JP2019515597A - サービスデータ伝送方法、端末およびネットワーク側機器 - Google Patents

サービスデータ伝送方法、端末およびネットワーク側機器 Download PDF

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Abstract

本開示は、サービスデータ伝送方法、端末およびネットワーク側機器を提供する。当該方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップと、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップとを含む。【選択図】 図4

Description

本願は、2016年5月13日に中国特許庁に提出された中国特許出願201610320112.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特にサービスデータ伝送方法、装置およびネットワーク側機器に係る。
LTE(長期的進化)システムにおいて、エアインタフェース間のスケジューリング、リソース割当およびデータ伝送の基本的時間単位は、TTI(伝送時間間隔)である。Rel−13バージョン以前は、TTIの長さが1ms(以下、1ms TTIという)である。
Rel−14バージョンでは、遅延に感度の高いサービスをより好適にサポートするために、さらに短いTTI(以下、短TTIという)がLTEに導入されている。短TTIの長さは、1msより小さい。
現在確定しているのは、短TTIでの伝送がサポートされるアップリンクチャネルに少なくともs−PUCCH(Short Physical Uplink Control CHannel)とs−PUSCH(Short Physical Uplink Shared CHannel)が含まれ、短TTIでの伝送がサポートされるダウンリンクチャネルに少なくともs−PDCCH(Short Physical Downlink Control CHannel)とs−PDSCH(Short Physical Downlink Shared CHannel)が含まれる。
LTEにおいて、RB(Radio Bearer)は、QoS管理の基本単位である。異なるQoS要求のデータパケットは、異なるRBにマッピングされて伝送される。例えば音声サービスのデータパケットは、遅延要求が厳しいもののパケットの一部損失が許容されるRBにマッピングされて伝送される。ftpサービスのデータパケットは、遅延要求が高くないものの符号誤り率が非常に低いRBにマッピングされて伝送される。
UEのエアインタフェースにおけるプロトコルスタック構造は、図1に示されている。UEの内部スケジューリング過程は、各RBが一対のPDCP(パケットデータ収束プロトコル)/RLC(無線リンク制御プロトコル)実体に対応付けられ、異なるRBがMAC層で収束されて物理層(PHY)で伝送されることを含む。
UEのMACでeNBのアップリンクスケジューリングシグナリングが受信されると、下記のような処理が行われる。
HARQ(Hybrid ARQ)の初期伝送であれば、MACでは、eNBから割り当てられたリソースのサイズおよび各RBのデータパケットのQoS要求、データサイズ、待ち時間の長さ、伝送レート履歴などの要素に基づいたスケジューリングが行われ、データ伝送が可能な今回伝送するRB、および各RBで伝送するデータサイズが決定される。
それから、スケジューリング結果に応じて、MAC層から、スケジューリングされる各RBのRLCとPDCP実体に該当データサイズのデータを請求して1つのMAC PDU(パケットデータユニット)に収束させ、該当HARQ実体の送信バッファに格納し、物理層を介してエアインタフェースで送信する。
HARQの再送であれば、MAC実体は、該当HARQ実体の送信バッファでのデータを物理層に伝達してエアインタフェースで送信する。
図2と図3に示されているように、eNBは、UEに対し、1ms TTIでのアップリンク伝送をスケジューリングした後に、UEに対し短TTIリソースをスケジューリングする可能性がある。eNBが同一UEに対しスケジューリングする1ms TTIと短TTIが時間上重なると、リソース衝突(以下、1ms TTIと短TTIの衝突という)が生じる。
1ms TTIと短TTIの衝突が生じると、UEが2回のスケジューリングでのリソースを同時に使用したデータ送信ができなければ(例えばUEのアップリンク送信力の制限で、2回のスケジューリングでのリソースに同一の周波数リソースが含まれるなど)、サービスデータの正しい伝送が保証されない。
本開示が解決しようとする課題は、サービスデータ伝送方法、端末およびネットワーク側機器を提供する。UEは、多種類TTIの同時処理力(例えば1ms TTIと短TTIの同時処理力)を有する場合、eNBのアップリンクリソース割当を受けると、伝送待ちサービスデータの遅延要求に応じて、伝送待ちデータをアップリンクリソースにマッピングして伝送することができる。
上記の技術課題を解決するために、本開示の実施例によるサービスデータパケット伝送方法は、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップと、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップとを含む。
ここで、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップは、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るステップと、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップとを含み、ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
ここで、前記第1伝送遅延が第2伝送遅延より大きい。
ここで、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送するステップと、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送するステップを含む。
ここで、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
ここで、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングするステップは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングすることを含む。
ここで、サービスデータパケット伝送方法において、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送し、遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することをさらに含む。
ここで、サービスデータパケット伝送方法において、前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送することをさらに含む。
ここで、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップは、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップと、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップとを含む。
ここで、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定することを含む。
前記ほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングした後に、所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送することをさらに含む。
現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定することを含む。
ここで、サービスデータパケット伝送方法において、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送し、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することをさらに含む。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていないのであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を行わず、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続することを含む。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にした後に、再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行うことをさらに含む。
ここで、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することを含む。
本開示の実施例による端末は、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得することに用いられる取得モジュールと、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送モジュールとを含む。
ここで、前記伝送モジュールは、具体的に、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得ることに用いられる判断ユニットと、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第1マッピングユニットとを含み、ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
ここで、前記第1伝送遅延が第2伝送遅延より大きい。
ここで、前記第1マッピングユニットは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送し、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送することに用いられる。
ここで、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1マッピングユニットは、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
ここで、前記第1マッピングユニットは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングすることに用いられる。
ここで、端末は、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第2マッピングユニットと、遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視する第3マッピングユニットをさらに含む。
ここで、端末は、前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第1リクエスト伝送モジュールをさらに含む。
ここで、前記伝送モジュールは、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定することに用いられる確定ユニットと、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送ユニットとを含む。
ここで、前記確定ユニットは、伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する。
ここで、端末は、所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第2リクエスト伝送モジュールをさらに含む。
ここで、前記確定ユニットは、前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する。
ここで、端末は、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第4マッピングユニットと、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することに用いられる第5マッピングユニットをさらに含む。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていないのであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を行わず、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続することを含む。
ここで、端末は、再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行うことに用いられる再送モジュールをさらに含む。
ここで、前記確定ユニットは、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送する。
本開示の実施例によるサービスデータパケット伝送方法において、アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信するステップと、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信するステップとを含む。
ここで、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信するステップは、第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始することを含む。ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットである。ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
本開示の実施例によるネットワーク側機器は、アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信することに用いられる送信モジュールと、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信することに用いられる受信モジュールとを含む。
ここで、前記受信モジュールは、第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始することに用いられる。ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットである。ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
上記手段によれば、端末は、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得し、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することができる。
端末内部のデータパケットのインタラクティブ伝送処理図である。 端末でサポートされる1ms TTI伝送と短TTI伝送の時間関係図である。 端末でサポートされる1ms TTI伝送と短TTI伝送の衝突図である。 本開示の実施例1に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例2に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例3に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例2、3に記載するサービスデータパケット伝送方法の応用シーンの全体的フローチャートである。 図7に示すフローの応用シーン1でのサービスデータパケットのスケジューリング伝送図である。 図7に示すフローの応用シーン2でのサービスデータパケットのスケジューリング伝送図である。 図7に示すフローの応用シーン3でのサービスデータパケットのスケジューリング伝送図である。 本開示の実施例4に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例5に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例6に記載するサービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。 本開示の実施例4、5、6に記載するサービスデータパケット伝送方法の応用シーンの全体的フローチャートである。 図14に示すフローの応用シーン1でのサービスデータパケットのスケジューリング伝送図である。 図14に示すフローの応用シーン2でのサービスデータパケットのスケジューリング伝送図である。 本開示の実施例8に記載する端末の構造図である。 本開示の実施例9のネットワーク側機器による前記サービスデータパケット伝送方法のフローチャートである。
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段および利点をより明確にするために、以下、図面および具体的な実施例を参照して詳細に記載する。
実施例1
図4に示されているように、本開示の実施例1によるサービスデータパケット伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ41と、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップ42とを含む。
本開示の実施例において、UEは、多種類TTIの同時処理力(例えば1ms TTIと短TTIの同時処理力)を有する場合、eNBのアップリンクリソースのスケジューリングを受けると、伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、伝送待ちデータパケットをアップリンクリソースにマッピングして伝送する。
実施例2
図5に示されているように、本開示の実施例2によるサービスデータパケット伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ51と、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るステップ52と、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップ53とを含む。ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
端末で異なる伝送遅延の複数スケジューリングリソースの伝送がサポートされる場合、各スケジューリングリソースの伝送遅延は、互いに異なる。
選択可能に、前記第1伝送遅延は、第2伝送遅延より大きい。
以下、端末で2つのスケジューリングリソースの伝送がサポートされる場合を例として説明する。
上記ステップ53において、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするステップは、下記ステップ531とステップ532を含む。ステップ531において、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
さらに、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
バッファにおいて、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、低遅延のサービスデータパケットであるRB1のほかに、RB1の伝送遅延より高いRB2などの伝送待ちサービスデータパケットも含まれていると、RB1と一部のRB2を第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延内で伝送する。
ステップ532において、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
例えば、端末は、1msのTTIに対応する第1スケジューリングリソース(TB1)および1msより小さいTTIに対応する第2スケジューリングリソース(TB2)の伝送をサポートする場合、現在スケジューリング中の第1スケジューリングリソースの遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たせるかを判断する。
第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延(例えば一回の伝送または所定回数の再送の遅延)が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット(例えばRB1)の第1遅延要求を満たすのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット(例えばRB1)の第1遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケット(例えば、バッファにおいて、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、低遅延のサービスデータパケットであるRB1のほかに、RB1の伝送遅延より高いRB2などの伝送待ちサービスデータパケットも含まれている。)を前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。この場合、RB1は、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの到来を待つ。
上記ステップ53において、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングするステップは、下記ステップ533とステップ534を含む。ステップ533において、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングする。ステップ534において、前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送する。
実施例3
上記実施例2に基づき、第1スケジューリングリソースと第2スケジューリングリソースの衝突が生じる場合の処理について、図6に示されているように、本開示の実施例3によるサービスデータパケット伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ61と、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るステップ62と、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップ63と、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送し、遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視するステップ64を含む。
例えば、1ms TTIと短TTIの衝突が生じる場合、1ms TTIにおける第1スケジューリングリソースに対応する伝送ブロックをTB1とすると、UEの処理方式が以下である。
UEは、伝送待ちであるさらに低い遅延のサービスデータパケット(当該サービスデータパケットがTB1にマッピングされない。)がなければ、短TTIにおける第2スケジューリングリソースの割当を無視し、TB1送信を継続する。
UEは、伝送待ちであるさらに低い遅延のサービスデータパケット(当該さらに低い遅延のサービスデータパケット(例えばRB3)がTB1にマッピングされない。)があると、伝送待ちである低遅延のサービスデータパケット(RB3)をTB2にマッピングし、短TTIリソースでマッピングと送信を行う。
UEは、本1ms TTIでのTB1伝送を停止にし、次回の再送時刻で再送してもよい。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、下記ケースを含む。
ケース1:前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていない場合、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にする。例えば、第1スケジューリングリソースに対応する伝送ブロックTB1の伝送開始時刻をt1、第2スケジューリングリソースに対応する伝送ブロックTB2の伝送開始時刻をt2とすると、t1時刻の開始前に、TB2の伝送を理由にTB1の伝送を停止にすると確定すれば、t1からTB1の伝送を行わず、t2時刻を待ってTB2の伝送を開始する。
ケース2:前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にする。例えば、TB2の位置のみでTB1のデータシンボルを伝送せず、すなわち、TB2を伝送するリソースの位置がTB1伝送のパンチ位置であることに相当する。
再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行う。
以下、具体的なスケジューリングシーンと結び付けて上記各実施例の全体的なフローおよび実施例2、3にそれぞれ対応する方法の過程を説明する。図7に示されているように、ステップ101〜ステップ110を含む。
ステップ101において、スケジューリングコマンド1(1ms TTIに対応する)を受信する。
ステップ102において、当該1ms TTIに対応する伝送ブロックTB1の伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットRB1の遅延要求を満たすか判断する。
ステップ103において、1ms TTIに対応する伝送ブロックTB1の伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットRB1の遅延要求を満たさないのであれば、バッファにおける伝送待ちサービスデータパケットのうちRB1以外のほかのRBのデータパケットのみをTB1にマッピングする。
ステップ104において、短TTI(1ms TTIより小さい)のスケジューリングを待ち、短TTIがあれば、RB1を当該短TTIに対応する伝送ブロックTB2にマッピングして伝送する。
ステップ105において、所定期間中に短TTIがなければ、スケジューリングリクエストを引き起こすか、競合リソースでRB1を伝送する。
ステップ106において、1ms TTIに対応する伝送ブロックTB1の伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットRB1の遅延要求を満たすのであれば、RB1、または、さらに格納可能なほかの伝送待ちサービスデータパケットRB2の一部または全部をTB1にマッピングして伝送する。
ステップ107において、その後、短TTIの伝送ブロックTB2に対応するスケジューリングコマンド2を受信する場合、短TTIと1ms TTIの衝突が生じると、バッファにおける伝送待ちサービスデータパケットには、伝送待ちであるさらに低い遅延のサービスデータパケット(RB3)があるか判断する。ここで、RB2の遅延要求がRB1の遅延要求より小さく、RB1の遅延要求がRB3の遅延要求より小さい。
ステップ108において、伝送待ちであるさらに低い遅延のサービスデータパケット(RB3)があれば、TB1の伝送を停止にし、RB3のデータパケットをTB2にマッピングして伝送する。なければ、ステップ109に進む。
ステップ109において、スケジューリングコマンド2を無視する。
ステップ110において、TB1の再送時刻になると、TB1を再送する。
実現シーン1
図8に示されているように、UEは、遅延要求を満たせるか否かに基づいて、低遅延のサービスデータパケットを1ms TTIで伝送するかを確定する(ケース1)。
スケジューリングコマンド1によって1ms TTIのアップリンクリソースを割り当て、t1時刻から伝送が開始される。スケジューリングコマンド2によって短TTIのアップリンクリソースを割り当て、t2時刻から伝送が開始される。UEは、スケジューリングコマンド1より前にバッファリングしたベアラデータパケットは、それぞれRB1のデータパケットとRB2のデータパケットである。RB1は、低遅延のサービスベアラである。
UE側:
ステップ1において、UEは、スケジューリングコマンド1を受信し、t1時刻から開始する1ms TTIがRB1の遅延要求を満たしていると判断する。
ステップ2において、RB1のデータパケットおよび格納可能なRB2のデータパケットをTB1に組織する。
ステップ3において、UEは、スケジューリングコマンド2を受信し、さらに低い遅延要求のサービスデータパケットがないと判断すると、スケジューリングコマンド2を無視する。
ステップ4において、t1時刻から、1ms TTIでTB1を伝送する。ステップ3、ステップ4は、時間順に互換可能である。
基地局側:
ステップ1において、スケジューリングコマンド1を送信し、t1時刻から開始する1ms TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。
ステップ2において、スケジューリングコマンド2を送信し、t2時刻から開始する短TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。1ms TTIと短TTIのリソース衝突が生じる。
ステップ3において、eNBは、t1時刻から1ms TTIのTB1を受信し、t2時刻から短TTIのTB2を受信する。
ステップ4において、eNBは、受信したアップリング伝送のデータ解析をしてTB1を正しく受信し、TB2でデータ伝送がないと判断する。
実現シーン2
図9に示されているように、UEは、遅延要求を満たせるか否かに基づいて、低遅延のサービスデータパケットを1ms TTIで伝送するかを確定する(ケース2)。
スケジューリングコマンド1によって1ms TTIのアップリンクリソースを割り当て、t1時刻から伝送が開始される。スケジューリングコマンド2によって短TTIのアップリンクリソースを割り当て、t2時刻から伝送が開始される。UEは、スケジューリングコマンド1より前にバッファリングしたベアラデータパケットは、それぞれRB1のデータパケットとRB2のデータパケットである。RB1は、低遅延のサービスベアラである。
UE側:
ステップ1において、UEは、スケジューリングコマンド1を受信し、t1時刻から開始する1ms TTIがRB1の遅延要求を満たしていないと判断する。
ステップ2において、RB2のデータパケットをTB1に組織する。
ステップ3において、t1時刻から、1ms TTIでTB1を伝送する。
ステップ4において、UEは、スケジューリングコマンド2を受信し、RB1のデータパケットをTB2に組織する。
ステップ5において、t2時刻から、TB1の伝送を停止にし、TB2を伝送する。
ステップ5において、2つの最適化が考えられる。
最適化1:t1時刻の開始前に、TB2の伝送を理由にTB1の伝送を停止にすると確定するのであれば、t1時刻からTB1を伝送せず、t2時刻を待ってTB2の伝送を開始する。
最適化2:TB2の位置のみでTB1のデータシンボルを伝送せず、すなわち、TB2を伝送するリソースの位置がTB1伝送のパンチ位置であることに相当する。
最適化2の場合、eNBは、TB1を正しく解析する可能性がある。
ステップ6において、UEは、TB1を再送する。(ステップ5の最適化2を考慮しないと、TB1の現在の伝送が失敗したと見なす。)
基地局側:
ステップ1において、スケジューリングコマンド1を送信し、t1時刻から開始する1ms TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。
ステップ2において、スケジューリングコマンド2を送信し、t2時刻から開始する短TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。1ms TTIと短TTIのリソース衝突が生じる。
ステップ3において、eNBは、t1時刻から1ms TTIのTB1を受信し、t2時刻から短TTIのTB2を受信する。
ステップ4において、eNBは、受信したアップリング伝送のデータ解析をしてTB2を正しく受信し、TB1が停止されたと判断する(または、UE側のステップ5の最適化2に基づき、基地局は、TB1を正しく受信する可能性がある)。
実現シーン3
図10に示されているように、UEは、遅延要求を満たせるか否かに基づいて、低遅延のサービスデータパケットを1ms TTIで伝送するかを確定する(ケース3)。
スケジューリングコマンド1によって1ms TTIのアップリンクリソースを割り当て、t1時刻から伝送が開始される。スケジューリングコマンド2によって短TTIのアップリンクリソースを割り当て、t2時刻から伝送が開始される。UEは、スケジューリングコマンド1より前にバッファリングしたベアラデータパケットは、それぞれRB1のデータパケットとRB2のデータパケットである。RB1は、低遅延のサービスベアラである。スケジューリングコマンド1の後に、さらに低い遅延のサービスデータパケットRB3のデータパケットがUEに到着してバッファリングされる。
UE側:
ステップ1において、UEは、スケジューリングコマンド1を受信し、t1時刻から開始する1ms TTIがRB1の遅延要求を満たしていると判断する。
ステップ2において、RB1のデータパケットおよび格納可能なRB2のデータパケットをTB1に組織する。
ステップ3において、t1時刻から、1ms TTIでTB1を伝送する。
ステップ4において、UEは、スケジューリングコマンド2を受信し、さらに低い遅延のサービスデータパケットRB3が伝送待ちであると判断し、それをTB2に組織する。
ステップ5において、t2時刻から、TB1の伝送を停止にし、TB2を伝送する。
ステップ5において、2つの最適化が考えられる。
最適化1:t1時刻の開始前に、TB2の伝送を理由にTB1の伝送を停止にすると確定するのであれば、t1時刻からTB1を伝送せず、t2時刻を待ってTB2の伝送を開始する。
最適化2:TB2の位置のみでTB1のデータシンボルを伝送せず、すなわち、TB2を伝送するリソースの位置がTB1伝送のパンチ位置であることに相当する。
最適化2の場合、eNBは、TB1を正しく解析する可能性がある。
ステップ6において、UEは、TB1を再送する。(ステップ5の最適化2を考慮しないと、TB1の現在の伝送が失敗したと見なす。)
基地局側:
ステップ1において、スケジューリングコマンド1を送信し、t1時刻から開始する1ms TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。
ステップ2において、スケジューリングコマンド2を送信し、t2時刻から開始する短TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。1ms TTIと短TTIのリソース衝突が生じる。
ステップ3において、eNBは、t1時刻から1ms TTIのTB1を受信し、t2時刻から短TTIのTB2を受信する。
ステップ4において、eNBは、受信したアップリング伝送のデータ解析をしてTB2を正しく受信し、TB1が停止されたと判断する(または、UE側のステップ5の最適化2に基づき、基地局は、TB1を正しく受信する可能性がある)。
実施例4
図11に示されているように、本開示の実施例4によるサービスデータ伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ111と、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定し、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップ112とを含む。
具体的に、伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する。
さらに、所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送するステップ113を含む。
実施例5
図12に示されているように、本開示の実施例5によるサービスデータ伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ121と、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定するステップ122とを含む。
さらに、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップ123と、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視するステップ124を含む。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、下記ケースを含む。
ケース1:第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていない場合、前記第1スケジューリングリソースの伝送を行わない。例えば、第1スケジューリングリソースに対応する伝送ブロックTB1の伝送開始時刻をt1、第2スケジューリングリソースに対応する伝送ブロックTB2の伝送開始時刻をt2とすると、t1時刻の開始前に、TB2の伝送を理由にTB1の伝送を停止にすると確定すれば、t1からTB1の伝送を行わず、t2時刻を待ってTB2伝送を開始する。
ケース2:前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にする。例えば、TB2の位置のみでTB1のデータシンボルを伝送せず、すなわち、TB2を伝送するリソースの位置がTB1伝送のパンチ位置であることに相当する。
ケース3:前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続する。
再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行う。
実施例6
図13に示されているように、本開示の実施例6によるサービスデータ伝送方法において、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップ131と、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップ132を含む。
図14に示されているように、以下、具体的なスケジューリングシーンと結び付けて上記各実施例の全体的なフローおよび実施例4、5、6にそれぞれ対応する方法の過程を説明する。
ステップ141において、スケジューリングコマンド1(1ms TTIに対応する)を受信する。
ステップ142において、RB1以外のほかのRBのデータパケットをTB1にマッピングする。
ステップ143において、短TTIでスケジューリングされる第2スケジューリングリソースTB2を待ち、短TTIがあれば、RB1を当該短TTIに対応する伝送ブロックTB2にマッピングして伝送する。または、所定の期間中に、短TTIがなければ、スケジューリングリクエストを引き起こすか、競合リソースでRB1のデータパケットを伝送する。
ステップ144において、TB1の伝送開始時刻になると、伝送する。
ステップ145において、短TTIに対応するスケジューリングコマンド2を受信し、短TTIと1ms TTIの衝突が生じる。
ステップ146において、バッファにおける伝送待ちサービスデータパケットには、伝送待ちである低遅延のサービスデータパケット(RB1)があるか判断する。
ステップ147において、伝送待ちである低遅延のサービスデータパケットがあれば、TB1の伝送を停止にし、RB1をTB2にマッピングして伝送する。なければ、ステップ148に進む。
ステップ148において、スケジューリングコマンド2を無視する。または、UEに短TTIリソースが割り当てられるが、バッファに低遅延のサービスデータパケットがない場合、他のサービスデータパケット(RB2)を伝送してもよい。
ステップ149において、TB1の再送時刻になると、TB1を再送する。
実現シーン1
図15に示されているように、UEは、TTIの長さに基づいて、異なる遅延要求のデータパケットを伝送する(ケース1)。
スケジューリングコマンド1によって1ms TTIのアップリンクリソースを割り当て、t1時刻から伝送が開始される。スケジューリングコマンド2によって短TTIのアップリンクリソースを割り当て、t2時刻から伝送が開始される。UEは、スケジューリングコマンド1より前にバッファリングしたベアラデータパケットは、それぞれRB1のデータパケットとRB2のデータパケットである。RB1は、低遅延のサービスベアラである。
UE側:
ステップ1において、UEは、スケジューリングコマンド1を受信し、割り当てられるリソースが1ms TTIであると判断する。
ステップ2において、RB2のデータパケットをTB1に組織する。
ステップ3において、t1時刻から、1ms TTIでTB1を伝送する。
ステップ4において、UEは、スケジューリングコマンド2を受信し、RB1のデータパケットをTB2に組織する。
ステップ5において、t2時刻から、TB1の伝送を停止にし、TB2を伝送する。
ステップ5において、2つの最適化が考えられる。
最適化1:t1時刻の開始前に、TB2の伝送を理由にTB1の伝送を停止にすると確定するのであれば、t1時刻からTB1を伝送せず、t2時刻を待ってTB2の伝送を開始する。
最適化2:TB2の位置のみでTB1のデータシンボルを伝送せず、すなわち、TB2を伝送するリソースの位置がTB1伝送のパンチ位置であることに相当する。
最適化2の場合、eNBは、TB1を正しく解析する可能性がある。
ステップ6において、UEは、TB1を再送する。(ステップ5の最適化2を考慮しないと、TB1の現在の伝送が失敗したと見なす。)
基地局側:
ステップ1において、スケジューリングコマンド1を送信し、t1時刻から開始する1ms TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。
ステップ2において、スケジューリングコマンド2を送信し、t2時刻から開始する短TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。1ms TTIと短TTIのリソース衝突が生じる。
ステップ3において、eNBは、t1時刻から1ms TTIのTB1を受信し、t2時刻から短TTIのTB2を受信する。
ステップ4において、eNBは、受信したアップリング伝送のデータ解析をしてTB2を正しく受信し、TB1が停止されたと判断する(または、UE側のステップ5の最適化2に基づき、基地局は、TB1を正しく受信する可能性がある)。
実現シーン2
図16に示されているように、UEは、TTIの長さに基づいて、異なる遅延要求のデータパケットを伝送する(ケース2)。
スケジューリングコマンドによって短TTIのアップリンクリソースを割り当て、t2時刻から伝送が開始される。UEがスケジューリングコマンドより前にバッファリングしたベアラデータパケットは、遅延要求が高くないRB2のデータパケットしかない。
UE側:
ステップ1において、UEは、スケジューリングコマンドを受信し、割り当てられたリソースが短TTIであると判断する。
ステップ2において、RB2のデータパケットをTB2に組織する。
ステップ3において、t2時刻から、短TTIでTB1を伝送する。
基地局側:
ステップ1において、スケジューリングコマンドを送信し、t2時刻から開始する短TTIでのアップリンク伝送リソースを割り当てる。
ステップ2において、eNBは、t2時刻から短TTIのTB2を受信する。
ステップ3において、eNBは、受信したアップリング伝送のデータ解析をしてTB2を正しく受信する。
本開示の上記実施例に記載する方法は、1msと短TTIの衝突に限られず、長TTI(1ms TTI)と短TTIの長さの衝突の一般的なシーンに適用する。1ms TTIと短TTIの衝突の場合、UEが2回のスケジューリングでのリソースを同時に使用したデータ送信ができなければ、本開示の上記実施例に記載する方法によれば、遅延に感度の高いサービスのデータの優先的伝送が確保される。
実施例7
本開示の実施例7による端末は、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得することに用いられる取得モジュールと、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送モジュールとを含む。
ここで、前記伝送モジュールは、具体的に、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得ることに用いられる判断ユニットと、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第1マッピングユニットとを含み、ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
ここで、前記第1伝送遅延は、第2伝送遅延より大きい。
ここで、前記第1マッピングユニットは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送し、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送することに用いられる。
ここで、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1マッピングユニットは、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する。
ここで、前記第1マッピングユニットは、第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングすることに用いられる。
ここで、上記端末は、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第2マッピングユニットと、遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視する第3マッピングユニットをさらに含む。
ここで、上記端末は、前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第1リクエスト伝送モジュールをさらに含む。
ここで、前記伝送モジュールは、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定することに用いられる確定ユニットと、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送ユニットとを含む。
ここで、前記確定ユニットは、伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する。
ここで、端末は、所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第2リクエスト伝送モジュールをさらに含む。
ここで、前記確定ユニットは、前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する。
ここで、端末は、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第4マッピングユニットと、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することに用いられる第5マッピングユニットをさらに含む。
ここで、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていないのであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を行わず、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続することを含む。
ここで、端末は、再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行うことに用いられる再送モジュールをさらに含む。
ここで、前記確定ユニットは、現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送する。
なお、当該端末は、上記方法に対応する端末である。上記方法の実施例における全ての実現方式は、いずれも当該端末に適用し、同一の技術効果を奏することもできる。
実施例8
図17に示されているように、本開示の実施例8による端末は、プロセッサ600と、バスインタフェースを介して前記プロセッサ600に接続され、前記プロセッサの操作実行に用いられるプログラムとデータを格納することに用いられるメモリ620とを含む。プロセッサ600は、前記メモリ620に格納されるプログラムとデータを呼び出して実行する場合、ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得する機能と、現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送する機能とを実現するように構成される。
ここで、図17において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ600をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ620をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ610は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース630は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。プロセッサ600は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ620は、プロセッサ600による作業時に使用されるデータを格納できる。
実施例9
図18に示されているように、本開示の実施例9によるサービスデータパケット伝送方法において、アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信するステップ181と、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信するステップ182とを含む。
ここで、ステップ182において、第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始することを含む。ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットである。ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
実施例10
本開示の実施例10によるネットワーク側機器は、アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信することに用いられる送信モジュールと、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信することに用いられる受信モジュールとを含む。
ここで、前記受信モジュールは、第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始することに用いられる。ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットである。ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる。
なお、当該ネットワーク側機器は、基地局であってもよく、上記方法に対応する装置である。上記実施例における全ての実現方式は、いずれも当該ネットワーク側機器の実施例に適用し、上記方法と同一の効果を奏することもできる。
実施例11
本開示の実施例11によるネットワーク側機器は、プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続されるメモリと、バスインタフェースを介してプロセッサに接続されるトランシーバとを含む。前記メモリは、前記プロセッサの操作実行に用いられるプログラムとデータを格納することに用いられる。前記トランシーバを介してデータ情報またはパイロットを送信し、前記トランシーバを介してダウンリンク制御チャネルを受信する。プロセッサは、前記メモリに格納されるプログラムとデータを呼び出して実行する場合、アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信する機能と、前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信する機能とを実現するように構成される。
本開示の上記実施例に記載する方法は、1msと短TTIの衝突に限られず、長TTI(1ms TTI)と短TTIの長さの衝突の一般的なシーンに適用する。1ms TTIと短TTIの衝突の場合、UEが2回のスケジューリングでのリソースを同時に使用したデータ送信ができなければ、本開示の上記実施例に記載する方法によれば、遅延に感度の高いサービスのデータの優先的伝送が確保される。
以上、具体的な実施例と結び付けて本開示の基本的な原理を記載した。しかし、当業者にとって、本開示の方法および装置のすべてまたは任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはそれらの組み合わせによって実現されうることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
したがって、本開示の目的は、任意の計算装置で1つまたは一連のプログラムを実行することによっても実現されうる。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。したがって、本開示の目的は、前記方法または装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現されうる。すなわち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体または将来開発されうる任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品または各ステップは、分解および/または再度の組み合わせが可能である。これらの分解および/または再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、または、互いに独立に実行されてもよい。
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。なお、当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。

Claims (38)

  1. ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得するステップと、
    現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップとを含むサービスデータパケット伝送方法。
  2. 現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップは、
    ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るステップと、
    前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップとを含み、
    ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる請求項1に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  3. 前記第1伝送遅延が第2伝送遅延より大きい請求項2に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  4. 前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップは、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送するステップと、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送するステップを含む請求項3に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  5. 現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する請求項4に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  6. 前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングするステップは、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングすることを含む請求項2に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  7. 第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送し、
    遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することをさらに含む請求項4または6に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  8. 前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送することをさらに含む請求項2に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  9. 現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送するステップは、
    予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップと、
    前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送するステップとを含む請求項1に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  10. 現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、
    伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定することを含む請求項9に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  11. 前記ほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングした後に、
    所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送することをさらに含む請求項10に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  12. 現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、
    前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定することを含む請求項9に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  13. 第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送し、
    第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することをさらに含む請求項12に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  14. 前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、
    第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていないのであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を行わず、
    または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、
    または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続することを含む請求項7または13に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  15. 前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にした後に、
    再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行うことをさらに含む請求項7または13に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  16. 現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定するステップは、
    現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することを含む請求項9に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  17. ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得することに用いられる取得モジュールと、
    現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送モジュールとを含む端末。
  18. 前記伝送モジュールは、具体的に、
    ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得ることに用いられる判断ユニットと、
    前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第1マッピングユニットとを含み、
    ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる請求項17に記載の端末。
  19. 前記第1伝送遅延が第2伝送遅延より大きい請求項18に記載の端末。
  20. 前記第1マッピングユニットは、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たしているのであれば、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送し、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさないのであれば、前記現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち、前記第1伝送待ちサービスデータパケット以外のほかの伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送することに用いられる請求項19に記載の端末。
  21. 現在の伝送待ちサービスデータパケットには、前記第1遅延要求の長さより大きい第2遅延要求を有する第2伝送待ちサービスデータパケットをさらに含むのであれば、前記第1マッピングユニットは、前記第1伝送待ちサービスデータパケットと前記第2伝送待ちサービスデータパケットの少なくとも一部とを前記第1スケジューリングリソースにマッピングするとともに、前記第1伝送遅延内で伝送する請求項20に記載の端末。
  22. 前記第1マッピングユニットは、
    第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たさず、かつその後、前記ネットワーク側機器から送信される第2スケジューリングコマンドに指示される第2伝送遅延を有する第2スケジューリングリソースを受信すると、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングすることに用いられる請求項18に記載の端末。
  23. 第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、遅延要求が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低い第2伝送待ちサービスデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットに有するのであれば、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第2伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第2マッピングユニットと、
    遅延が前記第1伝送待ちサービスデータパケットより低いほかのデータパケットが現在の伝送待ちサービスデータパケットになければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視する第3マッピングユニットをさらに含む請求項20または22に記載の端末。
  24. 前記第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケットの第1遅延要求を満たさず、かつその後の所定期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなければ、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第1リクエスト伝送モジュールをさらに含む請求項18に記載の端末。
  25. 前記伝送モジュールは、
    予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求とスケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットを確定することに用いられる確定ユニットと、
    前記伝送待ちサービスデータパケットを前記スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる伝送ユニットとを含む請求項17に記載の端末。
  26. 前記確定ユニットは、
    伝送待ちサービスデータパケットのうち第1伝送待ちサービスデータパケット以外の、前記第1伝送待ちサービスデータパケットより遅延要求の高いほかの伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信したスケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する請求項25に記載の端末。
  27. 所定の期間中に、受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースがなく、予め決められた伝送サービスデータパケットの遅延要求と第1スケジューリングリソースとの対応関係に基づいて、アップリンクリソースのスケジューリングリクエストを主動的に引き起こす方式によって伝送待ちサービスデータパケットを伝送しまたは競合リソースで第1伝送待ちサービスデータパケットを伝送することに用いられる第2リクエスト伝送モジュールをさらに含む請求項26に記載の端末。
  28. 前記確定ユニットは、
    前記伝送待ちサービスデータパケットのうち、他の伝送待ちサービスデータパケットより遅延の低い第1伝送待ちサービスデータパケットを、現在受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送遅延に対応する伝送待ちサービスデータパケットとして確定する請求項25に記載の端末。
  29. 第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットのうち前記第1伝送待ちサービスデータパケットが伝送待ちであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、前記第1伝送待ちサービスデータパケットを前記第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送することに用いられる第4マッピングユニットと、
    第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットに伝送待ちの前記第1伝送待ちサービスデータパケットがなければ、前記第2スケジューリングコマンドを無視することに用いられる第5マッピングユニットをさらに含む請求項28に記載の端末。
  30. 前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にすることは、
    第1スケジューリングリソースの伝送停止を確定したと判断すると、前記第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻になっていないのであれば、第1スケジューリングリソースの伝送を行わず、
    または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、前記第1スケジューリングリソースの伝送を停止にし、
    または、前記第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻になると、第1スケジューリングリソースの伝送を一時停止し、前記第2スケジューリングリソースの伝送が終了すると、第1スケジューリングリソースの余剰部分の伝送を継続することを含む請求項23または29に記載の端末。
  31. 再送時刻になると、再送スケジューリングコマンドに基づいて前記第1スケジューリングリソースの再送を行うことに用いられる再送モジュールをさらに含む請求項23または29に記載の端末。
  32. 前記確定ユニットは、
    現在の伝送待ちサービスデータパケットには、現在受信したスケジューリングコマンドに指示されるスケジューリングリソースの伝送遅延より長い単一種類の伝送遅延要求の伝送待ちサービスデータパケットしか含まれないのであれば、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送する請求項25に記載の端末。
  33. アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信するステップと、
    前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信するステップとを含むサービスデータパケット伝送方法。
  34. 前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信するステップは、
    第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始することを含み、
    ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、
    端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットであり、
    ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる請求項33に記載のサービスデータパケット伝送方法。
  35. アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信することに用いられる送信モジュールと、
    前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信することに用いられる受信モジュールとを含むネットワーク側機器。
  36. 前記受信モジュールは、
    第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、または、第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースの伝送開始時刻で、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記第1スケジューリングリソースにマッピングしたサービスデータパケットの受信を開始し、
    ここで、第1スケジューリングリソースでのサービスデータパケットと、第2スケジューリングリソースでのサービスデータパケットは、
    端末が、ネットワーク側機器から送信される第1スケジューリングコマンドに指示される第1スケジューリングリソースの伝送遅延要求が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求を満たすか判断して判断結果を得るとともに、前記判断結果に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記第1スケジューリングリソース、または、その後受信した第2スケジューリングコマンドに指示される第2スケジューリングリソースにマッピングして伝送するサービスデータパケットであり、
    ここで、前記第2スケジューリングリソースの第2伝送遅延と前記第1スケジューリングリソースの第1伝送遅延とは異なる請求項35に記載のネットワーク側機器。
  37. プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続され、前記プロセッサの操作実行に用いられるプログラムとデータを格納することに用いられるメモリとを含む端末であって、
    プロセッサは、前記メモリに格納されるプログラムとデータを呼び出して実行する場合、
    ネットワーク側機器から送信されるアップリンクリソースのスケジューリングコマンドを受信すると、現在の伝送待ちサービスデータパケットの、遅延を含む属性情報を取得する機能と、
    現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて、前記伝送待ちサービスデータパケットを前記アップリンクリソースにマッピングして伝送する機能とを実現するように構成される端末。
  38. プロセッサと、バスインタフェースを介して前記プロセッサに接続され、前記プロセッサの操作実行に用いられるプログラムとデータを格納することに用いられるメモリとを含むネットワーク側機器であって、
    プロセッサは、前記メモリに格納されるプログラムとデータを呼び出して実行する場合、
    アップリンクリソースのスケジューリングコマンドを端末に送信する機能と、
    前記スケジューリングコマンドに指示されるアップリンクリソースで、端末が現在の伝送待ちサービスデータパケットの遅延要求に応じて前記アップリンクリソースにマッピングしたサービスデータパケットを受信する機能とを実現するように構成されるネットワーク側機器。
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