JP2019533387A - セルラーシステムにおけるスケジューリングの方法、並びにこの方法のためのコンピュータープログラム製品及びスケジューリングデバイス - Google Patents

セルラーシステムにおけるスケジューリングの方法、並びにこの方法のためのコンピュータープログラム製品及びスケジューリングデバイス Download PDF

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Abstract

セルラーシステムにおけるスケジューリングの方法は、近似スケジューリングメトリック(ASM)を、何人かのユーザーと、関連付けられる空間ストリームとの組み合わせごとに計算することであって、ASMは、干渉を考慮に入れないユーザー容量の関数である、計算することと、上記組み合わせの分類を得るように、ASMを降順にソートすることと、該分類における最初の組み合わせについての局所スケジューリングメトリック(LSM)を計算することであって、LSMは、干渉を考慮に入れた実際のユーザー容量の関数である、計算することと、分類の後続の組み合わせ(FC)ごとに、FCのASMを、先行の計算された局所スケジューリングメトリック(PCLSM)と比較することと、FCのASMがPCLSMよりも高い場合、該FCのLSMが計算され、該PCLSMに取って代わることと、FCのASMがPCLSM以下である場合、最高点を有する計算されたLSMを提供する組み合わせを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの最良の組み合わせとして規定することとを含む。

Description

本発明は、マルチユーザー多入力多出力(MU−MIMO:Multi User- Multiple Input Multiple Output)のペアリング及びスケジューリングに関し、より詳細には、電気通信ネットワークのセルラーシステムにおける共同のユーザーペアリング/スケジューリング及びプリコーディングに関する。
電気通信ネットワークのセルラーシステムにおいて、マルチユーザースケジューリングにより、各ユーザーのサービス品質(QoS:quality of service)要件を達成することと、システムスペクトル効率を最適化することとを共同で行うことが可能になる。マルチユーザースケジューリングは、スペクトル使用を改善するためにスケジューラによって利用することができる、高い数の自由度を有するマルチ搬送波システムにとって極めて重要なものとなっている。
マルチユーザースケジューリングに関する最適化は、実用化ということになると、高い複雑度を伴う可能性があるとともに、重大な課題を呈している。最適であると主張している低複雑度の解決策が、既に開発されている。例えば、メトリック最大化に基づいてリソースを次々に割り当てる機会主義的スケジューラが既に開発されている。この例において、メトリックは、各ユーザーに関連付けられるとともに、リソースのユーザーへの割り当ての有用性を反映している。規定されたメトリックは、サービス品質(QoS)の達成、システムのスペクトル効率及びユーザー間の公平性の観点でリソース割り当てを反映している。QoSは、ユーザーによって観測される性能を表している。公平性は、システムの異なるユーザーに同様の割合でサービングする、すなわち、或る特定のユーザーを優遇して他のユーザーの不利益となるようなことがないようにサービングする、スケジューラの能力を反映している。
マルチアンテナ技術が、ロングタームエボリューション(LTE)システムの発展とともに開発されている。これらのマルチアンテナ技術は、スペクトル効率を高めるために導入されてきた。これらの技術は、特に、複数のユーザーの複数の信号がまとめられて、線形又は非線形に複数のアンテナを介して送信される場合に関連する。
MIMO送信管理は、スケジューラに、追加の次元、すなわち空間次元を考慮に入れることを課す。空間プリコーディング操作は、例えば、特定の方向に向けられるビームを形成することによるものとすることができる送信のために空間特性を提供する。この追加的な空間次元により、各受信機側で信号を分離することが可能になる。このために、チャネルは、フィードバックメカニズムにより送信機側に周知されていなければならない。これらのフィードバックメカニズムは、時分割複信(TDD:Time Division Duplex)モード又は周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)モードにおける、暗黙的又は明示的なチャネル状態情報フィードバックメカニズムとすることができる。
マルチユーザーMIMO(MU−MIMO)は、所与のユーティリティ機能に従って最適化することができるプリコーダーによって達成される。例えば、固有ビームフォーミング(eigen beam forming)手法は、各ユーザーに対して有用な信号パワーを最大化することができるものの、ユーザー間の残留干渉を考慮しない。ビームフォーミングは、指向性の信号送信又は受信に用いられる信号処理技術である。別の例は、ユーザー間の干渉を解消することができるものの、有用な信号パワーを低下させてしまうブロック対角プリコーディングである。複数のトレードオフの技術が存在しているが、最適な信号対干渉+雑音比(SINR)又は容量最大化を近似することには、通常高い複雑度が要求される。通常、ネットワークの容量は、負荷が集中したセルによって飛び交わされ得る最大総レートによって表すことができる。行列の操作に起因して、最適に近いMIMOプリコーディング決定には、概して高い複雑度である最適化ステップを伴う。
MU−MIMOシステムにおいて、チャネル同士が共存可能なユーザーを効率的に集めるために、ユーザーペアリングステップが必要であることに留意することができる。これらのチャネルは、所与のプリコーディング戦略に従って、有用な信号及び残留干渉パワーの観点で共存可能である必要がある。このペアリングステップは、上記プリコーダーが良好な性能を呈すMU−MIMOチャネルを生成することによって、準最適なプリコーディング方式を用いて良好な性能を得る機会である。しかしながら、このペアリングステップは、システムにおける自由度を増大させ、結果として、その最適化の複雑度を高める。
マルチユーザースケジューリング技術及びMU−MIMO技術の使用により、近い将来の展開を考慮したセルラーネットワーク効率性の要件を満たすことが可能になる。通常、複雑度を最低限にするために、その戦略は、ロングターム手法に基づいてユーザーをペアリングすることである。これはすなわち、ユーザーの各固定ペア及び各リソースについてスケジューラメトリックを計算し、機会主義的スケジューラを実行することである。この手法の1つの欠点は、ユーザーペアリングが静的であるということであり、これには、使用されるプリコーディング技術の観点で十分なMU−MIMOチャネルを生成する機会が逸失されるということを伴う。
ブロック対角化プリコーディング、ペアリング及びスケジューリングを用いる別の低複雑度の共同マルチユーザーMIMO方法が、従来技術において開発されている。この方法において、その戦略は、スケジューラメトリックに従ってペアリングすべきユーザーを連続して選択することである。まず、干渉を伴わない最大容量を有するユーザーが第1のユーザーとして選択される。次に、固定の第1のユーザーからの干渉下にある最良の容量を有するユーザーが第2のユーザーとして選択され、以下も同様に続く。この解決策は、欠点を有する。実際には、ユーザー選択プロセスは、チャネルのジオメトリを完全には考慮に入れていない。この方法において、第1のユーザーの容量は、実際に最大であるが、第1のユーザーの選択により、第2のユーザーの容量及びそれ以降の容量を大幅に低減させるおそれがある。したがって、このタイプの方法が低複雑度という利点を有していても、ユーザーの容量に従ったユーザーの選択は、最適というには程遠い。実際に、MIMOプリコーダーの計算複雑度と計算回数とを低減させることに関心がある。
本発明は、上記状況を改善することを提案する。
本発明は、複数のアンテナ手段を備えるセルラーシステムにおけるスケジューリングの方法であって、複数のアンテナ手段は、複数の空間ストリームを送信し、複数の空間ストリームは、それぞれの容量を有する複数のユーザーにサービングし、方法は、そのために、
近似スケジューリングメトリックを、
上記複数のユーザーのうちの或る人数のユーザーと、
上記複数の空間ストリームのうちの関連付けられる空間ストリームと、
の可能な組み合わせごとに計算することであって、近似スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れないユーザー容量の関数である、計算することと、
上記可能な組み合わせの分類を得るように、近似スケジューリングメトリックを降順にソートすることと、
上記分類における最初の組み合わせについての局所スケジューリングメトリックを計算することであって、局所スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れた実際のユーザー容量の関数である、計算することと、
分類の後続の組み合わせごとに、
後続の組み合わせの近似メトリックを、先行の計算された局所スケジューリングメトリックと比較することと、
後続の組み合わせの近似メトリックが先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該後続の組み合わせの局所スケジューリングメトリックが計算され、計算された局所スケジューリングメトリックが先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、計算された局所スケジューリングメトリックが該先行の計算された局所スケジューリングメトリックに取って代わることと、
後続の組み合わせの近似メトリックが上記先行の計算された局所スケジューリングメトリック以下である場合、先行の計算された局所スケジューリングメトリックを提供する組み合わせを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの最良の組み合わせとして規定することと、
を含む、方法に関する。
このような方法を用いると、計算複雑度が低減され、近似スケジューリングメトリックを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの組み合わせ上のループの外で計算することができる。実際、上記の方法によれば、全ての組み合わせについて、近似メトリック計算よりも高い計算複雑度を伴う局所スケジューリングメトリックを計算する必要がない。最良の場合のシナリオにおいて、第1の組み合わせについての1つの局所スケジューリングメトリックのみが計算される必要があるだけである。
一実施の形態において、方法は、上記最良の組み合わせに従ってユーザーの平均レートを更新することを更に含むことができる。別の実施の形態によれば、方法のステップは、セルラーシステムのN個のリソースのうちのリソースnごとに反復することができる。
したがって、リソース割り当てを上記の方法に従って実行することができるように、セルラーシステムのN個のリソースのうちのnリソース上でループを実行することができる。
一実施の形態において、干渉は、少なくとも、同じ空間的方向を有するそれぞれの空間ストリームを用いる複数のユーザーに起因する。
一実施の形態において、局所スケジューリングメトリックを計算することは、プリコーダーの計算を含む。
一実施の形態において、実際のユーザー容量は、プリコーダーから計算される。
一実施の形態において、簡略化されたスケジューリングメトリックの計算が、近似スケジューリングメトリックの計算ステップの前に実行され、簡略化されたスケジューリングメトリックは、ユーザー近似容量とセル内のユーザー平均レートとに依存する。
一実施の形態において、簡略化されたスケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
Figure 2019533387
ここで、
simplは、簡略化されたスケジューリングメトリックであり、
kは、ユーザーインデックスであり、
nは、リソースインデックスであり、
Figure 2019533387
は、リソースnの第kのユーザーの近似容量であり、
R(k)は、セル内のユーザーkの平均レートであり、
αは、公平性基準である。
一実施の形態において、近似スケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
Figure 2019533387
ここで、
approxは、近似スケジューリングメトリックであり、
nは、リソースインデックスであり、
Tは、空間ストリームの数であり、
(n)は、リソースnの、T個の空間ストリームのうちの第tの空間ストリーム上で送信するユーザーインデックスであり、
Figure 2019533387
は、リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの近似容量であり、
R(k(n))は、セル内のリソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの平均レートであり、
αは、公平性基準である。
スケジューリングメトリックの近似値は、容量値の上限である。このことは、計算の複雑度を低減するという利点を提供する。
一実施の形態において、局所スケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
Figure 2019533387
ここで、
localは、局所スケジューリングメトリックであり、
nは、リソースインデックスであり、
Tは、空間ストリームの数であり、
(n)は、nリソースの、T個の空間ストリームのうちの第tの空間ストリーム上で送信するユーザーインデックスであり、
r(n,k(n))は、リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの実際の容量であり、
R(k(n))は、セル内のリソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの平均レートであり、
αは、公平性基準である。
したがって、公平性効果と非干渉考慮メトリック(the interference-less metric)との双方を組み合わせることにより、過剰な満足度を有するユーザーを放棄し、ユーザーが過度に干渉を被っていないことを想定してより多くの割り当てを必要としているユーザーを優先する。
一実施の形態において、セルラーシステムは、5Gシステムである。
本発明の別の態様は、プロセッサによって実行されると、上記のような方法を実行する命令を含む、コンピュータープログラム製品に関する。
第3の態様は、複数のアンテナ手段を備えるセルラーシステムにおけるスケジューリングデバイスであって、複数のアンテナ手段は、複数の空間ストリームを送信し、複数の空間ストリームは、それぞれの容量を有する複数のユーザーにサービングし、スケジューリングデバイスは、回路であって、
近似スケジューリングメトリックを、
上記複数のユーザーのうちの或る人数のユーザーと、
上記複数の空間ストリームのうちの関連付けられる空間ストリームと、
の可能な組み合わせごとに計算することであって、近似スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れないユーザー容量の関数である、計算することと、
上記可能な組み合わせの分類を得るように、近似スケジューリングメトリックを降順にソートすることと、
上記分類における最初の組み合わせについての局所スケジューリングメトリックを計算することであって、局所スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れた実際のユーザー容量の関数である、計算することと、
分類の後続の組み合わせごとに、
後続の組み合わせの近似メトリックを、先行の計算された局所スケジューリングメトリックと比較することと、
後続の組み合わせの近似メトリックが先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該後続の組み合わせの局所スケジューリングメトリックが計算され、計算された局所スケジューリングメトリックが先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、計算された局所スケジューリングメトリックが該先行の計算された局所スケジューリングメトリックに取って代わることと、
後続の組み合わせの近似メトリックが上記先行の計算された局所スケジューリングメトリック以下である場合、先行の計算された局所スケジューリングメトリックを提供する組み合わせを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの最良の組み合わせとして規定することと、
を行うように構成された、回路、
を備える、スケジューリングデバイスに関する。
一実施の形態において、上記回路は、上記最良の組み合わせに従ってユーザーの平均レートを更新すること、を行うように更に構成される。
本発明は、添付図面の図に、限定としてではなく例として示される。添付図面において、同様の参照符号は同様の要素を参照する。
本方法を適用することができる典型的なMU−MIMOシステムの一例の図である。 スケジューリング及びユーザー機器ペアリングのブルートフォース手法の種々のステップを示すフローチャートである。 本発明の可能な一実施の形態における種々のステップを記述するフローチャートである。 平均セル容量がジェインの公平性(Jain's fairness)を用いてプロットされる、本方法の性能を表す図である。 本発明を実現するデバイスの可能な一実施の形態の図である。
本発明は、セルラーネットワークのダウンリンクについての、共同のユーザーペアリング、プリコーディング及びスケジューリングを低複雑度で解決することを提案する。その上、中央処理装置(CPU)及び画像処理装置(GPU)に基づくハードウェアアーキテクチャが、本発明による対象とされる。これらのハードウェアアーキテクチャにより、より動的であるとともに可変の実行時間を有する一方で、最適化の結果が必ず周期的に与えられる方法を考慮することが可能になる。プリコーディングは、高性能達成に関して必須の要素である。しかしながら、プリコーディングは、高度な計算複雑度を要求する。莫大なコンピューター上での計算がユーザーペアリングに関して要求される。
図1は、本方法を適用することができる典型的なMU−MIMOシステムの一例である。プリコーディングの次元濃度(dimension cardinality)を考慮に入れなければならない。図1は、基地局2と4つの空間ストリーム3、4、5及び6とを有するセル1を表している。セル1は、10人のユーザーU、U(…)及びU10を含む。500個の物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)を有する100メガヘルツ幅直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)システムは、1つのPRB上で送信を行うのに、10人のユーザーのうちからの各4人組の500個の判断を要求する。スケジューリング判断を行うためには、各ユーザーの容量の知識が必要である。各ユーザーの容量の知識を有することは、プリコーダーとその関連付けられる性能との計算を暗に意味する。線形の場合、ブルート手法が以下の計算を要求する。
Figure 2019533387
非線形プリコーディング、すなわち、ユーザーが適切に順序付けられていないプリコーディングに関して、サイズ4×4のプリコーダーの数は、最大で10^4に上る。プリコーダーのこれらの2つの数は、1つのPRBの割り当てを導出することに関係し、これには、1フレームあたり、すなわち1msに、105000のプリコーダー又は100万のプリコーダーの計算を伴う。実際には、PRBは、スケジューラによってユーザー機器(UE)に割り当てることができる最小周波数リソース単位を表している。
K人のユーザーをハンドリングするとともにT個の空間ストリームを有するセルラーネットワークのベースバンドユニット(BBU)が検討される。各空間ストリームは、多数の物理アンテナからなるセットに接続することができる。多数のアンテナからなるセットは、例えば、大規模アンテナアレイ(massive antenna array)、及び、空間ストリームの数をTに削減する、多数の物理アンテナの1つの電力増幅器へのアナログの組み合わせとすることができる。したがって、信号の数値設計は、T個の入力を有するMIMOチャネルであると考えられる。
更なる理解を提供するために、各UEが同数であるR個の受信アンテナを有することが検討される。この検討は、単に簡潔にするためのものであり、本発明の範囲を限定するものではなく、実際、本発明は、UEにわたって不均一な数の受信アンテナを用いて適用することができる。各送信フレームは、互いに独立しているものとみなすことができるN個のリソースを含むことが検討される。
図2は、スケジューリング及びユーザー機器ペアリングのブルートフォース手法の種々のステップを示すフローチャートである。
ステップ201において、R×TのMIMOチャネル行列H(n,k)が第nのリソース上でBBUと第kのUEとの間で観測される。行列H(n,k)の係数は、信号対雑音比によって重み付けされ、その結果、以下において正規化パワー(normalized power)1で雑音が検討される。BBUは、チャネル状態情報(CSI:Channel State Information)フィードバックメカニズムにより必要な情報を受信する。k(n)は、N個のリソースのうちの第nのリソースの、T個の空間ストリームのうちの第tの空間ストリーム上で[1 K]を送信することにおけるユーザーインデックスを規定する。
T個組{k(n),…,k(n)}は、第nのリソース上のダウンリンク送信について検討されるT個のUEからなるセットを表している。
同等のMIMOチャネルは、必ずしも直交ではない。各ユーザーは、専らそのメッセージを受信する傾向にある。結果として、ユーザー間で干渉が生じる場合がある。各ユーザーによって受信される送信レートr(n,k(n))を最適化するために、MIMOプリコーディング技術を設計することができる。いくつかの線形プリコーディング技術又は非線形プリコーディング技術を利用することができる。各プリコーディング技術は、利点及び欠点を有する。その上、各プリコーディング技術は、最終SINR又はUEごとの容量を最適化する方法を有する。
レートのセット{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}は、プリコーダー設計の関数である。このレートのセット{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}は、T個組{k(n),…,k(n)}に依存する。シャノン容量(Shannon capacity)ベースのメトリックが、プリコーダーの性能を評価するために検討される。結果として、H(n,k)P(n)が、リソースn上でユーザーkによって考慮される(viewed)プリコーディングされたMIMOチャネルであり、P(n)は、T×Tプリコーディング行列を表している。第1のユーザーに専用のシンボルが行列Pの第1行上で送信され、以下も同様に続く。OFDMシンボルは、システムの帯域の種々の副搬送波上で送信される変調シンボルのブロックに対応する時間領域における信号を表している。いくつかのシンボルを同じユーザー機器に送信することができ、これには、この第kのユーザー機器のインデックスをT個組{k(n),…,k(n)}において複数回発見することができるということが伴う。
ステップ202において、所与のプリコーダーについて、第kのUEのレートは、以下の式に基づいて計算される。
Figure 2019533387
ここで、
†は、転置共役演算子であり、
Ekは、サイズTであり、位置kにおいては1であるがそれ以外はヌルエントリである選択ベクトルであり、
W(n,k)は、第kのユーザーの観点での雑音+干渉の共分散行列であり、
ここで、W(n,k)は、以下の式に基づいて求められる。
Figure 2019533387
機会主義的実施戦略(opportunistic implementation strategy)を用いるスケジューラが検討される。スケジューラは、ユーザー間でα公平性を実施する。セル内のユーザーkの平均レートは、R(k)によって表される。スケジューラは、α公平合計レート(alpha-fair sum rate)を最大化する傾向がある。
Figure 2019533387
ここで、
Figure 2019533387
このために、スケジューラは、割り当て判断を実行する。その戦略は、各リソースnを選択して、プリコーダー戦略及びチャネル実現に従って、T個のストリームのうちの第tのストリーム上で送信を行う各ユーザーkについて得られるそのユーザーの平均レート及び瞬時レートr(n,k(n))の局所知識R(k)から計算されるメトリックを最大化するようにユーザーに割り当てることである。
Figure 2019533387
を最適化する判断メトリックは、局所スケジューリングメトリックmlocal(n)を最大化するユーザーのT個組{k(n),…,k(n)}を、第nのリソースに割り当てることである。
したがって、ステップ203において、局所スケジューリングメトリックmlocal(n)が計算され、ここで、この局所メトリックmlocal(n)は、以下の式に基づいて計算される。
Figure 2019533387
セット{k(n),…,k(n)}内で選択されないユーザーkについて、r(n,k)=0のレートが与えられる。各ユーザーkのレートは、R(k)←R(k)+r(n,k)として、又は平均レートR(k)←R(k)+(r(n,k)−R(k))/n、若しくはμが所定の忘却因子であるR(k)←R(k)+μ(r(n,k)−R(k))を利用して、更新される。
共同のスケジューリング及びUEペアリングにブルートフォース手法を用いる場合、機会主義的スケジューラを用いることによって、
Figure 2019533387
を最大化する最適な方法は、リソースn上でループを実行することであり、ここで1≦n≦Nであり、ループは各T個組{k(n),…,k(n)}上で、
−ステップ201でプリコーダーを計算し、
−ステップ202でレート{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}を計算し、
−ステップ203で局所スケジューリングメトリックmlocal(n)を計算する。
リソースごとに、mlocal(n)を最大化する最良のT個組{k(n),…,k(n)}がステップ204において選択され、レートR(k)が{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}に従って更新され、次のリソースに移行する。
図3は、本発明の可能な一実施の形態における種々のステップを記述するフローチャートである。
複雑度を削減する第1の手法は、T個組{k(n),…,k(n)}ごとにプリコーダーP(n)を計算することに関するステップ201を簡略化することである。プリコーダー計算ステップ201は、放棄することができる。レート{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}計算ステップ202は、より単純な計算を伴う近似レート
Figure 2019533387
計算ステップ310に置き換えることができる。例えば、干渉は無視することができるので、近似レートは、以下の式に基づく。
Figure 2019533387
ここで、r(n,k(n))における他のユーザーからの干渉に関連する項は無視される。
近似レート計算ステップ310により、ステップ311において、以下の式に基づく近似スケジューリングメトリックmapprox計算を計算することが可能になる。
Figure 2019533387
ステップ310において、近似レートが全てのユーザーkについて計算される。ここで、1≦k≦Kである。その場合、全てのユーザーについて、
Figure 2019533387
が計算されて記憶される。ステップ311において、近似メトリックmapproxが、全ての可能なT個組{k(n),…,k(n)}について計算される。T個組{k(n),…,k(n)}は、ステップ312において、それらのmapproxに従って降順にソートされる。ステップ313において、Mbestと名付けられる変数が0に設定される。
ステップ314において、ソート順に並べたT個組{k(n),…,k(n)}上でループが開始される。ソート順の最初のT個組の近似メトリックmapproxがMbest以下である場合、T個組上のループは終了する。ソート順の最初のT個組の近似メトリックmapproxがMbestよりも高い場合、T個組上のループは続行する。ソート順の最初のT個組は、BEST TUPLE(i)={k(n),…,k(n)}として指定することができ、ここで、iは、増分インデックスである。したがって、iが増分されると(i=i+1)、BEST TUPLE(i)は、ソート順において次のT個組を指定する。
ステップ315において、プリコーディング計算が実行され、ステップ316において、レート{r(n,k(n)),…,r(n,k(n))}がプリコーダーから計算される。次に、ステップ317において、局所スケジューリングメトリックmlocalがBEST TUPLE(i)について計算される。ステップ318において、Mbestが、直前のステップにおいてBEST TUPLE(i)について計算された局所スケジューリングメトリックmlocalと比較される。ステップ317においてBEST TUPLE(i)について計算された局所スケジューリングメトリックmlocalがMbestよりも高い場合、Mbestは、mlocalによって更新され、最良のT個組としてBEST TUPLE(i)が記憶される。ステップ318又はステップ319の後、増分インデックスが増分され、Mbestがステップ314においてBEST TUPLE(i)についての現状の近似メトリックよりも高くなるまでか、又は、全ての可能なT個組{k(n),…,k(n)}からなるセットの中にテストすべきT個組がこれ以上存在しなくなるまで、T個組上のループは続行する。ステップ314の条件が満たされると、ステップ320において、最良のT個組が特定される。特定された最良のT個組
Figure 2019533387
と、Mbestを提供したそれらの関連付けられるレート
Figure 2019533387
とに従って、レートR(k)が更新される。セット
Figure 2019533387
内で選択されないユーザーkについて、r(n,k)=0のレートが与えられる。各ユーザーkのレートは、R(k)←R(k)+r(n,k)として、又は平均レートR(k)←R(k)+(r(n,k)−R(k))/n、若しくはμが所定の忘却因子であるR(k)←R(k)+μ(r(n,k)−R(k))を利用して、更新される。
310〜320の上記のステップは、N個のリソースのうちのリソースnごとに繰り返され、これにより、n上でループが構成される。
更に明確にするために、数値例が検討される。4人のユーザー及び2つの空間ストリームが検討される。T個組、mlocal及びmapproxの網羅的なリストが、以下の表に列挙される。
ユーザー{1,2,3,4}に関連付けられる近似レートは、それぞれ、{10,20,30,40}である。全てのユーザーは、平均レートR(k)=1から開始する。
Figure 2019533387
導入部で記載された従来技術の方法では、まず、最高レートを有するユーザー、すなわちレート40を有するユーザー4が選択される。次に、4を伴うペア({1,4}、{2,4}及び{3,4})が、プリコーディング戦略に従ってテストされ、最良のペア、すなわち{3,4}が選択される。いくつかのテストは、実行されなかった。したがって、複雑度は抑えられるものの、最良の解決策{2,3}が発見されなかったので、この解決策は最適ではない。
ステップ310によれば、まず、ユーザー{1,2,3,4}の近似レートが、独立して低複雑度で計算される({10,20,30,40})。その後、それぞれステップ311及び312に従って、表の最終列において、全てのT個組のmapproxが計算されてソートされる({3,4}、{2,4}、{2,3}、{1,4}、{1,3}、{1,2})。
ステップ313に従って、Mbestが0に設定される。T個組{3,4}のmapproxは、70である。これは0よりも大きいので(ステップ314)、ステップ315においてプリコーダーが計算され、ステップ317においてmlocalとして16が得られる。16は0よりも大きいので、ステップ319において16がMbestとして記憶される。T個組上のループは続行する。
T個組{2,4}は、ソート順で次に来るものであり、mapproxは、16よりも大きい60である。プリコーダーが計算され、メトリックとして14が得られるが、14は16よりも小さいのでMbestとして記憶されない。
T個組{2,3}のmapproxは、16よりも大きい50である。プリコーダーが計算され、メトリックとして48が得られ、Mbestとして記憶される。
T個組{1,4}のmapproxは、48よりも大きい50である。プリコーダーが計算され、メトリックとして10が得られるが、10は48よりも小さいのでMbestとして記憶されない。
T個組{1,3}のmapproxは、48よりも小さい40である。したがって、ステップ314に従い、T個組上のループは停止し、スケジューリング320を実行することができる。2つのプリコーダー計算が削減されているとともに、最良の解決策{2,3}が発見されていることに留意することができる。
図4は、1セルあたり10人のユーザー及び4つのストリームを有するLTEの展開について、平均セルレートがジェインの公平性を用いてプロットされる、本方法の性能を表している。ブロック対角プリコーダーが検討される。提案される方法は、従来技術よりも良好に実行され、単一ユーザーのMIMOα公平スケジューリングよりも良好である。ダーティーペーパーコーディング(dirty paper coding)の理論上限値は満たされないが、例えばトムリンソン原島プリコーディング(Tomlinson Harashima Precoding)を用いて、線形BDプリコーダーを非線形プリコーダーに置き換えることによってこれを近似することができる。
図5は、本発明を実現するデバイスの可能な一実施の形態である。
この実施の形態において、デバイス500は、コンピューターを備え、このコンピューターは、回路にロード可能であるとともに、回路504によって実行されると、本発明のステップを回路504に実行させるように適合されたプログラム命令を記憶するメモリ505を備える。
メモリ505は、上述された本発明のステップを実行するためのデータ及び有用な情報も記憶することができる。
回路504は、例えば、
−コンピューター言語の命令を解釈するように適合されたプロセッサ若しくは処理ユニットであって、上記命令を含むメモリを備えることもできるし、このメモリに関連付けることもできるし、このメモリに取り付けることもできる、プロセッサ若しくは処理ユニット、又は、
−コンピューター言語の命令を解釈するように適合されたプロセッサ若しくは処理ユニットと、上記命令を含むメモリとの結合体、又は、
−本発明のステップがシリコン内に記述される電子カード、又は、
−FPGA(「フィールドプログラマブルゲートアレイ」の略)チップ等のプログラマブル電子チップ、
とすることができる。
このコンピューターは、本発明による上記の方法に用いる測定値を受信する入力インターフェース503と、出力インターフェース506とを備える。
コンピューターとのインタラクションを容易にするために、スクリーン501及びキーボード502を設けてコンピューター回路504に接続することができる。
デバイス500は、基地局200の一部とすることができる。
本方法は、多くの用途に用いることができる。例えば、本方法は、異なるプロセス間で電力を共有するコンピューターアーキテクチャ上で実施することができ、これはコンピューター又はGPU内である場合であり、また、ソフトウェア定義ネットワーク(Software Defined Network)及びクラウドRANである場合である。本方法の計算時間の可変性を利用することに関心がある。実際には、チャネル実現によれば、停止条件は、平均の前後で起こる。フィールドプログラマブルゲートアレイ等の固定アーキテクチャを用いる場合、ハードウェアを最悪の場合に備えて寸法決めしなければならないか、又は、性能ペナルティを評価しなければならない。
本方法の実施において、N個のPRBの計算バジェットが、最初のいくつかのPRB割り当てに充てられる可能性があり、これによる結果、PRBのうちの大多数について判断が行われず、スペクトル効率が低下する場合がある。したがって、1PRBあたり少なくとも1つの判断が行われ、そして第2の優先順位において、この判断が可能な限り最良であることを保証することに関心がある。この目標を達成するために、本方法の動作スケジューリングは、まず、全てのPRBについて近似計算及び近似メトリックのソートを実行することによって変更することができる。次に、T個組のインデックス上のループを、ソートされたリストにおいて実行することができる。その後、物理リソースブロック上のループを実行することができる。本方法が依然として停止されない場合、検討対象の物理リソースブロックのインデックスに関連付けられるT個組の性能がチェックされる。
当然ながら、本発明は、例として上述された実施の形態に限定されない。本発明は、他の変形形態にまで拡張されるものである。例えば、事前ソートの際に、累積距離の代わりに直交性メトリックを用いることができる。本発明は、信号ストリーム送信の代わりにMIMO送信にまで拡張されるものである。固有ビームフォーミング、固有ビームフォーミングを用いるブロック対角プリコーダー、非線形プリコーディングTHP及びブロック三角化を用いる非線形プリコーディング等の種々のタイプのプリコーダーを用いることができる。

Claims (14)

  1. 複数のアンテナ手段を備えるセルラーシステムにおけるスケジューリングの方法であって、前記複数のアンテナ手段は、複数の空間ストリームを送信し、該複数の空間ストリームは、それぞれの容量を有する複数のユーザーにサービングし、該方法は、そのために、
    近似スケジューリングメトリックを、
    前記複数のユーザーのうちの何人かのユーザーと、
    前記複数の空間ストリームのうちの関連付けられる空間ストリームと、
    の可能な組み合わせごとに計算することであって、前記近似スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れないユーザー容量の関数であるものと、
    前記可能な組み合わせの分類を得るように、前記近似スケジューリングメトリックを降順にソートすることと、
    前記分類における最初の組み合わせについての局所スケジューリングメトリックを計算することであって、該局所スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れた実際のユーザー容量の関数であるものと、
    前記分類の後続の組み合わせごとに、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックを、先行の計算された局所スケジューリングメトリックと比較することと、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該後続の組み合わせの前記局所スケジューリングメトリックが計算され、該計算された局所スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該計算された局所スケジューリングメトリックが該先行の計算された局所スケジューリングメトリックに取って代わることと、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリック以下である場合、該先行の計算された局所スケジューリングメトリックを提供する前記組み合わせを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの最良の組み合わせとして規定することと、
    を含む、方法。
  2. 前記最良の組み合わせに従ってユーザーの平均レートを更新すること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法のステップは、前記セルラーシステムのN個のリソースのうちのリソースnごとに反復される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記干渉は、少なくとも、同じ空間的方向を有するそれぞれの空間ストリームを用いる複数のユーザーに起因する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記局所スケジューリングメトリックを前記計算することは、プリコーダーの計算を含む、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記実際のユーザー容量は、前記プリコーダーから計算される、請求項5に記載の方法。
  7. 簡略化されたスケジューリングメトリックの計算が、前記近似スケジューリングメトリックの計算ステップの前に実行され、該簡略化されたスケジューリングメトリックは、ユーザー近似容量とセル内のユーザー平均レートとに依存する、請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 簡略化されたスケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
    Figure 2019533387
    ここで、
    simplは、前記簡略化されたスケジューリングメトリックであり、
    kは、ユーザーインデックスであり、
    nは、リソースインデックスであり、
    Figure 2019533387
    は、リソースnの第kのユーザーの近似容量であり、
    R(k)は、セル内の前記ユーザーkの平均レートであり、
    αは、公平性基準である、
    請求項6に記載の方法。
  9. 前記近似スケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
    Figure 2019533387
    ここで、
    approxは、前記近似スケジューリングメトリックであり、
    nは、リソースインデックスであり、
    Tは、空間ストリームの数であり、
    (n)は、リソースnの、T個の空間ストリームのうちの第tの空間ストリーム上で送信するユーザーインデックスであり、
    Figure 2019533387
    は、前記リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの近似容量であり、
    R(k(n))は、セル内の前記リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの平均レートであり、
    αは、公平性基準である、
    請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記局所スケジューリングメトリックは、以下の式に基づいて求められ、
    Figure 2019533387
    ここで、
    localは、前記局所スケジューリングメトリックであり、
    nは、リソースインデックスであり、
    Tは、空間ストリームの数であり、
    (n)は、リソースnの、T個の空間ストリームのうちの第tの空間ストリーム上で送信するユーザーインデックスであり、
    r(n,k(n))は、前記リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの前記実際の容量であり、
    R(k(n))は、セル内の前記リソースnの第tの空間ストリーム上で送信する第k(n)のユーザーの平均レートであり、
    αは、公平性基準である、
    請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記セルラーシステムは、5Gシステムである、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. プロセッサによって実行されると、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法を実行する命令を含む、コンピュータープログラム製品。
  13. 複数のアンテナ手段を備えるセルラーシステムにおけるスケジューリングデバイスであって、前記複数のアンテナ手段は、複数の空間ストリームを送信し、該複数の空間ストリームは、それぞれの容量を有する複数のユーザーにサービングし、該スケジューリングデバイスは、回路であって、
    近似スケジューリングメトリックを、
    前記複数のユーザーのうちの何人かのユーザーと、
    前記複数の空間ストリームのうちの関連付けられる空間ストリームと、
    の可能な組み合わせごとに計算することであって、前記近似スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れないユーザー容量の関数であるものと、
    前記可能な組み合わせの分類を得るように、前記近似スケジューリングメトリックを降順にソートすることと、
    前記分類における最初の組み合わせについての局所スケジューリングメトリックを計算することであって、該局所スケジューリングメトリックは、干渉を考慮に入れた実際のユーザー容量の関数であるものと、
    前記分類の後続の組み合わせごとに、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックを、先行の計算された局所スケジューリングメトリックと比較することと、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該後続の組み合わせの前記局所スケジューリングメトリックが計算され、該計算された局所スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリックよりも高い場合、該計算された局所スケジューリングメトリックが該先行の計算された局所スケジューリングメトリックに取って代わることと、
    前記後続の組み合わせの前記近似スケジューリングメトリックが前記先行の計算された局所スケジューリングメトリック以下である場合、該先行の計算された局所スケジューリングメトリックを提供する前記組み合わせを、ユーザーと関連付けられる空間ストリームとの最良の組み合わせとして規定することと、
    を行うように構成された、回路、
    を備える、スケジューリングデバイス。
  14. 前記回路は、
    前記最良の組み合わせに従ってユーザーの平均レートを更新すること、
    を行うように更に構成される、請求項13に記載のスケジューリングデバイス。
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