JP2019527259A - 抗灰色化剤 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一般式(I)で表される2種以上の化合物を含有する組成物であって、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤としての組成物の使用方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物の、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤としての使用方法に関する。
洗剤組成物は、当業者によく知られており、そして多種多様な問題に対処するために多種多様な方法で処方され得る。例えば、そのような組成物は、洗浄プロセスにおいて起こる種々の問題に対処するために、ビルダー、蛍光増白剤、分散剤、酵素、香料、界面活性剤(陰イオン性、非イオン性、陽イオン性及び/又は両性)、石鹸、シリコンベースの消泡剤、漂白剤、着色剤、色移り防止剤、錯化剤等のような多種多様な化合物を含み得る。さらにまた、そのような組成物は、それが汚れの最も広く可能性のある領域に対して効果的なように典型的に処方される。この要求は、それらの洗浄性能において広く効果的である1種以上の薬剤を含む組成物を提供することによって対処される。
しかしながら、洗濯物の洗浄プロセス中に発生する1つの特別な問題は、布地の全体的な灰色化を引き起こす汚れの再沈着が一般に起こることである。汚れの再沈着を減少させるために、特定の天然の多糖類又は気体状又は液体のSOで処理された多糖類のような変性多糖類が開発され、洗濯用製剤に添加され得る(例えば、特許文献1)。しかしながら、そのような化合物の抗灰色化性能は、未だ充分ではない。
国際公開第2015/091160号公報
したがって、洗濯プロセスにおいて使用され得る更なる抗灰色化剤の継続的な要求が存在する。特に、洗濯された布地の灰色化を減少させる抗灰色化剤を提供することが望まれる。さらに、乾燥状態又は液体の製剤で処方され得る抗灰色化剤を提供することが望まれる。
したがって、本発明の目的は、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤として使用され得る化合物又は組成物を提供することにある。さらにまた、本発明の目的は、洗濯された布地の灰色化を減少させる化合物又は組成物を提供することにある。本発明のその他の目的は、乾燥状態又は液体の製剤で処方され得る化合物又は組成物を提供することにある。
本発明の概要
前記及びその他の目的は、本発明の内容により解決される。
本発明によれば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは非置換の分枝のC−C15−アルキル基であり、Gは5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択され、xは1〜10の範囲にあり平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含み、
そして式中、前記2種以上の化合物は、R及び/又はG及び/又はxにおいて異なるものである化合物
を含む組成物であって、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤としての組成物の使用方法が提供される。
驚くべきことに、本発明者らは、本願明細書に定義された一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物が、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤として使用され得ることを見出した。さらにまた、本願明細書に定義された一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、洗濯された布地の灰色化を減少させる。さらにまた、ここに定義された一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、乾燥状態又は液体の製剤において処方され得る。
当該一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物の本発明における使用の有利な態様は、対応する従属請求項において定義される。
1つの態様によれば、前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC−C13−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC−又はC10−又はC13−アルキル基、そして最も好ましくは非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基である。
その他の態様によれば、前記一般式(I)中、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、及び/又は、xは、1.05〜2.5の範囲であり、そして好ましくは1.10〜1.8の範囲である。
さらに他の態様によれば、前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC13−アルキル基であり、そして、Gはグルコース及び/又はキシロースであり、そしてxは、1.05〜2.5の範囲である。
1つの態様において、前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、そして、Gは、グルコースであり、そして、xは、1.10〜1.8の範囲である。
その他の態様によれば、前記一般式(I)中、Rは、0.9〜3.5、より好ましくは1.8〜3.5、そして最も好ましくは2.0〜2.5の範囲の平均分枝数を有する。
さらに他の態様によれば、前記一般式(I)で表される2種以上の化合物は、Rにおいて異なるものである。
1つの実施態様によれば、前記洗濯プロセスは、5〜120℃の範囲の温度において行われる。
その他の態様によれば、前記抗灰色化剤は、乾燥状態の、又は液体の製剤である。
さらにその他の態様によれば、前記製剤は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、酵素、漂白剤、過酸化化合物、蛍光増白剤、錯化剤、ポリマー、例えば、ポリカルボキシレート、石鹸、シリコンベースの消泡剤、漂白剤、着色剤、色移り防止剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される添加剤をさらに含む。
1つの態様によれば、前記製剤は、単回分製剤又は600g/L以上のかさ密度を有する高濃度粉末製剤である。
その他の態様によれば、前記抗灰色化剤は、洗濯された布地の灰色化を減少させるものである。
以下の文中において、本発明の詳細及び好ましい態様に係る一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物の使用方法が、より詳細に説明される。
本発明の詳細な説明
下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは、非置換の分枝のC−C15−アルキル基であり、Gは5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択され、xは1〜10の範囲にあり平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含み、そして、前記2種以上の化合物がR及び/又はG及び/又はxにおいて異なるものである化合物、
を含む組成物が、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤として使用される。
驚くべきことに、本発明者らにより、一般式(I)の化合物の2種以上を含む組成物が抗灰色化の性能を示し、そしてしたがって抗灰色化剤として使用され得ることが見出された。特に、一般式(I)の化合物の2種以上を含む組成物が、洗濯された布地の灰色化を減少させることが見出された。さらにまた、一般式(I)の化合物の2種以上を含む組成物は、乾燥状態又は液体の製剤において処方され得ることが見出された。
前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC−C15−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC−C13−アルキル基、より好ましくは非置換の分枝のC−、又はC10−又はC13−アルキル基、そして最も好ましくは非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基である。例えば、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基である。
Rは、国際特許公開第01/36356号公報に記載されているようなヒドロホルミル化のプロセスにより好ましく得られ、これは参照により本願明細書に取り込まれる。
本願明細書で用いられるように、用語「分枝アルキル基」は、下記に定義されるように少なくとも0.7の平均分枝数を有する飽和分枝脂肪族基である。好ましくは、用語「分枝アルキル基」は、下記に定義されるように0.9〜3.5、より好ましくは1.8〜3.5、そして最も好ましくは2.0〜2.5の範囲の平均分枝数を有する飽和分枝脂肪族基を指す。炭素原子数は、鎖状骨格に沿った炭素原子、並びに分枝した炭素を含むものであると認識される。
本願明細書で用いられるように、分子鎖あたりの平均分枝数なる用語は、13C核磁気共鳴(13C NMR)により測定されるような、対応する分枝アルキル基に対応するアルコール分子当たりの平均の分枝数を指す。鎖中の炭素原子の平均の数は、ガスクロマトグラフィーにより決定される。
本願明細書及び特許請求の範囲の全体にわたり、所定の炭素位において分枝する百分率、分枝の型に基づく分枝の百分率、平均分枝数、及び第4級原子の百分率が種々参照される。これら量は、下記の3つの13C−NMR法の組み合わせを用いることにより測定されそして決定されるものである。
(1)第1には、45度のチップ13Cパルス及び10秒での標準逆ゲート法(有機フリーラジカル緩和試薬を、分枝アルコールの重クロロホルム溶液に添加し、定量的結果を確保する)である。
(2)第2には、8m秒の1/J遅延を用いたJ−変調スピンエコー(JMSE)NMR法(Jは、これらの脂肪族アルコールの炭素及びプロトンの間のカップリング定数125Hzである)である。このシーケンスは、奇数のプロトンを有する炭素と、偶数のプロトンを有するもの、即ち、CH/CHとCH/C(Cは、第4級炭素原子を指す)とを区別する。
(3)第3には、4ミリ秒の1/2J遅延を用いたJMSE NMR「quat−only(第4級炭素のみ)」法であり、これは、第4級炭素のみからの信号を含むスペクトルを生じる。第4級炭素原子を検出するためのJSME NMR quat only法は、0.3原子%という少量の第4級炭素原子の存在を検出するのに十分な感度を有する。所望によりさらなる段階として、quat only JSME NMRスペクトルの結果から得られた結論を確認しようとする場合は、DEPT−135NMRシーケンスもまた実施し得る。DEPT−135NMRシーケンスは、真の第4級炭素とブレークスループロトン化炭素とを識別するのに非常に役立ち得る。これは、DEPT−135シーケンスが、JMSE「quat only」実験のものと「正反対」のスペクトルを生じることによるものである。後者は、第4級炭素の信号を除くすべての信号をゼロにするのに対し、DEPT−135は、もっぱら第4級炭素をゼロにする。したがって、この2つのスペクトルを組み合わせることは、JMSE「quat−only」スペクトル中の非第4級炭素の特定に非常に役立つ。しかし、本願明細書全体を通して第4級炭素原子の存在または不存在に言及する場合は、quat only JSME NMR法により測定した第四級炭素の一定量の存在または不存在を意味する。所望により、結果をより確認したい場合には、DEPT−135法を用いて、第4級炭素の存在および量を確認することができる。
例えば、分枝C13−アルキル基は、0.9〜3.5、より好ましくは1.8〜3.5、そして最も好ましくは2.0〜2.5の平均分枝数を有する。この分枝数は、分枝アルキル基マイナス1のアルコールに対応する1つの分子中のメチル基の数として定義される。平均分枝数は、サンプル分子の分枝数の統計的平均である。
例えば、分枝アルキル基は、NMR法によって、一方の基と比較して、C炭素位において5〜25%分枝を有するとして特徴付けられる。好ましい態様において、NMR技術によって決定されるように、分枝数の10〜20%はC位である。分枝アルキル基はまた、NMR法によってもまた決定されるように、一般に、分枝数の10%〜50%はC3位であり、より典型的には分枝数の15%〜30%がC位である。C位において見られた分枝数とカップリングしている場合、この場合の分枝アルキル基はC及びC炭素位において有意な分枝量を含む。
したがって、本発明の分枝アルキル基は、C及びC位において有意の分枝数を有する。さらに又は或いは、NMR法で測定されるように、分枝アルキル基は、好ましくは≦7%、より好ましくは≦5%のイソプロピル末端型の分枝を有し、このことは、エーテル基に対して骨格中の最後から2番目の炭素位におけるメチル分枝を意味する。
1つの態様において、分枝は、炭素骨格の長さに亘って生じる。しかし、分枝の少なくとも20%、より好ましくは30%が、C,C及びイソプロピル位に集中していることが好ましい。或いは、メチル分枝の合計数は、上記記載のNMR法により測定されるように、分枝の合計数の少なくとも40%、さらに、少なくとも50%である。この割合は、エーテル基に対するC〜C炭素位の間で上記記載のNMR法により見られるメチル分枝、及び末端イソプロピル型のメチル分枝の総数を含む。
分枝アルキル基、その性質及び合成は、さらに国際公開第01/36356号公報、国際公開第98/23566号公報、及び欧州特許出願公開第1230200号公報に記載されており、これらは参照としてここに取り込まれる。
用語「非置換」は、分枝アルキル基が置換基のないことを意味し、即ち、分枝アルキル基は炭素原子及び水素原子のみで構成されることを意味する。
1つの態様において、組成物における2種以上の化合物は、Rにおいて異なる。好ましくは、当該組成物は、一般式(I)のRにおいて異なる一方、G及びxが同じである2種以上の化合物を含む。組成物における2種以上の化合物がRにおいて異なる場合、Rは、炭素原子数(即ち、長さ)又は分枝の種類において異なっていても良い。
例えば、組成物における2種以上の化合物が炭素原子数(即ち、長さ)において異なる場合、2種以上の化合物の1種は、Rが非置換の分枝C−アルキル基である化合物であり、そして2種以上の化合物の1種以上の化合物は、Rが非置換の分枝C10−アルキル基、非置換の分枝C11−アルキル基、非置換の分枝C12−アルキル基、非置換の分枝C13−アルキル基、非置換の分枝C14−アルキル基及び/又は非置換の分枝C15−アルキル基である化合物である。
あるいは、組成物における2種以上の化合物が、分枝の種類において異なる場合、2種以上の化合物が同じ炭素原子数(即ち、長さ)を有する化合物であるが、炭素骨格の長さに亘っての分枝が異なっていると認識される。例えば、2種以上の化合物の夫々は、Rが炭素骨格の長さに亘る分枝が異なる非置換の分枝のC13−アルキル基である。したがって、Rは、種々の非置換の分枝C−C15−アルキル基の混合物である。
Rが種々の非置換の分枝C−C15−アルキル基の混合物である場合、本発明の組成物は、非置換の直鎖C−C15−アルキル基、即ち、分枝していないC−C15−アルキル基であるRの少量を含むことを排除するものではないと認識される。例えば、一般式(I)の2種以上の化合物を含む組成物は、Rが組成物の総重量に基づき≦1.0質量%の量の非置換の直鎖C−C15−アルキル基である1種以上の化合物を含む。
好ましくは、組成物における2種以上の化合物はRにおいて異なる。
一般式(I)の2種以上の化合物は、アルコール類の混合物の対応するグリコシル化により好ましく得られる。アルコール類の混合物は、ヒドロホルミル化により好ましく得られ、所望によりブテンの三量体又はプロペンの四量体、より好ましくはブテンの三量体の水素添加によって得られることが知られている。アルコール類の混合物の製造方法は、例えば、国際公開第01/36356号公報に記載され、これは参照として本願明細書に取り込まれる。
一般式(I)において、Gは、5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択される。例えば、Gは、五炭糖及び六炭糖から選択される。五炭糖の例は、リブロース、キシルロース、リボース、アラビノース、キシロース及びリキソースである。六炭糖の例は、ガラクトース、マンノース、ラムノース及びグルコースである。単糖類は、合成品、又は天然物から派生又は単離されたものであり得、以下に単に天然単糖類又は天然多糖類と称し、そして天然単糖類、天然多糖類が好ましい。より好ましくは、下記の天然単糖類:グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及び前記の混合物であり、そしてさらに好ましくはグルコース及び/又はキシロースであり、そして特に好ましくはグルコースである。単糖類は、それらの光学異性体のいずれかから選択され得、天然由来の光学異性体及び天然由来の光学異性体の混合物が好ましい。天然には、特定の分子においてのみ、Gの全ての群が生じ得る。
したがって、一般式(I)におけるGが五単糖である場合、当該五単糖は、D−リブロース、L−リブロースのようなリブロース、及びそれらの混合物、好ましくはD−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロースのようなキシルロース、及びそれらの混合物、好ましくはD−キシルロース、D−リボース、L−リボースのようなリボース、及びそれらの混合物、好ましくはD−リボース、D−アラビノース、L−アラビノースのようなアラビノース、及びそれらの混合物、好ましくはL−アラビノース、D−キシロース、L−キシロースのようなキシロース、及びそれらの混合物、好ましくはD−キシロース、及びD−リキソース、L−リキソースのようなリキソース、及びそれらの混合物、好ましくはD−リキソースから選択され得る。一般式(I)におけるGが六単糖である場合、当該六単糖は、D−ガラクトース、L−ガラクトースのようなガラクトース、及びそれらの混合物、好ましくはD−ガラクトース、D−マンノース、L−マンノースのようなマンノース、及びそれらの混合物、好ましくはD−マンノース、D−ラムノース、L−ラムノースのようなラムノース、及びそれらの混合物、好ましくはL−ラムノース、及びD−グルコース、L−グルコースのようなグルコース、及びそれらの混合物、好ましくはD−グルコースから選択され得る。より好ましくは、一般式(I)におけるGは、D−グルコース、キシロース、好ましくはD−キシロース、アラビノース、好ましくはD−アラビノース、ラムノース、好ましくはL−ラムノース及び前記の混合物、さらにより好ましくは、一般式(I)におけるGは、グルコース、好ましくはD−グルコース及び/又はキシロース、好ましくはD−キシロース、及び/又はアラビノース、好ましくはD−アラビノースである。例えば、一般式(I)におけるGは、グルコース、好ましくはD−グルコースである。
本発明の1つの態様において、Gは、6個の炭素原子を有する単糖類、好ましくはグルコース、好ましくはD−グルコースから選択される。
1つの態様において、Gは、バイオマス源の発酵過程から得られる5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択される。当該バイオマス源は、松材、ブナ材、麦わら、トウモロコシわら、スイッチグラス、亜麻、大麦殻、オート麦殻、バガス、キワススキ等から選択される。
したがって、Gは5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物を含み得る。
5又は6個の炭素原子を有する単糖類の好ましい混合物は、限定されるものではないが、キシロース及びグルコースの混合物又はキシロース及びアラビノース及び所望によりグルコースの混合物を含む。したがって、Gは、好ましくは、キシロース及びグルコースの混合物又はキシロース及びアラビノース及び任意にグルコースの混合物である。
5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がグルコース及びキシロースを含む場合、グルコースに対するキシロースの質量比は、使用したバイオマス源により広い範囲で変化し得る。例えば、5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がグルコース及びキシロースの混合物を含む場合、混合物中のグルコースとキシロースとの質量比(グルコース(質量%)/キシロース(質量%))は、好ましくは20:1〜1:10、より好ましくは10:1〜1:5、さらにより好ましくは5:1〜1:2、そして最も好ましくは3:1〜1:1である。
5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がキシロース及びアラビノースを含む場合、キシロースとアラビノースとの質量比は、使用したバイオマス源により広範囲で変化し得る。例えば、5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がキシロース及びアラビノースの混合物を含む場合、混合物中のキシロースとアラビノースとの質量比(キシロース(質量%)/アラビノース(質量%))は、好ましくは150:1〜1:10、より好ましくは100:1〜1:5、さらにより好ましくは90:1〜1:2、そして最も好ましくは80:1〜1:1である。
5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がグルコース及びキシロース及びアラビノースを含む場合、グルコースとキシロースとアラビノースの質量比は、使用したバイオマス源により広範囲で変化し得る。例えば、5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物がグルコース及びキシロース及びアラビノースの混合物を含む場合、混合物中のグルコースとアラビノースとの質量比(グルコース(質量%)/アラビノース(質量%))は、好ましくは220:1〜1:20、より好ましくは200:1〜1:15、さらにより好ましくは190:1〜1:10、そして最も好ましくは180:1〜1:8である。さらに又は或いは、混合物中のキシロースとアラビノースとの質量比(キシロース(質量%)/アラビノース(質量%))は、好ましくは150:1〜1:20、より好ましくは120:1〜1:15、さらにより好ましくは100:1〜1:10、そして最も好ましくは80:1〜1:8である。さらに又は或いは、混合物中のグルコースとキシロースとの質量比(グルコース(質量%)/キシロース(質量%))は、好ましくは150:1〜1:20、より好ましくは120:1〜1:15、さらにより好ましくは100:1〜1:10、そして最も好ましくは80:1〜1:8である。
さらに、5又は6個の炭素原子を有する単糖類の混合物は、ドイツ国特許第69504158号公報、ドイツ国特許第69712602号公報、フランス国特許第2967164号公報、米国特許第6774113号公報に開示されており、その文脈は本願明細書に参照として取り込まれる。
1つの態様において、特にGがバイオマス源の発酵過程から得られる場合、Gは、5又は6個の炭素原子を有する単糖類とは異なる少量の単糖類も含み得る。
好ましくは、Gは、単糖類の総質量に基づき≦10質量%、より好ましくは≦5質量%の、5又は6個の炭素原子を有する単糖類とは異なる単糖類を含む。即ち、Gは、単糖類の総質量に基づき≧90質量%、より好ましくは≧95質量%の5又は6個の炭素原子を有する単糖類を含む。
一般式(I)において、x(重合度(DP)とも称される)は、1〜10の範囲、好ましくは、xは、1.05〜2.5の範囲、そして最も好ましくはxは、1.10〜1.8、例えば1.1〜1.4の範囲である。本発明に関し、xは平均値として言及され、そしてxは必ずしも整数ではない。特定の分子においてのみ、Gの全ての群が生じ得る。K.Hillら、アルキルポリグルコシド、VCHヴァインハイム、ニューヨーク、バーゼル、ケンブリッジ、東京1997年、特に28ff頁に従った高温ガスクロマトグラフィー(HTGC)、例えば、400℃、又はHPLCによりxを決定することが好ましい。HPLC法においては、xはFlory法により決定され得る。HPLC及びHTGCにより得られた値が相違する場合、HTGCに基づく値を重視するのが好ましい。
従って、下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは、非置換の分枝のC−C13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含む組成物であることが好ましい。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC−C13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
好ましくは、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC−又はC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC−又はC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
より好ましくは、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
さらにより好ましくは、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース及び/又はキシロースからなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコース及び/又はキシロースからなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
1つの態様において、Rは、炭素骨格の長さに亘る分枝において異なる。したがって、Rは、種々の非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基の混合物である。
最も好ましくは、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコースからなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
で表される2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基であり、Gは、グルコースからなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
1つの実施態様において、Rは、炭素骨格の長さに亘る分枝において異なる。したがって、Rは、種々の非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基の混合物である。
特に好ましいものは、下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、Gは、グルコース及び/又はキシロースからなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含む組成物である。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
の2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、Gは、グルコース及び/又はキシロースからなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
1つの実施態様において、Rは、炭素骨格の長さに亘る分枝において異なる。したがって、Rは、種々の非置換の分枝のC13−アルキル基の混合物である。
特に、下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、Gは、グルコースからなる群より選択され、そして、xは1.05〜2.5の範囲にある平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含む組成物である。
例えば、下記一般式(I)
Figure 2019527259
の2種以上の化合物を含む組成物中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、Gは、グルコースからなる群より選択され、そして、xは1.10〜1.8の範囲にある平均値を指す。
1つの実施態様において、Rは、炭素骨格の長さに亘る分枝において異なる。したがって、Rは、種々の非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基の混合物である。
一般式(I)の2種以上の化合物が、組成物中に提供されることが好ましい。
当該組成物が一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む、好ましくは一般式(I)で表される2種以上の化合物からなる場合、当該組成物中に存在する2種以上の化合物は、一般式(I)中の基R及び/又はG及び/又はxにおいて異なる。即ち、基R及び/又はG及び/又はxは、互いに独立して選択され得る。
例えば、当該組成物が、一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む、好ましくは一般式(I)の2種以上の化合物からなる場合、Rは、非置換の分枝のC−又はC15−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC−又はC13−アルキル基、より好ましくは非置換の分枝のC−又はC10−又はC13−アルキル基であり、そして最も好ましくはC10−又はC13−アルキル基であり、一方、一般式(I)中のG及びxは、各々の化合物において同じである。あるいは、xは、独立して1〜10の範囲、好ましくは1.05〜2.5の範囲から、そして最も好ましくは1.10〜1.8の範囲から選択され、一方、一般式(I)中のR及びGは、各々の化合物において同じである。或いは、Gは独立して5又は6個の炭素原子を有する単糖類より、より好ましくはグルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びこれらの混合物からなる群より、そして最も好ましくはグルコース及び/又はキシロースより選択され、一方、一般式(I)中のR及びxは、各々の化合物において同じである。
好ましくは、一般式(I)で表される2種以上の化合物は、Rにおいて異なる。より好ましくは、一般式(I)で表される2種以上の化合物は、Rにおいて異なる一方で、G及びxは、同じである。
一般式(I)の化合物は、α及び/又はβ構造で存在し得ることが好ましい。例えば、一般式(I)の化合物は、α又はβ構造、好ましくはα構造である。或いは、一般式(I)の化合物は、α及びβ構造である。
一般式(I)の化合物がα及びβ構造である場合、一般式(I)の化合物は、好ましくは比(α/β)が10:1〜1:10、より好ましくは10:1〜1:5、さらにより好ましくは10:1〜1:4、そして最も好ましくは10:1〜1:3、例えば約2:1〜1:2であるα及びβ構造を含む。
一般式(I)の2種以上の化合物を含む組成物は、好ましくは乾燥状態の、又は液体の製剤である。
したがって、本発明は、一般式(I)の2種以上の化合物を含む組成物を含む乾燥状態又は液体の製剤の更なる局面について言及する。
例えば、乾燥状態又は液体の製剤は、乾燥状態又は液体の洗浄用製剤である。
用語「洗浄」は、ここで、最も広範な趣旨において用いられ、そして、洗浄される物、例えば布地又は食器類から油状及び/又は油脂を含む物質のような不要物質を除去することを意味する。
ここで用いられる用語「乾燥状態の製剤」は、粉末、顆粒またはタブレットの形態にある製剤を指す。「乾燥状態の製剤」は、水分含量が製剤の総質量に基づき≦20質量%、より好ましくは≦15質量%、さらにより好ましくは≦10質量%、そして最も好ましくは≦7.5質量%を有することが好ましい。特に断りのないかぎり、水分含量は、DIN EN 13267:2001に概説されるカールフィッシャー法により測定される。乾燥状態の製剤が粉末の形態で提供される場合、当該製剤は、好ましくは600g/L以上の嵩密度を有する高濃度粉末製剤である。
ここで用いられる用語「液体製剤」は、「注ぐことが可能な液体」、「ジェル」又は「ペースト」の形態にある。
「注ぐことが可能な液体」は、25℃におけるせん断速度20秒−1における粘度が<3000mPa・sを有する液体製剤を指す。例えば、注ぐことが可能な液体は、25℃におけるせん断速度20秒−1における粘度が200〜2000mPa・s、好ましくは200〜1500mPa・s、そして最も好ましくは200〜1000mPa・sの範囲の粘度を有する。
「ジェル」は、25℃におけるせん断速度20秒−1における粘度が>2000mPa・sを有する透明又は半透明の液体製剤を指す。例えば、ジェルは、25℃におけるせん断率0.1秒−1における粘度が2000〜10000mPa・s、好ましく5000〜10000mPa・sの範囲の粘度を有する。
「ペースト」は、25℃におけるせん断速度20秒−1における粘度が2000mPa・sより高い不透明の液体製剤を指す。例えば、ペーストは、25℃におけるせん断率0.1秒−1における粘度が3000〜10000mPa・s、好ましく5000〜10000mPa・sの範囲の粘度を有する。
乾燥状態又は液体処方は、好ましくは単回製剤の形態である。
好ましくは、一般式(I)の2種以上の化合物を含む組成物は、液体製剤、より好ましくは液体洗浄用製剤である。
当該乾燥状態又は液体の製剤は、好ましくは乾燥状態又は液体の洗浄用製剤は、一般式(I)の2種以上の化合物を含む組成物を、製剤の総質量に基づき好ましくは0.1〜80質量%、好ましくは0.1〜50質量%、そしてより好ましくは0.1〜25質量%の範囲の量で含む。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗濯製剤は、調製されるべき製剤の種類において典型的に使用される添加剤をさらに含み得ることが好ましい。例えば、乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗濯製剤は、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、酵素、漂白剤、過酸化化合物、蛍光増白剤、錯化剤、ポリマー、石鹸、シリコンベースの消泡剤、漂白剤、着色剤、色移り防止剤、及びそれらの混合物を含む群より選択される添加剤を更に含む。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤に好適な陰イオン性界面活性剤は、幾つかの種々の型のものであり得る。例えば、陰イオン性界面活性剤は、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、脂肪酸エステルスルホネート、特にメチルエステルスルホネート、アルキルホスホネート、アルキルエーテルホスホネート、サルコシネート、タウレート、アルキルエーテルカルボキシレート、脂肪酸イソチオネート、スルホサクシネート、C−C22アルキルサルフェート、C−C22アルキルアルコキシサルフェート、C11−C13アルキルベンゼンスルホネート、C12−C20メチルエステルスルホネート、C12−C18脂肪酸せっけん、及びそれらの混合物を含む群から選択され得る。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤に好適な非イオン性界面活性剤は、幾つかの種々の型のものであり得る。例えば、非イオン性界面活性剤は、C−C22アルキルエトキシレート、C−C12アルキルフェノールアルコキシレート、好ましくはエトキシレート及び混合されたエトキシ/プロポキシ、C−C12アルキルフェノールのブロックアルキレンオキシド縮合物、C−C22アルカノール及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーのアルキレンオキシド縮合物、アルキル多糖類、アルキルポリグルコシド界面活性剤、アルコールのモル当たり5〜20モルのエチレンオキシドを有するC12−C15アルコールの縮合生成物、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド、好ましくはN−メチル N−1−デオキシグルシチルココアミド(N-methyl N-1- deoxyglucityl cocoamide)、又はN−1−デオキシグルシチルオレアミド(N-methyl N-1-deoxyglucityl oleamide)及びそれらの混合物を含む群から選択され得る。1つの実施態様において、非イオン性界面活性剤は、式R(OCOH(式中、Rは、C10−C16アルキル基又はC−C12アルキルフェニル基を表し、そしてnは3〜約80を表す。)のものであり得る。
さらに、又は或いは、非イオン性界面活性剤は、ラムノリピッド、ソフォロリピッド、グルコースリピッド、セルロースリピッド、トレハロースリピッド、マンノシルエリスリトールリピッド、リポペプチド及びこれらの混合物を含む群から選択されるバイオ界面活性剤であり得る。
好ましい非イオン性界面活性剤は、グルカミド、メチルエステルアルコキシレート、アルコキシレート化されたアルコール、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのジ−及びマルチブロックコポリマー、及びエチレンオキシド又はプロピレンオキシドとソルビタンの反応生成物、アルキルポリグルコシド(APG)、ヒドロキシアルキル混合エーテル及びアミンオキシドである。
アルコキシル化アルコール及びアルコキシレート化脂肪族アルコールの好ましい例は、例えば、一般式(III)で表される化合物
Figure 2019527259
であり、変項は以下のように定義される:
は、C−C22−アルキル基、分枝又は直鎖の、例えば、n−C17、n−C1021、n−C1225、n−C1429、n−C1633又はn−C1837、から選択され、
は、C−C10アルキル基、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、sec−ペンチル基、ネオペンチル基、1,2−ジメチルプロピル基、イソアミル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、sec−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニル基、n−デシル基又はイソデシル基から選択され、
は、同一又は異なって、そして、水素原子及びC−C10アルキル基、好ましくは各々の場合に同一でありそしてエチル基であり、そして特に好ましくは水素原子又はメチル基であり、
e及びfは、0〜300の範囲であり、ここで、e及びfの合計は少なくとも1、好ましくは3〜50の範囲である。好ましくは、eは1〜100の範囲であり、そして、fは0〜30の範囲である。
e及びfは、ランダムに重合され得るか、又はブロック状であり得ると認識される。1つの態様において、一般式(III)で表される化合物は、ブロックコポリマー又はランダムコポリマー、好ましくはブロックコポリマーであり得る。
アルコキシル化アルコールのその他の好ましい例は、例えば、一般式(IV)で表される化合物
Figure 2019527259
であり、変項は以下のように定義される:
は、水素原子、及び直鎖C−C10−アルキル基から選択され、好ましくは各々の場合において同一であり、そしてエチル基であり、そして特に好ましくは水素原子又はメチル基であり、
は、C−C20−アルキル基、分枝又は直鎖、例えば、n−C17、n−C1021、n−C1225、n−C1327、n−C1531、n−C1429、n−C1633、n−C1837、から選択され、
aは、0〜10、好ましくは1〜6の範囲の数字であり、
bは、1〜80、好ましくは4〜20の範囲の数字であり、
cは、0〜50、好ましくは4〜25の範囲の数字である。
a+b+dの合計は、好ましくは5〜100の範囲、さらにより好ましくは9〜50の範囲である。
一般式(III)及び(IV)の化合物は、ブロックコポリマー又はランダムコポリマーであり得、ブロックコポリマーが好ましい。
さらに適した非イオン性界面活性剤は、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドから構成されるジ−及びマルチブロックコポリマーから選択される。さらに適した非イオン性界面活性剤は、エトキシル化又はプロポキシル化されたソルビタンエステルから選択される。アミンオキシド又はアルキルポリグリコシド、特に直鎖のC−C16−アルキルポリグリコシド、一般的な平均的な式(VI)の化合物のような分枝C−C14−アルキルポリグリコシドが同様に好適である。
Figure 2019527259
(式中、
は、C−C−アルキル基、特にエチル基、n−プロピル基又はイソプロピル基を表し、
は、−(CH−Rを表し、
は、4〜6個の炭素原子を有する単糖類、特にグルコース又はキシロースから選択され、そして、
sは、1.1〜4の範囲を表し、sは平均の数である。)
非イオン性界面活性剤の更なる例は、一般式(VII)及び(VIII)で表される化合物
Figure 2019527259
(式中、
は、一般式(IV)で定義した上記のものを表す。
AOは、一般式(III)で上記に定義されたfの群、又は、一般式(IV)で上記に定義したa又はdの群に対応する。
10は、分枝又は直鎖のC−C18−アルキル基を表す。
Oは、プロピレンオキシド又はブチレンオキシドから選択され、
wは、15〜70、好ましくは30〜50の範囲の数を表し、
w1及びw3は、1〜5の範囲の数を表し、そして
w2は、13〜35の範囲の数を表す。)である。
さらに適した非イオン性界面活性剤の概説は、欧州特許公開第0851023号公報及びドイツ国特許公開第19819187号公報において見られ得、これは参照として本願明細書に取り込まれる。
前記から選択される2種以上の種々の非イオン性界面活性剤の混合物もまた、存在し得る。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤のための適した陽イオン界面活性剤は、幾つかの種々の型のものであり得る。例えば、有用な陽イオン界面活性剤は、脂肪族アミン、第4級アンモニウム界面活性剤、イミダゾリン第4級(quat)材料及びそれらの混合物から選択され得る。
両性界面活性剤もまた、乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤における使用に適しており、そして幾つかの種々の型のものであり得る。例えば、両性界面活性剤は、第2級アミン又は第3級アミンの脂肪族化合物誘導体及び/又は複素環の第2級アミン又は第3級アミンの脂肪族化合物誘導体(脂肪族基は、直鎖又は分枝鎖であり得る)から選択され得る。脂肪族置換基が少なくも8個の炭素原子、好ましくは8〜18個の炭素原子を含み、そして、少なくとも1種の陰イオン性の水に可溶な基、例えば、カルボキシ、スルホネート又はサルフェート基を含むことが好ましい。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤はまた、タンパク質系、炭水化物系、又はトリグリセリド系の汚れの除去のための酵素を含み得る。例えば、適した酵素は、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリラーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、リダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグイナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、及びそれらの混合物を含む群より選択される。これらは植物、動物、細菌、真菌及び酵母由来のような如何なる好適な由来のものであり得る。
1つの実施態様において、乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤は、アミラーゼと組み合わせてプロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような慣用の酵素の混合物を含む。
ここで有用なプロテアーゼは、バシラス属(例えば、subtilis(枯草菌)、lentis、licheniformis、amyloliquefaciens(BPN,BPN‘)、alcalophilus)からのサブチリシン、例えば、ノボザイムズ(Novozymes)社からの市販品エスぺラーゼ(Esperase)(登録商標)、アルカラーゼ(Alcalase)(登録商標)、エベルラーゼ(Everlase)(登録商標)又はサビナーゼ(Sabinase)(登録商標)のようなものを含む。アミラーゼ(α及び/又はβ)の市販品は、例えば、ジェネンコール(Genencor)社からのピュアフェクト(Purafect)Ox Am(登録商標)又はノボザイムズ社からのターマミル(Termamyl)(登録商標)、ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)及びデュラミル(Duramyl)(登録商標)である。適したリパーゼは、シュードモナス(Pseudomonas)及びクロモバクター(Chromobacter)群により産生されたものを含む。リポラーゼ酵素は、Humicola lanuginosaから派生し得、そして、ノボ(Novo)社から市販され、又はノボエンザイムズ社からのリポラーゼウルトラ(Lipolase Ultra)(登録商標)、リポプライム(Lipoprime)(登録商標)及びリペックス(Lipex)(登録商標)から市販されている。また、好適なものは、クチナーゼ及びエステラーゼである。好適なセルラーゼは、細菌型及び真菌型の両方を含み、典型的なものは最適pHが5〜10を有する。例としては、Humicola insolens又はHumicola株DSMI800からの真菌セルラーゼ、又はAeromonas属に属する真菌が産生するセルラーゼ 212、及び軟体動物Dolabella Auricula Solanderの肝膵臓から抽出されたセルラーゼを含む。ノボエンザイムズ社からのカレザイム(CAREZYME)(登録商標)、エンドラーゼ(ENDOLASE)及びセルザイム(CELLUAYME)(登録商標)又はTrichoderma longibrachiatumからのEGIIIセルラーゼもまた適している。
漂白酵素は、漂白剤、例えば、ペルオキシダーゼ、ラッカーゼ、オキシゲナーゼ、例えば、カテコール 1,2 ジオキシゲナーゼ、リポキシゲナーゼ、(ノンヘム)ハロペルオキシダーゼとして、使用され得る。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤に使用され得る過酸化(Peroxygen)化合物は、水溶液中に過酸化水素を得ることができる通常の化合物であり、当業者に周知である。例えば、過酸化化合物は、アルカリ金属過酸化物、過酸化尿素のような有機過酸化物、及び過ホウ酸ナトリウム四水和物又は過ホウ酸ナトリウム一水和物のようなアルカリ金属過ホウ酸塩のような無機過酸化塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、クメンヒドロキシペルオキシド又はt−ブチルヒドロペルオキシドのようなアルキルヒドロキシペルキシド、モノペルオキシ酸(例えば、ペルオキシ−α−ナフトエ酸、ペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸及びN,N−フタロイルアミノペルオキシカプロン酸(PAP)、6−オクチルアミノ−6−オキソ−ペルオキシヘキサン酸、1,12−ジペルオキシドデカンジカルボン酸(DPDA),2−デシルペルオキシブタン−1,4−ジカルボン酸又は4,4’−スルホニルビスペルオキシ安息香酸)のような有機過酸化物及びそれらの混合物を含む群から選択される。
蛍光増白剤は、蛍光を呈する如何なる化合物も含み、UV光を吸収しそして「青」の可視光として再放射する化合物も含む。特に、適した蛍光増白剤は、約275nm〜約400nmのスペクトルの紫外部の光を吸収し、そして約400nm〜約500nmのスペクトルの紫〜紫−青領域において光を放出する。例えば、光学的光沢剤は、共役する二重結合の連続した鎖を含む。適した蛍光増白剤の例としては、スチルベン若しくは4,4−ジアミノスチルベン、ビフェニル、トリアゾール、オキサゾール、イミダゾール等の5員環の複素環、又は6員環の複素環(例えば、クマリン、ナフタルイミド、s−トリアジン等)の誘導体を含む。陽イオン性、陰イオン性、非イオン性、両性及び双性イオン性の蛍光増白剤は、本発明の乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤において使用され得る。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤はまた、錯化剤、例えば鉄及びマンガンの錯化剤を含み得る。そのような錯化剤は、カルボキシレート、アミノホスホネート、多くの官能基の置換された芳香族錯化剤及びそれらの混合物を含む群から選択され得る。好適な錯化剤は、アミノカルボン酸のアルカリ金属塩から、及びクエン酸、酒石酸及び乳酸のアルカリ金属塩から選択され得る。アルカリ金属塩は、リチウム塩、ルビジウム塩、セシウム塩、カリウム塩及びナトリウム塩、及び前記の少なくとも2種の組み合わせから選択される。カリウム塩及びカリウム塩とナトリウム塩の組み合わせが好ましく、そしてナトリウム塩がさらにより好ましい。
アミノカルボン酸の例は、イミノジコハク酸(IDS)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロ三酢酸(NTA)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)及びグルタミン酸二酢酸(GLDA)である。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗濯製剤は、EDTA(N,N,N’,N’−エチレンジアミン四酢酸)、NTA(N,N,N−ニトリロ三酢酸)、MGDA(2−メチルグリシン−N,N−二酢酸)及びGLDA(グルタミン酸 N,N−二酢酸),2−ホスホノ−1,2,4−ブタントリカルボン酸、アミノトリ(メチレンホスホン酸)、1−ヒドロキシエチレン(1,1−ジホスホン酸)(HEDP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、ヘキサメチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸のようなホスホン酸及び夫々の場合における各アルカリ金属塩、特に各ナトリウム塩の少なくとも1種の有機錯化剤(補助ビルダー)を含み得る。好ましいものは、HEDP,GLDA及びMGDAのナトリウム塩である。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤はまた、ポリマー、例えばポリカルボキシレートを含み得る。
乾燥状態又は液体製剤、好ましくは乾燥状態又は液体洗浄用製剤は、上記添加剤の1種以上を(合計で)製剤中の活性材料の総質量に基づき0.5〜25質量%、好ましくは0.5〜20質量%、そして最も好ましくは0.5〜17.5質量%範囲の量で好ましく含む。製剤中の活性材料の総質量は、(特に示されないかぎり)1種以上の添加剤及び一般式(I)の化合物の総質量を指し、即ち、水は除かれる。
下記一般式(I)
Figure 2019527259
(式中、Rは、非置換の分枝のC−C15−アルキル基を表し、Gは5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択され、xは1〜10の範囲にあり平均値を表す。)で表される2種以上の化合物を含み、
そして式中、前記2種以上の化合物は、R及び/又はG及び/又はxにおいて異なるものである化合物を含む組成物が、洗濯プロセスにおいて使用された場合に抗灰色化剤として非常に優れた結果を示すものであることが好ましい。
特に、抗灰色化剤として使用される一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、洗浄された布地の灰色化を低減させる。当該布地は、天然の布地、合成繊維及びこれらの混合から選択され得る。例えば、天然の布地は、綿、麻及び/又は絹の布地である。合成繊維は、ポリエステル及び/又はポリアミド繊維であり得る。混紡された天然/合成繊維は、例えばポリエステル/綿布地であり得る。
一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物の抗灰色化性能は、広範な温度範囲において達成され得ることが好ましい。したがって、一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、好ましくは5〜120℃の範囲の温度において抗灰色化剤として好ましく使用される。この観点において、洗濯プロセスは、5〜120℃の範囲の温度、好ましくは5〜100℃の範囲の温度において行われ得る。したがって、一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、ホームケア洗濯製品、工業用洗濯製品等における抗灰色化剤として好ましく使用され、最も好ましくはホームケア洗濯製品として使用される。
本発明の範囲と利益は、本発明の特定の態様を説明することを意図する下記の実施例に基づきよりよく理解されるもので、これは限定されるものではない。
一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物の優れた抗灰色化性能を下記のとおり、ラウンダーメータ(Launder−o−meter)を用いることにより従来技術の化合物との比較において実証した:
幾つかの白色の試験見本を、汚れた布地EMPA 101/SBL 2004及び20個の鋼玉と共に、40℃の水において、選択された一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物又は比較化合物とともに洗浄した。洗浄水のpH値を8.0に調節した。使用した2種以上の化合物を含む組成物並びに比較化合物を表1に概説する。洗浄後、試験布地をすすぎそして脱水機で脱水した。洗濯サイクルは、新しい汚れた布地及び新しい洗浄液を用いて2回繰り返した。3回目の洗浄後、試験布地をすすぎ、脱水機で脱水して、空気中で乾燥させた。
Figure 2019527259
♯:活性分:一般式(I)で表される2種以上の化合物を含有する組成物の総質量に基づいて100質量%
♯1:活性分:一般式(I)で表される2種以上の化合物を含有する組成物の総質量に基づいて54質量%
♯2:活性分:一般式(I)で表される2種以上の化合物を含有する組成物の総質量に基づいて43質量%
洗浄条件を下記表2に概説する。
Figure 2019527259
1)綿布地:
wfk 10A、軽減81.8%;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
wfk 80A、軽減85.7%;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
wfk 12A、軽減94.4%;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
EMPA 221、軽減87.1%;製造者:EMPA Testmaterialien AG、スイス国ザンクト・ガレン
2)wfk 20Aポリエステル/綿、軽減83.4%;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
3)wfk 30Aポリエステル、軽減81.2%;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
4)EMPA 406ポリアミド、軽減77.1%;製造者:EMPA Testmaterialien AG、スイス国ザンクト・ガレン
5)EMPA 101カーボンブラック/オリーブ油;製造者:EMPA Testmaterialien AG、スイス国ザンクト・ガレン
6)SBL 2004、汚れ負荷シート;製造者:wfk tesutgewebe GmbH、ドイツ国ブリュッゲン
7)泥、ピーナツ油、鉱物油及び水の混合物
抗灰色化性能を、Fa.データカラー(Datacolor)社からの分光光度計(Erepho2000)を用いて460nmにおいて洗浄前後の汚れた布地の軽減値の測定により決定した。より高い値は、性能がより良いことを示す。結果もまた上記表1に概説する。結果より、本発明に係る一般式(I)で表される2種以上の化合物を含む組成物は、従来技術の化合物と比較して優れた抗灰色化性能を示した。

Claims (12)

  1. 下記一般式(I)
    Figure 2019527259
    (式中、Rは、非置換の分枝のC−C15−アルキル基であり、Gは5又は6個の炭素原子を有する単糖類から選択され、xは1〜10の範囲にあり平均値を指す。)で表される2種以上の化合物を含み、
    そして、前記2種以上の化合物は、R及び/又はG及び/又はxにおいて異なるものである、化合物
    を含む組成物であって、洗濯プロセスにおける抗灰色化剤としての組成物の使用方法。
  2. 前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC−C13−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC−又はC10−又はC13−アルキル基、そして最も好ましくは非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基である、請求項1に記載の使用方法。
  3. 前記一般式(I)中、Gは、グルコース、キシロース、アラビノース、ラムノース及びそれらの混合物からなる群より選択され、及び/又はxは、1.05〜2.5の範囲であり、そして好ましくは1.10〜1.8の範囲である、請求項1又は2に記載の使用方法。
  4. 前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC10−又はC13−アルキル基、好ましくは非置換の分枝のC13−アルキル基であり、そして、Gは、グルコース及び/又はキシロースであり、そしてxは、1.05〜2.5の範囲である、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  5. 前記一般式(I)中、Rは、非置換の分枝のC13−アルキル基であり、そして、Gはグルコースであり、そしてxは、1.10〜1.8の範囲である、請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  6. 前記一般式(I)中、Rは、0.9〜3.5、より好ましくは1.8〜3.5、そして最も好ましくは2.0〜2.5の範囲の平均分枝数を有する、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  7. 前記一般式(I)で表される2種以上の化合物が、Rにおいて異なるものである、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  8. 前記洗濯プロセスが5〜120℃の範囲の温度において行われる、請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  9. 前記抗灰色化剤が、乾燥状態の、又は液体の製剤である、請求項1〜8のうちいずれか1項に記載の使用方法。
  10. 前記製剤が、陰イオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、酵素、漂白剤、過酸化化合物、蛍光増白剤、錯化剤、ポリマー、例えば、ポリカルボキシレート、石鹸、シリコンベースの消泡剤、漂白剤、着色剤、色移り防止剤、及びそれらの混合物からなる群から選択される添加剤をさらに含む、請求項9に記載の使用方法。
  11. 前記製剤が、単回分製剤又は600g/L以上のかさ密度を有する高濃度粉末製剤である、請求項9又は10に記載の使用方法。
  12. 前記抗灰色化剤が、洗濯された布地の灰色化を低減させる、請求項1〜11のうちいずれか1項に記載の使用方法。
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