサーバ50へ送信され、サーバ50は、商談フォームデータを買主3に送信し、入力の要請を行う(ステップS42)。そして買主3は商談フォームデータを受信し、商談フォームデータへの入力を行い、入力済みの商談フォームデータをサーバ50へ送信する(ステップS43〜ステップS45)。そしてサーバ50は、入力済みの商談フォームデータを受信する(ステップS46)。その後、サーバ50は、入力済みの商談フォームデータに対応した識別番号を作成し、入力済みの商談フォームデータと、商談の申込みを行った買主3の買主会員登録用データに固有の識別番号と、商談の申込みを受けた売主2の売主会員登録用データに固有の識別番号とを紐付けて商談情報データベース52fに記憶させる(ステップS47、ステップS48)。
その後、サーバ50は、商談申込み時の課金額の算出(商談申込み時課金処理)を行い、売主2に対して、商談申込み時の課金額の支払いを要請する(ステップS49)。なお本実施形態においては、商談申込み時の課金額の算出方法として、予め定める一定料金の単価に、商談申込み数を掛けることで算出を行う構成としてある。勿論、課金額の算出方法はこのような構成に限るものではなく、適宜変更可能である。
上記の課金額の支払い要請に対して、売主2が入金した場合には、サーバ50が、入力済みの商談フォームデータを売主2に送信し、売主2が受信する(ステップS50〜ステップS52)。
以上により、買主3が売主2に対して行う商談の申込み処理が終了する。以後は、商談フォームデータに基づき、売主2と買主3とが直接交渉を行う。
次に図9を参照して、買主3が売主2に対して、質問申込みを行う場合の処理について説明する。
既述した連絡手段の選択(ステップ41)において、買主3が間接コンタクトに該当する、一棟物件に対して買主3が質問の申込みを行うための質問申込みボタンをクリックする(ステップS53)。すると質問申込みボタンが選択されたことの情報がサーバ50へ送信され、サーバ50は、質問フォームデータを買主3に送信し、入力の要請を行う(ステップS54)。そして買主3は質問フォームデータを受信し、質問フォームデータへの入力を行い、入力済みの質問フォームデータをサーバ50へ送信する(ステップS55〜ステップS57)。
そしてサーバ50は、入力済みの質問フォームデータを受信する(ステップS58)。その後、サーバ50は、入力済みの質問フォームデータに対応した識別番号を作成し、入力済みの質問フォームデータと、買主3の買主会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けて相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS59、ステップS60)。その後、サーバ50は、質問フォームデータを売主2に送信し、売主2が受信する(ステップS61、ステップS62)。その後、売主2がインターネットサイト60からダウンロード可能な回答フォームを準備し、回答フォームへの入力を行う(ステップS63)。その後、売主2が回答フォームデータをサーバ50へ送信し、サーバ50が回答フォームデータを受信する(ステップS64、ステップS65)。その後、サーバ50が、回答フォームデータに固有の識別番号を作成し、入力済みの回答フォームデータと、売主2の売主会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けて相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS66、ステップS67)。その後、サーバ50は、回答フォームデータを買主3に送信し、買主3が受信する(ステップS68、ステップS69)。その後、サーバ50は、買主3が回答フォームデータを受信したことを確認した後、質問フォームデータに入力された質問内容と、回答フォームデータに入力された回答内容とをインターネットサイト60上で公開する(ステップS70)。
以上により、買主3が売主2に対して行う質問申込み処理が終了する。以後は、回答フォームデータに記載された回答に基づき、買主3は、該当物件についてさらなる検討を行う。
次に図10〜図12を参照して、専門家4に対して、買主3が相談を行い、専門家4から回答を得る相談回答処理について説明する。
まず、図10、図11を参照して、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理について説明する。
図10を参照して、買主3が専門家4に相談の申込みを行うための相談申込みボタンをクリックし、相談申込みボタンが選択されたことの情報がサーバ50へ送信される。この際、買主3は、図示しない選択画面において、売主情報に関連する相談(売主情報関連相談)であることの選択を行う(ステップS71)。そしてサーバ50は、売主情報関連相談であることの情報を受け取り、買主3に対して相談フォームデータの送信を行う(ステップS72、ステップS73)。そして買主3は、相談フォームデータを受信し、相談フォームデータへの入力を行い、サーバ50へ送信する(ステップS74〜ステップS76)。なお図示していないが、相談フォームデータには、回答を希望する専門家の属性を予め選択する欄があり、買主3は、希望する属性の選択も行う。
サーバ50は、入力済みの相談フォームデータを受信し、個別の識別番号を作成し、入力済みの相談フォームデータと、買主3の買主会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けて、相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS77〜ステップS79)。その後、サーバ50は、回答希望分野の登録専門家へ相談があった旨の通知を一括送信すると共に、インターネットサイト60上に掲載されている一棟物件に関する情報に、専門家4への通知があった事(専門家4への相談があった事)を示す目印を表示させる(ステップS80、ステップS81)。目印としては、例えばインターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に、数字入りのフラグを立てることなどによって行うことができる。
その後、専門家4は、サーバ50からの通知を受信する(ステップS82)。そして通知を受け取った複数の専門家4のうち、回答を希望する専門家4は、相談内容の閲覧を希望する閲覧請求をサーバ50に対して行う(ステップS83、ステップS84)。一方、回答を希望しない専門家4は、何ら対応を行わず、結果的に処理が終了する。前記ステップS84でサーバ50に対して送られた閲覧請求は、サーバ50によって受信される(ステップS85)。
図11を参照して、サーバ50は、買主3によって入力された相談フォームデータを専門家4へ送信し、専門家4が受信する(ステップS86、ステップS87)。その後、専門家4がインターネットサイト60からダウンロード可能な回答フォームを準備し、回答フォームへの入力を行う(ステップS88)。その後、専門家4が回答フォームデータをサーバ50へ送信し、サーバ50が回答フォームデータを受信する(ステップS89、ステップS90)。
その後、サーバ50は、インターネットサイト60上に掲載されている一棟物件に関する情報に、専門家4からの回答があった事を示す目印を表示させる(ステップS91)。目印としては、例えばインターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に数字入りのフラグを立てることなどによって行うことができる。その後、サーバ50は、複数の専門家4からの回答数の確認を行う(ステップS92)。本実施形態においては、回答数が2件あったかの確認を行う。そして回答数が2件に満たない場合は、引き続き、専門家4からの回答を受付ける。
一方、回答数が2件を満たす場合には、回答数が2件を超えるかどうかの確認を行う(ステップS93)。この処理において、2件を超える回答数があった場合には、回答選択処理を行う(ステップS94)。具体的には、サーバ50が回答を受付けた時間を確認し、サーバ50が回答を受付けた時間が早いものを2件選択する処理を行う。この処理によって、回答数を2件に調整することができる。そしてサーバ50は、2件の回答にそれぞれ固有の識別番号を作成する。そして2件の回答のそれぞれに対して、回答に固有の識別番号と、回答フォームデータに記入された回答内容と、専門家会員登録用データに固有の識別番号とを紐付けて、相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS95、ステップS96)。なお、ステップS93において、回答数が2件を超えない場合(2件しかない場合)には、ステップS95と同様の処理を行う。その後、サーバ50は、回答フォームデータを買主3に送信し、買主3が受信する(ステップS97、ステップS98)。
以上により、売主情報関連相談解決処理が終了する。以後は、回答フォームデータに記載された回答に基づき、買主3は、該当物件についてさらなる検討を行う。
次に図12を参照して、売主情報に関連することのない相談に対する回答を得ることができる売主情報非関連相談解決処理について説明する。
既述したステップS72において、買主3の相談が売主情報に関連しない場合には、買主3は、インターネットサイト60に登録(表示)されている複数の専門家4のうち、相談を行いたい専門家4の特定を行う。(ステップS99)そして、サーバ50は、売主情報非関連相談であることの情報を受け取り、買主3に対して相談フォームデータの送信を行う(ステップS100)。そして買主3は、相談フォームデータを受信し、相談フォームデータへの入力を行い、サーバ50へ送信する(ステップS101〜ステップS103)。
サーバ50は、入力済みの相談フォームデータを受信し、個別の識別番号を作成し、入力済みの相談フォームデータと、買主3の買主会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けて、相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS104〜ステップS106)。その後、サーバ50は、相談フォームデータを専門家4に送信し、専門家4は、サーバ50からの送信された相談フォームデータを受信する(ステップS107、ステップ108)。
専門家4はインターネットサイト60からダウンロード可能な回答フォームを準備し、回答フォームへの入力を行う(ステップS109)。その後、専門家4が回答フォームデータをサーバ50へ送信し、サーバ50が回答フォームデータを受信する(ステップS110、ステップS111)。そしてサーバ50は、回答フォームデータに固有の識別番号を作成すると共に、識別番号と、回答フォームデータと、専門家会員登録用データに固有の識別番号とを紐付けて、相談・質問・回答情報データベース52gに記憶させる(ステップS112、ステップS113)。その後、サーバ50は、回答フォームデータを買主3に送信し、買主3が受信する(ステップS114、ステップS115)。
以上により、売主情報非関連相談解決処理が終了する。以後は、回答フォームデータに記載された回答に基づき、買主3は、一棟物件の検索を継続する。
なお、既述した売主情報関連相談解決処理と、売主情報非関連相談解決処理とにおいては、買主3からの相談内容と、専門家4からの回答内容とは、インターネットサイト60に公開されることはない。つまり、売主情報関連相談解決処理と、売主情報非関連相談解決処理とにおいては、相談内容と回答内容の公開は、相談を行う買主3と、回答を行う専門家4との当事者間だけに制限される構成としてある。このような構成とすることで、相談内容と回答内容とを秘匿させることができる。よって、相談者である買主3にとっては、安心して専門家4へ相談を行うことができるシステムとすることができる。一方、回答を行う専門家4にとっては、買主3から正確な情報を得ることができると共に、守秘義務を遵守した対応が可能なシステムとすることができる。
次に図13を参照して、専門家4が寄稿したコラムをインターネットサイト60に表示する処理を説明する。
まず専門家4がコラムを執筆する。具体的には、買主3が一棟物件を購入するための助け(サポート)となるような内容や情報に関わるコラムを執筆する。勿論、コラムの内容はこのようなものに限るものではなく、適宜変更可能である(ステップS116)。その後、専門家4は、IDとログインパスワードを使用して、インターネットサイト60にログインする(ステップS117)。そしてコラムデータをサーバ50に送信し、サーバ50がコラムデータを受信する(ステップS118、ステップS119)。その後、サーバ50は、コラムデータに固有の識別番号を作成すると共に、コラムデータと、専門家会員登録用データに固有の識別番号とに紐付けて、コラム情報データベース52eに記憶させる(ステップS120、ステップS121)。そしてサーバ50は、コラムデータをインターネットサイト60上に表示させる(ステップS122)。
以上により、専門家4が執筆したコラムをインターネットサイト60に表示する処理が終了する。
なお、上記構成に加えて、専門家4を表示する一覧ページや個人ページのうち、コラムを投稿した専門家4に該当する箇所に、投稿したコラム数をサーバ50が表示するような構成としてもよい。また、専門家4が寄稿したコラムをインターネットサイト60に表示させる方法は既述した構成に限るものではなく、適宜変更可能である。
以上の構成からなる、本発明の実施形態に係る商取引仲介システム1は、以下の効果を奏する。
買主3が商談相手となる売主2に対して連絡を行うことができる連絡手段を備えることで、買主3が商談相手となる売主2に迅速に連絡をとることができる。よってスムーズな商取引を実現することができる。
また専門家4に対して買主3が相談を行い、専門家4から回答を得ることができる相談回答手段を備えることにより、買主3が専門家4に気軽に相談を行うことができると共に、専門家4からの回答を確実に得ることができる。よって、買主3がより納得した形で一棟物件を提供する売主4を探すことができる。また買主3が、自ら専門家4を探す手間を省けると共に、専門家4にとっては、顧客を探すきっかけとして利用可能な商取引仲介システム1とすることができる。従って買主3と売主2にとって利便性が高く、信頼性が高いシステムであることに加えて、専門家4にとっても有益な商取引仲介システムとすることができる。
また売主情報関連相談解決処理において、属性選択処理と、相談通知処理と、回答選択処理とを備える構成とすることで、買主3からの相談に対して回答が要請される専門家4を予め効果的に絞った形で、買主3から相談があったことを専門家4に知らせることができる。よって買主3から相談があった場合に、専門家4への通知を効率的に行うことができる。また回答選択処理を備えることで、専門家4から規定数を超える回答があった場合でも、買主3に対する回答を絞ることができ、買主3にとっては、やみくもに専門家4からの回答を得るのではなく、取捨選択された専門家4からの回答をより効率的に利用することが可能となる。また専門家4にとっては、規定数を超える回答があった場合には、回答が何らかの形で選択されることから、買主3からの相談に対する回答の作成に関して、より真摯な態度で臨むことを専門家4に促すことができ、専門家4からより真摯な回答を得ることが可能な商取引仲介システム1とすることができる。
また回答選択処理において、回答までに要した時間を基準とすると共に、回答までに要した時間が短い所定数(2件)の回答を選択する構成とすることで、特に、買主3からの相談に対して、回答を行おうとする専門家4が複数人いる場合には、相談への回答作成に関して、いわゆる競走意識を芽生えさせることが可能となる。よって回答を得るまでの時間の短縮化を図ることができる商取引仲介システム1とすることができる。
また売主情報関連相談解決処理において、相談通知処理が行われた場合には、サーバ50が、インターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に、相談通知処理が行われたことを示す目印(例えば、数字入りのフラグ)を表示する構成とすることで、一棟物件に関する情報に関連する相談が買主3からあったことが、サイト利用者全員に視認できる形となる。よって複数の買主3に対して、相談があった一棟物件については、他の買主3が閲覧を行った上で関心を示したことを知らせることができる。よって、複数の買主3間での売主情報の閲覧を活性化させることができ、システム全体の活性化を効果的に図ることができる。
また売主情報関連相談解決処理において、専門家4から回答があった場合には、インターネットサイト60に表示される一棟物件に関する情報に、専門家4から回答があったことを示す目印を表示する構成とすることで、買主3からの相談に対して回答を行うことが可能な属性に属する専門家4に対して、他の専門家4が買主3に対する回答を行ったことを示すことができる。よって複数の専門家4の間で、いわば競争意識を芽生えさせることができ、回答を得るまでの時間の短縮化を一段と図ることができる商取引仲介システムとすることができる。
また買主3が売主2に対して連絡を行う連絡手段として、売主2が提供する一棟物件に関する情報に対して、買主3が商談の申込みを行うための商談申込み連絡手段と、売主2が提供する一棟物件に関する情報に対して、買主3が質問の申込みを行うための質問申込み連絡手段とを備える構成とすることで、買主3の売主2に対する質問を明確化できると共に、売主2に対して買主3の関心度を客観的に示すことが可能な商取引仲介システム1とすることができる。つまり、商談申込み連絡手段を採用した買主3については、一段と購入意欲があることが客観的にわかることから、売主2にとって利便性の高い商取引仲介システムとすることができる。
また間接コンタクトに該当する、一棟物件に関する質問を買主3が売主2に対して行った場合において、売主2から回答があった場合には、買主3からの質問内容と、売主2からの回答内容との両方を公開する構成とすることで、複数の買主3と、複数の売主2とに対して、特定の一棟物件に対して質問が行われて回答があったことを周知させることが可能となる。加えて、買主3からどのような質問が行われ、売主2からどのような回答があったかを全てのシステムユーザーに認識させることが可能となる。従って質問を行った買主3(以下、当該質問者とする。)にとっては、購入検討を行う一棟物件に対する疑問を解消する機会を得ることができる。一方、質問を受けた売主2(以下、当該回答者とする。)にとっては、自己が提供する一棟物件の情報に対する買主3からの生の声を入手できると共に、商談申込みに繋げるきっかけとすることができる。更に当該質問者を除く複数の買主3にとっては、一棟物件の購入検討に役立てる情報を得ることができると共に、当該回答者に対して重複する質問を行うことを効果的に防止することができる。一方、当該回答者を除く複数の売主2にとっては、一棟物件の購入検討に際して、買主3がどのような点に疑問を抱くのかを知る機会を得ることができると共に、買主3の関心度が高い一棟物件の傾向を知ることができる。
またサーバ50に登録される買主情報の量によって、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる一棟物件を決定する閲覧情報決定処理を備える構成とすることで、登録する情報量が多く、一棟物件に対する購入意欲が高いと思われる買主3に対しては、より多くの一棟物件を提示し、より良質な物件と出会えるチャンスを与えることができる。従って買主3にとって、一段と利便性の高い商取引仲介システム1とすることができる。
また売主2に対する課金手段を備える構成とすることで、システム運営会社が効果的に収入を得ることができる商取引仲介システムとすることができる。また登録時課金処理を備えることで、売主2の登録段階において、一棟物件の提供意欲の高い売主2を選別することができる。よって買主3にとって魅力的な商取引仲介システムとすることができる。更に、商談申込み時課金処理を備えることで、売主2に対して登録する情報の選別化と、情報内容の高品質化とを促すことができる。言い換えれば、売主2に対して、商談の成立を真に望む一棟物件に関する情報を選りすぐって登録することを促すことが可能となる。よって買主3が高品質な情報を得ることができ、買主3にとって一段と魅力的で、一段と利便性の高い商取引仲介システム1とすることができる。
また専門家情報として、専門家4がインターネットサイト60に寄稿するコラムを含む構成とすることで、買主3、売主2にとって、専門家4が発する情報を参考にして商取引を行うことができ、買主3と売主2との両者にとって一段と利便性が高い商取引仲介システム1とすることができる。
なお、本発明の実施形態においては、売主2、専門家4に関する会員登録時の構成として、商取引仲介システム1を介して申込みを行えば無条件で会員登録できる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば登録を希望する売主2、専門家4に対して登録前の事前審査(システムによる自動審査と運営会社による人的審査の何れであってもよい。)を行い、審査を通過した者に限って商取引仲介システム1への登録を許可するような構成としてもよい。或いは本システムの運営会社が登録の許可を与えた売主2、専門家4に限って商取引仲介システム1への登録を行うような構成としてもよい。これらの構成とすることで、なりすましを効果的に防止できると共に、一段と質の高い商取引仲介システム1とすることができる。
また本発明の実施形態においては、売主2、買主3、専門家4は、それぞれの端末を介して、商取引仲介システム1に自ら登録を行う構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、本システムの運営会社が商取引仲介システム1へ売主2、買主3、専門家4の登録を行うような構成としてもよい。
また、本発明の実施形態においては、サーバ50が、会員登録時の課金の要請を行い、入金の確認がとれた後に、売主2の登録を行う構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば売主2から会員登録の申込みがあった場合に、先に会員登録(売主情報の登録)を行い、その後に登録時の課金の支払い請求を行う構成としてもよい。
また本発明の実施形態においては、売主2に対して行う課金の構成として、登録時課金と商談申込み時課金とを備える構成としたが、売主2に対して行う課金はこれらの構成に限るものではなく、適宜変更可能である。
また本発明の実施形態においては、商談申込み時課金の構成として、商談申込み時の課金額の支払いを売主2にまず要請し、売主2が入金した場合にのみ、買主3が入力した商談フォームデータを売主2が受信できる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば売主2が商談フォームデータを受信した後に、商談申込み時課金額の支払い要請を売主2に行うような構成としてもよい。更には、商談申込み時課金は、必須の構成ではなく、商談申込み時課金を設けない構成としてもよい。
また本発明の実施形態においては、回答選択処理において、回答の選択を行う規定数を2とする構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、2未満若しくは2を超える数としてもよい。
加えて、回答選択処理において、回答を要するまでに要した時間を判断基準とする構成としたが、判断基準もこのような構成に限るものではなく、適宜変更可能である。
更に回答選択処理は、本実施形態の構成に限るものではなく、適宜変更可能である。例えば規定数に限って専門家4からの回答を受け付け、規定数を超える回答は受け付けない構成として、回答を選択するようなものであってもよい。
また本発明の実施形態においては、買主3が専門家4に対して行う相談のうち、売主情報関連相談についてのみ、専門家4から回答があった事の通知(表示)を行う構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば上記構成に加えて、売主情報非関連相談について専門家4から回答があった場合にも、専門家4から回答があった事の通知(表示)を行う構成としてもよい。
また商取引仲介システム1に登録している複数の専門家4に対して、例えばコラムの投稿数や、コラムの閲覧数など、商取引仲介システム1で予め定めた評価基準に従って評価を行うと共に、その評価内容を一覧ページや個人ページに表示するような構成としてもよい。このような構成とすることで、買主3にとっては、複数の専門家4の中から相談したい専門家4を一段と効率的に探すことができる。また専門家4にとっては、評価を上げることで他の専門家4との差別化を図ることができると共に、複数の買主3に対して間接的に自己アピールを行うことができる。
また本発明の実施形態においては、インターネットサイト60に掲載されている一棟物件を買主3が閲覧することで、商取引を行う構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば既述した構成に加えて、売主2が公開を望まない非公開希望物件については、売主2が買主3に対して情報を直接提示(提案)するような構成を備えるものであってもよい。このような構成とすることで、売主2が買主3を選択したいような物件についても、有効に商取引の対象とすることができる。よって売主2と買主3の何れにとっても一段と利便性のある商取引仲介システム1とすることができる。なお、非公開希望物件に関する情報を売主2が買主3に対して直性提示する場合においては、売主2に対して別途課金を行うような構成としてもよい。
またインターネットサイト60に掲載されている一棟物件(いわゆる公開物件)についても、買主3が閲覧したことのない一棟物件であって、売主2が買主3に直接提示(提案)したい物件については、売主2が買主3に直接提示(提案)するような構成を備えるものであってもよい。
また本発明の実施形態においては、登録画面において売主2と買主3とに対して入力を要請する項目が全く同じ内容である構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、入力を要請する項目を売主2と買主3とで異なる内容としてもよい。例えば図16に示す登録画面G3のように、買主2に対して、保有不動産の有無や保有不動産の種別の入力を求めるような構成としてもよい。より具体的には、買主2に対して、保有不動産の有無、保有不動産が一棟マンションか木造住宅か区分所有かなどの入力を求めるような構成としてもよい。このような構成とすることで、買主2の現状をより詳細に把握することができる。よって、例えば、売主2が買主3に対して非公開希望物件や公開物件を直接提示(提案)する場合に、売主2にとっては、買主2のニーズに近い物件情報を提示することができ、営業精度を高めることができる。また、買主2にとっては、自らのニーズとは乖離した物件情報の提示を受けることを効果的に回避することができる。従って売主2と買主3の何れにとっても一段と利便性のある商取引仲介システム1とすることができる。
また本発明の実施形態においては、商取引仲介システム1に登録済みの買主3であれば、売主2に対して自由に商談の申込みを行える構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、売主2に対して商談の申込みを行うことができる買主3を限定するような構成としてもよい。例えば、本システムで規定する一定量以上の買主情報を登録した買主3だけが売主2に対して商談を行うことができる構成としてもよい。このような構成とすることで、売主2にとっては、一段と購買意欲の高い買主3と交渉を行うことが可能なシステムとすることができる。
また本発明の実施形態においては、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる一棟物件を決定する閲覧情報決定処理の構成として、本システムに登録する買主3の情報の量(個人情報の量)によって、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる一棟物件の量(数)を決定する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、買主3が登録する情報の内容(例えば、求める物件種別や、求める物件のエリア、求める物件の価格帯など)によって、買主3がインターネットサイト60で閲覧できる一棟物件の内容を決定する構成としてもよい。このような構成とすることで、買主3のニーズに一段と沿った物件情報を買主3に提供可能なシステムとすることができる。
また閲覧情報決定処理は必ずしも必要なものではなく、閲覧情報決定処理を設けない構成としてもよい。つまり、買主3が商取引仲介システム1に登録する情報の量や内容に関わらず、全ての買主3において、閲覧できる一棟物件の量(数)や内容を同じ内容とする構成としてもよい。
また本発明の実施形態においては、買主3のみが専門家4に相談を行うことができる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば、上記構成に加えて、売主2も専門家4に相談を行って回答を得ることができる相談回答手段(売主相談回答手段)を備える構成としてもよい。
また本発明の実施形態においては、売主が提供を希望する商品として、一棟物件を用いる構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではなく、売主が提供を希望する商品やサービスは、他の如何なるものであってもよい。
本発明によれば、売主と買主とマッチングを効率的に行うことができることから、商取引仲介システムの分野における産業上の利用性が高い。
1 商取引仲介システム
2 売主
3 買主
4 専門家
10 電気通信回線
20 売主端末
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 操作部
30 買主端末
31 制御部
32 記憶部
33 通信部
34 表示部
35 操作部
40 専門家端末
41 制御部
42 記憶部
43 通信部
44 表示部
45 操作部
50 サーバ
51 制御部
52 記憶部
52a 売主情報データベース
52b 物件情報データベース
52c 買主情報データベース
52d 専門家情報データベース
52e コラム情報データベース
52f 商談情報データベース
52g 相談・質問・回答情報データベース
53 通信部
60 インターネットサイト
G1 登録画面
G2 登録画面
G3 登録画面

Claims (9)

  1. 電気通信回線を介して、商品やサービスの提供を希望する複数の売主と、商品やサービスの購入を希望する複数の買主とのマッチングを行う、商取引仲介システムであって、売主に関する売主情報を提供する売主端末と、買主に関する買主情報を提供する買主端末と、専門家に関する専門家情報を提供する専門家端末と、前記売主端末と前記買主端末と前記専門家端末との間の情報のやり取りを仲介する管理装置とを備え、前記管理装置は、前記売主情報を登録する売主情報登録手段と、前記買主情報を登録する買主情報登録手段と、前記専門家情報を登録する専門家情報登録手段と、前記売主情報登録手段に登録された売主情報と、前記専門家情報登録手段に登録された専門家情報とを表示するサイトとを備えると共に、買主が前記サイトに表示される売主情報を閲覧して、商談相手となる売主を選択すると共に、選択した売主に対する連絡を行うことができる連絡手段と、専門家情報登録手段に登録される専門家情報を提供する専門家に対して、買主が相談を行い、専門家から回答を得ることができる相談回答手段とをさらに備えることを特徴とする商取引仲介システム。
  2. 相談回答手段は、売主情報に関連する相談に対する回答を得ることができる売主情報関連相談解決処理と、売主情報に関連することのない相談に対する回答を得ることができる売主情報非関連相談解決処理とを備え、前記売主情報関連相談解決処理は、買主に対して、予め回答を希望する専門家の属性の選択を促す属性選択処理と、前記属性選択処理で選択された属性に該当する専門家に対して、買主から相談があったことの通知を行う通知処理と、買主に対する回答を選択する回答選択処理とを備えることを特徴とする請求項1に記載の商取引仲介システム。
  3. 回答選択処理は、規定数を超える回答があった場合において、回答までに要した時間を基準とすると共に、回答までに要した時間が短い回答から、規定数を満たすまで、回答を選択することを特徴とする請求項2に記載の商取引仲介システム。
  4. 通知処理が行われた場合には、管理装置が、サイトに表示される売主情報に、前記通知処理が行われたことを示す目印を表示することを特徴とする請求項2又は3に記載の商取引仲介システム。
  5. 売主情報関連相談解決処理において、専門家から回答があった場合には、サイトに表示される売主情報に、専門家から回答があったことを示す目印を表示することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の商取引仲介システム。
  6. 連絡手段は、売主が提供する売主情報に対して、買主が商談の申込みを行うための商談申込み連絡手段と、売主が提供する売主情報に対して、買主が質問の申込みを行うための質問申込み連絡手段とを備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の商取引仲介システム。
  7. 管理装置は、売主に対して課金を行う課金手段を備えると共に、前記課金手段は、売主情報登録手段に売主情報を登録する際に課金を行う登録時課金処理と、商談申込み連絡手段を介して、買主から売主へ商談の申込みがあった際に課金を行う商談申込み時課金処理とを備え、且つ前記登録時課金処理は、売主に対して、売主情報登録手段に登録する売主情報の量に関わらず、予め定める一定料金の課金を行い、前記商談申込み時課金処理は、売主に対して、予め定める一定料金の単価に、商談申込み数を掛けて算出される料金の課金を行うことを特徴とする請求項6に記載の商取引仲介システム。
  8. 買主情報登録手段に登録される買主情報の量と内容との少なくとも一方によって、買主がサイトで閲覧できる売主情報を決定する閲覧情報決定手段を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の商取引仲介システム。
  9. 専門家情報は、専門家が寄稿するコラムを含むことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の商取引仲介システム。
JP2018133865A 2018-07-17 2018-07-17 商取引仲介システム Pending JP2020013237A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133865A JP2020013237A (ja) 2018-07-17 2018-07-17 商取引仲介システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133865A JP2020013237A (ja) 2018-07-17 2018-07-17 商取引仲介システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020013237A true JP2020013237A (ja) 2020-01-23

Family

ID=69169316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018133865A Pending JP2020013237A (ja) 2018-07-17 2018-07-17 商取引仲介システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020013237A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7526439B2 (en) Systems and methods to facilitate selling of products and services
US7657465B2 (en) Systems and methods to facilitate selling of products and services
US6988097B2 (en) Negotiation system and method for electronic commerce
US20080162157A1 (en) Method and Apparatus for creating and aggregating rankings of people, companies and products based on social network acquaintances and authoristies' opinions
US20080215366A1 (en) Asset management system and method
US20050010484A1 (en) Apparatus for and method of facilitating fulfillment of buyer's/seller's desire
JP6388994B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP5923208B1 (ja) エキスパート紹介システム
US20040049444A1 (en) Trade supporting method and system
US20200242174A1 (en) Methods and systems for facilitating procurement of construction goods and services
JP3650324B2 (ja) 取引支援システム、取引情報処理装置、取引支援方法、および、記録媒体
JP2002056300A (ja) 電子商談システム
KR100473184B1 (ko) 인터넷상에서의 공개입찰/낙찰 처리 시스템
KR20140032581A (ko) 기술 및 경영컨설팅의 경매 서비스 제공시스템 및 그 제공방법
JP2020013237A (ja) 商取引仲介システム
JP7195230B2 (ja) 通知装置、通知方法及び通知プログラム
JP6795556B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7098577B2 (ja) 格納装置、格納方法及び格納プログラム
KR100375925B1 (ko) 컴퓨터를 이용한 부동산 거래 방법
KR20010095638A (ko) 인터넷을 통한 실시간 제품 상담 지원 시스템 및 방법
KR20000030696A (ko) 인터넷상에서의 가상 부동산 경매 방법
KR20090002943A (ko) 개인별 맞춤 상품 및 서비스 입찰 방법
TW479173B (en) People network communication system
KR20240059176A (ko) 장바구니를 이용한 쇼핑몰 운영 시스템 및 쇼핑몰 운영 방법
JP2004157928A (ja) 古書籍流通支援システム、古書籍流通支援システムを利用したビジネス方法、及び、古書籍流通支援プログラム