JP2019527006A - 報告受信方法及びネットワーク装置、並びに報告実行方法及び基地局 - Google Patents

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Abstract

本発明において、接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置が基地局にユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)の状態報告を行うことを要求する要求メッセージを送信する。基地局はユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージをネットワーク装置に送信する。【選択図】図9

Description

本発明は無線通信システムに関し、特にユーザ機器に対する報告を受信する/行う方法及びその装置に関する。
無線通信システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは、利用可能なシステムリソース(帯域幅、送信パワーなど)を共有してマルチユーザとの通信を支援できる多重接続(multiple access、多重アクセス)システムである。多重接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC-FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
機器間(Machine−to−Machine;M2M)通信と、多いデータ送信量を要求するスマートフォン、タブレットPCなどの様々な装置及び技術が出現及び普及されている。これに伴い、セルラーネットワークにおいて処理が要求されるデータ量も急増している。このように急増しているデータ処理要求量を満たすために、より多い周波数帯域を効率的に使用するための搬送波集成(carrier aggregation、キャリアアグリゲーション)技術、認知無線(cognitive radio、コグニティブ無線)技術などと、限定された周波数内で送信されるデータ容量を高めるための多重アンテナ技術、多重基地局協調技術などが発展している。
一方、ユーザ機器(user equipment;UE)がその周辺で接続(access、アクセス)可能なノード(node)の密度が高くなる方向に通信環境が進化している。ノードとは、一つ以上のアンテナを具備してUEと無線信号を送信/受信できる固定の地点(point)をいう。高い密度のノードを有する通信システムは、ノード同士の協調によってさらに高い性能の通信サービスをUEに提供することができる。
より多くの通信装置がより大きい通信容量を要求することにより、レガシー無線接続技術(radio access technology、RAT、無線アクセス技術)に比べて向上したモバイル広帯域通信に対する必要性が台頭しつつある。また、複数の装置と客体(object)とを相互接続していつどこでも様々なサービスを提供するための大規模機械タイプ通信(massive machine type communication、mMTC)は、次世代通信において考慮すべき主要争点の一つである。また、信頼度及び待機時間に敏感なサービス/UEを考慮して設計される通信システムに関する議論が進行中である。次世代(next generation)無線接続技術の導入は、向上したモバイル広帯域通信(eMBB)、mMTC、超高信頼性及び低待機時間通信(ultra-reliable and low latency communicationl、URLLC、超高信頼低遅延通信)などを考慮して論議されている。
新しい無線通信技術の導入に伴って、基地局が所定のリソース領域でサービスを提供するUEの数だけではなく、基地局がサービスを提供するUEと送受信するデータ及び制御情報の量が増加している。基地局がUEとの通信に利用可能な無線リソースの量は有限であるので、基地局が有限な無線リソースを用いてデータ及び/又は制御情報をUEから/に効率的に送受信するための新しい方法の案が求められている。
技術の発達により、遅れ(delay)或いは遅延(latency)を減らすことが重要な問題になっている。また遅れ/遅延により性能が大きく左右されるアプリケーションが増加している。よって既存システムより遅れ/遅延を減らすための方法の案が要求されている。
またスマート機器の発達により、少量のデータを効率的に送受信、或いは低い頻度で発生するデータを効率的に送受信するための新しい方法の案が求められている。
なお、新しい無線接続技術を支援するシステムにおいて、信号を効率的に送受信する方法が求められている。
本発明で遂げようとする技術的目的は以上で言及した事項に限定されず、言及していない別の技術的課題は、以下に説明する本発明の実施例から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者によって考慮されるであろう。
本発明の一様相において、接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置がユーザ機器に対する報告を受信する方法が提供される。方法は、基地局にユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを送信することと、基地局からユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを受信することと、を含む。
本発明の他の様相において、基地局が接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置にユーザ機器に対する報告を行う方法が提供される。方法は、ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを受信することと、ネットワーク装置にユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを送信することと、を含む。
本発明のさらに他の様相において、ユーザ機器に対する報告を受信する、接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置が提供される。ネットワーク装置は、送受信モジュールと、送受信モジュールを制御するように構成されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、基地局にユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを送信するように送受信モジュールを制御し、基地局からユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを受信するように送受信モジュールを制御するように構成される。
本発明のさらに他の様相において、接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置にユーザ機器に対する報告を行う基地局が提供される。基地局は、送受信モジュールと、送受信モジュールを制御するように構成されたプロセッサと、を含む。プロセッサは、ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを受信するように送受信モジュールを制御し、ネットワーク装置にユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを送信するように送受信モジュールを制御するように構成される。
本発明の各様相において、要求メッセージはユーザ機器がCM_CONNECTED状態である時に送信される。
本発明の各様相において、要求メッセージは基地局がユーザ機器のRRC状態が変化するたびにRRC状態報告を行うか否かを示す情報を含む。
本発明の各様相において、報告メッセージはユーザ機器が属するトラッキング領域の識別子及びセルの識別子を含む。
本発明の各様相において、ネットワーク装置は基地局にユーザ機器に対するRRC状態報告を中断することを要求するメッセージを送信することができる。
本発明の各様相において、基地局はネットワーク装置からユーザ機器に対するRRC状態報告を中断することを要求するメッセージを受信できることができる。
上述した本発明の様態は、本発明の好適な実施例の一部に過ぎず、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例が、当該技術の分野における通常的な知識を有する者にとって、以下に詳述する本発明の詳細な説明に基づいて導出され理解されるであろう。
本発明によれば、無線通信信号を効率的に送受信できる。これにより、無線通信システムの全体処理量(throughput)が増大する。
本発明の一実施例によれば、ユーザ機器と基地局の通信過程で発生する遅れ/遅延を減らすことができる。
またスマート機器の発達により、少量のデータを効率的に送受信、或いは低い頻度で発生するデータを効率的に送受信することができる。
また新しい無線接続技術を支援するシステムにおいて、信号を効率的に送受信できる。
本発明で得られる効果は以上に言及した効果に制限されず、言及しなかった他の効果は下記の記載から本発明が属する当該技術分野における当業者に明確に理解されるであろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付図面は、本発明に対する実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の構造を示す概略図である。 一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを例示する図である。 制御プレーンにおける無線インタフェースプロトコルの構造を例示する図である。 ユーザプレーンにおける無線インタフェースプロトコルの構造を例示する図である。 ユーザプレーン及び制御プレーンのためのLTE(Long Term Evolution)プロトコルスタックを例示する図である。 ランダムアクセス過程を説明するためのフローチャートである。 無線リソース制御(RRC)層における連結過程を示す図である。 UE状態の遷移を例示する図である。UEは1回に1つのRRC状態を有する。 本発明によるRRC状態報告(制御)過程を例示する図である。 本発明によるRRC状態報告(制御)過程を例示する図である。 本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り現在広く使われている一般的な用語を選択したが、これは、当該分野に従事する技術者の意図又は判例、新しい技術の出現などによって変更されてもよい。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合は、該当する発明の説明部分においてその意味を詳しく記載するものとする。従って、本発明で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本発明の全般に亘る内容に基づいて定義されるべきである。
以下の実施例は本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は別の実施例に含まれてもよく、別の実施例の対応する構成又は特徴に取り替わってもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせるような手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解し得るような手順又は段階も記述を省略した。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を“含む(comprising又はincluding)”とされているとき、これは、特別な記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得るということを意味する。また、明細書に記載された“…部”、“…器”、“モジュール”などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、“ある(a又はan)”、“一つ(one)”、“その(the)”及び類似関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の双方を含む意味で使うことができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。即ち、本発明の実施例において説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。
また、本文書に開示されている全ての用語は、上記標準文書によって説明されることができる。例えば、この明細書は3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.213、3GPP TS 36.321、3GPP TS 36.322、3GPP TS 36.323、3GPP TS 36.331、3GPP TS 23.203、3GPP TS 23.401、3GPP TS 24.301の標準文書、及び/又は3GPP NR標準文書(例えば、3GPP TS 38.331、3GPP TS 23.502)のうちの1つ以上によって裏付けられる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明しようとするもので、本発明が実施され得る唯一の実施の形態を表そうとするものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で別の形態に変更されてもよい。
まず、本明細書で使われる用語は次のように定義される。
−IMS(IP Multimedia Subsystem又はIP Multimedia Core Network Subsystem):IP上で音声又は他のマルチメディアサービスを配達するための標準化を提供するための構造的(architectural)フレームワーク(framework)。
−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)ベースの第3世代(Generation)移動通信技術。
−EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)ベースのPS(packet switched)コア(core)ネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE/UTRANなどのアクセスネットワークとで構成されたネットワークシステム。UMTSが進化した形態のネットワークである。
−NodeB:GERAN/UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−eNodeB/eNB:E−UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
−UE(User Equipment):ユーザ機器。UEは、UE(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などと呼ぶこともできる。また、UEは、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であってもよく、PC(Personal Computer)、車両搭載装置のように携帯不可能な機器であってもよい。MTC関連内容においてUE又は端末という用語は、MTCデバイスを指すことができる。
−HNB(Home NodeB):UMTSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル(micro cell)規模である。
−HeNB(Home eNodeB):EPSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル規模である。
−MME(Mobility Management Entity):移動性管理(Mobility Management;MM)、セッション管理(Session Management;SM)機能を有するEPSネットワークのネットワークノード。
−PDN−GW(Packet Data Network−Gateway)/PGW/P−GW:UE IPアドレス割り当て、パケットスクリーニング(screening)及びフィルタリング、課金データ収集(charging data collection)機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
−SGW(Serving Gateway)/S−GW:移動性アンカー(mobility anchor)、パケットルーティング(routing)、休止(idle)モードパケットバッファリング、MMEがUEをページングするようにトリガーする機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
−PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー別に差別化したQoS及び課金ポリシーを動的(dynamic)に適用するためのポリシー決定(Policy decision)を行うEPSネットワークのネットワークノード。
−OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのようなモバイルデバイスの管理のためにデザインされたプロトコルであり、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、誤り報告(Error Report)などの機能を有する。
−OAM(Operation Administration and Maintenance):ネットワーク欠陥表示、性能情報、及びデータ診断機能を提供するネットワーク管理機能群。
−NAS(Non−Access Stratum):UEとMMEの間の制御プレーン(control plane)の上端(stratum)。LTE/UMTSプロトコルスタックにおいて、UEとコアネットワークの間のシグナリング、トラフィックメッセージをやり取りするための機能的な層であって、UEの移動性を支援し、UEとPDN GWの間のIP連結を確立(establish)及び維持するセッション管理手順及びIPアドレス管理などを支援する。
−EMM(EPS Mobility Management):NAS層のサブ層であり、UEがネットワークアタッチ(attach)されているか又はディタッチ(detach)されているかによって、EMMは、“EMM−Registered”状態又は“EMM−Deregistered”状態を有することができる。
−ECM(EMM Connection Management)連結(connection、コネクション):UEとMMEとの間に確立(establish)された、NASメッセージの交換(exchange)のためのシグナリング連結(connection)。ECM連結は、UEとeNB間のRRC連結と上記eNBとMME間のS1シグナリング連結で構成された論理(logical)連結である。ECM連結が確立(establish)/終結(terminate)すると、上記RRC及びS1シグナリング連結も同様に確立/終結する。確立されたECM連結は、UEにとってはeNBと確立されたRRC連結を有することを意味し、MMEにとっては上記eNBと確立されたS1シグナリング連結を有することを意味する。NASシグナリング連結、即ち、ECM連結が確立されているか否かによって、ECMは“ECM−Connected”状態又は“ECM−Idle”状態を有することができる。
−AS(Access−Stratum):UEと無線(或いは接続)ネットワークとの間のプロトコルスタックを含み、データ及びネットワーク制御信号の送信などを担当する。
−NAS設定(configuration)MO(Management Object):NAS機能(Functionality)に関連したパラメータ(parameters)をUEに設定する過程で使われるMO(Management object)。
−PDN(Packet Data Network):特定サービスを支援するサーバー(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバー、WAP(Wireless Application Protocol)サーバーなど)が位置しているネットワーク。
−APN(Access Point Name):PDNを示したり区分する文字列。要求したサービスやネットワークに接続するためには特定のP−GWを経るが、このP−GWを見つけ得るようにネットワーク内であらかじめ定義した名前(文字列)を意味する。(例えば、internet.mnc012.mcc345.gprs)
−RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークにおいてNodeB、eNodeB、及びそれらを制御するRNC(Radio Network Controller)を含む単位。UE同士の間に存在し、基幹ネットワークへの連結を提供する。
−HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワークの加入者情報を有するデータベース。HSSは、設定記憶(configuration storage)、識別子管理(identity management)、ユーザ状態記憶などの機能を有することができる。
−PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。オペレータ別に区分して構成することができる。
−ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function):一つのネットワークエンティティ(entity)であり、事業者単位でUEが使用可能な接続(access)を発見して選択するようにするポリシー(Policy)を提供。
−EPC経路(又は、infrastructure data path)):EPCを介したユーザプレーンコミュニケーション経路
−E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer):S1ベアラと該当のデータ無線ベアラとの連結(concatenation)をいう。E−RABが存在すると、該E−RABとNASのEPSベアラとの間に一対一マッピングがある。
−GTP(GPRS Tunneling Protocol):GSM、UMTS及びLTEネットワーク内で一般パケット無線サービス(general packet radio service;GPRS)を運ぶために用いられるIPベース通信プロトコルのグループ。3GPPアーキテクチャ内には、GTP及びプロキシモバイルIPv6ベースインタフェースが様々なインタフェースポイント上に特定(specify)されている。GTPは、いくつかのプロトコル(例えば、GTP−C、GTP−U及びGTP’)に分解(decompose)することができる。GTP−Cは、ゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)とサービングGPRS支援ノード(SGSN)との間のシグナリングのためにGPRS基幹(core)ネットワーク内で用いられる。GTP−Cは、上記SGSNがユーザのためにセッションを活性化(activate)(例えば、PDNコンテキスト活性化(activation))すること、同一セッションを非活性化(deactivate)すること、サービスパラメータの品質(quality)を調整(adjust)すること、又は他のSGSNから動作したばかりの加入者(subscriber)のためのセッションを更新すること、を許容する。GTP−Uは上記GPRS基幹ネットワーク内でそして無線接続ネットワークと基幹ネットワークとの間でユーザデータを運ぶために用いられる。
−gNB:UEに向かうNRユーザプレーン及び制御プレーンプロトコル終結を提供し、次世代(next generation、NG)インタフェース(例えば、NG-C、NG-U)を通じて5Gコアネットワーク(5GC)に連結されたノード。
−5G接続ネットワーク(access network):5Gコアネットワークに連結するNG RAN及び/又は非3GPP ANを含む接続ネットワーク。
−5Gシステム:5G接続ネットワーク(access network、AN)、5Gコアネットワーク及びUEで構成される3GPPシステム。新しい無線(new radio、NR)システム、或いは次世代(next generation)システムとも呼ばれる。
−NGAP UE関連(association、アソシエーション):5G-ANノード及びAMFの間のUEごとの論理関連(logical per UE association)。
−NFサービス:サービス基盤のインタフェースを通じてネットワーク機能(network function、NF)により露出され(expose)、権限のある(authorized)他のNFにより消費される(consumed)機能性(functionality)。
−NG-RAN:5Gシステムの無線接続ネットワーク。
−NG-C:NG-RANと5GCの間の制御プレーンインタフェース。
−NG-U:NG-RANと5GCの間のユーザプレーンインタフェース。
図1は、EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の構造を示す概略図である。
EPCは、3GPP技術の性能を向上するためのSAE(System Architecture Evolution)の肝心な要素である。SAEは、種々のネットワーク間の移動性を支援するネットワーク構造を決定する研究課題に該当する。SAEは、例えば、IPベースで様々な無線接続技術を支援し、より向上したデータ送信キャパビリティを提供するなどの最適化したパケットベースシステムを提供することを目指す。
具体的に、EPCは、3GPP LTEシステムのためのIP移動通信システムの基幹ネットワーク(Core Network)であり、パケットベース実時間及び非実時間サービスを支援することができる。既存の移動通信システム(即ち、第2世代又は第3世代移動通信システム)では、音声のためのCS(Circuit−Switched)及びデータのためのPS(Packet−Switched)の2つの区別されるサブドメインによって基幹ネットワークの機能が具現された。しかし、第3世代移動通信システムの進化である3GPP LTEシステムでは、CS及びPSのサブドメインが一つのIPドメインに単一化された。即ち、3GPP LTEシステムでは、IPキャパビリティ(capability)を有するUEとUEとの連結を、IPベースの基地局(例えば、eNodeB(evolved Node B))、EPC、アプリケーションドメイン(例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem))によって構成することができる。即ち、EPCはエンドツーエンド(end−to−end)IPサービス具現に必須な構造である。
EPCは様々な構成要素を含むことができ、図1ではその一部に該当する、SGW(Serving Gateway)、PDN GW(Packet Data Network Gateway)、MME(Mobility Management Entity)、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
SGW(又はS−GW)は無線接続ネットワーク(RAN)と基幹ネットワークとの間の境界点として動作し、eNBとPDN GWとの間のデータ経路を維持する機能を有する要素である。また、UEがeNBによってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、SGWはローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役割を担う。即ち、E−UTRAN(3GPPリリース8以降に定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)における移動性のために、SGWを介してパケットをルーティングすることができる。また、SGWは、他の3GPPネットワーク(3GPPリリース8以前に定義されるRAN、例えば、UTRAN又はGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能してもよい。
PDN GW(又はP−GW)は、パケットデータネットワークに向かうデータインタフェースの終了点(termination point)に該当する。PDN GWは、ポリシー執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金支援(charging support)などを支援することができる。また、3GPPネットワークと非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼できないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークやWiMaxのような信頼できるネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイントの役目を担うことができる。
図1のネットワーク構造の例示では、SGWとPDN GWが別個のゲートウェイで構成されることを示しているが、2つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されてもよい。
MMEは、UEのネットワーク連結に対するアクセス、ネットワークリソースの割り当て、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバーなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を有する要素である。MMEは、加入者及びセッション管理に関連した制御プレーン(control plane)機能を制御する。MMEは多数のeNBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバーのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは、セキュリティ手順(Security Procedures)、端末対ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、休止端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を有する。
SGSNは、別の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは、信頼できない非3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対するセキュリティノードとしての役割を担う。
図1を参照して説明したように、IP能力(capability)を有するUEは、3GPPアクセスはもとより、非3GPPアクセスベースでもEPC内の様々な要素を経由して、事業者(即ち、運営者(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1は、様々な参照ポイント(reference point)(例えば、S1−U、S1−MMEなど)を示している。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCにおける個別の機能エンティティ(functional entity)に存在する2個の機能を連結する概念的なリンクを参照ポイントと定義する。次の表1に、図1に示した参照ポイントを整理する。表1の例示の他に、ネットワーク構造によって様々な参照ポイントが存在してもよい。
図1に示す参照ポイントのうち、S2a及びS2bは非3GPPインタフェースに該当する。S2aは、信頼できる非3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザプレーンに提供する参照ポイントである。S2bは、ePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザプレーンに提供する参照ポイントである。
図2は、一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを示す例示図である。同図に示すように、eNBはRRC(Radio Resource Control)連結が活性化されている間に、ゲートウェイへのルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、放送チャネル(BCH)のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクにおけるリソースをUEに動的割り当て、eNBの測定のための設定及び提供、無線ベアラ制御、無線許可制御(radio admission control)、そして連結移動性制御などのための機能を有することができる。EPC内ではページング発生、LTE_IDLE状態管理、ユーザプレーンの暗号化、SAEベアラ制御、NASシグナリングの暗号化及び完全性保護機能を有することができる。
図3は、UEとeNBとの間の制御プレーンにおける無線インタフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の構造を示す例示図であり、図4は、UEとeNBとの間のユーザプレーンにおける無線インタフェースプロトコルの構造を示す例示図である。
上記無線インタフェースプロトコルは3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく。上記無線インタフェースプロトコルは、水平的に、物理層(Physical Layer)、データリンク層(Data Link Layer)及びネットワーク層(Network Layer)からなり、垂直的には、データ情報送信のためのユーザプレーン(User Plane)と制御信号(Signaling)伝達のための制御プレーン(Control Plane)とに区分される。
それらのプロトコル層は、通信システムにおいて広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルにおける下位3層に基づいてL1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に区分することができる。
以下では、図3に示した制御プレーンの無線プロトコルと、図4に示すユーザプレーンにおける無線プロトコルの各層について説明する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。上記物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して連結されており、上記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間のデータが伝達される。そして、異なる物理層の間、即ち、送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを介してデータが伝達される。
物理チャネル(Physical Channel)は、時間軸上にある複数のサブフレームと周波数軸上にある複数の副搬送波(subcarrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(subframe)は時間軸上で複数のOFDMシンボル(symbol)と複数の副搬送波とで構成される。一つのサブフレームは複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数の副搬送波とで構成される。データが送信される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は、1個のサブフレームに該当する1msである。
上記送信側と受信側の物理層に存在する物理チャネルは、3GPP LTEによれば、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)などに区別される。
第2層には様々な層が存在する。まず、第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、様々な論理チャネル(Logical Channel)を様々な送信チャネルにマップさせる役割を担い、且つ複数の論理チャネルを一つの送信チャネルにマップさせる論理チャネル多重化(Multiplexing)の役割を担う。MAC層は上位層であるRLC層とは論理チャネル(Logical Channel)で連結されており、論理チャネルは、送信される情報の種類によって、概ね、制御プレーン(Control Plane)の情報を送信する制御チャネル(Control Channel)とユーザプレーン(User Plane)の情報を送信するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに区別される。
第2層における無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層は、上位層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位層が無線区間でデータを送信するのに適するようにデータサイズを調節する役割を担う。
第2層におけるパケットデータ収束(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層は、IPv4やIPv6のようなIPパケット送信時に、帯域幅の小さい無線区間で効率的に送信するために、相対的にサイズが大きいと共に不要な制御情報を含んでいるIPパケットヘッダーサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を有する。また、LTEシステムでは、PDCP層がセキュリティ(Security、保安)機能も担うが、これは、第3者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)及び第3者のデータ操作を防止する完全性保護(Integrity protection)で構成される。
第3層の最上部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;以下、RRCと略す。)層は、制御プレーンにおいてのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer;RBと略す。)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。このとき、RBは、UEとE−UTRANとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。
UEのRRC層と無線ネットワークのRRC層との間にRRC連結(RRC connection)が確立された(established)場合、UEはRRC連結モード(Connected Mode、接続モード)にあり、そうでない場合、RRC休止モード(Idle Mode)にある。
以下、UEのRRC状態(RRC state)及びRRC連結方法について説明する。RRC状態とは、UEのRRCがE−UTRANのRRCと論理的連結(logical connection)となっているか否かを指し、連結されている場合はRRC_CONNECTED状態(state)、連結されていない場合はRRC_IDLE状態と呼ぶ。RRC_CONNECTED状態のUEはRRC連結が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、これによってUEを効果的に制御することができる。一方、RRC_IDLE状態のUEの場合、E−UTRANが当該UEの存在を把握できず、セルよりも大きい地域単位であるTA(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。即ち、RRC_IDLE状態のUEは、セルに比べて大きい地域単位で当該UEの存在有無だけが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためには、当該UEがRRC_CONNECTED状態に遷移する必要がある。各TAはTAI(Tracking Area Identity)によって区別される。UEは、セルで放送(broadcasting)される情報であるTAC(Tracking Area Code)を用いてTAIを構成することができる。
ユーザがUEの電源を最初につけたとき、まず、UEは適切なセルを探索して当該セルでRRC連結を結び、基幹ネットワークにUEの情報を登録する。その後、UEはRRC_IDLE状態にとどまる。RRC_IDLE状態にとどまっているUEは必要によってセルを(再)選択し、システム情報(System Information)やページング情報を調べる。これをセルにキャンプオン(camp on)するという。RRC_IDLE状態にとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってE−UTRANのRRCとRRC連結を確立し、RRC_CONNECTED状態に遷移する。RRC_IDLE状態にとどまっているUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、データ送信試み、或いはE−UTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
上記RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を有する。
次に、図3に示したNAS層について詳しく説明する。
NAS層に属するESM(Evolved Session Management)は、デフォルトベアラ(default bearer)管理、専用ベアラ(dedicated bearer)管理のような機能を果たし、UEがネットワークからPSサービスを利用するための制御を担当する。デフォルトベアラリソースは、特定PDN(Packet Data Network)に最初に接続する時に、ネットワークに接続される際にネットワークから割り当てられるという特徴を有する。このとき、ネットワークは、UEがデータサービスを用い得るようにUEにとって使用可能なIPアドレスを割り当て、またデフォルトベアラのQoSを割り当てる。LTEでは、大きく、データ送信/受信のための特定帯域幅を保証するGBR(Guaranteed bit rate)QoS特性を有するベアラと、帯域幅の保証無しでベストエフォートQoS(Best effort QoS)特性を有するNon−GBRベアラの2種類を支援する。デフォルトベアラの場合、Non−GBRベアラが割り当てられる。専用ベアラの場合には、GBR又はNon−GBRのQoS特性を有するベアラが割り当てられる。
ネットワークでUEに割り当てたベアラをEPS(evolved packet service)ベアラと呼び、EPSベアラを割り当てる際に、ネットワークは一つのIDを割り当てる。これをEPSベアラIDと呼ぶ。一つのEPSベアラはMBR(maximum bit rate)又は/及びGBR(guaranteed bit rate)のQoS特性を有する。
図5は、ユーザプレーン及び制御プレーンのためのLTEプロトコルスタックを例示する図である。図5(a)は、ユーザプレーンプロトコルスタックをUE−eNB−SGW−PGW−PDNにわたって例示しており、図5(b)は、制御プレーンプロトコルスタックをUE−eNB−MME−SGW−PGWにわたって例示している。プロトコルスタックのキー(key)層の機能(function)を簡略に説明すると次のとおりである。
図5(a)を参照すると、GTP−Uプロトコルは、S1−U/S5/X2インタフェース上でユーザIPパケットをフォワードするために用いられる。GTPトンネルがLTEハンドオーバー中にデータフォワーディングのために確立されると、終端マーカーパケット(End Marker Packet)が最後のパケットとして上記GTPトンネル上で伝達(transfer)される。
図5(b)を参照すると、S1APプロトコルはS1−MMEインタフェースに適用される。S1APプロトコルは、S1インタフェース管理、E−RAB管理、NASシグナリング伝達及びUEコンテキスト管理のような機能を支援する。S1APプロトコルは、E−RABをセットアップするために初期UEコンテキストをeNBに伝達し、その後、上記UEコンテキストの修正或いは解除を管理する。S11/S5インタフェースにはGTP−Cプロトコルが適用される。GTP−CプロトコルはGTPトンネルの生成、修正(modification)及び終了(termination)のための制御情報の交換(exchange)を支援する。GTP−CプロトコルはLTEハンドオーバーの場合にデータフォワーディングトンネルを生成する。
図3及び図4に例示されたプロトコルスタック及びインタフェースに関する説明は、図5における同一のプロトコルスタック及びインタフェースにもそのまま適用することができる。
図6は、3GPP LTEにおいて任意接続手順を示すフローチャートである。
任意接続手順は、UEが基地局とUL同期を取るか、又はUEにUL無線リソースを割り当てるために行われる。
UEはルートインデックス(root index)とPRACH(physical random access channel)設定インデックス(configuration index)をeNBから受信する。各セルごとにZC(Zadoff−Chu)シーケンスによって定義される64個の候補(candidate)任意接続(random access;RA)プリアンブルがあり、ルートインデックスは、UEが64個の候補任意接続プリアンブルを生成するための論理的インデックスである。
任意接続プリアンブルの送信は、各セルごとに特定の時間及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデックスは、任意接続プリアンブルの送信が可能な特定サブフレームとプリアンブルフォーマットを示す。
任意接続手順、特に、競合ベース任意接続手順は、次の3段階を含む。次の段階1、2、3で送信されるメッセージはそれぞれ、msg1、msg2、msg4とも呼ばれる。
>1.UEは任意に選択された任意接続プリアンブルをeNBに送信する。UEは64個の候補任意接続プリアンブルから一つを選択する。そして、PRACH設定インデックスによって該当のサブフレームを選択する。UEは、選択された任意接続プリアンブルを選択されたサブフレームで送信する。
>2.上記任意接続プリアンブルを受信したeNBは、任意接続応答(random access response;RAR)をUEに送る。任意接続応答は2段階で検出される。まず、UEはRA−RNTI(random access−RNTI)でマスクされたPDCCHを検出する。UEは、検出されたPDCCHが示すPDSCH上でMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)内の任意接続応答を受信する。RARは、UL同期化のためのタイミングオフセット情報を示すタイミングアドバンス(timing advance;TA)情報、ULリソース割り当て情報(ULグラント情報)、臨時UE識別子(例えば、temporary cell−RNTI;TC−RNTI)などを含む。
>3.UEは、RAR内のリソース割り当て情報(即ち、スケジューリング情報)及びTA値によってUL送信を行うことができる。RARに対応するUL送信にはHARQが適用される。従って、UEはUL送信を行った後、上記UL送信に対応する受信応答情報(例えば、PHICH)を受信することができる。
図7は、無線リソース制御(RRC)層における連結手順を示す図である。
図7に示すように、RRC連結が確立されたか否かによってRRC状態が表されている。RRC状態とは、UEのRRC層のエンティティ(entity)がeNBのRRC層のエンティティと論理的連結(logical connection)がされているか否かをいい、連結されている場合はRRC連結状態(connected state、接続状態)といい、連結されていない状態をRRC休止状態(idle state)という。
上記連結状態(Connected state)のUEは、RRC連結(connection)が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、UEを効果的に制御することができる。一方、休止モード(idle state)のUEはeNBによって把握されず、セルよりも大きい地域単位であるトラッキング地域(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。上記トラッキング地域(Tracking Area)はセルの集合単位である。即ち、休止モード(idle state)UEは大きい地域単位で存在の有無のみが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためにはUEは連結状態(connected state)に遷移する必要がある。
ユーザがUEの電源を最初につけた時、上記UEはまず、適切なセルを探索した後、当該セルでRRC_IDLEにとどまる。RRC_IDLEにとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってeNBのRRC層とRRC連結を確立し、RRC連結状態(RRC_CONNECTED)に遷移する。
RRC_IDLEのUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、上りデータ送信などが必要であるか、或いはEUTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
RRC_IDLEのUE(UE in RRC_IDLE)が上記eNBとRRC連結を確立するためには、上述したように、RRC連結手順(RRC connection procedure)を行う必要がある。RRC連結手順は、大きく、UEがeNBにRRC連結要求(RRC connection request)メッセージを送信する過程、eNBがUEにRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを送信する過程、そしてUEがeNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する過程を含む。
>1.RRC_IDLEのUEは通話試み、データ送信試み、又はeNBのページングに対する応答などの理由でRRC連結を確立しようとする場合、まず、上記UEはRRC連結要求(RRC connection request)メッセージをeNBに送信する。
>2.上記UEからRRC連結要求メッセージを受信すれば、上記eNBは無線リソースが十分である場合には上記UEのRRC連結要求を受諾し、応答メッセージであるRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを上記UEに送信する。
>3.上記UEが上記RRC連結セットアップメッセージを受信すれば、上記eNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する。
UEがRRC連結設定メッセージを成功的に送信すると、初めてUEはeNBとRRC連結され、RRC_CONNECTEDモードに遷移する。
現在3GPPでは、EPC以後の次世代移動通信システムに対する研究が行われている。次世代モバイルネットワークシステム、例えば、5Gコアネットワークに対するデザインのために、3GPPではSMARTER(Services and Markets Technology Enablers)という研究によりサービス要求事項を定義している。また、システムアーキテクチャ2(system architecture、SA2)では、SMARTERに基づいて次世代システムのための研究(study on architecture for next generation system、FS_NextGen)が行われている。3GPP TR 23.799には、NextGenシステム(NextGen system、NGS)について以下の用語が定義されている。
−進化したE−UTRA(Evolved E−UTRA):NextGenシステム内の動作(operation)のためのE−UTRA無線インタフェースの進化を示すRAT。
−ネットワーク能力(Network Capabilit):一般的に別の独立型(standalone、スタンドアローン)の“エンドユーザサービス(end user service)”として使用されず、“エンドユーザ”に提供される遠隔通信サービスで結合される構成要素(component)として提供されるネットワーク及び3GPP特化(specified)機能。例えば、位置サービスは、一般的に“エンドユーザ”が単純に他のUEの位置を問う時に使用されることではなく、特性(feature)又はネットワーク能力として、例えば、追跡応用プログラムが“エンドユーザサービス”として提供する、追跡応用プログラムにより使用される、機能(feature)又はネットワーク能力である。ネットワーク能力は内部的にネットワークで使用でき、サードパーティー(3rd party)という外部ユーザに露出されることもできる。
−ネットワーク機能(Network Function):3GPP TR23.700において、ネットワーク機能は3GPPが採択した機能又はネットワークにおいて3GPPが定義した処理機能であり、機能的動作(behavior)及び3GPP定義インタフェースを有する。備考3:ネットワーク機能は、専用ハードウェア上のネットワーク要素であって、又は専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスであって、又は適切なプラットホーム(例えば、クラウド・インフラストラクチャー)上でインスタンス化された仮想化機能として具現されることができる。
−NextGen Core Network:NextGen接続ネットワークに連結されるこの明細書に明示された核心ネットワーク。
−NextGen RAN(NG RAN):以下のオプションのうちの1つ以上を支援する無線接続ネットワークを意味する:
独立型新しい無線(Standalone New Radio)、
独立型新しい無線は進化したE−UTRAの拡張を有するアンカーである、
進化したE−UTRA、
進化した新しい無線確定を有するアンカーである。
NG RANはRANが次世代コアとインタフェースするという共通の特徴を有する。
−NextGen接続ネットワーク(NextGen Access Network、NG AN):NextGen RAN又は非3GPPアクセスネットワークを言い、次世代コアとインタフェースする。
−NextGenシステム(NG System):NG ANとNextGenコアを含むNextGenシステムを意味する。
−NextGen UE:NextGenシステムに連結するUE。
−PDU連結性サービス(PDU Connectivity Service):UEとデータネットワークの間でPDUの交換を提供するサービス。
−PDUセッション(PDU Session):PDU連結性サービスを提供するデータネットワークとUEの間の関連(association)。関連のタイプは、IPタイプ、イーサネットタイプ及び非IPタイプを含む。言い換えれば、従来のセッションはIPタイプであったが、NextGenではイーサネットタイプ或いは非IPタイプであるか否かによってもセッションが区分される。
−IPタイプのPDUセッション(PDU Session of IP Type):UEとIPデータネットワークの間の関連。
−サービス連続性(Service Continuity):IPアドレス及び/又はアンカーリング地点が変更される場合を含めてサービス中断のないユーザ経験。
−セッション連続性(Session Continuity):
PDUセッションの連続性。IPタイプのPDUセッションの場合、“セッション連続性”はPDUセッションの寿命の間にIPアドレスが保存されることを意味する。
5Gシステムアーキテクチャは、ネットワーク機能仮想化(Network Function Virtualization)、ソフトウェア定義ネットワーク(Software Defined Networking)のような技法(technique)を使用するためにデータ連結性及びサービスを支援するように定義される。5Gシステムアーキテクチャはサービスベースで定義され、ネットワーク機能の間の相互作用(interaction)は2つの方法で定義される:
>サービスベースの表現(representation)、ここで制御プレーン内のネットワーク機能(例えば、AMF)は、他の公認された(authorized)ネットワーク機能がこれらのサービスに接続することを可能にする(enable)。
>参照ポイント表現。これは2つのネットワーク機能(例えば、AMF及びSMF)の間のポイント−to−ポイント参照ポイント(例えば、N11)により説明されるネットワーク機能内のNFサービスの間に存在する相互作用を示す。
5Gシステムアーキテクチャは、様々なネットワーク機能(network function、NF)で構成される。5Gシステムアーキテクチャを形成するNFには、例えば、接続及び移動性管理機能(Access and Mobility Management Function、AMF)、データネットワーク(Data Network、DN)、ポリシー制御機能(Policy Control Function、PCF)、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)、統合されたデータ管理(Unified Data Management、UDM)、ユーザプレーン機能(User Plane Function、UPF)、ユーザ機器(User Equipment、UE)、(無線)接続ネットワーク((Radio) Access Network、(R)AN)などがある。5GシステムのNFのうちのAMFは、例えば、以下の機能性を含む:RACN CPインタフェース(N2)の終結(termination)、NAS(N1)の終結、NAS暗号化及び完全性保護(ciphering and integrity protection)、連結管理、到達可能性(reachability)管理、移動性(mobility)管理、UEとSMFの間のSMメッセージのための輸送(transport)を提供、EPSとの相互作用のためのEPSベアラID割り当てなど。5Gアーキテクチャは様々な参照ポイントを含むが、これらのうち、N1はUEとAMFの間の参照ポイントであり、N2は(R)ANとAMFの間の参照ポイントである。
5Gシステムアーキテクチャに関連する用語に対する定義及びより詳しい説明は、3GPP TR 21.905、3GPP TS 23.501を参照できる。
従来LTEシステムにおいて、UEが接続ネットワーク上でRRC_IDLE状態であると、コアネットワーク上ではECM_IDLE状態であり、接続ネットワーク上でRRC_CONNECTED状態であると、コアネットワーク上ではECM_CONNECTED状態である。言い換えれば、従来のLTEシステムにおいて、RRC_IDLEであるUE(UE in RRC_IDLE)は即ち、ECM_IDLEであるUEであり、RRC_CONNECTEDであるUEは即ち、ECM_CONNECTEDであるUE(UEin ECM_CONNECTED)である。IDLEであるUEの場合、(S1−MMEにわたる)論理(logical)S1−AP(S1Application Protocol)シグナリング連結及びUEのための(S1−U内の)全てのS1ベアラがない。IDLEであるUEの場合、ネットワークの観点で、制御プレーンではUEとのS1シグナリング及びRRC連結が、またユーザプレーンではUEとの下りリンクS1ベアラ及びデータ無線ベアラ(data radio bearer、DRB)が確立されていないか又は解除されている。IDLEであるUEの観点で、IDLE状態は、制御プレーン及びユーザプレーンの各々において自分のRRC連結及びDRBがないことを意味する。例えば、連結解除過程を通じて一応連結が解除されると、UEとMMEの間のECM連結が解除され、UEと関連する全てのコンテキストがeNBから削除される。その後、UEは、UE及びMMEではECM_CONNECTED状態からECM_IDLE状態に遷移し、UE及びeNBではRRC_CONNECTED状態からECM_IDLE状態に遷移する。このため、UEに対する連結制御はいつもコアネットワークにより行われ、UEに対するページングもコアネットワークにより開始及び管理される必要がある。従って、UEとネットワークの間のトラフィック輸送が遅延することができる。また、RRC_IDLEのUEがトラフィックを送信しようとする場合、或いはネットワークがRRC_IDLEのUEにトラフィックを送信しようとする場合には、サービス要求過程を通じてUEがRRC_CONNECTEDに遷移するが、このサービス要求過程は様々なメッセージ交換を伴う。このため、UEとネットワークの間のトラフィック輸送が遅延することができる。
RRC_IDLEとRRC_CONNECTEDの間の遷移過程で発生する遅延を減らすために、LTE−AシステムにRRC_INACTIVE状態を導入しようとする論議があり、5GシステムでもRRC_INACTIVE状態を支援することが考慮されている。例えば、5GシステムのRRC層は、以下の特性を有する3つの状態を支援することができる(3GPP TR 38.804 V0.7.0参照)。
*RRC_IDLE
−セル再選択移動性;
−モバイル終結データ(mobile terminated data)のためのページングがコアネットワーク(例えば、5GC)により開始される;
−ページング領域がコアネットワーク(core network、CN)により管理される。
*RRC_INACTIVE:
−セル再選択移動性;
−CN−NR RAN連結(制御プレーン及びユーザプレーンの両方とも)がUEに対して確立される(establish);
−UE接続層(access stratum、AS)コンテキストが少なくとも1つのgNB及びUEに貯蔵されている;
−ページングがNR RANにより開始される;
−RANベースの通知(notification)領域がNR RANにより管理される;
−NR RANがUEが属するRANベースの通知領域を知る;
*RRC_CONNECTED:
−UEがNR RRC連結を有する;
−UEがNRにASコンテキストを有する;
−NR RANがUEが属するセルを知る;
−UEへの/からのユニキャストデータの伝達(transfer);
−NR内の及びE-UTRANへの/からのネットワーク制御移動性(network controlled mobility)、即ち、ハンドオーバー。
図8はUE状態遷移を例示する図である。UEは1回に1つのRRC状態を有する。
図8を参照すると、以下の状態遷移がRRC状態の間に支援される:“連結セットアップ”過程(例えば、要求、セットアップ、完了)に従って(following)、RRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに;(少なくとも)“連結解除”過程に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_IDLEに;“連結非活性化(connection inactivation)”過程に従って、RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEに;“連結活性化”過程に従って、RRC_INACTIVEからRRC_CONNECTEDに。
RRC_INACTIVE状態にあるUEはRANベースの通知領域に設定されることができ、その後:通知領域は単一或いは多数のセルをカバーでき、CN領域より小さく;UEは通知領域の境界内に留まる時にはいかなる“位置更新(location update)”指示も出せず;通知領域から離れると、UEは自分の位置をネットワークに更新する。
4G通信の場合、UEがEPS/LTEシステムに登録するために、また登録状態を維持するために、アタッチ過程とトラッキング領域の更新(tracking area update、TAU)過程(3GPP TS 23.401を参照)を行う。5Gシステムでは、既存のアタッチ過程とTAU過程を統合した登録過程(3GPP TS 23.502を参照)を行う。5Gシステムにおいて、登録管理(registration management、RM)は、UE/ユーザをネットワークに登録又は登録解除(deregister)するために使用され、ユーザコンテキストをネットワークに確立する(establish)。RM_DEREGISTRED及びRM_REGISTEREDの2つのRM状態がUEとAMFで使用され、選択されたPLMN内のUEの登録状態を反映する。連結管理(connection management、CM)はUEとAMFの間のシグナリング連結を確立又は解除(release)するために使用される。CMはN1上で(over)UEとAMFの間のシグナリング連結を確立(establishment)及び解除(release)する機能を含む。かかるシグナリング連結はUEとコアネットワークの間のNASシグナリング交換(exchange)を可能にするために使用され、UEとANの間のANシグナリング連結(例えば、3GPP接続上でRRC連結)及びANとAMFの間のUEのためのN2連結を含む。UEのAMFとのNASシグナリング連結性(connectivity)を反映するために、2つの連結管理(connection management、CM)状態が使用される:CM_IDLE及びCM_CONNECTED。CM_IDLEはLTE(即ち、4G)システムのECM_IDLEと類似或いは対応する状態である。CM_CONNECTEDは従来のLTEシステムのECM_CONNECTEDと類似或いは対応する状態である。CM_IDLE状態であるUEは、N1上でAMFと確立されたいかなるNASシグナリング連結がなく、CM_IDLE状態であるUEに対しては、いかなるANシグナリング連結、N2連結及びN3連結がない。AMFはN2連結がUEのためにANとAMFの間で確立又は解除されるときにはいつでもUEに対してCM_CONNECTED状態に進入する。CM_CONNECTED状態であるUEは、N1上でAMFとのNASシグナリング連結を有する。NASシグナリング連結はUEとNG−RANの間ではRRC連結を、そしてANと3GPP接続のためのAMFの間ではNGAP UE関連(association)を使用する。CM_CONNECTED状態において、UEはANシグナリング連結が解除される時はいつでもCM_IDLE状態に進入する。AMF内のUE CM状態がCM_CONNECTEDである時、AMFはRRC_INACTIVEを支援しないバージョンのLTEシステムの場合は、ECM_CONNECTEDであるUEは、即ちRRC_CONNECTEDであるUEであるが、CM_CONNECTEDであるUEは、RRC_CONNECTEDであるUEであることができ、RRC_INACTIVEであるUEであることもできる。
RRC_INACTIVEであるUEの場合、コアネットワークの観点では、UEがまるでRRC_CONNECTEDであることと類似して、コアネットワークが受信したデータ及びシグナリングがコアネットワークからRAN(例えば、gNB)にすぐ伝達されるが、UEとRANの間ではRANがデータ/シグナリングをUEに伝達するためには、ページング過程によりUEとRANの間に再度連結を確立する過程が必要である。
RRC_IDLEであるUE(UE in RRC_IDLE)の場合、UEに対するRAN/gNBと(従来のMMEに該当する)AMFの間の連結であるN2連結と、UEとgNBの間のRRC連結がキャンセルされた状態であり、コアネットワークでもUEがCM−IDLEに認知されるので、これによる動作(例えば、モバイル終結(terminated)サービスのためのパージング過程、UEの到達可能性を確認するためのトラッキング領域更新或いは周期的登録過程など)が行われることができる。RRC_CONNECTEDであるUE(UE in RRC_CONNECTED)の場合、UEに対するN2連結とRRC連結が全て存在し、コアネットワークはUEに直ちに到達可能であり、サービスに対してUEによる応答が可能であると判断できる。しかし、RRC_INACTIVEであるUE(UE in RRC_INACTIVE)の場合は、UEにN2連結は存在するが、RRC連結はRRC連結がないRRC_IDLEと同様の状態にあり、UEは不連続受信(discontinuous reception、DRX)区間(duration)の間、パージングメッセージの受信を試み、自分に対する終結データがあることを知らせるパージングメッセージを受信した場合には、RRC連結を確立する必要がある。また既存のトラッキング領域と同様の概念のRAN領域がgNBから設定され、UEがRRC_INACTIVEに留まる間はRAN領域から外れた場合には、RAN領域更新過程或いはRAN領域通知過程などを行って、RAN/gNBにUEの位置移動を知らせることは勿論、周期的にUEの到達可能性を更新する周期的RAN領域更新などを行う。これにより、gNBはRRC_INACTIVEであるUEの到達可能性の管理は勿論、移動性を管理する。CNはRRC_CONNECTEDであるUEについてはUEが属するセルまで把握することができるが、RRC_INACTIVEであるUEについてはRANベースの通知領域のみを把握できる。従って、CNの立場では、RRC_INACTIVEであるUEに対する到達可能性及び通信可能性の正確度が、RRC_CONNECTEDであるUEに対する到達可能性及び通信可能性より落ちるといえる。また、RRC_INACTIVE状態において、長い周期或いはサイクルのDRXが適用される場合には、UEのパージング受信可能性についての不確実性及びUEがカバレッジ外(或いは音声地域)に存在する可能性などにより、エンドツーエンドサービス(end−to−end service)に対する性能低下が発生することができる。また、RRC_INACTIVEであるUEに対するDRX周期が長くなる場合、コアネットワークがUEに送るモバイル終結シグナリング/データに対するUEの応答遅延が発生することができる。従って、RRC_INACTIVEであるUEがコアネットワークではCONNECTEDであるUEとして認知されるにもかかわらず、終結サービス(terminated service)に対するUEからの応答遅延などによる性能低下が予想される。
かかる問題点を考慮して、本発明では、セルラー/無線通信システムにおいて、UEと接続ネットワーク(例えば、eNB、gNB)の間にはRRC連結がなく、接続ネットワークとコアネットワークの間には連結が存在するRRC_INACTIVEに対するコアネットワーク(core network、RN)の運用方法を提案している。特に、本発明は、CNがRANのRRC状態を認知できるように、RRC状態遷移報告過程を導入することを提案している。以下、本発明によるRRC状態(遷移)報告過程について説明する。
本発明によるRRC状態(遷移)報告により、AMFはRRC状態遷移を適切に認知することができる。AMFがRRC状態と関係ないサービスを必要とする場合(例えば、UEとの遅延及びUEの正確な位置に関係なくサービスが可能な場合)、RRC状態を正確に認知しなくてもよいが、RRC状態に関連するサービスが必要な場合には、該当UEのRRC状態報告によりUEのRRC状態を認知することができる。RRC状態(遷移)報告は、UEのRRC状態が変化するたびに行われる。但し、UEのRRC状態が変化するたびに(R)ANノード(例えば、eNB、gNB)がAMFに状態報告を行う場合、(R)ANとAMF/MMEの間のN2シグナリングが増加するという短所がある。従って、本発明のRRC状態(遷移)報告は、必要な場合に行われることと限定される。
図9及び図10は本発明によるRRC状態報告(制御)過程を例示する図である。
本発明において、RRC状態遷移報告過程は、AMFが(R)ANに(特定の)UEに対してRRC_INACTIVE状態を提供することを許容した場合を前提とする(S900、S1000)。AMFは(R)ANと連結を確立する時、(R)ANが(特定の)UEに対してRRC_INACTIVE状態を提供してもよいかを知らせ、RRC_INACTIVEの適用が許容された(R)ANは、UEをRRC_IDLE/RRC_CONNECTEDからRRC_INACTIVEに、或いはRRC_INACTIVEからRRC_IDLE/RRC_CONNECTEDに遷移することができる。RRC_INACTIVEの適用が許容されない(R)ANは、UEをRRC_IDLEからRRC_CONNECTEDに、或いはRRC_CONNECTEDからRRC_IDLEにのみ遷移できる。
図9を参照すると、AMFはUEの移動性管理(mobility management、MM)状態がCM_CONNECTEDである場合、(R)ANノード(例えば、eNB、gNB)にUEのRRC状態(遷移)報告を命令するために、RRC状態報告制御メッセージを送信する(S901)。RRC状態報告制御メッセージは、(R)ANがどのタイプの報告を行うかを示す要求タイプ(Request type)情報要素(information element、IE)を含む。RRC状態報告制御メッセージは、要求タイプIEと共に要求情報を含むことができる。要求タイプIEは直ちに(directly)報告するか否かを(R)ANに指示する。或いは要求タイプIEはRRCの状態変化時に報告するか否かを(R)ANに指示する。或いは要求タイプIEはRRC状態変化を報告することを中断(stop)するか否かを(R)ANに指示する。要求タイプが“直ちに報告”することを示すようにセットされていない場合、RRC状態報告制御メッセージは要求期間(period)或いは報告期間に関する情報を含むことができる。要求或いは報告期間に関する情報は、一回(one time);連続的(continuous);又は期間(時間)を示す。“一回”を示す要求或いは報告期間情報は、(R)ANがRRC状態が変化した場合に一回のみ報告せよという要求に該当する。この場合、“一回”を示す要求或いは報告期間情報を受信した(R)ANは、RRC状態が変化した場合に一回のみ報告を行う。“連続的”を示す要求或いは報告期間情報は、(R)ANがRRC状態が変化するたびに報告せよという要求に該当する。“連続的”を示す要求或いは報告期間情報を受信した(R)ANは、RRC状態が変化するたびにRRC状態を報告することができる。RRC状態報告制御情報が“期間(時間)”値を含む場合、(R)ANは該当時間の間にAMFに報告を行う。RRC状態報告制御メッセージを用いて受信されたRRC状態報告制御値は、(R)ANに(UEのコンテキストとして)貯蔵され、その後、CM_CONNECTED状態でサービング(R)ANが変化する場合にも、変化したサービング(R)ANでも維持される。但し、N2連結が解除された場合、即ち、UE CM状態がCM_IDLEに進入した場合は、該当RRC状態報告制御値は他のUEコンテキストと共に(R)ANノードから削除されることができる。
要求タイプと報告期間以外にも要求情報(request request info)IEがRRC状態報告制御メッセージに含まれることができる。要求情報IEは(R)ANに追加報告値を指示することができる。追加報告値としては、例えば、UEの位置、及び/又はカバレッジ強化(coverage enhancement、CE)値がある。“UEの位置”が報告値としてRRC状態報告制御メッセージに含まれる場合、(R)ANは該当UEのRRC状態変更時にUEが属するセル識別子及びトラッキング領域識別子をRRC状態と共にAMFに報告することができる。また、“CE値”が報告値としてRRC状態報告制御メッセージに含まれる場合は、(R)ANはUEに適用されているカバレッジ強化(或いは強化カバレッジ)値をRRC状態と共にAMFに送信することができる。
UEの位置及び/又はCE値はRRC状態報告制御のIEであって、RRC状態報告制御メッセージに含まれてその報告有無が制御され、或いは(R)ANがRRC状態報告時にRRC状態報告メッセージにいつも含まれることもできる。
図10を参照すると、AMFが(RRC状態報告制御メッセージを用いて)UEに対するRRC状態報告を行うように(R)ANを設定すると(S1000)、(R)ANはAMFにRRC状態報告を行うことができる。例えば、(R)ANはUEのRRC状態がRRC−ACTIVEであるか、それともRRC_INACTIVEであるかを(RRC状態報告制御メッセージによって)AMFに報告することができる。或いは(R)ANはUEのRRC状態がRRC_CONNECTEDであるか、それともRRC_INACTIVEであるかを(RRC状態報告制御メッセージによって)AMFに報告することができる。
RRC状態報告制御過程により“直ちに報告”を示す要求タイプを受信した場合は、(R)ANは該当UEの現在RRC状態、即ち、UEと(R)ANの間にRRC連結があるか否かを知らせるRRC状態報告を行う。要求タイプが“連続的”である場合には、(R)ANは該当UEのRRC状態が変化するたびに報告を行う。またRRC状態報告制御メッセージが期間値を含んでいる場合は、(R)ANは該当期間の間にUEのRRC状態が変化するたびに報告を行うことができる。要求/報告情報値によってRRC状態の報告時に(R)ANはUEが位置したセル情報及びCE値をRRC状態とともに含むことができる。ここで、CE値はAMFがUEにCNベースのパージングを送る場合に考慮すべきUEのカバレッジ強化情報である。
図11は、本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
提案する実施例によるUE装置100は、送受信モジュール110、プロセッサ120及びメモリ130を含む。UE装置100の送受信モジュール110は、無線周波数(radio frequency、RF)ユニットとも呼ばれる。送受信モジュール110は外部装置に各種信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種信号、データ及び情報を受信するように構成される。また送受信モジュール110は送信部と受信部に分離して具現される。UE装置100は、外部装置と有線及び/または無線で連結することができる。プロセッサ120は、UE装置100全般の動作を制御することができ、UE装置100が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を行うように構成することができる。また、プロセッサ120は、本発明で提案するUE動作を行うように構成することができる。プロセッサ120は本発明の提案によってデータ或いはメッセージを送信するように送受信モジュール110を制御する。メモリ130は、演算処理された情報などを所定時間の間保存することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えることができる。
図11を参照すると、提案する実施例によるネットワークノード装置200は、送受信モジュール210、プロセッサ220及びメモリ230を含む。UE装置100と通信する場合、送受信モジュール210は無線周波数(radio frequency、RF)ユニットとも呼ばれる。送受信モジュール210は、外部装置に各種信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種信号、データ及び情報を受信するように構成される。ネットワークノード装置200は、外部装置と有線及び/または無線で連結することができる。送受信モジュール210は送信部と受信部に分離して具現される。プロセッサ220は、ネットワークノード装置200全般の動作を制御することができ、ネットワークノード装置200が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を行うように構成することができる。また、プロセッサ220は、本発明で提案するネットワークノード動作を行うように構成することができる。プロセッサ220は本発明の提案によってデータ或いはメッセージをUE或いは他のネットワークノードに送信するように送受信モジュール110を制御する。メモリ230は、演算処理された情報などを所定時間の間保存することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えることができる。接続ネットワークにおいて、ネットワーク装置200はeNB或いはgNBであることができる。コアネットワークにおいて、ネットワーク装置200はAMF装置、即ちAMFを有する装置であることができる。
また、上記UE装置100及びネットワーク装置200の具体的な構成は、上述した本発明の多様な実施例で説明した事項が独立的に適用されたり、または2以上の実施例が同時に適用されるように具現することができ、重複する内容に対する説明は明確性のために省略する。
本発明において、AMF装置のプロセッサは、上述した本発明によるUEに対するRRC状態遷移制御メッセージをRANノード(例えば、eNB、gNB)に送るようにAMF装置の送受信モジュールを制御する。RRC状態遷移制御メッセージは、上述したRRC状態報告制御値のうち、少なくとも1つを含む。RANノードの送受信モジュールがRRC状態遷移制御メッセージを受信すると、RANノードはRRC状態遷移制御メッセージ内の値によってUEのRRC状態を示すRRC状態報告メッセージをAMF装置に送るようにRANノードの送受信モジュールを制御する。AMF装置は、UEのRRC状態変化の報告を中断することを要求するメッセージをRANノードに送信するように送受信モジュールを制御でき、これを受信したRANノードのプロセッサは、UEに対するRRC状態報告を中止することができる。
上述した本発明の各実施例は、多様な手段を通じて具現することができる。例えば、本発明の各実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェアまたはそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の各実施例に係る方法は、一つまたはそれ以上のASICs(Application Specific Integrated Circuits)、DSPs(Digital Signal Processors)、DSPDs(Digital Signal Processing Devices)、PLDs(Programmable Logic Devices)、FPGAs(Field Programmable Gate Arrays)、プロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の各実施例に係る方法は、以上で説明した機能または動作を行うモジュール、手順または関数などの形態で具現することができる。ソフトウェアコードは、メモリユニットに保存してプロセッサによって駆動することができる。メモリユニットは、プロセッサの内部または外部に位置し、既に公知の多様な手段によってプロセッサとデータをやり取りすることができる。
上述したように開示された本発明の好ましい実施形態に対する詳細な説明は、当業者が本発明を具現して実施できるように提供された。以上では、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当技術分野で熟練した当業者であれば、下記の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更可能であることを理解できるだろう。よって、本発明は、ここで示した各実施形態に制限されるものではなく、ここで開示された各原理及び新規の各特徴と一致する最広の範囲を付与しようとするものである。
上述したような通信方法は、3GPPシステムの他に、IEEE 802.16x、802.11xシステムを含む様々な無線通信システムにも適用可能である。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を利用するmmWave通信システムにも適用可能である。

Claims (20)

  1. 接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置がユーザ機器に対する報告を受信するにおいて、
    基地局に前記ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを送信することと、
    前記基地局から前記ユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを受信することと、を含む、報告受信方法。
  2. 前記要求メッセージは、前記ユーザ機器がCM_CONNECTED状態である時に送信される、請求項1に記載の報告受信方法。
  3. 前記要求メッセージは、前記基地局が前記ユーザ機器のRRC状態が変化するたびに前記RRC状態報告を行うか否かを示す情報を含む、請求項1に記載の報告受信方法。
  4. 前記報告メッセージは、前記ユーザ機器が属するトラッキング領域の識別子及びセルの識別子を含む、請求項1に記載の報告受信方法。
  5. 前記基地局に前記ユーザ機器に対する前記RRC状態報告を中断することを要求するメッセージを送信することをさらに含む、請求項1に記載の報告受信方法。
  6. 基地局が接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置にユーザ機器に対する報告を行うにおいて、
    前記ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを受信することと、
    前記ネットワーク装置に前記ユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを送信することと、を含む、報告実行方法。
  7. 前記要求メッセージは、前記ユーザ機器がCM_CONNECTED状態である時に受信される、請求項6に記載の報告実行方法。
  8. 前記要求メッセージは、前記基地局が前記ユーザ機器のRRC状態が変化するたびに前記RRC状態報告を行うか否かを示す情報を含む、請求項6に記載の報告実行方法。
  9. 前記報告メッセージは、前記ユーザ機器が属するトラッキング領域の識別子及びセルの識別子を含む、請求項6に記載の報告実行方法。
  10. 前記ユーザ機器に対する前記RRC状態報告を中断することを要求するメッセージを受信することをさらに含む、請求項6に記載の報告実行方法。
  11. 接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置がユーザ機器に対する報告を受信するにおいて、
    送受信モジュールと、
    前記送受信モジュールを制御するように構成されたプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    基地局に前記ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを送信するように前記送受信モジュールを制御し、
    前記基地局から前記ユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを受信するように前記送受信モジュールを制御するように構成された、ネットワーク装置。
  12. 前記要求メッセージは、前記ユーザ機器がCM_CONNECTED状態である時に送信される、請求項11に記載のネットワーク装置。
  13. 前記要求メッセージは、前記基地局が前記ユーザ機器のRRC状態が変化するたびに前記RRC状態報告を行うか否かを示す情報を含む、請求項11に記載のネットワーク装置。
  14. 前記報告メッセージは、前記ユーザ機器が属するトラッキング領域の識別子及びセルの識別子を含む、請求項11に記載のネットワーク装置。
  15. 前記プロセッサは、前記基地局に前記ユーザ機器に対する前記RRC状態報告を中断することを要求するメッセージをさらに送信するように前記送受信モジュールを制御する、請求項11に記載のネットワーク装置。
  16. 基地局が接続及び移動性管理機能(access and mobility management function、AMF)を有するネットワーク装置にユーザ機器に対する報告を行うにおいて、
    送受信モジュールと、
    前記送受信モジュールを制御するように構成されたプロセッサと、を含み、
    前記プロセッサは、
    前記ユーザ機器に対する無線リソース制御(radio resource control、RRC)状態報告を行うことを要求する要求メッセージを受信するように前記送受信モジュールを制御し、
    前記ネットワーク装置に前記ユーザ機器がRRC_CONNECTED状態であるか或いはRRC_INACTIVE状態であるかを示す情報を含む報告メッセージを送信するように前記送受信モジュールを制御するように構成された、基地局。
  17. 前記要求メッセージは、前記ユーザ機器がCM_CONNECTED状態である時に受信される、請求項16に記載の基地局。
  18. 前記要求メッセージは、前記基地局が前記ユーザ機器のRRC状態が変化するたびに前記RRC状態報告を行うか否かを示す情報を含む、請求項16に記載の基地局。
  19. 前記報告メッセージは、前記ユーザ機器が属するトラッキング領域の識別子及びセルの識別子を含む、請求項16に記載の基地局。
  20. 前記プロセッサは、前記ユーザ機器に対する前記RRC状態報告を中断することを要求するメッセージをさらに受信するように前記送受信モジュールを制御する、請求項16に記載の基地局。
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