JP2020008729A - Projection device, control device, projection device control method and program - Google Patents
Projection device, control device, projection device control method and program Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020008729A JP2020008729A JP2018129880A JP2018129880A JP2020008729A JP 2020008729 A JP2020008729 A JP 2020008729A JP 2018129880 A JP2018129880 A JP 2018129880A JP 2018129880 A JP2018129880 A JP 2018129880A JP 2020008729 A JP2020008729 A JP 2020008729A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light amount
- projection device
- image
- control information
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、投影装置の光源の制御を行う投影装置、制御装置、投影装置の制御方法およびプログラムに関する。 The present invention relates to a projection device that controls a light source of the projection device, a control device, a control method of the projection device, and a program.
複数の投影装置を組み合わせて、1つの映像をスクリーンに投影するシステムが用いられている。複数の投影装置が投影した映像が1つの映像としてスクリーンに投影されることで、高い解像度の映像を大きなサイズで表示することができる。この場合、各投影装置が映像を投影するタイミングにずれが生じると、スクリーンに投影された映像は、全体として適正な映像ではなくなる。この課題に対して、複数のプロジェクタから同期した映像を出力表示する技術が提案されている(特許文献1を参照)。この技術では、マスタとなるプロジェクタが、各プロジェクタの映像信号遅延時間のうち、最大映像信号遅延時間を判定し、最大映像信号遅延時間を動画時刻情報に加算して、映像を表示することで、時間ずれのない映像の投写を行っている。 2. Description of the Related Art A system that combines a plurality of projection devices and projects one image on a screen has been used. By projecting images projected by a plurality of projection devices as one image on a screen, a high-resolution image can be displayed in a large size. In this case, if there is a shift in the timing at which each projection device projects an image, the image projected on the screen will not be an appropriate image as a whole. To solve this problem, a technique for outputting and displaying a synchronized video from a plurality of projectors has been proposed (see Patent Document 1). In this technology, the master projector determines the maximum video signal delay time among the video signal delay times of each projector, adds the maximum video signal delay time to the moving image time information, and displays an image. Projecting images without time lag.
特許文献1の技術では、映像の同期のために、最大映像信号遅延時間に応じた時間を遅延させているため、映像が表示されるまでの遅延時間が長くなる。遅延時間の短縮化を図るために、複数のプロジェクタ(投影装置)の光源の駆動タイミングのずれを許容すると、光源の駆動タイミングのずれに起因して、各投影装置が投影した映像に輝度差が生じる。この場合、各投影装置が投影した映像の間の輝度差により、スクリーンに投影された全体の映像の視認性を低下させる。 In the technique of Patent Literature 1, the time corresponding to the maximum video signal delay time is delayed for video synchronization, so that the delay time until the video is displayed becomes longer. If a shift in the drive timing of the light sources of a plurality of projectors (projection devices) is allowed in order to reduce the delay time, the difference in the drive timing of the light sources may cause a difference in the brightness of the image projected by each projection device. Occurs. In this case, the visibility of the entire image projected on the screen is reduced due to the luminance difference between the images projected by each projection device.
本発明の目的は、複数の投影装置が投影した複数の画像により構成される画像の視認性の低下を抑制する投影装置、制御装置、投影装置の制御方法およびプログラムを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a projection device, a control device, a control method of a projection device, and a program that suppress a decrease in visibility of an image formed by a plurality of images projected by a plurality of projection devices.
上記目的を達成するために、本発明の投影装置は、前記投影装置が投影面に投影する第1画像と他の投影装置が前記投影面に投影する第2画像とが重なり合う領域を減光させる処理を施す減光手段と、前記領域の幅が狭くなるに応じて、前記第1画像および前記第2画像の光量を変化させる光量変化速度を低速にさせる光量制御情報を生成する生成手段と、前記第1画像の光量制御情報に従って、光源を制御する光源制御手段と、前記第2画像の光量制御情報を前記他の投影装置に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a projection device according to the present invention reduces a region where a first image projected by the projection device on a projection surface and a second image projected by another projection device on the projection surface are overlapped. Light reducing means for performing processing, and generating means for generating light amount control information for reducing a light amount changing speed for changing the light amount of the first image and the second image as the width of the region becomes narrower, A light source control unit that controls a light source according to the light amount control information of the first image, and an output unit that outputs the light amount control information of the second image to the other projection device.
本発明によれば、複数の投影装置が投影した複数の画像により構成される画像の視認性の低下を抑制することができる。 According to the present invention, it is possible to suppress a decrease in visibility of an image formed by a plurality of images projected by a plurality of projection devices.
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の各実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は各実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. However, the configurations described in the following embodiments are merely examples, and the scope of the present invention is not limited by the configurations described in the embodiments.
<第1実施形態>
図1は、各実施形態のシステム全体の構成例を示す図である。図1のシステムは、投影装置100、投影装置200、スクリーン300、ハブ500および制御装置600を有する。図1の例は、投影装置が2台の構成例を示しているが、3台以上の投影装置が用いられてもよい。投影装置100は、投影面としてのスクリーン300に投影画像1001(第1画像)を投影する。投影装置200は、スクリーン300に投影画像2001(第2画像)を投影する。スクリーン300に、投影画像1001と投影画像2001とが組み合わせて投影されることで、スクリーン300には、投影画像1001と投影画像2001とにより構成される1つの画像(映像)が表示される。当該1つの画像は、投影画像1001および投影画像2001より、解像度が高く、表示サイズも大きい。そして、投影装置100が投影する投影画像1001と、投影装置200が投影する投影画像2001とは部分的に重複しており、重複した領域が重畳領域3001である。また、投影装置100と投影装置200とは互いに通信を行うため、ハブ500を介して接続されている。
<First embodiment>
FIG. 1 is a diagram illustrating a configuration example of the entire system of each embodiment. 1 includes a
以下、投影装置100と投影装置200とは、ハブ500を介して通信を行うものとして説明するが、投影装置100と投影装置200とが通信可能であれば、ハブ500は使用されなくてもよい。例えば、投影装置100と投影装置200とが、無線LANルータのように無線により通信を行う場合、投影装置100と投影装置200とは、他の装置を介さず直接的に接続されるように構成してもよい。ハブ500には、制御装置600が接続されている。制御装置600は、例えば、パーソナルコンピュータ等である。制御装置600は、投影装置100と投影装置200とを制御する。制御装置600とハブ500とは一体的に構成されていてもよい。
Hereinafter, the
図2は、投影装置100の内部構成を示す図である。以下、投影装置100と投影装置200とは同じ構成であるものとして説明する。ただし、投影装置100と投影装置200とは異なる構成であってもよい。投影装置100は、CPU110、RAM111、ROM112、操作部113、通信部114、画像入力部120および画像処理部140を有する。また、投影装置100は、光変調素子制御部150、光変調素子170R、170G、170B、光源制御部130、光源160、色分離部161、色合成部180、投影光学系183および投影光学系制御部184を有する。さらに、投影装置100は、特徴量算出部190および光量制御情報生成部191を有する。CPU110、RAM111、ROM112、操作部113、通信部114、画像入力部120、光源制御部130および画像処理部140は、バス199によりそれぞれ相互に接続されている。同様に、光変調素子制御部150、投影光学系制御部184、特徴量算出部190および光量制御情報生成部191は、バス199によりそれぞれ相互に接続されている。
FIG. 2 is a diagram showing an internal configuration of the
CPU110は、投影装置100の各動作ブロックを制御する制御手段として機能する。ROM112には、CPU110の処理手順を記述した制御プログラムが記憶されている。RAM111には、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータが格納される。CPU110は、通信部114より受信した静止画データや動画データを一時的に記憶し、ROM112に記憶されたプログラムを用いて、それぞれの画像や映像を再生したりすることもできる。また、CPU110は、操作部113や、通信部114を介して入力された制御信号を受けて、投影装置100の各部を制御する。操作部113は、ユーザからの指示を受け付け、CPU110に指示信号を出力するものであり、例えば、スイッチやダイヤル等からなる。また、操作部113は、例えば、リモコンからの信号を受信する信号受信部(赤外線受信部等)で、受信した信号に基づいて所定の指示信号をCPU110に出力するものであってもよい。
The
通信部114は、外部機器と、制御信号や静止画データ、動画データ等を送受信するために用いられ、例えば、無線LANや有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)等を適用することができる。ただし、通信方式は、上記の例には限定されない。また、画像入力部120の端子が、例えばHDMI(登録商標)端子であれば、その端子を介してConsumer Electronics Control(CEC)通信を行うものであってもよい。ここで、外部装置は、投影装置100と通信を行うことができる装置であれば、パーソナルコンピュータやカメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機、リモコン等の任意の装置であってよい。
The
画像入力部120は、外部装置からの画像の入力を受け付ける。外部装置は、画像信号を出力できるものであれば、パーソナルコンピュータやカメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機等の任意の装置であってよい。また、画像入力部120は、USBフラッシュメモリやSDカードのようなメディアに記録された画像を読み込むこともできる。画像入力部120は、入力された画像データ(以下、入力画像)を画像処理部140へ出力する。また、画像入力部120は、CPU110からの指示に基づき、GUIのような任意のOSDやテストパターンを受信した画像に重畳して出力することもできる。さらに、画像入力部120は、CPU110からの指示に基づいて、入力画像をRAM111に出力することも可能である。
The
光源制御部130は、光源160のON/OFFの制御や光量の制御を行う光源制御手段であり、制御用のマイクロプロセッサにより実現されてもよい。光量の制御は、光源に印加する電圧または電流による制御であってもよいし、アイリスやメカシャッターの駆動による制御であってもよい。また、光源制御部130の機能は、例えば、ROM112に記憶されたプログラムをCPU110が光源制御部130と同様の処理を実行することにより実現されてもよい。光源160は、スクリーン300に画像を投影するための光を出力する。光源160は、例えば、ハロゲンランプやキセノンランプ、高圧水銀ランプ、レーザー、LED、蛍光体等であってもよいし、それらを組み合わせたものであってもよい。光源制御部130は、光量制御情報生成部191が生成した光量制御情報に基づいて、光源の光量を制御する。
The light
画像処理部140は、画像入力部120から受けた映像信号(入力画像)にフレーム数や画素数、画像形状等の変更処理を施して、光変調素子制御部150に出力するものであり、例えば、画像処理用のマイクロプロセッサにより実現される。画像処理部140の機能は、例えば、ROM111に記憶されたプログラムを、CPU110が画像処理部140と同様の処理を実行することにより実現されてもよい。画像処理部140は、フレーム間引き処理やフレーム補間処理、解像度変換処理、色補正処理、ブレンド処理、歪み補正処理(キーストン補正処理)といった機能を実行することが可能である。画像処理部140の内部構成の詳細については、図3を用いて後述する。
The
また、画像処理部140は、光量制御情報生成部191が算出した光量制御情報に応じて映像信号の階調を伸長する処理を行うことも可能である。画像処理部140は、画像入力部120から受けた映像信号以外にも、CPU110によって再生された画像に対して、上述した変更処理を施すこともできる。
Further, the
光変調素子制御部150は、画像処理部140から出力される画像信号に基づいて、光変調素子170R、170G、170Bの画素の光変調素子に印可する電圧を制御して、光変調素子170R、170G、170Bの光変調率を制御する。光変調素子170Rは、赤色に対応する光変調素子であって、光源160から出力された光について、色分離部161で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、赤色の光の光変調率を制御する。光変調素子170Gは、緑色に対応する光変調素子であって、光源160から出力された光について、色分離部161で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、緑色の光の光変調率を制御する。光変調素子170Bは、青色に対応する光変調素子について、光源160から出力された光のうち、色分離部161で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、青色の光の光変調率を制御する。
The light modulation
色分離部161は、光源160から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離するものであり、例えば、ダイクロイックミラーやプリズム等が適用される。光源160として、各色に対応するLED等を使用する場合には、色分離部161は不要である。色合成部180は、光変調素子170R、170G、170Bで変調された赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成するものであり、例えば、ダイクロイックミラーやプリズム等が適用される。
The
投影光学系制御部184は、投影光学系183を制御する。投影光学系制御部184は、制御用のマイクロプロセッサにより実現されてもよい。投影光学系制御部184は、例えば、ROM112に記憶されたプログラムを、CPU110が投影光学系制御部184と同様の処理を実行することにより実現されてもよい。投影光学系183は、色合成部180で合成された光をスクリーン300に投影する。投影光学系183は、複数のレンズやレンズ駆動用のアクチュエータ等であってよい。レンズをアクチュエータにより駆動することで、投影画像のズーム(拡大、縮小)や焦点調整等を行うことができる。
The projection optical
特徴量算出部190は、画像入力部120に入力された入力画像、または画像処理部140から出力される画像に基づいて特徴量を算出する。算出される特徴量としては、例えば、画像1フレームの平均階調値であるAPL(Average Picture Level)であってもよいし、画像1フレーム中に含まれる最大階調値や最小階調値、ヒストグラム等であってもよい。また、特徴量算出部190は、上記の特徴量のフレーム間での変化を特徴量として算出してもよい。
The feature
光量制御情報生成部191は、光量制御情報を生成する生成手段である。光量制御情報は、光源をどの程度の発光量で発光させるかを規定する目標光量(光量の設定値)や、何フレーム期間をかけて目標光量とするように制御するかを規定する光量変化時間を含む。光量制御情報生成部191は、表示する画像の特徴量に基づいて、光源の目標光量を決定する。例えば、画像が全体的に暗い画像である場合に、画像が明るい画像である場合よりも、低い目標光量と決定する。これにより、暗い画像を表示する場合に、光源から照射された光が暗い領域に漏れることによるコントラストの低下を抑制することが可能となる。光量制御情報生成部191は、フレームごとに目標光量を決定してもよいし、複数のフレームごとや、特定のシーンごとに目標光量を決定することも可能である。光量制御情報生成部191は、特徴量として、投影装置100の特徴量算出部190が算出した特徴量を用いてもよいし、取得手段として機能する通信部114を介して外部装置から取得した特徴量を用いてもよいし、両方の特徴量を用いてもよい。
The light amount control
また、光量制御情報生成部191は、後述のブレンド処理部144でブレンド処理を施した場合の重畳領域3001の幅に基づいて、何フレーム期間をかけて目標光量とするように制御するかを規定する光量変化時間を生成する。光量制御情報生成部191は、重畳領域の幅が所定値よりも狭いほど、長い光量変化時間とする。言い換えると、光量制御情報生成部191は、重畳領域3001の幅が狭いほど、光量変化の速度(光量変化速度)が遅くなるように、光量制御情報を生成する。光量変化速度は、前フレームにおける目標光量Xaから、現フレームにおける目標光量Xbへ光源の光量を変化させる場合における、時間当たりの光量の変化率を示すものである。
Further, the light amount control
図3は、画像処理部140の内部構成を示す図である。画像入力部120から画像処理部140に入力された画像(入力画像)は、最初に、解像度変換部141で処理される。解像度変換部141は、入力画像の解像度を所望の解像度へ変換する。ここでは、解像度変換部141は、光変調素子170の解像度に合わせるように入力画像の解像度を変換する。例えば、光変調素子170の解像度が1920×1080であり、入力画像の解像度が1280×720であるとする。この場合、解像度変換部141は、入力画像の縦横のサイズを1.5倍に拡大して、1920×1080の画像に変換する。このように、光変調素子170の解像度と入力画像の解像度のアスペクト比が同じ場合には、解像度変換部141は、入力画像を単純に拡大する。ただし、例えば、入力画像の解像度が1024×768のようにアスペクト比が光変調素子170と異なる場合には、解像度変換部141は、縦もしくは横の幅の比に合わせてアスペクト比を保持したまま入力画像を拡大する。そして、解像度変換部141は、画像を光変調素子170の中央に配置し、周辺の余った画素については黒を出力する。
FIG. 3 is a diagram showing the internal configuration of the
色補正部142は、カラーマトリクス変換やクロマ処理、ガンマ処理、色空間変換等の色補正を行い、入力画像がスクリーン300に投影された際に所望の色となるように補正処理を行う。OSD生成部143は、設定メニューのOSDや、ブレンド処理の対象の領域である重畳領域3001の調整用のパターンを生成し出力する。CPU110が重畳領域3001の位置調整の処理を実行している場合やテストパターンの出力処理を実行している場合、CPU110の指示によりOSD生成部143は、パターンを入力画像に重畳し、後段のブレンド処理部144へ出力する。
The
投影装置100による投影画像1001と投影装置200による投影画像2001とを部分的に重ね合わせて1つの投影画像が構成される場合、2つの投影画像が重ね合わせられる領域(重畳領域3001)が、スクリーン300に生じる。ブレンド処理部144は、重畳領域3001に対して減光処理(以下、ブレンド処理)を行う減光処理手段である。具体的には、ブレンド処理部144は、OSD生成部143から入力された画像のうち、CPU110により指定された重畳領域3001の幅に対して、ブレンド処理を行う。ブレンド処理は、重畳領域3001で各投影装置の投影画像を重ねて投影された画像の明るさがもとの画像の明るさと同等となるように、各投影装置が重畳領域3001に投影する画像の明るさを、各投影装置がブレンド処理を施さないで画像を投影する場合よりも低減する処理である。重畳領域3001の幅の情報は、CPU110からブレンド処理部144に入力される。また、重畳領域3001の幅の情報は、CPU110の指示により光量制御情報生成部191へ出力され、光量制御情報を算出する際に用いられる。
When one projection image is formed by partially overlapping the
変形処理部145は、入力画像を任意の形状に変形する。変形処理部145でR(赤)、G(緑)、B(青)の色毎に画像信号を変形し、フレームメモリ146に書き込む。変形処理部145は、書き込みが完了したら、フレームメモリ146から信号を読み出し、変形が施された信号を出力する。なお、変形処理部145は、所定の変形式に基づいて変形前後の画素の座標を求め、変形後画像信号を出力する。
The
以下、投影装置100および投影装置200は、それぞれ、スクリーン300に画像を表示する際の動作モードとしてマスターモードとスレーブモードとの2つモードのうち何れかの役割を果たすものとする。投影装置が3台以上の場合、何れか1台の投影装置がマスターモードの投影装置になり、1以上の他の投影装置がスレーブモードの投影装置になる。動作モードの切り替えは、操作部113を介して得られるユーザの指定に基づいて決定されてもよいし、通信部114を介して接続される外部装置からの指示により決定されてもよい。以下、投影装置100がマスターモードで動作し、投影装置200がスレーブモードで動作するものとして説明を行うが、投影装置200がマスターモードで動作し、投影装置100がスレーブモードで動作してもよい。
Hereinafter, each of the
投影装置100および投影装置200がそれぞれ、上述した光量調整を実行して画像を表示する場合、光量調整のタイミングが大きくずれる場合がある。光量調整のタイミングが大きくずれると、例えば、投影画像1001の黒画像領域と投影画像2001の黒画像領域とが隣接している場合に、マッハ効果により黒画像領域の輝度差が強調されてスクリーン300を視ているユーザに認識される。マッハ効果とは、輝度差がある画像が隣接して表示された場合に、暗い画像はより暗く、明るい画像がより明るく認識されることで、輝度差が強調されて認識される効果である。例えば、投影画像1001と投影画像2001とがスクリーン300にタイル状に並べられて投影され、重畳領域3001が存在しない場合、投影画像1001と投影画像2001との境界を跨いで隣接する画素間の輝度差が強調され、視認されやすくなる。
When each of the
投影装置100および投影装置200は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度を遅くすることで、投影画像1001と投影画像2001との出力輝度(光量)差を小さくする制御を行う。これにより、スクリーン300を視認する視認者は、出力輝度差を視認しにくくなるため、スクリーン300に投影された画像の視認性が向上する。投影装置100および投影装置200のCPU110が実行する処理について、説明する。図4のフローチャートは、マスターモードとして動作する投影装置100の処理の流れを示す。
The
投影装置100のCPU110は、画像処理部140がブレンド処理を施している重畳領域3001の幅の情報を取得する(S300)。CPU110は、取得した重畳領域3001の幅の情報を光量制御情報生成部191に出力し、光量制御情報生成部191に光量変化速度を取得させる(S301)。光量制御情報生成部191は、例えば、図5のテーブルに従って、光量変化速度を取得してもよい。図5のテーブルは、光量変化速度と重畳領域3001の幅の割合との関係を規定するテーブルであり、横軸は重畳領域の幅の割合[%]を示し、縦軸は光量変化速度[%/frame]を示す。光量変化速度は、投影装置100および投影装置200の光源160の出力光量を変化させる速度を示す。重畳領域の幅の割合は、投影画像1001の幅に対する重畳領域3001の幅の割合を示す。図5のテーブルでは、光量変化速度と重畳領域の幅の割合との関係は、非線形な関係である例を示しているが、光量変化速度と重畳領域の幅の割合との関係は、線形な関係であってもよいし、ステップ状に変化する関係であってもよい。
The
図5のテーブルでは、重畳領域の幅の割合が20%である場合、光量変化速度は16%/frameと規定されている。上述したように、光量制御情報生成部191は、CPU110から、重畳領域3001の幅の情報を受けている。光量制御情報生成部191は、図5のテーブルに基づいて、CPU110から受けた重畳領域3001の幅の情報に対応する光量変化速度を取得してもよい。光量制御情報生成部191は、図5に示されるようなテーブルではなく、所定の数式に基づいて、重畳領域3001の幅に対応する光量変化速度を算出することで、光量変化速度を取得してもよい。
In the table of FIG. 5, when the ratio of the width of the superimposition region is 20%, the light amount change speed is defined as 16% / frame. As described above, the light amount control
各実施形態における光量変化速度と重畳領域の幅との関係は、重畳領域の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度が遅くなる関係になっている。つまり、図5に示されるように、光量変化速度は、重畳領域の幅が狭くなるに応じて、遅くなる特性を有している。これにより、投影画像1001と投影画像2001との間の輝度差が大きい場合(所定の差以上である場合)であったとしても、重畳領域3001の内部で滑らかに輝度が変化する。このため、重畳領域3001は、緩衝材の役割を果たすため、上記の輝度差が視認者に視認されにくくなる。
The relationship between the light amount change speed and the width of the superimposition region in each embodiment is such that the light amount change speed decreases as the width of the superimposition region decreases. That is, as shown in FIG. 5, the light amount changing speed has a characteristic that the light amount changing speed becomes slower as the width of the superimposed region becomes narrower. As a result, even when the luminance difference between the projected
重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、重畳領域3001の内部の輝度変化が急峻になる。重畳領域3001の幅が広くなるに応じて、重畳領域3001の内部の輝度変化が滑らかになる。そこで、投影装置100は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光源160の光量変化速度を遅くする制御を行う。これにより、上記の輝度差が視認者に視認されにくくなる。
As the width of the superimposed
図4に示されるように、投影装置100のCPU110は、出力手段として機能する通信部114を介して、スレーブモードで動作する全ての投影装置に特徴量の取得要求を送信する(S302)。上述したように、投影装置100と投影装置200との2台によりスクリーン300に画像が投影される場合、投影装置100のCPU110は、通信部114を介して、投影装置200に特徴量の取得要求を送信する制御を行う。CPU110は、スレーブモードで動作する全ての投影装置から特徴量を受信したかを判定する(S303)。CPU110は、スレーブモードで動作する全ての投影装置から特徴量を受信していないと判定した場合(S303でNO)、ステップS303を繰り返す。CPU110は、スレーブモードで動作する全ての投影装置から特徴量を受信したと判定した場合(S303でYES)、特徴量算出部190が算出した特徴量を取得する(S304)。CPU110は、取得した特徴量を、光量制御情報生成部191に出力するとともに、S303において受信した、スレーブモードで動作する投影装置200の特徴量も光量制御情報生成部191に出力する。
As shown in FIG. 4, the
CPU110は、光量制御情報生成部191に光量制御情報を生成させる(S305)。光量制御情報は、マスターモードで動作する投影装置の光源160を制御する情報であり、且つスレーブモードで動作する投影装置が光源160を制御する情報である。ここでは、光量制御情報は、投影装置100および投影装置200の光源制御部130が光源160を制御する際に用いられる情報である。光量制御情報生成部191は、上述したように、S301において光量変化速度を算出している。光量制御情報生成部191は、算出した光量変化速度に基づいて、光量制御情報を生成する。CPU110は、光量制御情報生成部191が生成した光量制御情報を、光源制御部130に出力する(S306)。光量制御情報は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度を遅くさせる制御を光源160に実施させる情報である。光源制御部130は、光量制御情報に基づいて、光源160を制御する。
The
CPU110は、光量制御情報生成部191が生成した光量制御情報を、通信部114を介して、スレーブモードで動作する全ての投影装置に順次送信する(S307)。スレーブモードで動作する投影装置が投影装置200のみである場合、投影装置100のCPU110は、通信部114を介して、投影装置200へ光量制御情報を送信する。S307の処理が完了した後、CPU110は、マスターモードの動作が終了するか否かを判定する(S308)。マスターモードの動作が終了すると判定された場合(S308でYES)、処理は終了する。マスターモードの動作が終了しないと判定された場合(S308でNO)、フローはS302に戻る。例えば、CPU110は、画像入力部120に画像が入力されている間は、マスターモードの動作が終了しないと判定してもよい。また、CPU110は、操作部113に対して動作終了の操作が行われたことを検出した際に、マスターモードの動作が終了すると判定してもよい。
The
次に、図6のフローチャートを参照して、スレーブモードで動作する投影装置200のCPU110が実行する処理の流れについて説明する。投影装置200のCPU110は、通信部114を介して、マスターモードで動作する投影装置100から特徴量の取得要求を受信したかを判定する(S320)。上述したように、S302において、マスターモードで動作する投影装置100は、特徴量の取得要求を送信する。投影装置200のCPU110が、特徴量の取得要求を受信したと判定した場合(S320でYES)、投影装置200の特徴量算出部190は、特徴量を算出する(S321)。投影装置200のCPU110は、算出された特徴量の情報を、通信部114を介して、マスターモードで動作する投影装置100に送信する(S322)。投影装置200のCPU110は、特徴量の取得要求を受信していないと判定した場合(S320でNO)、S320の処理を繰り返す。
Next, the flow of processing executed by the
投影装置200のCPU110は、通信部114を介して、マスターモードで動作する投影装置100から光量制御情報を受信したかを判定する(S323)。上述したように、S307において、マスターモードで動作する投影装置100は、光量制御情報を送信する。投影装置200のCPU110は、投影装置100から光量制御情報を受信していないと判定した場合(S323でNO)、S323の処理を繰り返す。投影装置200のCPU110は、投影装置100から光量制御情報を受信したと判定した場合(S323でYES)、通信部114を介して、マスターモードで動作する投影装置100に、光量制御情報を送信する(S324)。投影装置200のCPU110は、スレーブモードの動作が終了するか否かを判定する(S325)。スレーブモードの動作が終了すると判定された場合(S325でYES)、処理は終了する。スレーブモードの動作が終了しないと判定された場合(S325でNO)、フローはS302に戻る。例えば、投影装置200のCPU110は、画像が入力されている間は、スレーブモードの動作が終了しないと判定してもよい。また、投影装置200のCPU110は、操作部113に対して動作終了の操作が行われたことを検出した際に、スレーブモードの動作が終了すると判定してもよい。
次に、投影装置100の光源160と投影装置200の光源160との光源制御の同期ずれに起因する輝度差について説明する。図7は、本実施形態が適用されない場合の各投影装置が出力する光量の変化および差分を説明するための図である。上述したように、投影装置100がマスターモードで動作しており、投影装置200がスレーブモードで動作しているものとする。図7の例では、投影装置100と投影装置200との間の光源制御の同期ずれに起因する輝度差が大きい。投影装置100と投影装置200との間で出力光量が異なる時間が存在し、且つ出力光量の変化速度が速いため、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が視認者により視認されやすくなる。図7の例に示されるように、本実施形態では、投影装置100の出力光量が変化するタイミングと、投影装置200の出力光量が変化するタイミングとの間に、ずれが生じている。ずれが生じる要因としては、投影装置100と投影装置200との間の通信経路の遅延や、ハブ500での遅延、各投影装置の光量制御情報に基づく処理開始のタイミングのずれ等がある。本実施形態では、投影装置100と投影装置200との間のタイミングのずれを是正する制御は行われないものとして説明する。従って、上記のずれの是正制御による投影画像1001および投影画像2001の表示の遅延は生じない。
Next, a description will be given of a luminance difference caused by a synchronization shift of light source control between the
図7の「V_IN」は、投影装置100および投影装置200に入力される画像の時間変化を表している。時刻t1までは暗い画像が入力されており、時刻t1以降は明るい画像が入力されている。スクリーン300に投影される画像のうち、重畳領域3001を含む投影画像1001に対応する入力画像(重畳領域3001および一方側(例えば、左側)の画像)が投影装置100に入力されているものとする。また、スクリーン300に投影される画像のうち、重畳領域3001を含む投影画像2001に対応する入力画像(重畳領域3001および他方側(例えば、右側)の画像)が投影装置200に入力されているものとする。
“V_IN” in FIG. 7 represents a temporal change of an image input to the
投影装置100および投影装置200の特徴量算出部190は、それぞれ、入力されている画像に基づいて、特徴量を算出する。投影装置100は、投影装置200が算出した特徴量を取得する。投影装置100の光量制御情報生成部191は、投影装置200から取得された特徴量と、投影装置100の特徴量算出部190が算出した特徴量とに基づいて、目標光量および光量変化時間を含む光量制御情報を算出する。図7の例は、時刻t2において、投影装置100の光量制御情報生成部191が算出した光量制御情報(第1光量制御情報)が目標光量100%であり、光量変化時間が4フレームである例を示している。図7における光量制御値は、投影装置100および投影装置200の光源160の出力光量を制御する値を示している。時刻t1までは、投影装置100および投影装置200に暗い画像が入力されているため、光量制御値は、低い値(図7では「5%」)となっている。
Each of the
投影装置100の光源制御部130は、時刻t2から、第1光量制御情報に基づいて光源160の出力光量を制御する。従って、投影装置100からの出力光量は、時刻t2からt6まで4フレーム分の時間をかけて100%の光量となるように制御される。図7は、光量を変化させるときの単位時間当たりの光量変化量が一定となる例を示しているが、目標光量に所定の変化時間で光量を制御できれば、任意の光量変化の制御方法が適用されてよい。例えば、目標光量までステップ状に変化させるような制御方法が適用されてよい。また、光量変化時間はフレーム単位ではなく、実時間として、フレーム単位より短い時間の精度で光源の光量が制御されるようにしてもよい。
The light
上述したように、光量制御情報は、通信経路を介して投影装置100から投影装置200へ送信されるため、通信経路の遅延やハブ500での遅延等により各投影装置の光量制御情報に基づく処理開始のタイミングのずれが生じる。従って、投影装置200は、投影装置100が第1光量制御情報に基づいた光量制御を開始する時刻t2に対して1フレーム期間だけ遅れた時刻t3から光量制御情報(第2光量制御情報)に基づいた出力光量の制御を開始する。その結果、図7に示されるように、時刻t2からt7にかけて、投影装置100の出力光量と投影装置200の出力光量との間に差が生じる。時刻t2からt7の5フレームに相当する時間において投影装置100と投影装置200との間には大きな出力光量差が存在する時間が継続する。このため、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が大きくなり、視認者により輝度差が視認されやすくなる。その結果、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との視認性が低下する。
As described above, since the light amount control information is transmitted from the
図8は、本実施形態が適用された場合の各投影装置が出力する光量の変化および差分を説明するための図である。上述したように、投影装置100の光量制御情報生成部191は、減光処理(ブレンド処理)を施す重畳領域3001の幅に応じた、光量変化速度を取得する。光量制御情報生成部191は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、遅くなるように光量変化速度を取得している。そして、光量制御情報生成部191は、取得された光量変化速度に基づき、第1光量制御情報の目標光量に到達するまでの光量変化時間を算出する。図5のテーブルでは、重畳領域3001の幅が、入力画像の幅に対して20%の割合である場合、光量変化速度は16%/frameである。従って、現在の光量5%から目標光量100%まで上げるためには光量制御情報の変化時間は6フレームとなる。投影装置100の光源制御部130は、光源160からの出力光量を、時刻t2からt8までの6フレーム分の時間をかけて、目標光量である100%の光量となるように制御する。また、投影装置200の光源制御部130は、光源160からの出力光量を、時刻t3からt9までの6フレーム分の時間をかけて、目標光量である100%の光量となるように制御する。
FIG. 8 is a diagram for explaining a change and a difference in the amount of light output from each projection device when the present embodiment is applied. As described above, the light amount control
その結果、本実施形態を適用した場合の出力光量の差分が生じている期間は、本実施形態を適用しない場合の出力光量の差分が生じている期間より長くなるものの、出力光量の差分は小さくなる。図8の破線は、本実施形態を適用しない場合の出力光量および出力光量の差分を示し、図8の実線は、本実施形態を適用した場合の出力光量および出力光量の差分を示す。図8の実線に示されるように、本実施形態を適用した場合の出力光量の差分は、本実施形態を適用しない破線で示される出力光量の差分より小さくなる。これにより、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が小さくなることから、当該輝度差を、視認者が視認しにくくなる。そのため、当該輝度差に起因した視認性の低下を抑制することができる。
As a result, although the period during which the difference in the output light amount occurs when the present embodiment is applied is longer than the period during which the difference in the output light amount occurs when the present embodiment is not applied, the difference in the output light amount is small. Become. The broken line in FIG. 8 shows the output light amount and the difference between the output light amounts when the present embodiment is not applied, and the solid line in FIG. 8 shows the output light amount and the difference between the output light amounts when the present embodiment is applied. As shown by the solid line in FIG. 8, the difference between the output light amounts when the present embodiment is applied is smaller than the difference between the output light amounts indicated by the broken lines when the present embodiment is not applied. Accordingly, the luminance difference between the projected
なお、上述の第1実施形態では、重畳領域3001の幅が狭いほど光量変化速度が小さくなるように、光量変化速度を決定したが、重畳領域3001の幅が所定値より大きいか否かに応じて、光量変化速度を切り換えることも可能である。具体的には、重畳領域3001の幅が閾値Th1より大きい場合に、光量変化速度をV1とし、重畳領域3001の幅が閾値Th1以下である場合に、光量変化速度をV1よりも大きいV2とする。すなわち、重畳領域3001の幅が閾値Th1より大きいか否かに応じて光量変化速度V1およびV2を切り換える。重畳領域3001の幅と比較する閾値は、複数存在してもよい。結果的に、重畳領域3001の幅が閾値より大きい場合に、当該閾値以下である場合よりも光量変化速度を遅くなるように切り換えることで、上述した効果と同様の効果が得られる。
In the above-described first embodiment, the light amount change speed is determined such that the light amount change speed decreases as the width of the
なお、上述したように、重畳領域3001の幅に応じて光量変化速度を決定する制御モードと、重畳領域3001の幅によらずに、光量変化速度を所定の速度で制御する制御モードとをユーザが選択可能としてもよい。ユーザの選択は、例えば、操作部113を介して入力されてもよい。所定の速度は、それぞれの投影装置が光量を制御可能な最速の速度としてもよいし、それぞれの投影装置が共通して光量を制御可能な最速の速度としてもよい。これにより、投影される画像の輝度差の抑制を優先する制御モードとコントラストの向上を優先する制御モードとを使い分けることが可能となり、投影する画像の特性に応じてユーザが好適な動作を決定することが可能となる。
As described above, the control mode in which the light amount change speed is determined according to the width of the
<第2実施形態>
第1実施形態の光量制御情報生成部191は、光量変化速度と光量制御情報の目標光量とに基づいて光量変化時間を取得する例を説明したが、第2実施形態の光量制御情報生成部191は、光量変化速度と光量制御情報の光量変化時間とから目標光量を取得する。図9は、本実施形態が適用されない場合の各投影装置が出力する光量の変化および差分を説明するための図である。図9の例では、時刻t1までは明るい画像が入力されており、時刻t1以降は暗い画像が入力されている。図9の例では、時刻t2において、投影装置100の光量制御情報生成部191が算出した第1光量制御情報は、目標光量が5%であり、光量変化時間が4フレームであることを示す。従って、投影装置100の光源160からの出力光量は、時刻t2からt6まで4フレーム分の時間をかけて5%の光量となるように制御される。
<Second embodiment>
The example in which the light amount control
一方で、光量制御情報は、通信経路を介して投影装置100から投影装置200へ送信されるため、通信経路の遅延やハブ500での遅延が生じる。従って、投影装置200は、投影装置100が第1光量制御情報に基づいた光量制御を開始する時刻t2に対して1フレーム期間だけ遅れた時刻t3から第2光量制御情報に基づいた光量制御を開始する。第2光量制御情報は、第1光量制御情報と同様、目標光量が5%であり、光量変化時間が4フレームであることを示すものとする。その結果、図9の「出力光量の差分」に示されるように、時刻t2からt7にかけて、投影装置100の光源160からの出力光量と投影装置200の光源160からの出力光量との差が生じる。時刻t2からt7の5フレームに相当する時間において投影装置100と投影装置200との間に大きな出力光量差が存在する時間が継続する。これにより、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が大きくなることから、当該輝度差を、視認者が視認しにやすくなる。そのため、当該輝度差に起因した視認性が低下する。
On the other hand, since the light amount control information is transmitted from the
図10は、本実施形態が適用された場合の各投影装置が出力する光量の変化および差分を説明するための図である。上述したように、投影装置100のCPU110は、光量制御情報生成部191に、ブレンド処理部144が減光処理を施す重畳領域3001の幅に応じた、光量変化速度を取得させる。光量制御情報生成部191は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、遅くなる光量変化速度を取得している。なお、光量変化速度は、上述した閾値に基づいて切り替えられてもよい。以下の第3実施形態および第4実施形態も同様である。そして、光量制御情報生成部191は、取得された光量変化速度に基づいて、光量制御情報の光量変化時間が4フレームで到達する目標光量を算出する。具体的には、重畳領域3001の幅が入力画像の幅に対して20%の割合である場合、光量変化速度は16%/frameのため、現在の光量100%から光量変化時間4フレームで到達する目標光量は36%となる。従って、投影装置100の光源160は、出力光量が、時刻t2からt6までの4フレーム分の時間をかけて、36%の光量となるように出力光量を制御する。また、投影装置200の光源160は、出力光量が、時刻t3からt7までの4フレーム分の時間をかけて、36%の光量となるように出力光量を制御する。その結果、図10の「出力光量の差分」に示されるように、投影装置100と投影装置200との出力光量差が生じる期間における最大の光量差が、目標光量が5%のときよりも小さくなるため、輝度差を小さくすることができる。これにより、当該輝度差に起因した視認性の低下を抑制することができる。
FIG. 10 is a diagram for explaining a change and a difference in the amount of light output from each projection device when the present embodiment is applied. As described above, the
<第3実施形態>
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態または第2実施形態を適用し、さらに投影装置100と投影装置200とのうち一方に対して他方の光量変化時間を短くする実施形態である。第3実施形態が適用されることで、各投影装置の出力光量の差分を小さくすることができ、かつ、差分が生じる時間を短くすることができる。以下、第1実施形態と同様、投影装置100がマスターモードで動作し、投影装置200がスレーブモードで動作するものとして説明する。図11は、マスターモードで動作する投影装置100の処理の流れを示すフローチャートである。図11のフローチャートのうち、S700からS704までは、図4のフローチャートのS300からS304と同様であるため、説明を省略する。
<Third embodiment>
A third embodiment will be described. The third embodiment is an embodiment in which the first embodiment or the second embodiment is applied, and furthermore, the light amount change time of one of the
投影装置100のCPU110は、光量制御情報生成部191に第1光量制御情報および第2光量制御情報を取得させる。この際、光量制御情報生成部191は、S703で受信した投影装置200(スレーブモードで動作する投影装置)の光量変化速度と、S704で取得された特徴量とに基づいて、第1光量制御情報および第2光量制御情報を生成する。第1光量制御情報は、マスターモードで動作する投影装置100が、光源160を制御する際に用いられる情報である。第2光量制御情報は、スレーブモードで動作する投影装置200が、光源160を制御する際に用いられる情報である。そして、光量制御情報生成部191は、S701で取得された光量変化速度に基づいて、第1光量制御情報および第2光量制御情報を生成する(S705)。さらに、投影装置100の光量制御情報生成部191は、第2光量制御情報の光量変化時間が、第1光量制御情報の光量変化時間より相対的に短い時間となるように、第1光量制御情報および第2光量制御情報を生成する。
投影装置100のCPU110は、S705で生成された第1光量制御情報を光源制御部130へ出力し、第1光量制御情報に基づいて光源160を光源制御部130に制御させる(S706)。CPU110は、S705で算出された第2光量制御情報を、通信部114を介して、全てのスレーブモードで動作する投影装置へ順次送信する(S707)。本実施形態においては、スレーブモードで動作する投影装置が、投影装置200のみであるため、投影装置100のCPU110は、通信部114を介して、投影装置200に第2光量制御情報を送信する。S707の処理が完了した後、CPU110は、マスターモードの動作が終了するか否かを判定する(S708)。マスターモードの動作が終了すると判定された場合(S708でYES)、処理は終了する。マスターモードの動作が終了しないと判定された場合(S708でNO)、フローはS702に戻る。例えば、CPU110は、画像入力部120に画像が入力されている間は、マスターモードの動作が終了しないと判定してもよい。また、CPU110は、操作部113に対して動作終了の操作が行われたことを検出した際に、マスターモードの動作が終了すると判定してもよい。
The
一方、本実施形態におけるスレーブモードで動作する投影装置200のCPU110が実行する処理は、図6のS320からS325と同様であるため、説明を省略する。
On the other hand, the processing executed by the
図12は、本実施形態が適用された場合の各投影装置が出力する光量の変化および差分を説明するための図である。図12における破線は、第1実施形態が適用された場合の出力光量および出力光量の差分を示し、実線は、本実施形態が適用された場合の出力光量および出力光量の差分を示す。本実施形態における投影装置100の光量制御情報生成部191は、第1実施形態に加え、さらに、第2光量制御情報の光量変化時間が第1光量制御情報の光量変化時間より相対的に短い時間となるように、第1光量制御情報および第2光量制御情報を生成する。第1実施形態から第3実施形態が適用されない場合、図7の例で示したように、第1光量制御情報および第2光量制御情報の変化時間は4フレームである。
FIG. 12 is a diagram for explaining a change and a difference in the amount of light output from each projection device when the present embodiment is applied. The broken line in FIG. 12 indicates the output light amount and the difference between the output light amounts when the first embodiment is applied, and the solid line indicates the output light amount and the difference between the output light amounts when the present embodiment is applied. The light amount control
本実施形態(第3実施形態)の光量制御情報生成部191は、第1光量制御情報の変化時間を4フレームから6フレームとし、第2光量制御情報の変化時間を4フレームから5フレームとして、第1光量制御情報および第2光量制御情報を生成する。従って、投影装置100からの出力光量は、時間t2からt8までの6フレーム分の時間をかけて、投影装置200からの出力光量は、時刻t3からt8まで5フレーム分の時間をかけて100%の光量となるように制御される。その結果、図12の「出力光量の差分」に示されるように、投影装置100と投影装置200との出力光量の差分が生じる期間が、時刻t2からt8の6フレームに相当する時間に短縮される。そして、第1実施形態(図12の破線)と比較して、投影装置100と投影装置200との出力光量の差分が、さらに小さくなる。従って、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が視認者により視認されにくくなるため、輝度差に起因した視認性の低下を抑制することができる。
The light quantity control
図12の例では、第1光量制御情報による投影装置100の光源160の駆動タイミングと第2光量制御情報による投影装置200の光源160の駆動タイミングとの間には、1フレーム分の期間のずれがある。そして、1フレーム分の期間のずれは、投影装置100と投影装置200との間の通信による遅延時間であるとする。第2光量制御情報の光量変化時間が、第1光量制御情報の変化時間よりも、遅延時間に相当する分、短くなることで、投影装置100の出力光量と投影装置200の出力光量との目標光量に到達するタイミングが同じになる。
In the example of FIG. 12, a one-frame period shift occurs between the drive timing of the
光量制御情報生成部191は、第2光量制御情報の光量変化時間を第1光量制御情報の光量変化時間よりも短くする時間を、通信による遅延時間ではない任意の時間としてもよい。第2光量制御情報の光量変化時間が、第1光量制御情報の光量変化時間よりも、任意の時間短くなることで、上記の出力光量の差分を小さくすることができる。また、本実施形態では、光量制御情報生成部191が、第2光量制御情報の光量変化時間を、第1光量制御情報の光量変化時間よりも短くする例を説明したが、第1光量制御情報の光量変化時間を第2光量制御情報の光量変化時間よりも長くしてもよい。第1光量制御情報の光量変化時間が、第2光量制御情報の光量変化時間よりも長くなることで、投影装置100と投影装置200の出力光量の差分(の絶対値)を小さくすることができ、その差分による視認性の低下を抑制できる。以上のように、第2光量制御情報の光量変化時間と、第1光量制御情報の光量変化時間とを異ならせることで、出力光量の差分による視認性の低下が抑制される。
The light amount control
従って、第2光量制御情報の光量変化時間が、第1光量制御情報の光量変化時間より相対的に短くなることで、投影装置100と投影装置200の出力光量の差分が生じている期間を短くでき、且つ出力光量の差分を小さくすることができる。これにより、投影装置100と投影装置200の出力光量の差分に応じた輝度差が、スクリーン300において、視認者により視認されにくくなり、視認性の低下を抑制することができる。以上のように、投影装置100および投影装置200の各部が動作することにより、複数の投影装置を使って画像を表示する場合であっても、複数の投影装置の間の光源制御の同期ずれに起因する輝度差を視認されにくくすることができる。従って、視認性の低下を抑制することができる。
Accordingly, since the light amount change time of the second light amount control information is relatively shorter than the light amount change time of the first light amount control information, the period during which the difference between the output light amounts of the
<第4実施形態>
上述した第1実施形態から第3実施形態では、投影装置100がマスターモードとして動作する例を説明したが、全ての投影装置がスレーブモードとして動作してもよい。第4実施形態では、全ての投影装置(投影装置100および投影装置200)がスレーブモードとして動作し、ハブ500に接続される制御装置600がマスターモードの投影装置の処理を行う。従って、制御装置600は、図2のCPU110、通信部114、画像処理部140、特徴量算出部190および光量制御情報生成部191の機能を有する。
<Fourth embodiment>
In the first to third embodiments described above, the example in which the
上述したように、制御装置600には、例えば、パーソナルコンピュータ等が適用される。制御装置600は、隣接する2つの投影装置(スクリーン300に投影した画像に重畳領域3001を生じさせる投影装置)に対して、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度を遅くさせる光量制御情報を送信する。これにより、スクリーン300における投影画像1001と投影画像2001との輝度差が小さくなることから、当該輝度差を、視認者が視認しにくくなる。そのため、当該輝度差に起因した視認性の低下を抑制することができる。
As described above, for example, a personal computer or the like is applied to the
第1実施形態から第4実施形態では、光量制御情報生成部191は、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度を遅くしている。上述した例では、重畳領域3001の幅が狭くなるに応じて、光量変化速度を遅くする手法としては、光量変化時間を長くするか、または光量変化の量を目標光量より少なくする手法が適用されたが、これらの手法には限定されない。以上のように、第1実施形態から第4実施形態の投影装置100および投影装置200の各部が動作することにより、複数の投影装置の間の光源制御の同期ずれに起因する輝度差を視認されづらくすることができる。これにより、視認性の低下を抑制することができる。
In the first to fourth embodiments, the light amount control
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した各実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。本発明は、上述の各実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等が実行することによっても実現可能である。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and changes can be made within the scope of the gist. The present invention can also be realized by executing a program that realizes one or more functions of the above-described embodiments by an ASIC (Application Specific Integrated Circuit) or the like.
100、200 投影装置
110 CPU
114 通信部
120 画像入力部
130 光源制御部
140 画像処理部
144 ブレンド処理部
160 光源
191 光量制御情報生成部
3001 重畳領域
100, 200
114
Claims (18)
前記投影装置が投影面に投影する第1画像と他の投影装置が前記投影面に投影する第2画像とが重なり合う領域を減光させる処理を施す減光手段と、
前記領域の幅が狭くなるに応じて、前記第1画像および前記第2画像の光量を変化させる光量変化速度を遅くする光量制御情報を生成する生成手段と、
前記第1画像の光量制御情報に従って、光源を制御する光源制御手段と、
前記第2画像の光量制御情報を前記他の投影装置に出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする投影装置。 A projection device,
Dimming means for performing a process of dimming an area where a first image projected by the projection device onto a projection surface and a second image projected by the other projection device onto the projection surface,
A generation unit configured to generate light amount control information that reduces a light amount change speed that changes a light amount of the first image and the second image as the width of the region decreases;
Light source control means for controlling a light source according to light amount control information of the first image;
Output means for outputting light amount control information of the second image to the other projection device;
A projection device comprising:
前記他の投影装置から前記第2画像の特徴量を取得する取得手段と、
を備え、
前記生成手段は、算出された前記第1画像の特徴量と取得された前記第2画像の特徴量とに基づいて、前記光量制御情報を生成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。 A feature value calculating unit that calculates a feature value of the first image;
Acquiring means for acquiring a feature amount of the second image from the other projection device;
With
The generation unit generates the light amount control information based on the calculated feature amount of the first image and the acquired feature amount of the second image.
The projection device according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項1または2に記載の投影装置。 The light amount control information includes a light amount set value and light amount change time information for each of the first image and the second image.
The projection device according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項3に記載の投影装置。 The generation unit increases the light amount change time as the width of the region decreases,
The projection device according to claim 3, wherein:
ことを特徴とする請求項3に記載の投影装置。 The generation unit changes a set value of the light amount according to a width of the region,
The projection device according to claim 3, wherein:
を特徴とする請求項3に記載の投影装置。 A first light amount change time included in the light amount control information of the first image output to the light source of the projection device, and a second light amount change included in the light amount control information of the second image output to the other projection device Different from time,
The projection device according to claim 3, wherein:
を特徴とする請求項6に記載の投影装置。 The second light amount change time is shorter than the first light amount change time;
The projection device according to claim 6, wherein:
を特徴とする請求項6に記載の投影装置。 The time of the difference between the first light amount change time and the second light amount change time is a delay time of communication between the projector and the other projector.
The projection device according to claim 6, wherein:
前記領域の幅が狭くなるに応じて、前記第1画像および前記第2画像の光量を変化させる光量変化速度を遅くする光量制御情報を生成する生成手段と、
前記第1画像の光量制御情報を前記投影装置に出力し、前記第2画像の光量制御情報を前記他の投影装置に出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする制御装置。 Dimming means for performing a process of dimming an area where a first image projected by a projection device onto a projection surface and a second image projected by the other projection device onto the projection surface are dimmed;
A generation unit configured to generate light amount control information that reduces a light amount change speed that changes a light amount of the first image and the second image as the width of the region decreases;
Output means for outputting light amount control information of the first image to the projection device, and outputting light amount control information of the second image to the other projection device;
A control device comprising:
前記投影装置が投影面に投影する第1画像と他の投影装置が前記投影面に投影する第2画像とが重なり合う領域を減光させる処理を施す工程と、
前記領域の幅が狭くなるに応じて、前記第1画像および前記第2画像の光量を変化させる光量変化速度を遅くする光量制御情報を生成する工程と、
前記第1画像の光量制御情報に従って、光源を制御する工程と、
前記第2画像の光量制御情報を前記他の投影装置に出力する工程と、
を有することを特徴とする投影装置の制御方法。 A method for controlling a projection device, comprising:
Performing a process of dimming an area where a first image projected by the projection device onto a projection surface and a second image projected by the other projection device onto the projection surface are overlapped;
A step of generating light quantity control information for decreasing a light quantity change speed for changing the light quantity of the first image and the second image as the width of the region becomes narrower;
Controlling a light source according to light amount control information of the first image;
Outputting the light amount control information of the second image to the other projection device;
A method for controlling a projection device, comprising:
前記他の投影装置から前記第2画像の特徴量を取得する工程と、
を有し、
算出された前記第1画像の特徴量と取得された前記第2画像の特徴量とに基づいて、前記光量制御情報を生成する、
ことを特徴とする請求項10に記載の投影装置の制御方法。 Calculating a feature value of the first image;
Acquiring a feature amount of the second image from the other projection device;
Has,
Generating the light amount control information based on the calculated feature amount of the first image and the acquired feature amount of the second image;
The method of controlling a projection device according to claim 10, wherein:
ことを特徴とする請求項10または11に記載の投影装置の制御方法。 The light amount control information includes a light amount set value and light amount change time information for each of the first image and the second image.
The method of controlling a projection device according to claim 10, wherein:
ことを特徴とする請求項12に記載の投影装置の制御方法。 As the width of the region becomes narrower, the light amount change time is increased,
The control method of a projection device according to claim 12, wherein:
ことを特徴とする請求項12に記載の投影装置の制御方法。 Changing a set value of the light amount according to a width of the region,
The control method of a projection device according to claim 12, wherein:
を特徴とする請求項12に記載の投影装置の制御方法。 A first light amount change time included in the light amount control information of the first image output to the light source of the projection device, and a second light amount change included in the light amount control information of the second image output to the other projection device Different from time,
The method of controlling a projection device according to claim 12, wherein:
を特徴とする請求項15に記載の投影装置の制御方法。 The second light amount change time is shorter than the first light amount change time;
The method for controlling a projection device according to claim 15, wherein:
を特徴とする請求項15に記載の投影装置の制御方法。 The time of the difference between the first light amount change time and the second light amount change time is a delay time of communication between the projector and the other projector.
The method for controlling a projection device according to claim 15, wherein:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018129880A JP2020008729A (en) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | Projection device, control device, projection device control method and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018129880A JP2020008729A (en) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | Projection device, control device, projection device control method and program |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020008729A true JP2020008729A (en) | 2020-01-16 |
Family
ID=69151497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018129880A Pending JP2020008729A (en) | 2018-07-09 | 2018-07-09 | Projection device, control device, projection device control method and program |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020008729A (en) |
-
2018
- 2018-07-09 JP JP2018129880A patent/JP2020008729A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8279339B2 (en) | Projection display and projection display control program | |
US10440337B2 (en) | Projection apparatus, information processing apparatus, and control methods thereof | |
US10148924B2 (en) | Projection apparatus, method of controlling projection apparatus, and projection system | |
US9583068B2 (en) | Image display apparatus and method of controlling image display apparatus | |
JP6793483B2 (en) | Display devices, electronic devices and their control methods | |
US20170244941A1 (en) | Projector and control method thereof | |
US10536676B2 (en) | Projection apparatus, control method, and storage medium | |
US10134361B2 (en) | Image processing device, projector, and image processing method | |
JP6794092B2 (en) | Display device | |
JP2017085446A (en) | Projection device, projection method and projection system | |
JP6635748B2 (en) | Display device, display device control method, and program | |
JP2019134206A (en) | Projection device and control method therefor | |
JP2020008729A (en) | Projection device, control device, projection device control method and program | |
JP2019035939A (en) | Projector and control method thereof | |
US20180376031A1 (en) | Projection apparatus that improves dynamic range of luminance of printed material, control method therefor, and storage medium | |
JP6700955B2 (en) | Projection apparatus and projection method | |
JP2016161753A (en) | Video processing device, display device, and video processing method | |
JP7309352B2 (en) | Electronic equipment and its control method | |
JP2020072357A (en) | Projection apparatus and projection method | |
JP2014142466A (en) | Projection device and control method of the same, program, and storage medium | |
JP2019114887A (en) | Projection type image display device and control method thereof | |
JP2020061688A (en) | Projection device, control method of the same, program, and storage medium | |
JP2021097323A (en) | Image processing device, image processing method, and program | |
JP2018032923A (en) | Projector device and method for controlling projector device | |
JP2020017822A (en) | Projection device, control device, control method thereof, program, and storage medium |