本出願は、2016年11月4日に中国特許庁に出願された「データ送信方法及びデータ送信装置(DATA TRANSMISSION METHOD AND APPARATUS)」と題する中国特許出願第201610982030.6号と、2016年12月30日に中国特許庁に出願された「データ送信方法及びデータ送信装置」と題する中国特許出願第201611271245.3号と、2017年3月20日に中国特許庁に出願された「データ送信方法及びデータ送信装置」と題する中国特許出願第201710167223.0号とに基づく優先権を主張するものであり、これらの特許出願はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、データ処理技術の分野に関するものであり、詳細には、データ送信方法及びデータ送信装置に関するものである。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)技術において、送信側でのデータ処理手順には、巡回冗長検査(cyclic redundancy check、CRC)をトランスポートブロック(transport block、TB)に付加し、TBを1つ又は複数の符号ブロック(code block、CB)に分割してCRCを各CBに付加し、次に、符号化、レートマッチング、及びリソースマッピングなどのオペレーションを各CBに対して行った後に当該CBを送出するといった手順が含まれる。受信側では、データを受信して、逆のリソースマッピング及びレートマッチングなどの逆のオペレーションを当該データに対して行った後に、各CBの復号を試みる。全てのCBを復号した後に取得したデータのCRCが成功し、且つTBのCRCが成功した場合、TBの送信に成功したことを送信側に通知するために、1ビット(bit)の肯定応答(acknowledgement、ACK)インジケーションがフィードバックされる。CBを復号した後に取得したデータのCRCが失敗したか、又はTBのCRCが失敗した場合、TBの送信に失敗したことを送信側に通知するために、1ビットの否定応答(negative acknowledgement、NACK)インジケーションがフィードバックされる。送信側は、データ通信の信頼性を保証するために、TBのデータを再送信してもよい。
前述の方法では、CBを復号した後に取得したデータのCRCが失敗したと受信側が判定した場合、送信側は、TB全体のデータを再送信する必要がある。これが、比較的低い送信効率の原因になる。
本発明の実施形態が、送信効率を向上させるために、データ送信方法及びデータ送信装置を提供する。
以下の技術的解決手段は、前述の目的を実現するために、本発明の実施形態に用いられる。
第1の態様によれば、TB分割方法が提供され、本方法は、TBをm個の符号ブロックCBグループに分割する段階を含む。ここで、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む。この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBグループを含む。このように、この技術的解決手段がデータ送信プロセスに適用されると、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。例えば、1つのCBグループ内の各CBを復号した後に取得したデータのCRCが成功した場合、当該CBグループの送信に成功したことを送信側に通知するためにACKがフィードバックされる。そうでなければ、当該CBグループの送信に失敗したことを送信側に通知するためにNACKがフィードバックされ、送信側は当該CBグループのデータを再送信してもよい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、CBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいてCBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。任意選択的に、m=NGroup_maxである。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式4を参照されたい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBS、CBのデータサイズの最大値CBmax、及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式10を参照されたい。
任意選択的に、TBを分割することにより取得されるCBの個数の基準値NCB_reが、NCB_re=ceil(TBS/CBmax)の式に基づいて、まず決定される。次に、CBグループの個数の実際の値mが、m=min(ceil(NCB_re/K),NGroup_max)の式に基づいて決定される。
TBSは、TBのデータサイズを示す。TBにCRCを付加しない場合、TBのデータサイズTBSはTBのデータサイズである。TBにCRCを付加する場合、TBのデータサイズTBSは、TBのデータサイズとTBに付加するCRCのサイズとの合計になる。
CBmaxは、CBのデータサイズの最大値を示す。CBにCRCを付加しない場合、CBのデータサイズの最大値CBmaxは最大CBサイズである(例えば、CBmaxはLTEにおいて6144ビットになり得る、又はCBmaxはNR/5Gにおいて8192ビットになり得る)。CBにCRCを付加する場合、CBのデータサイズの最大値CBmaxは、最大CBサイズから、CBに付加するCRCのサイズを差し引くことにより求められる。ceil()は、端数を切り上げることを示す。
Kは1であってよく、又は1つのCBグループに含まれるCBの個数の最小値NCB_min、又は1つのCBグループに含まれるCBの個数NCB_perGroup(又は、CBグループの粒度と呼ばれる)、又は1つのCBグループに含まれるCBの個数の最大値NCB_maxであってよい。NCB_min、NCB_perGroup、及びNCB_maxは全て、事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層のシグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBS、CBグループのデータサイズの最大値CBGroup_max、及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式11を参照されたい。
任意選択的に、CBグループの個数の基準値NGroup_reが、NGroup_re=ceil(TBS/CBGroup_max)の式に基づいて決定され、次にmが、m=min(NGroup_re,NGroup_max)の式に基づいて決定される。TBSの関連する説明については、前述の事項を参照されたい。CBグループにCRCを付加しない場合、CBGroup_maxはCBグループのデータのビットの最大個数である。CBグループにCRCを付加する場合、CBGroup_maxは、CBグループのデータのビットの最大個数から、CBグループに付加するCRCのサイズを差し引くことにより求められる。CBGroup_maxは、事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層のシグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
前述の解決手段のうちのいずれか1つにおけるNGroup_maxは、事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層のシグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBSに基づいてCBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。任意選択的に、1つ又は複数の事前設定閾値が送信側において設定されてよく、送信側は次に、TBS及び1つ又は複数の事前設定閾値に基づいてmを決定してよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式3を参照されたい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBSとCBのデータサイズの最大値CBmaxとに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式6を参照されたい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBSとCBグループのデータサイズの最大値CBGroup_maxとに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式7を参照されたい。
実行可能な設計例において、TBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズTBSとCBグループの個数の最大値NGroup_maxとに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。この実施例の関連する説明については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式8を参照されたい。
本発明の実施形態は、1つのTBに含まれるCBグループの個数の実際の値mを決定することについて、複数の実施例を提供する。詳細については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式1から方式11を参照されたい。少なくとも以下の2つのカテゴリが含まれる。
第1のカテゴリでは、TBを分割することにより取得されるCBの個数の基準値NCB_reが、NCB_re=ceil(TBS/CBmax)の式に基づいて、まず決定される。次にCBグループの個数の実際の値mが、方式1、方式6、及び方式10のように決定される。
第2のカテゴリでは、TBを分割することにより取得されるCBグループの個数の基準値NGroup_reが、NGroup_re=ceil(TBS/CBGroup_max)の式に基づいて、まず決定される。次にCBグループの個数の実際の値mが、方式2、方式7、及び方式11のように決定される。
第1のカテゴリの方式において、NCB_reは、第1のカテゴリの方式で決定されたmでちょうど割り切れなくてもよい。したがって、異なるCBグループのCBの個数は異なってもよい。 実行可能な設計例において、本方法はさらに、
の式又は
の式に基づいて、各CBグループのCBの個数Cを決定する段階を含んでよい。ここで、
は端数を切り上げることを示し、
は端数を切り捨てることを示し、CはC+及びC−を含む。 また、本方法はさらに、N+=NCB_re−mC−の式に基づいて、それぞれがC+個のCBを有するCBグループの個数N+を決定する段階と、N−=m−N+の式に基づいて、それぞれがC−個のCBを有するCBグループの個数N−を決定する段階とを含んでよい。この実施例は、CBグループ内のCBの個数を決定する方式を提供する。
第2のカテゴリの方式において、TBSは、第2のカテゴリの方式で決定されたmでちょうど割り切れなくてもよい。したがって、異なるCBグループに含まれるビットの個数は異なってもよい。 実行可能な設計例において、本方法はさらに、
又はB−=TBS−(m−1)B+の式に基づいて、各CBグループ内のビットの個数Bを決定する段階を含んでよい。 この実施例は、CBグループに含まれるビットの個数を決定する方式を提供する。
第2の態様によれば、データ送信方法が提供され、本方法は、TBをm個の符号ブロックCBグループに分割する段階であって、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む、段階と、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングする段階と、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出する段階とを含む。この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBグループを含む。このように、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。mを決定する手順については、第1の態様を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、各CBグループにCRCを付加する段階を含んでよい。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、各CBにCRCを付加する段階を含んでよい。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、各CBグループをC個のCBに分割する段階を含んでよく、各CBにCRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズBはCBグループのデータサイズLCBgroupである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズBは、CBグループのデータサイズLCBgroupとCBグループに付加するCRCのサイズCBGroupCRCとの合計になる。実行可能な設計例により、CBグループを複数のCBに分割する方法が提供される。具体的には、CBグループをC個のCBに分割し、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(LCBgroup/CBmax)となり、CBグループをC個のCBグループに分割し、CBにCRCを付加する場合、C=ceil(LCBgroup/(CBmax−CBCRC))となり、CBグループ及びCBグループに付加したCRCをC個のCBに分割し、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/CBmax)となり、又は、CBグループ及びCBグループに付加したCRCをC個のCBに分割し、CBグループにCRCを付加した場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/(CBmax−CBCRC))となる。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、MビットのHARQインジケータを受信する段階を含んでよい。ここで、HARQインジケータの各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに用いられ、Mは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである。実行可能な設計例により、HARQインジケータを送信する方法が提供される。
実行可能な設計例において、MIMOシステムの1つの送信プロセスで送信される複数のTBに対して空間多重化を行う場合、送信側は複数のTBのそれぞれに対して個別のオペレーションを行ってよい。言い換えれば、本出願において提供される技術的解決手段に従って、複数のTBのそれぞれに対してデータ送信が行われる。あるいは、送信側は、複数のTBに対して共通オペレーションを行ってもよく、例えば、複数のTBのうちの最大データサイズ又は最小データサイズを有するTBに基づいて、均等分割方式を決定してもよい。例えば、CBグループの個数の実際の値mを決定する処理に用いられるTBSが、複数のTBのうちの最大データサイズ又は最小データサイズを有するTBに基づいて決定されてよい。実行可能な設計例により、同時に送信される複数のTBを分割する実施例が提供される。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、制御情報を送出する段階を含んでよい。制御情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含む。すなわち、1つ又はN個の変調符号化方式MCS、1つ又はN個の新規データインジケータNDI、及び1つ又はN個の冗長バージョンRVである。Nは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mを示す。制御情報は、ダウンリンク制御情報DCIであってよい。この技術的解決手段により、ダウンリンク制御情報DCIを送信する方法が提供される。
実行可能な設計例において、再送信データのみが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データを表した、NDIに含まれる情報は無意味である。新規データ及び再送信データが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データ及び再送信データを表した、NDI内にある情報は意味をなす。
第3の態様によれば、データ送信方法が提供され、本方法は、制御情報を受信する段階であって、制御情報はトランスポートブロックTBに関する情報を含み、TBはm個の符号ブロックCBグループを含み、CBグループは少なくとも1つのCBを含み、mは2以上の整数である、段階と、次にm個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成する段階とを含む。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。その実装プロセスについては、第1の態様を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、Mビットの自動再送要求HARQインジケータをフィードバックする段階を含んでよい。HARQインジケータの各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに用いられ、MはCBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである。任意選択的に、TBの復号に失敗すると(具体的には、CRCが失敗すると)、MビットのNACKインジケーションがフィードバックされる。
実行可能な設計例において、m個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから抽出した後に、本方法はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。各CBに巡回冗長検査CRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax))となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズはCBグループのデータサイズである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズは、CBグループのデータサイズとCBグループに付加するCRCのサイズとの合計になる。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、制御情報を受信する段階を含んでよい。制御情報は以下の情報のうちの少なくとも1つを含む。すなわち、1つ又はN個の変調符号化方式MCS、1つ又はN個の新規データインジケータNDI、及び1つ又はN個の冗長バージョンRVである。Nは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mを示す。
第3の態様で提供される任意の技術的解決手段の関連内容の説明及び有益な効果については、第2の態様の対応する技術的解決手段を参照できることが理解されるであろう。
第4の態様によれば、第1の態様で提供された任意のTB分割方法を実施するように構成されたTB分割装置が提供される。TB分割装置は、TBをm個の符号ブロックCBグループに分割するように構成された分割モジュールを含む。ここで、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、CBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいてCBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。任意選択的に、m=NGroup_maxである。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBS、CBのデータサイズの最大値CBmax、及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBS、CBグループのデータサイズの最大値CBGroup_max、及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBSに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値CBmaxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBS及びCBグループのデータサイズの最大値CBGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズTBS及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成される。
実行可能な設計例において、分割モジュールが、NCB_re=ceil(TBS/CBmax)の式に基づいて、TBを分割することにより取得されるCBの個数の基準値NCB_reを決定し、次にCBグループの個数の実際の値mを決定する場合、分割モジュールはさらに、各CBグループ内のCBの個数Cを、
又は
の式に基づいて決定するように構成され得る。ここで、
は端数を切り上げることを示し、
は端数を切り捨てることを示す。 また、分割モジュールはさらに、N+=NCB_re−mC−の式に基づいて、それぞれがC+個のCBを有するCBグループの個数N+を決定し、N−=m−N+の式に基づいて、それぞれがC−個のCBを有するCBグループの個数N−を決定するように構成されてよい。
実行可能な設計例において、分割モジュールが、NGroup_re=ceil(TBS/CBGroup_max)の式に基づいて、TBを分割することにより取得されるCBグループの個数の基準値NGroup_reをまず決定し、次にCBグループの個数の実際の値mを決定する場合、分割モジュールはさらに、各CBグループ内のビットの個数Bを、
又はB−=TBS−(m−1)B+の式に基づいて決定するように構成されてよい。
第4の態様で提供される任意の技術的解決手段の関連内容の説明及び有益な効果については、第1の態様の対応する技術的解決手段を参照できることが理解されるであろう。
第5の態様によれば、第2の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施するように構成されたデータ送信装置が提供される。データ送信装置は、分割モジュールと、マッピングモジュールと、送出モジュールとを含んでよい。分割モジュールは、トランスポートブロックTBをm個の符号ブロックCBグループに分割するように構成される。ここで、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む。マッピングモジュールは、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングするように構成される。送出モジュールは、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出するように構成される。
分割モジュールの具体的な実施例については、第3の態様を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
実行可能な設計例において、本装置はさらに、各CBグループにCRCを付加するように構成された、及び/又は各CBにCRCを付加するように構成された付加モジュールを含んでよい。
実行可能な設計例において、分割モジュールはさらに、各CBグループをC個のCBに分割するように構成されてよく、各CBにCRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズBはCBグループのデータサイズLCBgroupである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズBは、CBグループのデータサイズLCBgroupとCBグループに付加するCRCのサイズCBGroupCRCとの合計になる。
実行可能な設計例において、本装置はさらに、Mビットの自動再送要求HARQインジケータを受信するように構成された受信モジュールを含んでよい。ここで、HARQインジケータの各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに用いられ、Mは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである。
実行可能な設計例において、送出モジュールはさらに、制御情報を送出するように構成されてよい。制御情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含む。すなわち、1つ又はN個の変調符号化方式MCS、1つ又はN個の新規データインジケータNDI、及び1つ又はN個の冗長バージョンRVである。Nは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mを示す。制御情報は、ダウンリンク制御情報DCIであってよい。
実行可能な設計例において、再送信データのみが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データを表した、NDI内にある情報は無意味である。新規データ及び再送信データが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データ及び再送信データを表した、NDI内にある情報は意味をなす。
第5の態様で提供される任意の技術的解決手段の関連内容の説明及び有益な効果については、第2の態様の対応する技術的解決手段を参照できることが理解されるであろう。
第6の態様によれば、第3の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施するように構成されたデータ送信装置が提供される。データ送信装置は、受信モジュールと取得モジュールとを含んでよい。受信モジュールは、制御情報を受信するように構成される。制御情報はトランスポートブロックTBに関する情報を含み、TBはm個の符号ブロックCBグループを含み、CBグループは少なくとも1つのCBを含み、mは2以上の整数である。取得モジュールは、第1の時間−周波数リソースからm個のCBグループを取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成するように構成される。
実行可能な設計例において、本装置はさらに、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成された決定モジュールを含んでよい。決定モジュールの具体的な実装プロセスについては、第4の態様の分割モジュールの機能を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
実行可能な設計例において、TBに関する情報はさらに、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、1つ又はN個の変調符号化方式MCS、1つ又はN個の新規データインジケータNDI、及び1つ又はN個の冗長バージョンRVである。Nは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mを示す。
実行可能な設計例において、本装置はさらに、Mビットの自動再送要求HARQインジケータをフィードバックするように構成された送出モジュールを含んでよい。ここで、HARQインジケータの各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに用いられ、Mは、CBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである。任意選択的に、TBのCRCに失敗すると、MビットのNACKインジケーションがフィードバックされる。
任意選択的に、MがCBグループの個数の最大値である場合、最初のmビットのみが有効であるか、又は対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに最初のmビットのみが用いられる。具体的に実装する際に、当然ながら本発明がこれに限定されることはない。
実行可能な設計例において、本装置はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割するように構成された分割モジュールを含んでよく、各CBに巡回冗長検査CRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズはCBグループのデータサイズである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズは、CBグループのデータサイズとCBグループに付加するCRCのサイズとの合計になる。
第6の態様で提供される任意の技術的解決手段の関連内容の説明及び有益な効果については、第3の態様の対応する技術的解決手段を参照できることが理解されるであろう。
前述の態様のうちのいずれか1つ、又はそれらの態様のうちのいずれか1つで提供された任意の実行可能な設計例では、第1の時間−周波数リソースにマッピングされるデータが、新規データ及び再送信データのうちの少なくとも1つを含む。新規データは、前述のTBを含む。
第7の態様によれば、TB分割装置が提供される。本装置は、送信側であってもよく又は受信側であってもよい。本装置は、第1の態様で提供されたTB分割方法の例で実行される機能を実現することができる。これらの機能は、ハードウェアを用いて実現されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、メモリーと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第1の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメントとの間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
第8の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、送信側であってよい。本装置は、第2の態様で提供されたデータ送信方法の例で実行される機能を実現することができる。これらの機能は、ハードウェアを用いて実現されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、メモリーと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第2の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
第9の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、受信側であってよい。本装置は、第3の態様で提供されたデータ送信方法の例で実行される機能を実現することができる。これらの機能は、ハードウェアを用いて実現されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、メモリーと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第3の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
第10の態様によれば、第1の態様で提供されたTB分割方法に対応するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体及びコンピュータソフトウェア命令は、第7の態様を実施するのに用いられるよう設計されたプログラムを含む。
第11の態様によれば、第2の態様で提供されたデータ送信方法に対応するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体及びコンピュータソフトウェア命令は、第8の態様を実施するのに用いられるよう設計されたプログラムを含む。
第12の態様によれば、第3の態様で提供されたデータ送信方法に対応するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体及びコンピュータソフトウェア命令は、第9の態様を実施するのに用いられるよう設計されたプログラムを含む。
第13の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、コンピュータは第1の態様で提供された任意のTB分割方法を実施する。
第14の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、コンピュータは第2の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施する。
第15の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、コンピュータは第3の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施する。
上記に提供された任意のデータ送信装置、任意のコンピュータ記憶媒体、又は任意のコンピュータプログラム製品は、上記に提供された対応する方法を実施するように構成されることが理解されるであろう。したがって、任意のデータ送信装置、任意のコンピュータ記憶媒体、又は任意のコンピュータプログラム製品によって実現され得る有益な効果については、上記に提供された対応する方法の有益な効果を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
本出願において提供される別の技術的解決手段が、以下に提供される。
一般に、リソースマッピング手順は次のことを含む。すなわち、符号化及びレートマッチングなどのオペレーションが行われる各CBが、周波数領域を優先し次いで時間領域というルールに従って、時間−周波数リソースに連続的にマッピングされる。このように、データ送信プロセスに干渉が生じた場合、その干渉は、複数のCBグループのデータの精度に影響を与える。したがって、複数のCBグループのデータは全て、再送信の必要があり得る。その結果、送信効率が低下する。以下の技術的解決手段は、前述の目的を実現するために、本発明の実施形態に用いられる。
第1の態様によれば、データ送信方法が提供される。本方法は、TBをm個のCBグループに分割する段階であって、mは2以上の整数であり、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含む、段階と、次いでm個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングし、次いで第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出する段階であって、第1の時間−周波数リソースはn個のCBコンテナユニットCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされ、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は、異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、nはm以上の整数である、段階とを含む。この技術的解決手段において、現在の送信時に割り当てられる時間−周波数リソース(すなわち、第1の時間−周波数リソース)は、あるルールに従って複数のCCUに分割されてよく、現在送信される1つのTBは次に、複数のCBグループに分割される。次に、複数のCBグループの符号化変調データは対応するCCUにマッピングされるので、異なるCBグループのデータは時間領域で重複しない、又は周波数領域で重複しない。このように、異なるCBグループのデータが時間領域で重複しない場合、あるシンボルが干渉を受けると、その干渉は、1つのCBグループだけのデータの精度に影響を与える。したがって、当該CBグループのデータのみが再送信の必要がある。先行技術と比較すると、送信効率が向上する。異なるCBグループのデータが周波数領域で重複しない場合、現在送信されるデータを送信するプロセスにおいて狭帯域が干渉を受けると、干渉の影響が及ぶCBグループの個数は、先行技術と比較して少なくなる。したがって、再送信が必要となるCBグループが少なくなり、送信効率が向上する。
第2の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、分割モジュールと、マッピングモジュールと、送出モジュールとを含む。分割モジュールは、トランスポートブロックTBをm個の符号ブロックCBグループに分割するように構成される。ここで、mは2以上の整数であり、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含む。マッピングモジュールは、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングするように構成される。第1の時間−周波数リソースはn個のCBコンテナユニットCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされ、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は、異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、nはm以上の整数である。送出モジュールは、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出するように構成される。この技術的解決手段の有益な効果については、前述の事項を参照されたい。
実行可能な設計例において、第1の態様でのTBをm個のCBグループに分割する段階は、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nのうちの少なくとも1つに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。任意選択的に、実行可能な設計例における前述の段階は、TBのデータサイズとCBのデータサイズの最大値とに基づいてCBグループの個数の基準値を決定する段階と、次に、CBグループの個数の基準値の最小値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nを、CBグループの個数の実際の値mとして用いる段階とを含んでよい。
それに応じて、第2の態様の分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nのうちの少なくとも1つに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成されてよい。任意選択的に、分割モジュールは具体的に、TBのデータサイズとCBのデータサイズの最大値とに基づいてCBグループの個数の基準値を決定し、次に、CBグループの個数の基準値の最小値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nを、CBグループの個数の実際の値mとして用いるように構成されてよい。
データを毎回送信する前に、送信側は通常、現在送信できるTBのデータサイズを決定する必要がある。データサイズを決定する具体的な方式が、本明細書で限定されることはない。例えば、データサイズを決定する具体的な方式については、先行技術を参照されたい。CBのデータサイズの最大値及びCBグループの個数の最大値は、通常、事前設定されてよい。
実行可能な設計例において、第1の態様におけるTBをm個のCBグループに分割する段階の前に、第1の態様で提供される方法はさらに、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する段階と、次に、当該マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定する段階とを含んでよい。 任意選択的に、マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定する段階は、次式(I)に基づいて、m個のCBグループのうちのi番目のCBグループのデータサイズを決定する段階を含んでよい。
[式(I)]
ここで、Biはm個のCBグループのうちのi番目のCBグループのデータサイズを示し、mは1以上m以下の整数であり、LTBはTBのデータサイズを示し、LTB_CRCはTBに付加する巡回冗長検査CRCのサイズを示し、LTB_CRCは0以上であり、SCB_iは、データの送信に用いることができ且つi番目のCBグループに対応するCCUに含まれるリソースのサイズを示し、Stotalは、データの送信に用いることができ且つn個のCCUに含まれるリソースのサイズを示し、floor()は端数を切り捨てることを示す。
それに応じて、第2の態様で提供される装置はさらに、決定モジュールを含んでよい。決定モジュールは、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定し、次に、当該マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定するように構成される。任意選択的に、決定モジュールは具体的に、式(I)に基づいて、m個のCBグループのうちのi番目のCBグループのデータサイズを決定するように構成されてよい。
実行可能な設計方式は、m個のCBグループのデータが可能な限り一様にn個のCCUに配分され得ることを最大限に保証することができるので、符号化及びレートマッチングが行われた後に取得される、各CBグループのビットレートが基本的に一致しており、AMCが正常に行われる。
実行可能な設計例において、第1の態様で提供された方法はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。それに応じて、第2の態様の分割モジュールはさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割するように構成されてよい。各CBにCRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。
実行可能な設計例において、TBに関する情報はTBのデータサイズを含む。
第3の態様によれば、データ送信方法が提供される。本方法は、制御情報を受信する段階であって、制御情報はトランスポートブロックTBに関する情報を含む、段階と、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたTBを受信する段階であって、第1の時間−周波数リソースはn個のCBコンテナユニットCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、TBはm個の符号ブロックCBグループを含み、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、mは2以上の整数であり、nはm以上の整数である、段階と、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する段階と、当該マッピング関係に基づいてm個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成する段階とを含む。
第4の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、制御情報を受信し、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたTBを受信するように構成された受信モジュールであって、制御情報はトランスポートブロックTBに関する情報を含み、第1の時間−周波数リソースはn個のCBコンテナユニットCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、TBはm個の符号ブロックCBグループを含み、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされ、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、mは2以上の整数であり、nはm以上の整数である、受信モジュールと、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定するように構成された決定モジュールと、当該マッピング関係に基づいてm個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成するように構成された取得モジュールとを含む。
実行可能な設計例において、第3の態様の制御情報を受信する段階の後に、第3の態様で提供される方法はさらに、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nのうちの少なくとも1つに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。任意選択的に、実行可能な設計例における前述の段階は、TBのデータサイズとCBのデータサイズの最大値とに基づいてCBグループの個数の基準値を決定する段階と、CBグループの個数の基準値の最小値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nを、CBグループの個数の実際の値mとして用いる段階とを含んでよい。
それに応じて、第4の態様の決定モジュールはさらに、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nのうちの少なくとも1つに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定するように構成されてよい。任意選択的に、決定モジュールは具体的に、TBのデータサイズとCBのデータサイズの最大値とに基づいてCBグループの個数の基準値を決定し、次に、CBグループの個数の基準値の最小値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nを、CBグループの個数の実際の値mとして用いるように構成されてよい。
実行可能な設計例において、第3の態様のm個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する段階は、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する段階を含んでよい。
それに応じて、第4の態様の決定モジュールは具体的に、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定するように構成されてよい。
実行可能な設計例において、第3の態様のm個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する段階の後に、第3の態様で提供される方法はさらに、当該マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定する段階を含んでよい。任意選択的に、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズは、式(I)に基づいて決定される。
それに応じて、第4の態様の決定モジュールはさらに、マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定するように構成されてよい。任意選択的に、決定モジュールは具体的に、式(I)に基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定するように構成されてよい。
実行可能な設計例において、第3の態様のマッピング関係に基づいてm個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから抽出する段階の後に、第3の態様で提供された方法はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。それに応じて、第4の態様で提供される装置はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割するように構成された分割モジュールを含んでよい。Cの値の決定方法については、前述の事項を参照されたい。
前述の態様のうちのいずれか1つ、又はそれらの態様のうちのいずれか1つで提供された任意の実行可能な設計例では、第1の時間−周波数リソースにマッピングされるデータが、新規データ及び再送信データのうちの少なくとも1つを含む。新規データは、前述のTBを含む。
第5の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、送信側であってよい。本装置は、第1の態様で提供されたデータ送信方法の例で実行される機能を実現することができる。これらの機能は、ハードウェアを用いて実現されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、メモリーと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第1の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
第6の態様によれば、第1の態様で提供されたデータ送信方法に対応するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体及びコンピュータソフトウェア命令は、第5の態様を実施するのに用いられるよう設計されたプログラムを含む。
第7の態様によれば、データ送信装置が提供される。本装置は、受信側であってよい。本装置は、第3の態様で提供されたデータ送信方法の例で実行される機能を実現することができる。これらの機能は、ハードウェアを用いて実現されてもよく、又は対応するソフトウェアを実行するハードウェアを用いて実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、メモリーと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第3の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、送信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
第8の態様によれば、第3の態様で提供されたデータ送信方法に対応するコンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ記憶媒体及びコンピュータソフトウェア命令は、第6の態様を実施するのに用いられるよう設計されたプログラムを含む。
第9の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、コンピュータは第1の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施する。
第10の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、コンピュータは第3の態様で提供された任意のデータ送信方法を実施する。
上記に提供された任意のデータ送信装置、任意のコンピュータ記憶媒体、又は任意のコンピュータプログラム製品は、上記に提供された対応する方法を実施するように構成されることが理解されるであろう。したがって、任意のデータ送信装置、任意のコンピュータ記憶媒体、又は任意のコンピュータプログラム製品によって実現され得る有益な効果については、上記に提供される対応する方法の有益な効果を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
先行技術におけるリソースマッピングの概略図である。
図1に基づいて提供される干渉シナリオの概略図である。
図1に基づいて提供される別の干渉シナリオの概略図である。
本発明の一実施形態による第1の時間−周波数リソースの分割に関する概略図である。
本発明の一実施形態による第1の時間−周波数リソースの分割に関する別の概略図である。
本発明の一実施形態による第1の時間−周波数リソースの分割に関する別の概略図である。
本発明の一実施形態によるデータ送信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態による別のデータ送信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態による別のデータ送信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態による別のデータ送信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態による別のデータ送信方法の概略フローチャートである。
本発明の一実施形態による送信プロセスの概略図である。
本発明の一実施形態による別の送信プロセスの概略図である。
本発明の一実施形態によるデータ送信方法の概略相互作用図である。
本発明の一実施形態によるデータ送信装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による別のデータ送信装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による別のデータ送信装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による別のデータ送信装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による別のデータ送信装置の概略構造図である。
本発明の一実施形態による別のデータ送信装置の概略構造図である。
図1はリソースマッピングの概略図である。図1では、横軸が時間領域を表し、縦軸が周波数領域を表している。現在の送信プロセスにおいて割り当てられる時間領域リソースが時間領域に示されており、これは具体的には1つのスロット(slot)であり、スロットにはシンボル0からシンボル6までの7つのシンボルが含まれる。現在の送信プロセスにおいて割り当てられる周波数領域リソースが周波数領域に示されている。図1では、現在の送信プロセスにおいて送信されるTBがCB1からCB6までの6個のCBを含む一例を用いて説明が提供される。CB1からCB3までがCBグループ1を形成し、CB4からCB6までがCBグループ2を形成することを仮定すると、図1に示すリソースマッピング方式並びに以下の解決手段1及び2に示すシナリオでは、送信効率が低下する。これらの解決手段は、具体的には次の通りである。
解決手段1:複数のCBグループのデータが1つのシンボルにマッピングされ得る。この場合、シンボルがデータ送信プロセスにおいて干渉を受ける場合、その干渉は、複数のCBグループの、シンボルにマッピングされるデータの精度に影響を与える。したがって、複数のCBグループのデータは全て、再送信の必要があり得る。その結果、送信効率は低下する。例えば、干渉を受ける時間−周波数リソースが図2の囲み破線1で示される場合、すなわち、シンボル3が干渉を受ける場合、この干渉はCB3のデータ及びCB4のデータの精度に影響を与える。すなわち、この干渉はCBグループ1のデータ及びCBグループ2のデータの精度に影響を与える。したがって、CBグループ1のデータ及びCBグループ2のデータは、両方とも再送信の必要があり得る。その結果、送信効率が低下する。
解決手段2:全てのCBグループのデータが狭帯域幅にマッピングされ得る。この場合、狭帯域幅がデータ送信プロセスにおいて干渉を受ける場合、この干渉は全てのCBグループのデータの精度に影響を与える。したがって、全てのCBグループのデータは再送信の必要があり得る。その結果、送信効率が低下する。例えば、干渉を受ける時間−周波数リソースが図2の囲み破線2で示される場合、すなわち、現在の送信プロセスにおいて割り当てられた狭帯域幅が干渉を受ける場合、この干渉はCB1からCB6までのデータの精度に影響を与える。すなわち、この干渉はCBグループ1のデータ及びCBグループ2のデータの精度に影響を与える。したがって、CBグループ1のデータ及びCBグループ2のデータは、両方とも再送信の必要があり得る。その結果、送信効率が低下する。
こうしたことに基づいて、本発明の実施形態がデータ送信方法及びデータ送信装置を提供する。データ送信方法及びデータ送信装置の基本原理は次の通りである。現在の送信時に割り当てられる時間−周波数リソースが、あるルールに従って複数のCCUに分割される。次に、現在送信される1つのTBが複数のCBグループに分割される。次に、複数のCBグループの符号化変調データが対応するCCUにマッピングされるので、異なるCBグループのデータは時間領域で重複しない、又は周波数領域で重複しない。このように、異なるCBグループのデータが時間領域で重複しない場合、送信プロセスにおいて、現在送信されるデータが図2の囲み破線1に示す干渉を受けるとき、この干渉は1つのCBグループのデータの精度にしか影響を与えない。したがって、当該CBグループのデータのみが再送信の必要がある。先行技術と比較すると、送信効率が向上する。異なるCBグループのデータが周波数領域で重複しない場合、送信プロセスにおいて、現在送信されるデータが図2の囲み破線2に示す干渉を受けるとき、干渉の影響が及ぶCBグループの個数は、先行技術と比較して少なくなる。したがって、再送信が必要となるCBグループが少なくなり、送信効率が向上する。
本発明の実施形態において提供される技術的解決手段は、図2に示すシステムアーキテクチャに適用され得る。図2に示すシステムアーキテクチャは、送信側及び受信側を含む。送信側及び受信側は両方とも、限定されることはないが、基地局及びユーザ機器などを含んでよい。
本発明の実施形態において提供される技術的解決手段は、現在の4G通信システム、及び将来の進化型ネットワーク、例えば、5G通信システムなどの様々な通信システムに適用され得る。
例えば、様々な通信システムとは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)に関連したセルラーシステム、及びこのタイプの別の通信システムである。5G規格の応用シナリオは、限定されることはないが、ユーザ機器間通信のシナリオ、基地局間通信のシナリオ、及び基地局とユーザ機器との間の通信のシナリオなどを含み得ることに留意されたい。あるいは、本発明の実施形態において提供される技術的解決手段は、5G通信システムにおけるユーザ機器間通信及び基地局間通信などのシナリオに適用され得る。
本出願の一部の内容が、読者の理解を助けるために以下に簡潔に説明される。
第1の時間−周波数リソースとは、現在の送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースである。それぞれの送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースのサイズも、それぞれの送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースのサイズの決定方法も、本発明の実施形態において限定されるものではない。任意の2つの送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースのサイズは、等しくてもよく、又は等しくなくてもよい。例えば、1つの送信プロセスにおいて割り当てられる時間領域リソースが、LTEシステムの送信時間間隔(transmission time interval、TTI)、シンボルレベルの短TTI、若しくは大きいサブキャリア間隔を有し且つ高周波システム内にある短TTIであってもよく、又は5Gシステムのスロット若しくはミニスロット(mini−slot)であってもよい。このことは、本発明の実施形態において限定されるものではない。
CCU、すなわちCBコンテナユニット(CB container unit)とは、1つの送信プロセスに用いられる一部の時間領域リソースである。CCUのサイズが、本発明の実施形態において限定されることはない。どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複しない。異なるCCUのサイズが等しくてもよく、又は等しくなくてもよい。
CCUを構成する方式、すなわち、1つの送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースを複数のCCUに分割する方式が、本発明の実施形態において限定されることはない。例えば、CCUは、動的に、半静的に、又は静的に構成されてもよい。例えば、CCUは、現在スケジューリングされているサービスのスケジューリング機能に基づいて構成されてもよい。例えば、超高信頼性低遅延通信(ultra−reliable and low latency communications、URLLC)サービスが、超高速モバイル通信(enhanced mobile broadband、eMBB)サービスをスケジューリングするプロセスでスケジューリングされる必要がある場合、CCUは、URLLCサービスのスケジューリング機能に基づいて構成されてもよい。URLLCサービスのスケジューリング機能は、URLLCサービスがスケジューリングされたときに割り当てられる時間−周波数リソースのサイズ及び場所などを含み得る。
第1の時間−周波数リソースを複数のCCUに分割する実施例が、代表例を用いて以下に説明される。
方式1:第1の時間−周波数リソースが、時間領域リソースを分割することによって複数のCCUに分割される。具体的には、時間領域リソースは、任意の時間領域リソース粒度を用いて分割されてよい。例えば、時間領域リソースは、1つのシンボルの整数倍を粒度として用いることで分割される。
例えば、第1の時間−周波数リソースの時間領域リソースが1つのスロットである場合、時間領域リソースは、ミニスロット又はシンボルなどを粒度として用いて分割され、第1の時間−周波数リソースを複数のCCUに分割してよい。図4は、第1の時間−周波数リソースの分割に関する概略図である。図4では、横軸が時間領域を表し、縦軸が周波数領域を表している。1つのスロットが7つのシンボルを含み、当該スロットが4つの部分に分割される一例が、説明のために図4に用いられている。この場合、最初の3つの部分のそれぞれは2つのシンボルを含んでよく、最後の1つの部分は1つのシンボルを含む。第1の時間−周波数リソースの時間領域リソースが複数のスロットである場合、当該時間領域リソースは、スロット、ミニスロット、又はシンボルなどを粒度として用いて分割され、第1の時間−周波数リソースを複数のCCUに分割し得る。
方式2:第1の時間−周波数リソースが、周波数領域リソースを分割することによって複数のCCUに分割される。具体的には、周波数領域リソースは、任意の周波数領域リソース粒度を用いて分割されてよい。例えば、周波数領域リソースは、1つのリソースエレメント(resource element、RE)の整数倍、又は1つのリソースブロック(resource block、RB)の整数倍を粒度として用いて、連続的に分割されるか又は不連続的に分割される。周波数領域リソースを連続的に分割することは、周波数領域リソースを連続的に一様に分割することを含み得る。周波数領域リソースを不連続的に分割することは、周波数領域リソースを不連続的且つ一様に分割すること、又は周波数領域リソースを等間隔で不連続的に分割することなどを含み得る。続いて、符号化変調データが時間−周波数リソースにマッピングされた後に、周波数領域リソースを不連続的に分割することによって、周波数領域のダイバーシティゲインが取得され得ることに留意されたい。
本明細書における「複数の」という用語は、2つ又はそれより多くを意味する。本明細書における「及び/又は」という用語は、関連対象物を説明するための対応関係のみを表現しており、3つの関係が存在し得ることを表している。例えば、A及び/又はBは以下の3つのケースを表し得る。すなわち、Aのみが存在すること、A及びBが両方とも存在すること、並びにBのみが存在することである。さらに、本明細書における記号「/」は通常、関連対象物間の「又は」の関係を表しており、数式における記号「/」は、関連対象物間の「除算」の関係を表している。
図5は、第1の時間−周波数リソースの分割に関する概略図である。図5では、横軸が時間領域を表し、縦軸が周波数領域を表している。第1の時間−周波数リソースの周波数領域リソースが8つのRBを含み、周波数領域リソースが2つの部分に分割されている一例が、説明のために図5に用いられている。この場合、各部分は4つのRBを含み得る。各部分の4つのRBは、図5の(a)に示すように連続的であってもよく、又は図5の(b)に示すように不連続であってもよい。
方式3:第1の時間−周波数リソースが、時間領域リソース及び周波数領域リソースを分割することによって複数のCCUに分割される。方式3は、方式1と方式2との組み合わせである。両方式の関連する説明については、前述の事項を参照されたい。
図6は、第1の時間−周波数リソースの分割に関する概略図である。図6では、横軸が時間領域を表し、縦軸が周波数領域を表している。図6は、図5の(a)及び図4に基づいて描かれている。図6の陰影付きの各部分の時間−周波数リソースが1つのCCUを表している。
本発明の実施形態で説明されるスロット内のシンボルは、以下の2つの定義を含み得ることに留意されたい。
(1)スロット内のシンボルは、フレーム構成で定義されたシンボルである。例えば、1つのスロットは7つのシンボル又は14個のシンボルを含んでよい。
(2)スロット内のシンボルは、データを搬送するのに用いられ且つスロット内にあるシンボルである。いくつかのフレーム形式設計において、スロット内のシンボル全体が、データを搬送するのに用いられるシンボル(すなわち、データシンボル)というわけではない。例えば、スロット内の1つ又は複数の開始シンボルは、ダウンリンク制御情報を搬送するのに用いられるシンボル(すなわち、制御シンボル)であり、1つ又は複数の終了シンボルは、アップリンク制御情報を搬送するのに用いられるシンボル(すなわち、制御シンボル)である。また、ダウンリンクからアップリンクに切り換えるのに必要なガード期間(Guard Period、GP)を送信するのに用いられる中間シンボル(すなわち、GPシンボル)、及び参照情報を送信するのに用いられる中間シンボル(すなわち、参照シンボル)がある。この場合、本出願の明細書の添付図面に示すスロット内のシンボルが、スロット内のデータシンボルである。すなわち、データシンボルではない制御シンボル、GPシンボル、及び参照シンボルなどを除いたスロット内のシンボルである。
さらに、前述のCCU構成ルールのうちのいずれか1つは、送信側及び受信側によって事前に合意されてもよく、又はシグナリングを用いて送信側が受信側に示してもよいことに留意されたい。
本発明の実施形態における技術的解決手段が、本発明の実施形態の添付図面を参照し、例を用いて以下に説明される。説明される実施形態は、単に本発明の実施形態の一部であって、全てではないことは明らかである。
図7は、本発明の一実施形態によるデータ送信方法の概略フローチャートである。図7に示す方法は、以下の段階、すなわちS101〜S103を含んでよい。
S101:送信側がTBをm個のCBグループに分割する。ここで、mは2以上の整数であり、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含む。
具体的には、TBにCRCを付加しない場合、送信側はTBをm個のCBグループに分割する。TBにCRCを付加する場合、送信側は、TBとTBに付加するCRCとを含んだ全体をm個のCBグループに分割する。新規データ、又は新規データ及び再送信データが、現在の送信プロセスで送信されてよい。新規データはTBを含む。あるいは、再送信データのみが、別の送信プロセスで送信されてもよい。再送信データの説明については、以下の事項を参照されたい。
S101の前に、本方法はさらに、TBのサイズを送信側が決定し、次にTBのデータを取得する段階を含んでよい。
新規データのみが現在の送信プロセスで送信される場合、送信側は、現在の送信プロセスにおいて割り当てられた時間−周波数リソース(すなわち、以下の第1の時間−周波数リソース)のサイズに基づいて、現在送信できるTBのサイズを決定してよい。新規データ及び再送信データが現在の送信プロセスで送信される場合、送信側は、新規データを送信するのに用いることができ且つ現在の送信プロセスにおいて割り当てられた時間−周波数リソース(すなわち、以下の第1の時間−周波数リソース)内にある時間−周波数リソースのサイズに基づいて、現在送信できるTBのサイズを決定してよい。新規データを送信するのに用いることができる時間−周波数リソースは、現在の送信プロセスにおいて割り当てられた時間−周波数リソースと、再送信データが占有する時間−周波数リソースとの間の差になり得る。
本発明のこの実施形態におけるCBグループが、TBと比較して、小TB又はサブTB(すなわち、Sub−TB)などとも呼ばれる場合があることに留意されたい。さらに、具体的に実装する際に、送信側は代替的にTBを1つのCBグループに分割してよい。この場合、当該CBグループは、TBと同じ意味を有する。
S102:送信側は、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングする。第1の時間−周波数リソースはn個のCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされ、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は、異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、nはm以上の整数である。
第1の時間−周波数リソースは、現在の送信プロセスにおいて割り当てられた時間−周波数リソースであり、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータは、現在の送信プロセスで送信されるデータである。
m個のCBグループのデータは、n個のCCUに全てマッピングされる。新規データのみが現在の送信プロセスで送信される場合、第1の時間−周波数リソースはn個のCCUのみを含んでよい。新規データ及び再送信データが現在の送信プロセスで送信される場合、n個のCCUに加えて、第1の時間−周波数リソースはさらに、再送信データが占有する時間−周波数リソースを含んでよい。現在の送信プロセスで送信される再送信データが占有するCCUを構成する方式は、現在の送信プロセスで送信される新規データが占有するCCUを構成する方式と同じであってもよく、又はそれと異なっていてもよい。詳細については、以下の事項を参照されたい。
1つのCBグループのデータが1つ又は複数のCCUにマッピングされてよく、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされる。
異なるCCU(具体的には、n個のCCUのうちの任意の2つ)の間の関係が、以下の3つのケースのうちのいずれか1つを含む。
ケース1では、図4に示す任意の2つのCCU、又は図6に示すCCU1及びCCU2のように、異なるCCUが、周波数領域で重複して時間領域で重複しない。
ケース2では、図5に示す任意の2つのCCU、又は図6に示すCCU1及びCCU5のように、異なるCCUが、時間領域で重複して時間領域で重複しない。
ケース3では、図6に示すCCU1及びCCU6のように、異なるCCUが、時間領域及び周波数領域の両方で重複しない。
n個のCCUのうちの任意の2つの間の関係がケース1に適合する場合、言い換えれば、n個のCCUのうちの任意の2つが周波数領域で重複して時間領域で重複しない場合、異なるCBグループのデータは異なるCCUにマッピングされるので、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複しない。例1では、1つのTBが2つのCBグループに、すなわちCBグループ1及びCBグループ2に分割されると仮定すると、各CBグループのデータが、図4に示すCCU構成方式で2つのCCUにマッピングされてよい。例えば、CBグループ1はCCU1及びCCU2にマッピングされ、CBグループ2はCCU3及びCCU4にマッピングされる。
n個のCCUのうちの任意の2つの間の関係がケース2に適合する場合、言い換えれば、n個のCCUのうちの任意の2つが、時間領域で重複して周波数領域で重複しない場合、異なるCBグループのデータは異なるCCUにマッピングされるので、異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複しない。例2では、1つのTBが2つのCBグループに、すなわちCBグループ1及びCBグループ2に分割されると仮定すると、各CBグループのデータが、図5に示すCCU構成方式で1つのCCUにマッピングされてよい。例えば、CBグループ1はCCU1にマッピングされ、CBグループ2はCCU2にマッピングされる。
n個のCCUに含まれる異なるCCUの間の関係が、図6に示すように、ケース1、ケース2、及びケース3に適合する場合、異なるCBグループのデータは、周波数領域で重複して時間領域で重複しない。例えば、1つのTBが2つのCBグループに、すなわちCBグループ1及びCBグループ2に、図6に示すCCU構成方式で分割されると仮定すると、CBグループ1のデータが、CCU1、CCU2、CCU5、及びCCU6にマッピングされてよく、CBグループ2のデータが、CCU3、CCU4、CCU7、及びCCU8にマッピングされてよい。又は、CBグループ1のデータが、CCU1、CCU3、CCU5、及びCCU7にマッピングされてよく、CBグループ2のデータが、CCU2、CCU4、CCU6、及びCCU8にマッピングされてよい。あるいは、異なるCBグループは時間領域で重複して周波数領域で重複しない。例えば、1つのTBが2つのCBグループに、すなわちCBグループ1及びCBグループ2に、図6に示すCCU構成方式で分割されると仮定すると、CBグループ1のデータがCCU1〜CCU4にマッピングされてよく、CBグループ2のデータがCCU5〜CCU8にマッピングされてよい。
任意選択的に、予期しない干渉により十分に耐えるために、各CBグループの符号化変調データが第1の時間−周波数リソースにマッピングされる前に、各CBグループに含まれる複数のCBがインタリーブされてマッピングされてよい。インタリーブ及びマッピングは、インタリーブ後の各CBとインタリーブ前の各CBとが確実に同一の周波数領域帯域幅を占有できるように、周波数領域でのインタリーブ及びマッピングであってよく、その結果、周波数領域ダイバーシティが保証される。さらに、インタリーブ及びマッピングは代替的に、各CCUのデータが、時間領域で最大限に、CCUの全てのシンボル上に確実に配分され得るように、時間領域でインタリーブ及びマッピングを行ってよい。 例えば、1つのCBグループがt個のCBを含むと仮定すると、t個のCBの各データサイズは、l1、l2、…、及びltであり、t個のCBのデータはそれぞれ
である。 インタリーブ及びマッピングが行われない場合、送信側は、周波数領域を優先し次いで時間領域という順序で、データ
をCBグループに対応するCCUにマッピングしてよい。 インタリーブ及びマッピングが行われる場合、送信側は、まずデータ
をデータ
にインタリーブし、次に、周波数領域を優先し次いで時間領域という順序で、データ
をCBグループに対応するCCUにマッピングしてよい。
S103:送信側は、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出する。
任意選択的に、S101の後に、本方法はさらに、送信側が各CBグループにCRCを付加する段階を含んでよく、これによって、そのCBグループのデータの受信に成功したかどうかを受信側が検査する。
任意選択的に、S101の後に、送信側が各CBグループにCRCを付加したかどうかに関係なく、本方法はさらに、送信側が各CBグループを1つ又は複数のCBに分割する段階を含んでよい。本方法はさらに、送信側が各CBにCRCを付加する段階を含んでよく、これによって、そのCBのデータの受信に成功したかどうかを受信側が検査する。送信側が各CBグループを1つ又は複数のCBに分割した後に、送信側が各CBにCRCを付加したかどうかに関係なく、S102は、各CBに対して符号化、レートマッチング、スクランブリング、変調、レイヤマッピング、及びアンテナマッピングなどのオペレーションを行う段階を含んでよい。この場合、S103は、符号化、レートマッチング、スクランブリング、変調、レイヤマッピング、及びアンテナマッピングなどのオペレーションが行われるデータを第1の時間−周波数リソースにマッピングする段階を含んでよい。
本発明のこの実施形態で提供されるデータ送信方法において、TBはm個のCBグループに分割され、m個のCBグループは第1の時間−周波数リソース内のn個のCCUにマッピングされ、次に第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータは送出される。どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、異なるCBグループのデータは異なるCCUにマッピングされる。さらに、異なるCBグループのデータは時間領域で重複しないか、又は周波数領域で重複しない。このように、例1の2つのCBグループのように、異なるCBグループのデータが時間領域で重複しない場合、任意のシンボルが干渉を受けると、1つのCBグループだけのデータの精度に影響を与える。先行技術(前述の解決手段1など)と比較すると、再送信されるCBグループの個数が減少し得るので、送信効率が向上する。例2の2つのCBグループのように、異なるCBグループのデータが周波数領域で重複しない場合、現在の送信において割り当てられた周波数領域リソースの狭帯域が干渉を受けても、全てのCBグループのデータの精度が影響されることはない。先行技術と比較すると、再送信されるCBグループの個数が減少し得るので、送信効率が向上する。例えば、前述の解決手段2と比較すると、CBグループ1のみが再送信の必要がある。したがって、再送信されるCBグループの個数が減少するので、送信効率が向上する。
本発明のこの実施形態において提供される、CCUを分割する方式、及びCBグループを時間−周波数リソースにマッピングする方式で、ダウンリンク制御情報(downlink control indication、DCI)がより簡潔に設計され得ること、及び再送信データがより柔軟に設計され得る(例えば、再送信データのみ、又は新規データ及び再送信データが1つの送信プロセスで送信され得る)ことなどに留意されたい。詳細については、以下の事項を参照されたい。
受信側による自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)インジケータのフィードバックに関するオーバーヘッド、制御インジケーションのオーバーヘッド、及び/又はCCUの個数制限などの要因を考慮して、送信側がCBグループの個数の最大値NGroup_maxを設定してよいことに留意されたい。
任意選択的に、S102は、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nのうちの少なくとも1つに基づいて、送信側がCBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。いくつかの任意選択の方式が以下に列挙される。
方式1:送信側は、TBのデータサイズTBS、CBのデータサイズの最大値CBmax、CBグループの個数の最大値NGroup_max、及びCCUの個数nに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。CBmax及びNGroup_maxは、事前設定されてよい。
具体的には、図8に示すように、方式1は以下の段階、すなわちS11及びS12を含んでよい。
S11:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値CBmaxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。
TBにCRCを付加しない場合、TBのデータサイズTBSはTBのデータサイズである。TBにCRCを付加する場合、TBのデータサイズTBSは、TBのデータサイズとTBに付加するCRCのサイズとの合計になる。
CBにCRCを付加しない場合、CBのデータサイズの最大値CBmaxは最大CBサイズである(例えば、CBmaxはLTEにおいて6144ビットになり得る、又はCBmaxはNRにおいて8192ビットになり得る)。CBにCRCを付加する場合、CBのデータサイズの最大値CBmaxは、最大CBサイズから、CBに付加するCRCのサイズを差し引くことにより求められる。
具体的には、送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値CBmaxに基づいて、TBを分割することにより取得されるCBの個数の基準値NCB_reを決定する。例えば、送信側は、NCB_re=ceil(TBS/CBmax)の式に基づいてNCB_reを決定し、次にNGroup_re=ceil(NCB_re/NCB_min)の式に基づいてCBグループの個数の基準値NGroup_reを決定してよい。ここで、ceil()は端数を切り上げることを示し、NCB_minは1つのCBグループに含まれるCBの個数の最小値を示し、NCB_minは事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層シグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。本明細書における上位層シグナリングは、無線リソース制御(radio resource control、RRC)層シグナリング、又は媒体アクセス制御(Medium Arccess Control、MAC)層シグナリングなどであってよい。例えば、NCB_re=1であり、NCB_min=1である場合、NGroup_re=1である。NCB_re=8であり、NCB_min=1である場合、NGroup_re=8である。
任意選択的に、送信側は代替的に、NGroup_re=ceil(NCB_re/NCB_perGroup)の式に基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定してよい。ここで、NCB_perGroupはCBグループの粒度、すなわちCBグループに含まれるCBの個数を示し、NCB_perGroupは事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層シグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
任意選択的に、送信側は代替的に、NGroup_re=ceil(NCB_re/NCB_max)の式に基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定してよい。ここで、NCB_maxは1つのCBグループに含まれるCBの個数の最大値、すなわちCBグループに含まれるCBの個数を示す。NCB_maxは事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層シグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
S12:送信側は、CBグループの個数の実際の値mとして、CBグループの個数の基準値NGroup_reの最小値、CBグループの個数の最大値NGroup_max、及びCCUの個数nを用いる。
具体的には、送信側は、m=min(NGroup_re,NGroup_max,n)の式に基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定してよい。例えば、NGroup_re=1であり、NGroup_max=4であり、n=2である場合、m=1である。NGroup_re=8であり、NGroup_max=4であり、n=2である場合、m=2である。
S11とS12との組み合わせは、m=min(TBS/CBGroup_min,NGroup_max,n)の式に基づいて、CBグループの個数の実際の値mを取得するものとみなされ得ることに留意されたい。CBGroup_minは、CBグループに含まれるビットの最小個数を示す。
方式2:送信側は、TBのデータサイズTBS、CBグループのデータサイズの最大値CBGroup_max、CBグループの個数の最大値NGroup_max、及びCCUの個数nに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。CBGroup_maxは、CBグループに含まれるビットの最大個数である。CBGroup_max及びNGroup_maxは、事前設定されても又はシグナリングを用いて構成されてもよく、シグナリングを用いて構成を実施することは、上位層シグナリング又は物理層シグナリングを用いて動的に/半静的に構成を実施することを含んでよい。
具体的には、図8aに示すように、方式2は以下の段階、すなわちS21及びS22を含んでよい。
S21:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBグループのデータサイズの最大値CBGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。
TBにCRCを付加しない場合、TBのデータサイズTBSはTBのデータサイズLTBである。TBにCRCを付加する場合、TBのデータサイズTBSは、TBのデータサイズLTBとTBに付加するCRCのサイズTBCRCとの合計になる。具体的には、S21は、以下のケースのうちのいずれか1つを含んでよい。
(1)TBがm個のCBグループに分割され、CBグループにCRCを付加しない場合、NGroup_re=ceil(LTB/CBGroup_max)である。
(2)TBがm個のCBグループに分割され、CBグループにCRCを付加する場合、NGroup_re=ceil(LTB/(CBGroup_max−CBGroupCRC))である。
(3)TB及びTBに付加するCRCがm個のCBグループに分割され、CBグループにCRCを付加しない場合、NGroup_re=ceil((LTB+TBCRC)/CBGroup_max)である。
(4)TB及びTBに付加するCRCがm個のCBグループに分割され、CBグループにCRCを付加する場合、NGroup_re=ceil((LTB+TBCRC)/(CBGroup_max−CBGroupCRC))である。
S22:送信側は、CBグループの個数の実際の値mとして、CBグループの個数の基準値NGroup_reの最小値、CBグループの個数の最大値NGroup_max、及びCCUの個数nを用いる。
段階S22の具体的実装については、S12を参照されたい。
方式3:送信側は、TBのデータサイズTBSに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、1つ又は複数の事前設定閾値が送信側において設定されてよく、送信側は次に、TBS及び1つ又は複数の事前設定閾値に基づいてmを決定してよい。例えば、TBS≦th1の場合、送信側はm=1と決定し、th1<TBS≦th2の場合、送信側はm=2と決定し、th2<TBS≦th3の場合、送信側はm=3と決定するなどであり、th1<th2<th3である。
方式4:送信側は、CBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、CBグループの個数の実際の値mとしてNGroup_maxを用いる。
方式5:送信側は、CCUの個数nに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、CBグループの個数の実際の値mとしてCCUの個数nを用いる。
方式6:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値CBmaxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、TBS及びCBmaxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。この段階の具体的な実施例については、S11を参照されたい。次にNGroup_reは、CBグループの個数の実際の値mとして用いられる。
方式7:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBグループのデータサイズの最大値CBGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、TBS及びCBGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。この段階の具体的な実施例については、S21を参照されたい。次にNGroup_reは、CBグループの個数の実際の値mとして用いられる。
方式8:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、1つ又は複数の事前設定閾値が送信側において設定されてよく、送信側は次に、TBS、1つ又は複数の事前設定閾値、及びNGroup_maxに基づいてmを決定してよい。例えば、NGroup_max=4と仮定すると、TBS≦th1の場合、送信側はm=1と決定し、th1<TBS≦th2の場合、送信側はm=2と決定し、th2<TBS≦th3の場合、送信側はm=3と決定し、又はTBS>th3の場合、送信側はm=NGroup_max=4と決定し、ここで、th1<th2<th3である。
方式9:送信側は、TBのデータサイズTBS及びCCUの個数nに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、1つ又は複数の事前設定閾値が送信側において設定されてよく、送信側は次に、TBS、1つ又は複数の事前設定閾値、及びnに基づいてmを決定してよい。例えば、n=4と仮定すると、TBS≦th1の場合、送信側はm=1と決定し、th1<TBS≦th2の場合、送信側はm=2と決定し、th2<TBS≦th3の場合、送信側はm=3と決定し、又はTBS>th3の場合、送信側はm=n=4と決定し、ここで、th1<th2<th3である。
方式10:送信側は、TBのデータサイズTBS、CBのデータサイズの最大値CBmax、CBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、TBS及びCBmaxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。この段階の具体的な実施例については、S11を参照されたい。次に、NGroup_re及びNGroup_maxの最小値が、CBグループの個数の実際の値mとして用いられる。任意選択的に、送信側は、TBS及びCBmaxに基づいてNCB_reを決定する。NCB_reの関連する説明については、S11を参照されたい。次に送信側は、m=min(NCB_re,NGroup_max)の式に基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。
方式11:送信側は、TBのデータサイズTBS、CBグループのデータサイズの最大値CBGroup_max、CBグループの個数の最大値NGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の実際の値mを決定する。任意選択的に、送信側は、TBS及びCBGroup_maxに基づいて、CBグループの個数の基準値NGroup_reを決定する。この段階の具体的な実施例については、S21を参照されたい。次に、NGroup_re及びNGroup_maxの最小値が、CBグループの個数の実際の値mとして用いられる。
本発明のこの実施形態は、1つのTBに含まれるCBグループの個数の実際の値mを決定することについて、複数の実施例を提供する。詳細については、実施形態の説明にある「CBグループの個数の実際の値mの決定」に関する方式1から方式11を参照されたい。少なくとも以下の2つのカテゴリが含まれる。
第1のカテゴリでは、TBを分割することにより取得されるCBの個数の基準値NCB_reが、NCB_re=ceil(TBS/CBmax)の式に基づいて、まず決定される。次にCBグループの個数の実際の値mが、方式1、方式6、及び方式10のように決定される。
第2のカテゴリでは、TBを分割することにより取得されるCBグループの個数の基準値NGroup_reが、NGroup_re=ceil(TBS/CBGroup_max)の式に基づいて、まず決定される。次にCBグループの個数の実際の値mが、方式2、方式7、及び方式11のように決定される。
第1のカテゴリの方式において、NCB_reは、第1のカテゴリの方式で決定されたmでちょうど割り切れなくてもよい。したがって、異なるCBグループのCBの個数は異なってもよい。 実行可能な設計例において、本方法はさらに、
の式又は
の式に基づいて、各CBグループのCBの個数Cを決定する段階を含んでよい。ここで、
は端数を切り上げることを示し、
は端数を切り捨てることを示し、CはC+及びC−を含む。 本方法はさらに、N+=NCB_re−mC−の式に基づいて、それぞれがC+個のCBを有するCBグループの個数N+を決定する段階と、N−=m−N+の式に基づいて、それぞれがC−個のCBを有するCBグループの個数N−を決定する段階とを含んでよい。
この実施例では、各CBグループのCBの個数は以下のように2種類あってよく、その2種類の個数はそれぞれC+及びC−と表示される。ここで、
及び
であり、
は端数を切り上げることを示し、
は端数を切り捨てることを示す。
それぞれがC+個のCBを有するCBグループの個数はN+と表示され、それぞれがC−個のCBを有するCBグループの個数はN−と表示されることが理解されるであろう。したがって、N+=NCB_re−mC−、及びN−=m−N+である。
任意選択的に、それぞれがC+個のCBを有するCBグループは、m個のCBグループの最初のN+個のCBグループであってよい。この場合、それぞれがC−個のCBを有するCBグループは、m個のCBグループの最後のN−個のCBグループであってよい。あるいは、それぞれがC+個のCBを有するCBグループは、m個のCBグループの最後のN+個のCBグループであってよい。この場合、それぞれがC−個のCBを有するCBグループは、m個のCBグループの最初のN−個のCBグループであってよい。具体的に実装する際に、本発明がこうしたことに限定されることはない。
例えば、NCB_re=15及びm=4であると仮定すると、C+=4、C−=3、N+=3、及びN−=1が求められ得る。言い換えれば、3つのCBグループのそれぞれの中のCBの個数は4であり、1つのCBグループの中のCBの個数は3である。TBを分割することにより取得される15個のCBの順序番号が0〜14であると仮定すると、4つのCBグループは、{0,1,2,3}、{4,5,6,7}、{8,9,10,11}、及び{12,13,14}であっても、又は{0,1,2}、{3,4,5,6}、{7,8,9,10}、及び{11,12,13,14}であってもよい。
第2のカテゴリの方式において、TBSは、第2のカテゴリの方式で決定されたmでちょうど割り切れなくてもよい。したがって、異なるCBグループに含まれるビットの個数は異なってもよい。 実行可能な設計例において、本方法はさらに、
又はB−=TBS−(m−1)B+の式に基づいて、各CBグループ内のビットの個数Bを決定する段階を含んでよい。
この実施例では、各CBグループのビットの個数は以下のように2種類あってよく、その2種類の個数はそれぞれB+及びB−と表示される。ここで、
及びB−=TBS−(m−1)B+である。
任意選択的に、それぞれがB+個のビットを有するCBグループは、m個のCBグループの最初の(m−1)個のCBグループであってよい。この場合、B−個のビットを有するCBグループが、m個のCBグループの最後のCBグループである。あるいは、それぞれがB+個のビットを有するCBグループは、m個のCBグループの最後の(m−1)個のCBグループであってよい。この場合、B−個のビットを有するCBグループが、m個のCBグループの最初のCBグループである。
CBグループにCRCを付加しない場合、B+及びB−は、CBグループのデータサイズであることが理解されるであろう。CBグループにCRCを付加する場合、B+及びB−のそれぞれは、CBグループのデータサイズとCBグループに付加するCRCのサイズとの合計である。
任意選択的に、図9に示すようにS101の前に、本方法はさらに以下の段階、すなわちS100及びS100aを含んでよい。
S100:送信側は、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれと、n個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する。
例えば、i番目のCBグループとCCUの個数との間のマッピング関係が次式1に基づいて決定されてよい。
[式1]
ここで、niはi番目のCBグループがマッピングされるCCUの個数を示し、floor()は端数を切り捨てることを示す。
式1は、i番目のCBグループとCCUの個数との間の対応関係を示すが、各CBグループと1つ又は複数の特定のCCUとの間のマッピング関係を提供するものではない。各CBグループと1つ又は複数の特定のCCUとの間のマッピング関係は、本発明のこの実施形態において限定されるものではない。任意選択的に、各CBグループとCCUとの間のマッピング関係は、n個のCCUの順序で連続的に設定されてもよい。例えば、1番目のCBグループと1番目のCCU〜n1番目のCCUとの間にマッピング関係が存在し、2番目のCBグループと(n1+1)番目のCCU〜(n1+n2)番目のCCUとの間にマッピング関係が存在し、類推によって、m番目のCBグループと(n1+n2+…nm−1+1)番目のCCU〜(n1+n2+…nm−1+nm)番目のCCUとの間にマッピング関係が存在する。例えば、図4ではn=4である。この場合、m=1であるならば、CBグループと4つのCCUとの間にマッピング関係が存在し、m=2であるならば、1番目のCBグループとCCU1及びCCU2との間にマッピング関係が存在し、また2番目のCBグループとCCU3及びCCU4との間にマッピング関係が存在し、m=4であるならば、各CBグループとこれらのCCUの順序で1つのCCUとの間にマッピング関係が存在する。
CBグループは、本発明のこの実施形態におけるルールに従って、対応するCCUにマッピングされることに留意されたい。このように、干渉がデータ送信プロセスにおいて生じる場合、干渉によって占有される時間領域リソース及び周波数領域リソースが決定されるならば、特定のCBグループの、干渉を受けるデータが決定され得る。したがって、先行技術と比較すると、干渉相殺(interference cancelling、IC)が、より望ましく行われ得る。
S100a:送信側は、マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを決定する。
データの送信に用いることができるリソースは、制御情報、GP、及び参照情報などの非データ情報の送信に用いるリソース以外の残りのリソースである。
具体的には、送信側は、次式2に基づいて、m個のCBグループのi番目のCBグループのデータサイズを決定してよい。
[式2]
ここで、Biはm個のCBグループのうちのi番目のCBグループのデータサイズを示し、iは1以上且つm以下の整数であり、LTBはTBのデータサイズを示し、LTB_CRCはTBに付加するCRCのサイズを示し、LTB_CRCは0以上であり、SCB_iは、データの送信に用いることができ且つi番目のCBグループに対応するCCU内にあるリソースのサイズを示し、Stotalは、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズを示し、floor()は端数を切り捨てることを示す。
式2においてLTB_CRCが0以上であることは、送信側がTBをm個のCBグループに分割してもよく、又は送信側が、TBにCRCを付加した後に、TBをm個のCBグループに分割してもよいことを示していることに留意されたい。
例えば、式2のSi/Stotalは、具体的には、REi/REtotal又はSymi/Symtotalであってよい。REiは、データの送信に用いることができ且つi番目のCBグループに対応するCCU内にあるREの個数を示し、REtotalは、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるREの個数を示す。Symiは、データの送信に用いることができ且つi番目のCBグループに対応するCCU内にあるシンボルの個数を示し、Symtotalは、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるシンボルの個数を示す。
S100及びS100aの具体的な例に基づいて各CBグループのデータサイズを決定する段階は、m個のCBグループのデータがn個のCCUに可能な限り一様に配分され得ることを最大限に保証できるので、符号化及びレートマッチングが行われた後に取得される、各CBグループのビットレートが基本的に一致しており、適応変調符号化(adaptive modulation and coding、AMC)が正常に行われることに留意されたい。
任意選択的に、図9に示すようにS101の後に、本方法はさらに、以下の段階、すなわちS101aを含んでよい。
S101a:送信側は、各CBグループのデータをC個のCBに分割する。
具体的には、各CBにCRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。
CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズBはCBグループのデータサイズLCBgroupである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズBは、CBグループのデータサイズLCBgroupとCBグループに付加するCRCのサイズCBGroupCRCとの合計になる。すなわち、任意選択の実施例は、以下の事項のうちのいずれか1つを含んでよい。
(1)CBグループがC個のCBに分割され、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(LCBgroup/CBmax)である。
(2)CBグループがC個のCBグループに分割され、CBにCRCを付加する場合、C=ceil(LCBgroup/(CBmax−CBCRC))である。
(3)CBグループ及びCBグループに付加するCRCがC個のCBに分割され、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/CBmax)である。
(4)CBグループ及びCBグループに付加するCRCがC個のCBに分割され、CBグループにCRCを付加する場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/(CBmax−CBCRC))である。
具体的に実装する際に、上記に示した、TBをm個のCBグループに分割する方法、CBグループをC個のCBに分割する方法、及びm個のCBグループとn個のCCUとの間のマッピング関係などは全て、送信側及び受信側によって事前に合意されてよいことに留意されたい。言い換えれば、送信側は、情報を受信側に示す必要はない。さらに、第1の時間−周波数リソースで送信されるデータが属する特定のTB及び/又は特定のCBグループなどの情報が、送信側及び受信側によって事前に合意されてよい。通信の堅牢性を高めるために、これらの情報が代替的に、送信側によって受信側に示されてもよい。
データを受信側に送出する送信側によって用いられる方法が上述されている。具体的に実装する際に、前述の段階に従って処理されたデータを受信側に送出することに加えて、送信側はさらに、DCIを受信側に送出する必要がある。DCIは、受信データの処理方法を受信側に示すのに用いられる。本発明のこの実施形態は、DCIを設計する方法を提供する。具体的には、DCIは以下の情報を含んでよい。
(1)変調符号化方式(modulation and coding scheme、MCS)インジケーション。これは、現在送信されるデータにより用いられるMCSを示すのに用いられる。具体的に実装する際に、DCIは1つのMCSを含み、第1の時間−周波数リソースで搬送されるデータにより用いられるMCSを示してよい。任意選択的に、通信の柔軟性及び堅牢性を高めるために、複数のMCSインジケーションが代替的に、現在送信されるデータにより用いられるMCSを示すのに用いられてもよい。各MCSインジケーションは、1つのCCUにマッピングされたデータにより用いられるMCSを示すのに、又は1つのCBグループのデータにより用いられるMCSを示すのに用いられる。
変調方式及び符号化方式は、(1)ではまとめてMCSと呼ばれ、1つのMCSインジケーションが1つの変調方式及び1つの符号化方式を示すのに用いられることに留意されたい。具体的に実装する際に、変調方式及び符号化方式は代替的に、別々に示されてもよい。例えば、1つ若しくはN個の変調方式インジケーションが、現在送信されるデータにより用いられる変調方式を示すのに用いられる、及び/又は、1つ若しくはN個の符号化方式インジケーションが、現在送信されるデータにより用いられる符号化方式を示すのに用いられる。
(2)送信冗長情報インジケーション。これは、現在送信されるデータにより用いられる送信冗長情報を示すのに用いられる。送信冗長情報インジケーションは、送信側が符号化を行うときに用いられる符号化アルゴリズムに関連している。符号化アルゴリズムは、限定されるものではないが、ターボ符号化アルゴリズム、及び低密度パリティ検査(low−density parity−check、LDPC)符号化アルゴリズムなどを含んでよい。例えば、符号化アルゴリズムがターボ符号化アルゴリズムである場合、送信冗長情報インジケーションは、具体的には冗長バージョン(redundancy version、RV)であってよい。符号化アルゴリズムがLDPC符号化アルゴリズムである場合、送信冗長情報インジケーションは、具体的には、LDPC符号化再送信インクリメンタルリダンダンシー(incremental redundancy、IR)の組み合わせを示す関連情報であってよい。送信冗長情報インジケーションがRVである一例が、以下で説明のために用いられる。
具体的に実装する際に、1つのRVが、第1の時間−周波数リソースで搬送するデータにより用いられるRVを示すのに用いられてよい。任意選択的に、通信の柔軟性及び堅牢性を高めるために、複数のRVが代替的に、現在送信されるデータにより用いられるRVを示すのに用いられてもよい。各RVは、1つのCCUにマッピングされたデータにより用いられるRVを示すのに、又は1つのCBグループのデータにより用いられるRVを示すのに用いられる。
(3)新規データインジケータ(new data indicator、NDI)。これは、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータが新規データか又は再送信データかを示すのに用いられる。1つ又はN個のNDIが、本発明のこの実施形態で設定されてよい。N個のNDIはNビットであり、Nは第1の時間−周波数リソースに含まれるCCUの個数であってよく、又はCBグループの個数の最大値であっても、若しくはCBグループの個数の実際の値mであってもよい。Nが第1の時間−周波数リソースに含まれるCCUの個数である場合、各ビットは、対応するCCUにマッピングされたデータが新規データであるか、又は再送信データであるかを示す。NがCBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである場合、各ビットは、対応するCBグループのデータが新規データであるか、又は再送信データであるかを示す。
再送信データのみが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データを表した、NDI内にある情報は無意味であり、この情報は、例えば、対応するCBグループが現在スケジューリングされているリソースで再送信されないことを示すのに用いられてよいことに留意されたい。この意味を示すのに用いられる情報は、この意味を示す情報の機能がNDIの機能と同じであるならば、NDIに限定されないことが理解されるであろう。新規データ及び再送信データが現在の送信プロセスで送信される場合、新規データ及び再送信データを表した、NDI内にある情報は意味をなす。
任意選択的に、DCIはさらに、第1の時間−周波数リソースで送信されるデータが属する特定のTB及び/又は特定のCBグループを示すのに用いられる情報を含んでよい。このように、通信の堅牢性を高めることができる。
さらに、1つのTBのデータが現在の送信プロセスで送信される一例が、説明のために上記に用いられていることに留意されたい。実際に実装する際に、複数のTBのデータが代替的に、1つの送信プロセスで送信されてもよい。複数のTBのデータは、同じ時間−周波数リソース上に多重化される。本発明のこの実施形態では、複数のTB(例えば、2つのTB)又は複数のCBグループ(又は2つのCBグループ)が、周波数分割多重化(frequency division multiplexing、FDM)方式又は時分割多重化(time division multiplexing、DMT)方式で多重化されてよく、すなわち、周波数領域の異なるCCUにマッピングされても、又は時間領域の異なるCCUにマッピングされてもよい。したがって、任意選択的に、リソースマッピング方式インジケーションがDCIに追加されてよく、これは、2つの符号語の多重化及びマッピング方式が、空間多重化であるか、周波数分割多重化であるか、又は時分割多重化であるかなどを示すのに用いられる。任意選択的に、その後のACK/NACKフィードバックがLTEに適合しているか、又はLTE設計を再利用する(例えば、2つのTB又は2つのCBグループが、別々にフィードバックされ、別々にスケジューリングされ、1つのNDI、RV、又はMCSに個別に対応するなど)。
任意選択的に、本発明のこの実施形態において提供される技術的解決手段を多入力多出力(multiple−input multiple−output、MIMO)システムに適用するとき、1つの送信プロセスで送信される複数のTBに対して空間多重化を行う場合、送信側は、複数のTBのそれぞれに対して個別のオペレーションを行ってよい。言い換えれば、本出願において提供される技術的解決手段に従って、複数のTBのそれぞれに対してデータ送信が行われる。あるいは、送信側は、複数のTBに対して共通オペレーションを行ってもよく、例えば、複数のTBのうちの最大データサイズ又は最小データサイズを有するTBに基づいて、均等分割方式を決定してもよい。例えば、CBグループの個数の実際の値mを決定する処理に用いられるTBSが、複数のTBのうちの最大データサイズ又は最小データサイズを有するTBに基づいて決定されてよい。
図10は、本発明の一実施形態による別のデータ送信の概略フローチャートである。任意選択の実施例の関連内容の説明については、前述の事項を参照されたい。本方法は、以下の段階、すなわちS201〜S204を含んでよい。
S201:受信側が制御情報を受信する。制御情報はTBに関する情報を含む。
制御情報はDCIであってよい。DCIの設計方式については、前述の事項を参照されたい。TBに関する情報は、TBのデータサイズを含む。任意選択的に、TBに関する情報はさらに、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、TBを分割することにより取得されるCBグループの実際の値m、TBがマッピングされるCCUの個数、TBをm個のCBグループに分割するための分割ルール、CBグループを複数のCBに分割するための分割ルール、少なくとも1つのCBグループの識別子、少なくとも1つのCBグループがマッピングされるCCUの識別子、又はCCUの構成方式などである。
S202:受信側は、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたTBを受信する。第1の時間−周波数リソースはn個のCCUを含み、これらのCCUは第1の時間−周波数リソースの一部の時間−周波数リソースであり、どの時間−周波数リソースも異なるCCUの間で重複せず、TBはm個のCBグループを含み、m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、異なるCBグループのデータが異なるCCUにマッピングされ、異なるCBグループのデータは周波数領域で重複して時間領域で重複せず、又は異なるCBグループのデータは時間領域で重複して周波数領域で重複せず、mは2以上の整数であり、nはm以上の整数である。
任意選択的に、TBに関する情報は、TBのデータサイズを含む。S201の後に、本方法はさらに、TBのデータサイズ、CBのデータサイズの最大値、CBグループの個数の最大値、及びCCUの個数nに基づいて、受信側がCBグループの個数の実際の値mを決定する段階を含んでよい。
S203:受信側は、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を決定する。
S203は具体的に、CBグループの個数の実際の値m及びCCUの個数nに基づいて、m個のCBグループのそれぞれとn個のCCUのそれぞれとの間のマッピング関係を受信側が決定する段階を含んでよい。実施例の関連する説明については、前述の事項を参照されたい。
S204:受信側は、マッピング関係に基づいて、第1の時間−周波数リソースからm個のCBグループを取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成する。
任意選択的に、S203の後且つS204の前に、本方法はさらに、マッピング関係と、データの送信に用いることができ且つn個のCCU内にあるリソースのサイズとに基づいて、m個のCBグループのそれぞれのデータサイズを受信側が決定する段階を含んでよい。任意選択の実施例の関連する説明については、前述の事項を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
任意選択的に、S204の後に、本方法はさらに、受信側が各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。具体的な実施例については、前述の事項を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
この実施形態において提供される技術的解決手段の有益な効果については、前述の事項を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
S204における「受信側は、マッピング関係に基づいて、m個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得する」は、逆リソースマッピングプロセスとみなされてよい。受信側がm個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成することは、DCIに含まれるスクランブル解除、復調、及びレートマッチングに基づいて、受信側が逆オペレーション及び復号を行い、次に、復号データの連結によって1つのTBのデータを生成することを含んでよい。
任意選択的に、本方法はさらに、m個のCBグループのデータを復号した後に、受信側がCRCなどのオペレーションを行う段階を含んでよい。任意選択的に、本方法はさらに、以下の段階、すなわちS1及びS2を含んでよい。
S1:受信側は、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたCBグループの個数に基づいて、複数ビットのACK/NACKを送信側にフィードバックする。ビットの個数は、システムに設定された固定値であってもよい。この固定値は、CBグループの個数の最大値より大きいか若しくはこれに等しい値であってよく、又はTBS若しくはMCSなどの情報に基づいて、CBグループの個数の実際の値mに応じて動的に調整されてもよい。各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく検査されたかどうかを示すのに用いられる。
例えば、各CBにCRCを付加し、各CBグループにCRCを付加する場合、1つのCBグループ内の全てのCBのCRCが正しく且つCBグループのCRCが正しいとき、受信側は当該CBグループに対応するビットでACKをフィードバックする。そうでなければ、受信側はNACKをフィードバックする。各CBにCRCを付加し且つCBグループにCRCを付加しない場合、1つのCBグループ内の全てのCBのCRCが正しいとき、受信側は当該CBグループに対応するビットでACKをフィードバックする。そうでなければ、受信側はNACKをフィードバックする。
S2:送信側は、受信側が送出したACK/NACKフィードバックを受信する。
受信側がCBグループに対して行ったCRCのみが、以下で説明されることに留意されたい。具体的に実装する際に、本方法はさらに、各CBに対するCRC及び/又はTBに対するCRCを受信側が行う段階を含んでよい。その具体的な実装プロセスについては、先行技術を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
具体的に実装する際に、送信側が受信するACK/NACKフィードバックがACKのみを含む場合、次のTBのデータが、上記に提供されたデータ送信方法に従って受信側に継続して送信される。送信側が受信するACK/NACKフィードバックがNACKを含む場合、NACKに対応するCBグループのデータが、以下に提供される再送信処理プロセスに従って受信側に再送信されてよい。
本発明のこの実施形態において提供される、送信側がデータを再送信するプロセスは、以下に説明され、具体的に以下の2つのケースを含んでよい。
第1のケースでは、再送信データのみが1つの送信プロセスで送信される。
図11は、送信プロセスの概略図である。図11の(a)に示す時間−周波数リソースが、第1の送信プロセスにおいて割り当てられた時間−周波数リソースを示しており、当該時間−周波数リソースは時間領域内の1つのスロットであり、当該スロットは7つのシンボルを含む。時間−周波数リソースは、CCU1〜CCU4に分割される。第1の送信プロセスで送信されるデータが新規データのTBであり、当該TBはCBグループ1〜CBグループ4に分割される。各CBグループは1つのCCUにCCUグループの順序で連続的にマッピングされる。第1の送信プロセスにおいて受信側が送信側にフィードバックするACK/NACKが、CB2のデータ及びCB4のデータを再送信する必要があることを示すと仮定すると、CB2のデータ及びCB4のデータは、第2の送信プロセスにおいて、連続的にそれぞれ2つのCCUにCCUグループの順序でマッピングされてよい。言い換えれば、図11の(b)に示すように、CB2のデータはCCU1及びCCU2にマッピングされ、CB4のデータはCCU3及びCCU4にマッピングされる。
再送信プロセスにおけるCCU構成ルール、及び再送信されるCBグループとCCUとの間のマッピング関係などが全て、送信側及び受信側によって事前に合意されてよく、したがって、送信側がこれらを受信側に示す必要はないことに留意されたい。通信の柔軟性及び堅牢性を高めるために、再送信される各CBグループとCCUとの間のマッピング関係は代替的に、再送信プロセスにおいてDCI内に示されてよい。
任意選択的に、再送信リソースも必要に応じて割り当てられてよい。前述の例では、受信側が送信側にフィードバックするACK/NACKが、CB2のデータ及びCB4のデータを再送信する必要があることを示す場合、送信側は、CCU2及びCCU4のみを第2の送信プロセスに割り当てる。CCU2はCB2のデータを再送信するように構成され、CCU4はCB4のデータを再送信するように構成される。その実施例では、再送信データが占有するリソースが、初回送信時に占有されるリソースと同じであってよい。例えば、再送信データが占有するCCUの個数及び/又は場所が、初回送信時に占有されるCCUの個数及び/又は場所と同じである。このように、制御シグナリングインジケーションのオーバーヘッドが減少し得る。
さらに、この解決手段がレートレス送信モードに適合することを可能にするために、再送信されるCBグループの個数のインジケーションがDCIに追加されてよいことに留意されたい。具体的に実装する際に、1つの再送信プロセスにおけるNDIが、初回に送信された2つのCBグループのデータを再送信する必要があることを示しているが、再送信されるCBグループの個数についてのDCI内にあるインジケーションが1つであると仮定すると、NDI内に示された2つのCBグループは暗黙的に1つのCBグループに結合される。さらに、再送信時に、RBが適応的に減少してもよい。
第2のケースでは、再送信データ及び新規データが1つの送信プロセスで送信される。
任意選択的に、再送信データが現在の送信プロセスにおいてマッピングされる時間−周波数リソースの場所が、再送信データに対応する新規データがマッピングされる時間−周波数リソースの場所と同じである。このように、送信側は、再送信データが占有する時間−周波数リソースの場所を受信側に示す必要はない。当然ながら、具体的に実装する際に、再送信データが現在の送信プロセスにおいてマッピングされる時間−周波数リソースの場所は代替的に、再送信データに対応する新規データがマッピングされる時間−周波数リソースの場所と異なってもよい。この場合、送信側は、再送信データが占有する時間−周波数リソースの場所を受信側に示す必要がある。
図12は、送信プロセスの概略図である。各送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースが時間領域内の1つのスロットであり、当該スロットは7つのシンボルを含むものと仮定する。さらに、各送信プロセスにおいて割り当てられる時間−周波数リソースは、CCU1〜CCU4という4つのCCUに分割される。最初の3つのCCUのそれぞれは2つのシンボルを含み、最後のCCUは1つのシンボルを含む。
第1の送信プロセスでは、新規データTB1を送信するために、送信側が、CCU1〜CCU4のサイズに基づいてTB1のサイズを決定し、次に、TB1のサイズに基づき、また上記に提供された方法に従って、TB1を4つのCBグループに分割してよい。4つのCBグループは、CBグループ1.1〜CBグループ1.4と表示される。次に、送信側は、図12の(a)に示すように、各CBグループを1つのCCUにCCUグループの順序で連続的にマッピングする。第1の送信プロセスにおいて受信側が送信側にフィードバックするACK/NACKが、CB1のデータ及びCB3のデータを再送信する必要があることを示す。
第2の送信プロセスでは、再送信データ及び新規データTB2を送信するために、送信側は、利用可能なCCU(すなわち、CCU2及びCCU4)に基づいて新規データTB2のサイズを決定し、次に、TB2のサイズに基づき、また上記に提供された方法に従って、TB2を1つのCBグループに分割してよい。1つのCBグループはCBグループ2.1と表示される。次に送信側は、図12の(b)に示すように、当該CBグループをCCU1及びCCU3にマッピングする。第1の送信プロセスにおいて受信側が送信側にフィードバックするACK/NACKは、CB1のデータ及びCB3のデータを再送信する必要があることを示す。
送信側がデータを再送信するプロセスの以下のポイントを説明する必要がある。
第1に、前述の実施形態では、複数のCBグループのデータを再送信する必要がある場合、送信側は1つの送信プロセスで複数のCBグループのデータを再送信する。実際に実装する際に、複数のCBグループのデータは代替的に、複数の送信プロセスで再送信されてもよい。この場合、任意選択的に、現在再送信されるCBグループに関する情報が、各送信プロセスのDCI内に示されてよい。現在再送信されるCBに関する情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、CBグループの識別子、及びCBグループが属するTBの識別子である。
第2に、前述の実施形態では、CBグループを再送信する必要があると送信側が判定した場合、CBグループ全体のデータが再送信される。実際に実装する際に、データ送信プロセスにおいて、1つのCBグループの一部のデータが干渉を受けると仮定すると、送信側は、再送信のために、干渉の特徴(図2に示す囲み破線1で示した干渉、又は図2に示す囲み破線2で示した干渉など)に基づいて、干渉を受ける1つ若しくは複数のシンボル/ミニスロット/スロットにマッピングされるデータ、又は干渉を受ける1つ若しくは複数のRBにマッピングされるデータ、又は干渉を受ける1つ若しくは複数のCCUにマッピングされるデータなどを、再送信する必要があるCBグループから選択してよい。関連する再送信が実施例で検討される。CBグループのデータの再送信と比較すると、再送信プロセスのスケジューリング粒度はより小さい。したがって、送信効率をさらに向上させることができる。任意選択的に、通信の堅牢性を保証するために、再送信データのリソース割り当てインジケーション、及び再送信データに関する情報(例えば、再送信データに対応するデータが初回送信プロセスにおいて位置する特定のシンボル/ミニスロット/スロット/RB/CCU)などがDCIに追加されてよい。
図12aは、本発明の一実施形態によるデータ送信方法の概略相互作用図である。図12aに示す方法は、以下の段階、すなわちS301〜S305を含む。
S301:送信側がTBをm個のCBグループに分割する。各CBグループは少なくとも1つのCBを含む。
S302:送信側は、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングする。
S303:送信側は、制御情報、及び第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出する。制御情報は、TBに関する情報を含む。
S304:受信側が、制御情報、及び第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを受信する。制御情報は、受信側がmの値を決定するのに用いられてよい。
S305:受信側は、第1の時間−周波数リソースからm個のCBグループを取得し、m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成する。
送信側及び受信側がmを決定する方法、CBグループを複数のCBに分割する方法、及び複数のTBを送信する方法などについては、前述の事項を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBグループを含む。このように、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。
本発明の実施形態において提供される解決手段は主に、ネットワークエレメント間のやり取りの観点から上述されている。前述の機能を実現するために、送信側及び受信側などのネットワークエレメントは、様々な機能を実行する対応するハードウェア構成及び/又は対応するソフトウェアモジュールを含むことが理解されるであろう。本発明では、ハードウェアの形態又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとを組み合わせた形態で、モジュール及びアルゴリズム段階が実現され得ることを、当業者であれば、本明細書で開示された実施形態において説明された例を参照して容易に認識するはずである。ある機能がハードウェアで実行されるか、又はハードウェアを駆動するコンピュータソフトウェアで実行されるかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計制約条件によって決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、説明した機能を特定の用途ごとに実現し得るが、そうした実施例が本発明の範囲を越えるものとみなされるべきではない。
送信側及び受信側の機能モジュールが、本発明の実施形態の方法の例に従って分割されることがある。例えば、様々な機能に対応する機能モジュールが分割されてもよく、又は2つ若しくはそれより多くの機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。前述の統合モジュールは、ハードウェアの形態で実現されてもよく、又はソフトウェア機能モジュールの形態で実現されてもよい。本発明の実施形態におけるモジュール分割は、一例であって、単なる論理的な機能分割であり、実際に実装する際には、他の分割であってもよいことに留意されたい。
機能に従って分割された機能モジュールが構成される場合、図13は、一実施形態によるデータ送信装置130の実行可能な概略構造図である。データ送信装置130は前述の送信側であってよい。データ送信装置130は、分割モジュール1301と、マッピングモジュール1302と、送出モジュール1303とを含んでよい。任意選択的に、データ送信装置130はさらに決定モジュール1304を含んでよい。これらの機能モジュールのそれぞれの機能は、上記に提供したそれぞれの方法の実施形態の段階から推定することができる。あるいは、これらの機能モジュールのそれぞれの機能については、発明の概要の部分に提供される内容を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
統合モジュールが構成される場合、分割モジュール1301、マッピングモジュール1302、及び決定モジュール1304は、データ送信装置内の1つの処理モジュールに統合されてよい。また、データ送信装置はさらに、受信モジュール及び記憶モジュールを含んでよい。送出モジュール1303及び受信モジュールは、データ送信装置内の1つの通信モジュールに統合されてよい。
図14は、本発明の一実施形態によるデータ送信装置140の概略構造図である。データ送信装置140は、前述の送信側であってよい。データ送信装置140は、処理モジュール1401及び通信モジュール1402を含んでよい。処理モジュール1401は、データ送信装置140の動作を制御し且つ管理するように構成される。例えば、処理モジュール1401は、図7、図8、図8a、及び図9のS101及びS102、図9のS100及びS100a、並びに図12aのS301及びS302などを実施する際にデータ送信装置140をサポートするように構成される、及び/又は、本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。通信モジュール1402は、別のネットワークエンティティと通信する際に、例えば受信側と通信する際に、データ送信装置140をサポートするように構成される。例えば、通信モジュール1402は、図7、図8、図8a、及び図9のS103、並びに図12aのS303などを実施する際にデータ送信装置140をサポートするように構成される、及び/又は、本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。任意選択的に、データ送信装置140はさらに、上記に提供された任意のデータ送信方法をデータ送信装置140が行うのに用いられる対応するプログラムコード及び対応するデータを格納するように構成された記憶モジュール1403を含んでよい。
処理モジュール1401は、プロセッサ又はコントローラであってよい。通信モジュール1402は、送受信機、送受信機回路、又は通信インタフェースなどであってよい。記憶モジュール1403はメモリであってよい。
処理モジュール1401がプロセッサである場合、通信モジュール1402は送受信機であり、記憶モジュール1403はメモリであり、本発明のこの実施形態におけるデータ送信装置140は図15に示され得る。
図15は、本発明の一実施形態によるデータ送信装置150の概略構造図である。データ送信装置150は、プロセッサ1501と、メモリ1502と、システムバス1503と、通信インタフェース1504とを含む。プロセッサ1501、メモリ1502、及び通信インタフェース1504は、システムバス1503を用いて接続される。メモリ1502は、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。データ送信装置150が起動すると、プロセッサ1501はメモリ1502に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するので、データ送信装置150は本発明の実施形態において提供された任意のデータ送信方法を実施する。具体的なデータ送信方法については、前述の説明及び添付図面の関連する説明を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
本発明のこの実施形態はさらに、記憶媒体を提供する。記憶媒体は、メモリ1502を含んでよい。
プロセッサ1501は1つのプロセッサであってもよく、又は複数の処理要素の総称であってもよい。例えば、プロセッサ1501は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)若しくは別のプログラム可能型論理デバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。プロセッサ1501は、本発明において開示される内容に関連して説明された論理的なブロック、モジュール、及び回路の様々な例を実現又は実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよい。あるいは、プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。あるいは、プロセッサ1501は、専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、ベースバンド処理チップ及び無線周波数処理チップなどのうちの少なくとも1つを含んでよい。専用プロセッサはさらに、データ送信装置140の別の専用処理機能を有するチップを含んでもよい。
メモリ1502は、一時的メモリ(transitory memory)を含んでよく、例えば、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)である。あるいは、メモリ1502は、非一時的メモリ(non−transitory memory)を含んでよく、例えば、リードオンリメモリ(read−only memory、ROM)、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、又はソリッドステートドライブ(solid−state drive、SSD)である。あるいは、メモリ1502は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。
システムバス1503は、データバス、電力バス、制御バス、及び信号ステータスバスなどを含んでよい。説明を分かり易くするために、この実施形態の図15では、様々なバスが全てシステムバス1503として表示されている。
通信インタフェース1504は具体的に、データ送信装置140の送受信機であってよい。当該送受信機は無線送受信機であってよい。例えば、無線送受信機は、データ送信装置140のアンテナであってよい。プロセッサ1501は、通信インタフェース1504を通じて、基地局などの別のデバイスからデータを受信する、又は基地局などの別のデバイスにデータを送出する。
具体的に実装する際に、上記に提供された任意のデータ送信方法の手順における段階が、メモリ1502に格納され且つソフトウェアの形態にあるコンピュータ実行可能命令をハードウェアの形態にあるプロセッサ1501が実行することにより実施されてよい。繰り返しを避けるために、詳細はここで再度説明しない。
機能に従って分割された機能モジュールが構成される場合、図16は、一実施形態によるデータ送信装置160の実行可能な概略構造図である。データ送信装置16は前述の受信側であってよい。データ送信装置160は、受信モジュール1601と、決定モジュール1602と、取得モジュール1603とを含んでよい。任意選択的に、データ送信装置160はさらに分割モジュール1604を含んでよい。これらの機能モジュールのそれぞれの機能は、上記に提供したそれぞれの方法の実施形態の段階から推定することができる。あるいは、これらの機能モジュールのそれぞれの機能については、発明の概要の部分に提供される内容を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
統合モジュールが構成される場合、決定モジュール1602、取得モジュール1603、及び分割モジュール1604は、データ送信装置内の1つの処理モジュールに統合されてよい。また、データ送信装置はさらに、送出モジュール及び記憶モジュールを含んでよい。受信モジュール1601及び送出モジュールは、データ送信装置内の1つの通信モジュールに統合されてよい。
図17は、本発明の一実施形態によるデータ送信装置170の概略構造図である。データ送信装置170は、処理モジュール1701及び通信モジュール1702を含んでよい。処理モジュール1701は、データ送信装置170の動作を制御し且つ管理するように構成される。例えば、処理モジュール1701は、図10のS203及びS204並びに図12aのS305を実施する際にデータ送信装置170をサポートするように構成される、及び/又は、本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。通信モジュール1702は、別のネットワークエンティティと通信する際に、例えば送信側と通信する際に、データ送信装置170をサポートするように構成される。例えば、通信モジュール1702は、図12aのS304を実施する際にデータ送信装置170をサポートするように構成される、及び/又は、本明細書で説明される技術の別のプロセスをサポートするように構成される。任意選択的に、データ送信装置170はさらに、上記に提供された任意のデータ送信方法をデータ送信装置170が行うのに用いられる対応するプログラムコード及び対応するデータを格納するように構成された記憶モジュール1703を含んでよい。
処理モジュール1701は、プロセッサ又はコントローラであってよい。通信モジュール1702は、送受信機、送受信機回路、又は通信インタフェースなどであってよい。記憶モジュール1703はメモリであってよい。
処理モジュール1701がプロセッサである場合、通信モジュール1702は送受信機であり、記憶モジュール1703はメモリであり、本発明のこの実施形態におけるデータ送信装置170は図18に示され得る。
図18は、本発明の一実施形態によるデータ送信装置180の概略構造図である。データ送信装置180は、前述の受信側であってよい。データ送信装置180は、プロセッサ1801と、メモリ1802と、システムバス1803と、通信インタフェース1804とを含んでよい。プロセッサ1801、メモリ1802、及び通信インタフェース1804は、システムバス1803を用いて接続される。メモリ1802は、コンピュータ実行可能命令を格納するように構成される。データ送信装置180が起動すると、プロセッサ1801はメモリ1802に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するので、データ送信装置180は本発明の実施形態において提供された任意のデータ送信方法を実施する。具体的なデータ送信方法については、前述の説明及び添付図面の関連する説明を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
本発明のこの実施形態はさらに、記憶媒体を提供する。当該記憶媒体はメモリ1802を含んでよい。プロセッサ1801は1つのプロセッサであってもよく、又は複数の処理要素の総称であってもよい。例えば、プロセッサ1801はCPUであってよい。あるいは、プロセッサ1801は、別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくは別のプログラム可能型論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよい。あるいは、プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。あるいは、プロセッサ1801は、専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、ベースバンド処理チップ及び無線周波数処理チップなどのうちの少なくとも1つを含んでよい。専用プロセッサはさらに、データ送信装置180の別の専用処理機能を有するチップを含んでもよい。
メモリ1802は、一時的メモリを含んでよく、例えばRAMである。あるいは、メモリ1802は、非一時的メモリ、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、又はSSDを含んでよい。あるいは、メモリ1802は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。
システムバス1803は、データバス、電力バス、制御バス、及び信号ステータスバスなどを含んでよい。説明を分かり易くするために、この実施形態の図18では、様々なバスが全てシステムバス1803として表示されている。
通信インタフェース1804は具体的に、データ送信装置180の送受信機であってよい。当該送受信機は無線送受信機であってよい。例えば、無線送受信機は、データ送信装置180のアンテナであってよい。プロセッサ1801は、通信インタフェース1804を通じて、送信側などの別のデバイスからデータを受信する、又は送信側などの別のデバイスにデータを送出する。
具体的に実装する際に、上記に提供された任意のデータ送信方法の手順における段階が、ハードウェアの形態にあるプロセッサ1801によって実施されてよく、プロセッサ1801は、メモリ1802に格納され且つソフトウェアの形態にあるコンピュータ実行可能命令を実行する。繰り返しを避けるために、詳細はここで再度説明しない。
当業者であれば、前述の例のうちの1つ又は複数において、本発明で説明される機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを用いて実現され得ることを認識するはずである。これらの機能がソフトウェアで実現される場合、これらの機能は、コンピュータ可読媒体に格納されても、又はコンピュータ可読媒体内の1つ又は複数の命令若しくはコードとして送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、通信媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に送信することを可能にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータ又は専用コンピュータにとってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。
以上の説明は、単に本発明の具体的な実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図してはいない。本発明において開示された技術的範囲内で、当業者が容易に考え出せる任意の変形又は置き換えは、本発明の保護範囲に含まれることになる。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に記載の保護範囲によって決まることになる。
第1の態様によれば、TB分割方法が提供され、本方法は、TBをm個の符号ブロックCBグループに分割する段階を含む。ここで、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む。この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBを含む。このように、この技術的解決手段がデータ送信プロセスに適用されると、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。例えば、1つのCBグループ内の各CBを復号した後に取得したデータのCRCが成功した場合、当該CBグループの送信に成功したことを送信側に通知するためにACKがフィードバックされる。あるいは、1つのCBグループ内のあるCBを復号した後に取得したデータのCRCが失敗した場合、当該CBグループの送信に失敗したことを送信側に通知するためにNACKがフィードバックされ、送信側は当該CBグループのデータを再送信してもよい。
第2の態様によれば、データ送信方法が提供され、本方法は、TBをm個の符号ブロックCBグループに分割する段階であって、mは2以上の整数であり、CBグループは少なくとも1つのCBを含む、段階と、m個のCBグループの符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングする段階と、第1の時間−周波数リソースにマッピングされたデータを送出する段階とを含む。この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBを含む。このように、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。mを決定する手順については、第1の態様を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、各CBグループをC個のCBに分割する段階を含んでよく、各CBにCRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax)となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズBはCBグループのデータサイズLCBgroupである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズBは、CBグループのデータサイズLCBgroupとCBグループに付加するCRCのサイズCBGroupCRCとの合計になる。実行可能な設計例により、CBグループを複数のCBに分割する方法が提供される。具体的には、CBグループをC個のCBに分割し、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(LCBgroup/CBmax)となり、CBグループをC個のCBに分割し、CBにCRCを付加する場合、C=ceil(LCBgroup/(CBmax−CBCRC))となり、CBグループ及びCBグループに付加したCRCをC個のCBに分割し、CBにCRCを付加しない場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/CBmax)となり、又は、CBグループ及びCBグループに付加したCRCをC個のCBに分割し、CBグループにCRCを付加した場合、C=ceil((LCBgroup+CBGroupCRC)/(CBmax−CBCRC))となる。
実行可能な設計例において、本方法はさらに、Mビットのハイブリッド自動再送要求HARQインジケータをフィードバックする段階を含んでよい。HARQインジケータの各ビットは、対応するCBグループのデータが正しく受信されたかどうかを示すのに用いられ、MはCBグループの個数の最大値又はCBグループの個数の実際の値mである。任意選択的に、TBの復号に失敗すると(具体的には、CRCが失敗すると)、MビットのNACKインジケーションがフィードバックされる。
実行可能な設計例において、m個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得した後に、本方法はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。各CBに巡回冗長検査CRCを付加する場合、C=ceil(B/(CBmax−CBCRC))となり、各CBにCRCを付加しない場合、C=ceil(B/CBmax))となる。ceil()は端数を切り上げることを示し、BはCBグループのデータサイズを示し、CBmaxはCBのデータサイズの最大値を示し、CBCRCはCBに付加するCRCのサイズを示す。CBグループにCRCを付加しない場合、CBグループのデータサイズはCBグループのデータサイズである。CBグループにCRCを付加する場合、CBグループのデータサイズは、CBグループのデータサイズとCBグループに付加するCRCのサイズとの合計になる。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第1の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメントとの間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第2の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第3の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
実行可能な設計例において、第3の態様のマッピング関係に基づいてm個のCBグループを第1の時間−周波数リソースから取得する段階の後に、第3の態様で提供された方法はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割する段階を含んでよい。それに応じて、第4の態様で提供される装置はさらに、各CBグループのデータをC個のCBに分割するように構成された分割モジュールを含んでよい。Cの値の決定方法については、前述の事項を参照されたい。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第1の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、受信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
実行可能な設計例において、本装置の構成には、プロセッサと、システムバスと、通信インタフェースとが含まれる。プロセッサは、第3の態様で提供された方法の対応する機能を実行する際に、本装置をサポートするように構成される。通信インタフェースは、本装置と別のネットワークエレメント(例えば、送信側)との間の通信をサポートするように構成される。本装置はさらに、メモリを含んでよい。メモリは、プロセッサに結合され、本装置の必要なプログラム命令及び必要なデータを格納するように構成される。通信インタフェースは、具体的には送受信機であってよい。
本発明の一実施形態によるスシステムアーキテクチャである。
本発明の実施形態において提供される技術的解決手段は、図3に示すシステムアーキテクチャに適用され得る。図3に示すシステムアーキテクチャは、送信側及び受信側を含む。送信側及び受信側は両方とも、限定されることはないが、基地局及びユーザ機器などを含んでよい。
本発明のこの実施形態におけるCBグループが、TBと比較して、小TB又はサブTBなどとも呼ばれる場合があることに留意されたい。さらに、具体的に実装する際に、送信側は代替的にTBを1つのCBグループに分割してよい。この場合、当該CBグループは、TBと同じ意味を有する。
ケース2では、図5に示す任意の2つのCCU、又は図6に示すCCU1及びCCU5のように、異なるCCUが、時間領域で重複して周波数領域で重複しない。
受信側によるハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)インジケータのフィードバックに関するオーバーヘッド、制御インジケーションのオーバーヘッド、及び/又はCCUの個数制限などの要因を考慮して、送信側がCBグループの個数の最大値NGroup_maxを設定してよいことに留意されたい。
(2)CBグループがC個のCBに分割され、CBにCRCを付加する場合、C=ceil(LCBgroup/(CBmax−CBCRC))である。
図10は、本発明の一実施形態による別のデータ送信方法の概略フローチャートである。任意選択の実施例の関連内容の説明については、前述の事項を参照されたい。本方法は、以下の段階、すなわちS201〜S204を含んでよい。
制御情報はDCIであってよい。DCIの設計方式については、前述の事項を参照されたい。TBに関する情報は、TBのデータサイズを含む。任意選択的に、TBに関する情報はさらに、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、TBを分割することにより取得されるCBグループの個数の実際の値m、TBがマッピングされるCCUの個数、TBをm個のCBグループに分割するための分割ルール、CBグループを複数のCBの分割するための分割ルール、少なくとも1つのCBグループの識別子、少なくとも1つのCBグループがマッピングされるCCUの識別子、又はCCUの構成方式などである。
例えば、各CBにCRCを付加し、各CBグループにCRCを付加する場合、1つのCBグループ内の全てのCBのCRCが正しく且つCBグループのCRCが正しいとき、受信側は当該CBグループに対応するビットでACKをフィードバックする。又は、1つのCBグループ内の少なくとも1つのCBのCRCが正しくないか、若しくはCBグループのCRCが正しくないとき、受信側はNACKをフィードバックする。各CBにCRCを付加し且つCBグループにCRCを付加しない場合、1つのCBグループ内の全てのCBのCRCが正しいとき、受信側は当該CBグループに対応するビットでACKをフィードバックする。又は、1つのCBグループ内の少なくとも1つのCBのCRCが正しくないとき、受信側はNACKをフィードバックする。
第2の送信プロセスでは、再送信データ及び新規データTB2を送信するために、送信側は、利用可能なCCU(すなわち、CCU2及びCCU4)に基づいて新規データTB2のサイズを決定し、次に、TB2のサイズに基づき、また上記に提供された方法に従って、TB2を1つのCBグループに分割してよい。1つのCBグループはCBグループ2.1と表示される。次に送信側は、図12の(b)に示すように、当該CBグループをCCU2及びCCU4にマッピングする。第1の送信プロセスにおいて受信側が送信側にフィードバックするACK/NACKは、CB1のデータ及びCB3のデータを再送信する必要があることを示す。
第1に、前述の実施形態では、複数のCBグループのデータを再送信する必要がある場合、送信側は1つの送信プロセスで複数のCBグループのデータを再送信する。実際に実装する際に、複数のCBグループのデータは代替的に、複数の送信プロセスで再送信されてもよい。この場合、任意選択的に、現在再送信されるCBグループに関する情報が、各送信プロセスのDCI内に示されてよい。現在再送信されるCBグループに関する情報は、以下の情報のうちの少なくとも1つを含んでよい。すなわち、CBグループの識別子、及びCBグループが属するTBの識別子である。
この技術的解決手段において、1つのTBが複数のCBグループに分割され、各CBグループは少なくとも1つのCBを含む。このように、1つのCBグループのデータ又は1つのCBグループ内の1つ又は複数のCBのデータの送信に失敗したと受信側が判定した場合、送信側は当該CBグループのデータのみを再送信すればよい。したがって、リソースを節約することができ、送信効率が向上する。
プロセッサ1501は1つのプロセッサであってもよく、又は複数の処理要素の総称であってもよい。例えば、プロセッサ1501は、中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)若しくは別のプログラム可能型論理デバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はこれらの任意の組み合わせであってよい。プロセッサ1501は、本発明において開示される内容に関連して説明された論理的なブロック、モジュール、及び回路の様々な例を実現又は実行し得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよい。あるいは、プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。あるいは、プロセッサ1501は、専用プロセッサであってもよい。専用プロセッサは、ベースバンド処理チップ及び無線周波数処理チップなどのうちの少なくとも1つを含んでよい。専用プロセッサはさらに、データ送信装置150の別の専用処理機能を有するチップを含んでもよい。
通信インタフェース1504は具体的に、データ送信装置150の送受信機であってよい。当該送受信機は無線送受信機であってよい。例えば、無線送受信機は、データ送信装置150のアンテナであってよい。プロセッサ1501は、通信インタフェース1504を通じて、基地局などの別のデバイスからデータを受信する、又は基地局などの別のデバイスにデータを送出する。
機能に従って分割された機能モジュールが構成される場合、図16は、一実施形態によるデータ送信装置160の実行可能な概略構造図である。データ送信装置160は前述の受信側であってよい。データ送信装置160は、受信モジュール1601と、決定モジュール1602と、取得モジュール1603とを含んでよい。任意選択的に、データ送信装置160はさらに分割モジュール1604を含んでよい。これらの機能モジュールのそれぞれの機能は、上記に提供したそれぞれの方法の実施形態の段階から推定することができる。あるいは、これらの機能モジュールのそれぞれの機能については、発明の概要の部分に提供される内容を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
以上の説明は、単に本発明の具体的な実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定することを意図してはいない。本発明において開示された技術的範囲内で、当業者が容易に考え出せる任意の変形又は置き換えは、本発明の保護範囲に含まれることになる。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲に記載の保護範囲によって決まることになる。
(項目1)
データ送信方法であって、
制御情報、及び第1の時間−周波数リソースにマッピングされたトランスポートブロックTBのデータを受信する段階と、
上記TB内のm個の符号ブロックCBグループを取得して、上記m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成する段階であって、mは正の整数であり、m=min(N CB_re ,N Group_max )であり、N CB_re は上記TB内のCBの個数であり、N Group_max はCBグループの個数の最大値であり、上記m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、N CB_re はTBサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値に基づいて決定される、段階と
を備える、方法。
(項目2)
上記m個のCBグループのそれぞれの中にあるCBの個数がC + 又はC − であり、
及び
である、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記m個のCBグループのうち、最初のN + 個のCBグループのそれぞれはC + 個のCBを含み、最後のN − 個のCBグループのそれぞれはC − 個のCBを含み、N + =N CB_re −mC − 、及びN − =m−N + という関係が満たされる、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記制御情報は1つの冗長バージョンRVを含み、上記RVは、上記TBが用いるRVを示すのに用いられる、項目1から3のいずれか一項に記載の方法。
(項目5)
上記制御情報はN Group_max ビットの情報を含み、上記N Group_max ビットの情報は、上記m個のCBグループのそれぞれのデータを再送信するかどうかを示すのに用いられる、項目1から4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
上記方法はさらに、N Group_max ビットの肯定応答/否定応答ACK/NACKをフィードバックする段階を備える、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
N Group_max ビットのそれぞれは、対応するCBグループのデータが正しく検査されたかどうかを示すのに用いられる、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
データ送信方法であって、
トランスポートブロックTBのm個の符号ブロックCBグループの一部又は全ての符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングする段階であって、mは正の整数であり、上記m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、m=min(N CB_re ,N Group_max )であり、N CB_re は上記TB内のCBの個数であり、N Group_max はCBグループの個数の最大値であり、N CB_re はTBサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値に基づいて決定される、段階と、
制御情報、及び上記第1の時間−周波数リソース上にあるデータを送出する段階であって、上記制御情報は上記TBに関する情報を含む、段階と
を備える方法。
(項目9)
上記m個のCBグループのそれぞれの中にあるCBの個数がC + 又はC − であり、
及び
である、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記m個のCBグループのうち、最初のN + 個のCBグループのそれぞれはC + 個のCBを含み、最後のN − 個のCBグループのそれぞれはC − 個のCBを含み、N + =N CB_re −mC − 、及びN − =m−N + という関係が満たされる、項目9に記載の方法。
(項目11)
上記制御情報は1つの冗長バージョンRVを含み、上記RVは、上記TBが用いるRVを示すのに用いられる、項目8から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
上記制御情報はN Group_max ビットの情報を含み、上記N Group_max ビットの情報は、上記m個のCBグループのそれぞれのデータを再送信するかどうかを示すのに用いられる、項目8から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
上記方法はさらに、N Group_max ビットのACK/NACKを受信する段階を備える、項目8から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
N Group_max ビットのそれぞれは、対応するCBグループのデータが正しく検査されたかどうかを示すのに用いられる、項目8から13のいずれか一項に記載の方法。
(項目15)
通信装置であって、
制御情報、及び第1の時間−周波数リソースにマッピングされたトランスポートブロックTBのデータを受信するように構成された受信モジュールと、
上記TB内のm個の符号ブロックCBグループを取得して、上記m個のCBグループの復調復号データを連結することによって1つのTBのデータを生成するように構成された処理モジュールであって、mは正の整数であり、m=min(N CB_re ,N Group_max )であり、N CB_re は上記TB内のCBの個数であり、N Group_max はCBグループの個数の最大値であり、上記m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、N CB_re はTBサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値に基づいて決定される、処理モジュールと
を備える、装置。
(項目16)
上記m個のCBグループのそれぞれの中にあるCBの個数がC + 又はC − であり、
及び
である、項目15に記載の装置。
(項目17)
上記m個のCBグループのうち、最初のN + 個のCBグループのそれぞれはC + 個のCBを含み、最後のN − 個のCBグループのそれぞれはC − 個のCBを含み、N + =N CB_re −mC − 、及びN − =m−N + という関係が満たされる、項目16に記載の装置。
(項目18)
上記制御情報は1つの冗長バージョンRVを含み、上記RVは、上記TBが用いるRVを示すのに用いられる、項目15から17のいずれか一項に記載の装置。
(項目19)
上記制御情報はN Group_max ビットの情報を含み、上記N Group_max ビットの情報は、上記m個のCBグループのそれぞれのデータを再送信するかどうかを示すのに用いられる、項目15から18のいずれか一項に記載の装置。
(項目20)
上記装置はさらに、N Group_max ビットの肯定応答/否定応答ACK/NACKをフィードバックするように構成された送出モジュールを備える、項目15から19のいずれか一項に記載の装置。
(項目21)
N Group_max ビットのそれぞれは、対応するCBグループのデータが正しく検査されたかどうかを示すのに用いられる、項目15から20のいずれか一項に記載の装置。
(項目22)
通信装置であって、
トランスポートブロックTBのm個の符号ブロックCBグループの一部又は全ての符号化変調データを第1の時間−周波数リソースにマッピングするように構成された処理モジュールであって、mは正の整数であり、上記m個のCBグループのそれぞれは少なくとも1つのCBを含み、m=min(N CB_re ,N Group_max )であり、N CB_re は上記TB内のCBの個数であり、N Group_max はCBグループの個数の最大値であり、N CB_re はTBサイズTBS及びCBのデータサイズの最大値に基づいて決定される、処理モジュールと、
制御情報、及び上記第1の時間−周波数リソース上にあるデータを送出するように構成された送出モジュールであって、上記制御情報は上記TBに関する情報を含む、送出モジュールと
を備える、装置。
(項目23)
上記m個のCBグループのそれぞれの中にあるCBの個数がC + 又はC − であり、
及び
である、項目22に記載の装置。
(項目24)
上記m個のCBグループのうち、最初のN + 個のCBグループのそれぞれはC + 個のCBを含み、最後のN − 個のCBグループのそれぞれはC − 個のCBを含み、N + =N CB_re −mC − 、及びN − =m−N + という関係が満たされる、項目23に記載の装置。
(項目25)
上記制御情報は1つの冗長バージョンRVを含み、上記RVは、上記TBが用いるRVを示すのに用いられる、項目22から24のいずれか一項に記載の装置。
(項目26)
上記制御情報はN Group_max ビットの情報を含み、上記N Group_max ビットの情報は、上記m個のCBグループのそれぞれのデータを再送信するかどうかを示すのに用いられる、項目22から25のいずれか一項に記載の装置。
(項目27)
上記装置はさらに、N Group_max ビットのACK/NACKを受信するように構成された受信モジュールを備える、項目22から26のいずれか一項に記載の装置。
(項目28)
N Group_max ビットのそれぞれは、対応するCBグループのデータが正しく検査されたかどうかを示すのに用いられる、項目22から27のいずれか一項に記載の装置。
(項目29)
プロセッサと、メモリと、送受信機ユニットとを備える通信装置であって、
上記メモリは、コンピュータプログラム又は命令を格納するように構成され、
上記プロセッサは、上記メモリに格納された上記コンピュータプログラム又は上記命令を実行して、情報及びデータを送受信するよう上記送受信機ユニットを制御するように構成され、
上記メモリに格納された上記コンピュータプログラム又は上記命令を上記プロセッサが実行した場合、上記通信装置は、項目1から14のいずれか一項に記載の方法を遂行するように構成される、通信装置。
(項目30)
上記送受信機ユニットは、送受信機又は入出力インタフェースである、項目29に記載の通信装置。
(項目31)
コンピュータソフトウェア命令を格納するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータソフトウェア命令は項目1から14のいずれか一項に記載の方法を実施するのに用いられる、コンピュータ可読記憶媒体。
(項目32)
コンピュータプログラム製品であって、上記コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で起動すると、上記コンピュータは項目1から14のいずれか一項に記載の方法を実施する、コンピュータプログラム製品。