JP2019523089A - 自動注射器型の装置およびカートリッジの位置を敷衍する方法 - Google Patents

自動注射器型の装置およびカートリッジの位置を敷衍する方法 Download PDF

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Abstract

突出端を有し、ハウジングのカートリッジベイに配置されるカートリッジから医薬物質を投与する自動注射器型の装置であって、カートリッジベイは、カートリッジの通過を許容する大きさの開口を有するとともに、カートリッジベイの開口に対するドアであって、ハウジングに接続され、アンラッチ位置およびラッチ位置を有して、アンラッチ位置とラッチ位置との間に軌道を形成するドアと、逸らされおよび曲げられた向きを有し、逸らされた向きでは、ドアの軌道と機械的に干渉する干渉要素と、カートリッジベイに沿って配置され、突出端にまで延在する接触インタフェースであって、突出端が接触インタフェースに配置されたときに、接触インタフェースが干渉要素を曲げられた向きに移行させるように、逸らされおよび曲げられた向きを突出端の検出された接触と機械的に関連付ける接触インタフェースと、を備える。【選択図】図3A

Description

関連出願
本願は、2016年8月1日付けで提出された米国仮特許出願第62/369513号の米国特許法第119条第e項に基づく優先権を主張するものであり、その内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、その幾つかの形態において、自動注射器に関し、より詳細には、他を排するものではないが、自動注射器へのカートリッジの適切な挿入のためのドアブロックにする。
米国特許第9421323号は、投薬装置の使用者が適切な使用ステップを正しい順序で実行するように促す、当該装置に対するドアストップを開示する。例えば、使用者に対し、注射器を運搬時の状態で受け取り、それを開いて開封状態とし、カートリッジを挿入しおよび/または施術前にカートリッジを閉じることが期待される場合がある。ドアステップに、ドアが閉じることを必要に応じて防止する阻害モードが設けられる場合がある。カートリッジに、ドアが閉じることを許容する非阻害モードが必要に応じて設けられる。カードリッジを挿入することが、ドアストップを、阻害モードから非阻害モードへ必要に応じて移行させる。非阻害モードでは、ドアストップは、カートリッジの抜去を、必要に応じて防止する。
追加の背景技術には、米国特許第4689043号、米国特許第5090877号、米国特許第5364364号、米国特許第5445621号、米国特許第5505709号、米国特許第5779676号、米国特許第5830187号、米国特許第5954697号、米国特許第6423036号、米国特許第6599272号、米国特許出願公開第2007/0197968号、米国特許出願公開第2011/0066131号および国際出願公開WO2012032411A2がある。
(例1)
突出端を有するカートリッジから医薬物質を投与する自動注射器型の装置であって、カートリッジは、装置のハウジングに収められ、ハウジングは、開口を有するカートリッジベイであって、この開口が、カートリッジベイへのカートリッジの通過を許容する大きさであるカートリッジベイと、カートリッジベイの開口に対するドアであって、ハウジングに接続され、アンラッチ位置およびラッチ位置を有して、アンラッチ位置とラッチ位置との間の軌道を形成するドアと、逸らされおよび曲げられた向きを有し、逸らされた向きでは、ドアの軌道と機械的に干渉する干渉要素と、カートリッジベイに沿って配置され、突出端にまで延びる接触インタフェースであって、突出端が接触インタフェースに配置されたときに、当該接触インタフェースが干渉要素を曲げられた向きに移行させるように、逸らされおよび曲げられた向きを突出端の検出された接触と機械的に関連付ける接触インタフェースと、を備える。
(例2)
ドアが、ラッチ位置にあるときに、カートリッジをモータと機械的に連係させるように配置された結合リンクをさらに備える、上記例1の装置である。
(例3)
結合リンクが、モータの動力供給ギアおよびカートリッジの駆動ギアに対して相補的なギア歯を備える、上記例2の装置である。
(例4)
駆動ギアが、カートリッジ内にあるプランジャに対して機械的に結合された、上記例3の装置である。
(例5)
接触インタフェースが、カートリッジベイの開口の縁に配置された、上記例1の装置である。
(例6)
接触インタフェースに弾性がある、上記例1の装置である。
(例7)
逸らされた向きでは、干渉要素が負荷のない構成にあり、曲げられた向きでは、干渉要素が負荷をかけられた構成にある、上記例6の装置である。
(例8)
接触インタフェースが、カートリッジの、縁を越えかつカートリッジベイの外側にある突出端の位置と機械的に干渉する、上記例6の装置である。
(例9)
上記位置が、リムを越えかつカートリッジベイの外側の、約0.5mmから約3mmに及ぶ範囲を有する、例8の装置である。
(例10)
縁に配置されたカートリッジロックをさらに備える、上記例1の装置である。
(例11)
カートリッジロックが、カートリッジがカートリッジベイに配置され、突出端が接触インタフェースに接触するときに、カートリッジの近位端にかみ合い、カートリッジを機械的に押圧するように形作られたスナップ機構を備える、上記例10の装置である。
(例12)
アンラッチ位置からラッチ位置へのドアの移行が、不可逆である、上記例1の装置である。
(例13)
ドアが、カートリッジベイに対して平行な第1軸を中心として回動可能でありかつこの第1軸に対して垂直な第2軸を中心として回転可能である、上記例12の装置である。
(例14)
自動注射器のハウジング内において突出端を有するカートリッジの位置を敷衍する方法であって、ハウジングが、当該ハウジングのカートリッジベイに挿入されたカートリッジを閉塞させるドアを有するものにおいて、逸らされた干渉要素により、ドアを閉じる軌道と機械的に干渉することと、カートリッジを、ハウジングのカートリッジベイに挿入することと、カートリッジの突出端を、カートリッジベイに沿って配置された接触インタフェースに押し付け、接触インタフェースを、逸らされた干渉要素に対して機械的に結合させることと、接触インタフェースの位置を移行させ、これにより、干渉要素を、ドアの軌道から離れる方向に湾曲させることと、ドアを閉じた位置で掛け止めることと、を含む方法である。
(例15)
ドアを閉じた位置で掛け止めることが、結合リンクを、カートリッジの駆動システムと注射器のモータとの間に位置させることをさらに含む、上記例14の方法である。
(例16)
カートリッジを挿入することが、当該カートリッジの突出端が接触インタフェースに押し付けられるまでに、カートリッジの少なくとも95%を挿入することをさらに含む、上記例14の方法である。
(例17)
カートリッジのうち、挿入されたのが95%未満である場合に、カートリッジを、カートリッジベイから離れる方向に押すことをさらに含む、上記例16の方法である。
(例18)
押すことが、カートリッジの近位端がカートリッジベイの外側の、約0.5mmから約3mmに及ぶ範囲に残るのを防止することを含む、上記例17の方法である。
(例19)
突出端を接触インタフェースに押し付けることに続いて、カートリッジの位置をロックすることをさらに含む、上記例14の方法である。
(例20)
カートリッジの位置をロックすることが、突出端を接触インタフェースに押し付けた状態にロックし、干渉要素を曲げられた向きにロックすることを含む、上記例19の方法である。
上記以外に規定される場合でも、本明細書で使用される全ての技術的または科学的用語は、本発明が属する分野における当業者により一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書に記載されるのと近似するか、等価な方法および材料が、本発明の実施形態の運用および試験に使用されてもよいが、例示の方法および/または材料が以下に説明される。矛盾がある場合は、定義を含め、明細書の記載による。さらに、材料、方法および例示は、説明のためだけのものであり、必然的な限定を意図したものではない。
本発明の幾つかの実施形態が、添付の図面を参照して例示としてのみここに説明される。ここで、図面を詳細に参照するが、示される事項は、例示としてのものであり、本発明の実施形態の実例による説明のためであることが強調される。この意味において、図面とともになされる説明は、当業者に対し、本発明の実施形態がどのようにして実施可能であるかを明らかにする。
図1は、本発明の幾つかの形態によりカートリッジを挿入し、結合リンクを閉じるフローチャートである。 図2は、本発明の幾つかの形態によるカートリッジの挿入を示す状態図である。 図3Aは、例示的なドアブロック機構を有し、カートリッジが装填される、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的な注射器の斜視図を示し、干渉位置を示す。 図3Bは、例示的なドアブロック機構を有し、カートリッジが装填される、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的な注射器の斜視図を示し、非干渉位置を示す。 図3Cは、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的なドアブロック機構およびドアの軌道の斜視側面図を示し、干渉位置を示す。 図3Dは、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的なドアブロック機構およびドアの軌道の斜視側面図を示し、非干渉位置を示す。 図3Eは、ドアブロック機構に抗して挿入される、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的なカートリッジの側面図を示し、干渉位置を示す。 図3Fは、ドアブロック機構に抗して挿入される、本発明の幾つかの形態による概略的かつ例示的なカートリッジの側面図を示し、非干渉位置を示す。 図3Gは、本発明の幾つかの形態による結合リンクの概略的な例を示し、注射器のドアに配置された結合リンクを示す。 図3Hは、本発明の幾つかの形態による結合リンクの概略的な例を示し、ドアが閉ざされた後の結合リンクを示す。 図4Aは、本発明の幾つかの形態による負荷のない状態にある干渉要素の斜視図である。 図4Bは、本発明の幾つかの形態によるドアブロック機構を示す。 図5は、カートリッジが完全に挿入された、本発明の幾つかの形態による例示的なシステムである。 図6Aは、カートリッジが挿入されていない、本発明の幾つかの形態による例の背面図である。 図6Bは、カートリッジが完全には挿入されていない、本発明の幾つかの形態による例の背面図であり、干渉要素がドアを閉じるのと干渉する状態を示す。 図6Cは、カートリッジが完全には挿入されていない、本発明の幾つかの形態による例の背面図であり、カートリッジが干渉要素をドアの軌道から離れる方向に押すが、カートリッジ自体がドアを閉じるのを防止する状態を示す。 図6Dは、カートリッジが完全に挿入された、本発明の幾つかの形態による例の背面図であり、軌道に対する干渉がなく、ドアも閉ざされている。
本発明は、その幾つかの形態において、自動注射器に関し、より具体的には、他を配するものではないが、自動注射器へのカートリッジの適切な挿入のためのドアブロックに関する。
(概要)
本発明の幾つかの形態に係る一側面は、カートリッジが自動注射器に挿入されない限りおよび/またはカートリッジが挿入されるものの適切に配置されない限り、当該注射器のドアを閉塞された位置にロックするのを防止することに関する。幾つかの形態では、カートリッジの不適切な位置は、不適切な機械インタフェース、例えば、カートリッジの、注射器のモータおよび/またはギアに対する不適切な機械結合を含む。これに代えるかまたはこれに加え、カートリッジの不適切な位置は、不適切な流体インタフェース、例えば、カートリッジの、流体経路に対する不適切な位置付け、例えば、カートリッジの、針との不適切な結合および/または針が注射器の正しい針経路にあるカートリッジの、不適切な位置付けを含む。ここに用いられるように、ドアは、一端が注射器ハウジングに固定され、ハウジングを覆う、異なる状態の間を移行するように許容されたカバーを備える。
幾つかの形態では、自動注射器は、ラッチ機構を有するドアを備える。典型的には、注射器のドアは、カートリッジが注射器の内部に配置されると、閉ざされる。カートリッジは、例えば、薬剤および/またはプラシーボおよび/または栄養補給剤等を含み得る医薬物質が充填されおよび/または予め充填されてもよい。幾つかの形態では、カートリッジは、遠位側で注射器の針と流体連通状態にあり、近位側に流体経路を通じて流体を動かすためのプランジャを有する。注射器を適切に作動させるため、カートリッジは、プランジャの適切な駆動を許容する、正しい機械インタフェースと、カートリッジから針へ、さらに、注射被験者への適切な流体連通を許容する、正しい流体インタフェースと、の双方を有する必要がある。
必要に応じ、ラッチ機構は、ドアを不可逆に閉塞させ、潜在的には、注射器が使用済みであることを明らかにし、廃棄可能な注射器の再使用を防止する。幾つかの形態では、注射器に適切に挿入されていないカートリッジは、ドアを閉じる軌道と干渉し、ドアが掛け止められないようにする。これに代えるかまたはこれに加え、カートリッジが不適切に配置された場合に、カートリッジの位置による影響が及ぶ増幅器が、ドアを閉じることと機械的に干渉する。カートリッジが挿入されていない状態でドアが不可逆に閉じるのを防止することは、例えば、自動注射器装置が運搬中に閉じるのを防止する場合に、潜在的な利点となる。カートリッジが適切に挿入されていない場合に、ドアが不可逆に閉じるのを防止することは、カートリッジが適切な位置にない状態で装置を動作させることが、流体が注射されなかったり、流体経路を介さずに注射されたりする原因となり得ること、例えば、漏れを生じ得ることから、潜在的な利点となる。これに代えるかまたはこれに加え、不適切なカートリッジの配置は、重大な故障および/または破損につながる場合がある。
本発明の幾つかの形態に係る一側面は、カートリッジが注射器装置に充分に挿入されるまでの間、自動注射器のカートリッジに対する操作的な連絡を禁止することに関する。幾つかの形態では、操作的な連絡は、例えば、ギア系統をカートリッジの内部にあるプランジャに機械的に結合させることにより、駆動機構をカートリッジと係合させることを含む。幾つかの形態では、機械的な結合リンクが提供され、必要に応じ、注射器のドアに、例えば、ドアの内壁上で結合される。
幾つかの形態では、操作的な連絡は、カートリッジの駆動機構とインジェクタのモータとの間の機械的な結合リンクの状態により決定される。例えば、結合リンクは、モータのギアとプランジャの駆動システムのギアとの間で連係するギアであってよい。必要に応じ、結合リンクの状態は、少なくとも2つの位置、つまり、カートリッジとモータとの間の機械操作可能な連絡を可能とする係合位置と、モータがカートリッジの駆動機構から脱離される解放位置と、により特徴付けられる。幾つかの形態では、カートリッジの不適切な位置が、結合リンクがその係合位置に入るのを防止する。
幾つかの形態では、注射器は、カートリッジを収めるだけの寸法および形状を有し、カートリッジを挿通させるための開口を有するカートリッジベイを備える。必要に応じ、注射器のドアは、注射器の基部の一側にヒンジ接続され、その閉じた位置にまで回動可能であることにより、カートリッジベイの開口を覆うに至る。幾つかの形態では、ドアは、ヒンジとは反対側のドアの側部に、ドアとのヒンジ接続とは反対側で注射器の基部にある相補ロックとかみ合うラッチ機構を備える。幾つかの形態では、ドアは、カートリッジベイの開口を越えて回動させられるときに、移動の軌跡を形成する。必要に応じ、ドアにある結合リンクの移動の軌跡は、ドアの移動の軌跡に追随する。幾つかの形態では、ドアをハウジングに適切に掛け止めることができないことにより、使用者は、カートリッジが誤って配置されたことの触覚による感覚を得る。
カートリッジが注射器に不適切に挿入された場合に、幾つかの形態では、カートリッジ自体が、結合リンクの係合位置と機械的に干渉する。必要に応じ、カートリッジの突出端は、結合リンクを位置付ける軌道と干渉する。幾つかの形態では、突出端は、フランジおよび/またはべベルおよび/またはノブおよび/またはバルジを有する。必要に応じ、突出端は、カートリッジの周囲全体に沿って延在し、回転方向の向きに対する影響を受けることなく、カートリッジの挿入を潜在的に可能とする。
これに代えるかまたはこれに加え、カートリッジが不適切に配置された場合に、干渉要素は、結合リンクがその係合位置に移行することと機械的に干渉する。これに代えるかまたはこれに加え、干渉要素は、注射器のドアを閉じる軌道と機械的に干渉する。幾つかの形態では、干渉要素は、カートリッジの位置を検出するセンサに対して機械的に関連付けられる。必要に応じ、センサは、カートリッジの不適切な位置を、ドアおよび/または結合リンクの軌道における干渉要素の存在と関連付ける。これに代えるかまたはこれに加え、センサは、カートリッジの適切な位置を、ドアおよび/または結合リンクの軌道から干渉要素を除去することと関連付ける。
必要に応じ、センサには、弾性がある。幾つかの形態では、カートリッジが完全には挿入されていない場合に、弾性センサがカートリッジに力をかけ、カートリッジをカートリッジベイから離れるように押し、これにより、カートリッジの不適切な位置が敷衍される。カートリッジの不適切な位置が敷衍されることの潜在的な利点は、カートリッジが注射器において適切な方法では配置されていない場合に、使用者が注射器を操作するのを防止することである。システムの故障は、カートリッジが適切に配置されていないことが気付かれずに、装置のドアが時期尚早に閉ざされる場合に時として生じる。例えば、場合によっては、使用者は、装置のドアを、カートリッジを注射器に完全に挿入する前に閉じることがある。他の場合は、装置のドアが、運搬中に閉じることがある。幾つかの解決策は、カートリッジが少なくとも部分的に挿入されるまではドアが閉じるのを防止するが、カートリッジが、完全ではなく、部分的に挿入された場合は、ドアが閉じるのを防止しない。
駆動機構のプランジャとの早計な結合は、時としてシステムの故障をもたらすことがあり、注射器の構成要素の破損を生じおよび/または注射器の使用者に対する注射剤物質の注射と干渉する可能性がある。
幾つかの形態では、センサ、例えば、カートリッジ接触インタフェースは、カートリッジベイに近い位置におけるカートリッジの存在を検出する。幾つかの形態では、カートリッジベイの開口の縁に配置されたセンサは、カートリッジベイの縁に対するカートリッジの配置に対する機械的なフィードックを提供する。幾つかの形態では、センサに弾性がある。幾つかの形態では、センサは、カートリッジの本体に対する感応性はないが、カートリッジの近位端、例えば、突出端の別個の断面に機械的に接触するように配置される。
幾つかの形態では、センサは、カートリッジがカートリッジベイのすぐ外側の位置にあるのを防ぎ、カートリッジを開口よりもさらに離れた位置に押しやり、カートリッジを視覚的および/または触覚的により注意をひき易い状態に配置することで、不適切な位置を潜在的に敷衍する。必要に応じ、センサは、カートリッジの突出端を、カートリッジベイの縁の側方であり、カートリッジベイの外側である位置に、挿入されたカートリッジの方向に配置するのと干渉する。カートリッジの挿入が不完全である場合は、弾性センサがカートリッジを外向きに押し、カートリッジをベイから出しおよび/またはドアが閉じるのを防止する。
幾つかの形態では、カートリッジロックが提供され、カートリッジが正しい位置に挿入されると、カートリッジを相互ロックする。幾つかの形態では、カートリッジロック(例えば、カートリッジが完全に挿入された場合にのみ、カートリッジの位置をロックする)と組み合わされる弾性ドアブロックが、カートリッジが完全に挿入されるまで、ドアが閉じるのを防止する。幾つかの形態では、この構成が、使用者に対し、カートリッジが適切に(完全に)挿入された場合の触覚によるフィードバック、例えば、クリックまたはスナップを付与する。必要に応じ、この構成は、カートリッジが挿入後に取り去られるのを防止する。
本発明の幾つかの形態に係る一側面は、注射器装置内でのカートリッジの位置を敷衍することに関する。幾つかの形態では、カートリッジの位置は、カートリッジが注射器装置との正しいインタフェースに成功したことを示す。必要に応じ、注射器とのインタフェースは、例えば、プランジャ駆動機構等の機械インタフェースを含む。これに代えるかまたはこれに加え、注射器とのインタフェースは、カートリッジから針への、最終的には、注射対象者への流体経路等の流体インタフェースを含む。
幾つかの形態では、敷衍することは、例えば、カートリッジの突出断面を干渉要素と接触させることにより、干渉要素をカートリッジの位置と機械的に関連付けることを含む。必要に応じ、接触は、直接的に提供される。これに代えるかまたはこれに加え、接触は、例えば、接触インタフェースを介して間接的に提供される。幾つかの形態では、干渉要素は、注射器の機械的な操作と干渉する逸らされた向きを有する。例えば、逸らされた干渉要素は、注射器のドアを閉じる機械的な軌道に沿って配置することができる。これに代えるかまたはこれに加え、干渉要素は、結合リンクがモータを流体経路の駆動システムと機械的に結合させるのを防止するように配置される。
カートリッジの位置を注射器の操作上の特徴に変換することの潜在的な利点は、気付くことが困難なことがあるカートリッジの僅かな誤配置でさえも、操作上の誤作用および/またはより検出が容易な触覚によるフィードバックに変換されることである。幾つかの形態では、カートリッジの誤配置は、カートリッジの近位端(例えば、プランジャを有し、針を有する遠位端とは反対側である)を、カートリッジベイに背を向ける方向に、カートリッジベイの開口から、0.5mm以下および/または1mm以下および/または2mm以下および/または3mm以下および/または4mm以下および/または5mm以下の位置に配置することを含む。
(詳細な実施形態)
本発明に係る少なくとも一つの実施形態について説明する前に、本発明が、その適用において、構成の詳細および要素の配置におよび/または以下に述べられおよび/または図面および/または例に示される方法に必ずしも限定されるものではないことが理解されるべきである。本発明は、他の実施形態であり得るし、様々な方法で実施されまたは実行される。
(例示的なイベントの順序)
図面を参照すると、図1は、本発明の幾つかの実施形態によりカートリッジを挿入し、注射器のドアを閉じるフローチャートを示している。
幾つかの実施形態では、必要に応じてカートリッジに入った状態で供給される注射剤物質を持たない使用者に対し、自動注射器が提供される。幾つかの形態では、カートリッジは、その遠位端に流体出口が、その近位端に流体を流体出口から出させるためのプランジャが設けられる。幾つかの形態では、自動注射器は、カートリッジを収めるためのカートリッジベイを有するハウジングと、カートリッジベイの近位側の開口を閉塞させるためのドアと、を備える。必要に応じ、ドアは、モータの動力供給ギアをプランジャの駆動ギアに結合するためのギアに結合される。
幾つかの実施形態では、102において、注射器がカートリッジのない状態で供給される。幾つかの実施形態では、注射器のドアが閉じるのが、干渉要素により妨げられる(104)。必要に応じ、干渉要素は、カートリッジが装置に挿入されない限り、ドアが閉じる軌道と干渉する。潜在的には、カートリッジなしでドアが閉じるのを妨げることは、装置が誤っておよび/または運搬中に不可逆に閉じてしまうことをなくす。これはまた、カートリッジにみられるような注射剤物質を初めに挿入することなく装置を動作させることを防止する。
幾つかの実施形態では、カートリッジが、106において、充分ではないが装置に挿入される。幾つかの形態では、装置に不完全に挿入されたカートリッジは、近位端がカートリッジベイの外側にあるカートリッジである。例えば、カートリッジは、本体を有し、その99%未満または98%未満または97%未満または96%未満または95%未満または92%未満または90%未満が、カートリッジベイのなかにある。
これに代えるかまたはこれに加え、カートリッジは、注射器の操作上のインタフェースに対してカートリッジが適切には結合されていない場合に、完全には挿入されていないものとして定義される。幾つかの実施形態では、操作上のインタフェースは、流体インタフェースである。これに代えるかまたはこれに加え、操作上のインタフェースは、機械インタフェースである。幾つかの実施形態では、注射器は、モータと、駆動システムと、カートリッジにあるプランジャと、針に結合されたカートリッジの流体出口と、の間での連動により、適切に動作する。幾つかの実施形態では、カートリッジは、注射器とともに作動要素が供給された後に提供され、操作上の経路に対して正しく結合されることを要する。幾つかの実施形態では、カートリッジベイに対するカートリッジの不適切な位置が、不正確な連動を示す。
幾つかの実施形態では、106において、カートリッジが完全には挿入されていない場合に、108では、ドアが閉じるのが依然として妨げられる。必要に応じ、ドアは、104で干渉要素が妨げることにより、依然として妨げられる。これに代えるかまたはこれに加え、ドアは、カートリッジ自体により妨げられる。幾つかの実施形態では、カートリッジは、ドアを閉じるのと必要に応じて干渉する、突出する近位端を備える。必要に応じ、カートリッジの突出端は、カートリッジの全周に沿って延在し、カートリッジの挿入時の向きに対する感度を低減させる。これに代え、突出端は、カートリッジの周囲の一部のみに設けられ、カートリッジベイ内でのカートリッジの向きに関する情報を潜在的に提供する。
幾つかの実施形態では、112において、カートリッジが装置に完全に挿入される。幾つかの実施形態では、カートリッジが完全に挿入されると、干渉要素に対してフィードバックが提供され、干渉要素を、ドアを閉じる軌道から離れる方向に湾曲させる。必要に応じ、114において、カートリッジが所定位置にロックされ、幾つかの形態では、これにより、干渉要素がその曲げられた向きにロックされる。
幾つかの実施形態では、カートリッジが充分に挿入され、干渉要素が閉じる軌道から除去されると、116でドアの妨げが解除され、118で閉じることができる。必要に応じ、ドアは、例えば、注射器内にあるモータとプランジャの駆動システムとの間を接続する、注射器の機械インタフェースとの機械接続部として機能する結合リンクに結合される(120)。幾つかの実施形態では、供給されるカートリッジは、プランジャの駆動システムと予め組み立てられ、駆動システムがその近位端に結合された状態で、必要に応じて注射器に装填される。
(例示的なイベントの状態)
図2を参照すると、注射器のドアを閉じることが続く、本発明の幾つかの実施形態によるカートリッジの挿入の状態図を示している。必要に応じ、システムは、前の状態が完全に達成された場合にのみ、次の状態に進むことが可能である。必要に応じ、システムは、ある状態から前の状態に戻ることが禁止される。
幾つかの実施形態では、注射器は、カートリッジのない状態で使用者に供給される。幾つかの実施形態では、注射器は、逸らされた干渉要素を備える(202)。幾つかの実施形態では、逸らされた干渉要素は、202において、装置のドアを閉じるのと干渉することで、ドアを妨げられた状態とする(204)。幾つかの実施形態では、カートリッジが挿入されない限り、ドアは、204において、妨げられた状態に留まる。幾つかの実施形態では、206において、カートリッジが挿入されるが、完全には挿入されない限り、干渉要素は、208において、逸らされたままであり、ドアは、210において、妨げられた状態に留まる。
幾つかの実施形態では、212において、カートリッジが完全に挿入されると、214では、このことが、干渉要素を曲げられた状態とする。幾つかの実施形態では、212において、カートリッジが完全に挿入されると、カートリッジは、216において、所定位置にロックされる。幾つかの実施形態では、曲げられた干渉要素214は、ドアを閉じることとはもはや干渉せず、218において、ドアに対する妨げを解除する。幾つかの実施形態では、妨げが解除されたドア218が閉ざされ(220)、必要に応じて閉じた位置で、必要に応じて不可逆に掛け止められる。
(例示的な動作の軌道)
図3Aから図3Bを参照すると、不適切に配置されたカートリッジのための増幅器を有する、概略的かつ例示的な注射器を示している。本発明の幾つかの実施形態に係る一側面は、自動注射器内でのカートリッジの位置の検出を向上させるための弾性センサに関する。
幾つかの実施形態では、注射器は、カートリッジ400を収めるカートリッジベイ370を有するハウジング301を備える。幾つかの実施形態では、ハウジング301は、カートリッジベイ370の開口372を閉塞させるドア350をさらに備える。幾つかの実施形態では、ドア350は、ハウジング301に対し、ヒンジ354によりヒンジ接続される。必要に応じ、ドア350は、ヒンジ354により形成される第1軸を中心として回転し、第1軸に対して垂直な第2軸に向けて枢軸的に移動して、ドアの軌道Aを形成することにより、開口372を閉塞させる。
幾つかの実施形態では、干渉要素335が、軌道Aに沿って配置され、開いた位置から閉じた位置へのドア350の移動に対する機械的な干渉を生じる。幾つかの実施形態では、ドア350の開いた位置は、ハウジングに対するドア350の掛止めが解除されることにより特徴付けられ、ドア350の閉じた位置は、ドア350がハウジングに対し、必要に応じてラッチ352および相補ラッチ302により掛け止められることにより特徴付けられる。例えば、ラッチ352は、ピン、凹み、隆起等の、相補ラッチ302の凹み、ピンまたは隆起に対して相補的なスナップ要素を備えることが可能である。
幾つかの実施形態では、干渉要素335は、カートリッジ接触インタフェース330に対して機械的に結合される。幾つかの形態では、接触インタフェース330は、必要に応じてカートリッジベイに沿ってカートリッジ400を挿入するカートリッジの軌道Bに沿って配置される。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、例えば、カートリッジ400に備わるフランジ405等の突出要素の軌道と交差する。必要に応じ、突出要素は、カートリッジ400の近位部分に設けられる。これに代えるかまたはこれに加え、突出要素は、カートリッジの遠位部分に設けられ、カートリッジの流体出口の配置を潜在的に示す。
幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、突出要素と干渉するが、カートリッジの本体とは干渉しないように、カートリッジ400の軌道Bに入り込む。必要に応じ、接触インタフェース330は、開口372の縁374に配置される。接触インタフェース330を縁374に配置することの潜在的な利点は、カートリッジベイ370の直ぐ外側でカートリッジの位置を検出することであるが、完全にカートリッジベイのなかにあるのに近いことにより、カートリッジが完全には挿入されていないことに気付かれないでいる位置である場合がある。これに代えるかまたはこれに加え、接触インタフェース330は、カートリッジベイの内側に、必要に応じてカートリッジベイの遠位端に配置される流体経路の近くに配置される。幾つかの実施形態では、例えば、ロッドのような機械接続部が、接触インタフェース330を干渉要素335と結合する。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400がカートリッジベイ370に挿入されておらずおよび/または完全には挿入されていない限り、干渉要素335は、例えば、図3Aに示されるように、ドア350の軌道Aに向けて逸らされる。幾つかの実施形態では、逸らされた干渉要素335は、負荷のない状態にある。これに代え、干渉要素335の逸らされた向きは、負荷がかけられた状態である。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400がカートリッジベイ370に完全に挿入されると、突出端405は、接触インタフェース330を押し、その位置を移行させる。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330が位置を変えると、図3Bに示されるように、干渉要素335に軌道Bから離れる方向の曲げを生じさせる。必要に応じ、接触インタフェース330には、弾性がある。幾つかの実施形態では、突出端405が、負荷のない接触インタフェース330に圧力をかけ、接触インタフェース330が軌道Bの方向に、つまり、カートリッジベイに向けて押されるようにする。
必要に応じ、カートリッジ400が完全に挿入されると、カートリッジ400は、カートリッジロック機構308、例えば、スナップまたはラッチにより、所定位置に固定される。幾つかの実施形態では、ロック機構308は、カートリッジ400を接触インタフェース330に押し付け、その負荷がかけられた位置に保持し、必要に応じて干渉要素335の曲げられた向きを保持する。
(例示的なドアブロック機構)
図3Cから図3Fを参照すると、本発明の幾つかの実施形態に係るドアブロック機構を示している。幾つかの実施形態では、一側でヒンジ354で接続されたドア350は、閉じた位置へ向けて軌道Aに沿って回動させられる。ドア350の閉じる動きは、移動後のドア350aの外形により示される。
幾つかの実施形態では、干渉要素335は、これが軌道Aと干渉する逸らされた向きを有する。必要に応じ、干渉要素335は、突起336、例えば、ピンおよび/または釘状部および/またはロッドおよび/または棒状部を有する。幾つかの実施形態では、突起336は、ドア350またはドア350にある機構要素(例えば、図3Gから図3Hに例示される結合リンク360)とさらに干渉する。
幾つかの実施形態では、干渉要素335は、接触インタフェース330に機械的に結合される。幾つかの実施形態では、接触インタフェースは、図3Eに示されるような、カートリッジ400を挿入する軌道Bに入り込む表面を備える。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、カートリッジベイ370の開口372の縁374に配置され、カートリッジベイ370に対するカートリッジ400の位置を潜在的に検出する。
幾つかの実施形態では、カートリッジベイがカートリッジ400と適切にかみ合わない限り、接触インタフェース330は、カートリッジ400を挿入する方向に向けて延び、図3Cに示されるように、干渉要素335をドアの軌道Aに向けて偏向させる。幾つかの実施形態では、図3Fに示されるように、カートリッジがカートリッジベイ370に適切にかみ合うと、接触インタフェース300は、カートリッジ400の挿入方向にカートリッジベイに向けて遠位側へ押され、干渉要素335を軌道Aから離れる方向に湾曲させる。図3Dは、干渉要素335の逸らされた向きおよび干渉のないドアの軌道Aを示すが、カートリッジ400は、機構の明確な認識のため、示されていない。
(例示的なギアブロック機構)
図3Gから図3Hを参照すると、自動注射器のギアシステムのための、本発明の幾つかの実施形態による例示的な結合リンクのブロック機構を示している。
幾つかの実施形態では、ドア350は、結合リンク360を備える。幾つかの実施形態では、結合リンク360は、例えば、動力供給ギア362を通じた注射器のモータと、例えば、駆動ギア364を通じたカートリッジと、の間の機械カプラとして機能する。幾つかの実施形態では、駆動ギア364は、プランジャ304に機械的に結合される。幾つかの実施形態では、駆動ギア364を操作することが、カートリッジ400の流体出口に向けてプランジャ304を動かし、カートリッジ400の内部から流体を出し、自動注射器の流体経路へ流入させる。
必要に応じ、結合リンク360は、はめば歯車を備える。幾つかの実施形態では、はめば歯車は、動力供給ギア362および駆動ギア364の歯車に対して相補的な歯車を有する。幾つかの実施形態では、結合リンクは、ドア350が閉じた場合にのみ、動力供給ギア362および駆動ギア364とかみ合う。幾つかの実施形態では、干渉要素335および必要に応じて突起336は、結合リンク360と直接的に干渉し、カートリッジ400が適切に配置されない限り、結合リンク360が動力供給ギア362および駆動ギア364とかみ合うのを防止する。
(例示的なドアブロック要素)
図4Aを参照すると、カートリッジの挿入前の、本発明の幾つかの実施形態による負荷のない状態の干渉要素の斜視図を示している。干渉要素は、ドアの経路に向けて突出し、ドアが閉じるのを防止する。
幾つかの実施形態では、自動注射器は、カートリッジ接触インタフェース330を備えた、カートリッジベイ370を有するハウジング301を備える。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、カートリッジベイ370に挿入されたカートリッジの存在および/または位置を検出するセンサとして機能する。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、干渉要素335に結合され、その逸らされた向きにおいて、ドア350の機械ブロックとして機能する。
幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、カートリッジベイ370の縁374から、必要に応じて腹部位置から延在し、ドア350を閉じる方向に対向する。接触インタフェース330を腹部に配置することの潜在的な利点は、接触インタフェース330およびその結合された干渉要素335を含むハウジングの幅を確保することである。しかし、幾つかの実施形態では、接触インタフェースは、縁374の周囲に沿った他のいかなる位置に配置することも可能である。
幾つかの実施形態では、カートリッジがカートリッジベイ370に正しく配置された場合に、カートリッジを閉じ込めるため、カートリッジロック機構308が設けられる。必要に応じ、カートリッジロック308は、縁374に沿って配置される。
(例示的なドアおよびギアブロック機構)
図4Bを参照すると、本発明の幾つかの実施形態によるドアおよびギアのストップ機構を示している。図示されているのは、完全には挿入されていないカートリッジであり、干渉機構が、ドアを妨げる無負荷状態にある。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400は、流体出口を有する遠位端404を初めに挿入し、必要に応じてフランジ405を有する近位端402を最後に挿入することで、カートリッジベイ370に挿入される。幾つかの実施形態では、カートリッジ400がカートリッジベイ370に充分に挿入されると、フランジ405が接触インタフェース330に圧力をかけ、接触インタフェース330を遠位端に向けて移動させる。幾つかの実施形態では、結合された干渉要素335が、ドア350の閉じる軌道および/または連係ギア360から離れるように湾曲し、カートリッジ400が正しく配置されたときに、注射器を閉塞させることを可能とする。
必要に応じ、カートリッジ400は、ドアが閉じていない場合でさえも、ロック308によりこの位置にロックされる。
(例示的な閉じた構成)
図5を参照すると、本発明の幾つかの実施形態による、完全に挿入されたカートリッジと閉じたドアとを、自動注射器の側方断面で示している。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400がカートリッジベイ370のなかへ遠位側に完全に押し込まれると、カートリッジの近位側のフランジ405が、ドアストッパの接触インタフェース330を遠位方向に押し、必要に応じてドアストッパを曲げ、干渉要素335をドアの妨げにならないように湾曲させる。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400が完全に挿入されると、ドアストッパ335がドアの経路から外れた状態で、カートリッジロック機構308がカートリッジを所定位置にロックする。必要に応じ、カートリッジがロックされると、使用者は、カートリッジが所定位置にあるという、触覚によるフィードバックを受ける。例えば、このフィードバックは、ドアストップによりかけられる近位側への力が今ではロック機構により負担されることにより、ロック機構のクリックおよびドアストップインタフェースによりカートリッジをベイから押し出す近位側への力の中断を含んでよい。
(例示的な使用)
図6Aから図6Dを参照すると、図6Aは、カートリッジ400が挿入されていない実施形態の背面図であり、図6Bから図6Cは、カートリッジ400が完全には挿入されていない実施形態の背面図であり、図6Dは、完全に挿入されたカートリッジ400を有する実施形態の背面図である。図6Aにおいて、干渉要素335は、ドア350に接続された駆動ギア360の動きを妨げ、ドア350が閉じるのを防止する。
図6Bおよび図6Cに示されるように、カートリッジが充分ではないものの挿入される場合は、ドア350は、機械的な干渉により閉じることができない。幾つかの実施形態では、図6Bに示されるように、カートリッジが接触インタフェース330と機械的に係合することのない範囲で挿入される場合は、干渉要素335は、ドア350の軌道から離れる方向に逸らされず、ドアは、閉じることが禁止される。幾つかの実施形態では、カートリッジが接触インタフェース330と係合する範囲にまで挿入され、干渉要素335に偏向を生じさせる場合は、カートリッジが依然として完全には挿入されていないうちは、カートリッジのフランジ405が、ドアを閉じる軌道と機械的に干渉する。
幾つかの実施形態では、接触インタフェース330は、弾性があり、カートリッジが完全には挿入されていない場合に、接触インタフェース330は、カートリッジの挿入する対向する力をかけ、カートリッジをカートリッジベイ370から突き出させ、カートリッジが不適切な位置にあることを敷衍する。
図6Dにおいて、カートリッジが挿入されると、ロック機構308は、カートリッジ400の後部(近位)フランジ405の後方(近位側)への移動を妨げ、カートリッジを完全に挿入された位置にロックする。カートリッジ400の近位フランジ405は、接触インタフェース330を前方(遠位側)へ押すことで、駆動ギア360が干渉要素335を排除し、ドアが閉じるのを可能とする。
(一般原則)
使用に際し、「約」との用語は、±25%をいう。
「comprises」、「comprising」、「includes」「including」、「having」との用語およびそれらの活用語は、「限られる」ことではなく、「含む」ことを意味する。
「consisting of」との用語は、「including and limited to」を意味する。
「consisting essentially of」は、化合物、方法または構造が、追加の原料、ステップおよび/または部品を、その追加の原料、ステップおよび/または部品がクレームに記載の化合物、方法または構造の基本的かつ新規な特徴を実質的に変更しない場合にのみ、有する場合があることを意味する。
本明細書で用いられるように、単数形である「a」、「an」および「the」は、文脈がそうでないことを明確に要求するのでなければ、複数形の場合をも含む。
本願全体を通じ、本発明の多様な実施形態について、範囲を規定する形式で記載される場合がある。範囲を規定する記載は、便宜的で、簡潔さのために過ぎず、本発明の範囲に関する柔軟性のない限定として解釈されるべきではない。よって、範囲の記載は、その範囲内の個々の数値ばかりでなく、具体的に開示された全ての可能性のある部分範囲を有するものとして考慮されるべきである。例えば、1〜6という範囲の記載は、その範囲内の個々の数値、例えば、1、2、3、4、5および6ばかりでなく、1〜3、1〜4、1〜5、2〜4、2〜6、3〜6等、具体的に開示された部分範囲を有するものとして考慮されるべきである。このことは、その範囲の幅に関わりなく該当する。
数値範囲が示されている場合は常に、表示の範囲に含まれるいかなる数値(分数または整数)をも包含することを意味する。第1表示値と第2表示値との「間の範囲にある」との記載および第1表示値から第2表示値までの「範囲にある」との記載は、本明細書で読替可能に使用され、第1および第2表示値、さらに、それらの間の全ての分数および整数を含むことを意味する。
明確さのために異なる実施形態の文脈で記載された本発明の特定の特徴は、単一の実施形態に集約して提供することも可能である。反対に、簡潔さのために単一の実施形態の文脈で記載された本発明の多様な特徴は、分けて提供したり、任意の適切なサブコンビネーションとして提供したり、本発明のいかなる他の記載された実施形態において適切に提供することが可能である。多様な実施形態の文脈で記載された特定の特徴は、実施形態がそれらの要素がなければ動作不能でない限り、それらの実施形態に必須の特徴として考慮されるべきものではない。
本発明について、その特定の実施形態とともに説明したが、多くの代替例、変更例および変形例が当業者に明らかであることは、明白である。よって、添付の請求の範囲の精神および広い範囲に収まる、そのような代替例、変更例および変形例の全てが取り込まれることを意図する。
本明細書で言及した全ての公開、特許および特許出願は、各個々の公開、特許または特許出願が本明細書に参照により取り込まれることが明確かつ個別に表示されていたとするのと同じ範囲で、それらの全体が参照により本明細書取り込まれる。さらに、本願におけるいかなる参照の引用および表示も、そのような参照が本発明の先行技術として入手可能であることを自認するものと解釈されるべきではない。節の見出しが用いられる限り、それらが必要な限定として解釈されるべきではない。
幾つかの実施形態では、カートリッジ400がカートリッジベイ370に完全に挿入されると、突出端405は、接触インタフェース330を押し、その位置を移行させる。幾つかの実施形態では、接触インタフェース330が位置を変えると、図3Bに示されるように、干渉要素335にドア350の軌道Aから離れる方向の曲げを生じさせる。必要に応じ、接触インタフェース330には、弾性がある。幾つかの実施形態では、突出端405が、負荷のない接触インタフェース330に圧力をかけ、接触インタフェース330が軌道Bの方向に、つまり、カートリッジベイに向けて押されるようにする。
幾つかの実施形態では、カートリッジベイがカートリッジ400と適切にかみ合わない限り、接触インタフェース330は、カートリッジ400を挿入する方向に向けて延び、図3Cに示されるように、干渉要素335をドアの軌道Aに向けて偏向させる。幾つかの実施形態では、図3Fに示されるように、カートリッジがカートリッジベイ370に適切にかみ合うと、接触インタフェース330は、カートリッジ400の挿入方向にカートリッジベイに向けて遠位側へ押され、干渉要素335を軌道Aから離れる方向に湾曲させる。図3Dは、干渉要素335の逸らされた向きおよび干渉のないドアの軌道Aを示すが、カートリッジ400は、機構の明確な認識のため、示されていない。
本明細書で言及した全ての公開、特許および特許出願は、各個々の公開、特許または特許出願が本明細書に参照により取り込まれることが明確かつ個別に表示されていたとするのと同じ範囲で、それらの全体が参照により本明細書取り込まれる。さらに、本願におけるいかなる参照の引用および表示も、そのような参照が本発明の先行技術として入手可能であることを自認するものと解釈されるべきではない。節の見出しが用いられる限り、それらが必要な限定として解釈されるべきではない。
(符号の説明)
301…ハウジング、304…プランジャ、308…カートリッジロック機構、330…接触インターフェース、335…干渉要素、350…ドア、360…結合リンク、364…駆動ギア、370…カートリッジベイ、400…カートリッジ。

Claims (20)

  1. 突出端を有するカートリッジから医薬物質を投与する自動注射器型の装置であって、
    前記カートリッジは、当該装置のハウジングに収められ、
    前記ハウジングが、
    開口を有するカートリッジベイであって、前記開口が、当該カートリッジベイへの前記カートリッジの通過を許容する大きさであるカートリッジベイと、
    前記カートリッジベイの開口に対するドアであって、前記ハウジングに接続され、アンラッチ位置およびラッチ位置を有して、前記アンラッチ位置と前記ラッチ位置との間に軌道を形成するドアと、
    逸らされおよび曲げられた向きを有し、前記逸らされた向きでは、前記ドアの軌道と機械的に干渉する干渉要素と、
    前記カートリッジベイに沿って配置され、前記突出端にまで延在する接触インタフェースであって、前記突出端が前記接触インタフェースに配置されたときに、前記接触インタフェースが前記干渉要素を前記曲げられた向きに移行させるように、前記逸らされおよび曲げられた向きを前記突出端の検出された接触と機械的に関連付ける接触インタフェースと
    を備えた
    装置。
  2. 前記ドアが、前記ラッチ位置にあるときに、前記カートリッジをモータと機械的に連係させるように配置された結合リンクをさらに備える
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記結合リンクが、前記モータの動力供給ギアおよび前記カートリッジの駆動ギアに対して相補的な歯を有するギアを備える
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記駆動ギアが、前記カートリッジ内にあるプランジャに対して機械的に結合された
    請求項3に記載の装置。
  5. 前記接触インタフェースが、前記カートリッジベイの前記開口の縁に配置された
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記接触インタフェースに弾性がある
    請求項1に記載の装置。
  7. 前記逸らされた向きでは、前記干渉要素が負荷のない構成にあり、前記曲げられた向きでは、前記干渉要素が負荷をかけられた構成にある
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記接触インタフェースが、前記カートリッジの、前記縁を越えかつ前記カートリッジベイの外側にある前記突出端の位置と機械的に干渉する
    請求項6に記載の装置。
  9. 前記位置が、約0.5mmから約3mmまでの範囲に亘って前記縁を越えかつ前記カートリッジベイの外側にある
    請求項8に記載の装置。
  10. 前記縁に配置されたカートリッジロックをさらに備える
    請求項1に記載の装置。
  11. 前記カートリッジロックが、前記カートリッジが前記カートリッジベイに配置され、前記突出端が前記接触インタフェースに接触するときに、前記カートリッジの近位端にかみ合い、前記カートリッジを機械的に押圧するように形作られたスナップ機構を備える
    請求項10に記載の装置。
  12. 前記アンラッチ位置から前記ラッチ位置への前記ドアの移行が、不可逆である
    請求項1に記載の装置。
  13. 前記ドアが、前記カートリッジベイに対して平行な第1軸を中心として回動可能でありかつこの第1軸に対して垂直な第2軸を中心として回転可能である
    請求項12に記載の装置。
  14. 自動注射器のハウジング内において突出端を有するカートリッジの位置を敷衍する方法であって、前記ハウジングが、当該ハウジングのカートリッジベイに挿入された前記カートリッジを閉塞させるドアを有するものにおいて、
    逸らされた干渉要素により、前記ドアを閉じる軌道と機械的に干渉することと、
    前記カートリッジを、前記ハウジングの前記カートリッジベイに挿入することと、
    前記カートリッジの前記突出端を、前記カートリッジベイに沿って配置された接触インタフェースに押し付け、前記接触インタフェースを、前記逸らされた干渉要素に対して機械的に結合させることと、
    前記接触インタフェースの位置を移行させ、これにより、前記干渉要素を、前記ドアの前記軌道から離れる方向に湾曲させることと、
    前記ドアを閉じた位置で掛け止めることと
    を含む
    方法。
  15. 前記ドアを前記閉じた位置で掛け止めることが、結合リンクを、前記カートリッジの駆動システムと前記注射器のモータとの間に位置させることをさらに含む
    請求項14に記載の方法。
  16. 前記カートリッジを挿入することが、当該カートリッジの前記突出端が前記接触インタフェースに押し付けられるまでに、前記カートリッジの少なくとも95%を挿入することをさらに含む
    請求項14に記載の方法。
  17. 前記カートリッジのうち、挿入されたのが95%未満である場合に、前記カートリッジを、前記カートリッジベイから離れる方向に押すことをさらに含む
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記押すことが、前記カートリッジの近位端が前記カートリッジベイの外側の、約0.5mmから約3mmに及ぶ範囲に残るのを防止することを含む
    請求項17に記載の方法。
  19. 前記突出端を前記接触インタフェースに押し付けることに続いて、前記カートリッジの位置をロックすることをさらに含む
    請求項14に記載の方法。
  20. 前記カートリッジの位置をロックすることが、前記突出端を前記接触インタフェースに押し付けた状態にロックし、前記干渉要素を曲げられた向きにロックすることを含む
    請求項19に記載の方法。
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