JP2020008399A - 距離計測装置、距離計測方法および距離計測プログラム - Google Patents

距離計測装置、距離計測方法および距離計測プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移動する対象物までの距離を高精度に計測する。【解決手段】記憶部1aは、TOFセンサ2から取得された距離画像11と、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光するカメラ3a〜3cから取得された画像4a〜4cに基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された偏光画像12とを記憶する。演算部1bは、距離画像11に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された偏光画像13と、偏光画像12との比較結果に基づいて、距離画像11を変形させ、変形によって得られた距離画像14を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、距離計測装置、距離計測方法および距離計測プログラムに関する。
対象物までの距離を計測する測距技術の1つとして、TOF(Time Of Flight)方式がある。TOF方式は、対象物に対して測距用の光線を照射し、光線の照射から反射光が戻ってくるまでの時間に基づいて、対象物までの距離を計測する方式である。
また、他の測距技術として、偏光方向の異なる直線偏光をカメラが受光して得られた画像を基に、偏光度を算出し、その偏光度に基づいて対象物までの距離を計測する技術も提案されている。
さらに、他の測距技術として、距離(デプス)センサから取得した距離画像と、上記のようにカメラから得られた偏光度を含む偏光画像の両方を用いて、距離センサだけを用いた場合より高精度に距離を計測するための技術も提案されている。
特開2013−044597号公報 米国特許出願公開第2016/0261844号明細書
Seungkyu Lee, "Time-of-Flight Depth Camera MotionBlur Detection and Deblurring", IEEE SIGNAL PROCESSING LETTERS, Vol. 21, No. 6, June 2014 宮崎大輔、池内克史、「偏光レイトレーシング法による透明物体の表面形状の推定手法」、電子情報通信学会論文誌D−II,Vol.J88−DII,No.8、2005年8月、p.1432−1439
ところで、TOFセンサとしては、ラインスキャン方式を用いて測距するものが多い。ラインスキャン方式のTOFセンサは、測距用の光線を、所定の第1の方向に延びる照射パターンとして発光し、このような照射パターンを第1の方向に直交する第2の方向に順次移動させながら、光線の反射光を受光する。
このようなラインスキャン方式のTOFセンサでは、対象物に対して照射パターンが発光される時刻が、第1の方向に対する位置によって異なる時刻となる。このため、移動する対象物を測距対称とした場合に、TOFセンサに写る対象物の像の形状が歪むことがある。このような像の形状の歪みが生じると、測距精度が悪化するという問題がある。
1つの側面では、本発明は、移動する対象物までの距離を高精度に計測可能な距離計測装置、距離計測方法および距離計測プログラムを提供することを目的とする。
1つの案では、次のような記憶部と演算部とを有する距離計測装置が提供される。記憶部は、TOFセンサから取得された第1の距離画像と、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光する複数のカメラから取得された複数の画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第1の偏光画像とを記憶する。演算部は、第1の距離画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第2の偏光画像と、第1の偏光画像との比較結果に基づいて、第1の距離画像を変形させ、変形によって得られた第2の距離画像を出力する。
また、1つの案では、上記の距離計測装置と同様の処理をコンピュータが実行する距離計測方法が提供される。
さらに、1つの案では、上記の距離計測装置と同様の処理をコンピュータに実行させる距離計測プログラムが提供される。
1つの側面では、移動する対象物までの距離を高精度に計測できる。
第1の実施の形態に係る距離計測装置の構成例および処理例を示す図である。 第2の実施の形態に係る形状計測システムの構成例を示す図である。 形状計測装置およびセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。 TOFセンサによるデプス計測の問題点を説明するための図である。 形状計測装置が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。 デプス画像のデータ構造の一例を示す図である。 カメラ偏光画像算出処理の概要を示す図である。 詳細形状算出部の処理手順の概要を示す図である。 形状計測装置の処理手順を示すフローチャートの例である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る距離計測装置の構成例および処理例を示す図である。図1に示す距離計測装置1は、TOFセンサ2による計測結果と、複数のカメラによる撮像画像とを用いて、TOFセンサ2と、距離の計測対象とする図示しない対象物との間の距離を、対象物が写った画像の画素ごとに計測する装置である。TOFセンサ2は、被写体に対して測距用の光線を発光し、光線の発光からその反射光を受光するまでの往復時間に基づいて、被写体の距離(デプス)を計測する。
距離計測装置1は、記憶部1aと演算部1bを有する。記憶部1aは、例えば、距離計測装置1が備える図示しない記憶装置の記憶領域として実現される。演算部1bは、例えば、距離計測装置1が備える図示しないプロセッサとして実現される。
記憶部1aには、TOFセンサ2から取得された距離画像11(第1の距離画像)と、複数のカメラからそれぞれ取得された複数の画像に基づいて生成される偏光画像12(第1の偏光画像)とが記憶される。本実施の形態では、例として、偏光画像12の生成のために3台のカメラ3a〜3cが用いられるものとするが、4台以上のカメラが用いられてもよい。
カメラ3a,3b,3cは、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光することで、それぞれ画像4a,4b,4cを出力する。例えば、カメラ3aは0°の直線偏光を受光し、カメラ3bは45°の直線偏光を受光し、カメラ3cは90°の直線偏光を受光する。偏光画像12は、画像4a〜4cに基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成される。
ここで、カメラ3a〜3cは、同一の撮影時刻に画像4a〜4cを撮像する。「同一の撮影時刻」とは、画像4a〜4cの全体において露光期間が同一であることを意味する。一方、TOFセンサ2は、距離画像11の全体で測距用の光線の反射光を同一時刻に受光できない構造のため、距離画像11においては距離の計測時刻が部分的に異なる。例えば、ラインスキャン方式が用いられる場合、TOFセンサ2は、測距用の光線を所定の第1方向(例えば、縦方向)に延びる照射パターンとして発光する。そして、TOFセンサ2は、このような照射パターンを第1方向に直交する第2方向(例えば、横方向)に順次移動させながら、光線の反射光を受光する。この場合、距離画像11上の第2方向に対する位置によって反射光の受光時刻が異なる時刻となるので、第2方向に対する位置によって距離の計測時刻も異なる時刻となる。
このように、距離画像11においては、距離の計測時刻が画素の位置によって異なる。このため、移動する対象物を測距対象とした場合、距離画像11に写る対象物の像の形状が歪むことがある。このような像の形状の歪みが生じると、測距精度が悪化する。一方、上記のように、カメラ3a〜3cによる画像4a〜4cの撮影時刻は同一であり、画像4a〜4cの全体において露光期間が同一となっている。このため、画像4a〜4cから算出された偏光画像12には、上記のような対象物の移動に伴う像の形状歪みの影響は生じない。
そこで、演算部1bは、次のような処理により、像の形状歪みの影響が生じない偏光画像12を用いて、距離画像11を補正する。演算部1bは、距離画像11に基づいて画素ごとに偏光度を算出することにより、偏光画像13(第2の偏光画像)を生成する。そして、演算部1bは、偏光画像12と偏光画像13とを比較し、その比較結果に基づいて距離画像11を変形させる。演算部1b、変形によって得られた距離画像14(第2の距離画像)を、像の形状歪みが低減された距離画像として出力する。
このような処理により、演算部1bは、像の形状歪みの影響が生じない偏光画像12を基準として、像の形状歪みが低減されるように距離画像11を補正することができる。これにより、対象物が移動する場合に、その移動に伴う像の形状の歪みが距離の計測精度に与える影響を軽減でき、距離の計測精度を向上させることができる。
〔第2の実施の形態〕
図2は、第2の実施の形態に係る形状計測システムの構成例を示す図である。図2に示す形状計測システムは、形状計測装置100とセンサユニット200とを含む。
形状計測装置100は、被写体を写した画像をセンサユニット200から取得し、取得した画像に写る被写体とセンサユニット200との間のデプス(距離)を、画像上の画素ごとに計測する。例えば、計測の対象となる対象物300が画像に写っている場合、形状計測装置100は、画像に写っている対象物300の像について、画像の画素ごとにデプスを計測する。これによって、形状計測装置100は、対象物300の三次元形状を計測することができる。
センサユニット200は、TOFセンサ210とカメラ部220とを含む。TOFセンサ210は、TOF方式を用いて被写体のデプスを算出する。具体的には、TOFセンサ210は、被写体にレーザ光を発光し、その反射光が被写体から戻ってくるまでの往復時間に基づいて、被写体のデプスを算出する。TOFセンサ210は、画像上の画素ごとにデプスをプロットした「デプス画像」を、形状計測装置100に出力する。
一方、カメラ部220は、被写体からの光のうち、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光の成分を受光することで得られる複数のカメラ画像を同時に撮像し、それらのカメラ画像を形状計測装置100に出力する。なお、形状計測装置100は、各カメラ画像として輝度画像を取得できればよい。この目的のために、カメラ部220が輝度画像を撮像する構成としてもよく、あるいは、カメラ部220がカラー画像を撮像し、形状計測装置100がカラー画像を輝度画像に変換する構成としてもよい。
形状計測装置100は、TOFセンサ210から出力されたデプスに基づくデプス画像を取得し、デプス画像に基づいて偏光画像を算出する。また、形状計測装置100は、カメラ部220から出力されたカメラ画像に基づいて偏光画像を算出する。後述するように、形状計測装置100は、デプス画像に基づく偏光画像とカメラ画像に基づく偏光画像の両方を用いることで、前者の偏光画像に現れる、対象物300の形状の歪みの影響を低減した、正確性の高いデプスを算出する。
図3は、形状計測装置およびセンサユニットのハードウェア構成例を示す図である。
まず、形状計測装置100は、例えば、図3に示すようなコンピュータとして実現される。図3に示す形状計測装置100は、プロセッサ101、RAM(Random Access Memory)102、HDD(Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、読み取り装置106、ネットワークインタフェース107および通信インタフェース108を有する。
プロセッサ101は、形状計測装置100全体を統括的に制御する。プロセッサ101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはPLD(Programmable Logic Device)である。また、プロセッサ101は、CPU、MPU、DSP、ASIC、PLDのうちの2以上の要素の組み合わせであってもよい。
RAM102は、形状計測装置100の主記憶装置として使用される。RAM102には、プロセッサ101に実行させるOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、プロセッサ101による処理に必要な各種データが格納される。
HDD103は、形状計測装置100の補助記憶装置として使用される。HDD103には、OSプログラム、アプリケーションプログラム、および各種データが格納される。なお、補助記憶装置としては、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置を使用することもできる。
グラフィック処理装置104には、表示装置104aが接続されている。グラフィック処理装置104は、プロセッサ101からの命令にしたがって、画像を表示装置104aに表示させる。表示装置としては、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどがある。
入力インタフェース105には、入力装置105aが接続されている。入力インタフェース105は、入力装置105aから出力される信号をプロセッサ101に送信する。入力装置105aとしては、キーボードやポインティングデバイスなどがある。ポインティングデバイスとしては、マウス、タッチパネル、タブレット、タッチパッド、トラックボールなどがある。
読み取り装置106には、可搬型記録媒体106aが脱着される。読み取り装置106は、可搬型記録媒体106aに記録されたデータを読み取ってプロセッサ101に送信する。可搬型記録媒体106aとしては、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリなどがある。
ネットワークインタフェース107は、ネットワーク107aを介して他の装置との間でデータの送受信を行う。
通信インタフェース108は、センサユニット200との間でデータの送受信を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、形状計測装置100の処理機能を実現することができる。
一方、センサユニット200のTOFセンサ210は、赤外線発光部211と赤外線受光部212を有する。赤外線発光部211は、被写体に対して赤外線レーザを発光する。赤外線受光部212は、赤外線発光部211から発光された赤外線レーザの反射光を受光する。TOFセンサ210は、赤外線発光部211から発光された赤外線レーザの反射光が被写体から戻ってくるまでの往復時間を計測し、計測された往復時間に光速を乗算することによって、被写体のデプスを算出する。TOFセンサ210は、画像上の画素ごとにデプスをプロットしたデプス画像を形状計測装置100に出力する。
また、センサユニットのカメラ部220は、カメラ221〜223と偏光フィルタ221a〜223aを有する。カメラ221〜223のそれぞれは、例えば、RGB(Red/Green/Blue)カラー画像を撮影する。偏光フィルタ221a〜223aは、入射光のうち特定の偏光方向の直線偏光を透過させる直線偏光板である。
カメラ221の撮像面には、カメラ221の光軸を中心として0°の回転角で偏光フィルタ221aが配置され、カメラ221は偏光フィルタ221aを介して画像を撮像する。また、カメラ222の撮像面には、カメラ222の光軸を中心として45°の回転角で偏光フィルタ222aが配置され、カメラ222は偏光フィルタ222aを介して画像を撮像する。さらに、カメラ223の撮像面には、カメラ223の光軸を中心として90°の回転角で偏光フィルタ223aが配置され、カメラ223は偏光フィルタ223aを介して画像を撮像する。これにより、カメラ221は、0°の直線偏光を受光して得られたカメラ画像を出力し、カメラ222は、45°の直線偏光を受光して得られたカメラ画像を出力し、カメラ223は、90°の直線偏光を受光して得られたカメラ画像を出力する。
ここで、図示しないが、カメラ221〜223はそれぞれグローバルシャッタを備えている。そして、カメラ221〜223は、各グローバルシャッタを同期させて開閉することで、同一の撮影時刻に撮影された(すなわち、同一の露光期間に露光された)カメラ画像を出力することができるようになっている。
次に、図4は、TOFセンサによるデプス計測の問題点を説明するための図である。TOFセンサ210の赤外線発光部211は、赤外線レーザを直線状の照射パターンで照射し、その照射パターンを徐々にシフトすることで、デプス計測範囲の全体に赤外線レーザを照射する。図4の左側に示す例では、直線状の照射パターンを破線によって示している。この例では、照射パターンは上下方向に延びる直線形状をなしており、そのような照射パターンが右から左に対して徐々にシフトされて照射される。以下、照射パターンのシフト方向を「スキャン方向」と記載する。
このような方法で赤外線レーザが発光されることから、TOFセンサ210から出力されるデプス画像においては、スキャン方向に対する位置によってスキャン時刻(赤外線レーザの反射光の受光時刻)が異なる時刻になってしまう。このことは、例えば、移動する対象物300の三次元形状を計測する場合に、計測結果が不正確になる原因となる。
図4では、スキャン方向が右から左への方向であり、なおかつ、対象物300が上から下に対して移動する場合を例示している。この場合、図4の右側に示すように、デプス画像に写る対象物300の像301は、左側ほど位置が下側にずれた形状になってしまう。このように、対象物300が移動する場合には、対象物300の像301の形状に歪みが生じる可能性がある。このような像301の形状の歪みによって、計測されるデプスが不正確になるという問題がある。
また、TOFセンサ210のスキャン速度を高めることで、上記のような歪みの発生を軽減し、デプスの計測精度を改善できる。しかし、スキャン速度と1画像中のスキャン回数(スキャン方向に対する照射パターンの照射数)とはトレードオフの関係にあるため、スキャン速度を高めようとするとスキャン回数が少なくなる。その結果、デプス画像の解像度が低くなり、得られる三次元形状が粗い形状になってしまうという問題もある。
このような問題に対して、本実施の形態の形状計測装置100は、カメラ部220から取得したカメラ画像に基づく偏光画像を用いて、デプス画像を補正する。より具体的には、形状計測装置100は、デプス画像を基に偏光画像を生成し、この偏光画像とカメラ画像に基づく偏光画像との間の誤差が小さくなるように、デプス画像を変形させる。
上記のように、カメラ部220では、グローバルシャッタを用いることで、偏光方向が異なる直線偏光を受光して得られた複数のカメラ画像が、同一時刻に撮影される。このため、このようなカメラ画像から得られる偏光画像では、対象物300の像301の形状には歪みが生じない。この性質を利用して、形状計測装置100は、カメラ画像に基づく偏光画像を用いてデプス画像を補正することで、デプス画像に現れる像の形状の歪みの影響を低減した、正確性の高いデプスを算出する。
図5は、形状計測装置が備える処理機能の構成例を示すブロック図である。形状計測装置100は、記憶部110、デプス取得部121、偏光画像算出部122、カメラ画像取得部123、偏光画像算出部124および詳細形状算出部125を有する。
記憶部110は、例えば、RAM102やHDD103など、形状計測装置100が備える記憶装置の記憶領域として実現される。記憶部110には、デプス画像111、法線画像112、デプス偏光画像113、カメラ画像114a〜114cおよびカメラ偏光画像115が記憶される。
デプス取得部121、偏光画像算出部122、カメラ画像取得部123、偏光画像算出部124および詳細形状算出部125の処理は、例えば、プロセッサ101が所定のプログラムを実行することで実現される。
デプス取得部121は、TOFセンサ210からデプス画像111を取得して、記憶部110に格納する。デプス画像111は、画像上の各画素に対してデプスの計測値がプロットされた構造を有している。デプス取得部121は、デプス画像111を偏光画像算出部122に入力する。その後、デプス取得部121は、偏光画像算出部122に入力したデプス画像111を詳細形状算出部125からの要求に応じて変形させ、変形後のデプス画像を偏光画像算出部122に再入力することができる。
偏光画像算出部122は、デプス取得部121から入力されたデプス画像に基づいて偏光画像を算出する。本明細書では、デプス画像に基づいて算出される偏光画像を「デプス偏光画像」と記載する。偏光画像算出部122は、まず、入力されたデプス画像上の画素ごとに法線の情報を算出し、画像上の各画素に対して法線の情報をプロットした法線画像112を生成して、記憶部110に格納する。そして、偏光画像算出部122は、生成された法線画像112上の画素ごとの偏光度を算出し、画像上の各画素に対して偏光度の情報をプロットしたデプス偏光画像113を算出し、記憶部110に格納する。なお、偏光度は、光がどれだけ偏光しているかを示す指標であり、0以上1以下の値となる。
カメラ画像取得部123は、カメラ部220のカメラ221,222,223によってそれぞれ撮影されたカメラ画像114a,114b,114cを取得して、記憶部110に格納する。これらのカメラ画像114a〜114cは、同一時刻に撮影された画像である。
なお、カメラ画像114a〜114cは、輝度画像として記憶部110に格納される。カメラ221,222,223からカラー画像が出力される場合、カメラ画像取得部123は、カメラ221,222,223からそれぞれ出力されたカラー画像を輝度画像に変換し、それぞれカメラ画像114a,114b,114cとして記憶部110に格納する。また、カメラ画像114a〜114cは、デプス画像111と同一の解像度の画像として記憶部110に格納されるものとする。
偏光画像算出部124は、カメラ画像114a〜114cに基づいて偏光画像を算出する。本明細書では、カメラ画像114a〜114cに基づいて算出される偏光画像を「カメラ偏光画像」と記載する。偏光画像算出部124は、カメラ画像114a〜114cに基づいてカメラ偏光画像115を算出し、記憶部110に格納する。カメラ偏光画像115は、画像上の各画素に対して偏光度がプロットされた構造を有している。
詳細形状算出部125は、デプス偏光画像113とカメラ偏光画像115との間の二乗誤差を算出し、二乗誤差が最小になるように、デプス取得部121から偏光画像算出部122に入力されるデプス画像を変形させる。詳細形状算出部125は、二乗誤差が最小と判定されたとき(例えば、二乗誤差が所定の閾値以下になったとき)にデプス取得部121から偏光画像算出部122に入力されたデプス画像を、像の形状の歪みが補正されたデプス画像として出力する。
以下、形状計測装置100の処理についてさらに詳しく説明する。
<第1デプス画像とカメラ画像の取得>
デプス取得部121は、TOFセンサ210からデプス画像111を取得して、記憶部110に格納する。また、カメラ画像取得部123は、カメラ部220のカメラ221,222,223によってそれぞれ撮影されたカメラ画像114a,114b,114cを取得して、記憶部110に格納する。
前述のように、カメラ221,222,223は、グローバルシャッタを用いることにより、カメラ画像114a,114b,114cをそれぞれ同一時刻に撮影して出力する。また、デプス画像111の取得とカメラ画像114a〜114cの取得は、同期して実行される。具体的には、デプス画像111のスキャン期間(スキャン方向に対する一端の位置のスキャン時刻から他端の位置のスキャン時刻までの期間)に、カメラ画像114a〜114cの撮影時刻が包含されるように、デプス画像111とカメラ画像114a〜114cが取得される。
図6は、デプス画像のデータ構造の一例を示す図である。デプス画像111のデータは、画素ごとに、X軸方向(水平方向)の位置、Y軸方向(垂直方向)の位置、Z方向(奥行き方向)の位置が対応付けられた構造のデータとして記憶部110に格納される。これらのうち、Z方向の位置がデプス(距離)を示す。デプス画像111のデータは、例えば、図6に示すようなデータテーブル111aとして格納される。図6に示すデータテーブル111aでは、各画素の画素番号に対してX方向、Y方向、Z方向の各位置が対応付けて登録されている。
<カメラ偏光画像の算出>
次に、偏光画像算出部124によるカメラ偏光画像115の算出処理について説明する。
図7は、カメラ偏光画像算出処理の概要を示す図である。偏光画像算出部124は、カメラ画像114a〜114cのそれぞれに対して、視点をデプス画像111の視点に合わせるための視点変換処理を施す。この視点変換処理のために、次のような事前準備が行われる。
TOFセンサ210およびカメラ221〜223の位置と向きとに基づいて、TOFセンサ210およびカメラ221〜223の外部パラメータが設定される。また、カメラ221〜223の内部パラメータが設定される。これらのパラメータは、キャリブレーションによって求められる。そして、これらのパラメータに基づいて、カメラ221〜223の視点をTOFセンサ210の視点に変換するためのホモグラフィ行列が算出される。
偏光画像算出部124は、カメラ画像114a,114b,114cをそれぞれホモグラフィ行列を用いて変換することで、カメラ画像114a1,114b1,114c1を算出する。カメラ画像114a1,114b1,114c1は、それぞれカメラ画像114a,114b,114cをTOFセンサ210と同じ位置から同じ向きで撮影した場合の画像を示す。
次に、偏光画像算出部124は、変換により得られたカメラ画像114a1〜114c1を用いて、カメラ偏光画像115を算出する。この算出処理では、カメラ画像114a1〜114c1の画素ごとに次のような処理が実行される。
偏光画像算出部124は、カメラ画像114a1〜114c1におけるm番目の画素の輝度値を、下記の式(1)で表されるコサインカーブによって近似する。
ym=amcos(Θ+bm)+cm ・・・(1)
偏光画像算出部124は、得られたコサインカーブにおける最大値と最小値を求め、「(最大値/最小値)/(最大値+最小値)」という式によって、m番目の画素の偏光度を算出する。これにより、偏光度は0以上1以下の値として算出される。
偏光画像算出部124は、以上の処理手順により画素ごとに偏光度を算出する。偏光画像算出部124は、各画素に対して偏光度をプロットしたカメラ偏光画像115を生成して、記憶部110に格納する。
なお、偏光度は、3以上の異なる回転角の偏光フィルタを用いて得られたカメラ画像から算出可能である。本実施の形態では例として、3つの偏光フィルタ221a〜223aを用いて得られた3つのカメラ画像114a〜114cに基づいて偏光度が算出されるが、4つ以上の偏光フィルタを用いて得られたカメラ画像に基づいて偏光度が算出されてもよい。
<デプス偏光画像の算出>
次に、偏光画像算出部122によるデプス偏光画像113の算出処理について説明する。
まず、偏光画像算出部122は、次のような手順で、デプス取得部121から入力されたデプス画像に基づき、中間データとして法線画像112を算出する。デプス画像の座標(x,y)における法線nは、下記の式(2)によって表される。また、式(2)のp,qは、デプス画像の座標(x,y)におけるデプスHに基づき、式(3)によって算出される。
Figure 2020008399
また、法線nは、天頂角θ、方位角ψを用いて式(4)のように表される。
Figure 2020008399
式(2)と式(4)の関係から、式(4)に示した法線nのz成分であるcosθを、p,qによって表すことができる。法線画像112は、法線nのz成分であるcosθを画素ごとにプロットすることで算出される。偏光画像算出部122は、法線画像112から画素ごとの天頂角θを求め、下記の式(5)を用いて画素ごとの偏光度ρを算出する。なお、式(5)のNは屈折率を表し、例えば1.5である。
Figure 2020008399
偏光画像算出部122は、算出された偏光度ρを画素ごとにプロットすることで、デプス偏光画像113を算出する。
<詳細形状の算出>
次に、詳細形状算出部125の処理について説明する。
図8は、詳細形状算出部の処理手順の概要を示す図である。詳細形状算出部125は、偏光画像算出部122によって算出されたデプス偏光画像113と、偏光画像算出部124によって算出されたカメラ偏光画像115とを比較する。ここで、デプス偏光画像113では、TOFセンサ210から取得されたデプス画像111に基づいて算出されたものなので、撮影対象物の像に歪みが生じている可能性がある。一方、カメラ画像114a〜114cに基づいて算出されたカメラ偏光画像115では、このような歪みが生じない。そこで、偏光画像算出部122は、算出されるデプス偏光画像113とカメラ偏光画像115との誤差が小さくなるように、デプス偏光画像113の算出元となるデプス画像111を、デプス取得部121に変形させる。
詳細形状算出部125は、最小二乗法を用いて次のような処理を実行する。デプス偏光画像113のm番目の画素における偏光度をPdmとし、カメラ偏光画像115のm番目の画素における偏光度をPcmとする。詳細形状算出部125は、次の式(6)で表される残差平方和RSSが最小となるように、偏光画像算出部122に入力されるデプス画像111を変形させる。
Figure 2020008399
図4で説明したように、デプス画像111では、赤外線レーザの照射パターンのスキャン方向に対して垂直な方向(図4の例では上下方向)に対象物が移動したとき、像の形状が歪む。そこで、デプス画像111の変形は、画像上の上下方向に並列するある画素列に対して、左右方向に隣接する画素列が、上下方向にシフトするように行われる。
例えば、図4のようにスキャン方向が右から左の方向とすると、デプス画像111に写る対象物の像は、右側ほど位置が上側にずれた形状となる。そこで、デプス画像111の1回の変形では、ある画素列に対して右側に隣接する画素列を、所定シフト量だけ下方向にシフトさせる。シフト量は、画素の倍数単位で設定されてもよいし、画素ピッチより小さい量(例えば、0.5画素)に設定されてもよい。後者の場合、変形後のデプス画像におけるデプス値は補間演算によって求められる。
<フローチャート>
次に、形状計測装置100の処理手順について、フローチャートを用いて説明する。
図9は、形状計測装置の処理手順を示すフローチャートの例である。
[ステップS11]デプス取得部121は、TOFセンサ210からデプス画像111を取得して、記憶部110に格納する。また、カメラ画像取得部123は、カメラ部220のカメラ221,222,223によってそれぞれ撮影されたカメラ画像114a,114b,114cを取得して、記憶部110に格納する。
[ステップS12]偏光画像算出部124は、カメラ画像114a〜114cのそれぞれに対して、視点をデプス画像111の視点に合わせるための視点変換処理を施す。具体的には、偏光画像算出部124は、カメラ画像114a,114b,114cをそれぞれ視点変換用のホモグラフィ行列を用いて変換することで、カメラ画像114a1,114b1,114c1を算出する。
[ステップS13]偏光画像算出部124は、ステップS12で変換されたカメラ画像114a1〜114c1から、カメラ偏光画像115を算出する。具体的には、偏光画像算出部124は、カメラ画像114a1〜114c1におけるm番目の画素の輝度値を、前述の式(1)で表されるコサインカーブによって近似する。偏光画像算出部124は、得られたコサインカーブにおける最大値と最小値を求め、「(最大値/最小値)/(最大値+最小値)」という式によって、m番目の画素の偏光度を算出する。偏光画像算出部124は、各画素に対して偏光度をプロットしたカメラ偏光画像115を生成して、記憶部110に格納する。
[ステップS14]デプス取得部121は、デプス画像111を偏光画像算出部122に入力する。偏光画像算出部122は、入力されたデプス画像111に基づいて法線画像112を算出し、記憶部110に格納する。前述のように、偏光画像算出部122は、式(2)〜(4)に基づき、法線nのz成分であるcosθを画素ごとにプロットすることで、法線画像112を算出する。
[ステップS15]偏光画像算出部122は、法線画像112に基づき、前述の式(5)を用いて画素ごとの偏光度ρを算出する。偏光画像算出部122は、算出された偏光度ρを画素ごとにプロットすることでデプス偏光画像113を算出し、記憶部110に格納する。
[ステップS16]詳細形状算出部125は、ステップS13で算出されたカメラ偏光画像115と、ステップS15で算出されたデプス偏光画像113との間の二乗誤差を、前述の式(6)を用いて算出する。
[ステップS17]詳細形状算出部125は、算出された二乗誤差が所定の閾値以下であるかを判定する。なお、ここでは例として、二乗誤差が閾値以下の場合に、二乗誤差が最小になったと判定する。詳細形状算出部125は、二乗誤差が閾値以下の場合、ステップS19の処理を実行し、二乗誤差が閾値より大きい場合、ステップS18の処理を実行する。
[ステップS18]詳細形状算出部125は、デプス取得部121に対してデプス画像111の変形を要求する。デプス取得部121は、変形の要求に応じて、直近のステップS14で偏光画像算出部122に入力したデプス画像111を、1段階変形させる。例えば、スキャン方向を右から左の方向とし、1段階分のシフト量をSとすると、デプス取得部121は、変形前のデプス画像111において垂直方向に並列する画素列に対して、その右側に隣接する画素列を下方向にシフト量Sだけシフトする。この場合、第i列(ただし、i=1,2,・・・)の画素列は、(i−1)×Sだけ下方向にシフトされる。
この後、処理がステップS14に戻る。ステップS14において、デプス取得部121は、ステップS18で変形されたデプス画像111を偏光画像算出部122に入力する。これにより、変形後のデプス画像111に基づいて法線画像112、デプス偏光画像113が算出される。
[ステップS19]詳細形状算出部125は、二乗誤差が閾値以下になったときのデプス画像111、すなわち、直近のステップS14で偏光画像算出部122に入力したデプス画像111を、像の歪みが補正された最終的なデプス画像として出力する。
以上の処理により、形状計測装置100は、撮影の対象物が移動した場合でも、その移動に伴ってデプス画像に現れる像の形状の歪みの影響を低減した、正確性の高いデプスを算出できる。
なお、上記の各実施の形態に示した装置(例えば、距離計測装置1、形状計測装置100)の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供され、そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記憶装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記憶装置には、ハードディスク装置(HDD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc:BD、登録商標)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CDなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムにしたがった処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムにしたがった処理を実行することもできる。また、コンピュータは、ネットワークを介して接続されたサーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムにしたがった処理を実行することもできる。
1 距離計測装置
1a 記憶部
1b 演算部
2 TOFセンサ
3a〜3c カメラ
4a〜4c 画像
11,14 距離画像
12,13 偏光画像

Claims (7)

  1. TOF(Time Of Flight)センサから取得された第1の距離画像と、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光する複数のカメラから取得された複数の画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第1の偏光画像とを記憶する記憶部と、
    前記第1の距離画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第2の偏光画像と、前記第1の偏光画像との比較結果に基づいて、前記第1の距離画像を変形させ、変形によって得られた第2の距離画像を出力する演算部と、
    を有する距離計測装置。
  2. 前記変形では、前記第1の距離画像に基づいて前記第2の偏光画像を生成して前記第1の偏光画像と前記第2の偏光画像とを比較する比較処理を、前記第1の距離画像を変形させながら実行し、前記比較処理の結果に基づいて前記第2の距離画像を生成する、
    請求項1記載の距離計測装置。
  3. 前記比較処理では、前記第1の偏光画像と前記第2の偏光画像との誤差が算出され、
    前記第2の距離画像として、前記誤差が最小となるように前記第1の距離画像を変形させた距離画像が生成される、
    請求項2記載の距離計測装置。
  4. 前記TOFセンサは、測距用の光線を所定の第1の方向に延びる照射パターンとして発光し、前記照射パターンを前記第1の方向に直交する第2の方向に順次移動させながら前記光線の反射光を受光することで、前記第1の距離画像を生成する、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の距離計測装置。
  5. 前記第1の距離画像は、前記第2の方向に隣接する画素を前記第1の方向に順次ずらすことで変形される、
    請求項4記載の距離計測装置。
  6. コンピュータが、
    TOFセンサから第1の距離画像を取得するとともに、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光する複数のカメラから取得された複数の画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第1の偏光画像を取得し、
    前記第1の距離画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第2の偏光画像と、前記第1の偏光画像との比較結果に基づいて、前記第1の距離画像を変形させ、変形によって得られた第2の距離画像を出力する、
    距離計測方法。
  7. コンピュータに、
    TOFセンサから第1の距離画像を取得するとともに、それぞれ異なる偏光方向の直線偏光を受光する複数のカメラから取得された複数の画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第1の偏光画像を取得し、
    前記第1の距離画像に基づいて画素ごとに偏光度を算出することで生成された第2の偏光画像と、前記第1の偏光画像との比較結果に基づいて、前記第1の距離画像を変形させ、変形によって得られた第2の距離画像を出力する、
    処理を実行させる距離計測プログラム。
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