JP2020006725A - 制御方法及び制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より適切な車両の制御を可能とする、車両の制御方法及び制御装置を提供する。【解決手段】制御方法は、車輪と、第1のセンサと、車輪の回転数と車両の速度との対応付け情報を記憶する記憶部と、通信部と、制御部と、を備える車両を制御する、制御方法である。制御方法は、第1のセンサによって、車輪の回転数に関する情報を検出する検出ステップと、通信部によって、車両の速度に関する情報を受信する受信ステップと、制御部によって、車輪の回転数に関する情報と車両の速度に関する情報とに基づいて、対応付け情報を補正する補正ステップと、制御部によって、前記補正ステップにおいて補正された対応付け情報に基づいて、車両が所定の速度で走行するように車輪の回転数を制御する制御ステップと、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、制御方法及び制御装置に関する。
従来、車両の走行を制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、車両が走行する路面状態を推定して、車両の走行状態を制御する方法が開示されている。
特開2011−046256号公報
従来、車両を制御する技術において、より適切に車両の走行を制御することが望まれている。例えば、自動運転に有用に活用できる車両の制御する技術が望まれている。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、より適切な車両の制御を可能とする、車両の制御方法及び制御装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る制御方法は、車輪と、第1のセンサと、前記車輪の回転数と車両の速度との対応付け情報を記憶する記憶部と、通信部と、制御部と、を備える前記車両を制御する、制御方法であって、前記第1のセンサによって、前記車輪の回転数に関する情報を検出する検出ステップと、前記通信部によって、前記車両の速度に関する情報を受信する受信ステップと、前記制御部によって、前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて、前記対応付け情報を補正する補正ステップと、前記制御部によって、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御する制御ステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る制御方法によれば、より適切な車両の制御が可能となる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記車輪には、タイヤを装着したホイールが含まれてもよい。かかる構成によれば、タイヤを交換した車両の速度をより適切に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記補正ステップには、前記制御部によって、前記タイヤのタイヤサイズの変更に伴い、前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて、前記対応付け情報を補正するステップが含まれてもよい。かかる構成によれば、タイヤを交換した車両の速度をより適切に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記制御ステップには、前記制御部によって、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が前記タイヤの試験のために試験コースを所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御するステップが含まれてもよい。かかる構成によれば、例えばタイヤの試験における車両の走行等、タイヤの交換が頻発し得る場合であっても、車両の速度をより適切に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記車両の速度に関する情報には、GPS衛星から受信した情報が含まれてもよい。かかる構成によれば、GPS衛星から受信する情報等の汎用性のある情報を用いて車両の速度をより適切に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記車両は第2のセンサを更に備え、前記車両の速度に関する情報には、前記第2のセンサによって検出された情報が含まれてもよい。かかる構成によれば、電波状態等によって外部機器との通信が制限される状況において、車両の速度をより適切に計測することができる。
本発明の一実施形態に係る制御方法において、前記車両は原動機を更に備え、前記制御ステップには、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が前記原動機を停止させて所定の速度で惰行走行するように、前記車輪の回転数を制御するステップが含まれてもよい。かかる構成によれば、原動機により車両の加速又は減速等の制御が制限される状況において、より適切に車両の速度を制御することができる。
本発明の一実施形態に係る制御装置は、車輪と、第1のセンサと、を備える車両の、制御装置であって、前記車輪の回転数と前記車両の速度との対応付け情報を記憶する記憶部と、通信部と、制御部と、を備え、前記第1のセンサは、前記車輪の回転数に関する情報を検出し、前記通信部は、前記車両の速度に関する情報を受信し、前記制御部は、前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて前記対応付け情報を補正し、補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御する。
本発明の一実施形態に係る制御装置によれば、より適切な車両の制御が可能となる。
本発明によれば、より適切な車両の制御を可能とする、車両の制御方法及び制御装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る車両を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る車両を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係る車両の試験コースの一例を示す図である。 図3の試験コースの測定区間を示す図である。 タイヤ騒音試験におけるタイヤ騒音の測定結果の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係る車両の動作を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両1の概略構成を示す図である。車両1は、車輪2と、車輪2の回転数に関する情報を検出する第1のセンサ3と、車両1を制御する制御装置10とを備える。車両1は、例えば、自動車であってもよい。かかる場合、車輪2はタイヤ2Aを装着したホイール2Bであってもよい。制御装置10は、第1のセンサ3によって検出された車輪2の回転数に関する情報から、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を用いて、車両1の速度を算出する。対応付け情報は、例えば、車両1の出荷時に車両1が装着しているタイヤ2Aのタイヤサイズ等を基準に設定される。車両1がタイヤ2Aの試験に用いられる場合、車両1は、出荷時のタイヤ2Aとはタイヤサイズが異なる様々なタイヤ2Aを装着して走行し得る。この際に、制御装置10は、ある区間における車輪2の回転数に関する情報を計測するとともに、その区間の車両1の速度に関する情報をGPS(Global Positioning System)衛星20から受信して、これらの情報をもとに、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を補正する。これにより、制御装置10は、装着中のタイヤ2Aのタイヤサイズを考慮して、車輪2の回転数に関する情報から走行中の車両1の速度を算出することができる。制御装置10は、補正した対応付け情報に基づいて車輪2の回転数を制御することによって、より精度の高い速度で車両1を走行させることができる。
車両1は、車輪を有する任意の乗り物であってもよい。例えば、車両1には、自動車、トラック、バス、バイク、自転車、建設・鉱山車両、農業機械、モノレール、及び飛行機等が含まれるが、これらに限られない。車両1が備える車輪の数及び位置は、その用途に応じて任意に定められてもよい。
以下、図2を参照して、本発明の一実施形態に係る車両1の構成について説明する。車両1は、車輪2、第1のセンサ3、第2のセンサ4、原動機5、及び車両1を制御する制御装置10等を備える。
車輪2は、上述した車両1が走行時に回転する。車両1がタイヤを装着する場合、車輪2は、タイヤ2Aを装着したホイール2Bを含んでもよい。車輪2は、車両1が走行することにより、劣化及び摩耗し得る。特に、タイヤ2Aを装着したホイール2Bの場合には、タイヤ2Aの劣化及び摩耗に加えて、タイヤ2Aが天候及び路面等の走行環境に応じて交換され得る。かかる場合、車輪2の外径が変化し得る。詳細は後述するが、車両1の速度は、車輪2の外径等に基づいて算出され得る。そのため、車輪2が交換されると、実際の車両1の速度と算出された車両1の速度とに誤差が生じ得る。
第1のセンサ3は、車輪2の回転数に関する情報を検出する。車輪2の回転数に関する情報は、車輪2の回転数そのものであってもよく、或いは車輪2の回転数を算出するための情報であってもよい。例えば、第1のセンサ3は、車輪2に設置され、車輪2の角速度を測定するセンサであってもよい。また、第1のセンサ3は、車両1の車軸に設置され、車軸の回転数を測定するセンサであってもよい。以下、車軸をアクスルともいう。或いは、第1のセンサ3は、原動機5のクランクシャフト等に設置され、クランクシャフト等の回転数を測定するセンサであってもよい。第1のセンサ3の設置位置及び検出する情報は、上述した例に限られず、任意に定められてもよい。また、第1のセンサ3は、検出する情報に応じて、例えば、電磁式、光学式、機械式、振動式、或いは流体式等、任意の測定方法を採用してもよい。以下、本明細書においては、簡便のために、第1のセンサ3は、車両1のアクスルに設置された、アクスルの回転数を測定するセンサであるものとして説明する。
第2のセンサ4は、車両1の速度に関する情報を検出する。車両1の速度に関する情報は、車両1の速度そのものであってもよく、或いは車両1の速度を算出するための情報であってもよい。また、車両1の速度に関する情報は、ある位置における速度であってもよく、或いは所定の区間における平均速度であってもよい。第2のセンサ4は、例えば、速度センサ、加速度センサ、赤外線センサ、及び白線識別センサ等を含む、任意のセンサであってもよい。例えば、第2のセンサ4が白線識別センサの場合、第2のセンサ4は車両1の路面に面する位置に配置され、車両1が走行する道路の路面に描かれた白線の長さ、間隔、及び数等を含む情報に基づいて、車両1の速度を検出してもよい。第2のセンサ4の設置位置及び検出する情報は、上述した例に限られず、任意に定められてもよい。また、第2のセンサ4は、検出する情報に応じて、例えば、電磁式、光学式、機械式、振動式、或いは流体式等、任意の測定方法を採用してもよい。
原動機5は、車輪2を回転させて車両1を走行させる動力を提供する。原動機5は、例えば、ガソリン又は軽油等を含む燃料を燃やした熱エネルギーによって、車輪2が接続された車軸を回転させて、車両1を走行させるエンジンであってもよい。また、原動機5は、蓄電池又は燃料電池等を含む電力源から供給される電気エネルギーによって、車両1を走行させるモーターであってもよい。原動機5は、例示したものに限られず、任意の方法で車輪2を回転させて車両1を走行させる動力を提供してもよい。
制御装置10は、上述した車両1の各機器を制御する。制御装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、蓄電部14、表示部15、及び入力部16等を備えてもよい。制御装置10は、車両1の各機器と無線又は有線により通信可能に接続されてもよい。制御装置10は、車両1と一体とされてもよく、別体とされてもよい。車両1と別体とされる場合、制御装置10は、例えば、カーナビゲーションシステム、リモコン、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はPC(Personal Computer)等を含む情報処理装置であってもよい。制御装置10が車両1と別体とされることで、車両1及び制御装置10の利便性が向上する。
制御部11は、車両1及び制御装置10の各機能を制御するための処理を提供する1つ以上のプロセッサである。制御部11は、制御手順を規定したプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ又は各機能の処理に特化した専用のプロセッサであってもよい。
記憶部12は、車両1及び制御装置10の各機能を制御するための処理、処理に用いられる情報及びプログラム等を記憶する。記憶部12は、例えば半導体メモリ、磁気メモリ、又は光メモリ等であってもよい。記憶部12は、例えば主記憶装置又は補助記憶装置として機能してもよい。記憶部12は、制御部11に含まれるキャッシュメモリ等であってもよい。また、記憶部12は、揮発性の記憶装置であってもよく、不揮発性の記憶装置であってもよい。記憶部12に記憶される情報として、例えば、詳細は後述するが、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度との対応付け情報が含まれてもよい。
車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報は、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付けに用いられる情報である。例えば、対応付け情報は、第1のセンサ3によって検出された車輪2の回転数に関する情報から車両1の速度を算出するために用いられ得る。或いは、対応付け情報は、車両1の速度からその速度で走行するための車輪2の回転数を算出するために用いられ得る。車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報は、車輪2の回転数と車両1の速度とのフィッティング情報ともいう。例えば、対応付け情報は、以下の式1で示される一次関数の計算式で表される演算処理を行うための情報及びプログラム等を含んでもよい。
速度V(km/時)=a×車輪の回転数N(回/時)+b(式1)
ここで、係数a、bは、車輪2の外径、素材及び転がり易さ、或いは路面の摩擦の大きさ等に基づいて定められる定数であってもよい。例えば、車輪2がタイヤ2Aを装着したホイール2Bである場合、係数a、bは、タイヤ2Aのタイヤサイズ、直径、外径、材質、転がり易さ及び空気圧等に基づいて定められてもよい。説明の簡便のため、対応付け情報が一次関数である例を示したが、これに限られない。例えば、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度とは、二次以上のN次関数又は指数関数等、任意の計算式を用いて表されてもよい。或いは、対応付け情報は、計算式以外の任意の情報を含んでもよい。例えば、対応付け情報は、車輪2の所定の回転数に関する情報と車両1の速度との対応表を含んでもよい。
車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報は、特定の車輪2及び特定の走行状況等を想定して設定されている。例えば、特定の車輪2は、出荷時点で車両1が装着するタイヤ2A及びホイール2Bであってもよい。かかる場合、タイヤ交換等によって、出荷時点におけるタイヤ2Aとタイヤサイズが異なるタイヤ2Aが車両1に装着され、車輪2の直径及び外径が変わり、車両1が同じ距離を走行した場合であっても、車輪2の回転数が変わる。そのため、タイヤ交換等によって、出荷時点におけるタイヤ2Aと外径等が異なるタイヤ2Aを車両1が装着した状態において検出された車輪2の回転数に関する情報から対応付け情報を用いて算出された車両1の速度と、実際の車両1の速度との間には誤差が生じ得る。或いは、雨又は雪等によって路面の状態が悪い場合には、車輪2が空回りすることによって、対応付け情報に基づいて算出した車両1の速度と、実際の車両1の速度との間には誤差が生じ得る。したがって、これらの誤差を低減させるために、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を適切に補正することが求められる。
通信部13は、制御部11の制御に基づき、車両1の各機器又は車両1の外部にある外部機器と通信を行う。通信部13は、例えば、有線LAN(Local Area Network)通信モジュール、又は無線LAN通信モジュール等であってもよい。
蓄電部14は、車両1及び制御装置10の各機能の動作に用いられる電力を供給する。蓄電部14は、例えば、乾電池、又は蓄電池等であってもよい。例えば、詳細は後述するが、車両1の原動機5を停止させた惰行走行中においても、蓄電部14からの電力が供給されることによって、車両1及び制御装置10は動作することができる。
表示部15は、制御部11の制御に基づき、画像等を含む情報を表示する。表示部15は、例えば表示デバイス等を含んでもよい。表示部15は、制御部11の制御に基づいて、車両1の走行状態、車両1の速度、及び車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度との対応付け情報の更新の有無等の情報を表示してもよい。例えば、表示部15は、車両1の速度を運転手に提示する速度計であってもよい。
入力部16は、ユーザからの入力操作を受け付ける。入力部16は、例えばボタン等の物理キー、及び表示部15の表示デバイスと一体的に設けられたタッチパネル等の入力デバイス等の少なくとも1つを含んでもよい。入力部16は、ユーザによって操作されると、その入力操作を電子情報として制御部11に送信する。表示部15及び入力部16の少なくとも一方は、例えば、制御装置10から物理的に切り離されたカーナビゲーションシステム、リモコン、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はPC等の外部機器に設けられてもよい。
以下に、制御部11による車両1の各機能の制御について説明する。制御部11は、第1のセンサ3によって、車輪2の回転数に関する情報を検出する。制御部11は、任意の区間を車両1が走行する間に、車輪2の回転数に関する情報を検出してもよい。例えば、任意の区間は、外部機器又は入力部16等から検出開始の指示を受信した位置から、外部機器又は入力部16等から検出終了の指示を受信した位置までであってもよい。任意の区間は、試験コースにおいて予め設定された区間であってもよい。或いは、任意の区間は、車両1が所定の走行状態にあると判定された区間であってもよい。所定の走行状態には、例えば、詳細は後述するが、惰行走行が含まれてもよい。制御部11は、第1のセンサ3によって検出された車輪2の回転数に関する情報に基づいて、車輪2の回転数を算出してもよい。
制御部11は、通信部13によって、車両1の速度に関する情報を受信する。車両1の速度に関する情報は、上述した第1のセンサ3によって車輪2の回転数に関する情報を検出した区間と同一又は略同一の区間における車両1の速度に関する情報であってもよい。例えば、車両1の速度に関する情報には、GPS衛星から受信した情報が含まれてもよい。かかる場合、制御部11は、GPS衛星から受信した情報に含まれる情報から、車両1の速度を算出してもよい。例えば、制御部11は、複数回にわたって、GPS衛星から車両1の位置情報を受信し、それらの位置情報から算出した車両1の平均速度を、車両1の速度としてもよい。車両1の速度に関する情報には、第2のセンサ4によって検出された情報が含まれてもよい。かかる場合、制御部11は、第2のセンサ4によって検出された情報に基づいて、車両1の速度を算出してもよい。車両1の速度に関する情報の取得元は、車両1の用途又は走行環境に応じて任意に定められてもよい。例えば、制御装置10は、電波状態等によってGPS衛星との通信が制限される場合に、第2のセンサ4によって検出された情報を車両1の速度に関する情報としてもよい。
制御部11は、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を補正する。例えば、制御部11は、所定の区間における第1のセンサ3によって検出された車輪2の回転数に関する情報から対応付け情報を用いて算出した車両1の速度と、通信部13によって受信した所定の区間における車両1の速度に関する情報に基づいて算出した車両1の速度とが同一又は所定の誤差の範囲内になるように、対応付け情報を補正してもよい。制御部11は、対応付け情報を補正するにあたり、1つの区間を1回走行して取得した、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて補正を行ってもよく、1つの区間を複数回走行して取得した、複数の車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて補正を行ってもよい。或いは、制御部11は、複数の区間を走行して取得した、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、対応付け情報の補正を行ってもよい。制御部11は、補正された対応付け情報を任意の方法で記憶してもよい。制御部11は、補正された対応付け情報を、補正前の対応付け情報に上書きして記憶部12に記憶してもよい。或いは、制御部11は、補正された対応付け情報を、補正前の対応付け情報とは別に記憶しておき、制御装置10の電源がオフにされた際に補正された対応付け情報を消去してもよい。車輪2がタイヤ2Aを装着したホイール2Bである場合、制御部11は、タイヤ2Aのタイヤサイズの変更に伴い、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を補正する。
制御部11は、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御する。例えば、車両1が後述するタイヤ2Aの試験に用いられる場合、制御部11は、補正された対応付け情報に基づいて、車両1がタイヤ2Aの試験のために試験コースを所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御してもよい。制御部11による車輪2の回転数の制御は、車両1の運転手の操作の一部を支援するものであってもよく、或いは運転手の操作によらない自動運転における制御であってもよい。本明細書において、自動運転とは、車両1が運転手を含む乗員を乗せない状態で、或いは、車両1の乗員が車両1の走行に関与しない状態で、制御部11が、車両1の加速、減速及び操舵等を実行することをいう。例えば、制御部11は、車両1の原動機5、トランスミッション及びブレーキ等を制御して、車両1の加速、減速及び操舵等を実行してもよい。本明細書における自動運転には、制御部11が、車両1と通信可能に接続された外部機器からの制御信号に基づいて、車両1の加速、減速及び操舵等を実行することも含まれる。制御部11は、車輪2の回転数の制御を行ったのち、第1のセンサ3によって車輪2の回転数に関する情報を検出して、車輪2の回転数が正しく制御されているか否かを判定してもよい。
制御部11は、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が原動機5を停止させて所定の速度で惰行走行するように、車輪2の回転数を制御してもよい。例えば、後述するタイヤの騒音試験の場合、車両1の原動機5を停止させた惰行走行によって、車両1が試験コースに設置された測定器を所定の速度で通過した際に発生する音量が採取される。かかる場合、制御部11は、惰行走行中における車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、対応付け情報を補正する。車両1の速度に関する情報は、例えば、車両1の惰行走行中における走行距離に対する速度の低下を表す減速度合いであってもよい。その後、制御部11は、補正した対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御した後、車両1の原動機5を停止させ、惰行走行で測定器を所定の速度で通過するように制御してもよい。
本発明の一実施形態に係る車両1の動作について、以下に実施例を用いて説明する。本発明の一実施形態に係る車両1は、タイヤの騒音試験に用いられてもよい。以下に、タイヤの騒音試験の試験コース30の概要及び試験の概要を示す。
[試験コースの概要]
図3は、車両1を用いたタイヤ騒音試験の試験コース30の一例を示す平面図である。図4は、図3に示す測定区間32を示す平面図である。なお、本開示において、右側とは、図3に示す車両1から見た右側を意味する。また、左側とは、図3に示す車両1から見た左側を意味する。
図3に示す試験コース30は、実車騒音試験に用いられる。実車騒音試験では、車両1が、例えば左廻りに、試験コース30を周回する。車両1は、上述した自動運転によって試験コース30を走行してもよい。
試験コース30は、図3に示すような、ストレート及びコーナを含むオーバルトラックであってよい。試験コース30は、図3に示すように、速度維持区間33と、加速区間34と、惰行走行区間35と、巡航区間36とを含む。
速度維持区間33は、図3に示すように、位置P1を始点とし、位置P2を終点とする。速度維持区間33は、コーナを含む。また、速度維持区間33には、傾斜角(バンク)が設けられる。速度維持区間33では、車両1は、速度維持区間33のコーナの外側を走行して遠心力を利用することにより、一定速度(例えば、60[km/h])を維持して走行する。
加速区間34は、図3に示すように、位置P2を始点とし、位置P3を終点とする。加速区間34は、ストレートを含む。加速区間34では、車両1は、加速して走行する。
惰行走行区間35は、図3に示すように、位置P3を始点とし、位置P4を終点とする。惰行走行区間35は、ストレートを含む。また、惰行走行区間35は、図3に示すように、測定区間32を含む。
測定区間32は、図3に示すように、位置P5を始点とし、位置P6を終点とする。測定区間32では、図4に示す車両1のタイヤ2Aが発する騒音が測定される。測定区間32には、図4に示すように、測定器32R及び測定器32Lが設けられる。測定器5R及び測定器5Lは、路面5aの幅方向の両側にそれぞれ位置する。測定器32R及び測定器32Lは、例えば、タイヤ2Aの騒音を集音可能なマイクロホンである。測定区間32の長さすなわち位置P5から位置P6までの距離、及び、測定器32R,5Lの配置位置は、例えばタイヤ騒音試験の規格に基づいて、適宜設定される。
例えば、ECE R117によるタイヤ騒音試験では、図4に示すように、測定区間32の長さは、20mとなる。また、測定器32R及び測定器32Lは、測定区間32の中央に配置される。さらに、測定器32R及び測定器32Lは、路面32aから高さ1.2mの位置に配置される。加えて、測定器32Rは、測定区間32の路面32aの幅方向の中心線Oから右側に7.5m離れた位置に設置される。また、測定器32Lは、測定区間32の路面32aの幅方向の中心線Oから左側に7.5m離れた位置に設置される。測定器32R及び測定器32Lは、それぞれ、車両1の右側及び左側において、車両1のタイヤ2Aが発する騒音を集音する。
ここで、車両1は、車両1が測定区間32を所定の速度で通過するように、惰行走行区間35の始点である位置P3に到達するまでに、所定の速度で走行した状態で原動機5を停止する。車両1が位置P3に到達するまでに原動機5を停止させることで、測定区間32では、タイヤ2A以外から発生する車両1の騒音が低減する。このような制御によって、図4に示す測定器32R及び測定器32Lは、タイヤ2Aが発する騒音を精度良く集音することができる。
巡航区間36は、図3に示すように、位置P4を始点とし、位置P1を終点とする。巡航区間36は、ストレート及びコーナを含む。巡航区間36では、車両1は、原動機5を再び始動させる。車両1は、巡航区間36を任意の速度で走行してよい。
巡航区間36は、位置P7を含む。位置P7は、試験コース30に二台以上の車両1が存在する場合に、他の車両1が待機する位置である。
なお、巡航区間36を車両1が走行している間に、図4に示す測定器32R及び測定器32Lは、暗騒音を集音してよい。暗騒音は、測定対象となるタイヤ2Aが発する騒音以外の騒音である。暗騒音は、主に、試験コース30の周囲環境で発生する騒音を含む。暗騒音が所定値よりも大きい場合、試験が中止され得る。
[試験の概要]
図5は、本発明の一実施形態に係るタイヤ騒音試験方法におけるタイヤ騒音の測定結果の一例を示すグラフである。図5において、横軸は、車両1の速度を示す。縦軸は、タイヤ2Aの騒音を示す。
図5には、基準速度80[km/h]におけるタイヤ2Aの騒音を測定する例を示す。図5に示すLeftプロットは、図4に示す測定器32Lで集音されたデータである。図5に示すRightプロットは、図4に示す測定器32Rで集音されたデータである。
例えば、ECE R117によるタイヤ騒音試験では、基準速度±10[km/h]の範囲内の9つの速度で、車両1が測定区間32を走行するときのタイヤ2Aの騒音が測定される。基準速度を80[km/h]とする場合では、図5に示すように、車両1が72、74、76、78、80、82、84、86及び88[km/h]の速度で測定区間32を走行するときのタイヤ2Aの騒音が測定される。このような測定によって、図5に示すように、18個のプロットが得られる。さらに、得られた18個のプロットから、車両1の速度とタイヤ2Aの騒音との間の相関を示す相関式を算出する。加えて、算出した相関式から、基準速度80[km/h]におけるタイヤ2Aの騒音を算出する。図5では、基準速度80[km/h]におけるタイヤ2Aの騒音は、70.3[dB]と算出される。
ここで、車両1が図3に示す測定区間32を一回走行すると、図4に示す測定器32R及び測定器32Lによって、Left及びRightの2個のプロットが得られる。例えば、車両1が図3に示す測定区間32を80[km/h]で一回走行すると、図5に示す80[km/h]におけるLeft及びRightの2個のプロットが得られる。つまり、図5に示すような、18個のプロットを得る場合、車両1は、図3に示す試験コース30を、図5に示す72[km/h]〜88[km/h]間の各速度で、9回走行することになる。
なお、同一速度におけるLeftプロットとRightプロットとの差が大きくなる場合がある。この原因の一例として、図4に示す路面5aの幅方向において、車両1から測定器5Rまでの距離と、車両1から測定器5Lまでの距離との差が大きくなってしまったことが挙げられる。このときに図4に示す測定器32R及び32Lが測定したタイヤ2Aの騒音は、データとしての信頼性が低いため、タイヤ騒音試験の試験データとして使用することができない。従って、タイヤ騒音試験では、図4に示す路面5aの幅方向において、車両1から測定器5Rまでの距離と、車両1から測定器5Lまでの距離との差を所定の誤差の範囲内とすることが求められる。換言すると、タイヤ騒音試験では、車両1が、図4に示す路面32aの中心線Oの付近を走行することが求められる。
上述のとおり、車両1は、試験対象であるタイヤ2Aを装着して、試験コース30を周回する。あるタイヤ2Aの試験が終了すると、車両1は、同じく試験対象である、他のタイヤ2Aを装着して、同様に試験コース30を周回する。車両1は、このように試験コース30を繰り返し走行して、複数のタイヤ2Aの試験を行ってもよい。車両1は自動運転によって試験コース30を走行してもよい。その際、オペレータが試験コース30外に設置された外部機器31から車両1及び車両1の制御装置10に制御信号を送信してもよい。
(実施例1)
本発明の一実施形態に係る車両1は、新しいタイヤ2Aを装着して、制御装置10の制御に基づいて、試験コース30を走行する。車両1の走行中に、制御装置10は、位置30Aにおいて、外部機器31から検出開始の指示を受信する。制御装置10は、第1のセンサ3によって、車輪2の回転数に関する情報の検出を開始する。その後、制御装置10は、位置30Bにおいて、外部機器31から検出終了の指示を受信すると、第1のセンサ3による車輪2の回転数に関する情報の検出を終了する。制御装置10は、区間30A−30Bを走行中に検出した車輪2の回転数から、区間30A−30Bにおける車両1の平均速度を算出する。また、制御装置10は、区間30A−30Bを走行中に、通信部13によって、GPS衛星から所定の時間間隔で車両1の位置情報を受信する。制御装置10は、受信した位置情報から、区間30A−30Bにおける車両1の平均速度を算出する。制御装置10は、車輪2の回転数から算出した車両1の速度とGPS衛星からの位置情報から算出した車両1の速度とに基づいて対応付け情報を補正する。制御装置10は、車両1の走行を継続させたまま、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御する。制御装置10は、車両1が新しいタイヤ2Aを装着するたびに本処理を実施してもよい。これによって、制御装置10は、新しいタイヤ2Aを装着した車両1の速度をより高精度に制御することができる。
(実施例2)
本発明の一実施形態に係る車両1は、新しいタイヤ2Aを装着して、制御装置10の制御に基づいて、試験コース30を走行する。車両1は、試験コース30を所定の速度で走行中に、惰行走行区間35(区間P3−P4)において、原動機5を停止させて惰行走行を行う。その際に、制御装置10は、車両1が測定区間32を所定の速度で通過するように、位置P3において、所定の車輪2の回転数の状態で原動機5を停止する。制御装置10は、車両1の惰行走行が開始されると、第1のセンサ3によって、車輪2の回転数に関する情報の検出を開始する。その後、制御装置10は、位置30Eにおいて、原動機5を始動させるとともに、第1のセンサ3による車輪2の回転数に関する情報の検出を終了する。制御装置10は、惰行走行区間35を走行中に検出した車輪2の回転数から、惰行走行区間35における車両1の減速度合いを算出する。また、制御装置10は、惰行走行区間35を走行中に、通信部13によって、GPS衛星から所定の時間間隔で車両1の位置情報を受信する。制御装置10は、受信した位置情報から、惰行走行区間35における車両1の減速度合いを算出する。制御装置10は、車輪2の回転数から算出した車両1の減速度合いとGPS衛星からの位置情報から算出した車両1の減速度合いとに基づいて対応付け情報を補正する。制御装置10は、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が測定区間32を所定の速度で通過するように位置P3における車輪2の回転数を制御する。これによって、制御装置10は、新しいタイヤ2Aを装着した車両1の、原動機5を停止させた状態での速度を、より高精度に制御することができる。
(車両の処理例)
図6を参照して、本発明の一実施形態に係る車両1の動作の流れを説明する。本処理は、車両1が走行した状態で開始されるものとして説明する。
ステップS101:制御部11は、第1のセンサ3によって、車輪2の回転数に関する情報を検出する。
ステップS102:制御部11は、通信部13によって、車両1の速度に関する情報を受信する。
ステップS103:制御部11は、車輪2の回転数と車両1の速度に関する情報とに基づいて、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を補正する。
ステップS104:制御部11は、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御する。
以上述べたように、本実施形態に係る制御方法は、車輪2と、第1のセンサ3と、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を記憶する記憶部12と、通信部13と、制御部11と、を備える車両1を制御する、制御方法である。制御方法は、第1のセンサ3によって、車輪2の回転数に関する情報を検出する検出ステップと、通信部13によって、車両1の速度に関する情報を受信する受信ステップと、制御部11によって、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、対応付け情報を補正する補正ステップと、制御部11によって、補正ステップにおいて補正された対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御する制御ステップと、を含む。かかる構成によれば、車輪2の回転数に基づいて車両1の速度を算出する際に、車輪2の外径、或いは路面状態等によって生じる、車両1の実際の速度と算出された速度との誤差を補正することができる。このように、車両1を制御する技術において、より適切に車両の走行を制御することが可能となる。
本実施形態に係る制御方法において、車輪2には、タイヤ2Aを装着したホイール2Bが含まれる。かかる構成によれば、タイヤ2Aを装着する車両1において、タイヤ2Aの交換等によって生じる、車両1の実際の速度と算出された速度との誤差を補正することができる。このように、車両1を制御する技術において、より適切に車両1の速度を計測することができる。
本実施形態に係る制御方法において、補正ステップには、制御部11によって、タイヤ2Aのタイヤサイズの変更に伴い、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて、対応付け情報を補正するステップが含まれてもよい。かかる構成によれば、タイヤ2Aを交換した場合であっても、車両1の速度をより適切に計測することができる。
本実施形態に係る制御方法において、制御ステップには、制御部11によって、補正ステップにおいて補正された対応付け情報に基づいて、車両1がタイヤ2Aの試験のために試験コース30を所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御するステップが含まれてもよい。かかる構成によれば、例えばタイヤ2Aの試験における車両1の走行等、タイヤ2Aの交換が頻発し得る場合であっても、車両1の速度をより適切に計測することができる。
本実施形態に係る制御方法において、車両1の速度に関する情報には、GPS衛星から受信した情報が含まれる。かかる構成によれば、GPS衛星から受信する情報等の汎用性のある情報を用いて車両の速度をより適切に計測することができる。
本実施形態に係る制御方法において、車両1は第2のセンサ4を更に備える。車両1の速度に関する情報には、第2のセンサ4によって検出された情報が含まれる。かかる構成によれば、電波状態等によって外部機器との通信が制限させる状況において、車両の速度をより適切に計測することができる。
本実施形態に係る制御方法において、車両1は原動機5を更に備える。制御ステップには、補正ステップにおいて補正された対応付け情報に基づいて、車両1が原動機5を停止させて所定の速度で惰行走行するように、車輪2の回転数を制御するステップが含まれる。かかる構成によれば、原動機5により車両の加速又は減速等の制御が制限される状況において、より適切に車両の速度を制御することができる。
本実施形態に係る制御装置10は、車輪2と、第1のセンサ3と、を備える車両1の、制御装置10である。制御装置10は、車輪2の回転数と車両1の速度との対応付け情報を記憶する記憶部12と、通信部13と、制御部11と、を備える。第1のセンサ3は、車輪2の回転数に関する情報を検出し、通信部13は、車両1の速度に関する情報を受信し、制御部11は、車輪2の回転数に関する情報と車両1の速度に関する情報とに基づいて対応付け情報を補正し、補正された対応付け情報に基づいて、車両1が所定の速度で走行するように車輪2の回転数を制御する。かかる構成によれば、より適切な車両の制御を可能とする、車両の制御装置が提供される。
本発明を諸図面及び実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本発明に基づき種々の変形及び修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形及び修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段又は各ステップ等に含まれる構成又は機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能である。また、各実施形態の各手段又は各ステップ等に含まれる構成又は機能等は、他の実施形態に組み合わせて用いることができ、複数の手段又はステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
1:車両、 2:車輪、 2A:タイヤ(車輪)、 2B:ホイール(車輪)、 3:第1のセンサ、 4:第2のセンサ、 5:原動機、 6:車軸(アクスル)、 10:制御装置、 11:制御部、 12:記憶部、 13:通信部、 14:蓄電部、 15:表示部、 16:入力部、 20:GPS衛星、 30:試験コース、 31:外部機器、 32:測定区間、 33:速度維持区間、 34:加速区間、 35:惰行走行区間、 36:巡航区間

Claims (8)

  1. 車輪と、第1のセンサと、前記車輪の回転数と車両の速度との対応付け情報を記憶する記憶部と、通信部と、制御部と、を備える前記車両を制御する、制御方法であって、
    前記第1のセンサによって、前記車輪の回転数に関する情報を検出する検出ステップと、
    前記通信部によって、前記車両の速度に関する情報を受信する受信ステップと、
    前記制御部によって、前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて、前記対応付け情報を補正する補正ステップと、
    前記制御部によって、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御する制御ステップと、
    を含む、制御方法。
  2. 前記車輪には、タイヤを装着したホイールが含まれる、請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記補正ステップには、前記制御部によって、前記タイヤのタイヤサイズの変更に伴い、前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて、前記対応付け情報を補正するステップが含まれる、請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記制御ステップには、前記制御部によって、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が前記タイヤの試験のために試験コースを所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御するステップが含まれる、請求項2又は3に記載の制御方法。
  5. 前記車両の速度に関する情報には、GPS衛星から受信した情報が含まれる、請求項1から4のいずれか一項に記載の制御方法。
  6. 前記車両は第2のセンサを更に備え、
    前記車両の速度に関する情報には、前記第2のセンサによって検出された情報が含まれる、請求項1から5のいずれか一項に記載の制御方法。
  7. 前記車両は原動機を更に備え、
    前記制御ステップには、前記補正ステップにおいて補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が前記原動機を停止させて所定の速度で惰行走行するように、前記車輪の回転数を制御するステップが含まれる、請求項1から6のいずれか一項に記載の制御方法。
  8. 車輪と、第1のセンサと、を備える車両の、制御装置であって、
    前記車輪の回転数と前記車両の速度との対応付け情報を記憶する記憶部と、
    通信部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記第1のセンサは、前記車輪の回転数に関する情報を検出し、
    前記通信部は、前記車両の速度に関する情報を受信し、
    前記制御部は、
    前記車輪の回転数に関する情報と前記車両の速度に関する情報とに基づいて前記対応付け情報を補正し、
    補正された前記対応付け情報に基づいて、前記車両が所定の速度で走行するように前記車輪の回転数を制御する、制御装置。
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