JP2019525787A - 遠隔運動中心の分離された運動学的制御のための画像誘導 - Google Patents

遠隔運動中心の分離された運動学的制御のための画像誘導 Download PDF

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Abstract

ロボットシステムは、インターベンショナル処置を実行するためのロボット装置とロボットコントローラ20とを採用する。ロボット装置は、ロボットマニピュレータ30と、ロボットマニピュレータ30に取り付けられたインターベンションロボット40とを備え、インターベンションロボット40の構造上の構成が遠隔運動中心を定める。ロボットコントローラ20は、画像空間内の遠隔運動中心の空間配置の描写から導出されたロボットマニピュレータ30の運動学的空間内のインターベンションロボット40の空間配置に向けられたロボットマニピュレータ30の並進運動及び/又は回転運動の手動作動を制御する。ロボットコントローラ20は、画像空間内の遠隔運動中心の空間配向の描写から導出されたインターベンションロボット40の運動学的空間内のエンドエフェクタの空間配向に向けられたインターベンションロボット40の縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の信号作動を更に制御する。

Description

本開示は、一般に、様々なインターベンショナル処置(たとえば、腹腔鏡手術、神経手術、脊椎手術、経管腔的内視鏡手術、肺/気管支鏡手術、生検、アブレーション、及び診断のインターベンション)中に利用されるロボットに関する。本開示は、詳細には、インターベンションロボットの分離された空間配置及び空間配向制御の画像誘導に関する。
最小侵襲手術は、小さいポートを通して患者の体の中に挿入される細長い器具を使用して実行される。より詳細には、患者の体の上に置かれる小さいポートは、器具が患者の内部に入るために通る唯一の切開点である。したがって、器具は、これらの支点の周りで回転するように操作されるが、器具は、患者に対する潜在的損傷及び危害を防ぐために、ポートに並進力をかけるように操作されるべきでない。これは、ロボット誘導手術にとって特に重要である。
その目的で、いくつかの知られているロボットは、支点において、遠隔運動中心(RCM)として知られているものを実施し、RCMによって、器具の回転のみがポートにおいて実行され得、そのポートにおける器具のすべての並進力が除去されるという操作原理をロボットが実行する。これは、空間中の特定のロケーションにおいてRCMを有する機械的設計を実施することと、次いで、空間中のその点をポートと整合させることとによって達成され得る。代替的に、RCMは、RCMの制約が満たされ得ることを保証するのに十分な自由度が存在するという条件で、ロボットシステムのソフトウェア内で仮想的に実施され得る。
RCMロボットなどの制約ロボットは、制御することが難しい。そのようなロボットは、通常少なくとも5つの関節を実装し、そのうちの3つの関節は、RCMを配置するために使用され、少なくとも2つの関節は、RCMを配向するために使用される。運動学的制約により、関節と空間自由度との間のマッピングは、直観的でない。更に、器具が患者の体の中に挿入された後にユーザがRCMを誤って移動した場合、これらのそのようなロボットの安全は損なわれることがある。そのようなロボットのための計算量的制約システムは、それらの制約がより直観的でないので、操作するのに更に困難である。
本開示は、ロボットマニピュレータとインターベンションロボットとを採用するロボット装置の制御を提供し、それによって、制御は、インターベンションロボットの空間配置と空間配向とのために、それぞれ、ロボットマニピュレータとインターベンションロボットとを独立して制御するために画像誘導を利用する。たとえば、外科的インターベンション中に、ロボット装置は、ロボットマニピュレータの手動作動について、基準面の働きをする手術台によって支持される体の中への挿入点と一致するように、インターベンションロボットを独立して空間的に配置するように、画像誘導によって制御され、インターベンションの信号作動について、同じく基準面の働きをする手術台の直観的なビュー中でインターベンションロボットによって支持されるインターベンション器具を配向するために、インターベンションロボットのエンドエフェクタを独立して空間的に配向するように、画像誘導によって制御される。
本開示の本発明の1つの形態は、インターベンショナル処置を実行するためのロボット装置とロボットコントローラとを採用するロボットシステムである。
ロボット装置は、ロボットマニピュレータに取り付けられたインターベンションロボットを備える。インターベンションロボットの構造上の構成は、遠隔運動中心(RCM)を定める。
インターベンションロボットの空間配置の場合、ロボットコントローラは、画像空間内の遠隔運動中心の空間配置の描写(線引き、delineation)から導出されたロボットマニピュレータの運動学的空間内のインターベンションロボットの空間配置に向けられたロボットマニピュレータの並進運動及び/又は回転運動の手動作動を制御する。
インターベンションロボットのエンドエフェクタの空間配向の場合、ロボットコントローラは、画像空間内の遠隔運動中心の空間配向の描写から導出されたインターベンションロボットの運動学的空間内のインターベンションロボットのエンドエフェクタの空間配向に向けられたインターベンションロボットの縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の信号作動を制御する。
本開示の発明の第2の形態は、ロボットコントローラを備え、画像空間内の遠隔運動中心の空間配置の描写と空間配向の描写との、ロボットコントローラへの通信を制御する画像コントローラを更に備える制御ネットワークである。
本開示の発明の第3の形態は、ロボット装置のロボットマニピュレータとインターベンションロボットとを制御するための方法である。
インターベンションロボットの空間配置の場合、本方法は、ロボットコントローラが、画像空間内の遠隔運動中心の空間配置の描写から導出されたロボットマニピュレータの運動学的空間内のインターベンションロボットの空間配置に向けられたロボットマニピュレータの並進運動及び/又は回転運動の手動作動を制御するステップを伴う。
インターベンションロボットのエンドエフェクタの空間配向の場合、本方法は、ロボットコントローラが、画像空間内の遠隔運動中心の空間配向の描写から導出されたインターベンションロボットの運動学的空間内のインターベンションロボットのエンドエフェクタの空間配向に向けられたインターベンションロボットの縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の信号作動を制御するステップを更に伴う。
本開示では、
(1)「ロボットマニピュレータ」という用語は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明される構造上の構成、すなわち、1つ又は複数の自由度でセグメント及び/又はリンクの並進運動及び/又は回転運動の手動作動が可能な1つ又は複数の連接された関節(たとえば、直動関節及び/又は回転関節)を有する任意の機械デバイスを広く包含する。
(2)「手動作動」という用語は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、1つ又は複数の自由度でセグメント及び/又はリンクの並進運動及び/又は回転運動を作動させるために、手、(1つ又は複数の)機械デバイスなどを利用する、ロボットマニピュレータの操作者を広く包含する。
(3)「ロボットマニピュレータの運動学的空間」という句は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、ロボットマニピュレータの並進運動の範囲及び/又は回転運動の範囲にわたってインターベンションロボットによって横断可能な空間エリアを広く包含する。
(4)「インターベンションロボット」という用語は、2つ又はそれ以上の回転関節とエンドエフェクタとを備える、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明される構造上の構成であって、それにより、回転関節の軸とエンドエフェクタとの交差が、空間中の支点における遠隔運動中心を定め、それにより、エンドエフェクタによって保持される器具が、遠隔運動中心において縦揺れ、横揺れ、及び/又は回転される、構造上の構成を有する任意のロボットを広く包含する。
(5)「信号作動」という用語は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、インターベンションロボットの縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の作動をそれによって駆動するためのインターベンションロボットの回転関節への信号の印加を広く包含する。
(6)「インターベンションロボットの運動学的空間」という句は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、インターベンションロボットの縦揺れ運動の範囲及び/又は横揺れ運動の範囲を囲む空間エリアを広く包含する。
(7)「画像空間内の遠隔運動中心の空間配置の描写」という句は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、診断画像内の遠隔運動中心の位置のユーザの描写であって、それにより、ユーザの描写が、診断画像に示された患者への所望の挿入点に対応する、ユーザの描写を広く包含する。
(8)「画像空間内の遠隔運動中心の空間配向の描写」という句は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、診断画像内の遠隔運動中心の配向のユーザの描写であって、それにより、ユーザの描写が、診断画像に示された患者への所望の挿入点に対する、インターベンションロボットのエンドエフェクタの所望の軸配向に対応するか、又はそれにより、ユーザの描写が、診断画像に示された患者への所望の挿入点に対する、インターベンションロボットのエンドエフェクタによって支持されるインターベンションツールの所望の軸配向に対応する、ユーザの描写を広く包含する。
(9)「画像空間」という用語は、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、撮像モダリティによって画像化された空間エリアを広く包含する。
(10)「コントローラ」という用語は、本明細書で後で説明される本開示の様々な発明の原理の適用を制御するための特定用途向けメインボード又は特定用途向け集積回路の、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明される、すべての構造上の構成を広く包含する。コントローラの構造上の構成は、限定はしないが、(1つ又は複数の)プロセッサ、(1つ又は複数の)コンピュータ使用可能/コンピュータ可読記憶媒体、オペレーティングシステム、(1つ又は複数の)アプリケーションモジュール、(1つ又は複数の)周辺デバイスコントローラ、(1つ又は複数の)スロット、及び(1つ又は複数の)ポートを含む。コントローラは、ワークステーションに格納又は接続される。「ワークステーション」の例としては、限定はしないが、スタンドアロンコンピューティングシステム、クライアントコンピュータ、デスクトップ、又はタブレットの形態の、1つ又は複数のコンピューティングデバイス、ディスプレイ/モニタ、及び1つ又は複数の入力デバイス(たとえば、キーボード、ジョイスティック及びマウス)のアセンブリがある。
(11)本明細書の「コントローラ」という用語のための記述ラベルは、「コントローラ」という用語への追加の限定を指定又は暗示することなしに本明細書で説明及びクレームされるコントローラ間の区別を容易にする。
(12)「モジュール」という用語は、特定のアプリケーションを実行するための電子回路及び/又は実行可能プログラム(たとえば、(1つ又は複数の)非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された実行可能ソフトウェア及び/又はファームウェア)からなるコントローラ内に組み込まれるか、又はコントローラによってアクセス可能なモジュールを広く包含する。
(13)本明細書での「モジュール」という用語のための記述ラベルは、「モジュール」という用語への追加の限定を指定又は暗示することなしに本明細書で説明及びクレームされるモジュール間の区別を容易にする。
(14)「信号」及び「データ」という用語は、本明細書で後で説明される本開示の様々な発明の原理を適用することをサポートする情報を送信するための、本開示の技術分野で理解され、本明細書で例示的に説明されるように、検出可能な物理量又は推進力のすべての形態(たとえば、電圧、電流、又は磁界強度)を広く包含する。
(15)本明細書での「信号」という用語のための記述ラベルは、「信号」という用語への追加の限定を指定又は暗示することなしに本明細書で説明及びクレームされる信号間の区別を容易にする。
(16)本明細書での「データ」という用語のための記述ラベルは、「データ」という用語への追加の限定を指定又は暗示することなしに本明細書で説明及びクレームされるデータ間の区別を容易にする。
本開示の発明の上記の形態及び他の形態、並びに本開示の様々な特徴及び利点は、添付の図面とともに読み取られる本開示の様々な実施形態の以下の詳細な説明から更に明らかになる。詳細な説明及び図面は、限定的ではなく、本開示の例示にすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲とその均等物とによって定義される。
図1は、本開示の発明の原理による、ロボットシステムの例示的な実施形態のブロック図である。 図2は、本開示の発明の原理による、画像コントローラとロボットコントローラとの第1の例示的な実施形態のブロック図である。 図3は、本開示の発明の原理による、画像コントローラとロボットコントローラとの第2の例示的な実施形態のブロック図である。 図4Aは、本開示の発明の原理による、ロボットマニピュレータの例示的な実施形態の概略図の側面図である。 図4Bは、本開示の発明の原理による、ロボットマニピュレータの例示的な実施形態の概略図の平面図である。 図5A乃至図5Dは、本開示の発明の原理による、様々な位置インジケータの例示的な実施形態を示す図である。 図6は、当技術分野で知られているインターベンションロボットの例示的な実施形態を示す図である。 図7は、本開示の発明の原理による、例示的なインターベンショナル処置を示す図である。 図8は、本開示の発明の原理による、ロボット装置制御方法の例示的な実施形態を表すフローチャートを示す図である。 図9Aは、本開示の発明の原理による、ロボットマニピュレータ制御方法の例示的な実施形態を表すフローチャートを示す図である。 図9Bは、本開示の発明の原理による、インターベンションロボット制御方法の例示的な実施形態を表すフローチャートを示す図である。
本開示の理解を容易にするために、図1の以下の説明は、ロボットマニピュレータとインターベンションロボットとを採用するロボット装置と、ユーザが画像空間内で描写したような、インターベンションロボットの所望の空間配置のためにロボットマニピュレータの手動作動を独立して制御し、ユーザが画像空間内で描写したような、インターベンションロボットのエンドエフェクタの所望の空間配向、特にインターベンションロボットのエンドエフェクタツールの所望の空間配向、又はエンドエフェクタによって支持されるインターベンションツールの所望の空間配向のために、インターベンションロボットの信号作動を更に制御するために画像誘導を実施するロボット制御方法との基本的な発明の原理を教示する。この説明から、当業者は、本開示の発明の原理を多数の及び様々なタイプのインターベンショナル処置にどのように適用すべきかを了解されよう。
図1を参照すると、本開示のロボットシステムは、ロボットコントローラ20と、ロボットマニピュレータ30に着脱可能に又は永続的に取り付けられたインターベンションロボット40を含むロボット装置とを採用する。
ロボットコントローラ20は、診断画像12内に遠隔運動中心RCMの位置のユーザの描写を示す/その情報を与える入力13を受信し、それにより、ユーザの描写は、診断画像12に示された患者10への所望の挿入点に対応する。入力13は、診断画像12内に遠隔運動中心RCMの配向のユーザの描写を更に示す/その情報を与えるものであり、それにより、ユーザの描写は、診断画像12に示された患者Pへの所望の挿入点に対する、インターベンションロボット40のエンドエフェクタの所望の軸配向に対応するか、又はそれにより、ユーザの描写は、診断画像12に示された患者Pへの所望の挿入点に対する、インターベンションロボット40のエンドエフェクタによって支持されるインターベンションツールの所望の軸配向に対応する。
実際には、診断画像12を生成するために、インターベンショナル処置に好適な、当技術分野で知られている任意のタイプの撮像モダリティ(たとえば、コンピュータ断層撮影(CT)モダリティ、磁気共鳴撮像(MRI)モダリティ、X線モダリティ、超音波(US)モダリティなど)が利用される。また実際には、入力13は、限定はしないが、診断画像12に対応する画像データ、又はロボットマニピュレータ30の運動学的空間50にレジストレーションされる診断画像12の画像空間内の遠隔運動中心RCMの空間配置と空間配向との情報を与える座標データを含む、診断画像12の画像空間内で描写されるインターベンションロボット40の空間配置と空間配向とを通信することに好適な任意の形態を有する。
ロボットコントローラ20は、本明細書で更に説明されるように、入力13を処理して、(1つ又は複数の)関節位置コマンドJPCを介してロボットマニピュレータ30の手動作動を独立して制御するか、又は本明細書で更に説明されるようにインターベンショナル駆動信号IDSを介してインターベンションロボット40の信号作動を独立して制御する。
実際には、ロボットコントローラ20は、撮像モダリティにワイヤード又はワイヤレス接続されたワークステーション内に格納されるか又はワークステーションにリンクされるか、或いは撮像モダリティのワークステーション内に格納される。
ロボットマニピュレータ30は、(1つ又は複数の)関節位置コマンドJPCに従ってロボットマニピュレータ30の操作者によって手動作動されたような、ロボットマニピュレータ30のセグメント/リンク及びエンドエフェクタ(図示せず)の並進運動及び/又は回転運動のための1つ又は複数の自由度を与える1つ又は複数の連接された関節(図示せず)(たとえば、(1つ又は複数の)直動関節及び/又は(1つ又は複数の)回転関節)を含む。セグメント/リンク及びエンドエフェクタの並進運動の範囲及び/又は回転運動の範囲は、本明細書で更に説明されるように、ロボットマニピュレータ30の運動学的空間を定める。
ロボットマニピュレータ30の一実施形態では、1つ又は複数の連接された関節は、ロボットマニピュレータ30上にインターベンションロボット40を取り付けるためにベースセグメント/リンクとエンドエフェクタとの間に延在する。この実施形態の場合、ロボットマニピュレータ30のセグメント/リンク及びエンドエフェクタの並進運動及び/又は回転運動は、ロボットマニピュレータ30の運動学的空間の原点の働きをするベースセグメント/リンクに基づく。
インターベンションロボット40は、本明細書で更に説明されるように遠隔運動中心RCMを定めるインターベンションロボット40の運動学的空間内の支点において交差するアクチュエータの回転軸を有する構造上の構成において2つ又はそれ以上のアクチュエータ(図示せず)を支持する1つ又は複数のアーム及び/又はアーク(図示せず)を含む。インターベンションロボット40は、インターベンション器具を保持するためのエンドエフェクタ(図示せず)を更に含み、それにより、遠隔運動中心RCMは、インターベンション器具の動きによって定められる作業空間を確立するために、エンドエフェクタの軸及び/又はインターベンション器具の軸に沿って配置される。
たとえば、インターベンションロボット40のエンドエフェクタはインターベンション器具60を保持し、それにより、遠隔運動中心RCMは、作業空間61を有するインターベンション器具60の縦軸に沿って配置される。実際には、インターベンション器具の指定された実施形態は、ロボットシステムによって実行される特定のインターベンショナル処置に依存する。インターベンション器具の例としては、限定はしないが、外科用器具及び観察/撮像器具(たとえば、内視鏡)がある。
まだ図1を参照すると、空間配置操作は、概して、ロボットコントローラ20が、診断画像12の画像空間内の座標点におけるインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMの描写された空間位置に対応するロボットマニピュレータ30の運動学的空間内の座標点におけるインターベンションロボット40の空間配置の手動作動を制御することを伴う。インターベンションロボット40は、ロボットマニピュレータ30の操作者による手動作動と調和して移動するように、好適な様式で着脱可能に又は永続的にロボットマニピュレータ30に取り付けられる。向けられた座標点に達すると、空間配向操作は、概して、ロボットコントローラ20が、診断画像12の画像空間内の座標点を中心とするインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMの空間配向にレジストレーションされたインターベンションロボット40の運動学的空間内の配向においてインターベンションロボット40のエンドエフェクタを空間的に配向するために、必要に応じてインターベンションロボット40の信号作動を制御することを伴う。
たとえば、ロボットシステムの例示的な操作が、図1に示されている。ロボットマニピュレータ30に取り付けられたインターベンションロボット40は、ロボットシステムの例示的な空間配置操作と例示的な空間配向操作との説明において視覚的に明快にするために図示されないことに留意されたい。とはいえ、遠隔運動中心RCMが例示的な操作の目的でロボットマニピュレータ30とインターベンションロボット40との象徴であることを、当業者は了解されよう。
本例では、原点51を有する座標系XMR−YMR−ZMRによって象徴されるロボットマニピュレータ30の運動学的空間50内の座標点に配置されるインターベンションロボット40の操作者による空間配置は、
(1)ロボットコントローラ20が、入力13を処理して、診断画像12の画像空間内の座標点におけるインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMの描写された空間位置に対応するロボットマニピュレータ30の運動学的空間50内の座標点RCMを識別することと、
(2)ロボットコントローラ20が、それにより座標点RCMにおいてインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMを空間的に配置するために必要な(1つ又は複数の)連接された関節の並進運動及び/又は回転運動の手動作動のためにロボットマニピュレータ30の1つ又は複数の連接された関節の位置設定の情報を与える(1つ又は複数の)関節位置コマンドJPCを通信することと
を伴う。
実際には、関節位置コマンドJPCは、本明細書で更に説明されるように、限定はしないが、関節位置設定のテキスト表示、関節位置設定の可聴ブロードキャスト、及び関節位置設定のグラフィカル画像を含む、ロボットマニピュレータ30の1つ又は複数の連接された関節の位置設定を通信するための好適な形態のものである。
また例として図1に示されているように、座標系XYAW軸と、YPITCH軸とZROLL軸とによって象徴されるインターベンションロボット40の運動学的システム内の座標点RCMを中心とする配向におけるインターベンションロボット40のエンドエフェクタの空間配向は、
(1)ロボットコントローラ20が、入力13を処理して、診断画像12の画像空間内の座標点におけるインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMの描写された空間配向に対応する、座標点RCMを中心とする、インターベンションロボット40のエンドエフェクタ又はエンドエフェクタによって支持されるインターベンション器具の配向を識別することと、
(2)ロボットコントローラ20が、インターベンションロボット40の運動学的空間内の座標点RCMを中心とする配向RCMにおいてインターベンションロボット40のエンドエフェクタを空間的に配向するために、インターベンションロボット40のアーム/アークの縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の信号作動のためのインターベンショナル駆動信号IDSをインターベンションロボット40に送信することと
を伴う。
本開示の理解を更に容易にするために、図2〜図6の以下の説明は、図1の基本的な発明の原理を実施するための、画像コントローラ(図1に図示せず)と、ロボットコントローラ20と、ロボットマニピュレータ30と、インターベンションロボット40との例示的な実施形態について説明する。この説明から、当業者は、ユーザ入力デバイス10と、ロボットコントローラ20と、ロボットマニピュレータ30と、インターベンションロボット40との多数の及び様々な実施形態に本発明の発明の原理をどのように適用すべきかを了解されよう。
図2を参照すると、ロボットコントローラ20(図1)の実施形態120aは、診断画像12に対応する画像データ、又はロボットマニピュレータ30の運動学的空間50にレジストレーションされたような、診断画像12の画像空間内のインターベンションロボット40の遠隔運動中心RCMの空間配置と空間配向との情報を与える座標データを処理するために、描写モジュール121と、レジストレーションモジュール122と、マッピングモジュール123と、空間配置モジュール125と、空間配向モジュール126とを採用する。
詳細には、画像コントローラ110aは、撮像モダリティ(たとえば、CT、コーンビームCT、MRI、X線、USなど)によって生成された患者10の診断画像11内のインターベンション器具の挿入点及び挿入角度におけるプランニングのために、当技術分野の知られているプランニング技法を実施するプランニングモジュール111を採用して、それにより診断画像12を生成する。
画像コントローラ110aは、ロボットコントローラ120aに診断画像12のライブバージョン又は記憶されたバージョンを通信し、それにより描写モジュール121は、ロボットマニピュレータ30とインターベンションロボット40とのそれぞれの運動学的空間内のインターベンションロボット40の空間配置と空間配向との情報を与える、レジストレーションされたロボットデータRRDを生成する。より詳細には、レジストレーションモジュール122は、診断画像11の撮像モダリティへの単一のロボット装置として、ロボットマニピュレータ30とインターベンションロボット40との知られている技法によるレジストレーションに基づいて変換行列Tを生成し、描写モジュール121は、診断画像12に変換行列Tを適用することによって、レジストレーションされたロボットデータRRDを生成する。
マッピングモジュール123は、レジストレーションされたロボットデータRRDの空間位置情報を処理して、それにより、ロボットマニピュレータ30の運動学的空間内にインターベンションロボット40を空間的に配置するためのロボットマニピュレータ50の各連接された関節の位置の情報を与える関節位置設定JPSを生成するための空間配置マップ124を含む。それに応答して、空間配置モジュール126は、本明細書で更に説明されるように、ロボットマニピュレータ130(図5)の並進運動及び/又は回転運動の必要な手動作動のための(1つ又は複数の)関節位置コマンドJPC(たとえば、テキスト表示、可聴ブロードキャスト及び/又はグラフィカル画像)を生成する。
マッピングモジュール123は、本明細書で更に説明されるように、レジストレーションされたロボットデータRRDの空間配向情報を処理して、それにより空間配向情報の必要な角度ベクトル変換として空間配向信号SOSを生成するための空間配向マップ125を更に含む。それに応答して、空間配向モジュール127は、本明細書で更に説明されるように、インターベンションロボット140(図6)の縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動を駆動するためのインターベンショナル駆動信号IDSを生成する。
実際には、画像コントローラ110a及びロボットコントローラ120aは、同じワークステーション又は異なるワークステーションに格納又はリンクされた別個のコントローラであるか、或いは同じワークステーションに格納又はリンクされた単一のマスタコントローラに組み込まれる。たとえば、画像コントローラ110aは撮像モダリティのワークステーション内に格納され、ロボットコントローラ120aはロボット装置のワークステーション内に格納される。
図3を参照すると、ロボットコントローラ20(図1)の実施形態120bは、図2について前に説明されたように、レジストレーションされたロボットデータRRDを処理するために、マッピングモジュール123と、空間配置モジュール125と、空間配向モジュール126とを採用する。ロボットコントローラ120bの場合、画像コントローラ110は、図2について前に説明されたように、レジストレーションされたロボットデータRDを生成するために、プランニングモジュール111と、レジストレーションモジュール112と、描写モジュール113とを採用する。
実際には、画像コントローラ110b及びロボットコントローラ120bは、同じワークステーション又は異なるワークステーションに格納又はリンクされた別個のコントローラであるか、或いは同じワークステーションに格納又はリンクされた単一のマスタコントローラに組み込まれる。たとえば、画像コントローラ110bは撮像モダリティのワークステーション内に格納され、ロボットコントローラ120bはロボット装置のワークステーション内に格納される。
図4A及び図4Bを参照すると、ロボットマニピュレータ30(図1)の実施形態130は、剛性リンク134a及び134bを接続する直動関節131aと、剛性リンク134b及び134cを接続する回転関節132と、剛性リンク134c及び134dを接続する直動関節131bと、その上にインターベンションロボット140(図5)を着脱可能に又は永続的に取り付けるためのエンドエフェクタ135とを採用する。
操作において、リンク134aは、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間150の原点のためのベースリンクの働きをする。ロボットマニピュレータ130の操作者によって手動作動されるときに、直動関節131aは、図4Aに最も良く示されているように、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間150のZ軸に沿って調和してリンク134b、134c及び134dとエンドエフェクタ135とを並進的に移動する。
ロボットマニピュレータ130の操作者によって手動作動されるときに、回転関節132は、図4Bに最も良く示されているように、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間150のZ軸を中心として調和してリンク134c及び134dとエンドエフェクタ135とを回転的に移動する。
ロボットマニピュレータ130の操作者によって手動作動されるときに、直動関節131bは、図4A及び図4Bに示されているように、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間150のX軸及び/又はY軸に沿って調和してリンク134dとエンドエフェクタ135とを並進的に移動する。
図5Aを参照すると、空間配置モジュール126は、直動関節131a及び131bと回転関節132とのターゲット関節位置のテキスト表示70を制御する。
テキスト表示70から、直動関節131aは、図5Bに示されているように、直動関節131aの現在の関節位置のテキスト指示71aのためにリニアエンコーダを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、直動関節131aのターゲット関節位置に達するために直動関節131aの必要な並進運動を確認する。
同様に、回転関節132は、図5Bに示されているように、回転関節132の現在の関節位置のテキスト指示71bのためにロータリエンコーダを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、回転関節132のターゲット関節位置に達するために回転関節132の必要な回転運動を確認する。
同様に、直動関節131bは、図5Bに示されているように、直動関節131bの現在の関節位置のテキスト表示71cのためにリニアエンコーダを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、直動関節131bのターゲット関節位置に達するために直動関節131bの必要な並進運動を確認する。
代替的に、テキスト表示70から、直動関節131aは、図5Cに示されているように、直動関節131aの現在の関節位置のテキスト指示72aのために測定スケールを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、直動関節131aのターゲット関節位置に達するために直動関節131aの必要な並進運動を確認する。
同様に、回転関節132は、図5Cに示されているように、回転関節132の現在の関節位置のテキスト指示72bのために測定スケールを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、回転関節132のターゲット関節位置に達するために回転関節132の必要な回転運動を確認する。
同様に、直動関節131bは、図5Cに示されているように、直動関節131bの現在の関節位置のテキスト表示72cのために測定マーカーを採用し、それにより、ロボットマニピュレータ130の操作者は、直動関節131bのターゲット関節位置に達するために直動関節131bの必要な並進運動を確認する。
図5Dを参照すると、テキスト表示70の代替として、グラフィカル画像73aが、直動関節131aの現在の関節位置とターゲット関節位置134b’との間の相対距離の視覚的指示として表示され、グラフィカル画像73bが、回転関節132の現在の関節位置とターゲット関節位置134c’との間の相対距離の視覚的指示として表示され、グラフィカル画像73cが、直動関節131bの現在の関節位置とターゲット関節位置134d’との間の相対距離の視覚的指示として表示される。グラフィカル画像は、関節がターゲット位置に達するように移動されるにつれて更新される。
図6を参照すると、インターベンションロボット40(図1)の実施形態140は、1次軸PA2を有する回転関節141と、2次軸SA2を有する回転関節142と、支持アーク143と、縦軸LA2を有する内視鏡160を保持するためのエンドエフェクタ145を含む器具アーク144とを採用する。支持アーク143は、回転関節141と回転関節142とに同心円状に接続され、器具アーク144は、回転関節142に同心円状に接続される。重要であるのは、
(1) 回転軸PA2、RAD及びLA2が、遠隔運動中心146において交差し、
(2) 支持アーク143のθのベースアーチ長さが、回転軸PA2と回転軸SA2との間に及び、
(3) 器具アーク144aの拡張アーク長さθE3が、回転軸PA2と回転軸LA2との間に及び、
(4) 遠隔運動中心146を中心とするエンドエフェクタ145の縦揺れ運動の範囲及び横揺れ運動の範囲が、インターベンションロボット140の運動学的空間を定め、
(5) 遠隔運動中心146に対する作業空間161は、支持アーク143のθB3のベースアーチ長さと、器具アーク144aの拡張アーク長さθE3とから導出された表面及びベースの次元を有し、
(6) 回転関節141は、作業空間161内の内視鏡160の遠位先端160dの広い移動を制御するために、所望のφ度のために1次軸PA2を中心としてアーク143及び144aを共回転させるように、当技術分野で知られているようなロボットコントローラによって駆動され、
(7) 回転関節142は、作業空間161内の内視鏡160の遠位先端160dのターゲット移動を制御するために、所望のφ度のために2次軸SA2を中心として器具アーク144を回転させるように、当技術分野で知られているようなロボットコントローラによって駆動され、
(8) エンドエフェクタ145は、手動で、又はロボットコントローラによって制御される、それの縦軸LA2を中心として内視鏡160を回転させる能力を有する。
本開示の発明の原理の更なる理解を容易にするために、外科的環境内の画像コントローラ110(図2及び図3)、ロボットコントローラ120(図2及び図3)、ロボットマニピュレータ130(図4)、及びインターベンションロボット140(図6)は、次に、図7〜図9に関して本明細書で説明される。その説明から、当業者は、本開示の発明の原理による任意のタイプの操作環境内の画像コントローラ、ロボットコントローラ、ロボットマニピュレータ及びインターベンションロボットの多数の及び様々な実施形態をどのように操作すべきかを了解されよう。
図7を参照すると、外科的環境は、本明細書で前に説明されたように、画像コントローラ110と、ロボットコントローラ120と、ロボットマニピュレータ130と、インターベンションロボット140とを含み、インターベンショナルX線イメージャ100と、インターベンションツール160(たとえば、外科用器具)と、モニタ91、キーボード92、及びコンピュータ93を採用するワークステーション90とを更に含む。
当技術分野で知られているように、インターベンショナルX線イメージャ80は、概して、X線源81と、画像検出器82と、インターベンショナルX線イメージャ80を回転させるためのカラー83とを含む。当技術分野で知られているような操作中に、X線コントローラ84は、患者101の解剖学的物体のコーンビームCT画像を示す撮像データ85の、インターベンショナルX線イメージャ80による生成を制御する。
実際には、X線コントローラ84は、X線撮像ワークステーション(図示せず)内に設置されるか、又は代替的にワークステーション90内に設置される。
また実際には、インターベンショナルX線イメージャ80は更に、カメラ座標系とCアームとの間の知られている変換とともに、Cアームにしっかりと取り付けられたカメラ86を採用する。外科的処置は、基準面103の働きをする手術台100の表面をもつ手術台100に載っている患者101の挿入ポート102と一致するような、インターベンションロボット140の遠隔運動中心146の空間配置及び空間配向を伴う。この目的で、様々な制御94が、コンピュータ93、特に画像コントローラ110及びロボットコントローラ120上に設置され、撮像データ110は、ロボットマニピュレータ130とインターベンションロボット140との画像誘導を与えるために画像コントローラ110に通信される。
概して、患者101が手術台100に載る前に、ロボットマニピュレータ130は、手術台100に固定され、インターベンションロボット140は、患者101が手術台100に載ることを可能にするために、手術台100から離間される。
更に、ロボット装置は、以下で更に説明されるように、インターベンショナルX線イメージャ80にレジストレーションされ、ワイヤード又はワイヤレスの通信96は、ワークステーション90とロボット130及び140との間に確立される。
概して、患者101が手術台100に載り、患者101の挿入点102がロボットマニピュレータ130の運動学的空間内にあるとき、インターベンションロボット140は、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間内の開始座標位置に配置される。更に、患者101の手術中の画像が、ロボット装置にレジストレーションされる。
図8は、画像コントローラ110とロボットコントローラ120とによって実施されるロボット制御方法を表すフローチャート170を示す。
図8を参照すると、フローチャート170の段階S172は、画像コントローラ110が、インターベンショナルX線イメージャ80によって生成され、モニタ91上に表示されるような、患者101のコーンビームCT画像内で制御することと、ワークステーション90の操作者が、当技術分野で知られているように患者101の計画された挿入ポートを描写し、更に、当技術分野で知られているようにインターベンションツール160の計画された挿入角度を描写することとを包含する。
フローチャート170の段階S174は、画像コントローラ110又はロボットコントローラ120が、コーンビームCT画像に対するロボット装置のレジストレーションを制御することを包含する。
台100へのロボット装置の取付けの後のコーンビームCT画像収集を伴う段階S174の実施形態の場合、当技術分野で知られているような自動レジストレーションが、コーンビームCT画像内の取り付けられたロボット装置のイラストレーションの検出に基づいて実行される。
ロボット/イメージャ衝突及び/又は画像アーテファクトを回避するために台100へのロボット装置の取付けより前のコーンビームCT画像収集を伴う段階S174の実施形態の場合、コーン−ビーンCT画像は、透視イメージャ80の座標フレームにおけるロボット装置の位置を示すために利用され、それにより、示された位置は、エンコーダ又は他の位置インジケータを介してロボット装置の知られている位置に相関させられ、相関させられた位置は、Cアームジオメトリを通してコーンビームCT画像に暗黙的にレジストレーションされる。
代替的に、カメラ86を更に伴う段階S714の実施形態の場合、カメラ86によって生成されたビデオ画像が利用されて、ロボットの2つ又はそれ以上のカメラ画像を利用することと、ロボット座標フレームとの知られている関係をもつロボット装置の画像ベースマーカー(たとえば、画像パターン)の位置を三角測量することとによって、コーンビームCT画像にロボット装置をレジストレーションし、又はロボット装置が画像ベースマーカーを装備していない場合、カメラ86のビデオ画像を利用することによって、透視イメージャ80の座標フレームにおけるロボット装置の位置を示し、それにより、示された位置は、エンコーダ又は他の位置インジケータを介してロボット装置の既知の位置に相関させられ、相関させられた位置は、Cアームジオメトリを通してコーンビームCT画像に暗黙的にレジストレーションされる。
フローチャート170の段階S176は、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間内にインターベンションロボット140を空間的に配置するための、患者101の挿入点102の方向において必要に応じてロボットマニピュレータ130の並進運動及び/又は回転運動の、ロボットマニピュレータ130のワークステーション90の操作者による手動作動を包含する。この目的で、図9Aに示されているように、ロボットコントローラ120は、本開示の発明のロボットマニピュレータ制御方法を表すフローチャート180を実行するために操作される。
図9Aを参照すると、フローチャート180の段階S182は、ロボットコントローラ120のマッピングモジュール123が、ロボット装置にレジストレーションされるような、コーンビームCT画像内の挿入点102において遠隔運動中心RCMの空間配置を示す、レジストレーションされたロボットロケーションRRLを処理することを包含する。処理は、ロボットマニピュレータ130の運動学的空間150内のレジストレーションされたロボットロケーションRRLのマッピングモジュール123によるマッピング124に従う関節位置設定JPSの計算と、空間配置モジュール126への関節位置設定JPSの通信とを伴う。
フローチャート180の段階S184は、空間配置モジュール126が、関節位置コマンドJPCを実行して、それにより、基準面103に固定されるようなロボットマニピュレータ150の必要に応じて並進及び/又は回転運動の手動作動を容易にすることを包含する。関節位置コマンドJPCの例としては、限定はしないが、本明細書で前に説明されたようなテキスト表示70及び/又はグラフィカル画像73がある。
再び図8を参照すると、段階S176の完了時に、フローチャート170の段階S178は、インターベンションロボット140(図6)の運動学的空間内にエンドエフェクタ145(図6)を空間的に配向するために、患者101の挿入点102を中心として必要に応じてインターベンションロボット140の縦揺れ運動及び/又は横揺れ運動の、ロボットマニピュレータ130による信号作動を包含する。この目的で、図9Bに示されているように、ロボットコントローラ120は、本開示の発明のインターベンションロボット制御方法を表すフローチャート190を実行するために操作される。
図9Bを参照すると、フローチャート190の段階S192は、ロボットコントローラ120のマッピングモジュール123が、ロボット装置にレジストレーションされるような、コーンビームCT画像内の挿入点102を中心とする遠隔運動中心RCMの空間配向を示す、レジストレーションされたロボット配向RROを処理することを包含する。処理は、インターベンションロボット140の運動学的空間150内のレジストレーションされたロボット配向RROのマッピングモジュール123によるマッピング125に従う空間配向信号SOSの生成と、空間配向モジュール127への空間配向信号SOSの通信とを伴う。
フローチャート190の段階S194は、空間配向モジュール127が、インターベンションロボット140の(1つ又は複数の)アクチュエータにインターベンション駆動信号IDSを送信して、それにより、必要に応じてインターベンションロボット140を縦揺れ及び/又は横揺れさせることを包含する。
フローチャート170は、段階S194の完了時に終了される。
図1〜図9を参照すると、当業者は、限定はしないが、ロボット装置の制御の精度及び直観を含む多くの利点を提供する、挿入点及び挿入角度の独立した制御を与える分離された運動学、並びにロボット装置の制御の精度及び直観を更に提供する、診断画像からの挿入点及び挿入角度の操作者選択を可能にする画像誘導を含む、本開示の多数の利益を了解されよう。
更に、本明細書で提供される教示に鑑みて当業者が了解するように、本開示/明細書で説明される、及び/又は図に描写される特徴、要素、構成要素などは、電子的構成要素/回路、ハードウェア、実行可能ソフトウェア及び実行可能ファームウェアの様々な組合せで実施され、単一の要素又は複数の要素において組み合わせられる機能を与える。たとえば、図に示され/例示され/描写される様々な特徴、要素、構成要素などの機能は、専用ハードウェア、並びに適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することが可能なハードウェアの使用によって与えられ得る。プロセッサによって与えられるときに、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又はそのうちのいくつかが共有及び/又は多重化され得る複数の個々のプロセッサによって与えられ得る。その上、「プロセッサ」という用語の明示的使用は、ソフトウェアを実行することが可能なハードウェアを排他的に指すものと解釈されるべきでなく、限定はしないが、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)ハードウェア、メモリ(たとえば、ソフトウェアを記憶するための読取り専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、不揮発性記憶装置など)、並びにプロセスを実行及び/又は制御することが可能(及び/又はそのように構成可能)である(ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、回路、それらの組合せなどを含む)ほぼすべての手段及び/又は機械を暗黙的に含むことができる。
その上、本発明の原理、態様及び実施形態、並びにそれの特定の例を具陳する本明細書でのすべての記述は、それの構造上の等価物と機能的等価物の両方を包含するものとする。更に、そのような等価物は、現在知られている等価物、並びに将来において開発される等価物(たとえば、構造にかかわらず、同じ又は実質的に同様の機能を実行することができる、開発される任意の要素)の両方を含むものとする。したがって、たとえば、本明細書で提供される教示に鑑みて、本明細書で提示されるブロック図が、本発明の原理を具現する例示的なシステム構成要素及び/又は回路の概念ビューを表すことができることは、当業者によって了解されよう。同様に、当業者は、本明細書で提供される教示に鑑みて、フローチャート、流れ図などが、コンピュータ可読記憶媒体で実質的に表され、コンピュータ、プロセッサ又は処理能力をもつ他のデバイスによって、そのようなコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されているか否かにかかわらず、そのように実行され得る様々なプロセスを表すことができることを了解されたい。
更に、本開示の例示的な実施形態は、たとえば、コンピュータ又は任意の命令実行システムによって、又はそれとともに使用するためのプログラムコード及び/又は命令を与える、コンピュータ使用可能及び/又はコンピュータ可読記憶媒体からアクセス可能なコンピュータプログラム製品又はアプリケーションモジュールの形態をとることができる。本開示によれば、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、命令実行システム、装置又はデバイスによって、又はそれとともに使用するためのプログラムを含むか、記憶するか、通信するか、伝搬するか又はトランスポートすることができる任意の装置であり得る。そのような例示的な媒体は、たとえば、電子、磁気、光、電磁、赤外又は半導体システム(又は装置又はデバイス)或いは伝搬媒体であり得る。コンピュータ可読媒体の例としては、たとえば、半導体又はソリッドステートメモリ、磁気テープ、リムーバブルコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュ(ドライブ)、剛性磁気ディスク、及び光ディスクがある。光ディスクの現在の例としては、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、コンパクトディスク読取り/書込み(CD−R/W)及びDVDがある。更に、今後開発される任意の新しいコンピュータ可読媒体も、本開示の例示的な実施形態及び開示に従って使用又は言及されるようなコンピュータ可読媒体と見なされることを理解されたい。
ロボットシステムの新規及び発明的画像誘導の好ましく、例示的な(例示的なものであり、限定するものでない)実施形態について説明したが、修正及び変形が、図1〜図9を含む、本明細書で提供される教示に照らして当業者によって行われ得ることに留意されたい。したがって、本明細書で開示される実施形態の範囲内にある、本開示の好ましく、例示的な実施形態において/それらに対して変更が行われ得ることを理解されたい。
その上、デバイスを組み込む及び/又は実装する、或いは本開示によるデバイス中で使用/実装されるなどの、対応する及び/又は関係するシステムも、本開示の範囲内に入ると企図され、見なされる。更に、本開示によるデバイス及び/又はシステムを製造及び/又は使用するための対応する及び/又は関係する方法も、本開示の範囲内に入ると企図され、見なされる。

Claims (20)

  1. インターベンショナル処置を実行するためのロボットシステムであって、前記ロボットシステムは、
    ロボットマニピュレータと、
    前記ロボットマニピュレータに取り付けられたインターベンションロボットと
    を備えるロボット装置であって、前記インターベンションロボットがエンドエフェクタを備え、前記インターベンションロボットの構造上の構成が遠隔運動中心を定める、
    ロボット装置と、
    ロボットコントローラとを備え、
    前記ロボットコントローラが、画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配置の描写から導出された前記ロボットマニピュレータの運動学的空間内の前記インターベンションロボットの空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの少なくとも並進運動と回転運動との手動作動を制御し、
    前記ロボットコントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配向の描写から導出された前記インターベンションロボットの運動学的空間内の前記エンドエフェクタの空間配向に向けられた前記インターベンションロボットの縦揺れ運動と横揺れ運動とのうちの少なくとも一方の信号作動を制御する、
    ロボットシステム。
  2. 前記ロボットコントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写とを制御する、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 画像コントローラを更に備え、
    前記画像コントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写との、前記ロボットコントローラへの通信を制御する、請求項1に記載のロボットシステム。
  4. 前記画像コントローラから前記ロボットコントローラへの配置通信が、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写とを示す画像データと、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写との情報を与える座標データとのうちの少なくとも一方を含む、請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記ロボットマニピュレータの少なくとも前記並進運動と前記回転運動との手動作動の前記ロボットコントローラによる制御が、
    前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置を示すテキスト表示と、可聴ブロードキャストと、グラフィカル画像と
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のロボットシステム。
  6. 前記ロボットマニピュレータが、前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの空間位置を監視するためのリニアエンコーダとロータリエンコーダとのうちの少なくとも一方を備える、請求項1に記載のロボットシステム。
  7. 前記ロボットマニピュレータが、前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置を監視するための線形測定器と角度測定器とのうちの少なくとも一方を備える、請求項1に記載のロボットシステム。
  8. 前記ロボットマニピュレータが、前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの前記並進運動の手動作動のために手動で並進可能な少なくとも1つの直動関節を備える、請求項1に記載のロボットシステム。
  9. 前記ロボットマニピュレータが、前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの前記回転運動の手動作動のために手動で回転可能な少なくとも1つの回転関節を備える、請求項1に記載のロボットシステム。
  10. 前記ロボットマニピュレータが、
    前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの前記並進運動の手動作動のために手動で並進可能な少なくとも2つの直動関節と、
    前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの前記回転運動の手動作動のために手動で回転可能な少なくとも1つの回転関節とを備える、請求項1に記載のロボットシステム。
  11. 前記インターベンションロボットが少なくとも1つの回転関節を備え、
    前記ロボットコントローラが、前記インターベンションロボットの前記縦揺れ運動と前記横揺れ運動とのうちの前記少なくとも一方を駆動するために前記少なくとも1つの回転関節に動作可能に接続される、請求項1に記載のロボットシステム。
  12. 前記インターベンションロボットが、少なくとも2つの回転関節と、エンドエフェクタとを備え、
    前記遠隔運動中心が、前記少なくとも2つの回転関節の各々の軸と、前記エンドエフェクタの軸との交差部と一致する点であり、
    前記ロボットコントローラが、前記インターベンションロボットの前記縦揺れ運動と前記横揺れ運動とのうちの前記少なくとも一方を駆動するために前記少なくとも2つの回転関節に動作可能に接続される、請求項1に記載のロボットシステム。
  13. ロボットマニピュレータに取り付けられたインターベンションロボットを備えるロボット装置を制御するためのコントローラネットワークであって、前記インターベンションロボットの構造上の構成が遠隔運動中心を定め、前記コントローラネットワークは、ロボットコントローラと画像コントローラとを備え、
    前記ロボットコントローラが、画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配置の描写から導出された前記ロボットマニピュレータの運動学的空間内の前記インターベンションロボットの空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの少なくとも並進運動と回転運動との手動作動を制御し、
    前記ロボットコントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配向の描写から導出された前記インターベンションロボットの運動学的空間内のエンドエフェクタの空間配向に向けられた前記インターベンションロボットの縦揺れ運動と横揺れ運動とのうちの少なくとも一方の信号作動を制御し、
    前記画像コントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写との、前記ロボットコントローラへの測位通信を制御する、
    コントローラネットワーク。
  14. 前記画像コントローラから前記ロボットコントローラへの前記配置通信が、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写とを示す画像データと、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写との情報を与える座標データとのうちの少なくとも一方を含む、請求項13に記載のコントローラネットワーク。
  15. 前記ロボットコントローラと前記画像コントローラとが、同じワークステーション内に設置される、請求項13に記載のコントローラネットワーク。
  16. ロボットマニピュレータに取り付けられたインターベンションロボットを備えるロボット装置を制御するための方法であって、前記インターベンションロボットの構造上の構成が遠隔運動中心を定めていて、前記方法は、
    ロボットコントローラが、画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配置の描写から導出された前記ロボットマニピュレータの運動学的空間内の前記インターベンションロボットの空間配置に向けられた前記ロボットマニピュレータの少なくとも並進運動と回転運動との手動作動を制御するステップと、
    前記ロボットコントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の空間配向の描写から導出された前記インターベンションロボットの運動学的空間内のエンドエフェクタの空間配向に向けられた前記インターベンションロボットの縦揺れ運動と横揺れ運動とのうちの少なくとも一方の信号作動を制御するステップとを有する、方法。
  17. 前記ロボットコントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写とを制御するステップを更に有する、請求項16に記載の方法。
  18. 画像コントローラが、前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写との、前記ロボットコントローラへの配置通信を制御するステップを更に有する、請求項16に記載の方法。
  19. 前記画像コントローラから前記ロボットコントローラへの前記配置通信が、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の描写と前記空間配向の描写とを示す画像データと、
    前記画像空間内の前記遠隔運動中心の前記空間配置の前記描写と前記空間配向の前記描写との情報を与える座標データとのうちの少なくとも一方を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記ロボットマニピュレータの少なくとも前記並進運動と前記回転運動との手動作動の前記ロボットコントローラによる制御が、
    前記ロボットマニピュレータの前記運動学的空間内の前記インターベンションロボットの前記空間配置を示すテキスト表示と、可聴ブロードキャストと、グラフィカル画像とのうちの少なくとも1つを含む、請求項16に記載の方法。
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