JP2019521787A - 手術用ドレープ設置補助具 - Google Patents

手術用ドレープ設置補助具 Download PDF

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Abstract

手術用ドレープ設置パッケージは、手術用ドレープ設置補助具に包まれた手術用ドレープを含む。手術用ドレープは、第1及び第2の部分を含む。手術用ドレープ設置補助具は、側壁を有する本体を含む。側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有する。内側面及び外側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。側壁の内側面は本体の内部容積の境界を定める。手術用ドレープの第2の部分は、手術用ドレープ設置補助具の本体の内部容積に位置付けされる。手術用ドレープの第1の部分の少なくとも一部は、本体の外側面に取り付けられる。

Description

関連出願
本特許出願は、2016年7月14日に出願された、”SURGICAL DRAPE
INSTALLATION AID”という表題の米国仮特許出願第62/362,190号の優先権及び出願日の利益を主張するものであり、この文献は、その全体が参照により本願に組み込まれる。
本発明は、概して、コンピュータ支援手術システムのための滅菌ドレープに関し、より具体的には、滅菌ドレープの設置に使用される装置に関する。
コンピュータ支援遠隔ロボット手術では、外科医は、典型的には、患者から離れている可能性がある場所(例えば、手術室の向こう側の場所、又は異なる部屋に、又は患者とは完全に異なる建物の中)からマスター制御装置を操作して手術部位における手術用器具の動きを制御する。マスター制御装置は、通常、1つ又は複数の入力装置を含み、この入力装置は、器具を手術部位で関節運動させるためのサーボモータを含む手術用器具に結合される。サーボモータは、典型的には、開腹された手術部位内に直接的に又はトロカール(trocar)スリーブを通して患者の腹部等の体腔内に導入された手術用器具を支持し制御する電気機械装置又は手術用マニピュレータ(「スレーブ」)の一部である。手術中に、手術用マニピュレータは、組織把持器、ニードルドライバ、電気外科用焼灼プローブ等の、様々な手術用器具の機械的な関節運動及び制御を提供し、各手術用器具は、例えば針を保持又は駆動する、血管を掴む、或いは組織を切開する、焼灼する、又は凝固させる等の外科医のための様々な機能を行う。
遠隔操作によるコンピュータ支援手術は、手術に必要な切開部のサイズ及び数を減少させて、患者の回復を高める一方、患者の外傷及び不快感を軽減するのにも役立つ。しかしながら、コンピュータ支援手術もまた多くの新たな課題を生み出している。
1つの課題は、電気機械手術用マニピュレータの一部が手術部位に隣接して位置付けされることである。手術用マニピュレータは、手術中に汚染される可能性があり、典型的には処分される、又は次の使用までの間に滅菌される。コストの観点から、装置を滅菌することが好ましいであろう。しかしながら、モータをロボット制御するために必要なサーボモータ、センサ、エンコーダ、及び電気接続部は、システム部品が滅菌プロセスにおいて損傷又は破壊されるため、従来の方法、例えば蒸気、加熱及び圧力、又は化学薬品を用いて滅菌することができない。
滅菌ドレープが、手術用マニピュレータを覆うために以前から使用されてきた。ドレープは様々な形をしている。それぞれの場合に、手術用マニピュレータ及び支持リンクは、外科的処置の開始前にドレープで覆われる。残念なことに、コンピュータ支援手術で使用される患者側支持システムは大きなものであり、そのサイズによって、ドレープの滅菌状態を損なうことなく、そしてドレープの完全性を損なうことなく、患者側支持システムの必要な部分を覆うことが困難になる。
一態様では、手術用ドレープ設置補助具が、側壁と複数の回転可能なシールインターフェイス要素とを有する本体を含む。側壁は、第1の端部と第2の端部とを有する。側壁の第1の端部は、本体の第1の開口端の境界を定める一方、側壁の第2の端部は、本体の第2の開口端の境界を定める。複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、側壁の第2の端部から延びる。側壁は、本体の内部容積の境界を定める。
手術用ドレープ設置補助具は、開口端を有するバッグも含む。バッグの開口端は、側壁の第1の端部と側壁の第2の端部との間で側壁の第1の面、例えば内側面に固定して取り付けられる。バッグは、側壁の第1の端部から延びるように構成される。
一態様では、手術用ドレープ設置補助具は、複数の手術用ドレープ管理機構をさらに含む。複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、手術用ドレープの一部を側壁の第2の面、例えば外側面に対して保持するように構成される。側壁の第1の面と側壁の第2の面とは異なる面である。複数の手術用ドレープ管理機構は、側壁に取り付け可能なクランプを含む。手術用ドレープ設置補助具は、滅菌アダプタ保持装置をさらに含む。
システムは、手術用ドレープと手術用ドレープ設置補助具とを含む。手術用ドレープは、第1の部分と第2の部分とを含む。手術用ドレープ設置補助具は、側壁を有する本体を含む。側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有する。外側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。内側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。側壁の第1の端部は本体の第1の開口端の境界を定める一方、側壁の第2の端部は本体の第2の開口端の境界を定める。側壁の内側面は本体の内部容積の境界を定める。
手術用ドレープの第2の部分は、本体の内部容積に位置付けされる。手術用ドレープの第1の部分の少なくとも一部は、本体の外側面に取り付けられる。
本システムの一態様では、手術用ドレープは、固定式シール部分と回転式シール部分とを含むオプションの回転可能なシールも含む。回転式シール部分は、固定式シール部分に対して回転するように構成される。手術用ドレープの第1の部分は固定式シール部分に固定され、手術用ドレープの第2の部分は回転式シール部分に固定される。手術用ドレープ設置補助具は、複数の回転可能なシールインターフェイス要素をさらに含む。複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、側壁の第2の端部から延びる。回転可能なシールインターフェイス要素は回転可能なシールと係合する。
システムの別の態様では、手術用ドレープ設置補助具は、開口端を有するオプションのバッグを含む。バッグの開口端は、側壁の第1の端部と側壁の第2の端部との間で側壁の内側面に固定して取り付けられる。バッグは、側壁の第1の端部から延びるように構成される。
システムの別の態様では、手術用ドレープ設置補助具は、複数の手術用ドレープ管理機構を含む。複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、手術用ドレープの第1の部分の一部を側壁の外側面に対して保持するように構成される。一態様では、複数の手術用ドレープ管理機構は、側壁に取り付け可能なクランプを含む。このシステムにおける手術用ドレープ設置補助具は、滅菌アダプタ保持装置も含む。
方法は、手術用ドレープの第2の部分を本体の内部容積に配置するステップを含む。本体は側壁を含む。側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有する。外側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。内側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。側壁の第1の端部は本体の第1の開口端の境界を定める一方、側壁の第2の端部は本体の第2の開口端の境界を定める。側壁の内側面は本体の内部容積の境界を定める。この方法は、手術用ドレープの第1の部分を本体の外側面に取り付けるステップも含む。
一態様では、手術用ドレープの第1の部分及び第2の部分は、オプションの回転可能なシールに取り付けられる。次に、第2の部分を取り付けるステップは、回転可能なシールを複数の回転可能なシールインターフェイス要素に取り付けるステップを含み、複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは側壁の第2の端部から延びる。
滅菌手術用ドレープと手術用ドレープ設置補助具とを含む手術用ドレープ設置パッケージを有するコンピュータ支援手術システムの図である。 手術用ドレープの一例を示す図である。 手術用ドレープ設置補助具の一態様を示す図である。 ドレープ管理機構の一例を示す図である。 滅菌アダプタ保持装置を示す図である。 図2の手術用ドレープが手術用ドレープ設置補助具に取り付けられた状態の、図3の手術用ドレープ設置補助具を含む手術用ドレープ設置パッケージを示す図である。 手術用ドレープ設置補助具への回転可能なシールの取り付けを示す図である。 パッケージを持ち上げたときの手術用ドレープ設置パッケージを示す図である。 手術用ドレープ設置パッケージを患者側支持システムに取り付けることを示す図である。 手術用ドレープ設置パッケージを患者側支持システムに取り付けることを示す図である。 手術用ドレープのブーツのより詳細な図である。
図面において、ある要素の一桁の参照符号の最初の桁は、その要素が最初に現れる図面の番号である。
一態様では、手術用ドレープ設置パッケージ170(図1)は、手術用ドレープ設置補助具150を含み、手術用ドレープ160によって手術用ドレープ設置補助具150が包まれている。手術用ドレープ160の少なくとも一部は滅菌状態である。
手術用ドレープ設置パッケージ170は、手術用ドレープ160の滅菌部分の滅菌状態を汚染することなく、そして手術用ドレープ160の完全性を損なうことなく、手術用ドレープ160をコンピュータ支援手術システム100に位置付けするのを容易にするために使用される。一態様では、手術用ドレープ160は、マニピュレータアセンブリ・ブーツ及び滅菌アダプタを含み、これらは、手術用ドレープ設置補助具150において包まれている。
手術用ドレープ設置パッケージ170(パッケージ170と呼ばれることがある)は、大きくて嵩張る包装された手術用ドレープ160を容易に把持することを容易にし、且つパッケージ170をコンピュータ支援手術システム100に直感的に取り付けることを容易にし、それによってドレーピング(draping)プロセスを実行可能にする。手術用ドレープ160が手術用ドレープ設置補助具150に位置付けされた後に滅菌されるので、手術用ドレープ設置補助具150の使用によって滅菌状態は損なわれず、代わりに手術用ドレープ160の滅菌部分が非滅菌表面又は非滅菌表面と接触しないこと、又は手術用ドレープ160としての対象物が、コンピュータ支援手術システム100(手術システム100と呼ばれることがある)に最初に取り付けられることを保証するのに役立つ。
さらに、手術用ドレープ設置補助具150の特徴は、パッケージ170がコンピュータ支援手術システム100に取り付けられるときに、手術用ドレープ160の特徴が患者側支持システム110の対応する特徴と適切に整列することを保証する。これら特徴の自動的な整列は、これら特徴を手動で整列させる必要がないことを意味し、そのため、これら特徴を手動で整列させるのに必要なドレーピングプロセスと比較して、ドレーピングプロセスを高速化する。
手術用ドレープ160は、第1の部分と第2の部分とを含む。手術用ドレープ設置補助具150は、側壁を有する本体を含む。側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有する。外側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。内側面も第1の端部と第2の端部との間に延びる。側壁の第1の端部は本体の第1の開口端の境界を定める一方、側壁の第2の端部は本体の第2の開口端の境界を定める。側壁の内側面は、本体の内部容積の境界を定める。
手術用ドレープ160の第2の部分は、手術用ドレープ設置補助具150の本体の内部容積に位置付けされる。手術用ドレープ160の第1の部分の少なくとも一部は、本体の外側面に取り付けられる。
一態様では、手術用ドレープ160は、固定式シール部分と回転式シール部分とを有するオプションの回転可能なシールも含む。回転式シール部分は、固定式シール部分に対して回転するように構成される。手術用ドレープの第1の部分は固定式シール部分に固定され、手術用ドレープの第2の部分は回転式シール部分に固定される。この態様では、手術用ドレープ設置補助具150は、オプションの複数の回転可能なシールインターフェイス要素を含む。複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、側壁の第2の端部から延びる。回転可能なシールインターフェイス要素は、回転可能なシールと係合し、回転可能なシールの全ての部分が患者側支持システム110上の対応する部分と整列して嵌合するのを保証にする。
別の態様では、手術用ドレープ設置補助具150は、開口端を有するオプションのバッグを含む。バッグの開口端は、側壁の第1の端部と側壁の第2の端部との間で側壁の内側面に固定して取り付けられる。バッグは、側壁の第1の端部から延びるように構成される。
手術用ドレープ設置補助具150は、複数の手術用ドレープ管理機構を含む。複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、手術用ドレープ160の第1の部分の一部を側壁の外側面に対して保持するように構成される。一態様では、複数の手術用ドレープ管理機構は、側壁に取り付け可能なクランプを含む。
方法が、手術用ドレープ160の第2の部分を手術用ドレープ設置補助具150の本体の内部容積に配置するステップを含む。本体は側壁を含む。側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有する。外側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。内側面は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。側壁の第1の端部は本体の第1の開口端の境界を定める一方、側壁の第2の端部は本体の第2の開口端の境界を定める。側壁の内側面は本体の内部容積の境界を定める。この方法は、手術用ドレープ160の第1の部分を本体の外側面に取り付けるステップも含む。
一態様では、手術用ドレープ160の第1の部分及び第2の部分は、オプションの回転可能なシールに取り付けられる。次に、第2の部分を取り付けるステップは、回転可能なシールをオプションの複数の回転可能なシールインターフェイス要素に取り付けるステップを含み、複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、側壁の第2の端部から延びる。
この態様では、手術システム100は、内視鏡撮像システム192、外科医用コンソール194(マスター)、及び患者側支持システム110(スレーブ)を含み、これらは全て有線(電気又は光)又は無線接続196によって相互接続される。1つ又は複数の電子データプロセッサをこれらの主要構成要素内に様々に配置して、システム機能を提供することができる。その例が、米国特許第9,060,678号に開示されており、この文献は参照により本明細書に組み込まれる。
撮像システム192は、例えば手術部位の取り込まれた内視鏡撮像データ及び/又は患者の外部の他の撮像システムからの術前又はリアルタイムの画像データに対して画像処理機能を実行する。撮像システム192は、処理した画像データ(例えば、手術部位の画像だけでなく、関連する制御及び患者情報)を外科医用コンソール194において外科医に出力する。いくつかの態様では、処理した画像データは、手術室の他の要員に可視化されるようにオプションの外部モニタに、又は手術室から離れた1つ又は複数の場所に出力される(例えば、別の場所にいる外科医がビデオを監視してもよい;ライブで供給されるビデオが訓練に使用されてもよい等)。
外科医用コンソール194は、外科医が器具、進入ガイド、及び撮像システム装置(これらは総称してスレーブと呼ばれる)を操作するのを可能にする多自由度(DOF)の機械的入力装置(マスター)を含む。いくつかの態様では、これらの入力装置は、器具及び手術用装置アセンブリ要素からの触覚フィードバックを外科医に提供し得る。コンソール194は、ディスプレイ上の画像が表示スクリーンの後ろ/下で作業する外科医の手に対応する距離に略焦点合わせされるように位置付けされた立体ビデオ出力ディスプレイも含む。これらの態様は、米国特許第6,671,581号でより完全に説明されており、この文献は参照により本明細書に組み込まれる。
器具の挿入中の制御は、例えば、外科医が画像内に提示されている器具をマスターの一方又は両方と共に動かす(外科医はマスターを使用して画像内の器具を左右に動かし、器具を外科医の方へ引っ張る)ことによって達成することができる。マスターの動きは、出力ディスプレイ上の固定された中心点に向けて操縦し、そして患者の体内を前進させるように撮像システム及び関連する手術用装置アセンブリに命令する。
一態様では、カメラ制御は、マスターハンドルを移動させるのと同じ方向に画像が移動するように、マスターが画像に固定されるという印象を与えるように設計される。この設計により、外科医がカメラ制御を終了するときに、マスターが器具を制御するための正しい位置にくるようになり、その結果、この設計によって、器具制御を開始又は再開する前の位置に、マスターを再びクラッチを入れ(係合解除し)、移動し、クラッチ解除する(係合させる)必要性が回避される。
患者側支持システム110のベース101は、受動的な制御されないセットアップアーム・アセンブリ120と能動的に制御されるマニピュレータアーム・アセンブリ130とを含むアーム・アセンブリを支持する。能動的に制御されるマニピュレータアーム・アセンブリ130は進入ガイド・マニピュレータ130と呼ばれる。
一例では、セットアップ部分は、2つの受動的な回転セットアップ関節103、105を含む。セットアップ関節103、105の関節ブレーキが解除された場合に、回転セットアップ関節103、105によって、結合されたセットアップ・リンク104、106の手動位置付けが可能になる。あるいはまた、これらのセットアップ関節の一部が能動的に制御され得、そしてより多い又は少ないセットアップ関節が様々な構成で使用され得る。セットアップ関節103、105及びセットアップ・リンク104、106によって、人が、進入ガイド・マニピュレータ130をデカルトx、y、z空間内の様々な位置及び向きに配置することを可能にする。アーム・アセンブリ120のリンク104とベース101との間の直動セットアップ関節(図示せず)は、垂直方向調整112のために使用され得る。
遠隔運動中心146は、ヨー、ピッチ、及びロール軸が交差する位置(すなわち、関節がそれら関節の運動範囲を移動する間に、運動学的連鎖が効果的に静止したままである位置)である。これらの能動的に制御される関節のいくつかは、個々の器具のDOFを制御することに関連するマニピュレータであり、これらの能動的に制御される関節の他のものは、これらのマニピュレータの単一アセンブリのDOFを制御することに関連する。能動的な関節及びリンクは、モータ又は他のアクチュエータによって移動可能であり、外科医用コンソール194でのマスターアームの運動に関連する運動制御信号を受信する。
図1に示されるように、マニピュレータアセンブリ・ヨー関節111は、セットアップ・リンク106の端部と、第1のマニピュレータ・リンク113の第2の端部、例えば基端部との間に結合される。ヨー関節111によって、第1のマニピュレータ・リンク113をリンク106に対して、マニピュレータアセンブリ・ヨー軸123の周りの「ヨー」として適宜規定され得る運動で動かすことができる。示されるように、ヨー関節111の回転軸は、一般に器具が患者に入る位置(例:腹部手術のために臍)である遠隔運動中心146と整列される。
一実施形態では、セットアップ・リンク106は水平面、つまりx、y平面内で回転可能であり、ヨー関節111は、進入ガイド・マニピュレータ130内の第1のマニピュレータ・リンク113がヨー軸123の周りに回転するのを可能にするように構成される。ヨー関節111を通って遠隔運動中心146に至る垂直線によって示されるように、セットアップ・リンク106、ヨー関節111、及び第1のマニピュレータ・リンク113は、進入ガイド・マニピュレータ130に対して常に垂直なヨー軸123を提供する。
第1のマニピュレータ・リンク113の先端部は、第1の能動的に制御される回転関節114によって第2のマニピュレータ・リンク115の基端部に結合される。第2のマニピュレータ・リンク115の先端部は、第2の能動的に制御される回転関節116によって第3のマニピュレータ・リンク117の基端部に結合される。第3のマニピュレータ・リンク117の先端部は、第3の能動的に制御される回転関節118によって第4のマニピュレータ・リンク119の先端部分に結合される。
一実施形態では、リンク115、117、及び119は、互いに結合され、結合運動機構として作用する。結合運動機構はよく知られている(例えば、そのような機構は、入力及び出力リンク運動が互いに平行に保たれるときに平行運動リンク機構として知られている)。例えば、回転関節114が能動的に回転されると、リンク116がリンク115に対して一定の関係で動くように、関節116及び118も能動的に回転される。従って、関節114、116、及び118の回転軸が平行であることが分かる。これらの軸が関節111の回転軸123に対して垂直であるとき、リンク115、117、及び119は、リンク113に対してマニピュレータアセンブリ・ピッチ軸の周りの「ピッチ」として適宜規定され得る運動で動く。この態様では、マニピュレータ・ピッチ軸は、遠隔運動中心146において図1のページの内外に延びる。マニピュレータアセンブリ・ピッチ軸の周りの運動は矢印121で表されている。この実施形態ではリンク115、117、及び119が単一のアセンブリとして動くので、第1のマニピュレータ・リンク113は、能動的な基端側マニピュレータ・リンクと見なすことができ、第2〜第4のマニピュレータ・リンク115、117、及び119は、集合的に能動的な先端側マニピュレータ・リンクと見なすことができる。
進入ガイド・マニピュレータアセンブリ・プラットフォーム132(プラットフォーム132と呼ばれることがある)が、第4のマニピュレータ・リンク119の先端部に結合される。進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133は、プラットフォーム132に回転可能に取り付けられる。進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133は、器具マニピュレータ位置付けシステムを含む。
進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133は、複数の手術用器具マニピュレータアセンブリ140を軸125の周りにグループとして回転させる。具体的には、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133は、プラットフォーム132に対して単一ユニットとして、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ・ロール軸125の周りの「ロール」として適宜規定され得る運動で回転する。
複数の手術用器具マニピュレータアセンブリ140のそれぞれは、異なる挿入アセンブリ136−1によって進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133に結合される。一態様では、各挿入アセンブリ136−1は、対応する器具マニピュレータアセンブリを進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133から離れる方向に及び進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133に向けて移動させる伸縮式アセンブリである。図1では、挿入アセンブリのそれぞれは後退位置にある。
複数の器具マニピュレータアセンブリ140のそれぞれは、その器具マニピュレータアセンブリの出力インターフェイスに複数の出力を駆動する複数のモータを含む。手術用器具マニピュレータアセンブリ及び手術用器具マニピュレータアセンブリに結合させることができる手術用器具の例については、米国特許出願公開第2016/0184037号(2016年2月11日に出願)を参照されたい。なお、この文献は参照により本明細書に組み込まれる。
一態様では、滅菌手術用ドレープの一部である膜界面を、器具マニピュレータアセンブリの器具取付け界面と対応する手術用器具の伝達ユニットの入力界面との間に配置することができる。膜界面及び滅菌手術用ドレープの例については、例えば、米国特許出願公開第2011/0277776号を参照されたい。別の態様では、滅菌手術用ドレープの一部である滅菌アダプタを、器具マニピュレータアセンブリの器具取付け界面インターフェイスと対応する手術用器具の伝達ユニットの入力インターフェイスとの間に配置することができる。滅菌アダプタ及び滅菌手術用ドレープの例については、例えば、米国特許出願公開第2011/0277775号を参照されたい。手術用ドレープ160は、少なくとも進入ガイド・マニピュレータ130を覆うように構成される。手術用ドレープ160が進入ガイド・マニピュレータ130上に完全に展開されると、手術用ドレープ160は、進入ガイド・マニピュレータ130の非滅菌部分を滅菌領域から遮蔽し、さらに進入ガイド・マニピュレータ130を外科的処置からの物質(例えば、体液等)から遮蔽する。
一実施形態では、手術用ドレープ160は、プラットフォーム132、リンク113、115、117、及び119、並びに関連する関節を遮蔽するように構成された第1の部分261(図2)を含む。第1の部分261は、滅菌外面及び内面を含む。内面は、プラットフォーム132、リンク113、115、117、及び119、並びに関連する関節に隣接して位置付けされるように構成される。第1の部分261は、回転式ラビリンスシールのロールカバー(roll cover)部分等の、回転可能なシール265の固定部分に固定される。
手術用ドレープ160の第2の部分262が、複数のドレープスリーブ262−1〜262−4(図2ではドレープスリーブ262−3及び262−4は見えない)を含み、各ドレープスリーブは、先端部にブーツ及び滅菌アダプタを含み、ブーツ263−1、263−2及び滅菌アダプタ264−1、264−2のみが図2に確認される。各滅菌アダプタは、それぞれの手術用器具マニピュレータアセンブリの器具取付けインターフェイスと、対応する手術用器具の伝達ユニットの入力インターフェイスとの間で嵌合するように構成された機械的インターフェイスを含む。
回転式ラビリンスシールのベースコーム(base comb)部分等の回転可能なシール265の回転部分が、複数のドレープスリーブ262−1〜262−4のそれぞれの基端側開口部に結合され、全てのドレープスリーブが手術用ドレープ160のより基端側の第1の部分261に対してグループとして一緒に回転するのを可能にする。適切な手術用ドレープ及び回転可能なシールの例については、米国特許出願公開第2011/0277775号を参照されたい。
一態様では、手術用ドレープ160の第1の部分261及び複数のドレープスリーブは、一般に「EMA」と呼ばれるエチレンメチルアクリレート等のポリエチレン材料で作製される。一態様では、複数のブーツのそれぞれは、低密度ポリエチレン(LDPE)から作製される。
以下でより完全に説明するように、手術用ドレープ160の第2の部分262は、手術用ドレープ設置補助具150の内部空間に配置される。回転可能なシール265は、手術用ドレープ設置補助具150に取り付けられる。次に、手術用ドレープ160の第1の部分261は、アコーディオン状に折畳まれ、且つ手術用ドレープ設置補助具150の外面に取り付けられる。このようにして手術用ドレープ160によって手術用ドレープ設置補助具150を包むことにより、手術用ドレープ160を取り付けた状態で人が手術用ドレープ設置補助具150を容易に掴むことができる。
人は、手術用ドレープ160で包まれた手術用ドレープ設置補助具150を掴み、そして進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133及び複数の手術用器具マニピュレータアセンブリ140の周りにパッケージを動かし(1つの可能な可動域を示す図1の点線を参照)、回転可能なシール265の固定部分の整列機構を使用して、回転可能なシール265の固定部分の各ラッチがプラットフォーム132の対応するラッチレセプタクルと係合するようにパッケージを位置付けする。
手術用ドレープ設置パッケージ170がシステム100に取り付けられると、手術用ドレープの第2の部分は、手術用ドレープ設置補助具150の本体の下端部より下に落ちる可能性がある。しかしながら、バッグが、手術用ドレープ設置補助具150の本体の内部に取り付けられ、第2の部分が非滅菌物体に接触するのを防ぎ、そして手術用ドレープ設置パッケージが依然としてシステム100に容易に取り付けられるように下方への移動を制限する。
図3は、手術用ドレープ設置補助具350の斜視図である。手術用ドレープ設置補助具350は、手術用ドレープ設置補助具150の一例である。
手術用ドレープ設置補助具350は、カラーとも呼ばれることがある本体351を含む。本体351は、側壁351Sと複数の回転可能なシールインターフェイス要素380とを含む。手術用ドレープが回転可能なシールを含まない場合に、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380は必要とされ得ず、従ってオプションであると言われる。
側壁351Sは、第1の端部351E1と第2の端部351E2とを有する。第2の端部351E2は、第1の端部351E1とは異なり、第1の端部351E1から隔たっている。第1の端部351E1は本体351の第1の開口端の境界を定める一方、第2の端部351E2は本体351の第2の開口端の境界を定める。側壁351Sは、本体351の内部容積の境界を定める内側面351SIと外側面351SO(外面351SOとも呼ばれる)とを有する。複数の回転可能なシールインターフェイス要素380のそれぞれは、側壁351Sの第2の端部351E2から、第1の端部351E1と第2の端部351E2との両方から離れる方向に延びる。
一態様では、本体351は高密度ポリエチレン(HDPE)のストリップで作製される。高密度ポリエチレン(HDPE)のストリップを開放円筒形状に形成し、次に重ね継手を形成し、超音波溶接して図3に示される本体351を形成する。円筒形状本体の使用は例示に過ぎず、限定することを意図するものではない。手術用ドレープ設置補助具350の本体の形状は、手術用ドレープを支持し、且つ手術用ドレープを手術システムに容易に取り付けるのを容易にするように選択される。
HDPEの使用も例示に過ぎず、限定することを意図するものではない。軽量であり、手術用ドレープを支持するのに十分に剛性を有し、且つ手術用ドレープ設置パッケージ170を手術システムに取り付けるプロセスにおいて、手術用ドレープを非滅菌物体と不意に接触させ得る変形なしに、結果として生じるドレープ設置パッケージ170の操作を可能にするのに十分に剛性を有する任意の材料を使用して、本体351を作成することができる。
この実施形態では、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380(複数の要素380と呼ばれることがある)は、4つの回転可能なシールインターフェイス要素381、382、383、及び384を含む。複数の回転可能なシールインターフェイス要素380のそれぞれは、時にはタブとして、又はキャスタレーション(castellation)と呼ばれる。
一態様では、複数の要素380における回転可能なシールインターフェイス要素の数は、回転可能なシール265をプラットフォーム132に取り付けるために使用される回転可能なシール265の取付け要素、例えばラッチの数によって決定される。この態様では、回転可能なシール265の固定部分は4つのラッチを含み、従って本体351は4つの回転可能なシールインターフェイス要素381、382、383、及び384を含む。この回転可能なシールインターフェイス要素の数は例示に過ぎず、限定することを意図するものではない。他の態様では、複数の要素380における回転可能なシールインターフェイス要素の数は、回転可能なシール265の取付け要素の数よりも少なくてもよいし、又は回転可能なシール265の取付け要素の数よりも多くてもよい。
複数の回転可能なシールインターフェイス要素380は、ドレープ160の第1の部分261が、例えばリンク113、115、117、119及び関連する関節の周りに展開されるまで、手術用ドレープ設置パッケージ670(図6)を所定位置に保持する。一態様では、手術用ドレープ設置補助具350は、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380と回転可能なシール265の2つの部分との間の摩擦によって所定位置に保持される。あるいはまた、手術用ドレープ設置補助具350は、滅菌手術用ドレープの1つの要素又は複数の要素にロック(係止)された機構を用いて所定位置に保持される。図6では、基端方向及び先端方向が矢印690で表されている。
従って、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380における回転可能なシールインターフェイス要素の数は、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380と回転可能なシール265との間に十分な摩擦がある限り、変えることができ、それによりドレープ設置補助具350及びドレープ160によって包まれた取付け部分は、ドレープシステム100の人がドレープ設置補助具350を回転可能なシール265から引き抜くまで、回転式シール265から係合解除されない。典型的に、ドレープ設置補助具350は、ドレープ160の第1の部分261が展開された後に取り外され、ユーザは、ドレープ160の第2の部分262を展開する準備が整う。もっとも、ドレープ設置補助具350は、ドレープ160の第1の部分261が展開される前に、又はおそらくドレープ160の第1の部分261が展開されている間に取り外すこともできる。
手術用ドレープ設置補助具350は、複数のドレープ管理機構、例えばドレープ管理機構386、387、及び388も含む。この例では、ドレープ管理機構386、387、及び388は、第1の端部351E1を含む縁部の周りで側壁351Sに取り付けられたクランプである。こうして、この例では、ドレープ管理機構386、387、388は、クランプ386、387、388とも呼ばれ得る。この例では、手術用ドレープ設置補助具350の本体351は、例えば側壁351Sの開口部351A、351B、及び351C(図3では見えない)を通る複数のドレープ管理整列要素を含む。ドレープ管理機構387上のリップ387Cが開口部351B(ドレープ管理整列要素の一部を含む)に配置されると、ドレープ管理機構387は、手術用ドレープ設置補助具350に適切に取り付けられる。
この例では、ドレープ管理機構387はクランプ387(図4)として実施される。クランプ387は、複数のドレープ管理機構のそれぞれを表している。クランプ387は、逆U字形のフレーム401を含む。フレーム401は、クランプ387のベース402から垂直方向に離れるように延びる。リップ387Cは、フレーム401の脚部、この例ではベース402から最も離れている水平方向脚部の一方の側から延びる。リップ387Cは、開口部351Bに嵌合するように成形される。
2つのタブ387A及び387Bもベース402から垂直方向に離れるように延びる。タブ387A及び387Bは、側壁351Sの厚さに略等しい距離だけフレーム401の垂直方向脚部から離されている。この距離は、側壁351Sをフレーム401の垂直方向脚部とタブ387A及び387との間に位置付け、側壁351Sの第1の端部351E1を含む縁部がベース402と接触するのに十分大きいが、側壁351Sの内面351SIとフレーム401の垂直方向脚部と間の摩擦、及び側壁351Sの外面351SOとタブ387A及び387Bとの間の摩擦によって、側壁351Sに取り付けられたクランプ387を維持するのに役立つように十分に小さい。ばねクリップ387Dもベース402から垂直方向に延びる。一態様では、クランプ387は、ポリカーボネートから作製されるが、クランプ387が本明細書に記載のように機能する限り、他の材料を使用することもできる。
この例では、複数のドレープ管理機構がドレープ管理補助具350の本体351に取り付けられるが、これは例示に過ぎず、限定することを意図するものではない。別の態様では、複数のドレープ管理機構は、本体351の一部として形成される。さらに別の態様では、複数のドレープ管理機構は本体351に溶接又は熱かしめされ、それにより本体351の一部になる。あるいはまた、複数のドレープ管理機構は、ドレープ管理補助具350に成形されたテープ又は機構であり得る。
この態様では、手術用ドレープ設置補助具350は、開口端が側壁351Sの内面351SIに取り付けられたバッグ352も含む。例えば、バッグ352の開口端は、両面テープ389を使用して内面351SIに取り付けられる。側壁351Sの第1の端部351E1を含む縁部の下に延びるバッグ352の長さは、バッグ352のいかなる部分も床に接触させることなく、手術用ドレープ設置パッケージ170を進入ガイド・マニピュレータアセンブリ・プラットフォーム132に取り付けることができるように選択され、それにより、パッケージ170を取り付けるときに、複数のブーツを複数の手術用器具マニピュレータアセンブリに取り付ける必要がなく、バッグ352のいかなる部分も揺れて進入ガイド・マニピュレータ・リンクに接触することがない。一態様では、バッグはポリエチレン製バッグであるが、バッグ352の材料に関する特別な要件はない。
手術用ドレープ設置補助具350(補助具350と呼ばれることがある)に手術用ドレープを取り付けるために、補助具350は、バッグ352が側壁351Sの内側に折り畳まれた状態の平坦な面に配置される。この例では、手術用ドレープ160の複数の滅菌アダプタ264−1〜264−4(滅菌アダプタ264−3及び264−4は見えない)のそれぞれが、滅菌アダプタ保持装置501に取り付けられる。この例では、滅菌アダプタ保持装置501は、等間隔に離間した4つの脚部を含む十字形状を有する。保持装置501の脚部は対応する滅菌アダプタに嵌合する。明確にするために、滅菌アダプタに取り付けられる手術用ドレープ160の複数のドレープスリーブ及びブーツは示されていない。また、図5は、4つの滅菌アダプタのうち2つのみが滅菌アダプタ保持装置501に取り付けられた中間状態を示している。
全ての滅菌アダプタが滅菌アダプタ保持装置501に取り付けられた後に、複数の滅菌アダプタ、複数のブーツ263−1〜263−4、及び複数のドレープスリーブ262−1〜262−4が、バッグ352の内側の本体351の内部容積に配置される。具体的には、手術用ドレープ160の第2の部分262は、バッグ352の内側の本体351の内部容積に配置される(図6)。
次に、回転可能なシール265が、複数の回転可能なシールインターフェイス要素380に取り付けられる。図7は、回転可能なシール265と複数の要素380における回転可能なシールインターフェイス要素のうちの1つとの間の1つのインターフェイスの例をより詳細に示す。図7では、回転可能なシールインターフェイス要素384は、図3に示される複数の要素380における回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれの表現として使用される。この例では、回転可能なシール265は、上述したようにラビリンスシールである。ラビリンスシールは、ロールカバー部分265−1とベースコーム部分265−2とを含む。ベースコーム部分265−2は、ロールカバー部分265−1内でこのロールカバー部分265−1に対して回転可能である。
図6の例では、ベースコーム部分265−2は、リブを有するディスク665であり、リブは開孔部を含む複数の楔形状「フレーム」を形成し、各フレームは器具マニピュレータを囲むようにサイズ決めされる。複数のドレープスリーブのそれぞれの基端部は、ベースコーム部分265−2のフレームのうちの異なる1つに結合される。
ラビリンスシールが本体351に取り付けられると、ベースコーム部分265−2のラッチ684が手術用ドレープ設置補助具350の回転可能なシールインターフェイス要素384と整列され、ラビリンスシールが側壁351Sの第2の端部351E2を含む縁部に取り付けられる。回転可能なシールインターフェイス要素384は、ロールカバー部分265−1のラッチ684とディスク665の外周縁部665Sとの間に突出している。外周縁部665Sは、ベースコーム部分265−2を所定位置にロックするノッチ674を含み、それにより、手術用ドレープ設置補助具350が取り外された後まで、ベースコーム部分265−2の回転を防止する。
ベースコーム部分265−2は、ディスク665の基端部から基端方向に延びる複数のピン686を含む。進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133が複数の手術用器具マニピュレータアセンブリを回転させるときにベースコーム部分265−2が回転するように、複数のピン686のそれぞれを、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133の先端面の一致するレセプタクルに取り付けなければならない。図3、7、及び8に示されているベースコーム部分256−2を複数のラッチ681〜684に対して適切な向きに保持するロック機構は、回転可能なシール265が手術用ドレープ設置パッケージ170を使用して取り付けられるとき、複数のピン686のそれぞれが対応するレセプタクルと整列するのを保証する。
こうして、最初に、複数のスリーブ及びブーツが本体351の内側に配置され、ベースコーム部分262−2及びロールカバー部分265−1が本体351に取り付けられる。次に、第1のドレープ部分261はアコーディオン状に折畳まれ、アコーディオン状に折畳まれた第1のドレープ部分261は、複数のドレープ管理機構によって外面351SOの周りの所定位置に保持される。図6は、手術用ドレープ設置パッケージ350の一例である1つの手術用ドレープ設置パッケージ670を形成するために、手術用ドレープ設置補助具350に取り付けられた手術用ドレープ160を示す。
手術システムの患者側支持システム910(図9A)に取り付けるために手術用ドレープ設置パッケージ670を向き合せする際にユーザを支援するために、いくつかの向き合せ機構が手術用ドレープ設置パッケージ670に含められる。一態様では、ロールカバー部分265−1のディスクは、進入ガイド・マニピュレータ930(「マニピュレータアーム・アセンブリ930」とも呼ばれる)の第4のリンク919の一部の周りに嵌合するように成形された切欠き部分666を有する。切欠き部分666は、手術用ドレープ設置パッケージ670のどの部分をリンク919に向けて向き合せすべきかをユーザに示し、それにより全体的な向き合せガイダンスを提供する。細かい向き合せガイダンスは、複数の方向マーカ691〜694によって提供される。複数の方向マーカ691〜694のそれぞれは、複数のラッチ681〜684の対応するラッチと整列される。一態様では、1つ又は複数の方向マーカが、例えば1ラッチあたり1未満で使用される。
一態様では、方向マーカ691〜694は、ロールカバー部分265−1のディスクの切欠き部に取り付けられる着色片である。あるいはまた、ロールカバー部分265−1のディスクは、その外周面上に他の方法で印を付けられて、1つのラッチの位置又は複数のラッチの複数の位置、例えば孔、エッジ面のノッチ、エッジ面の刻み目、着色ドット等を示すことができる。複数の方向マーカ691〜694によって、ユーザがパッケージ670を進入ガイド・マニピュレータアセンブリ・プラットフォーム932と整列させることが可能になり、それにより複数のラッチのそれぞれは、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ・プラットフォーム932の対応するレセプタクルと整列される。パッケージ670を取り付けたときに回転可能なシールの部分を患者側支持システムの特徴と適切に整列することは、回転可能なシールの部分を患者側支持システム910(図9A)の対応する部分と手動で整列させる必要がないので、ドレーピングプロセスを高速化する。
要素660は、第1のドレープ部分261の外面の周囲に取り付けられるポリタイ(poly-tie)である。要素660は、手術用ドレープ設置パッケージ670がリンク919に取り付けられる間に、第1のドレープ部分261が広がるのを防止する。要素660は、手術用ドレープ設置パッケージ670が患者側支持システム990に取り付けられた後に取り外されるので、第1のドレープ部分261を患者側支持システム990のリンクにかぶせることができる。
手術用ドレープ設置パッケージ670は、2つの方法のうちの1つで摘み上げることができる。第1の方法では、ユーザは、パッケージ670を掴み、パッケージ670を取り付けるために位置付けされるときに、バッグ352を崩壊(collapsed)状態で保持する。図1を参照されたい。第2の方法では、ユーザはパッケージ670の側面を掴み、そしてパッケージ670を持ち上げると、バッグ352は崩壊状態から拡張状態へと進む。図8を参照されたい。パッケージ670を持ち上げても、複数のブーツ263−1〜263−4は、バッグ352内に残り、本体351の内部容積にはもはや存在しない。
図9Aでは、患者側支持システム910は、図1の患者側支持システム110と同様である。特に、能動的に制御されるマニピュレータアーム・アセンブリ130は、能動的に制御されるマニピュレータアーム・アセンブリ930と同等であり、そのためリンク113、115、117、119、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ133、及び複数の手術用器具マニピュレータアセンブリ140は、それぞれ、リンク913、915、917、919、進入ガイド・マニピュレータアセンブリ933、及び複数の手術用器具マニピュレータアセンブリ940と同等である。従って、これらの要素についての図1に関連する説明は、図9Aの対応する要素についてはここで繰り返さないが、その説明は参照により本明細書に組み込まれる。
図9Aは、リンク919の一端でプラットフォーム932に取り付けるための位置に移動されているパッケージ670(図8)を示す。図9Bは、プラットフォーム932に取り付けられたパッケージ670を示す。特に、回転可能なシール265の複数のラッチのそれぞれは、プラットフォーム932の対応するラッチレセプタクルに係合している。
ドレープ160の第1の部分261は、パッケージ670から拡げられ、少なくともリンク919、917、915、及び913の周りで利用され(worked)、次にリンク913に固定される。このプロセスは、患者側支持システム910の物理的なサイズによって人が行うには困難である。こうして、ドレープ160の第1の部分261を展開する滅菌状態の人は、滅菌状態である必要のない第2の人によって支援される。図6及び図8に示されるように、ドレープ160の第1の部分261の内側には、少なくとも1人のアシスタント用のハンドル695が含まれる。非滅菌状態の人はアシスタント用のハンドル695を掴み、滅菌状態の人とは反対側のドレープの側でリンクの周りの作業を助ける。アシスタント用のハンドル695は手術用ドレープの内側にあるので、ドレープを掴んで操作する非滅菌状態の人は、手術用ドレープの滅菌外の部分に影響を与えない。一態様では、ドレープ160の第1の部分261は、複数のアシスタント用のハンドルを含む。
手術用ドレープ160の第1の部分261が展開された後に、手術用ドレープ設置補助具350が回転可能なシール265から引き出され、複数のスリーブ261−1〜261−4のそれぞれがその最大長さまで延びる。滅菌アダプタ264−1〜264−4が滅菌アダプタ保持装置501によって互いに結合されているので、手術用ドレープ設置補助具350が取り外されるときに、スリーブ、そのブーツ及び滅菌アダプタが、揺れて非滅菌表面に接触することが防止される。
図10は、複数のブーツの代表的なブーツ263及び複数の滅菌アダプタの中の対応する滅菌アダプタ264を示す図である。一態様では、ブーツ263は、低密度ポリエチレン(LDPE)から作製され、且つ器具マニピュレータの周囲に嵌合するように成形される。ブーツ263は、滅菌アダプタ264の部品同士の間で滅菌アダプタ264に固定される。滅菌アダプタ264は、手術用器具マニピュレータアセンブリを嵌合するように構成される。ブーツ263の基端部のバンド1010は両面テープであり、このテープはドレープスリーブをブーツ263に取り付けるために使用される。
本明細書では、「第1」、「第2」、「第3」等は、異なる構成要素又は要素を区別するために使用される形容詞である。こうして、「第1」、「第2」、及び「第3」は、構成要素又は要素の順序付けを意味することを意図しておらず、又は構成要素又は要素の総数を意味することを意図していない。
本発明の態様及び実施形態を示す上記の説明及び添付の図面は限定として解釈すべきではなく、特許請求の範囲は保護される発明を規定する。この詳細な説明及び特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な機械的、組成的、構造的、電気的、及び動作上の変更を加えることができる。いくつかの事例では、本発明を曖昧にすることを避けるために、よく知られている回路、構造、及び技術については詳細に示していないか又は説明していない。
さらに、この詳細な説明の用語は本発明を限定することを意図するものではない。例えば、「〜の下に(beneath)」、「〜より下の(below)」、「〜の下方の(lower)」、「〜より上の(above)」、「〜の上方の(upper)」、「基端の(proximal)」、「先端の(distal)」等の空間に関連する用語は、図に示される別の要素又は機構に対するある要素又は機構との関係を説明するために使用される。これらの空間に関連する用語は、図面に示される位置及び向きに加えて、使用又は操作中の装置の異なる位置(すなわち、配置)及び向き(すなわち、回転配置)を包含することを意図している。例えば図面内の装置をひっくり返した場合に、他の要素又は機構「より下の(below)」又は「の下に(beneath)」として説明された要素は、次に、その他の要素又は機構「より上の(above)」又は「の上に(over)」となる。従って、例示的な用語「〜より下の(below)」は、「〜より上の(above)」及び「〜より下の(below)」両方の位置及び向きを包含することができる。装置を他の方法で向き合わせ(90度回転又は他の向きに)してもよく、本明細書で使用される空間に関連する説明は、それに応じて解釈される。同様に、様々な軸線に沿った及びこの軸線周りの運動の説明は、装置の様々な特別な位置及び向きを含む。
単数形「1つの(a, an)」及び「その(the)」は、文脈が他に指示しない限り、複数形も含むことを意図している。用語「備える、有する、含む(comprises, comprising)」、「含む、有する(includes)」等は、説明した特徴、ステップ、操作、要素、及び/又は構成要素の存在を特定するが、1つ又は複数の他の特徴、ステップ、操作、要素、構成要素、及び/又はグループの存在又は追加を排除するものではない。「結合した(coupled)」として説明した構成要素は、電気的に又は機械的に直接的に結合されるか、或いは1つ又は複数の中間要素を介して間接的に結合されてもよい。
全ての例及び説明の参照は非限定的なものであって、特許請求の範囲を本明細書に記載の具体的な実装形態及び実施形態及びそれらの均等物に限定するために使用すべきではない。1つの見出しの下にあるテキストは、相互参照され得るか、又は1つ又は複数の見出しの下にあるテキストに適用され得るため、見出しは単に書式的なものであり、主題を制限するために使用すべきではない。最後に、本開示を考慮して、一態様又は実施形態に関連して説明した特定の特徴は、図面に具体的に示されていないか又は本文に記載されていなくても、本発明の他に開示された態様又は実施形態に適用し得る。
上記の実施形態は、本開示を例示するが、本開示を限定するものではない。また、本開示の原理に従って多くの修正及び変形が可能であることも理解すべきである。例えば、多くの態様において、本明細書に記載の装置は、単一ポート装置として使用される。すなわち、外科的処置を完了するために必要な全ての構成要素は、単一の入口ポートを介して身体に入る。しかしながら、いくつかの態様では、複数の装置及びポートを使用してもよい。


Claims (17)

  1. 手術用ドレープ設置補助具であって、当該手術用ドレープ設置補助具は、
    側壁と複数の回転可能なシールインターフェイス要素とを含む本体であって、前記側壁は第1の端部と第2の端部とを有しており、前記側壁の前記第1の端部は前記本体の第1の開口端の境界を定め、前記側壁の前記第2の端部は前記本体の第2の開口端の境界を定め、前記複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、前記側壁の前記第2の端部から延びており、前記側壁は本体の内部容積の境界を定める、本体を有する、
    手術用ドレープ設置補助具。
  2. 開口端を有するバッグをさらに有しており、該バッグの前記開口端は、前記側壁の前記第1の端部と前記側壁の前記第2の端部との間で前記側壁の第1の面に固定して取り付けられ、前記バッグは、前記側壁の前記第1の端部から延びるように構成される、請求項1に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  3. 複数の手術用ドレープ管理機構をさらに有しており、該複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、手術用ドレープの一部を前記側壁の第2の面に対して保持するように構成され、前記側壁の前記第1の面と前記側壁の前記第2の面とは異なる面である、請求項2に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  4. 複数の手術用ドレープ管理機構をさらに有しており、該複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、手術用ドレープの一部を前記側壁の表面に対して保持するように構成される、請求項1に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  5. 前記複数の手術用ドレープ管理機構は、前記側壁に取り付け可能なクランプを含む、請求項4に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  6. 前記本体は、開環状円筒を含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  7. 滅菌アダプタ保持装置をさらに有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の手術用ドレープ設置補助具。
  8. システムであって、当該システムは、
    第1の部分及び第2の部分を含む手術用ドレープと、
    側壁を含む本体を有する手術用ドレープ設置補助具であって、前記側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を含み、該外側面は前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びており、前記内側面は前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びており、前記側壁の前記第1の端部は前記本体の第1の開口端の境界を定め、前記側壁の前記第2の端部は前記本体の第2の開口端の境界を定め、及び前記側壁の前記内側面は本体の内部容積の境界を定める、手術用ドレープ設置補助具と、を含み、
    前記手術用ドレープの前記第2の部分は前記本体の前記内部容積に位置付けされ、前記手術用ドレープの前記第1の部分の少なくとも一部は前記本体の前記外側面に取り付けられる、
    システム。
  9. 前記手術用ドレープは、
    固定式シール部分及び回転式シール部分を含む回転可能なシールであって、前記回転式シール部分は前記固定式シール部分に対して回転するように構成され、前記手術用ドレープの前記第1の部分は前記固定式シール部分に固定され、前記手術用ドレープの前記第2の部分は前記回転式シール部分に固定される、回転可能なシールと、
    複数の回転可能なシールインターフェイス要素を含む手術用ドレープ設置補助具であって、前記複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは前記側壁の前記第2の端部から延びる、手術用ドレープ設置補助具と、をさらに含み、
    前記回転可能なシールインターフェイス要素は前記回転可能なシールと係合している、請求項8に記載のシステム。
  10. 前記手術用ドレープ設置補助具は、
    開口端を有するバッグであって、該バッグの前記開口端は、前記側壁の前記第1の端部と前記側壁の前記第2の端部との間で前記側壁の前記内側面に固定して取り付けられ、前記バッグは、前記側壁の前記第1の端部から延びるように構成される、バッグを含む、請求項8に記載のシステム。
  11. 前記手術用ドレープ設置補助具は、
    複数の手術用ドレープ管理機構をさらに含み、該複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、前記手術用ドレープの前記第1の部分の前記一部を前記側壁の前記外側面に対して保持するように構成される、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記手術用ドレープ設置補助具は、
    複数の手術用ドレープ管理機構をさらに含み、該複数の手術用ドレープ管理機構のそれぞれは、前記手術用ドレープの前記第1の部分の前記一部を前記側壁の前記外側面に対して保持するように構成される、請求項8に記載のシステム。
  13. 前記複数の手術用ドレープ管理機構は、前記側壁に取り付け可能なクランプを含む、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記手術用ドレープ設置補助具の前記本体は、開環状円筒を含む、請求項8乃至13のいずれか一項に記載のシステム。
  15. 前記手術用ドレープ設置補助具は、滅菌アダプタ保持装置をさらに含む、請求項8乃至13のいずれか一項に記載のシステム。
  16. 方法であって、当該方法は、
    手術用ドレープの第2の部分を手術用ドレープ設置補助具の本体の内部容積に配置するステップであって、前記本体は側壁を含み、前記側壁は、第1の端部、第2の端部、内側面、及び外側面を有し、前記外側面は前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びており、前記内側面は前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びており、前記側壁の前記第1の端部は前記本体の第1の開口端の境界を定め、前記側壁の前記第2の端部は前記本体の第2の開口端の境界を定め、前記側壁の前記内側面は前記内部容積の境界を定める、配置するステップと、
    前記手術用ドレープの第1の部分を前記本体の前記外側面に取り付けるステップと、を含む、
    方法。
  17. 前記手術用ドレープの前記第1の部分及び前記第2の部分は回転可能なシールに取り付けられ、前記第2の部分を取り付けるステップは、
    前記回転可能なシールを複数の回転可能なシールインターフェイス要素に取り付けるステップであって、前記複数の回転可能なシールインターフェイス要素のそれぞれは、前記側壁の前記第2の端部から延びる、取り付けるステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。

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