JP2019519275A - ショック治療遅延の認証 - Google Patents

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Abstract

本技術は、通院患者により持ち運び可能なショック遅延ユニットに関する。ショック遅延ユニットは、除細動器から切迫ショックの通知を受け取るように構成されており、切迫ショックを遅延させる命令を除細動器に送るように構成されている双方向通信デバイスを有する。認証インタフェースは、ユーザから認証データを受け取るように構成されている。ユーザ命令インタフェースは、ユーザから切迫ショックを遅延させる命令を受け取るように構成されている。認証デバイスは、認証データに基づきユーザを認証し、認証時、及びショックを遅延させる命令を受け取ると、ショックを遅延させる命令を送るように双方向通信デバイスに命令するように構成されている。

Description

本明細書に開示される技術は、概して、ショック治療遅延に関する。より具体的には、本明細書に開示される技術は、ショック治療遅延の認証のためのシステム及び方法に関する。
植込み型及び装着可能な除細動器における頻拍性不整脈の識別は大きく進歩したにも関わらず、ショック治療の送達が不適切な例は未だにある。不適切なショックには痛みを伴い、場合によっては患者に有害である。その一方で、適切なショック療法の送達の失敗もまた、患者に有害である。一般に、不適切なショックを回避するためには、患者及び介護者が切迫ショック療法を遅延できることが望ましいが、課題としては、人的エラー又はシステムとの不注意による相互作用が不適切なショック遅延をもたらす、患者へのリスクを低下することが挙げられる。
本発明の目的は、ショック治療遅延の認証のためのシステム及び方法を提供することにある。
本明細書に開示される技術のいくつかの態様は、通院患者により一般に持ち運び可能なショック遅延ユニットに関する。双方向通信デバイスは、除細動器から切迫ショックの通知を受け取るように構成されており、切迫ショックを遅延させる命令を除細動器に送るように構成されている。認証インタフェースは、ユーザから認証データを受け取るように構成されている。ユーザ命令インタフェースは、ユーザから切迫ショックを遅延させる命令を受け取るように構成されており、認証デバイスは、認証データに基づきユーザを認証し、認証時、及びショックを遅延させる命令を受け取ると、ショックを遅延させる命令を送るように双方向通信デバイスに命令するように構成されている。
一部の例によれば、双方向通信デバイスは無線機である。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは、切迫ショックの通知を表示するように構成されているユーザインタフェースを有する。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは、患者により携帯可能であるように構成されている。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは、患者により装着されるように構成されている。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは、患者により装着可能、患者により手で把持可能、及び患者により携帯可能、からなる群内の少なくとも1つであるように構成されている。付加的に又は代替的に、認証インタフェースは、ユーザから、テキストデータ、言語データ、触覚データ、及び生体データからなる群内の少なくとも1つのタイプの認証データを受け取るように構成されている。付加的に又は代替的に、双方向通信デバイスは、除細動器によって検知された1つ以上の生理学的測定値をユーザインタフェースにリレーするように構成されている。付加的に又は代替的に、双方向通信デバイスは、除細動器によって検知された不整脈の通知を通信するように構成されている。
本技術の他の態様は、ショック遅延システムに関する。除細動器は、患者の生理学的測定値を検知する、切迫ショックの通知を通信する、及びショック治療を送達するように構成されている。双方向通信デバイスは、除細動器から切迫ショックの通知を受け取るように構成されていてもよく、切迫ショックを遅延させる命令を除細動器に送るように構成されていてもよい。認証インタフェースは、ユーザから認証データを受け取るように構成されていてもよい。ユーザ命令インタフェースは、ユーザから切迫ショックを遅延させる命令を受け取るように構成されていてもよい。認証デバイスは、認証インタフェースから認証データを受け取り、認証データに基づきユーザを認証するように構成されていてもよく、除細動器は、認証デバイスによる認証時及びショックを遅延させる命令を受け取るとショックを遅延させるように構成されており、認証インタフェース及びユーザ命令インタフェースは、通院患者により持ち運び可能である。
一部の例によれば、除細動器は認証デバイスを含む。付加的に又は代替的に、認証インタフェースは、ユーザから認証データを受け取るように構成されており、ユーザ命令インタフェースは、60秒以内の時間でショックを遅延させる命令を送るように構成されている。付加的に又は代替的に、認証デバイスは、ショック遅延ユニットが除細動器から切迫ショックの通知を受け取るたびにユーザを認証するように構成されている。付加的に又は代替的に、双方向通信デバイスは、除細動器によって検知された1つ以上の生理学的測定値をユーザインタフェースにリレーするように構成されている。
本技術の別の態様は、方法に関する。切迫ショック治療の通知は除細動器からユーザインタフェースにリレーされ、ユーザインタフェースは通院患者により持ち運び可能である。認証データは、通知のリレーに応答して、認証インタフェースを介してユーザから受け取る。ユーザは受け取った認証データによって認証される。切迫ショック治療を遅延させる命令はユーザ入力デバイスを介してユーザから受け取る。認証されると、受け取った命令を除細動器に送り、切迫ショック治療を遅延させる。
一部の例によれば、受け取った命令を除細動器に送り、切迫ショック治療を遅延させた後、残りの遅延時間が通信される。付加的に又は代替的に、ユーザから認証データを受け取るステップは、切迫ショックの通知のリレーから60秒以内に行われる。付加的に又は代替的に、認証インタフェースは生体センサである。付加的に又は代替的に、認証インタフェースはマニュアルユーザデータエントリデバイスである。付加的に又は代替的に、認証インタフェースは、生体センサ、マイクロホン、及びマニュアルユーザデータエントリデバイスからなる群内の少なくとも1つである。付加的に又は代替的に、除細動器によって検知された生理学的測定値、及びショック遅延ステータスのうちの少なくとも1つの通知がユーザインタフェースにリレーされる。付加的に又は代替的に、除細動器によって検知された不整脈の通知はユーザインタフェースにリレーされる。付加的に又は代替的に、ユーザからの命令は、携帯時計、ペンダント、ブレスレット、眼鏡、ヘッドホン、携帯電話、ペン、カード、箱、及び粘着アクセサリのうちの少なくとも1つを介して受け取られる。付加的に又は代替的に、ユーザからの命令は、ウェアラブルデバイス及び携帯型デバイスの少なくとも1つを介して受け取られる。付加的に又は代替的に、受け取った命令は除細動器に、無線周波数を介して送られる。付加的に又は代替的に、切迫ショック治療の通知のない状態でユーザに認証データを要請することを含むトレーニングモードに入る。
本技術は、以下の本技術の様々な例の詳細な説明を添付の図面とともに考察することでより完全に理解及び認識され得る。
本明細書に開示される技術に合致するショック遅延システムの例示的実装形態を示す。 本明細書に開示される技術のいくつかの例に合致するフローチャートである。 本明細書に開示される技術に合致するショック遅延ユニットの例示的実装形態である。 本明細書に開示される技術に合致するショック遅延ユニットの別の例示的実装形態を示す。 一部の実施形態による除細動器の構成要素の概略図である。
植込み型及び装着可能な除細動器は、心臓細動を経験する患者にショック治療を与えることによって多くの命を救ってきた。しかしながら、除細動器がショック治療を不適切に送達する場合があり、これらの問題は、多くの異なる治療アルゴリズムを使用する、多くの異なる製造業者による除細動器において発生する。不適切なショックには、多くの場合、胸部を蹴られることに似た感覚の痛みを伴い、患者にとってトラウマとなる場合がある。不適切なショックは、また、患者に有害となり得る。その一方で、適切なショック療法の送達の失敗もまた、患者に有害である。
一般に、不適切なショックを回避するためには、患者及び訓練された介護者が切迫ショック療法を遅延できることが望ましい。患者に意識があり、ショック遅延デバイスを動作するほど十分に意識清明である場合、ショックを遅延させることは医療的に許容可能であると考えられる。しかし、特に、訓練されていない介護者又は通行人による人的エラー、又は患者が倒れ、ショックを遅延させることをシステムに命令するように物体がシステムに接触する状況など、システムとの不注意による相互作用により生じる可能性のある不適切なショック遅延のリスクを低下させることが課題である。また、切迫ショックの警告の受信は、患者と介護者にとってはストレスの多い状況である。
ショックを遅延させるオプションを提供し、ショックを遅延させるユーザを認証し、それによってショックを送達すべきときにショックが遅延されるリスクを低下させるシステム及び方法が本明細書に記載される。記載されるシステム及び方法の多くは、ストレスの多い状況で動作するのが比較的簡単な手法でユーザを認証する。
図1は、本明細書に開示される技術に合致するシステムの例示的実装形態を示す。システムは、患者の心臓105と通信する状態で植込まれた除細動器110と、除細動器110と双方向通信するショック遅延ユニット170と、を有する。経静脈植込み型除細動器が本明細書中に記載されるが、いくつかの実施形態では、除細動器は皮下植込み型除細動器又は患者の外部の除細動器であり得ることは理解されよう。例えば、いくつかの実施形態では、除細動器は患者によって装着され得る。
除細動器110は、概して、患者の生理学的測定値を検知し、生理学的データに基づきショック治療が適切であるときを特定し、適切なときにショック治療を送達するように構成されている。除細動器110は、概して、患者の生理学的測定値を検知するように構成された複数のセンサを有する。センサは、電流を検知し患者の心臓105に電流を送達するように構成された1つ以上のリード108A〜Cであり得る。心臓リード108A〜Cは、除細動器110のヘッダ155に結合された基端部と、電極(単数)又は電極(複数)によって心臓105の1つ以上の部分に結合された先端部と、を有する。電極は、除細動治療を送達するように構成されているが、付加的に、電気的除細動、ぺーシング、再同期治療、又はこれらの組み合わせを心臓105の少なくとも1つの腔に送達するように構成することができる。電極は心臓の電気信号を検知するためにセンス増幅器に電気的に接続されていてもよい。
背景として、心臓105は一般に、右心房100Aと、左心房100Bと、右心室105Aと、左心室105Bと、右心房100Aから延びる冠状静脈洞と、を有する。心房リード108Aは、心臓105の右心房100A内に配置された、右心房100Aからの信号を検知するための及び/又は右心房100Aにぺーシング治療を送達するための電極(リング電極125及びチップ電極130などの電気接点)を有する。
心室リード108Bは、信号を検知するための、ぺーシング治療を送達するための、又は信号を検知するとともにぺーシング治療を送達するためのチップ電極135及びリング電極140などの1つ以上の電極を有する。心室リード108Bは、任意選択的に、また、心房電気的除細動、心房除細動、心室電気的除細動、心室除細動、又はこれらの組み合わせを心臓105に送達するなどのための付加電極を有する。このような電極は、典型的には、除細動に伴う大きなエネルギーに対応するためにぺーシング電極よりも大きな表面積を有する。心室リード108Bは、任意選択的に、心臓105に再同期治療を提供する。
除細動器110は、ヘッダ155を介して除細動器110に取り付けられた第3の心臓リード108Cを有し得る。第3の心臓リード108Cは、冠状静脈を通って左心室(LV:left ventricle)105Bの心外膜下に位置する、冠状静脈内に配置されたリング電極160,165を有し得る。
第2の心臓リード108Bは、チップ電極135及びリング電極140に対し基端側にある、右心室(RV:right ventricle)内に配置するための第1の除細動コイル175と、第1の除細動コイル175、チップ電極135、及びリング電極140に対し基端側にあり、上大静脈(SVC:superior vena cava)内に配置するように構成されている第2の除細動コイル電極180と、を有し得る。一部の例では、高エネルギーショック治療が第1の又はRVコイル175から第2の又はSVCコイル180に送達される。一部の例では、SVCコイル180は密封された除細動器缶150上に形成された電極に電気的に結合されている。これにより、電流をRVコイル175から心室心筋にわたってより均一に送達することによって除細動を向上させる。一部の例では、治療は、RVコイル175から除細動器缶150上に形成された電極のみに送達される。一部の例では、リード108Bは電極140を有さず、電極140のぺーシング機能とセンシング機能はRVコイル175によって実施される。
他の形態の電極は、除細動器110によって生成される電流を「操作」するのを補助するために心臓105の一部に適用することができる又は体の他の領域に植え込むことができるメッシュ及びパッチを含む。本方法及びシステムは、種々の構成において、種々のセンサとともに動作する。異なる電極セット間のセンシングは、多くの場合、心臓信号の伝搬に関する方向情報を提供し、多くの場合、異なるベクトル間のセンシングと呼ばれる。例えば、シングルチャンバICD(Implantable Cardioverter Defibrillator:植込み型除細動器)では、右心室のチップ電極135から右心室のリング電極140へのセンシングは第1のベクトルであり、RVコイル175から除細動器缶150上の電極又はヘッダ155へのセンシングは第2のベクトルである。種々の電極構成が使用されてもよい。
心室内又は心室近傍に植え込まれた電極によって、少なくとも右心室チャネルに関するEGM(electrograms:電位図)データが収集され得る。例えば、心室チャネル又はベクトルは、右心室チャネル用のチップ電極及びリング電極、又は左心室チャネル用のリング電極を有してもよい。ショックチャネル又はショックベクトルとして知られる別のチャネルは、EGMデータを収集するために使用され得る。ショックチャネルは、高エネルギーショック治療を送達するためにも使用される電極を使用して検知される。一例では、ショックチャネルは、右心室内に配置された電極を有する。
本明細書中に記載されるシステム及び方法において使用される除細動器110の電極構成は、概して、電位図(EGM)などの患者の心臓データを収集すること、患者の心臓データから不整脈を特定すること、及び不整脈を検知すると患者の心臓に高エネルギーショック治療を送達することを可能にする。除細動器110は、また、ショック遅延ユニット170との双方向無線通信用に構成されている。いくつかの実施形態では、除細動器110は、無線周波数による双方向通信を可能にする無線機を有する。除細動器110は、概して、ショック遅延ユニット170に切迫ショックの通知を通信するように構成されている。除細動器110は、概して、ショック遅延ユニット170から切迫ショックを遅延させる命令を受け取るように構成されている。除細動器110は、概して、切迫ショックを遅延させる命令を受け取り、切迫ショックを遅延させることをシステムに命令するユーザを認証すると、切迫ショックを遅延させるように構成されている。これについては以下でより詳細に記載する。いくつかの実施形態では、除細動器110は、検知された不整脈の通知をショック遅延ユニット170に通信するなど、除細動器110によって検知された1つ以上の生理学的測定値を通信するように構成されている。
ショック遅延ユニット170は、概して、除細動器110による切迫ショックをユーザに通知し、任意選択的にショックを遅延させるためのユーザ命令を除細動器110に送るように構成されている。ユーザは、例えば、除細動器を有する患者、この患者と通常居住する者(例えば、患者の配偶者)、医師、看護師、患者を介護する最低限のトレーニングを受けた者(例えば、老人ホームの付添人又は介護者)、又は窮地の時に患者に遭遇した善きサマリア人であってもよい。
ショック遅延ユニット170は種々の構成及び実装形態を有し得るが、通院患者により一般に持ち運び可能である。このような構成は、患者がショック遅延ユニット170に大半の時間非常に近接することができるようにするために望ましい場合がある。「持ち運び可能」という用語は、通院患者によって運ぶこと又は移動することが可能であることを意味する。いくつかの実施形態では、ショック遅延ユニット170には15センチメートルを超える外寸が1つもない。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニット170は3キログラム以下の重量を有する。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットには5センチメートルを超える外寸が1つもない。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニット170は1キログラム以下の重量を有する。いくつかの実施形態では、ショック遅延ユニットは患者によって装着可能であるように構成されている。本明細書で使用する場合、「装着可能な」という用語は、歩行を妨げることなく患者の身体部分又は患者の衣類に取り付けることが可能であることを意味する。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは患者によって携帯可能であるように構成されている。付加的に又は代替的に、ショック遅延ユニットは患者によって把持可能であるように構成されている。ショック遅延ユニットの特定の任意の構成は、図3〜図4を参照してより詳細に記載される。
図1に戻ると、ショック遅延ユニット170は、概して、双方向通信デバイス172と、ユーザインタフェース171と、ユーザ命令インタフェース174と、認証インタフェース176と、認証デバイス178と、を有する。ショック遅延ユニット170は単一構成要素として示されているが、複数の実施形態では、ショック遅延ユニット170は複数構成要素であり得る。種々の実施形態では、双方向通信デバイス172、ユーザインタフェース171、ユーザ命令インタフェース174、認証インタフェース176、及び認証デバイス178はそれぞれ、通院患者により持ち運び可能であるように構成されている。
双方向通信デバイス172は、概して、一般に除細動器110との無線信号190による除細動器110との双方向通信用に構成されている。双方向通信デバイス172は無線機を有し得る。無線信号190は、無線周波数(RF:radio frequency)、誘導性、導電性、又はその他の遠隔測定信号であり得る。双方向通信デバイス172は、概して、除細動器110から切迫ショックの通知を受け取るように構成されており、また、ショックを遅延させる命令を除細動器110に送るように構成されており、命令はユーザから受け取ったものである。
双方向通信デバイス172は、また、除細動器110によって検知された1つ以上の生理学的測定値をリレーするように構成され得る。例えば、種々の実施形態では、双方向通信デバイス172は、除細動器によって検知された不整脈の通知を通信するように構成され得る。別の例では、双方向通信デバイス172は、心拍数、血圧、呼吸数、活動レベル、及びこれらの組み合わせなどの生理学的測定値を通信するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、双方向通信デバイス172は、患者の生理学的データを除細動器からダウンロードするために、予定された間隔で除細動器110と通信する。例えば、双方向通信デバイス172は、10分ごと、5分ごと、1分ごと、又は1分未満ごとに除細動器から患者の生理学的データをダウンロードすることができる。いくつかの実施形態では、双方向通信デバイス172は除細動器110とリアルタイムで通信する。種々の実施形態では、除細動器110と双方向通信デバイス172は少なくとも切迫ショックの場合にリアルタイムで通信する。
種々の実施形態では、双方向通信デバイス172は、ユーザインタフェース171上に表示させるために、除細動器110からユーザインタフェース171にデータを送信することができる。ユーザインタフェースは、概して、ユーザに出力データを提供するように構成されている。種々の実施形態では、ユーザインタフェース171はディスプレイスクリーンであるが、ユーザインタフェース171は、また、ユーザにデータを通信するためにスピーカ、触覚出力、又は他の出力を組み込むことができる。種々の実施形態では、ユーザインタフェース171は、双方向通信デバイス172が受け取った切迫ショックの通知を表示するように構成されている。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース171は、除細動器110によって検知され、双方向通信デバイス172によってリレーされた不整脈の通知などの1つ以上の生理学的測定値を表示するように構成されている。切迫ショック治療を遅延すると、ユーザインタフェース171は次の切迫ショック治療までの残りの遅延時間を通信するように構成されている。
本実施形態ではユーザインタフェース171はショック遅延ユニット170の構成要素として示されているが、いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース171はショック遅延ユニット170とは別個のデバイスである。このような実施形態では、ショック遅延ユニット170とユーザインタフェース171はそれぞれ、通院患者により持ち運び可能であるように構成されている。例えば、ユーザインタフェース171は、ショック遅延ユニット170と通信するスマートフォンであり得る。
ショック遅延ユニット170のユーザ命令インタフェース174は、概して、ユーザから切迫ショックを遅延させる命令を受け取るように構成されている。いくつかの実施形態では、ユーザ命令インタフェース174は、切迫ショックを遅延させる命令として様々なタイプのユーザデータを受け取るように構成され得る。例えば、ユーザ命令インタフェース174は、物理ボタン又は仮想ボタンなどのマニュアルデータエントリデバイスであり得る。他の例では、ユーザ命令インタフェース174は、ショックを遅延させるためのユーザの言語命令を受け取るように構成されたマイクロホンである。ショックを遅延させるための言語命令は、「ショックを与えないで」又は「ショックを遅延させて」などの患者による音声フレーズであり得る。
種々の実施形態では、ユーザインタフェース171が除細動器110からの切迫ショックをユーザに通知するとき、ユーザインタフェース171は、また、ユーザに対し、切迫ショックを遅延させる命令を促す。本実施形態ではユーザ命令インタフェース174はショック遅延ユニット170の構成要素として示されているが、いくつかの実施形態では、ユーザ命令インタフェース174はショック遅延ユニット170とは別個のデバイスである。このような実施形態では、ショック遅延ユニット170とユーザ命令インタフェース174はそれぞれ、通院患者により持ち運び可能であるように構成されている。いくつかの実施形態では、ユーザ命令インタフェース174とユーザインタフェース171は、ショック遅延ユニット170から独立したスマートフォンなどの単一構成要素に組み込むことができる。
ショック遅延ユニット170の認証インタフェース176は、概して、ショック治療を遅延させる命令を入力するユーザから認証データを受け取るように構成されている。認証デバイス178は、概して、認証インタフェース176から認証データを受け取り、ユーザ認証データに基づきユーザを認証するように構成されている。認証時、種々の実施形態では、ショックを遅延させる命令を受け取ると、認証デバイス178は双方向通信デバイスに、ショックを遅延させる命令を送るように命令する。認証インタフェース176及び認証デバイス178は、概して、ショック遅延ユニット170が除細動器110から切迫ショックの通知を受け取るたびにユーザを認証するように構成されている。
認証インタフェース176は、概して、通院患者により持ち運び可能であるように構成されている。認証インタフェース176は、ユーザの身元を認証するための様々なタイプのユーザデータを受け取るように構成され得る。例えば、認証インタフェース176は、ユーザの身元を認証するための生体データを受け取るように構成された生体センサであり得る。別の例として、認証インタフェース176は、コード化されたデータをユーザから受け取るように構成された、例としてキーパッド、キーボード、ボタン又はタッチスクリーンなどのマニュアルユーザデータエントリデバイスなどの入力部であり得る。概して、認証インタフェース176はユーザが自身を認証する肯定動作によりユーザを認証する。ユーザが、除細動器が植え込まれている患者である場合、認証データを入力する患者の肯定動作は、患者が血行力学的に安定しており、したがって、切迫ショック治療を遅延させるほど十分に意識があり且つ意識清明であるという指標であり得る。ユーザが家族などの介護者である場合、ユーザの認証は、介護者は切迫ショックを遅延させるように適切に訓練されているという指標である。ユーザの認証は、概して、切迫ショックの通知とショックを遅延させる命令の受け取りに対してリアルタイムで実施される。このようにして、認証は、ショックを遅延させる命令が偶発的な又は悪意のある動作の結果ではなくむしろユーザによる肯定動作であったことを確かなものにすることができる。
ユーザの身元を認証するために使用される生体データは、電気的、視覚的、力学的、音響的、及び/又は化学的な生体データであり得る。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る電気的生体データのいくつかの例は、ユーザの心電図(EKG:electrocardiogram)、脳電図(EEG:electroencephalogram)、眼球電図(EOG:electrooculogram)及び筋電図(EMG:electromyogram)データである。このような実施形態では、認証インタフェース176は、1つ以上の電極を有し得る。ユーザ認証のために収集され得る電気的生体データの別の例は、ユーザの体の少なくとも一部のインピーダンスである。このような実施形態では、認証インタフェース176は2つの電極、即ち、第1の位置において患者の体に接触するように構成された第1の電極と、第2の位置において患者の体に接触するように構成された第2の電極と、を有することができ、第1の位置から第2の位置までの電気経路を画定する。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る視覚的生体データのいくつかの例は、ユーザの虹彩、顔、手、耳、皮膚、及び指紋の画像である。このような実施形態では、認証インタフェース176は、カメラ、スキャナ、又は指紋センサなどの他の視覚センサを有し得る。
ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る力学的生体データのいくつかの例は、ユーザの拍動、血流量、呼吸、及び気流量である。このような実施形態では、認証インタフェース176は、このようなユーザデータを収集するための機械的センサを有し得る。認証インタフェース176によって収集され得る音響的生体データのいくつかの例は、ユーザの心臓、呼吸、及び声である。このような実施形態では、認証インタフェース176は、このようなユーザデータを収集するためのマイクロホンを有し得る。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る化学的生体データのいくつかの例は、DNA、呼吸、組織、唾液、血液、汗、及び涙である。このような実施形態では、認証インタフェース176は、そのようなユーザデータを収集するための化学センサ又は電気化学センサを有し得る。
ユーザの身元を認証するために使用されるコード化されたデータは、ユーザによって入力されたテキストデータ、言語データ、及び触覚データのうちの少なくとも一つであり得る。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得るテキストデータのいくつかの例は、テキストパスワード及びクエリに対するテキスト応答である。このような実施形態では、認証インタフェース176はキーボード、キーパッド、又はタッチスクリーンを有し得る。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る言語データのいくつかの例は、言語パスワード及びクエリに対する言語応答である。このような実施形態では、認証インタフェース176はマイクロホンを有し得る。ユーザ認証のために認証インタフェース176によって収集され得る触覚データのいくつかの例は、タッチパターン及びタッチシーケンスである。このような実施形態では、認証インタフェース176はタッチスクリーン又はタッチパッドを有し得る。
いくつかの実施形態では認証インタフェース176とユーザ命令インタフェース174は同一構成要素又は構成要素の組み合わせである。いくつかの実施形態では、認証インタフェース176と、ユーザ命令インタフェース174と、ユーザインタフェース171は、単一の統一された構成要素又は構成要素の組み合わせである。例えば、認証インタフェース176、ユーザ命令インタフェース174、及びユーザインタフェース171は、キーパッド及び対応するスクリーンによって画定され得る。認証インタフェース176において、ユーザ命令インタフェース174及びユーザインタフェース171はタッチスクリーンによって画定され得る。
認証デバイス178は、認証インタフェース176を介してユーザから受け取った認証データに基づきユーザを認証するように構成されている。いくつかの実施形態では、認証デバイス178は、ユーザが認証され、ショックを遅延させる命令を受け取ると、ショックを遅延させる命令を送るように双方向通信デバイスに命令するように構成されている。種々の実施形態では、認証デバイス178は、比較データを有するメモリ又は他のデータ源と通信することができる。比較データは、ユーザを認証するために、ユーザによる認証データ入カと整合され得る。一実施形態では、比較データは除細動器によって検知された心電図データである。別の実施形態では、比較データは、メモリに記憶されたパスコード又はタッチスクリーンパターンである。
ユーザ命令インタフェース174と、認証インタフェース176と、ユーザインタフェース171とが、双方向通信デバイス172とは別個の単一構成要素へと組み合わされる実施形態では、認証デバイス178の全て又は一部は、いずれかの構成要素に組み込むことができる。いくつかの実施形態では、ユーザ命令インタフェース174、認証インタフェース176、認証デバイス178、及びユーザインタフェース171は、スマートフォン又は携帯時計(例として)の機能に組み込むことができ、双方向通信デバイス172は、除細動器110とスマートフォンとの間で通信をリレーする中間構成要素であり得る。他の実装形態は、以下、図3〜図4を参照して記載する。
図1の実施形態は除細動器110から独立した認証デバイス178を示すが、いくつかの実施形態では認証デバイス178の全て又は一部は、除細動器110内にある。このような実施形態では、除細動器110は、ショックを遅延させる命令を受け取り、ユーザが認証されるとショックを遅延させるように構成されている。例えば、認証デバイス178は、ショックを遅延させる命令を双方向通信デバイス172から受け取り、ユーザの認証時、除細動器によりショックを遅延させるように構成され得る。
図2は、本明細書に開示される技術の一部の実施形態に合致するフローチャートである。システムは概して、患者を監視する(210)。ショック治療が指示された場合(220)、システムはユーザインタフェース上に遅延オプションを表示する(230)。ショック治療が指示されない場合(220)、システムは患者の監視を継続する(210)。遅延オプションを表示すると(230)、システムは、遅延命令が受け取られない場合(240)にはショック治療を送達し(250)、遅延命令が受け取られた場合(240)にはショック治療を遅延させる(260)。ショック治療を遅延させると(260)、システムは患者を監視し(210)、ショック治療がなお指示される場合(220)、及びシステムが時間切れの前に2回目の遅延命令を受け取った場合(240)、次の切迫ショックは遅延される。システムが時間切れの前に2回目の遅延命令を受け取らない場合(240)、次の切迫ショックは送達される(250)。
除細動器は、概して、除細動器によって収集された患者の生理学的測定値を解析することによってショック治療が指示されたかどうかを決定する(220)。ショック治療が指示されると(220)、ショック遅延ユニットは切迫ショック治療の通知を除細動器からユーザインタフェースにリレーする。通知は視覚通知及び音声通知のうちの少なくとも一方であり得る。ユーザインタフェースは、概して、ユーザに対して遅延オプションを表示する(230)。遅延オプションは、適宜、ショック治療を遅延させるオプションをユーザに提供する。概して、ユーザインタフェースはユーザに対し、ショックを遅延させるオプションを切迫ショック治療の通知後の比較的短時間内に提供し、その後、除細動器はショック療法を送達する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースはユーザに対し、切迫ショック治療の通知後90秒間遅延オプションを表示する。いくつかの実施形態ではユーザインタフェースはユーザに対し、切迫ショック治療の通知後60秒間遅延オプションを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースはユーザに対し、切迫ショック治療の通知後15秒間遅延オプションを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、ユーザが切迫ショック治療を遅延させなければならない時間量を表示する。
ショック遅延ユニットがユーザ入力デバイスを介してユーザから切迫ショックを遅延させる命令を受け取ると、ユーザから遅延命令が受け取られる(240)。種々の実施形態では、遅延命令は、また、認証インタフェースを介してユーザから認証データを受け取り、受け取った認証データによってユーザを認証した後にのみ除細動器によって受け取られる(240)。したがって、いくつかの実施形態では、システムは遅延命令を受け取る(240)ために、除細動器から切迫ショックの通知がリレーされた90秒、60秒、又は15秒以内にユーザから認証データを受け取る。
いくつかの実施形態では、ショックを遅延させる命令の入力とユーザによる認証データの入力は、ユーザによる単一入カの結果である。例えば、ユーザ命令インタフェースがユーザによりタッチされる又は押されるボタンである場合、認証インタフェースは、システムにショック治療を遅延させることを命令する行為がまた、ユーザを認証するように、指紋によりユーザを認証する指紋センサであり得る。付加的に又は代替的に、ユーザ命令インタフェースがユーザによりタッチされる又は押されるボタンである場合、認証インタフェースはインピーダンスセンサを有することができ、患者の体内の電気経路のブリッジを画定することができる。インピーダンスセンサは、システムにショック治療を遅延させることを命令する行為がまた、ユーザ命令インタフェースを装着している者がボタンにタッチしている者と同じ者であるという適合確認を提供するように、ユーザ認証のために電気経路のインピーダンスを測定することができる。別の例として、ユーザ命令インタフェースが、ショックを遅延させるユーザの言語命令を受け取るように構成されたマイクロホンである場合、認証インタフェースはユーザの声に基づきユーザを認証することができる。いくつかの実施形態では、ショックを遅延させる命令の入力とユーザによる認証データの入力は、システムにショックを遅延させるように命令するためにボタンをタッチすること/押すこと、及び認証のためにパスコードを入力することなど、ユーザによる複数の入カの結果である。
ショックを遅延させる命令を受け取り、ユーザを認証すると、ショック遅延ユニットは、受け取った、ショックを遅延させる命令を除細動器に送る。受け取った命令は、例えば、無線周波数無線信号を介して除細動器に送ることができる。ショック治療を遅延すると(260)、システムは、ショック治療がなお指示される場合(220)、切迫ショックを遅延させる命令を受け取った後所定の時間にわたってショックを遅延させる。所定の時間は、本明細書では「遅延時間」と呼ばれる。遅延時間は、60秒以下、45秒以下、又は15秒以下であり得る。遅延時間の間に、患者は、再度、監視され(210)、ショック治療がなお指示される場合(220)、再度、遅延オプションが表示され(230)、ユーザ命令インタフェースは、再度、切迫ショックを遅延させる2回目のユーザ命令を受け取るように構成され得る。
受け取った命令を除細動器に送り、切迫ショック治療を遅延させた後、システムは、ユーザに残りの遅延時間を通信するように構成され得る。遅延時間の終了時、ショックを遅延させる2回目のユーザ命令が受け取られず(240)、且つ患者の生理学的測定値によってショック治療がなお指示される場合(220)、除細動器はショック治療を送達する(250)。遅延時間の間に2回目の遅延命令が受け取られた場合(240)、再度、ショック治療は遅延され(260)、患者は監視され(210)、ショック治療が指示されるかどうかを判定する(220)。プロセスは繰り返される。一部の例では、個々の心臓イベントの遅延回数又は総遅延時間に対する制限がある場合がある。他の例では、遅延回数又は総遅延時間に制限はない。
図3は、本明細書に開示される技術に合致するショック遅延ユニット300の例示的実装形態である。ショック遅延ユニット300は、除細動器から切迫ショックの通知を受け取り、除細動器に切迫ショックを遅延させる命令を送るために、植込み型又は装着可能な除細動器(例えば図1を参照)と双方向通信するように構成されている。ショック遅延ユニット300は除細動器からユーザインタフェース310に切迫ショックの通知をリレーする。ショック遅延ユニット300は、このような機能を可能にする双方向通信デバイスを有し得る。
図3の実施形態では、ショック遅延ユニット300はユーザによって装着可能である。特に、ショック遅延ユニット300は、ユーザの手首を受けるように構成されたリストストラップ320を有する。ユーザは、植込み型又は装着可能な除細動器を有する患者であり得る。ユーザインタフェース310は、ユーザに対して情報を表示するように構成されている。ユーザインタフェース310は、切迫ショックの通知306を表示するように構成されている。ユーザインタフェース310は、ユーザの心拍数302及び血圧304などの1つ以上の患者の生理学的測定値を表示するように構成されている。生理学的測定値はショック遅延ユニット300自体によって収集され得る、又は生理学的測定値は、除細動器によって検知され、ショック遅延ユニット300にリレーされたものであり得る。ユーザインタフェース310はユーザに対し、ショックを遅延させるオプション308を表示するように構成されている。
図3の実施形態では、ユーザインタフェース310は、また、ユーザからショックを遅延させる命令を受け取るように構成されたユーザ命令インタフェースである。ユーザインタフェース310は、ユーザがユーザインタフェース310の「ショックを遅延させる」表示領域308に接触する又は押し、これを選択するタッチスクリーンであり得る。実施形態では、ユーザインタフェース310は、また、ユーザから認証データを受け取るように構成された認証インタフェースである。例えば、ユーザインタフェース310は、「ショックを遅延させる」表示領域308オプションが選択されたときにユーザの指紋データを収集するための指紋センサを組み込むことができる。付加的に又は代替的に、ユーザインタフェース310は、ユーザインタフェース310の「ショックを遅延させる」ボタン308との接触時に患者の体のインピーダンス測定を行うように構成されているインピーダンスセンサを組み込むことができる。このような実施形態では、ショック遅延ユニット300は、ユーザの体内の電気経路のブリッジとしての役割を果たす。例えば、第1の電極は、患者の手首と接触させるためにリストストラップ320の内部表面に配置することができ、第2の電極は、患者がリストストラップ320を装着し、「ショックを遅延させる」ボタン308を選択すると、患者の体を通る電気経路が作成されるように、「ショックを遅延させる」ボタン308によって画定され得る。電気経路のインピーダンスは、ユーザの認証のためにインピーダンスセンサによって測定され得る。いくつかの実施形態では、ユーザ命令インタフェース及び認証インタフェースのうちの少なくとも一方は、ユーザインタフェース310上に表示される「ショックを遅延させる」オプション308に隣接する物理ボタンであり得る。
本図では見えないが、ショック遅延ユニット300は、概して、ユーザ認証データに基づきユーザを認証するように構成されている認証デバイスを有する。認証デバイスは、比較データを有するメモリと通信することができる。認証デバイスは、比較データを認証データと比較し、比較データと認証データとが整合している場合にユーザを認証するように構成され得る。認証時、認証デバイスは、受け取った、ショックを遅延させる命令を除細動器に送ることを可能にするように構成されている。
図3の実施形態において、ショック遅延ユニット300は腕時計に類似する構成を有するが、別の構成及び付加的な特徴は確かに可能である。概して、ショック遅延ユニットは通院患者により持ち運び可能である。ショック遅延ユニットは、患者により装着される、患者により携帯可能である及び/又は患者の手で把持されるように構成され得る。患者によって装着可能なショック遅延ユニットは、ショック遅延ユニットが患者に付着可能な、例えば、患者の皮膚に付着可能な実施形態を含み得る。このような実施形態では、ショック遅延ユニットの電子構成要素は再利用することができるが、粘着部は交換することができる。別の実施形態では、ショック遅延ユニットは、携帯時計、ペンダント、ブレスレット、眼鏡、ヘッドホン、携帯電話、ペン、サイズがクレジットカードに類似するカード、箱、及び粘着アクセサリのうちの少なくとも1つであり得る。
図4は、本明細書に開示される技術に合致するショック遅延ユニット400の別の例示的実装形態を示す。ショック遅延ユニットは、複数の構成要素、即ち、本実施形態では、双方向無線通信する除細動器インタフェースユニット410とユーザインタフェースデバイス420とを有する。除細動器インタフェースユニット410とユーザインタフェースデバイス420は例としてBluetooth(登録商標)又は無線通信を介して双方向無線通信することができる。ユーザインタフェースデバイス420はスマートフォンであり得る。除細動器インタフェースユニット410は、除細動器から切迫ショックの通知を受け取り、切迫ショックを遅延させる命令を除細動器に送るために、植込み型又は装着可能な除細動器(例えば、図1を参照)と双方向無線通信するように構成されている双方向コミュニケータ(不図示)を有する。除細動器インタフェースユニット410は除細動器からユーザインタフェース421に切迫ショックの通知をリレーする。
本実施形態では、除細動器インタフェースユニット410はユーザによって装着可能である。特に、除細動器インタフェースユニット410は、ユーザの手首を受けるように構成されたリストストラップ414を有する。ユーザは、植込み型又は装着可能な除細動器を有する患者であり得る。除細動器インタフェースユニット410は、ユーザに対し時間又は他のデータを表示することができる任意の視界窓412を有する。
ユーザインタフェースデバイス420は、ユーザに対し情報を表示するように構成されているタッチスクリーンユーザインタフェース421を有する。ユーザインタフェース421は、切迫ショックを遅延させることを除細動器に命令した後の残りの遅延時間428を含むショック遅延ステータス426を表示するように構成されている。ユーザインタフェース421は、ユーザの心拍数422及び血圧424などの1つ以上の患者の生理学的測定値を表示するように構成されている。このような生理学的測定値は除細動器インタフェースユニット410自体によって収集され得る、又は生理学的測定値は、除細動器によって検知され、除細動器インタフェースユニット410からユーザインタフェースデバイス420にリレーされるものであり得る。ユーザインタフェース421はユーザに対し、ショックを遅延させるオプション430を表示するように構成されている。
図3に関して記載した実施形態と同様に、ユーザインタフェース421は、また、ユーザからショックを遅延させる命令を受け取るように構成されたユーザ命令インタフェース及びユーザから認証データを受け取るように構成された認証インタフェースのうちの少なくとも一方であり得る。本図では見えないが、除細動器インタフェースユニット410又はインタフェースデバイス420のいずれかが、上述のように、受け取ったユーザ認証データに基づきユーザを認証するように構成されている認証デバイスを有する。認証時、認証デバイスは、受け取った、ショックを遅延させる命令を除細動器に送ることを可能にするように構成されている。
図3は、切迫ショック治療の通知後の例示的ユーザインタフェースを示し、図4は、切迫ショック治療が遅延された後の例示的ユーザインタフェースを示す。ショック遅延ユニットがユーザに切迫ショックを通知する前、ユーザインタフェースはショックを遅延させるオプションを提供せず、その代わり、例として、呼吸数、活動レベル、並びに時間及び日付などの他のデータを提供することができる。除細動器によるショック治療の送達後、ユーザインタフェースは、ショック治療が送達されたという通知を表示することができ、例として、心拍数、血圧、及び呼吸数に限定されない付加的な患者の生理学的データを提供することができる。
いくつかの実施形態では、ショック遅延ユニットは患者及び介護者のトレーニングで使用されることが望ましい場合がある。したがって、本明細書に開示される技術に合致するショック遅延ユニットは、訓練を受ける者が、除細動器から切迫ショック治療の通知がない状態で認証データ及びショック遅延命令のうちの少なくとも一方を要請するトレーニングモードで動作することができる。患者及び介護者は、認証データの入力を実際に行うことができる。
ここで図5を参照すると、例示的な除細動器1600のいくつかの構成要素が概略的に示されている。除細動器1600は、メモリ1612と通信するマイクロプロセッサ1610で構成されたコントローラを有することができ、メモリ1612は、プログラム格納用のROM(読出し専用メモリ)と、データ格納用のRAM(ランダムアクセスメモリ)と、を有することができる。コントローラは、ステートマシンタイプの設計を使用する他の種類の論理回路(例えば、ディスクリートコンポーネント又はプログラマブルロジックアレイ)により実装され得るが、マイクロプロセッサベースのシステムが好ましい。コントローラは、除細動器1600をいくつかのプログラムされたモードで動作させることができ、プログラムされたモードは、検知されたイベント及び時限の終了に応答してパルスがどのように出力されるかを定義する。
外部プログラマ1675及びショック遅延デバイス(例えば、図1の要素170、図3の要素300、及び図4の要素400を参照)と通信するために遠隔測定リンク1680が提供される。一例では、除細動器1600と外部プログラマ1675との間と、除細動器1600とショック遅延デバイスとの間とで同じ遠隔測定モード(例えばRF)が使用される。別の例では、除細動器1600と外部プログラマ1675との間(例えば誘導性)と、除細動器1600とショック遅延デバイスとの間(例えばRF)とで異なる遠隔測定モードが使用される。外部プログラマは、除細動器1600に問い合わせ、格納されたデータを受け取ることはもとより、ぺースメーカの動作パラメータを調整することができるコントローラ1677を備えるコンピュータ化デバイスである。
除細動器1600は、リング電極1633A、チップ電極1633B、センス増幅器1631、パルス発生器1632、及びマイクロプロセッサ1610のポートと双方向通信する心房チャネルインタフェース1630を含む心房センシング/ぺーシングチャネルを有する。デバイスは、また、同様に、リング電極1643A及び1653A、チップ電極1643B及び1653B、センス増幅器1641及び1651、パルス発生器1642及び1652、並びに心室チャネルインタフェース1640及び1650を含む2つの心室センシング/ぺーシングチャネルを有する。各チャネルにおいて、電極はリードによって除細動器1600に接続されており、センシングとぺーシングの両方のために使用される。センス増幅器の入カからパルス発生器の出力に電極を切り換えるために、マイクロプロセッサにより制御されるMOSスイッチングネットワーク1670が使用される。細動又は他の頻拍性不整脈が検知されると、デバイスが心臓に除細動ショックを送達することを可能にする、ショックパルス発生器1690とショック電極1691A及び1691Bとを含むショックチャネルもまた、提供される。除細動器1600は、また、誘発応答チャネルインタフェース1620と、その差動入力がスイッチングネットワーク1670を介して単極電極1623とデバイスハウジング又は缶1660に接続されているセンス増幅器1621と、を含む誘発応答センシングチャネルを有する。誘発応答センシングチャネルは、ぺーシングパルスが従来の手法で心臓の捕捉を達成したことを確認するために使用されてもよい、又は以下に説明するように、誘発応答電位図を記録するために使用されてもよい。
チャネルインタフェースは、センシング増幅器からのセンシング信号入カをデジタル化するためのアナログデジタル変換器と、センシング増幅器のゲイン及び閾値を調整するための、書き込むことができるレジスタと、心室及び心房チャネルインタフェースの場合、ぺーシングパルスの出力を制御する及び/又はパルス振幅若しくはパルス幅を変えることによってぺーシングパルスエネルギーを調整するためのレジスタと、を含む。マイクロプロセッサ1610は、メモリに格納されているプログラムされた命令に従いデバイス全体の動作を制御する。除細動器1600のセンシング回路は、電極によって検知された電圧が指定された閾値を超える場合、心房検知信号及び心室検知信号を生成する。コントローラは、その後、センシングチャネルからの検知信号を解釈し、ペースの送達をプログラムされたペーシングモードに従い制御する。図5の除細動器1600のセンシングチャネルのいずれかから検知された信号は、デジタル化され、コントローラにより記録することができ、遠隔測定リンク1680を介して外部プログラマ1675に送信され得る、又は後の送信のために記憶され得る、のいずれかである電位図を構成する。したがって、患者の心臓活動は、リアルタイムで又は選択された過去の期間にわたって観察され得る。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、「構成されている(configured)」という文言は、特定のタスクを実施する又は特定の構成を取るように構築又は構成されているシステム、装置、又は他の構造体を説明することにも留意されたい。「構成されている」という文言は、「配置されている(arranged)」、「配置され、構成されている(arranged and configured)」、「構築され、配置されている(constructed and arranged)」、「構築されている(constructed)」、「製造され、配置されている(manufactured and arranged)」等など他の類似の文言と区別なく使用され得る。
本明細書の全ての刊行物及び特許出願は、本技術が関係する当業者の水準を示す。全ての刊行物及び特許出願は、それぞれ個々の刊行物又は特許出願が参照によって具体的且つ個々に示されるのと同程度、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、本対象の適応形態又は変更形態を包含することを意図する。上記は、例示であり、限定を意図するものではないことを理解されたい。

Claims (15)

  1. ショック遅延ユニットであって、
    除細動器から切迫ショックの通知を受け取るように構成されており、前記切迫ショックを遅延させる命令を前記除細動器に送るように構成されている双方向通信デバイスと、
    ユーザから認証データを受け取るように構成された認証インタフェースと、
    前記ユーザから前記切迫ショックを遅延させる前記命令を受け取るように構成されたユーザ命令インタフェースと、
    前記認証データに基づき前記ユーザを認証し、認証時、及びショックを遅延させる前記命令を受け取ると、前記ショックを遅延させる前記命令を送るように前記双方向通信デバイスに命令するように構成されている認証デバイスと、
    を含み、
    前記ショック遅延ユニットは通院患者により持ち運び可能である、
    ショック遅延ユニット。
  2. 前記双方向通信デバイスは無線機である、請求項1に記載のショック遅延ユニット。
  3. 前記切迫ショックの前記通知を表示するように構成されたユーザインタフェースを更に含む、請求項1又は2に記載のショック遅延ユニット。
  4. 患者により携帯可能であるように構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のショック遅延ユニット。
  5. 患者により装着されるように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のショック遅延ユニット。
  6. 前記認証インタフェースは、前記ユーザから、生体データ、言語データ、触覚データ、及びテキストデータからなる群内の少なくとも1つのタイプの認証データを前記ユーザからの前記認証データとして受け取るように構成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載のショック遅延ユニット。
  7. 前記双方向通信デバイスは、前記除細動器によって検知された不整脈の通知を通信するように構成されている、請求項1〜6のいずれか一項に記載のショック遅延ユニット。
  8. 方法であって、
    除細動器からの切迫ショック治療の通知をユーザインタフェースにリレーするステップであって、前記ユーザインタフェースは持ち運び可能である、ステップと、
    前記通知のリレーに応答して、認証インタフェースを介してユーザから認証データを受け取るステップと、
    受け取った前記認証データによって前記ユーザを認証するステップと、
    ユーザ入力デバイスを介して前記ユーザから前記切迫ショック治療を遅延させる命令を受け取るステップと、
    認証時、受け取った前記命令を前記除細動器に送り、前記切迫ショック治療を遅延させるステップと、
    を含む、方法。
  9. 受け取った前記命令を前記除細動器に送り、前記切迫ショック治療を遅延させた後、残りの遅延時間を通信するステップを更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. ユーザから認証データを受け取るステップは、切迫ショックの前記通知のリレーから60秒以内に行われる、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 前記認証インタフェースは生体センサである、請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記認証インタフェースはマニュアルユーザデータエントリデバイスである、請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記除細動器によって検知された不整脈の通知を前記ユーザインタフェースにリレーするステップを更に含む、請求項8〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記ユーザからの前記命令は、ウェアラブルデバイス及び携帯型デバイスの少なくとも1つを介して受信される、請求項8〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 受け取った前記命令の前記除細動器への送信は無線周波数による、請求項8〜14のいずれか一項に記載の方法。
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