本発明は、電子技術分野に関し、特に、表示位置調整方法及びスマートブレスレットに関する。
スマート製品の発達につれ、ウェアラブルデバイスの応用は、ますます広くまる。スマートブレスレットも、ウェアラブルデバイスの主な形態の一つとして、人々によってますます多く用いられる。
スマートブレスレットは、日常生活の鍛錬、飲食などのリアルタイムデータを記録することができ、且つ、スマートブレスレットと同期通信する携帯電話などのスマート端末におけるデータを同期表示することができるため、スマートブレスレットには、表示可能領域が相応して備わる。しかしながら、現在、スマートブレスレットの表示可能領域が大きく、例えば、外周全体の70%ないし全部を占めるが、人々が、ブレスレットを嵌めるとき、表示可能領域の一部だけを目で見ることができるため、ブレスレットがゆったりとする場合、腕が揺れるのに伴い、ブレスレットにおける表示位置は変わる。従って、ブレスレットの特定領域に表示されたものを見るとき、他方の手の協力は必要となり、表示可能領域全体の利用率が低減され、ブレスレットを見るユーザに不便です。
本発明の実施形態は、ユーザに嵌められるスマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を調整することができる表示位置調整方法及びスマートブレスレットを提供する。
一つの方面によれば、本発明の実施形態は、スマートブレスレットに適用される表示位置調整方法を提供する。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。当該表示位置調整方法は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定することと、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することとを備える。
他の方面によれば、本発明の実施形態は、スマートブレスレットを提供する。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。当該スマートブレスレットは、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するための受信ユニットと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定するための確定ユニットとを備え、当該確定ユニットは、さらに、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
これでわかるように、本実施形態で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本発明の実施形態または従来技術に係る技術手段を一層明瞭に説明するために、以下、実施形態または従来技術に必要な添付図面を簡単に紹介する。以下に説明される添付図面は、本発明の一部の実施形態に関するものだけであることが明らかであり、当業者にとって、創造的な労働なしに、これらの図面から他の図面を得ることができる。
図1aは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットの概略図である。
図1bは、本発明による表示位置調整方法の第一実施形態のフローチャートである。
図1cは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットにおける座標の概略図である。
図2は、本発明による表示位置調整方法の第二実施形態のフローチャートである。
図3は、本発明によるスマートブレスレットの第一実施形態の概略構造図である。
図4は、本発明によるスマートブレスレットの第二実施形態の概略構造図である。
図5は、本発明によるスマートブレスレットの第三実施形態の概略構造図である。
本発明の実施形態は、ユーザに嵌められるスマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を調整することができる表示位置調整方法及びスマートブレスレットを提供する。
本発明の実施形態の目的、技術手段及び利点を一層明瞭にするために、以下、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術手段を明瞭に、完全に説明する。ここで説明される実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、一部の実施形態だけであることが明らかである。本発明の実施形態から当業者が創造的な労働なしに得ることができるすべての他の実施形態は、本発明の範囲に属するものとする。
本明細書で他の意味を持つと規定されない限り、本明細書で用いられる技術上及び科学上の用語は、当業者に理解される通常意味を持つ。また、本明細書で用いられる「第一」、「第二」、「第三」及び「第四」は、異なる要素を区別するためのものであり、特定の順番や数量や重要性を説明するためのものではない。同様に、「一つ」、「1つ」及び「当該」などの用語は、数量制限を表していなく、少なくとも1つを表す。「含む」、「含める」などの用語は、前に現れた素子や要素が後に例示する素子や要素及び均等物を包含し、他の素子や要素を排除しないことを意味する。「接続」、「連接」などの用語は、直接や間接にかかわらず、物理的な接続または機械的な接続に限定されなく、電気的な接続を含んでよい。「上」、「下」、「左」、「右」等は、相対位置関係を説明するためのものに過ぎず、説明された要素の絶対位置が変化した場合、当該相対位置関係が変化するかもしれない。
本明細書において、「実施形態」への言及とは、その実施形態に関連して述べる特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に包含されることを意味する。本明細書の種々の場所に当該用語が現れたときは、必ずしも同じ実施形態を指していなく、他の実施形態を排斥する独立的または代替的実施形態を指していない。当業者が明示的または非明示的に理解するように、本明細書に説明された実施形態は、他の実施形態と組み合わせることができる。
本発明の実施形態に係る表示位置調整方法は、スマートブレスレットに適用される。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。表示位置調整方法は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定することと、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することとを備える。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態については説明する。図1aは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットの概略図である。図1aに示すように、当該スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサー10が設けられる。当該スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体20が収納される。当該自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は、表示可能領域を含む。
本発明の実施形態において、当該自由移動体が、環形のチェンバーに沿って移動するとき、スマートブレスレットの内表面に設けられた圧力センサーを押圧するため、当該圧力センサーは、圧力値を検出する。異なる位置に設けられた圧力センサーによって検出された圧力値は異なり、スマートブレスレットにおける最低位置で検出された圧力値は、最も大きい。
本発明の実施形態において、当該圧力センサーは、少なくとも2つである。
好ましくは、当該複数の圧力センサーは、スマートブレスレットの内表面に等間隔に設けられる。
好ましくは、本発明の1つ実施形態において、当該スマートブレスレットは、環形パイプ状のスマートブレスレットであってもよい。このため、当該環形パイプの内表面に、若干の圧力センサーが等間隔に設けられると共に、当該環形パイプ内に、自由移動体、例えば重力を有する流動液体が収納されることが可能である。従って、当該環形パイプ状のスマートブレスレットの位置が変化するにつれ、当該移動自在な液体は流れる。このため、当該液体は、液体の重力によって圧力センサーを押圧する。環形パイプ状のスマートブレスレットにおける最低位置に位置するセンサーによって検出された圧力値は最も大きいと理解される。
任意選択的に、本発明の他の実施形態において、当該スマートブレスレットは、半密閉形状であってもよく、当該半密閉形状のスマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられ、且つ、当該スマートブレスレット内に、若干の移動自在な固体が設けられる。当該固体は、当該半密閉形状のスマートブレスレット内に遊嵌される。スマートブレスレットの位置が変化するとき、当該固体は、半密閉形状のスマートブレスレットに沿って移動し、そして、圧力センサーを押圧する。半密閉形状のスマートブレスレットの最低位置に位置するセンサーによって検出された圧力値は最も大きい。
任意選択的に、当該スマートブレスレットの外表面は、全てが表示可能領域であってもよく、一部が表示可能領域であってもよい。
好ましくは、ユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットの外周全体の1/3は表示可能領域であってもよい。これは、ユーザによってある時刻に観察されることができるスマートブレスレットの領域が領域全体の1/3に過ぎない。
図1bは、本発明による表示位置調整方法の第一実施形態のフローチャートである。当該表示位置調整方法は、図1aに示すスマートブレスレットに基づくものである。図1bに示すように、当該表示位置調整方法は、以下のステップS101〜S103を備える。
S101は、複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することである。
本発明の実施形態において、図1aに示すスマートブレスレットは、スマートブレスレットの内表面に設けられた複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信する。
S102は、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定することである。
最低位置とは、スマートブレスレットが置かれるとき、地面に最も近い位置を意味する。地面に最も近い位置には、圧力センサーによって検出された自由移動体による圧力値は、最も大きい。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットに設けられた圧力センサーの数が多ければ多いほど、検出されたスマートブレスレットにおける最低位置は精確になる。圧力センサーの数が少ない場合、ある時刻に最低位置に圧力センサーが設けられないため、最低位置の検出に誤差が生じるおそれがあると理解される。従って、スマートブレスレットに設けられた圧力センサーの数が多い場合、スマートブレスレットが任意に変動しても、最低位置にはいつも圧力センサーが位置するため、検出は一層精確になる。
S103は、最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域を確定することである。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、変動可能な表示領域であり、つまり、目前の表示領域がユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じて、目前の表示領域を調整することができる。スマートブレスレットのオリエンテーションは、最低位置に基づいて確定されることができるため、スマートブレスレットの外表面における表示領域は最低位置に基づいて確定されることができる。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することと、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、第一表示位置と第二表示位置との間の領域である。
任意選択的に、当該表示領域は、スマートブレスレットの外周全体の一部分であってもよく、好ましくは、スマートブレスレットの外周全体の1/3である。
第一位置及び第二位置のうち当該第一位置が最低位置に近いとすると、第一距離値とは、予定の、第一表示位置と最低位置との間のスマートブレスレットに沿う絶対距離値のうち短いものを意味する。第二距離値とは、予定の、第二表示位置から第一表示位置を介して最低位置までのスマートブレスレットに沿う絶対距離値を意味する。第三距離値とは、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までのスマートブレスレットに沿う絶対距離値を意味する。例えば、スマートブレスレットが円形である場合、上記第一距離値、第二距離値及び第三距離値とは、いずれも、二つの点の間の円弧長を意味しており、二つの点の間の直線距離を意味しない。
本発明の実施形態において、当該予定方向は、スマートブレスレットに沿う時計方向であってもよく、スマートブレスレットに沿う反時計方向であってもよい。
スマートブレスレットにおける最低位置を検出し、第一表示位置、第二表示位置と最低位置との間の関係を予め設定し、第一表示位置及び第二表示位置を算出することにより、スマートブレスレットにおける最低位置に基づいてスマートブレスレットにおける表示領域を確定し、スマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
それと共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cは本発明の実施形態によるスマートブレスレットにおける座標の概略図である。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第二距離値がkであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L−l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(s+L−k)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第二距離値がkであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L+l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(s+L+k)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける第一表示位置及び第二表示位置を計算するとき、各位置の座標は座標原点に基づいて設定されたものであるため、座標原点からの方向が異なる場合、座標値は異なるため、時計方向と反時計方向のそれぞれについては計算する必要があると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することと、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定することと、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
第一距離値及び第三距離値は、意味が以上の通りである。第四距離値とは、第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の絶対距離値のうち短いものを意味する。
本発明の実施形態において、当該予定方向は、スマートブレスレットに沿う時計方向であってもよく、スマートブレスレットに沿う反時計方向であってもよい。
スマートブレスレットにおける最低位置を検出し、第一表示位置、第二表示位置と最低位置との間の関係を予め設定し、第一表示位置及び第二表示位置を算出することにより、スマートブレスレットにおける最低位置に基づいてスマートブレスレットにおける表示領域を確定し、スマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第四距離値がpであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L−l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(p−Xb+L)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣にあうと理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第四距離値がpであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L+l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(p−Xb+L)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける第一表示位置及び第二表示位置を計算するとき、各位置の座標は座標原点に基づいて設定されたものであるため、座標原点からの方向が異なる場合、座標値は異なるため、時計方向と反時計方向のそれぞれについては計算する必要があると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定することを備え、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
予定表示領域対応関係は、ユーザが使用習慣に応じて、スマートブレスレットを嵌めるとき、スマートブレスレットにおける最低位置及びスマートブレスレットにおけるユーザの観察に最も適した位置に基づいて確定するものである。
本発明の実施形態において、予定表示領域対応関係を予め設定した場合、ユーザがスマートブレスレットを使用するとき、スマートセンサーによって検出された最低位置及び当該予定表示領域対応関係に基づいて表示領域を確定する。
最低位置と表示領域との対応関係を予め確定することにより、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
本発明の実施形態の上記技術手段の一層の理解と実施に便利になるように、以下、図2を参照しながら、本発明の実施形態については一層説明する。
図2を参照する。図2は、本発明による表示位置調整方法の第二実施形態のフローチャートである。図2に示す方法において、図1に示す方法の要素と同様なまたは類似のものは、図1の詳しい説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しない。図2に示すように、本発明の実施形態による表示位置調整方法は、以下のステップS201〜S207を備える。
S201は、複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することである。
S202は、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定することである。
S203は、スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することである。
S204は、初期位置から予定方向に沿って最低位置までの第三距離値を算出することである。
S205は、第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、第二距離値及び第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することである。
S206は、予定方向に沿って初期位置との間隔が第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、予定方向に沿って初期位置との間隔が第二表示位置値である第二表示位置を確定することである。
S207は、第一表示位置と第二表示位置との間の領域を表示領域として確定することである。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本発明の実施形態は、スマートブレスレットをさらに提供する。このスマートブレスレットは、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するための受信ユニットと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定するための確定ユニットとを備え、当該確定ユニットは、さらに、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
具体的に、図3は、本発明によるスマートブレスレットの第一実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。図3に示すように、本発明の実施形態によるスマートブレスレット300は、受信ユニット310と確定ユニット320とを備える。
受信ユニット310は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するためである。
本発明の実施形態において、図1aに示すスマートブレスレットは、スマートブレスレットの内表面に設けられた複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信する。
確定ユニット320は、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定するためである。
最低位置とは、スマートブレスレットが置かれるとき、地面に最も近い位置を意味する。地面に最も近い位置には、圧力センサーによって検出された自由移動体による圧力値は、最も大きい。
確定ユニット330は、さらに、上記最低位置に基づいてスマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、変動可能な表示領域であり、つまり、目前の表示領域がユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じて、目前の表示領域を調整することができる。スマートブレスレットのオリエンテーションは、最低位置に基づいて確定されることができるため、スマートブレスレットの外表面における表示領域は最低位置に基づいて確定されることができる。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット300の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット300のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット300の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット300は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット300の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
図4は、本発明によるスマートブレスレットの第二実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。図4に示すスマートブレスレットは、図3に示すスマートブレスレットを最適化したものである。図4に示すスマートブレスレットは、図3に示すスマートブレスレットのユニットに加え、以下の構造を有する。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記確定ユニット420は、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定するための設定ユニット421と、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出するための算出ユニット422とを備える。
上記算出ユニット422は、さらに、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定するためである。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記設定ユニット421は、さらに、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定するためである。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記設定ユニット421は、さらに、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定するためである。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記確定ユニット420は、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定するように配置され、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット400の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット400のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット400の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット400は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット400の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
図5は、本発明によるスマートブレスレットの第三実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。当該スマートブレスレット500は、少なくとも一つのバス501と、バス501に接続された少なくとも一つのプロセッサ502と、バス501に接続された少なくとも一つのメモリ503とを備える。
プロセッサ502は、バス501を介して、メモリに格納されたプログラム・コードを読み取ることにより、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信し、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定し、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定する。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することと、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することと、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定することと、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定することを備え、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット500の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット500のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット500の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット500は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット500の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
以上のように、上記実施形態は、本発明の技術手段を説明するためのものに過ぎなく、本発明を制限するものではない。上記実施形態を参照しながら本発明を詳しく説明したが、当業者が理解できるように、上記各実施形態に記載の技術手段を依然として修正し、または、一部の技術特徴に対して均等置換を行うことができる。これらの修正または置換は、本発明の各実施形態の技術手段の範囲を対応する技術手段の要旨に逸脱させるものではない。
本発明は、電子技術分野に関し、特に、表示位置調整方法及びスマートブレスレットに関する。
スマート製品の発達につれ、ウェアラブルデバイスの応用は、ますます広くまる。スマートブレスレットも、ウェアラブルデバイスの主な形態の一つとして、人々によってますます多く用いられる。
スマートブレスレットは、日常生活の鍛錬、飲食などのリアルタイムデータを記録することができ、且つ、スマートブレスレットと同期通信する携帯電話などのスマート端末におけるデータを同期表示することができるため、スマートブレスレットには、表示可能領域が相応して備わる。しかしながら、現在、スマートブレスレットの表示可能領域が大きく、例えば、外周全体の70%ないし全部を占めるが、人々が、ブレスレットを嵌めるとき、表示可能領域の一部だけを目で見ることができるため、ブレスレットがゆったりとする場合、腕が揺れるのに伴い、ブレスレットにおける表示位置は変わる。従って、ブレスレットの特定領域に表示されたものを見るとき、他方の手の協力は必要となり、表示可能領域全体の利用率が低減され、ブレスレットを見るユーザに不便です。
本発明の実施形態は、ユーザに嵌められるスマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を調整することができる表示位置調整方法及びスマートブレスレットを提供する。
一つの方面によれば、本発明の実施形態は、スマートブレスレットに適用される表示位置調整方法を提供する。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。当該表示位置調整方法は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定することと、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することとを備える。
他の方面によれば、本発明の実施形態は、スマートブレスレットを提供する。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。当該スマートブレスレットは、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するための受信ユニットと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定するための確定ユニットとを備え、当該確定ユニットは、さらに、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
これでわかるように、本実施形態で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本発明の実施形態または従来技術に係る技術手段を一層明瞭に説明するために、以下、実施形態または従来技術に必要な添付図面を簡単に紹介する。以下に説明される添付図面は、本発明の一部の実施形態に関するものだけであることが明らかであり、当業者にとって、創造的な労働なしに、これらの図面から他の図面を得ることができる。
図1aは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットの概略図である。
図1bは、本発明による表示位置調整方法の第一実施形態のフローチャートである。
図1cは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットにおける座標の概略図である。
図2は、本発明による表示位置調整方法の第二実施形態のフローチャートである。
図3は、本発明によるスマートブレスレットの第一実施形態の概略構造図である。
図4は、本発明によるスマートブレスレットの第二実施形態の概略構造図である。
図5は、本発明によるスマートブレスレットの第三実施形態の概略構造図である。
本発明の実施形態は、ユーザに嵌められるスマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を調整することができる表示位置調整方法及びスマートブレスレットを提供する。
本発明の実施形態の目的、技術手段及び利点を一層明瞭にするために、以下、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術手段を明瞭に、完全に説明する。ここで説明される実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、一部の実施形態だけであることが明らかである。本発明の実施形態から当業者が創造的な労働なしに得ることができるすべての他の実施形態は、本発明の範囲に属するものとする。
本明細書で他の意味を持つと規定されない限り、本明細書で用いられる技術上及び科学上の用語は、当業者に理解される通常意味を持つ。また、本明細書で用いられる「第一」、「第二」、「第三」及び「第四」は、異なる要素を区別するためのものであり、特定の順番や数量や重要性を説明するためのものではない。同様に、「一つ」、「1つ」及び「当該」などの用語は、数量制限を表していなく、少なくとも1つを表す。「含む」、「含める」などの用語は、前に現れた素子や要素が後に例示する素子や要素及び均等物を包含し、他の素子や要素を排除しないことを意味する。「接続」、「連接」などの用語は、直接や間接にかかわらず、物理的な接続または機械的な接続に限定されなく、電気的な接続を含んでよい。「上」、「下」、「左」、「右」等は、相対位置関係を説明するためのものに過ぎず、説明された要素の絶対位置が変化した場合、当該相対位置関係が変化するかもしれない。
本明細書において、「実施形態」への言及とは、その実施形態に関連して述べる特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に包含されることを意味する。本明細書の種々の場所に当該用語が現れたときは、必ずしも同じ実施形態を指していなく、他の実施形態を排斥する独立的または代替的実施形態を指していない。当業者が明示的または非明示的に理解するように、本明細書に説明された実施形態は、他の実施形態と組み合わせることができる。
本発明の実施形態に係る表示位置調整方法は、スマートブレスレットに適用される。上記スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサーが設けられる。上記スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体が収納される。上記自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は表示可能領域を含む。表示位置調整方法は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定することと、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することとを備える。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態については説明する。図1aは、本発明の実施形態によるスマートブレスレットの概略図である。図1aに示すように、当該スマートブレスレットの内表面には、複数の圧力センサー10が設けられる。当該スマートブレスレットのチェンバーには、自由移動体20が収納される。当該自由移動体は、上記スマートブレスレットの内表面に沿って移動可能である。上記スマートブレスレットの外表面は、表示可能領域を含む。
本発明の実施形態において、当該自由移動体が、環形のチェンバーに沿って移動するとき、スマートブレスレットの内表面に設けられた圧力センサーを押圧するため、当該圧力センサーは、圧力値を検出する。異なる位置に設けられた圧力センサーによって検出された圧力値は異なり、スマートブレスレットにおける最低位置で検出された圧力値は、最も大きい。
本発明の実施形態において、当該圧力センサーは、少なくとも2つである。
好ましくは、当該複数の圧力センサーは、スマートブレスレットの内表面に等間隔に設けられる。
好ましくは、本発明の1つ実施形態において、当該スマートブレスレットは、環形パイプ状のスマートブレスレットであってもよい。このため、当該環形パイプの内表面に、若干の圧力センサーが等間隔に設けられると共に、当該環形パイプ内に、自由移動体、例えば重力を有する流動液体が収納されることが可能である。従って、当該環形パイプ状のスマートブレスレットの位置が変化するにつれ、当該移動自在な液体は流れる。このため、当該液体は、液体の重力によって圧力センサーを押圧する。環形パイプ状のスマートブレスレットにおける最低位置に位置するセンサーによって検出された圧力値は最も大きいと理解される。
任意選択的に、本発明の他の実施形態において、当該スマートブレスレットは、半密閉形状であってもよく、当該半密閉形状のスマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられ、且つ、当該スマートブレスレット内に、若干の移動自在な固体が設けられる。当該固体は、当該半密閉形状のスマートブレスレット内に遊嵌される。スマートブレスレットの位置が変化するとき、当該固体は、半密閉形状のスマートブレスレットに沿って移動し、そして、圧力センサーを押圧する。半密閉形状のスマートブレスレットの最低位置に位置するセンサーによって検出された圧力値は最も大きい。
任意選択的に、当該スマートブレスレットの外表面は、全てが表示可能領域であってもよく、一部が表示可能領域であってもよい。
好ましくは、ユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットの外周全体の1/3は表示可能領域であってもよい。これは、ユーザによってある時刻に観察されることができるスマートブレスレットの領域が領域全体の1/3に過ぎない。
図1bは、本発明による表示位置調整方法の第一実施形態のフローチャートである。当該表示位置調整方法は、図1aに示すスマートブレスレットに基づくものである。図1bに示すように、当該表示位置調整方法は、以下のステップS101〜S103を備える。
S101は、複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することである。
本発明の実施形態において、図1aに示すスマートブレスレットは、スマートブレスレットの内表面に設けられた複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信する。
S102は、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定することである。
最低位置とは、スマートブレスレットが置かれるとき、地面に最も近い位置を意味する。地面に最も近い位置には、圧力センサーによって検出された自由移動体による圧力値は、最も大きい。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットに設けられた圧力センサーの数が多ければ多いほど、検出されたスマートブレスレットにおける最低位置は精確になる。圧力センサーの数が少ない場合、ある時刻に最低位置に圧力センサーが設けられないため、最低位置の検出に誤差が生じるおそれがあると理解される。従って、スマートブレスレットに設けられた圧力センサーの数が多い場合、スマートブレスレットが任意に変動しても、最低位置にはいつも圧力センサーが位置するため、検出は一層精確になる。
S103は、最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域を確定することである。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、変動可能な表示領域であり、つまり、目前の表示領域がユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じて、目前の表示領域を調整することができる。スマートブレスレットのオリエンテーションは、最低位置に基づいて確定されることができるため、スマートブレスレットの外表面における表示領域は最低位置に基づいて確定されることができる。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することと、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、第一表示位置と第二表示位置との間の領域である。
任意選択的に、当該表示領域は、スマートブレスレットの外周全体の一部分であってもよく、好ましくは、スマートブレスレットの外周全体の1/3である。
第一位置及び第二位置のうち当該第一位置が最低位置に近いとすると、第一距離値とは、予定の、第一表示位置と最低位置との間のスマートブレスレットに沿う絶対距離値のうち短いものを意味する。第二距離値とは、予定の、第二表示位置から第一表示位置を介して最低位置までのスマートブレスレットに沿う絶対距離値を意味する。第三距離値とは、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までのスマートブレスレットに沿う絶対距離値を意味する。例えば、スマートブレスレットが円形である場合、上記第一距離値、第二距離値及び第三距離値とは、いずれも、二つの点の間の円弧長を意味しており、二つの点の間の直線距離を意味しない。
本発明の実施形態において、当該予定方向は、スマートブレスレットに沿う時計方向であってもよく、スマートブレスレットに沿う反時計方向であってもよい。
スマートブレスレットにおける最低位置を検出し、第一表示位置、第二表示位置と最低位置との間の関係を予め設定し、第一表示位置及び第二表示位置を算出することにより、スマートブレスレットにおける最低位置に基づいてスマートブレスレットにおける表示領域を確定し、スマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
それと共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cは本発明の実施形態によるスマートブレスレットにおける座標の概略図である。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第二距離値がkであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L−l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(s+L−k)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第二距離値がkであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L+l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(s+L+k)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける第一表示位置及び第二表示位置を計算するとき、各位置の座標は座標原点に基づいて設定されたものであるため、座標原点からの方向が異なる場合、座標値は異なるため、時計方向と反時計方向のそれぞれについては計算する必要があると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することと、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定することと、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
第一距離値及び第三距離値は、意味が以上の通りである。第四距離値とは、第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の絶対距離値のうち短いものを意味する。
本発明の実施形態において、当該予定方向は、スマートブレスレットに沿う時計方向であってもよく、スマートブレスレットに沿う反時計方向であってもよい。
スマートブレスレットにおける最低位置を検出し、第一表示位置、第二表示位置と最低位置との間の関係を予め設定し、第一表示位置及び第二表示位置を算出することにより、スマートブレスレットにおける最低位置に基づいてスマートブレスレットにおける表示領域を確定し、スマートブレスレットのオリエンテーション変化に応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの反時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第四距離値がpであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L−l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(Xb−p+L)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣にあうと理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
具体的に、図1cを参照する。本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける初期位置の座標Eが原点Oであり、スマートブレスレットの長さがLであるとする。スマートブレスレットの時計方向に沿って、第一距離値がlであり、第四距離値がpであり、第三距離値がs(つまり、圧力センサーによって検出されたD点の座標値)であるとすると、第一表示位置Bの座標値はXb=(s+L+l)%Lになり、第二表示位置Cの座標値はXc=(Xb+p+L)%Lになる。このように、スマートブレスレットにおける第一表示位置Bと第二表示位置Cとの間の領域は、目前の表示領域である。現時点ではスマートブレスレットは腕に嵌められれば、スマートブレスレットにおける表示位置は、ちょうど人の目の観察習慣に合うと理解される。
本発明の実施形態において、スマートブレスレットにおける第一表示位置及び第二表示位置を計算するとき、各位置の座標は座標原点に基づいて設定されたものであるため、座標原点からの方向が異なる場合、座標値は異なるため、時計方向と反時計方向のそれぞれについては計算する必要があると理解される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定することを備え、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
予定表示領域対応関係は、ユーザが使用習慣に応じて、スマートブレスレットを嵌めるとき、スマートブレスレットにおける最低位置及びスマートブレスレットにおけるユーザの観察に最も適した位置に基づいて確定するものである。
本発明の実施形態において、予定表示領域対応関係を予め設定した場合、ユーザがスマートブレスレットを使用するとき、スマートセンサーによって検出された最低位置及び当該予定表示領域対応関係に基づいて表示領域を確定する。
最低位置と表示領域との対応関係を予め確定することにより、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示領域を自動的に調整することができると理解される。
本発明の実施形態の上記技術手段の一層の理解と実施に便利になるように、以下、図2を参照しながら、本発明の実施形態については一層説明する。
図2を参照する。図2は、本発明による表示位置調整方法の第二実施形態のフローチャートである。図2に示す方法において、図1に示す方法の要素と同様なまたは類似のものは、図1の詳しい説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しない。図2に示すように、本発明の実施形態による表示位置調整方法は、以下のステップS201〜S207を備える。
S201は、複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信することである。
S202は、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定することである。
S203は、スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することである。
S204は、初期位置から予定方向に沿って最低位置までの第三距離値を算出することである。
S205は、第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、第二距離値及び第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することである。
S206は、予定方向に沿って初期位置との間隔が第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、予定方向に沿って初期位置との間隔が第二表示位置値である第二表示位置を確定することである。
S207は、第一表示位置と第二表示位置との間の領域を表示領域として確定することである。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレットの内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレットのチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレットの外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本発明の実施形態は、スマートブレスレットをさらに提供する。このスマートブレスレットは、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するための受信ユニットと、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定するための確定ユニットとを備え、当該確定ユニットは、さらに、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
具体的に、図3は、本発明によるスマートブレスレットの第一実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。図3に示すように、本発明の実施形態によるスマートブレスレット300は、受信ユニット310と確定ユニット320とを備える。
受信ユニット310は、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信するためである。
本発明の実施形態において、図1aに示すスマートブレスレットは、スマートブレスレットの内表面に設けられた複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信する。
確定ユニット320は、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置をスマートブレスレットにおける最低位置として確定するためである。
最低位置とは、スマートブレスレットが置かれるとき、地面に最も近い位置を意味する。地面に最も近い位置には、圧力センサーによって検出された自由移動体による圧力値は、最も大きい。
確定ユニット330は、さらに、上記最低位置に基づいてスマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定するためである。
本発明の実施形態において、当該外表面における表示領域は、変動可能な表示領域であり、つまり、目前の表示領域がユーザの観察習慣に合うように、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じて、目前の表示領域を調整することができる。スマートブレスレットのオリエンテーションは、最低位置に基づいて確定されることができるため、スマートブレスレットの外表面における表示領域は最低位置に基づいて確定されることができる。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット300の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット300のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット300の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット300は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット300の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
図4は、本発明によるスマートブレスレットの第二実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。図4に示すスマートブレスレットは、図3に示すスマートブレスレットを最適化したものである。図4に示すスマートブレスレットは、図3に示すスマートブレスレットのユニットに加え、以下の構造を有する。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記確定ユニット420は、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定するための設定ユニット421と、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出するための算出ユニット422とを備える。
上記算出ユニット422は、さらに、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定するためである。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記設定ユニット421は、さらに、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出するためである。
上記算出ユニット422は、さらに、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定するためである。
上記確定ユニット420は、さらに、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定するためである。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向は上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記算出ユニット422は、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記算出ユニット422は、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得するように配置される。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記確定ユニット420は、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定するように配置され、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット400の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット400のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット400の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット400は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット400の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
図5は、本発明によるスマートブレスレットの第三実施形態の概略構造図である。当該スマートブレスレットは、本発明の実施形態に開示された表示位置調整方法を実現するためのものである。当該スマートブレスレット500は、少なくとも一つのバス501と、バス501に接続された少なくとも一つのプロセッサ502と、バス501に接続された少なくとも一つのメモリ503とを備える。
プロセッサ502は、バス501を介して、メモリに格納されたプログラム・コードを読み取ることにより、上記複数の圧力センサーによって検出された複数の圧力値を受信し、上記複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置を上記スマートブレスレットにおける最低位置として確定し、上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定する。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第二距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出すると共に、上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することと、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定すると共に、上記予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第二表示位置値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第二距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第二距離値及び上記第三距離値に基づいて第二表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第二距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第二表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記スマートブレスレットにおける初期位置、第一距離値及び第四距離値を設定することと、上記初期位置から予定方向に沿って上記最低位置までの第三距離値を算出することと、上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することと、当該予定方向に沿って上記初期位置との間隔が上記第一表示位置値である第一表示位置を確定することと、当該予定方向と逆の方向に沿って当該第一表示位置との間隔が上記第四距離値である第二表示位置を確定することと、上記第一表示位置と上記第二表示位置との間の領域を上記表示領域として確定することとを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う反時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値から上記第一距離値を減じ、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記予定方向が上記スマートブレスレットに沿う時計方向であり、上記プロセッサ502が上記第一距離値及び第三距離値に基づいて第一表示位置値を算出することは、上記第三距離値に上記第一距離値を加え、上記スマートブレスレットの長さを加え、そして、上記スマートブレスレットの長さで除することにより、上記第一表示位置値である余りを取得することを備える。
任意選択的に、本発明の若干の可能な実施形態において、上記プロセッサ502が上記最低位置に基づいて上記スマートブレスレットの上記外表面における表示領域を確定することは、上記最低位置と予定表示領域対応関係に基づいて上記表示領域を確定することを備え、上記予定表示領域対応関係は、上記最低位置と上記表示領域との対応関係である。
これでわかるように、本実施形態による技術手段で、スマートブレスレット500の内表面に複数の圧力センサーが設けられると共に、スマートブレスレット500のチェンバーに自由移動体が収納されることにより、当該複数の圧力センサーによって検出された当該自由移動体による圧力値が受信され、当該複数の圧力値のうち最も大きい圧力値に対応する圧力センサーの位置がスマートブレスレットにおける最低位置として確定され、最後に、当該最低位置に基づいてスマートブレスレット500の外表面における表示領域が確定される。このため、スマートブレスレットのオリエンテーションに応じてスマートブレスレットにおける表示位置を自動的に調整することができるため、ユーザの観察に便利になり、ユーザの体験を向上させる。
本実施形態において、スマートブレスレット500は、ユニットの形式で呈される。ここでの「ユニット」とは、特定用途向け集積回路(application−Specific integrated circuit、ASIC)、一つまたは複数のソフトウェア・プログラムまたはファームウェア・プログラムを実行するプロセッサ及びメモリ、論理集積回路、及び/又は上記機能を提供できる他のデバイスを指す。
本実施形態のスマートブレスレット500の各ユニットの機能は、上記方法実施形態による方法に基づいて実現されることができ、具体的な実現過程は、上記方法実施形態に関する説明から理解されることができるので、ここで二度と説明しないと理解される。
以上のように、上記実施形態は、本発明の技術手段を説明するためのものに過ぎなく、本発明を制限するものではない。上記実施形態を参照しながら本発明を詳しく説明したが、当業者が理解できるように、上記各実施形態に記載の技術手段を依然として修正し、または、一部の技術特徴に対して均等置換を行うことができる。これらの修正または置換は、本発明の各実施形態の技術手段の範囲を対応する技術手段の要旨に逸脱させるものではない。