JP2019525270A - 発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にする方法及びシステム - Google Patents

発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にする方法及びシステム Download PDF

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Abstract

発電の監査及びその消費負荷への配分を容易にする方法及びシステムと、連続的なパワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証する方法及びシステムを提供する。発電の監査及びその消費負荷への配分を容易にする方法は、パワーグリッドに接続される1つ以上の電力源の発電時系列を決定し、前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続される1つ以上の消費負荷とペアリングし、1つの発電時系列を1つ以上の消費負荷と相互に組み合わせ、前記測定した発電時系列と前記電力源で生成された電力の前記消費負荷への配分とに応じて、前記生成された電力を表す公開データを公開する。

Description

本発明は大きく、発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にする方法及びシステムに関する。また、本発明は、連続的パワーグリッドネットワーク(電力網)に亘る発電の認証と消費取引のペアリングのための方法及びシステムに関する。
今日まで、再生可能エネルギの認証は、主として紙又は発電収率の査察を通して行われている(例えば、カーボンクレジットや再生可能エネルギ証。以下、「REC」と呼ぶ。)。例えば、再生可能エネルギ発電機により生成されるエネルギの源の保証は、総再生可能エネルギ収率を記録する再生可能エネルギの発電時に生成され、該エネルギ源の保証は、金融市場でバイヤーたちに売却される。発電収率は、消費負荷に対応するために、他の様々な電力源と組み合わされても良い。かかる場合、監査部はエネルギ証書の取引を保護するべく、場合によっては、当該認証や保証の説明をすることが求められる。
かかる認証は、該システムの取引市場が不安定で機能的な場合には適しているかもしれない。しかし、認証は、保証や再生可能エネルギ証の取引のために確立された基準を有しない地域では、取引の透明性低下につながる。また、この認証は、発電機に関する特定の情報や、認証やエネルギ源の保証の情報や、発電機からのエネルギ収率を測定するのに用いられる測定スキーム、及び発電機に関するその他の技術的マターを証明し、確認する監査員を任命することを要する。なお、今日におけるこの認証は、エネルギ市場の需要と供給特性を確立する連続的パワーグリッドネットワークでの発電と組み合わせて、実際の消費に対する分析を行うまでには至っていない。また、今日においてより顕著なことに、エネルギ消費部は、消費した再生可能エネルギに関する宣誓書を欲する(例えば、消費したエネルギ全体に対し、50%あるいは100%は再生可能エネルギ発電機から供給される再生可能エネルギを消費したことを示す、及び/又は、証明しようとする)。
上記問題に加え、断続的なリソースの実収率はどの段階においても予測することができず、特定の負荷におけるエネルギの実際の利用量は予測不可能である。また、該負荷は最終的に、クリーンエネルギとその利用の寄与度を示すために認証やエネルギ源の保証を用いるようにしても良い。このように、現在までにおいて断続的な再生可能資源から取り出されるエネルギの取引の実現は、未だ透明性を欠くものであり、再生可能エネルギ証の取引に関する市場基準が存在する場所であっても、複数の団体がこれらの取引を監査せざるを得ない。かかる手続は、発電クレジット(許可)を購入して遡及的に累積させることにより、歴史的に行われてきた見かけ上の消費との間で釣り合いを取る目的でしばしば行われている。
さらに、再生可能で断続的な発電機は、種々の従来型エネルギ源と組み合わされることがあり、電気的消費負荷に関連するエネルギ源の実際の混合を特徴付けることが困難である。
本発明の実施形態は、発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にする方法及びシステムを提供することを目的とする。また、本発明の実施形態は、連続的パワーグリッドネットワークに亘る発電の認証と消費取引のペアリングのための方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様により、パワーグリッドに接続された1つ以上の電力源の発電時系列をそれぞれ決定し、1つの発電時系列が1つ以上の消費負荷と互いにペアになるように、前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続された1つ以上の消費負荷とペアリングし、前記算出された発電時系列と前記発電された電力の前記消費負荷への配分とに従って前記電力源によって発電された電力を示す公開データを公開する、発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にする方法を提供する。
本発明の第2の態様により、複数の発電機メータ及び消費メータからデータベースへの時系列データをリアルタイムで測定し、アルゴリズムを介して前記測定した時系列データを処理して前記発電メータと消費メータとの間のメータペア群に関する結果を取得し、前記取得した結果を所定の時間又は所定の時間間隔でリアルタイムに公開する、連続的パワーグリッドネットワークに亘る発電の認証と消費取引のペアリングのための方法を提供する。
本発明の第3の態様により、パワーグリッドに接続された1つ以上の電力源の発電時系列をそれぞれ決定する手段と、1つの発電時系列が1つ以上の消費負荷とペアになるように、前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続された1つ以上の消費負荷とペアリングするプロセッサと、前記算出された発電時系列と前記発電された電力の前記消費負荷への配分とに従って前記電力源によって発電された電力を示す公開データを公開する公開プラットフォームと、を備えた発電の監査と電力の消費負荷への配分を容易にするシステムを提供する。
本発明の第4の態様により、データベースと、複数の発電機メータ及び消費メータから前記データベースへの時系列データをリアルタイムで測定し、アルゴリズムを介して前記測定した時系列データを処理して前記発電メータと消費メータとの間のメータペア群に関する結果を取得するプロセッサと、前記取得した結果を所定の時間又は所定の時間間隔でリアルタイムに公開する公開プラットフォームと、を備えた連続的パワーグリッドネットワークに亘る発電の認証と消費取引のペアリングのためのシステムを提供する。
本発明の実施形態は、例として示す以下の記述及び図面とから、当業者により明確に理解され、明らかなものとなる。
図1は、例示的な実施形態において、ユーザ設定を含む情報技術システムに関連する発電機及び消費部のエネルギメータと、読み込まれた情報から得られる情報を公開するためのデータベースの構造の概略図を示す。 図2は、例示的な実施形態において、出力値を確立するためのペアリング発電とペアリング消費の読取システムの概略図を示す。 図3は、例示的な実施形態において、メータ配分ペアリングを確立してデータベースに格納する装置での処理、プロセス、又は方法を示した概略図である。 図4は、発電部、電気的負荷、及び結果として生じるメータの配分ペアリングにおいて、組み合わされた識別子のデータベース構造を描いた概略図を示す。 図5は、例示的な実施形態において、多数の発電部と消費部との配分ペアリングの概略図を示し、(a)は1つの発電部と多数の消費部とのメータ識別子のペアリングを、(b)はメータ識別子の1対1のペアリングを、(c)は多数の発電部と1つの消費部との識別子のペアリングを、示す。 図6は、例示的な実施形態において、発電メータと消費メータ双方からの情報と、関連するメータの匿名識別子のリアルタイムフローの概略図を示し、該メータからの情報は、ユーザの入力及び/又は規定されるシステムから得られた情報により設けられたフィルタリングシステムを流れると共に、最終的に、処理後に公開される。 図7は、例示的な実施形態において、ユーザ情報を取得するシステムの概略図を示す。該システムでは、種々の意味あるユーザ設定が、エネルギの生成又は負荷メータで測定されたエネルギフロー情報と関連付けられて構成される。 図8は、例示的な実施形態において、監査システムの概略図を示し、関連する情報設定が基準として確立され、(いずれのユーザ設定も「ON」となっていないという仮定の下)、標準としてのランダム化と、任意で行われる発電メータ及び負荷メータのハッシュ化の結果として、統一監査又は認証の公開を実現する。 図9は、例示的な実施形態において、エネルギの取引に対する監査システムを示し、関連する情報設定が基準として規定されると共に、匿名の発電メータ及び負荷メータのペアリングのハッシュ化及びランダム化の標準的な手続により、単一監査又は証書の公開を実現する。また、自主公開のためのユーザ設定に基づき追加情報が提供されるようにデータベースの情報のサブセットが公開される。 図10は、例示的な実施形態において、生成された複数の時系列の集合体が基礎となる配分時系列と区別されるように配分時系列を複数の時系列に分割することによって消費部のクリーンエネルギ消費プロファイルを隠す実施例の概略図を示す。かかる実施例は、例えば他の一般的消費部に比して非常に多くのクリーンエネルギを受け取る消費部を隠すのに便利である。 図11は、配分時系列を暗号化するためにPaillier暗号を適用して 消費部のクリーンエネルギ消費プロファイルを隠す、別の実施例の概略図を示す。該暗号は、暗号化の実施時に準同型加算という特異な特徴を有する。例示的な実施形態では、敏感なクリーンエネルギ消費は暗号化されたままであり、監査目的のために合計値のみが復号化される。 図12は、ベクトル自己監査の概略図を示し、ユーザは、見かけ上のエネルギメータの読取データを隠したまま、メータペアリングの中からエネルギメータの位置を公開できる。 図13は、例示的な実施形態において、発電の監査と電力の消費負荷に対する配分を容易にする方法のフローチャートを示す。 図14は、例示的な実施形態において、連続的パワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証する方法のフローチャートを示す。 図15は、発電と負荷消費との間のやり取りに関する情報を認証するための暗号化スキームの概略図を示す。 図16は、例示的な実施形態において、メータ配分ペアリングを実現すると共に、データベースに格納する際の優先順位を付すための処理、プロセス、又は方法の概略図を示す。
本発明の実施形態は大きく、電気消費負荷に配分された1つ以上の発電部により生成された、相対的なエネルギ量を決定し証明するシステム及び方法に関する。これにより、エネルギ源の消費負荷への浸透を予測し、実現されたエネルギ源への浸透を証明するメータペアリングを実現し、監査部が情報へのアクセス・処理を行ってエネルギの負荷への浸透度合いを検証する。該浸透は、発電及び消費中の時間と、パワーグリッドネットワークに接続されている場合、消費イベントの分析に基づいて行われる。このような発電源は、断続的なエネルギ源により達成されるか、取外し可能な断続的エネルギ源の組合せにより達成される。典型的な再生可能エネルギ源は、本質的に確立的であって断続的・間欠的な特徴を有する。また、パワーグリッドネットワークに対し、エネルギグリッドを介してエネルギ蓄電装置が接続されても良く、該パワーグリッドネットワーク中の負荷や、有利にはメータを介して間接的に接続されていても良い。この場合、蓄電装置(化学電池蓄電装置)からの双方向のエネルギの流れは、パワーグリッドネットワークに供給されるエネルギとして使っても良い。認証の公開はメータペアリング中の取引認証を提供可能とする。システムは、関連及び派生情報を公開するように構成され、特定の情報は秘密として扱う一方、他の情報は、連続的パワーグリッドネットワークに亘るエネルギの消費と生成に対する監査システムを簡略化する目的で公開する。本システムは、情報のリアルタイムにおける流れを一貫して測定し、適宜構成されたフィルタを介してコンピュータ処理される。その結果、利用可能なリアルタイム情報として最新のものであって、リアルタイムでのエネルギのやり取りに関する情報を提供する。なお、別の実施例にあっては、リアルタイムではなく、所定の時間又は所定の時間間隔でコンピュータ処理やデータ処理が実行される。
本明細書は、上記方法の処理を実行する装置についても開示する。かかる装置は、要求される目的に応じて特別に構成されるか、あるいは、選択的に稼働されるデバイスを含むものであったり、該デバイスに記録されたコンピュータプログラムによって再構築されたりする。また、該コンピュータプログラムの1つ以上のステップは、順次実行されるよりも並行して実行され得る。かかるコンピュータプログラムは、コンピュータによって読取可能な媒体に記録される。コンピュータによって読取可能な媒体とは、磁気若しくは光学ディスク、メモリチップ、又はその他デバイスとのインターフェースに適した記録用デバイスを含む。また、コンピュータによって読取可能な媒体は、インターネットシステムに例示されるハード・ワイヤード(hard-wired)媒体や、GSM携帯電話システムに例示される無線媒体も含むものであっても良い。デバイスにコンピュータプログラムがロードされて実行されると、装置が上記方法の処理を効果的に実行する。
また、本発明はハードウェアモジュールとして実行されても良い。具体的には、モジュールはハードウェアとして他の部品やモジュールと協働するように設計された機能的ハードウェアユニットである。例えば、モジュールは個別の電子部品を用いて実現されたり、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit (ASIC))のような包括的電子回路の一部を形成したりする。また、他にも様々な用途が存在し、当業者であれば、本システムがハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールの組合せとしても実現可能であることを理解するだろう。
この先進的認証システムを実施する本発明の実施形態は、監査や公開においてアクセス可能又はオープンにされた情報の種類の検証に関連する。消費部や発電部としては、消費や発電に関連するいくつかの情報の機密性を守るべき場合があるため、単に全情報を公開することは好ましくない。また、いくつかの情報は、再生可能性の認証や、発電・消費の時間的特性に対してあまり関連性がない。サブセット情報や派生的情報の公開は、監査の目的に寄与すると共に、公開することが求められていない特定の情報の機密性を保持することができる。例示する実施形態では、ハッシュ関数のような「破壊(destruction)」の情報要素やランダム要素は、好ましくは認証処理中に導入され、少なくとも、エネルギの生成や消費について得られた生情報の公開と派生情報の公開との間のどこかで導入される。
先行技術における、ある市場の透明性不足や取引の問題点を改善するため、実施例では、オープンな情報基準を適用して物理的なやり取りについて解釈していく。実施例では、スマートメータリングユニットを用い、その特性を、電気エネルギの生成源と消費負荷との間における配分ペアに関連する情報と併せて公開する。そのようなオープンな情報基準は認証に必要な条件を簡略化でき、また、より多くの参加者が、生成されたエネルギやパワーグリッドネットワークを介して供給されたエネルギの源を検証できるようにする物理的測定基準を提供することができる。
本発明の実施形態は、エネルギ生成器(例えば、断続的エネルギ生成器)と消費負荷との間のエネルギ分配を監査するシステム及び方法を提供する。これにより、エネルギ源から負荷へのエネルギの浸透度や混合比率を決定することができる。オープンな情報基準を介して得られた情報をオープンにすることで、いずれのパーティも配分(割当て)を得ることができることから、提供された情報の透明性が向上する。一方で、他のパーティはペアリングされた配分(割当て)や履歴、エネルギの配分に含まれる更なる情報をクロスチェックできるため、当該エネルギ源を確認し、証明することができる。これは、連続的電気パワーグリッド送電システム内の種々の電子部品間におけるエネルギの生成及び消費事象における時間相関を認証するのにも役立つ。
図1は、例示的な実施形態において、ユーザ設定を含む情報技術システムに関連する発電部及び消費部のエネルギメータと、読み込まれた情報から得られる情報を公開するためのデータベースの構造の概略図を示す。リアルタイムでのエネルギ流の測定は、複数のエネルギメータ111,121を介して行われ、リアルタイムでデータベース100に入力される。エネルギメータ111(例えば、メータユニット112)は、発電データをデータベース100に提供し、エネルギメータ121(例えば、メータユニット122)は、負荷データをデータベース100に提供することができる。情報は、(発電メータ111と負荷メータ121のデータがそれぞれ)通信リンク180,181を介してデータベースに送信される前に暗号化され、安全な形でデータベース内に維持される。実施例において、メータ111,112とデータベース100との間の通信は、Lempel-Ziv-Oberhumer(LZO)方式により圧縮すると共に、VPNトンネル(VPNはVirtual Private Networkの略称)により暗号化することができる。また、当該通信にあっては、種々のVPNソフトウェアと暗号を用いることができる(例えば、トンネルにOpen VPNを用い、Blowfish in Cipher Block Chaining mode(BF−CBC)暗号により暗号化を行う)。データベース100へのアクセスは、サーバにおける内部からのアクセスか、サーバ190へのVPN接続を介してのみ行い得る。本明細書にて説明するように、データベース100からデータを出力するサーバ190のウェブインターフェースはフィルタを用いており、別のユーザのクリーンエネルギ消費の生データを、当該ユーザの同意なしに漏洩することはない。なお、フィルタリングアルゴリズムは公衆に対して、又は監査官に対して開示しても良い。
図1において、発電メータ群111はそれぞれ保護されたVPNチャネル180を介してデータベース100と通信する。各発電メータ(例えば112)は各発電部内に設けられ、遠隔操作によりエネルギの生成情報を記録する。記号M(t)iは各発電メータ(例えば112)によってリアルタイムで読まれたデータを示し、時系列の情報を提供する。また、記号M(t)jは各負荷メータ(例えば122)によってリアルタイムで読まれたデータを示し、時系列情報を提供する。なお、新たな時系列データは、メータ(例えば112,122)により得られた原時系列データM(t)i,jから導出することができる。
発電部は建物に内蔵されたエネルギ発電機(例えば光起電力発電機)でも良く、測定スキームを種々のメータ読取統合システム下で確立することができる(例えば、WO2016/032396,WO2016/064342,WO2016/064341)。即ち、該測定スキームにより、直接的又は間接的に、電気パワーグリッドに供給される発電データを測定することができる。また、電気負荷メータ121郡は、それぞれ保護されたVirtual Private Network(VPN)チャネル181を介してデータベース100と通信する。有利には、発電部は、その他の取り外し可能な発電機か、電池貯蔵部か、その他のエネルギ貯蔵部を含むことができる。パワーグリッドネットワークを介してエネルギを供給する発電機や電力供給器/システムの種類については特に限定はない。
メータ読取値のペアリングは時間指標を付して行われるため、エネルギ発電又は負荷でのエネルギ消費に対する相互関係処理を行い得る。図1において、データベース100からの情報は、装置101により処理される。装置101は、図3に示すように、発電と消費とをペアリングする割当アルゴリズムを実行するCPUを備える。データべ―ス100から要素101(以下、処理システム又はフィルタと呼ぶ)を経て処理された公開情報102は、最終的に、任意公開情報104(以下、「自主公開情報」とも呼ぶ)、又は統一審査結果103となる。統一審査結果103は、検針結果又は発電メータから得られる結果としての証書であり、これにより、確立された電気メータ間の配分が明確かつ重複していないことが判断できる。即ち、発電されて負荷に配分された(割り当てられた)電力は、一度に限り部分的に供給され、一度以上又は一箇所以上に対して割当てられる(分配される)ことはない。また、外部又は内部のユーザ113,123の構成により追加のユーザ情報が表示可能となるように、任意公開情報104が公開されると共に、それぞれ発電及び消費と関連付けられる。発電に関連するユーザ113又は電気負荷に関連するユーザ123のユーザ設定に関する通信は、それぞれ、例えば通信チャネル182,183を用いて、ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)を介するユーザのログインにより実行できる。好ましくは、各ユーザとサーバとの間の点と点を結ぶ通信線182,183をセキュア・ソケット・レイヤ(SSL)プロトコルにより保護する。監査部は、プロセッサで使用されるアルゴリズムを公開情報の最終出力と併せて受信することにより、秘密情報を含み得る実際のメータ読取値を取得する必要なく、エネルギメータ間で生じるエネルギ発電、配分、又は取引の特性を認証する。
符号124は電気負荷側ユーザの例を示し、符号114は発電側ユーザの例を示す。データベース100は、ユーザによって選択可能な多数の設定を有しており、ユーザから情報を取得する。かかる情報は、データベース100を介して対応する発電メータ111又は電気負荷メータ121と関連付けられる。例えば、電気負荷側ユーザは、自己の物理的アドレスや企業名、ロゴ、クリーンエネルギ率、クリーンエネルギ消費量、及び全消費量をシェアするか否かを特定することができる。さらに、消費負荷の関連データは、該負荷のあらゆる技術的仕様(例えば、電気容量、設計書、及びその他の関連情報)を含むものであっても良い。発電側ユーザは、自己の物理的アドレス、発電部と消費部との距離、企業名、及びロゴをシェアするか否かを特定することができる。さらに、発電部の関連データは、該発電部のあらゆる技術的仕様(例えば、直流容量又は交流容量のいずれかから定義される容量、形式、設計書、及びその他の関連情報)を含むものであっても良い。ユーザオプションを提供する実施態様については、図7を参照して後述する。
配分(割り当て)を具備するための処理は、所定時間(例えば、1日又は半時間)内で生成されたエネルギ量を蓄積した各発電部から、ある時系列に沿って開始される。かかる時系列は、最優先の配分レベルに向けて送信され、消費負荷への配分が実行されると共に、当該配分量が時系列から差し引かれる。結果としての時系列、即ち残余分は、次の優先順位の配分レベルに伝播される。この処理は、全優先順位の配分レベルが実行されるまで繰り返される。
ある実施例では、4つの優先レベルが存在し、各々が生成されたエネルギの一部を利用して、量と対象(即ち、消費負荷)とからなる配分(割り当て)を実行する。該4つの優先レベルは、予約配分、予測に基づく専用配分、優先順位の低下に応じた製品目標を達成するための配分、及び非優先製品への配分、からなる。予約配分は、負荷における通常の消費量に拘わらず、特定の負荷がピークkW発電を達成できるように予め定められた発電出力割合(パーセンテージ)である。発電・消費時系列から予約配分量を差し引いた後、残った時系列を次の優先レベル、即ち目標クリーンエネルギ率を達成するための予測を用いて得られた結果に基づく専用配分、に送られる。目標クリーンエネルギ率に対する要求に係る目標負荷から、予測に基づく専用配分を得る。なお、当該予測にあっては、顧客の負荷プロファイルを用いて、所望の比率を満たすために必要な特定の発電部の出力割合を、確率密度計算機を用いて算出する。当該比率は、負荷の消費量や、特定の時刻における負荷への浸透率に関連して、特定の発電部から所定割合の電力が発電されるようにすることで達成することができる。専用配分は、予め算出された専用割合を用いて生成され、特定の負荷又は設定負荷を超えないように設定されるのが好ましい。時系列から専用配分量を差し引いた後、残った時系列は優先順位の低下に応じた製品目標を達成するための配分に送られる。この配分レベルでは、上記した専用配分に続き、現優先負荷が実際にどのような配分を実行しているかを観察すると共に、特定の目標率達成を補助するために配分が実行され、また、目標率を未だ達成していない負荷に向けた更なる配分を実行する。ここでも、配分は特定の負荷や設定負荷を超えないように設定されるのが好ましい。上記配分が発電・消費時系列から差し引かれた後、残った時系列は非優先配分レベルに送られる。この非優先配分レベルでは、それぞれの負荷を超えないようにしつつ、残ったエネルギ時系列を、残る全顧客負荷で単純に分配する。各負荷が配分処理中に発電部により生成されたエネルギ量と同等以上のエネルギを消費した場合は、上記した配分優先レベルが全て処理された後は配分されていないエネルギは残らない。
図2は、例示的な実施形態において、事前配分ペアリング202を確立するためのペアリング発電211と、ペアリング消費221の読取システムの概略図を示す。図2において、各発電部の発電割合は事前に配分されるか、特定の電気負荷ユーザによる消費のために予め確保される。この構造により、特定のメータの読取値の一部を、メータ読取値のクロスペアリングに配分することができる。事前配分ペアリングは、エネルギを発電する前に判断され、エネルギ生産時に適用される。電気ユーザの負荷における消費はメータ221で測定され、データベース200に記録される。発電はメータ211で測定され、データベース200に記録される。各メータは、データベース200に記録された関連データ212,222と紐づけられる。本実施例では、発電及び消費に関する関連データ212,222は、メータを特定するための発電部ID(ID)と消費部IDをそれぞれ含む。ある実施形態における事前配分ペアリング情報213は発電部ID210と、配分率230と、消費部ID220とを含む。ある時間間隔内に、発電ID210の、事前配分ペアリング入力213を有する発電部から発電された全エネルギは、相関式240が適用された後、予約出力202(事前配分ペアリング)、即ち相関式240に基づく残余の配分時系列はベース200に格納される。なお、相関式240は、特に供給製品のタイプやユーザ所望の制約299に応じて様々な形式をとることができ、測定した消費時系列の一部のみが配分の際に考慮されることもある。異なるタイプの供給製品やユーザの制約については、例えば、WO2016/064342及び/又はWO2016/064341に記載されている。
図3は、例示的な実施形態において、メータ配分ペアリングを確立してデータベース(図1の100、図2の200)に格納する装置での処理、プロセス、又は方法を示した概略図である。発電リスト310、消費リスト320、及び事前配分ペアリング380は、データベース(例えば、図2のデータベース200、図1のデータベース100)から取得される。消費相関313の処理において、消費リスト320の消費が事前配分ペアリング380と紐づけられる。また、全発電を集約すると共に、事前配分ペアリング380に従い配分されたエネルギを除き、「未配分発電を判断する(Determine Unallocated Generation)」セグメント311から取得した未配分発電を特定する。なお、事前配分ペアリング380に従い配分されたエネルギは、各時間間隔中における消費部ごとの最大消費量を上限とする。実施例では、未配分発電の「プール(pool)」は、優先顧客に有利なアルゴリズムを用いて全ユーザに対して分配される。この結果、新たな又は追加の、配分ペアリング312が作成される。即ち、分配ペアリング390として集約された、分配ペアリング380及び312の総エネルギは、全発電量を集約したものに等しい。事前配分ペアリング380は、初期消費部321から生成されるか、又は、符号323で示すように、新たなニーズに応じて変更されたり、断続的なリソースに関して季節による天候の変化に応じて調整されたり、取外し可能なエネルギ源の制御の変更に応じて調整されたりする。演算は確率密度算出部322を用い、例えば発電及び/又は消費の履歴に基づいて消費部のニーズを満たすのに必要な発電量の予測を試みると共に、事前配分ペアリング380の作成や編集を行う。好適な確率密度算出部の詳細は、例えばWO2016/064341に記載されている。有利には、このような配分を行うシステムは、供給日よりも前に、消費負荷へ供給を行うため、予測モジュールを使って複数のエネルギ発電用資源に対するアクセスの優先順位を設けることや、複数のエネルギ源を混在させたものを記述することができる。
実施例に係るデータベースの構造(図1の比較データベース100又は図2のデータベース200)を図4に示す。複数の発電・消費データベーステーブル(411,412,421,422)からのデータは、アルゴリズム401(図3の対応する記載を参照)を用いて処理され、結果物たる配分データ430はデータベースに格納される。関連する発電部ユーザデータ417、即ち発電部と紐づけられたデータは、発電部データ412のテーブルに格納され、固有の発電部ID416が付される。実施例において、発電データ411は、該当日の対応する発電時系列414と併せて、日付415及び発電部ID416に固有のデータを含む。関連する消費部のユーザデータ427、即ち消費部と紐づけられたデータは、消費部データ422のテーブルに格納され、固有の消費部ID426が付される。実施例において、消費データ421は、該当日425に対応する消費時系列424と併せて、日付425及び消費部ID426に固有のデータを含む。これに対応して、アルゴリズムが、消費部ID426及び消費時系列424と併せて消費データ421を読み出すと共に、消費部ID426及び関連するユーザデータ427と併せて消費部データ422を読み出す。実施例のテーブル411,412,421,422は、使用する情報空間を最小化するように構成されており、再発する記録については、必要なデータと消費部ID426のみを含むものとされる。発電部ID416は、データと特定の設備とを紐づけるために用いる識別子である。結果物としての配分データ430は、ユーザの事前配分ペアリングに応じた配分データと、選択的に、未配分発電の「プール」(図3の対応する記載を参照)からの追加的な配分から得られる配分データを含む。図4において、消費部ID431は配分データ430と関連するものとして示されているが、当該データベースの構造では、各ユーザの配分データ430を、配分432と、発電部ID416を用いて該データベース構造内で特定された個別の発電部から得られた日付433とに分けたものであっても良い。これは、後述するように、ユーザ設定から得られる特定データの自主公開を可能にする。
発電メータ及び電気負荷メータ間における配分ペアリングは、図5に示すように種々のモードで実現される。なお、発電のメータ511を実線で囲まれた灰色の円で示し、電気負荷のメータ521をハッシュ化された円で示す。図5(a)は、1つの発電施設メータ511が複数の異なる電気負荷消費メータ502,503,504とペアリングされている配分ペアリングを示す。したがって、発電施設メータ511の発電時系列が電気負荷消費メータ502,503,504とペアリングされることにより、消費負荷の比例配分時系列が定義される。図5(b)は1つの発電施設メータ(例えば510)が1つの電気負荷消費メータ(例えば513)とペアリングされている配分ペアリングを示す。図5(c)は、複数の発電施設メータ520,521,523が1つの電気負荷消費メータ524とペアリングされている配分ペアリングを示す。かかるメータペアリングから、固有の匿名ペアリングIDが生成され、電気的主パワーグリッドネットワーク上と同様に、発電及び消費から得られるリアルタイム情報フローで認証を確立することができる。
図6は、実施例において、発電メータと消費メータ双方からの情報と、関連するメータの匿名識別子のリアルタイムフローの概略図を示し、該メータからの情報は、ユーザの入力及び/又は規定されるシステムから得られた情報により設けられたフィルタリングシステムを流れると共に、最終的に、処理後に公開される。記録される電気的フローは、匿名識別子のシステムと紐づけられ、データベースからの公開が行われる一方、データベースの情報が保護される。データベースは、時刻に対してエネルギフローデータを示すように構成され、その結果、発電部ID611の発電部と消費部ID621の電気負荷に設けられたエネルギメータ間の相互相関情報が、分配ペアリングに基づきリアルタイムで演算される。匿名識別子は、発電部ID611や消費部ID621に関するあらゆる情報を隠すことのできる固有の識別子を付与するべく、例えば乱数システムを用いて生成される。有利には、セキュアサーバ内において、データベースは、発電部ID611とその匿名発電部ID相当物612とを適合させる指標(インデックス)を安全に保持できると共に、データベースは、消費部ID621とその匿名消費部ID相当物622とを適合させる指標(インデックス)を安全に保持できる。また、柔軟性を向上させるため、監査ごとに独立して匿名IDを生成し、定期的にこれを廃棄するようにしても良い、これにより、各独立した監査が公開された後に匿名IDを廃棄することができる。配分ペアリングと関連する情報は、種々の公開形態(自主公開や実用的監査公開)を確立する処理ステップ603,604でフィルタ処理される。
図7では、実施例に応じてフィルタ710を構成するため、発電関連データのユーザオプション712と、消費部負荷関連データのユーザオプション711を示す。フィルタ710は、データベースの読取値(図6で説明した符号603を参照)から自主公開データを得るプロセッサである。ユーザオプション712は、欄704における2値(ON位置など)が「ID表示」オプション703といったオプションと関連付けられるようにフィルタ710が構成される様子を示す。したがって、種々のオプションがユーザに提供され、自己のアカウントを構成すると共に、監査情報に関し目的に応じた表示を選択できる。なお、全ての値が「オフ」に設定される場合も、図8を参照して後述するように、認証要件に適合させるために「統一監査(Unitary Audit)結果」が公開される(対応符号604)。統一監査結果の公開では、大部分の情報は秘密として管理されるか、隠される。実施例では、場合によって、フィルタ710は発電関連データのユーザオプション712のみ、又は消費部負荷関連データのユーザオプション711のみを用いて構成される。かかる設定下、場合によっては、要求される関連データ群のうちの1つと自主公開手続のみが提供され、フィルタは、メータペアリングの他の対応する部分からの情報を取得/解明することなく、自主公開情報を提供するように構成され得る。加えて、本システムは種々の公開情報の聴衆に関する他のユーザオプションを含むものであっても良い。例えば、ユーザが大衆に対してデータの提供を選択すると仮定する代わりに、ユーザに対して、特定のメータペアリングと関連するユーザのみ、市内/連続的パワーグリッドネットワークの近接地域内にいる個人といった、選択された聴衆のみ、又は、オンライン上の特定のプライベート共有コミュニティにサインインしたユーザのみ、に対してデータを公開するオプションが提供されるものであっても良い。
したがって、ユーザは、例えば、どの情報をユーザが公開できるかを特定するためのログインアカウントに対する入力が可能となる。例えば、ユーザは自己の住所、発電データ、消費データ、総エネルギ使用量、その他のエネルギ取引の認証に関連する要素を開示するか否か選択できる。重要なのは、ユーザが相互の取引認証に関して互いの設定を表示できる点にある。屋上型ソーラアカウントは、自己のビジネス認証やビジネス用ロゴを呈示するために自己のアカウントを調整し、関連するメータカップリングの電気負荷ユーザは、自己のビジネス認証及びビジネス用ロゴを呈示するために自己のアカウントを調整する。よって、取引証明処理では、登録されたユーザの名称からユーザ識別子を正確に特定できると共に、(発電及び消費による)各エネルギ取引の最後に、ビジネスロゴイメージを呈示できる。また、ユーザの希望に応じてその他の情報を提供することもできる。
一方で、一人以上、又は全ユーザが身元を隠したい場合も、統一監査の結果は公開される。したがって、この場合にあっても、全ユーザを匿名の状態で公開しつつ、エネルギメータでの読取値、又は取引認証を示す配分を介した読取値に基づく発電の合計に対する全体的な監査が行われ、エネルギクレジット/配分の「二重売り」は発生しない。
図8は、実施例において、監査システムの概略図を示し、関連する情報設定が、標準としてのランダム化と、任意で行われる発電メータ及び負荷メータ情報やこれらのペアリングのハッシュ化の手順として規定され、統一監査は認証における公開データの公開を実現する。該統一監査は、取引認証における種々の要素に係る追加的な関連情報を露呈することなく、全関連メータペアリングに亘る、非常に基本的な特徴を実現するように構成される。配分情報802が付されたメータの読取値801はデータベース803から得られると共に、ユーザの身元を隠すように構成された処理804において各発電部や消費部メータ801に対して匿名ID(図6及び関連する上記記載を参照)が生成される。実施例にあっては、匿名のIDタグが生成されるため、ユーザの裁量により、安全に保護されるべきメータや関連情報の発電部/消費部IDに対して新たなIDの相関関係が作成されることがない。かかる統一監査810において、(図5を参照して上述したように、メータペアリングが作成される種々のモードに関連する)それぞれ/全てのメータペアリングの配分は、匿名識別子が付されて統一フォームで監査・公開される。統一監査810は、種々の追加的ランダム化/ハッシュ化アルゴリズム(図10,11を参照して後述する)を用いて生成される。なお、統一監査810は異なるフォームであっても良く、例えば、図8に示すように、1つ以上の「集計」が示され得る、監査用の「スカラー形式」であったり、(匿名の)取引情報の表示がある、監査用の「ベクトル形式」であったりしても良い。なお、該スカラー形式の集計は、生成したエネルギが配分された/消費したエネルギ以上か否かに応じた2値「YES」「NO」により表される。かかるシステムの利用時には、任意のハッシュ化及びランダム化情報に使用されるアルゴリズムが監査官に提供されるため、生データが公衆に開示されるのを防ぎつつ、ベクトル又はスカラー統一監査の結果が当該アルゴリズムに対して正確であることを理解できる。
図9に示すように、実施例において、統一監査の公開(図8を示して上述した符号804,810に対応する符号904,912)に加え、公開データの公開は、自主公開モード910で行われる。メータの読取値901と配分情報902は、データベース903から得られ、各ユーザに対してフィルタが適用される(905)。フィルタは、例えば図7を参照して上述した2値選択のような、ユーザの選択907に基づくユーザ構成906であり、自主公開モード910において、(実施例ではベクトル形式で)ユーザ特有の情報の自主公開を行う。例えば、配分ペアリングに含まれる両ユーザが自主公開に同意した場合、特定の取引配分や認証が自主公開される(符号914参照)。他方、配分ペアリングの一方のユーザのみが自主公開に同意した場合、例えば消費部側取引配分や認証が公開され、例えば屋上太陽光発電機といった発電部側の身元は隠される(符号916参照)。かかるシステムの利用時、任意のハッシュ化及びランダム化情報に用いられるアルゴリズムが監査官に提供されるため、生データが公衆に開示されるのを防ぎつつ、自主公開情報の結果が当該アルゴリズムに対して正確であると解される。
種々の自主公開監査フォームに適合可能な規定は、豊富な種類の情報の公開を可能にする。図12は、自主公開フォームの例を示す。ここでは、取引に関わる発電部(G)及び消費部(C)双方のユーザが、自己の場所を示す緯度及び経度位置の公開を許可している。この場合、エネルギ生成メータ及びエネルギ消費メータで読み出されたデータの、リアルタイム公称測定値については、ユーザが公開に同意していないため、プライベート情報として扱われる。この場合、マップ上のオーバーレイは自主公開モードで提供され、取引の各地点をメータペアリングの位置により示している。無料で提供されるGoogle maps(https://maps.google.com)やGoogle Earth(https://earth.google.com)などから得られる地図1201は、メータペアリングの緯度及び経度データを比較するための対応画像を得るために用いることができる。図12において、メータペアリングを表す接続を含む画像オーバーレイは、消費部1202とペアになる発電部1203の緯度及び経度データを正確に再現する。同様に、発電部1204は、3箇所の消費部1205,1206,1207とペアになるものとして正確に再現され、発電部及び消費部の緯度及び経度は、自主公開処理としての視覚情報を表す。有利には、サーバとデータベースにアクセスするソフトウェアシステムは、無料で取得可能な地図を含むスクリーンに表示されるヴィジュアルレイヤを準備するために構成される。これにより、消費部/発電部の緯度・経度及び該地図を、モニタに表示可能な単一の視覚的画像上に表示できる。
図10は、クリーンエネルギを取得する消費部の身元を隠すための追加的手段を提供する処理例を示す。当業者にとって明らかなように、ユーザ(発電部、消費部等)の名称を、上記統一監査において説明した如く、例えばランダムな匿名の識別子と単に置き換えることは、ユーザの身元の間接的な判断に対して脆弱といえる。例えば、匿名の消費部が、ベクトル形式の統一監査に表される大きな負荷を受領すると(例えば、匿名の取引ペアリングエネルギ情報が示されるため、他の消費部よりも目立つ)、公開される他の関連要素の観察に基づき、当該ユーザが誰か推測することができる。実施例では、配分が他の配分と類似する複数の配分に分けられるため、ノイズの中に情報を隠すことができる。ある実施例では、全消費部の配分がピーク値によりソートされ、「50番目のパーセンタイル以上」(GTEP)1001又は「50番目のパーセンタイル未満」(LTLP)1002のリストに載せられる。LTLP1002のリスト内における最大ピーク値は、中間ピーク値1004として格納することができる。GTEP1001内の配分のみが、既存のより小さい配分と置き換えられると共に、隠されている時系列からその時系列分を減算して、より小さな配分に分けられる。この処理は、残りの時系列が中間ピーク値1004よりも大きなピークを有している限り続けられる。また、隠されていた、初期配分曲線に対して追加されたものを含む全ての配分曲線は集約され、ランダム化されると共に、身元がランダムIDで置き換えられる(符号1007参照)。そして、結果が公衆1008に示される。さらに、現ユーザのログインを介して情報へのアクセスがされる場合に現ユーザの配分1009と等しくなるように配分が集約されるように本システムを構成しても良い。
図11に示すように、別の実施例では、配分を公衆から隠し、公衆からは各発電部に対する各配分は見ることができず、配分の合計の複合化のみが可能となるPaillier暗号システムが用いられる。消費部配分(例1101)時系列の各時間成分は、各消費部のパブリックキー(符号1102)を用いて暗号化される。特定の時刻/時間を表す成分は、暗号化されたまま合計され(符号1103等)、プライベートキーを用いて複合化される(符号1104)。本システムでは、各ユーザが固有のプライベートキーを保有し、好ましくは、監査が行われる度に新しいプライベートキーが生成される。他方、公衆に開示される各発電部データ(符号1105等)の時系列の時間成分は合計されて、発電部データ1106の合計が、複合化された、特定の時間ごとの消費部配分1104の合計と同等以上となるように監査される。
図15に示すように、さらに別の実施例では、発電部と配分量が公衆に開示される一方、配分に関連する名称のみが暗号化される。各消費部配分量(符号1501等)の各時間成分は公衆に開示され、関連する名称1507が関連するメータ(符号1502)のパブリックキーを用いて暗号化される。当該データを観測する顧客コンピュータでは、与えられたキーを使って全名称の複合化が試みられ、ログインされたユーザアカウントに紐付けられた/ユーザアカウントと共に提供された名称(符号1503)のみ複合化することができる。複合化できなかった名称は、暗号化された状態(符号1504)のまま残る。他方、各発電部データ(1506等)の時系列の時間成分は公衆に開示される(符号1505)。有利には、原則ユーザは全発電・消費値を見ることができ、二重供給が発生していないことを確認できるが、ユーザがプライベートキーを有していないメータに関する名称は得ることができない。暗号化のために用いられる方法例では、名称をMIME64形式に変換し、次いで非決定論的方法を用い、El Gamal暗号によりこれを暗号化することができる。この方法は、暗号化された値にランダム特性を持たせることができ、同一の名称であっても同一の値に暗号化されることはない。なお、鍵(キー)は監査毎にクライアントに配布されるものであるため、パブリックキー及びプライベートキーは、必要に応じて頻繁に再生成されても良い。
上に示した実施例に係る記述から、種々の情報処理がフィルタや処理装置により構成されていることが理解できる。統一監査公開のためのフィルタを規定するシステムに加え、自主公開に用いられるフィルタや、例えば、図7に示す、ユーザが選択したオプションの2値結果を用いることができる。統一監査公開のためのフィルタは、(例えば、図1,2を参照して説明したように)通常、発電部及び消費部メータのIDに対するランダム化システムに基づき決定される。また、好ましくは、公衆への公開がなされてしまう、あるいは、公開情報から導き出される若しくは公開情報から求められる、といった情報の脆弱性を減少させるためのハッシュ化システムを併せて用いても良い。
種々の情報と関連情報の機密性を保持する、基本的な又は統一監査を規定するシステムを示した公開形態は、例として、図8を参照して説明した。また、ユーザの選択した情報公開を可能にする自主公開モードは、例として、図9を参照して説明した。好ましくは、監査を規定する本システムの処理アルゴリズムの詳細と併せて関連する認証許可を与えることで、監査の機密性と正確性を「証明」し、よって、本実施例にかかる認証プラットフォームの実行に対する確実性を提供する。
実施例の統一監査は、生成された全エネルギの合計が、各消費部に配分されたエネルギの合計以上であることを確認することからなる。これにより、生産されたエネルギ以外のエネルギが存在しないことが確認できる。有利には、エネルギ市場又はシステムにより設定される時間間隔ごとに確認/承認をしても良い。
なお、実施例において、エネルギの配分の監査をするために公衆に開示する必要がある典型的な情報は2種類存在する:
a)各発電ユニットからのエネルギ出力
b)全ユーザに配分された総エネルギ
一般的に、生成されたエネルギの出力は公衆に開示されるが、各消費部は、クリーンエネルギの消費を開示しない選択をする場合もある。例えば、各ユーザの配分エネルギの開示は、消費部がピーク時にどれだけのエネルギを消費しているかを知らせることに繋がる。公開情報内の各配分から消費部の名称を隠していても、高い消費負荷を有していることが知られている消費部と顕著に高い配分負荷との間で関連付けがされる可能性がある。図10や図11を参照して例示した測定手法は、顕著な配分の存在を隠すために利用でき、その一方で、生成された総エネルギを示し、断続的、「グリーン」なエネルギ源より生成されたエネルギの「二重売却」が発生していないことを示すことで、透明性を提供することができる。ただし、本発明は断続的又は「グリーン」なエネルギ源に関連する情報の公開だけに限定されるものではなく、あらゆる形態や、発電技術と監査等との組合せや、パワーグリッド全体に亘る異なるエネルギ源からのエネルギの組合せ、あるいは発電部と消費部との取引ペアリング等に対して広く適用することができる。
認証に用いられる透明性の高いシステムを提供しつつ、本実施形態はさらに、特定の情報を公開するか否かをコントロールできる技術をユーザに提供する(例えば、図7,8に示す)。
図16は、実施形態に示す、メータ配分ペアリングを確立してデータベース(図1の100、図2の200)に格納する装置での処理、プロセス、又は方法を示す概略図である。発電リスト1610、消費リスト1620、及び事前配分ペアリング1680がデータベース(図2のデータベース200、図1のデータベース100等)から集められる。図16の全プロセスは、異なる優先レベル(1770,1680,1650,1660)を介して、発電リスト1610及び消費リスト1620から、どのようにして配分ペアリング1690のシリーズを形成するかを示すものである。なお、各レベルでは、実施形態に応じ、配分ペアリングを生成し、それぞれ消費リスト及び発電リストから配分された量を除き、これを下位のレベルに移す。
本実施形態において、第1配分ペアリングは、消費部が部分的に又は全体的に発電部の予約ができる予約配分1670から作成される。あるいは本システムは、後述するように消費部自体ではなく、情報システムに紐付けられた演算論理システム(computational logic system)により確立される基準にしたがって、配分の予約ができる。また、発電リスト1610から配分モードが除外され、結果物1671が次のプロセスである事前配分ペアリング1680に送信される。予約配分1670は、各負荷と独立して提供されるように実行される。例えば、発電メータの一部又は全てを特定の消費部に予約すると、予約された容量に応じた電力が、消費負荷の実際の消費量と関係なく、当該消費部に提供される。予約された電力は消費部負荷の次の優先レベルに送られることはない。また、任意で、消費部は、監査及び公開用に発電メータ付き予約負荷メータを所持することを選択することもできる。この場合、追加の消費部リストをデータベースに加えても良い。
確率密度算出部1622は、初期消費部1621から生成された配分ペア、あるいは、符号1623で示されるように、新たなニーズへの対応のために修正されたり、断続的エネルギ源に関して季節的な天候の変化に応じて調整されたり、取外し可能エネルギ源に関する制御変化に対して調整されたりする配分ペアを生成する。演算は、確率密度算出部1622を用いて、例えば発電及び/又は消費の履歴データに基づき、消費部のニーズに対応すると共に、事前配分ペアリング1680を生成・調整するために行われる。好適な確率密度算出部の詳細は、例えばWO2016/064341に開示される。有利には、かかる配分の実施形態により、複数のエネルギ資源に対するアクセスの優先権が与えられると共に、予測モジュールを用いることで、供給日よりも前に、消費部への供給のため、エネルギ源の様々な組み合わせが認められる。
事前配分ペアリング1680の処理では、確率密度算出部1622から提案される配分ペアと、消費部の消費量に限定して確立された配分ペアリングとを用いて、消費リスト1620からの消費が未配分発電1671と関連付けられる。当該配分は配分ペアリングモジュール1690に送信されて、それぞれ符号1681,1682に示すように消費及び発電から差し引かれる。そして、目標を達成するために追加ペアリング処理1650に送信される。目標1650を達成するための追加ペアリングでは、新規発電リスト1681及び新規消費リスト1682を用い、各消費部がそれぞれの目標に届くように新たなペアリングを作成し、追加の配分1690を作成し、発電1651及び消費1652からの新規の配分を削除し、非優先ペアリング処理1660に送信する。最後の処理1660では、配分されていない残余消費1652に基づいて消費部間で未配分発電1651を分配する。これらの新規配分ペアは、配分ペアリングモジュール1690に送信される。
実施例のシステム内には、(実発電データから得られる、又はシミュレートされた発電データからの)発電部メータ情報と、(実消費データから得られる、又はシミュレートされた消費データからの)負荷メータ情報とから得られる時系列イベントを観察する、統計的算出部が実装されている。R値のような相関値は、種々の情報を通して得られる。実施例では、より高い相関値を利用して、発電部と負荷との間の最適化された整合メータペアリングを特定する。このように、本システムは、消費部のみが選択した値に基づいて対となるメータ配分を確立するのではなく、消費部の負荷ペアリングに対して種々の発電を提案するために実行される。有利には、かかるシステムは、対となる資源の利用可能性が生じた際に消費部が電力を利用するのを支援するために実行され、消費負荷の要求に応じてネットワークを介した電力供給の相関を高める。かかるシステムはさらに、総電力ネットワークの伝送ライン損失(loss)及び電圧(tension)を反映する、発電部及び負荷ペアの位置情報を実装しても良い。当該機能を介して、電力ネットワークは、電力ネットワークに散在する種々の集合・消費電子機器の間の相関ペアリングや関連する電流の流れに対応することができる。
図13は、実施例において、発電の監査と電力の消費負荷に対する配分を容易にする方法のフローチャートを示す。ステップ1302において、パワーグリッドに接続される1つ以上の電力源の発電時系列が決定される。ステップ1304では、発電時系列が、パワーグリッドに接続された1つ以上の消費負荷とペアリングされ、1つの発電時系列が1つ以上の消費負荷と相互にペアリングされる。ステップ1306では、測定された発電時系列に応じて生成された電力と、発電された電力の消費負荷に対する配分を表した公開データとが公開される。
本方法はさらに、測定された発電時系列に基づき、1つ以上の消費負荷への電力配分時系列を生成するステップを含む。
本方法はさらに、1つ以上の消費負荷に対するそれぞれの電力消費時系列を決定するステップを含んでも良い。それぞれの電力消費時系列を決定するステップは、それぞれの電力消費時系列を測定するステップ、及び/又はそれぞれの電力消費時系列を統計的にシミュレートするステップ、を含むことができる。生成された電力の消費負荷への配分は、決定された電力消費時系列に基づき行うことができる。
本方法はさらに、公開データを生成するステップを含んでも良い。公開データを生成するステップは、少なくとも生成したエネルギの消費負荷への配分を示すデータに対してフィルタを適用させるステップを含むことができる。該フィルタは、事前設定フィルタ要素及び/又はユーザが定義可能なフィルタ要素を有することができる。該事前設定フィルタ要素は、公開データを統一監査データとして生成するように構成される。ユーザが定義可能なフィルタ要素は、公開データを自主公開データとして生成するように構成される。また、事前設定フィルタ要素は、電力源及び消費負荷に関連する各ユーザの身元を隠すランダム化処理を適用するように構成させることもできる。また、事前設定フィルタ要素は、少なくとも発電した電力の消費負荷への配分を表すデータに対して、ハッシュ化処理を適用するように構成させることもできる。ハッシュ化処理は、複数の公開時系列の合計と配分時系列とが等しくなるように、消費負荷に関連する配分時系列を複数の公開時系列に分割するステップを含むことができる。この場合、公開データはそれぞれの公開時系列を表すデータを含む。また、ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を時間成分に分解し、該消費負荷と関連するパブリックキーを用いて各時間成分を暗号化するステップを含んでも良い。この場合、該公開データは、各配分時系列からの対応する暗号化された時間要素の合計を含む。
発電時系列と1つ以上の消費負荷とのペアリングは、事前設定ペアリングを適用及び/又は修正するステップを含んでも良い。また、発電時系列と1つ以上の消費負荷とのペアリングは、事前設定ペアリングに基づき、電力源で生成された電力の未配分量を決定するステップと、該未配分量に基づいて追加のペアリングを生成するステップを含んでも良い。
ペアリングは、消費部が指定した量に基づくものであっても良く、及び/又は、発電時系列と電力消費時系列との間における相関係数を算出するシステムに基づくものであっても良い。
各発電時系列を決定するステップは、各発電時系列を測定するステップと、及び/又は各発電時系列を統計的にシミュレートするステップを含んでも良い。
図14は、実施例において、連続的パワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証する方法を示すフローチャートである。ステップ1402では、複数の発電メータ及び消費メータからデータベースへの時系列データをリアルタイムで測定する。ステップ1404では、測定された時系列データがアルゴリズムを介して処理されて、発電メータと消費メータとの間の一組のメータペアリングと関連して結果を導出する。ステップ1406では、導出された結果がリアルタイム、選択された時刻、又は選択された時間間隔で公開される。
本方法はさらに、公衆に対してアルゴリズムを公開するステップを含んでも良い。
アルゴリズムは、発電メータ及び消費メータと関連するユーザからユーザ設定を取得することで構成することができる。
ある実施例においては、発電の監査及びその消費負荷への配分を容易にするシステムが提供される。該システムは、パワーグリッドに接続される1つ以上の電力源の発電時系列を決定する手段と、前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続される1つ以上の消費負荷とペアリングし、1つの発電時系列を1つ以上の消費負荷と相互に組み合わせるプロセッサと、前記測定した発電時系列と前記電力源で生成された電力の前記消費負荷への配分とに応じて、前記生成された電力を表す公開データを公開する公開プラットフォームと、を備える。
前記システムはさらに、前記測定された発電時系列に基づき、前記1つ以上の消費負荷の電力配分時系列を生成する前記プロセッサを備えても良い。
前記システムはさらに、前記1つ以上の消費負荷の電力消費時系列を決定する手段を備えても良く、前記電力消費時系列を決定するステップは、前記電力消費時系列を測定するステップ、及び/又は前記電力消費時系列を統計的にシミュレートするステップを含んでも良い。
前記プロセッサはさらに、前記公開データを生成するように構成されても良い。前記公開データを生成するステップは、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対してフィルタを適用するステップを含んでも良い。前記フィルタは、事前設定フィルタ要素、及び/又はユーザが定義可能なフィルタ要素を備えても良い。前記事前設定フィルタ要素は、前記公開データを統一監査データとして生成するように構成され得る。前記ユーザが定義可能なフィルタ要素は、公開データを自主公開データとして生成するように構成され得る。また、前記事前設定フィルタ要素は、前記電力源及び前記消費負荷に関連するユーザの身元を隠すランダム化処理を適用するように構成させることもできる。また、前記事前設定フィルタ要素は、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対して、ハッシュ化処理を適用するように構成させることもできる。該ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を複数の公開時系列に分割するものであって、前記複数の公開時系列の合計が前記配分時系列と等しくなるようにするステップを含むことができる。この場合、前記公開データは前記公開時系列を表すデータを含む。また、前記ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を時間成分に分解し、該消費負荷と関連するパブリックキーを用いて各時間成分を暗号化するステップを含んでも良い。この場合、該公開データは、各配分時系列からの対応する暗号化された時間要素の合計を含む。
前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、事前設定ペアリングを適用及び/又は修正するステップを含んでも良い。また、前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、前記事前設定ペアリングに基づいて前記電力源で生成された電力の未配分量を決定するステップと、該未配分量に基づいて追加のペアリングを生成するステップを含んでも良い。
ペアリングのための前記プロセッサは、消費部が指定した量に基づいて前記ペアリングを行うように構成されても良く、及び/又は、前記発電時系列と前記電力消費時系列との間の相関係数を算出するように構成されても良い。
前記発電時系列を決定する手段は、前記発電時系列を測定するステップ、及び/又は前記発電時系列を統計的にシミュレートするステップを含んでも良い。
ある実施例においては、連続的なパワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証するシステムが提供される。該システムは、データベースと、時系列データをリアルタイムで測定して前記データベースに取り込むように構成された複数の発電メータ及び消費メータと、前記発電メータと前記消費メータとの間のメータペアリングに関連した結果を導出するために、アルゴリズムを介して前記測定した時系列データを処理するプロセッサと、前記導出した結果を、リアルタイム、選択された時刻、又は選択された時間間隔で公開する公開プラットフォームと、を備える。
前記システムはさらに、前記アルゴリズムを公衆に対して公開する公開プラットフォームを備えても良い。
前記アルゴリズムは、前記発電メータ及び前記消費メータに関連するユーザからユーザ設定を取得することにより構成されても良い。
なお、当業者であれば、具体的な実施例により示された本発明に対して、本発明の要旨を変更しない範囲において、種々の変更を加えることができることは言うまでもない。したがって、上記実施例は全て例示的なものであって、本発明を限定するものではない。また、特許請求の範囲や実施例において明記されていなくとも、本発明は特許請求の範囲に記載されるあらゆる特徴のあらゆる組み合わせを含むものである。

Claims (44)

  1. 発電及びその消費負荷への配分を容易にする方法であって、
    パワーグリッドに接続される1つ以上の電力源の発電時系列を決定し、
    前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続される1つ以上の消費負荷とペアリングし、1つの発電時系列を1つ以上の消費負荷と相互に組み合わせ、
    前記測定した発電時系列と前記電力源で生成された電力の前記消費負荷への配分とに応じて、前記生成された電力を表す公開データを公開する、ことを特徴とする。
  2. 請求項1に記載の方法であって、さらに前記測定した発電時系列に基づき、前記1つ以上の消費負荷の電力配分時系列を生成することを特徴とする。
  3. 請求項1又は2に記載の方法であって、さらに前記1つ以上の消費負荷の電力消費時系列を決定し、前記電力消費時系列の決定は、前記電力消費時系列の測定、及び/又は前記電力消費時系列の統計的シミュレートを含んでも良い。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記生成された電力の前記消費負荷への配分は、前記決定された電力消費時系列に基づくことを特徴とする。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の方法であって、さらに前記公開データを生成することを特徴とする。
  6. 請求項5に記載の方法であって、前記公開データの生成は、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対してフィルタを適用することを特徴とする。
  7. 請求項6に記載の方法であって、前記フィルタは、事前設定フィルタ要素、及び/又はユーザにより定義可能なフィルタ要素を含むことを特徴とする。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記事前設定フィルタ要素は、前記公開データを統一監査データとして生成するように構成されることを特徴とする。
  9. 請求項7に記載の方法であって、前記ユーザにより定義可能なフィルタ要素は、前記公開データを自主公開データとして生成するように構成されることを特徴とする。
  10. 請求項7に記載の方法であって、前記事前設定フィルタ要素は、前記電力源及び消費負荷に関連するユーザの身元を隠すランダム化処理を適用するように構成されることを特徴とする。
  11. 請求項7に記載の方法であって、前記事前設定フィルタ要素は、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対して、ハッシュ化処理を適用するように構成されることを特徴とする。
  12. 請求項11に記載の方法であって、前記ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を複数の公開時系列に分割するものであって、前記複数の公開時系列の合計が前記配分時系列と等しくなるようにすると共に、前記公開データは、前記公開時系列を表すデータを含むことを特徴とする。
  13. 請求項11に記載の方法であって、前記ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を時間成分に分解し、前記消費負荷と関連するパブリックキーを用いて各時間成分を暗号化すると共に、前記公開データは、各配分時系列からの対応する暗号化された時間要素の合計を含むことを特徴とする。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の方法であって、前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、事前設定ペアリングを適用及び/又は修正するものであることを特徴とする。
  15. 請求項14に記載の方法であって、前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、前記事前設定ペアリングに基づいて前記電力源で生成された電力の未配分量を決定し、前記未配分量に基づいて追加のペアリングを生成することを特徴とする。
  16. 請求項14又は15に記載の方法であって、前記事前設定ペアリングの適用及び/又は修正は、優先度の高い順に異なる優先レベルを割り当てる処理を含むことを特徴とする。
  17. 請求項16に記載の方法であって、前記優先レベルを割り当てる処理は、予約配分処理と、予測に基づく専用配分処理と、優先度の高さに応じた製品目標に到達するための配分処理と、非優先製品に対する配分処理、のうちの2つ以上を含むことを特徴とする。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の方法であって、前記ペアリングは、消費部が指定した量に基づく、及び/又は前記発電時系列と前記電力消費時系列との間の相関係数を算出するシステムに基づくことを特徴とする。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の方法であって、前記発電時系列の決定は、前記発電時系列の測定、及び/又は前記発電時系列を統計的にシミュレートすることを特徴とする。
  20. 連続的なパワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証する方法であって、
    複数の発電メータ及び消費メータからデータベースへの時系列データをリアルタイムで測定し、
    前記発電メータと前記消費メータとの間のメータペアリングに関連する結果を導出するために、アルゴリズムを介して前記測定した時系列データを処理し、
    前記導出した結果を、リアルタイム、選択された時刻、又は選択された時間間隔で公開することを特徴とする。
  21. 請求項20に記載の方法であって、さらに、前記アルゴリズムを前記公衆に対して公開することを特徴とする。
  22. 請求項20又は21に記載の方法であって、前記アルゴリズムは、前記発電メータ及び前記消費メータに関連するユーザからユーザ設定を取得することにより構成されることを特徴とする。
  23. 発電の監査及びその消費負荷への配分を容易にするシステムであって、
    パワーグリッドに接続される1つ以上の電力源の発電時系列を決定する手段と、
    前記発電時系列を前記パワーグリッドに接続される1つ以上の消費負荷とペアリングし、1つの発電時系列を1つ以上の消費負荷と相互に組み合わせるプロセッサと、
    前記測定した発電時系列と前記電力源で生成された電力の前記消費負荷への配分とに応じて、前記生成された電力を表す公開データを公開する公開プラットフォームと、を備えることを特徴とする。
  24. 請求項23に記載のシステムであって、さらに前記測定した発電時系列に基づき、前記1つ以上の消費負荷の電力配分時系列を生成することを特徴とする。
  25. 請求項23又は24に記載のシステムであって、さらに前記1つ以上の消費負荷の電力消費時系列を決定する手段を備え、前記電力消費時系列の決定は、前記電力消費時系列の測定、及び/又は前記電力消費時系列の統計的シミュレートを含んでも良い。
  26. 請求項25に記載のシステムであって、前記生成された電力の前記消費負荷への配分は、前記決定された電力消費時系列に基づくことを特徴とする。
  27. 請求項23から26のいずれか一項に記載のシステムであって、前記プロセッサは、さらに前記公開データを生成するように構成されることを特徴とする。
  28. 請求項27に記載のシステムであって、前記公開データの生成は、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対してフィルタを適用することを特徴とする。
  29. 請求項28に記載のシステムであって、前記フィルタは、事前設定フィルタ要素、及び/又はユーザにより定義可能なフィルタ要素を含むことを特徴とする。
  30. 請求項29に記載のシステムであって、前記事前設定フィルタ要素は、前記公開データを統一監査データとして生成するように構成されることを特徴とする。
  31. 請求項29に記載のシステムであって、前記ユーザにより定義可能なフィルタ要素は、前記公開データを自主公開データとして生成するように構成されることを特徴とする。
  32. 請求項29に記載のシステムであって、前記事前設定フィルタ要素は、前記電力源及び消費負荷に関連するユーザの身元を隠すランダム化処理を適用するように構成されることを特徴とする。
  33. 請求項29に記載のシステムであって、前記事前設定フィルタ要素は、少なくとも前記生成された電力の前記消費負荷への配分を表すデータに対して、ハッシュ化処理を適用するように構成されることを特徴とする。
  34. 請求項33に記載のシステムであって、前記ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を複数の公開時系列に分割するものであって、前記複数の公開時系列の合計が前記配分時系列と等しくなるようにすると共に、前記公開データは、前記公開時系列を表すデータを含むことを特徴とする。
  35. 請求項33に記載のシステムであって、前記ハッシュ化処理は、消費負荷に関連する配分時系列を時間成分に分解し、前記消費負荷と関連するパブリックキーを用いて各時間成分を暗号化すると共に、前記公開データは、各配分時系列からの対応する暗号化された時間要素の合計を含むことを特徴とする。
  36. 請求項23から35のいずれか一項に記載のシステムであって、前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、事前設定ペアリングを適用及び/又は修正するものであることを特徴とする。
  37. 請求項36に記載のシステムであって、前記発電時系列と前記1つ以上の消費負荷とのペアリングは、前記事前設定ペアリングに基づいて前記電力源で生成された電力の未配分量を決定し、前記未配分量に基づいて追加のペアリングを生成することを特徴とする。
  38. 請求項36又は37に記載のシステムであって、前記電力源で生成された電力の前記未配分量の決定は、優先度の高い順に異なる優先レベルを割り当てる処理を含むことを特徴とする。
  39. 請求項38に記載のシステムであって、前記優先レベルを割り当てる処理は、予約配分処理と、予測に基づく専用配分処理と、優先度の高さに応じた製品目標に到達するための配分処理と、非優先製品に対する配分処理、のうちの2つ以上を含むことを特徴とする。
  40. 請求項23から39のいずれか一項に記載のシステムであって、前記ペアリングに用いられる前記プロセッサは、消費部が指定した量に基づく、及び/又は前記発電時系列と前記電力消費時系列との間の相関係数を算出するシステムに基づくように構成されることを特徴とする。
  41. 請求項23から40のいずれか一項に記載のシステムであって、前記発電時系列を決定する手段は、前記発電時系列の測定、及び/又は前記発電時系列を統計的にシミュレートすることを特徴とする。
  42. 連続的なパワーグリッドネットワークに亘る発電と消費の取引ペアリングを認証するシステムであって、
    データベースと、
    前記データベースへの時系列データをリアルタイムで測定するように構成された複数の発電メータ及び消費メータと、
    前記発電メータと前記消費メータとの間のメータペアリングに関連する結果を導出するために、アルゴリズムを介して前記測定した時系列データを処理するプロセッサと、
    前記導出した結果を、リアルタイム、選択された時刻、又は選択された時間間隔で公開する公開プラットフォームと、を備えることを特徴とする。
  43. 請求項42に記載のシステムであって、さらに、前記アルゴリズムを前記公衆に対して公開する公開プラットフォームを備えることを特徴とする。
  44. 請求項42又は43に記載のシステムであって、前記アルゴリズムは、前記発電メータ及び前記消費メータに関連するユーザからユーザ設定を取得することにより構成されることを特徴とする。
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