JP2019535218A - パケット交換方法及び関連装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、5GネットワークにおいてUEとコアネットワークとの間のダイレクトパケット交換を実施するためのパケット交換方法及び関連装置を開示する。この方法は、第1の装置によって、第1の装置のネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、パケットを取得するステップと;第1の装置によって、第1の装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信するステップと;を含み、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、第1の装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、第1の装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、第1の装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は第1の装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。

Description

本願は、2016年9月28日に中国特許庁に出願された、“PACKET EXCAHNGE METHOD AND RELATED DEVICE”という表題の中国特許出願第201610864813.4号について優先権を主張するものであり、この文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、通信技術の分野に関し、特にパケット交換方法及び関連装置に関する。
第5世代移動通信ネットワーク(略して5Gネットワーク)では、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC(Fixed Mobile Convergence))マルチ接続、プライベートネットワーク(Private Network)認識、及びプライベートネットワーク制御等のシナリオは、端末(UE(User Equipment))とコアネットワーク(CN(Core Network))との間のダイレクト(direct)パケット交換を必要とする。FMCは、固定アクセスネットワークと移動アクセスネットワークとの両方を使用することによって、UEとコアネットワークとの間に複数の接続が確立され、複数の接続の動作モードが、ステアリング(steering)モード、分割(Splitting)モード、アクティブ/スタンバイモード等であり得ることを意味する。プライベートネットワークは、ダイレクト装置(direct device)がWi−Fi又はブルートゥース(Bluetooth)を使用することによって異なる装置に接続された後に形成されるネットワークである。ダイレクト装置は、固定アクセスネットワーク又は移動アクセスネットワークに直接接続され且つ5Gコアネットワークに接続される端末、例えば、移動アクセスネットワークに接続される端末、又は固定アクセスネットワークに接続されるホームゲートウェイである。プライベートネットワークにおいて、Wi−Fi又はBluetoothを使用することによってダイレクト装置に接続される装置は、インダイレクト(indirect)装置と呼ばれる。
図1に示される5GネットワークのFMCネットワーキングで規定されるように、タイプ(Type)1は移動アクセスネットワーク接続のみがある場合であり、タイプ2は固定ネットワーク接続のみがある場合であり、タイプ3は移動アクセスネットワーク接続と固定ネットワーク接続との両方がある場合である。タイプ3のカスタマ構内設備(CPE(Customer Premise Equipment))は、5Gとデジタル加入者線(DSL(Digital Subscriber Line))との両方を使用することによって確立されるマルチ接続をサポートする必要があり、タイプ3のUEは、5GとWi−Fi間接アクセスとの両方を使用することによって確立されるマルチ接続をサポートする必要がある。
FMCマルチ接続シナリオでは、複数の接続の動作モードが、UEとコアネットワークとの間で交渉する必要がある。FMCマルチ接続の動作モードが分割である場合に、パケット送信シーケンスは、UEとコアネットワークとの間の送信端及び受信端で直接マークする必要がある。FMCマルチ接続の動作モードがステアリングである場合に、フローに対するチャネルマッピングを実行するために、UEとコアネットワークとの間でパケットを交換する必要がある。
図2は、UEとコアネットワークとが5Gネットワークにおいて直接対話する必要があるシナリオの概略図である。主に4つのシナリオ、つまりFMCマルチ接続チャネルアグリゲーション(aggregation)、FMCマルチ接続チャネル管理、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御について説明する。これらのシナリオでは、UE及びコアネットワークは情報を直接交換する必要がある。図3に示されるアクセスシナリオが例として使用される。プライベートネットワーク認識は、CPE及びUEがそれぞれ、プライベートネットワークのネットワーク状態及びプライベートネットワーク端末のサービスタイプを5Gコアネットワークに報告する必要があることを意味する。プライベートネットワーク制御は、5Gコアネットワークが、プライベートネットワーク端末のサービス品質(QoS(Quality of Service))ポリシー、仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN(Virtual Local Area Network))プラン等をCPE又はUEに送信する必要があることを意味する。
方式1:3GPP非アクセス層(NAS(Non Access Stratum))は、4つの機能、つまりFMCマルチ接続チャネルアグリゲーション、FMCマルチ接続チャネル管理、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御を実施するために使用されるパケットを搬送するために使用される。
図4は、3GPP TS 23.401におけるE−UTRANアクセスの制御プレーンプロトコルスタックの概略図であり、ここで、NASは、UEとコアネットワークとの間の直接対話チャネルである。端末が3GPP接続を有するときに、端末は4つの機能、つまりFMCマルチ接続チャネルアグリゲーション、FMCマルチ接続チャネル管理、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御を実施するために使用されるパケットを搬送するために拡張NASを使用する。
方式1の不利点は、UEとコアネットワークとの間の直接対話チャネルとしての3GPP NASが以下の制限、つまりマルチパスアグリゲーション機能をサポートしていないという制限を有することである。NASがシグナリングプレーン機能であるため、NASは、パケットシーケンス番号を搬送するためのユーザプレーンのマルチ接続アグリゲーション機能の要件を満たすことができない。3GPPチャネルが利用できず、且つ非3GPPチャネルしかない場合に、例えばマルチ接続チャネル管理、プライベートネットワーク認識、プライベートネットワーク制御等の機能のWLAN制御プロトコル(WLCP(WLAN Control Protocol);無線ローカルエリアネットワーク(WLAN(Wireless Local Area Network)))をサポートしないWi−Fi又はDSLをサポートすることができない。シグナリングプレーンの性能が影響を受ける。NASがシグナリングプレーンチャネル上で転送を実行するときに、マルチ接続管理、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御のための頻繁なパケット転送は、3GPPシグナリング負荷を直ぐに増大させ、さらに悪い場合には3GPPシグナリング遅延をさらに増大させる。例えば、スイッチング中断、通話開始遅延の増大、及びページング遅延の増大等の、基本サービスのユーザエクスペリエンスに影響を与える問題が発生する可能性がある。
方式2:マルチパス送信制御プロトコル(MPTCP(Multi-path Transmission Control Protocol))が使用される。
図5は、RFC6824におけるMPTCPのプロトコルスタックの説明を示している。このプロトコルスタックでは、アプリケーション(Application)レイヤのTCPフローが、送信端のMPTCPレイヤで2つのTCPサブフローに分割されて別々に送信され、2つのサブフローは受信端でマージされてアプリケーションレイヤに送信される。
図6は、RFC6824におけるMPTCPの使用シナリオの概略図であり、ホスト(Host)A及びホストBはそれぞれ2つのアドレスを有する。サブフローのアグリゲーションポイントがホスト上に位置しており、サブフローのアグリゲーション機能が5Gコアネットワークにはない。
方式2の不利点は、MPTCPが、UEとコアネットワークとの間のFMCマルチ接続アグリゲーションに使用される場合に、以下の制限、つまりMPTCPのアグリゲーションポイントが5Gコアネットワークではなくホスト上にあるという制限を有することである。従って、機能的には、5Gコアネットワークは、MPTCPに基づくFMCマルチ接続アグリゲーション及び管理を実行することができない。MPTCPのアグリゲーションポイントはTCPレイヤより上のレイヤにあり、このレイヤは3GPPの規定範囲を超えており、3GPPはMPTCPレイヤより上のイノベーションを行うことができない。
従って、5GネットワークにおいてUEとコアネットワークとの間のダイレクトパケット交換をどの様に実施するかは、解決すべき問題である。
本発明の実施形態は、5GネットワークにおいてUEとコアネットワークとの間のダイレクトパケット交換を実施するためのパケット交換方法及び関連装置を提供する。
第1の態様によれば、本発明の一実施形態は、以下のステップを含むパケット交換方法を提供し、この方法は、第1の装置によって、ネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、パケットを取得するステップと、第1の装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信するステップとを含み、ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、第1の装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、第1の装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、第1の装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は第1の装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
前述した方法では、NCPレイヤは、端末のユーザプレーンのデータリンクレイヤと、コアネットワーク装置のユーザプレーンのデータリンクレイヤとのそれぞれに設定され、端末のNCPレイヤ及びコアネットワーク装置のNCPレイヤはダイレクトデータ交換チャネルを形成し、端末及びコアネットワーク装置はダイレクトデータ交換チャネルを使用することによりパケットを直接交換し、それにより端末とコアネットワーク装置との間のダイレクトパケット交換を実現する。
可能な実施態様では、パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである。これは、FMCシナリオにおけるダイレクトパケット交換をさらに実施する。
可能な実施態様では、パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである。これは、異なるシナリオにおけるダイレクトパケット交換をさらに実行する。
可能な実施態様では、NCPレイヤは、データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する。これは、IPレイヤプロトコルに影響を与えず、且つアプリケーションプログラムの互換性を保証する。
可能な実施態様では、ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており;デジタル加入者線(DSL)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており;信頼性のある(trusted)ワイファイ(Wi−Fiプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており;又は、信頼性のない(untrusted)ワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する。これは、異なるアクセスネットワークタイプのシナリオにおける直接交換の問題をさらに解決する。
可能な実施態様では、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される;又は、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む。これは、特定のNCP実装をさらに明確にする。
第2の態様によれば、本発明の実施形態は、パケット交換方法を提供し、この方法は、第1の装置によって、ネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するステップと、第1の装置によって、パケットを処理するステップとを含み、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、第1の装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、第1の装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、第1の装置は端末であり得、第2の装置はコアネットワーク装置であり得るか、又は第1の装置はコアネットワーク装置であり得、第2の装置は端末であり得る。
前述した方法では、NCPレイヤは、端末のユーザプレーンのデータリンクレイヤと、コアネットワーク装置のユーザプレーンのデータリンクレイヤとのそれぞれに設定され、端末のNCPレイヤ及びコアネットワーク装置のNCPレイヤは、ダイレクトデータ交換チャネルを形成し、端末及びコアネットワーク装置はダイレクトデータ交換チャネルを使用することによりパケットを直接交換し、それにより端末とコアネットワーク装置との間のダイレクトパケット交換を実現する。
可能な実施態様では、パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである。これは、FMCシナリオにおけるダイレクトパケット交換をさらに実施する。
可能な実施態様では、パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである。これは、異なるシナリオにおけるダイレクトパケット交換をさらに実施する。
可能な実施態様では、NCPレイヤは、データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する。これは、IPレイヤプロトコルに影響を与えず、且つアプリケーションプログラムの互換性を保証する。
可能な実施態様では、ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており;デジタル加入者線(DSL)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており;信頼性のあるワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており;又は、信頼性のないワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する。これは、異なるアクセスネットワークタイプのシナリオにおける直接交換の問題をさらに解決する。
可能な実施形態では、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される;又は、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む。これは、特定のNCP実装をさらに明確にする。
第3の態様によれば、本発明の一実施形態は装置を提供する。装置は、第1の態様又は第2の態様の方法の実施態様における第1の装置の動作を実施する機能を有する。機能は、ハードウェアによって実現してもよく、又はハードウェアによって実行される対応するソフトウェアによって実現してもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述した機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含む装置を提供する。トランシーバは、プロセッサの制御下でデータを送受信するように設定される。メモリはプリセットプログラムを記憶する。プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って第1の態様又は第2の態様の方法を実行する。
前述した技術的解決法に基づいて、本発明の実施形態では、NCPレイヤは、端末のユーザプレーンのデータリンクレイヤと、コアネットワーク装置のユーザプレーンのデータリンクレイヤとのそれぞれに設定され、端末のNCPレイヤ及びコアネットワーク装置のNCPレイヤはダイレクトデータ交換チャネルを形成し、端末及びコアネットワーク装置はダイレクトデータ交換チャネルを使用することによりパケットを直接交換し、それによって端末とコアネットワーク装置との間のダイレクトパケット交換を実現する。
5GネットワークのFMCネットワーキングの概略構造図である。 UE及びコアネットワークが5Gネットワークにおいて直接対話する必要があるシナリオの概略図である。 アクセスシナリオの概略図である。 E−UTRANアクセスの制御プレーンプロトコルスタックの概略図である。 MPTCPプロトコルスタックの概略図である。 MPTCPの使用シナリオの概略図である。 本発明の一実施形態によるパケット交換システムの概略アーキテクチャ図である。 本発明の一実施形態による、端末とCNとの間のパケット交換方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、端末とCNとの間の別のパケット交換方法の概略フローチャートである。 本発明の一実施形態による、異なる通信アクセス規格のプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。 本発明の一実施形態による、LTEのプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。 本発明の一実施形態による、DSLのプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。 本発明の一実施形態による、信頼性のあるWi−FiのプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。 本発明の一実施形態による、信頼性のないWi−FiのプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。 本発明の一実施形態による、ダイレクト装置とCNとがNCPレイヤでハンドシェイクを実行してリンクを確立するプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、ダイレクト装置とCNとがNCPレイヤでデータを転送するプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、インダイレクト装置とCNとがNCPレイヤでハンドシェイクを実行してリンクを確立するプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、インダイレクトUEとCNとがNCPレイヤでデータを転送するプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、NCP APIインターフェイスを使用することによってパラメータが転送されるプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、マルチ接続モード交渉プロセスにおけるNCPデータ転送プロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、マルチ接続アクティブ/スタンバイモードに対応するリンク切替えプロセスにおけるNCPデータ転送プロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、マルチ接続ステアリングモードに対応するリンク切替えプロセスにおけるNCPデータ転送プロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による分割プロセスの概略図である。 本発明の一実施形態によるステアリングプロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、アクティブ/スタンバイモードにおけるパケット転送プロセスの概略図である。 本発明の一実施形態による、NCP単一接続モードにおけるIPパケット転送の概略図である。 本発明の一実施形態による、プライベートネットワーク状態報告に使用されるNCPデータ転送の概略図である。 本発明の一実施形態による、プライベートネットワークサービス登録に使用されるNCPデータ転送の概略図である。 本発明の一実施形態による、プライベートネットワーク制御に使用されるNCPデータ転送の概略図である。 本発明の一実施形態による、NCPプロトコルヘッダに対応するIPオプションの規定の概略図である。 本発明の一実施形態によるNCPプロトコルヘッダの概略構造図である。 本発明の一実施形態による装置の概略構造図である。 本発明の一実施形態による別の装置の概略構造図である。 本発明の一実施形態による別の装置の概略構造図である。 本発明の一実施形態による別の装置の概略構造図である。 本発明の一実施形態による別の装置の概略構造図である。 本発明の一実施形態による別の装置の概略構造図である。
本発明の目的、技術的解決策、及び利点をより明確にするために、以下では添付図面を参照しながら本発明についてさらに詳細に説明する。明らかに、説明する実施形態は、本発明の全ての実施形態というよりもむしろ単にいくつかの実施形態である。創造的な努力なしに本発明の実施形態に基づいて当業者が得る他の全ての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
本発明の核となる考えは以下の通りであり、それはネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP(Network Convergence Protocol))レイヤが、UEとCNとの間のユーザプレーンデータリンクレイヤにおいてアクセス規格に依存しないダイレクトデータ交換チャネルとして設定されるという考えである。設定されるNCPレイヤは、5GネットワークにおいてUEとコアネットワークとの間のダイレクトパケット交換を実施するために使用される。
設定されるNCPレイヤは、FMCシナリオ又は非FMCシナリオで使用され得ることに留意されたい。以下では説明のための例としてFMCシナリオを使用する。
本発明のこの実施形態では、図7は、パケット交換システムの概略アーキテクチャ図である。パケット交換システムは、主に、CN701、無線アクセスネットワーク(RAN(Radio Access Network))702、固定アクセスネットワーク(FAN(Fixed
Access Network))703、CPE704、及びUE705を含む。
CN701は、5Gコアネットワークであり、且つ主に、装置モビリティ管理、セッション管理、セキュリティ管理、マルチ接続管理、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御に使用される。
RAN702は、主に、LTE又は5G等の3GPP規格の無線アクセスサービスに使用される。
FAN703は、主に、DSL等の固定アクセスサービスに使用される。
CPE704は、主に、Wi−Fi又はBluetooth等のプライベートネットワークを使用することによって、家電機器(home device)のコンバージェンスアクセスを実現するために使用される。
UE705は、主に、Wi−Fi又はBluetooth等のプライベートネットワークを使用することによって、様々なWi−Fi又はBluetooth装置のコンバージェンスアクセスを実現するために使用される。
可能な実施態様では、システムは他の端末装置706をさらに含む。他の端末装置は、主に、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートテレビ、ブルートゥースフォトフレーム、ブルートゥーススピーカボックス、ブルートゥース電球等を含む。
以下では、パケット交換システムに基づくFMCマルチ接続、プライベートネットワーク認識、及びプライベートネットワーク制御のシナリオについて別々に説明する。
(1)FMCマルチ接続シナリオ
FMCマルチ接続シナリオは、2つのサブシナリオ、つまりCPEマルチ接続とUEマルチ接続とを含む。
A.CPEマルチ接続シナリオでは、CPE704内のNCP1プロトコルエンティティが、2つの接続、つまりRAN702接続とFAN703接続とを統合(aggregate)し、CN701内の同等のNCP1プロトコルエンティティが、FMCマルチ接続統合とFMCマルチ接続管理とを実行する。
B.UEマルチ接続シナリオでは、UE705内のNCP2プロトコルエンティティが、2つの接続、つまりRAN702接続とWi−Fi接続とを統合し、CN701内の同等のNCP2プロトコルエンティティが、FMCマルチ接続統合とFMCマルチ接続管理とを実行する。
(2)プライベートネットワーク認識及びプライベートネットワーク制御シナリオ
プライベートネットワーク認識及びプライベートネットワーク制御シナリオは、4つのサブシナリオ、つまりCPEプライベートネットワーク認識、CPEプライベートネットワーク制御、UEプライベートネットワーク認識、及びUEプライベートネットワーク制御を含む。
A.CPEプライベートネットワーク認識シナリオでは、CPE704は、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態をスキャンし、プライベートネットワークの装置サービス、例えばスマートTVサービスをスキャンし、且つNCP1を使用することにより、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態及び装置サービスをコアネットワーク側のNCP1に報告する;CNのNCP1は、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態及び装置サービスを、処理のためにCN内の対応する機能エンティティに送信する。
B.CPEプライベートネットワーク制御シナリオでは、CNのNCP1が、プライベートネットワーク内の装置のQoSポリシー又はVLANプランをCPE内のNCP1に送信し、CPE内のNCP1が、QoSポリシー又はVLANプランを、処理のためにCPE内の対応する機能エンティティに送信する。
C.UEプライベートネットワーク認識シナリオでは、UEは、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態をスキャンし、プライベートネットワークの装置サービス、例えばブルートゥーススピーカボックスサービスをスキャンし、且つNCP2を使用することにより、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態及び装置サービスをCNのNCP2に報告する;CNのNCP2は、プライベートネットワークのネットワーク輻輳状態及び装置サービスを、処理のためにCN内の対応する機能エンティティに送信する。
D.UEプライベートネットワーク制御シナリオでは、CNのNCP2は、プライベートネットワーク内の装置のQoSポリシー又はVLANプランをCPE内のNCP2に送信し、CPE内のNCP2は、QoSポリシー又はVLANプランを、処理のためにUE内の対応する機能エンティティに送信する。
以下の実施形態では、NCPを使用することにより端末とCNとの間で転送されるデータは、端末とCNとの間で直接転送され得る3GPPシグナリング、非3GPPシグナリング、S1インターフェイスデータ等に限定されるものではない可能性がある。
同じ発明概念に基づいて、本発明の第1の実施形態において、図8は、端末とCNとの間のパケット交換の詳細な方法手順を示しており、ここで、第1の装置が端末であり、第2の装置がコアネットワーク装置であるか、又は第1の装置がコアネットワーク装置であり、第2の装置が端末である。具体的な説明は以下の通りである。
ステップ801:第1の装置は、第1の装置のNCPレイヤを使用することによって、パケットを取得する。
特定の実施態様では、パケットはFMCシナリオにおけるパケットである。
この実施形態では、FMCシナリオにおけるパケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットであり得る。列挙されたシナリオは単なる例であり、あるいはまたパケットは別のFMCシナリオにおけるパケットであってもよく、本発明の保護範囲は列挙されたシナリオに限定されるものではないことに留意されたい。
ステップ802:第1の装置は、第1の装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信し、ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、第1の装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、第1の装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
特定の実施態様では、NCPレイヤは、データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP(Internet Protocol))レイヤより下に位置する。
具体的には、端末とコアネットワークとの間の異なるアクセスネットワーク(AN(Access Network))プロトコルに基づいて、NCPレイヤの位置は以下のように説明される。
ロングタームエボリューション(LTE(Long Term Evolution))プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP(Packet Data Convergence Protocol))レイヤより上に位置する。
デジタル加入者線(DSL)プロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP(Point-to-Point Protocol))レイヤより上に位置する。
信頼性のあるWi−Fiプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC(Medium Access Control))レイヤより上に位置する。
信頼性のないWi−Fiプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec(Internet Protocol Security))レイヤより上に位置する。
NCPはアクセス規格とは無関係であり、従って、NCPは様々なアクセスネットワーク規格に適用することができることに留意されたい。以下は単なる例である。例えば、NCPに対応するアクセスネットワーク規格は、LTE、4.5G、5G、Wi−Fi、DSL、WiMAX、CDMA、WCDMA、GSM、Zigbee、Bluetooth、及び赤外線等の規格であり得る。
本発明のこの実施形態では、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、以下の2つの方法のうちの少なくとも1つの方法で規定され得る。詳細は以下の通りである。
第1の方法では、NCPレイヤのプロトコルヘッダは、指定されたオプションタイプのIPオプションを使用することによって搬送される。
第2の方法では、NCPレイヤのプロトコルヘッダは、NCPタイプとNCPデータとを含む。NCPタイプの規定については、IPオプションのサブタイプ(subtype)の規定を参照されたい。
この実施形態では、端末はUE又はCPEであり得る。
同じ発明概念に基づいて、本発明の第2の実施形態において、図9は、端末とCNとの間のパケット交換の他の詳細な方法手順を示しており、ここで、第1の装置が端末であり、第2の装置がコアネットワーク装置であるか、又は第1の装置がコアネットワーク装置であり、第2の装置が端末である、具体的な説明は以下の通りである。
ステップ901:第1の装置は、第1の装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信する。
特定の実施形態では、パケットは、FMCシナリオにおけるパケットである。
この実施形態では、FMCシナリオにおけるパケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである。
ステップ902:第1の装置はパケットを処理し、ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、第1の装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、第1の装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
特定の実施態様では、NCPレイヤは、データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する。
具体的には、端末とコアネットワークとの間の異なるアクセスネットワークプロトコルに基づいて、NCPレイヤの位置は以下のように説明される。
LTEプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはPDCPレイヤより上に位置する。
DSLプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはPPPレイヤより上に位置する。
信頼性のあるWi−Fiプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはMACレイヤより上に位置する。
信頼性のないWi−Fiプロトコルが第1の装置と第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、NCPレイヤはIPSecレイヤより上に位置する。
本発明のこの実施形態では、NCPレイヤのプロトコルヘッダが、以下の2つの方法のうちの少なくとも1つの方法で規定され得る。詳細は以下の通りである。
第1の方法では、NCPレイヤのプロトコルヘッダは、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される。
第2の方法では、NCPレイヤのプロトコルヘッダは、NCPタイプとNCPデータとを含む。
この実施形態では、端末はUE又はCPEであり得る。
以下では、5GネットワークにおけるFMCマルチ接続の場合に、UEとコアネットワークとの間のダイレクトパケット交換のプロセスを説明するために例として特定の実施形態を使用する。
(1)異なる通信アクセス規格のプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置
図10は、異なる通信アクセス規格のプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置の概略図である。各通信アクセス規格において、NCPレイヤは、データリンクレイヤに位置しており、且つインターネットプロトコル(IP(Internet Protocol))レイヤより下に位置する。
NCPレイヤの主な機能は、以下の通りである;つまり従来のIPパケットを搬送すること、ここで、IPパケットの転送性能は、主に、トランスペアレント伝送モードを使用することによって保証される;マルチ接続アグリゲーション及び分割の機能をサポートするために、マルチ接続アグリゲーションにおいてパケットシーケンス番号のヘッダを搬送すること;マルチ接続管理情報を搬送して、複数のFMC接続の間のステアリング及びスイッチング(switching)の機能を実施すること;5Gコアネットワークがプライベートネットワークの状態及びサービスを感知できるように、プライベートネットワーク認識情報を搬送すること;5Gコアネットワークがプライベートネットワーク装置のQoS及びVLANプランを制御できるように、プライベートネットワーク制御情報を搬送すること;及び、NCPネスト化をサポートすること;である。
以下では、説明のための例として、LTE、DSL、信頼性のあるWi−Fi、及び信頼性のないWi−FiプロトコルにおけるNCPレイヤの位置を使用する。
A.LTEプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置が図11に示される。NCPレイヤは、既存のLTEプロトコルにおけるパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP(Packet Data Convergence Protocol))レイヤより上に追加される。GTP−Uは、NCPレイヤにおけるトランスペアレント伝送をサポートしている。IPパケットを搬送することに加えて、NCPレイヤは、5Gで必要とされる別のパケットも搬送する。伝送効率を向上させるために、NCPレイヤはオプションである。
B.DSLプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置が図12に示される。NCPレイヤは既存のDSLプロトコルのPPPレイヤより上に追加される。IPパケットを搬送することに加えて、NCPレイヤは、5Gで必要とされる別のパケットも搬送する。伝送効率を向上させるために、NCPレイヤはオプションである。
C.信頼性のあるWi−FiプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置が図13に示される。NCPレイヤは、既存の信頼性のあるWi−FiプロトコルのMACレイヤより上に追加される。IPパケットを搬送することに加えて、NCPレイヤは、5Gで必要とされる別のパケットも搬送する。
D.信頼性のないWi−FiプロトコルレイヤにおけるNCPレイヤの位置が図14に示される。NCPレイヤは、既存の信頼性のないWi−FiプロトコルのIPSecレイヤより上に追加される。IPパケットを搬送することに加えて、NCPレイヤは、5Gで必要とされる別のパケットも搬送する。
(2)NCPレイヤにおける一般的なメッセージ処理手順
A.NCPレイヤにおけるダイレクト装置とCNとの間のハンドシェイクベースのリンク確立
図15に示されるように、CNのNCPレイヤは、ハンドシェイク要求メッセージ(Handshake-Request)をUEのNCPレイヤに事前に(proactively)送信し、ここで、ハンドシェイク要求メッセージは、サービスパケット又は構築された専用パケットで搬送され得る。オプションで、ハンドシェイク要求メッセージは宛先アドレスを搬送し、宛先アドレスはUEのIPアドレスである。UEのNCPレイヤは、ハンドシェイク応答メッセージ(Handshake-Response)をCNのNCPレイヤに返す。CNのNCPレイヤは、ハンドシェイク確認応答メッセージ(Handshake-ACK)をUEのNCPレイヤに送信して、ダイレクト装置及びCNがリンクを確立するためにNCPレイヤでハンドシェイクを実行するプロセスを完了する。
B.NCPレイヤにおけるダイレクト装置とCNとの間のデータ転送
図16に示されるように、UEのNCPレイヤは、NCPデータをCNのNCPレイヤに事前に送信し、ここで、NCPデータは、サービスパケット又は構築された専用パケットで搬送され得;そして、CNのNCPレイヤは、サービス要件に基づいて、UEのNCPレイヤに応答を返すかどうかを決定する。あるいはまた、CNのNCPレイヤは、NCPデータをUEのNCPレイヤに事前に送信し、ここで、NCPデータは、サービスパケット又は構築された専用パケットで搬送され得;そして、UEのNCPレイヤは、サービス要件に基づいて、CNのNCPレイヤに応答を返すかどうかを決定する。
C.NCPレイヤにおけるインダイレクト装置とCNとの間のハンドシェイクベースのリンク確立
図17に示されるように、CNのNCP2レイヤは、ハンドシェイク要求メッセージをインダイレクトUEのNCP2レイヤに事前に送信し、ここで、ハンドシェイク要求メッセージは、サービスパケット又は構築された専用パケットで搬送され得る。具体的には、CNのNCP2は、どの宛先アドレスがインダイレクトUEのIPアドレスであるかのハンドシェイク要求メッセージをCNのNCP1に送信する。CNのNCP1は、ハンドシェイク要求メッセージをダイレクトUEのNCP1レイヤに透過的に送信する。ハンドシェイク要求メッセージの宛先アドレスがダイレクトUEのIPアドレスではないことを見出した場合に、ダイレクトUEは、ハンドシェイク要求メッセージをインダイレクトUEのNCP2レイヤに透過的に送信する。
ハンドシェイク要求メッセージを受信した後に、インダイレクトUEのNCP2レイヤは、ダイレクトUEのNCP1及びCNのNCP1レイヤを使用することによって、ハンドシェイク応答メッセージをCNのNCP2レイヤに透過的に送信する。
CNのNCP2レイヤは、CNのNCP1レイヤ及びダイレクトUEのNCP1レイヤを使用することによって、ハンドシェイク確認応答メッセージをインダイレクトUEのNCP2レイヤに透過的に送信する。インダイレクトUEのNCP2レイヤがハンドシェイク確認応答メッセージを受信した後に、ハンドシェイクベースのリンク確立プロセスが完了する。
D.NCPレイヤにおけるインダイレクトUEとCNとの間のデータ転送
図18に示されるように、インダイレクトUEのNCP2レイヤは、ダイレクトUEのNCP1レイヤ及びCNのNCP1レイヤを使用することによって、NCPデータをCNのNCP2レイヤに透過的に送信し、ここで、NCPデータを搬送するパケットが、CNのNCP2レイヤのアドレスIPを搬送する。ダイレクトUEのNCP1レイヤ及びCNのNCP1レイヤが、NCPデータで搬送されるIPアドレスがダイレクトUEのNCP1レイヤのIPアドレス又はCNのNCP1レイヤのIPアドレスではないことを見出した後に、NCPデータは透過的に送信される。CNのNCP2レイヤは、サービス論理に基づいて応答を返すかどうかを決定する。
あるいはまた、CNのNCP2レイヤは、CNのNCP1レイヤ及びダイレクトUEのNCP1レイヤを使用することによって、NCPデータをインダイレクトUEのNCP2レイヤに透過的に送信し、ここで、NCPデータを搬送するパケットが、インダイレクトUEのNCP2レイヤのアドレスIPを搬送する。CNのNCP1レイヤ及びダイレクトUEのNCP1レイヤが、NCPデータで搬送されたIPアドレスがCNのNCP1レイヤのIPアドレス又はダイレクトUEのNCP1レイヤのIPアドレスではないことを見出した後に、NCPデータは透過的に送信される。インダイレクトUEのNCP2レイヤは、サービス論理に基づいて応答を返すかどうかを決定する。
E.NCPアプリケーションプログラミングインターフェイス(API(Application Programming Interface))
図19に示されるように、UEにインストールされたアプリケーションは、APIインターフェイスのFunctionInvoke機能を使用することによりNCP機能を呼び出す。パラメータをNCPデータ内にカプセル化した後に、UEのNCPはNCPデータをCNのNCPに送信する。CNのNCPは、NCPデータ内のカプセル化されたパラメータに基づいて、CN内の対応する機能エンティティを呼び出す。CN内の機能エンティティはCNのNCPに応答を返し、CNのNCPはその応答をUEのNCPに送信し、UEのNCPはその応答をUE内のアプリケーションに返す。
UE内のアプリケーションが特定のイベントに加入することを要求した場合であって、イベントがトリガされた後に、CNは、CNのNCPを使用することによって、イベントをUEのNCPに事前に通知し、次にUEのNCPは、イベントをUEのアプリケーションに通知する。
(3)異なるシナリオにおけるNCPデータ転送プロセス
A.マルチ接続モード交渉(negotiation)プロセスにおけるNCPデータ転送
図20に示されるように、CNのNCPレイヤは、マルチ接続ポリシー管理メッセージをUEのNCPレイヤに事前に送信し、ここで、マルチ接続ポリシー管理メッセージは、セッション識別子と特定のマルチ接続モードを示す情報とを搬送する。UEのNCPは、マルチ接続ポリシー管理確認応答メッセージをCNのNCPに返し、ここで、マルチ接続ポリシー管理確認応答メッセージは、セッション識別子と、確認応答されたマルチ接続モードを示す情報とを搬送する。
マルチ接続モードは、アクティブ/スタンバイモード、ステアリングモード、及び分割モードのうちの任意の1つ又は任意の組み合わせを含むが、これらに限定されるものではない。
アクティブ/スタンバイモードでは、2つ以上のリンクのうちの1つのリンクのみが、アクティブ状態であり且つデータ転送に使用され、他のリンクはデータ転送には使用されない。
ステアリングモードでは、2つ以上のリンクが同時にアクティブ状態であるが、同じデータフローは同じリンク上でのみ送信することができる。
分割モードでは、2つ以上のリンクが同時にアクティブ状態であるが、同じデータフローを異なるリンク上で送信することができる。
UEのNCPによって事前に開始されたマルチ接続モード交渉プロセスは、前述したプロセスと同様であり、詳細はここでは説明しない。
B.アクティブ/スタンバイマルチ接続モードでのリンク切替えプロセスにおけるNCPデータ転送
図21に示されるように、UEのNCPは、マルチ接続リンク切替え要求をCNのNCPに送信し、ここで、マルチ接続リンク切替え要求は、セッション識別子と、要求されたアクティブリンクを示す情報とを搬送する。CNのNCPは、マルチ接続リンク切替え指標をUEのNCPに送信し、ここで、マルチ接続リンク切替え指標は、セッション識別子と、要求されたアクティブリンクを示す情報とを搬送する。UEのNCPは、マルチ接続リンク切替え確認応答をCNのNCPに返し、ここで、マルチ接続リンク切替え確認応答は、セッション識別子と、アクティブに切り替えられたリンクを示す情報とを搬送する。
CNのNCPによって事前に開始されたアクティブ/スタンバイリンク切替えプロセスは、前述したプロセスと同様であり、詳細はここでは説明しない。
C.マルチ接続ステアリングモードでのリンク切替えプロセスにおけるNCPデータ転送
図22に示されるように、UEのNCPは、マルチ接続フローリンク(flow link)切替え要求をCNのNCPに送信し、ここで、マルチ接続フローリンク切替え要求は、フロー規則とセッション識別子とを搬送する。CNのNCPは、マルチ接続フローリンク切替え指標をUEのNCPに送信し、ここで、マルチ接続フローリンク切替え指標は、フロー規則とセッション識別子とを搬送する。UEのNCPは、マルチ接続フローリンク切替え確認応答をCNのNCPに送信し、ここで、マルチ接続フローリンク切替え確認応答は、有効なフロー規則とセッション識別子とを搬送する。フロー規則は、主に、フロー情報と対応するリンク識別子とを含む。マルチ接続フローリンク切替え要求、マルチ接続フローリンク切替え指標、及びマルチ接続フローリンク切替え確認応答は、1つ又は複数のフロー規則を搬送することができる。
D.分割モード、すなわちマルチ接続アグリゲーションモードにおけるNCPマルチ接続IPパケット転送
図23に示されるように、UEのIPパケットがUEのNCPレイヤに送信され、UEのNCPレイヤは、分割モードでIPパケットを異なるチャネルで送信し、且つNCPヘッダを各IPパケット内に挿入し、ここで、NCPヘッダは、IPパケットのシーケンス番号を含む。IPパケットを異なるチャネルから受信した後に、CNのNCPレイヤは、各IPパケットのNCPヘッダ内のIPパケットのシーケンス番号に基づいてIPパケットをソート(sort)し、そのIPパケットをCNのIPレイヤに提示する。
E.ステアリングモードにおけるNCPマルチ接続IPパケット転送
図24に示されるように、UEのIPパケットがUEのNCPレイヤに送信され、UEのNCPレイヤは、ステアリングモードでIPパケットを異なるチャネルで送信し、ここで、NCPヘッダはIPパケット内に挿入されていない。同期チャネルからIPパケットを受信した後に、CNのNCPレイヤはIPパケットをCNのIPレイヤに直接提示する。
F.アクティブ/スタンバイモードにおけるNCPマルチ接続IPパケット転送
図25に示されるように、UEのIPパケットがUEのNCPレイヤに送信され、UEのNCPレイヤは、IPパケットをアクティブチャネルでのみ送信し、ここでNCPヘッダはIPパケット内に挿入されていない。アクティブチャネルからIPパケットを受信した後に、CNのNCPはそのIPパケットをCNのIPレイヤに直接提示する。
G.NCPシングル接続モードにおけるIPパケット転送
図26に示されるように、UEのIPパケットがUEのNCPレイヤに送信され、UEのNCPレイヤはIPパケットを透過的に送信し、ここでNCPヘッダはIPパケット内に挿入されていない。IPパケットを受信した後に、CNのNCPレイヤはIPパケットをCNのIPレイヤに直接提示する。
H.プライベートネットワーク状態報告のためのNCPデータ転送
図27に示されるように、UEのプライベートネットワーク状態エンティティは、プライベートネットワーク状態値をCNに送信するためにUEのNCPレイヤのAPIインターフェイスを呼び出す。プライベートネットワーク状態値を受信した後に、UEのNCPレイヤは、プライベートネットワーク状態値をNCPデータとしてカプセル化し、そのNCPデータをCNのNCPレイヤに送信する。状態報告を受信した後に、CNのNCPレイヤは、状態報告をCNのプライベートネットワーク状態管理エンティティに転送(forward:自動転送)する。
I.プライベートネットワークサービス登録のためのNCPデータ転送
図28に示されるように、UEのプライベートネットワークサービススキャニングエンティティは、サービス管理情報をCNに送信するためにUEのNCPレイヤのAPIインターフェイスを呼び出す。サービス管理情報を受信した後に、UEのNCPレイヤは、サービス管理情報をNCPデータとしてカプセル化し、そのNCPデータをCNのNCPレイヤに送信する。CNのNCPレイヤは、受信したNCPデータ内のサービス管理情報をCNのサービス管理エンティティに転送(forward)する。
J.プライベートネットワーク制御のためのNCPデータ転送
図29に示されるように、CNのプライベートネットワーク制御エンティティは、プライベートネットワーク制御メッセージをCNのNCPレイヤに送信し、ここで、プライベートネットワーク制御メッセージは制御ポリシーを搬送する。プライベートネットワーク制御メッセージを受信した後に、CNのNCPレイヤは、プライベートネットワーク制御メッセージをUEのNCPレイヤに転送(forward)する。プライベートネットワーク制御メッセージを受信した後に、UEのNCPレイヤは、プライベートネットワーク制御エンティティの登録コールバック機能を使用することによって、制御ポリシーをUEのプライベートネットワーク制御エンティティに送信する。
制御ポリシーは、QoSポリシー、例えばプライベートネットワーク内のユーザのQoSポリシー又はプライベートネットワーク内のサービスのQoSポリシーを含み得る。
(4)NCPプロトコルヘッダの規定
第1の規定方法では、NCPレイヤは、データリンクレイヤに属しており、且つIPレイヤより下に位置する。NCPプロトコルヘッダが既存のプロトコルシステムと互換性があることを保証するために、NCPヘッダはIPオプション(Option)を使用することにより実装される。それに対応して、オプションタイプ(Option
Type)、例えば28が、IETFのNCPに対して別々に適用され得る。
NCPに対応するIPオプションの規定が図30に示される。具体的には、オプションタイプ(Option Type)=28であって、サブタイプ(Subtype)=0の場合に、IPオプションはパケットがハンドシェイク要求(Handshake-Request)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=1の場合に、IPオプションはパケットがハンドシェイク応答(Handshake-Response)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=2の場合に、IPオプションはパケットがハンドシェイク確認応答(Handshake-ACK)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=64の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスポリシー管理(DataTransfer-Multipath Policy management)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=65の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスポリシー管理確認応答(DataTransfer-Multipath Policy management Ack)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=66の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスリンク切替え要求(DataTransfer-Multipath Link Switch Request)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=67の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスリンク切替え指標(DataTransfer-Multipath Link Switch Indication)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=68の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスリンク切替え確認応答(DataTransfer-Multipath Link Switch Ack)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=70の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスフローリンク切替え要求(DataTransfer-Multipath Flow Link Switch Request)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=71の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスフローリンク切替え指標(DataTransfer-Multipath Flow Link Switch Indication)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=72の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパスフローリンク切替え確認応答(DataTransfer-Multipath Flow Link Switch Ack)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=74の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−マルチパス分割(DataTransfer-Multipath
Splitting)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=76の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−プライベート装置サービス管理(DataTransfer-Private Device Service Management)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=78の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−プライベートネットワーク状態報告(DataTransfer-Private Network Status Report)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=80の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−プライベート装置ポリシー制御(DataTransfer-Private Device Policy Control)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=82の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−プライベート装置VLAN制御(DataTransfer-Private Device VLAN Control)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=84の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−ネスト化NCP(DataTransfer-Nested
NCP)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=86の場合に、IPオプションはパケットがデータ転送−非3GPP NAS信号(DataTransfer-Non 3GPP NAS Signal)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=128の場合に、IPオプションはパケットが機能呼出し−プライベートネットワーク輻輳状態(FunctionInvoke-Private Network Congestion Status)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=130の場合に、IPオプションはパケットが機能呼出し−プライベートネットワーク内の利用可能なサービスクエリ(FunctionInvoke-Available Service Query in Private Network)であることを示す;サブタイプ(Subtype)=132の場合に、IPオプションはパケットが機能イベント−プライベート(FunctionEvent-Private)であることを示す。
第2の規定方法では、NCPレイヤはデータリンクレイヤの最上位に位置しており、使用される異なるアクセスネットワークプロトコルに基づいて、NCPレイヤは、PDCPレイヤ、PPPレイヤ、Wi−Fi MACレイヤ、又はIPSecレイヤより上で搬送する必要がある。
3GPP PDCPレイヤの場合に、新しいSDUタイプ(例えば、値が6)は、PDCPによって搬送されるパケットがNCPパケットであることを示すために規定され得る。
非3GPPのPPP、PDCP、Wi−Fi MAC、及びIPSecレイヤであって、NCPレイヤがそれらより上で搬送される場合に、対応するペイロード(payload)タイプは、IPパケットと同じタイプ、つまり0×0800に設定する必要がある。この場合に、IPパケットヘッダ圧縮機能は、PPP、PDCP、Wi−Fi MAC、及びIPSecレイヤについては有効にならない。圧縮機能は、NCPレイヤによって実施することができる。NCP圧縮プロセスはこの仕様では規定されない。換言すれば、NCPレイヤのパケットタイプは、IPパケットタイプと同じ規定を使用する。
図31は、新たに規定されたNCPプロトコルヘッダの概略構成図である。NCPプロトコルヘッダは、NCPタイプとNCPデータとを含む。NCPタイプの規定方法について、第1の規定方法のサブタイプ規定方法を参照されたい。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第3の実施形態は装置を提供する。装置の具体的な実施態様については、第1の実施形態における第1の装置に関する関連説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図32に示されるように、装置は、主に、
装置のNCPレイヤを使用することによって、パケットを取得するように設定される処理モジュール3201と、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信するように設定される通信モジュール3202と、を含み、
ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第4の実施形態は別の装置を提供する。装置の具体的な実施態様については、第2の実施形態における第1の装置に関する関連説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図33に示されるように、装置は、主に、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するように設定される通信モジュール3301と、
パケットを処理するように設定される処理モジュール3302と、を含む。
NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第5の実施形態は装置をさらに提供する。装置の具体的な実施態様については、第1の実施形態における第1の装置に関する説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図34に示されるように、装置は、主に、プロセッサ3401、メモリ3402、及びトランシーバ3403を含む。トランシーバ3403は、プロセッサ3401の制御下でデータを送受信するように設定される。メモリ3402は、プリセットプログラムを記憶する。プロセッサ3401は、メモリ3402内のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って以下の処理を実行する:その処理は、
装置のNCPレイヤを使用することによって、パケットを取得することと、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信するようにトランシーバに命令することと、を含み、ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
具体的には、プロセッサは、第3の実施形態における処理モジュールの機能を実行するように設定され、トランシーバは、プロセッサの制御下で第3の実施形態における通信モジュールの機能を実行するように設定される。
具体的には、装置が端末である場合に、端末はUEである。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第6の実施形態は装置をさらに提供する。装置の具体的な実施態様については、第2の実施形態における第1の装置に関する説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図35に示されるように、装置は、主に、プロセッサ3501、メモリ3502、及びトランシーバ3503を含む。トランシーバ3503は、プロセッサ3501の制御下でデータを送受信するように設定される。メモリ3502は、プリセットプログラムを記憶する。プロセッサ3501は、メモリ3502内のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って以下の処理を実行する:その処理は、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するようにトランシーバに命令することと、
パケットを処理することと、を含む。
NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
具体的には、プロセッサは、第4の実施形態における処理モジュールの機能を実行するように設定され、トランシーバは、プロセッサの制御下で第4の実施形態における通信モジュールの機能を実行するように設定される。
具体的には、装置が端末である場合に、端末はUEである。
図34及び図35において、プロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、バスを使用することによって接続される。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的には、プロセッサによって表される1つ又は複数のプロセッサの回路と、メモリによって表されるメモリの回路とを互いに接続する。バスアーキテクチャは、例えば、周辺装置又は電圧安定化装置を電力管理回路等の他の様々な回路にさらに接続することができる。これらは当技術分野で周知であり、従って本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。トランシーバは、複数の構成要素、すなわち送信機及びトランシーバを含むことができ、伝送媒体上の他の様々な機器と通信するように設定されるユニットを提供する。プロセッサは、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリは、動作を実行するためにプロセッサによって使用されるデータを記憶することができる。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第7の実施形態は装置をさらに提供する。装置の具体的な実施態様については、第1の実施形態における第1の装置に関する説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図36に示されるように、装置は、主に、プロセッサ3601、メモリ3602、及び通信インターフェイス3603を含む。通信インターフェイス3603は、プロセッサ3601の制御下でデータを送受信するように設定される。メモリ3602は、プリセットプログラムを記憶する。プロセッサ3601は、メモリ3602内のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って以下の処理を実行する:その処理は、
装置のNCPレイヤを使用することによって、パケットを取得することと、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤにパケットを送信するように通信インターフェイスに命令することと、を含み、ここで、NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
具体的には、プロセッサは、第3の実施形態における処理モジュールの機能を実行するように設定され、通信インターフェイスは、プロセッサの制御下で第3の実施形態における通信モジュールの機能を実行するように設定される。
具体的には、装置が端末である場合に、端末はCPEである。
同じ発明思想に基づいて、本発明の第8の実施形態は装置をさらに提供する。装置の具体的な実施態様については、第2の実施形態における第1の装置に関する説明を参照されたい。繰返しの内容は、ここでは再び説明しない。図37に示されるように、装置は、主に、プロセッサ3701、メモリ3702、及び通信インターフェイス3703を含む。通信インターフェイス3703は、プロセッサ3701の制御下でデータを送受信するように設定される。メモリ3702は、プリセットプログラムを記憶する。プロセッサ3701は、メモリ3702内のプログラムを読み出し、そのプログラムに従って以下の処理を実行する:その処理は、
装置のNCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するように通信インターフェイスに命令することと、
パケットを処理することと、を含む。
NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、装置のNCPレイヤ及び第2の装置のNCPレイヤは、装置と第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成する。
装置は端末であり、第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は装置はコアネットワーク装置であり、第2の装置は端末である。
具体的には、プロセッサは、第4の実施形態における処理モジュールの機能を実行するように設定され、通信インターフェイスは、プロセッサの制御下で第4の実施形態における通信モジュールの機能を実行するように設定される。
図36及び図37において、プロセッサ、メモリ、及び通信インターフェイスは、バスを使用することによって接続される。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的には、プロセッサによって表される1つ又は複数のプロセッサの回路と、メモリによって表されるメモリの回路とを互いに接続する。バスアーキテクチャは、例えば、周辺装置又は電圧安定化装置を電力管理回路等の他の様々な回路にさらに接続することができる。これらは当技術分野で周知であり、従って本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。プロセッサは、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリは、動作を実行するためにプロセッサによって使用されるデータを記憶することができる。
本発明の実施形態では、パケットは、NCPレイヤを使用することによって端末とコアネットワークとの間で直接転送され、機能的には、端末とコアネットワークとの間のパケットの直接転送を実施する。さらに、明細書の背景技術における方式1とは異なり、NCPはユーザプレーン上でパケットを送信し、シグナリングプレーンの性能に影響を与えることを回避し、ユーザプレーンのマルチ接続アグリゲーションに必要なパケットシーケンス番号を搬送することを可能にする。NCPはデータリンクレイヤでパケットを送信するので、FMCマルチ接続アグリゲーションポイントが5Gコアネットワークに実装され、5GコアネットワークはFMCマルチ接続管理を効果的に実施することができる。
さらに、本発明の実施形態では、NCPはIPオプションをプロトコルベアラとして使用するので、NCPプロトコルヘッダは既存のIPシステムと互換性があり、その機能は異なるアクセスネットワーク規格で使用することができる。実施形態では、NCPは、規格とは無関係の規格に依存しないプロトコルヘッダを使用するので、NCPは、3GPPチャネルに限定されるのではなく、様々な規格で使用することができる。
当業者は、本発明の実施形態が、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供し得ることを理解すべきである。従って、本発明は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアの組合せを含む実施形態の形態を使用することができる。さらに、本発明は、コンピュータ使用可能プログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ使用可能記憶媒体(ディスクメモリ、光メモリ等を含むがこれらに限定されるものではない)上で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を使用することができる。
本発明は、本発明の実施形態による方法、装置(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図内の各プロセス及び/又は各ブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図内のプロセス及び/又はブロックの組合せを実施するためにコンピュータプログラム命令を使用してもよいことを理解されたい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み型プロセッサ、又は任意の他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供され、マシンを生成することができ、それによって、コンピュータ又は任意の他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行される命令は、フローチャート内の1つ又は複数の処理及び/又はブロック図内の1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実施するための装置を生成する。
これらのコンピュータプログラム命令は、特定の方法で動作するようにコンピュータ又は他の任意のプログラム可能なデータ処理装置に命令することができるコンピュータ可読メモリに記憶させることができ、それにより、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令機器を含むアーチファクトを生成する。命令機器は、フローチャート内の1つ又は複数の処理及び/又はブロック図内の1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実施する。
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理装置にロードすることができ、その結果、コンピュータ又は他のプログラム可能な装置上で一連の動作及びステップが実行され、それによってコンピュータ実施処理が生成される。従って、コンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行される命令は、フローチャート内の1つ又は複数の処理及び/又はブロック図内の1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実施するためのステップを提供する。
明らかに、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明に対して様々な修正及び変更を加えることができる。本発明は、添付の特許請求の範囲及びそれらの同等の技術によって規定される保護の範囲内にある限り、これらの修正及び変更を網羅することを意図する。

ハンドシェイク要求メッセージを受信した後に、インダイレクトUEのNCP2レイヤは、ダイレクトUEのNCP1レイヤ及びCNのNCP1レイヤを使用することによって、ハンドシェイク応答メッセージをCNのNCP2レイヤに透過的に送信する。

図24に示されるように、UEのIPパケットがUEのNCPレイヤに送信され、UEのNCPレイヤは、ステアリングモードでIPパケットを異なるチャネルで送信し、ここで、NCPヘッダはIPパケット内に挿入されていない。異なるチャネルからIPパケットを受信した後に、CNのNCPレイヤはIPパケットをCNのIPレイヤに直接提示する。

図34及び図35において、プロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、バスを使用することによって接続される。バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的には、プロセッサによって表される1つ又は複数のプロセッサの回路と、メモリによって表されるメモリの回路とを互いに接続する。バスアーキテクチャは、例えば、周辺装置又は電圧安定化装置を電力管理回路等の他の様々な回路にさらに接続することができる。これらは当技術分野で周知であり、従って本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェイスはインターフェイスを提供する。トランシーバは、複数の構成要素、すなわち送信機及び受信機を含むことができ、伝送媒体上の他の様々な機器と通信するように設定されるユニットを提供する。プロセッサは、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリは、動作を実行するためにプロセッサによって使用されるデータを記憶することができる。

Claims (24)

  1. パケット交換方法であって、
    第1の装置によって、該第1の装置のネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、パケットを取得するステップと、
    前記第1の装置によって、該第1の装置の前記NCPレイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤに前記パケットを送信するステップと、を含み、
    前記NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、前記第1の装置の前記NCPレイヤ及び前記第2の装置の前記NCPレイヤは、前記第1の装置と前記第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、
    前記第1の装置は端末であり、前記第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は前記第1の装置はコアネットワーク装置であり、前記第2の装置は端末である、
    方法。
  2. 前記パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである、請求項1に記載の方法。
  4. 前記NCPレイヤは、前記データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する、請求項1に記載の方法。
  5. ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており、
    デジタル加入者線(DSL)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており、
    信頼性のあるワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、前記NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており、又は
    信頼性のないワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、前記NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される、又は
    前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. パケット交換方法であって、
    第1の装置によって、該第1の装置のネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するステップと、
    前記第1の装置によって、前記パケットを処理するステップと、を含み、
    前記NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、前記第1の装置の前記NCPレイヤ及び前記第2の装置の前記NCPレイヤは、前記第1の装置と前記第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、
    前記第1の装置は端末であり、前記第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は前記第1の装置はコアネットワーク装置であり、前記第2の装置は端末である、
    方法。
  8. 前記パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである、請求項7に記載の方法。
  10. 前記NCPレイヤは、前記データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する、請求項7に記載の方法。
  11. ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており、
    デジタル加入者線(DSL)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており、
    信頼性のあるワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており、又は
    信頼性のないワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記第1の装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される、又は
    前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む、
    請求項7乃至11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 装置であって、
    該装置のネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、パケットを取得するように設定される処理モジュールと、
    前記装置の前記NCPレイヤを使用することによって、前記パケットを第2の装置のNCPレイヤに送信するように設定される通信モジュールと、を有しており、
    前記NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、前記装置の前記NCPレイヤ及び前記第2の装置の前記NCPレイヤは、前記装置と前記第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、
    前記装置は端末であり、前記第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は前記装置はコアネットワーク装置であり、前記第2の装置は端末である、
    装置。
  14. 前記パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである、請求項13に記載の装置。
  15. 前記パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである、請求項13に記載の装置。
  16. 前記NCPレイヤは、前記データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する、請求項13に記載の装置。
  17. ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており、
    デジタル加入者線(DSL)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており、
    信頼性のあるワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、前記NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており、又は
    信頼性のないワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワークに使用される場合に、前記NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する、請求項16に記載の装置。
  18. 前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される、又は
    前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む、
    請求項13乃至17のいずれか一項に記載の装置。
  19. 装置であって、
    該装置のネットワークコンバージェンスプロトコル(NCP)レイヤを使用することによって、第2の装置のNCPレイヤによって送信されたパケットを受信するように設定される通信モジュールと、
    前記パケットを処理するように設定される処理モジュールと、を有しており、
    前記NCPレイヤはユーザプレーンのデータリンクレイヤに位置しており、前記装置のNCPレイヤ及び前記第2の装置の前記NCPレイヤは前記装置と前記第2の装置との間にダイレクトデータ交換チャネルを形成し、
    前記装置は端末であり、前記第2の装置はコアネットワーク装置であるか、又は前記装置はコアネットワーク装置であり、前記第2の装置は端末である、
    装置。
  20. 前記パケットは、フィックスドモバイルコンバージェンス(FMC)シナリオにおけるパケットである、請求項19に記載の装置。
  21. 前記パケットは、FMCマルチ接続アグリゲーションに使用されるパケット、FMCマルチ接続管理に使用されるパケット、プライベートネットワーク認識に使用されるパケット、又はプライベートネットワーク制御に使用されるパケットである、請求項19に記載の装置。
  22. 前記NCPレイヤは、前記データリンクレイヤの最上位に位置しており、且つインターネットプロトコル(IP)レイヤより下に位置する、請求項19に記載の装置。
  23. ロングタームエボリューション(LTE)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤより上に位置しており、
    デジタル加入者線(DSL)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはポイントツーポイントプロトコル(PPP)レイヤより上に位置しており、
    信頼性のあるワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤは媒体アクセス制御(MAC)レイヤより上に位置しており、又は
    信頼性のないワイファイ(Wi−Fi)プロトコルが前記装置と前記第2の装置との間のアクセスネットワーク(AN)に使用される場合に、前記NCPレイヤはインターネットプロトコルセキュリティ(IPSec)レイヤより上に位置する、請求項19に記載の装置。
  24. 前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、指定されたオプションタイプのインターネットプロトコル(IP)オプションを使用することによって搬送される、又は
    前記NCPレイヤのプロトコルヘッダが、NCPタイプとNCPデータとを含む、
    請求項19乃至23のいずれか一項に記載の装置。


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