以下の詳細な説明は、例示として、本発明を実践することができる本開示の特定の詳細及び態様を示す、添付の図面を参照する。他の態様を利用することができ、本発明の範囲から逸脱することなく、構造的、論理的及び電気的な変更をなすことができる。本開示のいくつかの態様は新たな態様を形成するために本開示の1つ又は複数の他の態様と組み合わされてもよいため、本開示の様々な態様は、必ずしも相互に排他的ではない。
図1は、無線通信システム100を示す。
無線通信システム100は、UE(ユーザ機器)、ナノ機器(nano equipment)(NE)などのような移動無線端末デバイス102を含む。移動無線端末デバイス102は、端末側を形成し、一方で、以下に記載される無線通信システム100の他の構成要素は、移動無線通信ネットワーク側の一部分、すなわち、移動無線通信ネットワークの一部分である。
さらに、無線通信システム100は、無線アクセスネットワーク103を含み、無線アクセスネットワーク103は、複数の無線アクセスネットワークノード、すなわち、5G(第5世代)無線アクセス技術(5G New Radio)に従って無線アクセスを与えるように構成されている基地局を含んでもよい。無線通信システム100はまた、LTE(ロングタームエボリューション)又は別の移動無線通信規格に従って構成されてもよいが、本明細書においては5Gが一例として使用されることに留意されたい。各無線アクセスネットワークノードは、エアインターフェース102aを介した無線通信端末デバイス102との無線通信を可能にすることができる。無線アクセスネットワーク103は、任意の数の無線アクセスネットワークノードを含んでもよいことに留意されたい。
無線通信システム100は、RAN103に接続されているアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)101と、統合データ管理部(UDM)104と、ネットワークスライス選択機能(NSSF)105とを含むコアネットワークをさらに含む。
コアネットワークは、複数のネットワークスライス106、107を有することができ、各ネットワークスライス106、107について、オペレータは、複数のネットワークスライスインスタンス(NSI)108、109を作成することができる。この実施例において、コアネットワークは、高度モバイルブロードバンド(eMBB)を提供するための3つのコアネットワークスライスインスタンス(NSI)108を有する第1のコアネットワークスライス106と、ビークルツーエブリシング(V2X)を提供するための3つのコアネットワークスライスインスタンス(NSI)109を有する第2のコアネットワークスライス107とを含む。
一般的に、ネットワークスライスが展開されると、ネットワーク機能(NF)がインスタンス化され、又は、(すでにインスタンス化されている場合は)ネットワークスライスインスタンス識別情報を用いて構成されているネットワークスライスインスタンスに属するネットワークスライスインスタンス(NSI)及びネットワーク機能を形成するために参照される。
具体的には、この実施例において、第1のコアネットワーク106の各インスタンス108は、第1のセッション管理機能(SMF)110及び第1のユーザプレーン機能(UPF)111を含み、第2のコアネットワークスライスインスタンス107の各インスタンス109は、第2のセッション管理機能(SMF)112及び第2のユーザプレーン機能(UPF)113を含む。
第1のSMF110及び第2のSMF112は同じ名称で参照されているが、第1のSMF110及び第2のSMF112によって供給される機能性及びサービスが異なり得ることも可能である。
図1においては、コアネットワークにおけるUE102の登録のためのメッセージフローがさらに示されている。
UE102は、eMBBとV2Xの両方のサービスに加入することを意図していると仮定される。114において、UE102が、AMF101に登録要求を送信する。115において、AMF101が、UDM104を用いてUEの加入をチェックする。116において、AMF101が、NSSF105にスライス選択要求を送信する。スライス選択要求は、UE102が、eMBBとV2Xの両方に加入することを意図していることを示す。
しかしながら、UE102が位置する領域には、各スライスタイプの複数のNSIが存在し得る。この実施例では、117において、NSSF105が、認可スライス108、109のリスト、及び、UE102に対する認可スライスと関連付けられる(束縛される)べきそれぞれのNSIの指示、すなわち、各認可スライスについて、認可スライスのいずれのインスタンスがUE102にサービス供給すべきかの指示を送信する。この実施例において、NSSFは、eMBB−NSI#1及びV2X−NSI#2をUE102と関連付けると仮定される。
118において、AMF101は、UE102に対する認可スライス108、109のリスト、及び、UE102に対する認可スライスと関連付けられるべきそれぞれのNSIの指示を記憶する。
119において、114の登録要求に応答して、AMF101はUE102に認可スライス108、109のリストを送信する、すなわち、UE102に、UEの位置においていずれのネットワークスライスがUEに対して認可されるかを示す。
図1に示すメッセージフローによって示される手順は、早期NSI束縛、すなわち、登録手順中の、各認可スライスと、UEに対するスライスの対応するNSIとの関連付けを示す。束縛とは、コアネットワークスライスインスタンスの、UEに対する(すなわち、UEに対する効果を有する)コアネットワークスライスに対する関連付け、又は、同等に、UEのコアネットワークスライスインスタンスとの関連付けとして理解することができる。
代替的に、移動無線通信ネットワークは、遅延NSI束縛を使用してもよい。遅延束縛とは、登録手順後の、すなわち、UEの登録後、例えば、PDU(パケットデータユニット)セッション確立中の、各認可スライスとUEに対するスライスの対応するNSIとの関連付けを指す。
通信システムは、早期NSI束縛と遅延NSI束縛の両方をサポートするように実施されてもよいことに留意されたい。例えば、ネットワークスライスタイプ又はオペレータのポリシに応じて、両方の束縛タイプが選択可能である必要があり得る。
早期NSI束縛は、PDUセッション確立の前であっても、要求されるスライスタイプのNSIがすでに関連付けられており、したがって、PDUセッションが要求される場合にそのような関連付けを実現するために必要な時間が節約されるため、PDUセッション確立のための時間を低減することを可能にする。さらに、特定のスライスタイプ(例えば、超低待ち時間サービスを提供すること)について、早期NSI束縛は有用であり得る。しかしながら、関連付けのライフサイクル又は他の運営/展開上の理由に起因してNSIとネットワークスライスとの間の関連付けに変化がある場合、そのような関連付けの保守管理は最新状態に保たれる必要がある。
遅延NSI束縛はNSIとネットワークスライスとの関連付けを最新状態に保つことを必要としないが、例えば、遅延NSI束縛はPDUセッション確立中にNSI選択メカニズムを必要とするため、一般的に、PDUセッション確立のための時間の増大をもたらす。
様々な実施形態によれば、それに基づいてUE(加入者)に対して認可される各ネットワークスライスの早期又は遅延NSI束縛が実施される情報を提供することを可能にするメカニズムが提供される。
例えば、あるネットワークスライスについて、そのネットワークスライスに対して早期NSI束縛が実施されるべきか否かを指示するパラメータ“early NSI binding indication”(早期NSI束縛指示)が導入され得る。早期NSI束縛が実施されるべきか、又は、遅延NSI束縛が実施されるべきかを決定するネットワーク機能は、早期NSI束縛を有するべきか否かの決定を行うためにネットワーク機能(例えば、AMF又はNSSF)において利用可能なオペレータのポリシを考慮に入れることができる。
図2及び図3は、通信システム200、300の異なるネットワークスライスに対する異なる束縛タイプ(早期束縛及び遅延束縛)の適用を示す。
図1の通信システム100と同様に、図2及び図3の通信システム200、300は、UE202、302、RAN203、303、AMF201、301、UDM204、304及びNSSF205、305を含む。
さらに、通信システム100と同様に、コアネットワークは、第1の(コア)ネットワークスライスインスタンス206、306(識別情報NSI#1)を有する第1の(コア)ネットワークスライス、及び、第2の(コア)ネットワークスライスインスタンス207、307(識別情報NSI#2)を有する第2の(コア)ネットワークスライスを含む。第1のネットワークスライスインスタンス206、306は第1のSMF208、308及び第1のUPF209、309を含み、第2のネットワークスライスインスタンス207、307は第2のSMF210、310及び第2のUPF211、311を含む。
図2は、第1のネットワークスライスインスタンス206の早期束縛を含む登録手順を示す。
212において、UE202が、AMF201に登録要求を送信する。登録要求は、要求されるS−NSSAIを含む。
S−NSSAI(単一ネットワークスライス選択支援情報)は、ネットワークスライスを特定し、
機構及びサービスに関して予測されるネットワークスライス挙動を参照するスライス/サービスタイプ(SST)、
同じスライス/サービスタイプの複数のネットワークスライスの間で区別するためにスライス/サービスタイプ(複数可)を補完する任意選択の情報であるスライスディファレンシエータ(SD)から構成される。
認可されているNSSAIは、例えば、登録手順の間にサービス供給しているPLMN(地上波公共移動通信ネットワーク)によってもたらされるNSSAIであり、これは、現在の登録領域においてサービス供給しているPLMNにおいてUEに対してネットワークによって認可されるNSSAIを示す。
構成されているNSSAIは、UEにおいて設定されているNSSAIである。
要求されているNSSAIは、UEがネットワークに提供することができるNSSAIである。要求されているNSSAIは、構成されているNSSAI又は認可されているNSSAIの部分集合又は集合全体であり得る。
加入されているS−NSSAIは、UEがPLMNにおいて使用するために加入されている、加入者情報に基づくS−NSSAIである。
213において、AMF201が、UDM204を用いてUEの加入をチェックする。
214において、AMF201及びNSSF205が、(例えば、図1を参照して説明されているような)ネットワークスライス選択に関するメッセージを交換する。この実施例において、ネットワークスライスインスタンス206、207がUE202に割り当てられるべきであり、早期束縛が第1のネットワークスライスインスタンス206に対して実施されるべきであり、遅延束縛が第2のネットワークスライスインスタンス207に対して実施されるべきであると決定されると仮定される。決定は、例えば、コアネットワークスライスインスタンスの異なるサービスタイプ及び/又はオペレータのポリシに基づくことができる。
したがって、215において、この段階で、第1のネットワークスライスインスタンス206はUE202に束縛され(すなわち、UE202の第1のコアネットワークスライスインスタンスに束縛され)、一方で、第2のネットワークスライスインスタンス207はUE202に束縛されない。
216において、AMF201は、UE202に対して認可されているネットワークスライスのNSSAI(例えば、S−NSSAI#1及びS−NSSAI#2)を含む登録許可を、UE202に送信する。
後の段階において、UE202は第2のコアネットワークスライス(NSSAI#2)に対するPDUセッション要求を送信すると仮定される。
図3は、第2のネットワークスライスインスタンス307の遅延束縛を含むPDUセッション確立手順を示す。
第2のコアネットワークスライスインスタンス307に対して遅延束縛を実施すると決定されているため、第2のコアネットワークスライスインスタンス307は、317において、PDUセッション確立の過程において第2のコアネットワークスライスに束縛される。
312において、UE302は、第2のコアネットワークスライス307に対するPDUセッション確立要求を、AMF301に送信する。より詳細には、このプロセスは以下のとおりである。すなわち、UE302はS−NSSAI#2に対する要求を送信し、ネットワーク(言い換えれば、コアネットワーク)は、S−NSSAI#2をNSI#2に束縛する。したがって、UE302はいずれのNSIがUE302に関連付けられるかを知らないことになることに留意されたい。
313において、AMF301は、NSSF305から、又は代替的に、PLMN NRF(地上波公共移動通信ネットワーク・ネットワークリポジトリ機能)から、NSI選択情報を取得する。314において、AMF301は、スライス固有のNRF又は複数のNSI317にわたって共有されるNRFによって、スライス固有ネットワーク機能(NF)発見を実施する。NSSF305が認可S−NSSAIのNSIを決定しておらず、NRFを選択している場合(スライス固有のNRFが展開される場合)、AMF301は、NSSF305と通信して、要求されているNSSAIのNSI、及びまた、NSIにとって利用可能である場合はスライス固有の/共有されるNRF情報をも得、又は、代替的に、AMF301は、PLMN NRFと通信して、要求されているNSSAIのNSI、及びまた、スライス固有の/共有されるNRF情報をも得る。
315において、第2のコアネットワークスライスインスタンス307の、UE302に対する(すなわち、UE302に対して効果を有する)第2のコアネットワークスライスへの束縛、又は、言い換えれば、第2のコアネットワークスライスインスタンス307の束縛(又は関連付け)若しくは第2のコアネットワークスライスインスタンス307内のネットワーク機能(例えば、SMF310及びUPF311)のUE302への束縛が実施される。この束縛は、登録手順が完了した後に行われるため、この束縛は遅延束縛と考えることができる。
316において、AMF301が、UE302にPDUセッション確立許可メッセージを送信する。
したがって、一実施形態によれば、AMF201、301又はNSSF205、305は、UE202、302に対して許可される1つ又は複数のNSSAIのS−NSSAI(複数可)を、例えばオペレータのポリシに基づいてコアネットワークスライスインスタンスに束縛し、例えば、登録手順において第1のインスタンス206、306(NSI#1)を束縛し、PDUセッション確立中に第2のインスタンス207、307(NSI#2)を束縛する。
コアネットワークスライスの早期束縛を実施するか又は遅延束縛を実施するかの決定(すなわち、早期束縛対遅延束縛の決定)は、アーキテクチャ内の様々な構成要素によって行うことができる。
UDM204、304において、早期又は遅延NSI束縛は、各加入されているS−NSSAIにマッピングされるUEの加入データの一部分として含まれ得る。
UDM204、304は、この加入者データをAMF201、301及び/又はNSSF205、305(例えばAMF201、301を介して)に提供する。
AMF201、301において、特定のS−NSSAIが特定のUEにサービス供給するために、早期NSI束縛が実施されるべきか、又は、遅延NSI束縛が実施されるべきかを指定するローカルポリシが構成され得る。
そのような構成は、場合によってはOAM(運用、管理及び保守)によって行われてもよい。
NSSF205、305において、特定のS−NSSAIが特定のUEにサービス供給するために、早期NSI束縛が実施されるべきか、又は、遅延NSI束縛が実施されるべきかを指定するローカルポリシが構成され得る。
そのような構成は、場合によってはOAM(運用、管理及び保守)によって行われてもよい。
PCF(ポリシ制御機能)において、早期又は遅延NSI束縛は、各加入されているS−NSSAIにマッピングされるポリシ情報の一部分として含まれ得る。
PCFは、このポリシ情報を、AMF201、301又はNSSF205、305のいずれかに提供する。
図4は、UDMによる早期束縛対遅延束縛の決定を示す流れ図400を示す。
メッセージフロー400は、UE401、RAN402、AMF403、UDM404、第1のネットワークスライスインスタンス405及び第2のネットワークスライスインスタンス406の間で行われる。
早期束縛は第1のネットワークスライスインスタンス405に対して適用されるものであり、遅延束縛は第2のネットワークスライスインスタンス406に対して適用されるものであると仮定される。
407において、UE401が、AMF403に登録要求を送信する。この実施例において、UE401は、識別情報S−NSSAI#1、S−NSSAI#2及びS−NSSAI#3を有する3つのネットワークスライスに関する登録を要求する。
408において、AMF403は、UDM404に加入コンテキスト要求を送信し、UDM404は409において、加入コンテキスト応答によって応答する。
UDM404は、早期束縛が第1のネットワークスライスインスタンス405に対して実施されるべきであり、遅延束縛が第2のネットワークスライスインスタンス406に対して実施されるべきであると決定すると仮定される。UDM404は、この決定の結果を、加入コンテキスト応答に含める。
410において、AMF403は、この実施例においてはS−NSSAI#1及びS−NSSAI#2である、UEに対する認可ネットワークスライスのリストを作成する。
411において、AMF403は、ネットワークスライスS−NSSAI#1のNSIの可用性をチェックし(第1のネットワークスライスインスタンス405が利用可能であると仮定される)、412において、UE401に対して第1のネットワークスライスインスタンス405を束縛する、すなわち、AMF403がS−NSSAI#1に対してNSI#1を束縛する。この束縛は、特定のSMFの選択を含んでもよい。
413において、AMF403は、認可NSSAI(例えば、S−NSSAI#1及びS−NSSAI#2)のリストを含む登録許可を、UE401に送信する。
後の段階で、414において、UE401が、S−NSSAI#2に対するPDUセッション確立要求を、AMF403に送信する。
415及び416において、AMF403が、NRFによって、NF発見手順を実施する。結果として、第2のネットワークスライスインスタンス406が、UE401に束縛される(遅延束縛)。
417において、AMF403は、第2のコアネットワークスライス406と、PDUセッション確立要求及び応答を交換する。
418において、AMF403が、UE401にPDUセッション確立許可メッセージを送信する。
例えば、UDM404に記憶されているUEの加入プロファイルは、早期NSI束縛が要求されるか又は遅延NSI束縛が可能であるかの情報を含む。そのような情報は、例えば、以下によって実現することができる。
各加入されているS−NSSAIのNSI束縛のタイプの指定、例えば、S−NSSAI−Binding−Type=“Early Binding”若しくは“Late Binding”、又は、
各加入されているS−NSSAIについての早期NSI束縛を実施すべきか否かの指示、例えば、S−NSSAI−Early−NSI−Binding=“True”or“False”
415及び416に関与するNRFは、PLMN NRF、又は、複数のネットワークスライスにわたって共有されるNRFであってもよいことに留意されたい。PLMN NRFの場合、このPLMN NRFは、スライス固有のNRFの情報を提供する。したがって、AMF403は、特定のスライス(すなわち、上記の実施例においてはS−NSSAI#2)のSMFを発見することができる。
図5は、AMFによる早期束縛対遅延束縛の決定を示す流れ図500を示す。
図4と同様に、メッセージフロー500は、UE501、RAN502、AMF503、UDM504、第1のネットワークスライスインスタンス505及び第2のネットワークスライスインスタンス506の間で行われる。さらに、このメッセージフローにはPCF513が関与し得る。
早期束縛は第1のネットワークスライスインスタンス505に対して適用されるものであり、遅延束縛は第2のネットワークスライスインスタンス506に対して適用されるものであると仮定される。
507において、UE501が、AMF503に登録要求を送信する。この実施例において、UE501は、識別情報S−NSSAI#1、S−NSSAI#2及びS−NSSAI#3を有する3つのネットワークスライスに関する登録を要求する。
508において、AMF503は、UDM504に加入コンテキスト要求を送信し、UDM504は509において、加入コンテキスト応答によって応答する。
510において、要求又は加入されているNSSAIに基づいて、AMF503は、AMF503が要求及び加入されているS−NSSAIの複合セットにサービス供給することができるか否かを決定する。そうでない場合、AMF503は、NSSFに要求を送信する(図6の実施例を参照されたい)。この実施例において、AMF503は、S−NSSAIにサービス供給することができると仮定される。
511において、第1の選択肢として、AMF503は、例えば、早期束縛が必要とされる又は必要とされない公衆安全スライスなど、早期又は遅延NSI束縛を必要とするスライスにサービス供給しているかを決定する。AMF503は、その(ローカル)構成に基づいてこの決定を行うことができる、すなわち、AMF503において、いずれのコアネットワークスライスが早期NSI束縛を必要とするか、及び、いずれのコアネットワークスライスが遅延NSI束縛を必要とするかを構成することができる。
512において、第2の選択肢として、例えば、第1の選択肢が利用可能でない場合、AMF503は、PCF513からポリシを要求し、PCF513は514においてポリシ要求に応答する。応答は、いずれのコアネットワークスライスが早期NSI束縛を必要とするか、及び、いずれのコアネットワークスライスが遅延NSI束縛を必要とするかを指定する。
515において、AMF503は、第1のネットワークスライスインスタンス505をUE501に対して束縛する、すなわち、AMF503はNSI#1をS−NSSAI#1に対して束縛する。この束縛は、特定のSMFの選択を含んでもよい。
516において、AMF503は、認可NSSAI(すなわち、S−NSSAI#1及びS−NSSAI#2)のリストを含む登録許可を、UE501に送信する。
後の段階で、517において、UE501が、PDUセッション確立要求を、AMF503に送信する。
518及び519において、AMF503が、NRFによって、NF発見手順を実施する。結果として、第2のネットワークスライスインスタンス506が、UE501に束縛される(遅延束縛)。
520において、AMF503は、第2のコアネットワークスライス506と、PDUセッション確立要求及び応答を交換する。
521において、AMF503が、UE501にPDUセッション確立許可メッセージを送信する。
518及び519に関与するNRFは、PLMN NRF、又は、複数のネットワークスライスにわたって共有されるNRFであってもよいことに留意されたい。PLMN NRFの場合、このPLMN NRFは、スライス固有のNRFの情報又は共有されるNRFの情報を提供する。したがって、AMF503は、特定のスライス(すなわち、上記の実施例においてはS−NSSAI#2)のSMFを発見することができる。
図6は、NSSFによる早期束縛対遅延束縛の決定を示す流れ図600を示す。
図4と同様に、メッセージフロー600は、UE601、RAN602、AMF603、UDM604、第1のネットワークスライスインスタンス605及び第2のネットワークスライスインスタンス606の間で行われる。さらに、NSSF611、第2のAMF618、及び、場合によってはまたPCF614が、メッセージフローに関与する。
早期束縛は第1のネットワークスライスインスタンス605に対して適用されるものであり、遅延束縛は第2のネットワークスライスインスタンス606に対して適用されるものであると仮定される。
607において、UE601が、AMF603に登録要求を送信する。この実施例において、UE601は、識別情報S−NSSAI#1、S−NSSAI#2及びS−NSSAI#3を有する3つのネットワークスライスに関する登録を要求する。
608において、AMF603は、UDM604に加入コンテキスト要求を送信し、UDM604は609において、加入コンテキスト応答によって応答する。
610において、AMF603が、NSSF611にスライス選択要求を送信する。
612において、第1の選択肢として、要求されているNSSAI及び加入されているNSSAI並びに場合によっては他のパラメータに基づいて、NSSF611が認可NSSAIのリストを作成する。加えて、NSSF611は、早期NSI束縛又は遅延NSI束縛の、認可NSSAIに対するマッピングを実施する。NSSF611において、第2のAMF618によってサポートされるいずれのコアネットワークスライスが早期NSI束縛を必要とし、いずれが遅延NSI束縛を必要とするかを設定することができる。
613において、第2の選択肢として、例えば、第1の選択肢が利用可能でない場合、NSSF611は、PCF614からポリシを要求し、PCF614は615においてポリシ要求に応答する。応答は、いずれのコアネットワークスライスが早期NSI束縛を必要とするか、及び、いずれのコアネットワークスライスが遅延NSI束縛を必要とするかを指定する。
616において、NSSF611は、AMF603にスライス選択応答を送信し、スライス選択応答は、認可NSSAIのリスト、第2のAMFの設定情報、又は、第2のAMF618の情報、及び、認可NSSAIの各々についての、早期束縛が実施されるべきか又は遅延束縛が実施されるべきか、を含む。任意のS−NSSAIに早期束縛が必要とされる場合、NSSF611は、(616において)スライス固有のNRF、又は、早期束縛するS−NSSAIの共有NRF情報を含み得る。
617において、第2のAMF618へのリダイレクトが実施される。
619において、第2のAMF618は、第1のネットワークスライスインスタンス605をUE601に対して束縛する、すなわち、AMF618はNSI#1をS−NSSAI#1に対して束縛する。この束縛は、特定のSMFの選択を含んでもよい。
620において、第2のAMF618は、認可NSSAI(すなわち、S−NSSAI#1及びS−NSSAI#2)のリストを含む登録許可を、UE601に送信する。
後の段階で、621において、UE601が、S−NSSAI#2に対するPDUセッション確立要求を、第2のAMF618に送信する。
622及び623において、第2のAMF618が、NRFによって、NF発見手順を実施する。結果として、第2のネットワークスライスインスタンス606が、UE601に束縛される(遅延束縛)。
624において、第2のAMF618は、第2のコアネットワークスライス606と、PDUセッション確立要求及び応答を交換する。
625において、第2のAMF618が、UE601にPDUセッション確立許可メッセージを送信する。
622及び623に関与するNRFは、PLMN NRF、又は、複数のネットワークスライスにわたって共有されるNRFであってもよいことに留意されたい。PLMN NRFの場合、このPLMN NRFは、スライス固有のNRFの情報又は共有されるNRFの情報を提供する。したがって、第2のAMF618は、特定のスライス(すなわち、上記の実施例においてはS−NSSAI#2)のSMFを発見することができる。
さらに、NSSF611が、第1の選択肢及び第2の選択肢のいずれからも、1つ又は複数の認可コアネットワークスライスに対して早期束縛を実施すべきか、又は、遅延束縛を実施すべきかを判定することが可能でない場合、第2のAMF618が、図2の実施例にあるように、認可NSSAIに基づいて早期NSI束縛を実施すべきか、又は、遅延NSI束縛を実施すべきかを判定することができる。
要約すると、様々な実施形態によれば、図7に示すような方法が提供される。
図7は、移動無線端末デバイスを移動無線通信ネットワークのネットワークスライスインスタンスに関連付ける方法を示す流れ図700を示す。
701において、ネットワークスライスインスタンスに対する要求が、移動無線端末デバイスから受信される。
702において、移動無線端末デバイスが、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、ネットワークスライスインスタンスに関連付けられる。
様々な実施形態によれば、言い換えれば、移動無線端末デバイスが(コア)ネットワークスライスインスタンスと関連付けられる時点の選択が存在する。この選択は、情報パラメータに基づく。この関連付けは、移動無線端末デバイスに対するネットワークスライスインスタンスの動的束縛と考えることができる。関連付けの時点は、例えば、移動無線端末デバイスによる通信確立の様々な段階、例えば、移動無線端末デバイスの登録中又は登録後、例えば、セッション確立中に対応することができる。言い換えれば、選択は、早期束縛(例えば、登録中)と、遅延束縛(例えば、登録成功後のセッション確立中、例えば、ネットワークが登録確認応答を移動無線端末デバイスに送信した後)との間であってもよい。
図7の手法は、例えば、いつ早期NSI束縛を有するべきか、及び、いつ遅延NSI束縛を有するべきかの柔軟性を与えることができる。例えば、ネットワークスライスに対して早期NSI束縛を実施すべきか、又は、遅延NSI束縛を実施すべきかは、スライスタイプ及び/又はオペレータの要求に依存し得る。
例えば、パラメータ“early binding indication”(早期束縛指示)が導入される。さらに、いつ束縛を実施すべきかの決定を実施するそれぞれのネットワーク機能(例えば、AMF又はNSSF)において利用可能なオペレータのポリシを考慮に入れることができる。特に、オペレータは、オペレータの要求に適合するために、早期NSI束縛を有するべきか、又は、遅延NSI束縛を有するべきかを決定することができる。
図7の方法は、例えば、図8に示すような移動無線通信ネットワークによって実行される。
図8は、一実施形態による移動無線通信ネットワーク800を示す。
移動無線通信ネットワーク800は、移動無線端末デバイスから、ネットワークスライスインスタンスを移動無線端末デバイスに関連付けるための要求を受信するように構成されている受信機801と、移動無線端末デバイスをネットワークスライスインスタンスに関連付けるためのタイミング情報を表す、移動無線端末デバイスに割り当てられる少なくとも1つの情報パラメータを記憶するメモリ802とを含む。
さらに、移動無線通信ネットワーク800は、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる、記憶されている関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、移動無線端末デバイスをネットワークスライスインスタンスに関連付けるように構成されている1つ又は複数のプロセッサ803を含む。
図9は、ローミングシナリオ、言い換えれば、ホームへと経路指定される事例における、早期束縛対遅延束縛の決定を示す流れ図900を示す。
メッセージフロー900は、(ホーム)UE(hUEとしても参照される)901、RAN902、第1のAMF#1 903、(ビジタ)NSSF(vNSSFとしても参照される)904及び(ホーム)UDM(hUDMとしても参照される)905の間で行われる。
906において、hUE901が、第1のAMF#1 903に登録要求を送信する。この実施例において、hUE901は、識別情報S−NSSAI#1、S−NSSAI#2及びS−NSSAI#3を有する3つのネットワークスライスに関する登録を要求する。
第1の選択肢(図9のブロックOption#1)907において、906の登録要求が受信された後、第1のAMF#1 903は、加入コンテキスト要求908をhUDM905に送信し、その要求に応答して、hUDM905は、対応する加入コンテキスト応答909を第1のAMF#1 903に送信する。
加入コンテキスト応答909は、以下のメッセージパラメータを含むことができる。
・加入されているS−NSSAI#1:Early_binding(早期束縛)
・加入されているS−NSSAI#2:Late_binding(遅延束縛)
第2の選択肢(図9のブロックOption#2)910において、UDMが、加入されているS−NSSAI(複数可)に対して早期束縛が必要か、又は、遅延束縛が必要かを示さない場合、ローカル構成に基づいて、第1のAMF#1 903は、早期束縛を有するか、又は、遅延束縛を有するかを決定することができ、その場合、第1のAMF#1 903は、認可NSSAIを作成することが可能であり、そうでない場合、第3の選択肢911(図9のブロックOption#3)の以下のプロセス912を実施する。
第3の選択肢911は、912において、第1のAMF#1 903が、906の登録要求を受信した後、スライス選択要求をvNSSF904に送信する。スライス選択要求は、hUE901の位置、要求しているNSSAI及び加入されているNSSAIに関する情報を含んでもよい。
913において、vNSSF904は、スライス選択要求をホームNSSF914(hNSSF914としても参照される)に転送することができる。hNSSF914は、それぞれのhUE901のホームNSSFとして機能する。スライス選択要求は、hUE901の位置、要求しているNSSAI及び加入されているNSSAIに関する情報を含んでもよい。
915において、スライス選択要求の受信に応答して、hNSSF914は、要求しているvNSSF904にスライス選択応答を返信する。スライス選択応答は、認可NSSAIのリスト、並びに、認可NSSAIの各々について、早期束縛を実施すべきか、又は、遅延束縛を実施すべきか、及び、任意選択的に、任意のS−NSSAIが早期束縛を必要とする場合には、早期束縛しているS−NSSAIのスライス固有のホームNRF(hNRF)又は共有されるNRF情報を含むことができる。
916において、hNSSF914からスライス選択応答を受信した後、vNSSF904は、ホーム認可(h認可)NSSAIをビジタ認可(v認可)NSSAIにマッピングすることができ、例えば、vNSI#1を選択することができ、又は、代替的に、vNSSFは、hNSSFが認可NSSAIを送信しない場合、hNSSFから受信される情報に基づいて認可NSSAIを作成してもよい。
その後、917において、vNSSF904が、第1のAMF#1 903にスライス選択要求を送信する。917のスライス選択応答は、それぞれのNSSAIに早期束縛が提供されるか、又は、遅延束縛が提供されるかを示す、それぞれ割り当てられるパラメータ(関連付け情報パラメータの一例)を含むv認可NSSAIのリストを含むことができる。917のスライス選択応答は、hNRF及びvNRFの指示をさらに含むことができる。
その後、918において、認可NSSAIについて第1のAMF#1 904と第2のAMF#2 919との間でリダイレクトを実施することができる。
その後、920において、例えば、S−NSSAI#1について、hUE901の、v−NSI#1及びh−NSI#1 921との束縛(関連付けとして参照される場合もある)が提供される。特定のSMFを、両方のNSIに対して選択することができる。
この束縛プロセス920が完了した後、922において、第2のAMF#2 919が登録許可をhUE901に送信する。登録許可は、認可NSSAI、例えば、S−NSSAI#1及びS−NSSAI#2を含むことができる。
ブロック923に示す遅延束縛の場合、924において、hUE901は、PDUセッション確立要求を第2のAMF#2 919に送信する。PDUセッション確立要求は、要求されているNSSAI、例えば、S−NSSAI#2を含むことができる。
925において、第2のAMF#2は、例えば、NFタイプ、SMF、例えばS−NSSAI#2、及びhUE901の指示(UE ID)を含むNF発見要求を、h−NRF及びv−NRF926に送信する。
NF発見要求に応答して、927において、h−NRF及びv−NRF926は、対応するNF発見応答を、要求している第2のAMF#2 919に送信することができる。NF発見応答は、例えば、NSI#2及びSMF#2を含むことができる。
NF発見応答を受信した後、第2のAMF#2 919は、928において、PDUセッション確立要求をvNSI及びh−NSI929に送信し、PDUセッション確立要求の受信に応答して、vNSI及びh−NSI929は、対応するPDUセッション確立応答を第2のAMF#2 919に送信する。
最後に、930において、第2のAMF#2 919が、hUE901にPDUセッション確立許可を送信する。
以下において、様々な実施例を例示する。
実施例1は、移動無線端末デバイスを移動無線通信ネットワークのネットワークスライスインスタンスに関連付ける方法である。方法は、移動無線端末デバイスから、ネットワークスライスへの接続に対する要求を受信するステップと、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、ネットワークスライスインスタンスのセットからのネットワークスライスインスタンスに移動無線端末デバイスを関連付けるステップとを含む。
実施例2において、実施例1の主題は、任意選択で、方法が、異なるタイプのネットワークスライスについて、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例3において、実施例1又は2のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線通信コアネットワークの1つ又は複数のプロセッサによって実施されることを含むことができる。
実施例4において、実施例1〜3のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするプロセスの間に実施されることを含むことができる。
実施例5において、実施例1〜4のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線通信ネットワークに記憶されている端末デバイス固有プロファイルから関連付け情報パラメータを決定するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例6において、実施例5の主題は、任意選択で、プロファイルが、移動無線通信ネットワーク加入者固有プロファイルであることを含むことができる。
実施例7において、実施例5又は6のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルがユーザ機器(UE)加入プロファイルであることを含むことができる。
実施例8において、実施例1〜7のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするためのモビリティ管理及び移動ネットワークアクセス制御を処理するアクセス及びモビリティ管理機能を実施する1つ又は複数のプロセッサによって実施されることを含むことができる。
実施例9において、実施例5〜8のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルが、関連付けられる移動無線端末デバイスに対して特定のネットワークスライスインスタンスを選択するためのネットワークスライス情報をさらに含むことを含むことができる。
実施例10において、実施例1〜9のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためにネットワークスライスを選択するために移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例11において、実際例10の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのポリシ制御機能によって実施されることを含むことができる。
実施例12において、実際例10の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのネットワークスライス選択機能によって実施されることを含むことができる。
実施例13において、実際例10の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのアクセス及びモビリティ管理機能によって実施されることを含むことができる。
実施例14において、実施例1〜13のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、移動無線通信ネットワークのユーザデータ管理機能に記憶されることを含むことができる。
実施例15において、実施例1〜14のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、関連付けが移動無線端末デバイスの登録プロセス中に実施されるべきか、又は、プロトコルデータユニットセッション確立中に実施されるべきかを示すことを含むことができる。
実施例16は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、実施例1〜15のいずれか1つの移動無線端末デバイスを移動無線通信ネットワークのネットワークスライスインスタンスに関連付ける方法を実施する複数の命令を記憶されているコンピュータ可読媒体である。
実施例17は、ネットワークスライスへの接続に対する要求を受信するように構成されている受信機と、移動無線端末デバイスをネットワークスライスインスタンスに関連付けるための関連付け指示情報を表す、移動無線端末デバイスに割り当てられる少なくとも1つの情報パラメータを記憶するメモリと、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる、記憶されている関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、ネットワークスライスインスタンスのセットからのネットワークスライスインスタンスに移動無線端末デバイスを関連付けるように構成されている1つ又は複数のプロセッサとを含むことができる、移動無線通信ネットワークである。
実施例18において、実施例17の主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、異なるタイプのネットワークスライスについて、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するように構成されていることを含むことができる。
実施例19において、実施例17又は18のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線通信コアネットワークの1つ又は複数のプロセッサであることを含むことができる。
実施例20において、実施例17〜19のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするプロセスの間に関連付けを実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例21において、実施例17〜20のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線通信ネットワークに記憶されている端末デバイス固有プロファイルから関連付け情報パラメータを決定するように構成されていることを含むことができる。
実施例22において、実施例21の主題は、任意選択で、プロファイルが、移動無線通信ネットワーク加入者固有プロファイルであることを含むことができる。
実施例23において、実施例21又は22のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルがユーザ機器加入プロファイルであることを含むことができる。
実施例24において、実施例17〜23のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするためのモビリティ管理及び移動ネットワークアクセス制御を処理するアクセス及びモビリティ管理機能を実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例25において、実施例21〜24のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルが、関連付けられる移動無線端末デバイスに対して特定のネットワークスライスインスタンスを選択するためのネットワークスライス情報をさらに含むことを含むことができる。
実施例26において、実施例17〜25のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためにネットワークスライスを選択するための移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例27において、実際例26の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのポリシ制御機能によって実施されることを含むことができる。
実施例28において、実際例26の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのネットワークスライス選択機能によって実施されることを含むことができる。
実施例29において、実際例26の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのアクセス及びモビリティ管理機能によって実施されることを含むことができる。
実施例30において、実施例17〜29のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータを記憶するように構成されているメモリが、移動無線通信ネットワークのユーザデータ管理機能の一部分であることを含むことができる。
実施例31において、実施例17〜30のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、関連付けが移動無線端末デバイスの登録プロセス中に実施されるべきか、又は、プロトコルデータユニットセッション確立中に実施されるべきかを示すことを含むことができる。
実施例32は、移動無線端末デバイスを移動無線通信ネットワークのネットワークスライスインスタンスに関連付ける方法である。方法は、移動無線端末デバイスからネットワークスライス選択支援情報を受信するステップと、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる関連付け情報パラメータを決定するステップと、決定されている関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、移動無線端末デバイスをネットワークスライスインスタンスに関連付けるステップとを含むことができる。
実施例33において、実施例32の主題は、任意選択で、方法が、受信されているネットワークスライス選択支援情報に従って、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例34において、実施例33の主題は、任意選択で、方法が、受信されているネットワークスライス選択支援情報に従って、異なるタイプのネットワークスライスについて、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例35において、実施例32〜34のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線通信コアネットワークの1つ又は複数のプロセッサによって実施されることを含むことができる。
実施例36において、実施例32〜35のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするプロセスの間に実施されることを含むことができる。
実施例37において、実施例32〜36のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線通信ネットワークに記憶されている端末デバイス固有プロファイルから関連付け情報パラメータを決定するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例38において、実施例37の主題は、任意選択で、プロファイルが、移動無線通信ネットワーク加入者固有プロファイルであることを含むことができる。
実施例39において、実施例37又は38のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルがユーザ機器(UE)加入プロファイルであることを含むことができる。
実施例40において、実施例32〜39のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするためのモビリティ管理及び移動ネットワークアクセス制御を処理するアクセス及びモビリティ管理機能を実施する1つ又は複数のプロセッサによって実施されることを含むことができる。
実施例41において、実施例37〜40のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルが、関連付けられる移動無線端末デバイスに対して特定のネットワークスライスインスタンスを選択するためのネットワークスライス情報をさらに含むことを含むことができる。
実施例42において、実施例32〜41のいずれか1つの主題は、任意選択で、方法が、移動無線端末デバイスを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためにネットワークスライスを選択するための移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップをさらに含むことを含むことができる。
実施例43において、実際例42の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのポリシ制御機能によって実施されることを含むことができる。
実施例44において、実際例42の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのネットワークスライス選択機能によって実施されることを含むことができる。
実施例45において、実際例42の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのアクセス及びモビリティ管理機能によって実施されることを含むことができる。
実施例46において、実施例32〜45のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、移動無線通信ネットワークのユーザデータ管理機能に記憶されることを含むことができる。
実施例47において、実施例37〜46のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、関連付けが移動無線端末デバイスの登録プロセス中に実施されるべきか、又は、プロトコルデータユニットセッション確立中に実施されるべきかを示すことを含むことができる。
実施例48は、1つ又は複数のプロセッサによって実行されると、実施例32〜47のいずれか1つの移動無線端末デバイスを移動無線通信ネットワークのネットワークスライスインスタンスに関連付ける方法を実施する複数の命令を記憶されているコンピュータ可読媒体である。
実施例49は、移動無線端末デバイスからネットワークスライス選択支援情報を受信するように構成されている受信機と、要求している移動無線端末デバイスに割り当てられる関連付け情報パラメータを決定し、決定されている関連付け情報パラメータに基づくタイミングに従って、移動無線端末デバイスをネットワークスライスインスタンスに関連付けるように構成されている1つ又は複数のプロセッサと含むことができる、移動無線通信ネットワーク。
実施例50において、実施例49の主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、受信されているネットワークスライス選択支援情報に従って、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するように構成されていることを含むことができる。
実施例51において、実施例50の主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、受信されているネットワークスライス選択支援情報に従って、異なるタイプのネットワークスライスについて、ネットワークスライスインスタンスのセットからネットワークスライスインスタンスを選択するように構成されていることを含むことができる。
実施例52において、実施例49〜51のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線通信コアネットワークの1つ又は複数のプロセッサであることを含むことができる。
実施例53において、実施例49〜52のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするプロセスの間に関連付けを実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例54において、実施例49〜53のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線通信ネットワークに記憶されている端末デバイス固有プロファイルから関連付け情報パラメータを決定するように構成されていることを含むことができる。
実施例55において、実施例54の主題は、任意選択で、プロファイルが、移動無線通信ネットワーク加入者固有プロファイルであることを含むことができる。
実施例56において、実施例54又は55のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルがユーザ機器加入プロファイルであることを含むことができる。
実施例57において、実施例49〜56のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスが移動無線通信ネットワークにアクセスするためのモビリティ管理及び移動ネットワークアクセス制御を処理するアクセス及びモビリティ管理機能を実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例58において、実施例54〜57のいずれか1つの主題は、任意選択で、プロファイルが、関連付けられる移動無線端末デバイスに対して特定のネットワークスライスインスタンスを選択するためのネットワークスライス情報をさらに含むことを含むことができる。
実施例59において、実施例49〜58のいずれか1つの主題は、任意選択で、1つ又は複数のプロセッサが、移動無線端末デバイスを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためにネットワークスライスを選択するための移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するように構成されていることを含むことができる。
実施例60において、実際例59の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのポリシ制御機能によって実施されることを含むことができる。
実施例61において、実際例59の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのネットワークスライス選択機能によって実施されることを含むことができる。
実施例62において、実際例59の主題は、任意選択で、移動無線通信ネットワークオペレータのポリシを実施するステップが、移動無線通信ネットワークのアクセス及びモビリティ管理機能によって実施されることを含むことができる。
実施例63において、実施例49〜62のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータを記憶するように構成されたメモリが、移動無線通信ネットワークのユーザデータ管理機能の一部分であることを含むことができる。
実施例64において、実施例49〜63のいずれか1つの主題は、任意選択で、関連付け情報パラメータが、関連付けが移動無線端末デバイスの登録プロセス中に実施されるべきか、又は、プロトコルデータユニットセッション確立中に実施されるべきかを示すことを含むことができる。
さらなる実施例によれば、ユーザ機器を、異なるタイプのネットワークスライスのネットワークスライスインスタンスのセットを含む移動コアネットワークを有する移動通信ネットワークのネットワークスライスインスタンス(NSI)と関連付ける方法が提供される。方法は、UEが、移動通信ネットワークにアクセスするステップと、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)が、UEが移動通信ネットワークにアクセスするためのモビリティ管理及び移動ネットワークアクセス制御を処理するステップと、UE加入プロファイル(ユーザデータ管理、UDM)が、UEの関連するネットワークスライス情報を記憶するステップと、ネットワーク機能が、UEを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためのネットワークスライスに関するオペレータのポリシを提供するステップと、ネットワーク機能が、UEを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためのネットワークスライスに関するオペレータのポリシを執行するステップと、を含む。
UEを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためのネットワークスライスに関するオペレータのポリシを提供するネットワーク機能は、例えば、PCFであってもよい。
UEを特定のネットワークスライスインスタンスに関連付けるためのネットワークスライスに関するオペレータのポリシを執行するネットワーク機能は、例えば、NSSF又はAMFであってもよい。
UEが、UE登録中に、又は、UEが移動通信ネットワークにアタッチするときに、特定のネットワークスライスインスタンスと関連付けられる必要があるかを指定する指示を記憶するネットワーク機能は、例えば、UDMであってもよい。
移動無線通信ネットワーク(例えば、受信機、メモリ及び1つ又は複数のプロセッサ)は、例えば、1つ又は複数の回路によって実装されてもよい。「回路」は、専用回路、又は、メモリ、ファームウェア、若しくはそれらの任意の組合せに記憶されているプロセッサ実行ソフトウェアであってもよい、任意の種類の論理実装エンティティとして理解され得る。したがって、「回路」は、ハードワイヤード論理回路、又は、例えばマイクロプロセッサなどのプログラム可能プロセッサのようなプログラム可能論理回路であってもよい。「回路」はまた、例えば任意の種類のコンピュータプログラムなどのプロセッサ実行ソフトウェアであってもよい。下記により詳細に説明するそれぞれの機能の任意の他の種類の実施態様も、「回路」として理解され得る。
特定の態様が記載されているが、添付の特許請求の範囲によって画定される本開示の趣旨及び態様の範囲から逸脱することなく、形式及び詳細において様々な変更がなされ得ることが当業者には理解されるべきである。したがって、その範囲は添付の特許請求の範囲によって示され、それゆえ、特許請求の範囲と均等な意味及び範囲内に入るすべての変更が包含されるように意図されている。