JP2020005876A - 野球選手解析プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】野球技術の上達に有用な情報を利用者に伝えることのできる野球選手解析プログラムを提供する。【解決手段】対象の野球選手について実施した身体能力の測定結果に基づいて当該野球選手を解析する野球選手解析プログラムを、対象の野球選手の押し手の強さを示す測定値α1と、当該野球選手の引き手の強さを示す測定値α2とに基づいて、及び/又は、当該野球選手の軸足の強さを示す測定値β1と、当該野球選手の踏み出し足の強さを示す測定値β2とに基づいて当該野球選手を解析するものとした。【選択図】 図7

Description

本発明は、対象の野球選手について実施した身体能力の測定結果に基づいて当該野球選手を解析する野球選手解析プログラムに関する。
野球が上達するためには、野球選手自身やその指導者がその野球選手の動作の特徴を客観的に把握することが重要である。というのも、動作の特徴を客観的に把握することができれば、フォームの悪い癖を効率的に矯正して、そのフォームを理想的なものへと導きやすくすることができるからである。このような実状に鑑みて、これまでには、野球選手の動作を解析するためのシステムがいくつか提案されている。
例えば、特許文献1の図1及び段落0024〜0028には、打者の腰部に取り付けたセンサ装置30と、打者の手の甲に付けたセンサ装置40とによる計測結果に基づいて打撃時の動作の特徴を評価するシステムが記載されている。センサ装置30及びセンサ装置40はいずれも、3軸(X軸、Y軸及びZ軸)まわりの角速度と加速度を計測可能なものとなっている。
特許文献1のシステムは、同文献の図6,7及び段落0053〜0059に示されるように、腰部における体軸まわりの角速度(回転速度)の絶対値が最大になる時刻Tと、腰部におけるスイング方向の加速度がゼロになる時刻Tとの時間差T12や、同文献の図8〜10及び段落0060〜0068に示されるように、時刻Tと、手の甲に直交する軸周り(Z軸まわり)の角速度の絶対値がインパクト直前で最大になる時刻Tとの時間差T13や、同文献の図11〜13及び段落0069〜0075に示されるように、時刻Tと、手の甲におけるスイング方向(Y方向)の加速度の変化率がゼロになる時刻Tとの時間差T14等のパラメータに基づいて打撃時の動作の特徴を評価するものとなっている。
特開2015−150130号公報
ところが、特許文献1のシステムは、野球選手の打撃技術がどの程度のレベルにあるのか(上級者レベルであるか、中級者レベルであるか、初心者レベルであるか等)を判別するためのものとなっており、その野球選手の技術をより高いレベルに引き上げるために、その野球選手がどのようなトレーニングを行えばよいのかについての情報を提供できるものとはなっていない。そもそも、特許文献1のシステムは、バットの入射角や回転軸の位置・傾きといった、打撃動作で重要な事項を評価することなく、打撃時の動作を評価するものであり、野球選手の打撃技術の判別精度の信頼性にも疑問がある。このため、特許文献1のシステムは、必ずしも、野球を効率的に上達させることができるものとは言い難かった。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、野球技術の上達に有用な情報を利用者に伝えることのできる野球選手解析プログラムを提供するものである。
上記課題は、
対象の野球選手について実施した身体能力の測定結果に基づいて当該野球選手を解析する野球選手解析プログラムであって、
当該野球選手の押し手の強さを示す測定値αと、当該野球選手の引き手の強さを示す測定値αとに基づいて、
及び/又は、
当該野球選手の軸足の強さを示す測定値βと、当該野球選手の踏み出し足の強さを示す測定値βとに基づいて
当該野球選手を解析するものとされた
ことを特徴とする野球選手解析プログラム
を提供することによって解決される。
ここで、「押し手」とは、打者においては、スイング時にバットを押す方の手(右打者では右手、左打者では左手)のことを云い、投手においては、球を投げる方の手(右投手では右手、左投手では左手)のことを云う。
また、「引き手」とは、打者においては、スイング時にバットを引く方の手(右打者では左手、左打者では右手)のことを云い、投手においては、球を投げない方の手(右投手では左手、左投手では右手)のことを云う。
さらに、「軸足」とは、打者においては、打者ボックスに入ったときに捕手側となる足(右打者では右足、左打者では左足)のことを云い、投手においては、投球時にピッチャープレートを蹴る方の足(右投手では右足、左投手では左足)のことを云う。
さらに、「踏み出し足」とは、打者においては、打者ボックスに入ったときに投手側となる足(右打者では左足、左打者では右足)のことを云い、投手においては、投球時に打者側へ踏み出す方の足(右投手では左足、左投手では右足)のことを云う。
本発明の野球選手解析プログラムは、上記のように、押し手の強さと引き手の強さとの比較や、軸足の強さと踏み出し足の強さとの比較によって、野球選手の動作を解析するものである。このため、本発明の野球選手解析プログラムを使用すると、打撃時や投球時に表れる悪い癖の原因が、押し手側と引き手側のどちらにあるのか、或いは、軸足側と踏み出し側のどちらにあるのか等を客観的且つ容易に把握することができる。したがって、押し手側と引き手側のどちらを鍛えれば、或いは、軸足側と踏み出し足側のどちらを鍛えれば理想的なフォームに近づけるのかを、容易に把握することができる。加えて、押し手の強さと引き手の強さとを比較することや、軸足の強さと踏み出し足の強さとを比較すること等によって、打撃時において、身体が投手側に突っ込む傾向にあるとか、体重が捕手側に残る傾向にあるといったことを判別することもでき、バットの入射角や回転軸の位置・傾きといった打撃時の動作において重要な項目を間接的に解析することも可能である。よって、野球選手としての能力を効率的に向上させることが可能になる。
本発明の野球選手解析プログラムにおいて、測定値αは、押し手の強さを直接的又は間接的に測定したものであれば、特に限定されない。しかし、押し手は、打撃時においてはバットを押し出す動作を行い、投球時においては球を押し出す動作を行う。すなわち、押し手は、打撃時と投球時のいずれにおいても、振る動作を行っている。このため、測定値αとしては、押し手を振っているときに測定した値を用いた方が、その野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することができる。
例えば、両手で持った重量物(例えばメディシンボール)を身体の前側で押し手側から引き手側に投げる際に前記重量物で検知された仕事率のピーク値を測定値αとして用いると打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。というのも、このときに検知される仕事率は、重量物を押し手側から引き手側に振り始めた直後にピーク値をとるところ、この振り始めの動作は、引き手よりも押し手によるところが大きく、この仕事率のピーク値から、振っている押し手の強さを間接的に知ることができるからである。
また、本発明の野球選手解析プログラムにおいて、測定値αは、引き手の強さを直接的又は間接的に測定したものであれば、特に限定されない。しかし、引き手は、打撃時においてはバットを引く動作を行い、投球時においてはグラブを引く動作を行う。すなわち、押し手と同様、引き手も、打撃時と投球時のいずれにおいても、振る動作を行っている。このため、測定値αとしては、引き手を振っているときに測定した値を用いた方が、その野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することができる。
例えば、両手で持った重量物(例えばメディシンボール)を身体の前側で押し手側から引き手側に投げる際に前記重量物で検知された速さのピーク値を測定値αとして用いると打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。というのも、このときに検知される速さは、スイングの中間地点を過ぎたところ(打撃時においては球を打撃するミートポイント周辺、投球時においては球を離すリリースポイント周辺)でピーク値をとるところ、この中間地点を過ぎたところの動作は、押し手よりも引き手によるところが大きく、この速さのピーク値から、振っている引き手の強さを間接的に知ることができるからである。
さらに、本発明の野球選手解析プログラムにおいて、測定値βは、軸足の強さを直接的又は間接的に測定したものであれば、特に限定されない。しかし、軸足は、打撃時と投球時のいずれにおいても蹴る動作を行う。この蹴るという動作には、足のバネの力が大きく影響する。このため、測定値βとしては、軸足のバネの力が反映された値を用いた方が、その野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することができる。例えば、軸足のみで繰り返しジャンプした際のジャンプ高さを接地時間で除した値を測定値βとして用いると、測定値βを軸足のバネの力がより反映されたものとして、打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。
さらにまた、本発明の野球選手解析プログラムにおいて、測定値βは、踏み出し足の強さを直接的又は間接的に測定したものであれば、特に限定されない。しかし、踏み出し足は、打撃時と投球時のいずれにおいても踏み出す動作を行う。この踏み出すという動作にも、足のバネの力が大きく影響する。このため、測定値βとしては、踏み出し足のバネの力が反映された値を用いた方が、その野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することができる。例えば、踏み出し足のみで繰り返しジャンプした際のジャンプ高さを接地時間で除した値を測定値βとして用いると、測定値βを踏み出し足のバネの力がより反映されたものとして、打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。
本発明の野球選手解析プログラムは、測定値α及び測定値αからなる組と、測定値β及び測定値βからなる組とのうち、いずれか一方の組のみを用いるものであってもよい。しかし、この場合には、上半身側のバランスと、下半身側のバランスとのいずれしか評価できない。このため、測定値α及び測定値αからなる組と、測定値β及び測定値βからなる組との両方の組を用いるものとすることが好ましい。これにより、上半身側のバランスと下半身側のバランスとの双方を評価することが可能になる。また、左右のバランスだけでなく、上下のバランス(押し手と軸足とのバランスや、引き手と踏み出し足とのバランス)も評価することも可能になる。
ただし、測定値αと測定値α(上半身の左右バランスの評価パラメータ)や、測定値βと測定値β(下半身の左右バランスの評価パラメータ)や、測定値αと測定値β(押し手側の上下バランスの評価パラメータ)や、測定値αと測定値β(引き手側の上下バランスの評価パラメータ)は、同じ次元の物理量であるとは限らず、直接的に比較することができない場合がある。
例えば、測定値αとして用いることができるとして上で挙げた仕事率のピーク値は、その単位がMKS重力単位で「kgf・m/s」であり、測定値αとして用いることができるとして上で挙げた速さのピーク値は、その単位がMKS重力単位で「m/s」であるところ、このような単位(次元)が異なる物理量を直接的に比較することはできない。このため、測定値α及び測定値α並びに測定値β及び測定値βは、それぞれを規格化した評価値α’及び評価値α’並びに評価値β’及び評価値β’を用いて比較することが好ましい。評価値α’及び評価値α’並びに評価値β’及び評価値β’としては、例えば、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」等の段階的評価パラメータや、偏差値等の数字評価パラメータ等が挙げられる。
具体的には、本発明の野球選手解析プログラムを、
対象の野球選手の測定値αをその基準値(例えば、対象の野球選手と同年代の野球選手の測定値αの統計データ等)と比較することで、当該野球選手の測定値αに規格化された評価値α’を割り当て、
対象の野球選手の測定値αをその基準値(例えば、対象の野球選手と同年代の野球選手の測定値αの統計データ等)と比較することで、当該野球選手の測定値αに規格化された評価値α’を割り当てるとともに、
対象の野球選手の測定値βをその基準値(例えば、対象の野球選手と同年代の野球選手の測定値βの統計データ等)と比較することで、当該野球選手の測定値βに規格化された評価値β’を割り当て、
対象の野球選手の測定値βをその基準値(例えば、対象の野球選手と同年代の野球選手の測定値βの統計データ等)と比較することで、当該野球選手の測定値βに規格化された評価値β’を割り当てる
評価値割り当て手段を備えたものとすることが好ましい。
この場合には、
評価値α’と評価値α’とを比較することで、当該野球選手の上半身の左右バランスを評価する上半身バランス評価手段と、
評価値β’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の下半身の左右バランスを評価する下半身バランス評価手段と、
評価値α’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の押し手側の上下バランスを評価する押し手側バランス評価手段と、
評価値α’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の引き手側の上下バランスを評価する引き手側バランス評価手段と
を設けると、上述した上半身の左右バランスと、下半身の左右バランスと、押し手側の上下バランスと、引き手側の上下バランスとの全てを適切に評価することが可能になる。
本発明の野球選手解析プログラムにおいて、上記のように、評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’を用いる場合には、野球選手の身体を、押し手周辺区画、引き手周辺区画、軸足周辺区画及び踏み出し足周辺区画に区画したイメージ画像を生成するとともに、前記イメージ画像における、押し手周辺区画、引き手周辺区画、軸足周辺区画及び踏み出し足周辺区画のそれぞれを、評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’に対応して色付けするイメージ画像生成手段を備えたものとすることも好ましい。
これにより、対象の野球選手やその指導者は、画面に表示されたイメージ画像(野球選手のイラスト画像等)を見ることで、押し手、引き手、軸足又は踏み出し足におけるどの部分に問題があるのかを直感的に把握することが可能になる。
以上のように、本発明によって、野球技術の上達に有用な情報を利用者に伝えることのできる野球選手解析プログラムを提供することが可能になる。
本発明に係る野球選手解析プログラムの利用環境の一例を示したシステム図である。 本発明に係る野球選手解析プログラムの一例を示したブロック図である。 本発明に係る野球選手解析プログラムの利用者の端末に表示されるログイン画面の一例を示した図である。 本発明に係る野球選手解析プログラムの利用者の端末に表示されるメニュー画面の一例を示した図である。 本発明に係る野球選手解析プログラムの利用者の端末に表示される測定値入力画面の一例を示した図である。 押し手及び引き手の強さの測定方法を説明する図である。 本発明に係る野球選手解析プログラムの利用者の端末に表示される評価結果表示画面の一例を示した図である。
本発明の野球選手解析プログラムの好適な実施態様について、より具体的に説明する。本発明の野球選手解析プログラムは、対象の野球選手について実施した身体能力の測定結果(測定値)から当該野球選手を解析するものとなっている。野球選手やその指導者は、その評価結果をその野球選手の上達に生かすことができる。
本発明の野球選手解析プログラムは、通常、中央処理装置(CPU)を備えたコンピュータにおける記憶装置に格納される。野球選手解析プログラムを格納するコンピュータとしては、パソコンや、スマートフォンや、タブレットコンピュータ等が例示され、その記憶装置としては、ハードディスクドライブ(HDD)や、ソリッドステートドライブ(SDD)や、ランダムアクセスメモリ(RAM)等が例示される。
図1は、野球選手解析プログラムの利用環境の一例を示したシステム図である。本発明の野球選手解析プログラムは、スタンドアロン環境や、クライアント・サーバー環境で利用するものとしてもよいが、本実施態様の野球選手解析プログラムは、図1に示すように、クラウド環境で利用するものとなっている。すなわち、野球選手解析プログラムは、クラウドサーバー10の記憶装置に格納されており、利用者(野球選手やその指導者等)は、自らが保有する端末20(パソコンやスマートフォンやタブレットコンピュータ等)でインターネット等を介してこのクラウドサーバー10に対してアクセスすることで、その野球選手解析プログラムを利用することができるようになっている。
図2は、本発明に係る野球選手解析プログラム30の一例を示したブロック図である。本実施態様の野球選手解析プログラム30は、図2に示すように、認証手段31と、メニュー表示手段32と、測定値受付手段33と、評価値割り当て手段34と、バランス評価手段35(上半身バランス評価手段35a、下半身バランス評価手段35b、押し手側バランス評価手段35c及び引き手側バランス評価手段35d)と、イメージ画像生成手段36と、評価結果表示手段37とを備えたものとなっている。これらの手段31,32,33,34,35,36,37は、所望の処理を実行するように構成された一連のプログラムコードのブロック(サブルーチン等)で構成される。
認証手段31は、利用者を認証する処理を行うものとなっている。すなわち、野球選手解析プログラム30は、利用者の端末20(図1)からクラウドサーバー10(図1)にアクセスがあると、この認証手段31による処理を実行することで、利用者の端末20の画面にログイン画面を表示して、利用者にユーザーIDとパスワードの入力を要求する。図3は、本発明に係る野球選手解析プログラム30の利用者の端末20に表示されるログイン画面70の一例を示した図である。
本実施態様においては、図3に示すように、ログイン画面70に、ユーザーID入力部71と、パスワード入力部72と、ログインボタン73と、キャンセルボタン74とが設けられている。ユーザーID入力部71にユーザーIDが入力されるとともに、パスワード入力部72にパスワードが入力された状態でログインボタン73が押されると、そのユーザーIDとパスワードに該当するユーザーが存在するかの照合が行われる。これにより、野球選手解析プログラム30は、そのときにアクセスしている利用者が誰なのかを判別することが可能となっている。クラウドサーバー10(図1)がアクセス可能な記憶装置には、各ユーザーの氏名や年齢のほか、投打タイプ(右投げ右打ち、右投げ左打ち、左投げ右打ち、左投げ左打ち等のタイプ)等、野球選手を評価するのに必要な情報が予め登録されている。
認証手段31による利用者の認証が終わると、野球選手解析プログラム30は、メニュー表示手段32による処理を実行する。メニュー表示手段32は、利用者の端末20(図1)の画面にメニュー画面40を表示する処理を行うものとなっている。図4は、本発明に係る野球選手解析プログラム30の利用者の端末20に表示されるメニュー画面40の一例を示した図である。本実施態様においては、メニュー画面40に、解析ボタン41と、履歴表示ボタン42と、終了ボタン43等の各種ボタンを設けている。
図4に示すメニュー画面40における解析ボタン41が押されると、野球選手解析プログラム30は、測定値受付手段33による処理を実行する。測定値受付手段33は、利用者の端末20(図1)の画面に測定値入力画面を表示することで、利用者に測定値の入力を要求する処理を行うものとなっている。図5は、本発明に係る野球選手解析プログラム30の利用者の端末20に表示される測定値入力画面50の一例を示した図である。本実施態様においては、測定値入力画面50に、測定値入力部51a,51b,51c,51dや、解析実行ボタン52や、戻るボタン53等を設けている。
測定値入力部51a,51b,51c,51dは、対象の野球選手について実施した測定の結果(測定値)を入力するための部分となっている。本実施態様の野球選手解析プログラム30は、後述するように、測定値として、押し手の強さに関わるもの(後述する測定値α)と、引き手の強さに関わる測定値(後述する測定値α)と、軸足の強さに関わる測定値(後述する測定値β)と、踏み出し足の強さに関わる測定値(後述する測定値β)とを用いて、対象の野球選手を解析するものとなっている。測定値入力部51aは、測定値αを入力する部分となっており、測定値入力部51bは、測定値αを入力する部分となっており、測定値入力部51cは、測定値βを入力する部分となっており、測定値入力部51dは、測定値βを入力する部分となっている。
測定値入力部51aに入力する測定値α及び測定値入力部51bに入力する測定値αは、それぞれ押し手及び引き手の強さを示すものであれば、特に限定されない。しかし、本実施態様においては、図6に示すように、両手で持ったメディシンボール100を身体の前側で押し手201側から引き手202側に最大努力で投げ(そのとき、下半身は動かさないようにする。)、そのときにメディシンボール100の内蔵センサ101で検知された仕事率のピーク値を測定値αとし、その際に内蔵センサ101で検知された速さのピーク値を測定値αとして入力させるようにしている。これにより、振られている状態の押し手及び強さを間接的に測定して、野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。
測定値α及び測定値αの測定に用いるメディシンボール100は、適度な大きさと適度な重さを有し、仕事率や速さのピーク値を検出できるセンサを備えたものであれば、特に限定されない。本実施態様においては、A2P社(アメリカ)製の「Ballistic Ball」(バリスティックボール)をメディシンボール100として用いるようにしている。このバリスティックボールは、三軸加速度計とジャイロスコープを内蔵しており、上記の仕事率(パワー)や速さ(スピード)の最大値を検出可能なものとなっている。
また、測定値β及び測定値βは、それぞれ軸足及び踏み出し足の強さを示すものであれば、特に限定されない。しかし、本実施態様においては、軸足のみで繰り返し(本実施態様においては6回)ジャンプした際のジャンプ高さ(Hとする。)を接地時間(Tとする。)で除した値H/Tを測定値βとし、踏み出し足のみで繰り返し(本実施態様においては6回)ジャンプした際のジャンプ高さ(Hとする。)を接地時間(Tとする。)で除した値を測定値βとして入力させるようにしている。これにより、測定値β及び測定値βを、それぞれ軸足及び踏み出し足のバネの力が反映されたものとして、野球選手の打撃時や投球時の動作の特徴をより適切に評価することが可能になる。
測定値β及び測定値βの測定に用いる機器は、上述したジャンプ高さH,Hや、接地時間T,Tを測定できるものであれば、特に限定されない。本実施態様においては、PUSH社(カナダ)製の「PUSH」というフィットネス用センサを腰ベルトに取り付けて測定するようにしている。このフィットネス用センサは、三軸加速度計とジャイロスコープを内蔵しており、上記のジャンプ高さH,Hや、接地時間T,Tを検出可能なものとなっている。
測定値入力部51a,51b,51c,51dに全ての測定値(測定値α、測定値α、測定値β及び測定値β)の入力を終えた状態で解析実行ボタン52が押されると、野球選手解析プログラム30は、測定値入力部51a,51b,51c,51dに入力された測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βを記憶装置に記録する。測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βを記憶させる記憶装置は、クラウドサーバー10の記憶装置である必要はなく、クラウドサーバー10とネットワークを介して接続された記憶装置であってもよい。
対象の野球選手の測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βが記憶装置に記録されると、野球選手解析プログラム30は、評価値割り当て手段34による処理を実行する。この評価値割り当て手段34は、測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βを比較が可能なように規格化する処理を実行するものとなっている。
すなわち、本実施態様の野球選手解析プログラム30で受け付ける測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βにおいては、測定値βと測定値βは、単位(次元)が同じであり、そのまま比較することができるのに対して、測定値αと測定値αや、測定値αと測定値βや、測定値αと測定値βは、単位(次元)が異なっており、そのままでは比較することができない。この点、評価値割り当て手段34は、測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βに、規格された評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’を割り当てる処理を行うものとなっている。これらの評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値βを比較することで、単位(次元)の異なる測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βを間接的に比較することが可能となっている。
評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’は、それぞれ、測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βを偏差値化したようなものであってもよいが、本実施態様においては、以下のものを採用している。すなわち、評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’のそれぞれは、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階の評価値からなっており、測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βのそれぞれを、それぞれの基準値と比較することで割り当てるものとなっている。
基準値としては、例えば、対象の野球選手と同年代の野球選手の測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βの統計データを用いることができる。この場合、同年代の野球選手の測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βの統計データは、対象の野球選手のものも含め、クラウドサーバー10(図1)や、それにネットワークを介して接続された他のサーバーの記憶装置等に保存される。
同年代の野球選手の統計データを用いて評価値を割り付ける手法としては、例えば、対象の野球選手の測定値αが、同年代の野球選手の測定値αの平均値と比較して、プラス・マイナス10%の範囲(標準範囲)に収まっていたら、評価値α’として「B(普通)」を割り当て、プラス10%(標準範囲上限)を超えていたら、評価値α’として「A(強い)」を割り当て、マイナス10%(標準範囲下限)を下回っていたら、評価値α’として「C(弱い)」を割り当てることもできる。これと同様の手法で、評価値α’、評価値β’及び評価値β’も割り付けることができる。
また、対象の野球選手の測定値αを、同年代の野球選手の測定値αの中で順位付けし、対象の野球選手の測定値αの順位が上位30%以内(上位順位)に収まっている場合に、評価値α’として「A(強い)」を割り当て、対象の野球選手の測定値αの順位が下位30%以内(下位順位)に収まっている場合に、評価値α’として「C(弱い)」を割り当て、それ以外の場合に、評価値α’として「B(普通)」を割り当てることもできる。これと同様の手法で、評価値α’、評価値β’及び評価値β’も割り付けることができる。本実施態様の野球選手解析プログラム30でも、この方法で評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’を割り当てるようにしている。
評価値割り当て手段34による評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’の割り当てが完了すると、続いて、上半身バランス評価手段35aと、下半身バランス評価手段35bと、押し手側バランス評価手段35cと、引き手側バランス評価手段35dとによる処理が実行される。
上半身バランス評価手段35aは、押し手の強さを示す評価値α’と、引き手の強さを示す評価値α’とを比較することで、当該野球選手の上半身の左右バランスを評価する処理を行うものとなっている。本実施態様においては、既に述べたように、評価値α’及び評価値α’のそれぞれは、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階評価であり、評価値α’及び評価値α’の組み合わせとしては計9通りがあるところ、この9通りの組み合わせに対して、下記表1に示す評価を行うようにしている。
Figure 2020005876
上記表1における評価結果のうち、「上半身の動作傾向」は、打撃時や投球時における上半身の動作の傾向を評価したものである。これにより、野球選手や指導者は、その野球選手の上半身の動作の傾向を把握することができる。一方、上記表1における評価結果のうち、「上半身の左右バランス」は、押し手の強さと引き手の強さのバランスを客観的に評価したものである。これにより、野球選手や指導者は、押し手側と引き手側のどちらを鍛えれば、より理想的なフォームに近づくことができるのかを把握することが可能になる。例えば、上記表1において、評価値α’が「A」で評価値α’が「B」である場合には、その野球選手の上半身は、「やや突っ込む」傾向にあることが分かるが、その原因は、「やや引き手が強い」ことであり、押し手側を少し鍛えれば、理想的なフォームに近づくことができるということを、選手や指導者が理解することができる。
下半身バランス評価手段35bは、軸足の強さを示す評価値β’と、踏み出し足の強さを示す評価値β’とを比較することで、当該野球選手の下半身の左右バランスを評価する処理を行うものとなっている。本実施態様においては、既に述べたように、評価値β’及び評価値β’のそれぞれは、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階評価であり、評価値β’及び評価値β’の組み合わせとしては計9通りがあるところ、この9通りの組み合わせに対して、下記表2に示す評価を行うようにしている。
Figure 2020005876
上記表2における評価結果のうち、「下半身の動作傾向」は、打撃時や投球時における下半身の動作の傾向を評価したものであり、「下半身の左右バランス」は、軸足の強さと踏み出し足の強さのバランスを客観的に評価したものである。これらの評価結果の利用方法等については、上記表1における「上半身の動作傾向」や「上半身の左右バランス」と同様であるため、詳しい説明は割愛する。
押し手側バランス評価手段35cは、押し手の強さを示す評価値α’と、軸足の強さを示す評価値β’とを比較することで、当該野球選手の押し手側の上下バランスを評価する処理を行うものとなっている。本実施態様においては、既に述べたように、評価値α’及び評価値β’のそれぞれは、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階評価であり、評価値α’及び評価値β’の組み合わせとしては計9通りがあるところ、この9通りの組み合わせに対して、下記表3に示す評価を行うようにしている。
Figure 2020005876
上記表3における評価結果のうち、「押し手側の動作傾向」は、打撃時や投球時における押し手側の動作の傾向を評価したものであり、「押し手側の上下バランス」は、押し手の強さと軸足の強さのバランスを客観的に評価したものである。これらの評価結果の利用方法等については、上記表1における「上半身の動作傾向」や「上半身の左右バランス」と同様であるため、詳しい説明は割愛する。
引き手側バランス評価手段35dは、引き手の強さを示す評価値α’と、踏み出し足の強さを示す評価値β’とを比較することで、当該野球選手の引き手側の上下バランスを評価する処理を行うものとなっている。本実施態様においては、既に述べたように、評価値α’及び評価値β’のそれぞれは、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階評価であり、評価値α’及び評価値β’の組み合わせとしては計9通りがあるところ、この9通りの組み合わせに対して、下記表4に示す評価を行うようにしている。
Figure 2020005876
上記表4における評価結果のうち、「引き手側の動作傾向」は、打撃時や投球時における引き手側の動作の傾向を評価したものであり、「引き手側の上下バランス」は、押し手の強さと軸足の強さのバランスを客観的に評価したものである。これらの評価結果の利用方法等については、上記表1における「上半身の動作傾向」や「上半身の左右バランス」と同様であるため、詳しい説明は割愛する。
上半身バランス評価手段35aと、下半身バランス評価手段35bと、押し手側バランス評価手段35cと、引き手側バランス評価手段35dとによる処理が完了すると、続いて、評価結果表示手段37による処理が実行される。
評価結果表示手段37は、上記の上半身バランス評価手段35a、下半身バランス評価手段35b、押し手側バランス評価手段35c及び引き手側バランス評価手段35dによる評価の結果を、利用者の端末20(図1)の画面に表示する処理を実行するものとなっている。図7は、本発明に係る野球選手解析プログラム30の利用者の端末20(図1)に表示される評価結果表示画面60の一例を示した図である。本実施態様においては、評価結果表示画面に、コメント表示部61とイメージ画像表示部62と戻るボタン63等を設けている。
コメント表示部61は、上述した、上半身バランス評価手段35a、下半身バランス評価手段35b、押し手側バランス評価手段35c及び引き手側バランス評価手段35dによる評価結果を利用者が理解しやすい文章で表示する部分となっている。例えば、上半身バランス評価手段35aは、上記表1におけるパターン1−1,1−2,1−3,1−4,1−5,1−6,1−7,1−8,1−9のいずれに該当するのかの判別を行うが、コメント表示部61には、上半身バランス評価手段35aによって判別されたこれらのパターンに応じて、例えば、下記表5に示すようなコメントを表示することができる。
Figure 2020005876
また、下半身バランス評価手段35bは、上記表2におけるパターン2−1,2−2,2−3,2−4,2−5,2−6,2−7,2−8,2−9のいずれに該当するのかの判別を行うが、コメント表示部61には、下半身バランス評価手段35bによって判別されたこれらのパターンに応じて、例えば、下記表6に示すようなコメントを表示することができる。
Figure 2020005876
さらに、押し手側バランス評価手段35cは、上記表3におけるパターン3−1,3−2,3−3,3−4,3−5,3−6,3−7,3−8,3−9のいずれに該当するのかの判別を行うが、コメント表示部61には、押し手側バランス評価手段35cによって判別されたこれらのパターンに応じて、例えば、下記表7に示すようなコメントを表示することができる。
Figure 2020005876
さらにまた、引き手側バランス評価手段35dは、上記表4におけるパターン4−1,4−2,4−3,4−4,4−5,4−6,4−7,4−8,4−9のいずれに該当するのかの判別を行うが、コメント表示部61には、引き手側バランス評価手段35dによって判別されたこれらのパターンに応じて、例えば、下記表8に示すようなコメントを表示することができる。
Figure 2020005876
パターン1−1〜1−9に対応するコメントと、パターン2−1〜2−9に対応するコメントと、パターン3−1〜3−9に対応するコメントと、パターン4−1〜4−9に対応するコメントは、その一部のみをコメント表示部61に表示するようにしてもよいし、その全てをコメント表示部61に表示するようにしてもよい。全てをコメント表示部61に表示するようにすると、パターン1−1〜1−9の9通りと、パターン2−1〜2−9の9通りと、パターン3−1〜3−9の9通りと、パターン4−1〜4−9の9通りとで、計6561通りものコメントをコメント表示部61に表示することが可能になる。
イメージ画像表示部62は、図7に示すように、野球選手の身体の画像(本実施態様においては、打撃時の身体画像と投球時の身体画像)を表示する部分となっている。このイメージ画像表示部62に表示される画像は、イメージ画像生成手段36(図2)によって生成される。本実施態様において、イメージ画像生成手段36は、イメージ画像表示部62を、押し手周辺区画62aと、引き手周辺区画62bと、軸足周辺区画62cと、踏み出し足周辺区画62dとの計4つに区画するとともに、押し手周辺区画62a、引き手周辺区画62b、軸足周辺区画62c及び踏み出し足周辺区画62dのそれぞれを、上記の評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’に対応して色付けして表示するものとなっている。
本実施態様においては、上述したように、評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’はそれぞれ、「A(強い)」、「B(普通)」及び「C(弱い)」の3段階のものとなっているところ、押し手の強さを示す評価値α’が「A(強い)」と評価された場合には、押し手周辺区画62aを赤色で表示(図7において目の小さな網掛けハッチングで示した部分)し、押し手の強さを示す評価値α’が「B(普通)」と評価された場合には、押し手周辺区画62aを灰色で表示し、押し手の強さを示す評価値α’が「C(弱い)」と評価された場合には、押し手周辺区画62aを青色で表示(図7において目の大きな網掛けハッチングで示した部分)するようにしている。また、引き手の強さを示す評価値α’と引き手周辺区画62bとの色付けの対応や、軸足の強さを示す評価値β’と軸足周辺区画62cとの色付けの対応や、踏み出し足の強さを示す評価値β’と踏み出し足周辺区画62dとの色付けの対応も、上記の押し手周辺区画62aと同様としている。
利用者は、イメージ画像表示部62に表示されたイメージ画像の色付けを見ることによって、押し手と引き手と軸足と踏み出し足のどれが強く、どれが弱いのかを一目で把握でき、どこを鍛えればよいのかを容易に理解することができる。このように、本実施態様の野球選手解析プログラム30は、どのようなトレーニングを行えばより理想的なフォームに近づけるのかが容易に分かる状態で野球選手に伝えることが可能なものとなっている。
ところで、測定値は、上記の測定値α、測定値α、測定値β及び測定値βに加えて、他の種類のものを使用することもできる。例えば、軸足及び踏み出し足の双方で繰り返しジャンプした際のジャンプ高さを接地時間で除した値(以下、「測定値β」と表記する。)を、両足のバネの強さを示す指標として用いることができる。この測定値βは、両足でジャンプする以外は、測定値β及び測定値βと同様の条件で測定することができる。両足のバネの強さを示す測定値βを、軸足のバネの強さを示す測定値βや、踏み出し足のバネの強さを示す測定値βと比較することによって、対象の野球選手が、軸足をうまく使うことができていないのか、踏み出し足をうまく使うことができていないのかを判別することが可能になる。
例えば、
(1)測定値βと測定値βとが、
測定値β < 0.5 × 測定値β
の関係を満たすときに、「軸足がうまく使えていない」と判定し、
(2)測定値βと測定値βとが、
測定値β < 0.5 × 測定値β
の関係を満たすときに、「踏み出し足がうまく使えていない」と判定することができる。
これらの判定結果は、上記の評価結果表示画面に表示することができる。
10 クラウドサーバー
20 端末
30 野球選手解析プログラム
31 認証手段
32 メニュー表示手段
33 測定値受付手段
34 評価値割り当て手段
35a 上半身バランス評価手段
35b 下半身バランス評価手段
35c 押し手側バランス評価手段
35d 引き手側バランス評価手段
36 イメージ画像生成手段
37 評価結果表示手段
40 メニュー画面
41 解析ボタン
42 履歴表示ボタン
43 終了ボタン
50 測定値入力画面
51a 測定値入力部(測定値α用)
51b 測定値入力部(測定値α用)
51c 測定値入力部(測定値β用)
51d 測定値入力部(測定値β用)
52 解析実行ボタン
53 戻るボタン
60 評価結果表示画面
61 コメント表示部
62 イメージ画像表示部
62a 押し手周辺区画
62b 引き手周辺区画
62c 軸足周辺区画
62d 踏み出し足周辺区画
63 戻るボタン
70 ログイン画面
71 ユーザーID入力部
72 パスワード入力部
73 ログインボタン
74 キャンセルボタン
100 メディシンボール
101 内蔵センサ
201 押し手
202 引き手

Claims (5)

  1. 対象の野球選手について実施した身体能力の測定結果に基づいて当該野球選手を解析する野球選手解析プログラムであって、
    当該野球選手の押し手の強さを示す測定値αと、当該野球選手の引き手の強さを示す測定値αとに基づいて、
    及び/又は、
    当該野球選手の軸足の強さを示す測定値βと、当該野球選手の踏み出し足の強さを示す測定値βとに基づいて
    当該野球選手を解析するものとされた
    ことを特徴とする野球選手解析プログラム。
  2. 測定値αが、両手で持った重量物を身体の前側で押し手側から引き手側に投げる際に前記重量物で検知された仕事率のピーク値であり、
    測定値αが、両手で持った重量物を身体の前側で押し手側から引き手側に投げる際に前記重量物で検知された速さのピーク値である
    請求項1記載の野球選手解析プログラム。
  3. 測定値βが、軸足のみで繰り返しジャンプした際のジャンプ高さを接地時間で除した値であり、
    測定値βが、踏み出し足のみで繰り返しジャンプした際のジャンプ高さを接地時間で除した値である
    請求項1又は2記載の野球選手解析プログラム。
  4. 測定値α及び測定値αをそれぞれの基準値と比較することで、当該野球選手の測定値α及び測定値αに、それぞれ規格化された評価値α’及び評価値α’を割り当てるとともに、測定値β及び測定値βをそれぞれの基準値と比較することで、当該野球選手の測定値β及び測定値βに、それぞれ規格化された評価値β’及び評価値β’を割り当てる評価値割り当て手段と、
    評価値α’と評価値α’とを比較することで、当該野球選手の上半身の左右バランスを評価する上半身バランス評価手段と、
    評価値β’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の下半身の左右バランスを評価する下半身バランス評価手段と、
    評価値α’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の押し手側の上下バランスを評価する押し手側バランス評価手段と、
    評価値α’と評価値β’とを比較することで、当該野球選手の引き手側の上下バランスを評価する引き手側バランス評価手段と
    を備えた請求項1〜3いずれか記載の野球選手解析プログラム。
  5. 野球選手の身体を、押し手周辺区画、引き手周辺区画、軸足周辺区画及び踏み出し足周辺区画に区画したイメージ画像を生成するとともに、前記イメージ画像における、押し手周辺区画、引き手周辺区画、軸足周辺区画及び踏み出し足周辺区画のそれぞれを、評価値α’、評価値α’、評価値β’及び評価値β’に対応して色付けするイメージ画像生成手段を備えた
    請求項4記載の野球選手解析プログラム。
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