JP2020011628A - 個人認識装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】個人情報とその乗員とを正確に紐付けることができる個人認識装置を提供する。【解決手段】個人特有の個人情報88に基づいて車両10の乗員の個人認識を行う個人認識装置12は、車両10から乗員に対して報知情報が提供される場合に、報知情報が提供されてから所定時間以内に乗員の個人認識を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、個人特有の個人情報に基づいて車両の乗員の個人認識を行う個人認識装置に関する。
現在、様々な分野で装置による個人認識が行われている。例えば、特許文献1には、人物の顔の特徴データをその人物と関連付けて予め記憶しておき、個人認証の際に検出される認証対象者の顔の特徴データと、予め記憶しておいた特徴データとを比較することで、認証対象者の個人認識を行うと共に個人認証を行う個人認証装置(個人認識装置)が開示される。
特開2012−123676号公報
特許文献1に記載されるような個人認識装置は、乗員の個人認識を行うと共に乗員の座席位置を認識し、認識した乗員(乗員A)と座席(例えば運転席)とを紐付けて記憶する。そして、以後は、運転席に着座する乗員が、認識した乗員Aであるとして各処理を行う。
ところで、個人認識後に乗員Aが座席を移動することがある。例えば、個人認識装置が、運転席の乗員を乗員Aと認識し、助手席の乗員を乗員Bと認識した後に、乗員Aが助手席に移動し、乗員Bが運転席に移動したとする。この場合、個人認識装置は、改めて個人認識を行わない限り、運転席の乗員Bを乗員Aと誤認識し、助手席の乗員Aを乗員Bと誤認識し続ける。
乗員に対して報知すべき情報を提供する際に、その情報の提供後に検知される乗員の個人情報を保存する場合がある。そのような場合に、前述したような乗員の誤認識が発生すると、取得した個人情報を誤認識した乗員と紐付けて保存することになる。具体的には、個人認識装置は、運転席に着座する乗員Bの個人情報を取得し、助手席に着座する乗員Aの個人情報を取得したとしても、もともと運転席の乗員を乗員A、助手席の乗員を乗員Bと認識しているため、乗員Aのデータに乗員Bの個人情報を紐付けて保存し、乗員Bのデータに乗員Aの個人情報を紐付けて保存することになる。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、個人情報とその乗員とを正確に紐付けることができる個人認識装置を提供することを目的とする。
本発明の態様は、
個人特有の個人情報に基づいて車両の乗員の個人認識を行う個人認識装置であって、
前記車両から前記乗員に対して報知情報が提供される場合に、前記報知情報が提供されてから所定時間以内に前記乗員の個人認識を行う。
本発明によれば、車両から乗員に対して報知情報が提供されてから所定時間以内に乗員の個人認識を行うため、乗員と、その乗員から得られる個人情報と、を正確に紐付けることができる。
図1は本実施形態に係る個人認識装置を含む車両の構成図である。 図2は個人情報DBを示す図である。 図3は個人認識装置が行う処理のフローチャートである。 図4は新たな個人情報が保存された後の個人情報DBを示す図である。
以下、本発明に係る個人認識装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
[1.車両10の構成]
図1に示すように本実施形態に係る個人認識装置12は車両10に設けられる。車両10は、個人認識装置12の他に、個人認識装置12に関連する機器として、個人認識装置12による個人認識の結果を使用する各種の認識情報使用装置14と、車両10の乗員に対して報知情報を提供する報知情報提供装置16と、情報出力装置18と、を有する。
[1.1.個人認識装置12の構成]
個人認識装置12は、個人情報取得部20と検知部22と個人認識部24を有する。個人認識装置12は、個人特有の個人情報88(図2)に基づいて車両10の乗員の個人認識を行い、認識結果を認識情報使用装置14に出力する。
個人情報取得部20は、常時または一定間隔で車両10の各乗員の個人情報88を取得する1以上の装置からなる。本実施形態の個人情報取得部20は、マイク28とカメラ30を有する。マイク28は、座席毎に設けられており、座席に着座する乗員の発話を集音して音声情報を個人認識部24に出力する。カメラ30は、座席毎または複数の座席毎に設けられており、座席に着座する乗員を撮像して画像情報を個人認識部24に出力する。
検知部22は、個人認識を行う所定のタイミングまたは個人認識を行わない所定のタイミングを検知する1以上の装置からなる。本実施形態の検知部22は、個人認識を行う所定のタイミングを検知する装置として、カメラ30とカーテシスイッチ34と車速センサ36とパワースイッチ38とGセンサ40を有し、個人認識を行わない所定のタイミングを検知する装置として、環境光センサ42とナビゲーション装置44を有する。
カメラ30は、検知部22と個人情報取得部20とで共用され、乗員が座席を移動することを検知する。カーテシスイッチ34は、車両10のドアが開閉することを検知する。車速センサ36は、車速を検知する。本実施形態では、車速センサ36は、車速がゼロであること、すなわち車両10が停車することを検知するセンサとして使用される。なお、車速センサ36の代わりにシフトポジションセンサを使用し、ニュートラルまたはパーキングが検知される場合に車両10が停車することを検知するようにしてもよい。パワースイッチ38は、乗員が車両10の電源をオンとオフとで切り替える際に操作するスイッチであり、電源がオフからオンへまたはオンからオフへ切り替えられることを検知する。本実施形態のパワースイッチ38は、従来のイグニッションスイッチを含む。Gセンサ40は、車両10の挙動としての加速度(減速度を含む)を検知する。本実施形態では、Gセンサ40は、車両10の前後方向の加速度を検知するセンサと、車両10の幅方向(横方向)の加速度を検知するセンサと、を含む。なお、Gセンサ40の代わりにヨーレートセンサを使用し、車両10の挙動としてのヨーレートを検知するようにしてもよい。
環境光センサ42は、車両10内の明るさを検知する。ナビゲーション装置44は、衛星航法および自立航法により車両10の現在位置を計測する測位装置と、地図情報と、を有する。ナビゲーション装置44は、現在位置から乗員により設定された目的地までの経路を設定し、現在位置、経路、地図等を表示する。ナビゲーション装置44は、トンネルの出入口を検知する。検知部22に含まれる各装置は、検知した各情報を個人認識部24に出力する。
個人認識部24は、第1演算部50と第1記憶部52と入出力インターフェース(不図示)等を有する電子制御ユニット(ECU)である。第1演算部50は、CPU等を備えるプロセッサを有し、プロセッサが第1記憶部52に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態において、第1演算部50は、認識制御部54として機能する。認識制御部54は、検知部22が出力する各情報、または、報知情報提供装置16が出力する情報提供の通知に応じて個人認識処理を行うタイミングを判定し、個人情報取得部20が取得する情報に基づいて個人認識処理を行う。
第1記憶部52は、ROMとRAM等の記憶装置を有する。第1記憶部52には、個人情報データベース80(以下、個人情報DB80という。)と認識結果情報82とが記憶される。図2に示されるように、個人情報DB80には、車両10を使用する乗員毎のデータである乗員データ84が保存される。乗員データ84は、乗員の識別番号86と個人情報88とを紐付けた情報である。識別番号86は、乗員毎に個々に割り振られる番号である。個人情報88は、個人特有の情報、本実施形態では生体情報であり、乗員の顔を撮像して得られる顔画像情報90と、乗員の声を集音して得られる音声情報92と、乗員を撮像して得られる仕草情報94と、を含む。乗員データ84は、車両購入時等のタイミングで車両10の販売会社で登録される。また、乗員データ84の個人情報88は、後述する処理(図3)が行われることにより追加して保存される。
図1に戻り、認識結果情報82は、認識制御部54が行った最新の個人認識結果であり、乗員が誰であるかを示す情報(例えば識別番号86)と、その乗員が着座する座席位置と、を紐付ける情報である。なお、第1記憶部52は、第1演算部50が実行するプログラム、個人情報DB80、認識結果情報82の他に、各処理の際に使用される所定値、閾値等の数値を記憶する。
[1.2.認識情報使用装置14の構成]
認識情報使用装置14は、個人認識装置12により行われる乗員の個人認識結果(認識結果情報82)を使用する装置である。本実施形態の認識情報使用装置14は、エンタテイメント装置56を含む。エンタテイメント装置56は、ラジオ、テレビ、記憶媒体、インターネット等のコンテンツの音声や映像等を、情報出力装置18に出力する。エンタテイメント装置56は、乗員の好みを予め記憶し、個人認識装置12により認識される乗員の好みに応じたコンテンツの音声や映像を情報出力装置18に出力することができる。
[1.3.報知情報提供装置16の構成]
報知情報提供装置16は、報知情報取得部60と報知情報提供部62を有する。報知情報提供装置16は、乗員に対して報知すべき情報(以下、報知情報という。)を、情報出力装置18を介して提供する。
報知情報取得部60は、報知情報を報知情報提供部62に出力する1以上の装置からなる。本実施形態の報知情報取得部60は、ナビゲーション装置44と通信装置64を有する。
ナビゲーション装置44は、個人認識装置12と報知情報提供装置16とで共用される。ナビゲーション装置44の地図情報には、店舗や施設の種別や位置情報が含まれる。乗員は、情報出力装置18により店舗や施設の情報提供を望む場合に、ナビゲーション装置44に予め店舗や施設の種別を登録する。ナビゲーション装置44は、登録された種別の店舗や施設が車両10の所定範囲内に存在する場合に、店舗や施設が近くにあること等を知らせる報知情報を報知情報提供部62に出力する。
通信装置64は、Bluetooth(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等の近距離無線通信用の通信回路等を備える。通信装置64は、車両10の室内にある通信端末100と、例えば乗員のスマートフォン等とデータ通信を行うことができる。通信端末100は他の通信端末から通話やメッセージ等の通信情報を受信する。乗員は、情報出力装置18により通信端末100が通信情報を受信したことの情報提供を望む場合に、通信端末100のアプリケーションプログラムを使用して予め設定を行う。通信装置64は、通信端末100から通信情報の受信を知らせる信号を受信する場合に、通信情報を受信したこと等を知らせる報知情報を報知情報提供部62に出力する。
報知情報提供部62は、第2演算部66と第2記憶部68と入出力インターフェース(不図示)等を有する電子制御ユニット(ECU)である。第2演算部66は、CPU等を備えるプロセッサを有し、プロセッサが第2記憶部68に記憶されるプログラムを実行することにより各種機能を実現する。本実施形態において、第2演算部66は、提供制御部70として機能する。提供制御部70は、報知情報を画像情報と音声情報に変換して情報出力装置18に出力すると共に、乗員に対する情報提供を行うことを個人認識部24に通知する。第2記憶部68は、ROMとRAM等の記憶装置を有する。
[1.4.情報出力装置18の構成]
情報出力装置18は、1以上のディスプレイ74および1以上のスピーカ76を有する。ディスプレイ74は、エンタテイメント装置56から出力される画像情報、および、報知情報提供装置16から出力される報知情報の画像情報を画像表示する。スピーカ76は、エンタテイメント装置56から出力される音声情報、および、報知情報提供装置16から出力される報知情報の音声情報を音声出力する。
[2.個人認識装置12の動作]
図3を用いて個人認識装置12が行う処理を説明する。カメラ30は、常時または一定間隔で車両10の各乗員を撮像し、画像情報を個人認識部24に出力する。また、マイク28は、常時または一定間隔で車両10の各乗員の発話を集音し、音声情報を個人認識部24に出力する。認識制御部54は、一定時間分の画像情報および音声情報を第1記憶部52に一時的に保存する。
ステップS1において、認識制御部54は、報知情報提供装置16から情報提供の通知を受けるか否か、すなわち報知情報提供装置16により乗員に対して情報提供(報知情報の提供)が行われるか否かの判定を行う。情報提供が行われる場合(ステップS1:YES)、処理はステップS3に移行する。一方、情報提供が行われない場合(ステップS1:NO)、処理はステップS2に移行する。
ステップS1からステップS2に移行すると、認識制御部54は、検知部22から出力される情報に基づいて個人認識を行う所定のタイミングか否かを判定する。本実施形態では、情報提供のタイミングの他に、乗員が座席を移動するタイミング、車両10のドアが開閉するタイミング、車両10が停車するタイミング、車両10のパワースイッチ38が操作されるタイミング、車両10に所定値以上の挙動が発生するタイミング、のいずれかで個人認識を行う。認識制御部54は、カメラ30から出力される画像情報に基づいて、乗員が車両10内で移動する距離を認識し、移動量が所定の移動量閾値以上である場合に、乗員の移動があったと判定する。また、認識制御部54は、カーテシスイッチ34から出力される検知情報に基づいて、車両10のドアの開閉があったと判定する。また、認識制御部54は、車速センサ36から出力される車速情報に基づいて、車両10の車速を認識し、車速がゼロである場合に、車両10が停車したと判定する。また、認識制御部54は、パワースイッチ38から出力される切替情報に基づいて、パワースイッチ38の操作があったと判定する。また、認識制御部54は、Gセンサ40から出力される加速度情報に基づいて、車両10の前後方向または幅方向の加速度を認識し、所定以上の加速度がある場合に、車両10に所定値(所定加速度)以上の挙動(加速)が発生したと判定する。なお、加速には負の加速、すなわち減速も含まれる。個人認識を行う所定のタイミングである場合(ステップS2:YES)、処理はステップS3に移行する。一方、個人認識を行う所定のタイミングでない場合(ステップS2:NO)、以降の一連の処理は行われない。
ステップS1またはステップS2からステップS3に移行すると、認識制御部54は、検知部22から出力される情報に基づいて個人認識を行わない所定のタイミングであるか否かを判定する。車両10内の明るさが短時間で大きく変化すると、カメラ30の画像情報に基づく個人認識の精度が低下する。このため、本実施形態では、明るさが大きく変化するタイミング、例えば車両10がトンネルの出入口通過後のタイミングで画像情報に基づく個人認識を行わないようにしている。認識制御部54は、ナビゲーション装置44がトンネルの出入口を検知する場合に画像情報に基づく個人認識を行わないタイミングであると判定する。または、認識制御部54は、環境光センサ42が検知する車両10内の明るさに基づいて明るさを監視し、所定時間以内に明るさが所定以上変化する場合に画像情報に基づく個人認識を行わないタイミングであると判定する。画像情報に基づく個人認識を行わない所定のタイミングでない場合(ステップS3:YES)、処理はステップS4に移行する。一方、画像情報に基づく個人認識を行わないタイミングであると判定する場合(ステップS3:NO)、以降の一連の処理は行われない。
ステップS3からステップS4に移行すると、認識制御部54は、個人認識を行う。認識制御部54は、報知情報提供装置16から情報提供の通知を受けている場合には、情報提供の通知を受けた直後、言い換えると情報提供が行われてから所定時間以内に、個人認識を行う。このタイミングで個人認識を行う理由は、後のステップS7で行われる個人情報88の保存の際に、座席毎に乗員の情報(識別番号86)と、個人情報取得部20により取得される個人情報88と、を正確に紐付けるためである。カメラ30により画像情報が取得される場合、認識制御部54は、カメラ30から出力される画像情報を用いて公知の画像認識処理を行い、乗員の存在とその乗員の着座位置を認識する。更に、認識制御部54は、画像情報から乗員の顔の位置を認識し、顔画像の情報を乗員データ84に含まれる顔画像の情報と照合し、乗員が誰であるかを認識する。マイク28により音声情報が取得される場合、認識制御部54は、マイク28から出力される音声情報を用いて公知の音声認識処理を行い、乗員の存在とその乗員の着座位置を認識する。更に、認識制御部54は、音声情報を、乗員データ84に含まれる音声情報92と照合し、乗員が誰であるかを認識する。
ステップS5において、認識制御部54は、乗員の反応を検知する。ここで認識制御部54は、個人情報取得部20が取得した個人情報88のうち、情報提供前の個人情報88と情報提供後の個人情報88との比較、または、所定時間前の個人情報88と最新の個人情報88との比較を行い、変化が所定以上である場合に乗員の反応があったものと判定する。例えば、乗員の顔特徴点の動作量が所定量以上である場合に、乗員の反応があったものと判定する。また、声量の変化量が所定量以上である場合に、乗員の反応があったものと判定する。また、動作していなかった乗員が手を動かす等の仕草を行った場合に、乗員の反応があったものと判定する。乗員の仕草は公知の仕草の認識技術(ジェスチャ認識技術)を使用して認識可能である。
認識制御部54が乗員の反応を検知する場合(ステップS6:YES)、処理はステップS7に移行する。一方、認識制御部54が乗員の反応を検知しない場合(ステップS6:NO)、処理は終了する。
ステップS6からステップS7に移行すると、認識制御部54は、個人情報DB80に個人情報88を記憶させる。認識制御部54は、ステップS4で認識した乗員の情報と、個人情報取得部20が取得した個人情報88(情報提供後の個人情報88または最新の個人情報88)と、を紐付けて記憶させる。例えば、報知情報提供装置16が、識別番号aaaaの乗員に対して情報提供を行った結果、その乗員が笑顔に変化したとする。この場合、図4に示されるように、識別番号aaaaに、乗員の顔画像情報90aを紐付ける。
以後の処理において、個人認識は、個人情報取得部20により取得される個人情報88を、個人情報DB80に保存されかつ顔画像情報90aを含む個人情報88と照合することにより行われる。
[3.変形例]
本発明は前述した実施形態の他に様々な変形例が考えられる。
図3に示されるステップS7の処理において、情報提供後に取得された個人情報88(顔画像情報90a)を保存する場合、個人情報88(顔画像情報90a)と提供される報知情報の種類(メールの通知、店舗の紹介等の種類)とを紐付けて保存してもよい。そして、以後の処理で情報提供後に個人認識を行う場合に、提供される報知情報と同じ種類の報知情報に紐付られる個人情報88を抽出し、個人情報取得部20で取得された各情報を抽出した個人情報88と照合するようにしてもよい。
[4.実施形態から得られる技術的思想]
上記実施形態および変形例から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
上記実施形態は、
個人特有の個人情報88に基づいて車両10の乗員の個人認識を行う個人認識装置12であって、
車両10から乗員に対して報知情報が提供される場合に、報知情報が提供されてから所定時間以内に乗員の個人認識を行う。
上記構成によれば、車両10から乗員に対して報知情報が提供されてから所定時間以内、例えば報知情報を提供した直後に乗員の個人認識を行うため、乗員と、その乗員から取得される個人情報88と、を正確に紐付けることができる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
乗員の個人情報88を取得する個人情報取得部20と、
個人情報88を乗員と紐付けて記憶する記憶部(第1記憶部52)と、
車両10が乗員に対して報知情報を提供する場合に、報知情報が提供されてから所定時間以内に個人情報取得部20が取得する個人情報88を、記憶部(第1記憶部52)が記憶する個人情報88と照合することで乗員の個人認識を行い、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる認識制御部54と、を備える。
上記構成によれば、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
乗員が座席を移動することを検知する検知部22(カメラ30)を備え、
認識制御部54は、検知部22が乗員が座席を移動することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる。
上記構成によれば、報知情報を提供した直後以外のタイミングでも個人認識を行うため、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
車両10のドアが開閉することを検知する検知部22(カーテシスイッチ34)を備え、
認識制御部54は、検知部22がドアが開閉することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる。
上記構成によれば、報知情報を提供した直後以外のタイミングでも個人認識を行うため、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
車両10が停車することを検知する検知部22(車速センサ36)を備え、
認識制御部54は、検知部22が車両10が停車することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる。
上記構成によれば、報知情報を提供した直後以外のタイミングでも個人認識を行うため、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12において、
認識制御部54は、車両10のパワースイッチ38が操作される場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる。
上記構成によれば、報知情報を提供した直後以外のタイミングでも個人認識を行うため、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
車両10の挙動を検知する検知部22(Gセンサ40)を備え、
認識制御部54は、検知部22が所定値以上の車両10の挙動を検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、個人情報取得部20が取得する個人情報88を乗員に紐付けて記憶部(第1記憶部52)に記憶させる。
上記構成によれば、報知情報を提供した直後以外のタイミングでも個人認識を行うため、精度の高い個人情報88を蓄積することが可能となる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
車両10内の明るさを検知する検知部22(環境光センサ42)を備え、
認識制御部54は、検知部22が所定値以上の明るさの変化を検知する場合に、画像情報に基づく個人認識を行わない。
乗員の顔を撮像し、取得した顔画像を予め記憶される顔画像と照合して個人認識を行う場合がある。乗員の顔を撮像する場合、顔を照らす光の変化が大きいと顔自体の認識を行うことが困難になるため、個人認識の精度が低く、誤認識の可能性が高くなる。上記構成によれば、明るさの変化が大きい場合に個人認識を行わないため、誤認識を行う可能性が低くなる。
上記実施形態に係る個人認識装置12は、
車両10の走行位置を検知する検知部22(ナビゲーション装置44)を備え、
認識制御部54は、検知部22が走行位置がトンネルの出入口であることを検知する場合に、画像情報に基づく個人認識を行わない。
乗員の顔を撮像し、取得した顔画像を予め記憶される顔画像と照合して個人認識を行う場合がある。乗員の顔を撮像する場合、顔を照らす光の変化が大きいと顔自体の認識を行うことが困難になるため、個人認識の精度が低く、誤認識の可能性が高くなる。上記構成によれば、明るさの変化が大きくなるトンネルの出入口で個人認識を行わないため、誤認識を行う可能性が低くなる。
なお、本発明に係る個人認識装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…車両 12…個人認識装置
20…個人情報取得部 22…検知部
30…カメラ 34…カーテシスイッチ
36…車速センサ 38…パワースイッチ
40…Gセンサ 42…環境光センサ
44…ナビゲーション装置 52…第1記憶部(記憶部)
54…認識制御部 88…個人情報

Claims (9)

  1. 個人特有の個人情報に基づいて車両の乗員の個人認識を行う個人認識装置であって、
    前記車両から前記乗員に対して報知情報が提供される場合に、前記報知情報が提供されてから所定時間以内に前記乗員の個人認識を行う、個人認識装置。
  2. 請求項1に記載の個人認識装置であって、
    前記乗員の前記個人情報を取得する個人情報取得部と、
    前記個人情報を前記乗員と紐付けて記憶する記憶部と、
    前記車両が前記乗員に対して前記報知情報を提供する場合に、前記報知情報が提供されてから所定時間以内に前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を、前記記憶部が記憶する前記個人情報と照合することで前記乗員の個人認識を行い、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる認識制御部と、
    を備える、個人認識装置。
  3. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記乗員が座席を移動することを検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が前記乗員が座席を移動することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる、個人認識装置。
  4. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記車両のドアが開閉することを検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が前記ドアが開閉することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる、個人認識装置。
  5. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記車両が停車することを検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が前記車両が停車することを検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる、個人認識装置。
  6. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記認識制御部は、前記車両のパワースイッチが操作される場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる、個人認識装置。
  7. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記車両の挙動を検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が所定値以上の前記車両の挙動を検知する場合に、更に個人認識を行い、個人認識することができる場合は、前記個人情報取得部が取得する前記個人情報を前記乗員に紐付けて前記記憶部に記憶させる、個人認識装置。
  8. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記車両内の明るさを検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が所定値以上の明るさの変化を検知する場合に、個人認識を行わない、個人認識装置。
  9. 請求項2に記載の個人認識装置であって、
    前記車両の走行位置を検知する検知部を備え、
    前記認識制御部は、前記検知部が前記走行位置がトンネルの出入口であることを検知する場合に、個人認識を行わない、個人認識装置。
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