JP2020006528A - 画像形成装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置を操作する候補者をより的確に抽出してログイン処理を実行する。【解決手段】画像形成装置100に近づいて操作する操作者を撮像可能な撮像手段201を有し、撮像された画像に基づいて操作者についてのログイン処理を実行する画像形成装置100は、撮像手段201による画像に複数の人が撮像されている場合に、画像において画像形成装置100に対して視線を向けている人を操作の候補者として抽出し、視線に基づいて抽出した候補者についてログイン処理を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、操作者が画像形成装置へ接近することを検出して画像形成装置を起動してログイン処理を実行するものがある(特許文献1)。
特開2017−175525号公報
しかしながら、このように操作者が接近したことを検出してログインさせる操作者を特定する場合、実際に操作をしようとしている人とは異なる人を、操作者として誤って特定してしまうことがある。たとえば、オフィスでは、操作者ではない人が、操作者よりも画像形成装置に接近する可能性がある。この他にもたとえば、画像形成装置の近くに複数の人が存在する場合、その中から、たとえば接近した距離に基づいて操作者を適切に特定することは容易でない。このように、画像形成装置へ接近した距離を基本として操作者の有無を判断したり特定したりする場合、操作者とは異なる人を特定してログイン処理を実行してしまう可能性がある。このように画像形成装置では、操作の候補者をより的確に抽出してログイン処理を実行することが求められている。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置に近づいて操作する操作者を撮像可能な撮像手段を有し、撮像された画像に基づいて操作者についてのログイン処理を実行する画像形成装置であって、前記撮像手段による前記画像に複数の人が撮像されている場合に、前記画像において前記画像形成装置に対して視線を向けている人を操作の候補者として抽出する視線抽出手段と、前記視線抽出手段により視線に基づいて抽出された前記候補者についてログイン処理を実行するログイン手段と、を有する。
本発明では、画像形成装置を操作する候補者をより的確に抽出してログイン処理を実行することができる。
本発明の第一実施形態に係る画像形成装置の外観図である。 図1の画像形成装置の制御用ハードウェアの概略構成図である。 図2の操作部の詳細な構成を示す図である。 図2のコントローラの詳細な構成を示す図である。 図2のカメラ部の詳細な構成を示す図である。 図2の人感センサの配置の説明図である。 第一実施形態における、操作前に画像形成装置を省電力状態から起動してログインを実行する一連の処理を示すフローチャートである。 図2のカメラ部の撮像画像に基づく視線抽出の説明図である。 本発明の第二実施形態におけるカメラ部による、大型の人についての接近検知の説明図である。 カメラ部による、小型の人についての接近検知の説明図である。 第二実施形態における、操作前に画像形成装置を省電力状態から起動してログインを実行する一連の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、以下の実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係る画像形成装置100の外観図である。図1の画像形成装置100は、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を有する複合機である。画像形成装置100は、装置の上部の前縁に、表示機能を有する操作部202が設けられる。操作部202の周囲には、画像形成装置100の近くにいる人を検出するための人感センサ203、カメラ部201、が設けられる。人感センサ203は、たとえば、焦電型赤外線センサ、超音波センサ、赤外線アレイセンサである。人感センサ203は、画像形成装置100の前へ向けて取り付けられる。人感センサ203は、画像形成装置100の前を移動する操作者などを検出できる。カメラ部201は、操作部202の左寄りの位置において、前上へ向けて取り付けられる。カメラ部201は、画像形成装置100の前方の画像を撮像できる。カメラ部201は、画像形成装置100の前にいる操作者などを撮像可能である。カメラ部201の撮像画像には、画像形成装置100を操作するためにログインする操作者の顔などが撮像され得る。
図2は、図1の画像形成装置100の制御用ハードウェアの概略構成図である。図2の制御用ハードウェアは、カメラ部201、操作部202、人感センサ203、電源制御部204、コントローラ205、HDD206、読取部207、印刷部208、LANのIF209、を有する。読取部207は、紙原稿を読み取る。印刷部208は、出力紙へ印刷する。コントローラ205は、画像形成装置100の全体を制御する。HDD206は、プログラムやデータを格納する。電源制御部204は、たとえば、カメラ部201、操作部202、人感センサ203、コントローラ205、読取部207、印刷部208といった画像形成装置100の各部への電力供給を制御する。電源制御部204は、画像形成装置100の全体へ電力を供給したり、画像形成装置100の一部へ電力を供給したりする制御を実行する。画像形成装置100は、その全体に電力が供給されることにより起動状態となる。また、画像形成装置100は、たとえば人感センサ203、後述する人感センサデータIF部408、およびMFP制御部401へ電力が供給され、その他の部分への電力供給が制限されることにより省電力状態となる。
図3は、図2の操作部202の詳細な構成を示す図である。図3の操作部202は、コントローラインターフェース部(以下コントローラI/F部)301、UI制御部302、表示部303、キー入力部304、スピーカ305、発光部306、メモリ部307、顔認証部308、電源制御IF部309、を有する。UI制御部302は、操作部202の各部を制御する。コントローラI/F部301、コントローラ205との通信を行う。表示部303は、文字や画像を表示する液晶表示パネルである。キー入力部304は、ボタン、テンキーを有する。スピーカ305は、ブザー音を出力する。発光部306は、たとえばLEDである。メモリ部307は、コントローラ205から送付される認証用の顔データを保持する。顔データのオリジナルは、ユーザ登録時のカメラ部201の撮像画像に基づいて予め生成されて、HDD206に保存されている。顔認証部308は、カメラ部201の撮像画像に含まれる顔画像と、メモリ部307に保持されている顔データとを照合して、ユーザを認証するである。電源制御IF部309は、電源制御部204の制御信号に応じて、操作部202の各部に対する電力供給を制御する。
図4は、図2のコントローラ205の詳細な構成を示す図である。図4のコントローラ205は、MFP制御部401、読取画像処理部402、読取制御信号インターフェース部(読取制御信号I/F部)403、印刷画像処理部404、印刷制御信号インターフェース部(印刷制御信号IF部)405、を有する。また、コントローラ205は、UI送受信データIF部406、電源制御IF部407、人感センサデータIF部408、視線検知部409、を有する。MFP制御部401は、CPU411、ROM412、RAM413、タイマ414を有する。CPU411は、ROM412に記録されている制御プログラムをRAM413に読み込んで実行する。これにより、MFP制御部401が実現される。タイマ414は、時間や時刻を計測する。MFP制御部401は、画像形成装置100の全体的な動作を制御する。読取制御信号I/F部403は、読取画像処理部402と読取部207との間を接続するインターフェース部である。読取画像処理部402は、MFP制御部401の制御に基づいて、読取部207を制御して、画像の読取処理を実行する。印刷制御信号IF部405は、印刷画像処理部404と印刷部208との間を接続するインターフェース部である。印刷画像処理部404は、MFP制御部401の制御に基づいて、印刷部208を制御して、画像の印刷処理を実行する。電源制御IF部407は、電源制御部204から制御信号を受け、コントローラ205の各部への電力供給を制御する。UI送受信データIF部406は、操作部202と通信する。UI送受信データIF部406は、操作部202へたとえば表示データを送信する。人感センサデータIF部408は、人感センサ203と通信する。人感センサデータIF部408は、人感センサ203からデータを受信し、MFP制御部401へ出力する。視線検知部409は、カメラ部201により撮像された画像をUI送受信データIF部406から取得し、撮像画像に映る人についての、カメラ部201が設けられている画像形成装置100の操作部202への視線を検知する。MFP制御部401は、人感センサデータIF部408から入力されるデータに基づいて、検知範囲内に人物が存在するか否かを判断する。MFP制御部401は、人物の存否判断の結果に応じて、電源制御部204へ制御信号を送付する。電源制御部204は、カメラ部201、操作部202、UI送受信データIF部406、視線検知部409、MFP制御部401などへの電源供給を制御する。
ところで、このような画像形成装置100において、電源制御部204は、MFP制御部401の制御に基づいて、画像形成装置100の各部への給電を制御する。電源制御部204の制御により、画像形成装置100は、その全体へ電力が供給されている起動状態と、一部のみへ電力が供給されている省電力状態とに制御される。また、画像形成装置100では、それを使用する際に操作者によるログイン処理を要求することを設定できる。そして、これらの機能を併せ持つ画像形成装置100では、操作者は、省電力状態にある画像形成装置100を起動させる操作をし、さらにログイン処理のための操作をしなければならない。このため、画像形成装置100では、人感センサ203により操作者を検出して省電力状態にある画像形成装置100を起動し、さらに起動した画像形成装置100のカメラ部201により操作者を撮像してログイン処理を実行することが考えられる。これにより、操作者が操作を開始する前に、操作者についての画像形成装置100への接近により画像形成装置100を自動的に起動し、さらに操作者についてのログイン処理を自動的に実行することができる。しかしながら、このように操作者が画像形成装置100に接近したことを検出してログインさせる操作者を特定する場合、実際に操作をしようとしている人とは異なる人を、操作者として誤って特定してしまうことがある。たとえば、オフィスでは、操作者ではない人が、操作者よりも画像形成装置100に接近する可能性がある。この他にもたとえば、画像形成装置100の近くに複数の人が存在する場合、その複数の人の中から操作者を適切に特定するもできない。このように、画像形成装置100への接近を基本にして操作者を特定した場合、操作者とは異なる人についてのログイン処理を実行してしまう可能性がある。このように画像形成装置100では、より的確に、操作前に操作の候補者を抽出してログイン処理を実行できるようにすることが求められている。
図5は、図2のカメラ部201の詳細な構成を示す図である。図5のカメラ部201は、コントローラ部501、撮像部502、画像処理部503、通信部504、電源制御IF部505、を有する。カメラ部201は、図1においても説明したように、画像形成装置100の上部において操作部202の近くに設けられる。コントローラ部501は、カメラ部201の各部を制御する。撮像部502は、CCDなどの撮像素子を備え、画像を撮像する。画像処理部503は、撮像画像について、顔認証のための切り出し処理などを実行する。通信部504は、撮像画像およびそれに付随する顔認証のための切り出し情報などを、操作部202などへ送信する。電源制御IF部505は、カメラ部201の各部への電力供給を制御する。
図6は、図2の人感センサ203の配置の説明図である。図6において扇形の点線枠により示すように、人感センサ203は、画像形成装置100の前に設定された検知範囲ARE1について、動く人物などを検出する。そして、MFP制御部401は、たとえば人感センサ203が出力する赤外線の強度信号の値が閾値以上であれば、検知範囲ARE1内に人物が存在すると判断することができる。
図7は、第一実施形態における、操作前に画像形成装置100を省電力状態から起動してログインを実行する一連の処理を示すフローチャートである。MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100において、図7の処理を繰り返し実行する。ステップ(S801)において、MFP制御部401は、画像形成装置100が省電力状態にあることを確認する。ステップ(S802)において、MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100において人感センサ203をオン状態に制御する。また、MFP制御部401は、カメラ部201をOFF状態に制御する。これにより、画像形成装置100は、省電力状態においては、カメラ部201を含めて停止した状態になる。ステップ(S803)において、MFP制御部401は、オン状態にした人感センサ203により人が検知されているか否かを判断する。人感センサ203が人を検知していない場合、MFP制御部401は、ステップ(S802)およびステップ(S803)の処理を繰り返す。人感センサ203が人を検知している場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S804)に進める。ステップ(S804)において、MFP制御部401は、カメラ部201がオン状態であるか否かを判断する。カメラ部201がオン状態である場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S806)へ進める。カメラ部201がオン状態でない場合、ステップ(S805)において、MFP制御部401は、カメラ部201をオン状態に制御する。ステップ(S806)において、MFP制御部401は、オン状態にあるカメラ部201により撮像された画像に基づいて、人が撮像されているか否かを判断する。人が撮像されている場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S807)へ進める。人が撮像されていない場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S803)へ戻す。MFP制御部401は、以上の処理を繰り返す。ステップ(S807)において、MFP制御部401は、オン状態にあるカメラ部201により撮像された画像に基づいて、視線抽出処理により、撮像されている人についての視線を検出する。MFP制御部401は、たとえば目の画像解析により黒目部分とその周囲の白目部分とを特定し、黒目部分と白目部分との相対的な位置関係に基づいて、視線を検出すればよい。
図8は、図2のカメラ部201の撮像画像に基づく視線検出処理を模式的に説明する図である。同図において視線は、目と重なる点状または線状の図形により示されている。図8(a)の撮像画像には、一人の顔が正面を向いている。そして、視線は、ずれずに正面を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている一人の視線を点状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていると検知する。MFP制御部401は、一人の操作者を抽出する。図8(b)の撮像画像には、一人の顔が正面を向いている。そして、視線は、上を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている一人の視線を線状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていないと検知する。MFP制御部401は、操作者を抽出しない。図8(c)の撮像画像には、一人の顔が正面を向いている。そして、視線は、下を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている一人の視線を線状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていないと検知する。MFP制御部401は、操作者を抽出しない。図8(d)の撮像画像には、一人の顔が正面を向いている。そして、視線は、図の左を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている一人の視線を線状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていないと検知する。MFP制御部401は、操作者を抽出しない。図8(e)の撮像画像には、一人の顔が正面を向いている。そして、視線は、図の右を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている一人の視線を線状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていないと検知する。MFP制御部401は、操作者を抽出しない。図8(f)の撮像画像には、二人の顔が正面を向いている。そして、図の左側の人の視線は、正面を向き、右側の人は右を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている左側の人の視線を点状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていると検知する。MFP制御部401は、画像に撮像されている左側の人を、抽出する。図8(g)の撮像画像には、二人の顔が正面を向いている。そして、図の左側の人の視線は、左を向き、右側の人は右を向いている。この場合、MFP制御部401は、画像に撮像されている双方の人の視線を線状に検出し、視線が画像形成装置100へ向いていないと検知する。MFP制御部401は、操作者を抽出しない。そして、画像形成装置100の操作部202へ向けた視線を検知された人が存在する場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S808)へ進める。画像形成装置100の操作部202へ向けた視線を検知された人が存在しない場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S803)へ戻す。MFP制御部401は、以上の処理を繰り返す。このように、MFP制御部401は、ステップ(S806)およびステップ(S807)の処理により、画像に撮像されている人から、画像形成装置100に対して視線を向けている操作の候補者を判断する。
図7のステップ(S808)において、MFP制御部401は、画像形成装置100を起動させる。これにより、カメラ部201を含めて停止した省電力状態にある画像形成装置100は、起動状態に復帰する。また、起動状態に復帰した画像形成装置100において、カメラ部201は、画像形成装置100に近づいて操作する操作者の撮像を開始する。ステップ(S809)において、MFP制御部401は、画像形成装置100の操作部202へ視線を向けている人が、複数で検知されたか否かを判断する。画像形成装置100の操作部202へ視線を向けている人が複数人である場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S810)へ進める。画像形成装置100の操作部202へ視線を向けている人が一人である場合、MFP制御部401は、その人を操作の候補者として、処理をステップ(S811)へ進める。ステップ(S810)において、MFP制御部401は、距離抽出処理により、画像形成装置100の操作部202へ視線を向けている複数の人の中から、ユーザ認証に用いる一人の操作の候補者を抽出する。候補者の抽出処理のステップ(S821)において、MFP制御部401は、まず、画像形成装置100の操作部202へ向けた視線を検知された人(一次候補者)が複数であるか否かを判断する。画像形成装置100の操作部202へ向けた視線を検知された人が一人である場合、MFP制御部401は、ステップ(S822)において、その視線が検知された一次候補者を、操作の候補者として抽出する。画像形成装置100の操作部202へ向けた視線を検知された人が複数である場合、MFP制御部401は、ステップ(S823)において、その複数の人の中から、画像形成装置100に最も近い人を二次候補者として抽出する。この場合、MFP制御部401は、抽出した二次候補者を、操作の候補者として抽出することになる。MFP制御部401は、距離よりも視線を優先して候補者を抽出する。その後、MFP制御部401は、処理をステップ(S811)へ進める。検知または抽出された一人を操作の候補者として選択すると、MFP制御部401は、ログイン処理を開始する。ログイン処理のステップ(S811)において、MFP制御部401は、ユーザ認証処理を実行する。MFP制御部401は、検知した画像における顔の画像と、予めユーザ登録されている顔の画像とを比較して合致度を得る。ステップ(S812)において、MFP制御部401は、ユーザ認証が成功したか否かを判断する。MFP制御部401は、たとえば取得した合致度が所定の閾値より小さい場合、ユーザ認証が成功しなかったと判断し、図7の処理を終了する。MFP制御部401は、たとえば取得した合致度が所定の閾値以上である場合、ユーザ認証が成功したと判断し、処理をステップ(S813)へ進める。ステップ(S813)において、MFP制御部401は、認証されたユーザの設定情報を画像形成装置100に設定するログイン処理を実行する。これにより、画像形成装置100は、省電力状態から起動状態へ復帰し、認証されたユーザがログインした状態になる。
以上のように、本実施形態では、カメラ部201の撮像画像において複数の人が撮像されている場合には、画像形成装置100に対して視線を向けている人を操作の候補者として抽出する。また、視線に基づいて複数の候補者が抽出されている場合には、さらに、画像形成装置100に最も近い一人を候補者として抽出する。したがって、ログイン手段は、画像形成装置100に対して視線を向けている人、またはさらに画像形成装置100の最も近くに存在する人を候補者として抽出してログイン処理を実行することができる。よって、画像形成装置100は、単に画像形成装置100の近くにいて操作をしようとしていない人より、画像形成装置100を操作しようとしている人を優先してログイン処理を実行することができる。画像形成装置100は、操作前に、画像形成装置100を操作しようとして画像形成装置100の近くにいる人を的確に抽出してログイン処理を実行することができる。本実施形態では、人感センサ203により画像形成装置100の近くにいる人を検出すると、カメラ部201を含めて省電力状態にある画像形成装置100が起動状態へ制御される。そして、カメラ部201は、起動されることにより画像形成装置100の近くにいる人の撮像を開始する。また、画像形成装置100は、カメラ部201により撮像される画像に撮像される人から、操作の候補者を抽出する。これにより、画像形成装置100の近くにおいて操作しようとしている人が存在する場合、省電力状態にある画像形成装置100を起動状態に復帰させて、起動状態にあるカメラ部201によりその操作者を撮像してログイン処理を実行することができる。また、本実施形態では、カメラ部201が、ログイン処理のために画像形成装置100の上部に設けられたカメラ部201を用いて、操作のために画像形成装置100へ近づく人を好適に撮像することができる。そして、画像形成装置100へ近づく人を判断するための画像と、ログイン処理のための画像とを、共通の1つのカメラ部201により撮像することが可能になる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置100を説明する。以下の説明では、主に第一実施形態との相違点について説明する。本実施形態の画像形成装置100は、図1の人感センサ203を持たない。カメラ部201は、省電力状態にある画像形成装置100において起動し続ける。MFP制御部401は、画像形成装置100の省電力状態において、カメラ部201の撮像画像に基づいて、画像形成装置100に対して検知範囲の範囲に近づいた操作者を検出する。
図9は、画像形成装置100に対して接近する大型の人についての画像形成装置100からの距離と、カメラ部201の撮像画像との関係を模式的に説明する図である。図10は、画像形成装置100に対して接近する小型の人についての画像形成装置100からの距離と、カメラ部201の撮像画像との関係を模式的に説明する図である。図9(a)および図10(a)は、画像形成装置100から操作者までの距離関係を示す説明図である。同図に点線で示すように、カメラ部201は、画像形成装置100の上部から、前上方向を向いて撮像する。MFP制御部401は、画像形成装置100に対して、画像形成装置100に最も近づく最短検知範囲と画像形成装置100から最も離れる最長検知範囲との検知範囲内に近づいた操作者を検出する。ここで、最長検知範囲は、たとえば小型の人の手が操作部202に届く距離でよい。図9(b)および図10(b)は、最短検知範囲での、カメラ部201の撮像画像である。図9(c)および図10(c)は、最長検知範囲での、カメラ部201の撮像画像である。図9(d)および図10(d)は、最長検知範囲を超えた距離での、カメラ部201の撮像画像である。そして、図9(b)に示すように、大型の操作者が最短検知範囲で近づいている場合に、カメラ部201の撮像画像には、操作者の顔が最も大きく撮像され得る。また、図10(c)に示すように、小型の操作者が最長検知範囲で近づいている場合に、カメラ部201の撮像画像には、操作者の顔が最も小さく撮像され得る。MFP制御部401は、画像に撮像されている人の画像中の高さ、幅、および面積といった撮像サイズに基づいて、操作者であるか否かを判断する。そして、MFP制御部401は、カメラ部201で撮像される画像における人の撮像サイズが、図9(b)から図10(c)の検知範囲に対応する判断サイズの範囲内である場合、その撮像された人を操作者と判断する。なお、高さ、幅、および面積といった検知範囲に対応する判断サイズの範囲の値は、たとえばHDD206に予め保存すればよい。これにより、MFP制御部401は、図(d)や図10(d)のように操作に適さない距離にいる人を、操作者と判断しないようにできる。
図11は、第二実施形態における、操作前に画像形成装置100を省電力状態から起動してログインを実行する一連の処理を示すフローチャートである。MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100において、図7の処理を繰り返し実行する。ステップ(S1101)において、MFP制御部401は、画像形成装置100が省電力状態にあることを確認する。ステップ(S1102)において、MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100において、カメラ部201をオン状態に制御する。これにより、カメラ部201は、省電力状態の画像形成装置100において撮像を開始する。ステップ(S1103)において、MFP制御部401は、オン状態にしたカメラ部201により人が検知されているか否かを判断する。カメラ部201が人を検知していない場合、MFP制御部401は、ステップ(S1103)の処理を繰り返す。カメラ部201が人を検知している場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S1104)に進める。ステップ(S1104)において、MFP制御部401は、距離検知処理により、カメラ部201で撮像される画像における人の高さ、幅、および面積に基づいて、撮像されている人が、操作者を検知する検知範囲内であるか否かを判断する。MFP制御部401は、たとえば高さ、幅、および面積のすべてが、それぞれについて予め設定されている値の範囲以内である場合に、撮像されている人が、操作者を検知する検知範囲内であると判断し、それ以外の場合には検知範囲内ではないと判断する。カメラ部201で撮像される画像における人が検知範囲内ではない場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S1103)へ戻す。カメラ部201で撮像される画像における人が検知範囲内である場合、MFP制御部401は、処理をステップ(S807)へ進める。ステップ(S807)の視線検知処理、およびステップ(S808)からステップ(S813)までの処理は、図7と同様である。
以上のように、本実施形態では、カメラ部201は、省電力状態にある画像形成装置100の近くにおいて画像形成装置100へ視線を向けている人を撮像する。そして、そのような人が撮像された場合には、MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100を起動状態へ制御する。これにより、画像形成装置100に近づいて操作しようとしている人が存在する場合、MFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100を起動状態に復帰させて、その操作者をカメラ部201により撮像して事前のログイン状態にすることができる。たとえば装置から遠く離れている人が画像形成装置100の方へ向いていたとしても、MFP制御部401は、その人を候補者として判断しないようにできる。このように、本実施形態では、画像形成装置100の周囲に存在する無関係の人について、無駄に画像形成装置100を省電力状態から復帰させてログイン処理を実行しないようにできる。また、本実施形態では、画像形成装置100から離れた位置で画像形成装置100の方を向いている人について、無駄に画像形成装置100を省電力状態から復帰させてログイン処理を実行しないようにできる。また、画像形成装置100の近くを通り過ぎる人について、無駄に画像形成装置100を省電力状態から復帰させてログイン処理を実行しないようにできる。しかも、本実施形態では、MFP制御部401は、操作のために画像形成装置100の近くにきた人について適切にログイン処理を実行することができる。本実施形態のMFP制御部401は、省電力状態にある画像形成装置100において、カメラ部201の撮像画像に、所定の検知範囲に対応した検知サイズで撮像される人の在否を検知し、さらに検知された人についての視線を画像に基づいて検知する。そして、MFP制御部401は、画像形成装置100に対して視線を向けている人が検知される場合に、画像形成装置100を省電力状態から起動状態へ制御する。これにより、画像形成装置100に視線を向けて近づく人が存在する場合、省電力状態にある画像形成装置100を起動状態に復帰させることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
上述した実施形態では、MFP制御部401は、撮像画像において所定の判断サイズで撮像されている人から、画像形成装置100に対して視線を向けている人を一次候補者として抽出する。また、MFP制御部401は、複数の一次候補者を抽出した場合には、画像形成装置100に最も近い一人を二次候補者として抽出し、この二次候補者についてログイン処理を実行する。この他にもたとえば、MFP制御部401は、撮像画像において所定の判断サイズで撮像されている人から、画像形成装置100に対して視線を向けている一人を一次候補者として抽出し、この一次候補者についてログイン処理を実行してもよい。
本発明は、上述の実施の形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワークや記憶媒体を介してシステムや装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータの1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出して実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(たとえば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像形成装置
201 カメラ部
202 操作部
203 人感センサ
401 MFP制御部
411 CPU
412 ROM
413 RAM

Claims (8)

  1. 画像形成装置に近づいて操作する操作者を撮像可能な撮像手段を有し、撮像された画像に基づいて操作者についてのログイン処理を実行する画像形成装置であって、
    前記撮像手段による前記画像に複数の人が撮像されている場合に、前記画像において前記画像形成装置に対して視線を向けている人を操作の候補者として抽出する視線抽出手段と、
    前記視線抽出手段により視線に基づいて抽出された前記候補者についてログイン処理を実行するログイン手段と、
    を有する、画像形成装置。
  2. 前記視線抽出手段により視線に基づいて複数の前記候補者が抽出されている場合に、前記画像において前記画像形成装置に最も近い一人を操作の候補者として抽出する距離抽出手段、を有し、
    前記ログイン手段は、前記距離抽出手段により視線および距離に基づいて抽出された一人の前記候補者についてログイン処理を実行する、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の近くにいる人を検出する人感センサと、
    前記人感センサにより人が検知された場合に、前記撮像手段を含めて省電力状態にある前記画像形成装置を起動状態へ制御する制御手段と、を有し、
    前記撮像手段は、前記制御手段により起動されることにより前記画像形成装置の近くにいる人の撮像を開始する、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記撮像手段は、省電力状態にある前記画像形成装置において前記画像形成装置の近くにいる人を撮像し、
    前記撮像手段が前記画像形成装置の近くにおいて前記画像形成装置へ視線を向けている人を撮像した場合に、省電力状態にある前記画像形成装置を起動状態へ制御する制御手段、を有し、
    前記判断手段は、前記撮像手段により撮像された前記画像において、操作の前記候補者を判断する、
    請求項1または2記載の画像形成装置。
  5. 省電力状態にある前記画像形成装置において、
    前記撮像手段により撮像される画像に、所定の検知範囲に対応した検知サイズで撮像される人の在否を検知する距離検知手段と、
    前記距離検知手段により検知された人についての視線を前記画像に基づいて検知する視線検知手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記視線検知手段により前記画像形成装置に対して視線を向けている人が検知される場合に、前記画像形成装置を省電力状態から起動状態へ制御する、
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記撮像手段は、前記画像形成装置の上部に設けられる、
    請求項1から5のいずれか一項記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置に近づいて操作する操作者を撮像可能な撮像手段を有し、撮像された画像に基づいて操作者についてのログイン処理を実行する画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像に撮像されている人から操作の候補者を判断する判断工程と、
    前記判断工程により判断された複数の候補者から、前記画像における前記画像形成装置に対する視線に基づいて操作の一次候補者を抽出する視線抽出工程と、
    前記画像形成装置に対する視線に基づいて抽出された前記一次候補者についてログイン処理を実行するログイン工程と、
    を有する、画像形成装置の制御方法。
  8. 画像形成装置に近づいて操作する操作者を撮像可能な撮像手段を有し、撮像された画像に基づいて操作者についてのログイン処理を実行する画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記画像形成装置の制御方法は、
    前記画像に撮像されている人から操作の候補者を判断する判断工程と、
    前記判断工程により判断された複数の候補者から、前記画像における前記画像形成装置に対する視線に基づいて操作の一次候補者を抽出する視線抽出工程と、
    前記画像形成装置に対する視線に基づいて抽出された前記一次候補者についてログイン処理を実行するログイン工程と、
    を有する、プログラム。
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