JP2019526524A - ガラス製造装置及び方法 - Google Patents

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マイロン スミス,クリストファー
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Abstract

ガラス製造装置は、耐火性チューブの内部孔内に位置決めされた導管の一部分を含んでよい。一実施形態では、上記耐火性チューブは、上記耐火性チューブの第1の長さを加熱するよう動作可能である第1の加熱素子と、上記耐火性チューブの第2の長さを加熱するよう動作可能である第2の加熱素子とを含む。別の実施形態では、成形用容器はインレットを含み、耐火性デバイスの下端は上記インレット内に位置決めされる。更なる実施形態では、ガラスを製造する方法は、導管の内部経路を通る流れ軸に沿って、溶融材料を流すステップを含む。いくつかの実施形態では、上記方法は、インレット内に位置決めされた送達パイプの下流セグメントのアウトレットを通して溶融材料を流すステップを含む。

Description

優先権
本出願は、米国特許法第119条の下で、2016年9月13日出願の米国仮特許出願第62/393,759号、2016年12月1日出願の米国仮特許出願第62/428,792号、及び2017年6月2日出願の米国仮特許出願第62/514,118号の優先権の利益を主張するものであり、各上記仮特許出願の内容は信頼できるものであり、その全体が参照により本出願に援用される。
本開示は一般に、ガラスを製造するための方法及び装置に関し、より詳細には、導管内で溶融材料を加熱するための方法及び装置に関する。
ガラス製造装置を用いてガラスを製造することが知られている。典型的なガラス製造装置は、上記装置内で溶融材料を搬送するパイプ又は導管を含む。例えばガラス製造装置は、成形用容器のインレットに溶融材料を送達する送達パイプを含んでよい。
これより、「発明を実施するための形態」に記載された、いくつかの例示的実施形態の基本的な理解を提供するために、本開示の簡潔な概要を提示する。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置は耐火性チューブを含んでよく、上記耐火性チューブは、上記耐火性チューブの第1の長さを加熱するよう動作可能な第1の加熱素子と、上記耐火性チューブの第2の長さを加熱するよう動作可能な第2の加熱素子とを含む。上記第1の加熱素子は、上記第2の加熱素子から電気的に絶縁されていてよい。いくつかの実施形態では、上記装置は、上記耐火性チューブの内部孔内に位置決めされた導管を含んでよい。上記導管の外側表面は、上記第1の長さ及び上記第2の長さに沿った上記内部孔の内側表面に面してよく、上記導管の内側表面は、上記導管の流れ軸に沿って延在する内部経路を画定してよい。
いくつかの実施形態では、上記ガラス製造装置は、ガラスリボンを形成するためのガラス成形器を含んでよく、上記ガラス成形器は成形用容器を含んでよく、上記導管は送達パイプを含んでよく、上記送達パイプのアウトレットは、上記成形用容器のインレット内へと延在してよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプは、上記耐火性チューブの上記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性チューブの下端から上記内部孔の外側に突出する下流セグメントとを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記成形用容器の上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を含んでよい。上記内部通路は、上側部分及び下側部分を含むことができる。上記インレットの上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記インレットの上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きくてよい。上記耐火性チューブの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記内部孔の上記内側表面は、上記導管の上記外側表面を上記流れ軸に沿って取り囲むことができる。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記第1の長さは、上記耐火性チューブの上記第2の長さから、上記流れ軸に沿って軸方向に隔てられていてよく、上記耐火性チューブの中間部分は、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間に軸方向に位置決めされる。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記中間部分は、上記第1の加熱素子を上記第2の加熱素子から電気的に絶縁してよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに対して設置してよく、上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに対して設置してよい。
いくつかの実施形態では、上記導管の上記内側表面は、上記導管の上記流れ軸に対して垂直に、円形断面プロファイルを有してよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子の自由端部は、上記耐火性チューブの第1の側部から延在してよく、上記第2の加熱素子の自由端部は、上記耐火性チューブの第2の側部から延在してよい。いくつかの実施形態では、上記第1の側部は上記第2の側部の反対側であってよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って同心円状に整列させてよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記軸と、上記導管の上記流れ軸とは、同一直線上にあってよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれていてよく、上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの外側表面によって画定される第1の溝内に載置してよく、上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記外側表面によって画定される第2の溝内に載置してよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の溝及び上記第2の溝は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って同心円状に整列させてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の溝は、上記第1の溝と上記第2の溝との間に軸方向に位置決めされた上記耐火性チューブの上記中間部分によって、上記耐火性チューブの上記軸に沿って上記第2の溝から隔てられていてよい。上記耐火性チューブの上記中間部分は、上記第1の加熱素子を上記第2の加熱素子から電気的に絶縁してよい。
いくつかの実施形態では、上記ガラス製造装置は、上記耐火性チューブの上記外側表面の少なくとも一部分を被覆するセメントの層を含んでよい。上記セメントの層は、上記第1の加熱素子を上記第1の溝内に少なくとも部分的に封入してよく、また上記第2の加熱素子を上記第2の溝内に少なくとも部分的に封入してよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、複数の加熱素子を含んでよい。上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を加熱するよう動作可能であってよい。上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記複数の加熱素子のうちの他の上記加熱部分から電気的に絶縁されていてよい。
いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分のうちの、上記1つの周部分に対して設置してよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分のうちの、上記1つの周部分は、上記耐火性チューブの上記外側表面によって画定される各溝を含んでよい。上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、各上記溝内に載置してよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分の、各上記周部分は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って延在する、各上記周部分の間に径方向に位置決めされた、上記耐火性チューブの1つのチャネル部分によって、上記対応する複数の周部分のうちの他の上記周部分から隔てられていてよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの各上記チャネル部分は、上記複数の加熱素子の各上記加熱素子を電気的に絶縁してよい。
いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各上記加熱素子の上記自由端部は、上記耐火性チューブの各上記チャネル部分内に延在してよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブの上記第1の長さは、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間に軸方向に位置決めされた上記耐火性チューブの上記中間部分によって、上記流れ軸に沿って、上記耐火性チューブの上記第2の長さから軸方向に隔てられていてよく、上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの少なくとも1つは、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間の上記中間部分を横断して、上記耐火性チューブの上記軸に沿って延在してよい。
いくつかの実施形態では、上記第2の加熱素子の上記複数の加熱素子のうちの少なくとも1つの上記加熱素子の上記自由端部は、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間の上記中間部分を横断して、上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの上記少なくとも1つの中に延在してよい。
いくつかの実施形態では、上記ガラス製造装置は、上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの少なくとも1つの中に位置決めされた熱電対を含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記熱電対の一部分は、上記耐火性チューブの上記外側表面から上記耐火性チューブの上記内側表面まで延在してよい。
いくつかの実施形態では、上記ガラス製造装置は、上記導管を取り囲むスリーブを含んでよい。上記スリーブの内側表面は、上記導管の上記外側表面からある距離だけ離間してよく、これにより、上記耐火性チューブを中に位置決めできる空間が画定される。いくつかの実施形態では、上記スリーブはフランジを含んでよく、上記フランジは、上記導管の上記外側表面に当接することによって、上記空間の端部を封止する。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置は、内部孔を含む耐火性デバイスを含んでよい。上記ガラス製造装置は、上記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性デバイスの下端から上記内部孔の外に突出する下流セグメントとを含む、送達パイプを含んでよい。上記ガラス製造装置は、インレットを含む成形用容器を含んでよく、上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を含んでよい。上記内部通路は、上側部分及び下側部分を含んでよい。上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きくてよい。上記耐火性デバイスの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記成形用容器は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされた自由表面を有する、溶融材料を含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記下側断面積は、上記内部通路の上記下側部分の軸方向長さに沿って略一定であってよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記内部通路の上記下側部分の上記軸方向長さ内に位置決めされた自由端部を含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性デバイスの上記下端は、上記送達パイプの軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する、外周を含んでよい。上記耐火性デバイスの上記下端の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より大きくてよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記送達パイプの上記軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する外周を備える、自由端部を含む。上記送達パイプの上記自由端部の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より小さくてよい。
いくつかの実施形態では、上記内部通路の上記上側部分は、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを含んでよい。上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定であってよい。
いくつかの実施形態では、上記内部通路の上記上側部分は、下側軸方向長さを含んでよい。上記上側部分の上記上側断面積は、上記インレットの上記軸の下流方向に、上記下側軸方向長さに沿って、サイズが持続的に減少してよい。
いくつかの実施形態では、上記内部通路の上記上側部分は更に、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを含んでよい。上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定であってよい。上記下側軸方向長さは、上記上側軸方向長さと上記内部通路の上記下側部分との間に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、ガラスの製造方法は、導管によって画定される内部経路を通して、上記導管の流れ軸に沿って、溶融材料を流すステップであって、上記導管は耐火性チューブの内部孔内に位置決めされる、ステップを含んでよい。上記方法は、上記耐火性チューブの第1の長さを第1の加熱素子で加熱し、上記耐火性チューブの第2の長さを、上記第1の加熱素子から電気的に絶縁されていてよい第2の加熱素子で加熱することによって、上記導管内の上記溶融材料を加熱するステップを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記導管内の上記溶融材料を加熱する上記ステップは、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を、対応する複数の上記第1の加熱素子及び対応する複数の上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方で、加熱するステップを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記対応する複数の第1の加熱素子の各上記加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子の各上記加熱素子は、上記対応する複数の第1の加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子のうちの他の上記加熱素子から電気的に絶縁されていてよい。
いくつかの実施形態では、上記方法は、上記導管内の上記溶融材料の温度を測定した後、測定された上記温度に基づいて、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方を動作させるステップを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの軸の周りに巻かれていてよく、上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記導管の上記流れ軸は重力方向に延在してよく、上記導管の上記流れ軸及び上記耐火性チューブの上記軸は同一直線上にあってよい。
いくつかの実施形態では、上記導管は送達パイプを含んでよい。上記方法は更に、加熱された上記溶融材料を、上記送達パイプからガラス成形器の成形用容器のインレットに供給した後、上記ガラス成形器を用いて上記溶融材料からガラスリボンを成形するステップを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記成形用容器の上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を含んでよい。上記内部通路は、上側部分及び下側部分を含んでよい。上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きくてよい。上記耐火性チューブの下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされてよい。上記ガラス成形器の上記溶融材料の自由表面は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上であってよい。
いくつかの実施形態では、送達パイプを用いてガラスを製造する方法が提供される。上記送達パイプは、耐火性デバイスの内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性デバイスの下端から上記内部孔の外に突出する下流セグメントとを含むことができる。上記耐火性デバイスの上記下端は、成形用容器のインレットの内部通路内に位置決めされてよい。上記方法は、上記成形用容器の上記インレットの上記内部通路内に位置決めされた、上記送達パイプの上記下流セグメントのアウトレットを通して、溶融材料を流すことにより、上記成形用容器に、上記インレットの上記内部通路内に位置決めされた上記溶融材料の自由表面を提供するステップを含んでよい。上記方法は更に、上記成形用容器を用いて上記溶融材料からガラスリボンを成形するステップを含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記方法は更に、上記耐火性デバイスの耐火性チューブの第1の長さを第1の加熱素子で加熱し、上記耐火性チューブの第2の長さを、上記第1の加熱素子から電気的に絶縁された第2の加熱素子で加熱することによって、上記送達パイプ内の上記溶融材料を加熱するステップを含むことができる。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプ内の上記溶融材料を加熱する上記ステップは、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を、対応する複数の上記第1の加熱素子及び対応する複数の上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方で、加熱するステップを含むことができる。
いくつかの実施形態では、上記対応する複数の第1の加熱素子の各上記加熱素子、及び上記対応する複数の第2の加熱素子の各上記加熱素子は、上記対応する複数の第1の加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子のうちの他の上記加熱素子から電気的に絶縁されていてよい。
いくつかの実施形態では、上記方法は更に、上記送達パイプ内の上記溶融材料の温度を測定した後、測定された上記温度に基づいて、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方を動作させるステップを含むことができる。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの軸の周りに巻かれていてよく、上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれていてよい。
いくつかの実施形態では、上記溶融材料は、上記送達パイプの流れ軸に沿って、上記下流セグメントの上記アウトレットへと流れてよい。上記流れ軸は重力方向に延在し、上記流れ軸は、上記耐火性デバイスの上記耐火性チューブの上記軸と同一直線上にある。
いくつかの実施形態では、上記インレットの上記内部通路は、上記インレットの軸に沿って延在でき、上記インレットは上側部分及び下側部分を含むことができる。上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きくなることができる。上記耐火性デバイスの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされてよい。上記溶融材料の上記自由表面は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記アウトレットを含む自由端部を含んでよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記自由端部は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より上方に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より下方に位置決めされてよい。
いくつかの実施形態では、上記耐火性デバイスと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上であってよい。
以上の実施形態は例であり、単独で、又は本開示の範囲から逸脱しない、本明細書中で提供されるいずれの1つ以上の実施形態とのいずれの組み合わせで、提供できる。更に、上述の「発明の概要」及び以下の「発明を実施するための形態」はいずれも、本開示の実施形態を提示しており、本出願において説明及び請求されるようなこれらの実施形態の性質及び特徴を理解するための概観又は枠組みを提供することを意図したものであることを理解されたい。添付の図面は、これらの実施形態の更なる理解を提供するために含まれており、本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成する。これらの図面は、本開示の様々な実施形態を図示しており、本記載と併せて、その原理及び動作を説明する役割を果たす。
本開示の上述の及びその他の特徴、実施形態及び利点は、添付の図面を参照して本開示を読むと、更に理解できる。
本開示の実施形態による例示的なガラス製造装置の概略図 例示的な導管及び例示的な耐火性チューブを含む、図1の視野2において得られた、ガラス製造装置の拡大断面図 図2の視野3において得られた、上記例示的な導管及び上記例示的な耐火性チューブのある領域の拡大断面図 本開示の実施形態による、第1の加熱素子及び第2の加熱素子を含む例示的な耐火性チューブの概略図 本開示の実施形態による、第1の加熱素子及び第2の加熱素子を含む別の例示的な耐火性チューブの概略図 図5の線6‐6において得られた、上記別の例示的な耐火性チューブの概略図 図5の線7‐7において得られた、上記別の例示的な耐火性チューブの概略図 図2と同様ではあるが、送達パイプの自由端部が成形用容器の溶融材料の自由表面より下方に位置決めされた実施形態を示す、ガラス製造装置の拡大断面図 図8の線9‐9に沿った、ガラス製造装置の部分断面図 インレットの内部通路の上側部分の上側断面積、及びインレットの内部通路の下側部分の下側断面積 耐火性デバイスの下端の断面フットプリント、及び送達パイプの下流セグメントの自由端部の断面フットプリント 図2及び8と同様ではあるが、送達パイプの自由端部が成形用容器のインレットの内部通路の上側部分内に位置決めされた実施形態を示す、ガラス製造装置の拡大断面図
これより、本開示の例示的実施形態を示す添付の図面を参照して、方法をより詳細に説明する。可能な場合は常に、図面全体を通して、同一又は同様の部品を指すために同一の参照番号を使用する。しかしながら、本開示は多数の異なる形態で実現してよく、本明細書に記載の実施形態に限定されるものと解釈してはならない。
ガラスシートは一般に、溶融材料を成形用本体に流すことによって製作され、上記成形用容器では、フロート、スロットドロー、ダウンドロー(例えばフュージョンダウンドロー)、アップドロー、圧延、又は他のいずれの成形プロセスを含む多様なリボン成形プロセスによって、ガラスリボンを成形できる。続いて、これらのプロセスのうちのいずれによって得られたガラスリボンを分割して、ディスプレイ用途、照明用途、光電池用途、又は高品質なガラスシートの使用が有益な他のいずれの用途を含むがこれに限定されない所望の用途への更なる加工に好適な、1つ以上のガラスシートを提供できる。例えば上記1つ以上のガラスシートは、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)等を含む多様なディスプレイ用途に使用してよい。
図1は、ガラスリボン103を加工、製造及び成形するための、例示的なガラス製造装置101の概略図を示す。ガラス製造装置101は、いくつかの実施形態では本開示中に記載のガラス製造装置101の特徴のうちのいずれの1つ以上を含み得る、ガラス製造プロセスを提供するよう動作できる。例示を目的として、ガラス製造装置101及びガラス製造プロセスはフュージョンダウンドロー装置及びプロセスとして説明されるが、いくつかの実施形態では、アップドロー、フロート、圧延、スロットドロー等を含む他のガラス製造装置及び/又はガラス製造プロセスも提供できる。図示されているように、ガラス製造装置101は、貯蔵用蓋付き容器109からバッチ材料107を受け取るよう配向された溶融用容器105を含んでよい。バッチ材料107は、モータ113によって動力供給されるバッチ送達デバイス111によって導入してよい。任意のコントローラ115を動作させることによって、矢印117で示すように、バッチ送達デバイス111が所望量のバッチ材料107を溶融用容器105に導入できるようにモータ113を起動できる。ガラス溶融物プローブ119を用いて、スタンドパイプ123内の溶融材料121の液位を測定して、測定した情報を、通信ライン125によってコントローラ115に通信してよい。
ガラス製造装置101はまた、溶融材料121の流れ方向に関して溶融用容器105の下流に配置され、第1の接続導管129によって溶融用容器105に連結された、清澄用容器127も含んでよい。いくつかの実施形態では、溶融材料121は、第1の接続導管129によって、溶融用容器105から清澄用容器127へと重力によって供給できる。例えば重力は、溶融材料121を、第1の接続導管129の内部通路を通して溶融用容器105から清澄用容器127へと通過させることができる。清澄用容器127内では、様々な技法によって溶融材料121から気泡を除去できる。
ガラス製造装置101は更に、溶融材料121の流れ方向に関して清澄用容器127から下流に位置してよい、混合チャンバ131を含んでよい。いくつかの実施形態では、混合チャンバ131は、混合チャンバ131内で溶融材料121を混合するための複数の突出部151(例えば撹拌ブレード)を含む、シャフト150を含んでよい。混合チャンバ131を用いて、溶融材料121の均一な組成物を提供でき、これによって、清澄用容器127を出る溶融材料121内に存在し得る不均質性を低減又は排除できる。図示されているように、清澄用容器127は、第2の接続導管135によって混合チャンバ131に連結してよい。いくつかの実施形態では、溶融材料121は、第2の接続導管135によって、清澄用容器127から混合チャンバ131へと重力によって供給できる。例えば重力は、溶融材料121を、第2の接続導管135の内部通路を通して清澄用容器127から混合チャンバ131へと通過させることができる。
ガラス製造装置101は更に、溶融材料121の流れ方向に関して混合チャンバ131から下流に位置してよい、送達用容器133を含んでよい。送達用容器133は、ガラス成形器140へと供給できるように溶融材料121を調整してよい。例えば送達用容器133は、ガラス成形器140への溶融材料121の一定の流れを調整及び提供するために、アキュムレータ及び/又はフローコントローラとして機能し得る。図示されているように、混合チャンバ131は、第3の接続導管137によって送達用容器133に連結してよい。いくつかの実施形態では、溶融材料121は、第3の接続導管137によって、混合チャンバ131から送達用容器133へと重力によって供給できる。例えば重力は、溶融材料121を、第3の接続導管137の内部通路を通して混合チャンバ131から送達用容器133へと通過させることができる。
更に図示されているように、図示されている送達パイプ139等の導管を、溶融材料121をガラス製造装置101のガラス成形器140に送達できるように位置決めしてよい。ガラス成形器140は、溶融材料121をガラスリボン103へと、成形用容器143の下縁(例えば基部145)からドロー加工できる。図示されている実施形態では、成形用容器143は、送達用容器133の送達パイプ139から溶融材料121を受承するよう配向されたインレット141を備えてよい。いくつかの実施形態では、成形用容器143は、インレット141から溶融材料121を受承するよう配向された、トラフを含んでよい。成形用容器143は更に成形用ウェッジを含んでよく、この成形用ウェッジは、上記成形用ウェッジの対向する端部間に延在して基部145で接合される、下方に傾斜した集束表面部分のペアを備える。いくつかの実施形態では、溶融材料121は、インレット141から成形用容器143のトラフへと流れてよい。次に溶融材料121は、対応する複数の堰を同時に越えて、その外側表面上を流れ落ちることによって、トラフから溢れ出ることができる。続いて溶融材料121の流れはそれぞれ、成形用ウェッジの下向きに傾斜した集束表面部分に沿って流れ、これらの流れが集束してガラスリボン103へと融合する成形用容器143の基部145から、ドロー加工される。次にガラスリボン103を、ガラスリボン103の第1の垂直縁部147aとガラスリボン103の第2の垂直縁部147bとの間に延在するガラスリボン103の幅「W」を有する基部145から、フュージョンドロー加工してよい。
いくつかの実施形態では、ガラスリボン103の第1の主表面と反対側の第2の主表面との間に画定されるガラスリボン103の厚さは、例えば、約40マイクロメートル(μm)〜約3ミリメートル(mm)、例えば約40マイクロメートル〜約2ミリメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約1ミリメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約0.5ミリメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約400マイクロメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約300マイクロメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約200マイクロメートル、例えば、約40マイクロメートル〜約100マイクロメートル、又は例えば約40マイクロメートルであってよいが、更なる実施形態では他の厚さを設けてもよい。更に、ガラスリボン103は、ガラス(例えばソーダライムガラス、ボロシリケートガラス、アルミノボロシリケートガラス、アルカリ含有ガラス、アルカリ非含有ガラス)、セラミック、ガラスセラミック、又はこれらのいずれの組み合わせを含むがこれらに限定されない、多様な組成物を含むことができる。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置101はガラス分割器149を含んでよい。図示されているように、ガラス分割器149はガラス成形器140から下流に位置決めでき、ガラスリボン103からガラスシート104を分割するよう配向できる。本開示の実施形態では、多様なガラス分割装置149を設けてよい。例えばスコーリングラインに沿ってガラスリボン103をスコーリングして分断できる、移動式アンビル機械を設けてよい。いくつかの実施形態では、ガラス分割器149は、ガラスリボン103の第1の垂直縁部147aとガラスリボン103の第2の垂直縁部147bとの間のガラスリボン103の幅「W」に対して平行な分割経路に沿って、ガラスシート104をガラスリボン103から分割するよう動作できる、レーザ、スクライブ、工具、ロボット等を含んでよい。
本開示の特徴を採用することによって、ガラス製造装置101内で溶融材料121を搬送できる1つ以上の導管を含む導管内の溶融材料121を加熱できることを理解されたい。例えばいくつかの実施形態では、上記導管は、第1の接続導管129、第2の接続導管135、第3の接続導管137、及び送達パイプ139のうちの1つ以上を含んでよいが、これらに限定されない。同様にいくつかの実施形態では、上記導管は、本開示中で明示的に開示されていない1つ以上の導管を含んでよい。従って、限定ではなく説明を目的として、特段の記載がない限り、溶融材料121を加熱するための例示的な導管は、送達パイプ139に関して説明されるが、いくつかの実施形態では、同一又は同様の特徴を採用することによって、本開示の範囲から逸脱することなく、ガラス製造装置101内で溶融材料121を搬送する1つ以上の導管内の溶融材料121を加熱できることを理解されたい。
図1の番号2で識別されたガラス製造装置101の拡大図を示す図2に示されているように、いくつかの実施形態では、ガラス製造装置101は、耐火性チューブ200を含むことができる耐火性デバイス198を含んでよい。いくつかの実施形態では、上記耐火性チューブは、送達パイプ139を通して搬送される溶融材料121を所望の温度に維持するのを支援するための、導管(例えば図示されている送達パイプ139)からの熱伝達の制御を支援する材料から作製してよい。必須ではないが、本開示全体を通して、耐火性デバイス198のいくつかの実施形態は、特定の用途に応じて溶融材料121への又は溶融材料121からの熱伝達を促進する加熱デバイス及び/又は冷却デバイスを含んでよい。例えば図示されているように、耐火性チューブ200は、耐火性チューブ200の第1の長さ201を加熱するよう動作可能な第1の加熱素子210と、耐火性チューブ200の第2の長さ202を加熱するよう動作可能な第2の加熱素子220とを含むことができる。本開示全体を通して、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び第2の長さ202はそれぞれ、送達パイプ139の流れ軸180に沿った耐火性チューブ200の長さであるものと考える。図2に示す実施形態において示されているように、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、送達パイプ139の流れ軸180に沿った耐火性チューブ200の別の軸方向セグメント(例えば円筒形セグメント)を含んでよく、その一方で耐火性チューブ200の第2の長さ202は、送達パイプ139の流れ軸180に沿った耐火性チューブ200の軸方向セグメント(例えば円筒形セグメント)を含んでよい。更に図示されているように、いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、送達パイプ139の内部経路175を通過する溶融材料121の流れ方向184に関して、耐火性チューブ200の第2の長さ202に対して上流に位置決めされていてよい。いくつかの実施形態では、溶融材料121の流れ方向184は、流れ軸180と同一方向であってよい。例えば図示されているように、溶融材料121の流れ方向184は、図示されている直線状の流れ軸180と同一方向であってよい。更に、いくつかの実施形態では、この直線状の流れ軸180は、図示されている重力方向「g」と同一方向であってよく、従って溶融材料121の流れ方向184は、重力方向「g」と同一方向であってよい。
いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は耐火性チューブ200の第1の長さ201に設置してよく、第2の加熱素子220は耐火性チューブ200の第2の長さ202に設置してよい。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220はそれぞれ、電源(例えばそれぞれ図4に図示されている第1の電源401、第2の電源402)から供給される電源が各加熱素子に提供されたときに、電気エネルギを熱に変換してよい。例えばいくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220はそれぞれ電気抵抗であってよく、これらは、ジュール加熱の原理に少なくとも基づいて、上記電気抵抗を通過する電流を熱エネルギに変換する。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、ワイヤ、リボン、ストリップ及び箔のうちの1つ以上を含んでよい。更にいくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、金属材料(例えば白金、白金合金)、セラミック材料及びポリマー材料のうちの1つ以上を含んでよい(例えばこれらから製造してよい)。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、第1の加熱素子210から耐火性チューブ200の第1の長さ201に熱を供給する(例えば伝達する)ことによって、第1の加熱素子210と耐火性チューブ200の第1の長さ201との間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、耐火性チューブ200の第1の長さ201の温度を上昇させてよい。同様にいくつかの実施形態では、第2の加熱素子220は、第2の加熱素子220から耐火性チューブ200の第2の長さ202に熱を供給する(例えば伝達する)ことによって、第2の加熱素子220と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、耐火性チューブ200の第2の長さ202の温度を上昇させてよい。
いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、第2の加熱素子220から電気的に絶縁されていてよい。第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁することにより、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間の電流のアーク放電を防止できる。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁するステップは、第1の加熱素子210を、第2の加熱素子220から所定の距離(例えば図3に示されている距離216)に位置決めするステップを含んでよく、ここで距離216は、電流が第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間で距離216にわたってアーク放電できないように選択される。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁するステップは、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間に、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間の電流のアーク放電を防止する非導電性材料を設けるステップを含んでよい。従っていくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220は独立して動作して、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び第2の長さ202それぞれを選択的に加熱できる。反対に、例えばいくつかの実施形態において、第1の加熱素子210が第2の加熱素子220から絶縁されていなかった場合、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間での電流のアーク放電が発生し得る。第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間でのアーク放電は、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220の独立した動作を妨げることにより、耐火性チューブ200の各長さの選択的な加熱を妨げ得る。従って第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁することにより、単一の加熱素子又は互いから電気的に絶縁されていない複数の加熱素子を用いて耐火性チューブ200を加熱する場合に比べて、耐火性チューブ200の2つ以上の長さの、精密で独立した温度制御を提供できる。即ち、単一の加熱素子又は互いから電気的に絶縁されていない複数の加熱素子を用いて耐火性チューブ200を加熱すると、あまり精密でない温度制御が提供される場合があり、この場合には例えば、耐火性チューブ200の単一の長さ又は耐火性チューブ200全体を加熱することしかできない。
いくつかの実施形態では、送達パイプ139は、耐火性チューブ200の内部孔205等の、耐火性デバイス198の内部孔内に位置決めされていいてよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139の外側表面176は、耐火性チューブ200の第1の長さ201に沿った、及び耐火性チューブ200の第2の長さ202に沿った、内部孔205の内側表面204に面してよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139の外側表面176は、耐火性チューブ200の内部孔205の内側表面204と物理的に接触してよい。あるいは図2及び3に示すように、いくつかの実施形態では、送達パイプ139の外側表面176は、耐火性チューブ200の内部孔205の内側表面204からある距離だけ離間していてよく、これにより、送達パイプ139と耐火性チューブ200の内部孔205の内側表面204との間にクリアランスを設ける。送達パイプ139の外側表面176と耐火性チューブ200の内部孔205の内側表面204との間にクリアランスを設けることにより、耐火性チューブ200の内部孔205内への送達パイプ139の選択的な配置(例えば挿入及び取り外しのうちの少なくとも一方)を可能とすることができ、また、例えば送達パイプ139及び耐火性チューブ200のうちの少なくとも一方の、製造公差並びに熱膨張及び収縮に少なくとも基づく、送達パイプ139及び耐火性チューブ200の寸法の変化を収容できる。
いくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174は、送達パイプ139の流れ軸180に沿って延在する内部経路175を画定してよい。従っていくつかの実施形態では、送達パイプ139は、流れ軸180の流れ方向184に沿って、内部経路175を通して溶融材料121の流れを配向できる。よって送達パイプ139の内部経路175は、送達パイプ139の流れ軸180に沿って延在してよく、また流れ軸180は、送達パイプ139のインレット181と送達パイプ139のアウトレット182との間に延在してよい。いくつかの実施形態では、流れ軸180は直線状の流れ経路を画定してよいが、いくつかの実施形態では、流れ軸180は非直線状の流れ経路を画定してよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139の流れ軸180は、重力方向「g」に延在してよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174は、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直に得られる円形断面プロファイルを有してよいが、いくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174は、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直に得られる、多角形、楕円形又は他の形状の断面プロファイルを有してよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174に、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直な円形の断面プロファイルを設けることにより、耐火性チューブ200から送達パイプ139への熱の均一な伝達に基づく、送達パイプ139内の溶融材料121の均一な加熱を促進できる。
更にいくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174に、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直に得られる円形の断面プロファイルを設けることにより、流れ軸180に沿った送達パイプ139の内部経路175内の溶融材料121の均一な流れを促進できる。例えば図2に示すように、いくつかの実施形態では、送達パイプ139のアウトレット182は、ガラス成形器140の成形用容器143のインレット141内へと延在してよく、送達パイプ139は溶融材料121を、成形用容器143のインレット141に供給できる。いくつかの実施形態では、成形用容器143のインレット141は、高温に耐えられ、腐食耐性を有し、また溶融材料121に曝露されたときに構造的完全性を維持できる、内張り142を含んでよい。例えばいくつかの実施形態では、成形用容器143は耐火性材料から製造してよく、内張り142を貴金属(例えば白金、白金‐ロジウム等)から製造することによって、上記耐火性材料を、成形用容器143のインレット141において溶融材料121に直接接触することから保護できる。いくつかの実施形態では、成形用容器143のインレット141は、溶融材料121の自由表面122を含んでよく、この自由表面122上に、送達パイプ139のアウトレット182からの溶融材料121を供給できる。いくつかの実施形態では、送達パイプ139は成形用容器143のインレット141内へと延在してよく、また溶融材料121の自由表面122を貫通してよい。従っていくつかの実施形態では、送達パイプ139は、送達パイプ139のアウトレット182から、成形用容器143のインレット141に、溶融材料121の自由表面122より下方の高さにおいて溶融材料121を供給してよい。あるいは図2に示すように、送達パイプ139のアウトレット182を、溶融材料121の自由表面122より高い高さに位置決めしてよい。
いくつかの実施形態では、送達パイプ139のインレット181及び送達パイプ139のアウトレット182のうちの少なくとも一方は、送達パイプ139の最外端部を画定してよく、ここで、溶融材料121はインレット181において送達パイプ139に入り、送達パイプ139の内部経路175の流れ軸180の流れ方向184に沿って、インレット181からアウトレット182へと流れた後、アウトレット182において送達パイプ139を出ることができる。しかしながらいくつかの実施形態では、送達パイプ139のインレット181及び送達パイプ139のアウトレット182のうちの少なくとも一方は、最外端部ではない、送達パイプ139に沿った中間位置を画定してよい。従っていくつかの実施形態では、溶融材料121は、溶融材料121の流れに関して流れ軸180に沿ってインレット181から上流の、送達パイプ139の第1の最外端部において、送達パイプ139に入り、送達パイプ139の内部経路175内の流れ軸180に沿って、インレット181からアウトレット182へと流れた後、溶融材料121の流れに関して流れ軸180に沿ってアウトレット182から下流の、送達パイプ139の第2の最外端部において、送達パイプ139を出ることができる。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の内部孔205の内側表面204は、流れ軸180に沿って、送達パイプ139の外側表面176を取り囲んでよい。いくつかの実施形態では、内部孔205の内側表面204は連続していてよく、送達パイプ139のインレット181と送達パイプ139のアウトレット182との間に位置決めされた軸方向位置において、送達パイプ139の外側表面176を流れ軸180に沿って取り囲んでよい。
いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、送達パイプ139の流れ軸180に沿って、送達パイプ139のインレット181と耐火性チューブ200の中間部分215との間に画定されてよく、また耐火性チューブ200の第2の長さ202は、送達パイプ139の流れ軸180に沿って、耐火性チューブ200の中間部分215と送達パイプ139のアウトレット182との間に画定されてよい。例えばいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、流れ軸180に沿って、耐火性チューブ200の第2の長さ202から軸方向に離間してよく、耐火性チューブ200の中間部分215は耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間に軸方向に位置決めされる。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、耐火性チューブ200の第1の長さ201と送達パイプ139との間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、第1の長さ201から送達パイプ139へと熱を供給(例えば伝達)してよい。送達パイプ139に熱を供給することにより、送達パイプ139の温度及び送達パイプ139内の溶融材料121の温度を上昇させることができる。同様にいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第2の長さ202は、耐火性チューブ200の第1の長さ201に対応する送達パイプ139の領域において、耐火性チューブ200の第2の長さ202と送達パイプ139との間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、第2の長さ202から送達パイプ139へと熱を供給(例えば伝達)してよい。耐火性チューブ200の第2の長さ202から送達パイプ139に熱を供給することにより、耐火性チューブ200の第2の長さ202に対応する送達パイプ139の領域において、送達パイプ139の温度及び送達パイプ139内の溶融材料121の温度を上昇させることができる。従って本開示の特徴は、送達パイプ139の1つ以上の領域内の溶融材料121の温度を選択的に独立して制御できる。
再び図1を参照すると、いくつかの実施形態では、送達パイプ139は、溶融材料121をガラス成形器140の成形用容器143に供給するように配向してよく、ガラス成形器140は溶融材料121からガラスリボン103を成形してよい。いくつかの実施形態では、ガラスリボン103は、単位時間あたりに成形されるガラスの質量又は重量に対応する速度で成形され得、これはガラス製造プロセス中の溶融材料121の流量を表す。例えばいくつかの実施形態では、ガラス成形器140から流れ出し(例えば成形用容器143の基部145から流れ出し)、ガラスリボン103へと成形される、溶融材料121の流量は、ガラス製造プロセス中の溶融材料121の流量を画定し得る。いくつかの実施形態では、1つ以上の因子が、ガラス成形器140から流れ出す溶融材料121の流量に寄与し得る。例えば、溶融材料121の流量は、少なくとも部分的に、溶融材料121の粘度に基づき得る。更に、溶融材料121の粘度は、少なくとも部分的に、溶融材料121の温度及び溶融材料121の材料組成に基づき得る。いくつかの実施形態では、比較的粘度が低い溶融材料121は、例えば溶融材料121の流量が比較的低くなり得る、比較的粘度が高い溶融材料121に比べて、溶融材料121の流量が高くなり得る。従って、溶融材料121の温度を制御することにより、本開示の特徴は、溶融材料121の粘度を制御できる。更に、溶融材料121の粘度を制御することによって、本開示の特徴は、例えばガラス成形器140から流れ出す、溶融材料121の流量を制御できる。
いくつかの実施形態では、ガラス製造プロセス中の溶融材料121の温度を制御することにより、ガラスリボン103の特性を制御できる。例えば、ガラス成形器140において、溶融材料121の温度(並びにそれによって粘度及び流量)を制御することにより、ガラスリボン103の厚さ、ガラスリボン103の幅「W」、ガラスリボン103の幅「W」にわたる厚さの変動、ガラスリボン103の温度、ガラスリボン103中の応力、ガラスリボン103の光学的品質、並びにガラスリボン103の他のパラメータ及び属性のうちのいずれの1つ以上を制御できる。いくつかの実施形態では、ある期間にわたって、ガラス成形器140における溶融材料121の流量が一貫している(例えば一定である)ことにより、均一な厚さのガラスリボン103を提供でき、この均一な厚さは、例えば同一の期間にわたって一貫していない(例えば変動する、変化する)流量で流れる溶融材料121を用いて成形されたガラスリボン103よりも、含まれる応力の集中が少ない。従っていくつかの実施形態では、ガラス成形器140における溶融材料121の流量の変化は、ガラスリボン103の品質特性に影響を及ぼす場合があり、ガラス成形器140における溶融材料121の流量を制御することにより、ガラスリボン103の望ましくない特性を低減して、ガラスリボン103の品質を向上させることができる。
いくつかの実施形態では、図2に示すように、送達パイプ139の内部経路175はその全体が溶融材料121に占有されてよく、いくつかの実施形態では、送達パイプ139の内側表面174は、内部経路175の全外周において、溶融材料121に当接(例えば接触)してよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139内の溶融材料121の温度を制御することによって、ガラス成形器140における溶融材料121の流量を調整できる。例えば、送達パイプ139内の溶融材料121の温度を上昇させることによって、溶融材料121の粘度を低下させ、これに伴ってガラス成形器140における溶融材料121の流量を上昇させることができる。反対に、送達用容器133内の溶融材料121の温度を低下させることによって、溶融材料121の粘度を上昇させ、これに伴ってガラス成形器140における溶融材料121の流量を低下させることができる。
更に、溶融材料121の流量の変動性は、流量自体の増加に従って上昇し得ることが観察されている。即ち比較的低い流量では、流量の変動性は小さいことが観察されており、その一方で比較的高い流量では、流量の変動性は大きいことが観察されている。従って、ガラス成形器140における溶融材料121の変動性が大きいと、ガラスリボン103の厚さ、ガラスリボン103の幅「W」、ガラスリボン103の幅「W」にわたる厚さの変動、ガラスリボン103の温度、ガラスリボン103中の応力、ガラスリボン103の光学的品質、並びにガラスリボン103の他のパラメータ及び属性のうちのいずれの1つ以上の変動性が大きくなり得るため、流量が大きくなるとこの相関関係が悪化する場合があり、本開示によって提供される温度制御を用いなければ、品質がますます悪いガラスリボン103がもたらされ得る。従って、上記流量において製造されるガラスリボン103の品質の改善に加えて、本開示の特徴をガラス製造装置101に採用することによって、ガラス製造プロセスの流量を高める(例えば増加させる)こともできる。流量が増加すると、同等の時間で、ガラスリボン103のより高い生産高を得ることができ、従ってコストの削減及びプロセス効率の改善が得られる。
いくつかの実施形態では、送達パイプ139は、高温に耐えられ、腐食耐性を有し、また溶融材料121に曝露されたときに構造的完全性を維持できる、例えば白金、白金合金(例えば白金‐ロジウム)といった貴金属から製造してよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200は、セラミック、アルミナ、及び他のいずれの耐火性材料から製造してよい。更にこのような耐火性材料は、加熱素子210、220を含むいくつかの実施形態では、非導電性かつ熱伝導性となるように選択してよい。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、導電性かつ熱伝導性の、比較的高い温度条件下で構造的完全性を維持できる、金属(例えば白金、白金‐ロジウム又は他の白金合金)から製造してよい。更にいくつかの実施形態では、加熱素子のサイズ(例えば直径)及び加熱素子の長さは、電流を加熱素子に印加した場合に所定の力(例えば熱)の出力を有する加熱素子を提供できるように選択してよい。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は第2の加熱素子220より高い力の出力を含んでよいが、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、第2の加熱素子220と同一の力の出力を含んでよい。異なる力の出力を有する第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220を提供することにより、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202を異なる温度に加熱できる。従って同様に、送達パイプ139内の溶融材料121を、第1の長さ201及び第2の長さ202の異なる温度に対応する異なる温度に加熱できる。
図4に示すように、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、耐火性チューブ200の第1の長さ201に沿って、耐火性チューブ200の軸280の周りに巻かれていてよく、第2の加熱素子220は、耐火性チューブ200の第2の長さ202に沿って、耐火性チューブ200の軸280の周りに巻かれていてよい。例えばいくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、耐火性チューブ200の軸280の周りに螺旋状に巻かれていてよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の軸280及び送達パイプ139の流れ軸180は同一直線上にあってよいが、いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の軸280及び送達パイプ139の流れ軸180は、平行に、異なる空間座標に位置してよい。更にいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の軸280及び送達パイプ139の流れ軸180は、互いに対して0ではない角度で延在してよい。いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220は、耐火性チューブ200の軸280に沿って同心円状に整列させてよい。従っていくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220は、それぞれ耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202を均一に加熱できる。例えば、耐火性チューブ200の軸280と送達パイプ139の流れ軸180とを同一直線上に整列させ、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220とを耐火性チューブ200の軸280に沿って同心円状に整列させることにより、送達パイプ139の流れ軸180に沿って流れる送達パイプ139内の溶融材料121の均一な加熱を提供できる。
いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の外側表面240は、第1の溝209及び第2の溝219を含んでよい。図4に示すように、いくつかの実施形態では、第1の溝209及び第2の溝219は、耐火性チューブ200の軸280の周りに螺旋状に巻かれていてよく、第1の加熱素子210は、第1の螺旋状溝209内に載置され、第2の加熱素子220は第2の螺旋状溝219内に載置される。いくつかの実施形態では、第1の溝209及び第2の溝219は、耐火性チューブ200の軸280に沿って同心円状に整列させてよい。耐火性チューブ200の軸280に沿って第1の溝209及び第2の溝219を同心円状に整列させることにより、送達パイプ139の流れ軸180に沿って流れる送達パイプ139内の溶融材料121の均一な加熱を促進できる。例えば第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220はそれぞれ、同心円状に整列された第1の溝209及び第2の溝219内に位置決め(例えば載置してよく)、従って耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202を均一に加熱でき、これにより、送達パイプ139内の溶融材料121に均一な熱を提供できる。
いくつかの実施形態では、第1の溝209は、耐火性チューブ200の中間部分215によって、耐火性チューブ200の軸280に沿って、第2の溝219から隔てられていてよい。例えば耐火性チューブ200の中間部分215は、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁するように、第1の溝209と第2の溝219との間に軸方向に位置決めしてよい。いくつかの実施形態では、第1の長さ201及び第2の長さ202を含む耐火性チューブ200は、耐火性材料の単一のピースから製造してよい。耐火性チューブ200を耐火性材料の単一のピースから製造することにより、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220に対して更に容易に及び/又は更に良好に整列させることができ、従って送達パイプ139内の溶融材料121への更に均一な熱の分配を提供できる。例えば、耐火性チューブ200を耐火性材料の単一のピースから製造することにより、第1の溝209と第2の溝219との間の位置関係、及び第1の溝209内に位置決めされた第1の加熱素子210と第2の溝219内に位置決めされた第2の加熱素子220との間の位置関係を固定できる。例えば耐火性チューブ200の第1の長さ201が耐火性チューブ200の第2の長さ202から物理的に離間していれば、第1の長さ201及び第2の長さ202を用いて送達パイプ139に熱を供給する際に、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220とのミスアラインメントが発生し得る。即ち、物理的に離間した耐火性チューブ200の第1の長さ201は、物理的に離間した耐火性チューブ200の第2の長さ202の上部に積層され得、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との同心性が、第1の長さ201と第2の長さ202とのミスアラインメントの可能性に少なくとも基づいて、不完全なものとなり得る。
従って、本開示の特徴により、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との整列を促進でき、これにより、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202から送達パイプ139への、より良好な均一な熱伝達を提供できる。更に、いくつかの実施形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202を、耐火性材料の複数のピースから製造することもできることを理解されたい。例えばいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の、第1の長さ201と第2の長さ202との間の中間部分215は、耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202とを接続できる機械的接合、接着剤、結合剤等を含んでよく、これは、本開示によって提供されるように、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との整列を促進する。
図4において概略図で示すように、いくつかの実施形態では、第1の電源401は第1の加熱素子210に電流を供給してよい。更にいくつかの実施形態では、電源401、402は、本開示のいずれの1つ以上の方法に従って電源401、402を制御するように動作するよう構成された(例えば「プログラムされた(programmed to)」、「符号化された(encoded to)」、「設計された(designed to)」及び/又は「作製された(made to)」)、いずれの1つ以上のコントローラ及び制御デバイス(例えばプログラマブル論理コントローラ)と通信してよい。別個の電源401、402として図示されているものの、いくつかの実施形態では、単一の電源が、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220に選択的に電流を供給してよいことを理解されたい。更にいくつかの実施形態では、第1の加熱素子210の自由端部211は、耐火性チューブ200の第1の側部212から延在してよく、第2の加熱素子220の自由端部221は、耐火性チューブ200の第2の側部222から延在してよい。いくつかの実施形態では、上記第1の側部は上記第2の側部の反対側にあってよく、これにより、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間のアーク放電の可能性を低減する。再び図3を参照すると、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、耐火性チューブ200の中間部分215によって少なくとも部分的に画定される距離216だけ、第2の加熱素子220から隔てられていてよい。第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から距離216だけ隔てることにより、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁できる。更に、耐火性チューブ200の、第1の長さ201と第2の長さ202の間の中間部分215を、非導電性とすることができるため、耐火性チューブ200の中間部分215もまた、第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁できる。
更にいくつかの実施形態では、ガラス製造装置101は、耐火性チューブ200の外側表面240の少なくとも一部分に適用されて、外側表面240の上記一部分を被覆する、セメントの層250を含んでよい。例えばいくつかの実施形態では、第1の螺旋状溝209及び第2の螺旋状溝219は、耐火性チューブ200の外側表面240によって画定してよい。いくつかの実施形態では、セメントの層250を耐火性チューブ200の外側表面240に適用することによって、第1の加熱素子210を第1の溝209内に少なくとも部分的に封入してよく、また第2の加熱素子220を第2の溝219内に少なくとも部分的に封入してよい。いくつかの実施形態では、セメントの層250は、第1の溝209内の第1の加熱素子210を第2の溝219内の第2の加熱素子220から電気的に絶縁できる、アルミナセメント又は他の非導電性材料を含んでよい。例えばセメント250を第1の溝209及び第2の溝219内に設けることにより、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220を少なくとも部分的に封入でき、これによって第1の加熱素子210を第2の加熱素子220から電気的に絶縁できる。いくつかの実施形態では、セメントの層250は、耐火性チューブ200の外側表面240から外向きに延在してよく、これにより耐火性チューブ200の外側表面240を電気的に絶縁する。耐火性チューブ200の外側表面240をセメントの層250で電気的に絶縁することにより、第1の加熱素子210と第2の加熱素子220との間のアーク放電の防止を支援でき、また、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方と、ガラス製造装置101内の他の導電性部品との間の、アーク放電の防止も支援できる。更にいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の外側表面240をセメントの層250で電気的に絶縁することにより、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方と、耐火性チューブ200を設置又は保守点検し得るユーザとの間のアーク放電の防止を支援できる。
ガラス製造装置101の別の例示的実施形態を図5に示し、図5の線6‐6に沿って得られる、ガラス製造装置101の上記別の例示的実施形態の例示的な第1の側面図を図6に示し、図5の線7‐7に沿って得られる、ガラス製造装置101の上記別の例示的実施形態の例示的な第2の側面図を図7に示す。図5に示されているように、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、耐火性チューブ200の対応する第1の長さ201及び耐火性チューブ200の対応する第2の長さ202上に円周パターンで、耐火性チューブ200の軸280に対して前後に巻かれた、第1の溝209及び第2の溝219内にそれぞれ載置してよい。
いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210の自由端部211は、耐火性チューブ200の第1の側部212から延在して第1の電源401に接続されてよく、また第2の加熱素子220の自由端部221は、耐火性チューブ200の第1の側部212とは反対側の第2の側部222から延在して、第2の電源402に接続されてよい。いくつかの実施形態では、第2の加熱素子220の自由端部221は、耐火性チューブ200の第2の長さ202から、耐火性チューブ200の中間部分215を横断して、耐火性チューブ200の第1の長さ201へと延在してもよい。耐火性チューブ200の第2の長さ202から耐火性チューブ200の第1の長さ201まで延在させることにより、いくつかの実施形態では、第2の加熱素子220の自由端部221を、例えば自由端部221を第2の電源402に接続するために比較的アクセスしやすい場所に位置決めできる。即ち、例えば第2の加熱素子220の自由端部221を耐火性チューブ200の第2の長さ202内で終端させ、従って耐火性チューブ200の第1の長さ201へと延在させないと、図2に示すように耐火性チューブ200をガラス成形器140のインレット141に又はインレット141の付近に位置決めした場合に、第2の加熱素子220の自由端部221を第2の電源402に接続するのが困難になり得る。同様に、以下で更に完全に説明するように、熱電対リード501を、耐火性チューブ200の第2の長さ202から耐火性チューブ200の第1の長さ201まで延在させることにより、熱電対リード501を、例えば熱電対リード501に接続された熱電対500(図7に図示)が測定する温度の記録及び監視のうちの少なくとも一方を行うコントローラ(図示せず)に熱電対リード501を接続するために比較的アクセスしやすい場所に、位置決めできる。
更に、図6及び7に示すように、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方は、複数の加熱素子を含んでよい。例えば、いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210は、複数の第1の加熱素子210a、210bを含んでよい。同様にいくつかの実施形態では、第2の加熱素子220は複数の第2の加熱素子220a、220bを含んでよい。いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202のうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を加熱するよう動作可能であってよい。例えばいくつかの実施形態では、第1の加熱素子210a、210bは、それぞれ耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201bを加熱するよう動作可能であってよい。同様にいくつかの実施形態では、第2の加熱素子220a、220bは、それぞれ耐火性チューブ200の第2の長さ202の周部分202a、202bを加熱するよう動作可能であってよい。
いくつかの実施形態では、上記複数の第1の加熱素子の各加熱素子210a、210b、及び上記複数の第2の加熱素子の各加熱素子220a、220bは、電源(例えば図6に示されている第1の電源401a、401b、及び図7に示されている第2の電源402a、402b)から供給される電流が各上記加熱素子に提供された場合に、電気エネルギを熱に変換してよい。いくつかの実施形態では、上記複数の第1の加熱素子の各加熱素子210a、210bは、それぞれ第1の加熱素子210a、210bからの熱を、耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201bに供給(例えば伝達)することによって、第1の加熱素子210a、210bと耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201bとの間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201bの温度を上昇させてよい。同様にいくつかの実施形態では、第2の加熱素子220a、220bは、それぞれ第2の加熱素子220a、220bからの熱を、耐火性チューブ200の第2の長さ202の周部分202a、202bに供給(例えば伝達)することによって、第2の加熱素子220a、220bと耐火性チューブ200の第2の長さ202の周部分202a、202bとの間の熱伝導、熱対流、及び熱放射熱伝達のうちの少なくとも1つに基づいて、耐火性チューブ200の第2の長さ202の周部分202a、202bの温度を上昇させてよい。
図6に概略図で示されているように、いくつかの実施形態では、第1の電源401a、401bはそれぞれ、上記複数の第1の加熱素子の各加熱素子210a、210bに電流を供給してよい。同様に、図7に概略図で示されているように、いくつかの実施形態では、第2の電源402a、402bはそれぞれ、上記複数の第2の加熱素子の各加熱素子220a、220bに電流を供給してよい。更にいくつかの実施形態では、電源401a、401b、402a、402bは、本開示の1つ以上の方法に従って電源401a、401b、402a、402bを制御するように動作するよう構成された(例えば「プログラムされた」、「符号化された」、「設計された」及び/又は「作製された」)、いずれの1つ以上のコントローラ及び制御デバイス(例えばプログラマブル論理コントローラ)と通信してよい。別個の電源401a、401b、402a、402bとして図示されているものの、いくつかの実施形態では、単一の電源が、上記複数の加熱素子のうちの1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bに選択的に電流を供給してよいことを理解されたい。
いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子のうちの加熱素子210a、210b、220a、220bはそれぞれ、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202のうちの少なくとも一方の対応する周部分のうちの、1つの周部分201a、201b、202a、202bに設置してよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202のうちの少なくとも一方の対応する周部分の各周部分201a、201b、202a、202bは、耐火性チューブ200の外側表面240によって画定される溝209a、209b、219a、219bをそれぞれ含んでよい。いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bは、耐火性チューブ200の各溝209a、209b、219a、219b内に載置されてよい。
更にいくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bは、上記複数の加熱素子のうちの他の加熱素子から電気的に絶縁されていてよい。上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを電気的に絶縁することにより、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220b間での電流のアーク放電を防止できる。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の外側表面240は、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを電気的に絶縁できる、チャネル部分を含んでよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202のうちの少なくとも一方の上記対応する複数の周部分の各周部分201a、201b、202a、202bは、耐火性チューブ200の軸280に沿って延在しかつ各周部分201a、201b、202a、202bの間に径方向に位置決めされた、耐火性チューブ200のチャネル部分601、602(図6に図示)及び耐火性チューブ200のチャネル部分701、702(図7に図示)それぞれによって、互いから隔てられていてよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の各チャネル部分601、602、701、702は、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを電気的に絶縁できる。
例えばいくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを電気的に絶縁するステップは、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを、上記複数の加熱素子のうちの他の加熱素子から所定の距離に位置決めするステップを含んでよく、ここで上記距離は、電流が上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの間で上記距離にわたってアーク放電できないように選択される。例えばいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200のチャネル部分601、602、701、702の少なくとも一部分は、上記複数の加熱素子の1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bの間の上記所定の距離を画定できる。いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを電気的に絶縁するステップは、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの間に、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの間の電流のアーク放電を防止する、非導電性材料を設けるステップを含んでよい。従っていくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを独立して動作させることによって、耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201b及び第2の長さ202の周部分202a、202bそれぞれを選択的に加熱できる。
反対に、例えば上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bが、上記複数の加熱素子のうちの他の1つ以上の加熱素子から電気的に絶縁されていなければ、いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子のうちの1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bと、上記複数の加熱素子のうちの他の1つ以上の加熱素子との間で、電流のアーク放電が発生し得る。上記複数の加熱素子のうちの1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bと、上記複数の加熱素子のうちの他の1つ以上の加熱素子との間での、電流のアーク放電は、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの独立した動作を妨げることにより、耐火性チューブ200の各長さの各周部分の選択的な加熱を妨げ得る。
いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを、上記複数の加熱素子のうちの他の加熱素子から電気的に絶縁することにより、単一の加熱素子又は互いから電気的に絶縁されていない複数の加熱素子を用いて耐火性チューブ200を加熱する場合に比べて、耐火性チューブ200の長さの2つ以上の周部分の、精密で独立した温度制御を提供できる。即ち、単一の加熱素子又は互いから電気的に絶縁されていない複数の加熱素子を用いて耐火性チューブ200を加熱すると、あまり精密でない温度制御が提供される場合があり、この場合には例えば、耐火性チューブ200の長さの単一の周部分又は耐火性チューブ200全体を加熱することしかできない。
従っていくつかの実施形態では、上記複数の第1の加熱素子の各加熱素子210a、210bは、耐火性チューブ200の第1の長さ201の各周部分201a、201bを均一に加熱でき、上記複数の第2の加熱素子の各加熱素子220a、220bは、耐火性チューブ200の第2の長さ202の各周部分202a、202bを均一に加熱できる。例えば、耐火性チューブ200の軸280と送達パイプ139の流れ軸180とを同一直線上に整列させ、ここで上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bを耐火性チューブ200の軸280に沿って同心円状に整列させることにより、送達パイプ139の流れ軸180に沿って流れる送達パイプ139内の溶融材料121の均一な加熱を提供できる。更にいくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの独立した制御を提供することにより、例えば、耐火性チューブ200の軸280に対する上記複数の加熱素子のうちの1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bのミスアラインメント、及び送達パイプ139の流れ軸180に対する上記複数の加熱素子の1つ以上の加熱素子210a、210b、220a、220bのミスアラインメントのうちの少なくとも一方を補償するための、上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの独立した加熱を提供できる。上記複数の加熱素子の各加熱素子210a、210b、220a、220bの独立した加熱を、ミスアラインメントの補償のために共に採用すると、送達パイプ139の流れ軸180に沿って流れる送達パイプ139内の溶融材料121の均一な加熱を提供できる。
耐火性チューブ200の第1の長さ201の対応する周部分201a、201bを加熱する加熱素子210a、210b、及び耐火性チューブ200の第2の長さ202の対応する周部分202a、202bを加熱する加熱素子220a、220bに関して説明したが、特段の記載がない限り、本開示の特徴を複数の加熱素子に適用して、耐火性チューブ200の複数の周部分を加熱してよいことを理解されたい。例えばいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200のおおよそ180℃の径方向部分をそれぞれ取り囲む2つの周部分を設けてよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の各径方向部分をそれぞれ取り囲むいずれの個数の周部分を設けてよい。更にいくつかの実施形態では、各周部分は、耐火性チューブ200の周に対して、耐火性チューブ200の不均等に分割された径方向部分を取り囲んでよい。
更にいくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子の自由端部は、耐火性チューブ200の各チャネル部分601、602、701、702内に延在してよい。例えば図6に示すように、加熱素子210aの自由端部211a及び加熱素子210bの自由端部211bは、耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分601内に延在してよい。チャネル部分601内に延在することにより、加熱素子210a、210bそれぞれの自由端部211a、211bを、耐火性チューブ200から離間したある場所に共に延在させて位置決めでき、これにより例えば、自由端部211a、211bをそれぞれ第1の電源401a、401bに接続できる。図7に示すように、いくつかの実施形態では、加熱素子210a及び加熱素子210bを、耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分701内に延在させて、耐火性チューブ200の第1の長さ201の周部分201a、201b上において、耐火性チューブ200の軸280に対して耐火性チューブ200の第1の長さ201の各溝209a、209b内に前後に巻きつけてよい。従って、加熱素子210a、210bを前後に巻きつけることにより、加熱素子210a、210bの自由端部211a、211bは、耐火性チューブ200の共通の場所(例えば図6に示すチャネル部分601)へとループして戻ることができる。
同様に、図7に示すように、加熱素子220aの自由端部221a及び加熱素子220bの自由端部221bは、耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分702内に延在してよい。チャネル部分702内に延在することにより、加熱素子220a、220bそれぞれの自由端部221a、221bを、耐火性チューブ200から離間したある場所に共に延在させて位置決めでき、これにより例えば、自由端部221a、221bをそれぞれ第2の電源402a、402bに接続できる。いくつかの実施形態では、加熱素子220a及び加熱素子220bを、耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分602内に延在させて、耐火性チューブ200の第2の長さ202の周部分202a、202b上において、耐火性チューブ200の軸280に対して耐火性チューブ200の第2の長さ202の各溝219a、219b内に前後に巻きつけてよい。従って、加熱素子220a、220bを各溝219a、219b及びチャネル部分602に前後に巻きつけることにより、加熱素子220a、220bの自由端部221a、221bは、耐火性チューブ200の共通の場所(例えば図7に示すチャネル部分702)へとループして戻ることができる。
いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の第1の長さ201は、耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間に軸方向に位置決めされた耐火性チューブ200の中間部分215によって、耐火性チューブ200の軸280に沿って、耐火性チューブ200の第2の長さ202から軸方向に隔てられていてよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の各チャネル部分601、602、701、702のうちの少なくとも1つは、耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間の中間部分215を横断して、耐火性チューブ200の軸280に沿って延在してよい。例えば図7に示すように、いくつかの実施形態では、上記複数の第2の加熱素子の各加熱素子220a、220bの自由端部221a、221bは、耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間の中間部分215を横断する、耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分702内、及び耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分701内に延在してよい。耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分702内を、耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分701へと延在させることにより、いくつかの実施形態では、加熱素子220a、220bの自由端部221a、221bを、例えば自由端部221a、221bを第2の電源402a、402bに接続するために比較的アクセスしやすい場所に位置決めできる。即ち、例えば加熱素子220a、220bの自由端部221a、221bを耐火性チューブ200の第2の長さ202内で終端させ、従って耐火性チューブ200の第1の長さ201へと延在させないと、例えば図2に示すように耐火性チューブ200をガラス成形器140のインレット141に又はインレット141の付近に位置決めした場合に、加熱素子220a、220bの自由端部221a、221bを第2の電源402a、402bに接続するのが困難になり得る。
いくつかの実施形態では、ガラス製造装置101は、耐火性チューブ200の各チャネル部分のうちの少なくとも1つ(例えばチャネル部分702)内に位置決めされた熱電対500を含んでよい。いくつかの実施形態では、熱電対500の一部分は、耐火性チューブ200の外側表面240から、耐火性チューブ200の壁を通って、耐火性チューブ200の内側表面204(図2及び3に図示)まで延在してよい。従っていくつかの実施形態では、熱電対500は、送達パイプ139内の溶融材料121の、又は溶融材料121に対応する、温度を測定できる。いくつかの実施形態では、熱電対500の熱電対リード501は、耐火性チューブ200の第1の長さ201と耐火性チューブ200の第2の長さ202との間の中間部分215を横断する、耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分702内、及び耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分701内に延在してよい。耐火性チューブ200の第2の長さ202のチャネル部分702内を、耐火性チューブ200の第1の長さ201のチャネル部分701へと延在させることにより、いくつかの実施形態では、熱電対リード501を、例えば熱電対リード501をコントローラ(図示せず)に接続するために比較的アクセスしやすい場所に位置決めできる。即ち、例えば熱電対リード501を耐火性チューブ200の第2の長さ202内で終端させ、従って耐火性チューブ200の第1の長さ201へと延在させないと、例えば図2に示すように耐火性チューブ200をガラス成形器140のインレット141に又はインレット141の付近に位置決めした場合に、熱電対リード501を上記コントローラに接続するのが困難になり得る。
図2に戻ると、いくつかの実施形態では、ガラス製造装置101は、送達パイプ139を取り囲むスリーブ275を含んでよい。スリーブ275は耐火性チューブ200を封入してよく、またいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200の外側表面240を形成し得る微粒子及び凝縮物がガラス成形器140のインレット141内に落下して、ガラス成形器140中の溶融材料121を汚染するのを防止できる。例えばいくつかの実施形態では、スリーブ275の内側表面274は、送達パイプ139の外側表面176から距離270だけ離間していてよく、これにより、耐火性チューブ200を中に位置決めできる空間271が画定される。いくつかの実施形態では、スリーブ275はフランジ276を含んでよく、これは送達パイプ139の外側表面176に当接することによって、空間271の端部を封止する。図示されているように、フランジ276は、スリーブ275の下端から送達パイプ139の外側表面176に向かう方向に延在する、周縁フランジ276を含んでよい。その結果、周縁フランジ276の内側表面は、デブリ及び凝縮物のためのトラップとして機能でき、これにより、耐火性チューブ200の外側表面240を形成し得る微粒子及び凝縮物が、耐火性チューブ200の下方に位置決めされた成形用容器143のインレット141内の溶融材料121の自由表面122に落下するのを防止する。
いくつかの実施形態では、第1の加熱素子210、第2の加熱素子220、上記複数の第1の加熱素子の加熱素子210a、210bのうちの1つ以上、及び上記複数の第2の加熱素子の加熱素子220a、220bのうちの1つ以上は、互いに電気的に接続された複数の加熱素子を含んでよい。即ち、本開示全体を通して第1の加熱素子210、第2の加熱素子220、上記複数の第1の加熱素子の加熱素子210a、210bのうちの1つ以上、及び上記複数の第2の加熱素子の加熱素子220a、220bのうちの1つ以上を指すために使用される用語「加熱素子(heating element)」は、特段の記載がない限り、第1の加熱素子210、第2の加熱素子220、上記複数の第1の加熱素子の加熱素子210a、210bのうちの1つ以上、及び上記複数の第2の加熱素子の加熱素子220a、220bのうちの1つ以上のうちのいずれを、単一の物理的な加熱素子しか含まないものに限定するものとして解釈されないものとする。
更にいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200は複数の加熱素子(例えば2つ、3つ、4つ等)を含んでよく、上記複数の加熱素子の各加熱素子は、本開示の範囲から逸脱することなく、耐火性チューブ200の対応する複数の長さのうちの1つの長さを加熱するよう動作可能であってよいことを理解されたい。同様にいくつかの実施形態では、耐火性チューブ200は複数の加熱素子(例えば2つ、3つ、4つ等)を含んでよく、上記複数の加熱素子の各加熱素子は、本開示の範囲から逸脱することなく、耐火性チューブ200の長さの対応する周部分のうちの1つの周部分を加熱するよう動作可能であってよいことを理解されたい。
いくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子は、上記複数の加熱素子のうちの他の加熱素子から電気的に絶縁されていてよく、これにより、上記複数の加熱素子のうちの加熱素子間での電流のアーク放電を防止する。更にいくつかの実施形態では、上記複数の加熱素子の各加熱素子は、耐火性チューブ200の複数の長さのうちの1つの長さ、及び耐火性チューブ200の複数の周部分のうちの1つの周部分を選択的に加熱するよう、独立して動作できる。従って、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220に関して説明したが、特段の記載がない限り、本開示の特徴を複数の加熱素子に適用して、耐火性チューブ200の複数の長さ及び耐火性チューブ200の複数の周部分を加熱してよいことを理解されたい。同様に、ガラス製造装置101の送達パイプ139に関して開示したが、本開示の方法及び装置を採用して、ガラス製造装置101及びガラス製造プロセスのいずれの1つ以上の場所における溶融材料121の温度を制御してよいことを理解されたい。
図2、8及び9を参照すると、ガラス製造装置101は、内部孔205を含むことができる耐火性デバイス198を含むことができる。実際には図示されているように、耐火性デバイス198は、内部孔205を含むことができる耐火性チューブ200を含むことができる。特段の記載がない限り、図8及び9のガラス製造装置101の特徴は、図1〜7を参照して上で議論及び説明したガラス製造装置101の特徴と同一とすることができる。従って、可能なガラス製造装置の更なる特徴について、図8を参照して議論するが、これらの特徴は任意に、本開示の実施形態のうちのいずれに設けてもよいことを理解されたい。
図8に示すように、送達パイプ139は、耐火性チューブ200の内部孔205内に位置決めされた上流セグメント801を含むことができる。その結果、耐火性デバイス198は、送達パイプ139の上流セグメント801の内部経路175を通って移動する溶融材料121の温度制御を促進できる。温度制御は、耐火性デバイス198の様々な実施形態によって達成できる。いくつかの実施形態では、耐火性デバイス198は任意に、加熱用部品(例えば加熱素子210、220)及び/又は任意の冷却用部品(図示せず)を含んでよい。更なる実施形態では、耐火性デバイス198は、耐火性チューブ200を、単独で、又はスリーブ275、若しくは加熱素子210、220を備えない他の特徴と組み合わせて、含んでよい。いくつかの実施形態では、耐火性チューブ200内に位置決めされた上流セグメント801の長さを最大化することによって、上流セグメント801の長さに沿った溶融材料の温度特性の制御を支援できる。
送達パイプ139は更に、耐火性デバイス198の下端805から内部孔205の外側に突出する下流セグメント803を含むことができる。いくつかの実施形態では、下流セグメント803は、成形用容器143の溶融材料121の自由表面122より下方に外側端部807を任意に浸漬させることができるようにケーシングを備えない、送達パイプ139を含むことができる。いくつかの実施形態では、下流セグメント803は、溶融材料の温度条件に耐えることができ、かつ溶融材料に汚染されることなく溶融材料に接触できる、白金、白金合金材料から製作され得る、送達パイプのみを含むことができる。図示されているように、外側端部807は自由端部を含むことができ、これは耐火性チューブ200から下流において支持されておらず、耐火性チューブ200から懸架されていてよい。従っていくつかの実施形態では、耐火性デバイス198は、送達パイプ139の相当な長さに沿って温度を制御するために耐火性チューブ200の内部孔205内に受承された上流セグメント801を備える、送達パイプ139を提供でき、またその一方で下流セグメント803は、送達パイプ139のアウトレット182を出る溶融材料121による、溶融材料と耐火性チューブ200との接触を回避するために、耐火性チューブ200から十分な距離だけ延在できる。更に下流セグメント803は、溶融材料121の自由表面122による溶融材料と耐火性チューブ200との接触、及び/又は成形用容器143の溶融材料中への浸漬を回避するために、耐火性チューブ200から十分な距離だけ延在できる。耐火性チューブ200と溶融材料との間の接触を回避することにより、耐火性チューブ200による溶融材料の汚染を回避できる。
更に図8に示すように、成形用容器143のインレット141は更に、耐火性デバイス198から溶融材料121を受承するための、及び/又は耐火性デバイス198の一部分を受承するための、内部通路809を含むことができる。いくつかの実施形態では、インレット141の内部通路809は、上記インレットの軸811、例えば上記インレットの対称軸に沿って延在できる。図示されているように、いくつかの実施形態では、インレット141の軸811は、送達パイプ139の流れ軸180及び/又は耐火性チューブ200の軸280と同一直線上とすることができる。内部通路809は、上側部分813と、上側部分813の下方に配置された下側部分815とを含むことができる。実際には、下側部分815は、流れ方向184において、上側部分813から下流に位置決めできる。
図9は、軸180、811に対して垂直に得られたプロファイル形状及び関連する断面積/フットプリントを示す、図8の線9‐9に沿った部分断面図を示す。実際には、図9は、インレット141の軸811に対して垂直に得られた、内部通路809の上側部分813の上側軸方向長さ「L1」(図8参照)の内側表面901の断面プロファイル形状を示す。図9は更に、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直に得られた、耐火性デバイス198の下端805の外側表面903の外周の断面プロファイル形状を示す。図9は更に、インレット141の軸811に対して垂直に得られた、内部通路809の下側部分815の下側軸方向長さ「L2」の内側表面905の断面プロファイル形状を示す。図9はまた、送達パイプ139の流れ軸180に沿った、送達パイプ139の外側端部807の外側表面907の断面プロファイル形状を示す。
図10は、いくつかの実施形態において、インレット141の軸811に対して垂直に得られた、内部通路809の上側部分813の上側断面積1001が、インレット141の軸811に対して垂直に得られた、内部通路809の下側部分815の下側断面積1003より大きいことを示す。図11を参照すると、いくつかの実施形態では、耐火性デバイス198の下端805の外周903は、送達パイプ139の軸180に対して垂直に得られた断面フットプリント1101を画定できる。送達パイプ139の下流セグメント803の自由端部807の外周907は更に、送達パイプ139の流れ軸180に対して垂直に得られた断面フットプリント1103を画定する。図11に示すように、耐火性デバイス198の下端805の断面フットプリント1101は、送達パイプ139の下流セグメント803の自由端部807の断面フットプリント1103より大きい。
図2、8及び12に示すように、成形用容器143は、自由表面122が内部通路809の下側部分815内に位置決めされた、溶融材料121を含んでよい。溶融材料121の自由表面122を下側部分815内に配置することは、いくつかの実施形態では、自由表面122が下側部分815内で上下し得る場合に、単位長さあたりの体積変化を一定とするために、望ましいものとなり得る。実際には、図示されているように、内部通路809の下側部分815の下側断面積1003は、内部通路809の下側部分815の軸方向長さ「L2」に沿って略一定であり、これにより、上述のような単位長さあたりの体積変化を一定とすることができる。
図10〜11に示すように、送達パイプ139の下流セグメント803の自由端部807の断面フットプリント1103は、内部通路809の下側部分815の下側断面積1003より小さくすることができる。従って図8に示すように、送達パイプ139の自由端部807を内部通路809の下側部分815内に位置決めすることによって、自由端部807を溶融材料121の自由表面122に位置決めでき、これにより、送達パイプのアウトレット182から成形用容器143へと溶融材料121が移動する際に発生し得るものであった、望ましくない流れ特性を回避できる。
自由端部807の断面フットプリント1103は、内部通路809の下側部分815の下側断面積1003より小さくなり得るため、上記送達パイプは下方まで到達して、上記送達パイプの自由端部807を上記内部通路の下側部分815内の自由表面122付近に配置することにより、溶融材料121が送達パイプ139のアウトレット182から成形用容器143へと移動する際に所望の流れプロファイルを提供できる。図2に示すように、いくつかの実施形態では、自由端部807を、溶融材料121の自由表面122より上方に位置決めしたまま、内部通路809の下側部分815の軸方向長さ「L2」内に配置してよい。あるいは図8に示すように、いくつかの実施形態では、自由端部807を、溶融材料121の自由表面122より下方に位置決めしたまま、内部通路809の下側部分815の軸方向長さ「L2」内に配置してよい。また更なる実施形態では、送達パイプ139の自由端部807を、図12に示すように、上記内部通路の上側部分813内に位置決めしてよい。
インレット141の内部通路809の下側部分815の下側断面積1003を注意深く選択することによって、成形用容器143によってガラスリボン103に加工される溶融材料を所望の流量とするのを助けるために、上記インレットの底部に所望のレベルの圧力を提供できる。送達パイプ139の自由端部807を内部通路809の下側部分815に挿入してよいが、耐火性デバイス198の下端805を内部通路809の下側部分815によって受承するためのクリアランスが不十分となり得る。よっていくつかの実施形態では、図示されてはいないものの、耐火性デバイス198を短くすることによって、下側部分815がインレット141の内部通路809によって受承されないように、耐火性デバイス198の下端805を送達パイプ139の自由端部807からより遠くに位置決めしてよい。このような実施形態では、送達パイプ139の相対的に長い長さが、送達パイプ139の上記相対的に長い長さにわたる熱制御の便益を受けることなく、耐火性デバイス198の下端805から延在する。
送達パイプ139の最大長さにわたって所望の熱制御を維持するために、耐火性デバイス198を短くするのではなく、図2、8及び12に示すように、上記インレットの上側部分813を、下側部分815の断面積1003より大きな断面積へと拡張できる。例えば図10及び11に示すように、耐火性デバイス198の下端805の断面フットプリント1101を、内部通路809の下側部分815の下側断面積1003よりは大きいまま、内部通路809の上側部分813の上側断面積1001より小さくすることができる。よって図示されているように、耐火性デバイス198の下端805は、下端805が内部通路809の下側部分815内に嵌合させるには大きすぎる場合であっても、内部通路809の上側部分813内に位置決めできる。
熱損失及び材料のコストを最小化するために、上側部分813の拡張された断面積を、サイズに関して制限しながら、同時に、上記インレット及び/又は耐火性デバイス198への電気的短絡又は損傷を招くことになり得る、インレット141と耐火性デバイス198との間の不注意な接触を回避できるよう十分に大きなものとすることができる。設置中、加熱/冷却中、耐火性デバイス198とインレットとの間の相対的な枢動中の、インレット141と耐火性デバイス198との間の不注意な接触を回避するために、上記耐火性デバイスと上記インレットの内側表面との間の最小距離「D」(図8参照)を、1.27cm以上、例えば1.5cm以上、例えば2cm以上、例えば2.5cm以上、例えば3cm以上としてよい。「D」は広範な範囲内で提供できるが、いくつかの実施形態では、距離「D」は、約1.27cm〜約1.5cm、例えば約1.27cm〜約2cm、例えば約1.27cm〜約2.5cm、例えば約1.27cm〜約3cmの範囲内とすることができる。
いくつかの実施形態では、図示されてはいないものの、インレット141は、上記内部通路の断面の段階的な変化を有するように設計できる。代替的な実施形態では、図8に示すように、上側部分813は、上側軸方向長さ「L1」と、上側軸方向長さ「L1」と下側部分815との間に延在する下側軸方向長さ「L3」とを含んでよい。図示されているように、いくつかの実施形態では、下側軸方向長さ「L3」は、方向184等のインレット141の軸811の下流方向に、上側軸方向長さ「L1」から下側部分815へと、下側軸方向長さ「L3」に沿って連続的にサイズが減少してよい。従って、下側軸方向長さ「L3」は、内部通路809の下側部分815に向かって細くなる先細部分を含むことができる。いくつかの実施形態では、図示されているように、この先細部分は、上側軸方向長さ「L1」と下側部分815との間に延在する、方向184に細くなってゆく円錐台状セグメントを備えることができる。先細部分を設けることにより、自由表面122が不注意にも下側部分815より上方に上昇した場合に、停滞した溶融ガラスの望ましくない滞留をもたらし得る、水平なシェルフ状部分を回避できる。むしろこの先細構成により、自由表面122が下側部分815まで後退したときに、溶融材料121をより簡単に下側部分815へと戻るように排出できる。更に、先細になった下側軸方向長さ「L3」は、水平なセグメントに比べてより大きな軸方向荷重に耐えることができ、これにより、水平なセグメントを含む実施形態と比べた場合にインレット141の強度を上昇させることができる。
更なる実施形態では、内部通路809の上側部分813の上側軸方向長さ「L1」(図8を参照)の上側断面積1001は、上側軸方向長さ「L1」に沿って略一定であってよい。例えば図8に示すように、下側軸方向長さ「L3」は、上側軸方向長さ「L1」と内部通路809の下側部分815との間に位置決めできる。略一定の断面を有する上側軸方向長さ「L1」を提供することにより、上記インレットの上記内部通路内への所望の開口断面を依然として達成したまま、上記インレットを製造するために必要な材料の量を削減できる。図示されてはいないものの、いくつかの実施形態では、略一定の断面を有する上記上側軸方向長さは、例えば上記先細部分によって所望の開口断面が達成される場合には、含まれない場合がある。
図8に示すように、本開示の実施形態のうちのいずれのインレット141に、任意の加熱用コイル817を設けてよく、これは、送達パイプ139のアウトレット182を出る溶融材料121の温度の制御を更に支援するために、及び/又は溶融材料がインレット141の内部通路809を通って移動する際の溶融材料の温度の制御を支援するために、インレット141に熱を加えることができる。
いくつかの実施形態では、ガラスの製造方法は、送達パイプ139の流れ軸180の流れ方向184に沿って、送達パイプ139によって画定される内部経路175を通して溶融材料121を流すステップを含んでよい。図2に示すように、送達パイプ139は、耐火性チューブ200の内部孔205内に位置決めしてよい。上記方法は、第1の加熱素子210によって耐火性チューブ200の第1の長さ201を加熱し、第1の加熱素子210から電気的に絶縁されていてよい第2の加熱素子220によって耐火性チューブ200の第2の長さ202を加熱することによって、送達パイプ139内の溶融材料121を加熱するステップを含んでよい。いくつかの実施形態では、送達パイプ139内の溶融材料121を加熱するステップは、対応する複数の第1の加熱素子(例えば加熱素子210a、210b)及び対応する複数の第2の加熱素子(例えば加熱素子220a、220b)のうちの少なくとも一方を用いて、耐火性チューブ200の第1の長さ201及び耐火性チューブ200の第2の長さ202のうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、ある上記周部分(例えば図6及び7に示す1つ以上の周部分201a、201b、202a、202b)を加熱するステップを含んでよい。いくつかの実施形態では、上記対応する複数の第1の加熱素子(例えば加熱素子210a、210b)の各加熱素子、及び上記対応する複数の第2の加熱素子(例えば加熱素子220a、220b)の各加熱素子は、上記対応する複数の第1の加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子のうちの他の加熱素子から電気的に絶縁されていてよい。
更にいくつかの実施形態では、上記方法は、例えば熱電対500(図7に図示)を用いて、送達パイプ139内の溶融材料121の温度を測定した後、測定された上記温度に基づいて、第1の加熱素子210及び第2の加熱素子220のうちの少なくとも一方を動作させるステップを含んでよい。更にいくつかの実施形態では、ガラス製造装置101は、加熱された溶融材料121を送達パイプ139からガラス成形器140の成形用容器143のインレット141に供給した後、ガラス成形器140を用いて溶融材料121からガラスリボン103を成形するステップを含んでよい、ガラス製造プロセスを提供するよう、動作できる。
ガラスの製造方法は更に、図8に示すように、耐火性デバイス198の内部孔205内に位置決めされた上流セグメント801と、耐火性デバイス198の下端805から内部孔205の外側に突出する下流セグメント803とを備える、送達パイプ139を用いて実施してよい。図8に示すように、耐火性デバイス198の下端805は、成形用容器143のインレット141の内部通路809内に位置決めされる。従って、送達パイプ139内を移動する溶融材料の熱制御を、送達パイプ139の比較的長い長さ全体にわたって実施できる。というのは、耐火性デバイス198の下端805を、インレット141の内部通路809の上側部分813内に受承できるためである。上記方法は更に、成形用容器143のインレット141の内部通路809内に位置決めされた、送達パイプ139の下流セグメント803のアウトレット182を通して、溶融材料121を流すことにより、成形用容器143に、インレット141の内部通路809内に位置決めされた溶融材料121の自由表面122を設けるステップを含むことができる。図1を参照すると、上記方法は更に、成形用容器143を用いて上記溶融材料からガラスリボン103を成形するステップを含むことができる。
本開示の様々な実施形態は、当該特定の実施形態に関連して記載されている特定の特徴、要素又はステップを伴い得ることが理解されるだろう。また、ある特定の特徴、要素又はステップは、ある特定の実施形態に関連して記載されていても、例示されていない組み合わせ又は順列で、相互交換してよく、又は代替実施形態と組み合わせてよいことが理解されるだろう。
また本開示全体を通して使用される用語「上記(the)」、「ある(a又はan)」は「少なくとも1つの(at least one)」を意味し、特段の記載がない限り、「唯一の(only one)」に限定されてはならないことも理解されたい。従って例えば「ある構成部品(a component)」に関する言及は、文脈によってそうでないことが明示されていない限り、2つ以上のこのような構成部品を有する実施形態を含む。
本開示全体を通して、範囲は、「約(about)」ある特定の値から、及び/又は「約」別の特定の値までとして表現され得る。このような範囲が表現されている場合、実施形態は、上記ある特定の値から、及び/又は上記別の特定の値までを含む。同様に、先行詞「約」を用いることにより、値が概数として表現されている場合、上記特定の値は別の態様を形成することが理解されるだろう。更に、各範囲の端点は、他方の端点との関連でも、他方の端点とは独立しても、重要であることが理解されるだろう。
特段の記載がない限り、本開示に記載のいずれの方法が、そのステップを特定の順序で実施することを必要とするものとして解釈されることは、全く意図されていない。従って、ある方法クレームが、そのステップが従うべき順序を実際に列挙していない場合、又はステップをある特定の順序に限定するべきであることが、特許請求の範囲若しくは説明中で具体的に言明されていない場合、いずれの特定の順序が推定されることは全く意図されていない。
特定の実施形態の様々な特徴、要素又はステップが、移行句「…を含む/備える(comprising)」を用いて開示される場合があるが、移行句「…からなる(consisting of)」又は「…から本質的になる(consisting essentially of)」を用いて記載され得るものを含む代替実施形態も含意されていることを理解されたい。従って例えば、A+B+Cを備える装置に対して含意されている代替実施形態は、装置がA+B+Cからなる実施形態、及び装置がA+B+Cから本質的になる実施形態を含む。
本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示に対して様々な修正及び変形を実施してよいことは、当業者には明らかであろう。従って、本開示の修正及び変形が、添付の請求項及びその均等物の範囲内にある限り、本開示は上記修正及び変形を包含することが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
耐火性チューブであって、上記耐火性チューブの第1の長さを加熱するよう動作可能な第1の加熱素子と、上記耐火性チューブの第2の長さを加熱するよう動作可能な第2の加熱素子とを備え、上記第1の加熱素子は、上記第2の加熱素子から電気的に絶縁される、耐火性チューブ;並びに
上記耐火性チューブの内部孔内に位置決めされた導管であって、上記導管の外側表面は、上記第1の長さ及び上記第2の長さに沿った上記内部孔の内側表面に面し、上記導管の内側表面は、上記導管の流れ軸に沿って延在する内部経路を画定する、導管
を備える、ガラス製造装置。
実施形態2
ガラスリボンを形成するためのガラス成形器を更に備え、
上記ガラス成形器は成形用容器を備え、
上記導管は送達パイプを備え、
上記送達パイプのアウトレットは、上記成形用容器のインレット内へと延在する、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態3
上記送達パイプは、上記耐火性チューブの上記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性チューブの下端から上記内部孔の外側に突出する下流セグメントとを備える、実施形態2に記載のガラス製造装置。
実施形態4
上記成形用容器の上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、
上記内部通路は、上側部分及び下側部分を備え、
上記インレットの上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記インレットの上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きく、
上記耐火性チューブの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされる、実施形態3に記載のガラス製造装置。
実施形態5
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記送達パイプの上記アウトレットを含む自由端部を備える、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態6
上記送達パイプの上記自由端部は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態5に記載のガラス製造装置。
実施形態7
上記成形用容器は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされた自由表面を有する溶融材料を備える、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態8
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より上方に位置決めされる、実施形態7に記載のガラス製造装置。
実施形態9
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より下方に位置決めされる、実施形態7に記載のガラス製造装置。
実施形態10
上記下側断面積は、上記内部通路の上記下側部分の軸方向長さに沿って略一定である、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態11
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記内部通路の上記下側部分の上記軸方向長さ内に位置決めされた自由端部を備える、実施形態10に記載のガラス製造装置。
実施形態12
上記耐火性チューブの上記下端は、上記流れ軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する、外周を備え、
上記耐火性チューブの上記下端の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より大きい、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態13
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記流れ軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する外周を備える、自由端部を備え、
上記送達パイプの上記自由端部の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より小さい、実施形態12に記載のガラス製造装置。
実施形態14
上記耐火性チューブと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上である、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態15
上記内部通路の上記上側部分は、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定である、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態16
上記内部通路の上記上側部分は、下側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記インレットの上記軸の下流方向に、上記下側軸方向長さに沿って、サイズが持続的に減少する、実施形態4に記載のガラス製造装置。
実施形態17
上記内部通路の上記上側部分は更に、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定であり、
上記下側軸方向長さは、上記上側軸方向長さと上記内部通路の上記下側部分との間に位置決めされる、実施形態16に記載のガラス製造装置。
実施形態18
上記耐火性チューブの上記内部孔の上記内側表面は、上記導管の上記外側表面を上記流れ軸に沿って取り囲む、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態19
上記耐火性チューブの上記第1の長さは、上記耐火性チューブの上記第2の長さから、上記耐火性チューブの軸に沿って軸方向に隔てられ、上記耐火性チューブの中間部分は、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間に軸方向に位置決めされる、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態20
上記耐火性チューブの上記中間部分は、上記第1の加熱素子を上記第2の加熱素子から電気的に絶縁する、実施形態19に記載のガラス製造装置。
実施形態21
上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに対して設置され、
上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに対して設置される、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態22
上記導管の上記内側表面は、上記導管の上記流れ軸に対して垂直に得られる円形断面プロファイルを有する、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態23
上記第1の加熱素子の自由端部は、上記耐火性チューブの第1の側部から延在し、
上記第2の加熱素子の自由端部は、上記耐火性チューブの第2の側部から延在し、
上記第1の側部は上記第2の側部の反対側である、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態24
上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って同心円状に整列される、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態25
上記耐火性チューブの上記軸と、上記導管の上記流れ軸とは、同一直線上にある、実施形態24に記載のガラス製造装置。
実施形態26
上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれ、
上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれる、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態27
上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれる、実施形態26に記載のガラス製造装置。
実施形態28
上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの外側表面によって画定される第1の溝内に載置され、
上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記外側表面によって画定される第2の溝内に載置される、実施形態26に記載のガラス製造装置。
実施形態29
上記第1の溝及び上記第2の溝は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って同心円状に整列される、実施形態28に記載のガラス製造装置。
実施形態30
上記第1の溝は、上記第1の溝と上記第2の溝との間に軸方向に位置決めされた上記耐火性チューブの上記中間部分によって、上記耐火性チューブの上記軸に沿って上記第2の溝から隔てられ、
上記耐火性チューブの上記中間部分は、上記第1の加熱素子を上記第2の加熱素子から電気的に絶縁する、実施形態28に記載のガラス製造装置。
実施形態31
上記ガラス製造装置は、上記耐火性チューブの上記外側表面の少なくとも一部分を被覆するセメントの層を備え、
上記セメントの層は、上記第1の加熱素子を上記第1の溝内に少なくとも部分的に封入し、また上記第2の加熱素子を上記第2の溝内に少なくとも部分的に封入する、実施形態28に記載のガラス製造装置。
実施形態32
上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、複数の加熱素子を備え、
上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を加熱するよう動作可能であり、
上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記複数の加熱素子のうちの他の上記加熱部分から電気的に絶縁される、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態33
上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分のうちの、上記1つの周部分に対して設置される、実施形態32に記載のガラス製造装置。
実施形態34
上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分のうちの、上記1つの周部分は、上記耐火性チューブの上記外側表面によって画定される各溝を備え、
上記複数の加熱素子の各上記加熱素子は、各上記溝内に載置される、実施形態33に記載のガラス製造装置。
実施形態35
上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの上記少なくとも一方の、上記対応する複数の周部分の、各上記周部分は、上記耐火性チューブの上記軸に沿って延在する、各上記周部分の間に径方向に位置決めされた、上記耐火性チューブの1つのチャネル部分によって、上記対応する複数の周部分のうちの他の上記周部分から隔てられる、実施形態32に記載のガラス製造装置。
実施形態36
上記耐火性チューブの各上記チャネル部分は、上記複数の加熱素子の各上記加熱素子を電気的に絶縁する、実施形態35に記載のガラス製造装置。
実施形態37
上記複数の加熱素子の各上記加熱素子の上記自由端部は、上記耐火性チューブの各上記チャネル部分内に延在する、実施形態35に記載のガラス製造装置。
実施形態38
上記耐火性チューブの上記第1の長さは、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間に軸方向に位置決めされた上記耐火性チューブの上記中間部分によって、上記流れ軸に沿って、上記耐火性チューブの上記第2の長さから軸方向に隔てられ、
上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの少なくとも1つは、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間の上記中間部分を横断して、上記耐火性チューブの上記軸に沿って延在する、実施形態35に記載のガラス製造装置。
実施形態39
上記第2の加熱素子の上記複数の加熱素子のうちの少なくとも1つの上記加熱素子の上記自由端部は、上記耐火性チューブの上記第1の長さと上記耐火性チューブの上記第2の長さとの間の上記中間部分を横断して、上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの上記少なくとも1つの中に延在する、実施形態38に記載のガラス製造装置。
実施形態40
上記耐火性チューブの上記チャネル部分のうちの少なくとも1つの中に位置決めされた熱電対を更に備える、実施形態35に記載のガラス製造装置。
実施形態41
上記熱電対の一部分は、上記耐火性チューブの上記外側表面から上記耐火性チューブの上記内側表面まで延在する、実施形態40に記載のガラス製造装置。
実施形態42
上記導管を取り囲むスリーブを更に備え、
上記スリーブの内側表面は、上記導管の上記外側表面からある距離だけ離間し、これにより、上記耐火性チューブが中に位置決めされる空間が画定され、
上記スリーブはフランジを備え、上記フランジは、上記導管の上記外側表面に当接することによって、上記空間の端部を封止する、実施形態1に記載のガラス製造装置。
実施形態43
内部孔を備える耐火性デバイス;
上記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性デバイスの下端から上記内部孔の外に突出する下流セグメントとを備える、送達パイプ;並びに
インレットを含む成形用容器であって、上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、上記内部通路は、上側部分及び下側部分を備える、成形用容器
を備える、ガラス製造装置であって、
上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きく、
上記耐火性デバイスの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされる、ガラス製造装置。
実施形態44
上記送達パイプの上記下流セグメントは自由端部を備える、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態45
上記送達パイプの上記自由端部は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態44に記載のガラス製造装置。
実施形態46
上記成形用容器は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされた自由表面を有する、溶融材料を含む、実施形態44に記載のガラス製造装置。
実施形態47
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より上方に位置決めされる、実施形態46に記載のガラス製造装置。
実施形態48
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より下方に位置決めされる、実施形態46に記載のガラス製造装置。
実施形態49
上記下側断面積は、上記内部通路の上記下側部分の軸方向長さに沿って略一定である、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態50
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記内部通路の上記下側部分の上記軸方向長さ内に位置決めされた自由端部を備える、実施形態49に記載のガラス製造装置。
実施形態51
上記耐火性デバイスの上記下端は、上記送達パイプの軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する、外周を備え、
上記耐火性デバイスの上記下端の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より大きい、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態52
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記送達パイプの上記軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する外周を備える、自由端部を備え、
上記送達パイプの上記自由端部の上記断面フットプリントは、上記内部通路の上記下側部分の上記下側断面積より小さい、実施形態51に記載のガラス製造装置。
実施形態53
上記耐火性デバイスと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上である、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態54
上記内部通路の上記上側部分は、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定である、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態55
上記内部通路の上記上側部分は、下側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記インレットの上記軸の下流方向に、上記下側軸方向長さに沿って、サイズが持続的に減少する、実施形態43に記載のガラス製造装置。
実施形態56
上記内部通路の上記上側部分は更に、上記インレットの上記軸に沿った上側軸方向長さを備え、
上記上側部分の上記上側断面積は、上記上側軸方向長さに沿って略一定であり、
上記下側軸方向長さは、上記上側軸方向長さと上記内部通路の上記下側部分との間に位置決めされる、実施形態55に記載のガラス製造装置。
実施形態57
導管によって画定される内部経路を通して、上記導管の流れ軸に沿って、溶融材料を流すステップであって、上記導管は耐火性チューブの内部孔内に位置決めされる、ステップ;及び
上記耐火性チューブの第1の長さを第1の加熱素子で加熱し、上記耐火性チューブの第2の長さを、上記第1の加熱素子から電気的に絶縁された第2の加熱素子で加熱することによって、上記導管内の上記溶融材料を加熱するステップ
を含む、ガラスを製造する方法。
実施形態58
上記導管内の上記溶融材料を加熱する上記ステップは、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を、対応する複数の上記第1の加熱素子及び対応する複数の上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方で、加熱するステップを含む、実施形態57に記載の方法。
実施形態59
上記対応する複数の第1の加熱素子の各上記加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子の各上記加熱素子は、上記対応する複数の第1の加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子のうちの他の上記加熱素子から電気的に絶縁される、実施形態58に記載の方法。
実施形態60
上記導管内の上記溶融材料の温度を測定した後、測定された上記温度に基づいて、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方を動作させるステップを更に含む、実施形態57に記載の方法。
実施形態61
上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの軸の周りに巻かれ、
上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれる、実施形態57に記載の方法。
実施形態62
上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれる、実施形態61に記載の方法。
実施形態63
上記導管の上記流れ軸は重力方向に延在し、
上記導管の上記流れ軸及び上記耐火性チューブの上記軸は同一直線上にある、実施形態57に記載の方法。
実施形態64
上記導管は送達パイプを備え、
上記方法は、加熱された上記溶融材料を、上記送達パイプからガラス成形器の成形用容器のインレットに供給した後、上記ガラス成形器を用いて上記溶融材料からガラスリボンを成形するステップを更に含む、実施形態57に記載の方法。
実施形態65
上記成形用容器の上記インレットは、上記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、
上記内部通路は、上側部分及び下側部分を備え、
上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きく、
上記耐火性チューブの下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされ、
上記ガラス成形器の上記溶融材料の自由表面は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態64に記載の方法。
実施形態66
上記送達パイプの上記下流セグメントは自由端部を備える、実施形態65に記載のガラス製造装置。
実施形態67
上記送達パイプの上記自由端部は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態66に記載のガラス製造装置。
実施形態68
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より上方に位置決めされる、実施形態66に記載のガラス製造装置。
実施形態69
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より下方に位置決めされる、実施形態66に記載のガラス製造装置。
実施形態70
上記耐火性チューブと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上である、実施形態64に記載の方法。
実施形態71
送達パイプを用いてガラスを製造する方法であって、
上記送達パイプは、耐火性デバイスの内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、上記耐火性デバイスの下端から上記内部孔の外に突出する下流セグメントとを備え、
上記耐火性デバイスの上記下端は、成形用容器のインレットの内部通路内に位置決めされ、
上記方法は:上記成形用容器の上記インレットの上記内部通路内に位置決めされた、上記送達パイプの上記下流セグメントのアウトレットを通して、溶融材料を流すことにより、上記成形用容器に、上記インレットの上記内部通路内に位置決めされた上記溶融材料の自由表面を提供するステップ;及び
上記成形用容器を用いて上記溶融材料からガラスリボンを成形するステップ
を含む、方法。
実施形態72
上記耐火性デバイスの耐火性チューブの第1の長さを第1の加熱素子で加熱し、上記耐火性チューブの第2の長さを、上記第1の加熱素子から電気的に絶縁された第2の加熱素子で加熱することによって、上記送達パイプ内の上記溶融材料を加熱するステップを更に含む、実施形態71に記載の方法。
実施形態73
上記送達パイプ内の上記溶融材料を加熱する上記ステップは、上記耐火性チューブの上記第1の長さ及び上記耐火性チューブの上記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの上記周部分を、対応する複数の上記第1の加熱素子及び対応する複数の上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方で、加熱するステップを含む、実施形態72に記載の方法。
実施形態74
上記対応する複数の第1の加熱素子の各上記加熱素子、及び上記対応する複数の第2の加熱素子の各上記加熱素子は、上記対応する複数の第1の加熱素子及び上記対応する複数の第2の加熱素子のうちの他の上記加熱素子から電気的に絶縁される、実施形態73に記載の方法。
実施形態75
上記送達パイプ内の上記溶融材料の温度を測定した後、測定された上記温度に基づいて、上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方を動作させるステップを更に含む、実施形態72に記載の方法。
実施形態76
上記第1の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第1の長さに沿って、上記耐火性チューブの軸の周りに巻かれ、
上記第2の加熱素子は、上記耐火性チューブの上記第2の長さに沿って、上記耐火性チューブの上記軸の周りに巻かれる、実施形態72に記載の方法。
実施形態77
上記第1の加熱素子及び上記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、上記耐火性チューブの上記軸の周りに螺旋状に巻かれる、実施形態76に記載の方法。
実施形態78
上記溶融材料は、上記送達パイプの流れ軸に沿って、上記下流セグメントの上記アウトレットへと流れ、
上記流れ軸は重力方向に延在し、
上記流れ軸は、上記耐火性デバイスの上記耐火性チューブの上記軸と同一直線上にある、実施形態71に記載の方法。
実施形態79
上記インレットの上記内部通路は、上記インレットの軸に沿って延在し、
上記インレットは上側部分及び下側部分を含み、
上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記上側部分の上側断面積は、上記軸に対して垂直に得られる、上記内部通路の上記下側部分の下側断面積より大きく、
上記耐火性デバイスの上記下端は、上記内部通路の上記上側部分内に位置決めされ、
上記溶融材料の上記自由表面は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態71に記載の方法。
実施形態80
上記送達パイプの上記下流セグメントは、上記アウトレットを含む自由端部を含む、実施形態79に記載の方法。
実施形態81
上記送達パイプの上記自由端部は、上記内部通路の上記下側部分内に位置決めされる、実施形態80に記載の方法。
実施形態82
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より上方に位置決めされる、実施形態80に記載の方法。
実施形態83
上記送達パイプの上記自由端部は、上記溶融材料の上記自由表面より下方に位置決めされる、実施形態80に記載の方法。
実施形態84
上記耐火性デバイスと上記インレットの内側表面との間の最小距離は、1.27cm以上である、実施形態71に記載の方法。
101 ガラス製造装置
103 ガラスリボン
104 ガラスシート
105 溶融用容器
107 バッチ材料
109 貯蔵用蓋付き容器
111 バッチ送達デバイス
113 モータ
115 コントローラ
117 矢印
119 ガラス溶融物プローブ
121 溶融材料
122 自由表面
123 スタンドパイプ
125 通信ライン
127 清澄用容器
129 第1の接続導管
131 混合チャンバ
133 送達用容器
135 第2の接続導管
137 第3の接続導管
139 送達パイプ
140 ガラス成形器
141 成形用容器143のインレット
142 内張り
143 成形用容器
145 成形用容器143の基部
147a ガラスリボン103の第1の垂直縁部
147b ガラスリボン103の第2の垂直縁部
149 ガラス分割器
151 突出部
175 内部経路
176 送達パイプ139の外側表面
180 送達パイプ139の流れ軸
181 送達パイプ139のインレット
182 送達パイプ139のアウトレット
184 流れ方向
198 耐火性デバイス
200 耐火性チューブ
201 耐火性チューブ200の第1の長さ
201a、201b 第1の長さ201の周部分
202 耐火性チューブ200の第2の長さ
202a、202b 第2の長さ202の周部分
204 内部孔205の内側表面
205 内部孔
209 第1の溝、第1の螺旋状溝
209a、209b、219a、219b 溝
210、210a、210b 第1の加熱素子
211 第1の加熱素子210の自由端部
211a 加熱素子210aの自由端部
211b 加熱素子210bの自由端部
212 耐火性チューブ200の第1の側部
215 耐火性チューブ200の中間部分
216 距離
219 第2の溝、第2の螺旋状溝
220、220a、220b 第2の加熱素子
221 第2の加熱素子220の自由端部
222 耐火性チューブ200の第2の側部
240 耐火性チューブ200の外側表面
250 セメントの層
270 距離
271 空間
274 スリーブ275の内側表面
275 スリーブ
276 フランジ
280 耐火性チューブ200の軸
401、401a、401b 第1の電源
402、402a、402b 第2の電源
500 熱電対
501 熱電対リード
601、602、701、702 チャネル部分
801 上流セグメント
803 下流セグメント
805 耐火性デバイス198の下端
807 送達パイプ139の外側端部、自由端部
809 内部通路
811 インレット141の軸
813 内部通路809の上側部分
815 内部通路809の下側部分
817 加熱用コイル
901 上側部分813の上側軸方向長さL1の内部表面
903 下端805の外側表面、外周
905 下側部分815の下側軸方向長さL2の内部表面
907 外側端部807の外側表面、外周
1001 上側部分813の上側断面積
1003 下側部分815の下側断面積
1101、1103 断面フットプリント

Claims (15)

  1. 耐火性チューブであって、前記耐火性チューブの第1の長さを加熱するよう動作可能な第1の加熱素子と、前記耐火性チューブの第2の長さを加熱するよう動作可能な第2の加熱素子とを備え、前記第1の加熱素子は、前記第2の加熱素子から電気的に絶縁される、耐火性チューブ;並びに
    前記耐火性チューブの内部孔内に位置決めされた導管であって、前記導管の外側表面は、前記第1の長さ及び前記第2の長さに沿った前記内部孔の内側表面に面し、前記導管の内側表面は、前記導管の流れ軸に沿って延在する内部経路を画定する、導管
    を備える、ガラス製造装置。
  2. ガラスリボンを形成するためのガラス成形器を更に備え、
    前記ガラス成形器は成形用容器を備え、
    前記導管は送達パイプを備え、
    前記送達パイプのアウトレットは、前記成形用容器のインレット内へと延在する、請求項1に記載のガラス製造装置。
  3. 前記送達パイプは、前記耐火性チューブの前記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、前記耐火性チューブの下端から前記内部孔の外側に突出する下流セグメントとを備える、請求項2に記載のガラス製造装置。
  4. 前記成形用容器の前記インレットは、前記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、
    前記内部通路は、上側部分及び下側部分を備え、
    前記インレットの前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記上側部分の上側断面積は、前記インレットの前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記下側部分の下側断面積より大きく、
    前記耐火性チューブの前記下端は、前記内部通路の前記上側部分内に位置決めされる、請求項3に記載のガラス製造装置。
  5. 前記耐火性チューブの前記下端は、前記流れ軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する、外周を備え、
    前記耐火性チューブの前記下端の前記断面フットプリントは、前記内部通路の前記下側部分の前記下側断面積より大きい、請求項4に記載のガラス製造装置。
  6. 前記送達パイプの前記下流セグメントは、前記流れ軸に対して垂直に得られる断面フットプリントを画定する外周を備える、自由端部を備え、
    前記送達パイプの前記自由端部の前記断面フットプリントは、前記内部通路の前記下側部分の前記下側断面積より小さい、請求項5に記載のガラス製造装置。
  7. 前記第1の加熱素子は、前記耐火性チューブの前記第1の長さに対して設置され、
    前記第2の加熱素子は、前記耐火性チューブの前記第2の長さに対して設置される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス製造装置。
  8. 前記第1の加熱素子及び前記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方は、複数の加熱素子を備え、
    前記複数の加熱素子の各前記加熱素子は、前記耐火性チューブの前記第1の長さ及び前記耐火性チューブの前記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの前記周部分を加熱するよう動作可能であり、
    前記複数の加熱素子の各前記加熱素子は、前記複数の加熱素子のうちの他の前記加熱部分から電気的に絶縁される、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラス製造装置。
  9. 内部孔を備える耐火性デバイス;
    前記内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、前記耐火性デバイスの下端から前記内部孔の外に突出する下流セグメントとを備える、送達パイプ;並びに
    インレットを備える成形用容器であって、前記インレットは、前記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、前記内部通路は、上側部分及び下側部分を備える、成形用容器
    を備える、ガラス製造装置であって、
    前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記上側部分の上側断面積は、前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記下側部分の下側断面積より大きく、
    前記耐火性デバイスの前記下端は、前記内部通路の前記上側部分内に位置決めされる、ガラス製造装置。
  10. 導管によって画定される内部経路を通して、前記導管の流れ軸に沿って、溶融材料を流すステップであって、前記導管は耐火性チューブの内部孔内に位置決めされる、ステップ;及び
    前記耐火性チューブの第1の長さを第1の加熱素子で加熱し、前記耐火性チューブの第2の長さを、前記第1の加熱素子から電気的に絶縁された第2の加熱素子で加熱することによって、前記導管内の前記溶融材料を加熱するステップ
    を含む、ガラスを製造する方法。
  11. 前記導管内の前記溶融材料を加熱する前記ステップは、前記耐火性チューブの前記第1の長さ及び前記耐火性チューブの前記第2の長さのうちの少なくとも一方の、対応する複数の周部分のうちの、1つの前記周部分を、対応する複数の前記第1の加熱素子及び対応する複数の前記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方で、加熱するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記導管内の前記溶融材料の温度を測定した後、測定された前記温度に基づいて、前記第1の加熱素子及び前記第2の加熱素子のうちの少なくとも一方を動作させるステップを更に含む、請求項10又は11に記載の方法。
  13. 前記第1の加熱素子は、前記耐火性チューブの前記第1の長さに沿って、前記耐火性チューブの軸の周りに巻かれ、
    前記第2の加熱素子は、前記耐火性チューブの前記第2の長さに沿って、前記耐火性チューブの前記軸の周りに巻かれる、請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記成形用容器の前記インレットは、前記インレットの軸に沿って延在する内部通路を備え、
    前記内部通路は、上側部分及び下側部分を備え、
    前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記上側部分の上側断面積は、前記軸に対して垂直に得られる、前記内部通路の前記下側部分の下側断面積より大きく、
    前記耐火性チューブの下端は、前記内部通路の前記上側部分内に位置決めされ、
    前記ガラス成形器の前記溶融材料の自由表面は、前記内部通路の前記下側部分内に位置決めされる、請求項13に記載の方法。
  15. 送達パイプを用いてガラスを製造する方法であって、
    前記送達パイプは、耐火性デバイスの内部孔内に位置決めされた上流セグメントと、前記耐火性デバイスの下端から前記内部孔の外に突出する下流セグメントとを備え、
    前記耐火性デバイスの前記下端は、成形用容器のインレットの内部通路内に位置決めされ、
    前記方法は:前記成形用容器の前記インレットの前記内部通路内に位置決めされた、前記送達パイプの前記下流セグメントのアウトレットを通して、溶融材料を流すことにより、前記成形用容器に、前記インレットの前記内部通路内に位置決めされた前記溶融材料の自由表面を提供するステップ;及び
    前記成形用容器を用いて前記溶融材料からガラスリボンを成形するステップ
    を含む、方法。
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