部分的に、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、少なくとも1種のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド(例えば、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、MuSKおよびヘモジュベリン)を含む組換えTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体(ヘテロ多量体)を提供する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、MuSKおよびヘモジュベリンからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7からなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、MuSKおよびヘモジュベリンからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRIIからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、MuSKおよびヘモジュベリンからなる群から選択される第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、MuSKおよびヘモジュベリンからなる群から選択される第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。好ましくは、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体、I型受容体およびII型受容体ポリペプチドは、受容体のリガンド結合性ドメイン、例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体、I型受容体またはII型受容体の細胞外ドメインを含む。他の好ましい実施形態では、本開示のポリペプチドおよびヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、可溶性である。ある特定の好ましい実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、ミュラー管阻害物質(MIS)およびレフティー)に結合する。一部の実施形態では、ヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、少なくとも1×10−7MのKD(例えば、10−7、10−8、10−9、10−10、10−11または10−12を超えるまたはこれに等しいKD)で、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合することができる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、対応するホモ多量体と比較して(例えば、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体vs.エンドグリンおよびALK1ホモ多量体)、異なるTGF−ベータスーパーファミリーリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、ミュラー管阻害物質(MIS)およびレフティー)を阻害し得る一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドのシグナル伝達を阻害することができる。例えば、一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、細胞ベースのアッセイ(例えば、本明細書で記載される細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)において1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドのシグナル伝達を阻害することができる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、BMPERを含み、前記BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALKヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、一部の実施形態では、エンドグリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、RGM−Bを含み、前記RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14または15のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号14のアミノ酸22〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸21〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18または19のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、配列番号18のアミノ酸21〜35のうちのいずれか1つから始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22または23のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、配列番号22のアミノ酸24〜61のうちのいずれか1つから始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK3ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK3ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸21〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号26のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、配列番号83のアミノ酸24〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK4ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK4ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸21〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30、31、87または88のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号30のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、配列番号87のアミノ酸25〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK5ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK5ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34、35、91または92のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号34のアミノ酸14〜32のうちのいずれか1つから始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、配列番号91のアミノ酸26〜62のうちのいずれか1つから始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK6ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK6ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸21〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、ヘモジュベリンを含み、前記ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む、単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK1ヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号38のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号301のアミノ酸1〜13のうちのいずれか1つから始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号305のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、配列番号309のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびALK7ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ALK7ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1,2,3,4,5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1,2,3,4,5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置ので終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含むある特定の好ましい実施形態では、Crim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−BおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、配列番号9のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびActRIIAホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIAヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つから始まり、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体はActRIIBを含み、配列番号1のL79に対応する位置のアミノ酸はアミノ酸ではない。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびActRIIBホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:ActRIIBヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42、43、67または68のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号42のアミノ酸23〜51のうちのいずれか1つから始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、配列番号67のアミノ酸23〜44のうちのいずれか1つから始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびTGFBRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:TGFBRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号46のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、配列番号71のアミノ酸27〜34のうちのいずれか1つから始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびBMPRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:BMPRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号75のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、配列番号50のアミノ酸17〜24のうちのいずれか1つから始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ヘモジュベリンおよびMISRIIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘモジュベリン:MISRIIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびベータグリカンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ベータグリカンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびCripto−1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Cripto−1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびCrypticタンパク質ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびCrypticファミリータンパク質1Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびCrim1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510、593または594のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号501のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号505のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号509のアミノ酸1〜25のうちのいずれか1つから始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびCripto−1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Cripto−1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびCrypticタンパク質ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびCrypticファミリータンパク質1Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびCrim1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のベータグリカンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号585のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号589のアミノ酸21〜28のうちのいずれか1つから始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、ベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、ベータグリカンおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のベータグリカン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびCrypticタンパク質ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticタンパク質ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびCrypticファミリータンパク質1Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびCrim1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCripto−1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号513のアミノ酸31〜82のうちのいずれか1つから始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号517のアミノ酸15〜66のうちのいずれか1つから始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Cripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Cripto−1およびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCripto−1:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびCrypticファミリータンパク質1Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crypticファミリータンパク質1Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびCrim1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticタンパク質ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号521のアミノ酸26〜90のうちのいずれか1つから始まり、配列番号521のアミノ酸157〜233のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号525のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号529のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticタンパク質およびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticタンパク質:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびCrim1ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim1ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1BおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号533または534のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号533のアミノ酸26〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crypticファミリータンパク質1Bおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrypticファミリータンパク質1B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:Crim2ヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:Crim2ヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:Crim2ヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびCrim2ホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:Crim2ヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim1ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。
一部の実施形態では、Crim1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim1:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim1:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim1およびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim1:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873=939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873=939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873=939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号537または538のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号537のアミノ酸35〜37のうちのいずれか1つから始まり、配列番号537のアミノ酸873=939のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、エンドグリンおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のエンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:BAMBIヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BAMBIヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BAMBIヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびBAMBIホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BAMBIヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のCrim2ポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号541のアミノ酸26〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号545のアミノ酸24〜138のうちのいずれか1つから始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、Crim2Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、Crim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、Crim2およびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のCrim2:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:BMPERヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPERヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPERヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびBMPERホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:BMPERヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBAMBIポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号549または550のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号549のアミノ酸21〜30のうちのいずれか1つから始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BAMBIおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBAMBI:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、BMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびRGM−Aホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Aヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のBMPERポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553のアミノ酸39〜50のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号553のアミノ酸370〜386のうちのいずれか1つから始まり、配列番号553のアミノ酸4682〜685のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、BMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、BMPERおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または
阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のBMPER:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Aポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−AおよびRGM−Bホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:RGM−Bヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のエンドグリンポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号553または554のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号561のアミノ酸1〜177のうちのいずれか1つから始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号565のアミノ酸1〜153のうちのいずれか1つから始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号569のアミノ酸1〜169のうちのいずれか1つから始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、エンドグリン:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−Aおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のRGM−A:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のRGM−Bポリペプチド、ならびにそのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1種のヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号557または558のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸1〜87のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、RGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜95のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557のアミノ酸210〜222のうちのいずれか1つから始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸1〜36のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体であるヘモジュベリンタンパク質を含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号573のアミノ酸36〜42のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573のアミノ酸173〜185のうちのいずれか1つから始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号577のアミノ酸1〜6のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577のアミノ酸60〜72のうちのいずれか1つから始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、配列番号581のアミノ酸1〜4のうちのいずれか1つから始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つで終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、RGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、可溶性である。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する(例えば、少なくとも1×10−7のKDで、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する)。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドを阻害する(例えば、Smadシグナル伝達を阻害する)。ヘテロ多量体−リガンド結合および阻害は、例えば、本明細書で記載されるアッセイ(例えば、in vitro結合および/または細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)を含む種々のアッセイを使用して決定することができる。一部の実施形態では、本開示のRGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、対応するホモ多量体(例えば、RGM−Bおよびヘモジュベリンホモ多量体)と比較して、異なるTGF−ベータリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の
実施形態では、本開示のRGM−B:ヘモジュベリンヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
ある特定の態様では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドドメイン、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドドメインおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドドメインに対して異種(異種ポリペプチドドメイン)であるポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第1または第2のメンバーである異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第1または第2のメンバーである異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第1または第2のメンバーである異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である。ある特定の実施形態では、本明細書で記載されるヘテロ多量体は、第2のポリペプチドと共有結合または非共有結合により会合した第1のポリペプチドを含み、第1のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第1のメンバー(または相互作用ペアの第2のメンバー)のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバー(または相互作用ペアの第1のメンバー)のアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態では、本明細書で記載されるヘテロ多量体は、第2のポリペプチドと共有結合または非共有結合により会合した第1のポリペプチドを含み、第1のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第1のメンバー(または相互作用ペアの第2のメンバー)のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバー(または相互作用ペアの第1のメンバー)のアミノ酸配列を含む。ある特定の実施形態では、本明細書で記載されるヘテロ多量体は、第2のポリペプチドと共有結合または非共有結合により会合した第1のポリペプチドを含み、第1のポリペプチドは、第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第1のメンバー(または相互作用ペアの第2のメンバー)のアミノ酸配列を含み、第2のポリペプチドは、第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバー(または相互作用ペアの第1のメンバー)のアミノ酸配列を含む。任意選択で、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第1のメンバーに直接的に接続されている、またはリンカーなどの介在配列が、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第1のメンバーのアミノ酸配列の間に配置されていてよい。同様に、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第2のメンバーに直接的に接続されていてよい、またはリンカーなどの介在配列が、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバーのアミノ酸配列の間に配置されていてよい。同様に、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、相互作用ペアの第2のメンバーに直接的に接続されていてよい、またはリンカーなどの介在配列が、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバーのアミノ酸配列の間に位配置されていてよい。リンカーの例として、配列TGGG(配列番号62)、TGGGG(配列番号60)、SGGGG(配列番号61)、GGGG(配列番号59)、SGGG(配列番号63)およびGGG(配列番号58)が挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で記載される相互作用ペアは、二量体化を促進するか、またはより高次の多量体を形成するように設計される。一部の実施形態では、相互作用ペアは、相互作用して複合体、特に、ヘテロ二量体の複合体を形成する任意の2つのポリペプチド配列の場合もあるが、実効性のある実施形態は、ホモ二量体配列を形成する相互作用ペアを用いることもできる。相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、非対称ペアとなることができ、これは、ペアのメンバーが、自己会合するよりもむしろ、互いと優先的に会合することを意味する。したがって、非対称相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、会合して、ヘテロ二量体の複合体を形成することができる。代替的に、相互作用ペアは、ガイドされなくてよく、これは、ペアのメンバーが、実質的な優先度なしで、互いと会合しても自己会合してもよく、よって、同じまたは異なるアミノ酸配列を有することができることを意味する。したがって、ガイドされない相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、会合して、ホモ二量体の複合体またはヘテロ二量体の複合体を形成することができる。任意選択で、相互作用的作用ペア(例えば、非対称ペアまたはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーは、相互作用ペアの第2のメンバーと共有結合により会合する。任意選択で、相互作用的作用ペア(例えば、非対称ペアまたはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーは、相互作用ペアの第2のメンバーと非共有結合により会合する。任意選択で、相互作用ペア(例えば、非対称またはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーは、共有結合および非共有結合機構の両方を介して、相互作用ペアの第2のメンバーと会合する。
ある特定の態様では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、IgG重鎖由来の定常領域を含む融合タンパク質である。一部の実施形態では、IgG重鎖由来の定常領域は、免疫グロブリンFcドメインである。伝統的Fc融合タンパク質および抗体は、ガイドされない相互作用ペアの例であるが、種々の操作されたFcドメインが、非対称相互作用ペアとして設計された[Spiessら(2015年)Molecular Immunology 67巻(2A号):95〜106頁]。したがって、本明細書で記載される相互作用ペアの第1のメンバーおよび/または第2のメンバーは、例えば、免疫グロブリンのFc部分を含む、免疫グロブリンの定常ドメインを含み得る。例えば、相互作用ペアの第1のメンバーは、IgG(IgG1、IgG2、IgG3またはIgG4)、IgA(IgA1またはIgA2)、IgEまたはIgM免疫グロブリンのFcドメインに由来するアミノ酸配列を含み得る。例えば、相互作用ペアの第1のメンバーは、配列番号200〜217のうちのいずれか1種に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、これから本質的になるか、またはこれからなることができる。任意選択で、相互作用ペアの第2のメンバーは、IgG(IgG1、IgG2、IgG3またはIgG4)、IgA(IgA1またはIgA2)、IgEまたはIgMのFcドメインに由来するアミノ酸配列を含み得る。このような免疫グロブリンドメインは、ヘテロ二量体形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸修飾(例えば、欠失、付加および/または置換)を含み得る。例えば、相互作用ペアの第2のメンバーは、配列番号200〜217のうちのいずれか1種に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、これから本質的になるか、またはこれからなることができる。一部の実施形態では、相互作用ペアの第1のメンバーおよび第2のメンバーは、同じ免疫グロブリンクラスおよびサブタイプに由来するFcドメインを含む。他の実施形態では、相互作用ペアの第1のメンバーおよび第2のメンバーは、異なる免疫グロブリンクラスまたはサブタイプに由来するFcドメインを含む。同様に、相互作用ペア(例えば、非対称ペアまたはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーおよび/または第2のメンバーは、例えば、免疫グロブリンの修飾されたFc部分を含む、免疫グロブリンの修飾された定常ドメインを含む。例えば、本開示のタンパク質複合体は、群:配列番号200〜217から選択されるアミノ酸配列に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%同一であるアミノ酸配列を含む、免疫グロブリンの第1の修飾されたFc部分、および群:配列番号200〜217から選択されるアミノ酸配列に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%または99%同一であるアミノ酸配列を含む、免疫グロブリンの第1の修飾されたFc部分のアミノ酸配列と同じであっても異なっていてもよい免疫グロブリンの第2の修飾されたFc部分を含み得る。このような免疫グロブリンドメインは、ヘテロ多量体形成を促進する1つまたは複数のアミノ酸修飾(例えば、欠失、付加および/または置換)を含み得る。このような免疫グロブリンドメインは、ホモ多量体形成を阻害する1つまたは複数のアミノ酸修飾(例えば、欠失、付加および/または置換)を含み得る。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214または216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214または216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214および216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214または216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質であるTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214または216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号200、202、204、206、213、215または217のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、および配列番号201、203、205、207、214および216のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む異種ポリペプチドドメインをさらに含む融合タンパク質である第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本明細書で開示されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、グリコシル化アミノ酸、ペグ化アミノ酸、ファルネシル化アミノ酸、アセチル化アミノ酸、ビオチン化アミノ酸、脂質部分にコンジュゲートされたアミノ酸、および有機誘導体化剤にコンジュゲートされたアミノ酸から選択される1つまたは複数の修飾されたアミノ酸残基を含む。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、グリコシル化されており、例えば、CHO細胞を含む哺乳動物細胞におけるポリペプチドの発現から得ることができるグリコシル化パターンを有する。
ある特定の態様では、本開示は、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのいずれかをコードする核酸(例えば、単離核酸および/または組換え核酸)を提供する。一部の実施形態では、本明細書で開示される核酸のうち1つまたは複数は、発現のためのプロモーターに作動可能に連結することができる。一部の実施形態では、本開示は、本明細書で開示される核酸のうち1つまたは複数を含むベクターを提供する。一部の実施形態では、本開示は、本明細書で開示される核酸またはベクターのうち1つまたは複数を含む細胞を提供する。好ましくは、細胞は、COS細胞またはCHO細胞など、哺乳動物細胞である。
ある特定の態様では、本開示は、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのうち1種または複数、ならびにこのようなポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製するための方法を提供する。このような方法は、適した細胞(例えば、CHO細胞またはCOS細胞)において本明細書で開示される核酸のいずれかを発現させる工程を含み得る。一部の実施形態では、本開示は、TGF−ベータI型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で細胞を培養することにより、TGF−ベータI型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞が、本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータI型受容体ポリペプチドのコード配列を含む第1の核酸、および本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータ共受容体のコード配列を含む第2の核酸を含む、方法に関する。一部の実施形態では、本開示は、TGF−ベータII型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で細胞を培養することにより、TGF−ベータII型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞が、本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータII型受容体のコード配列を含む第1の核酸、および本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータ共受容体のコード配列を含む第2の核酸を含む、方法に関する。一部の実施形態では、本開示は、第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドおよび第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で細胞を培養することにより、第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドおよび第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、細胞が、本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータ共受容体のコード配列を含む第1の核酸、および本明細書で記載されるものなどのTGF−ベータ共受容体のコード配列を含む第2の核酸を含む、方法に関する。一部の実施形態では、本開示は、TGF−ベータI型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、a)TGF−ベータI型受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第1の細胞を培養する工程であって、細胞が、TGF−ベータI型受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、b)TGF−ベータI型受容体ポリペプチドを回収する工程と、c)TGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第2の細胞を培養する工程であって、細胞が、TGF−ベータ共受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、d)TGF−ベータ共受容体ポリペプチドを回収する工程と、e)ヘテロ多量体形成に適した条件下で、回収されたTGF−ベータI型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを組み合わせる工程とを含む方法に関する。一部の実施形態では、本開示は、TGF−ベータII型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、a)TGF−ベータII型受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第1の細胞を培養する工程であって、細胞が、TGF−ベータII型受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、b)TGF−ベータII型受容体ポリペプチドを回収する工程と、c)TGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第2の細胞を培養する工程であって、細胞が、TGF−ベータ共受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、d)TGF−ベータ共受容体ポリペプチドを回収する工程と、e)ヘテロ多量体形成に適した条件下で、回収されたTGF−ベータII型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを組み合わせる工程とを含む方法に関する。一部の実施形態では、本開示は、第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドおよび第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを含むヘテロ多量体を作製する方法であって、a)第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第1の細胞を培養する工程であって、細胞が、第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、b)第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを回収する工程と、c)第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドの発現に適した条件下で第2の細胞を培養する工程であって、細胞が、第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドのコード配列を含む核酸を含む、工程と、d)第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを回収する工程と、e)ヘテロ多量体形成に適した条件下で、回収された第1のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドおよび第2のTGF−ベータ共受容体ポリペプチドを組み合わせる工程とを含む方法に関する。任意選択で、本明細書で記載されるヘテロ多量体を作製する方法は、ヘテロ多量体を回収するさらなる工程を含み得る。本明細書で開示されるヘテロ多量体は、細胞培養物からタンパク質を得るための周知の技法のいずれかを使用した、粗製、部分的に精製されたまたは高度に精製された画分であり得る。
本明細書で記載されるヘテロ多量体のいずれかを、医薬調製物中に取り込むことができる。任意選択で、このような医薬調製物は、他のポリペプチド構成要素に関して少なくとも80%、85%、90%、95%、97%、98%または99%純粋である。任意選択で、本明細書で開示される医薬調製物は、1つまたは複数の追加的な活性剤を含み得る。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満のまたは1%未満のI型受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満のまたは1%未満のII型受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満のまたは1%未満の共受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。
本開示は、さらに、例えば、TGF−ベータスーパーファミリーの1つまたは複数のリガンドによって影響される、骨および赤血球に関連する様々な疾患および障害の処置または予防における使用のための方法およびヘテロ多量体に関する。このような疾患および障害として、貧血、異常ヘモグロビン症、MDS、鎌状赤血球症、サラセミアおよび骨関連障害(例えば、低い骨強度、低骨塩密度および/または低い骨成長に関連する骨関連障害を含む)が挙げられるがこれらに限定されない。一部の実施形態では、本開示は、それを必要とする患者における赤血球および/またはヘモグロビンレベルの増加における使用のための方法およびヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、それを必要とする患者における骨強度、骨塩密度および/または骨成長の増加における使用のための方法およびヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、それを必要とする患者におけるMDS、鎌状赤血球症、サラセミアおよび異常ヘモグロビン症のうちのいずれか1つの1つまたは複数の合併症を処置する、予防するおよび/またはその進行もしくは発病を遅延させるための方法およびヘテロ多量体に関する。
1.概観
部分的に、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、少なくとも1種のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド(例えば、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSK)を含む組換えTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体(ヘテロ多量体)を提供する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7からなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRIIからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択される第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択される第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。
TGF−βスーパーファミリーは、TGF−ベータ、アクチビン、nodal、骨形成タンパク質(BMP)、増殖分化因子(GDF)および抗ミュラー管ホルモン(AMH)を含む、30種を超える分泌因子で構成されている。例えば、Weissら(2013年)Developmental Biology、2巻(1号):47〜63頁を参照されたい。脊椎動物および無脊椎動物の両方に見出されるこのスーパーファミリーのメンバーは、多様な組織で遍在性に発現され、発生段階最初期において、動物の生涯を通して機能する。実際に、TGF−βスーパーファミリータンパク質は、幹細胞自己再生、原腸形成、分化、器官形態形成および成体組織恒常性の重要なメディエーターである。この遍在性の活性と一貫して、異常なTGF−ベータスーパーファミリーシグナル伝達は、広範囲のヒト病理に関連する。
TGF−ベータスーパーファミリーのリガンドは、同じ二量体構造を共有し、その構造において、一方の単量体の中心3−1/2ターン・ヘリックスは、他方の単量体のベータ−ストランドによって形成される凹面表面に接して詰まっている。TGF−ベータファミリーメンバーの大部分は、分子間ジスルフィド結合によってさらに安定化される。このジスルフィド結合は、2個の他のジスルフィド結合によって形成される環を横切り、「システインノット」モチーフと呼ばれているものを生成する。例えば、Linら(2006年)Reproduction 132巻:179〜190頁およびHinckら(2012年)FEBS Letters 586巻:1860〜1870頁を参照されたい。
TGF−ベータスーパーファミリーシグナル伝達は、I型およびII型セリン/スレオニンキナーゼ受容体のヘテロマーの複合体によって媒介され、これは、リガンド刺激により下流のSMADタンパク質(例えば、SMADタンパク質1、2、3、5および8)をリン酸化および活性化する。例えば、Massague(2000年)Nat. Rev. Mol. Cell Biol.1巻:169〜178頁を参照されたい。これらのI型およびII型受容体は、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメインおよび予測されるセリン/スレオニンキナーゼ特異性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。一般に、I型受容体は、細胞内シグナル伝達を媒介する一方、II型受容体は、TGF−ベータスーパーファミリーリガンドの結合に必要とされる。IおよびII型受容体は、リガンド結合後に安定した複合体を形成し、II型受容体によるI型受容体のリン酸化をもたらす。
TGF−ベータファミリーは、これが結合するI型受容体およびこれが活性化するSmadタンパク質に基づき、2つの系統発生上の分岐に分けることができる。1つは、より最近になって進化した分岐であり、これは、例えば、Smad2および3を活性化するI型受容体を介してシグナル伝達する、TGF−ベータ、アクチビン、GDF8、GDF9、GDF11、BMP3およびnodalを含む[Hinck(2012年)FEBS Letters 586巻:1860〜1870頁]。他方の分岐は、スーパーファミリーのより遠縁のタンパク質を含み、例えば、Smad1、5および8を介してシグナル伝達する、BMP2、BMP4、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF1、GDF5、GDF6およびGDF7を含む。
TGF−ベータアイソフォームは、TGF−ベータスーパーファミリーの創設メンバーであり、そのうち、哺乳動物には、TGF−ベータ1、TGF−ベータ2およびTGF−ベータ3と命名される3種の公知アイソフォームが存在する。成熟した生物活性TGF−ベータリガンドは、ホモ二量体として機能し、主にI型受容体ALK5を介してシグナル伝達するが、その上、内皮細胞ではALK1を介してシグナル伝達することも判明した。例えば、Goumansら(2003年)Mol Cell 12巻(4号):817〜828頁を参照されたい。TGF−ベータ1は、最も豊富な、遍在性に発現されるアイソフォームである。TGF−ベータ1は、創傷治癒において重要な役割を有することが公知であり、構成的に活性なTGF−ベータ1導入遺伝子を発現するマウスは、線維症を発症する。例えば、Clouthierら(1997年)J Clin. Invest.100巻(11号):2697〜2713頁を参照されたい。TGF−ベータ1は、T細胞活性化およびT調節性細胞の維持にも関与する。例えば、Liら(2006年)Immunity 25巻(3号):455〜471頁を参照されたい。TGF−ベータ2発現は、ヒト神経膠芽腫細胞において最初に記載されており、胚性神経系のニューロンおよび大グリア細胞において発生する。TGF−ベータ2は、Tリンパ球のインターロイキン−2依存性成長を抑制することが公知である。TGF−ベータ3は、ヒト横紋筋肉腫細胞株から最初に単離され、その後、癌細胞株において見出された。TGF−ベータ3は、口蓋および肺形態形成に重要であることが公知である。例えば、Kubiczkovaら(2012年)Journal of Translational Medicine 10巻:183頁を参照されたい。
アクチビンは、TGF−ベータスーパーファミリーのメンバーであり、卵胞刺激ホルモンの分泌の調節因子として最初に発見されたが、その後、様々な生殖性および非生殖性の役割が特徴付けられた。2種の近縁のβサブユニットのホモ/ヘテロ二量体(それぞれβAβA、βBβBおよびβAβB)である、3種の主要アクチビン型(A、BおよびAB)が存在する。ヒトゲノムは、肝臓で主に発現されるアクチビンCおよびアクチビンEもコードし、βCまたはβEを含有するヘテロ二量体型も公知である。TGF−ベータスーパーファミリーにおいて、アクチビンは、卵巣および胎盤細胞におけるホルモン産生を刺激し、ニューロン細胞生存を支持し、細胞型に応じて細胞周期進行にプラスにまたはマイナスに影響を与え、少なくとも両生類胚における中胚葉分化を誘導することができる、特有かつ多機能性の因子である。例えば、DePaoloら(1991年)Proc Soc Ep Biol Med.198巻:500〜512頁;Dysonら(1997年)Curr Biol.7巻:81〜84頁;およびWoodruff(1998年)Biochem Pharmacol.55巻:953〜963頁を参照されたい。いくつかの組織において、アクチビンシグナル伝達は、その関連するヘテロ二量体、インヒビンによって拮抗される。例えば、下垂体からの卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌の調節において、アクチビンは、FSH合成および分泌を促進するが、インヒビンは、FSH合成および分泌を低減させる。アクチビン生物活性を調節するおよび/またはアクチビンに結合することができる他のタンパク質は、フォリスタチン(FS)、フォリスタチン関連タンパク質(FSRP;FLRGまたはFSTL3としても公知)およびα2−マクログロブリンを含む。
本明細書で記載される通り、「アクチビンA」に結合する薬剤は、単離されたβAサブユニットの文脈であるか、二量体の複合体(例えば、βAβAホモ二量体またはβAβBヘテロ二量体)としてであるかにかかわらず、βAサブユニットに特異的に結合する薬剤である。ヘテロ二量体複合体(例えば、βAβBヘテロ二量体)の場合、「アクチビンA」に結合する薬剤は、βAサブユニット内に存在するエピトープに特異的であるが、複合体の非βAサブユニット(例えば、複合体のβBサブユニット)内に存在するエピトープには結合しない。同様に、「アクチビンA」に拮抗(阻害)する本明細書で開示される薬剤は、単離されたβAサブユニットの文脈であるか、二量体の複合体(例えば、βAβAホモ二量体またはβAβBヘテロ二量体)としてであるかにかかわらず、βAサブユニットにより媒介される1つまたは複数の活性を阻害する薬剤である。βAβBヘテロ二量体の場合、「アクチビンA」を阻害する薬剤は、βAサブユニットの1つまたは複数の活性を特異的に阻害するが、複合体の非βAサブユニット(例えば、複合体のβBサブユニット)の活性は阻害しない薬剤である。この原理は、「アクチビンB」、「アクチビンC」および「アクチビンE」に結合するおよび/またはこれらを阻害する薬剤にも適用される。「アクチビンAB」、「アクチビンAC」、「アクチビンAE」、「アクチビンBC」または「アクチビンBE」に拮抗する本明細書で開示される薬剤は、βAサブユニットにより媒介される1つまたは複数の活性およびβBサブユニットにより媒介される1つまたは複数の活性を阻害する薬剤である。同じ原理が、「アクチビンAC」、「アクチビンAE」、「アクチビンBC」または「アクチビンBE」に結合するおよび/またはこれを阻害する薬剤に適用される。
Nodalタンパク質は、中胚葉および内胚葉誘導および形成、ならびにその後の、初期胚発生における心臓および胃などの軸構造の組織化における機能を有する。発生中の脊椎動物胚における背側組織が、脊索および脊索前板の軸構造に主に寄与する一方で、これが、周囲の細胞をリクルートして、非軸胚性構造を形成することが実証された。Nodalは、I型およびII型受容体の両方ならびにSMADタンパク質として公知の細胞内エフェクターを介してシグナル伝達すると思われる。研究は、ActRIIAおよびActRIIBが、nodalに対するII型受容体として機能するとの考えを支持する。例えば、Sakumaら(2002年)Genes Cells.2002年、7巻:401〜12頁を参照されたい。Nodalリガンドが、その補因子(例えば、CriptoまたはCryptic)と相互作用して、SMAD2をリン酸化するアクチビンI型およびII型受容体を活性化することが示唆される。Nodalタンパク質は、中胚葉形成、前側パターン形成(anterior patterning)および左右軸特異化(left−right axis specification)を含む、初期脊椎動物胚に決定的な多くの事象に関係づけられる。実験的証拠は、nodalシグナル伝達が、アクチビンおよびTGF−ベータに特異的に応答することを以前に示したルシフェラーゼレポーターである、pAR3−Luxを活性化することを実証した。しかし、nodalは、骨形成タンパク質に特異的に応答性のレポーターである、pTlx2−Luxを誘導することができない。近年の結果は、nodalシグナル伝達が、TGF−ベータおよびアクチビンによるシグナル伝達も媒介するSMAD2およびSMAD3によって媒介されることの直接的な生化学的証拠を提供する。さらなる証拠は、細胞外タンパク質CriptoまたはCrypticが、nodalシグナル伝達に必要とされることを示し、これにより、nodalシグナル伝達は、アクチビンまたはTGF−ベータシグナル伝達と区別される。
BMPおよびGDFは共に、TGF−ベータスーパーファミリーの特徴的なフォールドを共有するシステインノットサイトカインのファミリーを形成する。例えば、Riderら(2010年)Biochem J.、429巻(1号):1〜12頁を参照されたい。このファミリーは、例えば、BMP2、BMP4、BMP6、BMP7、BMP2a、BMP3、BMP3b(GDF10としても公知)、BMP4、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8、BMP8a、BMP8b、BMP9(GDF2としても公知)、BMP10、BMP11(GDF11としても公知)、BMP12(GDF7としても公知)、BMP13(GDF6としても公知)、BMP14(GDF5としても公知)、BMP15、GDF1、GDF3(VGR2としても公知)、GDF8(ミオスタチンとしても公知)、GDF9、GDF15およびデカペンタプレジックを含む。BMPにその名前を与えることになった骨形成を誘導する能力に加えて、BMP/GDFは、広範囲の組織の発生における形態形成活性を表示する。BMP/GDFホモおよびヘテロ二量体は、I型およびII型受容体二量体の組合せと相互作用して、複数の可能なシグナル伝達複合体を産生して、2つの競合するセットのSMAD転写因子の一方の活性化をもたらす。BMP/GDFは、高度に特異的かつ局在化した機能を有する。これらは、BMP/GDF発現の発生上の制限、および高いアフィニティーでサイトカインに結合するいくつかの特異的BMPアンタゴニストタンパク質の分泌によるものを含む、いくつかの仕方で調節される。不思議なことに、いくつかのこれらのアンタゴニストは、TGF−ベータスーパーファミリーリガンドに似ている。
増殖分化因子−8(GDF8)は、ミオスタチンとしても公知である。GDF8は、骨格筋量(skeletal muscle mass)の負の調節因子であり、発生中および成体の骨格筋において高度に発現される。トランスジェニックマウスにおけるGDF8ヌル変異は、骨格筋の著しい肥大および過形成を特徴とする。例えば、McPherronら、Nature (1997年)387巻:83〜90頁を参照されたい。同様の骨格筋量増大は、ウシおよび際だったことにヒトにおけるGDF8の天然に存在する変異において明らかである。例えば、Ashmoreら(1974年)Growth、38巻:501〜507頁;SwatlandおよびKieffer、J. Anim. Sci.(1994年)38巻:752〜757頁;McPherronおよびLee、Proc. Natl. Acad. Sci. USA(1997年)94巻:12457〜12461頁;Kambadurら、Genome Res.(1997年)7巻:910〜915頁;ならびにSchuelkeら(2004年)N Engl J Med、350巻:2682〜8頁を参照されたい。研究は、ヒトにおけるHIV感染に関連する筋消耗(muscle wasting)が、GDF8タンパク質発現の増大を伴うことも示した。例えば、Gonzalez−Cadavidら、PNAS(1998年)95巻:14938〜43頁を参照されたい。加えて、GDF8は、筋肉特異的酵素(例えば、クレアチンキナーゼ)の産生をモジュレートし、筋芽細胞の細胞増殖をモジュレートすることができる。例えば、国際特許出願公開番号WO00/43781)を参照されたい。GDF8プロペプチドは、成熟GDF8ドメイン二量体に非共有結合により結合し、その生物学的活性を不活性化することができる。例えば、Miyazonoら(1988年)J. Biol. Chem.、263巻:6407〜6415頁;Wakefieldら(1988年)J. Biol. Chem.、263巻;7646〜7654頁;およびBrownら(1990年)Growth Factors、3巻:35〜43頁を参照されたい。GDF8または構造的に関連するタンパク質に結合し、それらの生物学的活性を阻害する他のタンパク質は、フォリスタチンおよび潜在的に、フォリスタチン関連タンパク質を含む。例えば、Gamerら(1999年)Dev. Biol.、208巻:222〜232頁を参照されたい。
BMP11としても公知のGDF11は、マウス発生の際に尾芽、肢芽、上顎および顎弓、ならびに後根神経節において発現される分泌タンパク質である。例えば、McPherronら(1999年)Nat. Genet.、22巻:260〜264頁;およびNakashimaら(1999年)Mech. Dev.、80巻:185〜189頁を参照されたい。GDF11は、中胚葉および神経組織の両方のパターン形成において特有の役割を果たす。例えば、Gamerら(1999年)Dev Biol.、208巻:222〜32頁を参照されたい。GDF11は、発生中のニワトリ肢における軟骨形成および筋形成の負の調節因子であることが示された。例えば、Gamerら(2001年)Dev Biol.、229巻:407〜20頁を参照されたい。筋肉におけるGDF11の発現も、GDF8と同様の仕方での筋肉成長の調節におけるその役割を示唆する。加えて、脳におけるGDF11の発現は、GDF11が、神経系の機能に関係する活性も保有し得ることを示唆する。興味深いことに、GDF11は、嗅上皮における神経発生を阻害することが判明した。例えば、Wuら(2003年)Neuron.、37巻:197〜207頁を参照されたい。したがって、GDF11は、筋肉疾患および神経変性疾患(例えば、筋委縮性側索硬化症)など、疾患の処置におけるインビトロおよびインビボ適用を有し得る。
骨原性タンパク質−1(OP−1)とも呼ばれるBMP7は、軟骨および骨形成を誘導することが周知である。加えて、BMP7は、多様な生理的過程を調節する。例えば、BMP7は、上皮骨形成の現象の原因となる骨誘導性因子の場合もある。BMP7が、カルシウム調節および骨恒常性における役割を果たすことも判明する。アクチビンと同様に、BMP7は、II型受容体、ActRIIAおよびActRIIBに結合する。しかし、BMP7およびアクチビンは、ヘテロマー受容体複合体へと別個のI型受容体をリクルートする。観察された主要なBMP7 I型受容体は、ALK2であったが、アクチビンは、ALK4(ActRIIB)に排他的に結合した。BMP7およびアクチビンは、別個の生物学的応答を誘発し、異なるSMAD経路を活性化した。例えば、Macias−Silvaら(1998年)J Biol Chem. 273巻:25628〜36頁を参照されたい。
ミュラー管阻害物質(MIS)としても公知の抗ミュラー管ホルモン(AMH)は、TGF−ベータファミリー糖タンパク質である。1つのAMH関連II型受容体が同定され、AMHRIIまたは代替的にMISRIIと命名された。AMHは、ヒト男性胚におけるミュラー管の退縮を誘導する。AMHは、生殖年齢の女性において発現され、サイクルまたは妊娠により上下しないが、卵母細胞の含量および質の両方が減少するにつれて漸減することが判明し、AMHが、卵巣生理学のバイオマーカーとして機能し得ることを示唆する。例えば、Zecら(2011年)Biochemia Medica 21巻(3号):219〜30頁を参照されたい。
ACVRLK1として代替的に公知のACVRL1遺伝子の産物であるアクチビン受容体様キナーゼ−1(ALK1)は、その発現が内皮細胞に主に制限されるI型受容体である。例えば、OMIMエントリ601284を参照されたい。ALK1は、BMP9およびBMP10など、TGF−ベータファミリーリガンドの結合によって活性化され、ALK1シグナル伝達は、発生および病的な血管形成の両方の調節において決定的である。ALK1発現は、初期マウス発生における血管発生および血管新生の部位と重複し、ALK1ノックアウトマウスは、重篤な血管異常のために胎生期11.5日目前後で死ぬ(例えば、CunhaおよびPietras(2011年)Blood 117巻(26号):6999〜7006頁を参照されたい)。ALK1発現は、肝星細胞および軟骨細胞など、他の細胞型においても記載された。その上、ALK1は、アクチビン受容体様キナーゼ−2(ALK2)と共に、間葉系幹細胞におけるBMP9誘導性骨原性シグナル伝達に重要であることが判明した。例えば、CunhaおよびPietras(2011年)Blood 117巻(26号):6999〜7006頁を参照されたい。
ActRIAまたはACVRLK2として代替的に公知のACVR1遺伝子の産物であるALK2は、アクチビンおよびBMPに結合することが示されたI型受容体である。ALK2ノックアウトマウスは、原腸形成の直後に死ぬため、ALK2は、胚発生に決定的である。例えば、Mishinaら(1999年)Dev Biol.213巻:314〜326頁およびOMIMエントリ102576を参照されたい。ALK2における構成的に活性な変異は、進行性骨化性線維形成異常(FOP)に関連する。FOPは、筋肉、腱および靱帯を含む線維性組織を自発的にまたは損傷時に骨化させる、稀な遺伝的障害である。ALK2のコドン206におけるアルギニンからヒスチジンへの変異は、ヒトにおけるFOPに関連する天然に存在する変異である。この変異は、リガンドの結合なしで、ALK2を経たBMP特異的シグナル伝達を誘導する。例えば、Fukudaら(2009年)J Biol Chem.284巻(11号):7149〜7156頁およびKaplanら(2011年)Ann N.Y. Acad Sci.1237巻:5〜10頁を参照されたい。
ACVRLK3として代替的に公知のBMPR1A遺伝子の産物であるアクチビン受容体様キナーゼ−3(ALK3)は、BMPファミリーにおける複数のリガンドの効果を媒介するI型受容体である。遍在性組織発現を有するいくつかのI型受容体とは異なり、ALK3は、より特殊化された機能性と一貫して、制限されたパターンの発現を表示する。例えば、ten Dijke(1993年)Oncogene、8巻:2879〜2887頁およびOMIMエントリ601299を参照されたい。ALK3は一般に、BMP2、BMP4、BMP7およびBMPファミリーの他のメンバーに対する高アフィニティー受容体として認識される。BMP2およびBMP7は、造骨性分化の強力な刺激因子であり、現在、脊椎固定およびある特定の偽関節骨折において骨形成を誘導するように臨床的に使用されている。ALK3は、骨芽細胞におけるBMP2およびBMP4シグナル伝達の媒介における重要な受容体として考慮される。例えば、Laveryら(2008年)J. Biol. Chem.283巻:20948〜20958頁を参照されたい。ホモ接合型ALK3ノックアウトマウスは、胚発生初期(ほぼ9.5日目)に死ぬが、骨芽細胞においてALK3のコンディショナルな破壊を保有する成体マウスは、骨量増大を呈示することが近年報告されたが、新たに形成された骨は、組織崩壊の証拠を示した。例えば、Kamiya(2008年)J. Bone Miner. Res.、23巻:2007〜2017頁;およびKamiya(2008年)Development 135巻:3801〜3811頁を参照されたい。この知見は、臨床使用における骨を作る薬剤としての、BMP2およびBMP7(ALK3のリガンド)の有効性とは驚くべき対照をなす。
ACVRLK4として代替的に公知のACVR1B遺伝子の産物であるアクチビン受容体様キナーゼ−4(ALK4)は、アクチビン、nodalおよびGDFを含むいくつかのTGF−ベータファミリーリガンドのシグナルを伝達するI型受容体である。ALK4変異は、膵がんに関連し、ドミナントネガティブ切断型ALK4アイソフォームの発現は、ヒト下垂体腫瘍において高度に発現される。例えば、Tsuchidaら(2008年)Endocrine Journal 55巻(1号):11〜21頁およびOMIMエントリ601300を参照されたい。
TGFBR1遺伝子の産物であるアクチビン受容体様キナーゼ−5(ALK5)は、大部分の細胞型で広く発現される。TGF−ベータ、アクチビンおよびGDF−8を含むいくつかのTGF−ベータスーパーファミリーリガンドは、ALK5を経てシグナル伝達し、下流のSmad2およびSmad3を活性化する。ALK5が欠乏しているマウスは、卵黄嚢および胎盤の血管発生における重篤な欠損を呈示し、循環赤血球細胞を欠き、妊娠中期に死ぬ。このような胚は、正常な造血能を有したが、内皮細胞の増殖および不適切な遊走を増強したことが判明した。よって、ALK5依存性シグナル伝達は、血管新生に重要であるが、造血前駆細胞の発生および機能的造血発生には重要でない。例えば、Larssonら(2001年)The EMBO Journal、20巻(7号):1663〜1673頁およびOMIMエントリ190181を参照されたい。内皮細胞において、ALK5は、協同的にかつALK1シグナル伝達とは反対に作用する。ALK5は、細胞遊走および増殖を阻害し、特に、ALK1の反対の効果である。例えば、Goumansら(2003年)Mol Cell 12巻(4号):817〜828頁を参照されたい。その上、ALK5は、筋肉成長を負に調節すると考えられる。筋ジストロフィーのマウスモデルの筋肉におけるALK5のノックダウンは、線維症を減少させ、筋肉成長に関連する遺伝子の発現を増大させることが判明した。例えば、Kemaladewiら(2014年)Mol Ther Nucleic Acids 3巻、e156頁を参照されたい。
アクチビン受容体様キナーゼ−6(ALK6)は、BMPR1B遺伝子の産物であり、この遺伝子の欠乏は、ヒトおよびマウスの両方における軟骨異形成(chrondodysplasia)および肢欠損に関連する。例えば、Demirhanら(2005年)J Med Genet.42巻:314〜317頁を参照されたい。ALK6は、発生中の骨格の至るところで広く発現され、マウスにおける軟骨形成に必要とされる。例えば、Yiら(2000年)Development 127巻:621〜630頁およびOMIMエントリ603248を参照されたい。
アクチビン受容体様キナーゼ−7(ALK7)は、ACVR1C遺伝子の産物である。ALK7ヌルマウスは、生存可能で生殖能力があり、骨格または肢の形成異常を表示しない。ALK7を介したGDF3シグナル伝達は、インスリン感受性および肥満における役割を果たすと思われる。これは、Alk7ヌルマウスが、脂肪蓄積低減および食事誘導性肥満に対する抵抗性を示すという結果によって支持される。例えば、Anderssonら(2008年)PNAS 105巻(20号):7252〜7256頁を参照されたい。ALK7媒介性Nodalシグナル伝達は、種々の異なるがん細胞株において腫瘍促進および腫瘍抑制効果の両方を有することに関係づけられた。例えば、De Silvaら(2012年)Frontiers in Endocrinology 3巻:59頁およびOMIMエントリ608981を参照されたい。
本明細書で使用される用語「ActRII」は、II型アクチビン受容体のファミリーを指す。このファミリーは、ACVR2A遺伝子によってコードされるアクチビン受容体IIA型(ActRIIA)、およびACVR2B遺伝子によってコードされるアクチビン受容体IIB型(ActRIIB)の両方を含む。ActRII受容体は、アクチビン、GDF8(ミオスタチン)、GDF11、ならびにBMPのサブセット、特に、BMP6およびBMP7を含む、種々のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体である。ActRII受容体は、筋肉および神経筋障害(例えば、筋ジストロフィー、筋委縮性側索硬化症(ALS)および筋委縮)、望まれない骨/軟骨成長、脂肪組織障害(例えば、肥満)、代謝性障害(例えば、2型糖尿病)ならびに神経変性障害を含む、種々の生物学的障害に関係づけられる。例えば、Tsuchidaら(2008年)Endocrine Journal 55巻(1号):11〜21頁、Knopfら、U.S.8,252,900ならびにOMIMエントリ102581および602730を参照されたい。
TGFBR2遺伝子によってコードされるトランスフォーミング増殖因子ベータ受容体II(TGFBRII)は、TGF−ベータリガンドに結合し、下流のSmad2およびSmad3エフェクターを活性化することが公知のII型受容体である。例えば、Hinck(2012年)FEBS Letters 586巻:1860〜1870頁およびOMIMエントリ190182を参照されたい。TGFBRIIを介したTGF−ベータシグナル伝達は、T細胞増殖、T調節性細胞の維持および前軟骨(precartilaginous)幹細胞の増殖において決定的である。例えば、Liら(2006年)Immunity 25巻(3号):455〜471頁およびChengら、Int. J. Mol. Sci.2014年、15巻、12665〜12676頁を参照されたい。
BMPR2遺伝子によってコードされる骨形成タンパク質受容体II(BMPRII)は、ある特定のBMPリガンドに結合すると考えられるII型受容体である。場合によっては、BMPRIIへの効率的なリガンド結合は、適切なTGFBR I型受容体の存在に依存する。例えば、Rosenzweigら(1995年)PNAS 92巻:7632〜7636頁を参照されたい。BMPRIIにおける変異は、ヒトにおける肺高血圧に関連する。OMIMエントリ600799を参照されたい。
抗ミュラー管ホルモンII型受容体として代替的に公知のAMHR2遺伝子の産物であるミュラー管阻害物質受容体II(MISRII)は、II型TGF−ベータ受容体である。MISRIIは、MISリガンドに結合するが、シグナル伝達のために、ALK3またはALK6などの適切なI型受容体の存在を必要とする。例えば、Hinck(2012年)FEBS Letters 586巻:1860〜1870頁およびOMIMエントリ600956を参照されたい。MISRIIは、ヒトにおける性分化に関与し、ヒトの男性におけるミュラー管退縮に必要とされる。AMHは、生殖年齢の女性において発現され、サイクルまたは妊娠により上下しないが、卵母細胞の含量および質の両方が減少するにつれて漸減することが判明し、AMHが、卵巣生理学のバイオマーカーとして機能し得ることを示唆する。例えば、Zecら(2011年)Biochemia Medica 21巻(3号):219〜30頁およびOMIMエントリ600956を参照されたい。
ある特定の態様では、本発明は、ENGポリペプチドに関する。CD105としても公知であり、ENGによってコードされるタンパク質エンドグリン(ENG)は、リガンドのトランスフォーミング増殖因子−β(TGF−β)スーパーファミリーに対する共受容体と考慮され、正常および病的な線維症および血管新生に関係付けられる。構造的には、ENGは、ホモ二量体細胞表面糖タンパク質である。これは、タンパク質の透明帯(ZP)ファミリーに属し、短いC末端細胞質ドメイン、単一の疎水性膜貫通ドメインおよび長い細胞外ドメイン(ECD)からなる(Gougosら、1990年、J Biol Chem 265巻:8361〜8364頁)。電子顕微鏡によって決定される通り、単量体ENG ECDは、N末端に位置する2つのZP領域およびオーファンドメインからなる(Llorcaら、2007年、J Mol Biol 365巻:694〜705頁)。
ENG発現は、静止状態の血管内皮において低いが、治癒中の創傷の内皮細胞、発生中の胚、炎症性組織および固形腫瘍において上方調節される(Dallasら、2008年、Clin Cancer Res 14巻:1931〜1937頁)。ヌルENG対立遺伝子がホモ接合型のマウスは、欠損した血管発生により妊娠初期に死亡する(Liら、1999年、Science 284巻:1534〜1537頁)一方、ヘテロ接合型ヌルENGマウスは、成体時に血管新生異常を示す(Jerkicら、2006年、Cardiovasc Res 69巻:845〜854頁)。ヒトにおいて、ENG遺伝子変異は、介在する毛細血管床がない、動脈から静脈への直接の流れ(連絡)(動静脈シャント)をもたらす動静脈奇形によって特徴付けられる常染色体優性型の血管異形成である、遺伝性出血性毛細管拡張症(オスラー−ランデュ−ウェーバー症候群)1型(HHT−1)の原因として同定された(McAllisterら、1994年、Nat Genet 8巻:345〜351頁;Fernandez−Lら、2006年、Clin Med Res 4巻:66〜78頁)。HHT患者の典型的な症状は、反復性鼻出血、胃腸出血、皮膚性および粘膜皮膚性毛細血管拡張症、ならびに肺の、大脳のまたは肝臓の脈管構造における動静脈奇形を含む。
共受容体として、ENGは、リガンドシグナル伝達単独の直接の媒介によらず、TGF−βファミリーリガンドに対する他の受容体の応答をモジュレートすると考えられる。TGF−βファミリーにおけるリガンドは典型的に、ホモ二量体II型受容体への結合によってシグナル伝達し、これは、ホモ二量体I型受容体のリクルートメントおよびトランスリン酸化を誘発し、これにより、特異的遺伝子の転写活性化の原因となるSmadタンパク質のリン酸化をもたらす(Massague、2000年、Nat Rev Mol Cell Biol 1巻:169〜178頁)。異所性細胞発現アッセイに基づき、ENGが、それだけでリガンドに結合することができないこと、また、TGF−β1、TGF−β3、アクチビンA、骨形成タンパク質−2(BMP−2)およびBMP−7へのその結合が、適切なI型および/またはII型受容体の存在を必要とすることが報告された(Barbaraら、1999年、J Biol Chem 274巻:584〜594頁)。にもかかわらず、線維芽細胞の細胞株によって発現されるENGが、TGF−β1に結合することができるという証拠があり(St.−Jacquesら、1994年、Endocrinology 134巻:2645〜2657頁)、COS細胞に関する近年の結果は、トランスフェクトされた全長ENGが、トランスフェクトされたI型またはII型受容体の非存在下でBMP−9に結合することができることを示す(Scharpfeneckerら、2007年、J Cell Sci 120巻:964〜972頁)。
前述に加えて、ENGは、全長膜結合型タンパク質のタンパク分解性切断後に、ある特定の条件下、in vivoにおいて可溶型で発生することができる(Hawinkelsら、2010年、Cancer Res 70巻:4141〜4150頁)。上昇したレベルの可溶性ENGが、がんおよび子癇前症の患者の循環中に観察された(Liら、2000年、Int J Cancer 89巻:122〜126頁;Calabroら、2003年、J Cell Physiol 194巻:171〜175頁;Venkateshaら、2006年、Nat Med 12巻:642〜649頁;Levineら、2006年、N Engl J Med 355巻:992〜1005頁)。内在性可溶性ENGの役割は、理解が不十分であるが、ENG前駆体の残基26〜437(配列番号1のアミノ酸26〜437)に対応するタンパク質は、TGF−βファミリーリガンドに対するスカベンジャーまたはトラップとして作用することが提案され(Venkateshaら、2006年、Nat Med 12巻:642〜649頁;WO−2007/143023)、そのうち、TGF−β1およびTGF−β3のみが特異的に関係付けられている。
ある特定の態様では、本発明は、ベータグリカンポリペプチドに関する。TGFβ受容体III型(TβRIII、TGFβRIII)としても公知であり、TGFBR3によってコードされるベータグリカンは、大型の細胞外ドメイン、膜貫通ドメインおよび相対的に短い細胞質ドメイン(43アミノ酸)からなる1回膜貫通タンパク質である。その細胞質ドメインが、明らかなシグナル伝達モチーフを欠くため、ベータグリカンが、シグナル伝達に直接的に関与しないことが考えられる。共受容体の役割と一貫して、細胞表面におけるベータグリカンの存在は、そのII型受容体(TGFβRII)へのTGFβアイソフォームの結合を増加させ、生物学的アッセイにおけるリガンド有効性を増加させる(Bilandzicら、2011年、Mol Cell Endocrinol 339巻:180〜189頁)。この効果は、ベータグリカンの非存在下でTGFβRIIに弱く結合するTGFβ2に対して最も明確である(Lopez−Casillasら、1993年、1994年)。加えて、ベータグリカンの細胞外ドメインは、その生理学的役割が未だ決定されていない可溶型で、一部の細胞から放出される。
ベータグリカンは、TGFβの他にスーパーファミリーリガンドによるシグナル伝達を変更することができる。例えば、インヒビンは、ActRIIAまたはActRIIBに結合し、アクチビンI型受容体のリクルートメントを防止することによりアクチビンを機能的に拮抗することができる。しかし、インヒビンは、アクチビンシグナル伝達の高効力阻害のためにベータグリカンの存在を必要とする(Lewisら、2000年、Nature 404巻:411〜414頁;Wiaterら、2009年、Mol Endocrinol 23巻:1033〜1042頁)。ベータグリカンは、インヒビンおよびアクチビンII型受容体と安定した複合体を形成し、これにより、これらの受容体の利用能を低下させて、アクチビンシグナル伝達を伝える(Lewisら、2000年、Nature 404巻:411〜414頁)。同様の様式で、ベータグリカンは、インヒビンが、ActRIIA、ActRIIBまたはBMPRIIへのBMPの結合を拮抗することを可能にし、これにより、BMPシグナル伝達を阻害する(Wiaterら、2003年、J Biol Chem 278巻:7934〜7941頁)。
ある特定の態様では、本発明は、EGF−CFCファミリーポリペプチドに関する。ヒトにおける上皮増殖因子−Cripto−1/FRL−1/Cryptic(EGF−CFC)ファミリーのメンバーは、始祖(founder)Cripto−1(TDGF1によってコードされる)ならびにCrypticタンパク質(CFC1によってコードされる)およびCrypticファミリータンパク質1B(CFC1Bによってコードされる)を含む。EGF−CFC遺伝子は、多様なEGFモチーフおよびCFCモチーフと命名された新規の保存されたシステインに富むドメインを含有する小型の細胞外タンパク質をコードし、最大の配列類似性は、中央のEGFおよびCFCモチーフにおいて発生する(Shenら、2000年、Trends Genet 16巻:303〜309頁)。大部分のEGF−CFCタンパク質は、C末端にグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカー部位を保有することが示されまたは予測された。しかし、可溶性細胞外型のこれらのタンパク質も存在する(例えば、Watanabeら、2007年、J Biol Chem 282巻:31643〜31655頁を参照)。
ある特定の態様では、本発明は、Cripto−1ポリペプチドに関する。Criptoまたはテラトカルシノーマ由来増殖因子(TDGF−1)としても公知のCripto−1は、Smad2/3経路を介してシグナル伝達する複数のTGFβスーパーファミリーリガンドの活性を調節する。Cripto−1は、Nodal、GDF1およびGDF3を含むリガンドのサブセットに対する偏性(obligatory)細胞表面共受容体として機能する(Grayら、2012年、FEBS Lett 586巻:1836〜1845頁)。Cripto−1は、ALK4をリクルートすることによりNodalに対する共受容体として作用し、シグナル伝達のためのActRIIB−ALK4−Cripto−Nodal複合体の形成をもたらす(Rosa、2002年、Sci STKE 2002巻(158号):pe47頁;Yanら、2002年、Mol Cell Biol 22巻:4439〜4449頁;Blanchetら、2008年、Sci Signal 1巻(45号):ra13頁)。この共受容体機能は、幹細胞分化および脊椎動物胚発生の調節において必須の役割を果たし、成体組織における正常組織成長およびリモデリングを調節する。例えば、Guardiolaら(2012年)Proc Natl Acad Sci USA 109巻:E3231〜E3240頁を参照されたい。Nodalシグナル伝達は、腫瘍形成能の促進における重大な役割を果たすため、Cripto−1共受容体機能は、腫瘍成長にも関連付けられた。一部のリガンドによるシグナル伝達を容易にすることに加えて、Cripto−1は、アクチビンA、アクチビンB、ミオスタチン(GDF8)およびTGFβによる受容体活性化を阻害する(Grayら、2003年、Proc Natl Acad Sci USA 100巻:5193〜5198頁;Grayら、2006年、Mol Cell Biol 26巻:9268〜9278頁;Guardiolaら、2012年、Proc Natl Acad Sci USA 109巻:E3231〜E3240頁)。詳細な解析において、Cripto−1が、Nodalおよびアクチビンと類似の受容体複合体を形成し、これにより、非競合的アクチビンアンタゴニストとして機能することが示された(Kelberら、2008年、J Biol Chem 283巻:4490〜4500頁)。
ある特定の態様では、本発明は、CrypticおよびCrypticファミリー1Bポリペプチドに関する。二重ヌル変異体マウスにおける表現型に基づいて、CrypticおよびCripto−1は、初期胚発生において部分的に冗長な機能を果たすことが判明し、初期マウス胚発生における全てではないとしても大部分のNodal活性は、これら2つのEGF−CFCタンパク質に依存すると考えられる(Chuら、2010年、Dev Biol 342巻:63〜73頁)。Crypticのみが欠損しているマウスの別々の研究は、胚発生の際の左右非対称の正確な確立におけるこのタンパク質の役割を明らかにした(Gaioら、1999年、Curr Biol 9巻:1339〜1342頁)。
ある特定の態様では、本発明は、コーディン関連ポリペプチドに関する。このファミリーにおけるタンパク質は、スーパーファミリーリガンドへのタンパク質結合に重要な、フォンヴィルブランドC(VWC)型のコーディン様システインに富む反復(CRR)モチーフを含有する。このようなCRRは、10個のシステインに基づく保存されたコンセンサス配列を有する(CXnWX4CX2CXCX6CX4CX4〜6CX9〜11CCPXC)(Sasaiら、1994年、Cell 79巻:779〜790頁;Garcia−Abreuら、2002年、Gene 287巻:39〜47頁)。コーディン関連タンパク質の例として、BMPER、CRIM1およびCRIM2が挙げられる。
ある特定の態様では、本発明は、BMPERポリペプチドに関する。BMP結合内皮細胞前駆体由来調節因子(BMPER)は、BMPERによってコードされ、Drosophila Crossveinless−2(CV−2)のヒトホモログである。BMPERは、5個のCCRモチーフを含有する分泌タンパク質であり、タンパク分解性切断されて、ジスルフィド連結された2個のフラグメントを生成することが報告される(Moserら、2003年、Mol Cell Biol 23巻:5664〜5679頁;Binnertsら、2004年、Biochem Biophys Res Commun 315巻:272〜280頁)。哺乳動物BMPERは本来、BMPシグナル伝達の阻害剤として同定された。しかし、その後の調査は、BMPERが、濃度に依存して二相性の活性を発揮し得ることを決定し、リガンドのモル濃度に満たないモル濃度でBMP媒介性シグナル伝達を増強するが、リガンドの濃度を越える濃度でこのようなシグナル伝達を阻害する(Kelleyら、2009年、J Cell Biol 184巻:597〜609頁)。BMPERは、胚発生において広範なBMP媒介性分化過程に関係付けられ、マウスにおけるBMP媒介性血管炎症の重要な出生後調節因子としても関係付けられる(Piら、2012年、Arterioscler Thromb Vasc Biol 32巻:2214〜2222頁)。
ある特定の態様では、本発明は、CRIM1ポリペプチドに関する。「システインに富む膜貫通BMP調節因子1」としても公知のシステインに富む運動ニューロン1(CRIM1)は、CRIM1によってコードされる。このI型膜貫通タンパク質は、シグナル配列、細胞外ドメイン(905アミノ酸)、膜貫通ドメイン(21アミノ酸)および細胞内ドメイン(76アミノ酸)を含有する。細胞外ドメインは、膜における完全なタンパク質の切断による可能性が高い、可溶型として細胞から放出される場合もあり(Wilkinsonら、2003年、J Biol Chem 278巻:34181〜34188頁)、N末端インスリン様増殖因子結合モチーフおよびVWC型の6個のコーディン様CRRモチーフを含有する。これらのCRRは、TGFβアイソフォームのBMP4およびBMP7など、スーパーファミリーリガンドへのタンパク質結合を媒介する(例えば、Wilkinsonら、2003年、J Biol Chem 278巻:34181〜34188頁を参照)。CRIM1は、部分的に、BMPのプロセシングおよび細胞表面への送達の速度を低下させることによって、BMPシグナル伝達を阻害する。ドミナントネガティブ(切断型)CRIM1アイソフォームを発現するトランスジェニックマウスにおける研究は、眼、中枢神経系および腎臓の正常な発生のためのCRIM1の重要性を示す(Pennisiら、2007年、Dev Dyn 236巻:502〜511頁;Wilkinsonら、2007年、J Am Soc Nephrol 18巻:1697〜1708頁)。
ある特定の態様では、本発明は、CRIM2ポリペプチドに関する。CRIM2は、ヒト遺伝子KCP(キエリン(kielin)/コーディン様タンパク質1)によってコードされる分泌タンパク質であり、これは、Xenopusキエリンおよびマウスコーディンに対するタンパク質の配列類似性の認識にちなんで命名された。ヒトにおいてほぼ1500アミノ酸である最も長いCRIM2アイソフォームは、VWC型の多くのCRRモチーフを含有する。CRRモチーフを含有する大部分の阻害タンパク質とは異なり、CRIM2は、BMPシグナル伝達の強力なエンハンサーであり、そのI型受容体ALK3に対するBMP7のアフィニティーを増加させ、および/またはマウスにおけるこのリガンド−受容体複合体の安定性を増強することができる(Linら、2005年、Nat Med 11巻:387〜393頁)。CRIM2ヌル対立遺伝子がホモ接合型のマウスは、生存可能で繁殖能力があるが、TGFβによって刺激されるが、BMP7によって阻害される疾患である間質性腎線維症発生に対して高感受性である。BMPにおける増強効果とは対照的に、CRIM2は、Smad2/3経路を介したアクチビンA媒介性およびTGFβ1媒介性シグナル伝達の両方を阻害する(Linら、2006年、Mol Cell Biol 26巻:4577〜4585頁)。CRIM2のこれらの阻害効果は、パラクリン様式で媒介され、TGFβ1またはアクチビンAへのCRIM2の直接の結合が、予期される受容体とこれらのリガンドとの相互作用を遮断し得ることを示唆する。TGFβおよびアクチビンによる活性化を抑制しつつ、BMPシグナル伝達を増強する能力は、間質性腎線維症の開始および進行における、これらの抗線維化および線維化促進サイトカインの間の応答をモジュレートする際のCRIM2の重要な役割を示す。
ある特定の態様では、本発明は、BAMBIポリペプチドに関する。「非転移性遺伝子A」(NMA)としても公知の、「BMPおよびアクチビン膜結合型阻害剤」(BAMBI)と命名されたタンパク質は、BAMBIによってコードされる。BAMBIは、細胞外ドメイン(132アミノ酸)、膜貫通ドメインおよび細胞質ドメインを有する、TGFβスーパーファミリー由来のI型受容体に似ている。しかし、BAMBIは、細胞内キナーゼドメインを欠き、したがって、偽受容体として記載されてきた(Onichtchoukら、1999年、Nature 401巻:480〜485頁)。BAMBIは、I型受容体と競合して、II型受容体と安定した複合体を形成し、これにより、I型およびII型受容体の活性複合体の形成を防止する。その上、BAMBIは、Smad7と協同して、リガンド媒介性シグナル伝達を阻害する(Yanら、2009年、J Biol Chem 284巻:30097〜30104頁)。BAMBIによって阻害されるリガンドは、BMP、アクチビンおよびTGFβを含む。発生において、BAMBIは、原腸形成、神経管形成ならびに骨および歯の発生において顕著であり、多くの場合、BMPファミリーメンバーと共発現される(Onichtchoukら、1999年、Nature 401巻:480〜485頁;Knightら、J Dent Res 80巻:1895頁;Paulsenら、2011年、Proc Natl Acad Sci USA 108巻:10202頁〜)。成体において、BAMBIは、糖尿病性腎症、血栓形成、心臓過負荷に対する応答、およびTGFβ媒介性腫瘍侵襲性などの過程をモジュレートする(Villarら、2013年、Biochim Biophys Acta 1832巻:323〜335頁;Salles−Crawleyら、2014年、Blood 123巻:2873〜2881頁;Fanら、2015年、Diabetes 64巻:2220〜2233頁;Marwitzら、2016年、Cancer Res 76巻:3785〜3801頁)。
ある特定の態様では、本発明は、反発的ガイダンス分子(RGM)ポリペプチドに関する。RGMは、BMPシグナル伝達のための共受容体として作用し、また、ネオゲニンとして公知の無関係膜貫通タンパク質と相互作用することが提案された構造的に関連するタンパク質のファミリーを構成する。3種の哺乳動物タンパク質であるRGM−A、RGM−BおよびRGM−Cは、一次アミノ酸配列においておよそ50〜60%同一であり、タンパク分解性切断部位およびGPIアンカーなどの構造的特色を共有するが、別個の生合成およびプロセシングステップを経る。各RGMは、遺伝子発現の別個の組織特異的パターンを呈示し(Oldecampら、2004年、Gene Expr Patterns 4巻:283〜288頁)、別個の生物学的機能を果たすと考えられる(後述を参照)。シェディングによって形成し得る可溶性RGMタンパク質(Linら、2008年、Blood Cells Mol Dis 40巻:122〜131頁;Tassewら、2012年、Dev Cell 22巻:391〜402頁)は、BMP活性を阻害することが示された(Linら、2005年、Blood 106巻:2884〜2889頁)。近年の構造研究は、RGMのN末端ドメインが、I型スーパーファミリー受容体の重大なBMP結合モチーフを模倣し、これにより、膜アンカー型RGMが、pH依存性様式でBMP結合に関してI型受容体と競合することを可能にするが、エンドソーム区画内からのBMPシグナル伝達を最終的に増強することを明らかにする(Healeyら、2015年、Nat Struct Mol Biol 22巻:458〜465頁;Mueller、2015年、Nat Struct Mol Biol 22巻:439〜440頁)。表面プラズモン共鳴によって決定される通り、3種のRGMタンパク質は、BMPに対する差次的結合動態を呈示し、これは、in vivoでのその文脈特異的効果に寄与し得る(Wuら、2012年、PLOS One 7巻:e46307頁)。
RGMAによってコードされるタンパク質RGM−Aは、大部分はRGM−Bと非重複様式で、胚発生において中枢神経系で発現される。成体において、RGM−Aは、脳および多くの他の組織で発現され、がん、免疫調節に、また、骨格筋細胞の分化およびサイズを調節する筋形質タンパク質として関係付けられてきた(Tianら、2013年、Mol Reprod Dev 80巻:700〜717頁;Martinsら、2014年、Cells Tissues Organs 200巻:326〜338頁)。in vitroでのいくつかの細胞型におけるRGM−Aの研究は、これが、そうでなければBMPRIIを介したシグナル伝達を好む内在性BMP2およびBMP4リガンドによるActRIIAの使用を容易にすることによりBMPシグナル伝達を増加させることを示唆する(Xiaら、2007年、J Biol Chem 282巻:18129〜18140頁)。
RGM−Bは、DRAGONとしても公知であり、RGMBによってコードされる。RGM−Aと同様に、RGM−Bは、成体の脳および多くの他の組織で発現される。RGM−Bノックアウトマウスは、未確定の理由で、出生後数週間で死ぬ(Xiaら、2011年、J Immunol 186巻:1369〜1376頁)。RGM−Bは、表面プラズモン共鳴によって決定される通り、BMP2およびBMP4に結合するが、BMP7、アクチビンAまたはTGFβアイソフォームには結合せず、ドミナントネガティブ受容体による共免疫沈降および遮断によって決定される通り、I型受容体(ALK2、ALK3およびALK6)およびII型受容体(ActRIIAおよびActRIIB)と直接的に相互作用する(Samadら、2005年、J Biol Chem 280巻:14122〜14129頁)。BMPシグナル伝達を増加させるRGM−Bの能力は、そのC末端GPIアンカーを介した膜会合を必要とする。
ヘモジュベリン(HJV)としても公知であり、HFE2によってコードされるタンパク質RGM−Cは、重篤な臨床合併症を伴う早期発症型全身性鉄過剰症によって特徴付けられる希少劣性遺伝疾患である若年性ヘモクロマトーシスに関連する。ヘモジュベリンは現在、鉄恒常性のマスター調節因子であるヘプシジンの調節における必須因子であることが公知である(Niederkoflerら、2005年、J Clin Invest 115巻:2180〜2186頁)。ヘモジュベリンは、主に肝臓で発現され、これはヘプシジン調節の優勢部位と一貫し、また、心臓および骨格筋でも発現され、ここでのヘモジュベリンの役割は不明である。複数の研究が、ヘモジュベリンが、BMPシグナル伝達を変更することにより、肝臓におけるヘプシジン発現を調節することを実証した。RGM−AおよびRGM−Bとは異なり、ヘモジュベリンは、BMP2およびBMP4結合に加えて、ヘプシジン発現を調節する重大なリガンドであるBMP6に高いアフィニティーで結合する(Andriopoulosら、2009年、Nat Genet 41巻:482〜487頁)。細胞株におけるsiRNAノックダウン実験およびスーパーファミリータンパク質の肝臓の発現に基づいて、ヘモジュベリンが、ALK2またはALK3およびActRIIAを介したBMP2、BMP4およびBMP6の内在性シグナル伝達を促進することが示唆された(Xiaら、2008年、Blood 111巻:5195〜5204頁)。
ある特定の態様では、本発明は、MuSKポリペプチドに関する。筋肉特異的キナーゼ、CMS9またはFADSとしても公知の筋肉関連受容体チロシンキナーゼ(MuSK)は、MUSKによってコードされる。MuSKは、胚性骨格筋および成熟神経筋接合部で顕著に発現される受容体チロシンキナーゼとして本来同定された、1回膜貫通タンパク質である(Valenzuelaら、1995年、Neuron 15巻:573〜584頁)。これらの研究者らは、MuSK発現が、電気的活性の遮断または物理的固定化である脱神経後の成体筋線維全体に劇的に誘導されることを示した。その後の研究は、MuSKが、複雑な時間的−空間的様式で、TGFβスーパーファミリーとは構造的に無関係なタンパク質によって活性化されて、神経筋接合部の後シナプス側におけるアセチルコリン受容体のクラスター形成を促進および維持し、シナプス前神経終末の分化を誘導することを示す(Hubbardら、2013年、Biochim Biophys Acta 1834巻:2166〜2169頁)。驚いたことに、近年の研究は、MuSKが、BMPおよびI型受容体(ALK3、ALK6)に結合し、MuSKチロシンキナーゼ活性に依存しない機構によるBMPシグナル伝達を刺激することができるBMP共受容体としても機能することを明らかにした(Yilmazら、2016年、Sci Signal 9巻:ra87頁)。
本明細書中で使用される用語は、一般に、本開示の文脈の範囲内で、かつ、各々の用語が使用される特定の文脈において、当該分野におけるその通常の意味を有する。本開示の組成物および方法、ならびに、これらの作製方法および使用方法の記載において、専門家にさらなる案内を提供するために、特定の用語が以下または本明細書中の他の場所で論じられている。用語の任意の使用の範囲および意味は、それが使用される特定の文脈から明らかである。
用語「ヘテロ多量体の複合体」、「ヘテロマー」または「ヘテロ多量体」は、少なくとも第1のポリペプチドおよび第2のポリペプチドを含む複合体であり、第2のポリペプチドは、第1のポリペプチドとは、アミノ酸配列が少なくとも1個のアミノ酸残基異なる。ヘテロマーは、第1および第2のポリペプチドによって形成された「ヘテロ二量体」を含み得る、または第1および第2のポリペプチドに加えたポリペプチドが存在する、より高次の構造を形成することができる。ヘテロ多量体の例示的な構造は、ヘテロ二量体、ヘテロ三量体、ヘテロ四量体およびさらなるオリゴマー構造を含む。ヘテロ二量体は、本明細書において、X:Yまたは同等にX−Yと命名されており、この場合、Xは、第1のポリペプチドを表し、Yは、第2のポリペプチドを表す。より高次のヘテロマーおよびオリゴマー構造は、本明細書において、対応する様式で命名されている。ある特定の実施形態では、ヘテロ多量体は、組換え(例えば、1つまたは複数のポリペプチド構成要素が、組換えタンパク質の場合もある)、単離および/または精製されている。
「相同」は、そのあらゆる文法的な形態および語の綴りのバリエーションにおいて「共通する進化的起源」を有する2つのタンパク質間の関係を指し、同じ生物種のスーパーファミリーからのタンパク質ならびに異なる生物種からの相同タンパク質を含む。このようなタンパク質(およびこれをコードする核酸)は、%同一性の観点であれ、特定の残基もしくはモチーフおよび保存された位置の存在によるものであれ、その配列類似性によって反映されるように、配列の相同性を有する。しかし、一般的な用法およびこの出願において、用語「相同」は、「高度に」のような副詞で修飾されるとき、配列の類似性を指す場合があり、そして、共通する進化の起源に関連していてもしていなくてもよい。
用語「配列類似性」は、そのあらゆる文法上の形式において、共通の進化的起源を共有しても共有なくてもよい核酸またはアミノ酸配列の間の同一性または一致の程度を指す。
参照ポリペプチド(またはヌクレオチド)配列に関する「パーセント(%)配列同一性」は、配列を整列し、必要であればギャップを導入して、配列同一性の一部としていかなる保存的置換も考慮せずに、最大パーセント配列同一性を達成した後に、参照ポリペプチド(ヌクレオチド)配列におけるアミノ酸残基(または核酸)と同一である、候補配列におけるアミノ酸残基(または核酸)のパーセンテージとして規定される。パーセントアミノ酸配列同一性を決定する目的のアラインメントは、当業者の技能範囲内の様々な仕方で、例えば、BLAST、BLAST−2、ALIGNまたはMegalign(DNASTAR)ソフトウェアなど、公開されたコンピュータソフトウェアを使用して達成することができる。当業者は、比較されている配列の全長にわたる最大アラインメントの達成に必要とされるいずれかのアルゴリズムを含む、配列の整列に適切なパラメータを決定することができる。しかし、本明細書における目的のため、%アミノ酸(核酸)配列同一性の値は、配列比較コンピュータプログラムALIGN−2を使用して作成される。ALIGN−2配列比較コンピュータプログラムは、Genentech,Inc.によって著作され、ソースコードは、米国著作権局(U.S. Copyright Office)、Washington D.C.、20559においてユーザー文書により提出され、そこでは、米国著作権登録番号(U.S. Copyright Registration No.)TXU510087にて登録されている。ALIGN−2プログラムは、Genentech,Inc.、South San Francisco、Calif.から公開されている、あるいはソースコードからコンパイルすることができる。ALIGN−2プログラムは、デジタルUNIX(登録商標) V4.0Dを含むUNIX(登録商標)オペレーティング・システムにおける使用のためにコンパイルされるべきである。あらゆる配列比較パラメータは、ALIGN−2プログラムによって設定され、変動させない。
「刺激する(agonize)」は、そのあらゆる文法上の形式において、タンパク質および/または遺伝子を活性化する(例えば、該タンパク質の遺伝子発現を活性化もしくは増幅することにより、または活性状態に入るように不活性タンパク質を誘導することにより)、またはタンパク質および/または遺伝子の活性を増大する過程を指す。
「拮抗する」は、そのあらゆる文法上の形式において、タンパク質および/または遺伝子を阻害する(例えば、該タンパク質の遺伝子発現を阻害もしくは減少させることにより、または不活性状態に入るように活性タンパク質を誘導することにより)、またはタンパク質および/または遺伝子の活性を減少させる過程を指す。
本明細書および特許請求の範囲を通して、数値に関連して使用される用語「約」および「およそ」は、当業者にとって精通し許容される、精度の間隔を表示する。一般に、このような精度の間隔は、±10%である。代替的に、および特に、生物系において、用語「約」および「およそ」は、所定の値の1桁以内の、好ましくは≦5倍、より好ましくは≦2倍の値を意味することができる。
本明細書で開示される数的範囲は、範囲を規定する数を包括する。
用語「a(単数の)」および「an(単数の)」は、この用語が使用されている文脈がそれ以外を明らかに指示しない限り、複数の指示対象を含む。用語「a(単数の)」(または「an(単数の)」)ならびに用語「1つまたは複数」および「少なくとも1つ」は、本明細書において互換的に使用することができる。さらに、「および/または」は、本明細書に使用される場合、他の特色または構成要素を含むまたは含まない、この2つまたはそれを超える指定の特色または構成要素のそれぞれの具体的な開示として解釈するべきである。したがって、本明細書において「Aおよび/またはB」などの語句において使用される用語「および/または」は、「AおよびB」、「AまたはB」、「A」(単独)および「B」(単独)を含むように意図される。同様に、「A、Bおよび/またはC」などの語句において使用される用語「および/または」は、次の態様のそれぞれを包含するように意図される:A、BおよびC;A、BまたはC;AまたはC;AまたはB;BまたはC;AおよびC;AおよびB;BおよびC;A(単独);B(単独);ならびにC(単独)。
2.TGF−ベータスーパーファミリー共受容体、I型受容体、およびII型受容体ポリペプチドならびにヘテロ多量体
部分的に、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、少なくとも1種のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド(例えば、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSK)を含む組換えTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体(ヘテロ多量体)を提供する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7からなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRIIからなる群から選択されるTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。一部の実施形態では、本開示は、そのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択される第1のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、ならびにそのフラグメントおよび改変体を含む、エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Cryptic、Crypticファミリータンパク質1B、Crim1、Crim2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンおよびMuSKからなる群から選択される第2のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含む組換えヘテロ多量体に関する。好ましくは、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体、I型受容体およびII型受容体ポリペプチドは、受容体のリガンド結合性ドメイン、例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体、I型受容体またはII型受容体の細胞外ドメインを含む。他の好ましい実施形態では、本開示のポリペプチドおよびヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、可溶性である。ある特定の好ましい実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、ミュラー管阻害物質(MIS)およびレフティー)に結合する。一部の実施形態では、ヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、少なくとも1×10−7MのKD(例えば、10−7、10−8、10−9、10−10、10−11または10−12を超えるまたはこれに等しいKD)で、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合することができる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、対応するホモ多量体と比較して(例えば、エンドグリン:ALK1ヘテロ多量体vs.エンドグリンおよびALK1ホモ多量体)、異なるTGF−ベータスーパーファミリーリガンド結合および/または阻害プロファイル(特異性)を有する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体、および共受容体:共受容体のヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン(artemin)、パーセフィン、ミュラー管阻害物質(MIS)、およびレフティー)を阻害し得る。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドのシグナル伝達を阻害することができる。例えば、一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体(例えば、共受容体:I型受容体、共受容体:II型受容体および共受容体:共受容体ヘテロ多量体)は、細胞ベースのアッセイ(例えば、本明細書で記載される細胞ベースのシグナル伝達アッセイ)において1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドのシグナル伝達を阻害することができる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、ヘテロ二量体である。
本明細書で使用される用語「ActRIIB」は、任意の種由来のアクチビン受容体IIB型(ActRIIB)タンパク質と、変異誘発または他の修飾によるこのようなActRIIBタンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるActRIIBの参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ActRIIBファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ActRIIBポリペプチド」は、ActRIIBファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。このような改変体ActRIIBポリペプチドの例は、本開示を通して、ならびに参照によりそれらの全体を本明細書に組み込む国際特許出願公開番号WO2006/012627、WO2008/097541およびWo2010/151426に提供されている。
ヒトActRIIB前駆体タンパク質配列を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線により指し示す;細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し;潜在的な内在性N結合型グリコシル化部位は、二重の下線により指し示す。
プロセシングされた細胞外ActRIIBポリペプチド配列を次に示す:
一部の実施形態では、タンパク質は、N末端に「SGR…」配列を有する状態で産生することができる。細胞外ドメインのC末端「テイル」は、単一の下線によって指し示す。「テイル」を欠失した配列(Δ15配列)を次に示す:
配列番号1の64位にアラニンを有するActRIIBの形態(A64)も、文献に報告されている。例えば、Hildenら(1994年)Blood、83巻(8号):2163〜2170頁を参照されたい。本出願人らは、A64置換を有するActRIIBの細胞外ドメインを含むActRIIB−Fc融合タンパク質が、アクチビンおよびGDF11に対し相対的に低いアフィニティーを有することを確かめた。対照的に、64位にアルギニンを有する同じActRIIB−Fc融合タンパク質(R64)は、低ナノモル濃度から高ピコモル濃度範囲内のアクチビンおよびGDF11に対するアフィニティーを有する。したがって、R64を有する配列は、本開示におけるヒトActRIIBの「野生型」参照配列として使用される。
64位にアラニンを有するActRIIBの形態を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントによって指し示す。
代替的A64形態のプロセシングされた細胞外ActRIIBポリペプチド配列を次に示す:
一部の実施形態では、タンパク質は、N末端に「SGR…」配列を有する状態で産生することができる。細胞外ドメインのC末端「テイル」は、単一の下線によって指し示す。「テイル」を欠失した配列(Δ15配列)を次に示す:
ヒトActRIIB前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号7)、これは、ActRIIB前駆体のアミノ酸1〜513をコードする、Genbank参照配列NM_001106.3のヌクレオチド25〜1560を表す。示されている配列は、64位にアルギニンを提供し、そして代わりにアラニンを提供するように修飾することができる。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外ヒトActRIIBポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す(配列番号8)。示されている配列は、64位にアルギニンを提供し、そして代わりにアラニンを提供するように修飾することができる。
ヒトActRIIB細胞外ドメインおよびヒトActRIIA細胞外ドメインのアミノ酸配列のアラインメントは、図3に例証されている。このアラインメントは、ActRIIリガンドに直接的に接触すると考えられる両方の受容体内のアミノ酸残基を指し示す。例えば、複合的ActRII構造は、ActRIIBリガンド結合性ポケットが、残基Y31、N33、N35、L38からT41、E47、E50、Q53からK55、L57、H58、Y60、S62、K74、W78からN83、Y85、R87、A92およびE94からF101によって部分的に定義されることを指し示した。これらの位置において、保存的変異が許容されるであろうことが予想される。
加えて、ActRIIBは、脊椎動物の間で十分に保存されており、細胞外ドメインの大きな区間(stretch)が完全に保存されている。例えば、図4は、様々なActRIIBオルソログと比較した、ヒトActRIIB細胞外ドメインの多重配列アラインメントを描写する。ActRIIBに結合するリガンドの多くも高度に保存されている。したがって、これらのアラインメントから、正常なActRIIBリガンド結合活性に重要な、リガンド結合性ドメイン内の重要なアミノ酸位置を予測すると共に、正常なActRIIBリガンド結合活性を有意に変更することのない、置換に寛容である可能性があるアミノ酸位置を予測することが可能である。したがって、現在開示されている方法に従って有用な活性ヒトActRIIB改変体ポリペプチドは、別の脊椎動物ActRIIBの配列由来の対応する位置に1つまたは複数のアミノ酸を含み得る、またはヒトまたは他の脊椎動物配列における残基と同様の残基を含み得る。限定を意味するものではないが、次の例は、活性ActRIIB改変体を定義するこのアプローチを例証する。ヒト細胞外ドメイン(配列番号2)におけるL46は、ツメガエル(xenopus)ActRIIBにおいてバリンであるため、この位置は、変更することができ、任意選択で、V、IもしくはFなどの別の疎水性残基またはAなどの非極性残基に変更することができる。ヒト細胞外ドメインにおけるE52は、ツメガエルではKであり、この部位が、E、D、K、R、H、S、T、P、G、YおよびおそらくAなど、極性残基も含む多種多様な変化に寛容となり得ることを指し示す。ヒト細胞外ドメインにおけるT93は、ツメガエルではKであり、この位置では幅広い構造変種が許容され、S、K、R、E、D、H、G、P、GおよびYなど、極性残基が好まれることを指し示す。ヒト細胞外ドメインにおけるF108は、ツメガエルではYであり、したがって、YまたはI、VもしくはLなどの他の疎水性基が許容される筈である。ヒト細胞外ドメインにおけるE111は、ツメガエルではKであり、D、R、KおよびHを含む荷電残基ならびにQおよびNがこの位置に許容されるであろうことを指し示す。ヒト細胞外ドメインにおけるR112は、ツメガエルではKであり、RおよびHを含む塩基性残基がこの位置に許容されることを指し示す。ヒト細胞外ドメインにおける119位のAは、相対的に十分には保存されておらず、齧歯類ではP、ツメガエルではVとして出現することから、この位置では基本的にいかなるアミノ酸も許容される筈である。
さらに、ActRIIタンパク質は、構造および機能的な特徴の観点から、特に、リガンド結合に関して当技術分野で特徴付けされている[Attisanoら(1992年)Cell 68巻(1号):97〜108頁;Greenwaldら(1999年)Nature Structural Biology 6巻(1号):18〜22頁;Allendorphら(2006年)PNAS 103巻(20号:7643〜7648頁;Thompsonら(2003年)The EMBO Journal 22巻(7号):1555〜1566頁;ならびに米国特許第7,709,605号、同第7,612,041号および同第7,842,663号]。本明細書の教示に加えて、これらの参考文献は、1つまたは複数の正常な活性(例えば、リガンド結合活性)を保持するActRIIB改変体を生成する仕方についてのガイダンスを十分に提供する。
例えば、3−フィンガートキシンフォールドとして公知の明確な構造モチーフは、I型およびII型受容体によるリガンド結合に重要であり、各単量体の受容体の細胞外ドメイン内の変動的な位置に位置する保存されたシステイン残基によって形成される[Greenwaldら(1999年)Nat Struct Biol 6巻:18〜22頁;およびHinck(2012年)FEBS Lett 586巻:1860〜1870頁]。したがって、これらの保存されたシステインの最外部によって境界を画定されるヒトActRIIBのコアリガンド結合性ドメインは、配列番号1(ActRIIB前駆体)の29〜109位に対応する。したがって、これらのシステインにより境界を画定されたコア配列に隣接する構造的により秩序的でないアミノ酸は、必ずしもリガンド結合を変更することなく、N末端において約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27もしくは28残基、および/またはC末端において約1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24もしくは25残基、切断することができる。N末端および/またはC末端切断型のための例示的なActRIIB細胞外ドメインは、配列番号2、3、5および6を含む。
Attisanoらは、ActRIIBの細胞外ドメインのC末端におけるプロリンノットの欠失が、アクチビンに対する受容体のアフィニティーを低減したことを示した。本配列番号1のアミノ酸20〜119を含有するActRIIB−Fc融合タンパク質である「ActRIIB(20−119)−Fc」は、プロリンノット領域および完全膜近傍ドメインを含むActRIIB(20−134)−Fcと比べて、GDF11およびアクチビンへの低減した結合を有する(例えば、米国特許第7,842,663号を参照されたい)。しかし、ActRIIB(20−129)−Fcタンパク質は、プロリンノット領域が破壊されていても、野生型と比べて同様の、ただし幾分低減した活性を保持する。
したがって、アミノ酸134、133、132、131、130および129(配列番号1に関して)で停止するActRIIB細胞外ドメインは全て、活性であると予想されるが、134または133で停止する構築物が、最も活性となり得る。同様に、残基129〜134(配列番号1に関して)のいずれかにおける変異は、リガンド結合アフィニティーを大幅に変更するとは予想されない。これを支持して、P129およびP130(配列番号1に関して)の変異が、リガンド結合を実質的に減少させないことが当技術分野で公知である。したがって、本開示のActRIIBポリペプチドは、アミノ酸109(最終システイン)もの短さで終わることができるが、109および119でまたはその間(例えば、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118または119)で終わる形態は、低減したリガンド結合を有すると予想される。アミノ酸119(本配列番号1に関して)は、十分には保存されていないため、容易に変更または切断される。128(配列番号1に関して)またはそれより後で終わるActRIIBポリペプチドは、リガンド結合活性を保持する筈である。配列番号1に関して119および127でまたはその間(例えば、119、120、121、122、123、124、125、126または127)で終わるActRIIBポリペプチドは、中等度の結合能力を有するであろう。臨床または実験設定に応じて、これらの形態のうちいずれかが、使用に望ましくなるであろう。
ActRIIBのN末端において、アミノ酸29またはそれ以前(配列番号1に関して)から始まるタンパク質が、リガンド結合活性を保持するであろうことが予想される。アミノ酸29は、最初のシステインを表す。24位(配列番号1に関して)におけるアラニンからアスパラギンへの変異は、リガンド結合に実質的に影響することなく、N結合型グリコシル化配列を導入する[米国特許第7,842,663号]。これは、アミノ酸20〜29に対応する、シグナル切断ペプチドおよびシステイン架橋領域の間の領域における変異が、十分に許容されることを確認する。特に、20、21、22、23および24位(配列番号1に関して)から始まるActRIIBポリペプチドは、一般的なリガンド結合活性を保持する筈であり、25、26、27、28および29位(配列番号1に関して)から始まるActRIIBポリペプチドも、リガンド結合活性を保持すると予想される。例えば、米国特許第7,842,663号において、驚くべきことに、22、23、24または25から始まるActRIIB構築物が、最も活性を有するであろうことが実証された。
まとめると、ActRIIBの活性部分(例えば、リガンド結合性部分)の一般式は、配列番号1のアミノ酸29〜109を含む。したがって、ActRIIBポリペプチドは、例えば、配列番号1のアミノ酸20〜29のうちのいずれか1つに対応する残基から始まり(例えば、アミノ酸20、21、22、23、24、25、26、27、28または29のうちのいずれか1つから始まる)、配列番号1のアミノ酸109〜134のうちのいずれか1つに対応する位置で終わる(例えば、アミノ酸109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133または134のうちのいずれか1つで終わる)ActRIIBの部分に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むか、これから本質的になるか、またはこれからなることができる。他の例として、配列番号1の20〜29(例えば、20、21、22、23、24、25、26、27、28または29位のうちのいずれか1つ)または21〜29(例えば、21、22、23、24、25、26、27、28または29位のうちのいずれか1つ)位から始まり、配列番号1の119〜134(例えば、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133または134位のうちのいずれか1つ)、119〜133(例えば、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132または133位のうちのいずれか1つ)、129〜134(例えば、129、130、131、132、133または134位のうちのいずれか1つ)または129〜133(例えば、129、130、131、132または133位のうちのいずれか1つ)位で終わるポリペプチドが挙げられる。他の例として、配列番号1の20〜24(例えば、20、21、22、23または24位のうちのいずれか1つ)、21〜24(例えば、21、22、23または24位のうちのいずれか1つ)または22〜25(例えば、22、22、23または25位のうちのいずれか1つ)位から始まり、配列番号1の109〜134(例えば、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133または134位のうちのいずれか1つ)、119〜134(例えば、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133または134位のうちのいずれか1つ)または129〜134(例えば、129、130、131、132、133または134位のうちのいずれか1つ)位で終わる構築物が挙げられる。これらの範囲内の改変体、特に、配列番号1の対応する部分に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一性を有する改変体も考慮される。
本明細書で記載される変種は、様々な仕方で組み合わせることができる。一部の実施形態では、ActRIIB改変体は、リガンド結合性ポケットにおける1、2、5、6、7、8、9、10または15個以下の保存的アミノ酸変化、ならびにリガンド結合性ポケットにおける40、53、55、74、79および/または82位におけるゼロ、1つまたは複数の非保存的変更を含む。可変性が特に十分に許容され得る結合性ポケットの外側の部位は、細胞外ドメイン(上に記す通り)のアミノおよびカルボキシ末端、ならびに42〜46および65〜73位(配列番号1に関して)を含む。65位におけるアスパラギンからアラニンへの変更(N65A)は、A64バックグラウンドにおけるリガンド結合を実際に改善するため、R64バックグラウンドにおけるリガンド結合に有害効果がないと予想される[米国特許第7,842,663号]。この変化はおそらく、A64バックグラウンドにおけるN65のグリコシル化を排除し、これにより、この領域における有意な変化が許容される可能性があることを実証する。R64A変化は、十分に許容されないが、R64Kは、十分に許容されるため、Hなど、別の塩基性残基が64位において許容され得る[米国特許第7,842,663号]。その上、当技術分野に記載されている変異誘発プログラムの結果は、ActRIIBには、保存することが有益なことが多いアミノ酸位置が存在することを指し示す。配列番号1に関して、このような位置として、80位(酸性または疎水性アミノ酸)、78位(疎水性、特にトリプトファン)、37位(酸性、特にアスパラギン酸またはグルタミン酸)、56位(塩基性アミノ酸)、60位(疎水性アミノ酸、特にフェニルアラニンまたはチロシン)が挙げられる。したがって、本開示は、ActRIIBポリペプチドにおいて保存され得るアミノ酸のフレームワークを提供する。保存することが望ましくなり得る他の位置を次に示す:52位(酸性アミノ酸)、55位(塩基性アミノ酸)、81位(酸性)、98(極性または荷電、特にE、D、RまたはK)、これらは全て配列番号1に対してのものである。
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのActRIIBポリペプチドは、可溶性である(例えば、ActRIIBの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのActRIIBポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する。したがって、一部の実施形態では、本開示に従った使用のためのActRIIBポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドの活性を阻害(拮抗)する(例えば、Smadシグナル伝達)。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸20〜29に対応する残基から始まり(例えば、アミノ酸20、21、22、23、24、25、26、27、28または29のうちのいずれか1つから始まる)、配列番号1のアミノ酸109〜134に対応する位置で終わる(例えば、アミノ酸109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133または134のうちのいずれか1つで終わる)ActRIIBの部分に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含む。ある特定の好ましい実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸29〜109に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含む。他の好ましい実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号1のアミノ酸25〜131に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含む、少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号1、2、3、4、5および6のうちのいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含む。ある特定の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号1のL79に対応するアミノ酸位置が酸性アミノ酸ではない(すなわち、天然に存在するDもしくはEアミノ酸残基または人工の酸性アミノ酸ではない)、少なくとも1つのActRIIBポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、本開示は、ActRIIAポリペプチドを含むタンパク質複合体に関する。本明細書で使用される用語「ActRIIA」は、任意の種由来のアクチビン受容体IIA型(ActRIIA)タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなActRIIAタンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるActRIIAの参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ActRIIAファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ActRIIAポリペプチド」は、ActRIIAファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。このような改変体ActRIIAポリペプチドの例は、本開示を通して、および参照によりその全体を本明細書に組み込む国際特許出願公開番号WO2006/012627に提供されている。
ヒトActRIIA前駆体タンパク質配列を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し;細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し;潜在的な内在性N結合型グリコシル化部位は、二重の下線によって指し示す。
プロセシングされた細胞外ヒトActRIIAポリペプチド配列を次に示す:
細胞外ドメインのC末端「テイル」は、単一の下線によって指し示す。「テイル」を欠失した配列(Δ15配列)を次に示す:
ヒトActRIIA前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号12)、これは、Genbank参照配列NM_001616.4のヌクレオチド159〜1700に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外ActRIIAポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
活性(例えば、リガンド結合性)ActRIIAポリペプチドの一般式は、配列番号9のアミノ酸30から始まり、アミノ酸110で終わるポリペプチドを含む一般式である。したがって、本開示のActRIIAポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸30〜110に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であるポリペプチドを含み得る。任意選択で、本開示のActRIIAポリペプチドは、配列番号9のアミノ酸12〜82、任意選択で、配列番号9に関して、それぞれ1〜5(例えば、1、2、3、4または5)または3〜5(例えば、3、4または5)に及ぶ位置から始まり、110〜116(例えば、110、111、112、113、114、115または116)または110〜115(例えば、110、111、112、113、114または115)に及ぶ位置で終わるアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一であり、リガンド結合性ポケットにおける1、2、5、10または15個以下の保存的アミノ酸変化、ならびにリガンド結合性ポケットにおける40、53、55、74、79および/または82位におけるゼロ、1つまたは複数の非保存的変更を含むポリペプチドを含む。
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのActRIIAポリペプチド(例えば、ActRIIAポリペプチドを含むヘテロ多量体の複合体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ActRIIAの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのActRIIAポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9、10および11のうちいずれか1つのアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのActRIIAポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9の21〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29または30)から始まり、配列番号9のアミノ酸110〜135のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134または135)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのActRIIAポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9の21〜110のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9の21〜135のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9の30〜110のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号9の30〜135のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、TGFBRIIポリペプチドを含むタンパク質複合体に関する。本明細書で使用される用語「TGFBRII」は、任意の種由来のトランスフォーミング増殖因子−ベータ受容体II(TGFBRII)タンパク質、および変異誘発または他の修飾によりこのようなタンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるTGFBRIIの参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。TGFBRIIファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「TGFBRIIポリペプチド」は、TGFBRIIファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトTGFBRII前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_003233.4)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外TGFBRIIポリペプチド配列を次に示す:
TGFBRII前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号44)、これは、Genbank参照配列NM_003242.5のヌクレオチド383〜2083に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外TGFBRIIポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
TGFBRIIの選択的アイソフォームであるアイソフォームA(NP_001020018.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外TGFBRIIポリペプチド配列(アイソフォームA)を次に示す:
TGFBRII前駆体タンパク質(アイソフォームA)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号69)、これは、Genbank参照配列NM_001024847.2のヌクレオチド383〜2158に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外TGFBRIIポリペプチド(アイソフォームA)をコードする核酸配列を次に示す:
TGFβRIIアイソフォームCにおいて天然に存在する通り(Konradら、BMC Genomics 8巻:318頁、2007年)、前述のTGFβRIIアイソフォーム(配列番号42、43、67および68)のいずれも、TGFβRII ECDのC末端付近に位置するグルタミン酸残基ペア(配列番号42の151および152位;配列番号43の129および130位;配列番号67の176および177位;または配列番号68の154および155位)の間に36アミノ酸(配列番号95)の挿入を取り込むことができる。
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのTGFBRIIポリペプチド(例えば、TGFBRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、TGFBRIIの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのTGFBRIIポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、上述の配列番号95の挿入ありまたはなしの配列番号42、43、67または68のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号42の23〜51のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50または51)から始まり、配列番号42のアミノ酸143〜166のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165または166)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号42の23〜143のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号42の51〜143のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号42の23〜166のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号42の51〜166のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号67の23〜44のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43または44)から始まり、配列番号67のアミノ酸168〜191のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190または191)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号67の23〜168のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号67の23〜191のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号67の44〜168のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号67の44〜191のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのTGFBRIIポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、BMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「BMPRII」は、任意の種由来の骨形成タンパク質受容体II型(BMPRII)タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなBMPRIIタンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるBMPRIIの参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。BMPRIIファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「BMPRIIポリペプチド」は、BMPRIIファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトBMPRII前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001195.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外BMPRIIポリペプチド配列を次に示す:
BMPRII前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号48)、これは次の通り、Genbank参照配列NM_001204.6のヌクレオチド1149〜4262である。シグナル配列に下線を引く。
細胞外BMPRIIポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
BMPRIIの選択的アイソフォームであるアイソフォーム2(GenBank:AAA86519.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外BMPRIIポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
ヒトBMPRII前駆体タンパク質(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号73)、これは、Genbank参照配列U25110.1のヌクレオチド163〜1752に対応する。シグナル配列に下線を引く。
細胞外BMPRIIポリペプチド(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのBMPRIIポリペプチド(例えば、BMPRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、BMPRIIの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのBMPRIIポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46、47、71または72のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46の27〜34のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基27、28、29、30、31、32、33または34)から始まり、配列番号46のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149または150)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46の27〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46の27〜150のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46の34〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号46の34〜150のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号71の27〜34のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基27、28、29、30、31、32、33または34)から始まり、配列番号71のアミノ酸123〜150のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149または150)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号71の27〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号71の27〜150のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号71の34〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号71の34〜150のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPRIIポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、MISRIIポリペプチドを含むタンパク質複合体に関する。本明細書で使用される用語「MISRII」は、任意の種由来のミュラー管阻害物質受容体II型(MISRII)タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなMISRIIタンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるMISRIIの参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。MISRIIファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「MISRIIポリペプチド」は、MISRIIファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトMISRIIアイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_065434.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外MISRIIポリペプチド配列(アイソフォーム1)を次に示す:
MISRII前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号52)、これは、Genbank参照配列NM_020547.2のヌクレオチド81〜1799に対応する。シグナル配列に下線を引く。
細胞外ヒトMISRIIポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ヒトMISRII前駆体タンパク質配列の選択的アイソフォームであるアイソフォーム2(NCBI Ref Seq NP_001158162.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外MISRIIポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
MISRII前駆体タンパク質(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号77)、これは、Genbank参照配列NM_001164690.1のヌクレオチド81〜1514に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた可溶性(細胞外)ヒトMISRIIポリペプチド(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を次に示す:
ヒトMISRII前駆体タンパク質配列の選択的アイソフォームであるアイソフォーム3(NCBI Ref Seq NP_001158163.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外MISRIIポリペプチド配列(アイソフォーム3)を次に示す:
ヒトMISRII前駆体タンパク質(アイソフォーム3)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号81)、これは、Genbank参照配列NM_001164691.1のヌクレオチド81〜1514に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた可溶性(細胞外)ヒトMISRIIポリペプチド(アイソフォーム3)をコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのMISRIIポリペプチド(例えば、MISRIIポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、MISRIIの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのMISRIIポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50、51、75、76、79または80のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の18〜24のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基18、19、20、21、22、23または24)から始まり、配列番号50のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148または149)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の18〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の18〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の24〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の24〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号75の18〜24のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基18、19、20、21、22、23または24)から始まり、配列番号75のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148または149)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号75の18〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号75の18〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号75の24〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号75の24〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号50の18〜24のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基18、19、20、21、22、23または24)から始まり、配列番号79のアミノ酸116〜149のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148または149)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号79の18〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号79の18〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号79の24〜116のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号79の24〜149のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMISRIIポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「ALK1」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−1タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK1タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK1の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK1ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK1ポリペプチド」は、ALK1ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_000011.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK1ポリペプチド配列を次に示す:
ヒトALK1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号16)、これは、Genbank参照配列NM_000020.2のヌクレオチド284〜1792に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外ALK1ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK1ポリペプチド(例えば、ALK1ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK1の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK1ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14または15のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14の22〜34のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33または34)から始まり、配列番号14のアミノ酸95〜118のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117または118)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14の22〜95のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14の22〜118のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14の34〜95のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号14の34〜118のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK1ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「ALK2」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−2タンパク質、および変異誘発または他の修飾によりこのようなALK2タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK2の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK2ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK2ポリペプチド」は、ALK2ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK2前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001096.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK2ポリペプチド配列を次に示す:
ヒトALK2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号20)、これは、Genbank参照配列NM_001105.4のヌクレオチド431〜1957に対応する。シグナル配列に下線を引く。
細胞外ALK2ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK2ポリペプチド(例えば、ALK2ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK2の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK2ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号18または19のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18または19のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%または99%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18の21〜35のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34または35)から始まり、配列番号18のアミノ酸99〜123のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122または123)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18の21〜99のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18の21〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18の35〜99のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号18の35〜123のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK2ポリペプチドを含む。
ヘテロ多量体タンパク質複合体に関する。本明細書で使用される用語「ALK3」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−3タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK3タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK3の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK3ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK3ポリペプチド」は、ALK3ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK3前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_004320.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK3ポリペプチド配列を次に示す:
ヒトALK3前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号24)、これは、Genbank参照配列NM_004329.2のヌクレオチド549〜2144に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ヒトALK3ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK3ポリペプチド(例えば、ALK3ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK3の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK3ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22または23のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22の24〜61のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60または61)から始まり、配列番号22のアミノ酸130〜152のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22の24〜130のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22の24〜152のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22の61〜130のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号22の61〜152のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK3ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「ALK4」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−4タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK4タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK4の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK4ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK4ポリペプチド」は、ALK4ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK4前駆体タンパク質アイソフォームA配列(NCBI Ref Seq NP_004293)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ヒトALK4ポリペプチド配列を次に示す:
ALK4前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号28)、これは、Genbank参照配列NM_004302.4のヌクレオチド78〜1592に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ALK4ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ヒトALK4前駆体タンパク質配列の選択的アイソフォームであるアイソフォームC(NCBI Ref Seq NP_064733.3)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK4ポリペプチド配列(アイソフォームC)を次に示す:
ALK4前駆体タンパク質(アイソフォームC)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号85)、これは、Genbank参照配列NM_020328.3のヌクレオチド78〜1715に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ALK4ポリペプチド(アイソフォームC)をコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK4ポリペプチド(例えば、ALK4ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK4の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK4ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26、27、83または84のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%97%、98%、99%、または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号26、27、83または84のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%または99%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26の24〜34のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33または34)から始まり、配列番号26のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125または126)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26の24〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26の24〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26の34〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号26の34〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号83の24〜34のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33または34)から始まり、配列番号83のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125または126)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号83の24〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号83の24〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号83の34〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号83の34〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK4ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「ALK5」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−5タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK4タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK5の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK5ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK5ポリペプチド」は、ALK5ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK5前駆体タンパク質アイソフォーム1配列(NCBI Ref Seq NP_004603.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK5ポリペプチド配列を次に示す:
ALK5前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号32)、これは、Genbank参照配列NM_004612.2のヌクレオチド77〜1585に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ヒトALK5ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ヒトALK5前駆体タンパク質配列の選択的アイソフォームであるアイソフォーム2(NCBI Ref Seq XP_005252207.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK5ポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
ヒトALK5前駆体タンパク質(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号89)、これは、Genbank参照配列XM_005252150.1のヌクレオチド77〜1597に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK5ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK5ポリペプチド(例えば、ALK5ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK5の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK5ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号30、31、87または88のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号30の25〜36のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35または36)から始まり、配列番号30のアミノ酸101〜126のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125または126)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号30の25〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号30の25〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号30の36〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号30の36〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号87の25〜36のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35または36)から始まり、配列番号87のアミノ酸101〜130のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129または130)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号87の25〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号87の25〜130のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号87の36〜101のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号87の36〜130のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK5ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。本明細書で使用される用語「ALK6」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−6タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK6タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK6の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK6ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK6ポリペプチド」は、ALK6ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK6前駆体タンパク質アイソフォーム1配列(NCBI Ref Seq NP_001194.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK6ポリペプチド配列を次に示す:
ALK6前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号36)、これは、Genbank参照配列NM_001203.2のヌクレオチド275〜1780に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK6ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ヒトALK6前駆体タンパク質配列の選択的アイソフォームであるアイソフォーム2(NCBI Ref Seq NP_001243722.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK6ポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
ヒトALK6前駆体タンパク質(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を下記に示し、これは、Genbank参照配列NM_001256793.1のヌクレオチド22〜1617に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK6ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す:
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK6ポリペプチド(例えば、ALK6ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK6の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示の発明に従った使用のためのALK6ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号34、35、91または92のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%または99%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号34、35、91または92のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号34の14〜32のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31または32)から始まり、配列番号34のアミノ酸102〜126のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125または126)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号34の14〜102のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号34の14〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号34の32〜102のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号34の32〜126のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号91の26〜62のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61または62)から始まり、配列番号91のアミノ酸132〜156のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155または156)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号91の26〜132のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号91の26〜156のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号91の62〜132のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号91の62〜156のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK6ポリペプチドを含む。
ある特定の態様では、本開示は、ALK7ポリペプチドを含むタンパク質複合体に関する。本明細書で使用される用語「ALK7」は、任意の種由来のアクチビン受容体様キナーゼ−7タンパク質、および変異誘発または他の修飾によるこのようなALK7タンパク質に由来する改変体のファミリーを指す。本明細書におけるALK7の参照は、現在同定された形態のうちのいずれか1つを参照するものと理解される。ALK7ファミリーのメンバーは一般に、システインに富む領域を備えるリガンド結合性細胞外ドメイン、膜貫通ドメイン、および予測されるセリン/スレオニンキナーゼ活性を有する細胞質ドメインで構成された膜貫通タンパク質である。
用語「ALK7ポリペプチド」は、ALK7ファミリーメンバーの任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトALK7の4種の天然に存在するアイソフォームについて記載されている。ヒトALK7アイソフォーム1前駆体タンパク質の配列(NCBI Ref Seq NP_660302.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK7アイソフォーム1ポリペプチド配列を次に示す:
ヒトALK7アイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号40)、これは、Genbank参照配列NM_145259.2のヌクレオチド244〜1722に対応する。シグナル配列に下線を引き、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
プロセシングされた細胞外ALK7ポリペプチド(アイソフォーム1)をコードする核酸配列を次に示す:
ヒトALK7、アイソフォーム2の選択的アイソフォームのアミノ酸配列(NCBI Ref Seq NP_001104501.1)は、次の通りそのプロセシングされた形態で示し(配列番号301)、配列中、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ALK7ポリペプチド(アイソフォーム2)のアミノ酸配列を次に示す:
プロセシングされたALK7ポリペプチド(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号303)、これは、NCBI参照配列NM_001111031.1のヌクレオチド279〜1607に対応する。細胞外ドメインは、太字フォントで指し示す。
細胞外ALK7ポリペプチド(アイソフォーム2)をコードする核酸配列を次に示す(配列番号304):
選択的ヒトALK7前駆体タンパク質、アイソフォーム3のアミノ酸配列(NCBI Ref Seq NP_001104502.1)を次の通りに示し(配列番号305)、配列中、シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたALK7ポリペプチド(アイソフォーム3)のアミノ酸配列を次に示す(配列番号306)。このアイソフォームは、膜貫通ドメインを欠き、したがって、その全体が可溶性であると提唱されている(Robertsら、2003年、Biol Reprod 68巻:1719〜1726頁)。後述する通り、配列番号306のN末端改変体が予測される。
プロセシングされていないALK7ポリペプチド前駆体タンパク質(アイソフォーム3)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号307)、これは、NCBI参照配列NM_001111032.1のヌクレオチド244〜1482に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示す。
プロセシングされたALK7ポリペプチド(アイソフォーム3)をコードする核酸配列を次に示す(配列番号308):
選択的ヒトALK7前駆体タンパク質、アイソフォーム4のアミノ酸配列(NCBI Ref Seq NP_001104503.1)を次の通りに示し(配列番号309)、配列中、シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたALK7ポリペプチド(アイソフォーム4)のアミノ酸配列を次に示す(配列番号310)。ALK7アイソフォーム3と同様に、アイソフォーム4は、膜貫通ドメインを欠き、したがって、その全体が可溶性であると提唱されている(Robertsら、2003年、Biol Reprod 68巻:1719〜1726頁)。後述する通り、配列番号310のN末端改変体が予測される。
プロセシングされていないALK7ポリペプチド前駆体タンパク質(アイソフォーム4)をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号311)、これは、NCBI参照配列NM_001111033.1のヌクレオチド244〜1244に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示す。
プロセシングされたALK7ポリペプチド(アイソフォーム4)をコードする核酸配列を次に示す(配列番号312):
ラットにおける全長ALK7(アイソフォーム1)(NCBI参照配列NP_620790.1を参照)のシグナル配列、ならびにヒトおよびラットALK7の間の高度な配列同一性に基づき、ヒトALK7アイソフォーム1のプロセシングされた形態は、次に示す通りのものであることが予測される(配列番号313)。
配列番号39が、N末端において1、2、3、4、5、6または7アミノ酸だけ切断され、配列番号313が、N末端において1または2アミノ酸だけ切断された、プロセシングされたALK7アイソフォーム1の活性改変体が予測される。配列番号313と一貫して、ヒトALK7アイソフォーム3(配列番号306)およびヒトALK7アイソフォーム4(配列番号310)のプロセシングされた形態において、ロイシンがN末端アミノ酸であることがさらに予想される。 ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体および修飾形態を含む、少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのALK7ポリペプチド(例えば、ALK7ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ALK7の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのALK7ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、配列番号38、39、301、302、305、306、309、310または313のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、95%、97%、98%または99%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドからなるか、またはこれから本質的になる。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号38の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号38のアミノ酸92〜113のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112または113)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号38の21〜92のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号38の21〜113のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号38の28〜92のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号38の28〜113のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号301の1〜13のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13)から始まり、配列番号301のアミノ酸42〜63のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62または63)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号301の1〜42のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号301の1〜63のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号301の13〜42のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号301の13〜63のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号305の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号305のアミノ酸411〜413のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基411、412または413)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号305の21〜411のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号305の21〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号305の28〜411のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号305の28〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号309の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号309のアミノ酸334〜336のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基334、335または336)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号309の21〜411のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号309の21〜336のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号309の28〜411のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号309の28〜336のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのALK7ポリペプチドを含む。
用語「エンドグリンポリペプチド」は、任意の天然に存在するエンドグリンタンパク質(ENGまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)を含むポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトエンドグリンアイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001108225.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされた細胞外エンドグリンポリペプチド配列(アイソフォーム1)を次に示す:
プロセシングされていないヒトENGアイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号503)、これは、NCBI参照配列NM_001114753.2のヌクレオチド419〜2392に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外ENGアイソフォーム1ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す(配列番号504):
ヒトエンドグリンアイソフォーム2前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_000109.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。エンドグリンアイソフォーム2は、エンドグリンアイソフォーム1と比較して短くなった別個の細胞内ドメインを有し、かつエンドグリンアイソフォーム1と比較して変化していない細胞外ドメインを有する。
プロセシングされた細胞外エンドグリンポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
プロセシングされていないヒトENGアイソフォーム2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号507)、これは、NCBI参照配列NM_000118.3のヌクレオチド419〜2293に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされた細胞外ENGアイソフォーム2ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す(配列番号508):
(アイソフォーム1またはアイソフォーム2のいずれか由来の)代替的なプロセシングされた細胞外エンドグリンポリペプチド配列を次に示す:
この代替的なプロセシングされた細胞外ENGポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す(配列番号594):
ヒトエンドグリンアイソフォーム3タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001265067.1)を次に示す:
細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。エンドグリンアイソフォーム3は、エンドグリンアイソフォーム1と比較して、別個の5’非翻訳領域を有し、5’コーディング領域の部分を欠いており、かつ下流の開始コドンを使用する。
プロセシングされた細胞外エンドグリンポリペプチド配列(アイソフォーム3)を次に示す:
ヒトENGアイソフォーム3タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号511)、これは、NCBI参照配列NM_001278138.1のヌクレオチド705〜2132に対応する。膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされた細胞外ENGアイソフォーム3ポリペプチドをコードする核酸配列を次に示す(配列番号512):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのエンドグリンポリペプチド(例えば、エンドグリンポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、エンドグリンの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのエンドグリンポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501、502、505、506、509、510または593のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号501のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345または346)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の26〜346のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の30〜330のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の26〜330のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の30〜346のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の30〜346のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号505のアミノ酸330〜346のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345または346)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の26〜346のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の30〜330のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つの(least one)エンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の26〜330のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の30〜346のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の1〜25のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25)から始まり、配列番号509のアミノ酸148〜164のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163または164)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の1〜164のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の25〜148のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の1〜148のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の25〜164のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号501のアミノ酸582〜586のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基582、583、584、585または586)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の26〜586のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号501の30〜582のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号505のアミノ酸582〜586のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基582、583、584、585または586)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の26〜586のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号505の30〜582のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の1〜25のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25)から始まり、配列番号509のアミノ酸400〜404のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基400、401、402または403)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の1〜404のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号509の25〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのエンドグリンポリペプチドを含む。
用語「Cripto−1ポリペプチド」は、任意の天然に存在するCripto−1タンパク質(TDGF1またはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトCripto−1アイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_003203.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCripto−1アイソフォーム1ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCripto−1アイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号515)、これは、NCBI参照配列NM_003212.3のヌクレオチド385〜948に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたCripto−1アイソフォーム1をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号516):
ヒトCripto−1アイソフォーム2タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001167607.1)を次に示す:
成熟Cripto−1ポリペプチド配列(アイソフォーム2)を次に示す:
プロセシングされていないヒトCripto−1アイソフォーム2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号519)、これは、NCBI参照配列NM_001174136.1のヌクレオチド43〜558に対応する。
プロセシングされたヒトCripto−1アイソフォーム2をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号520):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのCripto−1ポリペプチド(例えば、Cripto−1ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、Cripto−1の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのCripto−1ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513、514、517または518のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の31〜82のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81または82)から始まり、配列番号513のアミノ酸172〜188のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187または188)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の31〜188のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の63〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の82〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の82〜188のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の31〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の63〜188のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の15〜66のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65または66)から始まり、配列番号517のアミノ酸156〜172のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171または172)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の15〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の47〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の47〜156のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の66〜165のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の15〜156のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の66〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の31〜82のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81または82)から始まり、配列番号513のアミノ酸181〜188のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基181、182、183、184、185、185、187または188)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の31〜188のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号513の82〜181のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の1〜66のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65または66)から始まり、配列番号517のアミノ酸165〜172のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基165、166、167、168、169、170、171または172)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の1〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の66〜165のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の31〜61のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の63〜161のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号517の1〜145のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCripto−1ポリペプチドを含む。
用語「Crypticポリペプチド」は、任意の天然に存在するCrypticタンパク質(CFC1またはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトCrypticアイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_115934.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCrypticアイソフォーム1ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCrypticアイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号523)、これは、NCBI参照配列NM_032545.3のヌクレオチド289〜957に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたヒトCrypticアイソフォーム1をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号524):
ヒトCrypticアイソフォーム2前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001257349.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCrypticアイソフォーム2ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCrypticアイソフォーム2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号527)、これは、NCBI参照配列NM_001270420.1のヌクレオチド289〜861に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたCrypticアイソフォーム2をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号528):
ヒトCrypticアイソフォーム3前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001257350.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCrypticアイソフォーム3ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCrypticアイソフォーム3前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号531)、これは、NCBI参照配列NM_001270421.1のヌクレオチド289〜732に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたCrypticアイソフォーム3をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号532):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのCrypticポリペプチド(例えば、Crypticポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、Crypticの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのCrypticポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521、522、525、526、529または530のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜90のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90)から始まり、配列番号521のアミノ酸157〜223のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、126、217、218、219、220、221、222、または223)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜157のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の90〜157のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜169のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の90〜169のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の90〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号525のアミノ酸82〜191のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基82、83、84、85、86、57、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、または191)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の26〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の26〜191のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の30〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の30〜191のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号529のアミノ酸82〜148のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基82、83、84、85、86、57、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147または148)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜148のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の30〜148のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の30〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜90のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90)から始まり、配列番号521のアミノ酸214〜223のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基214、215、126、217、218、219、220、221、222または223)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の26〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号521の109〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の26〜108
のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107または108)から始まり、配列番号525のアミノ酸189〜191のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基189、190または191)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の26〜191のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号525の108〜189のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜109のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108または109)から始まり、配列番号529のアミノ酸139〜148のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基139、140、141、142、143、144、145、146、147または148)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜148のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の109〜139のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号529の26〜94のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticポリペプチドを含む。
用語「Crypticファミリータンパク質1Bポリペプチド」は、任意の天然に存在するCrypticファミリータンパク質1Bタンパク質(CFC1Bまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトCrypticファミリータンパク質1B前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001072998.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCrypticファミリータンパク質1B前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号535)、これは、NCBI参照配列NM_001079530.1のヌクレオチド392〜1060に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたCrypticファミリータンパク質1Bをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号536):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチド(例えば、Crypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、Crypticファミリータンパク質1Bの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533または534のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29または30)から始まり、配列番号533のアミノ酸82〜223のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基82、83、84、85、86、57、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、126、217、218、219、220、221、222、または223)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の30〜82のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の30〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜169のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の30〜169のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜90のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89または90)から始まり、配列番号533のアミノ酸214〜223のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基214、215、126、217、218、219、220、221、222または223)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の26〜223のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号533の90〜214のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCrypticファミリータンパク質1Bポリペプチドを含む。
用語「CRIM1ポリペプチド」は、CRIM1タンパク質(CRIM1またはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)の任意の天然に存在するポリペプチドのほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトCRIM1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_057525.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字によって指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。
成熟CRIM1配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCRIM1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号539)、これは、NCBI参照配列NM_016441.2のヌクレオチド67〜3174に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされた細胞外ヒトCRIM1をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号540):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのCRIM1ポリペプチド(例えば、CRIM1ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、CRIM1の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのCRIM1ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537または538のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537の35〜37のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基35、36または37)から始まり、配列番号537のアミノ酸873〜939のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基873、874、875、876、877、878、879、880、881、882、883、884、885、886、887、888、889、890、891、892、893、894、895、896、897、898、899、900、901、902、903、904、905、906、907、908、909、910、911、912、913、914、915、916、917、918、919、920、921、922、923、924、925、926、927、928、929、930、931、932、933、934、935、936、937、938または939)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537の35〜939のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537の37〜939のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537の35〜873のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号537の37〜939のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM1ポリペプチドを含む。
用語「CRIM2ポリペプチド」は、任意の天然に存在するCRIM2タンパク質(KCPまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトCRIM2アイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001129386.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたCRIM2アイソフォーム1ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCRIM2アイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号543)、これは、NCBI参照配列NM_001135914.1のヌクレオチド44〜4552に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたヒトCRIM2アイソフォーム1をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号544):
ヒトCRIM2アイソフォーム2前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_955381.2)を次に示す:
プロセシングされたCRIM2アイソフォーム2配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトCRIM2アイソフォーム2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号547)、これは、NCBI参照配列NM_199349.2のヌクレオチド44〜2485に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたCRIM2アイソフォーム2をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号548):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのCRIM2ポリペプチド(例えば、CRIM2ポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、CRIM2の細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのCRIM2ポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541、542、545または546のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の26〜138のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、および138)から始まり、配列番号541のアミノ酸1298〜1503のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1298、1299、1300、1301、1302、1303、1304、1305、1306、1307、1308、1309、1310、1311、1312、1313、1314、1315、1316、1317、1318、1319、1320、1321、1322、1323、1324、1325、1326、1327、1328、1329、1330、1331、1332、1333、1334、1335、1335、1336、1337、1338、1339、1340、1341、1342、1343、1344、1345、1346、1347、1348、1349、1350、1351、1352、1353、1354、1355、1356、1357、1358、1359、1360、1361、1362、1363、1364、1365、1366、1367、1368、1369、1370、1371、1372、1373、1374、1375、1376、1377、1378、1379、1380、1381、1382、1383、1384、1385、1386、1387、1388、1389、1390、1391、1392、1393、1394、1395、1396、1397、1398、1399、1400、1401、1402、1403、1404、1405、1406、1407、1408、1409、1410、1411、1412、1413、1414、1415、1416、1417、1418、1419、1420、1421、1422、1423、1424、1425、1426、1427、1428、1429、1430、1431、1432、1433、1434、1435、1435、1436、1437、1438、1439、1440、1441、1442、1443、1444、1445、1446、1447、1448、1349、1450、1451、1452、1453、1454、1455、1456、1457、1458、1459、1460、1461、1462、1463、1464、1465、1466、1467、1468、1469、1470、1471、1472、1473、1474、1475、1476、1477、1478、1479、1480、1481、1482、1483、1484、1485、1486、1487、1488、1489、1490、1491、1492、1493、1494、1495、1496、1497、1498、1499、1500、1501、1502、または1503)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の26〜1298のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の26〜1503のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の138〜1298のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の138〜1503のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の24〜138のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、または138)から始まり、配列番号545のアミノ酸539〜814のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、567、568、569、570、571、572、573、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、414、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、405、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、718、719、720、721、722、723、724、725、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、787、788、789、790、791、792、793、794、795、796、797、798、799、800、801、802、803、804、805、806、807、808、809、810、811、812、813、または814)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の24〜539のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の24〜814のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の138〜539のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の138〜814のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の27〜87のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、
82、83、84、85、86、および87)から始まり、配列番号541のアミノ酸1478〜1503のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1479、1480、1481、1482、1483、1484、1485、1486、1487、1488、1489、1490、1491、1492、1493、1494、1495、1496、1497、1498、1499、1500、1501、1502または1503)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の27〜1503のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号541の87〜1478のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の24〜87のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、および87)から始まり、配列番号545のアミノ酸804〜814のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基804、805、806、807、808、809、810、811、812、813または814)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の24〜814のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号545の87〜804のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのCRIM2ポリペプチドを含む。
用語「BAMBIポリペプチド」は、任意の天然に存在するBAMBIタンパク質(BAMBIまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトBAMBI前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_036474.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされたBAMBIポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトBAMBI前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号551)、これは、NCBI参照配列NM_012342.2のヌクレオチド404〜1183に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされた細胞外BAMBIをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号552):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのBAMBIポリペプチド(例えば、BAMBIポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、BAMBIの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、開示に従った使用のためのBAMBIポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549または550のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の21〜30のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29または30)から始まり、配列番号549のアミノ酸104〜152のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151または152)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の21〜104のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の21〜152のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の30〜104のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の30〜152のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号549の21〜152のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBAMBIポリペプチドを含む。
用語「BMPERポリペプチド」は、任意の天然に存在するBMPERタンパク質(BMPERまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトBMPER前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_597725.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
成熟BMPERポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトBMPER前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号555)、これは、NCBI参照配列NM_133468.4のヌクレオチド375〜2429に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたBMPERをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号556):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのBMPERポリペプチド(例えば、BMPERポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、BMPERの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのBMPERポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553または554のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の40〜50のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基40、41、42、43、44、45、46、47、48、49または50)から始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基364、365、366、367、368または369)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の370〜386のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、284、385または386)から始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基682、683、684または685)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜50のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49または50)から始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基682、683、684または685)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜364のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜369のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜682のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜685のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の50〜364のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の50〜369のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の50〜682のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の50〜685のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の370〜682のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の370〜685のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の386〜682のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の386〜685のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのBMPERポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、少なくともBMPERタンパク質を含み、BMPERタンパク質は、配列番号553の39〜50のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49または50)から始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基364、365、366、367、368または369)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号553の370〜386のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、284、385または386)から始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基682、683、684または685)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号553の39〜50のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49または50)から始まり、配列番号553のアミノ酸364〜369のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基364、365、366、367、368または369)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のBMPERポリペプチドドメイン、および配列番号553の370〜386のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、284、385または386)から始まり、配列番号553のアミノ酸682〜685のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基682、683、684または685)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のBMPERポリペプチドドメインを含む少なくとも1つの単鎖リガンドトラップを含む。
用語「RGM−Bポリペプチド」は、任意の天然に存在するRGM−Bタンパク質(RGMBまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトRGM−B前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001012779.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたRGM−Bポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトRGM−B前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号559)、これは、NCBI参照配列NM_001012761.2のヌクレオチド403〜1836に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたRGM−Bをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号560):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのRGM−Bポリペプチド(例えば、RGM−Bポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、RGM−Bの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのRGM−Bポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557または558のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の1〜87のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86または87)から始まり、配列番号557のアミノ酸452〜478のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477または478)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の210〜222のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221または222)から始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451または452)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜95のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基87、88、89、90、91、92、93、94または95)から始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基204、205、206、207、208または209)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の1〜452のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜204のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜209のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の95〜204のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の95〜209のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の210〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の210〜452のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の222〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の222〜452のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜452のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の95〜413のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の95〜452のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、少なくともRGM−Bタンパク質を含み、RGM−Bタンパク質は、配列番号557の87〜95のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基87、88、89、90、91、92、93、94または95)から始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基204、205、206、207、208または209)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号557の210〜222のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221または222)から始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451または452)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜95のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基87、88、89、90、91、92、93、94または95)から始まり、配列番号557のアミノ酸204〜209のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基204、205、206、207、208または209)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のRGM−Bポリペプチドドメイン、および配列番号557の210〜222のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221または222)から始まり、配列番号557のアミノ酸413〜452のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451または452)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のRGM−Bポリペプチドドメインを含む少なくとも1つの単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557の87〜89のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基87、88または89)から始まり、配列番号557のアミノ酸471〜478のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基471、472、473、474、475、476、477または478)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%
、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸87〜478に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号557のアミノ酸89〜471に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Bポリペプチドを含む。
用語「RGM−Aポリペプチド」は、任意の天然に存在するRGM−Aタンパク質(RGMAまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトRGM−Aアイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001159755.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、実線の下線によって指し示す。
プロセシングされたRGM−Aアイソフォーム1ポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトRGM−Aアイソフォーム1前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号563)、これは、NCBI参照配列NM_001166283.1のヌクレオチド232〜1605に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたRGM−Aアイソフォーム1をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号564):
ヒトRGM−Aアイソフォーム2前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001159758.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、実線の下線によって指し示す。
成熟RGM−Aアイソフォーム2配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトRGM−Aアイソフォーム2前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号567)、これは、NCBI参照配列NM_001166286.1のヌクレオチド164〜1465に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたRGM−Aアイソフォーム2をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号568):
ヒトRGM−Aアイソフォーム3前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_064596.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、実線の下線によって指し示す。
成熟RGM−Aアイソフォーム3配列を次に示す:
プロセシングされていないRGM−Aアイソフォーム3前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号571)、これは、NCBI参照配列NM_020211.2のヌクレオチド283〜1632に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたRGM−Aアイソフォーム3をコードする核酸配列を下記に示す(配列番号572):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのRGM−Aポリペプチド(例えば、RGM−Aポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、RGM−Aの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示に従った使用のためのRGM−Aポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561、562、565、566、569または570のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の1〜177のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、または177)から始まり、配列番号561のアミノ酸430〜458のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457または458)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の1〜430のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の1〜458のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の177〜430のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の177〜458のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の56〜430のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の56〜458のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の1〜153のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、または153)から始まり、配列番号565のアミノ酸406〜434のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の1〜406のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の153〜406のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の1〜434のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の153〜434のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の32〜406のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の32〜434のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の1〜169のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169)から始まり、配列番号569のアミノ酸422〜450のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の1〜422のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の169〜422のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の1〜450のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80
%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の169〜450のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の48^422のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の48〜450のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の56〜61のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基56、57、58、59、60または61)から始まり、配列番号561のアミノ酸366〜458のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、または458)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の56〜458のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号561の61〜366のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の32〜37のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基32、33、34、35、36または37)から始まり、配列番号565のアミノ酸362〜434のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、または434)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の32〜434のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号565の37〜362のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の48〜53のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基48、49、50、51、52または53)から始まり、配列番号569のアミノ酸378〜450のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の48〜450のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号569の53〜378のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのRGM−Aポリペプチドを含む。
用語「ヘモジュベリンポリペプチド」は、任意の天然に存在するヘモジュベリンタンパク質(HFE2またはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトヘモジュベリンアイソフォームA前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_998818.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示す。
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームAポリペプチド配列を次に示す:
プロセシングされていないヒトヘモジュベリンアイソフォームA前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号575)、これは、NCBI参照配列NM_213653.3のヌクレオチド326〜1603に対応する。シグナル配列に下線を引く。
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームAをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号576):
ヒトヘモジュベリンアイソフォームBタンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_660320.3)を次に示す:
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームBポリペプチド配列を次に示す:
ヒトヘモジュベリンアイソフォームB前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号579)、これは、NCBI参照配列NM_145277.4のヌクレオチド479〜1417に対応する。
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームBをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号580):
ヒトヘモジュベリンアイソフォームCタンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_973733.1)を次に示す:
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームCポリペプチド配列を次に示す:
ヒトヘモジュベリンアイソフォームCタンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号583)、これは、NCBI参照配列NM_202004.3のヌクレオチド295〜894に対応する。
プロセシングされたヘモジュベリンアイソフォームCをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号584):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのヘモジュベリンポリペプチド(例えば、ヘモジュベリンポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ヘモジュベリンの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、開示に従った使用のためのヘモジュベリンポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573、574、577、578、581または582のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の1〜36のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35または36)から始まり、配列番号573のアミノ酸400〜426のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425または426)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜42のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基36、37、38、39、40、41または42)から始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基167、168、169、170、171または172)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の173〜185のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184または185)から始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の1〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の1〜426のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜426のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜167のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の42〜167のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の42〜172のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の173〜361のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の173〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の185〜361のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の185〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、少なくとも1つのヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号573の36〜42のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基36、37、38、39、40、41または42)から始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基167、168、169、170、171または172)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号573の173〜185のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184または185)から始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜42のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基36、37、38、39、40、41または42)から始まり、配列番号573のアミノ酸167〜172のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基167、168、169、170、171または172)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号573の173〜185のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184または185)から始まり、配列番号573のアミノ酸361〜400のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む少なくとも1つの単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜6のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5または6)から始まり、配列番号577のアミノ酸287〜313のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基287、288、289、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、311、312または313)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜6のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5または6)から始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基54、55、56、57、58または59)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、
93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の60〜72のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71または72)から始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286または287)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜287のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜313のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の6〜287のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の6〜313のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜54のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜59のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の6〜54のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の6〜59のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の60〜248のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の60〜287のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の72〜248のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の72〜287のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、少なくとも1つのヘモジュベリンタンパク質を含み、ヘモジュベリンタンパク質は、配列番号577の1〜6のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5または6)から始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基54、55、56、57、58または59)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のポリペプチド、および配列番号577の60〜72のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71または72)から始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286または287)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のポリペプチドを含む二量体である。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜6のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5または6)から始まり、配列番号577のアミノ酸54〜59のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基54、55、56、57、58または59)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第1のヘモジュベリンポリペプチドドメイン、および配列番号577の60〜72のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71または72)から始まり、配列番号577のアミノ酸248〜287のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基248、249、250、251、252、253、254、255、256、257、258、259、260、261、262、263、264、265、266、267、268、269、270、271、272、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、284、285、286または287)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である第2のヘモジュベリンポリペプチドドメインを含む少なくとも1つの単鎖リガンドトラップを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の1〜4のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3または4)から始まり、配列番号581のアミノ酸135〜200のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基135、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、191、192、193、194、195、196、197、198、199、200)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の1〜135のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の1〜200のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の4〜135のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の4〜200のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の1〜174のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号581の4〜174のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜37のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基36または37)から始まり、配列番号573のアミノ酸424〜426のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基424、425または426)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜426のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、9
4%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の37〜424のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号573の36〜400のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号582の1〜4のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3または4)から始まり、配列番号582のアミノ酸135〜174のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173または174)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号582の1〜174のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号582の4〜135のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号582の1〜174のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜6のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基1、2、3、4、5または6)から始まり、配列番号577のアミノ酸311〜313のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基311、312または313)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜313のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の6〜311のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号577の1〜127のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのヘモジュベリンポリペプチドを含む。
用語「ベータグリカンポリペプチド」は、任意の天然に存在するベータグリカンタンパク質(TGFBR3またはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトベータグリカンアイソフォームA前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_003234.2)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。このアイソフォームは、二重の下線によって上記に指し示した単一のアラニンの挿入によってベータグリカンアイソフォームBとは異なる。
プロセシングされたベータグリカンアイソフォームAポリペプチド配列を次に示す:
ヒトベータグリカンアイソフォームAのプロセシングされていない前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号587)、これは、NCBI参照配列NM_003243.4のヌクレオチド516〜3068に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
ベータグリカンアイソフォームAのプロセシングされた細胞外ドメインをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号588):
ヒトベータグリカンアイソフォームB前駆体タンパク質配列(NCBI Ref Seq NP_001182612.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。
プロセシングされたベータグリカンアイソフォームBポリペプチド配列を次に示す:
ヒトベータグリカンアイソフォームBのプロセシングされていない前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号591)、これは、NCBI参照配列NM_001195683.1のヌクレオチド516〜3065に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
ベータグリカンアイソフォームBのプロセシングされた細胞外ドメインをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号592):
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示の発明に従った使用のためのベータグリカンポリペプチド(例えば、ベータグリカンポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、ベータグリカンの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、本開示の発明に従った使用のためのベータグリカンポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585、586、589または590のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号585のアミノ酸381〜787のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、480、481、482、483、484、485、486、487、488、489、490、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、517、518、519、520、521、522、523、524、525、526、527、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、567、568、569、570、571、572、573、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、718、719、720、721、722、723、724、725、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786、または787)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜381のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜787のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の28〜381のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の28〜787のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜781のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の28〜781のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26または27)から始まり、配列番号589のアミノ酸380〜786のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、425、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、436、437、438、439、440、441、442、443、444、445、446、447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、480、481、482、483、484、485、486、487、488、489、490、491、492、493、494、495、496、497、498、499、500、501、502、503、504、505、506、507、508、509、510、511、512、513、514、515、516、517、518、519、520、521、522、523、524、525、526、527、528、529、530、531、532、533、534、535、536、537、538、539、540、541、542、543、544、545、546、547、548、549、550、551、552、553、554、555、556、557、558、559、560、561、562、563、564、565、566、567、568、569、570、571、572、573、574、575、576、577、578、579、580、581、582、583、584、585、586、587、588、589、590、591、592、593、594、595、596、597、598、599、600、601、602、603、604、605、606、607、608、609、610、611、612、613、614、615、616、617、618、619、620、621、622、623、624、625、626、627、628、629、630、631、632、633、634、635、635、636、637、638、639、640、641、642、643、644、645、646、647、648、649、650、651、652、653、654、655、656、657、658、659、660、661、662、663、664、665、666、667、668、669、670、671、672、673、674、675、676、677、678、679、680、681、682、683、684、685、686、687、688、689、690、691、692、693、694、695、696、697、698、699、700、701、702、703、704、705、706、707、708、709、710、711、712、713、714、715、716、717、718、719、720、721、722、723、724、725、726、727、728、729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、または786)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の21〜380のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%
、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の21〜786のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の23〜380のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の28〜786のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の21〜780のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号589の28〜780のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。
一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号585のアミノ酸730〜787のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786または787)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜787のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の28〜730のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号585のアミノ酸730〜787のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785、786または787)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の21〜787のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号585の28〜730のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号587の21〜28のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27または28)から始まり、配列番号587のアミノ酸730〜787のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基729、730、731、732、733、734、735、736、737、738、739、740、741、742、743、744、745、746、747、748、749、750、751、752、753、754、755、756、757、758、759、760、761、762、763、764、765、766、767、768、769、770、771、772、773、774、775、776、777、778、779、780、781、782、783、784、785または786)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号587の21〜786のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号587の28〜729のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのベータグリカンポリペプチドを含む。
用語「MuSKポリペプチド」は、任意の天然に存在するMuSKタンパク質(MUSKまたはその非ヒトオルソログの1つによってコードされる)のほか、有用な活性を保持するその任意の改変体(変異体、フラグメント、融合物、およびペプチド模倣物形態を含む)を含むポリペプチドを含む。
ヒトMuSKアイソフォーム1前駆体タンパク質配列(NCBI 参照配列 NP_005583.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。このアイソフォームは、ヒトMuSKアイソフォーム1、2、および3のうち最長である。
プロセシングされたMuSKアイソフォーム1ポリペプチド配列(配列番号596)を次に示す:
ヒトMuSKアイソフォーム1のプロセシングされていない前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号597)、これは、NCBI参照配列NM_005592.3のヌクレオチド135〜2744に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
MuSKアイソフォーム1のプロセシングされた細胞外ドメインをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号598):
ヒトMuSKアイソフォーム2前駆体タンパク質配列(NCBI 参照配列 NP_001159752.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。この改変体は、改変体1と比較して、交互のインフレームのエクソンを含有し、コーディング領域の中央部分において交互のインフレームのエクソンを欠く。コードされたアイソフォーム2は、アイソフォーム1より短い。
成熟MuSKアイソフォーム2ポリペプチド配列(配列番号600)を次に示す:
ヒトMuSKアイソフォーム2のプロセシングされていない前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号601)、これは、NCBI参照配列NM_001166280.1のヌクレオチド135〜2483に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
MuSKアイソフォーム2のプロセシングされた細胞外ドメインをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号602):
ヒトMuSKアイソフォーム3前駆体タンパク質配列(NCBI 参照配列 NP_001159753.1)を次に示す:
シグナルペプチドは、単一の下線によって指し示し、細胞外ドメインは、太字フォントで指し示し、膜貫通ドメインは、点線の下線によって指し示す。この改変体は、改変体1と比較して、コーディング領域の中央部分において交互のインフレームのエクソンを欠く。コードされたアイソフォーム3は、アイソフォーム1より短い。
プロセシングされたMuSKアイソフォーム3ポリペプチド配列(配列番号604)を次に示す:
ヒトMuSKアイソフォーム3のプロセシングされていない前駆体タンパク質をコードする核酸配列を下記に示し(配列番号605)、これは、NCBI参照配列NM_001166281.1のヌクレオチド135〜2453に対応する。シグナル配列は、実線の下線によって指し示し、膜貫通領域は、点線の下線によって指し示す。
MuSKアイソフォーム3のプロセシングされた細胞外ドメインをコードする核酸配列を下記に示す(配列番号606):
(配列番号606)
ある特定の実施形態では、本開示は、そのフラグメント、機能的改変体、および修飾形態を含む、少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含むヘテロ多量体に関する。好ましくは、本開示に従った使用のためのMuSKポリペプチド(例えば、MuSKポリペプチドを含むヘテロ多量体およびその使用)は、可溶性である(例えば、MuSKの細胞外ドメイン)。他の好ましい実施形態では、開示に従った使用のためのMuSKポリペプチドは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合するおよび/またはその活性(例えば、Smadシグナル伝達)を阻害(拮抗)する。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号595、596、598、599、600、603、および604のアミノ酸配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号595の21〜49のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48または49)から始まり、配列番号595のアミノ酸447〜495のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基447、448、449、450、451、452、453、454、455、456、457、458、459、460、461、462、463、464、465、466、467、468、469、470、471、472、473、474、475、476、477、478、479、480、481、482、483、484、485、486、487、488、489、490、491、492、493、494または495)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号595の21〜495のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号595の49〜447のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号595の210〜495のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号599の20〜49のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48または49)から始まり、配列番号599のアミノ酸369〜409のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398、399、400、401、402、403、404、405、406、407、408または409)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号599の20〜409のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号599の49〜369のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号599の210〜409のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号603の20〜49のアミノ酸のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48または49)から始まり、配列番号603のアミノ酸359〜399のうちのいずれか1つ(例えば、アミノ酸残基359、360、361、362、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397、398または399)で終わるポリペプチドに、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号603の20〜399のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号603の49〜359のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、配列番号603の210〜399のアミノ酸に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である少なくとも1つのMuSKポリペプチドを含む。
一部の実施形態では、本開示は、治療有効性または安定性(例えば、貯蔵寿命およびインビボにおけるタンパク質分解に対する抵抗性)の増強などの目的のために、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド(例えば、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7および/もしくはTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド(例えば、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRII)ならびに/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体(エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Crypticタンパク質、Crypticファミリータンパク質IB、CRIM1、CRIM2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンポリペプチドおよびMuSK)の構造を修飾することによる機能的改変体の作製を考慮する。改変体は、アミノ酸置換、欠失、付加またはこれらの組み合わせによって産生することができる。例えば、イソロイシンもしくはバリンによるロイシンの、グルタミン酸によるアスパラギン酸の、セリンによるスレオニンの単離された置き換え、または構造的に関連するアミノ酸によるアミノ酸の同様の置き換え(例えば、保存的変異)が、その結果得られる分子の生物学的活性に重大な影響を有さないと予想することは妥当である。保存的置き換えは、その側鎖が関係するアミノ酸ファミリー内で行われる置き換えである。本開示のポリペプチドのアミノ酸配列の変化が、機能的ホモログをもたらすか否かは、改変体ポリペプチドが、野生型ポリペプチドと同様の様式で細胞における応答を生じる能力、または例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティーを含む1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合する能力を評価することにより容易に決定することができる。
一部の実施形態では、本開示は、治療有効性または安定性の増強(例えば、貯蔵寿命の増大および/またはタンパク質分解に対する抵抗性の増大)などの目的のために、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドの構造を修飾することによる機能的改変体の作製を考慮する。
ある特定の実施形態では、本開示は、ポリペプチドのグリコシル化を変更することができるような、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド(例えば、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7および/もしくはTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド(例えば、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRII)ならびに/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体(エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Crypticタンパク質、Crypticファミリータンパク質IB、CRIM1、CRIM2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンポリペプチドおよびMuSK)の特異的な変異を考慮する。このような変異は、O結合型またはN結合型グリコシル化部位など、1つまたは複数のグリコシル化部位を導入または排除することができるように選択され得る。アスパラギン結合型グリコシル化認識部位は一般に、適切な細胞グリコシル化酵素によって特異的に認識されるトリペプチド配列、アスパラギン−X−スレオニンまたはアスパラギン−X−セリン(配列中、「X」は、任意のアミノ酸である)を含む。変更は、ポリペプチドの配列への1つまたは複数のセリンまたはスレオニン残基の付加またはこれによる置換によって作製することもできる(O結合型グリコシル化部位のため)。グリコシル化認識部位の第1または第3のアミノ酸位置の一方または両方における種々のアミノ酸置換または欠失(および/または第2の位置におけるアミノ酸欠失)は、修飾されたトリペプチド配列における非グリコシル化をもたらす。ポリペプチドにおける炭水化物部分の数を増大する別の手段は、ポリペプチドへのグリコシドの化学的または酵素によるカップリングによる。使用したカップリング様式に応じて、糖(複数可)は、(a)アルギニンおよびヒスチジン;(b)遊離カルボキシル基;(c)システイン中など、遊離スルフヒドリル基;(d)セリン、スレオニンもしくはヒドロキシプロリン中など、遊離ヒドロキシル基;(e)フェニルアラニン、チロシンもしくはトリプトファン中など、芳香族残基;または(f)グルタミンのアミド基に取り付けることができる。ポリペプチドに存在する1つまたは複数の炭水化物部分の除去は、化学的におよび/または酵素により達成することができる。化学的脱グリコシル化は、例えば、化合物トリフルオロメタンスルホン酸または等価な化合物へのポリペプチドの曝露が関与し得る。この処理は、アミノ酸配列をインタクトにしたままで、連結糖(N−アセチルグルコサミンまたはN−アセチルガラクトサミン)を除く大部分のまたは全ての糖の切断をもたらす。ポリペプチドにおける炭水化物部分の酵素による切断は、Thotakuraら[Meth. Enzymol.(1987年)138巻:350頁]によって記載されている種々のエンドおよびエキソグリコシダーゼの使用によって達成することができる。哺乳動物、酵母、昆虫および植物細胞は全て、ペプチドのアミノ酸配列によって影響され得る異なるグリコシル化パターンを導入することができるため、ポリペプチドの配列は、必要に応じて、使用した発現系の種類に応じて調整することができる。一般に、ヘテロ多量体は、HEK293またはCHO細胞株など、適切なグリコシル化をもたらす哺乳動物細胞株において発現させることができるが、他の哺乳動物発現細胞株も同様に、有用であると予想される。
本開示は、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド(例えば、ALK1、ALK2、ALK3、ALK4、ALK5、ALK6およびALK7および/もしくはTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチド(例えば、ActRIIA、ActRIIB、TGFBRII、BMPRIIおよびMISRII)ならびに/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体(エンドグリン、ベータグリカン、Cripto−1、Crypticタンパク質、Crypticファミリータンパク質IB、CRIM1、CRIM2、BAMBI、BMPER、RGM−A、RGM−B、ヘモジュベリンポリペプチドおよびMuSK)の変異体、特に、コンビナトリアル変異体のセット、ならびに切断型変異体を生成する方法をさらに考慮する。コンビナトリアル変異体のプールは、機能的に活性な(例えば、リガンド結合性)TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体および/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体配列の同定に特に有用である。このようなコンビナトリアルライブラリーをスクリーニングする目的は、例えば、変更された薬物動態または変更されたリガンド結合など、変更された特性を有するポリペプチド改変体を生成することとなり得る。種々のスクリーニングアッセイを下に示し、このようなアッセイを使用して、改変体を評価することができる。例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体改変体は、TGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)に結合する能力、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体へのTGF−ベータスーパーファミリーリガンドの結合を防止する能力、および/またはTGF−ベータスーパーファミリーリガンドに起因するシグナル伝達に干渉する能力に関してスクリーニングすることができる。
本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の活性は、例えば、細胞ベースのまたはin vivoアッセイにおいて検査することもできる。例えば、筋肉細胞における筋肉産生に関与する遺伝子の発現またはタンパク質の活性におけるヘテロ多量体の効果を評価することができる。これは、必要に応じて、1つまたは複数の組換えTGF−ベータスーパーファミリーリガンドタンパク質(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)の存在下で行うことができ、細胞は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体ならびに任意選択で、TGF−ベータスーパーファミリーリガンドを産生することができるようにトランスフェクトすることができる。同様に、本開示のヘテロ多量体は、マウスまたは他の動物に投与することができ、当技術分野で認識されている方法を使用して、筋肉形成および強度など、1つまたは複数の測定値を評価することができる。同様に、ヘテロ多量体またはその改変体の活性は、例えば、本明細書で記載されるアッセイおよび当技術分野で周知のアッセイによって、骨芽細胞、脂肪細胞および/またはニューロン細胞において、これらの細胞の成長におけるいずれかの効果に関して検査することができる。このような細胞株においてSMAD応答性レポーター遺伝子を使用して、下流のシグナル伝達における効果をモニターすることができる。
参照TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体と比べて増大した選択性または全般的に増大した効力を有する、コンビナトリアル由来の改変体を生成することができる。このような改変体は、組換えDNA構築物から発現されると、遺伝子療法プロトコールにおいて使用することができる。同様に、変異誘発は、対応する無修飾TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体とは劇的に異なる細胞内半減期を有する改変体を生じることができる。例えば、変更されたタンパク質は、無修飾ポリペプチドのタンパク質分解または破壊さもなければ不活性化をもたらす他の細胞過程に対してより安定またはより不安定のいずれかにすることができる。このような改変体およびこれをコードする遺伝子を利用して、ポリペプチドの半減期をモジュレートすることにより、ポリペプチド複合体レベルを変更することができる。例えば、短い半減期は、より一過性の生物学的効果を生じることができ、誘導性発現系の一部の場合、細胞内の組換えポリペプチド複合体レベルのより緊密な制御を可能にすることができる。Fc融合タンパク質において、変異をリンカー(あるとすれば)および/またはFc部分において生じさせて、例えば、免疫原性、半減期および溶解性を含む、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の1つまたは複数の活性を変更することができる。
コンビナトリアルライブラリーは、それぞれ潜在的TGF−ベータスーパーファミリーI、II型受容体および/または共受容体配列の少なくとも部分を含むポリペプチドのライブラリーをコードする遺伝子の縮重ライブラリーとして産生することができる。例えば、潜在的TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体をコードするヌクレオチド配列の縮重セットが、個々のポリペプチドとしてまたは代替的により大型の融合タンパク質のセットとして(例えば、ファージディスプレイ用)発現可能となるように、合成オリゴヌクレオチドの混合物は、遺伝子配列へと酵素によりライゲーションすることができる。
縮重オリゴヌクレオチド配列から潜在的ホモログのライブラリーを生成することができる、多くの仕方が存在する。縮重遺伝子配列の化学合成は、自動DNA合成機で行うことができ、続いて合成遺伝子は、発現のための適切なベクターへとライゲーションすることができる。縮重オリゴヌクレオチドの合成は、当技術分野で周知である。例えば、Narang、SA(1983年)Tetrahedron 39巻:3頁;Itakuraら(1981年)Recombinant DNA、Proc. 3rd ClevelおよびSympos.Macromolecules、AG Walton編、Amsterdam:Elsevier、273〜289頁;Itakuraら(1984年)Annu. Rev. Biochem.53巻:323頁;Itakuraら(1984年)Science 198巻:1056頁;Ikeら(1983年)Nucleic Acid Res.11巻:477頁を参照されたい。このような技法は、他のタンパク質の定向進化(directed evolution)において用いられてきた。例えば、Scottら(1990年)Science 249巻:386〜390頁;Robertsら(1992年)PNAS USA 89巻:2429〜2433頁;Devlinら(1990年)Science 249巻:404〜406頁;Cwirlaら(1990年)PNAS USA 87巻:6378〜6382頁;ならびに米国特許第5,223,409号、同第5,198,346号および同第5,096,815号を参照されたい。
代替的に、他の形態の変異誘発を利用して、コンビナトリアルライブラリーを生成することができる。例えば、アラニンスキャニング変異誘発[例えば、Rufら(1994年)Biochemistry 33巻:1565〜1572頁;Wangら(1994年)J. Biol. Chem.269巻:3095〜3099頁;Balintら(1993年)Gene 137巻:109〜118頁;Grodbergら(1993年)Eur. J. Biochem.218巻:597〜601頁;Nagashimaら(1993年)J. Biol. Chem.268巻:2888〜2892頁;Lowmanら(1991年)Biochemistry 30巻:10832〜10838頁;およびCunninghamら(1989年)Science 244巻:1081〜1085頁を参照されたい]、リンカースキャニング変異誘発[例えば、Gustinら(1993年)Virology 193巻:653〜660頁;およびBrownら(1992年)Mol. Cell Biol.12巻:2644〜2652頁;McKnightら(1982年)Science 232巻:316頁を参照されたい]、飽和変異誘発[例えば、Meyersら(1986年)Science 232巻:613頁を参照されたい];PCR変異誘発[例えば、Leungら(1989年)Method Cell Mol Biol 1巻:11〜19頁を参照されたい];または化学的変異誘発を含むランダム変異誘発[例えば、Millerら(1992年)A Short Course in Bacterial Genetics、CSHL Press、Cold Spring Harbor、NY;およびGreenerら(1994年)Strategies in Mol Biol 7巻:32〜34頁を参照されたい]を使用してスクリーニングすることにより、例えば、本開示のヘテロ多量体を生成し、ライブラリーから単離され得る。特にコンビナトリアル設定におけるリンカースキャニング変異誘発が、切断(生物活性)型のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体および/または共受容体ポリペプチドを同定するための魅力的な方法である。
点変異および切断によって作製されたコンビナトリアルライブラリーの遺伝子産物をスクリーニングするため、また、付け加えて言えば、ある特定の特性を有する遺伝子産物のcDNAライブラリーをスクリーニングするための広範囲の技法が当技術分野で公知である。このような技法は一般に、本開示のヘテロ多量体のコンビナトリアル変異誘発によって生成された遺伝子ライブラリーの迅速なスクリーニングに適応可能であろう。大型の遺伝子ライブラリーをスクリーニングするために最も広く使用されている技法は典型的に、複製可能な(replicable)発現ベクターへと遺伝子ライブラリーをクローニングするステップと、その結果得られるベクターライブラリーにより適切な細胞を形質転換するステップと、所望の活性の検出が、その産物が検出された遺伝子をコードするベクターの相対的に容易な単離を容易にする条件下で、コンビナトリアル遺伝子を発現させるステップとを含む。好ましいアッセイは、TGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)結合アッセイおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリーリガンド媒介性細胞シグナル伝達アッセイを含む。
ある特定の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または共受容体ポリペプチド内に天然に存在する任意の翻訳後修飾に加えて、翻訳後修飾をさらに含み得る。このような修飾としては、アセチル化、カルボキシル化、グリコシル化、リン酸化、脂質化(lipidation)およびアシル化が挙げられるがこれらに限定されない。結果として、ヘテロ多量体は、ポリエチレングリコール、脂質、多糖類または単糖類、およびホスフェートなど、非アミノ酸要素を含み得る。このような非アミノ酸要素の、ヘテロ多量体の機能性に対する影響は、他のヘテロ多量体体改変体について本明細書に記載されるようにして試験され得る。本開示のポリペプチドが、ポリペプチドの新生形態を切断することによって細胞内で生成される場合、翻訳後プロセシングも、タンパク質の正確な折り畳みおよび/または機能にとって重要となり得る。様々な細胞(例えば、CHO、HeLa、MDCK、293、WI38、NIH−3T3またはHEK293)が、このような翻訳後の活性のための特定の細胞機構(cellular machinery)および特徴的な機構(mechanism)を有し、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体および/または共受容体ポリペプチド、ならびにこれらを含むヘテロ多量体の正確な修飾およびプロセシングを保証するように選択され得る。
ある特定の態様では、本明細書で開示されるポリペプチドは、少なくとも1つのI型受容体ポリペプチド、I型受容体ポリペプチドまたは別の共受容体ポリペプチドと共有結合または非共有結合により会合した、少なくとも1つのTGF−ベータスーパーファミリーI型ポリペプチドを含むヘテロ多量体を形成することができる。好ましくは、本明細書で開示されるポリペプチドは、ヘテロ二量体を形成するが、ヘテロ三量体、ヘテロ四量体およびさらなるオリゴマー構造(例えば、図1、図2および図6〜10を参照されたい)などが挙げられるがこれらに限定されない、より高次のヘテロ多量体も含まれる。一部の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体および/または共受容体ポリペプチドは、少なくとも1つの多量体化ドメインを含む。本明細書で開示される通り、用語「多量体化ドメイン」は、少なくとも第1のポリペプチドおよび少なくとも第2のポリペプチドの間の共有結合または非共有結合相互作用を促進するアミノ酸またはアミノ酸の配列を指す。本明細書で開示されるポリペプチドは、多量体化ドメインへと共有結合または非共有結合により接続することができる。好ましくは、多量体化ドメインは、第1のポリペプチド(例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド)および第2のポリペプチド(例えば、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型ポリペプチド)の間の相互作用を促進して、ヘテロ多量体形成(例えば、ヘテロ二量体形成)を促進し、任意選択で、ホモ多量体形成(例えば、ホモ二量体形成)を妨げるまたは他の仕方で不利にし、これにより、所望のヘテロ多量体(例えば、図2を参照されたい)の収量を増大する。
当技術分野で公知の多くの方法を使用して、本開示のヘテロ多量体を生成することができる。例えば、第1のポリペプチド(例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド)および第2のポリペプチド(例えば、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型ポリペプチド)の間にジスルフィド結合が形成されるように、第1のポリペプチドにおいて、遊離チオールが、第2のポリペプチドにおける別の遊離チオール含有残基と相互作用するように、システインなどの遊離チオール含有残基により天然に存在するアミノ酸を置き換えることにより、天然に存在しないジスルフィド結合を構築することができる。ヘテロ多量体形成を促進するための相互作用の追加的な例としては、Kjaergaardら、WO2007147901に記載されているようなイオン性相互作用;Kannanら、U.S.8,592,562に記載されているような静電ステアリング(electrostatic steering)効果;Christensenら、U.S.20120302737に記載されているようなコイルドコイル相互作用;PackおよびPlueckthun(1992年)Biochemistry 31巻:1579〜1584頁に記載されているようなロイシンジッパー;およびPackら(1993年)Bio/Technology 11巻:1271〜1277頁に記載されているようなヘリックス・ターン・ヘリックスモチーフが挙げられるがこれらに限定されない。例えば、化学的架橋、ペプチドリンカー、ジスルフィド架橋などによる共有結合により、またはアビジン−ビオチンもしくはロイシンジッパー技術などによるアフィニティー相互作用により、様々なセグメントの連結を得ることができる。
ある特定の態様では、多量体化ドメインは、相互作用ペアの一方の構成要素を含み得る。一部の実施形態では、本明細書で開示されるポリペプチドは、第2のポリペプチドと共有結合または非共有結合により会合した第1のポリペプチドを含むタンパク質複合体を形成することができ、第1のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第1のメンバーのアミノ酸配列を含み;第2のポリペプチドは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体、または別の共受容体ポリペプチドのアミノ酸配列および相互作用ペアの第2のメンバーのアミノ酸配列を含む。相互作用ペアは、相互作用して複合体、特に、ヘテロ二量体の複合体を形成する任意の2つのポリペプチド配列の場合もあるが、実効性のある実施形態は、ホモ二量体の複合体を形成することができる相互作用ペアを用いることもできる。相互作用ペアの一方のメンバーは、例えば、配列番号1、2、3、4、5、6、9、10
、11、14、15、18、19、22、23、26、27、30、31、34、35、38、39、42、43、46、47、50、51、67、68、71、72、75、76、79、80、83、84、87、88、91、301、302、305、306、309、310、313、501、502、505、506、509、510、513、514、517、518、521、522、525、526、529、530、533、534、537、538、541、542、545、546、549、550、553、554、557、558、561、562、565、566、569、570、573、574、577、578、581、582、585、586、589、590、593、594、595、596、599、600、603および604のうちいずれか一配列に、少なくとも80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一であるアミノ酸配列を含むポリペプチド配列を含む、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または別の共受容体ポリペプチドに融合されていてよい。相互作用ペアは、増大された血清半減期など、改善された特性/活性を付与するように、または改善された特性/活性をもたらす別の部分が取り付けられるアダプターとして作用するように選択され得る。例えば、ポリエチレングリコール部分を、相互作用ペアの一方または両方の構成要素に取り付けて、改善された血清半減期など、改善された特性/活性をもたらすことができる。
相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、非対称ペアとなることができ、これは、ペアのメンバーが、自己会合するよりもむしろ、互いと優先的に会合することを意味する。したがって、非対称相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、会合して、ヘテロ二量体の複合体(例えば、図2を参照されたい)を形成することができる。代替的に、相互作用ペアは、ガイドされなくてよく、これは、ペアのメンバーが、実質的な優先度なしで、互いと会合しても自己会合してもよく、よって、同じまたは異なるアミノ酸配列を有することができることを意味する。したがって、ガイドされない相互作用ペアの第1および第2のメンバーは、会合して、ホモ二量体の複合体またはヘテロ二量体の複合体を形成することができる。任意選択で、相互作用ペア(例えば、非対称ペアまたはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーは、相互作用ペアの第2のメンバーと共有結合により会合する。任意選択で、相互作用ペア(例えば、非対称ペアまたはガイドされない相互作用ペア)の第1のメンバーは、相互作用ペアの第2のメンバーと非共有結合により会合する。
具体例としては、本開示は、免疫グロブリンのCH1、CH2もしくはCH3ドメインまたはFcドメインなど、免疫グロブリンの定常ドメインを含むポリペプチドに融合された、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または共受容体ポリペプチドを含む融合タンパク質を提供する。ヒトIgG1、IgG2、IgG3およびIgG4に由来するFcドメインが、本明細書に提供される。CDCまたはADCC活性のいずれかを減少させる他の変異が公知であり、まとめると、これらの改変体のいずれかが、本開示に含まれ、本開示のヘテロ多量体の有利な構成要素として使用することができる。任意選択で、配列番号208のIgG1 Fcドメインは、Asp−265、Lys−322およびAsn−434(対応する全長IgG1に従って番号付け)など、残基に1つまたは複数の変異を有する。ある特定の場合において、これらの変異のうち1つまたは複数(例えば、Asp−265変異)を有する変異体Fcドメインは、野生型Fcドメインと比べて、Fcγ受容体への低減した結合能力を有する。他の場合において、これらの変異のうち1つまたは複数(例えば、Asn−434変異)を有する変異体Fcドメインは、野生型Fcドメインと比べて、MHCクラスI関連Fc受容体(FcRN)への増大した結合能力を有する。
ヒトIgG1のFc部分(G1Fc)に使用することができる天然のアミノ酸配列の例を下記に示す(配列番号208)。点線の下線は、ヒンジ領域を指し示し、実線の下線は、天然に存在する改変体を有する位置を指し示す。部分的に、本開示は、配列番号208に対し、70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一性を有するアミノ酸配列を含むか、これからなるか、またはこれから本質的になるポリペプチドを提供する。G1Fcにおける天然に存在する改変体は、配列番号208において使用される番号付け方式に従ったE134DおよびM136Lを含むであろう(Uniprot P01857を参照)。
ヒトIgG2のFc部分(G2Fc)に使用することができる天然のアミノ酸配列の例を下記に示す(配列番号209)。点線の下線は、ヒンジ領域を指し示し、二重の下線は、配列におけるデータベースの矛盾が存在する位置を指し示す(UniProt P01859に従う)。部分的に、本開示は、配列番号209に対し、70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一性を有するアミノ酸配列を含むか、これからなるか、またはこれから本質的になるポリペプチドを提供する。
ヒトIgG3のFc部分(G3Fc)に使用することができるアミノ酸配列の2つの例を下記に示す。G3Fcにおけるヒンジ領域は、他のFc鎖におけるヒンジ領域の最大4倍の長さとなることができ、同様の17残基セグメントに先行される3つの同一15残基セグメントを含有する。下記に示される第1のG3Fc配列(配列番号210)は、単一15残基セグメントからなる短いヒンジ領域を含有する一方、第2のG3Fc配列(配列番号211)は、全長ヒンジ領域を含有する。いずれの場合でも、点線の下線は、ヒンジ領域を指し示し、実線の下線は、UniProt P01859に従った天然に存在する改変体を有する位置を指し示す。部分的に、本開示は、配列番号210および211に対し、70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一性を有するアミノ酸配列を含むか、これからなるか、またはこれから本質的になるポリペプチドを提供する。
配列番号210において使用される番号付け方式に変換された場合、G3Fc(例えば、Uniprot P01860を参照)における天然に存在する改変体は、E68Q、P76L、E79Q、Y81F、D97N、N100D、T124A、S169N、S169del、F221Yを含み、本開示は、これらの変種のうち1つまたは複数を含有するG3Fcドメインを含む融合タンパク質を提供する。加えて、ヒト免疫グロブリンIgG3遺伝子(IGHG3)は、異なるヒンジ長を特徴とする構造的多型を示す[Uniprot P01859を参照]。特に、改変体WISは、V領域の大部分およびCH1領域の全てを欠いている。これは、ヒンジ領域に通常存在する11個に加えて、7位に余分な鎖間ジスルフィド結合を有する。改変体ZUCは、V領域の大部分、CH1領域の全ておよびヒンジの一部を欠く。改変体OMMは、対立遺伝子型または別のガンマ鎖サブクラスを表すことができる。本開示は、これらの改変体のうち1つまたは複数を含有するG3Fcドメインを含む追加的な融合タンパク質を提供する。
ヒトIgG4のFc部分(G4Fc)に使用することができる天然のアミノ酸配列の例を下記に示す(配列番号212)。点線の下線は、ヒンジ領域を指し示す。部分的に、本開示は、配列番号212に対し、70%、80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一性を有するアミノ酸配列を含むか、これからなるか、またはこれから本質的になるポリペプチドを提供する。
Fcドメインにおける種々の操作された変異が、G1Fc配列(配列番号208)に関して本明細書に提示されており、G2Fc、G3FcおよびG4Fcにおける類似の変異は、図5におけるG1Fcとそれらとのアラインメントに由来することができる。不等なヒンジ長のため、アイソタイプアラインメント(図5)に基づく類似のFc位置は、配列番号208、209、210および212において異なるアミノ酸数を保持する。番号付けが、Uniprotデータベースと同様にIgG1重鎖定常ドメイン全体(C
H1、ヒンジ、C
H2およびC
H3領域からなる)を包含する場合、ヒンジ、C
H2およびC
H3領域からなる免疫グロブリン配列(例えば、配列番号208、209、210、211または212)における所定のアミノ酸位置が、同じ位置とは異なる番号によって同定されるであろうと認めることもできる。例えば、ヒトG1Fc配列(配列番号208)、ヒトIgG1重鎖定常ドメイン(Uniprot P01857)およびヒトIgG1重鎖における選択されたC
H3位置の間の対応を次に示す。
単一細胞株からの非対称の免疫グロブリンに基づくタンパク質の大規模産生において生じる問題は、「鎖会合課題」として公知である。二重特異性抗体の産生において顕著に直面するように、鎖会合課題は、単一細胞株において異なる重鎖および/または軽鎖が産生される場合に、固有に生じる複数の組み合わせの中から所望の多重鎖タンパク質を効率的に産生するという難題に関係する[例えば、Kleinら(2012年)mAbs 4巻:653〜663頁を参照]。この問題は、同じ細胞内で2種の異なる重鎖および2種の異なる軽鎖が産生される場合に最も喫緊となり、この場合、1種のみが典型的に望まれるときに、総計16通りの可能な鎖組み合わせ(これらのいくつかは同一であるが)が存在する。にもかかわらず、同じ原理が、2種の異なる(非対称)重鎖のみを取り込む所望の多重鎖融合タンパク質の収量縮小の原因である。
単一細胞株においてFc含有融合ポリペプチド鎖の所望のペア形成を増加させて、許容される収量で好ましい非対称融合タンパク質を産生する様々な方法が、当該分野で公知である[例えば、Klein et al (2012) mAbs 4:653−663; および Spiess et al (2015) Molecular Immunology 67(2A): 95−106参照]。Fc含有鎖の所望のペア形成を得るための方法として、電荷に基づくペア形成(静電ステアリング)、「ノブ・ホール型(knobs−into−holes)」立体ペア形成、SEEDbodyペア形成、およびロイシンジッパーベースのペア形成が挙げられるがこれらに限定されない。例えば、Ridgwayら(1996年)Protein Eng 9巻:617〜621頁;Merchantら(1998年)Nat Biotech 16巻:677〜681頁;Davisら(2010年)Protein Eng Des Sel 23巻:195〜202頁;Gunasekaranら(2010年);285巻:19637〜19646頁;Wranikら(2012年)J Biol Chem 287巻:43331〜43339頁;US5932448;WO1993/011162;WO2009/089004およびWO2011/034605を参照されたい。本明細書で記載される通り、これらの方法を使用して、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体およびTGF−ベータI型もしくはII型受容体ポリペプチドまたは別の、任意選択で異なる、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドを含むヘテロ二量体を生成することができる。図6〜図10を参照されたい。
例えば、特異的なポリペプチドの間の相互作用を促進することのできる一手段は、Arathoonら、U.S.7,183,076およびCarterら、U.S.5,731,168に記載されているような突起・空洞型(protuberance−into−cavity)(ノブ・ホール型)相補的領域を作出することによる。「突起」は、より大型の側鎖(例えば、チロシンまたはトリプトファン)により、第1のポリペプチド(例えば、第1の相互作用ペア)の界面から小型のアミノ酸側鎖を置き換えることによって構築される。突起と同一または同様のサイズの相補的な「空洞」は、より小型の側鎖(例えば、アラニンまたはスレオニン)により大型アミノ酸側鎖を置き換えることにより、第2のポリペプチド(例えば、第2の相互作用ペア)の界面に任意選択で作製される。適切に配置され適切な寸法を有する突起または空洞が、第1または第2のポリペプチドのいずれかの界面に存在する場合、隣接する界面にそれぞれ対応する空洞または突起を作出することのみが必要とされる。
中性pH(7.0)において、アスパラギン酸およびグルタミン酸は、負に荷電しており、リシン、アルギニンおよびヒスチジンは、正に荷電している。これらの荷電した残基を使用して、ヘテロ二量体形成を促進し、それと同時に、ホモ二量体形成を妨げることができる。誘引性相互作用は、反対の電荷の間で生じ、反発性相互作用は、同様の電荷の間で起こる。部分的に、本明細書で開示されるタンパク質複合体は、荷電した界面残基の部位特異的変異誘発を行うことにより、ヘテロ多量体形成(例えば、ヘテロ二量体形成)を促進するために誘引性相互作用を、また、任意選択で、ホモ二量体形成(例えば、ホモ二量体形成)を妨げるために反発性相互作用を利用する。
例えば、IgG1 CH3ドメイン界面は、ドメイン−ドメイン相互作用に関与する4つの特有の荷電残基ペアを含む:Asp356−Lys439’、Glu357−Lys370’、Lys392−Asp399’およびAsp399−Lys409’[第2の鎖における残基番号付けは、(’)によって指し示す]。IgG1 CH3ドメインにおける残基を指定するためにここで使用されている番号付けスキームが、KabatのEU番号付けスキームに一致することに留意されたい。CH3−CH3ドメイン相互作用に存在する2回対称のため、各特有の相互作用は、構造において2回表されるであろう(例えば、Asp−399−Lys409’およびLys409−Asp399’)。野生型配列において、K409−D399’は、ヘテロ二量体およびホモ二量体形成の両方を好む。第1の鎖における電荷極性をスイッチする単一変異(例えば、K409E;正電荷から負電荷)は、第1の鎖のホモ二量体の形成に好ましくない相互作用をもたらす。好ましくない相互作用は、同じ電荷(負−負;K409E−D399’およびD399−K409E’)の間に起こる反発性相互作用のために生じる。第2の鎖における電荷極性をスイッチする同様の変異(D399K’;負から正)は、第2の鎖のホモ二量体形成に好ましくない相互作用(K409’−D399K’およびD399K−K409’)をもたらす。しかし、それと同時に、これら2個の変異(K409EおよびD399K’)は、ヘテロ二量体形成に好ましい相互作用(K409E−D399K’およびD399−K409’)をもたらす。
ヘテロ二量体形成およびホモ二量体抑止(discouragement)における静電ステアリング効果は、例えば、Arg355およびLys360を含む第2の鎖における反対に荷電した残基とペア形成してもしなくてもよい、追加的な荷電残基の変異によってさらに増強され得る。下表は、単独でまたは組み合わせて使用して、本明細書で開示されるヘテロ多量体のヘテロ多量体形成を増強することができる可能な電荷変化変異を収載する。
一部の実施形態では、相互作用が静電的に好ましくなくなるように、本願の融合タンパク質におけるCH3−CH3界面を構成する1つまたは複数の残基は、荷電したアミノ酸により置き換えられる。例えば、界面における正荷電したアミノ酸(例えば、リシン、アルギニンまたはヒスチジン)は、負に荷電したアミノ酸(例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸)により置き換えられる。代替的に、または前述の置換と組み合わせて、界面における負荷電したアミノ酸は、正荷電したアミノ酸により置き換えられる。ある特定の実施形態では、アミノ酸は、所望の電荷特徴を有する天然に存在しないアミノ酸により置き換えられる。負に荷電した残基(AspまたはGlu)をHisに変異させることが、側鎖体積の増大をもたらし、これが、立体問題を引き起こし得ることに留意されたい。さらに、Hisプロトンドナーおよびアクセプター型は、局在化した環境に依存する。これらの問題は、設計戦略による考慮に入れるべきである。界面残基は、ヒトおよびマウスIgGサブクラスにおいて高度に保存されているため、本明細書で開示される静電ステアリング効果は、ヒトおよびマウスIgG1、IgG2、IgG3およびIgG4に適用することができる。この戦略は、CH3ドメイン界面における無荷電残基から荷電残基への修飾へと拡張することもできる。
部分的に、本開示は、電荷ペア形成(静電ステアリング)に基づいて相補的となるように操作されたFc配列を使用して、非対称Fc含有ポリペプチド鎖の所望のペア形成を提供する。静電相補性を有するFc配列のペアの一方は、任意選択のリンカーありまたはなしで、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または共受容体ポリペプチドに任意に融合して、TGF−ベータスーパーファミリーI型、II型または共受容体融合ポリペプチドを生成することができる。この単鎖は、第1のFcと相補的なFc配列と共に最適な細胞において共発現(coexpress)させて、所望の多重鎖構築物(例えば、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体)の生成に有利に働くことができる。静電ステアリングに基づくこの例において、配列番号200[ヒトG1Fc(E134K/D177K)]および配列番号201[ヒトG1Fc(K170D/K187D)]は、操作されたアミノ酸置換に二重の下線が引かれた相補的Fc配列の例であり、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドは、配列番号200または配列番号201のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fcおよび天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcにおける対応する位置のアミノ酸置換(図5を参照)が、下記の相補的hG1Fcペア(配列番号200および201)の代わりに使用することができる相補的Fcペアを生成するであろうと認めることができる。
部分的に、本開示は、立体相補性のために操作されたFc配列を使用した、非対称Fc含有ポリペプチド鎖の所望のペア形成を提供する。部分的に、本開示は、立体相補性の例としてノブ・ホール型ペア形成を提供する。立体相補性を有するFc配列のペアの一方は、任意選択のリンカーありまたはなしで、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドに任意に融合して、TGF−ベータスーパーファミリーI型、II型または共受容体融合ポリペプチドを生成することができる。この単鎖は、第1のFcと相補的なFc配列と共に最適な細胞において共発現されて、所望の多重鎖構築物の生成に有利に働くことができる。ノブ・ホール型ペア形成に基づくこの例において、配列番号202[ヒトG1Fc(T144Y)]および配列番号203[ヒトG1Fc(Y185T)]は、操作されたアミノ酸置換に二重の下線が引かれた相補的Fc配列の例であり、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチド、は、配列番号202または配列番号203のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fcおよび天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcにおける対応する位置のアミノ酸置換(図5を参照)が、下の相補的hG1Fcペア(配列番号202および203)の代わりに使用することができる相補的Fcペアを生成するであろうと認めることができる。
操作されたジスルフィド結合と組み合わせたノブ・ホール型ペア形成に基づくFc相補性の例は、配列番号204[hG1Fc(S132C/T144W)]および配列番号205[hG1Fc(Y127C/T144S/L146A/Y185V)]に開示されている。これらの配列における操作されたアミノ酸置換には二重の下線が引かれ、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドは、配列番号204または配列番号205のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fcおよび天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcにおける対応する位置のアミノ酸置換(図5を参照)が、下記の相補的hG1Fcペア(配列番号204および205)の代わりに使用することができる相補的Fcペアを生成するであろうと認めることができる。
部分的に、本開示は、ヒトIgGおよびIgA CH3ドメインの指状嵌合型(interdigitating)β−ストランドセグメントを生成するように操作されたFc配列を使用した、非対称Fc含有ポリペプチド鎖の所望のペア形成を提供する。このような方法は、SEEDbody融合タンパク質の形成を可能にするストランド交換操作ドメイン(strand−exchange engineered domain)(SEED)CH3ヘテロ二量体の使用を含む[例えば、Davisら(2010年)Protein Eng Design Sel 23巻:195〜202頁を参照]。SEEDbody相補性を有するFc配列のペアの一方は、任意選択のリンカーありまたはなしで、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドに任意に融合して、TGF−ベータスーパーファミリー融合ポリペプチドを生成することができる。この単鎖は、第1のFcと相補的なFc配列と共に最適な細胞において共発現されて、所望の多重鎖構築物の生成に有利に働くことができる。SEEDbody(Sb)ペア形成に基づくこの例において、配列番号206[hG1Fc(SbAG)]および配列番号207[hG1Fc(SbGA)]は、IgA Fcに由来する操作されたアミノ酸置換に二重の下線が引かれた相補的IgG Fc配列の例であり、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型ポリペプチドは、配列番号206または配列番号207のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fcおよび天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG1Fc、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcの対応する位置におけるアミノ酸置換(図5を参照)が、下記の相補的IgG−IgAペア(配列番号206および207)において使用することができるFc単量体を生成するであろうと認めることができる。
部分的に、本開示は、Fc CH3ドメインのC末端に取り付けられた切断可能なロイシンジッパードメインによる、非対称Fc含有ポリペプチド鎖の所望のペア形成を提供する。ロイシンジッパーの取り付けは、ヘテロ二量体抗体重鎖の優先的アセンブリを引き起こすのに十分である。例えば、Wranikら(2012年)J Biol Chem 287巻:43331〜43339頁を参照されたい。本明細書で開示される通り、ロイシンジッパー形成ストランドに取り付けられたFc配列のペアの一方は、任意選択のリンカーありまたはなしで、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドに任意に融合して、TGF−ベータスーパーファミリー融合ポリペプチドを生成することができる。この単鎖は、相補的ロイシンジッパー形成ストランドに取り付けられたFc配列と共に、最適な細胞において共発現させて、所望の多重鎖構築物の生成を支持することができる。精製後の細菌エンドプロテイナーゼLys−Cによる構築物のタンパク分解性消化は、ロイシンジッパードメインを放出させ、その構造が天然のFcと同一であるFc構築物をもたらすことができる。ロイシンジッパーペア形成に基づくこの例において、配列番号213[hG1Fc−Ap1(酸性)]および配列番号214[hG1Fc−Bp1(塩基性)]が、相補的IgG Fc配列の例であり、この配列中、操作された相補的ロイシンジッパー配列に下線を引いており、構築物のTGF−ベータスーパーファミリーI型/II型ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチド、は、配列番号213または配列番号214のいずれかに融合され得るが、両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fcおよび天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、任意選択のリンカーありまたはなしで、hG1Fc、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcに取り付けられたロイシンジッパー形成配列(図5を参照)が、下記の相補的ロイシンジッパー形成ペア(配列番号213および214)において使用することができるFc単量体を生成するであろうと認めることができる。
部分的に、本開示は、所望のヘテロマー種の精製を容易にするFcドメインにおける追加的な変異と組み合わせた上記の方法によって、非対称Fc含有ポリペプチド鎖の所望のペア形成を提供する。1つの例は、配列番号204〜205に開示される操作されたジスルフィド結合と組み合わせたノブ・ホール型ペア形成に加えて、1つのFc含有ポリペプチド鎖における2つの負荷電したアミノ酸(アスパラギン酸またはグルタミン酸)および相補的なFc含有ポリペプチド鎖(配列番号215〜216)における2つの正荷電したアミノ酸(例えば、アルギニン)の追加的な置換に基づくFcドメインの相補性である。これらの4つのアミノ酸置換は、等電点または分子の総電荷の差に基づく異種ポリペプチド混合物からの所望のヘテロマー融合タンパク質の選択的な精製を容易にする。これらの配列における操作されたアミノ酸置換は、下記で二重の下線を引いており、構築物のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチド、または共受容体ポリペプチドは、配列番号215または配列番号216のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fc、および天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcにおける対応する位置のアミノ酸置換(図5を参照)が、下記の相補的hG1Fcペア(配列番号215〜216)の代わりに使用することができる相補的Fcペアを生成するであろうと認めることができる。
別の例は、配列番号204〜205で開示された通り、操作されたジスルフィド結合と組み合わせたノブ・ホール型ペア形成に加えて、1つのFc含有ポリペプチド鎖(配列番号217)の位置213におけるヒスチジンからアルギニンへの置換に基づくFcドメインの相補性を伴う。この置換(Kabatらの番号付けの方式ではH435Rと示される)は、プロテインAに対する親和性の差に基づいて所望しないホモ二量体からの所望のヘテロマーの分離を容易にする。操作されたアミノ酸置換は、二重の下線によって指し示し、構築物のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチド、または共受容体ポリペプチドは、配列番号217または配列番号205のいずれかに融合することができるが、これらの両方には融合できない。天然のhG1Fc、天然のhG2Fc、天然のhG3Fc、および天然のhG4Fcの間の高度なアミノ酸配列同一性を考慮すると、hG2Fc、hG3FcまたはhG4Fcにおける対応する位置のアミノ酸置換(図5を参照)が、配列番号217(下記)および配列番号205の相補的hG1Fcペアの代わりに使用することができる相補的Fcペアを生成するであろうと認めることができる。
Fcドメインにおける種々の操作された変異が、G1Fc配列(配列番号208)に関して上記に提示されている。G2Fc、G3FcおよびG4Fcにおける類似の変異は、図5におけるG1Fcとそれらとのアラインメントに由来することができる。不等なヒンジ長のため、アイソタイプアラインメント(図5)に基づく類似のFc位置は、以下の表に要約される通り、配列番号208、209、210および212において異なるアミノ酸数を保持する。
上述の通り、単一細胞株においてFc含有融合ポリペプチド鎖の所望のペア形成を増大させて、許容される収量で好ましい非対称融合タンパク質を産生する、様々な方法が当技術分野で公知である[Kleinら(2012年)mAbs 4巻:653〜663頁;およびSpiessら(2015年)Molecular Immunology 67巻(2A号):95〜106頁]。加えて、本明細書で記載されるヘテロ多量体は、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドのいずれかを含む重鎖および軽鎖融合タンパク質の組み合わせを使用して生成することができる。例えば、一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチドは、リンカードメインありまたはなしで、CH1ドメインの少なくとも部分を含む免疫グロブリン重鎖(IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1またはIgA2)に融合されていてよい。同様に、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、リンカードメインありまたはなしで、軽鎖定常ドメイン(CL)の少なくとも部分を含む免疫グロブリン軽鎖(カッパーまたはラムダ)に融合されていてよい。代替的な実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドは、リンカードメインありまたはなしで、CH1ドメインの少なくとも部分を含む免疫グロブリン重鎖(IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgA1またはIgA2)に融合されていてよく、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体またはII型受容体ポリペプチドは、リンカードメインありまたはなしで、軽鎖定常ドメイン(CL)の少なくとも部分を含む免疫グロブリン軽鎖(カッパーまたはラムダ)に融合されていてよい。この設計は、軽鎖とヘテロ二量体化する重鎖の天然の能力を活用する。特に、重鎖および軽鎖のヘテロ二量体化は、CH1とCLの間で起こり、これは一般に、ジスルフィド架橋を介したこの2ドメインの共有結合連結によって安定化される。全長重鎖またはヒンジ領域を含む重鎖の少なくとも部分を用いる構築物は、2本の「軽鎖」および2本の「重鎖」を含む抗体様分子を生じることができる。図7を参照されたい。この設計の潜在的な利点は、天然に存在するTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチド−リガンド−TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド複合体にさらに似せて模倣することができ、匹敵する単一ヘテロ二量体よりも高い、リガンドに対するアフィニティーを表示し得ることである。一部の実施形態では、この設計は、例えば、CH1ドメイン、およびヒンジドメインの一部または全体を含む切断型(F(ab’)2様分子を生じる)、ならびにCH1ドメインまたはそのフラグメントのみを含む切断型(Fab様分子を生じる)を含む、様々な重鎖切断型を取り込むことにより修飾することができる。図7Gを参照されたい。このようなヘテロ多量体構築物を設計するための様々な方法は、その内容全体を参照により本明細書に組み込む、US2009/0010879、Kleinら[(2012年)mAbs 4巻:653〜663頁]およびSpiessら[(2015年)Molecular Immunology 67巻(2A号):95〜106頁]に記載されている。
一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド−CL:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド−CH1ヘテロ二量体ペアを含む複合体の少なくとも1つの分枝、およびTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド−CL:TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチドr−CH1ヘテロ二量体ペアを含む少なくとも第2の分枝を含む抗体様ヘテロ二量体を生成することが望ましい。例えば、図7Bを参照されたい。このようなヘテロ二量体の複合体は、例えば、重鎖および軽鎖非対称ペア形成技術の組み合わせを使用して生成することができる[Spiessら(2015年)Molecular Immunology 67巻(2A号):95〜106頁]。例えば、CrossMab技術において[Schaeferら(2011年)Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.108巻:11187〜11192頁]、軽鎖の誤ったペア形成は、ドメインクロスオーバーを使用して克服され、重鎖は、ノブ・ホール型を使用してヘテロ二量体化される[Merchantら(1998年)Nat. Biotechnol.16巻:677〜681頁]。ドメインクロスオーバーのため、可変ドメインまたは定常ドメインのいずれかが、軽鎖および重鎖の間で取り替えられて、可変ドメインの構造的および機能的な完全性を保存しつつ、同族軽鎖ペア形成を駆動する2本の非対称Fab腕を作製する[Fennら(2013年)PLoS ONE 8巻:e61953頁]。軽鎖の誤ったペア形成を克服するための代替的アプローチは、直交性のFab界面を有する重鎖および軽鎖を設計することである[Lewis(2014年)Nat. Biotechnol.32巻:191〜198頁]。これは、VH/VLおよびCH1/CL界面における変異を同定するための、X線結晶学と組み合わせた、計算的モデリング[Dasら(2008年)Annu. Rev. Biochem.77巻:363〜382頁]によって達成された。この方法論を使用して生成されるヘテロ二量体のため、VH/VLおよびCH1/CL界面の両方において変異を作出して、重鎖/軽鎖の誤ったペア形成を最小化することが必要となり得る。設計された直交性Fab界面を、重鎖ヘテロ二量体化戦略と併せて使用して、単一宿主細胞における効率的なIgG産生を容易にすることができる。静電ステアリングを使用して直交性Fab界面を生成して、このようなヘテロ二量体の構築を容易にすることもできる。ペプチドリンカーを使用して、「LUZ−Y」[Wranikら(2012年)J. Biol. Chem.287巻:43331〜43339頁]として公知の形式で、軽鎖および重鎖の同族ペア形成を確実にすることができ、その形式によると、重鎖ヘテロ二量体化は、ロイシンジッパーを使用して達成され、ロイシンジッパーはその後、インビトロでタンパク質分解によって除去することができる。
代替的に、ヘテロ多量体は、本明細書で記載される1つまたは複数の単鎖リガンドトラップを含み得、これは任意選択で、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、I型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドのほか、追加的なTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖リガンドトラップと共有結合または非共有結合により会合されていてよい[US2011/0236309およびUS2009/0010879]。図9および10を参照されたい。本明細書で記載される通り、単鎖リガンドトラップは、多価となるために、コイルドコイルFcドメインなど、任意の多量体化ドメインへの融合を必要としない。一般に、本開示の単鎖リガンドトラップは、少なくとも1つのTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドまたはII型受容体ポリペプチドドメインおよび1つのTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドドメインを含む。TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドドメインは、一般に、本明細書において、結合ドメイン(BD)と称され、任意選択で、リンカー領域によって接続することができる。
例えば、一態様では、本開示は、次の構造を有するポリペプチドを含むヘテロ多量体を提供する:
(<BD1>−リンカー1)k−[<BD2>−リンカー2−{<BD3>−リンカー3}f]n−(<BD4>)m−(リンカー4−BD5>d)h
(式中、nおよびhは独立して、1を超えるまたはこれに等しく;d、f、mおよびkは独立して、ゼロに等しいまたはこれを超え;BD1、BD2、BD3、BD4およびBD5は独立して、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドまたはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドドメインであり、BD1、BD2、BD3およびBD4のうち少なくとも1つは、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドドメインであり、BD1、BD2、BD3およびBD4のうち少なくとも1つは、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドドメインであり、リンカー1、リンカー2、リンカー3およびリンカー4は独立して、ゼロを超えるまたはこれに等しい)。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖トラップは、少なくとも2種の異なるTGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチドを含む。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖トラップは、少なくとも2種の異なるTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドポリペプチドを含む。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド単鎖トラップは、少なくとも2種の異なるリンカーを含む。d、f、h、k、mおよびnに選択された値に応じて、ヘテロ多量体構造は、様々な組み合わせで多数の反復単位を含み得る、または相対的に単純な構造の場合もある。
別の態様では、本開示は、次の構造を有するポリペプチドを含むヘテロ多量体を提供する:
<BD1>−リンカー1−<BD2>
さらに別の態様では、本開示は、次の構造を有するポリペプチドを含むヘテロ多量体を提供する:
<BD1>−(リンカー2−<BD2>)n
(式中、nは、1を超えるまたはこれに等しい)。
本発明の別の態様は、次の構造を有するポリペプチドを含むヘテロ多量体を提供する:(<BD1>−リンカー1−<BD1>)f−リンカー2−(<BD2>−リンカー3−<BD3>)g
(式中、fおよびgは、1を超えるまたはこれに等しい)。
BD2およびBD3が同じであり、fおよびgが同数である実施形態では、これは、リンカーの差により、リンカー2の周りの実質的に鏡面の対称構造をもたらし得る。BD2がBD3とは異なる、および/またはfおよびgが異なる数である実例では、異なる構造が産生されるであろう。本明細書における開示および当技術分野の知識を踏まえて、適した結合ドメイン、リンカーおよび反復頻度を選択することは、当業者の技能範囲内である。本開示に従ったこのような単鎖リガンドトラップの特異的な非限定例は、図18に模式的に表す。
リンカー(1、2、3および4)は、同じであっても異なっていてもよい。リンカー領域は、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドの構造化されたリガンド結合性ドメインとは別個のセグメントを提供することから、結合ドメインを化学修飾する必要なく、アクセサリー分子(例えば、ペグ化部分など、安定性の増大に有用な分子)へのコンジュゲーションに使用することができる。リンカーは、目的のリガンドの受容体またはTGF−βスーパーファミリーにおける別の受容体の細胞外部分における天然の構造不定の領域の配列への保存的修飾と同じであり得るかまたはこれに由来し得る構造不定のアミノ酸配列を含み得る。他の実例では、このようなリンカーは、組成および起源が完全に人工の場合もあるが、目的のリガンドの極めて近傍に置かれたときに静電的または立体的な妨害の合併症(complication)に遭遇する見込みが低い構造不定の可撓性リンカーを提供するために選択されるアミノ酸を含有するであろう。そのように結合した両方の結合ドメインにより、リガンドが、結合ドメインの一方のみの結合によって結合されるよりも高いアフィニティーで結合されるように、リンカーのNおよびC末端のそれぞれに位置する結合ドメインが、その天然リガンドにおけるその天然の結合部位に結合することを可能にする場合、リンカーの長さは、許容されると考慮されるであろう。場合によっては、天然または人工起源のいずれかのリンカーにおけるアミノ酸残基の数は、TGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドおよび/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドリガンドにおける2つの結合部位への同時(架橋)結合に要求される最小の距離に等しいまたはこれを超えるように選択される。例えば、かついかなる様式であっても限定することを望まないが、リンカーの長さは、約1〜10アミノ酸、10〜20アミノ酸、18〜80アミノ酸、25〜60アミノ酸、35〜45アミノ酸の間、またはいずれか他の適した長さの場合もある。
リンカーは、ポリペプチドの精製を容易にするように設計することができる。選択される正確な精製スキームは、いかなる修飾が必要とされているか決定し、例えば、かつ限定することを望まないが、Hisタグなど、精製「タグ」の付加が考慮されるであろう;他の例では、リンカーは、カーゴまたはアクセサリー分子の付加を容易にするための領域を含み得る。このような付加が、リンカーの構造不定の性質に影響を与える、または潜在的な静電もしくは立体に関する懸念を導入する場合、リンカーの長さへの適切な増大が為されて、2個の結合ドメインが、リガンドにおけるそれぞれの部位に結合することができることを確実にするであろう。本明細書における方法および教示を踏まえて、当業者であればこのような決定を慣例的に下すことができる。
加えて、本設計は、他のカーゴ分子(例えば、蛍光分子のような造影剤(imaging agent))、トキシンなどの連結を可能にする。例えば、かついかなる様式であっても限定することを望まないが、単鎖ポリペプチドは、1つまたは複数のカーゴおよび/またはアクセサリー分子(本明細書において、R1、R2、R3、R4などとまとめて呼ばれる)を付加するように修飾することができる:
利用できるR置換基の一般論を限定することなく、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9は、存在してもしなくてもよい;存在する場合、これらは、同じであっても異なっていてもよく、独立して、次のうち1つまたは複数の場合もある:標的化のための融合タンパク質、例えば、抗体フラグメント(例えば、単鎖Fv)および/または単一ドメイン抗体(sdAb)など、ただし、これらに限定されるものではない;放射線療法剤および/または造影剤、例えば、放射性核種(radionuceotide)(例えば、123I、111In、18F、64C、68Y、124I、131I、90Y、177Lu、57Cu、213Bi、211At)、蛍光色素(例えば、Alexa
Fluor、Cy色素)および/または蛍光タンパク質タグ(例えば、GFP、DsRed)、ただし、これらに限定されるものではない;化学療法のための細胞傷害性薬剤、例えば、ドキソルビシン、カリチアマイシン、マイタンシノイド誘導体(例えば、DM1、DM4)、トキシン(例えば、切断型PseudomonasエンドトキシンA、ジフテリア(diphteria)トキシン)、ただし、これらに限定されるものではない;ナノ粒子に基づくキャリア、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、薬物にコンジュゲートされたポリマー、ナノキャリアもしくは造影剤(例えば、ポリマー、N−(2−ヒドロキシル(hydorxyl)プロピル)メタクリルアミド(HPMA)、グルタミン酸、PEG、デキストラン)、ただし、これらに限定されるものではない;薬物(例えば、ドキソルビシン、カンプトテシン、パクリタキセル、プラチネート(palatinate)、ただし、これらに限定されるものではない);ナノキャリア、例えば、ナノシェルもしくはリポソーム、ただし、これらに限定されるものではない;造影剤、例えば、超常磁性酸化鉄(Supermagnetic Iron Oxide)(SPIO)、ただし、これに限定されるものではない;デンドリマー;および/またはリガンド精製、濃縮もしくは隔離における使用のための固体支持体(例えば、ナノ粒子、不活性樹脂、適したシリカ支持体)。
一般に、立体的または静電的な合併症を引き起こし得るため、全ての可能な位置にカーゴまたはアクセサリー分子を有することは好ましくないであろう。しかし、結合ドメイン間のリンカーをモデリングし、分子動的シミュレーションを行って、本明細書に教示されている通り、リンカーならびにTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドおよびTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドの間の分子力学エネルギーを実質的に最小化し、立体的および静電的な不適合性を低減することにより、構造におけるいずれか所定の位置(単数または複数)にカーゴまたはアクセサリー分子を付加することの効果は、本明細書における開示を踏まえて慣例的に決定することができる。
結合ドメインよりも薬剤のリンカー部分にカーゴまたはアクセサリー分子を付加して、結合機能における干渉の見込みを低減させることが好ましくなる場合がある。しかし、結合ドメインへの付加は可能であり、場合によっては望ましくなることがあり、このような付加の効果は、本明細書で記載される通り、提唱されている付加により結合剤およびリンカーをモデリングすることにより、慣例的に予め決定することができる。
コンジュゲーション方法論は、一級アミン、スクシニミジル(NHS)エステルおよびスルフヒドリル(sulfhydral)反応基など、共通の反応基を介したコンジュゲーションを可能にする市販のキットを使用して実行することができる。いくつかの非限定例を次に示す:Alexa Fluor 488タンパク質標識キット(Molecular Probes、Invitrogen検出技術)およびペグ化キット(Pierce Biotechnology Inc.)。
ある特定の態様では、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖トラップは、1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチドまたはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド、および追加的なTGF−ベータスーパーファミリーI/II型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖リガンドトラップと共有結合または非共有結合により会合して、本明細書で記載される方法に従って使用することができるより高次のヘテロ多量体を形成することができる。例えば、図10を参照されたい。例えば、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖リガンドトラップは、本明細書で記載される多量体化ドメインをさらに含み得る。一部の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖リガンドトラップは、Ig免疫グロブリンの定常ドメインを含む。このような免疫グロブリン定常ドメインは、少なくとも1つの単鎖TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドトラップを含む対称または非対称の複合体を促進するように選択され得る。
ある特定の態様では、TGF−ベータスーパーファミリーI型またはII型受容体ポリペプチド:TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチド単鎖トラップまたはこのようなトラップの組み合わせは、TGF−ベータスーパーファミリーアンタゴニストとして使用して、本明細書で記載されるTGF−ベータスーパーファミリー障害または疾患(例えば、骨関連障害および貧血症)を処置または予防することができる。
所望の機能性と一貫したいずれかの様式で、融合タンパク質(例えば、免疫グロブリンFc融合タンパク質)の異なるエレメントを配置することができることが理解される。例えば、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドドメインまたは共受容体ポリペプチドは、異種ドメインに対してC末端に置くことができる、あるいは代替的に、異種ドメインは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドドメインに対してC末端に置くことができる。TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ドメインならびに異種ドメインは、融合タンパク質において隣接している必要はなく、追加的なドメインまたはアミノ酸配列が、いずれかのドメインに対してCもしくはN末端に、またはドメイン間に含まれていてよい。
例えば、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または共受容体融合タンパク質は、式A−B−Cに示されているアミノ酸配列を含み得る。B部分は、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドドメインに対応する。AおよびC部分は独立して、ゼロ、1つ、または2つ以上のアミノ酸となることができ、AおよびC部分の両方は、存在する場合、Bに対して異種である。Aおよび/またはC部分は、リンカー配列を介してB部分に取り付けることができる。リンカーは、グリシン(例えば、2〜10、2〜5、2〜4、2〜3個のグリシン残基)またはグリシンおよびプロリン残基に富むことができ、例えば、スレオニン/セリンおよびグリシンの単一配列、またはスレオニン/セリンおよび/またはグリシンの反復配列、例えば、GGG(配列番号58)、GGGG(配列番号59)、TGGGG(配列番号60)、SGGGG(配列番号61)、TGGG(配列番号62)またはSGGG(配列番号63)単体(singlet)または反復を含有することができる。ある特定の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体、または共受容体ポリペプチド融合タンパク質は、式A−B−Cに示されているアミノ酸配列を含み、式中、Aは、リーダー(シグナル)配列であり、Bは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドドメインからなり、Cは、in vivo安定性、in vivo半減期、取込み/投与、組織局在化もしくは分布、タンパク質複合体の形成、および/または精製のうち1つまたは複数を増強するポリペプチド部分である。ある特定の実施形態では、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体、II型受容体または共受容体融合タンパク質は、式A−B−Cに示されているアミノ酸配列を含み、式中、Aは、TPAリーダー配列であり、Bは、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドドメインからなり、Cは、免疫グロブリンFcドメインである。好ましい融合タンパク質は、配列番号101、103、104、106、107、109、601、602、603、604、605、606、801、802、803、804、805、806、901、902、903、904、90および906のうちいずれか一配列に示されているアミノ酸配列を含む。
一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体は、所望の特性を付与することができるような、1つまたは複数の異種部分(ドメイン)をさらに含む。例えば、一部の融合ドメインは、アフィニティークロマトグラフィーによる融合タンパク質の単離に特に有用である。このような融合ドメインの周知の例としては、ポリヒスチジン、Glu−Glu、グルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)、チオレドキシン、プロテインA、プロテインG、免疫グロブリン重鎖定常領域(Fc)、マルトース結合タンパク質(MBP)またはヒト血清アルブミンが挙げられるがこれらに限定されない。アフィニティー精製の目的では、グルタチオン、アミラーゼおよびニッケルまたはコバルトがコンジュゲートされた樹脂のような、アフィニティークロマトグラフィーのための関連するマトリクスが使用される。このようなマトリクスの多くは、Pharmacia GST精製システムおよび(HIS6)融合パートナーと共に有用なQIAexpress(商標)システム(Qiagen)のような、「キット」の形態で利用可能である。別の例としては、融合ドメインは、リガンドトラップポリペプチドの検出を容易にするように選択され得る。このような検出ドメインの例としては、種々の蛍光タンパク質(例えば、GFP)、ならびに、「エピトープタグ」(これは、特定の抗体に利用可能な、通常は短いペプチド配列である)が挙げられる。特定のモノクローナル抗体に容易に利用可能な周知のエピトープタグとしては、FLAG、インフルエンザウイルスヘマグルチニン(HA)およびc−mycタグが挙げられる。いくつかの場合、融合ドメインは、関連のプロテアーゼが融合タンパク質を部分的に消化し、それによって、そこから組換えタンパク質を解放させることを可能にする、第Xa因子またはトロンビンのためのもののようなプロテアーゼ切断部位を有する。解放されたタンパク質は、次いで、その後のクロマトグラフィーによる分離によって融合ドメインから単離され得る。
ある特定の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドは、ポリペプチドを安定化することができる1つまたは複数の修飾を含有する。例えば、このような修飾は、ポリペプチドのin vitro半減期を増強する、ポリペプチドの循環半減期を増強する、および/またはポリペプチドのタンパク質分解を低減する。このような安定化修飾として、融合タンパク質(例えば、I型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドまたは共受容体ポリペプチドドメインならびにスタビライザードメインを含む融合タンパク質を含む)、グリコシル化部位の修飾(例えば、本開示のポリペプチドへのグリコシル化部位の付加を含む)、および炭水化物部分の修飾(例えば、本開示のポリペプチドからの炭水化物部分の除去を含む)が挙げられるがこれらに限定されない。本明細書で使用される用語「スタビライザードメイン」は、融合タンパク質の場合と同様の融合ドメイン(例えば、免疫グロブリンFcドメイン)を指すだけではなく、炭水化物部分などの非タンパク質性修飾またはポリエチレングリコールなどの非タンパク質性部分も含む。
好ましい実施形態では、ヘテロ多量体は、単離されたポリペプチド複合体である。本明細書で使用される、単離されたタンパク質(またはタンパク質複合体)またはポリペプチド(またはポリペプチド複合体)は、その天然の環境の構成要素から分離されたものである。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体の複合体は、例えば、電気泳動(例えば、SDS−PAGE、等電点電気泳動(IEF)、キャピラリー電気泳動)またはクロマトグラフィー(例えば、イオン交換または逆相HPLC)によって決定される、95%、96%、97%、98%または99%を超える純度まで精製される。抗体純度の評価方法は、当技術分野で周知である[例えば、Flatmanら(2007年)J. Chromatogr. B 848巻:79〜87頁を参照されたい]。一部の実施形態では、本開示のヘテロ多量体調製物は、TGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドホモ多量体、TGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドホモ多量体および/またはTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドホモ多量体を実質的に含まない。例えば、一部の実施形態では、ヘテロ多量体調製物は、約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、ヘテロ多量体調製物は、約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、ヘテロ多量体調製物は、約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、ヘテロ多量体調製物は、約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリーI型受容体ポリペプチドホモ多量体、および約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。一部の実施形態では、ヘテロ多量体調製物は、約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリーII型受容体ポリペプチドホモ多量体および約10%、9%、8%、7%、5%、4%、3%、2%未満または1%未満のTGF−ベータスーパーファミリー共受容体ポリペプチドホモ多量体を含む。
ある特定の実施形態では、本開示のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび共受容体ポリペプチド、ならびにそのヘテロ多量体の複合体は、種々の当技術分野で公知の技法によって産生することができる。例えば、本開示のポリペプチドは、Bodansky, M.、Principles of Peptide Synthesis、Springer Verlag、Berlin(1993年)およびGrant G. A.(編)、Synthetic Peptides: A User’s Guide、W. H. Freeman and Company、New York(1992年)に記載されている技法など、標準タンパク質化学技法を使用して合成することができる。加えて、自動ペプチド合成機が市販されている(例えば、Advanced ChemTech Model 396; Milligen/Biosearch 9600を参照されたい)。代替的に、それらのフラグメントまたは改変体を含む、本開示のポリペプチドおよび複合体は、当技術分野で周知の通り、様々な発現系[例えば、E.coli、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞、COS細胞、バキュロウイルス]を使用した組換えにより産生することができる。さらなる実施形態では、本開示の修飾または無修飾ポリペプチドは、例えば、プロテアーゼ、例えば、トリプシン、サーモリシン、キモトリプシン、ペプシンまたはペア形成した塩基性アミノ酸変換酵素(PACE)を使用することによる、組換えによって産生された全長TGFβスーパーファミリーI型受容体、II型受容体および/または共受容体ポリペプチドの消化によって産生することができる。コンピュータ解析(市販のソフトウェア、例えば、MacVector、Omega、PCGene、Molecular Simulation,Inc.を使用)を使用して、タンパク分解性切断部位を同定することができる。
B.TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチド、および共受容体ポリペプチドをコードする核酸
ある特定の実施形態では、本開示は、本明細書で開示される、TGFβスーパーファミリーI型受容体、II型受容体および共受容体(そのフラグメント、機能的改変体および融合タンパク質を含む)をコードする単離核酸および/または組換え核酸を提供する。例えば、配列番号12は、天然に存在するヒトActRIIA前駆体ポリペプチドをコードする一方、配列番号13は、ActRIIAの成熟した細胞外ドメインをコードする。対象核酸は、一本鎖でもよく、二本鎖でもよい。このような核酸は、DNA分子でもよく、RNA分子でもよい。これらの核酸は、例えば、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を作製するための方法において使用することができる。
ある特定の実施形態では、本開示のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドをコードする核酸は、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808および811のうちのいずれか一配列の核酸ならびにその改変体を含むと理解されている。改変体ヌクレオチド配列は、対立遺伝子改変体を含む、1つまたは複数のヌクレオチド置換、付加または欠失によって異なる配列を含み、したがって、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808および811のうちのいずれか一配列において指定されたヌクレオチド配列とは異なるコード配列を含むであろう。
ある特定の実施形態では、本開示のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドは、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808および811に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である単離配列または組換え核酸配列によってコードされる。当業者は、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808および811に相補的な配列に、少なくとも70%、75%、80%、85%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、99%または100%同一である核酸配列も、本開示の範囲内にあることを察知するであろう。さらなる実施形態では、本開示の核酸配列は、単離され得る、組換えとなり得る、および/または異種ヌクレオチド配列と融合され得る、あるいはDNAライブラリー中に存在し得る。
他の実施形態では、本開示の核酸は、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808、および811において指定されたヌクレオチド配列、配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808、および811の相補体配列、またはこれらのフラグメントに、高度にストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列も含む。当業者は、DNAのハイブリダイゼーションを促進する適切なストリンジェンシー条件が変更され得ることを容易に理解する。例えば、約45℃における6.0×塩化ナトリウム/クエン酸ナトリウム(SSC)でのハイブリダイゼーションの後に、50℃における2.0×SSCの洗浄を行い得る。例えば、洗浄工程における塩濃度は、50℃における約2.0×SSCの低ストリンジェンシーから、50℃における約0.2×SSCの高ストリンジェンシーまで選択され得る。さらに、洗浄工程における温度は、室温(約22℃)の低ストリンジェンシー条件から、約65℃の高ストリンジェンシー条件まで上昇され得る。温度と塩の両方が変更されても、温度または塩濃度が一定に保たれ、他の変数が変更されてもよい。一実施形態では、本開示は、室温における6×SSCとその後の室温で2×SSCでの洗浄の低ストリンジェンシー条件下でハイブリダイズする核酸を提供する。
遺伝子コードにおける縮重に起因して配列番号7、8、12、13、16、17、20、21、24、25、28、29、32、33、36、37、40、41、44、45、48、49、52、53、69、70、73、74、77、78、81、82、85、86、89、90、93、94、303、304、307、308、311、312、503、504、507、508、511、512、515、516、519、520、523、524、527、528、531、532、535、536、539、540、543、544、547、548、551、552、555、556、559、560、563、564、567、568、571、572、575、576、579、580、583、584、587、588、591、592、594、597、598、601、602、605、606、102、105、108、808、および811に示される核酸と異なる単離された核酸もまた、本開示の範囲内である。例えば、多数のアミノ酸が1より多いトリプレットによって示される。同じアミノ酸を特定するコドンまたは同義語(例えば、CAUおよびCACはヒスチジンに対する同義語である)は、タンパク質のアミノ酸配列に影響を及ぼさない「サイレント」変異を生じ得る。しかしながら、哺乳動物細胞の中には、本主題のタンパク質のアミノ酸配列に変化をもたらすDNA配列の多型が存在することが予想される。当業者は、天然の対立遺伝子改変に起因して、所与の種の個体間に、特定のタンパク質をコードする核酸の1または複数のヌクレオチド(約3〜5%までのヌクレオチド)におけるこれらのバリエーションが存在し得ることを理解する。任意およびあらゆるこのようなヌクレオチドのバリエーションと、結果として生じるアミノ酸の多型とは、本開示の範囲内である。
特定の実施形態では、本開示の組換え核酸は、発現構築物において1または複数の調節性ヌクレオチド配列に作動可能に連結され得る。調節性のヌクレオチド配列は、一般に、発現のために使用される宿主細胞に対して適切なものである。種々の宿主細胞について、多数のタイプの適切な発現ベクターおよび適切な調節性配列が当該分野で公知である。代表的には、上記1または複数の調節性ヌクレオチド配列としては、プロモーター配列、リーダー配列もしくはシグナル配列、リボソーム結合部位、転写開始配列および転写終結配列、翻訳開始配列および翻訳終結配列、ならびに、エンハンサー配列もしくはアクチベーター配列が挙げられ得るがこれらに限定されない。当該分野で公知の構成的もしくは誘導性のプロモーターが、本開示によって企図される。プロモーターは、天然に存在するプロモーター、または、1つより多くのプロモーターの要素を組み合わせたハイブリッドプロモーターのいずれかであり得る。発現構築物は、プラスミドのようにエピソーム上で細胞中に存在し得るか、または、発現構築物は、染色体中に挿入され得る。一部の実施形態では、発現ベクターは、形質転換された宿主細胞の選択を可能にするために、選択可能なマーカー遺伝子を含む。選択可能なマーカー遺伝子は、当該分野で周知であり、そして、使用される宿主細胞により変化する。
本開示のある特定の態様では、本主題の核酸は、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドをコードし、そして、少なくとも1つの調節性配列に作動可能に連結されたヌクレオチド配列を含む発現ベクターにおいて提供される。調節性配列は当該分野で認識され、そして、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの発現を誘導するように選択される。したがって、用語、調節性配列は、プロモーター、エンハンサーおよび他の発現制御エレメントを含む。例示的な調節性配列は、Goeddel;Gene Expression Technology:Methods in Enzymology、Academic Press、San Diego、CA(1990年)に記載される。例えば、作動可能に連結されたときにDNA配列の発現を制御する広範な種々の発現制御配列のいずれかが、I型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドをコードするDNA配列を発現させるためにこれらのベクターにおいて使用され得る。このような有用な発現制御配列としては、例えば、SV40の初期および後期プロモーター、tetプロモーター、アデノウイルスもしくはサイトメガロウイルスの前初期プロモーター、RSVプロモーター、lacシステム、trpシステム、TACもしくはTRCシステム、T7 RNAポリメラーゼによってその発現が誘導されるT7プロモーター、ファージλの主要なオペレーターおよびプロモーター領域、fdコートタンパク質の制御領域、3−ホスホグリセリン酸キナーゼもしくは他の糖分解酵素のプロモーター、酸性ホスファターゼのプロモーター(例えば、Pho5)、酵母α−接合因子(mating factor)のプロモーター、バキュロウイルス系の多角体プロモーター、ならびに、原核生物もしくは真核生物の細胞、または、そのウイルスの遺伝子の発現を制御することが公知である他の配列、ならびにこれらの種々の組み合わせが挙げられる。発現ベクターの設計は、形質転換される宿主細胞の選択および/または発現されることが所望されるタンパク質のタイプのような要因に依存し得ることが理解されるべきである。さらに、ベクターのコピー数、コピー数を制御する能力およびベクターによってコードされる任意の他のタンパク質(例えば、抗生物質マーカー)の発現もまた考慮されるべきである。
本開示の組換え核酸は、クローニングされた遺伝子またはその一部を、原核生物細胞、真核生物細胞(酵母、鳥類、昆虫または哺乳動物)のいずれか、または両方において発現させるために適切なベクター中に連結することによって生成され得る。組換えTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの生成のための発現ビヒクルとしては、プラスミドおよび他のベクターが挙げられる。例えば、適切なベクターとしては、以下のタイプのプラスミドが挙げられる:原核生物細胞(例えば、E.coli)における発現のための、pBR322由来のプラスミド、pEMBL由来のプラスミド、pEX由来のプラスミド、pBTac由来のプラスミドおよびpUC由来のプラスミド。
いくつかの哺乳動物発現ベクターは、細菌中でのベクターの増殖を促進するための原核生物の配列と、真核生物細胞において発現される1または複数の真核生物の転写単位との両方を含む。pcDNAI/amp、pcDNAI/neo、pRc/CMV、pSV2gpt、pSV2neo、pSV2−dhfr、pTk2、pRSVneo、pMSG、pSVT7、pko−neoおよびpHyg由来のベクターは、真核生物細胞のトランスフェクションに適切な哺乳動物発現ベクターの例である。これらのベクターのいくつかは、原核生物細胞および真核生物細胞の両方における複製および薬物耐性選択を容易にするために、細菌プラスミド(例えば、pBR322)からの配列を用いて改変される。あるいは、ウシパピローマウイルス(BPV−1)またはエプスタイン−バーウイルス(pHEBo、pREP由来およびp205)のようなウイルスの誘導体が、真核生物細胞におけるタンパク質の一過的な発現のために使用され得る。他のウイルス(レトロウイルスを含む)発現系の例は、遺伝子治療送達系の説明において以下に見出され得る。プラスミドの調製および宿主生物の形質転換において用いられる種々の方法は、当該分野で周知である。原核生物細胞および真核生物細胞の両方についての他の適切な発現系、ならびに、一般的な組換え手順、例えば、Molecular Cloning A Laboratory Manual、3rd Ed.、Sambrook、FritschおよびManiatis編(Cold Spring Harbor Laboratory Press、2001年)を参照のこと。いくつかの場合において、バキュロウイルス発現系を用いて組換えポリペプチドを発現させることが望ましくあり得る。このようなバキュロウイルス発現系の例としては、pVL由来のベクター(例えば、pVL1392、pVL1393およびpVL941)、pAcUW由来のベクター(例えば、pAcUWl)およびpBlueBac由来のベクター(例えば、β−galを含むpBlueBac III)が挙げられる。
好ましい実施形態では、ベクターは、CHO細胞における本主題のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの生成のために設計される(例えば、Pcmv−Scriptベクター(Stratagene,La Jolla,Calif.)、pcDNA4ベクター(Invitrogen,Carlsbad,Calif.)およびpCI−neoベクター(Promega,Madison,Wisc))。明らかであるように、本主題の遺伝子構築物は、例えば、タンパク質(融合タンパク質または改変体タンパク質を含む)を生成するため、精製のために、培養物において増殖させた細胞において本主題のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの発現を引き起こすために使用され得る。
本開示はまた、1または複数の本主題のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドのコード配列を含む組換え遺伝子をトランスフェクトされた宿主細胞に関する。宿主細胞は、任意の原核生物細胞または真核生物細胞であり得る。例えば、本開示のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドは、E.coliのような細菌細胞、昆虫細胞(例えば、バキュロウイルス発現系を用いる)、酵母細胞または哺乳動物細胞[例えば、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株]において発現され得る。他の適切な宿主細胞は、当業者に公知である。
したがって、本開示はさらに、対象のTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドを産生する方法に関する。例えば、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドをコードする発現ベクターでトランスフェクトされた宿主細胞は、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの発現を起こすことが可能な適切な条件下で培養され得る。ポリペプチドは、ポリペプチドを含む細胞および培地の混合物から分泌および単離され得る。代替的に、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドは、収集し溶解した細胞から得られる細胞質または膜画分から単離され得る。細胞培養物は、宿主細胞、培地および他の副産物を含む。細胞培養に適切な培地は、当技術分野で周知である。対象のポリペプチドは、タンパク質を精製するための当技術分野で公知の技法であって、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィー、限外濾過、電気泳動、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの特定のエピトープに特異的な抗体による免疫アフィニティー精製、ならびにTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドに融合されたドメインに結合する薬剤によるアフィニティー精製(例えば、プロテインAカラムを使用して、TGFβスーパーファミリーI型受容体−Fc融合タンパク質、II型受容体−Fc融合タンパク質および/または共受容体−Fc融合タンパク質を精製することができる)を含む技法を使用して、細胞培養培地、宿主細胞またはこれらの両方から単離することができる。一部の実施形態では、TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドは、その精製を容易とするドメインを含有する融合タンパク質である。
一部の実施形態では、精製は、例えば、次のうち3種またはそれ超を任意の順序で含む一連のカラムクロマトグラフィー工程によって達成される:プロテインAクロマトグラフィー、Qセファロースクロマトグラフィー、フェニルセファロースクロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィーおよびカチオン交換クロマトグラフィー。精製は、ウイルス濾過および緩衝液交換により完了することができる。TGFβスーパーファミリーI型受容体−Fc融合タンパク質、II型受容体−Fc融合タンパク質および/または共受容体−Fc融合タンパク質は、サイズ排除クロマトグラフィーによって決定される>90%、>95%、>96%、>98%または>99%、およびSDS PAGEによって決定される>90%、>95%、>96%、>98%または>99%の純度まで精製することができる。純度の標的レベルは、哺乳動物の系、特に、非ヒト霊長類、齧歯類(マウス)およびヒトにおける望ましい結果の達成に十分なレベルとなるべきである。
別の実施形態では、精製用リーダー配列(例えば、組換えTGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドの所望の部分のN末端に位置するポリ−(His)/エンテロキナーゼ切断部位の配列)をコードする融合遺伝子は、Ni2+金属樹脂を用いる親和性クロマトグラフィーによる、発現された融合タンパク質の精製を可能にし得る。その後、精製用リーダー配列は、引き続いて、エンテロキナーゼでの処理によって除去され、精製TGFβスーパーファミリーI型受容体ポリペプチド、II型受容体ポリペプチドおよび/または共受容体ポリペプチドを提供し得る。例えば、Hochuliら、(1987年)J.Chromatography 411巻:177頁;およびJanknechtら、(1991)PNAS USA 88巻:8972頁を参照のこと。
融合遺伝子を作製するための技術は周知である。本質的には、異なるポリペプチド配列をコードする種々のDNAフラグメントの接合は、ライゲーションのための平滑末端もしくは突出(staggered)末端、適切な末端を提供するための制限酵素消化、必要に応じた粘着末端のフィルイン(filling−in)、所望されない接合を回避するためのアルカリ性ホスファターゼ処理、および酵素によるライゲーション、を用いる従来の技術に従って行われる。別の実施形態では、融合遺伝子は、自動DNA合成装置を含む従来の技術によって合成され得る。あるいは、遺伝子フラグメントのPCR増幅は、2つの連続した遺伝子フラグメント間の相補的なオーバーハング(overhang)を生じるアンカープライマーを用いて行われ得、これらのフラグメントは、その後、キメラ遺伝子配列を生じるようにアニーリングされ得る。例えば、Current Protocols in Molecular Biology、Ausubelら編、John Wiley & Sons:1992年を参照のこと。
4.スクリーニングアッセイ
ある特定の態様では、本開示は、TGFβスーパーファミリー受容体のアゴニストまたはアンタゴニストである化合物(薬剤)を同定するための、TGFβスーパーファミリーヘテロ多量体(例えば、TGFβスーパーファミリー共受容体ヘテロ多量体)の使用に関する。このスクリーニングにより同定された化合物を検査して、骨、軟骨、筋肉、脂肪および/またはニューロンなどの組織をモジュレートするその能力を評価し、インビボまたはインビトロにおける組織成長をモジュレートする能力を評価することができる。これらの化合物は、例えば、動物モデルにおいて検査することができる。
TGFβスーパーファミリーリガンドシグナル伝達(例えば、SMADシグナル伝達)を標的化することにより、組織成長をモジュレートするための治療剤をスクリーニングするための多数のアプローチが存在する。ある特定の実施形態では、化合物のハイスループットスクリーニングを行って、選択された細胞株におけるTGFβスーパーファミリー受容体媒介性効果を撹乱する薬剤を同定することができる。ある特定の実施形態では、アッセイが行われて、TGFβスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)など、その結合パートナーへのTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体体の結合を特異的に阻害または低減する化合物をスクリーニングおよび同定する。代替的に、アッセイを使用して、TGFβスーパーファミリーリガンドなど、その結合パートナーへのTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の結合を増強する化合物を同定することができる。さらなる実施形態では、化合物は、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体と相互作用するその能力によって同定することができる。
種々のアッセイ形式が十分であり、本開示を踏まえると、本明細書に明確に記載されていないアッセイであっても、当業者によって理解されるであろう。本明細書で記載される通り、本発明の被験化合物(薬剤)は、任意のコンビナトリアル化学方法によって作製することができる。代替的に、対象化合物は、in vivoまたはin vitroで合成された天然に存在する生体分子の場合もある。組織成長のモジュレーターとして作用するその能力に関して検査しようとする化合物(薬剤)は、例えば、細菌、酵母、植物もしくは他の生物によって産生することができる(例えば、天然の産物)、化学的に産生することができる(例えば、ペプチド模倣物を含む小分子)、または組換えにより産生することができる。本発明によって考慮される被験化合物は、非ペプチジル有機分子、ペプチド、ポリペプチド、ペプチド模倣物、糖、ホルモンおよび核酸分子を含む。ある特定の実施形態では、被験薬剤は、約2,000ダルトン未満の分子量を有する有機小分子である。
本開示の被験化合物は、単一の別々の実体として提供することができる、またはコンビナトリアル化学によって作製されるなど、より複雑性の大きいライブラリーにおいて提供することができる。このようなライブラリーは、例えば、アルコール、アルキルハライド、アミン、アミド、エステル、アルデヒド、エーテルおよび他のクラスの有機化合物を含み得る。試験系への被験化合物の提示は、特に、初期スクリーニング工程において、単離された形態または化合物の混合物のいずれかの場合もある。任意選択で、化合物は、他の化合物により任意選択で誘導体化し、化合物の単離を容易にする誘導体化基を有し得る。誘導体化基の非限定例として、ビオチン、フルオレセイン、ジゴキシゲニン(digoxygenin)、緑色蛍光タンパク質、同位体、ポリヒスチジン、磁気ビーズ、グルタチオンS−トランスフェラーゼ(GST)、光活性化可能なクロスリンカーまたはこれらのいずれかの組み合わせが挙げられる。
化合物および天然抽出物のライブラリーを検査する多くの薬物スクリーニングプログラムにおいて、所定の期間で調査される化合物の数を最大化するためには、ハイスループットアッセイが望ましい。精製または半精製タンパク質により得ることができるものなど、無細胞系において行われるアッセイは、被験化合物によって媒介される分子標的における変更の迅速な発生および相対的に容易な検出を可能にするために生成され得るという点において、「一次」スクリーニングとして好ましいことが多い。さらに、被験化合物の細胞毒性またはバイオアベイラビリティの効果は一般に、in vitro系において無視することができ、その代わりにこのアッセイは、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体およびその結合パートナー(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)の間の結合アフィニティーの変更において顕在化され得る、分子標的における薬物の効果に主に焦点が置かれている。
単に例証するために、本開示の例示的なスクリーニングアッセイにおいて、アッセイの意図に適切であるように、目的の化合物は、通常、TGF−ベータスーパーファミリーリガンドに結合することができる、単離および精製されたTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体と接触させられる。次いで、化合物およびTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の混合物へと、適切なTGF−ベータスーパーファミリーリガンド(例えば、BMP2、BMP2/7、BMP3、BMP4、BMP4/7、BMP5、BMP6、BMP7、BMP8a、BMP8b、BMP9、BMP10、GDF3、GDF5、GDF6/BMP13、GDF7、GDF8、GDF9b/BMP15、GDF11/BMP11、GDF15/MIC1、TGF−β1、TGF−β2、TGF−β3、アクチビンA、アクチビンB、アクチビンC、アクチビンE、アクチビンAB、アクチビンAC、アクチビンAE、アクチビンBC、アクチビンBE、nodal、グリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)、ニュールツリン、アルテミン、パーセフィン、MISおよびレフティー)を含有する組成物が添加される。ヘテロ多量体−スーパーファミリーリガンド複合体の検出および定量化は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体およびその結合タンパク質の間の複合体形成の阻害(または増強)における化合物の有効性を決定するための手段を提供する。化合物の有効性は、種々の濃度の被験化合物を使用して得られるデータから用量応答曲線を作成することにより評価することができる。さらに、対照アッセイを行って、比較のためのベースラインを提供することもできる。例えば、対照アッセイにおいて、単離および精製されたTGF−ベータスーパーファミリーリガンドが、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を含有する組成物に添加され、ヘテロ多量体−リガンド複合体の形成が、被験化合物の非存在下で定量化される。一般に、反応物を混合することができる順序を変動させてよく、同時に混合してよいことが理解されるであろう。さらに、精製されたタンパク質の代わりに、細胞抽出物およびライセートを使用して、適した無細胞アッセイ系を提供することができる。
別のタンパク質へのTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の結合は、種々の技法によって検出することができる。例えば、複合体の形成のモジュレーションは、例えば、放射標識された(例えば、32P、35S、14Cまたは3H)、蛍光標識された(例えば、FITC)または酵素により標識されたTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体および/またはその結合タンパク質など、検出可能に標識されたタンパク質を使用して、イムノアッセイによって、あるいはクロマトグラフィー検出によって定量化することができる。
ある特定の実施形態では、本開示は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体およびその結合タンパク質の間の相互作用の程度の直接的または間接的な測定における、蛍光偏光アッセイおよび蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)アッセイの使用を考慮する。さらに、光導波路(例えば、PCT公開WO96/26432および米国特許第5,677,196号を参照されたい)、表面プラズモン共鳴(SPR)、表面電荷センサおよび表面力センサ(surface force sensor)に基づく検出方式など、他の検出方式が、本開示の多くの実施形態と適合性である。
さらに、本開示は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体およびその結合パートナーの間の相互作用を破壊または増強する薬剤を同定するための、「ツーハイブリッドアッセイ」としても公知の、相互作用トラップアッセイの使用を考慮する。例えば、米国特許第5,283,317号;Zervosら(1993年)Cell 72巻:223〜232頁;Maduraら(1993年)J Biol Chem 268巻:12046〜12054頁;Bartelら(1993年)Biotechniques 14巻:920〜924頁;およびIwabuchiら(1993年)Oncogene 8巻:1693〜1696頁)を参照されたい。特異的な実施形態では、本開示は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体およびその結合タンパク質の間の相互作用を解離させる化合物(例えば、小分子またはペプチド)を同定するための、リバースツーハイブリッド系(reverse two−hybrid system)の使用を考慮する[例えば、VidalおよびLegrain(1999年)Nucleic Acids Res 27巻:919〜29頁;VidalおよびLegrain(1999年)Trends Biotechnol 17巻:374〜81頁;ならびに米国特許第5,525,490号;同第5,955,280号;および同第5,965,368号を参照されたい]。
ある特定の実施形態では、対象化合物は、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体と相互作用するその能力によって同定される。化合物およびTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の間の相互作用は、共有結合または非共有結合の場合もある。例えば、このような相互作用は、光架橋、放射標識リガンド結合およびアフィニティークロマトグラフィーを含む、in vitroの生化学的方法を使用して、タンパク質レベルで同定することができる。例えば、Jakoby WBら(1974年)Methods in Enzymology 46巻:1頁を参照されたい。ある特定の場合において、化合物は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体に結合する化合物を検出するためのアッセイなど、機構に基づくアッセイにおいてスクリーニングすることができる。これは、固相または液相結合事象を含み得る。代替的に、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体をコードする遺伝子は、レポーター系(例えば、β−ガラクトシダーゼ、ルシフェラーゼまたは緑色蛍光タンパク質)と共に細胞にトランスフェクトし、好ましくは、ハイスループットスクリーニングによって、またはライブラリーの個々のメンバーにより、ライブラリーに対してスクリーニングすることができる。他の機構に基づく結合アッセイ;例えば、自由エネルギーの変化を検出する結合アッセイを使用することができる。結合アッセイは、ウェル、ビーズもしくはチップへと固定された、または固定化された抗体によって捕捉された標的により行うことができる、あるいはキャピラリー電気泳動によって分離することができる。結合された化合物は、比色定量エンドポイントまたは蛍光もしくは表面プラズモン共鳴を通常使用して検出することができる。
5.例示的な治療的使用
態様の実施形態では、それを必要とする患者に、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを投与することができる。一部の実施形態では、本発明は、本明細書で記載される治療有効量のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを患者に投与することにより、それを必要とする患者における障害または状態を処置する方法を提供する。一部の実施形態では、本発明は、本明細書で記載される治療有効量のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを患者に投与することにより、それを必要とする患者における障害または状態を予防する方法を提供する。一部の実施形態では、本発明は、本明細書で記載される治療有効量のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを患者に投与することにより、それを必要とする患者における障害または状態の進行または発病を遅延させる方法を提供する。一部の実施形態では、本発明は、本明細書で記載される治療有効量のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを患者に投与することにより、それを必要とする患者における障害または状態の1つまたは複数の合併症を処置する方法を提供する。一部の実施形態では、障害または状態は、貧血、サラセミア、骨髄異形成症候群(MDS)、鎌状赤血球症および骨関連の障害(例えば、低い骨密度、低い骨強度、および/または低い骨成長のうち1つまたは複数に関連する骨関連の障害)のうち1つまたは複数である。一部の実施形態では、本開示の方法は、それを必要とする患者において骨成長を増加させることに関する。一部の実施形態では、本開示の方法は、それを必要とする患者において骨強度を増加させることに関する。一部の実施形態では、本開示の方法は、それを必要とする患者において骨密度(例えば、骨塩密度)を増加させることに関する。一部の実施形態では、本開示の方法は、それを必要とする患者における赤血球レベルを増加させることに関する。一部の実施形態では、本開示の方法は、それを必要とする患者においてヘモグロビンレベルを増加させることに関する。任意選択で、本明細書で開示される治療的使用のために本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体のいずれかを個々にまたは組み合わせて用いることができる可能性がある。これらの方法は特に、例えば、齧歯類、霊長類およびヒトを含む、哺乳動物の治療的処置および予防的処置を目的とする。
本明細書で使用される通り、障害または状態を「予防する」治療薬は、統計学的試料において、無処置対照試料と比べて処置された試料における障害もしくは状態の発生を低減する、または無処置対照試料と比べて障害もしくは状態の1つもしくは複数の症状の発病を遅延させるもしくはその重症度を低減する化合物を指す。本明細書で使用される用語「処置する」は、確立された後の状態の好転(amelioration)または排除を含む。いずれの場合でも、予防または処置は、医師または他の医療提供者によって提供される診断および治療剤の投与の意図した結果において識別することができる。
ある特定の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、骨および/または軟骨形成を誘導する、骨損失を予防する、骨石灰化を増加させる、骨の脱灰を予防する、および/または骨密度を増加させる方法において使用することができる。TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、骨粗鬆症の発症に対する保護対策として、無症状性低骨密度と診断された患者において有用となり得る。
一部の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、ヒトおよび他の動物における骨折および軟骨欠損の治癒における医学的有用性を見出すことができる。対象方法および組成物は、閉鎖骨折および開放骨折の低減と共に、人工関節の固定改善における予防的用途を有することもできる。骨原性薬剤によって誘導されるde novo骨形成は、先天性である、外傷誘導性であるまたは腫瘍学的切除に起因する頭蓋顔面欠損の修復に有用であり、美容形成外科においても有用である。さらに、本発明の方法および組成物は、歯周病の処置および他の歯修復プロセスにおいて使用することができる。ある特定の場合において、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、骨形成細胞を誘引するため、骨形成細胞の成長を刺激するため、または骨形成細胞前駆体の分化を誘導するための環境を提供することができる。本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、骨粗鬆症の処置において有用となり得る。さらに、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、軟骨欠損の修復および変形性関節症の予防/反転において使用することができる。
一部の実施形態では、本開示の方法および組成物は、骨粗鬆症(続発性骨粗鬆症を含む)、副甲状腺機能亢進、ミネラル骨障害(chronic kidney disease mineral bone disorder)、性ホルモン欠乏もしくは消失(例えば、アンドロゲンおよび/またはエストロゲン)、グルココルチコイド処置、関節リウマチ、重篤な熱傷、副甲状腺機能亢進、高カルシウム血症、低カルシウム血症、低リン酸血症、骨軟化症(腫瘍誘導性骨軟化症を含む)、高リン酸血症、ビタミンD欠乏、副甲状腺機能亢進(家族性副甲状腺機能亢進を含む)および偽性上皮小体機能低下症、骨への腫瘍転移、腫瘍もしくは化学療法の結果としての骨損失、骨および骨髄の腫瘍(例えば、多発性骨髄腫)、虚血性骨障害、歯周病および口腔骨損失、クッシング病、パジェット病、甲状腺中毒症、慢性下痢状態もしくは吸収不良、尿細管性アシドーシス、または神経性食欲不振症など、骨損失を特徴とするか、またはこれを引き起こす状態に適用することができる。本発明の方法および組成物は、偽関節骨折、他の点で治癒を遅くする骨折、胎児および新生児骨異形成(例えば、低カルシウム血症、高カルシウム血症、カルシウム受容体欠損およびビタミンD欠乏)、骨壊死(顎骨壊死を含む)ならびに骨形成不全症を含む、骨形成または治癒の不全を特徴とする状態に適用することもできる。その上、同化効果は、このようなアンタゴニストに、骨損傷または侵食に関連する骨痛を縮小させるであろう。吸収抑制効果の結果として、このようなアンタゴニストは、造骨性腫瘍転移(例えば、原発性前立腺または乳がんに関連)、骨原性骨肉腫、大理石骨病、進行性骨幹異形成、骨内膜性骨増殖症(endosteal hyperostosis)、骨斑紋症およびメロレオストーシスなど、異常骨形成の障害の処置に有用となり得る。処置することができる他の障害は、線維性異形成および軟骨異形成を含む。
別の特異的な実施形態では、本開示は、骨折、ならびに軟骨および/または骨欠損、または歯周病に関係する他の状態を修復するための治療方法および組成物を提供する。本発明は、創傷治癒および組織修復のための治療方法および組成物をさらに提供する。創傷の種類として、熱傷、切開および潰瘍が挙げられるがこれらに限定されない。例えば、PCT公開番号WO84/01106を参照されたい。このような組成物は、薬学的に許容されるビヒクル、キャリアまたはマトリクスとの混合物における、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体のうち少なくとも1つの治療有効量を含む。
一部の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、骨粗鬆症、副甲状腺機能亢進、クッシング病、甲状腺中毒症、慢性下痢状態もしくは吸収不良、尿細管性アシドーシス、または神経性食欲不振症など、骨損失を引き起こす状態に適用することができる。低体重であり、セデンタリー・ライフスタイルを送る女性であることは、骨粗鬆症のリスク因子である(骨折リスクを生じる、骨塩密度(bone mineral density)の損失)ことが一般的に認められる。しかし、骨粗鬆症は、ある特定の薬物療法の長期使用に起因する場合もある。薬物または別の医学的状態に起因する骨粗鬆症は、続発性骨粗鬆症として公知である。クッシング病において、身体によって産生される過剰量のコルチゾールは、骨粗鬆症および骨折をもたらす。続発性骨粗鬆症に関連する最も一般的な薬物療法は、副腎によって天然に産生されるホルモンである、コルチゾールのように作用する薬物の1クラスである、副腎皮質ステロイドである。適切なレベルの甲状腺ホルモンが、骨格の発達に必要とされるが、過剰な甲状腺ホルモンは、時間をわたり骨量を減少し得る。アルミニウムを含有する制酸薬は、高用量で服用する場合、骨損失をもたらし得る。続発性骨粗鬆症を引き起こし得る他の薬物療法は、発作予防に使用されるフェニトイン(Dilantin)およびバルビツレート;関節炎、がんおよび免疫障害のいくつかの形態のための薬物であるメトトレキセート(Rheumatrex、Immunex、Folex PFS);いくつかの自己免疫性疾患の処置および器官移植患者における免疫系の抑制に使用される薬物であるシクロスポリン(Sandimmune、Neoral);前立腺がんおよび子宮内膜症の処置に使用される黄体化ホルモン放出ホルモンアゴニスト(Lupron、Zoladex);抗凝固薬物療法であるヘパリン(Calciparine、Liquaemin);ならびに高コレステロールの処置に使用されるコレスチラミン(Questran)およびコレスチポール(Colestid)を含む。がん療法に起因する骨損失は、広く認識されており、がん療法誘導性骨損失(CTIBL)と名付けられる。骨転移は、骨の中に空洞を作製し得るが、これは、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による処置によって補正され得る。骨損失は、歯肉陥凹に位置する細菌がトキシンおよび有害酵素を産生する慢性感染症である、歯肉疾患に起因する場合もある。
さらなる実施形態では、本開示は、異常なまたは望まれない骨成長に関連する疾患または障害を処置するための方法および治療剤を提供する。例えば、先天性障害の進行性骨化性線維形成異常(FOP)の患者は、自発的なまたは組織外傷に応答した、軟部組織における進行性異所性の骨成長を患い、生活の質に大きな影響がある。その上、異常骨成長は、人工股関節置換手術後に起こる場合があり、これにより、外科的転帰が台無しになる。これは、病的骨成長のより一般的な例であり、対象方法および組成物が治療上有用になり得る状況である。同じ方法および組成物が、他の形態の異常骨成長(例えば、外傷、熱傷または脊髄傷害後の骨の病的成長)の処置、および転移性前立腺がんまたは骨肉腫に関連して見られる異常骨成長に関連する望ましくない状態の処置または予防に有用となり得る。
ある特定の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを使用して、がん患者における骨形成を促進することができる。ある特定の腫瘍を有する患者は、腫瘍誘導性骨損失、骨転移および治療剤による骨損失の高いリスクがある。一般に、DEXAスキャンが用いられて、骨密度の変化を評価するが、骨リモデリングの指標を使用して、骨転移の見込みを評価することができる。血清マーカーをモニターすることができる。骨特異的アルカリホスファターゼ(BSAP)は、骨芽細胞に存在する酵素である。BSAPの血中レベルは、骨転移および骨リモデリング増加をもたらす他の状態を有する患者において増加される。オステオカルシンおよびプロコラーゲンペプチドも、骨形成および骨転移に関連する。BSAPの増加は、前立腺がんに起因する骨転移を有する患者と、より低い程度であるが、乳がんからの骨転移において検出された。BMP7レベルは、骨に転移した前立腺がんにおいて高いが、膀胱、皮膚、肝臓または肺がんによる骨転移では高くない。I型カルボキシ末端テロペプチド(ICTP)は、骨の吸収の際に形成されるコラーゲンにおいて見出される架橋である。骨は、絶えず破壊され再形成されているため、ICTPは、身体中の至るところで見出されるであろう。しかし、骨転移の部位では、このレベルは、正常骨の区域よりも有意に高くなるであろう。ICTPは、前立腺、肺および乳がんによる骨転移において高レベルで見出された。別のコラーゲン架橋であるI型N末端テロペプチド(NTx)は、骨ターンオーバーの際にICTPと共に産生される。NTxの量は、肺、前立腺および乳がんを含む、多くの異なる種類のがんに起因する骨転移において増加される。また、NTxのレベルは、骨転移の進行と共に増加する。したがって、このマーカーを使用して、転移の検出および疾患程度の測定の両方を行うことができる。吸収の他のマーカーは、ピリジノリンおよびデオキシピリジノリンを含む。吸収マーカーまたは骨転移マーカーのいかなる増加も、患者におけるTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせによる治療法の必要を指し示す。
本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、他の骨活性医薬剤と共同に投与することができる。共同投与(conjoint administration)は、単一の共製剤(co−formulation)の投与によって、同時投与によって、または別々の時点における投与によって達成することができる。TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体は、他の骨活性剤と共に投与される場合に、特に有利になり得る。患者は、共同で、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体を与え、カルシウムサプリメント、ビタミンD、適切な運動および/または場合により他の薬物療法を服用することの恩恵を被ることができる。他の薬物療法の例として、ビスホスホネート(アレンドロネート、イバンドロネートおよびリセドロネート)、カルシトニン、エストロゲン、副甲状腺ホルモンおよびラロキシフェンが挙げられる。ビスホスホネート(アレンドロネート、イバンドロネートおよびリセドロネート)、カルシトニン、エストロゲンおよびラロキシフェンは、骨リモデリングサイクルに影響を与え、吸収抑制薬物療法として分類される。骨リモデリングは、2つの別個のステージからなる:骨吸収および骨形成。吸収抑制薬物療法は、骨リモデリングサイクルの骨吸収部分を遅くするまたは停止するが、サイクルの骨形成部分を遅くしない。結果として、骨吸収よりも速い速度で新たな形成が続き、骨密度が時間をわたり増加することができる。副甲状腺ホルモンの一形態であるテリパラチドは、骨リモデリングサイクルにおける骨形成の速度を増加させる。アレンドロネートは、閉経後骨粗鬆症の予防(1日当たり5mgまたは35mgを1週間に1回)および処置(1日当たり10mgまたは70mgを1週間に1回)の両方のために承認されている。アレンドロネートは、骨損失を低減させ、骨密度を増加させ、脊椎、手首および股関節骨折のリスクを低減する。アレンドロネートは、また、これらの薬物療法(すなわち、プレドニゾンおよびコルチゾン)の長期使用の結果としての男性および女性におけるグルココルチコイド誘導性骨粗鬆症の処置、ならびに男性における骨粗鬆症の処置に承認されている。アレンドロネートおよびビタミンDは、閉経後の女性における骨粗鬆症の処置(70mgを1週間に1回およびビタミンD)、および骨粗鬆症男性における骨量を改善するための処置に承認されている。イバンドロネートは、閉経後骨粗鬆症の予防および処置に承認されている。月に1回の丸剤(150mg)として服用する場合、イバンドロネートは、毎月同日に服用するべきである。イバンドロネートは、骨損失を低減し、骨密度を増加させ、脊椎骨折のリスクを低減する。リセドロネートは、閉経後骨粗鬆症の予防および処置に承認されている。毎日(5mg用量)または毎週(35mg用量または35mg用量とカルシウム)服用する場合、リセドロネートは、骨損失を遅くし、骨密度を増加させ、脊椎および非脊椎骨折のリスクを低減する。リセドロネートは、また、これらの薬物療法(すなわち、プレドニゾンまたはコルチゾン)の長期使用に起因するグルココルチコイド誘導性骨粗鬆症を予防および/または処置するための、男性および女性による使用に承認されている。カルシトニンは、カルシウム調節および骨代謝に関与する天然に存在するホルモンである。閉経を過ぎて5年間を超えた女性において、カルシトニンは、骨損失を遅くし、脊椎骨密度を増加させ、また、骨折に関連する疼痛を軽減し得る。カルシトニンは、脊椎骨折のリスクを低減する。カルシトニンは、注射(50〜100IUを毎日)または鼻スプレー(200IUを毎日)として利用できる。
患者は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせ、および追加的な骨活性薬物療法を共同に与えることの恩恵を被ることもできる。エストロゲン療法(ET)/ホルモン療法(HT)は、骨粗鬆症の予防に承認されている。ETは、骨損失を低減し、脊椎および股関節の両方において骨密度を増加させ、閉経後の女性における股関節および脊椎骨折のリスクを低減することが示された。ETは、最も一般的には、低用量のおよそ0.3mgを毎日または標準用量のおよそ0.625mgを毎日送達する丸剤または皮膚パッチの形態で投与され、70歳より後に開始した場合であっても有効である。エストロゲンを単独で服用する場合、子宮内層のがん(子宮内膜がん)を発症する女性のリスクを増加し得る。このリスクを排除するために、医療提供者は、インタクトな子宮を有する女性のために、ホルモンのプロゲスチンをエストロゲンと組み合わせて処方する(ホルモン補充療法またはHT)。ET/HTは、閉経症状を軽減し、骨の健康に有益な効果を有することが示された。副作用は、腟出血、乳房圧痛、気分障害および胆嚢疾患を含む場合がある。ラロキシフェン1日60mgは、閉経後骨粗鬆症の予防および処置に承認されている。これは、その潜在的な不利益を伴わずにエストロゲンの有益な効果をもたらすように開発された、選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)と呼ばれる薬物クラスに由来する。ラロキシフェンは、骨量を増加させ、脊椎骨折のリスクを低減する。ラロキシフェンが、股関節および他の非脊椎骨折のリスクを低減し得ることを実証するためのデータは、未だ利用することができない。副甲状腺ホルモンの一形態であるテリパラチドは、閉経後の女性および骨折リスクが高い男性における骨粗鬆症の処置に承認されている。この薬物療法は、新たな骨形成を刺激し、骨塩密度を有意に増加させる。閉経後の女性において、脊椎、股関節、足、肋骨および手首における骨折低減が注目された。男性において、脊椎における骨折低減が注目されたが、他の部位における骨折低減を評価するには不十分なデータしかなかった。テリパラチドは、最大24ヶ月間における毎日の注射として自己投与される。
ある特定の態様では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを使用して、それを必要とする被験体における赤血球レベルを増加させ、貧血を処置もしくは予防し、および/または無効な赤血球生成を処置もしくは予防することができる。ある特定の態様では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、赤血球レベルを増加させるための従来の治療アプローチ、特に、多因子起源の貧血の処置に使用されるアプローチと組み合わせて使用することができる。赤血球レベルを増加させるための従来の治療アプローチは、例えば、赤血球輸血、1つまたは複数のEPO受容体アクチベーターの投与、造血幹細胞移植、免疫抑制性生物製剤および薬物(例えば、副腎皮質ステロイド)を含む。ある特定の実施形態では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを使用して、それを必要とする被験体における無効な赤血球生成および/または無効な赤血球生成に関連する障害を処置または予防することができる。ある特定の態様では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせは、貧血または無効な赤血球生成障害を処置または予防するための従来の治療アプローチ、特に、多因子起源の貧血の処置に使用されるアプローチと組み合わせて使用することができる。
ある特定の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせを使用して、健康な個体および選択された患者集団における赤血球、ヘモグロビンまたは網状赤血球レベルを増加させることができる。適切な患者集団の例として、貧血患者など、望ましくなく低い赤血球またはヘモグロビンレベルを有する患者集団、および大手術または相当な失血をもたらし得る他の手技を受けようとしている患者など、望ましくなく低い赤血球またはヘモグロビンレベルを発症するリスクがある患者集団が挙げられる。一実施形態では、適切な赤血球レベルを有する患者は、TGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体またはTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の組み合わせにより処置されて、赤血球レベルを増加させ、次いで血液が採取され、輸血で後に使用するために貯蔵される。
EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、本開示の1つまたは複数のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、貧血患者における赤血球レベル、ヘモグロビンレベルおよび/またはヘマトクリットレベルを増加させることができる。ヒトにおけるヘモグロビンおよび/またはヘマトクリットレベルを観察する場合、適切な年齢および性別カテゴリーにとって正常に満たないレベルは、貧血を指し示すことができるが、個体の変動が考慮に入れられる。例えば、10〜12.5g/dl、典型的には約11.0g/dlのヘモグロビンレベルは、健康な成人における正常範囲内であると考慮されるが、治療法の観点から、より低い標的レベルが、より少ない心血管副作用を引き起こし得る[例えば、Jacobsら(2000年)Nephrol Dial
Transplant 15巻、15〜19頁を参照されたい]。代替的に、ヘマトクリットレベル(細胞によって占有される血液試料の容量のパーセンテージ)は、貧血の尺度として使用することができる。健康な個体のヘマトクリットレベルは、成人男性で約41〜51%、成人女性で35〜45%に及ぶ。ある特定の実施形態では、患者は、赤血球、ヘモグロビンおよび/またはヘマトクリットの標的レベルへと患者を回復することを意図する投薬レジメンにより処置することができる。ヘモグロビンおよびヘマトクリットレベルは、個人間で変動するため、最適には、標的ヘモグロビンおよび/またはヘマトクリットレベルは、患者毎に個別化することができる。
貧血は、組織傷害、感染および/または慢性疾患、特にがんを有する患者において頻繁に観察される。一部の被験体において、貧血は、低いエリスロポエチンレベルおよび/または骨髄におけるエリスロポエチンに対する不適切な応答によって識別される[例えば、Adamson(2008年)Harrison’s Principles of Internal Medicine、第17版;McGraw Hill、New York、628〜634頁を参照されたい]。貧血の潜在的な原因は、例えば、失血、栄養学的欠乏(例えば、タンパク質の食事性摂取低減)、薬物療法反応、骨髄に関連する種々の問題、および多くの疾患を含む。より具体的には、貧血は、例えば、骨髄移植;固形腫瘍(例えば、乳がん、肺がんおよび結腸がん);リンパ系の腫瘍(例えば、慢性リンパ球白血病、非ホジキンリンパ腫およびホジキンリンパ腫);造血系の腫瘍(例えば、白血病、骨髄異形成症候群および多発性骨髄腫);放射線療法;化学療法(例えば、白金含有レジメン);関節リウマチ、他の炎症性関節炎(arthritides)、全身性エリテマトーデス(SLE)、急性または慢性皮膚疾患(例えば、乾癬)、炎症性腸疾患(例えば、クローン病および潰瘍性大腸炎)が挙げられるがこれらに限定されない、炎症性および自己免疫性疾患;特発性または先天性状態を含む、急性または慢性腎疾患または不全;急性または慢性肝臓疾患;急性または慢性出血;患者の同種抗体もしくは自己抗体のためにおよび/または宗教的な理由(例えば、一部のエホバの証人)から赤血球の輸血が不可能な状況;感染(例えば、マラリアおよび骨髄炎);例えば、鎌状赤血球症(貧血)、サラセミアを含む異常ヘモグロビン症;薬物使用または乱用(例えば、アルコール濫用);輸血を回避する何らかの原因による貧血を有する小児患者;ならびに循環過負荷に関する懸念により輸血を受けることができない高齢患者または貧血による根底にある心肺疾患を有する患者を含む、種々の障害および状態に関連付けられた[例えば、Adamson(2008年)Harrison’s Principles of Internal Medicine、第17版;McGraw Hill、New York、628〜634頁を参照されたい]。一部の実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、本明細書で開示される障害または状態のうち1つまたは複数に関連する貧血を処置または予防することができる。
多くの因子が、がん関連の貧血に寄与し得る。そのいくつかは、疾患プロセスそれ自体、ならびにインターロイキン−1、インターフェロン−ガンマおよび腫瘍壊死因子などの炎症性サイトカインの生成に関連する[Bronら(2001年)Semin Oncol 28巻(追補8号):1〜6頁]。その効果のうち、炎症は、重要な鉄調節ペプチドのヘプシジンを誘導し、これにより、マクロファージからの鉄排出を阻害し、一般に、赤血球生成のための鉄利用能を限定する[例えば、Ganz(2007年)J Am Soc Nephrol 18巻:394〜400頁を参照されたい]。種々の経路による失血も、がん関連の貧血に寄与し得る。がん進行による貧血の有病率は、がん型により変動し、前立腺がんにおける5%から多発性骨髄腫における最大90%に及ぶ。がん関連の貧血は、疲労および生活の質低減、処置有効性低減、ならびに死亡率増加を含む、患者にとって深刻な結果を有する。一部の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、がん関連の貧血を処置することができる。
低増殖性貧血は、骨髄の原発性機能障害または不全に起因し得る。低増殖性貧血は、慢性疾患の貧血、代謝低下状態に関連する貧血、およびがんに関連する貧血を含む。これらの種類のそれぞれにおいて、内在性エリスロポエチンレベルは、観察される貧血の程度に対して不適切に低い。他の低増殖性貧血は、初期鉄欠乏性貧血、および骨髄への損傷に起因する貧血を含む。これらの種類において、内在性エリスロポエチンレベルは、観察される貧血の程度に対して適切に上昇される。顕著な例は、がんおよび/または化学療法薬またはがん放射線療法に起因する骨髄抑制となるであろう。臨床治験の幅広い審査は、化学療法後の患者の100%において軽度貧血が起こり得るが、このような患者の最大80%においてより重篤な貧血が起こり得ることを見出した[例えば、Groopmanら(1999年)J Natl Cancer Inst 91巻:1616〜1634頁を参照されたい]。骨髄抑制薬は、例えば:1)ナイトロジェンマスタード(例えば、メルファラン)およびニトロソウレア(例えば、ストレプトゾシン)など、アルキル化剤;2)葉酸アンタゴニスト(例えば、メトトレキセート)、プリンアナログ(例えば、チオグアニン)およびピリミジンアナログ(例えば、ゲムシタビン)など、代謝拮抗薬;3)アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン)など、細胞傷害性抗生物質;4)キナーゼ阻害剤(例えば、ゲフィチニブ);5)タキサン(例えば、パクリタキセル)およびビンカアルカロイド(例えば、ビノレルビン)など、有糸分裂阻害剤;6)モノクローナル抗体(例えば、リツキシマブ);ならびに7)トポイソメラーゼ阻害剤(例えば、トポテカンおよびエトポシド)を含む。加えて、低代謝速度をもたらす状態は、軽度から中等度の低増殖性貧血を産生し得る。このような状態の中でもとりわけ、内分泌欠乏状態が挙げられる。例えば、貧血は、アジソン病、甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進、または去勢したもしくはエストロゲンで処置した男性において起こり得る。一部の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、過剰増殖貧血を処置することができる。
外傷または分娩後出血など、十分な容量の急性失血に起因する貧血は、急性出血後貧血として公知である。他の血液成分と共にRBCの比例した枯渇が存在するため、急性失血は最初に、貧血を伴わない血液量減少を引き起こす。しかし、血液量減少は、血管外から血管区画へと流体をシフトする生理学的機構を迅速に誘発し、これは、血液希釈および貧血をもたらすであろう。慢性の場合、失血は、身体の鉄貯蔵を徐々に枯渇させ、最終的に鉄欠乏をもたらす。一部の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、急性失血に起因する貧血を処置することができる。
鉄欠乏性貧血は、中間ステージとして負の鉄バランスおよび鉄欠乏性赤血球生成を含む増加する鉄欠乏の段階的進行における最終ステージである。鉄欠乏は、妊娠、不適切な食事、腸管吸収不良、急性または慢性炎症、および急性または慢性失血などの状態において例証される通り、鉄需要の増加、鉄摂取の減少または鉄損失の増加に起因し得る。この種類の軽度から中等度の貧血により、骨髄は低増殖性のままとなり、RBC形態は大部分が正常である;しかし、軽度貧血であっても、一部の小球性低色素性RBCをもたらすことができ、重篤な鉄欠乏性貧血への移行は、骨髄の過剰増殖ならびにますます蔓延した小球性および低色素性RBCを伴う[例えば、Adamson(2008年)Harrison’s Principles of Internal Medicine、第17版;McGraw Hill、New York、628〜634頁を参照されたい]。鉄欠乏性貧血に適切な治療法は、その原因および重症度に依存し、主要な従来の選択肢として、経口鉄調製物、非経口的鉄製剤およびRBC輸血がある。一部の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、慢性鉄欠乏を処置することができる。
骨髄異形成症候群(MDS)は、骨髄系血液細胞の無効な産生および急性骨髄性白血病への変換のリスクを特徴とする、血液学的状態の多様なまとまりである。MDS患者において、血液幹細胞は、健康な赤血球、白血球または血小板へと成熟しない。MDS障害は、例えば、不応性貧血、環状鉄芽球を伴う不応性貧血、過剰芽細胞を伴う不応性貧血、変換における過剰芽細胞を伴う不応性貧血、多系列異形成を伴う不応性血球減少、および単離された5q染色体異常に関連する骨髄異形成症候群を含む。これらの障害は、造血細胞の含量および質の両方における不可逆的欠損として顕在化するため、大部分のMDS患者は、慢性貧血を患う。したがって、MDS患者は最終的に、赤血球レベルを増加させるための輸血および/または増殖因子(例えば、エリスロポエチンまたはG−CSF)による処置を必要とする。しかし、多くのMDS患者は、このような治療法の頻度による副作用を発症する。例えば、高頻度赤血球輸血を受ける患者は、余分な鉄の集積による組織および器官損傷を呈示し得る。したがって、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体を使用して、MDSを有する患者を処置することができる。ある特定の実施形態では、MDSを患う患者は、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して処置することができる。他の実施形態では、MDSを患う患者は、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体、ならびに例えば、サリドマイド、レナリドマイド、アザシチジン(azacitadine)、デシタビン、エリスロポエチン、デフェロキサミン、抗胸腺細胞グロブリンおよびフィルグラスチム(filgrastrim)(G−CSF)を含むMDSを処置するための1つまたは複数の追加的な治療剤の組み合わせを使用して処置することができる。
鉄動態研究[例えば、Rickettsら(1978年)Clin Nucl Med
3巻:159〜164頁を参照されたい]に基づいて再生不良性貧血、出血または末梢溶血から本来識別されて、無効な赤血球生成は、成熟RBCの産生が、骨髄に存在する赤血球(erythroid)前駆体(赤芽球)の数を考慮して予想されるものに満たない貧血の多様な群を説明する[Tannoら(2010年)Adv Hematol 2010巻:358283頁]。このような貧血において、組織低酸素は、成熟RBCの無効な産生のため、エリスロポエチンレベル上昇にもかかわらず持続する。エリスロポエチンレベル上昇が、赤芽球の大規模拡大を駆動し、髄外赤血球生成による脾腫(脾臓腫脹)[例えば、Aizawaら(2003年)Am J Hematol 74巻:68〜72頁を参照されたい]、赤芽球誘導性骨病理[例えば、Di Matteoら(2008年)J Biol Regul Homeost Agents 22巻:211〜216頁を参照されたい]、および治療的RBC輸血の非存在であっても組織鉄過負荷[例えば、Pippardら(1979年)Lancet 2巻:819〜821頁を参照されたい]を潜在的にもたらすという、悪循環が最終的に生じる。よって、赤血球新生有効性(erythropoietic effectiveness)をブーストすることにより、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、上述の悪循環を打破し、これにより、根底にある貧血のみならず、エリスロポエチンレベル上昇、脾腫、骨病理および組織鉄過負荷の関連する合併症も軽減することができる。一部の実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、貧血およびEPOレベル上昇、ならびに脾腫、赤芽球誘導性骨病理、鉄過負荷およびそれらの付随する病理などの合併症を含む、無効な赤血球生成を処置または予防することができる。脾腫により、このような病理は、胸部または腹部疼痛および網内系過形成を含む。髄外造血発生は、脾臓のみならず、潜在的に他の組織においても髄外造血偽腫瘍の形態で起こり得る[例えば、Musallamら(2012年)Cold Spring Harb Perspect Med 2巻:a013482頁を参照されたい]。赤芽球誘導性骨病理により、付随する病理は、低骨塩密度、骨粗鬆症および骨痛を含む[例えば、Haidarら(2011年)Bone 48巻:425〜432頁を参照されたい]。鉄過負荷により、付随する病理は、ヘプシジン抑制および食事性鉄の過吸収[例えば、Musallamら(2012年)Blood Rev 26巻(追補1号):S16〜S19頁を参照されたい]、複数の内分泌障害および肝臓線維症/硬変[例えば、Galanelloら(2010年)Orphanet J Rare Dis 5巻:11頁を参照されたい]、ならびに鉄過負荷心筋症[Lekawanvijitら、2009年、Can J Cardiol 25巻:213〜218頁]を含む。
無効な赤血球生成の最も一般的な原因は、インタクトなアルファ−およびベータ−ヘモグロビン鎖の産生の不均衡が、赤芽球成熟におけるアポトーシス増加をもたらす、遺伝性異常ヘモグロビン症であるサラセミア症候群である[例えば、Schrier(2002年)Curr Opin Hematol 9巻:123〜126頁を参照されたい]。サラセミアはまとめると、世界中でとりわけ最も高頻度の遺伝的障害であり、変化する疫学的パターンは、米国および世界中の両方で高まりつつある公衆衛生問題に寄与すると予測される[Vichinsky(2005年)Ann NY Acad Sci 1054巻:18〜24頁]。サラセミア症候群は、その重症度に従って命名される。よって、α−サラセミアは、α−軽症型サラセミア(α−サラセミア形質としても公知;2つの影響されるα−グロビン遺伝子)、ヘモグロビンH症(3つの影響されるα−グロビン遺伝子)およびα−重症型サラセミア(胎児水腫としても公知;4つの影響されるα−グロビン遺伝子)を含む。β−サラセミアは、β−軽症型サラセミア(β−サラセミア形質としても公知;1つの影響されるβ−グロビン遺伝子)、β−中間型サラセミア(2つの影響されるβ−グロビン遺伝子)、ヘモグロビンEサラセミア(2つの影響されるβ−グロビン遺伝子)およびβ−重症型サラセミア(クーリー貧血としても公知;β−グロビンタンパク質の完全な非存在をもたらす2つの影響されるβ−グロビン遺伝子)を含む。β−サラセミアは、複数の器官に影響を与え、相当な罹患率および死亡率に関連し、現在、生涯にわたるケアを必要とする。鉄キレート化と組み合わせた定期的な輸血の使用により、β−サラセミア患者における平均余命は、近年増加したが、輸血および鉄の過剰な胃腸吸収の両方に起因する鉄過負荷は、心臓疾患、血栓症、性腺機能低下症、甲状腺機能低下症、糖尿病、骨粗鬆症および骨減少症など、重大な合併症を引き起こす場合がある[例えば、Rundら(2005年)N Engl J Med 353巻:1135〜1146頁を参照されたい]。ある特定の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体を使用して、サラセミア症候群を処置または予防することができる。
一部の実施形態では、EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、サラセミア症候群に加えて無効な赤血球生成の障害の処置に使用することができる。このような障害は、鉄芽球性貧血(siderblastic anemia)(遺伝性または後天性);赤血球異形成貧血(IおよびII型);鎌状赤血球貧血;遺伝性球状赤血球症;ピルビン酸キナーゼ欠乏;葉酸欠乏(先天性疾患、摂取減少または必要量増加による)、コバラミン欠乏(先天性疾患、悪性貧血、吸収不良、膵不全症または摂取減少による)、ある特定の薬物または未解明の原因(先天性赤血球異形成貧血、不応性巨赤芽球性貧血または赤白血病)などの状態に潜在的に起因する、巨赤芽球性貧血を含む骨髄癆性貧血;先天性造血性ポルフィリン症;ならびに鉛中毒を含む。
ある特定の実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、無効な赤血球生成のための支持療法と組み合わせて使用することができる。このような治療法は、貧血を処置するための赤血球または全血のいずれかによる輸血を含む。慢性または遺伝性貧血において、鉄恒常性のための正常な機構は、反復的な輸血によって圧倒され、最終的に、心臓、肝臓および内分泌腺など、重要組織における毒性および潜在的に致死的な鉄蓄積をもたらす。よって、無効な赤血球生成を慢性的に患う患者のための支持療法は、尿および/または糞便における鉄排泄を促進し、これにより、組織鉄過負荷を予防または反転するための、1つまたは複数の鉄キレート化分子による処置も含む[例えば、Hershko(2006年)Haematologica 91巻:1307〜1312頁;Caoら(2011年)Pediatr Rep 3巻(2号):e17頁を参照されたい]。有効な鉄キレート化剤は、ヒドロキシルラジカルおよび酸化産物の触媒性の産生により大部分の鉄毒性を説明する可能性がある、非トランスフェリン結合鉄の酸化型である第二鉄を選択的に結合および中和することができる筈である[例えば、Espositoら(2003年)Blood 102巻:2670〜2677頁を参照されたい]。これらの薬剤は、構造的に多様であるが、全て、1:1(六座薬剤(hexadentate agent))、2:1(三座(tridentate))または3:1(二座(bidentate))の化学量論で個々の鉄原子を有する中和性八面体配位錯体を形成することができる酸素または窒素ドナー原子を保有する[Kalinowskiら(2005年)Pharmacol Rev 57巻:547〜583頁]。一般に、有効な鉄キレート化剤は、また、相対的に低分子量(例えば、700ダルトン未満)であり、罹患組織にアクセスできるよう、水および脂質の両方に溶解性を有する。鉄キレート化分子の具体例として、毎日の非経口的投与を必要とする細菌起源の六座薬剤であるデフェロキサミン、ならびに経口活性の合成薬剤デフェリプロン(二座)およびデフェラシロクス(三座)が挙げられる。2種の鉄キレート化剤の同日投与からなる併用療法は、キレート化単独療法に無応答性の患者と共に、デフェロキサミン(dereroxamine)単独による不十分な患者服薬遵守の問題の克服における見込みを示す[Caoら(2011年)Pediatr Rep 3巻(2号):e17頁;Galanelloら(2010年)Ann NY Acad Sci 1202巻:79〜86頁]。
本明細書で使用される「組合せ物」、「と組み合わせて」または「共同投与」は、身体において第2の治療法が依然として有効となるような、任意の形態の投与を指す(例えば、2種の化合物は、患者において同時に有効であり、これは、この2種の化合物の相乗効果を含み得る)。有効性は、血液、血清または血漿における薬剤の測定可能な濃度に相関しなくてもよい。例えば、異なる治療化合物は、同じ製剤または別々の製剤中のいずれかで、随伴的または逐次的のいずれかで、異なるスケジュールで投与することができる。よって、このような処置を受ける個体は、異なる治療法の組み合わせた効果の恩恵を被ることができる。1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、1つまたは複数の他の追加的な薬剤または支持療法と同時発生的に、その前に、またはその後に投与することができる。一般に、各治療剤は、この特定の薬剤のために決定された用量および/または時間スケジュールで投与されるであろう。レジメンにおいて用いるための特定の組み合わせは、治療法および/または達成されるべき所望の治療効果と本開示のアンタゴニストとの適合性を考慮に入れるであろう。
ある特定の実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、無効な赤血球生成のためのヘプシジンまたはヘプシジンアゴニストと組み合わせて使用することができる。主に肝臓において産生される循環ポリペプチドであるヘプシジンは、吸収性腸細胞、肝細胞およびマクロファージに局在化する鉄排出タンパク質であるフェロポーチンの分解を誘導するその能力を理由として、鉄代謝のマスター調節因子と考慮される。大まかに言って、ヘプシジンは、細胞外鉄の利用能を低減するため、ヘプシジンアゴニストは、無効な赤血球生成の処置において有益となり得る[例えば、Nemeth(2010年)Adv Hematol 2010巻:750643頁を参照されたい]。この見解は、β−サラセミアのマウスモデルにおけるヘプシジン発現増加の有益な効果によって支持される[Gardenghiら(2010年)J Clin Invest 120巻:4466〜4477頁]。
EPO受容体アクチベーターと任意選択で組み合わせた、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、普通より小さい(小球性)、特大の(大球性)、いびつな形のまたは異常な色の(低色素性)RBCによって部分的に特徴付けられる、障害性RBC成熟の貧血の処置にも適切となるであろう。
ある特定の実施形態では、本開示は、治療有効量の1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体およびEPO受容体アクチベーターを個体に投与することによって、それを必要とする個体における貧血を処置または予防する方法を提供する。ある特定の実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、EPO受容体アクチベーターと組み合わせて使用して、EPOの有害効果に対し感受性である患者におけるこれらのアクチベーターの要求される用量を低減することができる。これらの方法は、患者の治療的および予防的処置に使用することができる。
1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、EPO受容体アクチベーターと組み合わせて使用して、特に、EPO受容体アクチベーターのより低い用量範囲で、赤血球の増加を達成することができる。これは、公知オフターゲット効果および高用量のEPO受容体アクチベーターに関連するリスクの低減において有益となり得る。EPOの主要有害効果は、例えば、ヘマトクリットまたはヘモグロビンレベルの過剰な増加および赤血球増加症を含む。ヘマトクリットレベル上昇は、高血圧(より具体的には、高血圧の増悪)および血管血栓症をもたらし得る。そのうちいくつかは高血圧に関係する、報告されたEPOの他の有害効果は、頭痛、インフルエンザ様症候群、シャントの閉塞、血栓症による心筋梗塞および大脳痙攣、高血圧性脳症、ならびに赤血球血液細胞無形成(red cell blood cell aplasia)である。例えば、Singibarti(1994年)J. Clin Investig 72巻(追補6号)、S36〜S43頁;Horlら(2000年)Nephrol Dial Transplant 15巻(追補4号)51〜56頁;Delantyら(1997年)Neurology 49巻、686〜689頁;およびBunn(2002年)N Engl J Med 346巻(7号)522〜523頁)を参照されたい。
もし本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体が、EPOとは異なる機構によって作用するであるのであれば、これらのアンタゴニストは、EPOに十分に応答しない患者における赤血球およびヘモグロビンレベルの増加に有用となり得る。例えば、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体は、正常から増加用量のEPO(>300IU/kg/週)の投与が、標的レベルまでヘモグロビンレベルの増加をもたらさない患者に有益となり得る。不適切なEPO応答を有する患者は、あらゆる種類の貧血において見出されるが、より多数の非応答者は、がん患者および末期腎疾患患者において特に頻繁に観察された。EPOに対する不適切な応答は、構成的(EPOによる初回処置において観察)または後天的(EPOによる反復処置において観察)のいずれかとなり得る。
ある特定の実施形態では、本開示は、患者における1つまたは複数の血液学的パラメーターを測定することによって、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置された患者、またはこれにより処置される候補である患者を管理するための方法を提供する。血液学的パラメーターを使用して、本開示のアンタゴニストにより処置される候補である患者に適切な投薬を評価する、処置の際の血液学的パラメーターをモニターする、1つもしくは複数の本開示のアンタゴニストによる処置の際に投薬量を調整するべきかどうかを評価する、および/または1つもしくは複数の本開示のアンタゴニストの適切な維持用量を評価することができる。血液学的パラメーターのうち1つまたは複数が、正常レベルの外側にある場合、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬は、低減、遅延または終結することができる。
本明細書に提供されている方法に従って測定することができる血液学的パラメーターは、例えば、赤血球レベル、血圧、鉄貯蔵、および当技術分野で認識される方法を使用して、赤血球レベル増加と相関する体液中に見出される他の作用物質を含む。このようなパラメーターは、患者由来の血液試料を使用して決定することができる。赤血球レベル、ヘモグロビンレベルおよび/またはヘマトクリットレベルの増加は、血圧増加を引き起こすことができる。
一実施形態では、1つまたは複数の血液学的パラメーターが、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置される候補である患者の正常範囲の外側または正常の高い側にある場合、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投与の開始は、血液学的パラメーターが、天然にまたは治療介入により正常または許容されるレベルに戻るまで、遅延することができる。例えば、候補患者が、高血圧性または前高血圧性である場合、患者の血圧を低減するために、患者を降圧剤により処置することができる。例えば、利尿薬、アドレナリン作動性阻害剤(アルファ遮断薬およびベータ遮断薬を含む)、血管拡張薬、カルシウムチャネル遮断薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤またはアンジオテンシンII受容体遮断薬を含む、個々の患者の状態に適切な任意の降圧剤を使用することができる。血圧は、食事および運動レジメンを使用して代替的に処置することができる。同様に、候補患者が、正常よりも低いまたは正常の低い側にある鉄貯蔵を有する場合、患者の鉄貯蔵が正常または許容されるレベルに戻るまで、患者は、食事および/または鉄サプリメントの適切なレジメンにより処置することができる。正常よりも高い赤血球レベルおよび/またはヘモグロビンレベルを有する患者のため、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投与は、レベルが正常または許容されるレベルに戻るまで、遅延することができる。
ある特定の実施形態では、1つまたは複数の血液学的パラメーターが、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置される候補である患者における正常範囲の外側または正常の高い側にある場合、投与の開始は、遅延されなくてよい。しかし、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投薬の投薬量または頻度は、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投与により生じる血液学的パラメーターの許容できない増加のリスクを低減するであろう量に設定することができる。代替的に、望ましくないレベルの血液学的パラメーターに取り組む治療剤と、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体とを組み合わせる治療レジメンを、患者のために開発することができる。例えば、患者が、上昇した血圧を有する場合、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体および降圧剤の投与が関与する治療レジメンを設計することができる。所望の鉄貯蔵に満たないものを有する患者のため、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体および鉄補給の治療レジメンを開発することができる。
一実施形態では、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置される候補である患者のために、1つまたは複数の血液学的パラメーターのベースラインパラメーター(複数可)を確立することができ、該患者のために確立される適切な投薬レジメンは、このベースライン値(複数可)に基づく。代替的に、患者の病歴に基づく確立されたベースラインパラメーターを使用して、患者に適切な投薬レジメンを通知することができる。例えば、健康な患者が、定義された正常範囲を上回る確立されたベースライン血圧読み取り値を有する場合、患者の血圧を、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による処置に先立つ母集団にとって正常と考慮される範囲に収める必要がない場合がある。1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による処置に先立つ1つまたは複数の血液学的パラメーターの患者ベースライン値は、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による処置における血液学的パラメーターに対するいずれかの変化をモニターするための関連する比較値として使用することもできる。
ある特定の実施形態では、1つまたは複数の血液学的パラメーターは、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置されている患者において測定される。血液学的パラメーターを使用して、処置中の患者をモニターし、1つもしくは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬または別の治療剤による追加的な投薬の調整または終結を可能にすることができる。例えば、本開示の1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投与が、血圧、赤血球レベルもしくはヘモグロビンレベルの増加または鉄貯蔵の低減をもたらす場合、1つまたは複数の血液学的パラメーターにおける1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の効果を減少させるために、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の用量は、量または頻度を低減することができる。1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投与が、患者にとって有害である1つまたは複数の血液学的パラメーターの変化をもたらす場合、血液学的パラメーター(複数可)が許容されるレベルに戻るまで一時的に、あるいは永続的に、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の投薬を終結することができる。同様に、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の用量または投与頻度を低減した後に、1つまたは複数の血液学的パラメーターが、許容される範囲内に収まらない場合、投薬を終結することができる。1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬の低減または終結の代替として、またはそれに加えて、患者に、例えば、降圧剤または鉄サプリメントなど、血液学的パラメーター(複数可)における望ましくないレベルに取り組む追加的な治療剤を投薬することができる。例えば、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体により処置されている患者が、上昇した血圧を有する場合、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬を同じレベルで続けることができ処置レジメンに降圧剤が加えられる、1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬を低減する(例えば、量および/または頻度において)ことができ処置レジメンに降圧剤が加えられる、あるいは1つまたは複数の本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体による投薬を終結することができ患者を降圧剤により処置することができる。
6.医薬組成物
ある特定の態様では、本開示のTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体(例えば、TGF−ベータスーパーファミリー共受容体ヘテロ多量体)は、単独で、または医薬製剤(治療用組成物または医薬組成物とも称される)の構成要素として投与することができる。医薬製剤は、その中に含有される活性成分(例えば、本開示の薬剤)の生物学的活性が有効となることを可能にし、製剤が投与されることになる被験体にとって許容できないほどに毒性がある追加的な構成要素を含有しないような形態の調製物を指す。対象化合物は、ヒト医療または獣医科医療における使用のための、任意の好都合な方式による投与のために製剤化することができる。例えば、本開示の1つまたは複数の薬剤は、薬学的に許容されるキャリアと共に製剤化することができる。薬学的に許容されるキャリアは、被験体にとって一般に無毒性である活性成分以外の、医薬製剤中の成分を指す。薬学的に許容されるキャリアとして、緩衝液、賦形剤、安定化剤および/または保存料が挙げられるがこれらに限定されない。一部の実施形態では、本開示における使用のための医薬製剤は、被験体に投与されるときに、発熱物質不含の生理的に許容される形態である。上述の通りの製剤に任意選択で含まれていてよい、本明細書で記載される薬剤以外の治療上有用な薬剤は、本開示の方法において、対象薬剤と組み合わせて投与することができる。
ある特定の実施形態では、組成物は、非経口的に[例えば、静脈内(I.V.)注射、動脈内注射、骨内注射、筋肉内注射、髄腔内注射、皮下注射または皮内注射により]投与されるであろう。非経口的投与に適する医薬組成物は、1つもしくは複数の薬学的に許容される無菌等張性水性もしくは非水性溶液、分散物、懸濁物もしくはエマルジョン、または使用直前に無菌注射用溶液もしくは注射用分散物に再構成され得る無菌粉末と組み合わせて、1つまたは複数の本開示の薬剤を含み得る。注射用溶液または注射用分散物は、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤、懸濁剤、増粘剤、または製剤を意図されるレシピエントの血液と等張にする溶質を含有し得る。本開示の医薬製剤中で利用され得る、適切な水性および非水性のキャリアの例として、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、植物油(例えば、オリーブ油)、注射用有機エステル(例えば、オレイン酸エチル)およびこれらの適切な混合物が挙げられる。適正な流動性は、例えば、コーティング材料(例えば、レシチン)の使用により、分散物の場合には必要とされる粒子径の維持により、および界面活性剤の使用により維持することができる。
一部の実施形態では、本開示の治療方法は、医薬組成物を、インプラントまたはデバイスから、全身投与する工程、または局所投与する工程を含む。さらに、医薬組成物は、標的組織部位(例えば、骨髄または筋肉)への送達のための形態で、封入されているか、または注射される場合がある。ある特定の実施形態では、本開示の組成物は、本開示の薬剤のうち1つまたは複数を標的組織部位(例えば、骨髄または筋肉)に送達し得、成長中の組織のための構造を提供し得、そして最適には身体内へと吸収され得るマトリクスを含み得る。例えば、マトリクスは、1つまたは複数の本開示の薬剤のゆっくりとした放出を提供し得る。このようなマトリクスは、他の移植医療用途に現在使用される材料から形成され得る。
マトリクス材料の選択は、次のうち1つまたは複数に基づくことができる:生体適合性、生分解性、機械的特性、美容上の外観および界面の特性。対象組成物の特定の用途が、適切な製剤を定義するであろう。組成物のための可能性のあるマトリクスは、生分解性でかつ既知組成の硫酸カルシウム、リン酸三カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ポリ乳酸およびポリ酸無水物であり得る。他の可能性のある材料は、生分解性でかつ生物学的に十分に規定されており、例えば、骨または皮膚コラーゲンを含む。さらに別のマトリクスは、純粋なタンパク質または細胞外マトリクスの成分から構成される。他の可能性のあるマトリクスは、非生分解性でかつ化学的に規定されたものであり、例えば、焼結ヒドロキシアパタイト、バイオガラス、アルミン酸塩または他のセラミクスを含む。マトリクスは、上述の種類の材料の任意の組み合わせで構成されていてよく、例えば、ポリ乳酸およびヒドロキシアパタイトまたはコラーゲンおよびリン酸三カルシウムを含む。バイオセラミクスは、組成(例えば、カルシウム−アルミン酸−リン酸(calcium−aluminate−phosphate))中で変化され得、孔径、粒子径、粒子の形状および生分解性のうち1つまたは複数を変更するように加工され得る。
ある特定の実施形態では、本開示の医薬組成物は、外用に投与することができる。「外用適用」または「外用に」は、例えば、皮膚、創傷部位および粘膜を含む体表面と医薬組成物との接触を意味する。外用医薬組成物は、種々の適用形態を有することができ、典型的には、組成物の外用投与により組織の付近にまたはそれと直接的接触して置かれるように適応された薬物含有層を含む。外用投与に適した医薬組成物は、液体、ゲル、クリーム、ローション、軟膏、泡、ペースト、パテ、半固体または固体として組み合わせて製剤化された、1つまたは複数の本開示のTGFβスーパーファミリーヘテロ多量体を含み得る。液体、ゲル、クリーム、ローション、軟膏、泡、ペーストまたはパテ形態の組成物は、標的組織に組成物を展着、噴霧、塗抹、軽く叩くまたは圧延する(rolling)ことにより適用することができる。組成物は、無菌包帯剤、経皮パッチ、硬膏および絆創膏に含浸させてもよい。パテ、半固体または固体形態の組成物は、変形可能となり得る。これは、弾性であっても非弾性(例えば、可撓性または剛性)であってもよい。ある特定の態様では、組成物は、複合材の一部を形成し、繊維、微粒子または同じまたは異なる組成を有する複数の層を含み得る。
液体形態の外用組成物は、薬学的に許容される溶液、エマルジョン、マイクロエマルジョンおよび懸濁物を含み得る。活性成分(複数可)に加えて、液体剤形は、例えば、水もしくは他の溶媒、可溶化剤および/または乳化剤[例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコールまたは1,3−ブチレングリコール、油(例えば、綿実油、アメリカホドイモ(groundnut)油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、ソルビタンの脂肪酸エステル、およびこれらの混合物]を含む、当技術分野で一般的に使用されている不活性希釈剤を含有し得る。
外用ゲル、クリーム、ローション、軟膏、半固体または固体組成物は、多糖、合成ポリマーまたはタンパク質に基づくポリマーなど、1つまたは複数の増粘剤を含み得る。本発明の一実施形態では、本明細書におけるゲル化剤は、適切に無毒性であり、所望の粘性を付与するゲル化剤である。増粘剤は、次のもののポリマー、コポリマーおよび単量体を含み得る:ビニルピロリドン、メタクリルアミド、アクリルアミドN−ビニルイミダゾール、カルボキシビニル、ビニルエステル、ビニルエーテル、シリコーン、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ビニルアルコール、アクリル酸ナトリウム、アクリレート、マレイン酸、NN−ジメチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、アクリルアミド、アクリロイルモルホリン、プルロニック、コラーゲン、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート、ポリビニルアルコール、ポリビニレン、ポリビニルシリケート、糖(例えば、スクロース、グルコース、グルコサミン、ガラクトース、トレハロース、マンノースまたはラクトース)により置換されたポリアクリレート、アクリルアミドプロパン(acylamidopropane)スルホン酸、テトラメトキシオルトシリケート、メチルトリメトキシオルトシリケート、テトラアルコキシオルトシリケート、トリアルコキシオルトシリケート、グリコール、プロピレングリコール、グリセリン、多糖類、アルギネート、デキストラン、シクロデキストリン、セルロース、修飾セルロース、酸化セルロース、キトサン、キチン、グアー、カラゲナン、ヒアルロン酸、イヌリン、デンプン、修飾デンプン、アガロース、メチルセルロース、植物ガム、ヒアルロナン(hylaronan)、ヒドロゲル、ゼラチン、グリコサミノグリカン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ペクチン、低メトキシルペクチン(low−methoxy pectin)、架橋デキストラン、デンプン−アクリロニトリルグラフトコポリマー、デンプンナトリウムポリアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシルエチルアクリレート、ポリビニレン、ポリエチルビニルエーテル、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアルカノエート(polyalkanoate)、ポリ乳酸、ポリラクテート、ポリ(3−ヒドロキシブチレート)、スルホン化ヒドロゲル、AMPS(2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸)、SEM(スルホエチルメタクリレート)、SPM(スルホプロピルメタクリレート)、SPA(スルホプロピルアクリレート)、N,N−ジメチル−N−メタクリロキシエチル−N−(3−スルホプロピル)アンモニウムベタイン、メタクリル酸(methacryllic acid)アミドプロピル−ジメチルアンモニウムスルホベタイン、SPI(イタコン酸−ビス(1−プロピルスルホン酸(sulfonizacid)−3)エステル二カリウム塩)、イタコン酸、AMBC(3−アクリルアミド−3−メチルブタン酸)、ベータ−カルボキシエチルアクリレート(アクリル酸二量体)および無水マレイン酸−メチルビニルエーテルポリマー、これらの誘導体、これらの塩、これらの酸、ならびにこれらの組み合わせ。ある特定の実施形態では、本開示の医薬組成物は、既定量の本開示の化合物および任意選択で1つまたは複数の他の活性成分をそれぞれ含有する、例えば、カプセル、カシェ剤、丸剤、錠剤、ロゼンジ(スクロースおよびアカシアまたはトラガントなどの矯味矯臭基剤(flavored basis)を使用する)、散剤、顆粒剤、水性もしくは非水性液体中の溶液もしくは懸濁物、水中油型もしくは油中水の液体エマルジョン、あるいはエリキシル剤もしくはシロップまたは香錠(pastille)(ゼラチンおよびグリセリン、またはスクロースおよびアカシアなどの不活性基剤を使用する)として、および/またはうがい薬の形態で経口投与することができる。本開示の化合物および任意選択で1つまたは複数の他の活性成分は、ボーラス、舐剤またはペーストとして投与することもできる。
経口投与のための固体剤形(例えば、カプセル、錠剤、丸剤、糖衣錠、散剤および顆粒剤)において、1つまたは複数の本開示の化合物は、例えば、クエン酸ナトリウム、リン酸二カルシウム、充填剤または増量剤(例えば、デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびケイ酸)、結合剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギネート、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよびアカシア)、保湿剤(humectant)(例えば、グリセロール)、崩壊剤(例えば、アガー−アガー、炭酸カルシウム、ジャガイモまたはタピオカデンプン、アルギン酸、シリケートおよび炭酸ナトリウム)、溶解遅延剤(solution retarding agent)(例えば、パラフィン)、吸収加速剤(例えば、四級アンモニウム化合物)、湿潤剤(例えば、セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロール)、吸着剤(例えば、カオリンおよびベントナイトクレイ)、滑沢剤(例えば、滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム)、着色剤、およびこれらの混合物を含む、1つまたは複数の薬学的に許容されるキャリアと混合され得る。カプセル、錠剤および丸剤の場合、医薬製剤(組成物)は、緩衝剤も含み得る。同様の種類の固体組成物も、例えば、ラクトースまたは乳糖および高分子量ポリエチレングリコールを含む、1つまたは複数の賦形剤を使用して、軟質充填ゼラチンカプセル中および硬質充填ゼラチンカプセル中の充填剤として利用することができる。
医薬組成物の経口投与のための液体剤形は、薬学的に許容されるエマルジョン、マイクロエマルジョン、溶液、懸濁物、シロップおよびエリキシル剤を含み得る。活性成分(複数可)に加えて、液体剤形は、例えば、水もしくは他の溶媒、可溶化剤および/または乳化剤[例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコールまたは1,3−ブチレングリコール、油(例えば、綿実油、アメリカホドイモ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール、ソルビタンの脂肪酸エステル、およびこれらの混合物]を含む、当技術分野で一般的に使用される不活性希釈剤を含有し得る。不活性希釈剤に加えて、経口製剤は、例えば、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、甘味剤、矯味矯臭剤、着色剤、芳香剤、保存剤、ならびにこれらの組み合わせを含む、アジュバントも含み得る。
懸濁物は、活性化合物に加えて、例えば、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、ソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド(aluminum metahydroxide)、ベントナイト、アガー−アガー、トラガント、およびこれらの組み合わせを含む懸濁剤を含有し得る。
微生物の活動および/または成長の予防は、例えば、パラベン、クロロブタノールおよびフェノールソルビン酸を含む、種々の抗細菌剤および抗真菌剤の包含によって確実にすることができる。
ある特定の実施形態では、例えば、糖または塩化ナトリウムを含む等張化剤を組成物中に組み入れることも望ましいと考えられる。加えて、注射可能な医薬形態の吸収の延長も、例えば、吸収を遅延させる薬剤、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを組み入れることにより、もたらすことができる。
投与レジメンは、本開示の薬剤のうち1つまたは複数の作用を修飾する種々の因子について考慮する主治医によって決定されることが理解される。赤血球形成を促進するTGF−ベータスーパーファミリーヘテロ多量体の複合体の場合、種々の因子として、患者の赤血球数、ヘモグロビンレベル、所望の標的赤血球数、患者の年齢、患者の性別、患者の食事、低下した赤血球レベルに寄与し得る任意の疾患の重症度、投与の時間、および他の臨床因子を挙げることができるがこれらに限定されない。最終組成物への他の公知活性薬剤の追加も、投薬量に影響を与え得る。進行は、赤血球レベル、ヘモグロビンレベル、網状赤血球レベル、および造血プロセスの他の指標のうち1つまたは複数の定期的評価によってモニターすることができる。
ある特定の実施形態では、本開示は、本開示の薬剤のうち1つまたは複数のin vivo産生のための遺伝子療法も提供する。このような治療法は、上に収載されている障害のうち1つまたは複数を有する細胞または組織への薬剤配列の導入により、その治療効果を達成するであろう。薬剤配列の送達は、例えば、キメラウイルスなどの組換え発現ベクターまたはコロイド分散系を使用することにより達成することができる。本開示の薬剤配列のうち1つまたは複数の好ましい治療送達は、標的化リポソームの使用である。
本明細書中で教示されるような遺伝子治療に利用され得る種々のウイルスベクターとしては、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ワクシニア、または、RNAウイルス(例えば、レトロウイルス)が挙げられる。レトロウイルスベクターは、マウスもしくはトリのレトロウイルスの誘導体であり得る。単一の外来遺伝子が挿入され得るレトロウイルスベクターの例としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:モロニーマウス白血病ウイルス(MoMuLV)、ハーベーマウス肉腫ウイルス(HaMuSV)、マウス乳腺癌ウイルス(MuMTV)およびラウス肉腫ウイルス(RSV)。多数のさらなるレトロウイルスベクターが多数の遺伝子を組み込み得る。これらのベクターは全て、形質導入された細胞が同定および生成され得るように、選択マーカーについての遺伝子を移送または組み込み得る。レトロウイルスベクターは、例えば、糖、糖脂質またはタンパク質を付着させることによって、標的特異的とされ得る。好ましい標的化は、抗体を用いて達成される。当業者は、本開示の1つまたは複数の薬剤を含むレトロウイルスベクターの標的特異的な送達を可能にするために、特定のポリヌクレオチド配列がレトロウイルスゲノム中に挿入され得るか、または、ウイルスエンベロープに付着され得ることを認識する。
あるいは、組織培養細胞は、従来のリン酸カルシウムトランスフェクション法によって、レトロウイルスの構造遺伝子(gag、polおよびenv)をコードするプラスミドを用いて直接トランスフェクトされ得る。これらの細胞は、次いで、関心のある遺伝子を含むベクタープラスミドでトランスフェクトされる。得られた細胞は、培養培地中にレトロウイルスベクターを放出する。
本開示の薬剤のうち1つまたは複数のための別の標的化送達系は、コロイド分散系である。コロイド分散系としては、例えば、高分子複合体、ナノカプセル、ミクロスフェア、ビーズ、および脂質ベースの系(水中油エマルジョン、ミセル、混合型ミセルおよびリポソームを含む)が挙げられる。ある特定の実施形態では、本開示の好ましいコロイド系は、リポソームである。リポソームは、in vitroおよびin vivoで送達ビヒクルとして有用な人工の膜小胞である。RNA、DNAおよびインタクトなビリオンが、水性の内部に封入され得、そして生物学的に活性な形態で細胞へと送達され得る。例えば、Fraleyら(1981年)Trends Biochem. Sci.、6巻:77頁を参照されたい。リポソームビヒクルを用いた効率的な遺伝子移入のための方法は、当技術分野で公知である。例えば、Manninoら(1988年)Biotechniques、6巻:682頁、1988年を参照されたい。
リポソームの組成は、通常、ステロイド(例えば、コレステロール)を含み得るリン脂質の組み合わせである。リポソームの物理的特徴は、pH、イオン強度および二価カチオンの存在に依存する。例えば、ホスファチジル化合物(例えば、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、スフィンゴ脂質、セレブロシドおよびガングリオシド)、卵ホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリンおよびジステアロイルホスファチジルコリンを含む、他のリン脂質または他の脂質も使用され得る。例えば、器官特異性、細胞特異性および細胞小器官特異性に基づく、リポソームの標的化もまた可能であり、当技術分野で公知である。
本発明について全般的に記載してきたが、次の実施例を参照することにより、より容易に理解できるであろう。この実施例は、単に本発明のある特定の実施形態を例証する目的で含まれており、本発明の限定を意図するものではない。
(実施例1)
ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体の生成
細胞外ドメインとFcドメインとの間に位置するリンカーを用いてFcドメインにそれぞれが融合される、ヒトエンドグリン(ENG)のC末端切断型細胞外ドメインおよびヒトALK1の細胞外ドメインを含む可溶性ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ多量体を生成することができる。個々の構築物は、それぞれ、ENG(26−346)−Fc融合タンパク質およびALK1−Fc融合タンパク質と呼ばれる。当技術分野において公知の他のENG−Fc構築物を同様に使用してENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ多量体を生成してもよい。例えば、米国特許出願第14/112,620号および同14/522891号(これらの内容の全体は本明細書に援用される)を参照されたい。
ENG−Fc:ALK1−Fcホモ二量体の複合体とは対照的に、ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロマーの複合体の形成を促進するための方法論は、非対称ヘテロマーの形成をガイドするために、Fcドメインのアミノ酸配列に変更を導入することである。Fcドメインを使用して非対称相互作用ペアを作製するための多くの異なるアプローチが、本開示に記載されている。
1つのアプローチにおいて、それぞれ、配列番号101〜103および104〜106のActRIIB−FcおよびALK4−Fcポリペプチド配列において例証されている通り、一方のFcドメインが、相互作用面にカチオン性アミノ酸を導入するように変更されているが、他方のFcドメインは、相互作用面にアニオン性アミノ酸を導入するように変更されている。ENG(26〜346)−Fc融合ポリペプチドおよびALK1−Fc融合ポリペプチドは、各々、組織プラスミノゲン活性化因子(TPA)リーダー:
MDAMKRGLCCVLLLCGAVFVSP (配列番号100)
を用いる。
ENG(26〜346)−Fcポリペプチド配列(配列番号101)を下に示す。
このリーダー配列およびリンカー配列には下線を引く。可能性のあるホモ二量体の複合体のいずれでもなく、ENG(26〜346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体の形成を促進するため、2個のアミノ酸置換(酸性アミノ酸をリシンにより置き換える)を、上記の二重下線で指し示す通り、ENG(26〜346)−Fc融合タンパク質のFcドメインに導入してもよい。配列番号101のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端からリシンが取り除かれてもよい。
このENG(26〜346)−Fc融合タンパク質は、以下の核酸配列(配列番号102)によってコードされる。
成熟ENG(26〜346)−Fc融合ポリペプチド(配列番号103)は以下の通りであり、任意選択で、C末端からリシンが取り除かれてもよい。
相補的な形態のALK1−Fc融合ポリペプチド(配列番号104)は、以下の通りである。
リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く。上記の配列番号101および103のENG(26〜346)−Fc融合ポリペプチドとのヘテロ二量体形成をガイドするために、2アミノ酸置換(リシンをアスパラギン酸により置き換える)を上記の二重下線で指し示す通りALK1−Fc融合ポリペプチドのFcドメインに導入してもよい。配列番号104のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端でリシンが付加されてもよい。
このALK1−Fc融合タンパク質は以下の核酸(配列番号105)によってコードされる:
プロセシングされたALK1−Fc融合タンパク質配列(配列番号106)を次に示し、これは任意選択で、C末端でリシンが付加されてもよい。
それぞれ配列番号103および配列番号106のENG(26〜346)−FcおよびALK1−Fcタンパク質を共発現させ、CHO細胞株から精製して、ENG(26〜346)I−Fc:ALK1−Fcを含むヘテロマーを生じさせてもよい。
非対称Fc融合タンパク質を使用するヘテロ多量体の形成を促進する第2のアプローチでは、Fcドメインを、相補的な疎水性相互作用およびさらなる分子間ジスルフィド結合を導入するように変更する。
ENG(26〜346)−Fcポリペプチド配列(配列番号801)を以下に示す:
リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く。可能なホモ二量体の複合体のいずれかではなくENG(26〜346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体の形成を促進するために、上の二重の下線で指し示す通り、2個のアミノ酸置換(セリンをシステインにより、また、スレオニンをトリプトファン(trytophan)により置き換える)を融合タンパク質のFcドメインに導入することができる。配列番号411のアミノ酸配列は任意選択で、C末端からリシンを除去して提供することができる。
プロセシングされたENG(26〜346)−Fc融合ポリペプチド(配列番号802)は以下の通りであり、かつ任意選択でC末端からリシン(K)が取り除かれてもよい。
相補的な形態のALK1−Fc融合ポリペプチド(配列番号803)は、以下の通りである:
リーダー配列およびリンカーには、下線を引く。上記の配列番号801および802のENG(26〜346)−Fc融合ポリペプチドとのヘテロ二量体形成をガイドするために、4個のアミノ酸置換を、上記の二重下線で指し示す通りALK1融合ポリペプチドのFcドメインに導入してもよい。配列番号803のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端からリシンが取り除かれてもよい。
プロセシングされたALK1−Fc融合タンパク質配列(配列番号804)を次に示し、これは任意選択で、C末端からリシンを除去して提供することができる。
それぞれ、配列番号802および配列番号804のENG(26−346)−Fcタンパク質およびALK1−Fcタンパク質をCHO細胞株から共発現および精製して、ENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcを含むヘテロ多量体を生じさせることができる。
非対称Fc融合タンパク質を使用するヘテロ多量体の複合体の形成を促進するための第3のアプローチは、それぞれ、配列番号807〜809および配列番号810〜812のENG−FcおよびALK1−Fcポリペプチド配列に図示される。このアプローチでは、Fcドメインを、上記の第2のアプローチにおいて記載される相補的な疎水性相互作用およびさらなる分子間ジスルフィド結合を導入するために変更する。さらに、Fcドメインにおいて置換も行って、分子の総電荷を変化させ、それによって所望のタンパク質複合体の精製を容易にする。ENG(26−346)−Fc融合ポリペプチドおよびALK1−Fc融合ポリペプチドはそれぞれTPAリーダーを用いる。
ENG(26−346)−Fcポリペプチド配列(配列番号807)を以下に示す:
リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く。可能なホモ二量体のいずれでもなくENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体の形成を促進するために、4個のアミノ酸置換(チロシンをシステインで、スレオニンをセリンで、ロイシンをアラニンで、およびチロシンをバリンで置き換える)を、上記の二重の下線で指し示す通り、ENG融合ポリペプチドのFcドメインに導入してもよい。単一の下線で指し示す通り、2個の追加的なアミノ酸置換(アスパラギンおよびアスパラギン酸をアルギニンで置き換える)もこのFcドメインに導入して、分子の総電荷に基づく所望のヘテロ二量体の精製を容易にしてもよい。配列番号807のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端にリシンが付加されてもよい。
このENG(26−346)−Fc融合タンパク質は、以下の核酸配列(配列番号808)によってコードされ、リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く:
プロセシングされたENG(26−346)−Fc融合ポリペプチド(配列番号809)を次に示し、これは任意選択で、C末端でリシンが付加されてもよい。
相補的な形態のALK1−Fc融合ポリペプチド(配列番号810)を次に示す:
リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く。上記の配列番号807および809のENG(26−346)−Fc融合ポリペプチドとのヘテロ二量体形成をガイドするために、2個のアミノ酸置換(セリンをシステインで、およびスレオニンをトリプトファンで置き換える)を上記の二重の下線で指し示すALK1−Fc融合ポリペプチドのFcドメインに導入してもよい。単一の下線で指し示す通り、2個の追加的なアミノ酸置換(リシンをグルタミン酸およびアスパラギン酸で置き換える)もこのFcドメインに導入して、分子の総電荷に基づく所望のヘテロ二量体の精製を容易にしてもよい。配列番号810のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端にリシンが付加されてもよい。
このALK1−Fc融合タンパク質は、以下の核酸(配列番号811)によってコードされ、リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く:
成熟ALK1−Fc融合タンパク質配列(配列番号812)を次に示し、これは任意選択で、C末端でリシンが付加されてもよい。
それぞれ、配列番号809および配列番号812のENG(26−346)−Fcタンパク質およびALK1−Fcタンパク質をCHO細胞株から共発現および精製して、ENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcを含むヘテロマー複合体を生じさせることができる。
様々なENG−Fc:ALK1−Fc複合体の精製は、例えば、次のうち3種またはそれよりも多くを任意の順序で含む一連のカラムクロマトグラフィー工程によって達成され得る:プロテインAクロマトグラフィー、Qセファロースクロマトグラフィー、フェニルセファロースクロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー、カチオン交換クロマトグラフィー、エピトープベースの親和性クロマトグラフィー(例えば、ENGまたはALK1上のエピトープに対する抗体または機能的に同等のリガンドを用いる)、およびマルチモーダルクロマトグラフィー(例えば、静電性リガンドおよび疎水性リガンドの両方を含有する樹脂を用いる)。精製は、ウイルス濾過および緩衝液交換により完了することができる。
(実施例2)
ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体のリガンド結合プロファイル
20個の異なるリガンドの予備スクリーニングにおいて、BMP9およびBMP10のみがENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体の複合体への結合を呈した。次いで、Biacore(商標)ベースの結合アッセイを使用して、ENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体のリガンド結合特性を、ENG(26−346)−Fc:Fc単量体、ALK1−Fc:Fc単量体の複合体、およびALK1−Fc:ALK1−Fcホモ二量体のリガンド結合特性と比較した。これらのタンパク質複合体は、独立して、抗Fc抗体を使用してシステムに捕捉した。リガンドを注入して、捕捉された受容体タンパク質の上を流させた。結果を下の表にまとめており、ここでは有効リガンドトラップを最も良く示すリガンド解離速度(k
d)を灰色の陰影で示す。
[T4]
これらの結合データは、ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体が、単量体の複合体のいずれかが呈するものとは異なる有用なリガンド結合特性を有することを実証する。具体的には、ENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体は、ALK1−Fc:Fc複合体と比較して、BMP9への増強された結合およびBMP10への同様の結合を示した一方で、ENG(26−346)−Fc:Fc複合体は、BMP9への一過性の結合のみを示し、BMP10への結合を示さなかった。他方、ENG(26−346)−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体は、ALK1−Fcホモ二量体と同様の解離速度定数(kd)および平衡解離定数(KD)でBMP9およびBMP10に結合した。したがって、これらの結果は、ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体がALK1−Fcホモ二量体と同様のリガンド結合プロファイルを有することを実証する。したがって、ENG−Fc:ALK1−Fcヘテロ二量体は、BMP9およびBMP10への拮抗が望まれる治療応用において有用なものとなる。
(実施例3)
ENG−Fc:ALK2−Fcヘテロ二量体の生成
細胞外ドメインとFcドメインとの間に位置するリンカーを用いてFcドメインにそれぞれが融合される、ヒトエンドグリン(ENG)のC末端切断型細胞外ドメインおよびヒトALK2の細胞外ドメインを含む可溶性ENG−Fc:ALK2−Fcヘテロ二量体を生成することができる。個々の構築物は、それぞれ、ENG(26−346)−Fc融合タンパク質およびALK2−Fc融合タンパク質と呼ばれる。
ヘテロマーのENG(26−346)−Fc:ALK2−Fcの形成を実施例1に記載されたものと同様のアプローチによってガイドしてもよい。
第1のアプローチでは、ENG(26−346)−Fc融合タンパク質のポリペプチド配列およびそれをコードする核酸配列は、実施例1において配列番号101〜103として提供される。
相補的なALK2−Fc融合タンパク質は、TPAリーダーを用い、かつ以下の通りである(配列番号107):
シグナル配列およびリンカー配列には、下線を引く。可能なホモ二量体の複合体のいずれでもなくENG(26−346)−Fc:ALK2−Fcヘテロ二量体の形成を促進するために、2個のアミノ酸置換(リシンをアスパラギン酸で置き換える)を、上記の二重の下線で指し示す通り、融合タンパク質のFcドメインに導入してもよい。配列番号107のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端にリシンが付加されてもよい。
このALK2−Fc融合タンパク質は、以下の核酸(配列番号108)によってコードされる:
プロセシングされたALK2−Fc融合タンパク質配列(配列番号109)を次に示し、これは任意選択で、C末端でリシンが付加されてもよい。
それぞれ、配列番号103および配列番号109のENG(26−346)−Fc融合タンパク質およびALK2−Fc融合タンパク質をCHO細胞株から共発現および精製して、ENG(26−346)−Fc:ALK2−Fcを含むヘテロマー複合体を生じさせることができる。
それぞれ、配列番号801〜802および配列番号805〜806のENG(26−346)−FcおよびALK2−Fcポリペプチド配列に図示される、非対称Fc融合タンパク質を使用するヘテロ多量体の形成を促進するための別のアプローチでは、Fcドメインを、相補的な疎水性相互作用およびさらなる分子間ジスルフィド結合を導入するために変更する。ENG(26−346)−Fc融合ポリペプチド配列は、実施例1に考察されている。
相補的な形態のALK2−Fc融合ポリペプチド(配列番号805)は、以下の通りである:
リーダー配列およびリンカー配列には、下線を引く。上記の配列番号801および802のENG(26−346)−Fc融合ポリペプチドのヘテロ二量体形成をガイドするために、4個のアミノ酸置換を上記の二重の下線で指し示すALK2融合ポリペプチドのFcドメインに導入することができる。配列番号805のアミノ酸配列は、任意選択で、C末端からリシンを除去して提供することができる。
プロセシングされたALK2−Fc融合タンパク質配列(配列番号806)を次に示し、これは任意選択で、C末端からリシンを除去して提供することができる。
それぞれ、配列番号802および配列番号806のENG(26−346)−Fcタンパク質およびALK2−Fcタンパク質をCHO細胞株から共発現および精製して、ENG(26−346)−Fc:ALK2−Fcを含むヘテロマー複合体を生じさせることができる。
様々なENG(26−346)−Fc:ALK2−Fc複合体の精製は、例えば、次のうち3種またはそれ超を任意の順序で含む一連のカラムクロマトグラフィー工程によって達成され得る:プロテインAクロマトグラフィー、Qセファロースクロマトグラフィー、フェニルセファロースクロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィーおよびカチオン交換クロマトグラフィーおよびエピトープベースの親和性クロマトグラフィー(例えば、ENGまたはALK2上のエピトープに対する抗体または機能的に同等のリガンドを用いる)、およびマルチモーダルクロマトグラフィー(例えば、静電性リガンドおよび疎水性リガンドの両方を含有する樹脂を用いる)。精製は、ウイルス濾過および緩衝液交換により完了することができる。
(実施例4)
ヘテロマー融合タンパク質の例示的な共受容体ポリペプチドエレメント
少なくとも1つの共受容体ポリペプチドおよび少なくとも1つのI型受容体ポリペプチドまたは1つのII型受容体ポリペプチドを含む追加的なヘテロマー融合タンパク質を生成することができる。このようなヘテロマー融合タンパク質複合体のための例示的な共受容体ポリペプチドは、そのNCBI参照配列番号が図11Aおよび図11Bに指し示されるTGFβスーパーファミリー共受容体の可溶性フラグメントとして本明細書で提供される。個々の共受容体アイソフォームは、図11Aおよび図11Bに示す通り、異なる長さの複数の例示的なポリペプチドを生じさせ得る。
非FcポリペプチドとFcドメインとの間に位置するリンカーを任意選択で用いてFcドメインにそれぞれが融合される、可溶性ヒト共受容体ポリペプチド、またはそのフラグメント、およびヒトI型またはII型受容体の細胞外ドメイン、またはそのフラグメントを含む可溶性ヘテロ多量体を生成し、共受容体−Fc:受容体−Fcタンパク質複合体を得ることができる。望まないホモ多量体とは対照的に、所望のヘテロ多量体の形成を促進するための方法論は、非対称ヘテロ多量体の形成をガイドするために、Fcドメインのアミノ酸配列に変更を導入することである。Fcドメインを使用して非対称相互作用ペアを作製するための多くの異なるアプローチが、本開示に記載されている。