JP2020005768A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の第1特別図柄及び第2特別図柄が同時変動可能なパチンコ機においても、遊技の面白味を高める演出として、変動回数目限定の特別演出表示を実施可能とする構成が望まれている。
そこで本発明は、前記事情に鑑み、第1特別図柄及び第2特別図柄の同時変動が実施可能な構成で、好適な状況であることを条件に所定の変動回数目限定の演出表示を実行することができ、遊技の興趣が豊かな弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
前記第1の発射強度よりも強い第2の発射強度で遊技球を発射した際に遊技球が流下する第2の遊技領域と、
前記第1の遊技領域に配置された第1始動口と、
前記第2の遊技領域に配置された第2始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に起因して第1の当否判定を実施する第1当否判定手段と、
前記第1の当否判定に伴い第1特別図柄を変動表示し、後に第1特別図柄を確定表示して前記当否判定の結果を報知する第1特別図柄表示装置と、
前記第2始動口への遊技球の入球に起因して第2の当否判定を実施する第2当否判定手段と、
前記第2の当否判定に伴い第2特別図柄を変動表示し、後に第2特別図柄を確定表示して前記当否判定の結果を報知する第2特別図柄表示装置と、
平均変動時間が異なる変動テーブルを複数備え、前記第1の当否判定に伴い変動する第1特別図柄の変動時間及び前記第2の当否判定に伴い変動する第2特別図柄の変動時間を選択するための変動テーブルを設定する変動テーブル設定手段と、
前記第1の当否判定の結果又は前記第2の当否判定の結果に応じて賞球の獲得に有利な特別遊技を実施する特別遊技制御手段と、を備え、
前記第1の当否判定に伴い変動する第1特別図柄と前記第2の当否判定に伴い変動する第2特別図柄との同時変動が可能な弾球遊技機において、
前記同時変動のときに、遊技状況に応じて、第1特別図柄又は第2特別図柄の何れか一方に対応した疑似演出表示を実施可能な演出図柄表示装置と、
第1特別図柄及び第2特別図柄の変動回数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された変動回数が予め設定された特定の変動回数目に達したか否かを判定する変動回数判定手段と、を備え、
前記変動テーブル設定手段は、前記変動回数判定手段により第1特別図柄及び第2特別図柄の変動回数が前記特定の変動回数目と判定され、且つ前記疑似演出表示が対応している特別図柄の変動である場合には、該特別図柄の変動時間を選択するための変動テーブルを、前記特定の変動回数目に達する前の変動テーブルとは平均変動時間が異なる特定変動テーブルに変更することを特徴とする。
演出内容が異なる演出モードを複数備え、第1特別図柄又は第2特別図柄の変動に応じた疑似演出表示の演出モードを設定する演出モード設定手段を備え、
前記演出モード設定手段は、前記特定の変動回数目の変動で且つ前記変動テーブル設定手段により変動テーブルが前記特定変動テーブルに変更されたときに、当該特定変動テーブルに応じて特別演出モードを設定することを特徴とする。
これによれば、特定の変動回数目が、疑似演出表示が対応している特別図柄の変動であるか否か確実に判定することができ、変動テーブルを特定変動テーブルに変更することができる。
これによれば、計数手段により計数された変動回数が特定の変動回数にとなる前に、疑似演出表示が対応している特別図柄の変動が最大保留記憶数に亘って連続して発生することで、特定の変動回数が確実に疑似演出表示が対応している特別図柄の変動となると特定できる。
本発明を適用した弾球遊技機たるパチンコ機1を説明する。図1に示すように、パチンコ機1は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11及び図略の内枠が開閉可能に設けてある。尚、これら前枠11及び前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放可能である。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
また左打ち遊技領域Lには複数の一般入賞口27が配置されている。
尚、遊技盤2の右下端部には、レール201の外部に配置された状態報知部において、第1特図表示装置28A(特許請求の範囲に記載の第1特別図柄表示装置に相当)、第1特図保留数表示装置281、第2特図表示装置28B(特許請求の範囲に記載の第2特別図柄表示装置に相当)、普通図柄表示装置29及び普図保留数表示装置291が配置されている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図4では発射制御装置44が描かれていないが、電源基板45の裏側に設けられている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41には、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンクが空状態になったことを検出する球切れスイッチ520の検出信号が入力される。また払出制御装置41には、遊技球が払い出されたことを検出する払出スイッチ522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯スイッチ523等の検出信号が入力される。また主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を駆動させて遊技球の払い出しを行う。また、払出制御装置41は、CRユニット端子板535を介してCRユニットCRと電気的に接続され、CRユニットCRからの貸出要求信号に応じて払出モータ521を駆動させて貸球の払い出しを行う。この場合、球貸スイッチ171が操作されることにより精算表示装置173を介して貸出要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、CRユニットCRから払出制御装置41へ貸出要求信号が発信される。一方、精算スイッチ172が操作されることにより精算表示装置173を介して精算要求の操作信号がCRユニットCRに入力され、これに応じてCRユニットCRはプリペイドカードの残高の管理及び残高の表示に関する制御を行う。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の疑似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置43は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置46を構成している。演出図柄制御装置43は、サブ統合制御装置42から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置46のLCDパネルの表示を制御する。
パチンコ機1では、第1特図、第2特図の変動及び確定表示は、遊技盤2の状態報知部に小さく表示されるだけであるので、遊技領域20の中央に設けられた演出図柄表示装置46にて第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄を用いた疑似演出表示を行い、疑似演出表示にて当否判定の結果を遊技者に報知することが行われている。例えば、疑似演出表示では、3つの疑似演出図柄を変動させ、3つの図柄が同一図柄で停止すると大当りとなるように構成されている。疑似演出表示としては2つの図柄が同じ図柄で停止するリーチ演出が実施され、残りの変動中の図柄が同じ図柄で停止するか否かで遊技者の期待感を高めることが行われている。
尚、第1特図と第2特図とが同時変動時、演出図柄表示装置46において主体となる特図の疑似演出表示を実施している状態で、表示画面の隅に小さく、他方の特図の変動開始に対応する演出表示及び他方の特図の変動終了に対応する演出表示を表示するようにしてもよい。
図6に示すように、パチンコ機1の大当り確率は第1特図及び第2特図ともに、通常確率状態では「319.7分の1」とされ、確変遊技状態では「75.3分の1」とされている。
パチンコ機1は、第1特図の当否判定では小当り判定がなされない。第2特図における小当り確率は、通常確率状態又は確変遊技状態に拘わらず「1.003分の1」とされている。
パチンコ機1は、大当りが発生し、大当り遊技を実行した直後の遊技状態が確変遊技状態となる割合(高確率状態突入率、又は確変付与率という)は第1特図、第2特図とも65%とされている。確変遊技状態は、次回の大当りが生起するまで継続される。
パチンコ機1において時短機能が付与されると、この時短状態は、第1特図及び第2特図の変動回数が50回に達するまで継続される。
通常確率状態かつ非時短状態において(通常遊技状態ともいう)、第1特図の平均変動時間は10秒に設定されている。第2特図の平均変動時間は180秒に設定されている。
通常確率状態かつ時短状態において、第1特図の平均変動時間は8秒に設定されている。尚、後述の特別演出表示を実施する場合は180秒に設定される。第2特図の平均変動時間は30秒に設定されている。
確変遊技状態かつ時短状態において、第1特図の平均変動時間は8秒に設定されている。尚、後述の特別演出表示を実施する場合は180秒に設定される。第2特図の平均変動時間は30秒に設定されている。
確変遊技状態かつ非時短状態において、第1特図の平均変動時間は8秒に設定されている。第2特図の平均変動時間は3.00秒に設定されている。
パチンコ機1は、変動テーブルとして、通常確率状態かつ非時短状態の第1特図用の平均変動時間が10秒の変動テーブル、通常確率状態かつ非時短状態の第2特図用の平均変動時間が180秒の変動テーブルを備える。また、通常確率状態かつ時短状態の第1特図用の平均変動時間が8秒の変動テーブル、通常確率状態かつ時短状態の第2特図用の平均変動時間が30秒の変動テーブルを備える。更に、確変遊技状態かつ時短状態の第1特図用の平均変動時間が8秒の変動テーブル、確変遊技状態かつ時短状態の第2特図用の平均変動時間が30秒の変動テーブルを備える。更に、確変遊技状態かつ非時短状態の第1特図用の平均変動時間が8秒の変動テーブル、確変遊技状態かつ非時短状態の第2特図用の平均変動時間が3秒の変動テーブルを備える。更にまた、通常確率状態かつ時短状態または確変遊技状態かつ非時短状態の第1特図用の平均変動時間が180秒の変動テーブル(特許請求の範囲に記載の特定変動テーブルに相当)を備える。
第2大入賞口26の賞球は、1個の入球につき「15個」に設定されている。尚、小当り遊技における第2大入賞口26の規定入賞数は「10個」に設定されている。
一般入賞口27の賞球数は1個の入球につき「10個」に設定されている。
そして、パチンコ機は、大当り遊技終了後の遊技状態が通常確率状態かつ時短状態又は確変遊技状態かつ時短状態の場合に、第1特図及び第2特図の50回目の変動において、時短状態が終了する直前のタイミングで、当該変動が主体となる第1特図(特許請求の範囲に記載の疑似演出表示が対応している特別図柄に相当)の変動であることを条件に、小当りラッシュに移行するか、又は通常遊技状態に移行するかといった遊技者の期待感を高める変動回数目限定の「特別演出表示」を実施する構成である。
図7に示すように、第1特図の大当り図柄として、「特図1_16R確変図柄」、「特図1_6R確変図柄」、「特図1_6R通常図柄」の3種類の図柄を備え、第1特図の大当り時に何れか1つの図柄が設定される。「特図1_16R確変図柄」、「特図1_6R確変図柄」、「特図1_6R通常図柄」は、大当り図柄決定用乱数に応じて、それぞれ20%、45%、35%の割合で決定される。
尚、「R」はラウンドのことであり、「通常」とは大当り遊技終了後の大当り確率が「通常確率」であることを示し、「確変」は大当り遊技終了後の大当り確率が「高確率」であることを示している。
大当り図柄が「特図1_6R確変図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。時短状態の終了に小当りラッシュを実行可能な状態となる。
大当り図柄が「特図1_6R通常図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、通常確率かつ時短状態に移行する。この場合、時短状態は、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。その後、時短状態を終了すると、通常確率状態で非時短状態である通常遊技状態に戻される。
大当り図柄が「特図2_6R確変図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。そして、第1特図及び第2特図の変動回数が50回目以降において時短が終了すると、確変状態、非時短状態となって小当りラッシュを実行可能な状態となる。
大当り図柄が「特図2_6R通常図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、通常確率かつ時短状態に移行する。この場合、時短状態は、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。その後、時短状態を終了すると、通常確率状態で非時短状態である通常遊技状態に戻される。
「演出モードA」は、大当り遊技終了後に時短状態に移行すると設定される演出モードである。そして、第1特図及び第2特図の変動回数が「49回」に達するまで継続される。「演出モードA」では、時短状態であり、左打ち遊技により第1特図始動口23への入球が有利であることを示す演出が行われる。
「演出モードB」は、大当り遊技終了後の第1特図及び第2特図の変動回数が「50回目」であり、且つ当該変動が第1特図の変動であるとことを条件に設定される演出モードである。演出モードBは、50回目以降に、小当りラッシュに移行するか否かといった、遊技者の期待感を高める「特別演出表示」を実施するモードである(特許請求の範囲に記載の特別演出モードに相当)。尚、第1特図及び第2特図の変動回数が「50回目」であり、且つ当該変動が第1特図の変動であるとことを条件に、第1特図の変動パターンを選択する変動テーブルが変更される。例えば、平均変動時間が8秒の変動テーブルから180のテーブルに変更される。そして、この変動テーブルの変動に応じて、演出モードBが設定される。
「演出モードR」は、大当り遊技終了後の遊技状態が確変遊技状態かつ時短状態であり、時短状態終了後に小当りラッシュに移行したときに設定される演出モードである。「演出モードR」は、小当りラッシュであることを示す演出を行うモードである。尚、小当りラッシュでは主体となる遊技が右打ち遊技となり、第2特図が主体となる特図である。よって「演出モードR」は、第2特図の疑似演出表示が実施されることとなる。
一方、「演出モードN」は、大当り遊技終了後の遊技状態が通常確率状態かつ時短状態であり、時短状態終了後に通常遊技状態(非確変、非時短)に移行したときに設定される演出モードである。
図9は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(処理S100〜処理S111,処理S115)と残余処理(処理S112)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始される。本処理は先ず、処理S100において最初に正常割り込みか否か判定する。この判定処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否か判定することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行してよいのか否か判定するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えてよいので、たいていが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判定であれば(処理S100:no)、処理S115において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否か判定するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
処理S107の変動パターン決定用乱数更新処理は、「0」〜「最大値」の複数の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成されている。本処理毎に「1」を加算して「最大値」を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く処理S110の各出力処理では、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44等に対して各々出力処理を実行する。更に、第1大入賞口ソレノイド510、第2大入賞口ソレノイド511、普電役物ソレノイド512等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(処理S108)により各入賞口への入球が検知されたときには賞球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を実行する。また、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を実行する。更に、パチンコ機1に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理等を実行する。
図10に示す「第1特図始動入球確認処理」は、第1特図始動口23に遊技球が入球したときに抽出される大当り決定用乱数など種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第1特図始動口23への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。本実施形態において、第1特図始動口23への入球に起因して記憶可能な保留記憶数は4個である。
肯定判定であれば(処理S200:yes)、処理S201において主制御装置40に記憶されている第1特図の保留記憶の数が満杯か否か(上限数に達しているか否か)判定する。肯定判定であれば(処理S201:yes)、リターンする。
尚、先読みコマンドは、大当りやリーチ等の可能性がある場合に、サブ統合制御装置42へ送信することが望ましい。無論、判定内容に拘わらず、サブ統合制御装置42に毎回先読みコマンドを送信する構成でもよい。先読みコマンドに応じて、サブ統合制御装置42では、演出図柄表示装置46の保留記憶図柄等に、大当りやリーチの可能性があることを示唆する先読み演出を行う。
図11に示すように「第1特図当否判定処理」は、先ず、処理S300において特別電動役物の未作動を確認して大当り遊技中又は小当り遊技中でないか否かを判定する。否定判定であれば(処理S300:no)、「第2特図当否判定処理」に移行する(図12参照)。肯定判定であれば(処理S300:yes)、処理S301において第1特図が変動停止中であるか否かを判定する。肯定判定であれば(処理S301:yes)、処理S302において第1特図の確定図柄が未表示中であるか否かを判定する。
肯定判定であれば(処理S303:yes)、処理S304において第1特図の保留記憶数を減算し、保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第1特図の保留記憶のうちで最も古い第1特図の保留記憶が当否判定の対象となる。
否定判定であれば(S310:no)、処理S312において通常確率の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
否定判定であれば(処理S313:no)、処理S314において、前記処理S311又は前記処理S312の当否判定が大当りか否かの判定を行う(特許請求の範囲に記載の第1当否判定手段に相当)。否定判定であれば(処理S314:no)、第1特図の当否判定をハズレとなし、処理S321へ移行する。
更に処理S320において第1特図表示装置28Aの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信し、「第2特図当否判定処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには第1特図の変動パターン、第1特図の当否判定の判定結果などが含まれる。尚、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
続いて処理S323において、設定された変動テーブルから、前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、ハズレ図柄の変動パターンの決定が行われる。更に処理S324においてハズレ設定処理が行われる。
その後、大当り判定時と同様に、前記処理S318及び前記処理S319が行われる。その後、「第2特図当否判定処理」へ移行する。
肯定判定であれば(処理S330:yes)、処理S331において第2特図が変動停止中であるか否かを判定する。肯定判定であれば(処理S331:yes)、処理S332において第2特図の確定図柄が未表示中であるか否かを判定する。
肯定判定であれば(処理S333:yes)、処理S334において第2特図の大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出する。抽出された各種の乱数を主制御装置40の所定の記憶領域に記憶する。これら抽出された乱数が第2特図の当否判定の対象となる。
否定判定であれば(処理S340:no)、処理S342において通常確率の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる第2特図の大当り決定用乱数とを対比して判定を行う。
否定判定であれば(処理S343:no)、処理S344において、前記処理S341又は前記処理S342の当否判定が大当りであるか否かの判定を行う(特許請求の範囲に記載の第2当否判定手段に相当)。
続いて処理S346において、第2特図の大当り図柄の変動パターン(変動時間等)を選択するための変動テーブルを設定する。次に、処理S347において、設定された変動テーブルから、前記当否判定の対象となる第2特図の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の大当り図柄の変動時間等といった変動パターンが決定される。
続く処理S350において第2特図表示装置28Bの図柄変動開始制御を行い、サブ統合制御装置42へ図柄の変動開始コマンド、図柄指定コマンドを送信する。その後、「大当り遊技処理」へ移行する。尚、前記変動開始コマンド、図柄指定コマンドには第2特図の変動パターン、第2特図の当否判定の判定結果などが含まれる。更に、構成によっては変動時間の終了を指示するための図柄確定コマンドを送ってもよい。但し、変動パターンなどで予め変動時間は指定されているため必須のものではない。
肯定判定であれば(処理S351:yes)、処理S352において、前記当否判定の対象となる第2特図の小当り図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する。
次に、処理S354において、設定された変動テーブルから、前記当否判定の対象となる第2特図の変動パターン決定用乱数に基づいて、特図の小当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。続いて小当り設定処理を行う(処理S355)。この処理では、前記決定された小当り図柄に基づき、小当り遊技の内容、演出図柄表示装置46で実行される小当り遊技の小当り開始演出の時間の設定、小当り終了演出の時間等の設定がなされる。
その後、前記処理S349及び前記処理S350を実行し、「大当り遊技処理」へ移行する。
次に、処理S358において、設定された変動テーブルから、前記当否判定の対象となる第2特図の変動パターン決定用乱数に基づいて、ハズレ図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する。次に処理S359においてハズレ設定処理を行う。
その後、前記処理S349及び前記処理S350を実行し、「大当り遊技処理」へ移行する。
肯定判定であれば(処理S364:yes)、処理S365において停止フラグを「1」にセットする。その後、「大当り遊技処理」へ移行する。
前記特図変動中断処理は、第1特図又は第2特図のうちの一方の特図(本実施例では、第2特図)が小当り図柄で確定表示されたため、変動中の他方の特図(本実施例では、第1特図)の変動を中断する処理である。更にこの処理は、当該他方の特図の変動時間の計測を停止させる処理であり、一方の特図の確定表示に基づく小当り遊技を終了すると、当該他方の特図の変動を再開する。
肯定判定であれば(処理S368:yes)、処理S369において特図変動停止処理を行う、その後、「大当り遊技処理」に移行する。
前記特図変動停止処理は、第1特図又は第2特図のうちの一方の特図が大当り図柄で確定表示されたため、変動中の他方の特図の変動をハズレ図柄で停止させる処理である。
一方、肯定判定であれば(処理S370:yes)、処理S371において第1特図表示装置28Aによる第1特図確定図柄表示又は第2特図表示装置28Bによる第2特図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ第1特図又は第2特図に対応する疑似演出図柄の確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
時短フラグは、遊技状態が時短状態にあることを示すフラグであり、セットされると(フラグの値が「1」になると)、時短状態とされる。一方、解除されると(フラグの値が「0」になると)、非時短状態とされる。
これらの処理により大当り遊技中での確変遊技状態及び時短状態に関する遊技状態を通常遊技状態にリセットする。
続く処理S378において待機フラグに「1」をセットする。尚、待機フラグとは、役物連続作動装置の作動を待機する状態にあることを示すフラグである。
肯定判定であれば(処理S379:yes)、処理S380において役物連続作動装置を作動させる。更に役物連続作動装置の作動に応じて特別電動役物を作動させる。次に処理S381において待機フラグを「0」にリセットする処理を行う。これにより、大当り遊技を開始可能な状態となり、続く処理S382の処理において大当り遊技開始処理を行なう。
肯定判定であれば(処理S385:yes)、処理S386において時短状態に移行する起因となった大当り遊技終了後の第1特図及び第2特図の変動回数を計数する処理を行う(特許請求の範囲に記載の計数手段に相当)。この場合は、変動回数は第1特図及び第2特図の変動回数を合算したものである。
肯定判定であれば(処理S387:yes)、処理S388において時短フラグを「0」にリセットする。これにより、遊技状態は非時短状態へ移行される。
尚、時短状態を継続するか否かの判定は、時短状態の継続期間をカウントする専用の時短カウンタを減算し、減算した後の時短カウンタ(時短回数)が「0」であるか否かを判定するようにしてもよい。
尚、主制御装置40からサブ統合制御装置42に状態指定コマンドを送信するタイミングは、特別図柄確定時間後となっているが、特別図柄変動開始時及び電源復旧時においても状態指定コマンドを送信する構成にしてもよい。
肯定判定であれば(処理S390:yes)、処理S391において特別電動役物の作動開始処理を行う。続く処理S392において小当り遊技開始処理を行う。この処理では、小当り遊技を開始するコマンド及び小当り遊技に係る情報(小当りのオープニング時間、開放パターン、小当りのエンディング時間等)をサブ統合制御装置42に送信する。その後、「大当り遊技処理」へ移行する。
肯定判定であれば(処理S401:yes)、処理S402において、当該変動が第1特図の変動であるか否か判定する。
否定判定であれば(処理S402:no)、処理S404において、前回までの変動に設定された変動テーブルと同等の変動テーブルを設定する。尚、大当り遊技終了後から49回目までの変動では、図示しない他のサブルーチン処理により平均変動時間が同等の変動テーブルが設定される。
肯定判定であれば(処理S601:yes)、処理S602において、変動パターンが前記処理S403で設定された特別演出表示を実施するための特別演出用変動テーブルに応じた変動パターンであるか否か判定する。
否定判定であれば(処理S602:no)、処理S604において、前回までの変動に設定された演出モードAを設定する。
図20に示すように「大当り遊技処理」では、先ず、処理S500において前記役物連続作動装置が作動中であるか否かを判定する。否定判定であれば(処理S500:no)、処理を終了して「小当り遊技処理」へ移行する。
一方、肯定判定であれば(処理S500:yes)、処理S501において第1大入賞口25が開放中であるか否かを判定する。
尚、前記処理S510及び前記処理S511が何れも否定判定であれば(処理S510:no、処理S511:no)、リターンする。
一方、前記処理S521にて否定判定であれば(処理S521:no)、処理S523の第1大入賞口開放処理により次のラウンドにおける第1大入賞口25の開放を実行してリターンする。
肯定判定であれば(処理S530:yes)、処理S531においての役物連続作動装置の作動を停止する処理を実行し、続いて処理S532において条件装置、特別電動役物の作動を停止する処理を実行する。
肯定判定であれば(処理S533:yes)、処理S534において確変遊技状態を継続する確変回数を設定する。この場合、確変遊技状態は次回の大当りまで継続するので、例えば確変回数は10000回とする。次に処理S535において確変フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に確変遊技状態が付与される。
肯定判定であれば(処理S536:yes)、処理S537において時短状態を継続する時短回数を「50回」に設定する。次に処理S538において時短フラグに「1」をセットする。これにより大当り遊技終了後に時短状態が付与される。
肯定判定であれば(処理S539:yes)、処理S540において停止フラグを「0」にリセットする。
続く処理S541において大当り終了コマンド送信の処理を実行し、この処理でサブ統合制御装置42等に大当り終了コマンドを送信する。更に処理S542において確変遊技状態や時短状態といった状態指定コマンドをサブ統合制御装置42等へ送信する。その後、リターンする(図20参照)。
肯定判定であれば(処理S550:yes)、処理S551において小当り開始演出中であるか否かを判定する。
肯定判定であれば(処理S552:yes)、処理S553において所定の開放態様にて第2大入賞口26を開放する(特許請求の範囲に記載の特別遊技制御手段に相当)。その後、リターンする。
次に処理S561において、中断フラグが「1」であるか否かを判定する。肯定判定であれば(処理S561:yes)、処理S562において中断フラグを「0」にリセットする。これにより、変動を中断していた第1特図は変動を再開する。
一方、前記処理S561にて否定判定の場合であれば(処理S561:no)、処理S563において小当り終了コマンドがサブ統合制御装置42に送信される。この後、処理S564において状態指定コマンドがサブ統合制御装置42に送信され、リターンする。これにより小当り遊技を終了する。
本発明を適用した第2実施形態のパチンコ機を説明する。本パチンコ機は、第1実施形態と同様に、大当り遊技終了後の時短状態において、その継続期限となる変動回数目に、当該変動が主体となる特図の変動(疑似演出表示が対応している特図の変動)であれば特別演出表示を実施するように構成されている。この場合、時短状態の継続期限となる変動回数目から遡って、指定回数に亘って主体となる特図が連続して変動したか否かを判定する。そして、指定回数に亘って主体となる特別図柄が連続して変動することにより、時短状態の継続期限となる変動回数目が主体となる特図の変動と見做し、当該変動において、変動テーブルを変更し、演出モードを変更することにより特別演出表示を実施する。尚、主体となる特図が連続して変動したか否かを判定する指定回数は、主体となる特図の最大保留記憶としている。
尚、本パチンコ機の基本構成は、第1実施形態のそれと同一であり、以下、第1実施形態との相違点を中心に、本実施形態のパチンコ機を説明する。また図面において、同一部材は同一符号で示す。
「演出モードA」は、大当り遊技終了後に時短状態に移行すると設定される演出モードである。そして、第1特図及び第2特図の変動回数が「45回」に達するまで継続される。「演出モードA」では、時短状態であり、左打ち遊技により第1特図始動口23への入球が有利であることを示す演出が行われる。
「演出モードC」は、大当り遊技終了後の第1特図及び第2特図の変動回数が「46回目」〜「49回目」に設定される演出モードである。「演出モードC」は、時短状態の期限までカウントダウン演出表示を実施するモードである。
「演出モードR」は、大当り遊技終了後の遊技状態が確変遊技状態かつ時短状態であり、時短状態終了後に小当りラッシュに移行したときに設定される演出モードである。「演出モードR」は、小当りラッシュであることを示す演出を行うモードである。尚、小当りラッシュでは主体となる遊技が右打ち遊技となり、第2特図が主体となる特図である。よって「演出モードR」は、第2特図の疑似演出表示が実施されることとなる。
一方、「演出モードN」は、大当り遊技終了後の遊技状態が通常確率状態かつ時短状態であり、時短状態終了後に通常遊技状態(非確変、非時短)に移行したときに設定される演出モードである。
「変動テーブル設定処理B」は、先ず、処理S430において、遊技状態が時短状態であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S400:no)、前記処理S322、前記処理S353、前記処理S357のいずれかへリターンする。
肯定判定であれば(処理S430:yes)、処理S431において、46回目の変動が第1特図の変動であったことを示す46変動クリアフラグ(図においてフラグを単にFと記載)が「1」であるか否か判定する。
否定判定であれば(処理S432:no)、処理S433において、48回目の変動が第1特図の変動であったことを示す48変動クリアフラグが「1」であるか否か判定する。
肯定判定であれば(処理S434:yes)、処理S435において46回目の変動が第1特図の変動であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S435:no)、リターンする。
肯定判定であれば(処理S435:yes)、処理S436において46変動クリアフラグに「1」をセットする。その後、リターンする。
肯定判定であれば(処理S437:yes)、処理S438において46変動クリアフラグを「0」にリセットする。
続く処理S439において47回目の変動が第1特図の変動であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S439:no)、リターンする。
肯定判定であれば(処理S439:yes)、処理S440において47変動クリアフラグに「1」をセットする。その後、リターンする。
肯定判定であれば(処理S441:yes)、処理S442において47変動クリアフラグを「0」にリセットする。
続く処理S443において48回目の変動が第1特図の変動であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S443:no)、リターンする。
肯定判定であれば(処理S443:yes)、処理S444において48変動クリアフラグに「1」をセットする。その後、リターンする。
肯定判定であれば(処理S445:yes)、処理S446において48変動クリアフラグを「0」にリセットする。
続く処理S447において49回目の変動が第1特図の変動であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S447:no)、リターンする。
肯定判定であれば(処理S447:yes)、処理S448において49変動クリアフラグに「1」をセットする。その後、リターンする。
「変動テーブル設定処理C」は、先ず、処理S460において、遊技状態が時短状態であるか否か判定する。否定判定であれば(処理S460:no)、前記処理S322、前記処理S353、前記処理S357のいずれかへリターンする。尚、これらの処理へリターンした後、図示しない他のサブルーチンにより変動テーブルが設定される。
肯定判定であれば(処理S461:yes)、処理S462において、49変動クリアフラグが「1」であるか否か判定する。
否定判定であれば(処理S462:no)、処理S464において、前回までの変動に設定された変動テーブルと同等の変動テーブルを設定する。尚、大当り遊技終了後から49回目までの変動では、図示しない他のサブルーチン処理により平均変動時間が同等の変動テーブルが設定される。
続いて、前記処理S463又は処理S464の後、処理S465において46変動内視9変動の各変動クリアフラグを「0」にリセットする。
前記処理S622にて否定判定であれば(処理S622:no)、処理S624において、前回までの変動に設定された演出モードAを設定する。
前記処理S626にて否定判定であれば(処理S626:no)、前記処理S624において、前回までの変動に設定された演出モードAを設定する。
前記処理S629にて否定判定であれば(処理S629:no)、前記処理S624において、前回までの変動に設定された演出モードAを設定する。
前記処理S632にて否定判定であれば(処理S632:no)、前記処理S624において、前回までの変動に設定された演出モードAを設定する。
例えば、カウントダウン演出表示において、時短状態の残り回数が多い46回目、47回目の変動では、残り回数画像704の表示が小さい前者の演出を行い、残り回数が少ない48回目、49回目の変動では、残り回数画像705の表示が大きい後者の演出を行いようにしてもよい。
尚、本パチンコ機は、第1特図の変動が最大保留記憶数分に亘って連続せずに第2特図の変動が発生したときには、カウントダウン演出表示を続け、50回目の変動においてもカウントダウン演出表示を実施する。
例えば、第1実施形態と同様に、図27(b)に示す達吉ラッシュ画像720を表示して、現在が小当りラッシュ中であることを遊技者に報知することが望ましい。
更にまた、時短状態の期限の変動回数に達する前、即ち、特別演出表示を行う前に、主体となる第1特図の変動が連続して発生するか否かを判定する期間を利用して、カウントダウン演出表示を実施することも可能となる。このように、カウントダウン演出表示から特別演出表示へと段階的に演出表示を行うことで、遊技者の期待感を段階的に高めることができる。
尚、本パチンコ機では、時短状態期限の変動回数直前の数回転を最大保留記憶数分としたが、保留記憶数と関係させなくてもよい。例えば10回転に設定すれば、その間をカウントダウン演出に用いることができる。
また、第1特図の変動をカウントする第1カウント手段だけでなく、同時に第2特図の変動をカウントする第2カウント手段を設けることも考えられる。その場合、第2カウント手段のカウントが「1」になると変動テーブルを変更し、変則的な打ち方により特別演出表示は行えないことを報せる特別演出無効表示を行わせることが考えられる。
更に、カウントを20回などに設定し、変則的な打ち方をした時だけ移行する変動テーブルや演出表示が行なわれるようにすることも考えられる。
変則打ちをペナルティとして、演出力の低い演出モードにするために用いても良いし、イレギュラーな変動が発生した場合に移行できる演出モードとして備えることにより、同時変動ならではの演出モードの移行契機とすることもできる。
その場合も、第1実施形態のように、時短状態期限の変動回数目が第1特図である場合に特別演出表示を選択する処理を行うようにする。変動テーブルを変更しない代わりに、いくつかの変動パターン(変動時間)に対応できるように時間の異なる特別演出表示パターンを備えておけば実施することができる。対応できない変動パターン(変動時間)の場合は特別演出表示を行わないようにすればよい。変動51回転目には遊技状態は判明するため、該演出を実施しなくても遊技者に不利益を与えることはない。
これならば、時短状態期限の変動回数目に至る前から主体である第1特図で変動していることを条件に特別演出表示を行うことができることから、第2特図が割り込んできて演出がずれてしまうことを低減させることができる。
この場合も、第1特図の変動をカウントする第1カウント手段を備えることが考えられるがその際はサブ統合制御装置42にカウント手段を備えることになる。主制御装置40は変動テーブルを変更しないためカウント手段は不要となる。
また、第1カウント手段とは異なるカウント数が設定された第2特図用の第2カウント手段を備えても良い。第1カウントが「4」に設定されているのに対して、第2カウントは「1」が設定されており、時短状態残り5回から、第2カウントがカウントした時点で第1カウントのカウント数をクリアし、演出として特別演出無効表示を選択すれば、第2特図のイレギュラーな変動により特別演出表示が行なわれないことを報せることができ、遊技者を混乱させることがない。
これに限らず、第1特図及び第2特図の大当り図柄に応じて、時短状態を付与する期間を変化させるようにしてもよい。
大当り図柄が「特図1_6R確変a図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、次回の大当りまで継続される。よって、小当りラッシュにはならない。
大当り図柄が「特図1_6R確変b図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。時短状態の終了に小当りラッシュを実行可能な状態となる。
大当り図柄が「特図1_6R通常図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、通常確率かつ時短状態に移行する。この場合、時短状態は、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。その後、時短状態を終了すると、通常確率状態で非時短状態である通常遊技状態に戻される。
大当り図柄が「特図2_6R確変a図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、次回の大当りまで継続される。よって、小当りラッシュにはならない。
大当り図柄が「特図2_6R確変b図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、確変遊技状態に移行し、次回の大当りまで継続される。また時短状態が付与され、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。そして、第1特図及び第2特図の変動回数が50回目以降において時短が終了すると、確変状態、非時短状態となって小当りラッシュを実行可能な状態となる。
大当り図柄が「特図2_6R通常図柄」に決定されると、6ラウンドの大当り遊技を行い、当該大当り遊技の終了後、通常確率かつ時短状態に移行する。この場合、時短状態は、第1特図及び第2特図の変動回数が50回になるか、その間に大当りとなるまで継続される。その後、時短状態を終了すると、通常確率状態で非時短状態である通常遊技状態に戻される。
また本発明は、発射された遊技球を遊技機内部で回収し、再び発射装置により発射すると共に、ICカードなどの記憶媒体を用いて遊技者の持ち球数をデータとして管理する封入式遊技機に適用してもよい。
Claims (1)
- 第1の発射強度で遊技球を発射した際に遊技球が流下する第1の遊技領域と、
前記第1の発射強度よりも強い第2の発射強度で遊技球を発射した際に遊技球が流下する第2の遊技領域と、
前記第1の遊技領域に配置された第1始動口と、
前記第2の遊技領域に配置された第2始動口と、
前記第1始動口への遊技球の入球に起因して第1の当否判定を実施する第1当否判定手段と、
前記第1の当否判定に伴い第1特別図柄を変動表示し、後に第1特別図柄を確定表示して前記当否判定の結果を報知する第1特別図柄表示装置と、
前記第2始動口への遊技球の入球に起因して第2の当否判定を実施する第2当否判定手段と、
前記第2の当否判定に伴い第2特別図柄を変動表示し、後に第2特別図柄を確定表示して前記当否判定の結果を報知する第2特別図柄表示装置と、
前記第1の当否判定の結果又は前記第2の当否判定の結果に応じて賞球の獲得に有利な特別遊技を実施する特別遊技制御手段と、を備え、
前記第1の当否判定に伴い変動する第1特別図柄と前記第2の当否判定に伴い変動する第2特別図柄との同時変動が可能な弾球遊技機において、
前記同時変動の状態でも遊技状況に応じて、第1特別図柄又は第2特別図柄の何れか一方に対応した疑似演出表示を実施可能な演出制御手段と、
第1特別図柄及び第2特別図柄の変動回数を計数する計数手段と、
前記計数手段により計数された変動回数が予め設定された特定の変動回数目に達したか否かを判定する変動回数判定手段と、を備え、
前記演出制御手段は、前記特定の変動回数目に至る所定変動回数前から、前記疑似演出表示が対応している特別図柄の変動が連続して前記計数手段により計数されていることを条件に特別演出表示を実施することを特徴とする弾球遊技機。
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