JP2020007687A - 情報測定装置 - Google Patents

情報測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020007687A
JP2020007687A JP2018132695A JP2018132695A JP2020007687A JP 2020007687 A JP2020007687 A JP 2020007687A JP 2018132695 A JP2018132695 A JP 2018132695A JP 2018132695 A JP2018132695 A JP 2018132695A JP 2020007687 A JP2020007687 A JP 2020007687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
measuring device
plate
information
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018132695A
Other languages
English (en)
Inventor
竜夫 小池
Tatsuo Koike
竜夫 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Alpine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Alpine Co Ltd filed Critical Alps Alpine Co Ltd
Priority to JP2018132695A priority Critical patent/JP2020007687A/ja
Publication of JP2020007687A publication Critical patent/JP2020007687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

【課題】検出部を適切に押し当てることができる情報測定装置を提供する。【解決手段】情報測定装置は、頭部装着具の内側の額に対応する部分に配置される板状部材と、頭部に接触して生体情報又は動作情報を測定可能なセンサを有し、前記板状部材に対して回転可能に接続される測定部と、前記板状部材と前記測定部との間に設けられ、前記板状部材に対して前記測定部を頭部側に付勢する付勢部とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、情報測定装置に関する。
従来より、作業者が装着するヘルメットに装着した各種センサーから、作業場での現場作業者の個人の生体データ、作業環境データ、作業者の画像データ、ヘルメットや作業者の動きに関する体動データを少なくとも一つ計測し、現場作業時のデータと、過去に計測蓄積したデータから割り出される異常閾値とを比較することで、作業者の異常状態を検出することを特徴とするスマートヘルメットがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−197866号公報
ところで、従来のスマートヘルメットのように、電極を作業者(スマートヘルメットの装着者)の頭部に当接させる場合に、データを適切に検出するには、適切な圧力で電極を頭部に押し当てることが望ましい。
しかしながら、従来のスマートヘルメットでは、ヘッドバンドに検出用の電極が取り付けられているため、電極に掛かる圧力は、ヘッドバンドの締め具合によって決まることになる。
ヘッドバンドの締め具合では、必ずしも適切な圧力で電極を頭部に押し当てることができないおそれがある。
そこで、検出部を適切に押し当てることができる情報測定装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の情報測定装置は、頭部装着具の内側の額に対応する部分に配置される板状部材と、頭部に接触して生体情報又は動作情報を測定可能なセンサを有し、前記板状部材に対して回転可能に接続される測定部と、前記板状部材と前記測定部との間に設けられ、前記板状部材に対して前記測定部を頭部側に付勢する付勢部とを含む。
検出部を適切に押し当てることができる情報測定装置を提供することができる。
実施の形態の情報測定装置100を適用したヘルメット50を示す図である。 生体情報センサ110を示す図である。 生体情報センサ110、ホルダ120、プレート130、及びその周辺の構成要素を示す図である。 ユニットボックス160の内部構成を示す図である。 制御部161が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。
以下、本発明の情報測定装置を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の情報測定装置100を適用したヘルメット50を示す図である。図1(A)は正面図、図1(B)は斜視図である。ヘルメット50の帽体51の内部には、衝撃吸収ライナ、頭部に装着するヘッドバンド52、及びアゴ紐53が設けられている。ヘルメット50は、頭部装着具の一例であり、頭部を保護するための装着具である。ヘッドバンド52は、装着部材の一例である。
帽体51は、頭部を覆う硬い殻体であり、ヘッドバンド52は、はちまきのように頭部を囲む環状のバンドである。なお、以下では、ヘルメット50を装着する装着者から見た方向を基準として前後左右と上下の方向を説明する。
情報測定装置100は、生体情報センサ110、ホルダ120、プレート130、ケーブル150、及びユニットボックス160を含む。生体情報センサ110、プレート130は、それぞれ、センサ、板状部材の一例である。また、生体情報センサ110及びホルダ120は、測定部の一例である。
生体情報センサ110は、ヘルメット50の前方のつば51Aの下側において、装着者の額の前に位置するように、ホルダ120によって吊り下げられた状態で保持されるとともに、ケーブル150によって保持されている。生体情報センサ110は、ケーブル150によってユニットボックス160に接続されている。
ホルダ120は、プレート130に接続されており、プレート130によって保持されている。ホルダ120は、左右方向に長いコの字型の部材であり、樹脂製である。例えば、ABS樹脂等で一体成型することによって作製すればよい。
プレート130は、情報測定装置100が取り付けられたヘルメット50を装着者が装着した状態(以下、情報測定装置100の装着状態と称す)で、装着者の額と帽体51の内面との間(又は、装着者の額と帽体51の内部の衝撃吸収ライナとの間)に挟まれており、この状態でずれないように固定される。プレート130は、樹脂製である。例えば、ABS樹脂等で作製すればよい。
ケーブル150は、生体情報センサ110とユニットボックス160との間を接続しており、ユニットボックス160から生体情報センサ110への制御信号等の伝送、及び、生体情報センサ110で測定されたデータのユニットボックス160への伝送等を行う信号線を含む。また、ケーブル150は、ユニットボックス160から生体情報センサ110への電力の伝送を行う電力伝送線路を含む。
ユニットボックス160は、マイクロコンピュータで構成される制御部、通信部、及びバッテリ等を含む。ユニットボックス160は、帽体51の外周部に巻き付けられるベルト160Aによって、ヘルメット50の後端部に取り付けられている。
図2は、生体情報センサ110を示す図である。図2(A)、(B)、(C)は、それぞれ、生体情報センサ110の表側、側面側、裏側を示す図である。図2(A)〜(C)では、横方向が生体情報センサ110の左右方向に相当する。
生体情報センサ110は、額に当接させた状態で、一例として脈拍を測定するセンサである。生体情報センサ110は、筐体111、検出部112、加速度センサ113、及び振動素子114を有する。ここでは一例として、生体情報センサ110のメインの機能は、脈拍を検出することであり、加速度センサ113及び振動素子114は、生体情報センサ110の付加的な機能に用いられるものである。
筐体111は、表部111Aと裏部111Bを有する。筐体111は、樹脂製であり、例えば、ABS樹脂等で作製すればよい。筐体111の右側には、ケーブル接続部151を介してケーブル150が接続されている。
表部111Aは、情報測定装置100の装着状態において、裏部111Bよりも前方に位置する部分であり、裏部111Bは装着者の額に当接する部分である。
表部111Aは、左右方向(図2(A)〜(C)における横方向)の両端に設けられるヒンジ111A1を有する。ヒンジ111A1は、生体情報センサ110をホルダ120に係合させるために設けられている。
裏部111Bは、開口部111B1、凸部111B2、及び基部111B3を有しており、開口部111B1から検出部112が表出する。また、開口部111B1は、裏部111Bの凸部111B2に設けられている。基部111B3の中央部111B3Aに対する凸部111B2の高さはHである。
凸部111B2の上面に開口部111B1があり、開口部111B1から検出部112が表出しており、開口部111B1と検出部112の表面は面一である。このため、高さHは、検出部112が裏部111Bの凸部111B2の周囲よりも突出する突出量である。凸部111B2は、突出部の一例である。
このように、基部111B3の中央部111B3Aに対して、高さHだけ突出した凸部111B2の頂部(突出方向における上面)の開口部111B1に検出部112を設けているのは、検出部112をある程度の圧力で額に押し当てるためである。
生体情報センサ110で脈拍を表すデータの検出する際には、検出部112をある程度の圧力で額に押し当てることが望ましい。このため、検出部112を基部111B3よりも突出させることで、生体情報センサ110が額に当接した状態で、検出部112が額に押圧されるようにしている。
また、凸部111B2の頂部(開口部111B1の周りの部分)は平坦で、検出部112と面一であるため、検出部112を突出させるために凸部111B2を設けると、凸部111B2の周状の端部(図2で破線で示す部分)において、額に掛かる圧力が最大になる。
このため、凸部111B2の端部を断面視で湾曲させて(図2(B)参照)、額に掛かる圧力を緩和させている。凸部111B2の端部の湾曲部の曲率半径は、一例として、2mmから6mm程度である。
検出部112を額に押圧させるために凸部111B2を設けた方が良いが、凸部111B2の端部では額に掛かる圧力が大きくなるため、凸部111B2の端部を湾曲させて、圧力を緩和させている。凸部111B2の端部で局所的に額に掛かる圧力が大きくなると、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を脱いだときに、凸部111B2に押圧された跡が赤く残り、15分や20分では消えない程度の跡が残るおそれがある。そこで、人肌に優しく、装着後に跡が残りにくく、又は、残っても短時間で消えやすい跡で済むようにするために、凸部111B2に湾曲部を設けている。
なお、生体情報センサ110を装着者の額に当接させた状態では、裏部111Bのうち、凸部111B2だけでなく、基部111B3も額に当接することになる。
基部111B3は、中央部111B3Aと両端部111B3Bとを有する。中央部111B3Aは、裏部111Bの左右方向(図2(A)〜(C)における横方向(長手方向))における中央側に位置し、両端部111B3Bは、左右方向における両端側に位置する。中央部111B3Aは、左右方向において、凸部111B2の両脇に位置する区間であり、凸部111B2に対して高さHの分だけ低い部分である。
また、両端部111B3Bは、中央部111B3Aの両端側で、中央部111B3Aから離れるに従って、凸部111B2の凸方向と同一方向に湾曲している部分である。凸部111B2の凸方向は、情報測定装置100の装着状態において装着者の後方に向かう方向であるため、両端部111B3Bの湾曲形状は、装着者の額の左右方向の湾曲に合わせた形状である。裏部111Bが装着者の額にフィットするように形状を工夫したものである。
検出部112は、裏部111Bの開口部111B1から表出しており、脈拍を測定するセンサが測定のために光を出力する光出力部112Aと、光を受光する受光部112Bとを有する。検出部112で検出された脈拍を表すデータを処理する回路等は、ケーブル150を介してユニットボックス160内の制御部等に接続されている。
加速度センサ113は、筐体111の内部の右側の端部付近に配置されている。加速度センサ113は、情報測定装置100の装着状態において、装着者の頭部に生じる加速度を検出する。頭部に生じる加速度は、人体の脊椎を動作の中心軸として捉えた場合に、特に転倒等の動作を把握するのに有益である。
ここで、例えば、ヘルメット50に取り付けた加速度センサで検出される加速度は、頭部とヘルメット50のずれによる加速度を含むため、装着者の動作を把握するために正確な情報を取得するのは難しい。これに対して、頭部に直接触れる生体情報センサ110の内部に加速度センサ113を配置すれば、比較的正確に装着者の動作を把握するために正確な情報を取得することができる。このような理由から、情報測定装置100は、生体情報センサ110の内部に加速度センサ113を設けている。
また、生体情報センサ110の左側にはケーブル150が接続されており、ケーブル150は、生体情報センサ110を保持できる程度のある程度の剛性を有する。このため、生体情報センサ110の筐体111は、情報測定装置100の装着状態において装着者が動く際に、左側よりも右側の方が大きく揺れることになり、加速度を検出するには好適である。このような理由から、加速度センサ113は、筐体111の内部の右側の端部付近に配置されている。
振動素子114は、加速度センサ113とともに、筐体111の内部の右側の端部付近に配置されている。振動素子114は、例えばLRA(Linear Resonant Actuator)のようなバイブレータである。振動素子114が振動すると、筐体111の全体が振動する。
情報測定装置100を取り付けたヘルメット50は、例えば装着者が騒音の大きい環境下で作業を行うような場合に利用することができる。このような環境下では、複数の作業員が情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を装着して作業を行う。
このような場合に、加速度センサ113によって転倒等の動作による大きな加速度が検出されると、情報測定装置100は、通信部から周囲の他の情報測定装置100に向けて、振動素子114を振動させる駆動指令を出力する。
この結果、転倒した作業員以外が被るヘルメット50に取り付けられた情報測定装置100が駆動指令を受信し、振動素子114を駆動する。これにより、転倒した作業員の周囲にいる作業員は、周囲で転倒した作業員がいることを生体情報センサ110から額に伝達される振動で検知することができ、転倒した作業員を救助等することができる。なお、これは、転倒以外の動作によって大きな加速度が生じた場合も同様である。
図3は、生体情報センサ110、ホルダ120、プレート130、及びその周辺の構成要素を示す図である。ここでは、ホルダ120、プレート130、及びその周辺の構成要素について説明する。
ホルダ120は、生体情報センサ110を吊り下げて保持する部材であり、基部121、係合部122、及び蝶番部123を有する。
基部121は、ヘルメット50の前方のつば51Aの下側に配置され、コの字型の樹脂製の部材である。基部121は、左右方向に延在し、左右両端側が下方に折り曲げられて延在するコの字型の形状を有する。左右両端側が下方に折り曲げられた先の下端には、係合部122が設けられている。
係合部122は、コの字型の基部121の左右両側の下端に設けられている。このため、係合部122は2個ある。係合部122は、C字型の部材であり、生体情報センサ110の筐体111のヒンジ111A1を引っかける形で保持する。係合部122は、ヒンジ111A1が係合部122に係合した状態で、生体情報センサ110が両端のヒンジ111A1を回転中心として回転可能に保持する。
また、係合部122は、C字型であるため、欠けている部分からヒンジ111A1を取り外すことができる。このため、生体情報センサ110は、ホルダ120に対して着脱可能である。
蝶番部123は、基部121の左右方向における中央部の後側に2個設けられている。蝶番部123は、第1接続部の一例である。蝶番部123は、左右方向に貫通する貫通孔を有し、貫通孔内にはピン145が挿通される。蝶番部123は、同様な構成を有するプレート130の2個の蝶番部132と位置を合わせた状態で、互いの貫通孔にピン145を挿通させることで、蝶番を構成する。
プレート130は、基部131及び蝶番部132を有する。プレート130は、板状部材の一例である。基部131は、表面131A、裏面131B、先端部131C、接続部131D、及びバネ挿通部131Eを有する。表面131Aは、図3で見えている面であり、裏面131Bは、表面131Aとは反対側に位置する面である。また、先端部131Cは、ホルダ120から最も離れた端部であり、接続部131Dは、ホルダ120に最も近い端部である。
基部131は、情報測定装置100の装着状態において、ヘルメット50の内面又は衝撃吸収ライナと、装着者の額との間に挟まれる部材である。挟まれる際には、先端部131Cが額の上方を向くように配置される。基部131は、ヘルメット50の内面又は衝撃吸収ライナと、装着者の額との間に挟まれた状態で、しっかりと安定するサイズや厚さを有する。また、基部131は、額の形状に合わせて、裏面131Bが左右方向にわたって中央部が凹んだ凹面になっている。
基部131の接続部131Dの表面131Aには、蝶番部132が設けられている。蝶番部132は、左右方向に貫通する貫通孔を有し、貫通孔内にはピン145が挿通される。蝶番部132は、第2接続部の一例である。
ピン145は、細長い円柱状の金属製の回転軸である。蝶番部132は、ホルダ120の2個の蝶番部123と位置を合わせた状態で、互いの貫通孔にピン145を挿通させることで、蝶番を構成する。
また、基部131の表面131Aには、バネ挿通部131Eが設けられている。バネ挿通部131Eは、表面131Aに沿って接続部131Dから先端部131Cに向かう方向の貫通孔を有している。
このようなプレート130は、ホルダ120を介して生体情報センサ110を吊り下げているので、ヘルメット50の内面又は衝撃吸収ライナと、装着者の額との間に挟まれた状態で、装着者の額の前に生体情報センサ110を配置することができる。
トーションバネ140は、図3の左上に単独の状態を示すように、巻回部140Aと端部140B及び140Cを有する。トーションバネ140は、付勢部の一例である。
端部140Bと140Cは、約90度向きが異なる。トーションバネ140は、巻回部140Aが蝶番部123と蝶番部132との間でピン145に挿通され、端部140Bがホルダ120の基部121の後方にある係合部に係合し、端部140Cがバネ挿通部131Eに挿通されている。基部121の後方にある係合部は、左右方向において2個の蝶番部123の間で、2個の蝶番部123よりも下方に設けられている。
ここで、図3に示すように、矢印A、Bで示す方向を用いて説明する。矢印Aで示す方向は、ピン145を回転中心として、ピン145を左側から右側に向けて(矢印Cで示す方向に)見た場合に、反時計回りになる方向であり、矢印Bは時計回りになる方向である。
トーションバネ140は、応力が掛かっていない自然の状態で、図3の左上に単独で示す状態のように、端部140Bと140Cが約90度をなす形状を有する。したがって、装着者がプレート130を持ち上げる方向(矢印A方向)に動かすと、矢印B方向の復元力(付勢力)を発揮する。このため、装着者は、情報測定装置100が取り付けられたヘルメット50を被るときに、プレート130をヘルメット50の内面に沿って矢印A方向に持ち上げ、プレート130を額とヘルメット50の内面との間に挟むと、トーションバネ140の矢印B方向の復元力が作用することにより、生体情報センサ110が額に押し当てられることになる。
なお、生体情報センサ110は、検出部112をある程度の圧力で額に押し当てた状態で脈拍を表すデータを検出することが望ましい。このため、トーションバネ140の付勢力によって生体情報センサ110を額に押し当てる荷重は、情報測定装置100の装着状態においてトーションバネ140が矢印A方向に押し広げられたときに、トーションバネ140が矢印B方向の復元力を発生することによって、検出部112が脈拍を表すデータの検出に必要な圧力で額に押し付けられる程度に設定されることが望ましい。また、このような復元力を発生する荷重の上限値は、一例として、2.0N(ニュートン)以下である。荷重が高すぎると、凸部111B2に押圧された跡が額に赤く残るおそれがあり、また、装着者が締め付けられるような不快感を感じるおそれがあるからである。
また、生体情報センサ110は振動素子114を内蔵する。振動素子114の振動が装着者の額に伝わりやすくするには、筐体111の裏部111Bの全体(凸部111B2も含めた全体)が、ある程度の適切な圧力で額に当接することが望ましい。このような圧力には、弱すぎず、かつ強すぎないことが求められる。このような観点からも、トーションバネ140の荷重を適切な値に設定することが望ましい。上述の生体情報センサ110を額に押し当てる荷重は、生体情報センサ110による脈拍を表すデータを適切に取得でき、かつ、振動素子114の振動を装着者の額に十分に良く伝達できる値である。
図4は、ユニットボックス160の内部構成を示す図である。図4には、内部構成を概略的に示す。ユニットボックス160は、筐体160Bの内部に、制御部161、通信部162、及びバッテリ163を有する。
制御部161は、検出部112、加速度センサ113、及び振動素子114(図2参照)とケーブル150(図1参照)を介して接続されている。
制御部161は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び内部バス等を含むマイクロコンピュータによって実現される。制御部161は、検出部112から入力される脈拍を表すデータ(アナログデータ)をデジタルデータに変換し、フィルタ処理等を行うことによって、脈拍データ(デジタルデータ)を生成する。制御部161は、生成した脈拍データを通信部162を介して、サーバ等に送信する。サーバは、複数の情報測定装置100から送信される脈拍データに基づいて、複数の作業者の健康状態の管理等を行っている。
また、以下の加速度センサ113及び振動素子114に関する制御部161の機能は、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を被った装着者が複数いることが前提になる。
制御部161は、加速度センサ113によって検出される加速度を表すデータ(アナログデータ)をデジタルデータに変換し、フィルタ処理等を行うことによって加速度データを生成する。制御部161は、加速度データを所定の閾値と比較し、所定の閾値以上である場合に、通信部162を通じて、他の情報測定装置100に、振動素子114を振動させる駆動指令を含むビーコン信号を出力する。加速度データが所定の閾値以上である場合には、加速度を検出した加速度センサ113を含む情報測定装置100が取り付けられたヘルメット50の装着者が転倒等した可能性があるからである。
また、制御部161は、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を被った複数の装着者が作業等を行っているときに、他の情報測定装置100から通信部162を介して駆動指令を受信すると、振動素子114を振動させる。これにより、振動素子114が振動した情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を被った装着者は、転倒したり体調の悪い可能性がある作業者が周囲にいることを認識することができる。
通信部162は、インターネット等を経由したサーバとの通信(無線通信又は有線通信)と、Bluetooth(登録商標)のビーコン信号の出力を行う通信装置である。実際には、インターネット等を経由した通信を行う通信装置と、Bluetoothのビーコン信号の出力を行う通信装置とは別々の装置であるが、ここでは1つの装置として説明する。なお、通信部162は、インターネット等を経由したサーバとの通信を行う代わりに、LoRaでゲートウェイまで通信する通信装置であってもよい。この場合は、ゲートウェイがインターネットに接続すればよい。
通信部162は、制御部161が生成した脈拍データをサーバ等に送信する。また、通信部162は、制御部161によって生成される駆動指令を含むビーコン信号を出力する。また、通信部162は、他の情報測定装置100から駆動指令を受信する。
バッテリ163は、筐体160Bから着脱可能で繰り返し充電可能な二次電池であればよい。バッテリ163は、制御部161及び通信部162に電力を供給するとともに、ケーブル150を介して、検出部112、加速度センサ113、及び振動素子114に電力を供給する。
図5は、制御部161が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。制御部161は、図5(A)〜(C)に示す処理を並列的に実行する。
図5(A)は、脈拍データを生成し、サーバに送信する処理を示す。
制御部161は、処理がスタートすると、検出部112から脈拍を表すデータを受信したかどうかを判定する(ステップS1)。制御部161は、脈拍を表すデータを受信するまでステップS1の処理を繰り返し実行する。なお、処理をスタートするのは、情報測定装置100の電源がオンにされたときである。
制御部161は、脈拍を表すデータを受信した(S1:YES)と判定すると、脈拍データを生成する(ステップS2)。より具体的には、制御部161は、検出部112から入力される脈拍を表すデータ(アナログデータ)をデジタルデータに変換し、フィルタ処理等を行うことによって、脈拍データ(デジタルデータ)を生成する。
制御部161は、生成した脈拍データを通信部162を介して、サーバに送信する(ステップS3)。
制御部161は、処理を終了するかどうかを判定する(ステップS4)。処理を終了するのは、情報測定装置100の電源がオフにされたときである。
制御部161は、処理を終了しない(S4:NO)と判定すると、フローをステップS1にリターンする。
制御部161は、処理を終了する(S4:YES)と判定すると、一連の処理を終了する(エンド)。
図5(B)は、加速度データに基づいて、駆動指令を生成し、他の情報測定装置100に駆動指令を送信する処理を示す。
制御部161は、処理がスタートすると、加速度センサ113から加速度を表すデータを受信したかどうかを判定する(ステップS11)。制御部161は、加速度を表すデータを受信するまでステップS11の処理を繰り返し実行する。なお、処理をスタートするのは、情報測定装置100の電源がオンにされたときである。
制御部161は、加速度を表すデータを受信した(S11:YES)と判定すると、加速度データを生成する(ステップS12)。より具体的には、制御部161は、検出部112から入力される加速度を表すデータ(アナログデータ)をデジタルデータに変換し、フィルタ処理等を行うことによって、加速度データ(デジタルデータ)を生成する。
制御部161は、加速度データを所定の閾値と比較し、所定の閾値以上であるかどうかを判定する(ステップS13)。所定の閾値は、頭部に加速度センサ113を取り付けた人間が転倒した場合に生じる平均的な加速度である。
制御部161は、加速度データが所定の閾値以上である(S13:YES)と判定すると、駆動指令を含むビーコン信号を通信部162に出力させる(ステップS14)。
制御部161は、処理を終了するかどうかを判定する(ステップS15)。処理を終了するのは、情報測定装置100の電源がオフにされたときである。
制御部161は、処理を終了しない(S15:NO)と判定すると、フローをステップS11にリターンする。
制御部161は、処理を終了する(S15:YES)と判定すると、一連の処理を終了する(エンド)。
なお、制御部161は、ステップS13において、加速度データが所定の閾値以上ではない(S13:NO)と判定すると、フローをステップS11にリターンする。
図5(C)は、他の情報測定装置100から駆動指令を受信した場合に制御部161が振動素子114を駆動する処理を示す。
制御部161は、処理がスタートすると、通信部162を介して駆動指令を受信したかどうかを判定する(ステップS21)。制御部161は、駆動指令を受信するまでステップS21の処理を繰り返し実行する。なお、処理をスタートするのは、情報測定装置100の電源がオンにされたときである。
制御部161は、駆動指令を受信した(S21:YES)と判定すると、振動素子114を振動する(ステップS22)。
制御部161は、処理を終了するかどうかを判定する(ステップS23)。処理を終了するのは、情報測定装置100の電源がオフにされたときである。
制御部161は、処理を終了しない(S23:NO)と判定すると、フローをステップS21にリターンする。
制御部161は、処理を終了する(S23:YES)と判定すると、一連の処理を終了する(エンド)。
以上のように、情報測定装置100は、生体情報センサ110を吊り下げているホルダ120に蝶番(蝶番部123、132とピン145)を介して接続されるプレート130をヘルメット50の内面と額との間に挟むことによって、生体情報センサ110を装着者の額に当接させる。また、ホルダ120とプレート130の間にはトーションバネ140が設けられており、プレート130に対してホルダ120は、生体情報センサ110の検出部112が額に押圧される方向に付勢される。
したがって、検出部112を適切に押し当てることができる情報測定装置100を提供することができる。
また、凸部111B2の端部を断面視で湾曲させて(図2(B)参照)、額に掛かる圧力を緩和させているため、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を脱いだときに、凸部111B2に押圧された跡が赤く残ることを抑制することができる。このため、人肌に優しく、装着後に跡が残りにくく、又は、残っても短時間で消えやすい跡で済む。
また、生体情報センサ110のヒンジ111A1をホルダ120の両端の係合部122に係合させた状態で吊り下げているので、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を装着したときに、ホルダ120に対する生体情報センサ110の角度が額の角度に合わせて調整される。このため、生体情報センサ110を額に適切な角度で当接させることができる。
また、ホルダ120とプレート130は、蝶番(蝶番部123、132とピン145)によって回動可能に接続されているので、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50を装着したときに、プレート130にに対するホルダ120の角度が額の角度に応じて調整される。このため、生体情報センサ110を額に適切な角度で当接させることができる。
また、生体情報センサ110は、加速度センサ113を含み、加速度データが所定の閾値以上になると、駆動指令を含むビーコン信号を出力する。そして、この結果、周囲にいる装着者の情報測定装置100の振動素子114が駆動される。
このため、情報測定装置100を取り付けたヘルメット50の装着者が転倒等したときに、周囲の装着者に転倒等が生じたことを振動によって知らせることができる。特に、騒音が大きい環境等においても、振動によって周囲の装着者に転倒等の異常が生じたことを報知することができる。
なお、以上では、生体情報センサ110のヒンジ111A1をホルダ120の両端の係合部122に係合させる形態について説明したが、ヒンジ111A1とC字型の係合部122に限られるものではない。ホルダ120に対して生体情報センサ110が回動可能な状態で吊り下げることができれば、他の構成であってもよい。
また、以上では、ホルダ120とプレート130が蝶番(蝶番部123、132とピン145)によって回動可能に接続される形態について説明したが、プレート130に対してホルダ120が角度を調整できるように回動可能になるのであれば、蝶番以外の接続構造であってもよい。
また、以上では、生体情報センサ110が検出部112の他に、加速度センサ113及び振動素子114を含む形態について説明したが、生体情報センサ110は、脈拍を検出する検出部112のみを含み、加速度センサ113及び振動素子114を含まない構成であってもよい。
また、以上では、生体情報センサ110の検出部112が脈拍を測定する形態について説明したが、例えば体温のような脈拍以外の生体情報を測定するセンサであってもよい。また、生体情報センサ110の代わりに、加速度センサを用いて、脈拍の代わりにヘルメット50の装着者の頭部に生じる加速度を測定してもよい。加速度は、装着者の動作情報である。また、検出部112は、電極だけが配置されるような構成であってもよい。
また、以上では、ヘルメット50に情報測定装置100を取り付ける形態について説明したが、ヘルメット50の代わりに、帽子、キャップ、ヘアバンド、ゴーグル等を用いてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の情報測定装置について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
50 ヘルメット(頭部装着具)
52 ヘッドバンド(装着部材)
100 情報測定装置
110 生体情報センサ(センサ、測定部)
111 筐体
112 検出部
111B1 開口部
111B2 凸部(突出部)
111B3 基部
111B3A 中央部
111B3B 両端部
112 検出部
120 ホルダ(測定部)
121 基部
122 係合部
123 蝶番部(第1接続部)
130 プレート(板状部材)
131 基部
132 蝶番部(第2接続部)
140 トーションバネ(付勢部)
145 ピン
150 ケーブル
160 ユニットボックス

Claims (10)

  1. 頭部装着具の内側の額に対応する部分に配置される板状部材と、
    頭部に接触して生体情報又は動作情報を測定可能なセンサを有し、前記板状部材に対して回転可能に接続される測定部と、
    前記板状部材と前記測定部との間に設けられ、前記板状部材に対して前記測定部を頭部側に付勢する付勢部と
    を含む、情報測定装置。
  2. 前記板状部材は、第1接続部を有し、
    前記測定部は、前記第1接続部と回転可能に接続される第2接続部をさらに有し、
    前記板状部材及び前記測定部は、前記第1接続部及び前記第2接続部によって、回転可能に接続される、請求項1記載の情報測定装置。
  3. 前記測定部は、前記センサを保持するホルダをさらに有し、
    前記第2接続部は、前記ホルダに設けられる、請求項2記載の情報測定装置。
  4. 前記センサは、
    頭部に接触する検出部と、
    前記検出部を収容する筐体と
    を有し、
    前記筐体は、
    基部と、
    前記基部から突出し、前記検出部を表出させる開口部を頂部に有する突出部と
    を有する、請求項1乃至3のいずれか一項記載の情報測定装置。
  5. 前記突出部は、前記開口部の周囲の前記基部との境界に、湾曲部を有する、請求項4記載の情報測定装置。
  6. 前記基部は、前記突出部から離れるにしたがって、前記突出部の突出方向に湾曲する湾曲構造を有する、請求項4又は5記載の情報測定装置。
  7. 前記筐体の内部に配置される加速度センサをさらに含む、請求項4乃至6のいずれか一項記載の情報測定装置。
  8. 前記筐体は、前記頭部装着具の周方向に沿った長手方向を有し、前記長手方向の第1側にはケーブルが接続されており、
    前記加速度センサは、前記突出部よりも前記第1側の反対の第2側に配置される、請求項7記載の情報測定装置。
  9. 1又は複数の他の情報測定装置と無線通信を行う通信部と、
    前記筐体の内部に配置される振動素子と、
    前記振動素子の駆動制御を行う制御部と
    をさらに含み、
    前記制御部は、前記加速度センサによって所定の閾値以上の加速度が検出されると、前記1又は複数の他の情報測定装置の制御部に、前記1又は複数の他の情報測定装置の振動素子を駆動させる駆動指令を前記通信部を介して出力する、請求項7又は8記載の情報測定装置。
  10. 前記頭部装着具は、ヘルメットであり、
    前記板状部材は、装着者が前記ヘルメットを装着した状態で、前記ヘルメットと額の間に挟まれる、請求項1乃至9のいずれか一項記載の情報測定装置。
JP2018132695A 2018-07-12 2018-07-12 情報測定装置 Pending JP2020007687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132695A JP2020007687A (ja) 2018-07-12 2018-07-12 情報測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018132695A JP2020007687A (ja) 2018-07-12 2018-07-12 情報測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020007687A true JP2020007687A (ja) 2020-01-16

Family

ID=69150975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018132695A Pending JP2020007687A (ja) 2018-07-12 2018-07-12 情報測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020007687A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021112942A (ja) * 2020-01-16 2021-08-05 豊田合成株式会社 機能部品取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021112942A (ja) * 2020-01-16 2021-08-05 豊田合成株式会社 機能部品取付構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2888996B1 (en) Biometric information detecting apparatus
US10046429B2 (en) System having at least one power tool and having at least one mobile sensor device
KR101725144B1 (ko) 스마트 안전모
WO2016161850A1 (zh) 疲劳驾驶监控方法及设备
US11246500B2 (en) Biological information measurement device, biological information measurement system, and biological information measurement method
US20170035350A1 (en) System and method for detecting bruxism
KR102061561B1 (ko) 스마트 안전모 및 이를 포함하는 안전 관리 시스템
US10750990B2 (en) Acceleration measurements for impact evaluation
TW201725786A (zh) 功率調整模組及具有該功率調整模組的穿戴裝置
JP2020007687A (ja) 情報測定装置
KR102458477B1 (ko) 충격감지 기능을 가지는 스마트 안전모
US11965774B2 (en) Vibration dose measurement apparatus
US11617407B2 (en) Helmet and sensor attachment structure
WO2022024162A1 (ja) イヤホン
JP6619191B2 (ja) 測定装置および測定システム
JP7300665B2 (ja) ヘルメット用脈波測定器具
WO2017087370A1 (en) Fit-check device
KR20200123073A (ko) 웨어러블유닛을 이용한 스마트 바이오 센싱시스템과 스마트 바이오 센싱방법
CN220713914U (zh) 头戴式心理辅助监测仪
RU197524U1 (ru) Наручное устройство для регистрации физиологических сигналов
KR102382985B1 (ko) 스마트 골전도 이어폰 및 그것의 동작 방법
KR102361837B1 (ko) 스마트 헬멧용 뇌파 감지장치
JP2022144230A (ja) 生体情報検出装置
WO2019151420A1 (ja) 生体監視システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN117741970A (zh) 具有集成健康传感器的面部接合部