JP2020005112A - 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020005112A
JP2020005112A JP2018122429A JP2018122429A JP2020005112A JP 2020005112 A JP2020005112 A JP 2020005112A JP 2018122429 A JP2018122429 A JP 2018122429A JP 2018122429 A JP2018122429 A JP 2018122429A JP 2020005112 A JP2020005112 A JP 2020005112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
imaging
view
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018122429A
Other languages
English (en)
Inventor
仁司 土屋
Hitoshi Tsuchiya
仁司 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2018122429A priority Critical patent/JP2020005112A/ja
Publication of JP2020005112A publication Critical patent/JP2020005112A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】撮影視野内に主要被写体を捉えつつ、ピント状態を確認しながら撮影することができる撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラムを提供する。【解決手段】撮像装置1は、第1の画角を有する光学系101によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する撮像素子102と、撮像装置2から入力された第2の画像に対して、撮像装置2から入力された焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズ部106と、第1の画像とリサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出部107と、一致領域に基づいて、第1の画像に画像処理を行う画像処理部108と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、被写体を撮像することによって画像データを生成する撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラムに関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置において、超望遠撮影を行う場合、主要被写体を撮影視野内で捉えるため、光学焦準装置等のドットサイトを設けることによって、主要被写体を撮影視野内で容易に捉えることができる技術が知られている(特許文献1参照)。この技術によれば、本体部に光束を発する光源部を設けるとともに、この光源部が発した光束を本体部の背面側に向けて反射するとともに、撮影視野からの光を透過する反射光学素子を本体部からポップアップする脚部に設け、ドットサイトの起動時に、反射光学素子を本体部から遠ざかる方向であって、撮像光学系の光軸と直交する方向へ移動させることで、撮影視野の中心をポインタで示すことによって、超望遠撮影で主要被写体がフレームアウトした場合であっても、撮影視野に主要被写体を瞬時に捉えることができる。
特開2014−224977号公報
ところで、上述した特許文献1では、ドットサイトを用いて撮影視野内に主要被写体を捉えるのみであるので、撮像装置のフォーカス状態を確認することができない。この理由より、ユーザが所望する位置にピントがあっていない状態で撮影してしまうという問題点があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、撮影視野内に主要被写体を捉えつつ、ピント状態を確認しながら撮影することができる撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る撮像装置は、第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで、第1の画像を生成する撮像部と、前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって、第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された、第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズ部と、前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出部と、前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理部と、を備える。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記画像処理部は、前記第1の画像に対して、前記一致領域を中心とする画角領域であって、前記リサイズ画像の画角領域よりも広角な画角領域の抽出を行って表示部へ出力する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記撮像部によって順次生成された前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、前記リサイズ画像と前記バッファ部が保持する複数フレームの前記第1の画像とに基づいて、前記外部機器と前記撮像部との撮像タイミングのフレーム遅延を算出する算出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記フレーム遅延に基づいて、前記バッファ部が保持する複数フレームのいずれか一つの前記第1の画像に対して、前記一致領域に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記算出部は、前記一致領域における前記複数フレームの各々の前記第1の画像と前記リサイズ画像との一致度が最も高いフレームを、前記リサイズ画像と撮影タイミングが一致する一致フレームと算出し、前記画像処理部は、前記算出部が算出した前記一致フレームの前記第1の画像に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記算出部は、前記一致フレームの時間的に前となる先行フレームの少なくとも1フレームと、時間的に後となる後続フレームの少なくとも1フレームの前記第1の画像に対して、前記一致度をさらに算出する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記外部機器から入力された前記外部機器のフォーカス状態を示すフォーカス情報に基づいて、前記画像処理部が前記表示部へ出力する表示画像上に、前記外部機器のフォーカス状態を示す情報を重畳する重畳部をさらに備える。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記外部機器から入力された前記外部機器のフォーカス状態を示すフォーカス情報に基づいて、前記画像処理部が前記表示部へ出力する表示画像上に、前記外部機器のフォーカス状態を示す情報を重畳する重畳部をさらに備える。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記リサイズ画像に基づいて、前記外部機器のピント情報を評価する画像評価部をさらに備え、前記画像処理部は、前記画像評価部によって評価された評価結果を、前記ピント情報に対応して、合焦状態を視認可能な画像データに置き換えて前記第1の画像に合成する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記画像評価部は、前記リサイズ画像に対して、エッジを抽出することによって前記ピント情報を評価し、前記画像処理部は、前記エッジを特定の色情報に置き換えて、前記第1の画像に合成する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記画像処理部は、前記第1の画像における前記一致領域に、前記第1の画像と前記リサイズ画像とを所定の比率で合成して前記表示部へ出力する。
また、本開示に係る撮像装置は、上記開示において、前記画像処理部は、前記一致領域の中心から外縁に向けて前記第1の画像に対する前記リサイズ画像の比率を徐々に小さくすることによって前記第1の画像に前記リサイズ画像を合成する。
また、本開示に係る撮像システムは、第1の画角を有する第1の光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する第1の撮像装置と、前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角を有する第2の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像することによって第2の画像を生成する第2の撮像装置と、前記第2の画像に対して、前記第2の撮像装置から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズ部と、前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出部と、前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理部と、を備える。
また、本開示に係る撮像システムは、上記開示において、前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、前記リサイズ画像と前記バッファ部が保持する複数フレームの前記第1の画像とに基づいて、前記第1の撮像装置と前記第2の撮像装置との撮像タイミングのフレーム遅延を算出する算出部と、をさらに備え、前記画像処理部は、前記フレーム遅延に基づいて、前記バッファ部が保持する複数フレームのいずれか一つの前記第1の画像に対して、前記一致領域に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する。
また、本開示に係る撮像システムは、上記開示において、前記第1の撮像装置は、前記第2の撮像装置に対して着脱自在である。
また、本開示に係る撮像システムは、上記開示において、前記第2の撮像装置は、前記第2の画角の光学系と、前記第1の撮像装置が着脱自在に装着される固定部材と、を有するレンズ装置と、前記レンズ装置が着脱自在に装着される本体部と、を備える。
また、本開示に係る撮像システムは、上記開示において、前記第1の撮像装置は、前記第1の光学系を光軸方向に沿って移動させる駆動部と、前記焦点距離に基づいて、前記駆動部を制御することによって前記第1の光学系の画角の変更を制御する変倍制御部と、を備える。
また、本開示に係る撮像システムは、上記開示において、前記第1の撮像装置は、前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、前記第1の画像を記録する記録部と、前記第2の撮像装置が撮影を行ったことを示す信号を前記第2の撮像装置から受信した場合、前記第1の画像を前記記録部に記録するとともに、前記バッファ部が保持する前記複数フレームのうち、前記記録部に記録する前記第1の画像を基準に所定の時間内の前記第1の画像を前記記録部に記録する書き込み制御部と、を備える。
また、本開示に係る撮像方法は、撮像装置が実行する撮像方法であって、撮像装置が実行する撮像方法であって、第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する撮像ステップと、前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズステップと、前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出ステップと、前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理ステップと、を含む。
また、本開示に係るプログラムは、第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する撮像ステップと、前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズステップと、前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出ステップと、前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理ステップと、を実行させる。
本発明によれば、撮影視野内に主要被写体を捉えつつ、ピント状態を確認しながら撮影することができるという効果を奏する。
図1は、本開示の実施の形態1に係る撮像システムの概要を示す概略図である。 図2は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示す模式図である。 図3は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図4は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、本開示の実施の形態1に係る撮像装置が実行する処理の概要を模式的に説明する図である。 図6Aは、本開示の実施の形態1に係る撮像装置が表示する画像の一例を示す図である。 図6Bは、本開示の実施の形態1に係る撮像装置が表示する画像の一例を示す図である。 図6Cは、本開示の実施の形態1に係る撮像装置が表示する画像の一例を示す図である。 図7は、本開示の実施の形態2に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図8Aは、フレーム遅延を考慮することなく合成表示した際の一例を示す図である。 図8Bは、フレーム遅延を考慮した合成表示した際の一例を示す図である。 図9は、本開示の実施の形態2に係る撮像装置が備える算出部がフレーム遅延を算出する算出方法を模式的に説明する図である。 図10は、本開示の実施の形態2に係る撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図11Aは、本開示の実施の形態2に係る撮像装置によって前ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図11Bは、本開示の実施の形態2に係る撮像装置によって主被写体にピントがあった状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図11Cは、本開示の実施の形態2に係る撮像装置によって後ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図12は、本開示の実施の形態3に係る撮像装置によって撮像された画像の一例を示す図である。 図13Aは、本開示の実施の形態3に係る撮像装置によって前ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図13Bは、本開示の実施の形態3に係る撮像装置によって主被写体にピントがあった状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図13Cは、本開示の実施の形態3に係る撮像装置によって後ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。 図14Aは、図12の画像データに図13の画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。 図14Bは、図12の画像データに図143Bの画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。 図14Cは、図12の画像データに図13Cの画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。 図15は、本開示の実施の形態4に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図16は、本開示の実施の形態4に係る撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図17は、リサイズ画像の一例を示す図である。 図18は、リサイズ画像に対するエッジ抽出を模式的に示す図である。 図19は、本開示の実施の形態4に係る撮像装置が表示する画像の一例を示す図である。 図20は、本開示の実施の形態5に係る撮像システムの概要を示す概略図である。 図21は、本開示の実施の形態5に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図22は、本開示の実施の形態5に係る撮像装置の概略構成を示す模式図である。 図23は、図21の制御部の機能構成を示すブロック図である。 図24は、本開示の実施の形態5の変形例1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図25は、本実施の形態5の変形例2に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものでない。また、以下の説明において参照する各部は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものでない。
(実施の形態1)
〔撮像システムの概要〕
図1は、実施の形態1に係る撮像システムの概要を示す概略図である。図1に示す撮像システム100は、撮像装置1(第1の撮像装置)と、撮像装置2(第2の撮像装置)と、を備える。撮像装置1は、第1の画角を有する光学系によって第1の撮像視野を撮像することで撮像装置2の撮影を補助する。撮像装置2(以下、単に「メインカメラ2」という)は、撮像装置1(以下、単「サブカメラ1」という)がホットシューまたはアクセサリポートに対して着脱自在に接続され、サブカメラ1と異なる第2の画角の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影視野を撮像する。なお、メインカメラ2は、画角が異なるレンズ装置が着脱自在に接続されるレンズ交換式デジタルカメラまたは所定の画角のレンズが一体的に形成されたデジタルカメラであっても適用することができる。なお、以下においては、メインカメラ2の構成を説明した後に、サブカメラ1の構成を説明する。
〔メインカメラの構成〕
図2は、メインカメラ2の概略構成を示す模式図である。図2に示すメインカメラ2は、光学系20と、焦点距離検出部21と、撮像素子22と、制御部23と、通信部24と、映像出力部25と、ホットシュー26と、電子ビーファインダ27(以下、単に「EVF27」という)と、を備える。
光学系20は、サブカメラ1が撮影する第1の撮影視野の一部である第2の撮影視野であって、第1の撮影視野より狭い第2の撮影視野を撮像素子22の受光面に像を結像する。光学系20は、1個または複数のレンズ等を用いて構成される。光学系20は、サブカメラ1の第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角を有する。例えば、光学系20は、35mm換算で300mm以上の焦点距離(例えば対角画角8.25°)を有する。より具体的には、光学系20は、焦点距離を変更することができ、例えば35mm換算で24mm〜300mmの間で焦点距離を変更することができるズーム光学系または300mmの焦点距離のみの単焦点であってもよい。
焦点距離検出部21は、光学系20の焦点距離を検出し、この検出結果を制御部23へ出力する。焦点距離検出部21は、例えば光カプラ、ホール素子およびエンコーダ等を用いて構成される。
撮像素子22は、制御部23の制御のもと、光学系20が結像した像を光電変換することによって画像データ(以下、単に「第2の画像」という)を生成し、この第2の画像を制御部23へ出力する。撮像素子22は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサを用いて構成される。
制御部23は、メインカメラ2を構成する各部を制御する。制御部23は、CPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processing)およびASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成される。また、制御部23は、撮像素子22から画像データを取得し、取得した第2の画像をEVF27の表示フォーマットに変換を行うことによって出力する。さらに、制御部23は、図示しない操作部の操作に応じて、撮像素子22に静止画撮影を実行させる。さらにまた、制御部23は、撮影時に光学系20のフォーカス状態を調整する制御を行う。
通信部24は、制御部23の制御のもと、ホットシュー26を経由してサブカメラ1と双方向に所定の規格通信に従ってシリアル通信を行う。具体的には、通信部24は、制御部23の制御のもと、制御部23から入力された焦点距離に関する焦点距離情報および主要被写体に対する光学系20のフォーカス状態に関するフォーカス情報を、ホットシュー26を経由してサブカメラ1へシリアル通信を行う。通信部24は、通信モジュール等を用いて構成される。
映像出力部25は、制御部23の制御のもと、ホットシュー26を経由してサブカメラ1へ撮像素子22によって生成された第2の画像を出力する。映像出力部25は、例えば映像インターフェースを用いて構成される。
ホットシュー26は、サブカメラ1が着脱自在に装着される。ホットシュー26は、通信部24から入力された各種の情報をサブカメラ1へ伝送するとともに、映像出力部25から入力された画像データをサブカメラ1へ伝送する。また、ホットシュー26は、サブカメラ1から入力された各種の情報を通信部24へ伝送する。さらに、ホットシュー26は、図示しない電源からサブカメラ1へ電力を供給してもよい。
EVF27は、制御部23の制御のもと、撮像素子22によって生成された第2の画像およびメインカメラ2に関する各種情報を表示する。EVF27は、例えば液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルを用いて構成される。
〔サブカメラの構成〕
次に、サブカメラ1の構成について説明する。図3は、サブカメラ1の機能構成を示すブロック図である。図3に示すサブカメラ1は、光学系101と、撮像素子102と、読み出し部103と、シリアル通信入力部104(以下、「SIO部104」という)と、映像入力部105と、リサイズ部106と、検出部107と、画像処理部108と、OSD109と、EVF110と、を備える。
光学系101は、第1の撮影領域を撮像素子102の受光面に像を結像する。光学系101は、1個または複数のレンズ等を用いて構成される。光学系101は、メインカメラ2の光学系20よりも短い焦点距離を有する。例えば光学系101は、例えば35mm換算で100mmの焦点距離を有する(例えば24.5°)。より具体的には、光学系101は、メインカメラ2の光学系20より2倍以上の画角を有する。
撮像素子102は、光学系101が結像した像を光電変換することによって画像データ(以下、単に「第1の画像」という)を生成する。撮像素子102は、例えばCMOSやCCD等のイメージセンサを用いて構成される。また、撮像素子102は、メインカメラ2の撮像素子22の撮像面よりも小さい撮像面を有する。このため、撮像素子102によって生成される第1の画像は、被写体深度が撮像素子22よりも深い。そして、第1の画像を、パンフォーカス画像とする。即ち、光学系101が結像する像は、撮像素子102の受光面のほぼ全域においてピントがあった像が結像される。
読み出し部103は、撮像素子102から第1の画像を読み出し、この読み出した第1の画像を検出部107および画像処理部108へ出力する。読み出し部103は、例えば水平走査回路、垂直走査回路、タイミングジェネレータおよびA/D変換回路等を用いて構成される。
SIO部104は、メインカメラ2からメインカメラ2の焦点距離情報およびフォーカス情報等の入力を受け付け、この受け付けた焦点距離情報およびフォーカス情報等をリサイズ部106へ出力する。
映像入力部105は、メインカメラ2から第2の画像の入力を受け付け、この受け付けた第2の画像をリサイズ部106へ出力する。ここで、第2の画像は、例えばHDMI(登録商標)等がある。さらに、第2の画像には、水平同期信号および垂直同期信号が含まれる。
リサイズ部106は、映像入力部105から入力されたメインカメラ2の第2の画像に対して、SIO部104から入力されたメインカメラ2の焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像データ(以下、単に「リサイズ画像」という)を生成する。そして、リサイズ部106は、リサイズ画像を検出部107へ出力する。具体的には、まず、リサイズ部106は、SIO部104から入力されたメインカメラ2の焦点距離情報に基づいて、映像入力部105から入力された第2の画像のリサイズ率を算出する。続いて、リサイズ部106は、リサイズ率に基づいて映像入力部105から入力された第2の画像に対してリサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成する。例えば、リサイズ部106は、光学系101の焦点距離が35mm換算で100mmであり、画角が24.4°である場合において、メインカメラ2の焦点距離が35mm換算で300mmであり、画角が8.25°であるとき、以下の式(1)により、リサイズ率(33.8%)を算出する。
リサイズ率=メインカメラ2の画角/サブカメラ1の画角 ・・・(1)
検出部107は、読み出し部103から入力された第1の画像とリサイズ部106から入力されたリサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出し、この検出結果を画像処理部108へ出力する。具体的には、検出部107は、周知のブロックマッチングおよび相関係数等の周知の技術を用いて、第1の画像とリサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出し、この検出結果(例えば画像上の座標)を画像処理部108へ出力する。ここで、相関としては、一致度に基づいて適宜設定することができるが、一致領域は、第1の画像から1つ指示するため、相関が最も高い値の領域としてもよい。
画像処理部108は、検出部107から入力された一致領域に基づいて、第1の画像に対して画像処理を行う。具体的には、画像処理部108は、第1の画像に対して、検出部107から入力された一致領域を中心とする画角領域であって、リサイズ画像の画角領域よりも広角な表示領域を抽出するトリミング処理を行うことによって、EVF110に表示する表示画像データを生成する。画像処理部108は、表示画像データをOSD109へ出力する。ここで、表示領域としては、適宜設定することができ、例えばメインカメラ2の画角の2倍として固定して設定してもよい。
OSD109は、画像処理部108から入力された表示画像データに対応する表示画像上に、検出部107によって検出された一致領域に対応する表示領域にメインカメラ2の撮影視野であることを示す情報およびメインカメラ2のフォーカス状態を示すフォーカス情報を重畳してEVF110へ出力する。なお、上述したリサイズ部106、検出部107、画像処理部108およびOSD109は、例えばFPGA、ASIC、DSPおよびメモリ等を用いて構成され、メモリに記録されたプログラムを実行することで、各機能を発揮するように構成するようにしてもよい。
EVF110は、OSD109から入力された表示画像データに対応する表示画像を表示するとともに、表示画像上に重畳されたメインカメラ2の撮影視野およびフォーカス情報を表示する。EVF110は、例えば液晶または有機EL等を用いて構成される。
〔サブカメラの処理〕
次に、サブカメラ1が実行する処理について説明する。図4は、サブカメラ1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。図5は、サブカメラ1が実行する処理の概要を模式的に説明する図である。図5において、図5の(a)がサブカメラ1によって生成される画像の一例を示し、図5の(b)がメインカメラ2によって生成される画像の一例を示す。
図4に示すように、まず、撮像素子102は、撮像を行う(ステップS10)。続いて、リサイズ部106は、SIO部104から入力されたメインカメラ2の焦点距離情報を取得し(ステップS11)、SIO部104から入力されたメインカメラ2の焦点距離情報に基づいて、映像入力部105から入力される第2の画像のリサイズ率を算出する(ステップS12)。
続いて、リサイズ部106は、映像入力部105から入力されたメインカメラ2の第2の画像を取得し(ステップS13)、上述したステップS12で算出したリサイズ率に基づいて、第2の画像のリサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成する(ステップS14)。具体的には、リサイズ部106は、図5(b)に示すように、メインカメラ2によって生成された画像Pm1に対して、上述したステップS12で算出したリサイズ率に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像Pm2を生成する。
その後、検出部107は、読み出し部103から入力された第1の画像と、リサイズ部106から入力されたリサイズ画像とが一致する撮影視野である一致領域を検出する(ステップS15)。
続いて、画像処理部108は、撮像素子102によって生成された画像データに対して、検出部107から入力された一致領域を中心とする画角領域であって、リサイズ画像の画角領域よりも広角な画角領域を表示する表示領域に決定し(ステップS16)、第1の画像においてステップS16で決定した表示領域に対して、トリミング処理を行うことによって、EVF110において表示する表示画像データに対応する表示画像を生成する(ステップS17)。具体的には、図5に示すように、画像処理部108は、撮像素子102によって生成された第1の画像に対応する画像Ps1に対して、検出部107から入力された一致領域R1が画像Ps1の中心とする画角領域であって、リサイズ画像Pm2の画角領域よりも広角な画角領域を表示する表示領域F1として決定する。
その後、OSD109は、画像処理部108から入力された表示画像データに対応する表示画像上に、検出部107が検出した一致領域に対応する表示領域にメインカメラ2の撮影視野であることを示す情報およびメインカメラ2のフォーカス状態を示すフォーカス情報を重畳してEVF110へ出力する(ステップS18)。具体的には、図5に示すように、OSD109は、画像処理部108から入力された表示画像データに対応する表示画像Ps2上に、検出部107が検出した一致領域に対応する表示領域にメインカメラ2の撮影視野であることを示す情報R1およびメインカメラ2のフォーカス状態を示すフォーカス情報を重畳してEVF110へ出力する。
続いて、EVF110は、OSD109から入力された表示画像データに対応する表示画像を表示する(ステップS18)。この場合、図6A〜図6Cに示すように、EVF110は、OSD109がメインカメラ2のフォーカス状態を示すフォーカス情報に基づいて、識別可能な状態で情報R1の表示態様が変更した表示画像Ps2を表示する。例えば、OSD109は、メインカメラ2が合焦前では、図6Aに示すように情報R1をグレー(ハッチングで表現)で重畳し、メインカメラ2が合焦状態になった場合、図6Bに示すように情報R1を緑色で重畳し、メインカメラ2が主要被写体に対するピントが外れた場合、図6Cに示すように、情報R1を赤色で重畳してEVF110に表示させる。もちろん、サブカメラ1は、表示の変更以外にもと、音声、文字および図形等によってメインカメラ2の主要被写体に対するピント状態を出力してもよい。
その後、メインカメラ2の電源が停止することにより、終了する場合(ステップS19:Yes)、サブカメラ1は、本処理を終了する。これに対して、メインカメラ2の電源が停止することなく、終了しない場合(ステップS19:No)、サブカメラ1は、ステップS10へ戻る。
以上説明した実施の形態1によれば、サブカメラ1で撮影した広い画角の第1の画像内にメインカメラ2の第2の撮影視野が中心となるようにEVF110に表示させることによって、超望遠でも被写体を見失うことを防止できるので、ドットサイトと同等の効果を得ることができるとともに、ドットサイト等で行う初期調整の作業を行う必要がなく、サブカメラ1をメインカメラ2に装着するだけで、すぐに撮影を行うことができる。
また、実施の形態1によれば、交換レンズを交換したり、ズーム倍率を変更したりしても、一定の広さの画角が自動で得られるので、毎回調整をする手間を省略することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、上述した実施の形態1に係るサブカメラ1と構成が異なり、無線接続によってサブカメラとメインカメラとを接続するとともに、実行する処理が異なる。以下においては、実施の形態2に係るサブカメラの構成を説明後、実施の形態2に係るサブカメラが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像システム100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔サブカメラの処理〕
図7は、実施の形態2に係るサブカメラの機能構成を示すブロック図である。図7に示すサブカメラ1Aは、上述した実施の形態1に係るサブカメラ1のSIO部104および映像入力部105および画像処理部108に換えて、メインカメラ2と通信を行う通信部111および画像処理部108Aを備える。さらに、サブカメラ1Aは、バッファ部112と、算出部113と、画像合成部114と、をさらに備える。
通信部111は、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線通信規格に従って、メインカメラ2と双方向に無線通信を行う。通信部111は、メインカメラ2によって生成された画像データ(第2の画像)、メインカメラ2の焦点距離情報およびメインカメラ2のフォーカス情報を受信する。通信部111は、例えばWi−FiモジュールおよびBluetoothモジュール等を用いて構成される。なお、通信部111は、複数の通信モジュールを用いて構成し、例えば画像データをWi−Fiで通信し、その他の情報、例えば焦点距離情報およびフォーカス情報をBluetoothで通信するようにしてもよい。
バッファ部112は、読み出し部103が撮像素子102から読み出した画像データを複数フレーム保持する。バッファ部112は、例えばFIFO(First-In First-On)を用いて構成される。バッファ部112は、算出部113からの要求に応じて、保持する複数フレームの画像データを検出部107および算出部113へ出力する。
算出部113は、リサイズ部106によって生成されたリサイズ画像とバッファ部112が保持する複数フレームの第1の画像とに基づいて、メインカメラ2によって生成された第2の画像と撮像素子102によって生成された第1の画像の撮影タイミングのフレーム遅延を算出する。具体的には、算出部113は、検出部107によって検出された一致領域における複数フレームの各々の画像データ(第1の画像)とリサイズ画像との一致度が最も高いフレームを、リサイズ画像の撮影タイミングが一致する一致フレームとして算出する。なお、算出部113は、一致度を周知のブロックマッチングまたは相関演算等によって算出する。
画像処理部108Aは、FPGA、ASICおよびDSP等を用いて構成される。画像処理部108Aは、第1の画像とリサイズ画像とを合成する画像合成部114と、画像合成部114によって生成された合成画像からEVF110が表示する表示領域を抽出するトリミング部115と、を有する。
画像合成部114と、トリミング部115と、を有する。画像合成部114は、算出部113が検出したフレーム遅延に基づいて、バッファ部112が保持する複数フレームのいずれか一つの第1の画像に対して、リサイズ画像を合成してからトリミング部115へ出力する。
トリミング部115は、検出部107から入力された一致領域に基づいて、画像合成部114から入力される合成画像に対して画像処理を行う。具体的には、画像処理部108は、合成画像に対して、検出部107から入力された一致領域を中心とする画角領域であって、リサイズ画像の画角領域よりも広角な表示領域を抽出するトリミング処理を行うことによって、EVF110において表示する表示画像データを生成する。画像処理部108は、表示画像データをOSD109へ出力する。
〔サブカメラの合成方法の概要〕
次に、サブカメラ1Aが実行する合成方法の概要について説明する。図8Aは、フレーム遅延を考慮することなく合成表示した際の一例を示す図である。図8Bは、フレーム遅延を考慮した合成表示した際の一例を示す図である。なお、図8Aおよび図8Bにおいては、主要被写体として接近する車を追いかけながらフレーミングする状況下について説明する。また、図8Aおよび図8Bにおいて、時間T1〜時間T5は、EVF110の表示フレームに対応した時間であり、時間T1が最も古い表示フレームの時間に対応し、時間T5が最新の表示フレームの時間に対応する。また、図8Aの(a)および図8Bの(a)における画像FS1〜画像FS5は、サブカメラ1Aによって順次生成された複数の画像データ(第1の画像)の各々に対応する画像を示す。さらに、図8Aの(b)および図8Bの(b)における画像FM1〜画像FM5は、メインカメラ2によって順次生成された複数の画像データ(第2の画像)の各々に対応する画像を示す。さらにまた、図8Aの(c)および図8Bの(c)における画像FA1〜画像FA5または画像FD1〜画像FD5は、各表示フレームの時間T1〜時間T5において、サブカメラ1Aの画像FS1〜画像FS5にメインカメラ2の画像FM1〜画像FM5の各々を合成した画像を示す。
サブカメラ1Aは、通信部111が無線通信によってメインカメラ2から画像データを含む各種情報を受信しているため、通信遅延時間と通信状態の悪化によってメインカメラ2から画像データを受信するまでの遅延や画像データの取りこぼし等が発生する。
このため、図8Aの(c)に示すように、EVF110が表示する画像FA1〜画像FA5の各々には、メインカメラ2からの画像データをリサイズ処理したリサイズ画像RA1〜画像RA5の各々とサブカメラ1Aの画像FS1〜画像FS5の各々との間で時間の差(ずれ)が生じる。このため、画像FA1〜画像FA5の各々は、境界部において連続的な繋がりがなく、不自然な画像となって表示される。
これに対して、図8Bの(c)に示すように、サブカメラ1Aは、メインカメラ2からの画像データの遅延に合わせて、撮像素子102が生成した画像データの表示タイミングを遅らせて合成する。例えば、図8Bの(c)に示すように、サブカメラ1Aは、撮像素子102が生成した最新の画像FS2の一つ前の画像FS1に、メインカメラ2からの画像FM2のリサイズ画像R1を合成した合成画像FD2をEVF110に表示させる。これにより、画像FD1〜画像FD5の各々は、境界部において連続的に繋がることで、自然で滑らかなであり、違和感が無い画像となって表示される。
ここで、算出部113がフレーム遅延を算出する算出方法について説明する。図9は、算出部113がフレーム遅延を算出する算出方法を模式的に説明する図である。なお、図9においては、画像FM3は、図8Bの時間T3においてメインカメラ2によって撮像された最新の画像として説明する。
図9に示すように、算出部113は、時間T2において、サブカメラ1Aによって撮像された第1の画像FS1を合成したので、合成予定の画像が1フレーム分進んだ画像FS2となる。このため、算出部113は、画像FM3と画像FS2の視野領域R1との相関関係を評価する。さらに、算出部113は、画像FM3と前フレームの画像FS1および後フレームの画像FS3の各々の視野領域R1との相関関係を評価する。そして、算出部113は、相関が最も高いフレームの画像が撮影された時間が最も近い画像と評価し、画像合成部114が合成する合成対象として決定する。
このように、算出部113は、逐次フレーム毎に評価することで、メインカメラ2の撮影タイミングと同じ第1の画像をバッファ部112が保持する複数のフレームの中から1つの第1の画像を決定する。なお、算出部113は、メインカメラ2から送信される第2の画像が通信状況によってフレームの取りこぼしが発生する可能性があるが、この場合、相関が最も高い第1の画像を合成対象として決定してもよいし、合成対象なしと評価してもよい。このとき、画像合成部114は、合成を行わず、メインカメラ2の第2の撮影視野に対応する一致領域を、サブカメラ1Aの第1の画像とするようにして合成してもよい。
〔サブカメラの処理〕
次に、サブカメラ1Aが実行する処理について説明する。図10は、サブカメラ1Aが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図10において、まず、撮像素子102は、第1の画像を生成し(ステップS20)、バッファ部112は、読み出し部103から順次入力された第1の画像データをフレーム毎に保持する(ステップS21)。
続いて、通信部111は、メインカメラ2から各種の情報を受信する(ステップS22)。具体的には、通信部111は、メインカメラ2から第2の画像、焦点距離情報およびフォーカス情報を受信する。ステップS23〜ステップS25は、上述した図4のステップS12〜ステップS15それぞれに対応する。ステップS25の後、サブカメラ1Aは、後述するステップS26へ移行する。
ステップS26において、算出部113は、リサイズ部106によって生成されたリサイズ画像とバッファ部112が保持する複数フレームの第1の画像とに基づいて、メインカメラ2によって生成された第2の画像と撮像素子102によって生成された第1の画像の撮影タイミングの遅延フレームを算出する。具体的には、算出部113は、検出部107によって検出された一致領域における複数フレームの各々の第1の画像とリサイズ画像との一致度が最も高いフレームを、リサイズ画像の撮影タイミングが一致する一致フレームとして検出することによって遅延フレームを算出する。
続いて、画像合成部114は、算出部113が検出したフレーム遅延に基づいて、バッファ部112が保持する複数フレームのいずれか一つを第1の画像に対して、リサイズ画像を合成することによって画像処理部108へ出力する(ステップS27)。ステップS28〜ステップS31は、上述した図4のステップS16〜ステップS19それぞれに対応する。この場合、図11A〜図11Cに示すように、EVF110は、表示画像FS30〜FS32の各々における一致領域に対応するリサイズ画像FM30〜FM32であって、メインカメラ2のピント状態に応じたリサイズ画像FM30〜FM32を表示する。これにより、ユーザは、メインカメラ2のピント状態を直感的に把握することができる。
以上説明した実施の形態2によれば、メインカメラ2からの第2の画像のフレーム遅延が生じた場合であっても、画像合成部114が算出部113の算出結果に基づいて、メインカメラ2の撮影タイミングと同じタイミングで生成された第1の画像に合成するので、自然で滑らかな表示を行うことができる。
また、実施の形態2によれば、メインカメラ2から送信される第2の画像のフレーム遅延が変動した場合であっても、速やかに追従することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3に係るサブカメラは、上述した実施の形態2に係るサブカメラ1Aと同一の構成を有し、合成方法のみが異なる。具体的には、上述した実施の形態2では、メインカメラ2によって生成された画像データに対応するリサイズ画像をサブカメラ1Aによって生成された画像に合成していたが、実施の形態3では、リサイズ画像とサブカメラ1Aによって生成された画像とを所定の比率で合成する。以下においては、実施の形態3に係るサブカメラ1Aが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態2に係るサブカメラ1Aと同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔サブカメラの合成方法〕
図12は、サブカメラ1Aによって撮像された画像の一例を示す図である。図13Aは、メインカメラ2によって前ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。図13Bは、メインカメラ2によって主被写体にピントがあった状態で撮像された画像の一例を示す図である。図13Cは、メインカメラ2によって後ピン状態で撮像された画像の一例を示す図である。
図12、図13A〜図13Cに示すように、画像合成部114は、算出部113によって検出されたサブカメラ1の第1の画像に対して、リサイズ部106によって生成されたリサイズ画像を、メインカメラ2の撮影視野領域に対応する位置に所定の比率で半透過となるように合成することによって合成画像を生成する。また、画像合成部114は、リサイズ画像に対する合成比率を中心から外縁側に向けて徐々に大きくなるように合成するようにしてもよい。即ち、リサイズ画像は、中心から外縁側に行くほど透過率が上がるので、第1の画像とリサイズ画像との境界を自然で滑らかなにすることができる。
図14Aは、図12の画像データに図13の画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。図14Bは、図12の画像データに図143Bの画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。図14Cは、図12の画像データに図13Cの画像データのリサイズ画像を合成した合成画像の一例を示す図である。
図14A〜図14Cに示すように、表示部110は、サブカメラ1Aによってパンフォーカス状態で撮像された第1の画像に、半透過でメインカメラ2のピント状態(主要被写体に対する被写体深度)に応じたリサイズ画像FM10〜リサイズ画像FM30の各々が合成された合成画像FS1を表示する。この結果、ユーザは、メインカメラ2のピント状態に関わらず、主要被写体に対するピント状態を確認することができるうえ、パンフォーカス状態であるサブカメラ1Aの第1の画像のどこにピントがあっているか否かを直感的に把握することができる。
以上説明した実施の形態3によれば、メインカメラ2のピント状態に関わらず、主要被写体に対するピント状態を確認することができるうえ、パンフォーカス状態であるサブカメラ1Aの第1の画像のどこにピントがあっているか否かを直感的に把握することができる。
また、実施の形態3によれば、メインカメラ2の一致領域の中心から外縁へ向かうほどリサイズ画像の透過率が徐々上がるように合成するので、メインカメラ2の撮影領域境界の違和感を軽減することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4に係るサブカメラは、上述した実施の形態1に係るサブカメラ1と構成が異なるうえ、実行する処理が異なる。具体的には、実施の形態4は、メインカメラによって生成された画像データのリサイズ画像に対してエッジを抽出するピーキング処理を行って後に、このピーキング処理で抽出したエッジをサブカメラによって生成された画像データに合成する。なお、上述した実施の形態1,2に係るサブカメラ1,1Aと同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔サブカメラの処理〕
図15は、実施の形態4に係るサブカメラの機能構成を示すブロック図である。図15に示すサブカメラ1Bは、上述した実施の形態1に係るサブカメラ1の構成に加えて、上述した実施の形態2に係る画像処理部108Aを備えるうえ、画像評価部116をさらに備える。
画像評価部116は、リサイズ部106から入力されたリサイズ画像に対して、メインカメラ2のピントが合っている部分を抽出するエッジ抽出処理を実行する。具体的には、画像評価部116は、リサイズ画像に対して、例えばハイパスフィルタのように、高周波成分を抽出するエッジ抽出処理を行うことによってメインカメラ2のピントが合っている部分を抽出する。
〔サブカメラの処理〕
次に、サブカメラ1Bが実行する処理について説明する。図16は、サブカメラ1Bが実行する処理の概要を示すフローチャートである。図16において、ステップS40〜ステップS45は、上述した図10のステップS20〜ステップS25それぞれに対応する。
ステップS46において、画像評価部116は、リサイズ部106から入力されたリサイズ画像に対して、メインカメラ2のピントが合っている部分を抽出するエッジ抽出処理を実行する。具体的には、画像評価部116は、図17に示すリサイズ画像FR100に対して、エッジ抽出処理を実行することによって、リサイズ画像FR100においてメインカメラ2のピントが合っている部分を示すエッジ成分を抽出する(図18の画像FPP100を参照)。
続いて、画像合成部114は、画像評価部116が抽出したエッジ部分と読み出し部103から入力された画像データとを合成することによって合成画像データを生成する(ステップS47)。具体的には、図19に示すように、画像合成部114は、画像評価部116が抽出したエッジ部分と読み出し部103から入力された画像データとを合成することによって合成画像データに対応する合成画像FSP100を生成する。この場合、画像合成部114は、エッジ部分をピーキング処理で施すことによって、エッジ部分(図19では太線で表現)を強調して、読み出し部103から入力された画像データと合成する。なお、エッジ部分の強調することは、合成画像FSP100のエッジ部分を、識別をさせるための特定の色に置き換えて合成することでもよい。特定の色に置き換えて合成することは、フォーカスピーキング機能と同様の効果を得る。
ステップS48〜ステップS51は、上述した図10のステップS28〜S31それぞれに対応する。
以上説明した実施の形態4によれば、画像合成部114は、画像評価部116が抽出したエッジ部分と読み出し部103から入力された画像データとを合成することによって合成画像データを生成し、サブカメラ1Bで撮影されたパンフォーカス状態の第1の画像上にメインカメラ2の撮影視野に対応する領域に、メインカメラ2からの画像をピーキング処理した結果を重畳してEVF110に表示することによって、サブカメラ1Bのパンフォーカス画像を確認しつつ、メインカメラ2がピント位置を直感的に把握することができるので、大ボケ状態で被写体を見失うことを防止できる。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態5に係る撮像システムは、上述した実施の形態1〜4に係る撮像システムと構成が異なる具体的には、上述した実施の形態1〜4では、サブカメラがメインカメラから入力された第2の画像を用いて各種処理を行っていたが、実施の形態5では、メインカメラがサブカメラから入力された画像データを用いて各種処理を行う。なお、上述した実施の形態1〜4に係る撮像システム100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像システムの概要〕
図20は、実施の形態5に係る撮像システムの概要を示す概略図である。図20に示す撮像システム100Cは、サブカメラ1Cと、メインカメラ2Cと、を備える。サブカメラ1Cおよびメインカメラ2Cは、無線通信によって双方向に通信可能に接続される。また、サブカメラ1Cは、メインカメラ2Cのレンズ装置に設けられたフィルタ装着部に着脱自在に装着される。具体的には、サブカメラ1Cは、筒状をなし、内部に複数の溝が形成された固定部材を備える。固定部材は、レンズ装置に設けられたフィルタ装着部に装着される。
〔サブカメラの構成〕
まず、サブカメラ1Cの構成について説明する。図21は、サブカメラ1Cの機能構成を示すブロック図である。図21に示すサブカメラ1Cは、光学系101と、撮像素子102と、読み出し部103と、通信部201と、を備える。
通信部201は、Wi−FiやBluetooth等の無線通信規格に従って、メインカメラ2Cと双方向に無線通信を行う。通信部201は、サブカメラ1Cによって生成された第1の画像、フォーカス情報および焦点距離情報をメインカメラ2Cへ無線送信する。通信部201は、例えばWi−FiモジュールおよびBluetoothモジュール等を用いて構成される。
〔メインカメラの構成〕
次に、メインカメラ2Cの構成について説明する。図22は、メインカメラ2Cの概略構成を示す模式図である。図22に示すメインカメラ2Cは、交換レンズ300と、交換レンズ300が着脱自在に装着される本体部400と、を備える。
交換レンズ300は、少なくとも光学系20と、焦点距離検出部21と、を備える。交換レンズ300は、本体部400に着脱自在に装着される。
本体部400は、撮像素子22と、制御部23Cと、EVF27と、通信部28と、を備える。
制御部23Cは、メインカメラ2Cの各部を統括的に制御する。制御部23Cは、CPU、FPGA、ASIC、DSP、GPUおよびメモリ等を用いて構成される。なお、制御部23Cの詳細な構成は、後述する。
通信部28は、Wi−FiやBluetooth等の無線通信規格に従って、サブカメラ1Cと双方向に無線通信を行う。通信部28は、サブカメラ1Cによって生成された第1の画像、フォーカス情報および焦点距離情報を受信し、受信した受信結果を制御部23Cへ出力する。通信部28は、例えばWi−FiモジュールおよびBluetoothモジュール等を用いて構成される。
〔制御部の構成〕
次に、上述した制御部23Cの詳細な構成について説明する。図23は、制御部23Cの機能構成を示すブロック図である。図23に示す制御部23Cは、上述した実施の形態2のサブカメラ1Aと同一の構成を有し、読み出し部103と、リサイズ部106と、検出部107と、算出部113と、画像処理部108Aと、OSD部109と、を備える。さらに、制御部23Cは、取得部452を備える。
取得部452は、通信部28を経由してサブカメラ1Cから送信された第1の画像、フォーカス情報および焦点距離情報を取得し、取得した各種情報を各部へ出力する。
以上説明した実施の形態5によれば、メインカメラ2CのEVF27を見ながら撮影をおこなうので、通常の撮影感覚で撮影できるので、違和感が生じることを防止することができる。
また、実施の形態5によれば、サブカメラ1Cを交換レンズ300の先端に装着し、交換レンズ300とサブカメラ1Cの視差を最小とすることができるので、大口径の交換レンズ300(例えば35mm換算で600mm以上の焦点距離を有する交換レンズ)を装着した場合でも、サブカメラ1Cの撮影視野内に交換レンズ300が写り込むことを防止することができる。
(実施の形態5の変形例1)
次に、実施の形態5の変形例1について説明する。図24は、実施の形態5の変形例1に係るサブカメラの機能構成を示すブロック図である。
図24に示すサブカメラ1Dは、上述した実施の形態5に係るサブカメラ1Cの構成に加えて、変倍制御部202と、駆動部203と、を備える。
変倍制御部202は、通信部201から入力された制御信号に基づいて、駆動部203を制御することによって光学系101の焦点距離を変更する。
駆動部203は、変倍制御部202の制御のもと、光学系101を光軸に沿って移動させることで光学系101の焦点距離を変更する。駆動部203は、例えばVCMモータやステッピングモータ等を用いて構成される。
以上説明した実施の形態5の変形例1によれば、メインカメラ2Cの焦点距離に応じた画角に変更することができるので、様々なメインカメラ2Cに対応することができるとともに、表示画像の画質を向上させることができる。
(実施の形態5の変形例2)
次に、実施の形態5の変形例2について説明する。図25は、実施の形態5の変形例2に係るサブカメラの機能構成を示すブロック図である。
図25に示すサブカメラ1Eは、上述した実施の形態5に係るサブカメラ1Cの構成に加えて、バッファ部204、書き込み制御部205およびROM206をさらに備える。
バッファ部204は、読み出し部103から順次入力された第1の画像を複数フレーム保持する。
書き込み制御部205は、通信部201からメインカメラ2Cの撮影を指示する指示信号が入力されたタイミングにバッファ部204に保持された第1の画像と、そのタイミング後の所定時間にバッファ部204に保持された第1の画像をROM206に記録する。
以上説明した実施の形態5の変形例2によれば、メインカメラ2Cで撮影された画像より広い画角で撮影前後の状態を記録した画像を取得することができる。
(その他の実施の形態)
上述した本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムに開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上述した本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムに記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムで説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムでは、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
また、本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本開示の実施の形態1〜5に係る撮像システムに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。また、こうした、単純な分岐処理からなるプログラムに限らず、より多くの判定項目を総合的に判定して分岐させてもよい。その場合、ユーザにマニュアル操作を促して学習を繰り返すうちに機械学習するような人工知能の技術を併用しても良い。また、多くの専門家が行う操作パターンを学習させて、さらに複雑な条件を入れ込む形で深層学習をさせて実行してもよい。
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1,1A,1B,1C,1D・・・撮像装置;2,2A,2C,2D・・・撮像装置;20,101・・・光学系;21・・・焦点距離検出部;22,102・・・撮像素子;23,23C・・・制御部;24・・・通信部;25・・・映像出力部;26・・・ホットシュー;27・・・電子ビーファインダ;28・・・通信部;100,100D・・・撮像システム;101・・・光学系;102・・・撮像素子;103・・・読み出し部;104・・・シリアル通信入力部;105・・・映像入力部;106・・・リサイズ部;107・・・検出部;108,108A・・・画像処理部;109・・・OSD部;110・・・表示部;111・・・通信部;112・・・バッファ部;113・・・算出部;114・・・画像合成部;115・・・トリミング部;116・・・画像評価部;201・・・通信部;202・・・変倍制御部;203・・・駆動部;204・・・バッファ部;205・・・書き込み制御部;206・・・ROM;300・・・交換レンズ;400・・・本体部;452・・・取得部

Claims (18)

  1. 第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで、第1の画像を生成する撮像部と、
    前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって、第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された、第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズ部と、
    前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出部と、
    前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理部と、
    を備える撮像装置。
  2. 前記画像処理部は、前記第1の画像に対して、前記一致領域を中心とする画角領域であって、前記リサイズ画像の画角領域よりも広角な画角領域の抽出を行って表示部へ出力する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像部によって順次生成された前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、
    前記リサイズ画像と前記バッファ部が保持する複数フレームの前記第1の画像とに基づいて、前記外部機器と前記撮像部との撮像タイミングのフレーム遅延を算出する算出部と、
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記フレーム遅延に基づいて、前記バッファ部が保持する複数フレームのいずれか一つの前記第1の画像に対して、前記一致領域に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記算出部は、
    前記一致領域における前記複数フレームの各々の前記第1の画像と前記リサイズ画像との一致度が最も高いフレームを、前記リサイズ画像と撮影タイミングが一致する一致フレームと算出し、
    前記画像処理部は、
    前記算出部が算出した前記一致フレームの前記第1の画像に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記算出部は、前記一致フレームの時間的に前となる先行フレームの少なくとも1フレームと、時間的に後となる後続フレームの少なくとも1フレームの前記第1の画像に対して、前記一致度をさらに算出する
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記外部機器から入力された前記外部機器のフォーカス状態を示すフォーカス情報に基づいて、前記画像処理部が前記表示部へ出力する表示画像上に、前記外部機器のフォーカス状態を示す情報を重畳する重畳部をさらに備える
    請求項2〜5のいずれか一つに記載の撮像装置。
  7. 前記リサイズ画像に基づいて、前記外部機器のピント情報を評価する画像評価部をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記画像評価部によって評価された評価結果を、前記ピント情報に対応して、合焦状態を視認可能な画像データに置き換えて前記第1の画像に合成する
    請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記画像評価部は、前記リサイズ画像に対して、エッジを抽出することによって前記ピント情報を評価し、
    前記画像処理部は、前記エッジを特定の色情報に置き換えて、前記第1の画像に合成する
    請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記画像処理部は、前記第1の画像における前記一致領域に、前記第1の画像と前記リサイズ画像とを所定の比率で合成して前記表示部へ出力する
    請求項2または3に記載の撮像装置。
  10. 前記画像処理部は、前記一致領域の中心から外縁に向けて前記第1の画像に対する前記リサイズ画像の比率を徐々に小さくすることによって前記第1の画像に前記リサイズ画像を合成する
    請求項9に記載の撮像装置。
  11. 第1の画角を有する第1の光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する第1の撮像装置と、
    前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角を有する第2の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像することによって第2の画像を生成する第2の撮像装置と、
    前記第2の画像に対して、前記第2の撮像装置から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズ部と、
    前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出部と、
    前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理部と、
    を備える撮像システム。
  12. 前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、
    前記リサイズ画像と前記バッファ部が保持する複数フレームの前記第1の画像とに基づいて、前記第1の撮像装置と前記第2の撮像装置との撮像タイミングのフレーム遅延を算出する算出部と、
    をさらに備え、
    前記画像処理部は、前記フレーム遅延に基づいて、前記バッファ部が保持する複数フレームのいずれか一つの前記第1の画像に対して、前記一致領域に前記リサイズ画像を合成して、表示部へ出力する
    請求項11に記載の撮像システム。
  13. 前記第1の撮像装置は、前記第2の撮像装置に対して着脱自在である
    請求項12に記載の撮像システム。
  14. 前記第2の撮像装置は、
    前記第2の画角の光学系と、前記第1の撮像装置が着脱自在に装着される固定部材と、を有するレンズ装置と、
    前記レンズ装置が着脱自在に装着される本体部と、
    を備える
    請求項12または13に記載の撮像システム。
  15. 前記第1の撮像装置は、
    前記第1の光学系を光軸方向に沿って移動させる駆動部と、
    前記焦点距離に基づいて、前記駆動部を制御することによって前記第1の光学系の画角の変更を制御する変倍制御部と、
    を備える
    請求項12〜14のいずれか一つに記載の撮像システム。
  16. 前記第1の撮像装置は、
    前記第1の画像を複数フレーム保持するバッファ部と、
    前記第1の画像を記録する記録部と、
    前記第2の撮像装置が撮影を行ったことを示す信号を前記第2の撮像装置から受信した場合、前記第1の画像を前記記録部に記録するとともに、前記バッファ部が保持する前記複数フレームのうち、前記記録部に記録する前記第1の画像を基準に所定の時間内の前記第1の画像を前記記録部に記録する書き込み制御部と、
    を備える
    請求項11に記載の撮像システム。
  17. 撮像装置が実行する撮像方法であって、
    第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する撮像ステップと、
    前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズステップと、
    前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出ステップと、
    前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理ステップと、
    を含む撮像方法。
  18. 撮像装置に、
    第1の画角を有する光学系によって第1の撮影視野を撮像することで第1の画像を生成する撮像ステップと、
    前記第1の画角と異なる焦点距離の第2の画角の光学系によって第1の撮影視野の一部である第2の撮影領域を撮像する外部機器から入力された第2の画像に対して、前記外部機器から入力された前記焦点距離に関する焦点距離情報に基づいて、リサイズ処理を行ってリサイズ画像を生成するリサイズステップと、
    前記第1の画像と前記リサイズ画像との相関が所定値以上の領域を一致領域として検出する検出ステップと、
    前記一致領域に基づいて、前記第1の画像に画像処理を行う画像処理ステップと、
    を実行させるプログラム。
JP2018122429A 2018-06-27 2018-06-27 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム Pending JP2020005112A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122429A JP2020005112A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018122429A JP2020005112A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020005112A true JP2020005112A (ja) 2020-01-09

Family

ID=69100651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018122429A Pending JP2020005112A (ja) 2018-06-27 2018-06-27 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020005112A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193677A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2010130540A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 映像表示装置
JP2011211552A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Fujifilm Corp 撮像装置、方法およびプログラム
JP2012042805A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Olympus Imaging Corp 撮像装置
JP2014154062A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Nissan Motor Co Ltd 物体検知装置
JP2016046772A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 富士フイルム株式会社 車載カメラ
JP2017539169A (ja) * 2014-12-12 2017-12-28 クアルコム,インコーポレイテッド カラービデオと深度ビデオとの同期方法、装置、および媒体

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004193677A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Canon Inc 撮像装置
JP2010130540A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Canon Inc 映像表示装置
JP2011211552A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Fujifilm Corp 撮像装置、方法およびプログラム
JP2012042805A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Olympus Imaging Corp 撮像装置
JP2014154062A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Nissan Motor Co Ltd 物体検知装置
JP2016046772A (ja) * 2014-08-26 2016-04-04 富士フイルム株式会社 車載カメラ
JP2017539169A (ja) * 2014-12-12 2017-12-28 クアルコム,インコーポレイテッド カラービデオと深度ビデオとの同期方法、装置、および媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5914364B2 (ja) オートフォーカスシステム
CN108462830B (zh) 摄像装置及摄像装置的控制方法
JP6800797B2 (ja) 撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
JP2007043637A (ja) 撮像装置、撮像プログラムおよび画像処理プログラム
US11190703B2 (en) Image-capturing apparatus, program, and electronic device that controls image sensor based on moving velocity
KR101728042B1 (ko) 디지털 촬영 장치 및 이의 제어 방법
WO2010073619A1 (ja) 撮像装置
JP6833498B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびコンピュータのプログラム
US11450131B2 (en) Electronic device
KR101038815B1 (ko) 고속 오토 포커스가 가능한 촬상 시스템
JP2009128969A (ja) 撮像装置および方法並びにプログラム
JP6516426B2 (ja) 撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP2018033013A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2010154306A (ja) 撮像制御装置、撮像制御プログラム及び撮像制御方法
JP2010177860A (ja) 画像合成装置、撮像装置、画像合成方法
JP2024003037A (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、プログラムおよび記憶媒体
JP6024135B2 (ja) 被写体追尾表示制御装置、被写体追尾表示制御方法およびプログラム
JP2009302794A (ja) 撮像装置
JP2009010672A (ja) 焦点検出装置および撮像装置
JP2016142924A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2020005112A (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像方法およびプログラム
JP2013242408A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6590899B2 (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
KR20120068696A (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
WO2012099174A1 (ja) オートフォーカスシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210202

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221004