JP2020000463A - 美容器 - Google Patents

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Takeshi Matsushita
剛 松下
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Abstract

【課題】美容器のハンドルに対して加飾機能などの機能を付与できるようにすること。【解決手段】ハンドル11の端部に一対の球状をなす施術体13を支持する。ハンドル11のハンドル本体20の外側面には凹部36を形成し、その凹部36内には第1カバー17及び第2カバー18を嵌合した。第1カバー17及び第2カバー18は、ハンドル本体20とは、色や光沢度合いが異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、施術体により、使用者に対して美容的作用を付与するようにした美容器に関するものである。
従来、この種の美容器としては、例えば特許文献1に開示されるような構成のものが提案されている。この構成の美容器においては、ハンドルの先端にマッサージ用の回転体が支持されている。そして、各回転体を身体表面に押し付けて転がすことにより、身体に対して美肌効果等の美容的作用が付与されるとしている。
特開2009−142509号公報
前記特許文献1においては、ハンドルのデザインや機能が単調になることは避けられない。
本発明の目的は、ハンドルに対して従来は存在しなかった機能を付与できる美容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ハンドルと、そのハンドルの先端に設けられた施術体とを備えた美容器において、前記ハンドルの表側と裏側とに凹部を形成し、その凹部内に機能部材を嵌合したことを特徴とする。ここで、機能部材とは、加飾機能や操作性向上機能などのハンドル機能以外の機能を有するものを指す。
本発明においては、ハンドルの外側に機能部材が設けられているため、美容器の外観などを向上できる。
以上のように、本発明によれば、ハンドルに対して加飾機能などを付与できて、美容器の機能を向上できるという効果を発揮する。
実施形態の美容器の斜視図。 実施形態の美容器の平面図。 実施形態の美容器の一部破断底面図。 実施形態の美容器の側面図。 実施形態の美容器の分解斜視図。 第2外部フレーム及び第2カバーの部分の分解斜視図。 回転体の部分の分解斜視図。 ベースフレームの内部構成を示す平面図。 図2のX−X線断面図。 図9において補強部材を除去して示す断面図。 図2のZ−Z線断面図。 図2のY−Y線断面図。 回転体の断面図。 回転体のパーティングラインを示す図。 実施形態の美容器の電気回路図。 変更例の美容器の電気回路図。 変更例の電気関連構成を示す斜視図。
以下に、本発明を具体化した美容器の実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態の美容器は、先端(以下、この先端側を前部とする)に二叉部10が形成されたハンドル11を備えている。二叉部10には外周面に複数の突起12を有する施術体としての一対のマッサージ用の回転体13が並設され、それらの回転体13は一軸線を中心に回転可能になっている。そして、美容器の使用者がハンドル11を把持して、身体の皮膚,その下部組織や筋肉(以下、これらの部分を総称して身体表面部という)に対して回転体13を適当な力で押し付けながらその回転体13を転がすことにより、身体の各部をマッサージできる。
そこで、以下に、本実施形態の美容器の各部の構成を詳細に説明する。
図1及び図5に示すように、ハンドル11は、ベースフレーム14と、そのベースフレーム14の外側に位置する第1外部フレーム(以下、第1フレームという)15及び第2外部フレーム(以下、第2フレームという)16とを備えている。このベースフレーム14,第1フレーム15及び第2フレーム16により、ハンドル本体20が構成されている。図1,図5及び図6に示すように、第1,第2フレーム15,16の外側には機能部材としての第1カバー17及び第2カバー18が取り付けられている。ベースフレーム14の前端側の外側面には補強部材19が設けられている(図3,図9参照)。前記ベースフレーム14、第1,第2フレーム15,16及び第1,第2カバー17,18は電気絶縁材である合成樹脂によって構成され、補強部材19は金属板材によって構成されている。第1,第2フレーム15,16の表面全体には金属メッキが施されている。
図5,図8及び図9に示すように、前記ベースフレーム14は、一側面を開放した有底形状の断面ほぼ舟形形状をなし、開放部の周縁の溝21にシールリング22が嵌め込まれている。前記第1フレーム15はベースフレーム14の底部側に被せられており、ベースフレーム14の後端の突起23が第1フレーム15の凹部24に嵌合されている。前記第2フレーム16はベースフレーム14の開放部側に被せられ、その外周縁の段差25に第1フレーム15の突条26が嵌合されている。その突条26の内側に着座面が形成され、この着座面に前記シールリング22が着座されて、第2フレーム16とベースフレーム14との間の水密性が確保されている。そして、ベースフレーム14の孔を通り、第2フレーム16にねじ込まれたタップネジ28により、第2フレーム16がベースフレーム14に固定されている。
図5及び図12に示すように、ベースフレーム14の前端には円筒部29が形成されるとともに、第1,第2フレーム15,16には円筒部29の外周に被せられた半円筒部30,31が形成されている。そして、半円筒部30,31上に保持リング32が外嵌されて、この部分においてベースフレーム14と第1,第2フレーム15,16とが一体化されている。
図3,図9及び図10に示すように、前記補強部材19は、ベースフレーム14の前端部の凹部33内に位置するとともに、凹部52に嵌合する位置決め突起34によって位置決めされている。また、補強部材19は、ベースフレーム14にねじ込まれたタップネジ35によって位置決め状態において固定されている。そして、補強部材19は、前記支持軸38間の回転体13側の位置から回転体13の反対側であるハンドル11の基端部に向かって、ハンドル11の長さ方向の中間部まで延長されている。この補強部材19は、ハンドル11に作用するハンドル11の曲げ方向のモーメントに抗する補強作用を備えている。
図1及び図9に示すように、前記第1カバー17及び第2カバー18は、それぞれ第1フレーム15及び第2フレーム16の外側面の後端寄りに形成された凹部36内に嵌合されている。この凹部36は、その輪郭である外周縁が閉じられたループ状をなしていて、その外周縁は、第1フレーム15及び第2フレーム16の外周縁につながることなく、両フレーム15,16の外周縁から離間している。そして、第1カバー17及び第2カバー18は、第1,第2フレーム15,16の孔を通って第1,第2カバー17,18の凸部にねじ込まれたタップネジ37によって固定されている。第1,第2カバー17,18は、第1,第2フレーム15,16の外表面と連続する曲面よりなる外表面を形成するとともに、第1,第2フレーム15,16と異なる色,例えば木目調に形成され、ハンドル11の加飾機能を有している。この木目調は、例えば、第1,第2カバー17,18を構成する合成樹脂中に木粉を混入したり、第1,第2カバー17,18を構成する合成樹脂の表面に木製シートを貼着したりして構成される。従って、第1,第2カバー17,18は、第1,第2フレーム15,16と材質が異なり、第1,第2フレーム15,16と比較して色,明度,光沢度,表面粗度が異なるとともに、比熱,硬度や摩擦係数が異なる。従って、第1,第2カバー17,18は、第1,第2フレーム15,16と外観が異なるとともに、使用者の掌に対する感触が異なる。
図5,図7及び図12に示すように、ベースフレーム14の前記円筒部29内には金属製の支持軸38が挿入されている。この支持軸38の一端面に開口するネジ孔39には、バネ座金付きネジ40がベースフレーム14の内側から螺入されて支持軸38が前方の外側へ抜けることが防止されている。また、支持軸38のDカット状の平面部41が円筒部29内の平面部(図示しない)と係合して支持軸38の回転が阻止されている。支持軸38の長さ方向の中間部には、その支持軸38のベースフレーム14側への移動を阻止するために円筒部29の先端面と係合するフランジ43が形成されている。支持軸38の小径部には、支持軸38の外周面と円筒部29の内周面との間の水密性を保持するためのゴム製のシールリング44が外嵌されている。
図7及び図12に示すように、支持軸38のフランジ43の前端側にはフランジ45を有する合成樹脂製の軸受部材46が回転可能に外嵌されており、フランジ45と軸受部材46の開口の段差53との間には軸受部材46の円滑な回転を担保するための摩擦係数の低い材料よりなる滑動リング47が介在されている。支持軸38の先端の環状溝には軸受部材46の抜け止めのための止めリング48が取り付けられている。軸受部材46の周壁には案内斜面49と抜け止め面50とを備えた係合爪51が撓み変形可能に一体形成されている。軸受部材46は、カーボン粉体を混入させた合成樹脂によって構成されて、導電性を有している。
図7及び図12に示すように、押圧体を構成する前記回転体13は、開口55を有する中空ボール形状をなし、その内部にはふたつのコア片56,57を結合させたコア58が収容固定されている。一方のコア片56の内周には環状突起59が形成されている。そして、回転体13を軸受部材46上に被冠させることにより、前記案内斜面49の作用によって係合爪51が撓み退避した後に、環状突起59が抜け止め面50が係合される。これによって、回転体13が軸受部材46に抜け止め状態で保持リング32の周りにおいて支持軸38に回転可能に支持される。回転体13及びコア片56,57の外周面及び内周面には金属メッキが施されている。
図13及び図14に示すように、回転体13は、ほぼ球形のベース部61の外周に均等間隔をおいて複数(本実施形態では25)の前記突起12が一体形成されている。これらの突起12は全体として円錐状に形成されるとともに、先端が凸曲面である球面形状に形成されている。そして、突起12は回転体13のほぼ中心を中心としてほぼ放射方向を指向するとともに、先端が仮想球面α上に位置している。この仮想球面αは、回転体13の最大径の位置において支持軸38と直交する面内に位置する円を球面の一部とし、その円と仮想球面αとは同径である。そして、仮想球面αの直径は、15〜60ミリメートルの範囲が体感上好ましく、32〜55ミリメートルの範囲がさらに好ましく、38〜45ミリメートルの範囲が最も好ましい。
回転体13のベース部61の基端部の外径βは前記ハンドル11の回転体13側の端部62の外径と等しく形成され、ベース部61及び端部62の外周面がほぼ同一曲面上に位置している。
ここで、前記突起12の数は、16〜31の範囲が体感上及び美容的効果をもたらす血行促進の面において好ましく、20〜30の範囲がさらに好ましく、23〜28の範囲が最も好ましい。また、左右の突起12間の図2に示す最短距離δは7.5〜10ミリメートルが体感上及び美容的効果をもたらす血行促進の面において好ましい。さらに、突起12の先端の曲率半径は、2〜6ミリメートルが体感上及び美容的効果をもたらす血行促進の面において好ましく、2〜4ミリメートルがさらに好ましい。突起12の先端の曲率は、突起12の先端が半球状ではない他の曲面状の場合も含めて、体感上及び美容的効果をもたらす血行促進の面において1/2(2分の1)〜1/6が好ましく、1/2〜1/4がさらに好ましい。なお、実施形態において、突起12の先端の曲率半径は3ミリメートル,すなわち曲率1/3である。
図5,図8及び図9に示すように、前記ベースフレーム14の内部のほぼ中央部には保持台71が形成され、その上面には付加作用部品としての光発電用の発電パネル72が枠73によって位置決めされた状態で保持されている。発電パネル72のハンドル後端部側には、付加作用部品としての金属製のバランスウェイト74がベースフレーム14と一体のピン75及びベースフレーム14にねじ込まれるタップネジ76によって固定されている。このバランスウェイト74は、本実施形態の美容器の使用に際して、美容器全体の重量バランスを適正に維持するためのものである。
そして、図5及び図15に示すように、発電パネル72のプラスまたはマイナスの一方の出力端子が給電線84及び端子となるワッシャ85を介して前記タップネジ76及びバランスウェイト74に電気接続されている。バランスウェイト74の下面には電極77が圧接され、この電極77はタップネジ28などの給電路を介して第1フレーム15の内面側のメッキに電気接続され、ひいてはハンドル本体20の外表面のメッキに電気接続されている。発電パネル72の他方の出力端子は給電線86及び端子となるワッシャ87を介して前記バネ座金付きネジ40に電気接続されている。そして、バネ座金付きネジ40は支持軸38,軸受部材46及びコア片56,57の金属メッキを介して回転体13の外周面の金属メッキに電気接続されている。従って、発電パネル72によって発電された電力は、ハンドル11の外表面のメッキ及び回転体13の外表面のメッキに供給される。前記電極77及びバネ座金付きネジ40間は絶縁材よりなるベースフレーム14により電気絶縁されている。図12に示すように、前記ハンドル本体20と回転体13との間には、隙間64が形成され、この隙間64により、ハンドル本体20と回転体13との間の電気絶縁が確保されている。従って、図15に示すように、両回転体13の外表面のメッキ及びハンドル本体20の外表面の金属メッキが発電パネル72の出力端子に接続された外部端子を構成する。
図1,図5及び図9に示すように、前記第2フレーム16及び第2カバー18には、前記発電パネル72と対応するように透孔78,79が形成されている。そして、レンズユニット80のレンズ81がこの透孔78,79内に嵌合されて、ハンドル11の外部の光を発電パネル72の発電表面に導くようになっている。レンズユニット80はその外周部においてタップネジ82によって第2フレーム16の内面に固定されている。レンズユニット80の外周部と第2フレーム16の透孔78の内縁部との間にはシールリング83が介在され、透孔78,79におけるレンズユニット80と第2フレーム16との間の水密性が保持されている。
図2に示すように、回転体13を並設状態で支持するための一対の支持軸38は末広がり状に傾斜配置され、その開き角度θ1は、本実施形態においてはほぼ70度である。この開き角度θ1は、50〜110度の範囲内が体感上及び美容的効果をもたらす血行促進の面において好ましく、50〜90度の範囲内がさらに好ましく、65〜80度の範囲内が最も好ましい。図4に示すように、美容器の側面視において、前記支持軸38は、ハンドル11に対して傾斜(前傾)している。
前記回転体13は、その成形後の型割り(型離れ)時に、突起12の部分においてアンダーカットが形成されることなく、型離れが円滑に行われるように、突起12の形状が設定されている。すなわち、突起12は、成形型の複数の分割型(図示しない)間のパーティングラインεに面する側の周面が、突起12の先端側ほどパーティングラインεから離間する形状になっている。なお、回転体13は成形後にバフによって研磨されるため、パーティングラインεは、消えるか、目立たなくされる。
次に、以上のように構成された本実施形態の美容器の作用を説明する。
この美容器を使用する場合は、使用者はハンドル11を把持して、回転体13を顔等の身体表面部にあてて、その回転体13を適当な力を加えながら身体表面部上を転がせばよい。このようにすれば、回転する回転体13の突起12によって身体表面部である皮膚,その下部組織及び筋肉などがマッサージされて、その身体表面部の血行が良くなったり、毛穴が開いたりして、美容的効果を得ることができる。また、このとき、発電パネル72で発電された電力がハンドル本体20及び回転体13の金属メッキよりなる表面,すなわち発電パネル72の外部端子に供給される。このため、手によって把持されるハンドル11と、身体表面部に押し当てられた回転体13との間に回転体13によりマッサージされる身体表面部を含む身体を介在させた電路が形成され、身体表面部を含む身体に微弱電流が流れて、美容的効果が高められる。
本実施形態においては、回転体13がボール形状のシルエットを有するとともに、回転体13の支持軸38が前傾角度を有している。このため、回転体13を身体表面部上で移動させると、両回転体13の回転によって、図11に示すように、身体表面部100が押圧されながらつまみ上げられる。このため、高い美容的効果を得ることができる。
従って、本実施形態においては、前記のように身体表面部100がつまみ上げられることと、突起12によって断続的に強く押圧されることとの相乗効果により、さらに高い美容的効果を得ることができる。
そして、この美容器においては、シールリング22,44,83がハンドル11のベースフレーム14内への水の侵入を防止するため、この美容器を浴室内において、たとえ浴槽内であっても支障なく使用できる。
本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)美容器の使用者の身体表面部が回転体13によって押圧されると同時につまみ上げられるため、高い美容的効果を得ることができる。
(2)この場合、回転体13の回転により、身体表面部が突起12によって断続的に強く押圧されて、さらに高い美容的効果を得ることができる。しかも、突起12は先端がボール状をなしているため、身体表面部に対して適度な刺激はあるものの、痛みは抑えられる。
(3)前記ハンドル11のベースフレーム14の外周縁と第2フレーム16の開口内周縁との間、ベースフレーム14の円筒部29と支持軸38との間及びレンズユニット80と透孔78の内縁部との間にそれぞれシールリング22,44,83が介装されている。このため、ベースフレーム14内に水が侵入するおそれを防止することができて、ベースフレーム14に発電パネル72等の電装品を収容した構成であっても、水によってそれらの作用が阻害されることを防止することができる。
(4)ベースフレーム14が舟形形状をなして、そのベースフレーム14の壁部が湾曲しているため、ベースフレーム14そのものの強度を向上させることができ、ひいては、ハンドル11の強度を向上させることができる。
(5)前記のように、ベースフレーム14が舟形形状をなしているため、その内部空間を利用して、発電パネル72やバランスウェイト74などの付加作用部品を整列状態で納まりよく配置でき、その付加作用部品の組付けが容易になる。
(6)ベースフレーム14の先端部に、ハンドル11の曲げ方向のモーメントに抗する補強部材19が設けられているため、回転体13を身体表面部に強く押し当てても、ハンドル11の変形が抑えられる。このため、ハンドル11が破損したり、ハンドル本体20の第1,第2フレーム15,16間が開いたりすることを抑えることができる。従って、回転体13を身体表面部に強く押し当てることができるため、高いマッサージ効果を得ることができる。
(7)補強部材19の前端部が支持軸38の基端部の部分に位置しているため、支持軸38の基端部に作用する同軸38の軸方向と交差する方向の力、すなわち、支持軸38を引き起こしてベースフレーム14の円筒部29の部分を破損させる方向の力に抗することができ、円筒部29などの破損を有効に回避できる。
(8)前記補強部材19を第1,第2フレーム15,16で覆われるベースフレーム14に設けたことにより、補強部材19を隠蔽することができて、ハンドル11の外観を良好に維持できる。
(9)ベースフレーム14の内部に発電パネル72などの付加作用部品を設けるとともに、ベースフレーム14の外側に補強部材19を設けたことにより、補強部材19によってベースフレーム14の内部容積が狭くなることを回避できる。よって、ベースフレーム14内のスペースを有効に利用できて、付加作用部品の組み付けが容易になる。
(10)補強部材19をベースフレーム14の外側面の凹部33に嵌合したことにより、補強部材19の移動を規制して、補強部材19を定位置に保持できる。従って、補強部材19の組付けが容易になるとともに、組付け状態の補強部材19の移動を阻止できて、補強作用を発揮できる。また、補強部材19のベースフレーム14の外表面からの突出を抑えることができて、ハンドル11の小形化及びデザインの融通性に寄与できる。
(11)ハンドル11が側面視において前傾形状に形成されているため、ハンドル11を身体表面部に沿わせた使いやすい姿勢で使用することができ、有効なマッサージ作用を得ることができる。
(12)ハンドル11に加飾機能を有する機能部材としての第1,第2カバー17,18が設けられているため、加飾効果などの各種の効果を得ることができる。すなわち、第1,第2カバー17,18がハンドル本体20と色,光沢度,面粗度,模様などの外観が異なっていれば、第1,第2カバー17,18によってハンドル11、ひいては美容器全体のデザイン性を向上できる。しかも、第1,第2カバー17,18が嵌合された凹部36は、その輪郭が閉じられたループ状をなして、第1,第2フレーム15,16の外周縁から離間しているため、第1,第2カバー17,18は凹部36内において動いたり、凹部36から脱落したりすることはほとんどない。このため、高いデザイン性を長期間にわたって維持できる。
また、第1,第2カバー17,18が木製のものであったり、木粉を混入したものであったりすれば、第1,第2カバー17,18の比熱が高くなり、ハンドル11を把持したときに、掌に暖かみを感じることができる。従って、マッサージ操作にともなう快適性を向上できる。さらに、第1,第2カバー17,18が前記のように木製や、木粉を混入したものであれば、第1,第2カバー17,18はハンドル本体20より摩擦係数が高くなって滑りにくく、マッサージにおいて操作しやすいものとなる。以上のように、ハンドル11の外側面の表裏に第1,第2カバー17,18を設けることにより、ハンドルを把持した状態における感触がよくなり、美容器の使用時における使いやすさや快適性、あるいは操作性が向上する。
第1,第2カバー17,18がゴム材や軟質ウレタン材などのハンドル本体20より柔らかいものであれば、ハンドル11が手に馴染みやすく、前記と同様にマッサージにおいて操作しやすいものとなる。
第1,第2カバー17,18が金属のように高剛性のものであれば、ハンドル本体20の強度を向上できる。そして、このように、第1,第2カバー17,18として高剛性のものを用いれば、第1,第2カバー17,18と補強部材19との相乗効果により、ハンドル11全体をより高強度にすることができる。
(13)第1,第2カバー17,18は、それぞれ第1,第2フレーム15,16の内側からネジ37,82によって固定されているため、ネジ37,82の脱着によって既存の第1,第2カバー17,18を別の第1,第2カバー17,18に交換することができる。従って、加飾効果や把持状態の感触を変更したい場合に容易に対応することができる。
(14)第1,第2カバー17,18として、例えば、表面粗さが低いもの、言い換えれば表面の平滑度が高いものを選択すれば、そのカバー17,18に汚れが付着しにくくなる。また、同カバー17,18として、フッ素樹脂系のものを用いれば、同様に汚れが付着しにくく、指紋などの手の脂も付着しにくくなる。つまり、第1,第2カバー17,18として、適切な素材を選択すれば、同カバー17,18の高い加飾効果を効果的に維持できる。
(15)図13及び図14に示すように、回転体13の突起12の部分においてアンダーカットが形成されないようにしている。従って、これらの突起12を含む回転体13の外周面を無理なく精密に整形できる。
(変更例)
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更して具体化することも可能である。
・回転体13として、突起12を有しないボール形状のものや、円筒形状のものに変更すること。
・回転体13の突起12の数を変更したり、形状を半球状にしたりすること。
・補強部材19を第1フレーム15及び第2フレーム16の少なくとも一方の内側面または外側面に設けること。補強部材19を第1フレーム15または第2フレーム16の外側面に設けた場合は、補強部材19が加飾などの機能部材を兼ねるようにしてもよい。
・ハンドル本体20や、第1,第2カバー17,18に対し、滑り止めのために、手指の曲面に沿う形状の凹凸を設けたり、ローレットを刻設したりすること。
・第1,第2カバー17,18として、合成樹脂製のカバー基材の表面に対して加飾のために、塗装を施したり、金属や酸化物による蒸着薄膜を形成したり、メッキを施したり、フィルムをTOM(Three dimension Overlay Method)成形などによって貼着したり、織布や皮革を貼着したりすること。
・第1,第2カバー17,18として、合成樹脂以外の材料,例えば、金属,木,セラミックなどを用いること。この第1,第2カバー17,18として、木,金属,セラミックなどの材料を用いる場合は、その材料を切抜き成形や削出し成形することが考えられる。また、第1,第2カバー17,18がアルミニウム,アルミニウム合金,マグネシウム合金などの場合は、ダイキャスト成形することが考えられる。
・第1カバー17と第2カバー18とを異なる材質のものとすること。例えば、第1カバー17及び第2カバー18の一方を合成樹脂製とし、他方を木製とすること。
・第1,第2カバー17,18を合成樹脂あるいは金属を用いた三次元プリント成形によって構成すること。
・第1,第2カバー17,18の表面に、木目以外に、しぼ加工による凹凸模様、ネットの貼着による網目模様、エッチングによる凹凸模様などを施すこと。
・第1カバー17と第2カバー18との模様を異ならせること。
・第1,第2カバー17,18の表面に対して、汚れや手の脂の付着を抑制するためのコーティングを施したり、フィルムを貼着したりすること。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一部の外周縁が接触して突き合わせ状態となるように、両凹部36の周縁の一部に連通部(つながる部分)を設けること。
・凹部36の大きさや形状を任意に変更することにより、第1,第2カバー17,18の大きさや形状を任意に変更すること。例えば、凹部36の大きさや形状を前記実施形態の図面に描かれた凹部36の大きさや形状と異ならせたり、第1フレーム15の凹部36の大きさや形状と、第2フレーム16の凹部36の大きさや形状とを互いに異ならせたりすること。
・凹部36を3箇所以上に設けて、3枚以上の加飾用のカバーによって加飾を施すこと。この場合、第1フレーム15及び第2フレーム16の凹部36の数は異なっていてもよい。また、この場合、前記のように、隣接する凹部36の周縁の一部に連通部(つながる部分)を設けて、隣接する加飾用のカバーを突き合わせるようにしてもよい。
1箇所の凹部36内に複数枚の加飾用のカバーを突き合わせ状態で配置すること。
・加飾用のカバーに切り込みや凹部を設け、あるいは同カバーに透孔を設け、その切り込み,凹部,透孔などに別の加飾用のカバーを嵌め込んで、寄木細工状の加飾構成とすること。
・凹部36の底部に加飾シートを設け、その加飾シートを無色あるいは着色の透明または半透明のプレートで被覆すること。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方に電子式体温計の温度検出用のサーミスタを設けること。すなわち、前記サーミスタを第1カバー17または第2カバー18の裏面に設けるとともに、電子式体温計の制御部及び電源をハンドル本体20内に設け、検出された体温を表示するための表示部をハンドル本体20の外側面の窓口に設ける。また、前記制御部に通信機能を付加して、体温を多機能携帯端末(スマートフォン)において表示できるようにしてもよい。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方の裏面側にロードセルなどの感圧素子を設けるとともに、ハンドル本体20の内部には、前記感圧素子によって検出された信号に基づいて握力データを生成する制御部を設けること。そして、ハンドル本体20の外側面の窓口に設けられた表示部において握力を表示すること。従って、実施形態の美容器が握力計になる。この構成においても、前記電子式体温計と同様に前記制御部に通信機能を付加して、握力を多機能携帯端末において表示できるようにしてもよい。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方に蛍光塗料を塗布したり、蛍光材を混入させたりして、第1,第2カバー17,18が蛍光発光するように構成すること。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方に、レーザ光によって表面に文字や図形を表記できる材質のものを用いすること。このような第1,第2カバー17,18を用いれば、同カバー17,18に所有者名やメッセージ、あるいは模様を設けることができる。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方を磁力を利用して凹部36内に保持すること。このようにすれば、第1,第2カバー17,18の交換が容易になる。
・第1,第2カバー17,18に凹部を形成して、その凹部内に爪やすりを設けること。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方を鏡面仕上げして、鏡として用いることができるようにすること。
・第1,第2カバー17,18の少なくとも一方に香料を含有させること。
・図16及び図17に示すように、発電パネル72のプラス・マイナス両出力端子に対して両回転体13の外表面の金属メッキを電気接続して、その両回転体13をそれぞれ発電パネル72のプラス側及びマイナス側の外部端子とすること。すなわち、発電パネル72のプラス・マイナス両出力端子は、給電線88及び端子となるワッシャ89や支持軸38などを介して両回転体13の外表面の金属メッキにそれぞれ電気接続される。そして、ハンドル11の外表面の金属メッキは発電パネル72の出力端子に対して電気絶縁される。この構成においては、身体表面部に押し当てられた両回転体13間に回転体13により身体表面部を介した電路が形成される。
(他の技術的思想)
前記実施形態及び変更例から把握され、請求項に記載されていない技術的思想は以下の通りである。
(A)前記機能部材は、ハンドル本体に対して、色,明度,光沢度,表面粗度のうちの少なくともひとつが異なる請求項1または2に記載の美容器。
(B)前記機能部材は、ハンドル本体と材質が異なる請求項1または2に記載の美容器。
(C)前記機能部材は、ハンドル本体と比熱が異なる請求項1または2に記載の美容器。
(D)前記機能部材は、ハンドル本体と硬度が異なる請求項1または2に記載の美容器。
(E)前記機能部材は、ハンドル本体と摩擦係数が異なる請求項4に記載の美容器。
11…ハンドル、13…回転体、15…第1フレーム、16…第2フレーム、17…第1カバー、18…第2カバー、20…ハンドル本体、36…凹部、37…ネジ。

Claims (3)

  1. ハンドルと、そのハンドルの先端に設けられた施術体とを備えた美容器において、
    前記ハンドルの表側と裏側とに凹部を形成し、その凹部内に機能部材を嵌合した美容器。
  2. 前記凹部の輪郭は閉じられたループ状をなしている請求項1に記載の美容器。
  3. 前記機能部材を前記ハンドルの内側からネジによって固定した請求項1または2に記載の美容器。
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WO2016068199A1 (ja) * 2014-10-31 2016-05-06 株式会社 Mtg 美容器具

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