以下の説明では、例示的な方法、パラメータなどが記載される。しかし、そのような説明の目的は、本開示の範囲を制限することではなく、例示的な実施形態の説明を提供することであることを理解されたい。
例えば、時刻を追加情報と共に表示する、コンテキスト固有のユーザインターフェース用の効率的な方法及びインターフェースを提供する電子デバイスのニーズが存在する。これは、小型ディスプレイを備えたポータブル多機能デバイスに特に当てはまる。ユーザに(例えば、1つ以上のアプリケーションから取得される)関連する情報を一目で都合よく提供することにより、カスタマイズ可能なインターフェースは、情報にアクセスするために必要な入力数を減らし、バッテリ寿命を保つことができる。また、ユーザがインターフェースを使用しているコンテキストが(例えば、一日中)変化するにつれて、表示されたコンテンツを変化させるユーザインターフェースを提供することにより、インターフェースを介してより効率的にこのような情報にアクセスできるようになる。ユーザのコンテキストが変化するにつれて、表示された情報の種類を変化させるインターフェースにより、画面「不動産」をより効率的に利用することができ、それにより、1日のいつでも、関連するデータにアクセスするために必要なユーザ対話数を減少させる。そのような技術により、コンテキスト固有のユーザインターフェースを使用して、情報にアクセスし、かつ/又は時間を把握する、ユーザの認識的負担を軽減することができる。更に、そのような技術は、通常であれば冗長なユーザ入力に対して浪費される、プロセッサ及びバッテリの電力を低減することができる。
以下、図1A〜図1B、図2、図3、図4A〜図4B及び図5A〜図5Bは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを構成するための技術を実行するための例示的なデバイスの説明を提供する。図6A〜図6V、図9A〜図9L、図11A〜図14E、図17A、図17B及び図19A〜図19Fは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するための例示的なユーザインターフェースを示す。図のユーザインターフェースはまた、図7A〜図8G、図10A〜図10C、図15A〜図16D及び図18のプロセスを含む、以下で説明されるプロセスを例示するためにも使用される。
以下の説明では、様々な要素を説明するために「第1」、「第2」などの用語を使用するが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチは第2のタッチと称することができ、同様に、第2のタッチは第1のタッチと称し得る。第1のタッチ及び第2のタッチは共にタッチであるが、同じタッチではない。
本明細書で説明される様々な実施形態の説明で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、限定することを意図するものではない。説明される様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図される。本明細書で使用されるように、用語「and/or(及び/又は)」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の任意の全ての可能な組合せを指し、かつこれを含むことをもまた理解されたい。用語「includes(含む)、「including(含む)」、「comprises(含む)」、及び/又は「comprising(含む)」は、本明細書で使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
任意選択的に、用語「if(〜場合に)」は、文脈に応じて「when(〜時に)」、「upon(〜すると)」、「in response to determining(〜という判定に応じて)」、又は「in response to detecting(〜を検出したことに応じて)」を意味すると解釈される。同様に、語句「if it is determined(〜と判定される場合)」又は「if(a stated condition or event)is detected((述べられる条件又はイベント)が検出される場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「upon determining(〜と判定すると)」、「in response to determining(〜と判定したことに応じて)」、「upon detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出すると)」、又は「in response to detecting(the stated condition or event)((述べられる条件又はイベント)を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインターフェース及びそのようなデバイスを使用するための関連するプロセスの実施形態が説明される。一部の実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、モバイル電話機などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態には、California州CupertinoのApple Inc.のiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)及びiPad(登録商標)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも、任意選択的に、使用される。いくつかの実施形態では、デバイスがポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えたデスクトップコンピュータであることもまた理解されたい。
以下の議論では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスが説明される。しかし、電子デバイスが物理キーボード、マウス及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインターフェースデバイスを任意選択的に含むことを理解されたい。
このデバイスは、一般的に、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインターフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調節及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の(タッチ感知面などの)物理アーキテクチャは、ユーザにとって直観的かつ透過的なユーザインターフェースを備える様々なアプリケーションを、任意選択的にサポートする。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、一部の実施形態による、タッチ感知ディスプレイシステム112を備えるポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として既知であるか又は呼ばれる場合もある。デバイス100は、(1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を任意選択的に含む)メモリ102、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インターフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力制御デバイス116及び外部ポート124を含む。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出するための、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。デバイス100は、デバイス100上に触知出力を生成する(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などの、タッチ感知面上に触知出力を生成する)ための、1つ以上の触知出力生成器167を、任意選択的に含む。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して任意選択的に通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指接触)の力若しくは圧力(単位面積当りの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力の代替物(代用物)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの異なる値を含み、より一般的には、何百もの(例えば、少なくとも256個の)異なる値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は任意選択で、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組合せを使用して判定(又は、測定)される。例えば、タッチ感知面の下に又はこれに隣接する1つ以上の力センサは任意選択で、タッチ感知面上の様々な点における力を測定するために使用される。いくつかの実現例では、複数の力センサの力測定値を組み合わせて(例えば、加重平均)、接触の推定される力を判定する。同様に、スタイラスの感圧性先端部を任意選択的に使用して、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定する。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触領域のサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として、任意選択的に用いられる。いくつかの実現例では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、強度閾値を超えているか否かを判定するために直接に用いられる(例えば、強度閾値は、代替的測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実現例では、接触の力又は圧力の代替的測定値は、推定される力又は圧力に変換され、この推定される力又は圧力を用いて、強度閾値を超えているか否かを判定する(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)表示するための、及び/又は、ユーザ入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的制御部を介して)受け取るための、面積が制限されている、低減されたサイズのデバイス上で、他の場合であればユーザによってアクセスすることが不可能であり得る、追加的なデバイス機能への、ユーザのアクセスが可能となる。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、デバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又はデバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況において、物理的変位によって生成された触知出力は、デバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識された変化に相当する触感として、ユーザによって解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として任意選択的に解釈される。いくつかの場合、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときであっても、ユーザは、「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じることとなる。別の実施例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるものではあるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」、「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものとして記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、一般的な(又は平均的な)ユーザについて記述された感覚認知を生成することとなるデバイス又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を任意選択的に有し、2つ以上の構成要素を任意選択的に組み合せて、又は構成要素の異なる構成若しくは配置を任意選択的に有することを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア又はハードウェア及びソフトウェアの双方の組み合わせで実装される。
メモリ102は、高速ランダムアクセスメモリを任意選択的に含み、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリもまた任意選択的に含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
周辺機器インターフェース118を使用して、本デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU120及びメモリ102に接続することができる。1つ以上のプロセッサ120は、デバイス100のための様々な機能を実行するため並びにデータを処理するために、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる、又は実行する。いくつかの実施形態では、周辺機器インターフェース118、CPU120及びメモリコントローラ122は、チップ104などの単一チップ上に任意選択的に実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(radio frequency)(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、それらの機能を実行するための周知の回路を任意選択的に含み、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどが挙げられるが、これらに限定されない。RF回路108は任意選択で、ワールドワイドウェブ(WWW)とも称されるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、他のデバイスと無線通信によって通信する。RF回路108は、近距離通信無線などによる近距離通信(NFC)(near field communication)フィールドを検出するための周知の回路を任意選択的に含む。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを、任意選択的に使用し、それらの通信規格、通信プロトコル、及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution,Data−Only(EV−DO)、HSPA、HSPA+、2重セルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC−HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W−CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy(BTLE)、Wireless Fidelity(Wi−Fi)(登録商標)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、IEEE 802.11n、及び/又はIEEE 802.11ac)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi−MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、及び/又はショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含めた任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インターフェース118からオーディオデータを受信し、そのオーディオデータを電気信号に変換し、その電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路110はまた、マイクロフォン113により音波から変換された電気信号を受信する。音声回路110は、電気信号を音声データに変換し、音声データを処理のために周辺機器インターフェース118に送信する。音声データは任意選択で、周辺機器インターフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、並びに/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108へ送信される。一部の実施形態では、オーディオ回路110はヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を更に備える。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば、片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えば、マイクロフォン)の双方を有するヘッドセットなどの、取り外し可能なオーディオ入出力周辺機器と、の間のインターフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、周辺機器インターフェース118に、タッチスクリーン112及び他の入力制御デバイス116などのデバイス100の入出力周辺機器を結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、電気信号を、他の入力制御デバイス116から受信/他の入力制御デバイス116に送信する。他の入力制御デバイス116は、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイアル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを任意選択的に含む。いくつかの代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに連結される(又は、いずれにも連結されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量調節のためのアップ/ダウンボタンを任意選択的に含む。1つ以上のボタンは、プッシュボタン(例えば、図2の206)を任意選択的に含む。
2005年12月23日に出願された、米国特許第7,657,849号である米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」(この特許は、その全体が本明細書において参照により組み込まれる)に記載されているように、任意選択的に、プッシュボタンの素早い押圧により、タッチスクリーン112のロックを解除するか、又はデバイスのロック解除にタッチスクリーン上のジェスチャを用いる処理を任意選択的に開始する。プッシュボタン(例えば、206)をより長く押圧することにより、任意選択的にデバイス100の電源をオンオフする。ボタンのうちの1つ以上の機能は、任意選択的に、ユーザカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想ボタン又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インターフェース及び出力インターフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、電気信号を、タッチスクリーン112から受信かつ/又はタッチスクリーン112に送信する。タッチスクリーン112は、ユーザに視覚出力を表示する。視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ及びこれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」と称する)を任意選択的に含む。一部の実施形態では、任意選択的に、視覚出力の一部又はすべてはユーザインターフェースオブジェクトに対応する。
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は触感の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、若しくはセンサのセットを有している。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、その検出された接触をタッチスクリーン112上に表示されたユーザインターフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
タッチスクリーン112は任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術又はLED(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面超音波技術、並びに、タッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定するための他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在公知の若しくは後日に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及び任意の移動又はその中断を、任意選択的に検出する。例示的な実施形態では、California州CupertinoのApple Inc.によるiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)において見られるような、投影型相互静電容量感知技術が使用されている。
タッチスクリーン112の一部の実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、以下の米国特許、第6,323,846号(Westermanら)、第6,570,557号(Westermanら)、及び/又は第6,677,932号(Westerman)、及び/又は米国特許出願公開第2002/0015024(A1)号に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似する。これらの文献は、それぞれその全体が本明細書において参照により組み込まれている。しかし、タッチスクリーン112は、デバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは、視覚出力を提供しない。
タッチスクリーン112の一部の実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の出願で説明されている。(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の同第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の同第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の同第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の同第11/038,590号、「Mode−Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の同第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の同第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の同第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch−Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の同第11/367,749号、「Multi−Functional Hand−Held Device」。これらの出願のすべては、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超える映像解像度を有する。一部の実施形態では、タッチスクリーンは約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、スタイラス、指などの任意の好適な物体又は付属器を使用して、タッチスクリーン112と任意選択的に接触する。一部の実施形態では、ユーザインターフェースは、主として指に基づく接触及びジェスチャによって機能するように設計され、タッチスクリーン上の指の接触面積が広いことにより、スタイラスに基づく入力よりも精度が低いことがある。一部の実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を正確なポインタ/カーソル位置又はユーザの望むアクションを実行するためのコマンドに変換する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の拡張部である。
デバイス100はまた、様々な構成要素に電力を供給するための電力システム162を含む。電力システム162は任意選択で、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配と関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
デバイス100はまた任意選択で、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に接続された光センサを示す。光センサ164は、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを、任意選択的に含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通して投影された、環境からの光を受光し、その光を、画像を表現するデータに変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも称する)と併用して、光センサ164は、静止画像又はビデオを任意選択的にキャプチャする。一部の実施形態では、タッチスクリーンディスプレイを静止画像及び/又は映像取得のためのビューファインダとして有効化するように、光センサは、デバイスの前面のタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。一部の実施形態では、任意選択的に、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見るのと同時に、そのユーザの画像をテレビ会議のために得るように、デバイスの前面に光センサが配置されている。一部の実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内のレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、それにより、テレビ会議並びに静止画像及び/又はビデオ画像の取得の双方のために、単一の光センサ164を、タッチスクリーンディスプレイと共に使用する。
デバイス100はまた、1つ以上の接触強度センサ165を任意選択的に含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された、接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(又は圧力)を測定するために使用するセンサ)を、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、周辺環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報の代用物)を受信する。一部の実施形態において、少なくとも1つの接触強度センサが、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又は、それに近接している。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100はまた、1つ以上の近接センサ166を任意選択的に含む。図1Aは、周辺機器インターフェース118と結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に接続される。近接センサ166は、任意選択的に、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように任意選択的に機能を果たし、これらはその全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態において、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されている場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにし無効にする。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161に連結された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、スピーカ又は他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギを直線運動に変換する電気機械デバイスを、任意選択的に含む。接触強度センサ165は、触覚フィードバックモジュール133から触覚フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上で生成する。一部の実施形態において、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)に配置されているか、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は横方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に動かすことによって、触知出力を生成する。一部の実施形態において、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置されている。
デバイス100はまた、1つ以上の加速度計168を任意選択的に含む。図1Aは、周辺機器インターフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に任意選択的に結合される。加速度計168は、任意選択的に、米国特許出願公開第20050190059号、「Acceleration−based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び同第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」で説明されるように機能するものであり、これらの文献の双方は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計並びにデバイス100の位置及び方位(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は命令セット)135及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、一部の実施形態において、図1A及び図3に示すように、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、以下の1つ以上を含む:現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合、どのアプリケーションがアクティブかを示す、アクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占領しているかを示す、表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力制御デバイス116から取得される情報を含む、センサ状態、並びに、デバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置情報。
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、iOS(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェアコンポーネント及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus)(USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を通して間接的に、他のデバイスに連結するように適応している。一部の実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じか、若しくは同様のマルチピン(例えば、30ピン)コネクタ、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
接触/動きモジュール130は、(ディスプレイコントローラ156と連携して)タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を任意選択的に検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データにより表される接触点の移動を判定することは、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)並びに/又は加速度(大きさ及び/又は方向における変化)を判定することを任意選択的に含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。一部の実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
一部の実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定するための(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したか否かを判定するための)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。一部の実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって判定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調節されてもよい)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の予め定義された閾値のうちのいずれかに設定することができる。加えて、いくつかの実現形態では、デバイスのユーザは、(例えば、個々の強度閾値を調整することによって、及び/又はシステムレベルのクリック「強度」パラメータで一度に複数の強度閾値を調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
接触/動きモジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を任意選択的に検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターン(例えば、検出される接触の異なる動き、タイミング、及び/又は強度)を有する。したがって、ジェスチャは、特定の接触パターンの検出によって任意選択的に検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、(例えば、アイコンの位置での)指を下ろすイベントを検出し、続いてその指を下ろすイベントと同じ位置(又は、実質的に同じ位置)で指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上での指のスワイプジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて、1つ以上の、指をドラッグするイベントを検出し、その後、続いて指を上げる(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的効果(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含めた、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリングして表示するための、様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書にて使用される時、用語「グラフィック」は、ユーザに対して表示することができる任意のオブジェクトを含み、これらのオブジェクトとしては、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインターフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどが挙げられるが、これらに限定されない。
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることとなるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックは任意選択で、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次いで、ディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置で触知出力を生成するために、触知出力生成器(単数又は複数)167によって使用される命令を生成するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は任意選択的に、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションでの使用のために提供する(例えば、位置に基づく電話での使用のために電話138へ、写真/ビデオメタデータとしてカメラ143へ、並びに、天気ウィジェット、ローカルイエローページウィジェット及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)。
アプリケーション136は、以下のモジュール(若しくは命令セット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを任意選択的に含む。
●連絡先モジュール137(場合により、アドレス帳又は連絡先リストとも呼ぶ)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオプレーヤモジュール、
●音楽再生モジュール、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●天気ウィジェット149−1、株価ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、辞書ウィジェット149−5及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149−6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149−6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを統合した、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102内に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)アドレスブック又は連絡先リストを管理するために任意選択的に用いられ、それには、アドレスブックに名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、メールアドレス(単数又は複数)、住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類かつ並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始する及び/又は容易にすること、などが含まれる。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、任意選択的に、電話番号に対応する一連の文字を入力し、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力された電話番号を修正し、対応する電話番号をダイアルし、会話を行い、そして、会話が完了した際に接続を切るか又は電話を切るために、使用する。上述のように、無線通信は、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを任意選択的に使用する。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始し、遂行し、終了するための、実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理するための、実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成及び送信することを非常に容易にする。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する文字列を入力したり、入力済の文字を修正したり、(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用して)対応するインスタントメッセージを送信したり、インスタントメッセージを受信したり、及び受信したインスタントメッセージを閲覧したりする、実行可能な命令を含む。一部の実施形態では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書において使用するとき、「インスタントメッセージング」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の双方を指す。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154及び音楽プレーヤモジュールと連携して、トレーニングサポートモジュール142は、(例えば、時間、距離及び/又はカロリー消費目標を有する)トレーニングを作成する、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信することと、トレーニングセンサデータを受信することと、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正することと、トレーニングのための音楽を選択し、再生することと、トレーニングデータを表示し、記憶し、送信すること。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、カメラモジュール143は、静止画像若しくは(ビデオストリームを含む)ビデオをキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画像若しくはビデオの特性を変更する、又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する、実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134及びカメラモジュール143と連携して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置し、修正し(例えば、編集し)又は別の方法で操作し、ラベルを付け、削除し、(例えば、デジタルスライドショー又はアルバムにおいて)提示し、記憶するための、実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び、テキスト入力モジュール134と連携して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付及び他のファイルを検索し、リンク付けし、受信し、表示することを含むユーザの指示に従い、インターネットを閲覧する実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、カレンダモジュール148は、ユーザの指示に従い、カレンダ及びカレンダに関連付けられたデータ(例えば、カレンダ項目、to doリストなど)を作成し、表示し、変更し、記憶する実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチ画面112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と併せて、ウィジェットモジュール149は、ユーザによって任意選択的にダウンロードされて使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149−1、株価ウィジェット149−2、計算機ウィジェット149−3、アラーム時計ウィジェット149−4、及び辞書ウィジェット149−5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149−6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language)(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets)(カスケーディングスタイルシート)ファイル及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。一部の実施形態では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定箇所をウィジェットに変える)ために、ユーザによって使用する。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従い、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための、実行可能な命令を含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びにビデオを(タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示又は別の方法で再生するための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を任意選択的に含む。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、to doリストなどを作成し、管理するための実行可能な命令を含む。
RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、地図モジュール154は、任意選択的に、ユーザの指示に従い、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置又はその近くの店舗及びその他の見所のデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信し、表示し、変更し、及び記憶するために、使用する。
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)受信し、(例えば、タッチスクリーン上で又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生し、特定のオンラインビデオへのリンクを含む電子メールを送信し、別の方法で管理することが可能となる命令を含む。一部の実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションの追加の説明は、2007年6月20日に出願された米国特許仮出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日に出願された米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」に見出すことができ、これらの出願の内容はその全体が本明細書において参照により組み込まれている。
上記で特定されたモジュール及びアプリケーションのそれぞれは、1つ以上の上記の機能を実行する実行可能な命令セット及び本出願に記載の方法(例えば、コンピュータにより実装される方法及び本明細書に記載の他の情報処理方法)に対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、任意選択的に、これらのモジュールの様々な部分集合を組み合わせるか、又は他の方式で再編成する。例えば、ビデオ再生モジュールは、任意選択的に、音楽再生モジュールと組み合わせて、単一のモジュール(例えば、図1Aのビデオ及び音楽再生モジュール152)とする。いくつかの実施形態では、メモリ102は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ102は任意選択で、上記説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
一部の実施形態では、デバイス100は、デバイス上で予め定義された機能の組の動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行されるデバイスである。デバイス100の動作のための主要な入力制御デバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、デバイス100上の物理的な入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が任意選択で削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じて排他的に実行される予め定義された機能の組は任意選択で、ユーザインターフェース間のナビゲーションを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされるとき、デバイス100上で表示される任意のユーザインターフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。そのような実施形態では、「メニューボタン」はタッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドの代わりに、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスである。
図1Bは、いくつかの実施形態に従った、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又はメモリ370(図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)及び対応するアプリケーション136−1(例えば、上述のアプリケーション137〜151、155、380〜390のうちのいずれか)を含む。
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136−1及びアプリケーション136−1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136−1は、アプリケーションがアクティブであるか又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を決定するために、イベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136−1が実行を再開するときに使用される再開情報、アプリケーション136−1によって表示されているか又は表示の準備がされている情報を示すユーザインターフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136−1の前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列及びユーザが行った前のアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列、のうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インターフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイ112上のユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インターフェース118は、I/Oサブシステム106又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168及び/若しくは(オーディオ回路110を通じて)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インターフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インターフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インターフェース118はイベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インターフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回るかつ/又は所定の期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
いくつかの実施形態では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベントレコグナイザ判定モジュール173を含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示した際に、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手続きを提供する。ビューは、制御部及びユーザがディスプレイ上で見ることが可能な他の要素で構成される。
アプリケーションに関連付けられたユーザインターフェースの別の態様は、本明細書においてアプリケーションビュー又はユーザインターフェースウィンドウと呼ばれる場合があるビューのセットであり、それらの中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに任意選択的に対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューは任意選択で、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントの組は任意選択で、タッチに基づくジェスチャを開始する初期のタッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて判定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層において編成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理するべき階層内の最下位のビューとしてヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、最初のサブイベント(例えば、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンスにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、それがヒットビューとして特定された、同じタッチ又は入力ソースに関連するすべてのサブイベントを一般的に受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含むすべてのビューはアクティブに関わっているビューであると判定し、したがって、すべてのアクティブに関わっているビューは、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントがある特定のビューに関連付けられた領域に完全に限定されたとしても、階層の上位のビューは、依然としてアクティブに関わっているビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベントレコグナイザ(例えば、イベントレコグナイザ180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態において、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、対応するイベント受信部182により取得されるイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136−1が、イベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュール、又は接触/動きモジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
いくつかの実施形態では、アプリケーション136−1は、それぞれがアプリケーションのユーザインターフェースの対応するビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベントハンドラ190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136−1のそれぞれのアプリケーションビュー191は、1つ以上のイベントレコグナイザ180を含む。一般的には、対応するアプリケーションビュー191は、複数のイベントレコグナイザ180を含む。他の実施形態では、イベントレコグナイザ180のうちの1つ以上は、ユーザインターフェースキット又はアプリケーション136−1がメソッド及び他の性質をそれから継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別々のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、対応するイベントハンドラ190は、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、GUIアップデータ178及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を任意選択的に、利用若しくは呼び出す。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上の対応するイベントハンドラ190を含む。また、いくつかの実施形態では、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177及びGUIアップデータ178のうちの1つ以上は、対応するアプリケーションビュー191に含まれる。
対応するイベントレコグナイザ180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベントレコグナイザ180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。一部の実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択でサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベントについての情報、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに依存して、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択で、サブイベントの速さ及び方向を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの方位から別の方位への(例えば、縦方位から横方位への、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の方位(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を予め定義されたイベント又はサブイベント定義と比較し、比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定し、又はイベント若しくはサブイベントの状態を判定若しくは更新する。一部の実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187−1)、イベント2(187−2)などのイベントの定義(例えば、予め定義された一連のサブイベント)を含む。いくつかの実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの始め、タッチの終わり、タッチの移動、タッチの停止及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187−1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。このダブルタップは、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第1のタッチ(タッチの開始)、所定の段階に関する第1のリフトオフ(タッチの終了)、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第2のタッチ(タッチの開始)、及び所定の段階に関する第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187−2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグ操作である。このドラッグ操作は、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上でのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイ112を横断するタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終了)を含む。一部の実施形態において、イベントはまた、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
一部の実施形態において、イベント定義187は、それぞれのユーザインターフェースオブジェクトに関するイベントの定義を含む。一部の実施形態において、イベント比較部184は、サブイベントに関連付けられたユーザインターフェースオブジェクトを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインターフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイ112上に表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、3つのユーザインターフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定するためのヒットテストを行う。表示されたそれぞれのオブジェクトが、対応するイベントハンドラ190と関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を使用して、どのイベントハンドラ190がアクティブ化されるべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトと関連付けられたイベントハンドラを選択する。
いくつかの実施形態では、対応するイベント(187)についての定義はまた、一連のサブイベントがイベントレコグナイザのイベントタイプに対応するか否かが判定される後まで、イベント情報の配信を遅延させる遅延アクションを含む。
対応するイベントレコグナイザ180が、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断したとき、対応するイベントレコグナイザ180は、イベント不可能、イベント失敗又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベントレコグナイザがもしあれば、そのイベントレコグナイザが進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施形態では、対応するイベントレコグナイザ180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベントレコグナイザに示す構成可能なプロパティ、フラグ及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が相互にどのように対話するか又は対話することが可能とされているかについて示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントと関連付けられたイベントハンドラ190をアクティブ化する。一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントと関連付けられたイベント情報をイベントハンドラ190に配信する。イベントハンドラ190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。一部の実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントと関連付けられたフラグを投入し、フラグと関連付けられたイベントハンドラ190は、フラグを捕らえ、予め定義された処理を実行する。
一部の実施形態では、イベント配信命令188は、イベントハンドラをアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベントハンドラに、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベントに又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベントハンドラは、イベント情報を受信し、予め定義された処理を実行する。
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136−1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新する、又はビデオプレーヤモジュールで使用されるビデオファイルを記憶する。一部の実施形態において、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136−1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインターフェースオブジェクトを作成する、又はユーザインターフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUIアップデータ178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
いくつかの実施形態では、イベントハンドラ(単数又は複数)190は、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177及びGUIアップデータ178を含むか又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136−1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の議論はまた、入力デバイスで多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、そのすべてがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、単一若しくは複数のキーボードの押圧若しくは保持に任意選択的に連携されたマウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上でのタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による指示、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせは、認識されることになるイベントを定義するサブイベントに対応する入力として任意選択的に利用される。
図2は、一部の実施形態に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、ユーザインターフェース(user interface)(UI)200内に1つ以上のグラフィックを、任意選択的に表示する。本実施形態、並びに後述する実施形態において、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。一部の実施形態では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を断った際に、その1つ以上のグラフィックの選択が生じる。一部の実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上方向へ及び/又は下方向へ)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上方向へ及び/若しくは下方向へ)を、任意選択的に含む。いくつかの実現形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、グラフィックを選択しない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップであるとき、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは任意選択で、対応するアプリケーションを選択しない。
デバイス100はまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンも任意選択的に含む。前述のように、メニューボタン204は、デバイス100上で任意選択的に、実行するアプリケーションのセット内の任意のアプリケーション136へのナビゲーションに任意選択的に、使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されたGUIにおけるソフトキーとして実装されている。
一部の実施形態において、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスへの電源をオン/オフしてデバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調整ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、ボタンを押し下げて、既定の時間にわたってボタンを押し下げた状態で保持することによってデバイス上の電源をオン/オフし、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックし、及び/又は、デバイスのロックを解除する、若しくは、ロック解除処理を開始するように、任意選択的に用いられる。代替実施形態では、デバイス100はまた、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力を受ける。デバイス100はまた、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ165、及び/又は、デバイス100のユーザに対する触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器167も、任意選択的に含む。
図3は、いくつかの実施形態に従った、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク若しくは他の通信インターフェース360、メモリ370及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320を一般的に含む。通信バス320は、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることがある)を、任意選択的に含む。デバイス300は、一般的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インターフェース330を含む。I/Oインターフェース330はまた、キーボード及び/又はマウス(又は他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355、デバイス300上に触知出力を生成するための(例えば、図1Aを参照して上述された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ及び/又は図1Aを参照して上述された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)を任意選択的に含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、また、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを任意選択的に含む。メモリ370は、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットに類似する、プログラム、モジュール及びデータ構造を記憶する。更に、メモリ370は任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388及び/又はスプレッドシートモジュール390を任意選択的に記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、これらのモジュールを任意選択的に記憶しない。
上記で特定された図3の要素のそれぞれは任意選択的に、前述のメモリデバイスのうち1つ以上に記憶される。上記で特定されたモジュールのうちのそれぞれは、上述した機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、任意選択的に、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットを組み合わせるか、又は他の方式で再編成する。いくつかの実施形態では、メモリ370は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを任意選択的に記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
次に、例えば、任意選択的に、ポータブル多機能デバイス100上に実装するユーザインターフェースの実施形態に注意を向ける。
図4Aは、一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューに関する例示的なユーザインターフェースを示す。同様のユーザインターフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。一部の実施形態では、ユーザインターフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー及びWi−Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●下記などの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又は音声メールメッセージの数の標識414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされる、電話モジュール138用のアイコン416、
○未読電子メールの数の標識410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140用のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされる、ブラウザモジュール147用のアイコン420、及び
○「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称されるビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、及び
●下記などの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされるIMモジュール141のためのアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされる、カレンダモジュール148用のアイコン426
○「写真」とラベル付けされる、画像管理モジュール144用のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされる、カメラモジュール143用のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされる、オンラインビデオモジュール155用のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされる、株価ウィジェット149−2用のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされる、地図モジュール154用のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされる、天気ウィジェット149−1用のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされる、アラーム時計ウィジェット149−4用のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされる、トレーニングサポートモジュール142用のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされる、メモモジュール153用のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされる、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
図4Aに示されるアイコンのラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる。他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の、例示的なユーザインターフェースを示す。デバイス300はまた、タッチ感知面451上の接触の強度を検出するための1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)及び/又はデバイス300のユーザに対して触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器357を任意選択的に含む。
以下の実施例のうちのいくつかはタッチスクリーンディスプレイ112上での入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、一部の実施形態では、デバイスは、図4Bに示されるように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上での入力を検出する。一部の実施形態では、このタッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bの453)に対応する主軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を、ディスプレイ上のそれぞれの場所に対応する場所(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)にて検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものである場合、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにそれらの移動)が、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bでの450)上のユーザインターフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインターフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
更に加えて、以下の実施例は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャ)を参照して説明されるが、いくつかの実施形態では、それらの指入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)で置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、マウスクリックと任意選択的に置き換えられ(例えば、接触の代わりに)、その後、スワイプの経路に沿って(例えば、接触の移動の代わりに)カーソルの移動が行われる。別の例として、タップジェスチャは任意選択で、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間のマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触の検出、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスは任意選択で同時に使用され、又はマウス及び指の接触が任意選択で同時に使用されることを理解されたい。
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A〜図4B)に関して記載した特徴のうちの一部又はすべてを含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以後、タッチスクリーン504とする、を有する。タッチスクリーン504の代わりに、又はそれに追加して、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及びデバイス300と同様に、一部の実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出するための1つ以上の強度センサを有する。タッチスクリーン504(又は、タッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表現する出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインターフェースは、タッチの強度に基づいてタッチに応答することができ、これは、異なる強度のタッチは、デバイス500上で異なるユーザインターフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
タッチ強度を検出して処理するための例示的な技術は、例えば、関連出願である、2013年5月8日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」と題された国際特許出願第PCT/US2013/040061号(国際公開第2013/169849号として公開)、及び2013年11月11日出願の「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」と題された同第PCT/US2013/069483号(国際公開第2014/105276号として公開)にみられ、これらの文献のそれぞれは、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
一部の実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び入力機構508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合には、物理的なものとすることができる。物理入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。かかるアタッチメント機構は、含まれる場合には、例えば、デバイス500を、帽子、アイウェア、イヤリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計バンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどに、取り付けることを可能にする。これらのアタッチメント機構は、ユーザによってデバイス500が着用されることを可能にし得る。
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、図1A、図1B及び図3に関して記載した構成要素の一部又はすべてを含むことができる。デバイス500は、I/O部514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/O部514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に、強度センサ524(例えば、接触強度センサ)と、を有し得る。更に、I/O部514は、Wi−Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー及び/又は他の無線通信技術を使用して、アプリケーション及びオペレーティングシステムのデータを受信するための通信ユニット530に接続し得る。デバイス500は、入力機構506及び/又は入力機構508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば、回転可能入力デバイス、又は押下可能かつ回転可能な入力デバイスである。入力機構508は、任意選択的に、一部の実施例では、ボタンである。
入力機構508は、任意選択的に、一部の実施例では、マイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538及び/又はこれらの組み合わせなどの、様々なセンサを含むものであり、それらのすべては、I/O部514に動作可能に接続できる。
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700、800、1000、1500、1600及び1800(図7A〜図8G、図10A〜図10C、図15A〜図16D及び図18)を含む、以下に説明する技術を実行させることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによって、又はこれらと関連して使用するためのコンピュータ実行可能命令を有形的に収容又は記憶することができる、任意の媒体とすることができる。いくつかの例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体には、磁気的記憶装置、光学的記憶装置及び/又は半導体記憶装置を挙げることができるが、これらに限定されない。そのような記憶装置の例には、磁気ディスク、CD、DVD又はBlu−ray(登録商標)技術に基づく光ディスク、及び、フラッシュ、ソリッドステートドライブなどの永続的ソリッドステートメモリが挙げられる。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の構成要素又は追加的構成要素を、複数の構成で含み得る。
本明細書において使用するとき、用語「アフォーダンス」は、デバイス100、300及び/又は500(図1、図3及び図5A〜図5B)のディスプレイ画面上に任意選択的に表示されるユーザ対話式のグラフィカルユーザインターフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン及びテキスト(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
本明細書において使用するとき、用語「フォーカスセレクタ」は、ユーザが対話しているユーザインターフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含む一部の実現例において、タッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355、又は図4Bのタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出された時に、カーソルが特定のユーザインターフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインターフェース要素)の上にある時、カーソルは「フォーカスセレクタ」として機能し、特定のユーザインターフェース要素が、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインターフェース要素との直接的な対話を可能にする、タッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aでのタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aでのタッチスクリーン112)を含む一部の実現例では、タッチスクリーン上で検出される接触が「フォーカスセレクタ」としての役割を果たすことにより、入力(例えば、接触による押圧入力)が、タッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインターフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインターフェース要素)の場所で検出されると、その特定のユーザインターフェース要素が、検出された入力に従って調節される。いくつかの実現形態では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、(例えば、タブキー又は矢印キーを使用してフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることによって)ユーザインターフェースの1つの領域からユーザインターフェースの別の領域にフォーカスが移動され、それらの実現形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインターフェースの異なる領域の間のフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによってとられる具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは、全般的に、ユーザの意図したユーザインターフェースとの対話を通信するために(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインターフェースの要素をデバイスに示すことによって)、ユーザによって制御されるユーザインターフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、押圧入力がタッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で検出されたときに、対応するボタンの上にあるフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触又は選択ボックス)の位置は、(デバイスのディスプレイ上に示されている他のユーザインターフェース要素ではなく)対応するボタンをユーザがアクティブ化しようとしていることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲において使用するとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく接触の特性を指す。一部の実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、予め定義された数の強度サンプル、あるいは予め定義されたイベントに対する(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度における増大を検出する前若しくは後、及び/又は接触の強度における減少を検出する前若しくは後)予め定められた時間期間の間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)に収集された強度サンプルのセットに任意選択的に基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値など、のうちの1つ以上に基づく。いくつかの実施形態では、特性強度を判定するために、(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるとき)接触の持続期間が使用される。一部の実施形態では、動作がユーザによって実行されたか否かを判定するために、特性強度を1つ以上の強度閾値のセットと比較する。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この実施例では、第1の閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第1の動作が実行され、第1の強度閾値を越え、第2の強度閾値を越えない特性強度を有する接触の結果として第2の動作が実行され、第2の閾値を越える特性強度を有する接触の結果として第3の動作が実行される。一部の実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較が、第1の動作又は第2の動作のいずれを実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するか否か(例えば、各動作を実行するのか、又は各動作の実行を見合わせるのか)を判定するために使用される。
図5Cは、複数の強度センサ524A〜524Dによる、タッチ感知ディスプレイ画面504上での複数の接触552A〜552Eの検出を示す。図5Cは、追加的に、強度単位に関して、強度センサ524A〜524Dの現在の強度測定値を示す強度図を含む。この例では、強度センサ524A及び524Dの強度測定値は、それぞれ、9強度単位であり、強度センサ524B及び524Cの強度測定値は、それぞれ、7強度単位である。一部の実現例では、合計の強度は、複数の強度センサ524A〜524Dの強度測定値の和であり、この例では、32強度単位である。一部の実施形態では、各接触には、合計の強度の一部分である、それぞれの強度が割り当てられる。図5Dは、力の中心554からの接触552A〜552Eの距離に基づく、接触552A〜552Eへの合計の強度の割り当てを示す。この例では、接触552A、552B及び552Eのそれぞれに、合計の強度のうちの8強度単位の接触の強度が割り当てられ、接触552C及び552Dのそれぞれに、合計の強度のうちの4強度単位の接触の強度が割り当てられる。より一般的には、一部の実現例では、各接触jは、所定の数学関数Ij=A・(Dj/ΣDi)に従って、合計の強度Aの一部分である、それぞれの強度Ijが割り当てられ、ここで、Djは、力の中心からそれぞれの接触jまでの距離であり、ΣDiは、力の中心からすべてのそれぞれ接触(例えば、i=1から最後まで)までの距離の和である。図5C〜図5Dを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似又は同一の電子デバイスを使用して行うことができる。一部の実施形態では、接触の特性強度は、接触の1つ以上の強度に基づく。一部の実施形態では、強度センサを使用して、単一の特性強度(例えば、単一の接触の単一の特性強度)を判定する。強度図は、表示されるユーザインターフェースの一部分ではないが、読み手のために、図5C〜図5Dに含まれていることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、ジェスチャの一部は、特性強度を判定する目的で特定される。例えば、タッチ感知面は、任意選択的に、接触の強度が増加する、開始位置から遷移して終了位置まで達する連続的なスワイプ接触を受け取る。この実施例では、終了位置における接触の特性強度は、任意選択的に、連続的なスワイプ接触全体ではなく、そのスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の部分のみ)に基づく。一部の実施形態では、任意選択的に、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムをそのスワイプ接触の強度に適用する。例えば、平滑化アルゴリズムは任意選択で、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。一部の状況では、それらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的で、スワイプ接触の強度における小幅な上昇又は低下を除去する。
タッチ感知面上の接触の強度は、任意選択的に、接触検出強度閾値、軽い押圧強度閾値、深い押圧強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けする。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることと一般的に関連付けられた操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、深い押圧強度閾値は、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることと典型的に関連付けられた操作とは異なる操作をデバイスが実行する強度に対応する。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、かつ、それを下回ると接触がもはや検出されないわずかな接触検出強度閾値を上回る)特性強度で接触が検出される場合、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従って、フォーカスセレクタを移動させる。全般的には、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインターフェース図の異なるセット間でも一貫している。
軽い押圧強度閾値を下回る強度から、軽い押圧強度閾値と深い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と呼ばれる場合がある。深い押圧強度閾値を下回る強度から、深い押圧強度閾値を上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押圧強度閾値との間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれる場合がある。一部の実施形態では、接触検出強度閾値はゼロである。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロより大きい。
本明細書で説明されるいくつかの実施形態では、1つ以上の操作は、対応する押圧入力を含むジェスチャを検出したことに応じて、又は対応する接触(又は複数の接触)で実行される対応する押圧入力を検出したことに応じて実行され、対応する押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は、複数の接触)の強度における増大の検出に少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、対応する動作は、押圧入力強度閾値を上回る、対応する接触の強度の増大(例えば、対応する押圧入力の「ダウンストローク」)を検出したことに応じて実行される。一部の実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る、対応する接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、対応する動作は、その後続の押圧入力閾値を下回る対応する接触の強度の減少(例えば、対応する押圧入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて、実行される。
図5E〜図5Hは、図5Eの軽い押圧強度閾値(例えば、「ITL」)未満の強度から図5Hの深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度に至る、接触562の強度の増加に対応する押圧入力を含む、ジェスチャの検出を示す。接触562によって行われたジェスチャは、タッチ感知面560上で検出される。その際、所定の領域574に表示されたアプリケーションアイコン572A〜572Dを含む、表示されたユーザインターフェース570上において、カーソル576が、アプリ2に対応するアプリケーションアイコン572B上に表示される。一部の実施形態では、ジェスチャは、タッチ感知ディスプレイ504上で検出される。強度センサは、タッチ感知面560上における接触の強度を検出する。デバイスは、接触562の強度が、深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回ってピークに達したことを判定する。接触562は、タッチ感知面560上で維持されている。ジェスチャの検出に応じて、かつジェスチャ中の、深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)を上回る強度を有する接触562に応じて、図5F〜図5Hに示すように、アプリ2に関して最近開いた文書の縮小表現578A〜578C(例えば、サムネイル)を表示する。一部の実施形態では、1つ以上の強度閾値と比較される、強度は、接触の特性強度である。接触562の強度図は、表示されるユーザインターフェースの一部分ではないが、読み手のために、図5E〜図5Hに含まれていることに留意されたい。
一部の実施形態では、表現578A〜578Cの表示には、アニメーションを含む。例えば、表現578Aは、最初、図5Fに示すように、アプリケーションアイコン572Bの近くに表示されている。アニメーションが進行するにつれて、図5Gに示すように、表現578Aは上方へ移動し、アプリケーションアイコン572Bの近くに表現578Bが表示される。次いで、図5Hに示すように、表現578Aが上方へ移動し、表現578Aに向けて表現578Bが上方へ移動し、アプリケーションアイコン572Bの近くに表現578Cが表示される。表現578A〜578Cは、アイコン572Bの上方にアレイを形成する。一部の実施形態では、アニメーションは、図5F〜図5Gに示すように、接触562の強度に応じて進行し、ここで、接触562の強度が深い押圧強度閾値(例えば、「ITD」)に向けて増加するにつれて、表現578A〜578Cが現れ、そして上方へ移動する。一部の実施形態では、アニメーションの進行が基づいている強度は、接触の特性強度である。図5E〜図5Hを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似又は同一の電子デバイスを使用して行うことができる。
いくつかの実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある不測の入力を回避するために、強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との既定の関連性を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりもX強度単位低いか、又は、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%若しくは何らかの妥当な比率である)。したがって、いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る対応する接触の強度の増大、及び後続の、押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、対応する動作は、そのヒステリシス強度閾値を下回る、後続の対応する接触の強度の減少(例えば、対応する押圧入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて、実行される。同様に、一部の実施形態では、押圧入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、ヒステリシス強度以下の強度への、後続の接触の強度の減少を検出する場合にのみ検出され、対応する動作は、その押圧入力の検出(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大、又は接触の強度の減少)に応じて、実行される。
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応じて、又はその押圧入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかを検出したことに応じて、任意選択的にトリガされる。更に加えて、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて動作が実行されるとして説明される実施例では、その動作は、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る、接触の強度の減少を検出したことに応じて任意選択的に実行される。
本明細書で使用する時、「インストール済みアプリケーション」とは、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び/又は500)にダウンロードされており、かつ、そのデバイス上で起動される(例えば、開かれた状態になる)準備が整っているソフトウェアアプリケーションを指す。一部の実施形態では、ダウンロードされたアプリケーションは、ダウンロードされたパッケージからプログラム部分を抽出して、その抽出部分をコンピュータシステムのオペレーティングシステムと統合するインストールプログラムによって、インストール済みアプリケーションになる。
本明細書において使用するとき、用語「開いているアプリケーション」又は「実行中のアプリケーション」は、(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部としての)状態情報が保持されている、ソフトウェアアプリケーションを指す。開いているか又は実行中のアプリケーションは、任意選択的に、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
●そのアプリケーションが使用されているデバイスのディスプレイ画面上に、現時点で表示されている、アクティブなアプリケーション、
●現時点で表示されていないが、そのアプリケーションに関する1つ以上のプロセスが1つ以上のプロセッサによって処理されている、バックグラウンドアプリケーション(又はバックグラウンドプロセス)、及び
●稼働していないが、メモリ(それぞれ、揮発性及び/又は不揮発性)内に記憶された、そのアプリケーションの実行を再開するために使用することが可能な状態情報を有する、中断又は休止状態のアプリケーション。
本明細書において使用するとき、用語「閉じているアプリケーション」は、状態情報が保持されていない(例えば、閉じているアプリケーションに関する状態情報がデバイスのメモリに記憶されていない)ソフトウェアアプリケーションを指す。したがって、アプリケーションを閉じることは、そのアプリケーションに関するアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去すること、並びに、そのアプリケーションに関する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。一般的には、第1のアプリケーション中に第2のアプリケーションを開いても、第1のアプリケーションが閉じられることはない。第2のアプリケーションが表示され、第1のアプリケーションの表示が停止されると、第1のアプリケーションはバックグラウンドアプリケーションになる。
ここで、デバイス100、300及び/又は500(図1A、図3及び/又は図5A)のようなディスプレイ及びタッチ感知面を備えたポータブル複合デバイスに実装されるコンテキスト固有のユーザインターフェース及び関連するプロセスを提供する実施形態に着目する。
以下の例は、コンテキスト固有のユーザインターフェースの例示的な実施形態を示している。対話型かつ/又はカスタマイズ可能なコンテキスト固有のユーザインターフェースに関連する全体的な概念が、本明細書に記載されている。本明細書に記載されるコンテキスト固有のユーザインターフェースは、いくつかの方法で編集可能であることに留意されたい。ユーザインターフェースは、時間に関連する様々なタイプの情報を表示するか又は別の方法で示してもよく、情報のタイプ(単数又は複数)は、ユーザによってカスタマイズ可能であってもよい。ユーザインターフェースは、カスタマイズ可能でもある色、表示の濃度及びコンプリケーション(又はコンプリケーションの欠如)などの態様を含むことができる。本明細書において使用するとき、当該技術分野で受け入れられている意味と同じく、コンプリケーションは、ある時刻の時間及び分を示すために使用されるもの(例えば、時計の針又は時間/分表示)以外の、任意の時計の文字盤の特徴をいう。コンプリケーションは、アプリケーションから取得されるデータなどの、ユーザに異なるタイプの情報を提供することができ、コンプリケーションによってユーザに伝達される情報はまた、以下で説明するようにカスタマイズ可能である。一部の実施形態では、コンプリケーションはまた、アプリケーションを起動するためのアフォーダンスとして働き得る。コンテキスト固有のユーザインターフェースの追加の記述、並びにこれらの特徴及びこれらに関連する技術(例えば、コンテキスト固有のユーザインターフェースの編集及び/又は選択)は、国際公開第2016/022203号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034604号、国際公開第2016/022204号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034606号及び国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に見られ、これらのそれぞれはその全体が参照により本明細書に組み込まれている。
上述のように、ユーザは、ポータブル多機能デバイスを使用して、異なるコンテキスト(例えば、一日中)において異なるタイプの情報を閲覧することを望み得る。特定のアプリケーション専用のウィジェットは、アプリケーションから特定の情報の組を表示することができるが、特定の時間におけるその情報又はアプリケーションに関心がない場合には、より直ちに関連情報を提供するために使用することができると考えられる画面「不動産」を取り込む。したがって、時間コンテキストに基づき、かつ/又は情報が取得される特定のアプリケーションによって限定されないアプリケーション情報を提供することにより、より効率的なインターフェースを提供し、これにより、ユーザは正しい時間に正しい情報を閲覧することができるので、情報にアクセスするために必要な入力数を減少させ、バッテリ寿命(例えば、ディスプレイへの電力供給)への要求を低減させ、画面「不動産」をより効率的に使用することができる。
図6A〜図6Vは、デバイス600上で操作され得る例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースを示す。いくつかの実施形態では、デバイス600は、デバイス100、300又は500であってもよい。電子デバイスは、ディスプレイ602(例えば、504)を有する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ602は、タッチ感知ディスプレイである。いくつかの実施形態では、デバイス600は、回転可能入力機構610a(例えば、506)及び/又は入力機構すなわちボタン610b(例えば、508)を含む。
図6Aでは、デバイス600は、ディスプレイ602上にコンテキスト固有のユーザインターフェースを表示する。この例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースは、現在時刻インジケータ604(例えば、デジタル時計)を含む。インジケータ604は、ユーザによって独立して編集可能又は構成可能な様々な特徴又は態様を任意選択的に含むことができる。
更に、コンテキスト固有のユーザインターフェースはまた、コンプリケーション612 614を含む。いくつかの実施形態では、コンプリケーション612及び/又は614は、1つ以上のアプリケーションからデータを取得し、1つ以上のアプリケーション由来の情報を表示する。いくつかの実施形態では、表示された情報は、例えば、アプリケーションから取得されたデータへの更新に従って更新され得る。例えば、図6Aに示すように、コンプリケーション612は、カレンダアプリケーションからの情報(例えば、日付及び/又は曜日)を表示することができる。いくつかの実施形態では、コンプリケーション614は、アプリケーションから取得されるデータに対する更新に従って更新された情報を表示するのではなく、アプリケーションの静的表現を表示する。
図6Aに表示されるユーザインターフェース画面はまた、プラッタ606及び608を含む。プラッタ606及び608は、それぞれアプリケーションに関連付けられている。この例では、プラッタ606は、天気アプリケーションに関連付けられ、プラッタ608は、カレンダアプリケーションに関連付けられている。プラッタ606は、天気アプリケーションから取得される情報の組、気象条件の予測された変化の時間又は予測された危険な気象条件の時間を表示すると共に、気象条件のテキスト表示及びグラフィック表示を表示する。プラッタ608は、カレンダアプリケーションから取得される情報の組と、次のカレンダイベントの時間と、イベント名及び位置の表示と、を表示する。プラッタ606は、その情報を強調するためにより大きくかつ/又はより近くに現れるように表示される(例えば、その時間コンテキスト(午後1時00分〜2時00分)は、プラッタ608の時間コンテキスト(午後4時30分〜5時30分)よりも現在の時間(10時09分)に近い。
両方のプラッタ606及び608は、現在の日付の時間コンテキストに関する情報を表示する。本明細書において使用するとき、「時間コンテキスト」は、ユーザによる情報の組に付随する時間(例えば、カレンダイベントの時間)、外部データソースによる情報の組に付随する時間(例えば、外部サーバから取得されるデータに基づく予測された天気の変化の時間)、又は本開示の電子デバイス(例えば、デバイス600)による情報の組に付随する時間に関することができる。例えば、以下により詳細に記載されるように、デバイス600は、深呼吸するか又は運動を開始するなどのリマインダなどの情報の組をユーザに対して提示するための時刻を指定することができる。
現在の日付の時間コンテキストに少なくとも部分的に基づいて、表示用のデバイス600によってプラッタ606及び608が選択される。それぞれは、異なるアプリケーションを表す。したがって、様々なアプリケーションから取得される情報をユーザに提示することができ、時間コンテキストによって任意選択的に並べることができる。これにより、ユーザは、画面「不動産」を、一日中、同様に関連しない専用の情報及び/又はアプリケーションに割り当てるのではなく、関連している場合、1つ以上のアプリケーションから取得される情報を閲覧することができる。いくつかの実施形態では、同時に表示されるプラッタは、同じアプリケーションを表すことができる(例えば、2つのプラッタは、異なる時間コンテキストに関連するカレンダアプリケーション関連情報の組を表す)。
ユーザは、より近い時間コンテキストに関連する情報を閲覧するために、回転可能入力機構610aを回転させる(例えば、スクロール616a、図6B)。スクロールインジケータ618aはまた、ディスプレイ602上に610aに隣接して表示されて、どのくらいの数のプラッタが表示可能なのか、また一連の表示可能なプラッタのうちの現在表示されているプラッタ(単数又は複数)の位置がユーザに対して示される。いくつかの実施形態では、スクロールインジケータ618aは、スクロール616aを検出したことに応じて表示され、これにより、追加情報が、回転可能入力機構610aによる回転入力を使用して閲覧することができることをユーザに示している。
スクロール616aを検出したことに応じて、図6Cに示すように、プラッタ606及び608が画面上で並進移動し、ここでは、プラッタ608がより大きくかつ/又はユーザに対して近くに出現している。加えて、プラッタ620は、ディスプレイ602の下部に表示されている。プラッタ620は、ナビゲーションアプリケーションに関連付けられ、ナビゲーションアプリケーションから取得される情報の組(例えば、予測交通渋滞時間又はユーザが運転するか若しくは公共交通機関で移動する際の典型的な時刻などの、交通状況の予測変化時間)を表示している。プラッタ620は、プラッタ608に示された情報の組と同時刻の又はより遅い現在の日付の時間コンテキストに関する情報を表示する。スクロールインジケータ(例えば、618b)はまた、プラッタ608の位置を連続して示すために更新される。いくつかの実施形態では、スクロールインジケータ618bは、スクロール616aを検出したことに応じて表示され、それにより、追加情報が回転入力機構610aによる回転入力を使用して閲覧することができることをユーザに示している。
ユーザは、再び610aを回転させる(例えば、スクロール616b、図6C)。スクロール616bを検出したことに応じて、デバイス600は、プラッタ606の表示を停止し、(例えば、画面上で608を並進移動させることにより(図6D))、プラッタ606の元の位置でプラッタを表示する。加えて、プラッタ620は、プラッタ608の元の位置においてより大きなサイズで表示され、かつ/又はユーザにより近くに出現する。いくつかの実施形態では、プラッタ620は、ユーザにその帰宅経路が40分以内に交通事情によって中断される予測であることを知らせる「今すぐ出発してください」などの追加情報をこの表示位置に表示する。ニュースアプリケーションに関連付けられたプラッタ622は、プラッタ620の元の位置に表示される。スクロールインジケータ(例えば、618c)はまた、プラッタ620の位置を連続して示すように更新される。
ユーザは、再び610aを回転させる(例えば、スクロール616c、図6D)。スクロール616cを検出したことに応じて、デバイス600は、プラッタ608の表示を停止し(例えば、画面上で620を並進移動させることにより(図6E))、プラッタ608の元の位置にプラッタ620を表示する。加えて、プラッタ622は、プラッタ620の元の位置に、より大きなサイズで表示され、かつ/又はユーザにより近くに出現する。いくつかの実施形態では、プラッタ622は、その日のトップヘッドラインなどの追加情報をこの表示位置に表示する。明日のカレンダイベントを表すプラッタ624の部分ビューもまた表示される。スクロールインジケータ(例えば、618d)はまた、プラッタ622の位置を連続して示すように更新される。
プラッタ606、608、620及び622は、現在の日付の時間コンテキスト(単数又は複数)に関連する様々なアプリケーションから取得される情報の組を表示する。プラッタ624は、ユーザに、次の日に関する情報もまた表示可能であることを示す。ユーザは、610aを回転させ(例えば、スクロール616d、図6E)、スクロール616dを検出したことに応じて、図6Fに示すように表示が更新される。図6Fでは、デバイス600は、プラッタ620を表示し、620の元の位置に622を表示し、プラッタ624の全ビューを表示する。プラッタ624は、カレンダアプリケーションに関連付けられ、それから取得される情報、明日に予定されたカレンダイベントの数の表示と、明日に予定された第1のカレンダイベントの時間と、を表示する。明日の予想天気を表すプラッタ626の部分ビューもまた表示される。スクロールインジケータ(例えば、618e)はまた、プラッタ624の位置を連続して示すように更新される。
ユーザは、プラッタ624及び626の全てを閲覧するために、610aを回転させる(例えば、スクロール618e、図6F)。図6Gに示すように、プラッタ626は、予測最高気温及び最低気温と共に、明日の予測気象条件のテキスト及びグラフィック描写を表示する。スクロールインジケータはまた、プラッタ626の位置を連続して示すように更新される(例えば、618f)。いくつかの実施形態では、図6Gに示すように、プラッタ624及び626は、明日の個別の時間コンテキストに関連する情報の組を表示せず、むしろ全般的に明日に関連する情報を表示するか、又は明日の複数のコンテキストに関連する情報を表示する。いくつかの実施形態では、現在の日付に関連付けられたプラッタは、現在の日付の個別の時間コンテキストに関連する情報の組(例えば、単一のカレンダイベント又は天気通知)を表示するが、その一方で、明日に関連付けられたプラッタは、明日の複数の時間コンテキスト又は明日の大部分に関連する情報の組(例えば、複数のカレンダイベントの概要又は全日の天気の概要)を表示する。
現在の時刻ビューに戻るために、ユーザは、ディスプレイ602をタップする(例えば、タップ628)。タップ628を検出したことに応じて、デバイス600は、プラッタ624及び626の表示を表示及び停止し、プラッタ606及び608を表示する(図6H)。インジケータ618aはまた、一連の表示可能なプラッタに沿ったプラッタ606の位置を反映するように、適切に更新される。いくつかの実施形態では、ユーザは、反対方向にスクロールすることによって(例えば、回転入力を介してスクロール616a、616b、616c、616d及び616eの反対方向に610aを回転させることによって)図6Hに示したユーザインターフェース画面に戻る。
いくつかの実施形態では、ユーザは、610aを回転させることによってユーザインターフェース画面をスクロールするのではなく、ディスプレイ602スワイプして、ユーザインターフェース画面をスクロールし、時間コンテキストの間中をナビゲートする。例えば、スワイプ630aを検出したことに応じて、デバイス600は、プラッタ606及び608を並進移動させ、プラッタ620を表示し、スクロールインジケータ618bを更新する(図6I)。図6I及び図6Cは、ディスプレイ602をスワイプすることが、ユーザインターフェースを(例えば、本明細書に記載したようにいずれか一方の方向に)スクロールするために、610aを回転させることと相互置換して使用することができることを示している。
図6Jは、ディスプレイ602上に表示可能な例示的なプラッタ606、608、634、636、638、640、642、644、646、648、650、652、654及び656を示す。例えば、プラッタ632は、アクティビティアプリケーションに関連付けられ、運動の目標に適合する特定の持続時間の間、ある種類の身体活動に従事するためのリマインダを表示し、プラッタ634は、アラームアプリケーションに関連付けられ、保存された次回のアラームの時刻を表示し、プラッタ636は、呼吸リマインダアプリケーションに関連付けられ、深呼吸/瞑想するためのリマインダを表示し、プラッタ638は、ナビゲーションアプリケーションに関連付けられ、交通予測状況の指示を表示し、プラッタ640は、ニュースアプリケーションに関連付けられ、ヘッドラインを表示し、プラッタ642は、リマインダアプリケーションに関連付けられ、リマインダ及びその指定時刻を表示し、プラッタ644は、株価アプリケーションに関連付けられ、株価、その終値及び最新の株価動向を表示し、プラッタ646は、写真アプリケーションに関連付けられ、ユーザの写真を表示し、プラッタ648は、写真アプリケーションに関連付けられ、ユーザ写真を表示し、プラッタ650は、ウォレットアプリケーションに関連付けられ、購入された映画チケットを表示し、プラッタ652は、日の出/日の入アプリケーションに関連付けられ、今日の日の入時刻を表示し、プラッタ654は、ホームアプリケーションに関連付けられ、1つ以上のホームデバイス(例えば、照明、カーテン、音楽、ドア/窓の鍵など)用に記憶された設定をアクティブ化するためのアフォーダンスを表示し、プラッタ656は、日の出/日の入のアプリケーションに関連付けられ、明日の日の出の時刻を表示する。
デバイス600は、図6Jに示すように、様々な選択基準を単独で又は任意の組み合わせで使用して、どの情報の組(単数又は複数)がプラッタにおいてユーザに提示されるかを選択することができる。いくつかの実施形態では、選択基準の組は、情報の組の時間コンテキストを含む。例えば、(例えば、プラッタ608に示すような)カレンダイベント、(例えば、プラッタ606に示すような)天気通知、(例えば、プラッタ642に示すような)リマインダ、(例えば、プラッタ634に示すような)アラーム、写真(例えば、プラッタ646に示すような、当月又は当年の現在の日付の前日に撮影された写真)、(例えば、プラッタ652及び656に示すような)日の出/日の入時間、又は(例えば、プラッタ644に示すような)株価終値が、現在時刻又は(例えば、現在の日付の)近づきつつある時刻に関係しているため、これらを表示するために選択することができる。
いくつかの実施形態では、選択基準は、情報の組の時間コンテキスト及び1つ以上の追加選択基準を含む。いくつかの実施形態では、複数のアプリケーションから取得されるデータに基づいて、アプリケーションから取得される情報の組をプラッタに表示するかどうかが判定される。例えば、情報が特定のアプリケーションに関連し、他のアプリケーションからのデータに基づいて判定された場合、選択基準の組を満たしているため、ユーザに情報を提示することができ、表示されるリマインダは、(例えば、ユーザの日常活動の目標に関するデータに基づいて)アクティビティアプリケーションに関連し、基準の組は、カレンダアプリケーションからのデータに基づいて(例えば、次の予定のカレンダイベントまでの所定時間を)満たすため、アクティビティプラッタを表示するために選択することができる。いくつかの実施形態では、選択基準は、第2のデバイスへの近接性を含む(例えば、デバイスは接点に属する)。
いくつかの実施形態では、選択基準は、次の予定カレンダイベントまでの時間を含むことができる。この例では、時間コンテキストは、デバイス600がこの情報の組をユーザに提示する時刻に関連する。ユーザが予定されたイベントとイベントとの間に十分な時間を有する場合には、ユーザは、トレーニング又は他の活動のための時間があるため、デバイスは、アクティビティアプリケーション由来のリマインダを提示することができる(例えば、プラッタ632)。いくつかの実施形態では、選択基準は、現在の日付に予定された多数のカレンダイベントを含むことができる。情報の組は、異なる時間コンテキスト及び呼吸リマインダアプリケーションに関連するため、プラッタ636を表示することができる。この場合、いくつかの連続するカレンダイベントが終了したため、デバイス600は、呼吸リマインダを提示することができ、それ故に、ユーザは、少しの時間を割いて、深呼吸をし、かつ落ち着きたいと望むことができる。いくつかの実施形態では、選択基準は、情報が取得されるアプリケーションを含むことができる。例えば、デバイス600は、その日の活動目標がまだ達成されていないため、(例えば、プラッタ632に示すように)活動リマインダを選択することができる、あるいは、デバイス600は、その日の予定されたカレンダイベントが(上述のように)終了しているため、呼吸リマインダを選択することができる。これらの機能性は、ユーザ又は外部データソースによって指定された所定の時間ではなく、ユーザがこれらの機能性を使用することを望み得る時間に、様々なアプリケーションからの情報の組をデバイスが提示することを可能にする。
いくつかの実施形態では、選択基準は、位置情報を含むことができる。例えば、情報の組(映画チケット)は、時間コンテキスト(現在の日付の次回の上演時刻、この例では午後7時15分)及び場所(例えば、デバイス600は、映画館に近い)に関連するため、プラッタ650を表示することができる。情報の組(交通状況)は、時間コンテキスト(ユーザが典型的に通勤を開始する時刻、又は全般的に通勤が最もみられる時刻)及び場所(例えば、デバイス600は、自宅ではなく職場に近く、交通予測は、職場と自宅との間のものである)に関係するため、プラッタ638を表示することができる。場所(例えば、デバイス600は、以前のユーザ写真が撮影された場所の近くである)に関連するため、プラッタ648を表示することができる。いくつかの実施形態では、デバイス600は、その現在位置を表すデータを、デバイス600に関連付けられた位置センサ(デバイス600のGPSセンサ532又はデバイス600との無線通信を介してペアリング若しくは結合されたデバイス100のGPSモジュール135)から取得する。いくつかの実施形態では、位置情報は、カレンダアプリケーションなどの、別のアプリケーションから取得される。例えば、デバイスは、次のカレンダイベントの場所に関する天気アプリケーション由来の情報の組(例えば、気象条件)を有するプラッタを表示することができる。ユーザがサンフランシスコにいるが、その日の午後にニューヨークでのカレンダイベントがあるか又はニューヨークへの航空チケットを有する場合、デバイスは、ニューヨークに関する天気情報を有するプラッタを表示することができる。
いくつかの実施形態では、選択基準は、1つ以上の以前のユーザ入力を含むことができる。例えば、ユーザがホームアプリケーションを以前使用した時刻(例えば、就寝時)の前に、プラッタ654を表示することができる。ユーザが通勤を以前開始した時刻よりも前にプラッタ638を表示することができる。この例では、ユーザ入力は、自宅に向かうユーザに対応するデバイスの移動、例えば、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538及び/又はこれらの組み合わせから受信された1つ以上の入力とすることができる。
現在の日付の特定の時間コンテキストに関する情報の組を表示することに加えて、これらのコンテキスト固有のユーザインターフェースはまた、例えば、特定の時間コンテキストに依存しない現在の日付に関連する情報の組を表示することができるか、又は現在の日付の大部分に関連する情報の組を表示することができる。これらの「全日」イベントはまた、ユーザインターフェースをスクロールさせることによってアクセス可能である。図6Kに示すように、プラッタ606及び608が表示されるとき(例えば、現在時刻ビュー)、ユーザは、スクロール616aとは逆の向きに610aを回転させる(例えば、スクロール658a)。
スクロール658aを検出したことに応じて、デバイス600は、図6Lに示す画面を表示する。プラッタ606は、画面上で並進移動され、スクロールインジケータ618bは、更新され、「全日」プラッタ660が表示される。プラッタ660は、天気アプリケーションに関連付けられ、現在の日付全体に関する情報の組(例えば、予測気象条件並びに現在の日付について予報された最高気温及び最低気温)を表示する。
その日の午後に、ディスプレイ602は、プラッタ620及び622を表示する(図6M)。現在時刻インジケータ604は、図6Mにおいて更新されて、現在時刻を反映する。図6Kに示す画面と比較すると、図6Mに示した画面は、現在時刻が後(例えば、10時09分と比較して1時00分)であるため、異なるイベントを示す。プラッタ620及び622に表示された情報の組は、この場合は1時00分で最新であるため、これらのプラッタは、プラッタ606及び608の代わりに表示される。したがって、異なるプラッタを、異なる時刻にユーザに表示することができる。いくつかの実施形態では、現在の日付の過去の時刻に関連する情報の組を表示するプラッタは、ディスプレイ602上の表示を停止させる。いくつかの実施形態では、最も直近の過去のイベントに対応する1つのプラッタが表示される。
ユーザは、スクロール658bによって610aを回転させることによって、ユーザインターフェースをスクロールさせる。スクロール658bを検出したことに応じて、デバイスは、図6Nに示す画面を表示する。図6Nに示すように、デバイス600は、プラッタ620及び660を表示する。したがって、ユーザは、現在の日付のいつでも「全日」プラッタ(例えば、660)からの情報にアクセスすることができる一方で、現在の日付内の特定の時間コンテキストに基づいてイベント特有のプラッタ(例えば、606又は620)を表示することができる。要約すると、ユーザインターフェース画面を(例えば、610aを回転させ、かつ/又はスワイプすることによって)ある向きにスクロールすることは、現在の日付及び/又は翌日に関連する未来のイベントプラッタを明らかにさせ(図6B〜図6I参照)、ユーザインターフェース画面を(例えば、610aを回転させ、かつ/又はスワイプすることによって)別の向きにスクロールすることは、現在の日付に関する「全日」イベントプラッタを明らかにさせる(図6K〜図6N参照)。
いくつかの実施形態では、例えば、上述のように、1つ以上の選択基準に基づく表示のために、1つ以上の「全日」イベントプラッタを(例えば、デバイスによって)選択することができる。例えば、プラッタ660は、位置(例えば、デバイスの現在位置における全日気象条件)及び/又は(例えば、全日の天気プラッタを示す)情報の組(単数又は複数)が取得されるアプリケーションに関連するため、プラッタ660をユーザに提示することができる。
いくつかの実施形態では、対応するアプリケーションから取得される情報の組を表示することに加えて又はその代わりに、イベント及び全日プラッタはまた、対応するアプリケーションを起動するためのアフォーダンスとしても機能することができる。図6Oでは、ユーザは、表示されたプラッタ606にタップ662aにより接触する。タップ662aを検出したことに応じて、デバイス600は、プラッタ606の表示を停止し、対応するアプリケーション由来のユーザインターフェース画面を表示する(この例では、天気アプリケーション、図6P)。
ユーザはまた、表示されたコンプリケーションを選択して、アプリケーションを起動することができる。図6Qでは、パーソナルアシスタントアプリケーションを起動するために、ユーザは、表示されたコンプリケーション614にタップ662bにより接触している。タップ662bを検出したことに応じて、デバイス600は、コンプリケーション614の表示を停止し、対応するアプリケーション由来のユーザインターフェース画面を表示する(図6R)。いくつかの実施形態では、コンプリケーション614は、イベントプラッタ及び/又は全日プラッタがスクロールされている間、ユーザインターフェース画面に「ピン止め」されるため、表示されたままになる(かつ任意選択的に固定された位置に表示される)(図6B〜図6N参照)。これにより、どのイベントプラッタが表示されているかに関わらず、ユーザは、いつでもコンプリケーションを使用することができる。いくつかの実施形態では、パーソナルアシスタントアプリケーションは、現在実行中のアプリケーション又は最も直近に起動されたアプリケーションのコンテキストを反映するために起動される。
ユーザは、コンプリケーション614及び/又は、色、表示された情報の濃度などのユーザインターフェースの他の態様によって表されるアプリケーションを編集することを望み得る。コンテキスト固有のユーザインターフェース及びそのサブコンポーネントの編集及び/又は選択の更なる説明は、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に見出され、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
図6Sでは、ユーザは、押圧664によってデバイス600の編集モードにアクセスし、その押圧は、いくつかの実施形態では、所定の継続時間よりも長い継続時間を有する押圧(例えば、「長押し」入力)又は強度閾値を上回る特性強度を有する接触とすることができる。この例では、押圧664を検出したことに応じて、デバイス600は、コンテキスト固有のユーザインターフェース選択モードに移行し、ユーザインターフェース画面を視覚的に目立たせて、選択モードを示す(図6T)。デバイス600は、ユーザインターフェース画面の縮小表現666と、現在選択されているコンテキスト固有のユーザインターフェースの種類の名称に対応する名称668と、(フルインターフェースを閲覧するためにスワイプし、それを選択するためにタップすることによってユーザが選択できると考えられる)隣接する記憶されたコンテキスト固有のユーザインターフェースの部分ビュー670と、編集アフォーダンス672と、を表示することによって、選択モードに移行したというアラートをユーザに発する。ユーザインターフェースを編集するために、ユーザは、タップ674によって編集アフォーダンス672に接触する。
タップ674を検出したことに応じて、デバイスは、編集モードに移行し、編集用のユーザインターフェースの1つ以上の態様を視覚的に目立たせる(図6U)。この例では、コンプリケーション614は、編集のために選択される。デバイス600は、コンプリケーション614の周囲に輪郭676aを表示することによってコンプリケーション614を視覚的に目立たせること及びインジケータ676bによって、コンプリケーション614が編集のために選択されたことをユーザに通知し、インジケータは、コンプリケーションによって表されるアプリケーション(この例では、パーソナルアシスタントアプリケーション)を示す。デバイス600はまた、スクロールによって追加アプリケーションが選択可能であることをユーザに通知し、表示可能な一連のアプリケーションオプションに沿ったパーソナルアシスタントアプリケーションの位置を示す、スクロールインジケータ680aを表示する。デバイス600はまた、ユーザインターフェースの異なる態様を編集するための2つのオプションを(例えば、スワイプによって)選択することができることを示す、ページングアフォーダンス678を表示する。この例では、オプションは、コンプリケーション614によって表されるアプリケーション及びユーザインターフェースに関連付けられた1つ以上の色(例えば、現在時刻インジケータ及び/又は表示されたプラッタの1つ以上の色)を含む。
スクロール682(610aの回転)を検出したことに応じて、デバイス600は、コンプリケーション614を、リモートアプリケーションを表すコンプリケーション684に置き換える(図6V)。加えて、インジケータ676bは、リモートアプリケーションを示すように更新され、スクロールインジケータ680bは、選択可能な一連のアプリケーションオプションに沿ったリモートアプリケーションの位置を反映するように更新される。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加入力を検出したことに応じて、デバイス600は、図6Vに示すディスプレイ602に基づくユーザインターフェース画面を表示する(例えば、610aの押し下げ後、選択モードにおいて表示されたユーザインターフェースへタップ)。いくつかの実施形態では、デバイス600は、編集されたユーザインターフェースをメモリ(例えば、メモリ518及び/又はデバイス600との無線通信を介してペアリング若しくは結合されたデバイス100のメモリ102)に記憶させる。いくつかの実施形態では、例えば、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に記載されているように、編集されたユーザインターフェース画面は、以降選択モードにおいて選択することができる(例えば、図13のディスプレイ1322参照)。
図7A〜図7Eは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するためのプロセス700を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス700は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)又は600(図6A〜図6V)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、及びメモリを有する電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス700のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図7Aでは、ブロック702において、デバイスは、(例えば、ディスプレイ上の)第1の位置に現在時刻インジケータ及び第1のプラッタを含むユーザインターフェース画面を表示する。ブロック704に示すように、第1のプラッタは、第1のアプリケーションに関連付けられ、第1のアプリケーションから取得される第1の組の情報を表示する(例えば、カレンダアプリケーションに関連付けられ、予定されたカレンダイベントの時間、名称及び場所を表示する、図6Cのプラッタ608参照)。ブロック706に示すように、第1の組の情報は、現在の日付の第1の時間コンテキスト(例えば、カレンダイベントの時間)に関連する。上述のように、「時間コンテキスト」は、ユーザによる情報の組に付随する時間、外部データソースによる情報の組に付随する時間又は本開示の電子デバイスによる情報の組に付随する時間に関することができる。
ブロック708において、デバイスは、ユーザ入力を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力を検出することは、回転可能な入力機構(例えば、図6Cのスクロール616b)の回転を検出することを含む。いくつかの実施形態では、ユーザ入力を検出することは、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプ(例えば、図6Hのスワイプ630a)を検出することを含む。
ブロック710において、デバイスは、ユーザ入力を検出することに応じて、第1のプラッタを第1の位置とは異なる第2の位置に表示する(図6C及び図6Dのプラッタ608の位置参照)。いくつかの実施形態では、第1のプラッタは、第1の位置に表示されるときよりも大きいサイズで(例えば、より大きくかつ/又は観察者により近くに現れる)第2の位置に表示される(図6C及び図6Dのプラッタ608参照)。いくつかの実施形態では、第1のプラッタは、第1の位置に表示されるときよりも、第2の位置に表示されるときにより多くの情報を表示する(図6C及び図6Dのプラッタ608参照)。
ブロック712において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2のプラッタを第1の位置に表示する(例えば、図6Dのプラッタ620)。ブロック714に示すように、第2のプラッタは、第2のアプリケーションに関連付けられ、第2のアプリケーションから取得される第2の組の情報を表示する(例えば、ナビゲーションアプリケーションに関連付けられ、交通予測状況の時間を表示する図6Dのプラッタ620参照)。ブロック716に示すように、第2の組の情報は、現在の日付の第2の時間コンテキストに関連する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは異なる。例えば、いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションはそれぞれ、天気、カレンダ、活動、呼吸リマインダ、写真、リマインダ及び株価アプリケーションから選択される、独立して選択されたアプリケーションである。いくつかの実施形態では、第1及び第2の時間コンテキストは、異なる。いくつかの実施形態では、第1及び第2の時間コンテキストは、同一である。異なるアプリケーションから取得した情報の組を現在の日付の時間コンテキストにわたって表示することにより、複数の専用アプリケーションウィジェットの表示(それぞれ単一アプリケーション専用で、単一アプリケーションから取得される情報を示す)を必要とせずに、複数のアプリケーション由来の関連するアプリケーションデータ(及び任意選択的にアプリケーションを起動するためのアフォーダンス)がユーザに提供される。追加表示されたコントロール(例えば、専用アプリケーションウィジェット)によりユーザインターフェースを雑然とさせることなく追加の制御オプションを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図7Bでは、ブロック718において、デバイスは、第2のユーザ入力を(例えば、第2のプラッタを表示した後に)任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力を検出することは、回転可能入力機構(例えば、図6Dのスクロール616c)の回転を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力を検出することは、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプ(例えば、図6Hのスワイプ630a)を検出することを含む。
ブロック720において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2のプラッタをディスプレイ上の第1の位置とは異なる位置に任意選択的に表示する(図6Eのプラッタ620参照)。ブロック722に示すように、いくつかの実施形態では、デバイスは、第2のプラッタを(例えば、第2の位置に)表示する前に、第1のプラッタの表示を任意選択的に停止する(図6D〜図6Eのプラッタ608の消失参照)。
ブロック724において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1の位置に第3のプラッタを任意選択的に表示する(図6Eのプラッタ622参照)。いくつかの実施形態では、ブロック726に示すように、第3のプラッタは、第3のアプリケーションに関連付けられ、第3のアプリケーションから取得される第3の情報の組を表示する。第3のアプリケーションは、第1及び第2のアプリケーションとは異なり、第3の情報の組は、現在の日付の第3の時間コンテキストに関連する。いくつかの実施形態では、ブロック728に示すように、第3のプラッタは、第1のアプリケーションに関連付けられ、第1のアプリケーションから取得される第3の情報の組を表示する。第1及び第3の情報の組は、異なり、第3の情報の組は、現在の日付の第3の時間コンテキストに関連し、第1及び第3の時間コンテキストは、異なる。これにより、ユーザが複数の情報の組にアクセスするためにアプリケーション(単数又は複数)を起動することを必要とせずに、デバイスがアプリケーション情報の異なるセットを表示することが可能となり、アプリケーション情報の異なるセットのそれぞれは、異なる時刻において関連してもよい。条件のセット(例えば、関連時間コンテキスト及び/又は特定のアプリケーション)が、更なるユーザ入力を必要とせずに満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによって、デバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック730において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1のプラッタをディスプレイ上の第1及び第2の位置とは異なる第3の位置に任意選択的に表示する(図6C、図6D、及び図6Eのプラッタ620の位置参照)。
図7Cでは、ブロック732において、デバイスは、例えば、第1のユーザ入力を検出したことに応じて、一連の位置に沿った位置のインジケータをディスプレイ上に任意選択的に表示する(図6Cのインジケータ618b参照)。一連の位置に沿った位置のインジケータは、一連の表示可能なプラッタに沿った第2のプラッタの位置を示す。
ブロック734において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、一連の表示可能なプラッタに沿って第3のプラッタの位置を示すように、位置のインジケータを任意選択的に更新する(図6B〜図6Gのスクロールインジケータ618a〜618f参照)。選択可能な一連のオプションに沿った現在選択されているオプションの位置を示す更新スクロールインジケータを表示することにより、受信されたユーザ入力(例えば、610aの回転)が、一連のオプション全体にわたってユーザがナビゲートすることを支援しながら(同時に更なるオプションが表示可能であることをユーザに示しながら)表示されたオプションの選択を制御するというフィードバックがユーザに提供される。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック736において、デバイスは、第2のプラッタを表示した後に、(例えば、タッチ感知ディスプレイ上の)接触を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、接触は、表示されたプラッタ(単数又は複数)及び/又はコンプリケーション(単数又は複数)の位置とは異なるディスプレイ上の位置において生じる。いくつかの実施形態では、接触は、タップジェスチャ(例えば、図6Gのタップ628)である。
ブロック738において、接触を検出したことに応じて、デバイスは、第2のプラッタの表示を任意選択的に停止する。
ブロック740において、接触を検出したことに応じて、デバイスは、第1のプラッタを第1の位置に任意選択的に表示する(図6Hのプラッタ608参照)。
ブロック742において、デバイスは、例えば、第2のプラッタを表示した後に、第3のユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第3のユーザ入力を検出することは、回転可能入力機構(例えば、図6E及び図6Fのスクロール616d又は616e)の回転を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第3のユーザ入力を検出することは、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプ(例えば、図6Hのスワイプ630a)を検出することを含む。
図7Dでは、ブロック744において、デバイスは、第3のユーザ入力を検出したことに応じて、第4のプラッタをディスプレイ上に任意選択的に表示する。いくつかの実施形態では、ブロック746に示すように、第4のプラッタは、第4のアプリケーションに関連付けられ、第4のアプリケーションから取得される第4の情報の組を表示し、第4のアプリケーションは、第1及び第2のアプリケーションとは異なる。いくつかの実施形態では、ブロック748に示すように、第4のプラッタは、第1のアプリケーションに関連付けられ、第1のアプリケーションから取得される第4の情報の組を表示し、第1及び第4の情報の組は、異なる。第4の情報の組は、図6Gのプラッタ624及び626によって示される情報の組などの、未来の日(例えば、明日)の時間コンテキストに関する。
ブロック750において、デバイスは、第1のプラッタの選択に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザ入力を検出することは、表示された第1のプラッタでの(例えば、その上又はその近くの)タッチ感知ディスプレイ上の接触を検出することを含む(図6Oのタップ662a参照)。
ブロック752において、デバイスは、第1のプラッタの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1のアプリケーションを任意選択的に起動する。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションを起動することは、第1のユーザインターフェース画面の表示を停止し、アプリケーションに対応する第2のユーザインターフェース画面を表示することを含む(図6P参照)。
ブロック754において、デバイスは、アプリケーションを表すアフォーダンスを任意選択的に表示する(図6Qのコンプリケーション614参照)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、ディスプレイ上の第1及び第2の位置とは異なる位置に表示される。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、第1及び第2のアプリケーションとは異なるアプリケーションを表す。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、第1又は第2のアプリケーションを表す。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得される情報の組を含む。いくつかの実施形態では、情報の組は、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得されるデータ(例えば、更新されたデータ)に従って更新される。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、情報の組の更新前及び更新後にディスプレイ上の同じ位置に表示される。
ブロック756において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力(図6Qのタップ662などの、表示されたアフォーダンス上又はこれの近くのタップ)を任意選択的に検出する。
ブロック758において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを任意選択的に起動する。いくつかの実施形態では、アプリケーションを起動することは、第1のユーザインターフェース画面の表示を停止することと、アプリケーションに対応する第2のユーザインターフェース画面を表示することと、を含む(図6R参照)。
図7Eでは、ブロック760において、デバイスは、例えば、アプリケーションを起動する前に、電子デバイスのアフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、所定の持続時間よりも長い持続時間である押圧(例えば「長押し」入力)である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された押圧が所定の持続時間よりも長い持続時間を有するか否かを判定し、検出された押圧が所定の継続時間よりも長い持続時間を有するという判定に応じて、アフォーダンス編集モードに移行する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、強度閾値を上回る特性強度を有する接触である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された接触が所定の持続時間を上回る特性強度を有するか否かを判定し、検出された接触が所定の継続時間を上回る特性強度を有するという判定に応じて、アフォーダンス編集モードに移行する。
ブロック762において、デバイスは、アフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンス編集モードに任意選択的に移行する。いくつかの実施形態では、ブロック764に示すように、アフォーダンス編集モードに移行することは、タッチ感知ディスプレイに編集モードアフォーダンス(例えば、図6Tのアフォーダンス672)を表示することと、ブロック766に示すように、編集モードアフォーダンスの選択に応じたユーザ入力(例えば、図6Tのタップ674)を検出することと、を含む。
ブロック768において、デバイスは、アフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンス編集モードを示すために、アフォーダンスを任意選択的に視覚的に目立たせる。例えば、デバイスは、アフォーダンスの周囲に輪郭を表示し、アフォーダンスの周囲の輪郭をアニメーション表示し、アフォーダンスをアニメーション表示し(例えば、点滅又は拡大かつ接触させ)、アフォーダンスの色を変化させ、かつ/又はアフォーダンスを視覚的に目立たせるための追加インジケータを表示することができる(図6Uの輪郭676a及びインジケータ676b参照)。編集モードを示すためにアフォーダンスを視覚的に目立たせることにより、改善されたフィードバックをユーザに提供することができ、フィードバックは、デバイスが異なるモードの機能性に移行したこと(例えば、アフォーダンスをタップすることにより、編集モード以外のモード中に対応するアプリケーションの起動をもたらし、編集モード中に編集用のアフォーダンスを選択することができる)、及び目立たせたアフォーダンスが編集用に現在選択されているインターフェースの態様であることの両方である。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。いくつかの実施形態では、ブロック770に示すように、アフォーダンスを視覚的に目立たせて、アフォーダンス編集モードを示すことは、一連の位置に沿った位置のインジケータを表示することを更に含み、インジケータは、一連の位置に沿った第1の位置を示している(例えば、図6Uのスクロールインジケータ680a)。
ブロック772において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを変更する要求に対応する第2のユーザ入力を任意選択的に検出する。例えば、いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力を検出することは、回転可能入力機構の回転(例えば、図6Uの回転可能入力機構610aによって受信されるスクロール682)を検出することを含む。
ブロック774において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを変更する要求に対応する第2のユーザ入力を検出したことに応じて、異なるアプリケーションを表すためのアフォーダンスを任意選択的に更新する(図6Vのアフォーダンス784及びインジケータ676b参照)。いくつかの実施形態では、ブロック776に示すように、デバイスは、一連の位置に沿った第2の位置を示すように位置のインジケータを更新し、一連の位置に沿った位置のインジケータは、アフォーダンスによって表されるアプリケーション用の一連の選択可能なオプションに沿った、アフォーダンスによって表されるアプリケーション用の現在選択されたオプションの位置を示す(図6Vのスクロールインジケータ680b参照)。
図7A〜図7Eにおける動作について記載された特定の順序は単なる例示あり、記載された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書で説明される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。
プロセス700に関して上述されたプロセス(例えば、図7A〜図7E)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス700の特性のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス700の工程のうちの1つ以上は、下記のように、プロセス800の工程のうちの1つ以上と組み合わせることができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
図8A〜図8Gは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するためのプロセス800を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス800は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)又は600(図6A〜図6V)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス800のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図8Aでは、ブロック802において、デバイスは、現在時刻インジケータ、第1の位置(例えば、ディスプレイ上)の第1のプラッタ及び第2の位置(例えば、ディスプレイ上)のアフォーダンスを含むユーザインターフェース画面を最初に表示する。現在時刻インジケータは、現在の日付の第1の時刻を反映する(例えば、図6Kのインジケータ604)。ブロック804に示すように、第1のプラッタは、第1のアプリケーションに関連付けられ、第1のアプリケーションから取得される第1の組の情報を表示する(例えば、天気アプリケーションに関連付けられ、予測された天気の変化又は危険な気象条件の説明を表示する、図6Kのプラッタ606参照)。ブロック806に示すように、第1の組の情報は、現在の日付の第1の時間コンテキスト(例えば、予測された天気の変化又は危険な気象条件の時刻)に関連する。ブロック808に示すように、アフォーダンスは、アプリケーション(例えば、パーソナルアシスタントアプリケーションを表す、図6Kのアフォーダンス614)を表す。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得される情報の組を含む。いくつかの実施形態では、情報の組は、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得されるデータ(例えば、更新されたデータ)に従って更新される。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、情報の組の更新前及び更新後にディスプレイ上の同じ位置に表示される。
ブロック810において、デバイスは、第1のユーザインターフェース画面をスクロールさせる要求に対応する第1のユーザ入力を検出する。いくつかの実施形態では、第1のユーザ入力は、回転可能入力機構の回転(例えば、図6Kに示す回転可能入力機構610aで受信されるスクロール658a)を含む。いくつかの実施形態では、第1のユーザ入力は、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプを含む。
ブロック812において、第1のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2の位置におけるアフォーダンス(図6K及び図6Lのアフォーダンス614参照)の表示を維持する。
図8Bでは、ブロック814において、第1のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2のプラッタを第1の位置に表示する。いくつかの実施形態では、ブロック816に示すように、第2のプラッタは、第2のアプリケーションに関連付けられ(例えば、図6Lに示すように、天気アプリケーションに関連付けられたプラッタ660)、第2のアプリケーションから取得される第2の組の情報(例えば、図6Lのプラッタ660に示すように、現在の日付について予報された気象条件及び/又は最高気温及び最低気温)を表示する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは、同一である。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは、異なる。いくつかの実施形態では、ブロック818に示すように、第2の組の情報は、現在の日付(例えば、第1の時間コンテキストよりも広い現在の日付の時間コンテキスト)に関連する。
ブロック820において、デバイスは、第2の時刻(例えば、第1の時刻とは異なる時刻)において、現在時刻インジケータを含む第2のユーザインターフェース画面、ディスプレイ上の第1の位置における第3のプラッタ(例えば、図6Mの620)、及びディスプレイ上の第2の位置におけるアフォーダンス(例えば、図6Mの614)を表示する。ブロック822に示すように、第3のプラッタは、第3のアプリケーション(例えば、図6Mに示すようなナビゲーションアプリケーション)に関連付けられ、第3のアプリケーションから取得される第3の情報の組(例えば、ユーザの帰宅ルートに沿った交通などの、交通の変化の予測時間)を表示する。ブロック824に示すように、第3の情報の組は、現在の日付の第3の時間コンテキストに関連する。ブロック826に示すように、現在時刻インジケータは、現在の日付の第2の時刻を反映する(例えば、図6Mのインジケータ604)。いくつかの実施形態では、第1及び第3のアプリケーションは、同一である。いくつかの実施形態では、第1及び第3のアプリケーションは、異なる。(例えば、時間コンテキストに基づいて)一日中変化する情報もあれば、一日中一定である情報もある、様々なアプリケーションから取得される情報の組を表示することにより、複数の専用アプリケーションウィジェットの表示(それぞれが単一のアプリケーション専用であり、単一のアプリケーションから取得される情報を示すこと)を必要とせずに、様々なアプリケーション由来の関連するアプリケーションデータ(及び任意選択的にアプリケーションを起動するためのアフォーダンス)をユーザに提供することができる。追加表示されたコントロール(例えば、専用アプリケーションウィジェット)によりユーザインターフェースを雑然とさせることなく追加の制御オプションを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック828において、デバイスは、第2のユーザインターフェース画面をスクロールさせる要求に対応する第2のユーザ入力を検出する。いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力は、回転可能入力機構の回転(例えば、図6Mに示す回転可能入力機構610aで受信されるスクロール658b)を含む。いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力は、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプを含む。
図8Cでは、ブロック830において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2の位置におけるアフォーダンス(図6M及び図6Nのアフォーダンス614参照)の表示を維持する。
ブロック832において、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第2のプラッタ(例えば、図6Nのプラッタ660)を第1の位置に表示する。
ブロック834において、デバイスは、第2のユーザインターフェース画面を第1のスクロール方向とは異なる第2のスクロール方向にスクロールさせる要求に対応する第3のユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第3のユーザ入力は、回転可能入力機構の回転(例えば、スクロール658aと比較して反対方向の、図6Bに示す回転可能入力機構610aで受信されるスクロール616a)を含む。いくつかの実施形態では、第3のユーザ入力は、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプ(例えば、逆向きのスワイプ)を含む。
ブロック836において、デバイスは、第3のユーザ入力を検出したことに応じて、第2の位置におけるアフォーダンスの表示を任意選択的に維持する。
ブロック838において、デバイスは、第3のユーザ入力を検出したことに応じて、ディスプレイ上の第1の位置に第4のプラッタを任意選択的に表示する。ブロック840に示すように、第4のプラッタは、第4のアプリケーションに関連付けられ、第4のアプリケーションから取得される第4の情報の組を表示する。いくつかの実施形態では、第1及び第4のアプリケーションは、同一である。いくつかの実施形態では、第1及び第4のアプリケーションは、異なる。ブロック842に示すように、第4の情報の組は、現在の日付の第4の時間コンテキストに関連し、第4の時間コンテキストは、第3の時間コンテキストとは異なる。いくつかの実施形態では、第4の時間コンテキストは、現在の日付における第3の時間コンテキストよりも遅い。
図8Dでは、ブロック844において、デバイスは、第2のユーザ入力を検出したことに応じて、一連の位置に沿った位置のインジケータを任意選択的にディスプレイに表示する。一連の位置に沿った位置のインジケータは、一連の表示可能なプラッタに沿った第2のプラッタの位置を示す(例えば、図6Nのスクロールインジケータ618b参照)。
ブロック846において、デバイスは、第3のユーザ入力を検出したことに応じて、一連の表示可能なプラッタに沿った第4のプラッタの位置を示すように、位置のインジケータを任意選択的に更新する。一連の表示可能なプラッタに沿った現在表示されているプラッタの位置を示す更新スクロールインジケータを表示することにより、受信されたユーザ入力(例えば、スクロール616a)が、一連のプラッタオプション全体にわたってユーザがナビゲートすることを支援しながら(、かつ更なるプラッタが表示可能であることをユーザに示しながら)表示されたプラッタ(単数又は複数)の選択を制御するというフィードバックがユーザに提供される。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック848において、デバイスは、第2のユーザインターフェース画面を第2のスクロール方向にスクロールさせる要求に対応する第4のユーザ入力を任意選択的に検出する(例えば、図6E及び図6Fのスクロール616d及び616e)。
ブロック850において、デバイスは、第4のユーザ入力を検出したことに応じて、第2の位置におけるアフォーダンスの表示を任意選択的に維持する。
ブロック852において、デバイスは、第4のユーザ入力を検出したことに応じて、第5のプラッタをディスプレイ上の第1の位置に任意選択的に表示する(例えば、図6Fのプラッタ624)。ブロック854に示すように、第5のプラッタは、第5のアプリケーションに関連付けられ、第5のアプリケーションから取得される第5の情報の組を表示する。いくつかの実施形態では、第1及び第5のアプリケーションは、同一である。いくつかの実施形態では、第1及び第5のアプリケーションは、異なる。ブロック856に示すように、第5の情報の組は、翌日の時間コンテキスト(図6Gのプラッタ624に示すような、多数のカレンダイベント、又は図6Gのプラッタ626に示すような、明日の予想天気)に関する。
図8Eでは、ブロック858において、デバイスは、第5のユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第5のユーザ入力は、タッチ感知ディスプレイ上の接触(例えば、図6Gのタップ628)を含む。いくつかの実施形態では、第5のユーザ入力は、回転可能入力機構の回転を含む。
ブロック860において、デバイスは、第5のユーザ入力を検出したことに応じて、第2の位置におけるアフォーダンスの表示を任意選択的に維持する。
ブロック862において、デバイスは、第5のユーザ入力を検出したことに応じて、第4のプラッタの表示を任意選択的に停止する。
ブロック864において、デバイスは、第5のユーザ入力を検出したことに応じて、第3のプラッタを第1の位置に任意選択的に表示する。
ブロック866において、第1及び第3の情報の組は、1つ以上の選択基準の組に少なくとも部分的に基づいて表示するために、選択される。例えば、図6Jを参照して記載したように、1つ以上の選択基準の組は、現在の日付の時間コンテキスト(例えば、プラッタ606に示されるカレンダイベントの時間又は図6Jのプラッタ650に示す映画チケットに関連付けられた上映時間)を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の選択基準の組は、現在の日付の時間コンテキストと、場所(例えば、図6Jのプラッタ648に表された写真)、第1及び第3の情報の組が取得されるアプリケーション(例えば、図6Jのプラッタ638に示されるように、ユーザの帰宅の時間にナビゲーションアプリケーションからの交通状況をユーザに提示すること)、現在の日付に予定された多数のカレンダイベント(例えば、図6Jのプラッタ636に示すように、連続するカレンダイベント後にユーザに呼吸リマインダを提示すること)、次に予定されたカレンダイベントまでの時間(例えば、図6Jのプラッタ632に示すように、次に予定されたカレンダイベント前にユーザがトレーニングのための時間を有するとき、ユーザに活動リマインダを提示すること)及び1つ以上の以前のユーザ入力(例えば、図6Jのプラッタ654に示すように、ユーザが帰宅アプリケーションを以前起動した時間に、帰宅アプリケーションに関連付けられたプラッタを提示すること)から選択される1つ以上の選択基準と、を含むことができる。任意選択的に、ブロック868に示すように、1つ以上の選択基準の組が電子デバイスの現在の位置への近接性(例えば、プラッタ648に示された写真又はデバイスが図6Jのプラッタ638に示されたユーザ指定の職場に近いことをデバイスが検出したときに仕事を終えるためのリマインダ)を含む場合、デバイスは、その現在の位置を、電子デバイスに関連付けられた位置センサ(例えば、デバイス600のGPSセンサ532又はデバイス600との無線通信を介してペアリング若しくは結合されたデバイス100のGPSモジュール135)から取得する。デバイスを介して、1つ以上の選択基準の組を使用して、プラッタを自動的に生成及び表示することは、ユーザ入力(例えば、事前にリマインダなどを設定すること)を必要とせずに、現在時刻に関連する情報をユーザに提供する(例えば、カレンダアプリケーションからのデータに従って判定されるように、都合がよければ、トレーニング又は呼吸リマインダをユーザに提供する)。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。選択基準を使用することにより、複数の専用アプリケーションウィジェットの表示(それぞれ専用の、単一アプリケーションから取得される情報を示すこと)を必要とせずに、様々なアプリケーションから様々な時刻に異なるプラッタをデバイスが表示することを可能にする。追加表示されたコントロール(例えば、専用アプリケーションウィジェット)によりユーザインターフェースを雑然とさせることなく追加の制御オプションを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック870において、デバイスは、1つ以上の選択基準の第2のセットに少なくとも部分的に基づいて表示するための第2の組の情報を任意選択的に選択する。例えば、第2の選択基準の組は、位置と、第2の組の情報が取得されるアプリケーションと、から選択される1つ以上の選択基準を含むことができる。いくつかの実施形態では、1つ以上の選択基準の第2のセットは、現在の日付の時間コンテキストを含まない。いくつかの実施形態では、第2の組の情報は、現在の日付内の大部分の時間(例えば、図6L及び図6Nのプラッタ660に示す気象条件及び最高/最低気温)に関連する。いくつかの実施形態では、第2の組の情報は、第1及び第3の時間コンテキストよりも広い現在の日付の時間コンテキスト(例えば、図6Kのプラッタ606に示す天気アラートと比較して、図6Lのプラッタ660に示す気象条件及び最高/最低気温)に関連する。任意選択的に、ブロック872に示すように、1つ以上の選択基準の第2のセットが電子デバイスの現在の位置への近接を含む場合、デバイスは、その現在の位置を、電子デバイスに関連付けられた位置センサ(例えば、デバイス600のGPSセンサ532又はデバイス600との無線通信を介してペアリング若しくは結合されたデバイス100のGPSモジュール135)から取得する。
図8Fでは、ブロック874において、デバイスは、第2のプラッタの選択に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。例えば、ユーザ入力を検出することは、図6Oのプラッタ606上のタップ662aなどの、表示された第2のプラッタでの(例えば、その上又はその近くの)接触を検出することを含むことができる。
ブロック876において、デバイスは、第2のプラッタの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションを任意選択的に起動する。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションを起動することは、第1又は第2のユーザインターフェース画面の表示を停止することと、第2のアプリケーションに対応する第3のユーザインターフェース画面を表示することと、を含む(図6P参照)。
ブロック878において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。例えば、ユーザ入力を検出することは、図6Qのコンプリケーション614上のタップ662bなどの、表示されたアフォーダンスでの(例えば、その上又はその近くの)接触を検出することを含むことができる。
ブロック880において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションを任意選択的に起動する。いくつかの実施形態では、アプリケーションを起動することは、第1又は第2のユーザインターフェース画面の表示を停止することと、アプリケーションに対応する第4のユーザインターフェース画面を表示することと、を含む(図6R参照)。
ブロック882において、デバイスは、アフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、所定の持続時間よりも長い持続時間を有する押圧(例えば「長押し」入力)である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された押圧が所定の持続時間よりも長い持続時間を有するか否かを判定し、検出された押圧が所定の継続時間よりも長い持続時間を有するという判定に従って、アフォーダンス編集モードに移行する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、強度閾値を上回る特性強度を有する接触である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された接触が所定の持続時間を上回る特性強度を有するか否かを判定し、検出された押圧が所定の継続時間を上回る特性強度を有するという判定に従って、アフォーダンス編集モードに移行する。
ブロック884において、デバイスは、アフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンス編集モードに任意選択的に移行する。いくつかの実施形態では、ブロック886に示すように、アフォーダンス編集モードに移行することは、タッチ感知ディスプレイに編集モードアフォーダンス(例えば、図6Tのアフォーダンス672)を表示することと、ブロック888に示すように、編集モードアフォーダンスの選択に応じたユーザ入力(例えば、図6Tのタップ674)を検出することと、を含む。
図8Gでは、ブロック890において、デバイスは、アフォーダンス編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンス編集モードを示すためのアフォーダンスを任意選択的に視覚的に目立たせる。例えば、デバイスは、アフォーダンスの周囲に輪郭を表示し、アフォーダンスの周囲の輪郭をアニメーション表示し、アフォーダンスをアニメーション表示し(例えば、点滅又は拡大かつ接触させ)、アフォーダンスの色を変化させ、かつ/又はアフォーダンスを視覚的に目立たせるための追加インジケータを表示することができる(図6Uの輪郭676a及びインジケータ676b参照)。編集モードを示すように、アフォーダンスを視覚的に目立たせることは、デバイスが機能性の異なるモードに移行したこと(例えば、アフォーダンスをタップすることは、通常の機能下で対応するアプリケーションの起動をもたらし、編集モード中に編集用のアフォーダンスを選択することができる)、及び目立たせたアフォーダンスが編集用に現在選択されているインターフェースの態様であることの両方である改善されたフィードバックをユーザに提供する。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。いくつかの実施形態では、ブロック892に示すように、アフォーダンス編集モードを示すように、アフォーダンスを視覚的に目立たせることは、一連の位置に沿った位置のインジケータを表示することを更に含み、インジケータは、一連の位置に沿った第1の位置を示している(例えば、図6Uのスクロールインジケータ680a)。いくつかの実施形態では、ブロック894に示すように、デバイスは、位置のインジケータを更新して、アフォーダンスによって表されたアプリケーション用の一連の選択可能なオプションに沿った、アフォーダンスによって表されたアプリケーション用の現在選択されたオプションの位置を示す(図6Vのスクロールインジケータ680b)。
ブロック896において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを変更する要求に対応する第2のユーザ入力を任意選択的に検出する。例えば、いくつかの実施形態では、第2のユーザ入力を検出することは、回転可能入力機構の回転(例えば、図6Uの回転可能入力機構610aによって受信されるスクロール682)を検出することを含む。
ブロック898において、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを変更する要求に対応する第2のユーザ入力を検出したことに応じて、異なるアプリケーションを表すためのアフォーダンスを任意選択的に更新する(図6Vのアフォーダンス784及びインジケータ676b参照)。
プロセス800に関して上述されたプロセス(例えば、図8A〜図8G)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス800の特性のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス800の工程のうちの1つ以上は、上述のように、プロセス700の工程のうちの1つ以上と組み合わせることができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
図9A〜図9Lは、デバイス900上で操作され得る例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースを示す。デバイス900は、いくつかの実施形態では、デバイス100、300又は500であってもよい。電子デバイスは、ディスプレイ902(例えば、504)を有する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ902は、タッチ感知ディスプレイである。いくつかの実施形態では、デバイス900は、回転可能入力機構910(例えば、506)及び/又は入力機構すなわちボタン(例えば、508)を含む。
図9Aでは、デバイス900は、ディスプレイ902にコンテキスト固有のユーザインターフェースを表示する。この例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースは、現在時刻インジケータ904(例えば、デジタル時計)を含む。インジケータ904は、ユーザによって独立して編集可能又は構成可能な様々な特徴又は態様を任意選択的に含むことができる。カレンダアプリケーションに関連付けられ、カレンダアプリケーションからの情報の組(例えば、曜日及び現在の日付)を表示する、コンプリケーション908もまた含まれる。
図9Aに示すユーザインターフェース画面はまた、アプリケーションから取得される情報の組の非テキストのグラフィック描写906を含む。この例では、描写906は、天気アプリケーションから取得される情報の組、現在の日付の第1の時間コンテキストに関連する気象条件(例えば、雨)を描写する。例えば、時間コンテキストは、気象条件の予測された変化又は予測された危険な気象条件の時間とすることができる。非テキストのグラフィック描写としては、絵文字、記号及び/又は漫画が挙げられるが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、非テキストのグラフィック描写は、ユーザインターフェース画面上に壁紙又は背景として表示される。
アプリケーション情報の更なるグラフィック描写を閲覧するために、ユーザは、回転可能入力機構910を(例えば、スクロール914aにより)回転させる。スクロール914aを検出したことに応じて、デバイスは、表示可能な一連のグラフィック描写に沿った描写906の位置を示す、スクロールインジケータ912aを表示する。
スクロール914aを検出したことに応じて、デバイスは、図9Bに示す画面を表示する。この画面上で、デバイスは、異なるアプリケーションから取得される情報の組の第2の非テキストのグラフィック描写914を表示する。この例では、描写914は、ナビゲーションアプリケーションから取得される情報の組、現在の日付の第2の時間コンテキストに関連する帰宅に対する(例えば、職場から自宅までの推定運転時間に基づく)リマインダを描写する。例えば、第2の時間コンテキストは、ユーザの通勤に関連付けられた時刻(例えば、予測された時刻又は帰宅を示す1つ以上の以前のユーザ入力に関連付けられた時刻)とすることができる。スクロールインジケータ912bはまた、表示可能な一連のグラフィック描写に沿った描写914の位置を示すように更新される。テキスト916もまた表示され、描写914に関連するテキスト記述を提供する。
ユーザはまた、タッチ感知ディスプレイをスワイプして、ユーザインターフェース画面をスクロールすることもできる。例えば、スワイプ914bを検出したことに応じて、デバイス900は、図9Cに示すユーザインターフェース画面を表示する。この画面は、異なるアプリケーションから取得される情報の組の第3の非テキストのグラフィック描写918を含む。この例では、描写918は、カレンダアプリケーションから取得される情報の組、すなわち、現在の日付の第3の時間コンテキストに関連付けられたカレンダイベントを描写する。例えば、第3の時間コンテキストは、予定されたカレンダイベント(例えば、コーヒーを飲む日)の時間とすることができる。スクロールインジケータ912cはまた、表示可能な一連のグラフィック描写に沿った描写918の位置を示すように更新される。テキスト920もまた表示され、描写918に関連するテキスト記述を提供する。
いくつかの実施形態では、デバイス900は、描写された情報の組からテキストコンテンツを表すデータを受信し、受信したデータに基づいてテキストコンテンツを描写するための描写を生成することができる。例えば、デバイス900は、カレンダイベント(例えば、「ベンとコーヒーを飲む」)のテキストコンテンツに関連するデータを受信し、受信したデータに基づいて又はこれに従って、漫画のコーヒーカップを使用して描写918を生成することができる。これは、デバイスのユーザ対話性を向上させ、それにより、マンマシンインターフェースを改善する。
いくつかの実施形態では、描写906、914及び918は、現在の日付の次第に後になる時間コンテキスト(例えば、時間的に未来に移動する)に関連する情報の組を描写する。時間的に過去にスクロールするために、ユーザは、910を反対方向に回転させる(例えば、スクロール914c)。スクロール914cを検出したことに応じて、デバイス900は、図9Dに示す画面を表示する。この画面は、描写914を含み、スクロールインジケータ912bは、一連の描写に沿った描写914の対応する位置を反映するように更新されている。
描写906、914及び918のうちの任意はまた、対応するアプリケーションを起動するためのアフォーダンスとして機能することができる。図9Eに示すように、ユーザは、表示された描写906に(例えば、タップ922を介して)接触することができる。タップ922を検出したことに応じて、デバイス900は、天気アプリケーションからのユーザインターフェース画面を表示する(図9F)。これにより、ユーザは、天気アプリケーションからの追加情報を閲覧することができる。
表示されたコンプリケーションはまた、対応するアプリケーションを起動するためのアフォーダンスとして機能することができる。図9Gに示すように、ユーザは、表示されたコンプリケーション908に(例えば、タップ924を介して)接触することができる。タップ924を検出したことに応じて、デバイス900は、カレンダアプリケーションからのユーザインターフェース画面を表示する(図9H)。これにより、ユーザは、カレンダアプリケーションからの追加情報、例えば、1つ以上の次のカレンダイベント(単数又は複数)の時間(単数又は複数)などを閲覧することができる。
ユーザは、表示されたコンプリケーションに関連付けられたアプリケーションを変更する(か、又はコンプリケーションによって表示されたアプリケーションからの情報の組を変更する)ことを望み得る。ユーザは、ディスプレイ902を押圧926により押す(図9I)。いくつかの実施形態では、押圧926は、所定の持続時間よりも長い持続時間を有する押圧(例えば、「長押し」入力)又は所定の強度閾値を上回る特性強度を有する押圧である。
押圧926を検出したことに応じて、デバイス900は、編集モードを示すために、ユーザインターフェース画面を視覚的に判別する(図9J)。デバイス900は、ユーザインターフェース画面の縮小表現930と、現在選択されているコンテキスト固有のユーザインターフェースの種類の名称に対応する名称932と、(フルインターフェースを閲覧するためにスワイプし、それを選択するためにタップすることによってユーザが選択できると考えられる)隣接する記憶されたコンテキスト固有のユーザインターフェースの部分ビュー934と、編集アフォーダンス936と、を表示することによって、選択モードに移行したというアラートをユーザに発する。ユーザインターフェースを編集するために、ユーザは、タップ938によって編集アフォーダンス936に接触する。
タップ938を検出したことに応じて、デバイスは、編集モードに移行し、編集用のユーザインターフェースの1つ以上の態様を視覚的に目立たせる(図9K)。この例では、コンプリケーション908は、編集のために選択される。デバイス900は、コンプリケーション908の周囲に輪郭940を表示することによってコンプリケーション908を視覚的に目立たせること及びインジケータ942によって、コンプリケーション908が編集するために選択されていることをユーザに通知し、インジケータは、コンプリケーションによって表されるアプリケーション(この例では、カレンダアプリケーション)を示す。デバイス900はまた、スクロールによって追加アプリケーションが選択可能であることをユーザに通知し、表示可能な一連のアプリケーションオプションに沿ったカレンダアプリケーションの位置を示す、スクロールインジケータ944aを表示する。デバイス900はまた、ユーザインターフェースの異なる態様を編集するための2つのオプションを(例えば、スワイプによって)選択することができることを示す、ページングアフォーダンス946を表示する。この例では、オプションは、コンプリケーション908によって表されるアプリケーション及びユーザインターフェースに関連付けられた1つ以上の色(例えば、現在時刻インジケータ及び/又は表示された描写の1つ以上の色)を含む。
スクロール948(910の回転)を検出したことに応じて、デバイス900は、コンプリケーション908を、ストップウォッチアプリケーションを表すコンプリケーション950に置き換える(図9L)。加えて、インジケータ952は、ストップウォッチアプリケーションを示すために更新され、スクロールインジケータ944bは、表示可能な一連のアプリケーションオプションに沿うストップウォッチアプリケーションの位置を反映するように更新される。いくつかの実施形態では、1つ以上の追加入力を検出したことに応じて、デバイス900は、図9Lに示すディスプレイ902に基づくユーザインターフェース画面を表示する(例えば、910の押し下げの後に選択モードにおいて表示されたユーザインターフェース上のタップが続く)。いくつかの実施形態では、デバイス900は、編集されたユーザインターフェースをメモリに(例えば、メモリ518及び/又はデバイス900との無線通信を介してペアリング又は結合されたデバイス100のメモリ102に)記憶する。いくつかの実施形態では、例えば、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に記載されるように、編集されたユーザインターフェース画面は、以降選択モードにおいて選択することができる(例えば、図13のディスプレイ1322参照)。
図10A〜図10Cは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するためのプロセス1000を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1000は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)又は900(図9A〜図9L)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス1000のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図10Aでは、ブロック1002において、デバイスは、現在時刻インジケータ(例えば、図9Aの904)及び第1の非テキストのグラフィック描写(例えば、図9Aの906)を含むユーザインターフェース画面を表示する。ブロック1004に示すように、第1の非テキストのグラフィック描写は、第1のアプリケーションから取得される第1の組の情報、例えば、カレンダイベント、ユーザ写真、気象条件の変化、呼吸又は活動リマインダなどを表す(情報の追加セットは、上述されている)。ブロック1006に示すように、第1の組の情報は、現在の日付の第1の時間コンテキストに関連する。例えば、描写906は、現在の日付の今後の時間に関連する天気アプリケーションから取得される予報された気象条件を描写している。
ブロック1008において、デバイスは、ユーザ入力を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、回転可能入力機構の回転(例えば、図9Aに示す回転可能入力機構910で受信されるスクロール914a)を含む。いくつかの実施形態では、第1のユーザ入力は、タッチ感知ディスプレイ上のスワイプ(例えば、図9Bに示すディスプレイ902上のスワイプ914b)を含む。
ブロック1010において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1の非テキストのグラフィック描写の表示を停止する。
ブロック1012において、デバイスは、ユーザ入力を検出したことに応じて、第2の非テキストのグラフィック描写を表示する(図9Bの描写914参照)。ブロック1014に示すように、第2の非テキストのグラフィック描写は、第2のアプリケーションから取得される第2の組の情報を描写する。ブロック1016に示すように、第2の組の情報は、現在の日付の第2の時間コンテキストに関連する。例えば、描写914は、ユーザの次の帰宅に関連するナビゲーションアプリケーションから取得される交通予測状況を描写する。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは、同一である。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは、異なる。いくつかの実施形態では、第1及び第2の非テキストのグラフィック描写は、ユーザインターフェース画面上に壁紙又は背景として表示される。いくつかの実施形態では、第1及び/又は第2の組の情報(単数又は複数)は、上記のように、1つ以上の選択基準に基づく表示用にデバイスによって選択される。異なるアプリケーションから取得した情報の組を表示するが、現在の日付の時刻(単数又は複数)に関連させることにより、複数の専用アプリケーションウィジェットの表示(それぞれ単一アプリケーション専用で、単一アプリケーションから取得される情報を示す)を必要とせずに、様々なアプリケーション由来の関連するアプリケーションデータ(及び任意選択的にアプリケーションを起動するためのアフォーダンス)をユーザに提供することができる。追加表示されたコントロール(例えば、専用アプリケーションウィジェット)によりユーザインターフェースを雑然とさせることなく追加の制御オプションを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図10Bでは、ブロック1018において、デバイスは、ユーザ入力を検出したことに応じて(例えば、第2の非テキストのグラフィック描写を表示する前に)、第2の組の情報からテキストコンテンツを表すデータを任意選択的に受信する。例えば、テキストコンテンツは、1つ以上のキーワードを含むことができる。
ブロック1020において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、受信したデータに基づいてテキストコンテンツを描写する第2の非テキストのグラフィック描写(例えば、図9Cの描写918によって示すように、「コーヒー」のキーワードを描写するコーヒーのカップ)を任意選択的に生成する。したがって、ユーザがアプリケーションデータを選択する(例えば、カレンダイベントからキーワードを選択する)必要がなく、又はアプリケーションデータを表示する際に、デバイスは、アプリケーションデータ(例えば、カレンダイベント)に関連するテキストコンテンツのグラフィック描写を自動的に生成し、関連する時刻に(例えば、上述したように、1つ以上の選択基準に基づいて)ユーザに描写を提示する。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1022において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、一連の位置に沿った位置のインジケータ(例えば、図9A〜図9Dのスクロールインジケータ912a〜912c)を任意選択的に表示する。一連の位置に沿った位置のインジケータは、表示可能な一連の非テキストのグラフィック描写に沿った第2の非テキストのグラフィック描写の位置を示す。表示可能な一連の描写に沿った現在表示されている描写の位置を示す更新スクロールインジケータを表示することにより、受信されたユーザ入力(例えば、図9Aのスクロール914a、図9Cのスクロール914c又は図9Bのスワイプ914b)が、一連の描写全体にわたってユーザがナビゲートすることを支援しながら(同時に追加描写が表示可能であることをユーザに示しながら)アプリケーション情報を含む描写の表示を制御するというフィードバックをユーザに提供することができる。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1024において、ユーザ入力を検出することは、第1のスワイプ方向の(例えば、タッチ感知ディスプレイ上の)スワイプを検出することを含む。図9Bに示すディスプレイ902上のスワイプ914bを参照されたい。
ブロック1026において、デバイスは、第1のスワイプ方向とは異なる第2の方向の第2のスワイプを任意選択的に検出する。
ブロック1028において、第2のスワイプを検出したことに応じて、デバイスは、第2の非テキストのグラフィック描写の表示を任意選択的に停止する。
ブロック1030において、第2のスワイプを検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイ上の第1の非テキストのグラフィック描写を任意選択的に表示する。
ブロック1032では、ユーザ入力を検出することは、回転可能入力機構の第1の回転方向の回転(例えば、図9Aに示す回転可能入力機構910で受信するスクロール914a)を検出することを含む。
ブロック1034において、デバイスは、第1の回転方向とは異なる第2の方向の第2の回転を任意選択的に検出する。
ブロック1036において、第2の回転を検出したことに応じて、デバイスは、第2の非テキストのグラフィック描写の表示を任意選択的に停止する。
ブロック1038において、第2の回転を検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイ上の第1の非テキストのグラフィック描写を任意選択的に表示する。
図10Cでは、ブロック1040において、デバイスは、カレンダアプリケーションを表すアフォーダンス(例えば、図9Gのコンプリケーション908)を任意選択的に表示する。いくつかの実施形態では、ブロック1042に示すように、アフォーダンスは、現在の日付を示す。
ブロック1044において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力(例えば、図9Gのコンプリケーション908上のタップ924)を任意選択的に検出する。
ブロック1046において、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、カレンダアプリケーションを起動する(図9H参照)。いくつかの実施形態では、カレンダアプリケーションを起動することは、ユーザインターフェース画面の表示を停止し、カレンダアプリケーションに対応する第2のユーザインターフェース画面を表示することを含む。
プロセス1000に関して上述されたプロセス(例えば、図10A〜図10C)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法に類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス1000の特性のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス1000の工程のうちの1つ以上は、上述のように、プロセス700又は800の工程のうちの1つ以上と組み合わせることができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
次に、図11Aに進み、ユーザは、ポータブル多機能デバイスに表示するための新たな画像を生成すること、例えば、表示を一日に複数回閲覧したときに異なる体験をユーザに提供することを望み得る。これにより、ユーザが興味を持ち、電子デバイスと関与しているように維持させる。これらの新しい画像の生成を時刻に結び付けることにより、時間管理のための改良された手法が提供され、デバイスの時間管理の機能性を更に向上させる。
図11A〜図11Nは、デバイス1100上で操作されてもよい例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースを示す。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、デバイス100、300又は500であってもよい。電子デバイスは、ディスプレイ1102(例えば、504)を有する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ1102は、タッチ感知ディスプレイである。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、回転可能入力機構1120a(例えば、506)及び/又は入力機構すなわちボタン1120b(例えば、508)を含む。
図11A(上)は、デバイス1100のディスプレイ1102上に表示された例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースを示す。このユーザインターフェース画面は、現在時刻インジケータ1104(本例では、時針、分針及び任意選択的な秒針を有するアナログ時計)を含む。また、1104に関連付けて、3つのコンプリケーション1106、1108及び1110が表示される。これらの3つのコンプリケーションはそれぞれ、アプリケーション(それぞれ、アラーム、天気及びカレンダアプリケーション)に関連付けられている。いくつかの実施形態では、これらのコンプリケーションのうちの1つ以上は、対応するアプリケーションから取得される情報の組を表示する。例えば、コンプリケーション1108は、天気アプリケーションから取得される現在の気温を表示し、コンプリケーション1110は、次のカレンダイベントの時間及びテキストディスクリプタを表示する。いくつかの実施形態では、コンプリケーション1110は、ディスプレイ1102上のより多くのスペースを占有し、コンプリケーション1106及び1108に比べて、対応するアプリケーションからのより多くの情報(例えば、文字数が多いか又は画像サイズが大きい)を任意選択的に表示する。これは、アプリケーション情報を表示するための複数の詳細レベルをユーザに提供する。コンプリケーション1106は、アラームアプリケーションからの情報の組を表示することなく、アラームアプリケーションをグラフィカルに表す(テキスト表示もまた使用することができると考えられる)。
また、このユーザインターフェース画面上に、背景1112aも表示される。いくつかの実施形態では、背景1112aは、ディスプレイ1102上に壁紙として表示される。いくつかの実施形態では、背景1112aは、アナログ時計1104の文字盤として表示される。
背景1112aは、画像1114(図11A、中)から作成された万華鏡型の合成画像1118(図11A、下)を表示する。デバイス1100は、画像1114の一部1116を選択し、複数の反射軸の向かい側に部分1116を反射させることによって、合成画像1118を作成する。例えば、デバイス1100は、6回反射された部分1116の12個のファセット、又は好適な画像を生成するために多数の反射軸と多数のファセットとの任意の他の組み合わせを表示することができる。
図11Aは、10時09分にディスプレイ1102上に背景1112aとして表示された合成画像1118を示す。その後、ユーザがディスプレイを(例えば、後述するように)12時25分にアクティブ化するとき、ディスプレイ1102の複数の態様が更新される(図11B)。現在時刻インジケータ1104は、現在の時刻を反映するように更新される。いくつかの実施形態では、1つ以上のコンプリケーション(単数又は複数)によって表示される情報の組(単数又は複数)は、例えば、対応するアプリケーションからのデータに従って更新される。この例では、コンプリケーション1108は、現在の気温を表示するために更新され、コンプリケーション1110は、次のカレンダイベントの時間及びテキストディスクリプタを表示するように更新される。コンプリケーション1106は、更新されない。
背景1112bもまた更新される。デバイス1100は、画像1114の選択部分1122と、複数の反射軸(いくつかの実施形態では、合成画像1118を生成するために使用された同一の反射軸)の向かい側への反射部分1122とによって、合成画像1124を作成する。したがって、デバイス1100は、異なる時刻に同じ画像の異なる部分を選択することができ、それにより、その表示される背景の多様性を高めることができる。
いくつかの実施形態では、画像部分の選択は、時刻に基づく。この概念は、図11Cに示されている。図11Aのように、図11C(上)のディスプレイ1102は、現在時刻インジケータ1104並びにコンプリケーション1106、1108及び1110を備えたユーザインターフェース画面を示す。アナログ時計1104は、現在時刻が、図11Aに示すように、例えば、別の日の同じ時刻であることを示す。コンプリケーション1108は、現在の温度を示すように更新され、コンプリケーション1110は、次のカレンダイベントの時間及びテキストディスクリプタを示すように更新されている。コンプリケーション1106は、更新されていない。
図11Cの背景1112cは、図11Aの背景1112aと同じである。例えば、背景1112cは、画像1114の部分1116を選択し、複数の同一の反射軸の向かい側に部分1116を反射することにより、デバイス1100によって作成される。したがって、画像部分の選択及び/又は反射は、時刻に基づいて決定することができる。
いくつかの実施形態では、デバイス1100は、1つ以上の基準の組に基づいて、画像(例えば、画像1114)の一部(例えば、部分1116)を選択することができる。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、画像(例えば、1114)の複数の部分にスコア(例えば、「興味スコア」)を関連付けることができる。例えば、デバイス1100は、画像を複数の部分(例えば、グリッド)に分割し、スコアを複数のそれぞれの部分に関連付けることができる。いくつかの実施形態では、スコアは、輝度、平均輝度、輝度の導関数及び彩度の値のスコア付け基準のうちの1つ以上に基づく。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、そのスコアに基づいた部分を選択する(例えば、デバイスは、所定の閾値を上回るスコアを有する部分を選択する)。これは、例えば、一部の画像部分が反射と不適合であってもよいため有利である(例えば、単色又は白黒の色相を有する画像部分は、反射及び合成画像生成に対して修正可能ではないと考えられる)。
いくつかの実施形態では、デバイス1100は、時刻に基づいて画像部分を選択するために、画像にわたる選択経路を適用することができる。例えば、選択経路は、12時間ごと又は24時間ごとなどの一定の間隔で繰り返す部分選択を誘導する決定論的経路(deterministic path)であってもよい。したがって、ユーザは、画像のどの部分を選択し、万華鏡として表示したのかに基づいて、時刻を知覚することができる。いくつかの実施形態では、選択経路は、(例えば、上述のように)所定の閾値を上回る選択スコアを有する2つ以上の画像部分を含む。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、ユーザ入力(例えば、回転可能入力機構の回転)を検出し、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、反射及び合成画像生成用の選択経路に沿って第2の画像部分を選択する。いくつかの実施形態では、ユーザは、例えば、画像部分の選択に対応するユーザ入力を提供することによって、画像部分を選択することができる。
デバイス1100は、様々な反射軸を画像部分に与えることができ、これによって、様々なパターンの万華鏡型合成画像を生成することができる。画像1114の部分1116に基づく例示的なパターンが図11Dに示されている。いくつかの実施形態では、反射軸は、例えば、反射ファセットのセットを生成するために複数の反射軸を適用することによって万華鏡パターンを生成する。いくつかの実施形態では、反射軸は、例えば、画像のスライスを取り、そのスライスを円内で回転させて複数の反射軸を生成することによって、放射状パターンを生成する。いくつかの実施形態では、反射軸は、例えば、一連の反射画像部分を背景にタイリングすることによって、モザイクパターンを生成する。多様な種類のモザイク細工が既知であり、アーティストであるM.C.Escherの作品において周知である。例えば、球体を生成する反復三角形(例えば、シュワルツ三角形)又は双曲平面(例えば、ポアンカレ円板)におけるタイリングを参照されたい。いくつかの実施形態では、反射軸は、例えば、(ヒマワリの種子らせんの数などの)フィボナッチ数列に従ったらせんの数で反射画像部分を繰り返すことによって、フィボナッチ数列に基づくパターンを生成する。
このコンテキスト固有のユーザインターフェースにより、ユーザは、対応するコンプリケーションを選択することによってアプリケーションを起動することができる。例えば、ユーザは、図11Eのコンプリケーション1108に(例えば、タップ1120によって)接触する。タップ1120を検出したことに応じて、デバイス1100は、対応する天気アプリケーションからユーザインターフェースを示すようにディスプレイ1102を更新する(図11F)。
ユーザは、例えば、合成画像生成のために選択された部分を識別するために、原画像を閲覧することを望み得る。ユーザは、図11Gの背景1112aに(例えば、タップ1122によって)接触する。タップ1122を検出したことに応じて、デバイスは、例えば、背景1124として画像1114を表示する。
ユーザは、ユーザインターフェースのコンプリケーション1108及び/又は、色(例えば、1104の秒針の色)、表示された情報の濃度(例えば、1104の時間標示又はその欠落)などの他の態様によって表されるアプリケーションを編集することを望み得る。コンテキスト固有のユーザインターフェース及びそのサブコンポーネントの編集及び/又は選択の追加の記述は、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に見出され、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
図11Iでは、ユーザは、押圧1130によってデバイス1100の編集モードにアクセスする。押圧は、いくつかの実施形態では、所定の継続時間よりも長い継続時間を有する押圧(例えば、「長押し」入力)又は強度閾値を上回る特性強度を有する接触であってもよい。この例では、押圧1130を検出したことに応じて、デバイス1100は、コンテキスト固有のユーザインターフェース選択モードに移行し、ユーザインターフェース画面を視覚的に目立たせて、選択モードを示す(図11J)。デバイス1100は、ユーザインターフェース画面の縮小表現1132と、現在選択されているコンテキスト固有のユーザインターフェースの種類の名称に対応する名称1136と、(フルインターフェースを閲覧するためにスワイプし、それを選択するためにタップすることによってユーザが選択できると考えられる)隣接する記憶されたコンテキスト固有のユーザインターフェースの部分ビュー1138と、編集アフォーダンス1134と、を表示することによって、編集モードに移行したというアラートをユーザに発する。ユーザインターフェースを編集するために、ユーザは、タップ1140によって編集アフォーダンス1134に接触する。
タップ1140を検出したことに応じて、デバイスは、編集モードに移行し、編集のためにユーザインターフェースの1つ以上の態様を視覚的に目立たせる(図11K)。この例では、背景1140は、編集する(例えば、その部分が選択された写真を選択する)ために選択される。デバイス1100は、背景1140の周囲に輪郭を表示することによって背景1140を視覚的に目立たせること及びインジケータ1142によって、背景1140が編集するために選択されていることをユーザに通知し、インジケータは、背景1140用のソース写真が編集可能であることを示す。デバイス1100はまた、スクロールによって追加の写真が選択可能であることをユーザに通知し、表示可能な一連の写真に基づく背景に沿った写真の位置を示す、スクロールインジケータ1146を表示する。デバイス1100はまた、ユーザインターフェースの異なる態様を編集するための3つのオプションを(例えば、スワイプによって)選択することができることを示す、ページングアフォーダンス1144を表示する。この例では、オプションは、背景1140が選択された写真、様々なコンプリケーションに関連付けられたアプリケーション及び合成画像を生成するために使用されるパターンの種類を含む。
写真を編集するために、ユーザは、1120aを回転させることができる。インターフェースの異なる態様を編集するために、ユーザは、スワイプ1148を介してディスプレイ1102をスワイプする。スワイプ1148を検出したことに応じて、デバイスは、編集用のコンプリケーション1108を示す(図11L)。デバイス1100は、コンプリケーション1108の周囲に輪郭1150を表示することによってコンプリケーション1108を視覚的に目立たせること及びインジケータ1152によって、コンプリケーション1108が選択されたことをユーザに通知し、インジケータは、コンプリケーションによって表されるアプリケーション(この例では、天気アプリケーション)を示す。デバイス1100はまた、スクロールによって追加アプリケーションが選択可能であることをユーザに通知し、表示可能な一連のアプリケーションオプションに沿った天気アプリケーションの位置を示す、スクロールインジケータ1154を表示する。更に、スワイプ1148を検出したことに応じて、デバイス1100は、一連の編集可能な態様におけるコンプリケーション編集の位置を反映するように、ページングアフォーダンス1144を更新する。
合成画像を生成するために使用するパターンを選択するために、ユーザは、スワイプ1156によってディスプレイ1102をスワイプする。スワイプ1156を検出したことに応じて、デバイスは、図11Mに示す画面を表示する。図11Mでは、合成画像1158の周囲に輪郭1158aを表示すること及びインジケータ1158bによって、背景が基である合成画像1158を視覚的に示し、インジケータは、背景1140用の合成画像1158を生成するために使用したパターン(例えば、反射軸)が編集可能であることを示す。デバイス1100はまた、スクロールによってパターンが選択可能であることをユーザに通知し、選択可能な一連のパターンに沿ったパターンの位置を示す、スクロールインジケータ1160aを表示する。更に、スワイプ1156を検出したことに応じて、デバイス1100は、一連の編集可能な態様でパターン編集の位置を反映するように、ページングアフォーダンス1144を更新する。
パターンを変更するために、ユーザは、スクロール1162によって1120aを回転させる。スクロール1162を検出したことに応じて、デバイス1100は、1158と同じ画像部分を使用して合成画像1166を生成するが、異なる反射軸のパターンを適用する(図11N)。インジケータ1158bはまた、反射軸のパターンを反映するように更新される。スクロールインジケータ1160bはまた、選択可能な一連のパターンオプションに沿って放射状パターンの位置を示すように更新される。いくつかの実施形態では、ユーザは、その後、編集モードから退出し、編集されたユーザインターフェース画面を表示することができる。いくつかの実施形態では、例えば、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に記載されたように、編集モードから退出すると、デバイスは、編集されたユーザインターフェース画面を、メモリに保存し、以降、選択モードで選択可能である(例えば、図13のディスプレイ1322参照)。
次に、図12に進み、ユーザが、電子デバイス(例えば、第1のデバイス)を使用して、異なるポータブル多機能デバイス(例えば、第2のデバイス)のためのコンテキスト固有のユーザインターフェースを構成することを可能にすることが有利であり得る。いくつかの実施形態では、第1のデバイスは、第2のデバイスよりも大きなディスプレイを有し、それにより、ユーザは、第1のデバイス上でのタッチジェスチャを見ること及び/又は提供することが容易である。ユーザは、第1のデバイスを操作しながら第2のデバイスに切り替えることなく、第2のデバイス用のユーザインターフェースを構成することを望み得る。
図12は、例示的な第1の電子デバイス1200及び例示的な第2の電子デバイス1210を示す。いくつかの実施形態では、デバイス1200は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい。説明のため、第1のデバイス1200は、タッチ感知ディスプレイ1202を備えた、図4Aに図示するようなポータブル多機能デバイス100と同様の、パーソナル電子デバイスである。いくつかの実施形態では、第2のデバイス1210は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい。説明のため、外部デバイス1210は、タッチ感知ディスプレイ1212、回転可能入力機構及びボタンを備える、図5Aに図示するようなデバイス500と同様の、パーソナル電子デバイスである。
図12に図示するように、デバイス1200は、無線ネットワークを介して情報を受信することができる。いくつかの実施形態では、デバイス1200は、デバイス1210に無線通信を介して結合されている。図12はまた、デバイス1200が、外部デバイス1210とペアリングされた関係として動作し、これら2つのデバイス間でデータを交換可能であることを示す。ペアリングされた関係において、デバイス1200及び外部デバイス1210は、互いに登録しており、双方向の無線通信を実行することができる。一部の実施形態では、ペアリングされた関係を目的とする無線通信は、Bluetooth及び/又はBluetooth Low Energy(BTLE)などのピアツーピア無線通信プロトコルを介して実施される。一部の実施形態では、無線通信は、2つ以上の無線通信プロトコルを使用する。例えば、BTLEに加えて、WiFiを使用することができる。これらの実施形態では、2つのデバイス間の初期の通信は、そのプロトコルが、より低速のデータ転送速度をもたらす場合であっても、BTLEなどの、より低電力のプロトコルを介して実施することができる。後続の通信は、WiFiなどの、比較的高速の二次ネットワークを介して実施することができる。ペアリングされた関係を開始かつ動作させる更なる例示的な技術は、発明者Lawrence Y.Yangらの同時係属出願、国際公開第2015/0183403号として公開された、2015年3月31日に出願された「Companion Application for Activity Cooperation」と題する国際出願PCT/US2015/023699号、米国特許出願公開第20150350865号として公開された2014年9月2日に出願された「Predefined Wireless Pairing」と題する米国特許出願公開第14/474,466号、国際公開第2016/036603号として公開された、2015年8月28日に出願された「Reduced−size Configuration Interface」と題する国際出願PCT/US2015/047507号及び2015年3月8日に出願された「Reduced−size Configuration Interface」と題する米国特許仮出願において説明されている。図12を参照すると、ユーザは、デバイス1200を使用してデバイス1210上に表示するためのデバイスを使用してコンテキスト固有のユーザインターフェースを構成することを望み得る。
図13は、例示的な電子デバイス1300及び例示的な電子デバイス1320を示す。いくつかの実施形態では、デバイス1300は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい。説明のため、第1のデバイス1300は、タッチ感知ディスプレイ1302を備えた、図4Aに図示するようなポータブル多機能デバイス100と同様の、パーソナル電子デバイスである。いくつかの実施形態では、第2のデバイス1320は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい。説明のため、外部デバイス1320は、タッチ感知ディスプレイ1322及び回転可能入力機構1324を備えた、図5Aに図示するようなデバイス500と同様の、パーソナル電子デバイスである。デバイス1300及び1320は、無線通信を介して結合される。いくつかの実施形態では、デバイス1300及び1320は、例えば、図12を参照して記載したように、ペアリングされた関係にある。
デバイス1320は、ディスプレイ1322上に表示するために、コンテキスト固有のユーザインターフェースのライブラリへのアクセスを有する。例えば、ライブラリは、デバイス1320のメモリに記憶することができ、デバイス1300のメモリに記憶することができかつデバイス1320にアクセス可能であり、かつ/又はデバイス1300及び1320にアクセス可能な外部サーバに記憶することができる。いくつかの実施形態では、コンテキスト固有のユーザインターフェースは、一意又は完全なアセットとしてライブラリに記憶される。いくつかの実施形態では、ライブラリは、デバイス1320によって表示のためにレンダリングされる構成として(例えば、メモリに記憶されたグラフィックアセットのセットを、使用される特定のグラフィックアセット(単数又は複数)及びそのユーザインターフェース内の配置を特定する構成に従ってレンダリングすることによって)、コンテキスト固有のユーザインターフェースを記憶する。
図13はまた、デバイス1300において、デバイス1320上に表示するために記憶されたライブラリからコンテキスト固有のユーザインターフェースを選択、整理及び/又は編集するためのユーザインターフェースを図示する。ディスプレイ1302上に示されるユーザインターフェース画面は、デバイス1320の描写1304を含み、その描写は、デバイス名、サイズ及び/又は他のデバイス特徴の描写を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、描写1304は、ユーザによって接触されたときに、デバイス1320を他の電子デバイスとペアリング又はペアリング解除するためのオプションなどの、デバイス1320に関連する追加情報及び/又は機能性を表示するアフォーダンスとして機能する。ディスプレイ1302上に示すユーザインターフェース画面は、コンプリケーションバー1306を含む。いくつかの実施形態では、コンプリケーションバー1306は、ライブラリからコンテキスト固有のユーザインターフェースの一部として、かつ特定のコンプリケーションを選択かつ/又は編集するための任意選択的なアフォーダンスとして、表示するために構成することができるコンプリケーションのリストをユーザが閲覧することを可能にする。いくつかの実施形態では、ユーザは、特定のコンプリケーションのオプションを閲覧するために、描写されたユーザインターフェース画面上を(例えば、水平スワイプにより)スクロールする。画面1302は、ライブラリから1つ以上のユーザインターフェースを閲覧するためのアフォーダンス1308を更に含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、アフォーダンス1308に触れ、それに応じて、デバイス1300は、画面1302上に図示されたユーザインターフェースを表示する。
また、ディスプレイ1302のユーザインターフェース画面上に、プレビュー画像1310、1312及び1314が示されている。プレビュー画像1310、1312及び1314は、デバイス1320上に表示するためのライブラリ由来のコンテキスト特有のユーザインターフェースを表す。プレビュー画像1310及び1312によって表されるように、両方の対応するユーザインターフェースは、時計を含む。加えて、1312によって表されるユーザインターフェースは、本明細書に記載するように、コンプリケーションを含む。いくつかの実施形態では、プレビュー画像(単数又は複数)は、対応するコンテキスト固有のユーザインターフェース(例えば、1310によって表されるユーザインターフェース用の「太陽」、1312によって表されるユーザインターフェース用の「ユーティリティ」など)のために、時計文字盤の種類を示す関連テキスト要素と共に表示される。ディスプレイ1302及び1322上に示されるユーザインターフェース画面は、ライブラリに記憶されているユーザインターフェース、及びライブラリ内のユーザインターフェースの順序又は順番をユーザに示す。
いくつかの実施形態では、プレビュー画像は、ユーザインターフェースの1つ以上のコンプリケーションの表現を含む。例えば、プレビュー画像1312は、1312によって表されるユーザインターフェースのコンプリケーションを表す、表現1316を含む。この例では、表現1316は、天気アプリケーションを表すアフォーダンスを表示するコンプリケーションを表す。上述のように、コンプリケーションは、関連するアプリケーションから取得されるデータ及び表示情報を取得することができる(任意選択的に、情報は、データに対する更新に従って更新される)。いくつかの実施形態では、デバイス1300は、天気アプリケーションから「ライブ」データを取得し、表現1316のデータに対する更新に従って更新された情報を表示する(例えば、1316に描写した太陽は、現在の気象条件を示し、天気アプリケーションから取得したライブデータを表す)。有利には、これにより、ユーザは、現在時刻にデバイス1320に表示されたときにユーザインターフェースがどのように見えるかを、視覚化することができる。他の実施形態では、デバイス1300は、アプリケーションデータの「プレースホルダ」表現を表示する。例えば、1316に描写された太陽は、コンプリケーションに表示されると考えられるライブデータのコンテンツをユーザに提示するアイコン又はアフォーダンスとすることができる。例えば、プレースホルダは、アプリの一部としてインストールされてもよく、かつ/又はアプリケーションを開発するために使用されるソフトウェア開発キットの一部として指定されてもよい。有利なことに、これにより、ユーザは、ユーザインターフェース内のコンプリケーションの機能を理解することができるが、プレビュー画像を生成するためにライブデータを取得するプロセッサリソース及び/又は通信帯域を必要としない。
プレビュー画像1314は、部分ビューで示される。これは、例えば、スクロールによって、記憶されたライブラリの残りを表す追加のプレビュー画像がこのインターフェースにおいて閲覧可能であるというアラートをユーザに発している。いくつかの実施形態では、ユーザは、プレビュー画像1310、1312及び1314のうちの1つ以上におけるディスプレイをスワイプし(例えば、水平スワイプ)、スワイプを検出したことに応じて、デバイス1300は、表示されたプレビュー画像をスクロールして、ライブラリからユーザインターフェースを表す1つ以上の追加のプレビュー画像を明示する。
いくつかの実施形態では、ディスプレイ1302及び/又は1322上に示される1つ以上のプレビュー画像内の情報は、例えば、ユーザがデバイス1320の文字盤選択モードにある間に又はデバイス1320におけるプレビュー画像を閲覧しながら、ライブで更新される。例えば、いくつかの実施形態では、1310、1312、1314、1330、1332及び/又は1334のうちの1つ以上での時計の表現は、ライブでレンダリングされるため、例えば、プレビュー画像は、現在時刻を表示する。いくつかの実施形態では、1310、1312、1314、1330、1332及び/又は1334のうちの1つ以上での1つ以上のコンプリケーションの表現は、ライブでレンダリングされるため、例えば、プレビュー画像は、現在のコンプリケーションデータ(例えば、アプリケーションデータに対する更新に従って更新されるアプリケーションからの情報)を表示する。いくつかの実施形態では、(例えば、1310又は1330などの完全ビューに表示される)現在センタリングされたプレビュー画像上の1つ以上のコンプリケーションの表現は、ライブでレンダリングされるが、その一方で、(例えば、1312、1314、1332又は1334などの部分ビューに表示される)現在センタリングされていないプレビュー画像上の1つ以上のコンプリケーションの表現は、ライブでレンダリングされない(例えば、その表現は、プレースホルダデータ又は表現されたユーザインターフェースが表示された最後の時刻若しくはプレビュー画像がディスプレイ上でセンタリングされた最後の時刻などの以前のリフレッシュ時に取得されたデータを表示する)。いくつかの実施形態では、(例えば、1310又は1330などの完全ビューに表示される)現在センタリングされたプレビュー画像上の1つ以上のコンプリケーションの表現及び現在センタリングされたプレビュー画像のすぐ近隣のプレビュー画像上の表現(単数又は複数)は、ライブでレンダリングされるが(例えば、1312、1314、1332又は1334)、その一方で、現在センタリングされず、かつ現在センタリングされたプレビュー画像に隣接していないプレビュー画像上の1つ以上のコンプリケーションの表現は、ライブでレンダリングされない(例えば、その表現は、プレースホルダデータ又は表現されたユーザインターフェースが表示された最後の時刻若しくはプレビュー画像がディスプレイ上でセンタリングされた最後の時刻などの以前のリフレッシュ時に取得されたデータを表示する)。いくつかの実施形態では、ライブでレンダリングされていない表現は、ライブでレンダリングされている表現よりも長い間隔で更新されたデータを使用してレンダリングされてもよい。いくつかの実施形態では、時計又はコンプリケーションを表すプレビュー画像以外のプレビュー画像に表される1つ以上の要素又はユーザインターフェースオブジェクトは、静的要素として示されてもよい(例えば、更新されたデータに従ってレンダリングされない)。
図14Aは、例示的な電子デバイス1400を示す。いくつかの実施形態では、デバイス1400は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい。説明のため、デバイス1400は、タッチ感知ディスプレイ1402を備えた、図4Aに図示するようなポータブル多機能デバイス100と同様の、パーソナル電子デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイス1400は、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよい第2のデバイス(例えば、1210又は1320)と(例えば、図12を参照して記載されたように)ペアリングされた関係にある。
ディスプレイ1402は、第2のデバイス上に表示するための、図11A〜図11Nに記載されたものと同様の、コンテキスト固有のユーザインターフェースのプレビュー画像1404を含む。また、コンテキスト固有のユーザインターフェースの多数の編集可能な態様が表示される。この例では、ユーザは、1つ以上のコンプリケーションによって表示される背景、アプリケーション及び/又は情報の組用の合成画像を作成するために使用される画像と、合成画像を生成するために使用されるパターンの種類(例えば、反射軸の種類)と、を編集することができる。これらの編集可能な態様用に選択可能なオプションの表現もまた表示される。例えば、表現1406、1408及び1410は、合成画像生成用に選択することができる画像を表す。いくつかの実施形態では、画像のうちの1つ以上は、システム指定画像又はキュレート画像である。いくつかの実施形態では、画像のうちの1つ以上は、ユーザ指定画像、例えば、ユーザによって取り込まれた写真である。表現1412、1414及び1416は、(例えば、上述のように)合成画像ベースの背景を生成するために使用することができるパターンの種類(例えば、反射軸)を表す。
図14B及び図14Cは、パターン用のオプションの選択を説明する。万華鏡パターンは、図14Bのデバイス1450のディスプレイ1452上に背景1462aとして表示された合成画像の生成用に現在選択されている。ディスプレイ1452はまた、コンプリケーション1456、1458及び1460並びに現在時刻インジケータ1454を示す。デバイス1400のディスプレイ1402上の画面はまた、現在選択されているオプションについて、デバイス1450によってディスプレイ用に現在選択しているユーザインターフェースを表す表現1404を使用してユーザに通知する。
図14Bでは、ユーザは、放射状パターン(例えば、反射軸)を表す表現1414を選択する。この例では、ユーザは、タップ1420によってデバイス1400のディスプレイ1402に表示された表現1414に接触する。いくつかの実施形態では、表現1414は、コンプリケーション1456、1458及び1460のうちの1つ以上並びに現在時刻インジケータ1454の表現を更に含む。
タップ1420を検出したことに応じて、デバイス1400は、反射の放射状パターンを使用して生成された合成画像の表現により表現1404を更新する(図14C)。いくつかの実施形態では、表現1404は、1450によって表示される同じインターフェースを表す。いくつかの実施形態では、表現1404は、放射状パターンをユーザに表すプレースホルダ合成画像ベースの背景を含むインターフェースを表す。これは、選択されたオプションがデバイス1450によって表示されるユーザインターフェース画面をどのように変更することとなるかを、デバイス1400においてユーザに通知する。いくつかの実施形態では、表現1404は、(例えば、ライブアプリケーションデータ又はプレースホルダデータを使用して)コンプリケーション1456、1458及び1460のうちの1つ以上並びに現在時刻インジケータ1454の表現を更に含む。
更に、デバイス1400におけるタップ1420を検出したことに応じて、デバイス1450は、背景1462bを更新して、放射状パターン(例えば、図14Cの反射軸)を用いて合成画像を生成する。背景1462aと比較して、背景1462bは、同じ画像部分に基づいているが、異なる複数の反射軸の向かい側に(例えば、放射状パターンで)反射される。例えば、デバイス1400は、タップ1420を検出したことに応じて、放射状パターンを使用して合成画像を生成するために、デバイス1450に命令を送信することができる。
図14D及び図14Eは、背景用の画像の選択を説明する。橋の写真は、図14Dのデバイス1450のディスプレイ1452上に背景1462aとして表示された合成画像の生成用に現在選択されている。ディスプレイ1452はまた、コンプリケーション1456、1458及び1460並びに現在時刻インジケータ1454を示す。デバイス1400のディスプレイ1402上の画面はまた、現在選択されているオプションについて、デバイス1450によってディスプレイ用に現在選択しているユーザインターフェースを表す表現1404を使用してユーザに通知する。
図14Dでは、ユーザは、浜辺の異なる画像を表す表現1408を選択する。この例では、ユーザは、タップ1430によってデバイス1400のディスプレイ1402に表示された表現1408に接触する。
タップ1420を検出したことに応じて、デバイス1400は、反射の放射状パターンを使用して生成された合成画像の表現により表現1404を更新する(図14E)。いくつかの実施形態では、表現1404は、1450によって表示される同じインターフェースを表す。いくつかの実施形態では、表現1404は、放射状パターンをユーザに表すプレースホルダ合成画像ベースの背景を含むインターフェースを表す。これは、選択されたオプションがデバイス1450によって表示されるユーザインターフェース画面をどのように変更することとなるかを、デバイス1400においてユーザに通知する。いくつかの実施形態では、表現1404は、(例えば、ライブアプリケーションデータ又はプレースホルダデータを使用して)コンプリケーション1456、1458及び1460のうちの1つ以上並びに現在時刻インジケータ1454の表現を更に含む。
更にデバイス1400におけるタップ1430を検出したことに応じて、デバイス1450は、背景1462cを更新して、浜辺の写真を使用して合成画像を生成する(図14E)。背景1462aと比較して、背景1462cは、同じ複数の反射軸を(例えば、万華鏡パターンで)使用するが、異なる画像部分(例えば、橋の写真の代わりに浜辺の写真の部分に適用される。例えば、デバイス1400は、タップ1430を検出したことに応じて、浜辺の写真を使用して合成画像を生成するために、デバイス1450に命令を送信することができる。
図15A〜図15Eは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するためのプロセス1500を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1500の工程は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)、1100(図11A〜図11N)、1400(図14A〜図14E)又は1450(図14A〜図14E)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス1500のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図15Aでは、ブロック1502において、デバイスは、現在時刻インジケータ(例えば、図11Aのインジケータ1104)及び背景を含むユーザインターフェース画面を表示する。いくつかの実施形態では、現在時刻インジケータは、アナログ時計又はデジタル時計を含む。
ブロック1504において、デバイスは、時間変化を検出する。
ブロック1506において、時間変化を検出したことに応じて、デバイスは、画像の第1の部分(例えば、図11Aの画像1114の部分1116)を選択する。いくつかの実施形態では、第1の部分は、全体画像よりも小さい。いくつかの実施形態では、画像は、システム指定画像又はキュレート画像である。いくつかの実施形態では、画像は、(例えば、デバイス又はデバイスと無線通信するデバイスに記憶された)ユーザ写真などのユーザ指定画像である。いくつかの実施形態では、デバイスは、(例えば、画像部分の選択に対応するユーザ入力がない場合に)画像の第1の部分を自動的に選択する。デバイスを使用して画像の部分を自動的に選択することにより、画像を変更する度にユーザが一部を選択する必要なしに、デバイスによって表示することができる背景の多様性を増大させる(例えば、背景が変化する度にユーザが選択する必要なしに、多数の背景を、所与の日を通して表示することができる)。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1508において、時間変化を検出したことに応じて、デバイスは、第1の部分を第1の複数の反射軸の向かい側に反射させて、第1の複数の反射部分を生成する。いくつかの実施形態では、第1の複数の反射軸は、万華鏡、放射状反射、フィボナッチ数列及びモザイクから選択されるパターンに基づく(図11D参照)。
ブロック1510において、時間変化を検出したことに応じて、デバイスは、背景を、第1の複数の反射部分を含む第1の合成画像(例えば、図11Aの背景1118)に置き換える。
ブロック1512において、デバイスは、第2の時間変化を検出する。
ブロック1514において、第2の時間変化を検出したことに応じて、デバイスは、画像の第2の部分(例えば、図11Bの画像1114の部分1122)を選択する。いくつかの実施形態では、第2の部分は、全体画像よりも小さい。いくつかの実施形態では、第2の部分は、第1の部分とは異なる。いくつかの実施形態では、画像は、システム指定画像又はキュレート画像である。いくつかの実施形態では、画像は、(例えば、デバイス又はデバイスと無線通信するデバイスに記憶された)ユーザ写真などのユーザ指定画像である。いくつかの実施形態では、デバイスは、(例えば、画像部分の選択に対応するユーザ入力がない場合に)画像の第2の部分を自動的に選択する。デバイスを使用して画像の部分を自動的に選択することにより、画像を変更する度にユーザが一部を選択する必要なしに、デバイスによって表示することができる背景の多様性を増大させる(例えば、背景が変化する度にユーザが選択する必要なしに、多数の背景を、所与の日を通して表示することができる)。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1516において、時間の第2の変化を検出したことに応じて、デバイスは、第2の部分を第2の複数の反射軸の向かい側に反射させて、第2の複数の反射部分を生成する。いくつかの実施形態では、第1の複数の反射軸及び第2の複数の反射軸は、同一である。いくつかの実施形態では、第2の複数の反射軸は、万華鏡、放射状反射、フィボナッチ数列及びモザイクから選択されるパターンに基づく(図11D参照)。
ブロック1518において、時間の第2の変化を検出したことに応じて、デバイスは、背景を、第2の複数の反射部分を含む第2の合成画像(例えば、図11Bの背景1124)に置き換える。
図15Bでは、ブロック1520において、第2の合成画像をエンコードするデータファイルを任意選択的に生成する。これにより、例えば、画像を選択し、反射軸を選択し、画像部分を反射させるために、複数のユーザ入力を必要とせずに、デバイスは、画像をエンコードする新たなデータファイルを作成かつ記憶することができる。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1522において、デバイスは、データファイルをメモリに任意選択的に記憶する。いくつかの実施形態では、データファイルは、デバイス(例えば、図13のデバイス1320)のメモリに記憶される。いくつかの実施形態では、データファイルは、デバイス(例えば、図13のデバイス1300)と無線通信するデバイスのメモリに記憶される。
ブロック1524において、デバイスは、第1の時間変化が検出された時刻に基づいて画像の第1の部分を任意選択的に選択し、デバイスは、第2の時間変化が検出された時刻に基づいて画像の第2の部分を任意選択的に選択する。いくつかの実施形態では、ブロック1526に示すように、デバイスは、画像にわたる選択経路(例えば、時刻に基づいて画像部分を選択する決定論的経路)を適用して、第2の時間変化が検出された時刻に基づいて画像の第2の部分を選択する。いくつかの実施形態では、ブロック1528に示すように、選択経路は、規則的な間隔(例えば、12時間又は24時間)で繰り返される画像を通る部分の所定の経路を含む。したがって、デバイスは、(例えば、同じ部分が同じ時刻に選択されているため、又は同じ部分が、午前10時00分及び午後10時00分など1日に2回選択されるため)時刻を示す画像ベースの背景を表示する。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1530において、デバイスは、第3の時間変化を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第3の時間変化は、第2の時間変化と同じ時刻であるが異なる日に検出される。
ブロック1532において、デバイスは、第3の時間変化を検出したことに応じて、第2の合成画像(例えば、図11Cの背景1118)を任意選択的に表示する。
ブロック1534において、第2の時間変化を検出したことに応じて、デバイスは、第2の時間変化が検出されたときの現在時刻を反映するように現在時刻インジケータ(例えば、図11Bのインジケータ1112b)を任意選択的に更新する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた第2の電子デバイスに無線通信を介して結合される。いくつかの実施形態では、第2の電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイ1402を備えた、図4Aに図示するようなポータブル多機能デバイス100と同様の、パーソナル電子デバイスである。いくつかの実施形態では、第2の電子デバイスは、デバイス100(図1A)、300(図3)及び/又は500(図5A)のうちの1つ以上であってもよいデバイスと(例えば、図12を参照して記載されたように)ペアリングされた関係にある。
図15Cでは、ブロック1536において、第2の電子デバイスは、第1の画像を表す第1のプレビュー画像と、第2の画像を表す第2のプレビュー画像と、を有する第2のユーザインターフェース画面を任意選択的に表示する(例えば、図14Dのディスプレイ1402上の表現1406及び1408参照)。いくつかの実施形態では、これは、第1のデバイスが第1の合成画像を第2の合成画像に置き換えた後に生じる。
ブロック1538において、第2の電子デバイスは、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出することは、表示された第2のプレビュー画像での(例えば、その上又はその近くの)第2の電子デバイスのタッチ感知ディスプレイ上の接触(例えば、図14Dのタップ1430)を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第2の画像は、第2の電子デバイスのメモリに記憶されたユーザ写真である。いくつかの実施形態では、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出することは、複数のプレビュー画像(例えば、画像管理モジュール144のユーザインターフェース画面)を含む第3のユーザインターフェース画面を表示することを含む。いくつかの実施形態では、複数のプレビュー画像は、複数のユーザ写真を表す。いくつかの実施形態では、複数のプレビュー画像は、第2のプレビュー画像を含む。
ブロック1540において、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1又は第2の電子デバイスは、第2の画像の一部を任意選択的に選択する。
ブロック1542において、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1又は第2の電子デバイスは、第2の画像の一部を複数の反射軸の向かい側に任意選択的に反射させて、第3の複数の反射部分を生成する。いくつかの実施形態では、複数の反射軸は、第2の複数の反射軸と同一である。いくつかの実施形態では、複数の反射軸は、第2の複数の反射軸とは異なる。
ブロック1544において、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1のデバイスは、第2の合成画像を、第3の複数の反射部分を含む第3の合成画像と任意選択的に置き換える(図14Eのディスプレイ1452上の背景1462c参照)。いくつかの実施形態では、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の電子デバイスは、第2の合成画像を、第3の複数の反射部分を含む第3の合成画像に置き換える命令を含むデータを、第1のデバイスに送信する。
ブロック1546において、第2の電子デバイスは、第1の電子デバイス上に第1のユーザインターフェース画面を表すプレビュー画像(例えば、図14Dの表現1404)を(例えば、第2のユーザインターフェース画面の一部として)任意選択的に表示する。いくつかの実施形態では、プレビュー画像は、第2の合成画像の表現を含む。
図15Dでは、ブロック1548において、第2の電子デバイスは、第2のプレビュー画像の選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の合成画像の表現を第3の合成画像の表現に置き換えることによってプレビュー画像を任意選択的に更新する(図14D及び図14Eの表現1404参照)。
ブロック1550において、第2の電子デバイスは、反射軸のパターンを表すアフォーダンス(例えば、図14Bのディスプレイ1402上の表現1412、1414及び1416)を(例えば、第2のユーザインターフェース画面の一部として)任意選択的に表示する。
ブロック1552において、第2の電子デバイスは、反射軸のパターンを表すアフォーダンスの選択に対応するユーザ入力(例えば、図14Bのタップ1420)を任意選択的に検出する。
ブロック1554において、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1又は第2の電子デバイスは、第2の画像の一部を第2の複数の反射軸の向かい側に任意選択的に反射させて、第4の複数の反射部分を生成する。いくつかの実施形態では、第4の複数の反射部分は、第3の複数の反射部分とは異なる。
ブロック1556において、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1のデバイスは、第3の合成画像を、第4の複数の反射部分を含む第4の合成画像と置き換える(例えば、図14Cの背景1462b)。いくつかの実施形態では、第2の電子デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の合成画像の表現を第4の合成画像の表現に置き換えることによってプレビュー画像を任意選択的に更新する(図14B及び図14Cの表現1404参照)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の電子デバイスは、第3の合成画像を、第4の複数の反射部を含む第4の合成画像と置き換える命令を含むデータを第1のデバイスに送信する。
ブロック1558において、デバイスは、アプリケーション(例えば、図11Eのコンプリケーション1108)を表すアフォーダンスを任意選択的に表示する。ブロック1560に示すように、いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得される情報の組を含む。
図15Eでは、ブロック1562において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力(例えば、図11Eのタップ1120)を任意選択的に検出する。
ブロック1564において、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを任意選択的に起動する(図11F参照)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを起動することは、第1のユーザインターフェース画面の表示を停止し、アフォーダンスによって表されるアプリケーションに対応する第3のユーザインターフェース画面を表示することを含む。
ブロック1566において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションからデータを任意選択的に受信する。
ブロック1568において、デバイスは、受信したデータに従ってアフォーダンスによって表示される情報の組を任意選択的に更新する(図11A〜図11Cのコンプリケーション1108又は図11A〜図11Cのコンプリケーション1110参照)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、情報の組の更新前及び更新後にディスプレイ上の同じ位置に表示される。したがって、アフォーダンスは、ユーザがアプリケーションを起動して更新された情報を閲覧することを必要とせずに、アプリケーションから更新された情報を表示することができる。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1570において、デバイスは、(例えば、タッチ感知ディスプレイ上における)接触を任意選択的に検出する(図11Gのタップ1122参照)。いくつかの実施形態では、接触は、表示された第2の合成画像において生じる。
ブロック1572において、デバイスは、(例えば、第2の合成画像を画像と置き換えることによって、)画像を任意選択的に表示する(図11Hの画像1124参照)。
プロセス1500に関して上述されたプロセス(例えば、図15A〜図15E)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス1500の特性のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス1500の工程のうちの1つ以上は、下記のように、プロセス1600の工程のうちの1つ以上と組み合わせることができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
図16A〜図16Dは、コンテキスト固有のユーザインターフェースを提供するためのプロセス1600を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1600は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)又は1100(図11A〜図11N)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス1600のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図16Aでは、ブロック1602において、デバイスは、現在時刻インジケータ(例えば、図11Aの1104)及び(例えば、図11Mの1158と同様の)第1の合成画像を含むユーザインターフェース画面を任意選択的に表示する。画像の第1の部分を選択すること(ブロック1604)、第1の複数の反射軸の向かい側に第1の部分を反射させて、第1の複数の反射部分を生成すること(ブロック1606)、及び第1の複数の反射部分を表示すること(ブロック1608)により、画像は、電子デバイスによって(例えば、自動的に)作成される。
ブロック1610において、デバイスは、第1の合成画像を編集する要求に対応するユーザ入力を検出する。
ブロック1612において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、第1の合成画像の表示を停止する。
ブロック1614において、ユーザ入力を検出したことに応じて、デバイスは、(例えば、図11Nの1166と同様の)第2の合成画像を表示する。画像の第2の部分を選択すること(ブロック1616)、第2の複数の反射軸の向かい側に第2の部分を反射させて、第2の複数の反射部分を生成すること(ブロック1618)、及び第2の複数の反射部分を表示すること(ブロック1620)により、画像は、電子デバイスによって(例えば、自動的に)作成される。いくつかの実施形態では、第1及び第2の複数の反射軸は、(例えば、異なるパターンに基づいて)異なる。デバイスを使用して画像の部分を自動的に選択することにより、画像を変更する度にユーザが一部を選択する必要なしに、デバイスによって表示することができる背景の多様性を増大させる。更なるユーザ入力を必要とせずに、条件のセットが満たされたときに操作を行うことにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
図16Bでは、ブロック1622において、デバイスは、電子デバイスの合成画像編集モードに移行する要求に応じたユーザ入力(例えば、図11Iの押圧1130)を任意選択的に検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、所定の持続時間よりも長い持続時間を有する押圧(例えば「長押し」入力)である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された押圧が所定の持続時間よりも長い持続時間を有するか否かを判定し、検出された押圧が所定の継続時間よりも長い持続時間を有するという判定に従って、アフォーダンス編集モードに移行する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、強度閾値を上回る特性強度を有する接触である。いくつかの実施形態では、デバイスは、検出された接触が所定の持続時間を上回る特性強度を有するか否かを判定し、検出された押圧が所定の継続時間を上回る特性強度を有するという判定に従って、アフォーダンス編集モードに移行する。
ブロック1624では、デバイスは、合成画像編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、任意選択的に合成画像編集モードに移行する。いくつかの実施形態では、ブロック1626に示すように、合成画像編集モードに移行することは、タッチ感知ディスプレイに編集モードアフォーダンス(例えば、図11Jのアフォーダンス1134)を表示することと、ブロック1628に示すように、編集モードアフォーダンスの選択に応じたユーザ入力(例えば、図11Jのタップ1140)を検出することと、を含む。
ブロック1630において、デバイスは、合成画像編集モードに移行する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、合成画像編集モードを示すための合成画像を任意選択的に視覚的に目立たせる。例えば、デバイスは、アフォーダンスの周囲に輪郭を表示し、アフォーダンスの周囲の輪郭をアニメーション表示し、アフォーダンスをアニメーション表示し(例えば、点滅又は拡大かつ接触させ)、アフォーダンスの色を変化させ、かつ/又はアフォーダンスを視覚的に目立たせるための追加インジケータを表示することができる(図11Kの輪郭1140参照)。編集モードを示すために、合成画像を視覚的に目立たせることは、デバイスが機能性の異なるモードに移行したこと(例えば、合成画像をタップすることは、編集モード以外のモード中に原画像の表示をもたらし、編集モード中に編集用の合成画像を選択することができる)、及び目立たせた合成画像が編集用に現在選択されているインターフェースの態様であることの両方である改善されたフィードバックをユーザに提供する。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。いくつかの実施形態では、ブロック1632に示すように、合成画像を視覚的に目立たせて、合成画像編集モードを示すことは、一連の位置に沿った位置のインジケータを表示することを更に含み、インジケータは、一連の位置に沿った第1の位置を示す(例えば、図11Mのスクロールインジケータ1160a)。いくつかの実施形態では、ブロック1634に示すように、デバイスは、一連の位置に沿う第2の位置を示すために位置のインジケータを更新し、一連の位置に沿った位置のインジケータは、合成画像用の一連の選択可能なオプションに沿った、合成画像パターン用の現在選択されたオプションの位置を示す(図11Nのスクロールインジケータ1160b参照)。選択可能な一連のパターンに沿った現在表示されている合成画像の位置を示す更新スクロールインジケータを表示することは、受信されたユーザ入力(例えば、図11Mのスクロール1162)が、一連のパターン全体にわたってユーザがナビゲートすることを支援しながら(同時に追加のパターンが選択可能であることをユーザに示しながら)合成画像生成パターンの選択を制御するというフィードバックをユーザに提供する。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1636において、デバイスは、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を(例えば、表示された合成画像を視覚的に目立たせて画像選択モードを示した後に)任意選択的に検出する。例えば、いくつかの実施形態では、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を検出することは、ディスプレイ上のスワイプ(例えば、図11K及び図11Lのスワイプ1148又は1156)を検出することを含む。
図16Cでは、ブロック1638において、デバイスは、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の複数の反射部分の表示を任意選択的に停止する。
ブロック1640において、デバイスは、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第1の画像とは異なる第2の画像の第1の部分を(例えば、デバイスによって自動的に)任意選択的に選択する。
ブロック1642において、デバイスは、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の画像の第1の部分を複数の反射軸の向かい側に任意選択的に反射して、第3の複数の反射部分を生成する。
ブロック1644において、デバイスは、画像を選択する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第3の複数の反射部分を含む第3の合成画像を任意選択的に表示する(例えば、図11Nの背景1166)。
ブロック1646において、デバイスは、アプリケーションを表すアフォーダンス(例えば、図11Eのコンプリケーション1108)を任意選択的に表示する。ブロック1648に示すように、いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、アフォーダンスが表すアプリケーションから取得される情報の組を含む。
ブロック1650では、デバイスは、アフォーダンスの選択に対応するユーザ入力(例えば、図11Eのタップ1120)を任意選択的に検出する。
図16Dでは、ブロック1652において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションを任意選択的に起動する。いくつかの実施形態では、アプリケーションを起動することは、第1のユーザインターフェース画面の表示を停止し、アプリケーションに対応するユーザインターフェース画面を表示することを含む(図11F参照)。
ブロック1654において、デバイスは、アフォーダンスによって表されるアプリケーションからデータを任意選択的に受信する。
ブロック1656において、デバイスは、受信したデータに従ってアフォーダンスによって表示される情報の組を任意選択的に更新する(図11A〜図11Cのコンプリケーション1108参照)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、情報の組の更新前及び更新後にディスプレイ上の同じ位置に表示される。
ブロック1658において、デバイスは、例えば、表示された合成画像を視覚的に目立たせて、合成画像編集モードを示した後にスワイプを検出する(例えば、図11Kのスワイプ1148)。
ブロック1660において、デバイスは、表示されたアフォーダンスを任意選択的に視覚的に目立たせて、アフォーダンス編集モードを示す。例えば、デバイスは、アフォーダンスの周囲に輪郭を表示し、アフォーダンスの周囲の輪郭をアニメーション表示し、アフォーダンスをアニメーション表示し(例えば、点滅又は拡大かつ接触させ)、アフォーダンスの色を変化させ、かつ/又はアフォーダンスを視覚的に目立たせるための追加インジケータを表示することができる(図11Lの輪郭1150及びインジケータ1154参照)。編集モードを示すために、アフォーダンスを視覚的に目立たせることは、デバイスが機能性の異なるモードに移行したこと(例えば、アフォーダンスをタップすることは、編集モード以外のモード中にアプリケーションの起動をもたらし、編集モード中に編集用のアフォーダンスを選択することができる)、及び目立たせたアフォーダンスが編集用に現在選択されているインターフェースの態様であることの両方である改善されたフィードバックをユーザに提供する。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
ブロック1662において、デバイスは、アフォーダンスを編集する要求に対応するユーザ入力(例えば、図6Uのスクロール682)を任意選択的に検出する。
ブロック1664において、デバイスは、アフォーダンスを編集する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションを表すためのアフォーダンスを任意選択的に更新する(例えば、図6Vのコンプリケーション684)。いくつかの実施形態では、アフォーダンスは、第2のアプリケーションから取得される第2の組の情報を含む。いくつかの実施形態では、第2の組の情報は、第2のアプリケーションからのデータに従って更新される。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションは、異なる(例えば、図6U〜図6Vのパーソナルアシスタントアプリケーション対リモートアプリケーション)。
ブロック1666において、デバイスは、アフォーダンスを編集する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、アプリケーションから取得される第2の組の情報を含むように、アフォーダンスを任意選択的に更新する。いくつかの実施形態では、第2の組の情報は、アプリケーションからのデータに従って更新される。いくつかの実施形態では、第1及び第2の組の情報は、異なる。したがって、ユーザは、複数のオプションから表示されるアプリケーション情報の組(例えば、世界時計アプリケーションからの複数の時刻又は株価アプリケーションからの複数の株価)を編集することができる。
プロセス1600に関して上述されたプロセス(例えば、図16A〜図16D)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス1600の特性の1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス1600の工程のうちの1つ以上は、上述のように、プロセス1500の工程のうちの1つ以上と組み合わせることができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
本明細書に記載の実施形態のうちの任意では、デバイス(例えば、500、600、900、1100、1210、1320及び/又は1450)は、1つ以上の取り付け機構を有する携帯型又は小型多機能デバイス(例えば、スマートウォッチ電子デバイス)とすることができる。図17A及び図17Bは、例示的なデバイス1700を示す。デバイス1700は、いくつかの実施形態では、デバイス100、300、500、600、900、1100、1210、1320又は1450であってもよい。電子デバイスは、ディスプレイ1702(例えば、504)を有する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ1702は、タッチ感知ディスプレイである。いくつかの実施形態では、デバイス1700は、回転可能入力機構及び/又は入力機構若しくはボタンを含む。
図17A及び図17Bは、デバイス1700がデバイスのユーザの動作を検出することができ、ユーザの動きを検出したことに応じて、(例えば、本明細書に記載された)ユーザインターフェース画面を表示することを図示している。いくつかの実施形態では、ユーザの動作は、ユーザの手首の上昇及び/又は回転、あるいはユーザがディスプレイを視認位置に上昇させることを示す他の動作とすることができる。これらの動作は、例えば、加速度計(例えば、534)、ジャイロスコープ(例えば、536)、動きセンサ(例えば、538)及び/又はこれらの組み合わせを使用して検出することができると考えられる。本明細書で説明されるコンテキスト依存の文字盤のうちの任意では、デバイスの動きは、ディスプレイを起動するユーザ入力であってもよい。
図17Aでは、デバイス1700のディスプレイは、電源がオフになっている。図17Bでは、ユーザの手首の上昇及び/又は回転を検出したことに応じて、デバイス1700は、ディスプレイに電力を供給し、ユーザインターフェース画面を表示する。上述のユーザインターフェース画面のうちの任意について、ディスプレイは、ユーザインターフェース画面を表示する前に電源をオフにすることができ、デバイスは、デバイスのユーザの動きを検出したことに応じて、ディスプレイに電力を供給し、ユーザインターフェース画面を表示することができる。
図18は、コンテキスト固有のユーザインターフェースを表示するためのプロセス1800を説明するフロー図を示す。いくつかの実施形態では、プロセス1800は、デバイス100(図1A)、300(図3)、500(図5A〜図5H)、600(図6A〜図6V)、900(図9A〜図9L)、1100(図11A〜図11N)、1450(図14B〜図14E)又は1900(図19A〜図19F)などの、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えた電子デバイスにおいて行うことができる。プロセス1800のいくつかの動作は、組み合わせることができ、いくつかの動作の順序は、変更してもよく、いくつかの動作は、省略することができる。
図18では、ブロック1802において、デバイスは、ディスプレイ(例えば、図17Aのディスプレイ1702)の電源をオフにする。
ブロック1804において、デバイス1700は、デバイスのユーザの動作(例えば、手首の上昇及び/又は回転)を検出する(図17A及び図17B参照)。
ブロック1806において、デバイスのユーザの動きを検出したことに応じて、デバイスは、ディスプレイに電力を供給する(例えば、図17Bのディスプレイ1702)。
ブロック1808において、デバイスのユーザの動きを検出したことに応じて、デバイスは、(例えば、上述のように)ユーザインターフェース画面を表示する(例えば、図17Bのディスプレイ1702)。したがって、ユーザがディスプレイを閲覧する際、ディスプレイに電源を入れるための追加のユーザ入力を必要とするのではなく、ユーザがデバイスを閲覧位置に上昇させると、デバイスは、自動的にユーザインターフェース画面を表示することができる。操作を行うために必要な入力の数を低減することにより、デバイスの操作性が改善され、ユーザ−デバイスインターフェースを(例えば、デバイスを操作/対話するときに適切な入力を提供するようにユーザを支援し、ユーザの誤りを削減することによって)更に効率的にし、加えて、ユーザがデバイスを更に素早くかつ効率的に使用することを可能にすることによってデバイスの電力使用を削減し、バッテリ寿命を改善する。
プロセス1800に関して上述されたプロセス(例えば、図18)の詳細はまた、本願の他の部分で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、本願に記載される他の方法は、プロセス1800の特性のうちの1つ以上を含んでもよい。例えば、プロセス1800の1つ以上の工程は、上述のように、プロセス700のブロック702、プロセス800のブロック802、プロセス1000のブロック1002、プロセス1500のブロック1502又はプロセス1600のブロック1602の前に生じてもよい。簡潔にするために、これらの詳細は、以下では繰り返さない。
次に、図19Aに進み、ユーザは、より自然かつ実物どおりの外観を有するキャラクタベースのユーザインターフェースオブジェクト及び/又は向上したユーザとの対話性を望み得る。更に、ユーザは、キャラクタベースのユーザインターフェースオブジェクトをより動的な手法で動作させること、ユーザと対話すること及び/又はユーザにイベント関連情報を提供することを望み得る。対話性を高めたコンテキスト特有のユーザインターフェースを以下で説明する。下記の技術のうちの任意は、例えば、キャラクタユーザインターフェースオブジェクトに関連して、国際公開第2016/022203号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034604号に記載された技術と組み合わせることができる。本明細書に記載の特徴は、キャラクタユーザインターフェースオブジェクトが、時間を示しながらより広い範囲の自然な動きを採用することによって、より自然かつ実物どおりに見えるようにする。ユーザは、キャラクタユーザインターフェースオブジェクトによって他のイベントの表現を閲覧することを望み得る。キャラクタユーザインターフェースオブジェクトが外部刺激又は内部システムイベントに反応することを可能にすることにより、より対話性の高いキャラクタが描き出され、それ故に、パーソナリティのより近い表現を描写することができる。キャラクタの高い対話性により、そうでない場合、明らかであるものとされてこなかったイベントが発生したことを更に通知することによって、デバイスとのユーザの対話性が改善される。キャラクタユーザインターフェースオブジェクトは、ユーザがパーソナル電子デバイスからアクセスを望み得る通知、リマインダ及び/又は他の情報を供給するように機能してもよいが、キャラクタの使用により、これらのアイテムを供給するために、デバイスが使用することができる対話性パーソナリティがもたらされる。更に、キャラクタを内部システムイベント(例えば、カレンダイベントなど)に応答させることは、キャラクタが外部のユーザ入力に応答することに厳密に限定されていないことを意味する。言い換えれば、キャラクタは、ユーザの即座の行動によって直接促されないイベントに応答するので、より実物どおりのパーソナリティを有するように見える。
図19A〜図19Fは、デバイス1900上で操作し得る例示的なコンテキスト固有のユーザインターフェースを示す。デバイス1900は、いくつかの実施形態では、デバイス100、300又は500であってもよい。電子デバイスは、ディスプレイ1902(例えば、504)を有する。いくつかの実施形態では、ディスプレイ1902は、タッチ感知ディスプレイである。いくつかの実施形態では、デバイス1100は、回転可能入力機構1910a(例えば、506)及び/又は入力機構若しくはボタン1910b(例えば、508)を含む。
図19Aでは、デバイス1900は、コンプリケーション1904、1906及び1908、現在時刻インジケータ1904及びキャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902aを含むユーザインターフェース画面を表示する。キャラクタユーザインターフェースオブジェクトは、キャラクタの任意の表現、例えば、人間又は擬人化キャラクタを含むことができる。いくつかの実施形態では、キャラクタは、漫画のキャラクタとすることができる。いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクトに対応する1つ以上のサウンド(例えば、キャラクタに関連付けられた音声又はサウンド)は、(例えば、スピーカを用いて)再生される。
図19Aでは、デバイス1900は、画面外からディスプレイ1902の中間部へ歩き、停止するように、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902a/1902bをアニメーション表示している。いくつかの実施形態では、アニメーションは、ユーザ入力、例えば、デバイスへの電力供給又はデバイス1900のユーザの動きを検出したことに応じて表示される。
図19Bでは、デバイス1900は、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902cをアニメーション化して、表示されたユーザインターフェースオブジェクトに反応する。この例では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902cは、通知ドット1912の表示に反応し、通知ドットは、不在着信、電子メール、ボイスメール、テキストメッセージなどの1つ以上の通知(例えば、未読通知)を受信したことをユーザに示す。いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902cは、コンプリケーション(例えば、表示されたテキストに覆いかぶさる又はつまずくなどによる、1904、1906、1908)などの、1つ以上の表示されたユーザインターフェースオブジェクトと対話するようにアニメーション表示される。
いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902cは、現在時刻インジケータと対話するようにアニメーション表示される(図19C)。図19Cでは、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902dは、例えば、時間変化時に、インジケータ1914aを指し示す。アニメーションの後に、例えば、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902dによって変更されるか又は反応するかのように、インジケータ1914bが更新される。
他の実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902eは、例えば、帽子を除去することによって、時刻インジケータ1914bに反応する。例えば、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902eは、(例えば、正時若しくは半時間ではない)ある時刻又はある日付に、例えば、キャラクタ(例えば、「イースターエッグ」)にとって重要な日時に反応することができる。これは、例えば、「イースターエッグ」を発見させるように、ユーザがデバイスと異なる時間に対話することを促進させることによって、デバイスとのユーザ対話性を向上させる。いくつかの実施形態では、デバイス1900は、ユーザタッチジェスチャ(例えば、ディスプレイ1902上のタップ))を検出し、タッチジェスチャを検出したことに応じて、デバイス1900は、キャラクタユーザインターフェースオブジェクトをアニメーション表示させて、タッチに反応する。
いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902fは、表示されたコンプリケーションの情報に反応する。例えば、図19Dでは、(コンプリケーション1908bによって表示された情報により示すように)現在の気象条件が暖かいため、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902fは、その帽子を脱いで額をぬぐっている。これにより、(例えば、対応するアプリケーションから取得されるような)コンプリケーションによって表示される情報が補強される。
いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト用の複数のアニメーションシーケンスを表示することができる。例えば、1つのアニメーションシーケンスが、図19Aに示されている。図19Eでは、デバイス1900は、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902g/1902hをアニメーション表示して、ディスプレイ1902の中間へと画面上に飛び込ませかつ停止させる。いくつかの実施形態では、アニメーションは、ユーザ入力、例えば、デバイスへの電力供給又はデバイス1900のユーザの動きを検出したことに応じて表示される。いくつかの実施形態では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト用の1つ以上のアニメーションシーケンスは、ディスプレイ上のタッチジェスチャなどのユーザ対話を検出したことに応じて表示することができる。
いくつかの実施形態では、複数のキャラクタユーザインターフェースオブジェクトを、デバイス1900において表示用に選択することができる。ユーザは、異なるキャラクタユーザインターフェースオブジェクトを選択することを望み得る。本明細書又は国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に記載された編集及び選択の技術の任意を使用することができる。
図19Fでは、ユーザは、押圧1922によってデバイス1900の編集モードにアクセスする。押圧は、いくつかの実施形態では、所定の継続時間よりも長い継続時間を有する押圧(例えば、「長押し」入力)又は強度閾値を上回る特性強度を有する接触とすることができる。この例では、押圧1922を検出したことに応じて、デバイス1900は、コンテキスト固有のユーザインターフェース選択モードに移行し、ユーザインターフェース画面を視覚的に目立たせて、選択モードを示す。デバイス1900は、ユーザインターフェース画面の縮小表現1924と、現在選択されているコンテキスト固有のユーザインターフェースの種類の名称に対応する名称1928と、(フルインターフェースを閲覧するためにスワイプし、それを選択するためにタップすることによってユーザが選択できると考えられる)隣接する記憶されたコンテキスト固有のユーザインターフェースの部分ビュー1930と、編集アフォーダンス1926と、を表示することによって、選択モードに移行したというアラートをユーザに発する。キャラクタユーザインターフェースオブジェクトを編集するために、ユーザは、タップ1932によって編集アフォーダンス1926に接触する。
タップ1932を検出したことに応じて、デバイスは、編集モードに移行し、編集用のユーザインターフェースの1つ以上の態様を視覚的に目立たせる。この例では、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1902iは、編集する(例えば、キャラクタを選択する)ために選択される。デバイス1900は、ユーザインターフェースオブジェクト1902iの周囲に輪郭1932aを表示することによりユーザインターフェースオブジェクト1902iを視覚的に識別することと、キャラクタが編集可能であることを示すインジケータ1932bと、により、ユーザインターフェースオブジェクト1902iが編集用に選択されていることをユーザに通知する。デバイス1900はまた、スクロールによって追加のキャラクタが選択可能であることをユーザに通知し、表示可能な一連のキャラクタに沿ったキャラクタの位置を示す、スクロールインジケータ1936を表示する。デバイス1900はまた、ユーザインターフェースの異なる態様を編集するための3つのオプションを(例えば、スワイプによって)選択することができることを示す、ページングアフォーダンス1934を表示する。この例では、オプションは、キャラクタ、様々なコンプリケーションに関連付けられたアプリケーション及び1つ以上の色(例えば、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト及び/又は追加表示要素に関連付けられた色)を含む。
インターフェースの異なる態様を編集するために、ユーザは、例えば、スワイプによってディスプレイ1902をスワイプする。キャラクタを変更するために、ユーザは、スクロール1938によって1910aを回転させる。スクロール1938を検出したことに応じて、デバイス1900は、1902iの表示を停止し、キャラクタユーザインターフェースオブジェクト1940を表示する(図19F)。インジケータ1932bはまた、キャラクタを反映するように更新される。スクロールインジケータ1942はまた、選択可能な一連のキャラクタに沿った新しいキャラクタの位置を示すように更新される。いくつかの実施形態では、ユーザは、編集モードから退出し、編集されたユーザインターフェース画面を表示することができる。いくつかの実施形態では、編集モードから退出すると、デバイスは、編集されたユーザインターフェース画面をメモリに保存し、例えば、国際公開第2016/022205号として公開された、2015年6月7日に出願された「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034607号に記載されたように、以降、選択モードで選択され得る(例えば、図13のディスプレイ1322参照)。
本明細書に記載の実施形態のうちの任意又は国際公開第2016/022203号として公開された、2015年6月7日出願の「Context−Specific User Interfaces」と題する国際出願PCT/US2015/034604号に記載された実施形態のうちの任意では、コンテキスト固有のユーザインターフェースは、無線通信機能性を示す1つ以上の色を表示する。例えば、コンテキスト固有のユーザインターフェースは、ロングタームエボリューション(LTE)無線通信が可能なデバイス用のみの色を含むことができる。いくつかの実施形態では、コンテキスト固有のユーザインターフェースは、無線接続状態を示す1つ以上のユーザインターフェースオブジェクトを表示する。例えば、1つ以上のドットを表示することができ、より多数のドットは、より高い信号強度を示す。いくつかの実施形態では、1つ以上のドットの色は、デバイスが現在使用中である無線通信の種類(例えば、LTE用のある色及びWiFi用の別の色)を示す。いくつかの実施形態では、1つ以上のドットは、ユーザが(例えば、タップによって)選択することができるアフォーダンスとすることができる。ユーザの選択(例えば、タップ)を検出したことに応じて、デバイスは、無線通信設定を変更する(例えば、LTE又はWiFiをオン/オフする)のためのユーザインターフェース画面を表示する。
上述した説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な議論は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本技術の原理、及びその実際の適用を最も良好に説明するために、選択及び説明されたものである。それにより、他の当業者は、想到される具体的な用途に適するような様々な修正を使用して、本技術及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能となる。
本開示及び実施例が添付図面を参照して十分に記述されてきたが、各種の変更及び修正が当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び実施例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
上述のように、本技術の1つの態様は、ユーザが様々なコンテキストにおいて一日中身に付けることができる、小型デバイス上の表示用に様々なソースから入手可能なデータの収集及び使用である。本開示は、場合によっては、この収集されたデータは、特定の人を一意的に特定するか、又はその人に連絡するか、若しくはその人のロケーションを特定するために用いることができる個人情報データを含んでよいことを企図している。このような個人情報データは、人口統計データ、ロケーションベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッター(登録商標)ID、ユーザの健康又はフィットネスのレベル(例えば、バイタルサイン測定、服薬情報、運動情報)に関するデータ若しくは記録、誕生日又は任意のその他の識別情報若しくは個人情報を含むことができる。
本開示は、この技術のそのような個人情報データを使用してユーザを利することができることを理解する。例えば、個人情報データは、ユーザがより興味がある的を絞ったコンテンツを配信するために使用することができる。したがって、そのような個人情報データの使用は、配信されるコンテンツの計算された制御をユーザができるようにする。更に、ユーザを利する個人情報データに関するその他の使用もまた、本開示により意図されている。例えば、健康データ及びフィットネスデータは、ユーザの全般的なウェルネスついての洞察を提供するために使用されてもよく、あるいはウェルネスの目標を追求するために技術を使用して個人に積極的なフィードバックとして使用されてもよい。
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶又はその他の使用に応答するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守することとなることを企画する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための業界又は政府の要件を満たすか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し常に使用すべきである。このようなポリシーは、ユーザが容易にアクセスすることができ、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いて、共有又は販売されるべきではない。更に、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後にのみ実施すべきである。加えて、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じるべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。加えて、ポリシー及び慣行は、収集かつ/又はアクセスされる特定の種類の個人情報データに適合され、また、管轄権特有の考慮を含む、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国において、ある健康データの収集又はアクセスは、例えば、Health Insurance Portability and Accountability Act(HIPAA)なのどの、連邦法及び/又は州法によって管理されてもよく、他の国における健康データは、他の規制及び政策の影響下にあってもよく、それに従って対処されるべきである。したがって、異なるプライバシー慣行を、各国の異なる個人データの種類に対して保つべきである。
前述のことがらにもかかわらず、本開示はまた、ユーザが、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを選択的に阻止する実施形態も企図している。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するために、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、コンテキスト固有のユーザインターフェースの場合、本技術は、ユーザが、サービスの登録中又はその後のいつでも、個人情報データの収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を選択することを可能にするように構成することができる。別の実施例では、ユーザは、ターゲットコンテンツ配信サービスにアプリケーションデータを提供しないように選択することができる。更に別の実施例では、ユーザは、アプリケーションデータが維持される時間の長さを制限すること又はアプリケーションデータが維持されないようにすることを選択することができる。「オプトイン」及び「オプトアウト」オプションを提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを企画している。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
更に、本開示の意図は、個人情報データを、意図しない又は不正なアクセス又は使用の危険性を最小にする方法で管理かつ取り扱うべきであることである。リスクは、データの収集を制限し、データがもはや必要ではなくなった時点でデータを削除することによって、最小化することができる。加えて、適用可能な場合には、ある健康関連アプリケーションにおいても、データ非特定化は、ユーザのプライバシーを保護するために使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって情報集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
したがって、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための個人情報データの使用を広範に網羅しているが、本開示は、それらの様々な実施形態がまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに実施されることも可能であることも企図している。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分の欠如により、実施不可能となるものではない。例えば、コンテンツは、ユーザに関連付けられたデバイスにより要求されたコンテンツ、コンテンツ配信サービスで使用可能な他の非個人情報、若しくは公的に使用可能な情報などの、非個人情報データ又は個人情報の最小限の量のみに基づいて嗜好を推測することにより、選択してユーザに配信することができる。