本願は、通信技術の分野に関し、特にサービス設定方法及び装置に関する。
ロングタームエボリューション(英語:Long Term Evolution、略称:LTE)ネットワークにおける音声サービスは、ボイス・オーバ・ロングタームエボリューション(英語:Voice over LTE、略称:VoLTE)サービスとして参照される。現在、一層多くのオペレータが商用目的でVoLTEを使用し始め、一層多くのユーザ機器(英語:User Equipment、略称:UE)がVoLTEサービスをサポート可能である。
しかしながら、従来技術では、UEがLTEネットワークの弱いカバレッジ内にいるとき、VoLTEサービスの正常な実行は保証できず、或いは、VoLTEサービスの実行が比較的粗悪なユーザ経験をもたらす。
本願の実施形態は、サービス設定要求が受信された後に無線リソースがUEに強制的に割り当てられるために、サービスが正常に実行できない又はサービスの実行が比較的粗悪なユーザ経験をもたらすという問題を解決するために、サービス設定方法及び装置を提供する。
第1の態様によると、サービス設定方法が提供される。方法は、アクセスネットワーク装置により、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信するステップであって、前記第1設定要求は、第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのユーザ機器UEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される、ステップ、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信するステップであって、前記第1設定応答は、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される、ステップ、及び、前記アクセスネットワーク装置が、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定すると、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1通知メッセージを送信するステップであって、前記第1通知メッセージは、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと通知するために使用される、ステップ、又は、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルにハンドオーバするステップ、又は、前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバするステップ、を含む。
本実施形態の技術的ソリューションでは、アクセスネットワーク装置により受信される第1設定要求は、第1サービスのサービス要件を伝達するので、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、第1設定応答をサービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。言い換えると、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置はサービスアプリケーションサーバに通知して、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする、或いは、アクセスネットワーク装置は、別のセルでサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いい、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような従来技術の問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定した後に、第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定するステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、第1設定要求を受信し且つ第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定した後に、第1サービスに無線リソースを割り当てて良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1サービスに前記無線リソースを割り当てるステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第1指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージをコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1通知メッセージを送信する前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第1指示情報を含むと決定した場合、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するステップ、を含んで良い。第1指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第2指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルにハンドオーバする前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第2指示情報を含むと決定し、且つ前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在すると決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第2セルにハンドオーバするステップを含んで良い。第2指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第3指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバする前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第3指示情報を含むと決定し、且つ前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在すると決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第3セルにハンドオーバするステップを含んで良い。第3指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
本ソリューションでは、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1サービスのサービス要件の中の指示情報の指示に従い、「第1通知メッセージをコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するステップ」、「UEを第2セルにハンドオーバするステップ」、又は「UEを第3セルにハンドオーバするステップ」を実行して良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドをUEへ送信する方法で、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを決定して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、第1測定制御コマンドを前記UEへ配信するステップ、を更に含んで良い。第1測定制御コマンドは、UEに、第1セルの無線チャネル品質を測定し及び第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき第1測定報告をアクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。第1測定報告は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置に第1サービスを生成するよう指示するために使用される第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、アクセスネットワーク装置に別のサービスを生成するよう指示するために使用されるサービス設定要求を更に受信して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信するステップであって、前記第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、前記第2サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第2サービスを実行するための前記UEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される、ステップと、前記アクセスネットワーク装置により、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いことを決定するステップと、前記アクセスネットワーク装置により、第2測定制御コマンドを前記UEへ配信するステップと、を更に含んで良い。前記第2測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないとき第2測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第2測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
前記第2サービスの前記サービス要件を伝達する前記第2設定要求を受信するステップの後に、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1サービスの前記サービス要件を前記第2サービスの前記サービス要件と直接比較し、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いとき、前記UEへ測定制御コマンドを配信する方法で、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定して良い。前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より低い場合、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定し続ける必要はないが、前記第2サービスを設定するために、前記第1セルの前記サービス要件をサービス設定の承認閾として直接使用する。
可能な実装では、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことがある。この場合、本願の本実施形態における方法は、前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信するステップを更に含んで良い。前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないことを、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。このように、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないとき、前記アクセスネットワーク装置は、前記第2通知メッセージを前記サービスアプリケーションサーバへ送信し、「前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないこと」を示して良く、前記サービスアプリケーションサーバが実際のネットワーク状態に依存して前記第1サービスの前記サービス要件を調整し得るようにする。
可能な実装では、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないとき、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースを削除して良い。このように、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースは、時宜を得た方法で、解放され得る。
可能な実装では、前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの両方は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術(英語:Radio Access Technology、略称:RAT)、推奨コーデック情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達して良い。前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報は、前記第1サービスのサービス要件、具体的に言うと前記第1サービスの更新サービス要件を再決定するために、前記サービスアプリケーションサーバにより使用されて良いことが理解され得る。
可能な実装では、前記UEの前記位置情報は、前記UEのセルアイデンティティ、前記UEの基地局アイデンティティ、前記UEの追跡領域アイデンティティ(英語:Tracking Area Identity、略称TAI)、前記UEの位置領域アイデンティティ(英語:Location Area Identity、略称:LAI)、及び前記UEのルーティング領域アイデンティティ(英語:Routing Area Identity、略称:RAI)のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを受信した後に、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの前記サービス要件を変更して、前記第1サービスの前記更新サービス要件を取得し、サービス設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ再開始して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信するステップであって、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する、ステップ、を更に含んで良い。前記アクセスネットワーク装置は、前記サービスアプリケーションサーバからの且つ前記第1サービスを変更することを要求するために使用される前記第1サービス変更要求を受信して良い。前記第1サービス変更要求の中で伝達される前記第1サービスの前記更新サービス要件は、前記第1通知メッセージの中で又は前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報に基づき、前記サービスアプリケーションサーバにより決定されて良い。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、ポリシ制御コマンドを前記UEへ送信する方法で、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在するか否かを決定して良い。前記アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在するか否かを決定する方法は、前記第2セル又は前記第3セルを表すために第4セルを用いて、本願の本実施形態において記載される。具体的に、前記アクセスネットワーク装置は、以下の2つの方法を用いて、「無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在すること」を決定して良い。方法1では、前記アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドを前記UEへ配信する。ここで、前記測定制御コマンドは、前記UEに、前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用される。前記アクセスネットワーク装置は、前記UEにより報告された測定報告を受信する。ここで、前記測定報告は、前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定した後に取得した測定結果を伝達する。前記アクセスネットワーク装置は、前記測定結果に基づき、無線チャネル品質が前記第1セルの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定する。方法2では、前記アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドを前記UEへ配信する。ここで、前記測定制御コマンドは、前記第1サービスの前記サービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達する。前記測定制御コマンドは、前記UEに、前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用される。前記測定報告条件は、前記UEに、前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質が前記測定報告条件を満たすと決定したとき、測定報告を前記アクセスネットワーク装置に報告するよう指示するために使用される。前記アクセスネットワーク装置が前記UEにより報告された前記測定報告を受信した場合、前記アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在すると決定する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記第1サービスのサービス種別指示情報、前記第1サービスの無線チャネル要件パラメータ、前記第1サービスのコーデック情報、前記UEのコーデック情報リスト、及び前記UEの端末種別、のうちの少なくとも1つを含み、前記UEの前記コーデック情報リストは、前記UE及び前記サービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。1つのUEが少なくとも2種類のコーデック情報をサポートして良く、各種類のコーデック情報は1つのコーデック種別及び1つのコーデック速度セットに対応することが理解され得る。
可能な実装では、前記第1サービスの前記無線チャネル要件パラメータは、基準信号受信電力(英語:Reference Signal Receiving Power、略称:RSRP)要件、基準信号受信品質(英語:Reference Signal Receiving Quality、略称:RSRQ)要件、及び信号対干渉及び雑音比(英語:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称:SINR)要件、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記第1サービスの前記コーデック情報は、前記第1サービスのコーデック種別情報、及び前記第1サービスのコーデック速度セット情報を含む。
可能な実装では、前記無線チャネル品質は、RSRP、RSRQ、及びSINRのうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記UEの端末種別情報は、前記UEの国際移動体装置識別番号(英語:International Mobile Equipment Identity、略称:IMEI)、IMEIの種別認可コード(英語:Type Approval Code、略称:TAC)、及び前記UEの国際移動体加入者識別番号(英語:International Mobile Subscriber Identification Number、略称:IMSI)、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定する」特定の方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記第1サービスの前記コーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定するステップであって良い。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定する前記ステップの後に、前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記推奨コーデック情報を決定するステップを更に含む。
可能な実装では、前記第1ネットワークは、第5世代移動体通信技術(英語:The Fifth Generation wireless telephone technology、略称:5G)ネットワーク及び第4世代移動体通信技術(英語:The Fourth Generation wireless telephone technology、略称:4G)ネットワークのいずれかであって良く、前記第2ネットワークは、4Gネットワーク、第3世代移動体通信技術(英語:The Third Generation wireless telephone technology、略称:3G)ネットワーク、及び第2世代移動体通信技術(英語:The Second Generation wireless telephone technology、略称:2G)ネットワークのうちのいずれか1つであって良い。
第2の態様によると、本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。方法は、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を送信するステップであって、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記第1サービスを実行するためのユーザ機器UEに対する無線チャネル品質要件を前記アクセスネットワーク装置に指示するために使用される、ステップ、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1設定応答を受信するステップであって、前記第1設定応答は、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される、ステップ、及び、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1通知メッセージを受信するステップであって、前記第1通知メッセージは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される、ステップ、又は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から、第2通知メッセージを受信するステップであって、前記第2通知メッセージは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用され、前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、第1コアネットワーク装置又は前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用され、前記第2セルは前記第1ネットワークに位置し、前記第3セルは第2ネットワークに位置する、ステップ、を含む。
前記サービスアプリケーションサーバから前記コアネットワーク装置又は前記アクセスネットワーク装置への前記第1設定要求は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達するので、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、前記第1設定応答を前記サービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、前記アクセスネットワーク装置は、前記受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。言い換えると、前記UEの位置する前記セルの無線信号品質が前記サービス要件を満たさないとき、前記アクセスネットワーク装置は前記サービスアプリケーションサーバに通知して、前記サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする、或いは、前記アクセスネットワーク装置は、別のセルでサービス設定を達成するために、前記サービス要件を満たすことのできる前記別のセルに前記UEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いて、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような従来技術の問題を回避する。さらに、前記UEの前記セルの前記信号品質が前記承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記被設定サービスの前記サービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、前記サービスが正常に実行可能であること及び前記サービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存して前記サービス要件を調整し、又は前記UEを別のセルにハンドオーバして良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、前記第1サービスの前記サービス要件を決定して良い。具体的に、前記サービスアプリケーションサーバは、以下の方法を用いて前記第1サービスの前記サービス要件を決定して良い。方法1では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの平均オピニオン評点(英語:Mean Opinion Score、略称:MOS)要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術RAT情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する。方法2では、前記サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信する。ここで、前記第1クエリ要求は、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークのRAT情報、前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信する。ここで、前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、前記サービスアプリケーションサーバは、先ず、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するために使用される関連情報、例えば「前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信するステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1コアネットワーク、前記UE又は前記アクセスネットワーク装置へ第2クエリ要求を送信するステップと、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1コアネットワーク、前記UE又は前記アクセスネットワーク装置から第2クエリ応答を受信するステップであって、前記第2クエリ応答は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する、ステップと、を更に含んで良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、さらに、以下の方法を用いて、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するために使用される前記関連情報を取得して良い。具体的に、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信するステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記UEから第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する、ステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件は、第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報を含む。前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを受信した後に、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの前記MOS要件又は前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される「前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、前記第1サービスの更新サービス要件を決定して良い。代替として、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信して良い。ここで、前記第3クエリ要求は、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報のうちの少なくとも1つを伝達する。前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信する。ここで、前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの更新サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信するステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信するステップであって、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する、ステップを更に含んで良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信する前記ステップの後に、前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び前記推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスを終了することを決定するステップと、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEへ第1サービス削除メッセージを送信するステップであって、前記第1サービス削除メッセージは、前記第1サービスを終了するよう、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEに指示するために使用される、ステップと、を更に含む。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、以下の方法を用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信して良い。方法1では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記コアネットワーク装置を用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ配信する。方法2では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記サービスアプリケーションサーバと前記アクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ配信する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記更新サービス要件に含まれる前記第1サービスの更新コーデック情報は、第2コーデック情報である。本願の本実施形態における方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記コーデック情報を第1コーデック情報として決定するステップと、前記第1サービスの前記更新コーデック情報を前記第2コーデック情報として決定するステップと、前記第1サービスの前記コーデック情報を前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更するステップと、を更に含む。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは第2メッセージを前記UEへ送信する。前記第2メッセージは、前記第1サービスの前記コーデック情報が前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更されたことを示すために使用される。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、さらに、前記第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が前記第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、前記第1サービスの前記コーデック情報を前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更して良い。
留意すべきことに、本願の実施形態の第2の態様及び第2の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、前記第1指示情報、前記第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、並びに前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第3の態様によると、アクセスネットワーク装置が提供される。アクセスネットワーク装置は、受信モジュール、送信モジュール、決定モジュール、及びハンドオーバモジュールを含む。前記受信モジュールは、第1設定要求を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから受信するよう構成される。ここで、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのUEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される。前記送信モジュールは、第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。ここで、前記第1設定応答は、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。前記決定モジュールは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定するよう構成される。前記送信モジュールは、前記決定モジュールが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定した場合、第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。ここで、前記第1通知メッセージは、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用される。或いは、前記ハンドオーバモジュールは、前記決定モジュールが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定した場合、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルへハンドオーバする、又は前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバするよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、具体的に、前記決定モジュールが前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定した場合、前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、割当モジュールを更に含んで良い。前記割当モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前に、前記第1サービスに無線リソースを割り当てるよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第1指示情報を含むか否かを決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、具体的に、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件が前記第1指示情報を含むと決定した場合、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。前記第1指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第2指示情報を含むか否かを決定し、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在するか否かを決定するよう更に構成される。前記ハンドオーバモジュールは、具体的に、前記決定モジュールが、前記第1サービスの前記サービス要件は前記第2指示情報を含み、且つ無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在すると決定した場合、前記第2セルに前記UEをハンドオーバするよう構成される。前記第2指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記UEを前記第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第3指示情報を含むか否かを決定し、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在するか否かを決定するよう更に構成される。前記ハンドオーバモジュールは、具体的に、前記決定モジュールが、前記第1サービスの前記サービス要件は前記第3指示情報を含み、且つ無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在すると決定した場合、前記第3セルに前記UEをハンドオーバするよう構成される。前記第3指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記UEを前記第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第1測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう更に構成される。前記第1測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき第1測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第1測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第2設定要求を第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから受信するよう更に構成される。ここで、前記第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、前記第2サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第2サービスを実行するための前記UEに対する無線チャネル品質要件を示すために使用される。前記決定モジュールは、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いことを決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、第2測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう更に構成される。前記第2測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないとき第2測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第2測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信するよう更に構成される。前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないことを、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、削除モジュールを更に含んで良い。前記削除モジュールは、前記決定モジュールが、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースを削除するよう構成される。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記送信モジュールが前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを送信した後に、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信するよう更に構成され、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、第4セルは前記第2セル又は前記第3セルである。前記決定モジュールは、具体的に、第3測定制御コマンドを前記UEへ配信し、ここで前記第3測定制御コマンドは前記UEに前記第4セルの無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用され、前記UEにより報告された第3測定報告を受信し、ここで前記第3測定報告は前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定した後に取得された測定結果を伝達し、並びに、前記測定結果に基づき、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定し、又は、第3測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう構成され、ここで前記第3測定制御コマンドは前記第1サービスの前記サービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達し、前記第3測定制御コマンドは前記UEに前記第4セルの無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用され、前記測定報告条件は前記UEに前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質が前記測定報告条件を満たすと決定したとき第3測定報告を前記アクセスネットワーク装置に報告するよう指示し及び前記UEにより報告された前記第3報告が受信された場合、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、具体的に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさない場合、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定するよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、推奨コーデック情報を決定するよう更に構成される。
可能な実装では、前記第1ネットワークは5Gネットワーク及び4Gネットワークのうちのいずれかである。前記第2ネットワークは、4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワーク、のうちのいずれか1つである。
留意すべきことに、本願の実施形態の第3の態様及び第3の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、前記第1指示情報、前記第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、及び前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第4の態様によると、アクセスネットワーク装置が提供される。アクセスネットワーク装置は、1又は複数のプロセッサ、メモリ、バスシステム、送信機、受信機、及び1又は複数のアプリケーションプログラムを含む。前記1又は複数のプロセッサ、前記メモリ、前記送信機、及び前記受信機は、前記バスシステムを用いて接続される。前記1又は複数のアプリケーションプログラムは前記メモリに格納され、前記1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含み、前記アクセスネットワーク装置の前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記アクセスネットワーク装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
第5の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は前記1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは命令を含み、アクセスネットワーク装置のプロセッサが前記命令を実行すると、前記アクセスネットワーク装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
留意すべきことに、第3の態様、第4の態様、及び第3の態様及び第4の態様の可能な実装におけるアクセスネットワーク装置の機能モジュールは、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実装するためにアクセスネットワーク装置において機能分割を実行することにより得られる。第3の態様、第4の態様、及び第3の態様及び第4の態様の可能な実装における機能モジュールにより実装される機能の特定の記載及び効果分析については、第1の態様及び第1の態様の可能な実装における詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第6の態様によると、サービスアプリケーションサーバが提供される。サービスアプリケーションサーバは、送信モジュール、及び受信モジュールを含む。前記送信モジュールは、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信するよう構成される。ここで、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのUEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される。前記受信モジュールは、第1設定応答を前記アクセスネットワーク装置から受信するよう構成される。ここで、前記第1設定応答は、前記サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。前記受信モジュールは、第1通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第1通知メッセージは、前記サービスアプリケーションサーバに、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用される。代替として、前記受信モジュールは、第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第2通知メッセージは、前記サービスアプリケーションサーバに、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用され、前記第2通知メッセージは、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを通知するために使用され、前記第2セルは前記第1ネットワークに位置し、前記第3セルは第2ネットワークに位置する。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされる無線周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術RAT情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するよう更に構成される。代替として、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信し、ここで前記第1クエリ要求は、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークのRAT情報、前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達し、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信し、ここで前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達する、よう更に構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、第2クエリ要求を前記第1コアネットワーク装置、前記UE、又は前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう更に構成される。前記受信モジュールは、第2クエリ応答を、前記コアネットワーク装置、前記UE、又は前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第2クエリ応答は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、第1メッセージを前記UEから受信するよう更に構成される。ここで、前記第1メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ伝達する。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、及び、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの更新サービス要件を決定するよう更に構成される。代替として、前記決定モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信し、ここで前記第3クエリ要求は、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、及び前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報のうちの少なくとも1つを伝達し、前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信し、ここで前記第1クエリ応答は前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する、よう更に構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記更新サービス要件を決定した後に、前記アクセスネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信するよう更に構成され、前記第1サービス変更要求は前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、終了モジュールを更に含んで良い。前記終了モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び前記推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスを終了することを決定するよう構成される。前記送信モジュールは、第1サービス削除メッセージを前記アクセスネットワーク装置又は前記UEへ送信するよう更に構成される。ここで、前記第1サービス削除メッセージは、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEに、前記第1サービスを終了するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、具体的に、前記コアネットワーク装置を用いて前記アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を配信し、又は前記サービスアプリケーションサーバと前記アクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて前記アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を配信するよう構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは第2メッセージを前記UEへ送信するよう更に構成される。前記第2メッセージは、前記第1サービスの前記コーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを示すために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が前記第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定するよう更に構成される。
留意すべきことに、本願の実施形態の第6の態様及び第6の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、第1指示情報、第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、及び前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第7の態様によると、サービスアプリケーションサーバが提供される。前記サービスアプリケーションサーバは、1又は複数のプロセッサ、メモリ、バスシステム、送信機、受信機、及び1又は複数のアプリケーションプログラムを含む。前記1又は複数のプロセッサ、前記メモリ、前記送信機、及び前記受信機は、前記バスシステムを用いて接続される。前記1又は複数のアプリケーションプログラムは前記メモリに格納され、前記1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含み、前記サービスアプリケーションサーバの前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記サービスアプリケーションサーバは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
第8の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は、1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは命令を含み、前記サービスアプリケーションサーバの前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記サービスアプリケーションサーバは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
留意すべきことに、第6の態様、第7の態様、及び第6の態様及び第7の態様の可能な実装におけるサービスアプリケーションサーバの機能モジュールは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実装するために前記サービスアプリケーションサーバにおいて機能分割を実行することにより得られる。第6の態様、第7の態様、及び第6の態様及び第7の態様の可能な実装における機能モジュールにより実装される機能の特定の記載及び効果分析については、第2の態様及び第2の態様の可能な実装における詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の実施形態の技術的ソリューションをより明確に記載するために、以下は、実施形態又は従来技術を説明するのに必要な添付の図面を簡単に記載する。明らかなことに、以下の説明中の添付の図面は、本願の一部の実施形態を示し、当業者は創造的労力を伴わずこれらの添付の図面から他の図面を更に導出し得る。
本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
本願の一実施形態による別の通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
本願の一実施形態によるサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態によるアクセスネットワーク装置の概略構造図である。
本願の一実施形態による別のアクセスネットワーク装置の概略構造図である。
本願の一実施形態によるサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の一実施形態による別のサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の一実施形態による別のサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の明細書、請求項、及び添付の図面において、用語「第1」、「第2」、等は、異なるオブジェクト間を区別することを意図するが、特定の順序を示さない。さらに、用語「有する」、「含む」、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図する。例えば、一連のステップ若しくはユニットを含む処理、方法、システム、プロダクト、又は装置は、列挙されたステップ又はユニットに限定されないが、任意で、列挙されないステップ又はユニットを更に含み、或いは任意で、処理、方法、プロダクト、若しくは装置の別の固有のステップ又はユニットを更に含む。
本願の技術的ソリューションは、2Gネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、及び5Gネットワークに適用されて良い。本願の技術的ソリューションは、VoLTEサービス及びビデオ呼サービスに適用可能なだけでなく、ネットワーク信号カバレッジにおいて同様の要件を有する別のサービスにも適用可能である。本願は、ユーザ機器及びユーザ機器の位置するネットワークのサービス種別を限定しない。
図1を参照すると、図1は、本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、通信ネットワークは、アクセスネットワーク装置11、サービスアプリケーションサーバ12、及び少なくとも1つのユーザ機器(英語:User Equipment、略称:UE)13を含み得る。アクセスネットワーク装置11は、無線通信リンクを用いてUE13に接続されて良い。サービスアプリケーションサーバ12は、UEのサービス登録要求、加入者管理、セッション制御、サービス切り替え、サービス制御、等の処理を担う。アクセスネットワーク装置11とサービスアプリケーションサーバ12との間に別のコアネットワーク装置14が存在して良く、コアネットワーク装置14は、UE13とサービスアプリケーションサーバ12との間のサービスの接続を担う。
図2に示されるように、図2は、図1に示される通信ネットワークのネットワークアーキテクチャが具体的に4Gネットワークである一例を示す。図2の進化型NodeB(英語:Evolved NodeB、略称:eNB)は、図1のアクセスネットワーク装置として使用され、eNBは無線リンクを用いてUE(具体的に言うと図1のUE13)と通信接続中であって良い。図2に示されるネットワークアーキテクチャのLTEネットワーク内のコアネットワーク装置は、モビリティ管理エンティティ(英語:Mobility Management Entity、略称:MME)、サービングゲートウェイ(英語:Serving Gateway、略称:SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(英語:PDN Gateway、略称:PGW)、ポリシ及び課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略称:PCRF)エンティティ、等を含んで良い。コアネットワーク装置は、UEのVoLTEサービス等のインターネットプロトコル・マルチメディア・サブシステム(英語:IP Multimedia Subsystem、略称:IMS)ネットワークへの接続を担い、及びUEとIMSネットワークとの間のVoLTE呼等に関連するシグナリングの送信を担って良い。さらに、コアネットワーク装置は、VoLTEサービスに関連するユーザプレーンデータ(メディアデータ)を送信するために、関連専用ベアラ(例えば、サービス品質クラス識別子(英語:QoS Class Identifier、略称:QCI)=1)の生成を更に担って良い。
図2に示されるIMSネットワーク装置、例えば、プロキシ呼セッション制御機能(英語:Proxy Call Session Control Function、略称:P-CSCF)エンティティ、インターロゲイティング/サービング呼セッション制御機能(英語:Interrogating/Serving Call Session Control Function、略称:S-CSCF)エンティティ、又はサービス集中及び継続アプリケーションサーバ(英語:Service centralization and continuity application server、略称:SCC AS)は、本願の実施形態における任意のサービスアプリケーションサーバとして使用されて良い。
P-CSCFエンティティ(これは、発信側P-CSCFエンティティ及び着信側P-CSCFエンティティに分類され得る)は、VoLTEサービス等の処理においてUEがIMSネットワークにアクセスするとき、第1コンタクトポイントであり、VoLTEサービス等に関連するシグナリングを処理するプロキシとして機能すること及び経路制御を実施することを担って良い。S-CSCFエンティティ(これは、発信側S-CSCFエンティティ及び着信側S-CSCFエンティティに分類され得る)は、IMSネットワークのサービス切り替え局である。S-CSCFエンティティは、主に、UEのサービス登録要求、加入者管理、セッション制御、サービス切り替え、サービス制御、セッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)メッセージ処理及び課金、等を担って良い。SCC AS(これは、発信側SCC AS及び着信側SCC ASに分類され得る)は、UEがLTEネットワークと別のネットワークとの間を移動するとき、サービス連続性を保つ役割を担うよう構成される。
本願の本実施形態におけるUEは、無線端末又は有線端末であって良い。例えば、UEは、携帯電話機、コンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(英語:personal digital assistant、略称:PDA)、モバイルインターネット装置(英語:mobile Internet device、略称:MID)、ウェアラブル装置、又は電子書籍リーダ(英語:e-book reader)であって良い。
本願の実施形態の幾つかの技術的ソリューションは、具体的に、図1に示される通信ネットワークアーキテクチャ、又は、通信ネットワークアーキテクチャの変形アーキテクチャに基づき実装されて良い。
本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。図3に示されるように、サービス設定方法は以下のステップを含む。
S301。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第1設定要求を送信する。ここで、第1設定要求は、被設定サービスのサービス要件を伝達する。
被設定サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置に、被設定サービスを実行するためにUEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。
留意すべきことに、本願の本実施形態におけるサービスアプリケーションサーバは、IMSネットワークにおけるサービスアプリケーションサーバ、例えばP-CSCF、ATCF、S-CSCF、及びSCC ASのうちの任意の1つ又は少なくとも2つの統合である。
第1設定要求は、サービスアプリケーションサーバがUEのために被設定サービスを設定する要求メッセージを受信した後に、サービスアプリケーションサーバによりアクセスネットワーク装置へ配信されて良いことが理解され得る。被設定サービスは、VoLTEサービス、ビデオ(video)サービス、又は別のサービス種別のサービスであって良い。
例えば、被設定サービスはVoLTEサービスであり、サービスアプリケーションサーバ(例えば、P-CSCF、ATCF、S-CSCF、又はSCC AS)は、UEのためにVoLTEサービスを設定する招待(英語:invite)メッセージを受信した後に、サービス設定要求メッセージ(具体的に言うと、第1設定要求)をアクセスネットワーク装置(例えば、eNB)へ送信して良い。第1設定要求は、VoLTEサービスに無線ネットワークリソースを割り当てるよう、アクセスネットワーク装置(例えば、eNB)に要求するために使用される。UEは発信側UEであって良く、相応して、サービスアプリケーションサーバは発信側サービスアプリケーションサーバである。代替として、UEは着信側UEであって良く、相応して、サービスアプリケーションサーバは着信側サービスアプリケーションサーバである。
例えば、サービスアプリケーションサーバは、以下の2つの実装のうちのいずれかを用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信して良い。
方法1。サービスアプリケーションサーバは、コアネットワーク装置を用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ配信する。
例えば、VoLTEサービスを一例として用いると、UEのためにVoLTEサービスを設定する招待(英語:invite)メッセージを受信した後に、サービスアプリケーションサーバは、音声専用ベアラを生成する処理を開始するよう進化型パケットシステム(英語:Evolved Packet System、略称:EPS)コアネットワーク装置をトリガするために、PCRFへ認証認可要求を送信して良い。認証認可要求は、VoLTEサービスのサービス要件情報を含む。EPSコアネットワーク装置は、アクセスネットワーク装置へ、音声専用ベアラを生成する要求メッセージを送信して良い。音声専用ベアラを生成する要求メッセージは、VoLTEサービスのサービス要件情報を含む。
方法2。サービスアプリケーションサーバは、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ配信する。
サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースは、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間に装置製造者により配置されたプライベートインタフェースであって良い。サービスアプリケーションサーバは、プライベートインタフェースを用いてアクセスネットワーク装置へ、第1設定要求(例えば、VoLTEサービスの設定要求)を直接配信して良い。第1設定要求は、被設定サービスのサービス要件を伝達する。プライベートインタフェースの使用からの関連要求メッセージ(例えば、第1設定要求)は、リアルタイム・トランスポートプロトコル(英語:Real time Transport Protocol、略称:RTP)フローデータパケットのヘッダの拡張フィールド内で伝達されて良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件は、被設定サービスのサービス種別指示情報、被設定サービスの無線チャネル要件、被設定サービスのコーデック情報、UEのコーデック情報リスト、及びUEの端末種別情報、のうちの少なくとも1つを含んで良く、UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
被設定サービスの無線チャネル要件は、基準信号受信電力(英語:Reference Signal Receiving Power、略称:RSRP)要件、基準信号受信品質(英語:Reference Signal Receiving Quality、略称:RSRQ)要件、及び信号対干渉及び雑音比(英語:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称:SINR)要件、のうちの少なくとも1つを含んで良い。
被設定サービスのコーデック情報は、被設定サービスのコーデック種別情報、及び被設定サービスのコーデック速度セット情報を含む。
UEの端末種別情報は、UEの国際移動体装置識別番号(英語:International Mobile Equipment Identity、略称:IMEI)、IMEIの種別認可コード(英語:Type Approval Code、略称:TAC)、及びUEの国際移動体加入者識別番号(英語:International Mobile Subscriber Identification Number、略称:IMSI)、のうちの少なくとも1つを含む。
S302。アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する。
サービスアプリケーションサーバが上述の方法1を用いて第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する場合、アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置を用いて、サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信し得ること、又は、サービスアプリケーションサーバが上述の方法2を用いてアクセスネットワーク装置へ第1設定要求を送信する場合、アクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のプライベートインタフェースを用いて、サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を直接受信し得ることが理解され得る。
S303。アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
例えば、本願の本実施形態における第1ネットワークは、5Gネットワーク及び4Gネットワークのいずれかであって良い。
第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定して良い。第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスに無線リソースを割り当てて良い。代替として、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、S304及びS305、又はS306、又はS307を実行し続けて良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのサービス要件に基づき、被設定サービスの無線チャネル要件を取得し、次に、第1セルの無線チャネル品質を、被設定サービスの取得した無線チャネル要件に基づくサービス要件と比較して、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定して良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件が被設定サービスのサービス種別指示情報を含むと仮定すると、アクセスネットワーク装置は、サービス種別指示情報に基づき、被設定サービスの特定サービス種別を決定して良い(例えば、被設定サービスは、VoLTEサービス、ビデオ(video)サービス、又は別の種類のサービスである)。次に、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのサービス種別及びサービス種別と無線チャネル要件との間の予め設定された対応に基づき、被設定サービスの無線チャネル要件(例えば、RSRP要件、RSRQ要件、又はSINR要件)を決定して良い。別の例では、被設定サービスのサービス要件が被設定サービスのコーデック情報を含むと仮定すると、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのコーデック情報に基づき、被設定サービスのコーデック情報に対応する無線チャネル要件を決定して良い。
アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1セルのアップリンク及び/又はダウンリンク無線チャネル品質パラメータが被設定サービスの無線チャネル要件を満たすことができないことに基づき、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすことができないと決定して良いことが理解され得る。
例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクチャネル品質パラメータは、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRP、アップリンク及び/又はダウンリンクSINR、及び、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRQのうちの少なくとも1つを含んで良い。例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRPがRSRP要件より低い、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRQが被設定サービスのRSRQ要件より低い、及びアップリンク及び/又はダウンリンクSINRが被設定サービスのSINR要件より低い場合、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすことができないと決定して良い。
例えば、本願の本実施形態の適用シナリオでは、被設定サービスのサービス要件は、被設定サービスのコーデック情報及びUEのコーデック情報リストを含んで良い。UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
本適用シナリオにおいて、S303において「アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すること」は、具体的に、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質はUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定することを含んで良い。
S304。アクセスネットワーク装置は、第1設定応答を、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1設定応答は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。
第1設定応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。第1セルの無線チャネル品質がUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、アクセスネットワーク装置は、推奨コーデック情報を決定し得ることが理解され得る。推奨コーデック情報は、アクセスネットワーク装置によりUEのコーデック情報リストから選択され且つUE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報であって良く、推奨コーデック情報は、第1セルによりサポートされるコーデック情報の中の1片のコーデック情報である。
UEの位置情報は、UEのセルアイデンティティ、UEの基地局アイデンティティ、UEのTAI、UEのLAI、及びUEのRAIのうちの少なくとも1つを含む。
S305。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置から第1設定応答を受信する。
S306。アクセスネットワーク装置は、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバする。
S307。アクセスネットワーク装置は、第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバする。
アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1ネットワークの第2セルに又は第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバすることを試みて良い。
例えば、第2ネットワークは、4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワーク、のうちのいずれか1つである。例えば、第1ネットワークが5Gネットワークであるとき、第2ネットワークは4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワークのうちのいずれか1つであって良い。代替として、第1ネットワークが4Gネットワークであるとき、第2ネットワークは3Gネットワーク又は2Gネットワークであって良い。本願の本実施形態における第1セル及び第2セルは、第1ネットワークの異なるセルである。
本願の本実施形態で提供されるサービス設定方法では、UEのためにサービスを設定する処理において、サービスアプリケーションサーバは、サービス需要及びリアルタイム状態に依存して、アクセスネットワーク装置へ対応するサービス要件情報を配信して良い。相応して、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバに通知して、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする。代替として、アクセスネットワーク装置は、別のセルにおいてサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いると、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用して良い。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の本実施形態の一実装では、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報)を用いて、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答によりサービスアプリケーションサーバに直接応答するよう又はUEを別のセルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示し、具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、S304、S306、又はS307のうちの1つを実行することを決定するよう、アクセスネットワーク装置に指示して良い。
具体的には、被設定サービスのサービス要件が第1指示情報を含むとき、第1指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ直接送信して良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS304はS304’に置き換えられて良い。
S304’。被設定サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信する。
被設定サービスのサービス要件が第2指示情報を含むとき、第2指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバして良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS306はS306’に置き換えられて良い。
S306’。アクセスネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件は第2指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第2セルにUEをハンドオーバする。
被設定サービスのサービス要件が第3指示情報を含むとき、第3指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第3セルにUEをハンドオーバして良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS307はS307’に置き換えられて良い。
S307’。アクセスネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件は第3指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第3セルにUEをハンドオーバする。
UEを第2セル又は第3セルにハンドオーバする前に、アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定し得ることが理解され得る。
本願の本実施形態では、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定することは、アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する一例を用いて記載される。
方法1。アクセスネットワーク装置は、UEへ測定制御コマンドを配信して良い。測定制御コマンドは、第2セルの無線チャネル品質を測定するよう、UEに指示するために使用される。アクセスネットワーク装置は、UEにより報告された測定報告を受信する。測定報告は、UEが第2セルの無線チャネル品質を測定した後に取得された測定結果を伝達する。測定結果は、第2セルの無線チャネル品質パラメータを含んで良く、アクセスネットワーク装置は、測定結果に基づき、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定して良い。代替として、測定結果は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在することを指示する指示情報であって良く、アクセスネットワーク装置は、測定結果の指示に基づき、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在することを直接決定して良い。
方法2。アクセスネットワーク装置は、UEへ測定制御コマンドを配信する。測定制御コマンドは、被設定サービスのサービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達する。測定制御コマンドは、第2セルの無線チャネル品質を測定するよう、UEに指示するために使用され、測定報告条件は、UEが第2セルの無線チャネル品質は測定報告条件を満たすと決定したとき、アクセスネットワーク装置に測定報告を報告するよう、UEに指示するために使用される。アクセスネットワーク装置が、UEにより報告された測定報告を受信した場合、アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在することを決定する方法は、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないとき、図5に示されるように、本願の本実施形態における方法はS308及びS309を更に含んで良い。
S308。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第2設定応答を送信する。
第2設定応答は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第2設定応答を送信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S309。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置から第2設定応答を受信する。
第2設定応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つは、被設定サービスを更新するためにサービスアプリケーションサーバにより使用されて良い。第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、サービスアプリケーションサーバは、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定して良く、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する第2設定要求がアクセスネットワーク装置へ送信され得るようにする。具体的に、図6に示されるように、図5に示されるS305又はS309の後に、本願の本実施形態における方法は、S310及びS311を更に含んで良い。
S310。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第2設定要求を送信する。ここで、第2設定要求は、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する。
留意すべきことに、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第2設定要求を送信する方法は、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第1設定要求を送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S311。アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第2設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第2設定要求の中で伝達される被設定サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良いことが理解され得る。アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定する方法については、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、本願の本実施形態では、被設定サービスのサービス要件に含まれる被設定サービスのコーデック情報は第1コーデック情報であり、被設定サービスの更新サービス要件に含まれる被設定サービスの更新コーデック情報は第2コーデック情報である。サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのコーデック情報が第1コーデック情報であること、及び被設定サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であることを決定し、被設定サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更して良い。具体的に、サービスアプリケーションサーバは、第2設定要求を送信するとき、被設定サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であることを決定して良い。サービスアプリケーションサーバは、さらに、UEへ第2メッセージを送信して良い。第2メッセージは、被設定サービスのコーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを指示するために使用される。
サービスアプリケーションサーバは、第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、被設定サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更し、第2メッセージをUEへ送信して良いことが理解され得る。さらに、第1コーデック情報及び第2コーデック情報は、同じ種類のコーデックであるが、異なるコーデック速度セットを使用して良い。例えば、第1コーデック情報および第2コーデック情報の両方がEVSコーデックであるが、第1コーデック情報のコーデック速度セットはEVS全速度セットであり、第2コーデック情報のコーデック速度セットはEVS VBRモードである。
さらに、被設定サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。具体的に、図3〜図6のいずれか1つに示されるS301の前に、本願の本実施形態における方法はS401、又はS402〜S405を更に含んで良い。
S401。サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスの平均オピニオン評点(英語:Mean Opinion Score、略称:MOS)、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスのサービス要件を決定する。
例えば、サービスアプリケーションサーバは、MOS又は「端末の位置するセルの無線チャネル品質、端末の端末種別情報、端末によりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、サービスのコーデック情報、端末の位置するセルの負荷情報、端末の位置するネットワークのRAT情報、及びサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」と、サービスのサービス要件と、の間の対応を格納して良い。対応は、サービスアプリケーションサーバにより、ビッグデータを用いて統計収集を通じて取得される。このように、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのMOS要件、又は「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、対応をクエリして、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。
サービスアプリケーションサーバが対応を格納しないとき、対応を格納する第三者ネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。具体的に、本願の本実施形態における方法は、S402〜S405を更に含んで良い。
S402。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信する。ここで、第1クエリ要求は、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S403。第三者ネットワーク装置は、第1クエリ要求を受信し、第1クエリ要求の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスのサービス要件を決定する。
留意すべきことに、第三者ネットワーク装置により、被設定サービスのサービス要件を決定する方法については、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S404。第三者ネットワーク装置は、第1クエリ応答をサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1クエリ応答は被設定サービスのサービス要件を伝達する。
S405。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信する。
被設定サービスのサービス要件を決定する前に、サービスアプリケーションサーバは、先ず、被設定サービスのサービス要件を決定するために使用される「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良いことが理解され得る。
サービスアプリケーションサーバは、コアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する処理において、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、S401又はS402の前に、本願の本実施形態における方法は、S501〜S504を更に含んで良い。
S501。サービスアプリケーションサーバは、第2クエリ要求を、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置へ送信する。ここで、第2クエリ要求は、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置に、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」をクエリするよう指示するために使用される。
S502。コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバから第2クエリ要求を受信する。
S503。コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置は、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」をクエリする。
S504。サービスアプリケーションサーバは、第2クエリ応答を、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置から受信する。ここで、第2クエリ応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
サービスアプリケーションサーバは、UEからセッションメッセージを受信することにより、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、S401又はS402の前に、本願の本実施形態における方法は、S505を更に含んで良い。
S505。サービスアプリケーションサーバは第1メッセージをUEから受信する。ここで、第1メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
例えば、第1メッセージは、被設定サービスの関連するセッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)シグナリングであって良い。サービスアプリケーションサーバは、SIPシグナリングを受信し及びパースして、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。
相応して、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する第2設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスの更新サービス要件を決定して良い。具体的に、図6に示されるS310の前に、本願の本実施形態における方法はS601、又はS602〜S605を更に含んで良い。
S601。サービスアプリケーションサーバは、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスの更新サービス要件を決定する。
S602。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信する。ここで、第3クエリ要求は、第1設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S603。第三者ネットワーク装置は、第3クエリ要求を受信し、第1設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスの更新サービス要件を決定する。ここで、前述の情報は、第3クエリ要求の中で伝達される。
S604。第三者ネットワーク装置は、第3クエリ応答をサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1クエリ応答は被設定サービスのサービス要件を伝達する。
S605。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信する。
留意すべきことに、サービスアプリケーションサーバ又は第三者ネットワーク装置により、被設定サービスの更新サービス要件を決定する方法については、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、サービスアプリケーションサーバは、第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、被設定サービスを更に終了して良い。具体的に、図4に示されるS305の後に、本願の本実施形態における方法は、サービスアプリケーションサーバにより、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスを終了することを決定するステップと、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービス削除メッセージをUEへ送信するステップであって、被設定サービス削除メッセージは、被設定サービスを終了するよう、UEに指示するために使用される、ステップと、UEにより、サービスアプリケーションサーバから被設定サービス削除メッセージを受信し、被設定サービスを終了するステップと、を更に含んで良い。
本実施形態の技術的ソリューションでは、UEのためにサービスを設定する処理において、サービスアプリケーションサーバは、サービス需要及びリアルタイム状態に依存して、アクセスネットワーク装置へ対応するサービス要件情報を配信して良い。相応して、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置は、サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、サービスアプリケーションサーバに通知して良く、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする。代替として、アクセスネットワーク装置は、別のセルにおいてサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いると、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用して良い。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
以下は、一例として4Gネットワークにおけるビデオ呼サービス設定処理を用いて、本願の実施形態におけるサービス設定方法を詳細に記載する。本願の実施形態では、UEは、ビデオ呼サービスの発信側UE及び着信側UEであって良く、相応して、アクセスネットワーク装置は、発信側UEに対応するeNB又は着信側UEに対応するeNBであって良く、サービスアプリケーションサーバは、発信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置(例えば、P-CSCF/S-CSCF/SCC AS/ATCF)又は着信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置であって良い。
図7A及び図7Bに示されるように、本願の一実施形態において提供されるサービス設定方法は、以下のステップを含んで良い。
S701。IMSコアネットワーク装置は、発信側UEからビデオ呼サービス要求メッセージを受信し、発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定し、サービス要件(例えば、コーデック情報)交渉を実行する。
IMSコアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのコーデック情報について、発信側UE及び着信側UEと交渉して良い。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼のコーデック種別及びコーデック速度セット情報を含んで良い。例えば、ビデオ呼のコーデック種別は、拡張音声サービス(英語:Enhanced Voice Service、略称:EVS)コーデック、適応型マルチレート広帯域音声コーデック(英語:Adaptive Multi-Rate Wideband Speech Codec、略称:AMR WB)、適応型マルチレート狭帯域音声コーデック(英語:Adaptive Multi Rate-Narrow Band Speech Codec、略称:AMR NB)、及び動画専門家集団(英語:Moving Picture Experts Group、略称:MPEG)コーデック、のようなコーデック方式であって良い。ビデオ呼のコーデック速度セット情報(codec rating set)は、ビデオ呼のコーデック速度が6.60〜23.85kbpsであることを指示して良い。
さらに、「IMSコアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する」処理において、IMSコアネットワーク装置は、UE、eNB、又は進化型パケットコア(英語:Evolved Packet Core、略称:EPC)装置から、ビデオ呼サービスの他の初期パラメータを更に取得して良い。他の初期パラメータは、UEの端末種別、UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質、UEの位置する4Gセルのキャリア周波数情報、UEの現在位置情報、UEの位置する4Gセルの負荷情報(例えば、セルが過負荷か否か)、及びビデオ呼サービスにより要求される帯域幅に関する情報を含んで良い。例えば、UEの端末種別は、UEのIMEI、IMSI、及びIMEIのうちの少なくとも1つであって良い。他の初期パラメータに含まれるIMEIは、具体的に、IMEIの最初の8ビットの中のTACであって良く、TACは、通常、UEの型を表すために使用される。UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質は、RSRP、RSRQ、及びSINRのうちの少なくとも1つであって良い。UEの位置する4Gセルのキャリア周波数情報は、UEの位置する4Gセルのキャリア周波数が1800MHz、900MHz、等であることを指示して良い。UEの現在位置情報は、UEが共通マクロネットワークの4Gセル、高速鉄道専用ネットワークの4Gセル、等に位置することを指示するために使用される。UEの位置する4Gセルの負荷情報は、UEの位置する4Gセルが過負荷か否かを指示するために使用される。
例えば、本願の本実施形態では、UEの端末種別情報は、UEがビデオ呼サービスを開始するとき生成される関連セッションシグナリングに含まれて良い。例えば、セッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)シグナリングは、UEの端末種別情報を伝達して良い。IMSコアネットワーク装置は、UEの端末種別情報を取得するために、SIPシグナリングを受信し及びパースして良い。IMSコアネットワーク装置は、代替として、UE又はEPC装置(例えばMME)から、クエリ要求を送信することにより、UEの端末種別情報を取得して良い。SIPシグナリングは、UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質のような情報を更に伝達して良い。
S702。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのMOS要件、UEの位置するセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、UEの位置するセルの負荷情報、UEの位置するセルのRAT情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定する。
ビデオ呼サービスのサービス要件は、ビデオ呼サービスによりeNBの無線チャネルに課される要件である。ビデオ呼サービスのサービス要件は、ビデオ呼サービスのサービス種別指示情報、ビデオ呼サービスの無線チャネル要件、ビデオ呼サービスのコーデック情報、及びUEの端末種別、のうちの少なくとも1つを含んで良い。
ビデオ呼サービスの無線チャネル要件は、RSRP要件、RSRQ要件、及びSINR要件のうちの少なくとも1つを含んで良い。ビデオ呼サービスの無線チャネル要件は、UEの位置する第1セルのRSRPの最低基準がRSRP要件であり、UEの位置する第1セルのRSRQの最低基準がRSRQ要件であり、及びUEの位置する第1セルのSINRの最低基準がSINR要件であることを、ビデオ呼サービスが要求することを指示するために使用される。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼サービスのコーデック種別情報及びビデオ呼サービスのコーデック速度セット情報を含む。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼サービスが使用を許可されたコーデック種別及びコーデック速度を示すために使用される。UEの端末種別情報は、UEのIMEI、IMEIのTAC、及びUEのIMSIのうちの少なくとも1つを含む。
IMSコアネットワーク装置の内部データベースが、ビデオ呼サービスのMOS又は「端末の位置するセルの無線チャネル品質、端末の端末種別情報、端末によりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、サービスのコーデック情報、端末の位置するセルの負荷情報、端末の位置するネットワークのRAT情報、サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」と、ビデオ呼サービスのサービス要件との間の対応を格納する場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定するために対応をクエリし得ることが理解され得る。
例えば、IMSコアネットワーク装置がビデオサービスのプリセットMOS要件を4.0ポイントに設定する、言い換えると、ユーザがビデオ呼サービスを完全且つ淀みなく楽しむことを可能にする対応する最小MOS値が4であり、且つ、IMSコアネットワーク装置が交渉の後にコーデック情報(例えば、AMR-WBコーデックが使用される場合、許容速度セットは6.60〜23.85kbpsである)を取得したと仮定すると、IMSは、プリセットMOS要件及びコーデック情報に基づき内部データベースをクエリして、MOS=4.0であり且つコーデック情報がAMR-WB及び6.60〜23.85kbpsであるとき対応するRSRP要件を取得して良い。別の例では、IMSコアネットワーク装置がビデオサービスのプリセットMOS要件を4.0ポイントに設定し、且つIMSコアネットワーク装置が、UEは高速鉄道専用ネットワークの4Gセルに現在位置することを学習したと仮定すると、IMSは、プリセットMOS要件及びUEの位置情報に基づき内部データベースをクエリして、MOS=4.0且つUEが高速鉄道専用ネットワークのセルに位置するとき対応するSINR要件を取得して良い。IMSコアネットワーク装置により、別のパラメータに基づきサービス要件を取得する方法は、前述の例の記載と同様であり、詳細はここで再び記載されない。
任意で、IMSコアネットワーク装置が対応を格納しない場合、対応を格納する第三者ネットワーク装置が、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定し、ビデオ呼サービスの決定したサービス要件をIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。第三者ネットワーク装置により、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法は、IMSコアネットワーク装置によりビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S703。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスの第1設定要求をeNBへ送信して、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、ビデオ呼サービスの設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件を伝達する。
図7A及び図7Bに示すように、S703は、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの専用ベアラの生成をトリガするために、認証認可要求(英語:Authentication Authorization Request、略称:AAR)メッセージをPCRFへ開始するステップを含んで良い。UEのユーザ識別子、IMSアプリケーションレイヤ課金識別子、メディア記述情報、等に加えて、AARメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を更に伝達して良い(図7A及び図7Bに示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)。
PCRFは、ビデオ呼サービスのユーザプレーンデータ専用ベアラを生成するようPGWをトリガするために、AARの中で伝達されるメディア記述情報に基づき、EPCのPGWへ、サービス品質(英語:Quality of Service、略称:QoS)ルールを伝達する再認証要求(英語:Re-Authentication Request、略称:RAR)メッセージを送信して良い。RARメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報(図1に示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)を伝達する。
PCRFからRAR要求を受信した後に、PGWは、ビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する処理をトリガし、EPCのSGW及びMME(つまりEPC装置)を用いて、生成ベアラ要求(英語:Create Bearer Request)メッセージをアクセスネットワークのeNBへ送信して良い。create bearer requestメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を伝達する(図1に示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)。
本願の本実施形態の別の実装では、IMSコアネットワーク装置は、代替として、ビデオ呼サービスの設定要求をeNBへ直接送信して良い。ビデオ呼サービスの設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を伝達する。例えば、IMSコアネットワーク装置とeNBとの間にインタフェースが存在する場合、IMSコアネットワーク装置は、インタフェースを用いてeNBへビデオ呼サービスの設定要求を送信して良い。IMSコアネットワーク装置とeNBとの間のインタフェースは、前述の実施形態におけるサービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースである。
本願の本実施形態の別の実装では、IMSコアネットワーク装置(例えば、ATCF又はATGW)は、代替として、ユーザプレーンデータパケット(例えば、RTPデータパケット)を生成し、ビデオ呼サービスのサービス要件情報(例えば、RSRP要件)をユーザプレーンデータパケットに追加して良く、eNBがユーザプレーンデータパケットを受信した後にRSRP要件をパースして取り出せるようにする。
S704。eNBは、ビデオ呼サービスの第1設定要求を受信する。
S705。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
図7A及び図7Bに示されるように、RSRP要件はサービス要件として使用され、S705は具体的に、eNBにより、UEの位置する4GネットワークセルのRSRPがビデオ呼サービスのRSRP要件を満たさないと決定するステップである。
留意すべきことに、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法については、前述の実施形態における、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S705の後に、本願の本実施形態における方法は、S706、S707、又はS708を更に含んで良い。具体的に、eNBは、ビデオ呼サービスのサービス要件に含まれる指示情報に基づき、S706、S707、又はS708のうちの1つを実行することを決定して良い。
S706。ビデオ呼サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、eNBは、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する。
図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態の一実装では、eNBは、以下の方法を用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信して良い。
eNBは、EPC装置(例えばMME)へ、生成ベアラ応答(英語:create bearer response)メッセージを送信して良い。create bearer responseメッセージは、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを指示するために使用される指示情報を伝達する。
EPC装置は、create bearer responseを受信した後に、PCRFへ、クレジット制御要求(英語:Credit Control Request、略称:CCR)メッセージを送信して良い。CCRメッセージは、ビデオ呼サービスの専用ベアラの生成が失敗したことを示すために使用される指示情報を伝達し、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを示すために使用される指示情報を伝達する。
PCRFは、RARメッセージ又はアボートセッション要求(英語:Abort-Session-Request、略称:ASR)メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。RARメッセージ又はASRメッセージは、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを示す指示情報を伝達する。
図7A及び図7Bに示される実装に加えて、eNBは、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を更に送信して良い。IMSコアネットワーク装置とeNBとの間のインタフェースは、前述の実施形態におけるサービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースである。代替として、eNBは、ユーザプレーンデータパケットに第1設定応答を付加し、ユーザプレーンデータパケットをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する特定の方法については、本願の本実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
任意で、eNBは、create bearer responseメッセージ、CCRメッセージ、RARメッセージ若しくはASRメッセージ、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェース、又はユーザプレーンデータパケットを用いて、「UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、4Gセルのキャリア周波数情報、UEの位置情報、時間情報、4Gセルの負荷情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を更に報告して良い。図7A及び図7Bに示されるように、第1設定応答が、「UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、4Gセルのキャリア周波数情報、UEの位置情報、時間情報、4Gセルの負荷情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を伝達することは、create bearer response、CCRメッセージ、又はRARメッセージが第1セルのRSRPを伝達する一例を用いて記載される。
更に、本願の本実施形態における方法は、
eNBが、ビデオ呼サービスのサービス要件が第2指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第2セルにハンドオーバするステップ、又は、
eNBが、ビデオ呼サービスのサービス要件が第3指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第3セルにハンドオーバするステップ、を更に含んで良い。
UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないこと、具体的に言うと、UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がIMSコアネットワーク装置により配信されたサービス要件閾より高いこと、が決定されるので、eNBは4Gネットワーク内のUEに対して内部ハンドオーバ処理を実行して、UEを4Gネットワーク内の第1セルから第2セルへハンドオーバして良く、又はeNBは、UEに対して4Gネットワークから3Gネットワーク又は2Gネットワークへのネットワーク間ハンドオーバ処理を実行して、UEを4Gネットワークの第1セルから3Gネットワーク又は2Gネットワークの第3セルにハンドオーバして良い。
留意すべきことに、eNBがUEを4Gネットワークの第1セルから3Gネットワーク又は2Gネットワークの第3セルにハンドオーバした後に、ビデオ呼サービスは、3Gネットワーク又は2Gネットワークのパケット交換(英語:Packet Switch、略称:PS)ドメインで実行されて良い。この場合、ネットワーク間ハンドオーバ処理は、PSからPSへのハンドオーバ処理に属する。代替として、ビデオ呼サービスは、3Gネットワーク又は2Gネットワークの回線交換(英語:Circuit Switched Domain、略称:CS)ドメインで実行されて良い。この場合、ネットワーク間ハンドオーバ処理は、PSからCSへのハンドオーバ処理に属する。
eNBにより、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在すると決定する方法については、前述の実施形態における関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
任意で、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、UEが以下の条件を満たすとき、ビデオ呼サービスのサービス要件に、指示情報(第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報)を付加して良い。
条件1:UEが音声コーデックA及び音声コーデックBをサポートする。
条件2:音声コーデックBによりセルの無線チャネル品質に課される要件が、音声コーデックAによりセルの無線チャネル品質に課される要件より低い。
条件3:ビデオ呼サービスが音声コーデックAを現在使用している。
例えば、UEは、EVSコーデック及びAMR WBコーデックの両方をサポートし、且つビデオ呼サービスはAMR WBコーデックを現在使用していると仮定する。同じユーザ経験の下では、一例としてRSRPを用いると、EVSコーデックによりセルのRSRPに課される要件は、RSRP>−120dBmであり、AMR WBコーデックによりセルのRSRPに課される要件は、RSRP>−115dBmである。この場合、IMSコアネットワーク装置は、第1指示情報をビデオ呼サービスのサービス要件情報に付加して良く、第1セルのRSRPがAMR WBによりセルのRSRPに課される要件を満たさないとき、eNBが、第1設定応答を送信して、IMSコアネットワーク装置に通知し、したがって、IMSコアネットワーク装置がEVSコーデックを使用するようにして、それにより、単一無線音声呼連続性(英語:Single Radio Voice Call Continuity、略称:SRVCC)の実行を回避する。代替として、IMSコアネットワーク装置は、第2指示情報又は第3指示情報をビデオ呼サービスのサービス要件情報に付加して良く、第1セルのRSRPがAMR WBによりセルのRSRPに課される要件を満たさないとき、eNBがSRVCCを直接実行し得るよう、及び別のセルがビデオ呼サービスの対応する無線リソースをUEに提供するようにする。
無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないことがある。この場合、図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、eNBが無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないと決定した場合、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第2設定応答を送信するステップと、IMSコアネットワーク装置により、eNBから第2設定応答を受信するステップと、を更に含んで良い。
無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないとき、eNBは、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、(第2設定応答を用いて)IMSコアネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質はビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを通知して良い。
S707。IMSコアネットワーク装置は、受信した第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する。
IMSコアネットワーク装置は、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、ビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定して良いことが理解され得る。IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する方法は、IMSコアネットワーク装置によりビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、ビデオ呼サービスのサービス要件はビデオ呼サービスのコーデック情報を含むと仮定する。ビデオ呼サービスはAMR−WBコーデックを使用し、AMR−WBコーデックのコーデック速度は23.85kbpsであり、及びAMR−WBコーデックにより第1セルのRSRPに課される要件はRSRP>−115dBmである。しかしながら、第1セルのRSRPが−118dBm(<−11dBm)である場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオサービスのコーデック種別をEVSコーデックに変更し、コーデック速度を13.2kbpsコーデックに調整し、及びEVSコーデック方式に基づき、EVSコーデックにより第1セルのRSRPに課される要件はRSRP>−120dBm(<−118dBm)であると決定して良い。
任意で、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのコーデック情報を調整した後に、サービスコーデック情報調整通知メッセージ(具体的に言うと、第2メッセージ)を発信側UE及び着信側UEへ送信して良い。さらに、着信側UEがEVSコーデックをサポートしない場合、IMSコアネットワーク装置は、続いて、発信側UE及び着信側UEのコーデック方式を変更して良い。
S708。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する。
例えば、図7A及び図7Bに示されるように、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する方法は、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第1設定要求をeNBへ送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。図7A及び図7Bは、更新RSRPがビデオ呼サービスの更新サービス要件として使用される一例を用いる。
S709。eNBは、IMSコアネットワーク装置から第2設定要求を受信する。ここで、第2設定要求は、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を伝達する。
例えば、図7A及び図7Bに示されるように、前述の例に基づき、S709は、eNBにより、更新RSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップである。
ビデオ呼サービスの更新サービス要件を受信した後に、eNBは、S705を実行するために継続し、具体的に言うと、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定し、後続の対応する処理を実行して良い。図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、S710及びS711を更に含んで良い。S710及びS711の詳細な説明については、本願の本実施形態における関連する内容を参照し、詳細はここで再び記載されない。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、さらに、第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、ビデオ呼サービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことを可能にするために、ビデオ呼サービスのサービス要件に更なる調整が行われ得ないと決定すると、ビデオ呼サービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスを終了することを決定すると、ビデオ呼サービス削除メッセージを、発信側UEへ送信して良い。削除メッセージは、ビデオ呼サービスを終了する特定理由値、例えば、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことができないことを伝達して良い。
一実装では、IMSコアネットワーク装置が第1設定応答又は第2設定応答をeNBから受信した後に、IMSコアネットワーク装置が、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことを可能にするために、ビデオ呼サービスのサービス要件に更なる調整が行われ得ないことを決定した場合、IMSコアネットワーク装置は、発信側UEと交渉して、発信側UEが現在のサービス経験を受け入れ、及びサービスを保持し続けるか否かを、発信側UEに尋ねて良い。UEが現在のサービス経験を受け入れた場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を調整せず、又はビデオ呼サービスを終了する動作を実行せず、EPC装置及びeNBに対してビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する処理を再トリガして良い。ビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する本処理では、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件をEPC装置及びeNBへ送信しない、又はIMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を送信し、同時にeNBに、eNBがビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるとき、ビデオ呼サービスのサービス要件を無視するよう指示して良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEのためにビデオ呼サービスを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件をeNBへ配信して良い。相応して、eNBは、ビデオ呼サービスの受信したサービス要件を、ビデオ呼サービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないとき、eNBは、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、IMSコアネットワーク装置に通知して良く、このセル内でビデオ呼サービス設定を達成するために、IMSコアネットワーク装置がビデオ呼サービスのサービス要件に対応する調整を行うようにする。代替として、eNBは、別のセルにおいてビデオ呼サービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別の4Gセル又は2G/3GセルにUEをハンドオーバして良い。
留意すべきことに、前述の実施形態は、単に一例として4Gネットワーク内のビデオ呼サービスを用いて、本願の実施形態において提供されるサービス設定方法を記載した。本願の実施形態において提供されるサービス設定方法は、別のネットワーク標準における別のサービス設定処理に更に適用されて良い。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、異なるサービスのサービス要件に依存してサービス設定の承認閾を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾より低いシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。図8に示されるように、サービス設定方法は以下のステップを含む。
S801。第1サービスアプリケーションサーバは、第1設定要求をアクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置へ送信する。ここで、第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、第1サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置に、第1サービスを実行するためにユーザ機器UEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。
留意すべきことに、第1サービスのサービス要件の特定の内容については、前述の実施形態における被設定サービスのサービス要件の詳細な説明が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S802。アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する。
S803。アクセスネットワーク装置は、第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1設定応答は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。
ネットワーク内の各セルの無線チャネル品質は、常に変化し得る。言い換えると、S803でアクセスネットワーク装置が第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第1セルの無線チャネル品質は第1サービスのサービス要件を満たさないことがある。具体的に、S803の後に、本願の本実施形態における方法は、S804を更に含んで良い。
S804。アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
留意すべきことに、本実施形態において、アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する特定の方法については、前述の実施形態における、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する特定の方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、本願の本実施形態の適用シナリオでは、第1サービスのサービス要件は、第1サービスのコーデック情報及びUEのコーデック情報リストを含んで良い。UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
本適用シナリオにおいて、S804において「アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定すること」は、具体的に、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質はUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定することを含んで良い。
第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、S805、S806、又はS807のいずれかのステップが実行されて良い。
S805。アクセスネットワーク装置は、第1通知メッセージを、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1通知メッセージは、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。
第1通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
第1セルの無線チャネル品質がUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、アクセスネットワーク装置は、推奨コーデック情報を決定し得ることが理解され得る。推奨コーデック情報は、アクセスネットワーク装置によりUEのコーデック情報リストから選択され且つUE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報であって良く、推奨コーデック情報は、第1セルによりサポートされるコーデック情報の中の1片のコーデック情報である。
S806。第1サービスアプリケーションサーバは、第1コアネットワーク装置又はアクセスネットワーク装置から第1通知メッセージを受信する。
S807。アクセスネットワーク装置は、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバする。
S808。アクセスネットワーク装置は、第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバする。
本実施形態では、第1ネットワークは前述の実施形態における第1ネットワークと同じであり、第2ネットワークは前述の実施形態における第2ネットワークと同じであり、第1ネットワーク及び第2ネットワークの詳細な説明については、前述の実施形態の関連する内容を参照する。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、アクセスネットワーク装置により受信された第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達するので、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、第1設定応答をサービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、UEの位置するセルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさない場合、アクセスネットワーク装置は、サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、サービスアプリケーションサーバに「第1セルの無線チャネル品質は第1サービスのサービス要件を満たさない」ことを通知するために使用される第1通知メッセージを、サービスアプリケーションサーバへ送信し、又は別のセル内で第1サービスの設定を達成するために、別のセルにUEをハンドオーバする。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、サービス設定の承認閾(具体的に言うと、サービスのサービス要件を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の本実施形態の一実装では、第1サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件に含まれる指示情報を用いて、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージにより第1サービスアプリケーションサーバに直接応答するよう又はUEを別のセルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示し、具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、S805、S807、又はS808のうちの1つを実行することを決定するよう、アクセスネットワーク装置に指示して良い。
具体的には、図9に示されるように、図8のS805はS805’で置き換えられて良く、S807はS807’で置き換えられて良く、S808はS808’で置き換えられて良い。
S805’。第1サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。
第1指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
S807’。アクセスネットワーク装置が、第1サービスのサービス要件は第2指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第2セルにUEをハンドオーバする。
第2指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
S808’。アクセスネットワーク装置が、第1サービスのサービス要件は第3指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第3セルにUEをハンドオーバする。
第3指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
更に、図9に示されるS803の前に、本願の本実施形態における方法は、S809を更に含む。
S809。アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定する。
留意すべきことに、本願の本実施形態では、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定する方法は、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
更に、図10に示されるように、図9に示されるS802の後に、本願の本実施形態における方法は、S810を更に含む。
S810。アクセスネットワーク装置は、第1サービスに無線リソースを割り当てる。
さらに、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないとき、図11に示されるように、本願の本実施形態における方法はS811及びS812を更に含んで良い。
S811。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信する。
第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S812。第1サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置から第2通知メッセージを受信する。
更に、図10に示されるS810の後に、本願の本実施形態における方法は、S813を更に含む。
S813。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1サービスに割り当てられた無線リソースを削除する。
第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信した後に、第1サービスアプリケーションサーバは、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定し、次に、第1サービスの更新サービス要件を伝達する第1サービス変更要求をアクセスネットワーク装置へ送信して良い。具体的に、S805、S805’、又はS811の後に、本願の本実施形態における方法は、S814を更に含んで良い。
S814。第1サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信する。ここで、第1サービス変更要求は、第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
S815。アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第1サービス変更要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービス変更要求の中で伝達される第1サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良いことが理解され得る。アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定する方法については、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の本実施形態では、第1サービスは前述の実施形態における被設定サービスと同様であり、第1サービスのコーデック情報は第1コーデック情報であって良く、第1サービスの更新コーデック情報は第2コーデック情報であって良い。第1サービス変更要求を送信するとき、第1サービスアプリケーションサーバは、第1サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であると決定し、第1サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更して良い。第1サービスアプリケーションサーバは、さらに、UEへ第2メッセージを送信して良い。第2メッセージは、第1サービスのコーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを指示するために使用される。
第1サービスアプリケーションサーバは、第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、第1サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更し、第2メッセージをUEへ送信して良いことが理解され得る。
さらに、アクセスネットワーク装置は、別のサービスアプリケーションサーバからであり且つ第1サービスと異なる別のサービスを設定するために使用されるサービス設定要求を更に受信して良い。具体的に、アクセスネットワーク装置は、第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信して良い。第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、第2サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置に、第2サービスを実行するためにUEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。第2サービスのサービス要件が第1サービスのサービス要件より高いことを決定した後に、アクセスネットワーク装置は、第2測定制御コマンドをUEに配信して良い。第2測定制御コマンドは、UEに、第1セルの無線チャネル品質を測定し、第1セルの無線チャネル品質が第2サービスのサービス要件を満たさないとき、第2測定報告をアクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。第2測定報告は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第2サービスのサービス要件を満たさないことを指示するために使用される。
留意すべきことに、本願の本実施形態では、第1サービスアプリケーションサーバは、さらに、第1サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、第1サービスのサービス要件を決定して良い。第1サービスアプリケーションサーバにより、第1サービスのサービス要件を決定する方法は、前述の実施形態における「サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する」方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第1サービスのサービス要件を決定する前に、第1サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件を決定するために使用される「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」(簡単に、サービス要件取得情報として参照される)を更に取得して良い。第1サービスアプリケーションサーバにより、サービス要件取得情報を取得する方法については、前述の実施形態におけるS501〜S504の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、第1サービスアプリケーションサーバにより、第1サービスの更新サービス要件を決定する方法は、前述の実施形態における「サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスの更新サービス要件を決定する」方法(具体的に言うと、S601〜S605の関連する記載)と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
以下は、一例として4GネットワークにおけるVoLTEサービス設定処理を用いて、本願の実施形態におけるサービス設定方法を詳細に記載する。本願の実施形態では、UEは、VoLTEサービスの発信側UE及び着信側UEであって良く、相応して、アクセスネットワーク装置は、発信側UEに対応するeNB又は着信側UEに対応するeNBであって良く、サービスアプリケーションサーバは、発信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置(例えば、P-CSCF/S-CSCF/SCC AS/ATCF)又は着信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置であって良い。
図11A及び図11Bに示されるように、本願の一実施形態において提供されるサービス設定方法は、以下のステップを含んで良い。
S1101。IMSコアネットワーク装置は、発信側UEからVoLTEサービス要求メッセージを受信し、発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定し、サービス要件(例えば、コーデック情報)交渉を実行する。
S1102。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのMOS要件、UEの位置するセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、UEの位置するセルの負荷情報、UEの位置するセルのRAT情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、VoLTEサービスのサービス要件を決定する。
S1103。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスの第1設定要求をeNBへ送信して、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、第1設定要求は、VoLTEサービスのサービス要件を伝達する。
S1104。eNBは、VoLTEサービスの第1設定要求を受信する。
図11A及び図11Bに示されるように、S1104は具体的に、eNBにより、VoLTEサービスのRSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップであって良い。
留意すべきことに、本願の本実施形態におけるS1101〜S1104の詳細な説明については、前述の実施形態におけるS701〜S704における関連する内容が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1105。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たすと決定する。
eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすと決定する方法については、前述の実施形態における、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすと決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1106。eNBは、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てる。
S1107。eNBは、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する。
第1設定応答は、IMSコアネットワーク装置に、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。
図11A及び図11Bに示されるように、図11A及び図11Bは、本願の本実施形態の一実装における、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する特定の方法を示す。図11A及び図11Bにおける、eNBにより、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法の詳細な説明については、前述の実施形態におけるS706の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
強調されるべきことに、図7A及び図7Bにおける生成ベアラ応答、CCRメッセージ、RARメッセージ、又はASRメッセージと異なり、図11A及び図11Bに示される生成ベアラ応答、CCRメッセージ、RARメッセージ、又はASRメッセージは、「eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により指示される無線チャネル品質を提供できないことを指示する指示情報」を伝達しないが、「eNBが第1設定要求(具体的に言うと、VoLTEサービスのサービス設定要求)を受け入れたことを指示する指示情報」又は「無線リソースが成功裏に予約されたことを指示する指示情報」を伝達する。
図11A及び図11Bに示される実装に加えて、eNBは、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を更に送信して良い。eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する方法については、前述の実施形態におけるS706の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、ネットワーク内の各セルの無線チャネル品質は常に変化し得るので、S1107の後に、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質は変化することがあり、変化した無線チャネル品質はVoLTEサービスのサービス要件を満たさない。この場合、本願の本実施形態における方法は、以下のステップを更に含んで良い。
S1108。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないと決定する。
eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないと決定する特定の方法については、前述の実施形態における、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1109。VoLTEサービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、eNBは、IMSコアネットワーク装置へ第1通知メッセージを送信する。
第1通知メッセージは、IMSコアネットワーク装置に、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。第1通知メッセージは、UEの位置する4Gネットワークセル(具体的に言うと、第1セル)の無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、UEの位置する4GネットワークのRAT情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
本願の本実施形態における第1通知メッセージは、標準で当面定められない新しいメッセージであって良い。代替として、図11A及び図11Bに示されるように、S1109において、eNBにより、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法については、前述の実施形態のS706における、eNBにより、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
図11A及び図11Bに示される実装に加えて、eNBは、更に、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1通知メッセージを直接送信して良い。代替として、eNBは、ユーザプレーンデータパケットを用いて、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。
留意すべきことに、eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法については、前述の実施形態2における、eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、本願の本実施形態における方法は、
eNBが、VoLTEサービスのサービス要件が第2指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第2セルにハンドオーバするステップ、又は、
eNBが、VoLTEサービスのサービス要件が第3指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第3セルにハンドオーバするステップ、を更に含んで良い。
留意すべきことに、本願の本実施形態における、eNBにより、UEを第2セル又は第3セルにハンドオーバする特定の方法については、前述の実施形態における詳細な説明が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことがある。この場合、図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、eNBが無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないと決定した場合、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第2通知メッセージを送信するステップと、IMSコアネットワーク装置により、eNBから第2通知メッセージを受信するステップと、を更に含んで良い。第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、IMSコアネットワーク装置に通知するために使用される。第2通知メッセージは、UEの位置する4Gネットワークセル(具体的に言うと、第1セル)の無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、UEの位置する4GネットワークのRAT情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S1110。IMSコアネットワーク装置は、受信した第1通知メッセージ又は受信第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスの更新サービス要件を決定する。
留意すべきことに、IMSコアネットワーク装置により、受信した第1通知メッセージ又は第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスの更新サービス要件を決定する方法については、S707における、IMSコアネットワーク装置により、受信第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1111。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスの第1サービス変更要求をeNBへ送信する。ここで、第1サービス変更要求は、VoLTEサービスの更新サービス要件を伝達する。
例えば、図11A及び図11Bに示されるように、S1111において、IMSコアネットワーク装置により、VoLTEサービスの第1サービス変更要求をeNBへ送信する特定の方法については、前述の実施形態のS708における、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する特定の方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1112。eNBは、IMSコアネットワーク装置から第1サービス変更要求を受信する。
図11A及び図11Bに示されるように、eNBにより、IMSコアネットワーク装置から第1サービス変更要求を受信するステップは、具体的に、更新RSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップであって良い。
VoLTEサービスの更新サービス要件を受信した後に、eNBは、継続して、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定し、後続の対応する処理を実行して良い。図11A及び図11Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、S1112及び後続の動作を更に含んで良い。S1112の後に、eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質が、第1サービス変更要求の中で伝達されるVoLTEサービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良い。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信した後に、VoLTEサービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置により、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスを終了する方法については、前述の実施形態2における、IMSコアネットワーク装置により、第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスを終了する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEのためにVoLTEサービスを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件をeNBへ配信して良い。eNBは、VoLTEサービスのサービス要件を伝達するサービス設定要求を受信して良い。相応して、eNBは、VoLTEサービスの受信したサービス要件を、VoLTEサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないとき、eNBは、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、IMSコアネットワーク装置に通知して良く、このセル内でVoLTEサービス設定を達成するために、IMSコアネットワーク装置がVoLTEサービスのサービス要件に対応する調整を行うようにする。代替として、eNBは、別のセルにおいてVoLTEサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別の4Gセル又は2G/3GセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、要件に依存してサービス設定の承認閾を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
留意すべきことに、前述の実施形態は、単に一例として4Gネットワーク内のVoLTEサービスを用いて、本願の実施形態において提供されるサービス設定方法を記載した。
さらに、VoLTEサービスが発信側UE、VoLTEサービスを担うIMSコアネットワーク装置(IMSコアネットワーク装置1としてマークされ、これは前述の実施形態における第1サービスアプリケーションサーバであって良い)、及び着信側UEの間で成功裏に設定された後に、発信側UEは、測定報告閾として、VoLTEサービスを担うIMSコアネットワーク装置により配信されたVoLTEサービスのサービス要件を保存して良い。本願の本実施形態では、第2サービス(例えば、ビデオ呼サービス)を担うIMSコアネットワーク装置は、IMSコアネットワーク装置2としてマークされ、具体的に言うと、前述の実施形態における第2サービスアプリケーションサーバであって良い。VoLTEサービスは前述の実施形態における第1サービスであり、ビデオ呼サービスは前述の実施形態における第2サービスである。具体的に、本願の本実施形態における方法は、S1201を更に含んで良い。
S1201。IMSコアネットワーク装置2は、第2設定要求をeNBへ送信して、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、第2設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件を伝達する。
S1202。eNBは、IMSコアネットワーク装置2から第2設定要求を受信する。
S1203。eNBは、VoLTEサービスのサービス要件がビデオ呼サービスのサービス要件より低いと決定する。
例えば、VoLTEサービスのサービス要件及びビデオ呼サービスのサービス要件の両方がRSRP要件である一例を用いると、eNBは、VoLTEサービスのRSRP要件をビデオ呼サービスのRSRP要件と直接比較して良い。VoLTEサービスのRSRP要件が−115dBmであり、且つビデオ呼サービスのRSRP要件が−110dBmであると仮定すると、eNBは、VoLTEサービスのサービス要件がビデオ呼サービスのサービス要件より低いと決定する。
代替として、VoLTEサービスのサービス要件の特定パラメータがビデオ呼サービスのサービス要件の特定パラメータと異なる、例えば、VoLTEサービスのサービス要件がRSRP要件(これは具体的に−115dBmである)であり、ビデオ呼サービスのサービス要件がSINR要件(これは具体的に3dBmである)であるとき、eNBは、先ずビデオ呼サービスのSINR要件をRSRP要件(例えば-110dBm)にマッピングして良く、又は先ずVoLTEサービスのRSRP要件をSINR要件(例えば2dBm)にマッピングして良く、次に比較を実行して良い。
S1204。eNBは、UEの現在位置する4Gセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことができないと決定する。
S1204の後に、S1109及び後続の処理が実行されて良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEがVoLTEサービス及びビデオ呼サービスの両方を実行するシナリオで、eNBは、2つのサービスのサービス要件を比較し、より高いサービス要件、例えばビデオ呼サービスのサービス要件を、UEの測定報告閾として選択して良い。これは、eNBが、時宜を得た方法で、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質が現在サービス(例えばビデオ呼サービス)のサービス要件の対応するハンドオーバ閾に達したか否かを決定し、時宜を得た方法で、ビデオ呼サービスの要件を満たすことのできる別のセルへのUEのハンドオーバをトリガする、又は時宜を得た方法で、対応するサービスのサービス要件を変更するようサービスアプリケーションサーバに指示することを助ける。さらに、ビデオ呼サービスのサービス要件がVoLTEサービスのサービス要件より高い場合、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすならば、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質は、VoLTEサービスのサービス要件を満たすことができ、VoLTEサービスの正常な実行を保証し、音声呼品質を保証する。
留意すべきことに、本願の実施形態における方法は、単に、VoLTEサービス及びビデオ呼サービスの両方が本願の本実施形態において実行される一例を用いて記載された。本願の本実施形態における方法は、複数の他の種類のサービスに拡張され得る。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、更に、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。
例えば、VoLTEサービスのサービス要件に影響するパラメータは、限定ではないが、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質(例えばRSRP、RSRQ、又はSINR)、UEの位置、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、時間情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、VoLTEサービスのコーデック情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報を含む。IMSコアネットワーク装置は、パラメータの変化に基づき、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新する前に、IMSコアネットワーク装置は、UEから、VoLTEサービスのサービス要件に影響するパラメータを取得して良い。
ネットワークユーザの数の変化に適応するために、IMSコアネットワーク装置は、更に、異なる時間期間におけるVoLTEサービスのためにeNBへ異なるサービス要件を配信して良いことが理解され得る。例えば、ビジー時間(例えば、日中に多数のユーザが存在するとき)に配信されるRSRP要件は−110dBmであって良く、アイドル時間(夜間に少数のユーザが存在するとき)に配信されるRSRP要件は−120dBmであって良い。IMSコアネットワーク装置が、時間情報がビジー時間からアイドル時間に変化することを検出した場合、IMSコアネットワーク装置は、RSRP要件が−110dBmから−120dBmに更新され得ることを決定して良い。
代替として、発信側UE、IMSコアネットワーク装置、及び着信側UEの間に関する交渉されたコーデック情報が変化するとき、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件を現在コーデック情報に対応するサービス要件に更新して良い。
代替として、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのMOSの変化に基づき、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。例えば、VoLTEサービスの現在のMOSは、3.5であり、VoLTEサービスのMOS要件のプリセット値4より低い。次に、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件を3.5のMOSに対応するサービス要件に更新して良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、VoLTEサービスのサービス要件は、VoLTEサービスの正常実行を保証するため及び音声呼品質を保証するために、リアルタイムに更新されて良い。
以上は、主に、アクセスネットワーク装置と、サービスアプリケーションサーバ及びコアネットワーク装置のような装置との間の相互作用の観点から、本願の実施形態のソリューションを記載した。前述の機能を実装するために、アクセスネットワーク装置及びサービスアプリケーションサーバは、該機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本願明細書に開示された実施形態を参照して記載された例のアクセスネットワーク装置、サービスアプリケーションサーバ、及びアルゴリズムステップが本願のハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実装できることを容易に理解すべきである。機能がハードウェアにより又はコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的ソリューションの特定の適用及び設計制約条件に依存する。当業者は、各々の特定の適用について記載の機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、実装が本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本願の実施形態では、モジュール又はユニット分割は、方法の例に基づきアクセスネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに対して実行され得る。例えば、各モジュール又はユニットは、各対応する機能についての分割を通じて得られて良く、又は、少なくとも2つの機能が1つの処理モジュールに統合されて良い。本願の実施形態におけるモジュール又はユニット分割は、一例であり、単に論理的機能分割であり、実際の実装中に別の分割方法があって良い。
図12は、前述の実施形態において使用されるアクセスネットワーク装置の可能な概略構造図である。アクセスネットワーク装置1200は、受信モジュール1201、決定モジュール1202、送信モジュール1203、及びハンドオーバモジュール1204を含む。受信モジュール1201は、サービスアプリケーションサーバ、コアネットワーク装置、及びUEのような装置から、要求メッセージ又は別の種類のメッセージを受信するよう構成される。例えば、受信モジュール1201は、図3〜図6のいずれか1つのS302、図6のS311、図7A及び図7BのS704及びS709、図8〜図10のいずれか1つのS802、図11A及び図11BのS1104及びS1112、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。決定モジュール1202は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定するよう構成される。例えば、決定モジュール1202は、図3〜図6のいずれか1つのS303、図7A及び図7BのS705及びS710、図8〜図10のいずれか1つのS804、図11A及び図11BのS1105及びS1108、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。送信モジュール1203は、サービスアプリケーションサーバ、コアネットワーク装置、及びUEのような装置へ、応答メッセージ、クエリメッセージ、又は別の種類のメッセージを送信するよう構成される。例えば、送信モジュール1203は、図3のS304、図4〜図6のいずれか1つのS304’、図5又は図6のS308、図7A及び図7BのS706及びS711、図8のS803及びS805、図9のS803及びS805’、図10のS803、S811、及びS805’、図11A及び図11BのS1107及びS1109、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。ハンドオーバモジュール1204は、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すると、セル間でUEをハンドオーバするよう構成される。例えば、ハンドオーバモジュール1204は、図3のS306及びS307、図4〜図6のいずれか1つのS306’及びS307’、図8のS807及びS808、図9又は図10のS807’及びS808’、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。
アクセスネットワーク装置1200は、前述の列挙された機能モジュールを含むが、それらに限定されない。例えば、アクセスネットワーク装置1200は、割当モジュールであって、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすと決定すると、UEに無線リソースを割り当てるよう構成される割当モジュール、及び、削除モジュールであって、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すると、割当モジュールによりUEに割り当てられた無線リソースを削除するよう構成される削除モジュール、等を更に含んで良い。さらに、前述の機能モジュールが具体的に実装可能な機能は、前述の例において記載された方法のステップに対応する機能を含み得るが、それらに限定されない。アクセスネットワーク装置1200の他の機能ユニット及びアクセスネットワーク装置1200の各機能ユニットの詳細な説明については、対応する方法のステップの詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
モジュールは、ハードウェアを用いて実装されて良く、又はソフトウェア機能モジュール又は機能ユニット用いて実装されて良い。
統合ユニットが使用されるとき、決定モジュール1202、ハンドオーバモジュール1204、割当モジュール、及び削除モジュールのような機能モジュールは、実装のために1つの処理ユニットに統合されて良い。処理ユニットは、プロセッサ又は制御部であって良く、例えばCPU、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(英語:Digital Signal Processor、略称:DSP)、特定用途向け集積回路(英語:Application Specific Integrated Circuit、略称:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英語:Field Programmable Gate Array、略称:FPGA)又は別のプログラマブル論理装置、トランジスタ論理装置、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであって良い。プロセッサ又は制御部は、本願で開示された内容を参照して記載された例の論理ブロック図、モジュール及び回路を実装し又は実行して良い。処理ユニットは、コンピューティング機能を実装する組み合わせ、例えば、1又は複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせであって良い。受信モジュール1201及び送信モジュール1203は、実装のために1つの通信ユニットに統合されて良い。通信ユニットは、通信インタフェース、通信機回路、通信機、等であって良い。
処理ユニットがプロセッサであり、通信ユニットが通信インタフェースであるとき、本願の本実施形態におけるアクセスネットワーク装置1200は、図13に示されるアクセスネットワーク装置1300であって良い。図13に示されるように、アクセスネットワーク装置1300は、1又は複数のプロセッサ1301、通信機1302、メモリ1303、及びバス1304、を含む。プロセッサ1301、通信機1302及びメモリ1303は、バス1304を用いて接続される。メモリは、1又は複数のアプリケーションプログラムを格納するよう構成される。1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含む。アクセスネットワーク装置1300のプロセッサ1301が命令を実行すると、アクセスネットワーク装置1300は、図3〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
バス1304は、周辺機器相互接続(英語:peripheral component interconnect、略称:PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(英語:extended industry standard architecture、略称:EISA)バス、等であって良い。バス1304は、アドレスバス、データバス、制御バス、等に分類され得る。提示の容易さのために、バスは、図13に1本の太線のみを用いて表されるが、1本のみのバス又は1種類のみのバスが存在することを示すものではない。
本願の一実施形態は、不揮発性記憶媒体を更に提供する。不揮発性記憶媒体は、プログラムコードの1又は複数のピースを格納する。アクセスネットワーク装置1300のプロセッサ1301がプログラムコードを実行すると、アクセスネットワーク装置1300は、図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
本願の本実施形態で提供されるアクセスネットワーク装置内の機能ユニット又は機能モジュールの詳細な説明、及び機能ユニット又は機能モジュールが図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行した後に得られる技術的効果については、本願の方法の実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
図14は、前述の実施形態において使用されるサービスアプリケーションサーバの可能な概略構造図である。サービスアプリケーションサーバ1400は、送信モジュール1401、及び受信モジュール1402を含む。送信モジュール1401は、アクセスネットワーク装置、コアネットワーク装置、及びUEのような装置へ、要求メッセージ又は別の種類のメッセージを送信するよう構成される。例えば、送信モジュール1401は、図3〜図6のいずれか1つのS301、図6のS310、図7A及び図7BのS703及びS708、図8〜図10のいずれか1つのS801、図11A及び図11BのS1103及びS1111、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。受信モジュール1402は、アクセスネットワーク装置、コアネットワーク装置、及びUEのような装置から、応答メッセージ、クエリメッセージ、又は別の種類のメッセージを受信するよう構成される。例えば、受信モジュール1402は、図3〜図6のいずれか1つのS305、図5又は図6のS309、図7A及び図7BのS707、図8〜図10のいずれか1つのS806、図10のS812、図11A及び図11BのS1107及びS1109、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。
さらに、図15に示されるように、サービスアプリケーションサーバ1400は、決定モジュール1403を更に含んで良い。決定モジュール1403は、被設定サービスのサービス要件又は被設定サービスの更新サービス要件を決定するよう構成される。例えば、決定モジュール1403は、図7A及び図7BのS702及びS707、図11A及び図11BのS1102及びS1110、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。受信モジュール1402は、被設定サービスのサービス要件又は被設定サービスの更新サービス要件を決定するために決定モジュール1403により使用される関連情報を受信するよう更に構成されて良い。
サービスアプリケーションサーバ1400は、前述の列挙された機能モジュールを含むが、それらに限定されない。例えば、サービスアプリケーションサーバ1400は、コーデック情報を変更するよう構成された変更モジュールを更に含んで良い。さらに、前述の機能モジュールが具体的に実装可能な機能は、前述の例において記載された方法のステップに対応する機能を含むが、それらに限定されない。サービスアプリケーションサーバ1400の他の機能ユニット及びサービスアプリケーションサーバ1400の各機能ユニットの詳細な説明については、対応する方法のステップの詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
統合ユニットが使用されるとき、決定モジュール1403及び変更モジュールのような機能モジュールは、実装のために1つの処理ユニットに統合されて良い。処理ユニットは、プロセッサ又は制御部であって良く、例えばCPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は別のプログラマブル論理装置、トランジスタ論理装置、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであって良い。プロセッサ又は制御部は、本願で開示された内容を参照して記載された例の論理ブロック図、モジュール及び回路を実装し又は実行して良い。処理ユニットは、コンピューティング機能を実装する組み合わせ、例えば、1又は複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせであって良い。送信モジュール1401及び受信モジュール1402は、実装のために1つの通信ユニットに統合されて良い。通信ユニットは、通信インタフェース、通信機回路、通信機、等であって良い。
処理ユニットがプロセッサであり、通信ユニットが通信インタフェースであるとき、本願の本実施形態におけるサービスアプリケーションサーバ1400は、図16に示されるサービスアプリケーションサーバ1600であって良い。図16に示されるように、サービスアプリケーションサーバ1600は、1又は複数のプロセッサ1601、通信機1602、メモリ1603、及びバス1604を含む。プロセッサ1601、通信機1602及びメモリ1603は、バス1604を用いて接続される。メモリは、1又は複数のアプリケーションプログラムを格納するよう構成される。1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含む。サービスアプリケーションサーバ1600のプロセッサ1601が命令を実行すると、サービスアプリケーションサーバ1600は、図3〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
バス1604は、PCIバス、EISAバス、等であって良い。バス1604は、アドレスバス、データバス、制御バス、等に分類され得る。提示の容易さのために、バスは、図16に1本の太線のみを用いて表されるが、1本のみのバス又は1種類のみのバスが存在することを示すものではない。
本願の一実施形態は、不揮発性記憶媒体を更に提供する。不揮発性記憶媒体は、プログラムコードの1又は複数のピースを格納する。サービスアプリケーションサーバ1600のプロセッサ1601がプログラムコードを実行すると、サービスアプリケーションサーバ1600は、図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
本願の本実施形態で提供されるサービスアプリケーションサーバ内の機能ユニット又は機能モジュールの詳細な説明、及び機能ユニット又は機能モジュールが図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行した後に得られる技術的効果については、本願の方法の実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
実装に関する前述の記載は、便宜及び記載の簡潔さのために前述の機能モジュールの分割が説明のための一例として使用されることを、当業者が理解できるようにする。実際の適用では、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ及び要件に従って実装され得る。つまり、機器の内部構造は、上述の機能の全部又は一部を実装するために異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、機器及びユニットの詳細な動作処理については、前述の方法の実施形態の対応する処理を参照し、詳細はここで再び記載されない。
本願において提供される幾つかの実施形態では、開示のシステム、機器、及び方法は他の方法で実装されて良いことが理解されるべきである。例えば、記載した機器の実施形態は単なる一例である。例えば、モジュール又はユニット分割は、単なる論理的機能分割であり、実際の実装では他の分割であって良い。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されて良い。或いは、幾つかの機能は無視されるか又は実行されなくて良い。さらに、示した又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェースを用いて実装されて良い。機器又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形式で実装されて良い。
別個の部分として記載されたユニットは、物理的に別個であって良く又はそうでなくて良い。並びに、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであって良く又はそうでなくて良く、1カ所に置かれて良く或いは複数のネットワークユニットに分散されて良い。一部又は全部のユニットは、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際の要件に従い選択されて良い。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されて良く、或いはユニットの各々が物理的に単独で存在して良く、或いは2以上のユニットが1つのユニットに統合されて良い。統合ユニットは、ハードウェアの形式で実装されて良く、又はソフトウェア機能ユニットの形式で実装されて良い。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売され又は使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。このような理解に基づき、本願の基本的技術的ソリューション、又は従来技術に貢献する部分、又は技術的ソリューションの全部若しくは一部は、ソフトウェアプロダクトの形式で実施されて良い。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置、等であって良い)又はプロセッサ(英語:processor)に、本願の実施形態において記載された方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示する複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み出し専用メモリ(英語:Read-Only Memory、略称:ROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory、略称:RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
上述の説明は、本願の単なる特定の実装であり、本願の保護範囲を制限するものではない。本願に開示された技術範囲内にある、当業者により直ちに考案される任意の変形又は置換は、本願の保護範囲に包含されるべきである。したがって、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うべきである。
本願は、通信技術の分野に関し、特にサービス設定方法及び装置に関する。
ロングタームエボリューション(英語:Long Term Evolution、略称:LTE)ネットワークにおける音声サービスは、ボイス・オーバ・ロングタームエボリューション(英語:Voice over LTE、略称:VoLTE)サービスとして参照される。現在、一層多くのオペレータが商用目的でVoLTEを使用し始め、一層多くのユーザ機器(英語:User Equipment、略称:UE)がVoLTEサービスをサポート可能である。
しかしながら、従来技術では、UEがLTEネットワークの弱いカバレッジ内にいるとき、VoLTEサービスの正常な実行は保証できず、或いは、VoLTEサービスの実行が比較的粗悪なユーザ経験をもたらす。
本願の実施形態は、サービス設定要求が受信された後に無線リソースがUEに強制的に割り当てられるために、サービスが正常に実行できない又はサービスの実行が比較的粗悪なユーザ経験をもたらすという問題を解決するために、サービス設定方法及び装置を提供する。
第1の態様によると、サービス設定方法が提供される。方法は、アクセスネットワーク装置により、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信するステップであって、前記第1設定要求は、第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのユーザ機器UEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される、ステップ、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信するステップであって、前記第1設定応答は、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される、ステップ、及び、前記アクセスネットワーク装置が、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定すると、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1通知メッセージを送信するステップであって、前記第1通知メッセージは、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと通知するために使用される、ステップ、又は、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルにハンドオーバするステップ、又は、前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバするステップ、を含む。
本実施形態の技術的ソリューションでは、アクセスネットワーク装置により受信される第1設定要求は、第1サービスのサービス要件を伝達するので、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、第1設定応答をサービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。言い換えると、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置はサービスアプリケーションサーバに通知して、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする、或いは、アクセスネットワーク装置は、別のセルでサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いい、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような従来技術の問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定した後に、第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定するステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、第1設定要求を受信し且つ第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定した後に、第1サービスに無線リソースを割り当てて良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1サービスに前記無線リソースを割り当てるステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第1指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージをコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1通知メッセージを送信する前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第1指示情報を含むと決定した場合、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するステップ、を含んで良い。第1指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第2指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルにハンドオーバする前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第2指示情報を含むと決定し、且つ前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在すると決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第2セルにハンドオーバするステップを含んで良い。第2指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第3指示情報)を用いて、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバする前記ステップ」は、前記アクセスネットワーク装置が、前記第1サービスの前記サービス要件が前記第3指示情報を含むと決定し、且つ前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在すると決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記UEを前記第3セルにハンドオーバするステップを含んで良い。第3指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
本ソリューションでは、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1サービスのサービス要件の中の指示情報の指示に従い、「第1通知メッセージをコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するステップ」、「UEを第2セルにハンドオーバするステップ」、又は「UEを第3セルにハンドオーバするステップ」を実行して良い。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドをUEへ送信する方法で、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを決定して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、第1測定制御コマンドを前記UEへ配信するステップ、を更に含んで良い。第1測定制御コマンドは、UEに、第1セルの無線チャネル品質を測定し及び第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき第1測定報告をアクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。第1測定報告は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、アクセスネットワーク装置に第1サービスを生成するよう指示するために使用される第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、アクセスネットワーク装置に別のサービスを生成するよう指示するために使用されるサービス設定要求を更に受信して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信するステップであって、前記第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、前記第2サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第2サービスを実行するための前記UEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される、ステップと、前記アクセスネットワーク装置により、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いことを決定するステップと、前記アクセスネットワーク装置により、第2測定制御コマンドを前記UEへ配信するステップと、を更に含んで良い。前記第2測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないとき第2測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第2測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
前記第2サービスの前記サービス要件を伝達する前記第2設定要求を受信するステップの後に、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1サービスの前記サービス要件を前記第2サービスの前記サービス要件と直接比較し、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いとき、前記UEへ測定制御コマンドを配信する方法で、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定して良い。前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より低い場合、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定し続ける必要はないが、前記第2サービスを設定するために、前記第1セルの前記サービス要件をサービス設定の承認閾として直接使用する。
可能な実装では、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことがある。この場合、本願の本実施形態における方法は、前記アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信するステップを更に含んで良い。前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないことを、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。このように、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないとき、前記アクセスネットワーク装置は、前記第2通知メッセージを前記サービスアプリケーションサーバへ送信し、「前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないこと」を示して良く、前記サービスアプリケーションサーバが実際のネットワーク状態に依存して前記第1サービスの前記サービス要件を調整し得るようにする。
可能な実装では、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないとき、前記アクセスネットワーク装置は、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースを削除して良い。このように、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースは、時宜を得た方法で、解放され得る。
可能な実装では、前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの両方は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術(英語:Radio Access Technology、略称:RAT)、推奨コーデック情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達して良い。前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報は、前記第1サービスのサービス要件、具体的に言うと前記第1サービスの更新サービス要件を再決定するために、前記サービスアプリケーションサーバにより使用されて良いことが理解され得る。
可能な実装では、前記UEの前記位置情報は、前記UEのセルアイデンティティ、前記UEの基地局アイデンティティ、前記UEの追跡領域アイデンティティ(英語:Tracking Area Identity、略称TAI)、前記UEの位置領域アイデンティティ(英語:Location Area Identity、略称:LAI)、及び前記UEのルーティング領域アイデンティティ(英語:Routing Area Identity、略称:RAI)のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを受信した後に、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの前記サービス要件を変更して、前記第1サービスの前記更新サービス要件を取得し、サービス設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ再開始して良い。具体的に、「前記アクセスネットワーク装置により、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前記ステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信するステップであって、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する、ステップ、を更に含んで良い。前記アクセスネットワーク装置は、前記サービスアプリケーションサーバからの且つ前記第1サービスを変更することを要求するために使用される前記第1サービス変更要求を受信して良い。前記第1サービス変更要求の中で伝達される前記第1サービスの前記更新サービス要件は、前記第1通知メッセージの中で又は前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報に基づき、前記サービスアプリケーションサーバにより決定されて良い。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、ポリシ制御コマンドを前記UEへ送信する方法で、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在するか否かを決定して良い。前記アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在するか否かを決定する方法は、前記第2セル又は前記第3セルを表すために第4セルを用いて、本願の本実施形態において記載される。具体的に、前記アクセスネットワーク装置は、以下の2つの方法を用いて、「無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在すること」を決定して良い。方法1では、前記アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドを前記UEへ配信する。ここで、前記測定制御コマンドは、前記UEに、前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用される。前記アクセスネットワーク装置は、前記UEにより報告された測定報告を受信する。ここで、前記測定報告は、前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定した後に取得した測定結果を伝達する。前記アクセスネットワーク装置は、前記測定結果に基づき、無線チャネル品質が前記第1セルの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定する。方法2では、前記アクセスネットワーク装置は、測定制御コマンドを前記UEへ配信する。ここで、前記測定制御コマンドは、前記第1サービスの前記サービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達する。前記測定制御コマンドは、前記UEに、前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用される。前記測定報告条件は、前記UEに、前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質が前記測定報告条件を満たすと決定したとき、測定報告を前記アクセスネットワーク装置に報告するよう指示するために使用される。前記アクセスネットワーク装置が前記UEにより報告された前記測定報告を受信した場合、前記アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在すると決定する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記第1サービスのサービス種別指示情報、前記第1サービスの無線チャネル要件パラメータ、前記第1サービスのコーデック情報、前記UEのコーデック情報リスト、及び前記UEの端末種別、のうちの少なくとも1つを含み、前記UEの前記コーデック情報リストは、前記UE及び前記サービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。1つのUEが少なくとも2種類のコーデック情報をサポートして良く、各種類のコーデック情報は1つのコーデック種別及び1つのコーデック速度セットに対応することが理解され得る。
可能な実装では、前記第1サービスの前記無線チャネル要件パラメータは、基準信号受信電力(英語:Reference Signal Receiving Power、略称:RSRP)要件、基準信号受信品質(英語:Reference Signal Receiving Quality、略称:RSRQ)要件、及び信号対干渉及び雑音比(英語:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称:SINR)要件、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記第1サービスの前記コーデック情報は、前記第1サービスのコーデック種別情報、及び前記第1サービスのコーデック速度セット情報を含む。
可能な実装では、前記無線チャネル品質は、RSRP、RSRQ、及びSINRのうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、前記UEの端末種別情報は、前記UEの国際移動体装置識別番号(英語:International Mobile Equipment Identity、略称:IMEI)、IMEIの種別認可コード(英語:Type Approval Code、略称:TAC)、及び前記UEの国際移動体加入者識別番号(英語:International Mobile Subscriber Identification Number、略称:IMSI)、のうちの少なくとも1つを含む。
可能な実装では、「前記アクセスネットワーク装置により、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定する」特定の方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記第1サービスの前記コーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定するステップであって良い。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置により、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定する前記ステップの後に、前記方法は、前記アクセスネットワーク装置により、前記推奨コーデック情報を決定するステップを更に含む。
可能な実装では、前記第1ネットワークは、第5世代移動体通信技術(英語:The Fifth Generation wireless telephone technology、略称:5G)ネットワーク及び第4世代移動体通信技術(英語:The Fourth Generation wireless telephone technology、略称:4G)ネットワークのいずれかであって良く、前記第2ネットワークは、4Gネットワーク、第3世代移動体通信技術(英語:The Third Generation wireless telephone technology、略称:3G)ネットワーク、及び第2世代移動体通信技術(英語:The Second Generation wireless telephone technology、略称:2G)ネットワークのうちのいずれか1つであって良い。
第2の態様によると、本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。方法は、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を送信するステップであって、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記第1サービスを実行するためのユーザ機器UEに対する無線チャネル品質要件を前記アクセスネットワーク装置に指示するために使用される、ステップ、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1設定応答を受信するステップであって、前記第1設定応答は、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される、ステップ、及び、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1通知メッセージを受信するステップであって、前記第1通知メッセージは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される、ステップ、又は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から、第2通知メッセージを受信するステップであって、前記第2通知メッセージは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用され、前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、第1コアネットワーク装置又は前記サービスアプリケーションサーバに通知するために使用され、前記第2セルは前記第1ネットワークに位置し、前記第3セルは第2ネットワークに位置する、ステップ、を含む。
前記サービスアプリケーションサーバから前記コアネットワーク装置又は前記アクセスネットワーク装置への前記第1設定要求は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達するので、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、前記第1設定応答を前記サービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、前記アクセスネットワーク装置は、前記受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。言い換えると、前記UEの位置する前記セルの無線信号品質が前記サービス要件を満たさないとき、前記アクセスネットワーク装置は前記サービスアプリケーションサーバに通知して、前記サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする、或いは、前記アクセスネットワーク装置は、別のセルでサービス設定を達成するために、前記サービス要件を満たすことのできる前記別のセルに前記UEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いて、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような従来技術の問題を回避する。さらに、前記UEの前記セルの前記信号品質が前記承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記被設定サービスの前記サービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、前記サービスが正常に実行可能であること及び前記サービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存して前記サービス要件を調整し、又は前記UEを別のセルにハンドオーバして良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、前記第1サービスの前記サービス要件を決定して良い。具体的に、前記サービスアプリケーションサーバは、以下の方法を用いて前記第1サービスの前記サービス要件を決定して良い。方法1では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの平均オピニオン評点(英語:Mean Opinion Score、略称:MOS)要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術RAT情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する。方法2では、前記サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信する。ここで、前記第1クエリ要求は、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークのRAT情報、前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信する。ここで、前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、前記サービスアプリケーションサーバは、先ず、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するために使用される関連情報、例えば「前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信するステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1コアネットワーク、前記UE又は前記アクセスネットワーク装置へ第2クエリ要求を送信するステップと、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1コアネットワーク、前記UE又は前記アクセスネットワーク装置から第2クエリ応答を受信するステップであって、前記第2クエリ応答は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する、ステップと、を更に含んで良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、さらに、以下の方法を用いて、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するために使用される前記関連情報を取得して良い。具体的に、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信するステップ」の前に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記UEから第1メッセージを受信するステップであって、前記第1メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する、ステップ、を更に含んで良い。
可能な実装では、前記第1サービスの前記サービス要件は、第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報を含む。前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを受信した後に、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第1サービスの前記MOS要件又は前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される「前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、前記第1サービスの更新サービス要件を決定して良い。代替として、前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信して良い。ここで、前記第3クエリ要求は、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報のうちの少なくとも1つを伝達する。前記サービスアプリケーションサーバは、前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信する。ここで、前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、「前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの更新サービス要件を決定する前記ステップ、又は前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信するステップ」の後に、本願の本実施形態における前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信するステップであって、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する、ステップを更に含んで良い。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置から第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信する前記ステップの後に、前記方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び前記推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスを終了することを決定するステップと、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEへ第1サービス削除メッセージを送信するステップであって、前記第1サービス削除メッセージは、前記第1サービスを終了するよう、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEに指示するために使用される、ステップと、を更に含む。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、以下の方法を用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信して良い。方法1では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記コアネットワーク装置を用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ配信する。方法2では、前記サービスアプリケーションサーバは、前記サービスアプリケーションサーバと前記アクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ配信する。
可能な実装では、前記第1サービスの前記更新サービス要件に含まれる前記第1サービスの更新コーデック情報は、第2コーデック情報である。本願の本実施形態における方法は、前記サービスアプリケーションサーバにより、前記第1サービスの前記コーデック情報を第1コーデック情報として決定するステップと、前記第1サービスの前記更新コーデック情報を前記第2コーデック情報として決定するステップと、前記第1サービスの前記コーデック情報を前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更するステップと、を更に含む。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは第2メッセージを前記UEへ送信する。前記第2メッセージは、前記第1サービスの前記コーデック情報が前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更されたことを示すために使用される。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、さらに、前記第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が前記第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、前記第1サービスの前記コーデック情報を前記第1コーデック情報から前記第2コーデック情報に変更して良い。
留意すべきことに、本願の実施形態の第2の態様及び第2の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、前記第1指示情報、前記第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、並びに前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第3の態様によると、アクセスネットワーク装置が提供される。アクセスネットワーク装置は、受信モジュール、送信モジュール、決定モジュール、及びハンドオーバモジュールを含む。前記受信モジュールは、第1設定要求を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから受信するよう構成される。ここで、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのUEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される。前記送信モジュールは、第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。ここで、前記第1設定応答は、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。前記決定モジュールは、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすか否かを決定するよう構成される。前記送信モジュールは、前記決定モジュールが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定した場合、第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。ここで、前記第1通知メッセージは、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用される。或いは、前記ハンドオーバモジュールは、前記決定モジュールが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定した場合、前記UEを前記第1ネットワークの第2セルへハンドオーバする、又は前記UEを第2ネットワークの第3セルにハンドオーバするよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、具体的に、前記決定モジュールが前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たすと決定した場合、前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、割当モジュールを更に含んで良い。前記割当モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信する前に、前記第1サービスに無線リソースを割り当てるよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第1指示情報を含むか否かを決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、具体的に、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件が前記第1指示情報を含むと決定した場合、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう構成される。前記第1指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記第1通知メッセージを前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第2指示情報を含むか否かを決定し、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在するか否かを決定するよう更に構成される。前記ハンドオーバモジュールは、具体的に、前記決定モジュールが、前記第1サービスの前記サービス要件は前記第2指示情報を含み、且つ無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セルが存在すると決定した場合、前記第2セルに前記UEをハンドオーバするよう構成される。前記第2指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記UEを前記第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1サービスの前記サービス要件が第3指示情報を含むか否かを決定し、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在するか否かを決定するよう更に構成される。前記ハンドオーバモジュールは、具体的に、前記決定モジュールが、前記第1サービスの前記サービス要件は前記第3指示情報を含み、且つ無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第3セルが存在すると決定した場合、前記第3セルに前記UEをハンドオーバするよう構成される。前記第3指示情報は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき、前記UEを前記第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第1測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう更に構成される。前記第1測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないとき第1測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第1測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記送信モジュールが前記第1設定応答を前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第2設定要求を第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから受信するよう更に構成される。ここで、前記第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、前記第2サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第2サービスを実行するための前記UEに対する無線チャネル品質要件を示すために使用される。前記決定モジュールは、前記第2サービスの前記サービス要件が前記第1サービスの前記サービス要件より高いことを決定するよう更に構成される。前記送信モジュールは、第2測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう更に構成される。前記第2測定制御コマンドは、前記UEに、前記第1セルの前記無線チャネル品質を測定し及び前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないとき第2測定報告を前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。前記第2測定報告は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第2サービスの前記サービス要件を満たさないことを示すために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信するよう更に構成される。前記第2通知メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないことを、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。
可能な実装では、前記アクセスネットワーク装置は、削除モジュールを更に含んで良い。前記削除モジュールは、前記決定モジュールが、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第2セル又は前記第3セルが存在しないと決定した場合、前記第1サービスに割り当てられた前記無線リソースを削除するよう構成される。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記送信モジュールが前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバへ前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを送信した後に、前記第1コアネットワーク装置又は前記第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信するよう更に構成され、前記第1サービス変更要求は、前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、第4セルは前記第2セル又は前記第3セルである。前記決定モジュールは、具体的に、第3測定制御コマンドを前記UEへ配信し、ここで前記第3測定制御コマンドは前記UEに前記第4セルの無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用され、前記UEにより報告された第3測定報告を受信し、ここで前記第3測定報告は前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質を測定した後に取得された測定結果を伝達し、並びに、前記測定結果に基づき、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定し、又は、第3測定制御コマンドを前記UEへ配信するよう構成され、ここで前記第3測定制御コマンドは前記第1サービスの前記サービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達し、前記第3測定制御コマンドは前記UEに前記第4セルの無線チャネル品質を測定するよう指示するために使用され、前記測定報告条件は前記UEに前記UEが前記第4セルの前記無線チャネル品質が前記測定報告条件を満たすと決定したとき第3測定報告を前記アクセスネットワーク装置に報告するよう指示し及び前記UEにより報告された前記第3報告が受信された場合、無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす前記第4セルが存在することを決定するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、具体的に、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさない場合、前記第1セルの前記無線チャネル品質は前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないと決定するよう構成される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記UEの前記コーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、推奨コーデック情報を決定するよう更に構成される。
可能な実装では、前記第1ネットワークは5Gネットワーク及び4Gネットワークのうちのいずれかである。前記第2ネットワークは、4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワーク、のうちのいずれか1つである。
留意すべきことに、本願の実施形態の第3の態様及び第3の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、前記第1指示情報、前記第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、及び前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第4の態様によると、アクセスネットワーク装置が提供される。アクセスネットワーク装置は、1又は複数のプロセッサ、メモリ、バスシステム、送信機、受信機、及び1又は複数のアプリケーションプログラムを含む。前記1又は複数のプロセッサ、前記メモリ、前記送信機、及び前記受信機は、前記バスシステムを用いて接続される。前記1又は複数のアプリケーションプログラムは前記メモリに格納され、前記1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含み、前記アクセスネットワーク装置の前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記アクセスネットワーク装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
第5の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は前記1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは命令を含み、アクセスネットワーク装置のプロセッサが前記命令を実行すると、前記アクセスネットワーク装置は、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
留意すべきことに、第3の態様、第4の態様、及び第3の態様及び第4の態様の可能な実装におけるアクセスネットワーク装置の機能モジュールは、第1の態様及び第1の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実装するためにアクセスネットワーク装置において機能分割を実行することにより得られる。第3の態様、第4の態様、及び第3の態様及び第4の態様の可能な実装における機能モジュールにより実装される機能の特定の記載及び効果分析については、第1の態様及び第1の態様の可能な実装における詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第6の態様によると、サービスアプリケーションサーバが提供される。サービスアプリケーションサーバは、送信モジュール、及び受信モジュールを含む。前記送信モジュールは、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信するよう構成される。ここで、前記第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、前記第1サービスの前記サービス要件は、前記アクセスネットワーク装置に、前記第1サービスを実行するためのUEに対する無線チャネル品質要件を指示するために使用される。前記受信モジュールは、第1設定応答を前記アクセスネットワーク装置から受信するよう構成される。ここで、前記第1設定応答は、前記サービスアプリケーションサーバに、前記アクセスネットワーク装置が前記第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。前記受信モジュールは、第1通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第1通知メッセージは、前記サービスアプリケーションサーバに、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用される。代替として、前記受信モジュールは、第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第2通知メッセージは、前記サービスアプリケーションサーバに、前記UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないことを通知するために使用され、前記第2通知メッセージは、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、前記第1セルの前記無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が前記第1サービスの前記サービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを通知するために使用され、前記第2セルは前記第1ネットワークに位置し、前記第3セルは第2ネットワークに位置する。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが、前記第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされる無線周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークの無線アクセス技術RAT情報、及び前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの前記サービス要件を決定するよう更に構成される。代替として、前記決定モジュールは、前記送信モジュールが第1設定要求を前記アクセスネットワーク装置へ送信する前に、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信し、ここで前記第1クエリ要求は、前記第1サービスのMOS要件、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの端末種別情報、前記UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、前記UEの位置情報、前記第1サービスのコーデック情報、前記第1セルの負荷情報、前記第1ネットワークのRAT情報、前記第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達し、前記第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信し、ここで前記第1クエリ応答は、前記第1サービスの前記サービス要件を伝達する、よう更に構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、第2クエリ要求を前記第1コアネットワーク装置、前記UE、又は前記アクセスネットワーク装置へ送信するよう更に構成される。前記受信モジュールは、第2クエリ応答を、前記コアネットワーク装置、前記UE、又は前記アクセスネットワーク装置から受信するよう更に構成される。ここで、前記第2クエリ応答は、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、及び前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
可能な実装では、前記受信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記サービス要件を決定する前に、第1メッセージを前記UEから受信するよう更に構成される。ここで、前記第1メッセージは、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ伝達する。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、及び、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスの更新サービス要件を決定するよう更に構成される。代替として、前記決定モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信し、ここで前記第3クエリ要求は、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1サービスの前記MOS要件、及び前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び推奨コーデック情報のうちの少なくとも1つを伝達し、前記第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信し、ここで前記第1クエリ応答は前記第1サービスの更新サービス要件を伝達する、よう更に構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、前記決定モジュールが前記第1サービスの前記更新サービス要件を決定した後に、前記アクセスネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信するよう更に構成され、前記第1サービス変更要求は前記第1サービスの前記更新サービス要件を伝達する。
可能な実装では、前記サービスアプリケーションサーバは、終了モジュールを更に含んで良い。前記終了モジュールは、前記受信モジュールが前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージを前記アクセスネットワーク装置から受信した後に、前記第1通知メッセージ又は前記第2通知メッセージの中で伝達される、前記第1セルの前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記UEによりアクセスされる前記キャリア周波数に関する前記情報、前記UEの前記位置情報、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記第1セルの前記負荷情報、前記第1ネットワークの前記RAT情報、前記第1サービスの前記帯域幅情報、及び前記推奨コーデック情報、のうちの少なくとも1つに基づき、前記第1サービスを終了することを決定するよう構成される。前記送信モジュールは、第1サービス削除メッセージを前記アクセスネットワーク装置又は前記UEへ送信するよう更に構成される。ここで、前記第1サービス削除メッセージは、前記アクセスネットワーク装置又は前記UEに、前記第1サービスを終了するよう指示するために使用される。
可能な実装では、前記送信モジュールは、具体的に、前記コアネットワーク装置を用いて前記アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を配信し、又は前記サービスアプリケーションサーバと前記アクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて前記アクセスネットワーク装置へ第1設定要求を配信するよう構成される。
可能な実装では、前記送信モジュールは第2メッセージを前記UEへ送信するよう更に構成される。前記第2メッセージは、前記第1サービスの前記コーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを示すために使用される。
可能な実装では、前記決定モジュールは、前記第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が前記第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定するよう更に構成される。
留意すべきことに、本願の実施形態の第6の態様及び第6の態様の可能な実装における、前記第1サービスの前記サービス要件、前記第1サービスの前記更新サービス要件、前記第1サービスの前記無線チャネル要件、前記第1サービスの前記コーデック情報、前記無線チャネル品質、前記UEの前記端末種別情報、前記第1ネットワーク、前記第2ネットワーク、第1指示情報、第2指示情報、前記第3指示情報、前記第1通知メッセージ、前記第2通知メッセージ、及び前記第1通知メッセージ及び前記第2通知メッセージの中で伝達される前記情報の詳細な説明については、本願の実施形態の第1の態様の可能な実装における関連する記載が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第7の態様によると、サービスアプリケーションサーバが提供される。前記サービスアプリケーションサーバは、1又は複数のプロセッサ、メモリ、バスシステム、送信機、受信機、及び1又は複数のアプリケーションプログラムを含む。前記1又は複数のプロセッサ、前記メモリ、前記送信機、及び前記受信機は、前記バスシステムを用いて接続される。前記1又は複数のアプリケーションプログラムは前記メモリに格納され、前記1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含み、前記サービスアプリケーションサーバの前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記サービスアプリケーションサーバは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
第8の態様によると、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。前記コンピュータ可読記憶媒体は、1又は複数のプログラムを格納し、前記1又は複数のプログラムは命令を含み、前記サービスアプリケーションサーバの前記プロセッサが前記命令を実行すると、前記サービスアプリケーションサーバは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実行する。
留意すべきことに、第6の態様、第7の態様、及び第6の態様及び第7の態様の可能な実装におけるサービスアプリケーションサーバの機能モジュールは、第2の態様及び第2の態様の可能な実装におけるサービス設定方法を実装するために前記サービスアプリケーションサーバにおいて機能分割を実行することにより得られる。第6の態様、第7の態様、及び第6の態様及び第7の態様の可能な実装における機能モジュールにより実装される機能の特定の記載及び効果分析については、第2の態様及び第2の態様の可能な実装における詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の実施形態の技術的ソリューションをより明確に記載するために、以下は、実施形態又は従来技術を説明するのに必要な添付の図面を簡単に記載する。明らかなことに、以下の説明中の添付の図面は、本願の一部の実施形態を示し、当業者は創造的労力を伴わずこれらの添付の図面から他の図面を更に導出し得る。
本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
本願の一実施形態による別の通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。
本願の一実施形態によるサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態による別のサービス設定方法のフローチャートである。
本願の一実施形態によるアクセスネットワーク装置の概略構造図である。
本願の一実施形態による別のアクセスネットワーク装置の概略構造図である。
本願の一実施形態によるサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の一実施形態による別のサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の一実施形態による別のサービスアプリケーションサーバの概略構造図である。
本願の明細書、請求項、及び添付の図面において、用語「第1」、「第2」、等は、異なるオブジェクト間を区別することを意図するが、特定の順序を示さない。さらに、用語「有する」、「含む」、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図する。例えば、一連のステップ若しくはユニットを含む処理、方法、システム、プロダクト、又は装置は、列挙されたステップ又はユニットに限定されないが、任意で、列挙されないステップ又はユニットを更に含み、或いは任意で、処理、方法、プロダクト、若しくは装置の別の固有のステップ又はユニットを更に含む。
本願の技術的ソリューションは、2Gネットワーク、3Gネットワーク、4Gネットワーク、及び5Gネットワークに適用されて良い。本願の技術的ソリューションは、VoLTEサービス及びビデオ呼サービスに適用可能なだけでなく、ネットワーク信号カバレッジにおいて同様の要件を有する別のサービスにも適用可能である。本願は、ユーザ機器及びユーザ機器の位置するネットワークのサービス種別を限定しない。
図1を参照すると、図1は、本願の一実施形態による通信ネットワークのネットワークアーキテクチャの概略図である。図1に示されるように、通信ネットワークは、アクセスネットワーク装置11、サービスアプリケーションサーバ12、及び少なくとも1つのユーザ機器(英語:User Equipment、略称:UE)13を含み得る。アクセスネットワーク装置11は、無線通信リンクを用いてUE13に接続されて良い。サービスアプリケーションサーバ12は、UEのサービス登録要求、加入者管理、セッション制御、サービス切り替え、サービス制御、等の処理を担う。アクセスネットワーク装置11とサービスアプリケーションサーバ12との間に別のコアネットワーク装置が存在して良く、コアネットワーク装置は、UE13とサービスアプリケーションサーバ12との間のサービスの接続を担う。
図2に示されるように、図2は、図1に示される通信ネットワークのネットワークアーキテクチャが具体的に4Gネットワークである一例を示す。図2の進化型NodeB(英語:Evolved NodeB、略称:eNB)は、図1のアクセスネットワーク装置として使用され、eNBは無線リンクを用いてUE(具体的に言うと図1のUE13)と通信接続中であって良い。図2に示されるネットワークアーキテクチャのLTEネットワーク内のコアネットワーク装置は、モビリティ管理エンティティ(英語:Mobility Management Entity、略称:MME)、サービングゲートウェイ(英語:Serving Gateway、略称:SGW)、パケットデータネットワークゲートウェイ(英語:PDN Gateway、略称:PGW)、ポリシ及び課金ルール機能(英語:Policy and Charging Rules Function、略称:PCRF)エンティティ、等を含んで良い。コアネットワーク装置は、UEのVoLTEサービス等のインターネットプロトコル・マルチメディア・サブシステム(英語:IP Multimedia Subsystem、略称:IMS)ネットワークへの接続を担い、及びUEとIMSネットワークとの間のVoLTE呼等に関連するシグナリングの送信を担って良い。さらに、コアネットワーク装置は、VoLTEサービスに関連するユーザプレーンデータ(メディアデータ)を送信するために、関連専用ベアラ(例えば、サービス品質クラス識別子(英語:QoS Class Identifier、略称:QCI)=1)の生成を更に担って良い。
図2に示されるIMSネットワーク装置、例えば、プロキシ呼セッション制御機能(英語:Proxy Call Session Control Function、略称:P-CSCF)エンティティ、インターロゲイティング/サービング呼セッション制御機能(英語:Interrogating/Serving Call Session Control Function、略称:S-CSCF)エンティティ、又はサービス集中及び継続アプリケーションサーバ(英語:Service centralization and continuity application server、略称:SCC AS)は、本願の実施形態における任意のサービスアプリケーションサーバとして使用されて良い。
P-CSCFエンティティ(これは、発信側P-CSCFエンティティ及び着信側P-CSCFエンティティに分類され得る)は、VoLTEサービス等の処理においてUEがIMSネットワークにアクセスするとき、第1コンタクトポイントであり、VoLTEサービス等に関連するシグナリングを処理するプロキシとして機能すること及び経路制御を実施することを担って良い。S-CSCFエンティティ(これは、発信側S-CSCFエンティティ及び着信側S-CSCFエンティティに分類され得る)は、IMSネットワークのサービス切り替え局である。S-CSCFエンティティは、主に、UEのサービス登録要求、加入者管理、セッション制御、サービス切り替え、サービス制御、セッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)メッセージ処理及び課金、等を担って良い。SCC AS(これは、発信側SCC AS及び着信側SCC ASに分類され得る)は、UEがLTEネットワークと別のネットワークとの間を移動するとき、サービス連続性を保つ役割を担うよう構成される。
本願の本実施形態におけるUEは、無線端末又は有線端末であって良い。例えば、UEは、携帯電話機、コンピュータ、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(英語:personal digital assistant、略称:PDA)、モバイルインターネット装置(英語:mobile Internet device、略称:MID)、ウェアラブル装置、又は電子書籍リーダ(英語:e-book reader)であって良い。
本願の実施形態の幾つかの技術的ソリューションは、具体的に、図1に示される通信ネットワークアーキテクチャ、又は、通信ネットワークアーキテクチャの変形アーキテクチャに基づき実装されて良い。
本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。図3に示されるように、サービス設定方法は以下のステップを含む。
S301。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第1設定要求を送信する。ここで、第1設定要求は、被設定サービスのサービス要件を伝達する。
被設定サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置に、被設定サービスを実行するためにUEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。
留意すべきことに、本願の本実施形態におけるサービスアプリケーションサーバは、IMSネットワークにおけるサービスアプリケーションサーバ、例えばP-CSCF、ATCF、S-CSCF、及びSCC ASのうちの任意の1つ又は少なくとも2つの統合である。
第1設定要求は、サービスアプリケーションサーバがUEのために被設定サービスを設定する要求メッセージを受信した後に、サービスアプリケーションサーバによりアクセスネットワーク装置へ配信されて良いことが理解され得る。被設定サービスは、VoLTEサービス、ビデオ(video)サービス、又は別のサービス種別のサービスであって良い。
例えば、被設定サービスはVoLTEサービスであり、サービスアプリケーションサーバ(例えば、P-CSCF、ATCF、S-CSCF、又はSCC AS)は、UEのためにVoLTEサービスを設定する招待(英語:invite)メッセージを受信した後に、サービス設定要求メッセージ(具体的に言うと、第1設定要求)をアクセスネットワーク装置(例えば、eNB)へ送信して良い。第1設定要求は、VoLTEサービスに無線ネットワークリソースを割り当てるよう、アクセスネットワーク装置(例えば、eNB)に要求するために使用される。UEは発信側UEであって良く、相応して、サービスアプリケーションサーバは発信側サービスアプリケーションサーバである。代替として、UEは着信側UEであって良く、相応して、サービスアプリケーションサーバは着信側サービスアプリケーションサーバである。
例えば、サービスアプリケーションサーバは、以下の2つの実装のうちのいずれかを用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信して良い。
方法1。サービスアプリケーションサーバは、コアネットワーク装置を用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ配信する。
例えば、VoLTEサービスを一例として用いると、UEのためにVoLTEサービスを設定する招待(英語:invite)メッセージを受信した後に、サービスアプリケーションサーバは、音声専用ベアラを生成する処理を開始するよう進化型パケットシステム(英語:Evolved Packet System、略称:EPS)コアネットワーク装置をトリガするために、PCRFへ認証認可要求を送信して良い。認証認可要求は、VoLTEサービスのサービス要件情報を含む。EPSコアネットワーク装置は、アクセスネットワーク装置へ、音声専用ベアラを生成する要求メッセージを送信して良い。音声専用ベアラを生成する要求メッセージは、VoLTEサービスのサービス要件情報を含む。
方法2。サービスアプリケーションサーバは、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ配信する。
サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースは、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間に装置製造者により配置されたプライベートインタフェースであって良い。サービスアプリケーションサーバは、プライベートインタフェースを用いてアクセスネットワーク装置へ、第1設定要求(例えば、VoLTEサービスの設定要求)を直接配信して良い。第1設定要求は、被設定サービスのサービス要件を伝達する。プライベートインタフェースの使用からの関連要求メッセージ(例えば、第1設定要求)は、リアルタイム・トランスポートプロトコル(英語:Real time Transport Protocol、略称:RTP)フローデータパケットのヘッダの拡張フィールド内で伝達されて良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件は、被設定サービスのサービス種別指示情報、被設定サービスの無線チャネル要件、被設定サービスのコーデック情報、UEのコーデック情報リスト、及びUEの端末種別情報、のうちの少なくとも1つを含んで良く、UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
被設定サービスの無線チャネル要件は、基準信号受信電力(英語:Reference Signal Receiving Power、略称:RSRP)要件、基準信号受信品質(英語:Reference Signal Receiving Quality、略称:RSRQ)要件、及び信号対干渉及び雑音比(英語:Signal to Interference plus Noise Ratio、略称:SINR)要件、のうちの少なくとも1つを含んで良い。
被設定サービスのコーデック情報は、被設定サービスのコーデック種別情報、及び被設定サービスのコーデック速度セット情報を含む。
UEの端末種別情報は、UEの国際移動体装置識別番号(英語:International Mobile Equipment Identity、略称:IMEI)、IMEIの種別認可コード(英語:Type Approval Code、略称:TAC)、及びUEの国際移動体加入者識別番号(英語:International Mobile Subscriber Identification Number、略称:IMSI)、のうちの少なくとも1つを含む。
S302。アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する。
サービスアプリケーションサーバが上述の方法1を用いて第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する場合、アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置を用いて、サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信し得ること、又は、サービスアプリケーションサーバが上述の方法2を用いてアクセスネットワーク装置へ第1設定要求を送信する場合、アクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のプライベートインタフェースを用いて、サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を直接受信し得ることが理解され得る。
S303。アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
例えば、本願の本実施形態における第1ネットワークは、5Gネットワーク及び4Gネットワークのいずれかであって良い。
第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定して良い。第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスに無線リソースを割り当てて良い。代替として、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、S304及びS305、又はS306、又はS307を実行し続けて良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのサービス要件に基づき、被設定サービスの無線チャネル要件を取得し、次に、第1セルの無線チャネル品質を、被設定サービスの取得した無線チャネル要件に基づくサービス要件と比較して、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定して良い。
例えば、被設定サービスのサービス要件が被設定サービスのサービス種別指示情報を含むと仮定すると、アクセスネットワーク装置は、サービス種別指示情報に基づき、被設定サービスの特定サービス種別を決定して良い(例えば、被設定サービスは、VoLTEサービス、ビデオ(video)サービス、又は別の種類のサービスである)。次に、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのサービス種別及びサービス種別と無線チャネル要件との間の予め設定された対応に基づき、被設定サービスの無線チャネル要件(例えば、RSRP要件、RSRQ要件、又はSINR要件)を決定して良い。別の例では、被設定サービスのサービス要件が被設定サービスのコーデック情報を含むと仮定すると、アクセスネットワーク装置は、被設定サービスのコーデック情報に基づき、被設定サービスのコーデック情報に対応する無線チャネル要件を決定して良い。
アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1セルのアップリンク及び/又はダウンリンク無線チャネル品質パラメータが被設定サービスの無線チャネル要件を満たすことができないことに基づき、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすことができないと決定して良いことが理解され得る。
例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクチャネル品質パラメータは、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRP、アップリンク及び/又はダウンリンクSINR、及び、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRQのうちの少なくとも1つを含んで良い。例えば、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRPがRSRP要件より低い、アップリンク及び/又はダウンリンクRSRQが被設定サービスのRSRQ要件より低い、及びアップリンク及び/又はダウンリンクSINRが被設定サービスのSINR要件より低い場合、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすことができないと決定して良い。
例えば、本願の本実施形態の適用シナリオでは、被設定サービスのサービス要件は、被設定サービスのコーデック情報及びUEのコーデック情報リストを含んで良い。UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
本適用シナリオにおいて、S303において「アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すること」は、具体的に、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質はUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定することを含んで良い。
S304。アクセスネットワーク装置は、第1設定応答を、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1設定応答は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。
第1設定応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。第1セルの無線チャネル品質がUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、アクセスネットワーク装置は、推奨コーデック情報を決定し得ることが理解され得る。推奨コーデック情報は、アクセスネットワーク装置によりUEのコーデック情報リストから選択され且つUE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報であって良く、推奨コーデック情報は、第1セルによりサポートされるコーデック情報の中の1片のコーデック情報である。
UEの位置情報は、UEのセルアイデンティティ、UEの基地局アイデンティティ、UEのTAI、UEのLAI、及びUEのRAIのうちの少なくとも1つを含む。
S305。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置から第1設定応答を受信する。
S306。アクセスネットワーク装置は、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバする。
S307。アクセスネットワーク装置は、第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバする。
アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1ネットワークの第2セルに又は第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバすることを試みて良い。
例えば、第2ネットワークは、4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワーク、のうちのいずれか1つである。例えば、第1ネットワークが5Gネットワークであるとき、第2ネットワークは4Gネットワーク、3Gネットワーク、及び2Gネットワークのうちのいずれか1つであって良い。代替として、第1ネットワークが4Gネットワークであるとき、第2ネットワークは3Gネットワーク又は2Gネットワークであって良い。本願の本実施形態における第1セル及び第2セルは、第1ネットワークの異なるセルである。
本願の本実施形態で提供されるサービス設定方法では、UEのためにサービスを設定する処理において、サービスアプリケーションサーバは、サービス需要及びリアルタイム状態に依存して、アクセスネットワーク装置へ対応するサービス要件情報を配信して良い。相応して、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバに通知して、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする。代替として、アクセスネットワーク装置は、別のセルにおいてサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いると、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用して良い。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の本実施形態の一実装では、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件に含まれる指示情報(例えば、第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報)を用いて、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答によりサービスアプリケーションサーバに直接応答するよう又はUEを別のセルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示し、具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、S304、S306、又はS307のうちの1つを実行することを決定するよう、アクセスネットワーク装置に指示して良い。
具体的には、被設定サービスのサービス要件が第1指示情報を含むとき、第1指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信するよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ直接送信して良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS304はS304’に置き換えられて良い。
S304’。被設定サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1設定応答をコアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ送信する。
被設定サービスのサービス要件が第2指示情報を含むとき、第2指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバして良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS306はS306’に置き換えられて良い。
S306’。アクセスネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件は第2指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第2セルにUEをハンドオーバする。
被設定サービスのサービス要件が第3指示情報を含むとき、第3指示情報は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示するために使用されるので、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、第3セルにUEをハンドオーバして良い。具体的には、図4に示されるように、図3のS307はS307’に置き換えられて良い。
S307’。アクセスネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件は第3指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第3セルにUEをハンドオーバする。
UEを第2セル又は第3セルにハンドオーバする前に、アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定し得ることが理解され得る。
本願の本実施形態では、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定することは、アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する一例を用いて記載される。
方法1。アクセスネットワーク装置は、UEへ測定制御コマンドを配信して良い。測定制御コマンドは、第2セルの無線チャネル品質を測定するよう、UEに指示するために使用される。アクセスネットワーク装置は、UEにより報告された測定報告を受信する。測定報告は、UEが第2セルの無線チャネル品質を測定した後に取得された測定結果を伝達する。測定結果は、第2セルの無線チャネル品質パラメータを含んで良く、アクセスネットワーク装置は、測定結果に基づき、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定して良い。代替として、測定結果は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在することを指示する指示情報であって良く、アクセスネットワーク装置は、測定結果の指示に基づき、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在することを直接決定して良い。
方法2。アクセスネットワーク装置は、UEへ測定制御コマンドを配信する。測定制御コマンドは、被設定サービスのサービス要件に基づき決定された測定報告条件を伝達する。測定制御コマンドは、第2セルの無線チャネル品質を測定するよう、UEに指示するために使用され、測定報告条件は、UEが第2セルの無線チャネル品質は測定報告条件を満たすと決定したとき、アクセスネットワーク装置に測定報告を報告するよう、UEに指示するために使用される。アクセスネットワーク装置が、UEにより報告された測定報告を受信した場合、アクセスネットワーク装置は、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在することを決定する方法は、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないとき、図5に示されるように、本願の本実施形態における方法はS308及びS309を更に含んで良い。
S308。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第2設定応答を送信する。
第2設定応答は、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第2設定応答を送信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバへ第1設定応答を送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S309。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置から第2設定応答を受信する。
第2設定応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つは、被設定サービスを更新するためにサービスアプリケーションサーバにより使用されて良い。第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、サービスアプリケーションサーバは、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定して良く、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する第2設定要求がアクセスネットワーク装置へ送信され得るようにする。具体的に、図6に示されるように、図5に示されるS305又はS309の後に、本願の本実施形態における方法は、S310及びS311を更に含んで良い。
S310。サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第2設定要求を送信する。ここで、第2設定要求は、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する。
留意すべきことに、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第2設定要求を送信する方法は、サービスアプリケーションサーバにより、アクセスネットワーク装置又はコアネットワーク装置へ第1設定要求を送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S311。アクセスネットワーク装置は、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第2設定要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第2設定要求の中で伝達される被設定サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良いことが理解され得る。アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定する方法については、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、本願の本実施形態では、被設定サービスのサービス要件に含まれる被設定サービスのコーデック情報は第1コーデック情報であり、被設定サービスの更新サービス要件に含まれる被設定サービスの更新コーデック情報は第2コーデック情報である。サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのコーデック情報が第1コーデック情報であること、及び被設定サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であることを決定し、被設定サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更して良い。具体的に、サービスアプリケーションサーバは、第2設定要求を送信するとき、被設定サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であることを決定して良い。サービスアプリケーションサーバは、さらに、UEへ第2メッセージを送信して良い。第2メッセージは、被設定サービスのコーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを指示するために使用される。
サービスアプリケーションサーバは、第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、被設定サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更し、第2メッセージをUEへ送信して良いことが理解され得る。さらに、第1コーデック情報及び第2コーデック情報は、同じ種類のコーデックであるが、異なるコーデック速度セットを使用して良い。例えば、第1コーデック情報および第2コーデック情報の両方がEVSコーデックであるが、第1コーデック情報のコーデック速度セットはEVS全速度セットであり、第2コーデック情報のコーデック速度セットはEVS VBRモードである。
さらに、被設定サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。具体的に、図3〜図6のいずれか1つに示されるS301の前に、本願の本実施形態における方法はS401、又はS402〜S405を更に含んで良い。
S401。サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスの平均オピニオン評点(英語:Mean Opinion Score、略称:MOS)、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスのサービス要件を決定する。
例えば、サービスアプリケーションサーバは、MOS又は「端末の位置するセルの無線チャネル品質、端末の端末種別情報、端末によりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、サービスのコーデック情報、端末の位置するセルの負荷情報、端末の位置するネットワークのRAT情報、及びサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」と、サービスのサービス要件と、の間の対応を格納して良い。対応は、サービスアプリケーションサーバにより、ビッグデータを用いて統計収集を通じて取得される。このように、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのMOS要件、又は「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、対応をクエリして、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。
サービスアプリケーションサーバが対応を格納しないとき、対応を格納する第三者ネットワーク装置が、被設定サービスのサービス要件を決定して良い。具体的に、本願の本実施形態における方法は、S402〜S405を更に含んで良い。
S402。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第1クエリ要求を送信する。ここで、第1クエリ要求は、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S403。第三者ネットワーク装置は、第1クエリ要求を受信し、第1クエリ要求の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスのサービス要件を決定する。
留意すべきことに、第三者ネットワーク装置により、被設定サービスのサービス要件を決定する方法については、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S404。第三者ネットワーク装置は、第1クエリ応答をサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1クエリ応答は被設定サービスのサービス要件を伝達する。
S405。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置から第1クエリ応答を受信する。
被設定サービスのサービス要件を決定する前に、サービスアプリケーションサーバは、先ず、被設定サービスのサービス要件を決定するために使用される「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良いことが理解され得る。
サービスアプリケーションサーバは、コアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する処理において、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、S401又はS402の前に、本願の本実施形態における方法は、S501〜S504を更に含んで良い。
S501。サービスアプリケーションサーバは、第2クエリ要求を、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置へ送信する。ここで、第2クエリ要求は、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置に、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」をクエリするよう指示するために使用される。
S502。コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置は、サービスアプリケーションサーバから第2クエリ要求を受信する。
S503。コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置は、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」をクエリする。
S504。サービスアプリケーションサーバは、第2クエリ応答を、コアネットワーク装置、UE、又はアクセスネットワーク装置から受信する。ここで、第2クエリ応答は、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
サービスアプリケーションサーバは、UEからセッションメッセージを受信することにより、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。具体的に、S401又はS402の前に、本願の本実施形態における方法は、S505を更に含んで良い。
S505。サービスアプリケーションサーバは第1メッセージをUEから受信する。ここで、第1メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
例えば、第1メッセージは、被設定サービスの関連するセッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)シグナリングであって良い。サービスアプリケーションサーバは、SIPシグナリングを受信し及びパースして、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を取得して良い。
相応して、被設定サービスの更新サービス要件を伝達する第2設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスの更新サービス要件を決定して良い。具体的に、図6に示されるS310の前に、本願の本実施形態における方法はS601、又はS602〜S605を更に含んで良い。
S601。サービスアプリケーションサーバは、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスの更新サービス要件を決定する。
S602。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置へ第3クエリ要求を送信する。ここで、第3クエリ要求は、第1設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S603。第三者ネットワーク装置は、第3クエリ要求を受信し、第1設定応答の中で伝達される、被設定サービスのMOS要件、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスの更新サービス要件を決定する。ここで、前述の情報は、第3クエリ要求の中で伝達される。
S604。第三者ネットワーク装置は、第3クエリ応答をサービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第3クエリ応答は被設定サービスのサービス要件を伝達する。
S605。サービスアプリケーションサーバは、第三者ネットワーク装置から第3クエリ応答を受信する。
留意すべきことに、サービスアプリケーションサーバ又は第三者ネットワーク装置により、被設定サービスの更新サービス要件を決定する方法については、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、サービスアプリケーションサーバは、第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、被設定サービスを更に終了して良い。具体的に、図4に示されるS305の後に、本願の本実施形態における方法は、サービスアプリケーションサーバにより、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、及び被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、被設定サービスを終了することを決定するステップと、サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービス削除メッセージをUEへ送信するステップであって、被設定サービス削除メッセージは、被設定サービスを終了するよう、UEに指示するために使用される、ステップと、UEにより、サービスアプリケーションサーバから被設定サービス削除メッセージを受信し、被設定サービスを終了するステップと、を更に含んで良い。
本実施形態の技術的ソリューションでは、UEのためにサービスを設定する処理において、サービスアプリケーションサーバは、サービス需要及びリアルタイム状態に依存して、アクセスネットワーク装置へ対応するサービス要件情報を配信して良い。相応して、アクセスネットワーク装置は、受信したサービス要件情報をサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がサービス要件を満たさないとき、アクセスネットワーク装置は、サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、サービスアプリケーションサーバに通知して良く、サービスアプリケーションサーバが対応する調整を行うようにする。代替として、アクセスネットワーク装置は、別のセルにおいてサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別のセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いると、アクセスネットワーク装置は、サービス設定の承認閾として、被設定サービスの且つサービスアプリケーションサーバからのサービス要件を使用して良い。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ(具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないシナリオ)、例えばネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後に、サービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
以下は、一例として4Gネットワークにおけるビデオ呼サービス設定処理を用いて、本願の実施形態におけるサービス設定方法を詳細に記載する。本願の実施形態では、UEは、ビデオ呼サービスの発信側UE及び着信側UEであって良く、相応して、アクセスネットワーク装置は、発信側UEに対応するeNB又は着信側UEに対応するeNBであって良く、サービスアプリケーションサーバは、発信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置(例えば、P-CSCF/S-CSCF/SCC AS/ATCF)又は着信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置であって良い。
図7A及び図7Bに示されるように、本願の一実施形態において提供されるサービス設定方法は、以下のステップを含んで良い。
S701。IMSコアネットワーク装置は、発信側UEからビデオ呼サービス要求メッセージを受信し、発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定し、サービス要件(例えば、コーデック情報)交渉を実行する。
IMSコアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのコーデック情報について、発信側UE及び着信側UEと交渉して良い。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼のコーデック種別及びコーデック速度セット情報を含んで良い。例えば、ビデオ呼のコーデック種別は、拡張音声サービス(英語:Enhanced Voice Service、略称:EVS)コーデック、適応型マルチレート広帯域音声コーデック(英語:Adaptive Multi-Rate Wideband Speech Codec、略称:AMR WB)、適応型マルチレート狭帯域音声コーデック(英語:Adaptive Multi Rate-Narrow Band Speech Codec、略称:AMR NB)、及び動画専門家集団(英語:Moving Picture Experts Group、略称:MPEG)コーデック、のようなコーデック方式であって良い。ビデオ呼のコーデック速度セット情報(codec rating set)は、ビデオ呼のコーデック速度が6.60〜23.85kbpsであることを指示して良い。
さらに、「IMSコアネットワーク装置が発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定する」処理において、IMSコアネットワーク装置は、UE、eNB、又は進化型パケットコア(英語:Evolved Packet Core、略称:EPC)装置から、ビデオ呼サービスの他の初期パラメータを更に取得して良い。他の初期パラメータは、UEの端末種別、UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質、UEの位置する4Gセルのキャリア周波数情報、UEの現在位置情報、UEの位置する4Gセルの負荷情報(例えば、セルが過負荷か否か)、及びビデオ呼サービスにより要求される帯域幅に関する情報を含んで良い。例えば、UEの端末種別は、UEのIMEI、IMSI、及びIMEIのうちの少なくとも1つであって良い。他の初期パラメータに含まれるIMEIは、具体的に、IMEIの最初の8ビットの中のTACであって良く、TACは、通常、UEの型を表すために使用される。UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質は、RSRP、RSRQ、及びSINRのうちの少なくとも1つであって良い。UEの位置する4Gセルのキャリア周波数情報は、UEの位置する4Gセルのキャリア周波数が1800MHz、900MHz、等であることを指示して良い。UEの現在位置情報は、UEが共通マクロネットワークの4Gセル、高速鉄道専用ネットワークの4Gセル、等に位置することを指示するために使用される。UEの位置する4Gセルの負荷情報は、UEの位置する4Gセルが過負荷か否かを指示するために使用される。
例えば、本願の本実施形態では、UEの端末種別情報は、UEがビデオ呼サービスを開始するとき生成される関連セッションシグナリングに含まれて良い。例えば、セッション開始プロトコル(英語:Session Initiation Protocol、略称:SIP)シグナリングは、UEの端末種別情報を伝達して良い。IMSコアネットワーク装置は、UEの端末種別情報を取得するために、SIPシグナリングを受信し及びパースして良い。IMSコアネットワーク装置は、代替として、UE又はEPC装置(例えばMME)から、クエリ要求を送信することにより、UEの端末種別情報を取得して良い。SIPシグナリングは、UEの位置する4Gセルの無線チャネル品質のような情報を更に伝達して良い。
S702。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのMOS要件、UEの位置するセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、UEの位置するセルの負荷情報、UEの位置するセルのRAT情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定する。
ビデオ呼サービスのサービス要件は、ビデオ呼サービスによりeNBの無線チャネルに課される要件である。ビデオ呼サービスのサービス要件は、ビデオ呼サービスのサービス種別指示情報、ビデオ呼サービスの無線チャネル要件、ビデオ呼サービスのコーデック情報、及びUEの端末種別、のうちの少なくとも1つを含んで良い。
ビデオ呼サービスの無線チャネル要件は、RSRP要件、RSRQ要件、及びSINR要件のうちの少なくとも1つを含んで良い。ビデオ呼サービスの無線チャネル要件は、UEの位置する第1セルのRSRPの最低基準がRSRP要件であり、UEの位置する第1セルのRSRQの最低基準がRSRQ要件であり、及びUEの位置する第1セルのSINRの最低基準がSINR要件であることを、ビデオ呼サービスが要求することを指示するために使用される。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼サービスのコーデック種別情報及びビデオ呼サービスのコーデック速度セット情報を含む。ビデオ呼サービスのコーデック情報は、ビデオ呼サービスが使用を許可されたコーデック種別及びコーデック速度を示すために使用される。UEの端末種別情報は、UEのIMEI、IMEIのTAC、及びUEのIMSIのうちの少なくとも1つを含む。
IMSコアネットワーク装置の内部データベースが、ビデオ呼サービスのMOS又は「端末の位置するセルの無線チャネル品質、端末の端末種別情報、端末によりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、サービスのコーデック情報、端末の位置するセルの負荷情報、端末の位置するネットワークのRAT情報、サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」と、ビデオ呼サービスのサービス要件との間の対応を格納する場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定するために対応をクエリし得ることが理解され得る。
例えば、IMSコアネットワーク装置がビデオサービスのプリセットMOS要件を4.0ポイントに設定する、言い換えると、ユーザがビデオ呼サービスを完全且つ淀みなく楽しむことを可能にする対応する最小MOS値が4であり、且つ、IMSコアネットワーク装置が交渉の後にコーデック情報(例えば、AMR-WBコーデックが使用される場合、許容速度セットは6.60〜23.85kbpsである)を取得したと仮定すると、IMSは、プリセットMOS要件及びコーデック情報に基づき内部データベースをクエリして、MOS=4.0であり且つコーデック情報がAMR-WB及び6.60〜23.85kbpsであるとき対応するRSRP要件を取得して良い。別の例では、IMSコアネットワーク装置がビデオサービスのプリセットMOS要件を4.0ポイントに設定し、且つIMSコアネットワーク装置が、UEは高速鉄道専用ネットワークの4Gセルに現在位置することを学習したと仮定すると、IMSは、プリセットMOS要件及びUEの位置情報に基づき内部データベースをクエリして、MOS=4.0且つUEが高速鉄道専用ネットワークのセルに位置するとき対応するSINR要件を取得して良い。IMSコアネットワーク装置により、別のパラメータに基づきサービス要件を取得する方法は、前述の例の記載と同様であり、詳細はここで再び記載されない。
任意で、IMSコアネットワーク装置が対応を格納しない場合、対応を格納する第三者ネットワーク装置が、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定し、ビデオ呼サービスの決定したサービス要件をIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。第三者ネットワーク装置により、ビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法は、IMSコアネットワーク装置によりビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S703。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスの第1設定要求をeNBへ送信して、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、ビデオ呼サービスの設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件を伝達する。
図7A及び図7Bに示すように、S703は、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの専用ベアラの生成をトリガするために、認証認可要求(英語:Authentication Authorization Request、略称:AAR)メッセージをPCRFへ開始するステップを含んで良い。UEのユーザ識別子、IMSアプリケーションレイヤ課金識別子、メディア記述情報、等に加えて、AARメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を更に伝達して良い(図7A及び図7Bに示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)。
PCRFは、ビデオ呼サービスのユーザプレーンデータ専用ベアラを生成するようPGWをトリガするために、AARの中で伝達されるメディア記述情報に基づき、EPCのPGWへ、サービス品質(英語:Quality of Service、略称:QoS)ルールを伝達する再認証要求(英語:Re-Authentication Request、略称:RAR)メッセージを送信して良い。RARメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報(図1に示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)を伝達する。
PCRFからRAR要求を受信した後に、PGWは、ビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する処理をトリガし、EPCのSGW及びMME(つまりEPC装置)を用いて、生成ベアラ要求(英語:Create Bearer Request)メッセージをアクセスネットワークのeNBへ送信して良い。create bearer requestメッセージは、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を伝達する(図1に示されるように、ビデオ呼サービスのサービス要件情報がRSRP要件を含む一例を用いて説明が提供される)。
本願の本実施形態の別の実装では、IMSコアネットワーク装置は、代替として、ビデオ呼サービスの設定要求をeNBへ直接送信して良い。ビデオ呼サービスの設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件情報を伝達する。例えば、IMSコアネットワーク装置とeNBとの間にインタフェースが存在する場合、IMSコアネットワーク装置は、インタフェースを用いてeNBへビデオ呼サービスの設定要求を送信して良い。IMSコアネットワーク装置とeNBとの間のインタフェースは、前述の実施形態におけるサービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースである。
本願の本実施形態の別の実装では、IMSコアネットワーク装置(例えば、ATCF又はATGW)は、代替として、ユーザプレーンデータパケット(例えば、RTPデータパケット)を生成し、ビデオ呼サービスのサービス要件情報(例えば、RSRP要件)をユーザプレーンデータパケットに追加して良く、eNBがユーザプレーンデータパケットを受信した後にRSRP要件をパースして取り出せるようにする。
S704。eNBは、ビデオ呼サービスの第1設定要求を受信する。
S705。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
図7A及び図7Bに示されるように、RSRP要件はサービス要件として使用され、S705は具体的に、eNBにより、UEの位置する4GネットワークセルのRSRPがビデオ呼サービスのRSRP要件を満たさないと決定するステップである。
留意すべきことに、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法については、前述の実施形態における、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S705の後に、本願の本実施形態における方法は、S706、S707、又はS708を更に含んで良い。具体的に、eNBは、ビデオ呼サービスのサービス要件に含まれる指示情報に基づき、S706、S707、又はS708のうちの1つを実行することを決定して良い。
S706。ビデオ呼サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、eNBは、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する。
図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態の一実装では、eNBは、以下の方法を用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信して良い。
eNBは、EPC装置(例えばMME)へ、生成ベアラ応答(英語:create bearer response)メッセージを送信して良い。create bearer responseメッセージは、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを指示するために使用される指示情報を伝達する。
EPC装置は、create bearer responseを受信した後に、PCRFへ、クレジット制御要求(英語:Credit Control Request、略称:CCR)メッセージを送信して良い。CCRメッセージは、ビデオ呼サービスの専用ベアラの生成が失敗したことを示すために使用される指示情報を伝達し、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを示すために使用される指示情報を伝達する。
PCRFは、RARメッセージ又はアボートセッション要求(英語:Abort-Session-Request、略称:ASR)メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。RARメッセージ又はASRメッセージは、eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により示される無線チャネル品質を提供できないことを示す指示情報を伝達する。
図7A及び図7Bに示される実装に加えて、eNBは、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を更に送信して良い。IMSコアネットワーク装置とeNBとの間のインタフェースは、前述の実施形態におけるサービスアプリケーションサーバとアクセスネットワーク装置との間のインタフェースである。代替として、eNBは、ユーザプレーンデータパケットに第1設定応答を付加し、ユーザプレーンデータパケットをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する特定の方法については、本願の本実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
任意で、eNBは、create bearer responseメッセージ、CCRメッセージ、RARメッセージ若しくはASRメッセージ、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェース、又はユーザプレーンデータパケットを用いて、「UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、4Gセルのキャリア周波数情報、UEの位置情報、時間情報、4Gセルの負荷情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を更に報告して良い。図7A及び図7Bに示されるように、第1設定応答が、「UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、4Gセルのキャリア周波数情報、UEの位置情報、時間情報、4Gセルの負荷情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」を伝達することは、create bearer response、CCRメッセージ、又はRARメッセージが第1セルのRSRPを伝達する一例を用いて記載される。
更に、本願の本実施形態における方法は、
eNBが、ビデオ呼サービスのサービス要件が第2指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第2セルにハンドオーバするステップ、又は、
eNBが、ビデオ呼サービスのサービス要件が第3指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第3セルにハンドオーバするステップ、を更に含んで良い。
UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないこと、具体的に言うと、UEの現在位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がIMSコアネットワーク装置により配信されたサービス要件閾より高いこと、が決定されるので、eNBは4Gネットワーク内のUEに対して内部ハンドオーバ処理を実行して、UEを4Gネットワーク内の第1セルから第2セルへハンドオーバして良く、又はeNBは、UEに対して4Gネットワークから3Gネットワーク又は2Gネットワークへのネットワーク間ハンドオーバ処理を実行して、UEを4Gネットワークの第1セルから3Gネットワーク又は2Gネットワークの第3セルにハンドオーバして良い。
留意すべきことに、eNBがUEを4Gネットワークの第1セルから3Gネットワーク又は2Gネットワークの第3セルにハンドオーバした後に、ビデオ呼サービスは、3Gネットワーク又は2Gネットワークのパケット交換(英語:Packet Switch、略称:PS)ドメインで実行されて良い。この場合、ネットワーク間ハンドオーバ処理は、PSからPSへのハンドオーバ処理に属する。代替として、ビデオ呼サービスは、3Gネットワーク又は2Gネットワークの回線交換(英語:Circuit Switched Domain、略称:CS)ドメインで実行されて良い。この場合、ネットワーク間ハンドオーバ処理は、PSからCSへのハンドオーバ処理に属する。
eNBにより、無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在すると決定する方法については、前述の実施形態における関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
任意で、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、UEが以下の条件を満たすとき、ビデオ呼サービスのサービス要件に、指示情報(第1指示情報、第2指示情報、又は第3指示情報)を付加して良い。
条件1:UEが音声コーデックA及び音声コーデックBをサポートする。
条件2:音声コーデックBによりセルの無線チャネル品質に課される要件が、音声コーデックAによりセルの無線チャネル品質に課される要件より低い。
条件3:ビデオ呼サービスが音声コーデックAを現在使用している。
例えば、UEは、EVSコーデック及びAMR WBコーデックの両方をサポートし、且つビデオ呼サービスはAMR WBコーデックを現在使用していると仮定する。同じユーザ経験の下では、一例としてRSRPを用いると、EVSコーデックによりセルのRSRPに課される要件は、RSRP>−120dBmであり、AMR WBコーデックによりセルのRSRPに課される要件は、RSRP>−115dBmである。この場合、IMSコアネットワーク装置は、第1指示情報をビデオ呼サービスのサービス要件情報に付加して良く、第1セルのRSRPがAMR WBによりセルのRSRPに課される要件を満たさないとき、eNBが、第1設定応答を送信して、IMSコアネットワーク装置に通知し、したがって、IMSコアネットワーク装置がEVSコーデックを使用するようにして、それにより、単一無線音声呼連続性(英語:Single Radio Voice Call Continuity、略称:SRVCC)の実行を回避する。代替として、IMSコアネットワーク装置は、第2指示情報又は第3指示情報をビデオ呼サービスのサービス要件情報に付加して良く、第1セルのRSRPがAMR WBによりセルのRSRPに課される要件を満たさないとき、eNBがSRVCCを直接実行し得るよう、及び別のセルがビデオ呼サービスの対応する無線リソースをUEに提供するようにする。
無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないことがある。この場合、図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、eNBが無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないと決定した場合、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第2設定応答を送信するステップと、IMSコアネットワーク装置により、eNBから第2設定応答を受信するステップと、を更に含んで良い。
無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないとき、eNBは、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、(第2設定応答を用いて)IMSコアネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質はビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを通知して良い。
S707。IMSコアネットワーク装置は、受信した第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する。
IMSコアネットワーク装置は、第1設定応答又は第2設定応答の中で伝達される、「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、ビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定して良いことが理解され得る。IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する方法は、IMSコアネットワーク装置によりビデオ呼サービスのサービス要件を決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、ビデオ呼サービスのサービス要件はビデオ呼サービスのコーデック情報を含むと仮定する。ビデオ呼サービスはAMR−WBコーデックを使用し、AMR−WBコーデックのコーデック速度は23.85kbpsであり、及びAMR−WBコーデックにより第1セルのRSRPに課される要件はRSRP>−115dBmである。しかしながら、第1セルのRSRPが−118dBm(<−11dBm)である場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオサービスのコーデック種別をEVSコーデックに変更し、コーデック速度を13.2kbpsコーデックに調整し、及びEVSコーデック方式に基づき、EVSコーデックにより第1セルのRSRPに課される要件はRSRP>−120dBm(<−118dBm)であると決定して良い。
任意で、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのコーデック情報を調整した後に、サービスコーデック情報調整通知メッセージ(具体的に言うと、第2メッセージ)を発信側UE及び着信側UEへ送信して良い。さらに、着信側UEがEVSコーデックをサポートしない場合、IMSコアネットワーク装置は、続いて、発信側UE及び着信側UEのコーデック方式を変更して良い。
S708。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する。
例えば、図7A及び図7Bに示されるように、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する方法は、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第1設定要求をeNBへ送信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。図7A及び図7Bは、更新RSRPがビデオ呼サービスの更新サービス要件として使用される一例を用いる。
S709。eNBは、IMSコアネットワーク装置から第2設定要求を受信する。ここで、第2設定要求は、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を伝達する。
例えば、図7A及び図7Bに示されるように、前述の例に基づき、S709は、eNBにより、更新RSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップである。
ビデオ呼サービスの更新サービス要件を受信した後に、eNBは、S705を実行するために継続し、具体的に言うと、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定し、後続の対応する処理を実行して良い。図7A及び図7Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、S710及びS711を更に含んで良い。S710及びS711の詳細な説明については、本願の本実施形態における関連する内容を参照し、詳細はここで再び記載されない。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、さらに、第1設定応答又は第2設定応答を受信した後に、ビデオ呼サービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことを可能にするために、ビデオ呼サービスのサービス要件に更なる調整が行われ得ないと決定すると、ビデオ呼サービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスを終了することを決定すると、ビデオ呼サービス削除メッセージを、発信側UEへ送信して良い。削除メッセージは、ビデオ呼サービスを終了する特定理由値、例えば、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことができないことを伝達して良い。
一実装では、IMSコアネットワーク装置が第1設定応答又は第2設定応答をeNBから受信した後に、IMSコアネットワーク装置が、第1セルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことを可能にするために、ビデオ呼サービスのサービス要件に更なる調整が行われ得ないことを決定した場合、IMSコアネットワーク装置は、発信側UEと交渉して、発信側UEが現在のサービス経験を受け入れ、及びサービスを保持し続けるか否かを、発信側UEに尋ねて良い。UEが現在のサービス経験を受け入れた場合、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を調整せず、又はビデオ呼サービスを終了する動作を実行せず、EPC装置及びeNBに対してビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する処理を再トリガして良い。ビデオ呼サービスの専用ベアラを生成する本処理では、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件をEPC装置及びeNBへ送信しない、又はIMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件を送信し、同時にeNBに、eNBがビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるとき、ビデオ呼サービスのサービス要件を無視するよう指示して良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEのためにビデオ呼サービスを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、ビデオ呼サービスのサービス要件をeNBへ配信して良い。相応して、eNBは、ビデオ呼サービスの受信したサービス要件を、ビデオ呼サービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないとき、eNBは、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、IMSコアネットワーク装置に通知して良く、このセル内でビデオ呼サービス設定を達成するために、IMSコアネットワーク装置がビデオ呼サービスのサービス要件に対応する調整を行うようにする。代替として、eNBは、別のセルにおいてビデオ呼サービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別の4Gセル又は2G/3GセルにUEをハンドオーバして良い。
留意すべきことに、前述の実施形態は、単に一例として4Gネットワーク内のビデオ呼サービスを用いて、本願の実施形態において提供されるサービス設定方法を記載した。本願の実施形態において提供されるサービス設定方法は、別のネットワーク標準における別のサービス設定処理に更に適用されて良い。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、異なるサービスのサービス要件に依存してサービス設定の承認閾を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾より低いシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の一実施形態は、サービス設定方法を提供する。図8に示されるように、サービス設定方法は以下のステップを含む。
S801。第1サービスアプリケーションサーバは、第1設定要求をアクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置へ送信する。ここで、第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達し、第1サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置に、第1サービスを実行するためにユーザ機器UEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。
留意すべきことに、第1サービスのサービス要件の特定の内容については、前述の実施形態における被設定サービスのサービス要件の詳細な説明が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S802。アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する。
S803。アクセスネットワーク装置は、第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1設定応答は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。
ネットワーク内の各セルの無線チャネル品質は、常に変化し得る。言い換えると、S803でアクセスネットワーク装置が第1設定応答を第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信した後に、第1セルの無線チャネル品質は第1サービスのサービス要件を満たさないことがある。具体的に、S803の後に、本願の本実施形態における方法は、S804を更に含んで良い。
S804。アクセスネットワーク装置は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定する。
留意すべきことに、本実施形態において、アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する特定の方法については、前述の実施形態における、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する特定の方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
例えば、本願の本実施形態の適用シナリオでは、第1サービスのサービス要件は、第1サービスのコーデック情報及びUEのコーデック情報リストを含んで良い。UEのコーデック情報リストは、UE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報を含む。
本適用シナリオにおいて、S804において「アクセスネットワーク装置により、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定すること」は、具体的に、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質はUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすが、第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たさないと決定することを含んで良い。
第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、S805、S806、又はS807のいずれかのステップが実行されて良い。
S805。アクセスネットワーク装置は、第1通知メッセージを、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。ここで、第1通知メッセージは、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。
第1通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
第1セルの無線チャネル品質がUEのコーデック情報リストの中の少なくとも1種類のコーデック情報により要求される無線チャネル品質を満たすと決定した後に、アクセスネットワーク装置は、推奨コーデック情報を決定し得ることが理解され得る。推奨コーデック情報は、アクセスネットワーク装置によりUEのコーデック情報リストから選択され且つUE及びサービスアプリケーションサーバの両者によりサポートされるコーデック情報であって良く、推奨コーデック情報は、第1セルによりサポートされるコーデック情報の中の1片のコーデック情報である。
S806。第1サービスアプリケーションサーバは、第1コアネットワーク装置又はアクセスネットワーク装置から第1通知メッセージを受信する。
S807。アクセスネットワーク装置は、第1ネットワークの第2セルにUEをハンドオーバする。
S808。アクセスネットワーク装置は、第2ネットワークの第3セルにUEをハンドオーバする。
本実施形態では、第1ネットワークは前述の実施形態における第1ネットワークと同じであり、第2ネットワークは前述の実施形態における第2ネットワークと同じであり、第1ネットワーク及び第2ネットワークの詳細な説明については、前述の実施形態の関連する内容を参照する。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、アクセスネットワーク装置により受信された第1設定要求は第1サービスのサービス要件を伝達するので、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れた(具体的に言うと、第1設定応答をサービスアプリケーションサーバへ送信した)後に、UEの位置するセルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさない場合、アクセスネットワーク装置は、サービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、サービスアプリケーションサーバに「第1セルの無線チャネル品質は第1サービスのサービス要件を満たさない」ことを通知するために使用される第1通知メッセージを、サービスアプリケーションサーバへ送信し、又は別のセル内で第1サービスの設定を達成するために、別のセルにUEをハンドオーバする。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、サービス設定の承認閾(具体的に言うと、サービスのサービス要件を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
本願の本実施形態の一実装では、第1サービスアプリケーションサーバは、被設定サービスのサービス要件に含まれる指示情報を用いて、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージにより第1サービスアプリケーションサーバに直接応答するよう又はUEを別のセルにハンドオーバするよう、アクセスネットワーク装置に指示し、具体的に言うと、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たさないとき、S805、S807、又はS808のうちの1つを実行することを決定するよう、アクセスネットワーク装置に指示して良い。
具体的には、図9に示されるように、図8のS805はS805’で置き換えられて良く、S807はS807’で置き換えられて良く、S808はS808’で置き換えられて良い。
S805’。第1サービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信する。
第1指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、第1通知メッセージを第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ送信するよう指示するために使用される。
S807’。アクセスネットワーク装置が、第1サービスのサービス要件は第2指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第2セルにUEをハンドオーバする。
第2指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第2セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
S808’。アクセスネットワーク装置が、第1サービスのサービス要件は第3指示情報を含むと決定し、且つアクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第3セルにUEをハンドオーバする。
第3指示情報は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないとき、UEを第3セルにハンドオーバするよう指示するために使用される。
更に、図9に示されるS803の前に、本願の本実施形態における方法は、S809を更に含む。
S809。アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たすと決定する。
留意すべきことに、本願の本実施形態では、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在することを決定する方法は、アクセスネットワーク装置により、無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
更に、図10に示されるように、図9に示されるS802の後に、本願の本実施形態における方法は、S810を更に含む。
S810。アクセスネットワーク装置は、第1サービスに無線リソースを割り当てる。
さらに、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないとき、図10に示されるように、本願の本実施形態における方法はS811及びS812を更に含んで良い。
S811。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバへ第2通知メッセージを送信する。
第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバに通知するために使用される。第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、推奨コーデック情報、及び第1サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S812。第1サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置から第2通知メッセージを受信する。
更に、図10に示されるS810の後に、本願の本実施形態における方法は、S813を更に含む。
S813。アクセスネットワーク装置が、無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないと決定した場合、アクセスネットワーク装置は、第1サービスに割り当てられた無線リソースを削除する。
第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信した後に、第1サービスアプリケーションサーバは、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスのサービス要件を満たさないと決定し、次に、第1サービスの更新サービス要件を伝達する第1サービス変更要求をアクセスネットワーク装置へ送信して良い。具体的に、S805、S805’、又はS811の後に、本願の本実施形態における方法は、S814を更に含んで良い。
S814。第1サービスアプリケーションサーバは、アクセスネットワーク装置又は第1コアネットワーク装置へ第1サービス変更要求を送信する。ここで、第1サービス変更要求は、第1サービスの更新サービス要件を伝達する。
S815。アクセスネットワーク装置は、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信する。
留意すべきことに、アクセスネットワーク装置により、第1コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1サービス変更要求を受信する方法は、アクセスネットワーク装置により、コアネットワーク装置又は第1サービスアプリケーションサーバから第1設定要求を受信する方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第1サービス変更要求を受信した後に、アクセスネットワーク装置は、第1セルの無線チャネル品質が第1サービス変更要求の中で伝達される第1サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良いことが理解され得る。アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が第1サービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定する方法については、アクセスネットワーク装置により、第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の本実施形態では、第1サービスは前述の実施形態における被設定サービスと同様であり、第1サービスのコーデック情報は第1コーデック情報であって良く、第1サービスの更新コーデック情報は第2コーデック情報であって良い。第1サービス変更要求を送信するとき、第1サービスアプリケーションサーバは、第1サービスの更新コーデック情報が第2コーデック情報であると決定し、第1サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更して良い。第1サービスアプリケーションサーバは、さらに、UEへ第2メッセージを送信して良い。第2メッセージは、第1サービスのコーデック情報が第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更されたことを指示するために使用される。
第1サービスアプリケーションサーバは、第1コーデック情報に対応する無線チャネル要件が第2コーデック情報に対応する無線チャネル要件より高いことを決定すると、第1サービスのコーデック情報を第1コーデック情報から第2コーデック情報に変更し、第2メッセージをUEへ送信して良いことが理解され得る。
さらに、アクセスネットワーク装置は、別のサービスアプリケーションサーバからであり且つ第1サービスと異なる別のサービスを設定するために使用されるサービス設定要求を更に受信して良い。具体的に、アクセスネットワーク装置は、第2コアネットワーク装置又は第2サービスアプリケーションサーバから第2設定要求を受信して良い。第2設定要求は第2サービスのサービス要件を伝達し、第2サービスのサービス要件は、アクセスネットワーク装置に、第2サービスを実行するためにUEに対して要求される無線チャネル品質要件を指示するために使用される。第2サービスのサービス要件が第1サービスのサービス要件より高いことを決定した後に、アクセスネットワーク装置は、第2測定制御コマンドをUEに配信して良い。第2測定制御コマンドは、UEに、第1セルの無線チャネル品質を測定し、第1セルの無線チャネル品質が第2サービスのサービス要件を満たさないとき、第2測定報告をアクセスネットワーク装置へ送信するよう指示するために使用される。第2測定報告は、アクセスネットワーク装置に、第1セルの無線チャネル品質が第2サービスのサービス要件を満たさないことを指示するために使用される。
留意すべきことに、本願の本実施形態では、第1サービスアプリケーションサーバは、さらに、第1サービスのサービス要件を伝達する第1設定要求をアクセスネットワーク装置へ送信する前に、第1サービスのサービス要件を決定して良い。第1サービスアプリケーションサーバにより、第1サービスのサービス要件を決定する方法は、前述の実施形態における「サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスのサービス要件を決定する」方法と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
第1サービスのサービス要件を決定する前に、第1サービスアプリケーションサーバは、第1サービスのサービス要件を決定するために使用される「第1セルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、被設定サービスのコーデック情報、第1セルの負荷情報、第1ネットワークのRAT情報、被設定サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つ」(簡単に、サービス要件取得情報として参照される)を更に取得して良い。第1サービスアプリケーションサーバにより、サービス要件取得情報を取得する方法については、前述の実施形態におけるS501〜S504の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、第1サービスアプリケーションサーバにより、第1サービスの更新サービス要件を決定する方法は、前述の実施形態における「サービスアプリケーションサーバにより、被設定サービスの更新サービス要件を決定する」方法(具体的に言うと、S601〜S605の関連する記載)と同様であり、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
以下は、一例として4GネットワークにおけるVoLTEサービス設定処理を用いて、本願の実施形態におけるサービス設定方法を詳細に記載する。本願の実施形態では、UEは、VoLTEサービスの発信側UE及び着信側UEであって良く、相応して、アクセスネットワーク装置は、発信側UEに対応するeNB又は着信側UEに対応するeNBであって良く、サービスアプリケーションサーバは、発信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置(例えば、P-CSCF/S-CSCF/SCC AS/ATCF)又は着信側UEに対応するIMSコアネットワーク装置であって良い。
図11A及び図11Bに示されるように、本願の一実施形態において提供されるサービス設定方法は、以下のステップを含んで良い。
S1101。IMSコアネットワーク装置は、発信側UEからVoLTEサービス要求メッセージを受信し、発信側UE及び着信側UEのためにビデオセッションを設定し、サービス要件(例えば、コーデック情報)交渉を実行する。
S1102。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのMOS要件、UEの位置するセルの無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、ビデオ呼サービスのコーデック情報、UEの位置するセルの負荷情報、UEの位置するセルのRAT情報、及びビデオ呼サービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つに基づき、VoLTEサービスのサービス要件を決定する。
S1103。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスの第1設定要求をeNBへ送信して、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、第1設定要求は、VoLTEサービスのサービス要件を伝達する。
S1104。eNBは、VoLTEサービスの第1設定要求を受信する。
図11A及び図11Bに示されるように、S1104は具体的に、eNBにより、VoLTEサービスのRSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップであって良い。
留意すべきことに、本願の本実施形態におけるS1101〜S1104の詳細な説明については、前述の実施形態におけるS701〜S704における関連する内容が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1105。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たすと決定する。
eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすと決定する方法については、前述の実施形態における、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすと決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1106。eNBは、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てる。
S1107。eNBは、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する。
第1設定応答は、IMSコアネットワーク装置に、アクセスネットワーク装置が第1設定要求を受け入れたことを通知するために使用される。
図11A及び図11Bに示されるように、図11A及び図11Bは、本願の本実施形態の一実装における、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する特定の方法を示す。図11A及び図11Bにおける、eNBにより、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法の詳細な説明については、前述の実施形態におけるS706の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
強調されるべきことに、図7A及び図7Bにおける生成ベアラ応答、CCRメッセージ、RARメッセージ、又はASRメッセージと異なり、図11A及び図11Bに示される生成ベアラ応答、CCRメッセージ、RARメッセージ、又はASRメッセージは、「eNBがビデオ呼サービスのサービス要件により指示される無線チャネル品質を提供できないことを指示する指示情報」を伝達しないが、「eNBが第1設定要求(具体的に言うと、VoLTEサービスのサービス設定要求)を受け入れたことを指示する指示情報」又は「無線リソースが成功裏に予約されたことを指示する指示情報」を伝達する。
図11A及び図11Bに示される実装に加えて、eNBは、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を更に送信して良い。eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1設定応答を送信する方法については、前述の実施形態におけるS706の関連する記載を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、ネットワーク内の各セルの無線チャネル品質は常に変化し得るので、S1107の後に、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質は変化することがあり、変化した無線チャネル品質はVoLTEサービスのサービス要件を満たさない。この場合、本願の本実施形態における方法は、以下のステップを更に含んで良い。
S1108。eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないと決定する。
eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないと決定する特定の方法については、前述の実施形態における、eNBにより、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たさないと決定する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1109。VoLTEサービスのサービス要件が第1指示情報を含むと決定した場合、eNBは、IMSコアネットワーク装置へ第1通知メッセージを送信する。
第1通知メッセージは、IMSコアネットワーク装置に、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないことを通知するために使用される。第1通知メッセージは、UEの位置する4Gネットワークセル(具体的に言うと、第1セル)の無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、UEの位置する4GネットワークのRAT情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
本願の本実施形態における第1通知メッセージは、標準で当面定められない新しいメッセージであって良い。代替として、図11A及び図11Bに示されるように、S1109において、eNBにより、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法については、前述の実施形態のS706における、eNBにより、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
図11A及び図11Bに示される実装に加えて、eNBは、更に、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて、IMSコアネットワーク装置へ第1通知メッセージを直接送信して良い。代替として、eNBは、ユーザプレーンデータパケットを用いて、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信して良い。
留意すべきことに、eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、第1通知メッセージをIMSコアネットワーク装置へ送信する特定の方法については、前述の実施形態における、eNBにより、eNBとIMSコアネットワーク装置との間のインタフェースを用いて又はユーザプレーンデータパケットを用いて、第1設定応答をIMSコアネットワーク装置へ送信する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
さらに、本願の本実施形態における方法は、
eNBが、VoLTEサービスのサービス要件が第2指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第2セルにハンドオーバするステップ、又は、
eNBが、VoLTEサービスのサービス要件が第3指示情報を含むと決定し、且つeNBが、無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第3セルが存在すると決定した場合、eNBにより、UEを第3セルにハンドオーバするステップ、を更に含んで良い。
留意すべきことに、本願の本実施形態における、eNBにより、UEを第2セル又は第3セルにハンドオーバする特定の方法については、前述の実施形態における詳細な説明が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことがある。この場合、図11A及び図11Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、eNBが無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルは存在しないと決定した場合、eNBにより、IMSコアネットワーク装置へ第2通知メッセージを送信するステップと、IMSコアネットワーク装置により、eNBから第2通知メッセージを受信するステップと、を更に含んで良い。第2通知メッセージは、第1セルの無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないこと、及び無線チャネル品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たす第2セル又は第3セルが存在しないことを、IMSコアネットワーク装置に通知するために使用される。第2通知メッセージは、UEの位置する4Gネットワークセル(具体的に言うと、第1セル)の無線チャネル品質、UEの端末種別情報、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、UEの位置情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、UEの位置する4GネットワークのRAT情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報、のうちの少なくとも1つを伝達する。
S1110。IMSコアネットワーク装置は、受信した第1通知メッセージ又は受信第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスの更新サービス要件を決定する。
留意すべきことに、IMSコアネットワーク装置により、受信した第1通知メッセージ又は第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスの更新サービス要件を決定する方法については、S707における、IMSコアネットワーク装置により、受信第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスの更新サービス要件を決定する方法が参照されて良く、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1111。IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスの第1サービス変更要求をeNBへ送信する。ここで、第1サービス変更要求は、VoLTEサービスの更新サービス要件を伝達する。
例えば、図11A及び図11Bに示されるように、S1111において、IMSコアネットワーク装置により、VoLTEサービスの第1サービス変更要求をeNBへ送信する特定の方法については、前述の実施形態のS708における、IMSコアネットワーク装置により、ビデオ呼サービスの第2設定要求をeNBへ送信する特定の方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
S1112。eNBは、IMSコアネットワーク装置から第1サービス変更要求を受信する。
図11A及び図11Bに示されるように、eNBにより、IMSコアネットワーク装置から第1サービス変更要求を受信するステップは、具体的に、更新RSRP要件を伝達する生成ベアラ要求を受信するステップであって良い。
VoLTEサービスの更新サービス要件を受信した後に、eNBは、継続して、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質がVoLTEサービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定し、後続の対応する処理を実行して良い。図11A及び図11Bに示されるように、本願の本実施形態における方法は、S1112及び後続の動作を更に含んで良い。S1112の後に、eNBは、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質が、第1サービス変更要求の中で伝達されるVoLTEサービスの更新サービス要件を満たすか否かを決定して良い。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージを受信した後に、VoLTEサービスを終了して良い。IMSコアネットワーク装置により、第1通知メッセージ又は第2通知メッセージに基づき、VoLTEサービスを終了する方法については、前述の実施形態2における、IMSコアネットワーク装置により、第1設定応答又は第2設定応答に基づき、ビデオ呼サービスを終了する方法を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEのためにVoLTEサービスを設定する処理において、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件をeNBへ配信して良い。eNBは、VoLTEサービスのサービス要件を伝達するサービス設定要求を受信して良い。相応して、eNBは、VoLTEサービスの受信したサービス要件を、VoLTEサービス設定の承認閾として使用して良い。具体的に言うと、UEの位置するセルの無線信号品質がVoLTEサービスのサービス要件を満たさないとき、eNBは、VoLTEサービスに無線リソースを割り当てることを拒否し、同時に、IMSコアネットワーク装置に通知して良く、このセル内でVoLTEサービス設定を達成するために、IMSコアネットワーク装置がVoLTEサービスのサービス要件に対応する調整を行うようにする。代替として、eNBは、別のセルにおいてVoLTEサービス設定を達成するために、サービス要件を満たすことのできる別の4Gセル又は2G/3GセルにUEをハンドオーバして良い。本ソリューションを用いて、ネットワーク側は、要件に依存してサービス設定の承認閾を適応的に決定し得る。それにより、経験値にのみ基づき承認閾を決定することにより引き起こされる誤り及び柔軟性欠如のような問題を回避する。さらに、UEのセルの信号品質が承認閾に達しないシナリオ、例えば、ネットワーク信号の弱いカバレッジ領域では、サービスの設定後にサービスが正常に実行可能であること及びサービスの実行中のユーザ経験が向上されることを保証するために、ネットワーク側は、実際のネットワーク状態に依存してサービス要件を調整し、又はUEを別のセルにハンドオーバして良い。
留意すべきことに、前述の実施形態は、単に一例として4Gネットワーク内のVoLTEサービスを用いて、本願の実施形態において提供されるサービス設定方法を記載した。
さらに、VoLTEサービスが発信側UE、VoLTEサービスを担うIMSコアネットワーク装置(IMSコアネットワーク装置1としてマークされ、これは前述の実施形態における第1サービスアプリケーションサーバであって良い)、及び着信側UEの間で成功裏に設定された後に、発信側UEは、測定報告閾として、VoLTEサービスを担うIMSコアネットワーク装置により配信されたVoLTEサービスのサービス要件を保存して良い。本願の本実施形態では、第2サービス(例えば、ビデオ呼サービス)を担うIMSコアネットワーク装置は、IMSコアネットワーク装置2としてマークされ、具体的に言うと、前述の実施形態における第2サービスアプリケーションサーバであって良い。VoLTEサービスは前述の実施形態における第1サービスであり、ビデオ呼サービスは前述の実施形態における第2サービスである。具体的に、本願の本実施形態における方法は、S1201を更に含んで良い。
S1201。IMSコアネットワーク装置2は、第2設定要求をeNBへ送信して、ビデオ呼サービスに無線リソースを割り当てるようeNBをトリガする。ここで、第2設定要求は、ビデオ呼サービスのサービス要件を伝達する。
S1202。eNBは、IMSコアネットワーク装置2から第2設定要求を受信する。
S1203。eNBは、VoLTEサービスのサービス要件がビデオ呼サービスのサービス要件より低いと決定する。
例えば、VoLTEサービスのサービス要件及びビデオ呼サービスのサービス要件の両方がRSRP要件である一例を用いると、eNBは、VoLTEサービスのRSRP要件をビデオ呼サービスのRSRP要件と直接比較して良い。VoLTEサービスのRSRP要件が−115dBmであり、且つビデオ呼サービスのRSRP要件が−110dBmであると仮定すると、eNBは、VoLTEサービスのサービス要件がビデオ呼サービスのサービス要件より低いと決定する。
代替として、VoLTEサービスのサービス要件の特定パラメータがビデオ呼サービスのサービス要件の特定パラメータと異なる、例えば、VoLTEサービスのサービス要件がRSRP要件(これは具体的に−115dBmである)であり、ビデオ呼サービスのサービス要件がSINR要件(これは具体的に3dBmである)であるとき、eNBは、先ずビデオ呼サービスのSINR要件をRSRP要件(例えば-110dBm)にマッピングして良く、又は先ずVoLTEサービスのRSRP要件をSINR要件(例えば2dBm)にマッピングして良く、次に比較を実行して良い。
S1204。eNBは、UEの現在位置する4Gセルの無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすことができないと決定する。
S1204の後に、S1109及び後続の処理が実行されて良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、UEがVoLTEサービス及びビデオ呼サービスの両方を実行するシナリオで、eNBは、2つのサービスのサービス要件を比較し、より高いサービス要件、例えばビデオ呼サービスのサービス要件を、UEの測定報告閾として選択して良い。これは、eNBが、時宜を得た方法で、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質が現在サービス(例えばビデオ呼サービス)のサービス要件の対応するハンドオーバ閾に達したか否かを決定し、時宜を得た方法で、ビデオ呼サービスの要件を満たすことのできる別のセルへのUEのハンドオーバをトリガする、又は時宜を得た方法で、対応するサービスのサービス要件を変更するようサービスアプリケーションサーバに指示することを助ける。さらに、ビデオ呼サービスのサービス要件がVoLTEサービスのサービス要件より高い場合、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質がビデオ呼サービスのサービス要件を満たすならば、UEの位置するセルのダウンリンク無線チャネル品質は、VoLTEサービスのサービス要件を満たすことができ、VoLTEサービスの正常な実行を保証し、音声呼品質を保証する。
留意すべきことに、本願の実施形態における方法は、単に、VoLTEサービス及びビデオ呼サービスの両方が本願の本実施形態において実行される一例を用いて記載された。本願の本実施形態における方法は、複数の他の種類のサービスに拡張され得る。
さらに、本願の本実施形態では、IMSコアネットワーク装置は、更に、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。
例えば、VoLTEサービスのサービス要件に影響するパラメータは、限定ではないが、UEの位置する4Gネットワークセルの無線チャネル品質(例えばRSRP、RSRQ、又はSINR)、UEの位置、UEによりアクセスされるキャリア周波数に関する情報、時間情報、UEの位置する4Gネットワークセルの負荷情報、VoLTEサービスのコーデック情報、及びVoLTEサービスの帯域幅情報を含む。IMSコアネットワーク装置は、パラメータの変化に基づき、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新する前に、IMSコアネットワーク装置は、UEから、VoLTEサービスのサービス要件に影響するパラメータを取得して良い。
ネットワークユーザの数の変化に適応するために、IMSコアネットワーク装置は、更に、異なる時間期間におけるVoLTEサービスのためにeNBへ異なるサービス要件を配信して良いことが理解され得る。例えば、ビジー時間(例えば、日中に多数のユーザが存在するとき)に配信されるRSRP要件は−110dBmであって良く、アイドル時間(夜間に少数のユーザが存在するとき)に配信されるRSRP要件は−120dBmであって良い。IMSコアネットワーク装置が、時間情報がビジー時間からアイドル時間に変化することを検出した場合、IMSコアネットワーク装置は、RSRP要件が−110dBmから−120dBmに更新され得ることを決定して良い。
代替として、発信側UE、IMSコアネットワーク装置、及び着信側UEの間に関する交渉されたコーデック情報が変化するとき、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件を現在コーデック情報に対応するサービス要件に更新して良い。
代替として、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのMOSの変化に基づき、リアルタイムにVoLTEサービスのサービス要件を更新して良い。例えば、VoLTEサービスの現在のMOSは、3.5であり、VoLTEサービスのMOS要件のプリセット値4より低い。次に、IMSコアネットワーク装置は、VoLTEサービスのサービス要件を3.5のMOSに対応するサービス要件に更新して良い。
本願の本実施形態において提供されるサービス設定方法では、VoLTEサービスのサービス要件は、VoLTEサービスの正常実行を保証するため及び音声呼品質を保証するために、リアルタイムに更新されて良い。
以上は、主に、アクセスネットワーク装置と、サービスアプリケーションサーバ及びコアネットワーク装置のような装置との間の相互作用の観点から、本願の実施形態のソリューションを記載した。前述の機能を実装するために、アクセスネットワーク装置及びサービスアプリケーションサーバは、該機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本願明細書に開示された実施形態を参照して記載された例のアクセスネットワーク装置、サービスアプリケーションサーバ、及びアルゴリズムステップが本願のハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせにより実装できることを容易に理解すべきである。機能がハードウェアにより又はコンピュータソフトウェアにより駆動されるハードウェアにより実行されるかは、技術的ソリューションの特定の適用及び設計制約条件に依存する。当業者は、各々の特定の適用について記載の機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、実装が本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本願の実施形態では、モジュール又はユニット分割は、方法の例に基づきアクセスネットワーク装置又はサービスアプリケーションサーバに対して実行され得る。例えば、各モジュール又はユニットは、各対応する機能についての分割を通じて得られて良く、又は、少なくとも2つの機能が1つの処理モジュールに統合されて良い。本願の実施形態におけるモジュール又はユニット分割は、一例であり、単に論理的機能分割であり、実際の実装中に別の分割方法があって良い。
図12は、前述の実施形態において使用されるアクセスネットワーク装置の可能な概略構造図である。アクセスネットワーク装置1200は、受信モジュール1201、決定モジュール1202、送信モジュール1203、及びハンドオーバモジュール1204を含む。受信モジュール1201は、サービスアプリケーションサーバ、コアネットワーク装置、及びUEのような装置から、要求メッセージ又は別の種類のメッセージを受信するよう構成される。例えば、受信モジュール1201は、図3〜図6のいずれか1つのS302、図6のS311、図7A及び図7BのS704及びS709、図8〜図10のいずれか1つのS802、図11A及び図11BのS1104及びS1112、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。決定モジュール1202は、UEの位置する第1ネットワークの第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすか否かを決定するよう構成される。例えば、決定モジュール1202は、図3〜図6のいずれか1つのS303、図7A及び図7BのS705及びS710、図8〜図10のいずれか1つのS804、図11A及び図11BのS1105及びS1108、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。送信モジュール1203は、サービスアプリケーションサーバ、コアネットワーク装置、及びUEのような装置へ、応答メッセージ、クエリメッセージ、又は別の種類のメッセージを送信するよう構成される。例えば、送信モジュール1203は、図3のS304、図4〜図6のいずれか1つのS304’、図5又は図6のS308、図7A及び図7BのS706及びS711、図8のS803及びS805、図9のS803及びS805’、図10のS803、S811、及びS805’、図11A及び図11BのS1107及びS1109、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。ハンドオーバモジュール1204は、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すると、セル間でUEをハンドオーバするよう構成される。例えば、ハンドオーバモジュール1204は、図3のS306及びS307、図4〜図6のいずれか1つのS306’及びS307’、図8のS807及びS808、図9又は図10のS807’及びS808’、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。
アクセスネットワーク装置1200は、前述の列挙された機能モジュールを含むが、それらに限定されない。例えば、アクセスネットワーク装置1200は、割当モジュールであって、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質が被設定サービスのサービス要件を満たすと決定すると、UEに無線リソースを割り当てるよう構成される割当モジュール、及び、削除モジュールであって、決定モジュール1202が第1セルの無線チャネル品質は被設定サービスのサービス要件を満たさないと決定すると、割当モジュールによりUEに割り当てられた無線リソースを削除するよう構成される削除モジュール、等を更に含んで良い。さらに、前述の機能モジュールが具体的に実装可能な機能は、前述の例において記載された方法のステップに対応する機能を含み得るが、それらに限定されない。アクセスネットワーク装置1200の他の機能ユニット及びアクセスネットワーク装置1200の各機能ユニットの詳細な説明については、対応する方法のステップの詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
モジュールは、ハードウェアを用いて実装されて良く、又はソフトウェア機能モジュール又は機能ユニット用いて実装されて良い。
統合ユニットが使用されるとき、決定モジュール1202、ハンドオーバモジュール1204、割当モジュール、及び削除モジュールのような機能モジュールは、実装のために1つの処理ユニットに統合されて良い。処理ユニットは、プロセッサ又は制御部であって良く、例えばCPU、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(英語:Digital Signal Processor、略称:DSP)、特定用途向け集積回路(英語:Application Specific Integrated Circuit、略称:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英語:Field Programmable Gate Array、略称:FPGA)又は別のプログラマブル論理装置、トランジスタ論理装置、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであって良い。プロセッサ又は制御部は、本願で開示された内容を参照して記載された例の論理ブロック図、モジュール及び回路を実装し又は実行して良い。処理ユニットは、コンピューティング機能を実装する組み合わせ、例えば、1又は複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせであって良い。受信モジュール1201及び送信モジュール1203は、実装のために1つの通信ユニットに統合されて良い。通信ユニットは、通信インタフェース、通信機回路、通信機、等であって良い。
処理ユニットがプロセッサであり、通信ユニットが通信インタフェースであるとき、本願の本実施形態におけるアクセスネットワーク装置1200は、図13に示されるアクセスネットワーク装置1300であって良い。図13に示されるように、アクセスネットワーク装置1300は、1又は複数のプロセッサ1301、通信機1302、メモリ1303、及びバス1304、を含む。プロセッサ1301、通信機1302及びメモリ1303は、バス1304を用いて接続される。メモリは、1又は複数のアプリケーションプログラムを格納するよう構成される。1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含む。アクセスネットワーク装置1300のプロセッサ1301が命令を実行すると、アクセスネットワーク装置1300は、図3〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
バス1304は、周辺機器相互接続(英語:peripheral component interconnect、略称:PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(英語:extended industry standard architecture、略称:EISA)バス、等であって良い。バス1304は、アドレスバス、データバス、制御バス、等に分類され得る。提示の容易さのために、バスは、図13に1本の太線のみを用いて表されるが、1本のみのバス又は1種類のみのバスが存在することを示すものではない。
本願の一実施形態は、不揮発性記憶媒体を更に提供する。不揮発性記憶媒体は、プログラムコードの1又は複数のピースを格納する。アクセスネットワーク装置1300のプロセッサ1301がプログラムコードを実行すると、アクセスネットワーク装置1300は、図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
本願の本実施形態で提供されるアクセスネットワーク装置内の機能ユニット又は機能モジュールの詳細な説明、及び機能ユニット又は機能モジュールが図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行した後に得られる技術的効果については、本願の方法の実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
図14は、前述の実施形態において使用されるサービスアプリケーションサーバの可能な概略構造図である。サービスアプリケーションサーバ1400は、送信モジュール1401、及び受信モジュール1402を含む。送信モジュール1401は、アクセスネットワーク装置、コアネットワーク装置、及びUEのような装置へ、要求メッセージ又は別の種類のメッセージを送信するよう構成される。例えば、送信モジュール1401は、図3〜図6のいずれか1つのS301、図6のS310、図7A及び図7BのS703及びS708、図8〜図10のいずれか1つのS801、図11A及び図11BのS1103及びS1111、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。受信モジュール1402は、アクセスネットワーク装置、コアネットワーク装置、及びUEのような装置から、応答メッセージ、クエリメッセージ、又は別の種類のメッセージを受信するよう構成される。例えば、受信モジュール1402は、図3〜図6のいずれか1つのS305、図5又は図6のS309、図7A及び図7BのS707、図8〜図10のいずれか1つのS806、図10のS812、図11A及び図11BのS1107及びS1109、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。
さらに、図15に示されるように、サービスアプリケーションサーバ1400は、決定モジュール1403を更に含んで良い。決定モジュール1403は、被設定サービスのサービス要件又は被設定サービスの更新サービス要件を決定するよう構成される。例えば、決定モジュール1403は、図7A及び図7BのS702及びS707、図11A及び図11BのS1102及びS1110、及び/又は本願明細書に記載の技術の他の処理をサポートするよう構成される。受信モジュール1402は、被設定サービスのサービス要件又は被設定サービスの更新サービス要件を決定するために決定モジュール1403により使用される関連情報を受信するよう更に構成されて良い。
サービスアプリケーションサーバ1400は、前述の列挙された機能モジュールを含むが、それらに限定されない。例えば、サービスアプリケーションサーバ1400は、コーデック情報を変更するよう構成された変更モジュールを更に含んで良い。さらに、前述の機能モジュールが具体的に実装可能な機能は、前述の例において記載された方法のステップに対応する機能を含むが、それらに限定されない。サービスアプリケーションサーバ1400の他の機能ユニット及びサービスアプリケーションサーバ1400の各機能ユニットの詳細な説明については、対応する方法のステップの詳細な説明を参照し、詳細は本願の本実施形態において再び記載されない。
統合ユニットが使用されるとき、決定モジュール1403及び変更モジュールのような機能モジュールは、実装のために1つの処理ユニットに統合されて良い。処理ユニットは、プロセッサ又は制御部であって良く、例えばCPU、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA、又は別のプログラマブル論理装置、トランジスタ論理装置、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであって良い。プロセッサ又は制御部は、本願で開示された内容を参照して記載された例の論理ブロック図、モジュール及び回路を実装し又は実行して良い。処理ユニットは、コンピューティング機能を実装する組み合わせ、例えば、1又は複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又はDSP及びマイクロプロセッサの組み合わせであって良い。送信モジュール1401及び受信モジュール1402は、実装のために1つの通信ユニットに統合されて良い。通信ユニットは、通信インタフェース、通信機回路、通信機、等であって良い。
処理ユニットがプロセッサであり、通信ユニットが通信インタフェースであるとき、本願の本実施形態におけるサービスアプリケーションサーバ1400は、図16に示されるサービスアプリケーションサーバ1600であって良い。図16に示されるように、サービスアプリケーションサーバ1600は、1又は複数のプロセッサ1601、通信機1602、メモリ1603、及びバス1604を含む。プロセッサ1601、通信機1602及びメモリ1603は、バス1604を用いて接続される。メモリは、1又は複数のアプリケーションプログラムを格納するよう構成される。1又は複数のアプリケーションプログラムは命令を含む。サービスアプリケーションサーバ1600のプロセッサ1601が命令を実行すると、サービスアプリケーションサーバ1600は、図3〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
バス1604は、PCIバス、EISAバス、等であって良い。バス1604は、アドレスバス、データバス、制御バス、等に分類され得る。提示の容易さのために、バスは、図16に1本の太線のみを用いて表されるが、1本のみのバス又は1種類のみのバスが存在することを示すものではない。
本願の一実施形態は、不揮発性記憶媒体を更に提供する。不揮発性記憶媒体は、プログラムコードの1又は複数のピースを格納する。サービスアプリケーションサーバ1600のプロセッサ1601がプログラムコードを実行すると、サービスアプリケーションサーバ1600は、図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行し、サービスアプリケーションサーバのような装置と相互作用することにより前述の実施形態におけるサービス設定方法を実施する。
本願の本実施形態で提供されるサービスアプリケーションサーバ内の機能ユニット又は機能モジュールの詳細な説明、及び機能ユニット又は機能モジュールが図4〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つの関連する方法のステップを実行した後に得られる技術的効果については、本願の方法の実施形態における関連する記載を参照し、詳細はここで再び記載されない。
実装に関する前述の記載は、便宜及び記載の簡潔さのために前述の機能モジュールの分割が説明のための一例として使用されることを、当業者が理解できるようにする。実際の適用では、前述の機能は、異なる機能モジュールに割り当てられ及び要件に従って実装され得る。つまり、機器の内部構造は、上述の機能の全部又は一部を実装するために異なる機能モジュールに分割される。前述のシステム、機器及びユニットの詳細な動作処理については、前述の方法の実施形態の対応する処理を参照し、詳細はここで再び記載されない。
本願において提供される幾つかの実施形態では、開示のシステム、機器、及び方法は他の方法で実装されて良いことが理解されるべきである。例えば、記載した機器の実施形態は単なる一例である。例えば、モジュール又はユニット分割は、単なる論理的機能分割であり、実際の実装では他の分割であって良い。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合又は統合されて良い。或いは、幾つかの機能は無視されるか又は実行されなくて良い。さらに、示した又は議論した相互結合又は直接結合又は通信接続は、幾つかのインタフェースを用いて実装されて良い。機器又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的又は他の形式で実装されて良い。
別個の部分として記載されたユニットは、物理的に別個であって良く又はそうでなくて良い。並びに、ユニットとして表示された部分は、物理的なユニットであって良く又はそうでなくて良く、1カ所に置かれて良く或いは複数のネットワークユニットに分散されて良い。一部又は全部のユニットは、実施形態のソリューションの目的を達成するために実際の要件に従い選択されて良い。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されて良く、或いはユニットの各々が物理的に単独で存在して良く、或いは2以上のユニットが1つのユニットに統合されて良い。統合ユニットは、ハードウェアの形式で実装されて良く、又はソフトウェア機能ユニットの形式で実装されて良い。
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実装され、独立した製品として販売され又は使用されるとき、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されて良い。このような理解に基づき、本願の基本的技術的ソリューション、又は従来技術に貢献する部分、又は技術的ソリューションの全部若しくは一部は、ソフトウェアプロダクトの形式で実施されて良い。コンピュータソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に格納され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置、等であって良い)又はプロセッサ(英語:processor)に、本願の実施形態において記載された方法のステップの全部又は一部を実行するよう指示する複数の命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み出し専用メモリ(英語:Read-Only Memory、略称:ROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory、略称:RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのような、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
上述の説明は、本願の単なる特定の実装であり、本願の保護範囲を制限するものではない。本願に開示された技術範囲内にある、当業者により直ちに考案される任意の変形又は置換は、本願の保護範囲に包含されるべきである。したがって、本願の保護範囲は、請求項の保護範囲に従うべきである。