JP2019515530A - アップリンク送信タイミング制御 - Google Patents

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Abstract

本明細書の1つまたは複数の実施形態は、ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング調整のための方法に関する。カバレッジ拡張モードは、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含む。本方法は、ダウンリンクタイミングの変化を決定することと(210)、第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定することと(240)、ダウンリンクタイミングの変化と、第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、第1の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施することと(260)を含む。【選択図】図2a

Description

本開示の実施形態は、一般にワイヤレス通信の分野に関し、より詳細には、エボルブドマシン型通信(eMTC)デバイスおよび/または狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)デバイスなど、ワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング制御に関する。
第3世代パートナーシップ(3GPP)のメンバーによって規格化され、「UMTSのLong Term Evolution(LTE)」(LTE)と呼ばれる、ワイヤレスシステムのための現在の仕様は、ワイヤレス通信デバイスが、サービングセルダウンリンクタイミングの検出された変化に応答して、アップリンク送信タイミングを変更することを許容し、これは、そのような変更が、3GPP TS 36.133 V12.7.0、セクション7.1.2において明記されているルールに従って漸進的に行われることを前提とするものである。たとえば、非初期送信、および1.4MHzのLTE帯域幅(最小サンプルレート1.92MS/s)の場合、
○ 1つの補正における最大タイミング調整は、17.5TS(0.6μs)を超えないものとし、
○ 最小アグリゲート調整レートは、毎秒7TS(0.2μs)であるものとし、
○ 最大アグリゲート調整レートは、200ミリ秒(ms)当たり17.5TS(0.6μs)であるものとする。
ネットワークノードは、アップリンク信号に、望ましい時点においてネットワークノード受信機に到着させるために、ワイヤレス通信デバイスに、アップリンク送信タイミングを調整するためのタイミングアドバンスコマンド(TAC)を送り得る。
ワイヤレス通信デバイスがカバレッジ拡張モードで動作し、カバレッジ拡張がメッセージ繰返しによって与えられるとき、タイミングアドバンス制御ループレイテンシは、従来のLTEシステム動作におけるものよりも長くなる。これは、複数のサブフレームからのアップリンク参照信号が、望ましい信号受信時間に関する不整合がそれから決定され得るチャネル推定値を決定するために、ネットワークノードによって平均化またはフィルタ処理されなければならないことがあるからである。さらに、半二重周波数分割複信(HD−FDD)構成がワイヤレス通信デバイスによって(たとえば、HD−FDD eMTCおよび/またはNB−IoTデバイスにおいて)使用されるとき、ネットワークノードは、デバイスにTACを送る機会がより少なくなる。詳細には、アップリンク送信期間の間に、HD−FDD構成において動作するワイヤレス通信デバイスは、ダウンリンクをリッスンしないことになり、したがって、ダウンリンク受信期間に同調して戻るまでネットワークノードの到達範囲の外側にある。
拡張カバレッジにおいて動作するとき、特に、アップリンク信号がある数の繰返しを伴って送信されるとき、ワイヤレス通信デバイスがワイヤレス通信デバイスのタイミングをどのように、およびいつ調整するかが指定されないので、3GPP TS 36.133 V12.7.0、セクション7.1.2における既存のルールは、拡張カバレッジモードで動作しており、アップリンク信号送信の繰返しを採用しているデバイス(たとえば、eMTC、NB−IoTデバイスなど)に適用され得ない。
以下で詳細に説明される技法および装置のうちのいくつかの目的は、上記の欠点のうちの少なくとも1つをなくし、eMTCまたはNB−IoTなどのワイヤレス通信デバイスと、ワイヤレス通信システムにおけるネットワークノードとの間の改善された通信を与えることである。本明細書で説明される技法の第1の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス通信システムによって達成される。本システムは、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスと、ワイヤレス通信デバイスをサービングするネットワークノードとを備える。ネットワークノードは、ワイヤレス通信デバイスに参照信号を送信するための送信ユニットを備える。ワイヤレス通信デバイスは、参照信号に基づいて、ダウンリンクタイミングの変化を決定するように設定された第1の決定ユニットと、第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定するように設定された第2の決定ユニットと、ダウンリンクタイミングの変化と、第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、第1の繰返し期間外で第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングの調整を実施するように設定された調整ユニットとを備える。
別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング調整のための方法によって達成される。カバレッジ拡張モードは、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含む。本方法は、ダウンリンクタイミングの変化を決定することと、第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定することと、ダウンリンクタイミングの変化と、第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、第1の繰返し期間外で第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングの調整を実施することとを含む。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング調整のための方法によって達成される。カバレッジ拡張モードは、それぞれの繰返し期間内の複数のアップリンク信号の繰返し送信を含む。本方法は、それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、それぞれの繰返し期間を整合させることを含む。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスによって達成される。カバレッジ拡張モードは、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含む。本ワイヤレス通信デバイスは、ダウンリンクタイミングの変化を決定するように設定された第1の決定ユニットと、第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定するように設定された第2の決定ユニットと、ダウンリンクタイミングの変化と、第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、第1の繰返し期間外で第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングの調整を実施するように設定された調整ユニットとを備える。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス通信デバイスのためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するための方法によって達成される。本方法は、ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定することと、ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも2つのアップリンク信号のそれぞれの繰返し期間を整合させることを可能にすることとを含む。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス通信デバイスのためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するためのネットワークノードによって達成される。本ネットワークノードは、ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定するように設定された決定ユニットと、ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも2つのアップリンク信号のそれぞれの繰返し期間を整合させることを可能にするように設定された可能化ユニット(enabling unit)とを備える。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスによって達成される。本ワイヤレス通信デバイスは、命令を記憶した非一時的機械可読記憶媒体と、非一時的機械可読記憶媒体に通信可能に結合されたプロセッサとを備える。プロセッサは、ワイヤレス通信デバイスにおける方法を実施するために、非一時的機械可読記憶媒体に記憶された命令を実行するように設定される。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、ワイヤレス通信デバイスのためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するためのネットワークノードによって達成される。本ネットワークノードは、命令を記憶した非一時的機械可読記憶媒体と、非一時的機械可読記憶媒体に通信可能に結合されたプロセッサとを備える。プロセッサは、ネットワークノードにおける方法を実施するために、非一時的機械可読記憶媒体に記憶された命令を実行するように設定される。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、サービングセルによってサービングされるUEにおける方法によって達成される。本方法は、サービングセルからUEにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングが、ある量だけ基準時間に関して変化したと決定するステップと、UEが、時間期間(T0)上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号を送信するように設定されるかどうかを決定するステップと、第1の信号を送信するためのアップリンク送信タイミングが調整される調整時間リソースを決定するステップとを含み、その調整時間リソースは、ダウンリンク受信タイミングの決定された変化に応答して決定され、UEが、繰返しを伴う第1の信号で設定されるのか、繰返しを伴わない第1の信号で設定されるのかに依存する(たとえば、サブフレームなど、調整時間リソースは、繰返しが設定された場合、T0の直後に生じる)。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、サービングセルによってサービングされるUEにおける方法によって達成される。本方法は、サービングセルからUEにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングが、ある量だけ基準時間に関して変化したと決定するステップと、UEが、時間期間(T1)上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号と、時間期間(T2)上でのある繰返しを伴う第2のアップリンク信号とを含む、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定するステップと、第1の信号および第2の信号のうちの少なくとも1つを送信するためのアップリンク送信タイミングが調整される調整時間リソースを決定するステップとを含み、その調整時間リソースは、ダウンリンク受信タイミングの決定された変化に応答して決定され、T1の開始時間とT2の開始時間との間の関係、および/またはT1の終了時間とT2の終了時間との間の関係にさらに依存する(たとえば、サブフレームなど、調整時間リソースは、T2がT1の後に終了する場合、T2の直後に生じる)。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、UEをサービングするネットワークノードにおける方法によって達成される。本方法は、サービングセルからUEにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングが、ある量だけ基準時間に関して変化したと決定するステップと、UEが、時間期間(T1)上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号と、時間期間(T2)上でのある繰返しを伴う第2のアップリンク信号とを含む、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定するステップと、T1およびT2が、ある関係、たとえば、T1およびT2が、同時に、たとえば、同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて開始することと、T1およびT2が、同時に、たとえば、同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて終了することと、T1およびT2が、ある持続時間(Δ1)内に、たとえば、5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始することと、T1およびT2が、ある持続時間(Δ2)内に、たとえば、10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了することとのうちの1つまたは複数によって関係付けられるように、UEが第1のアップリンク信号および第2のアップリンク信号を送信することを可能にするための情報を伴ってUEを設定するステップとを含む。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、上記の方法のうちの1つまたは複数を行わせる命令を搬送するコンピュータ可読媒体によって達成される。
また別の態様によれば、目的のうちの1つまたは複数は、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに、上記の方法のうちの1つまたは複数を行わせる、ワイヤレス通信デバイスまたはネットワークノードのプロセッサによってアクセス可能なコンピュータプログラムによって達成される。
これらの態様のうちの1つまたは複数は、ネットワークノード側における繰り返されるアップリンク送信の累積およびフィルタ処理を可能にし、したがって、ワイヤレス通信システムのアップリンクスループットを改善することができる。
本開示における実施形態が、以下の説明と、本開示の実施形態を示すために使用される添付の図面とを参照することによって最も良く理解され得る。
例示的な実施形態による、ワイヤレス通信システムの簡略ブロック図である。 例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御のためのワイヤレス通信デバイスによって実施される方法を示す図である。 別の例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御のためのワイヤレス通信デバイスによって実施される方法を示す図である。 例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスの簡略ブロック図である。 別の例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスの簡略ブロック図である。 例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御のためのネットワークノードによって実施される方法を示す図である。 例示的な実施形態による、ネットワークノードの簡略ブロック図である。 別の例示的な実施形態による、ネットワークノードの簡略ブロック図である。
本明細書で説明される実施形態の上記および他の目的、特徴、および利点は、様々な図全体にわたって参照符号が同じ部分を指す添付の図面に示されている好ましい実施形態の以下のより具体的な説明から明らかになろう。図面は必ずしも一定の縮尺であるとは限らず、いくつかの特徴の寸法は明快のために誇張されていることがある。代わりに、本明細書では、実施形態の原理を示すことに重きが置かれている。
別段に定義されていない限り、本明細書で使用される技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。コンテキストから別段に明らかでない限り、本明細書で使用される「第1の」、「第2の」などという用語は、順序、量、または重要性を示すのではなく、むしろ、ある要素を別の要素と区別するために使用される。また、「a」および「an」という用語は、量の限定を示すのではなく、むしろ、参照された項目のうちの少なくとも1つの存在を示す。「または」という用語は、包含的であり、リストされた項目のうちの1つ、いくつか、またはすべてを意味するものである。本明細書における「含む(including)」、「備える/含む(comprising)」または「有する(having)」およびそれらの変形形態の使用は、その後リストされる項目およびそれらの等価物ならびに追加の項目を包含するものである。「接続された」、「結合された」という用語は、物理的または機械的接続または結合に限定されず、直接的か間接的かにかかわらず、電気的接続または結合を含むことができる。さらに、「回路(circuit)」、「回路(circuitry)」、「コントローラ」、および「プロセッサ」という用語は、単一の構成要素、あるいは能動的および/または受動的のいずれかであり、説明される機能を与えるために互いに接続されたかまたはさもなければ結合された複数の構成要素のいずれかを含み得る。
「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことがある。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは当業者の知識内にあることが具申される。
破線の境界線(たとえば、大きい破線、小さい破線、一点鎖線、および点)をもつ括弧内のテキストおよびブロックは、本開示の実施形態に追加の特徴を追加する随意の動作を示すために本明細書で使用され得る。しかしながら、そのような記法は、これらが唯一のオプションまたは随意の動作であること、および/または実線の境界線をもつブロックが、本開示のいくつかの実施形態において随意でないことを意味するようにとられるべきではない。
以下の説明および特許請求の範囲において、「結合された」および「接続された」という用語は、それらの派生語とともに、使用され得る。これらの用語は、互いのための類義語として意図されないことを理解されたい。「結合された」は、互いに直接物理的にまたは電気的に接触していることも接触していないこともある2つまたはそれ以上の要素が、協働するかまたは互いに対話することを示すために使用される。「接続された」は、互いに結合された2つまたはそれ以上の要素間の通信の確立を示すために使用される。
eMTC
投稿文書3GPP RP−152024および3GPP R1−157926として3GPPによって識別される3GPP技術投稿において明記されているeMTC特徴は、UEカテゴリーM1(または略してCat−M1)と呼ばれる低複雑度ユーザ機器(UE)カテゴリーと、UEカテゴリーM1または他のLTE UEカテゴリーとともに使用され得るカバレッジ拡張技法(CEモードAおよびB)とを含む。
3GPP TS 36.133 V12.7.0、セクション7.1.2において定義されている、Cat−M1とCEモードAおよびBの両方のための、すべてのeMTC特徴は、通常LTEと比較して低減された最大チャネル帯域幅を使用して動作する。eMTCにおける最大チャネル帯域幅は1.4MHzであるが、通常LTEでは最大チャネル帯域幅は最高20MHzである。eMTC UEは、概して問題なしに、依然として、より大きいLTEシステム帯域幅内で動作することが可能である。通常LTE UEと比較した主な違いは、eMTCが、一度に6つの物理リソースブロック(PRB)を用いてスケジュールされるにすぎないことがあることであり、ここで、これらのPRBの各々は、180kHzの帯域幅を有する。
CEモードAおよびBでは、物理チャネルのカバレッジは、様々なカバレッジ拡張技法を通して拡張され、最も重要なことは繰返しまたは再送信である。それの最も単純な形態では、これは、送信されるべき1ミリ秒サブフレームが、小さいカバレッジ拡張が必要とされる場合、ある回数、たとえば、ほんの数回繰り返されるか、または大きいカバレッジ拡張が必要とされる場合、数百または数千回繰り返されることを意味する。
NB−IoT
3GPPの狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)イニシアチブの目的は、改善された屋内カバレッジに対処するE−UTRA(LTE)の非後方互換性変形態、大量の低スループットデバイスのサポート、低遅延感度、超低デバイスコスト、低デバイス電力消費および(最適化された)ネットワークアーキテクチャに大いに基づいて、セルラーモノのインターネット(IoT)のための無線アクセスを指定することである。
NB−IoTキャリアBW(Bw2)は200KHzである。対照的に、LTEの動作帯域幅(Bw1)の例は、1.4MHz、3MHz、5MHz、10MHz、15MHz、20MHzなどである。
NB−IoT無線アクセスは、以下の3つの異なる動作モードをサポートする。
1. たとえば、1つまたは複数のGSMキャリアの代替としてGERANシステムによって現在使用されているスペクトルを利用する「スタンドアロン動作」。原則として、この動作モードは、別のコロケートされた(または重複する)システムのキャリア内にも、別のシステムの動作キャリアのガード帯域内にもないキャリア周波数を使用することができる。他のシステムは、別のNB−IoT動作または他の無線アクセス技術(RAT)、たとえば、LTEであり得る。
2. LTEキャリアのガード帯域内の未使用リソースブロックを利用する「ガード帯域動作」。ガード帯域という用語は、ガード帯域幅と互換的に呼ばれることもある。一例として、20MHzのLTE BW(すなわち、Bw1=20MHzまたは100RB)の場合、NB−IOTのガード帯域動作は、中心18MHz外であるが20MHz LTE BW内のどこにでも配置され得る。
3. 通常LTEキャリア内のリソースブロックを利用する「帯域内動作」。帯域内動作は、帯域幅内動作(in−bandwidth operation)と互換的に呼ばれることもある。より一般的には、別のRATのBW内のあるRATの動作も、帯域内動作と呼ばれる。一例として、50個のRBのLTE BW(すなわち、10MHzまたは50個のRBのBw1)では、50個のRB内の1つのリソースブロック(RB)上のNB−IoT動作が、帯域内動作と呼ばれる。
NB−IoTでは、ダウンリンク送信は、すべてのシナリオ、すなわち、スタンドアロン、ガード帯域、および帯域内のための15kHzサブキャリア間隔をもつ、直交周波数分割多重(OFDM)に基づく。アップリンク送信の場合、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)に基づくマルチトーン送信と、シングルトーン送信の両方がサポートされる。これは、ダウンリンクにおける、および部分的にアップリンクにもおけるNB−IoTのための物理的波形が、レガシーLTEにおける物理的波形と同様であることを意味する。
ダウンリンク設計では、NB−IoTは、異なる物理チャネルによって搬送されるマスタ情報ブロードキャストとシステム情報ブロードキャストの両方をサポートする。帯域内動作の場合、NB−IoT UEが、レガシーPRBインデックスを知ることなしに(NPBCHとも呼ばれる)NB−PBCHを復号することが可能である。NB−IoTは、物理ダウンリンク制御チャネル(NPDCCHとも呼ばれる、NB−PDCCH)と、物理ダウンリンク共有チャネル(NPDSCHとも呼ばれる、PDSCH)の両方をサポートする。NB−IoT無線アクセスの動作モードがUEに示されなければならず、現在、3GPPは、(NSSSとも呼ばれる)NB−SSS、(NPBCHとも呼ばれる、NB−PBCH上で搬送される)NB−MIB、または場合によっては他のダウンリンク信号による指示を考慮する。
NB−IoTにおいて使用されるべき参照信号は、まだ指定されていない。しかしながら、一般的な設計原理がレガシーLTEの設計原理に従うことになることが予想される。ダウンリンク同期信号は、1次同期信号(NPSSとも呼ばれる、NB−PSS)と、2次同期信号(NSSSとも呼ばれる、NB−SSS)とから構成される可能性が高いであろう。
半二重動作
半二重(HD)動作、またはより詳細には半二重FDD(HD−FDD)動作では、アップリンク(UL)送信およびダウンリンク(DL)送信は、ぺアにされた異なるキャリア周波数上で行われるが、同じセル中で時間的に同時に行われない。これは、アップリンク送信およびダウンリンク送信が、異なる時間リソースにおいて行われることを意味する。時間リソースの例は、シンボル、タイムスロット、サブフレーム、送信時間間隔(TTI)、インターリービング時間などである。言い換えれば、アップリンクおよびダウンリンク(たとえば、サブフレーム)は時間的に重複しない。ダウンリンク、アップリンク、または未使用サブフレームのために使用されるサブフレームの数およびロケーションは、フレームごとに、または複数のフレームごとに変動することがある。たとえば、ある無線フレーム(たとえば、フレーム#1)では、サブフレーム#9、#0、#4および#5はダウンリンクのために使用され得、サブフレーム#2および#7はアップリンク送信のために使用される。しかし、別のフレーム(たとえば、フレーム#2)では、サブフレーム#0および#5はダウンリンクのために使用され、サブフレーム#2、#3、#5、#7および#8はアップリンク送信のために使用される。
タイミングアドバンス
アップリンクSC−FDMA送信における直交性を保存するために、LTEにおける複数のユーザ機器(UE)からのアップリンク送信は、基地局、たとえば、LTE eノードBなど、受信機において時間整合される必要がある。これは、同じeノードBの制御下にあるUEの送信タイミングが、UEの受信信号がほぼ同時にeノードB受信機に到着することを保証するように調整されるべきであることを意味する。より詳細には、UEの受信信号は、サイクリックプレフィックス(CP)内でうまく到着するべきであり、ここで、ノーマルCP長は約4.7μsである。これは、eノードB受信機が、複数のUEからの信号を受信および処理するために、同じリソース、すなわち、同じ離散フーリエ変換(DFT)リソースまたは高速フーリエ変換(FFT)リソースを使用することが可能であることを保証する。
アップリンクタイミングアドバンス(TA)が、そのUEからのアップリンク送信に関する測定値に基づいてUEに送られる、タイミング整合コマンドとも呼ばれる、タイミングアドバンスコマンドを通してeノードBによって維持される。たとえば、eノードBは、各UEが、そのUEに必要とされるTAの値を決定するために、2方向伝搬遅延またはラウンドトリップ時間を測定する。
サブフレームn上で受信されたタイミングアドバンスコマンドの場合、アップリンク送信タイミングの対応する調整は、サブフレームn+6の始めからUEによって適用される。タイミングアドバンスコマンドは、16Tsの倍数として、UE送信の現在のアップリンクタイミングに対するアップリンクタイミングの変化を示し、ここで、Ts=32.5nsであり、LTEにおいて「基本時間単位」と呼ばれる。
eノードBによって送信されるランダムアクセス応答メッセージの場合、タイミングアドバンスグループ(TAG)のための11ビットタイミングアドバンスコマンド(TA)は、TA=0、1、2、...、1282のインデックス値によってNTA値を示し、ここで、TAGのための時間整合の量は、NTA=TA×16によって与えられる。NTAは、セクション「特定のサブフレームオフセットをもつE−UTRA TDD測定ギャップの整合」において上記で定義されている。
他の場合には、TAGのための6ビットタイミングアドバンスコマンド(TA)は、TA=0、1、2、...、63のインデックス値による、現在のNTA値(NTA、old)の、新しいNTA値(NTA、new)への調整を示し、ここで、NTA、new=NTA、old+(TA−31)×16である。ここで、正または負の量によるNTA値の調整は、それぞれ、所与の量だけTAGのためのアップリンク送信タイミングを進めることまたは遅延させること示す。
タイミングアドバンス更新は、MAC PDUにおいて、UEにエボルブドノードB(eNB)によってシグナリングされる。
カバレッジ拡張
IoTデバイスと基地局との間の経路損失は、デバイスが、建築物の地階中など、遠隔ロケーション中にあるセンサーまたは計量デバイスとして使用されるときなど、いくつかのシナリオでは極めて大きくなり得る。そのようなシナリオでは、基地局からの信号の受信は極めて難しいことがある。たとえば、経路損失は、通常動作と比較して20dBだけより悪くなり得る。そのような課題に対処するために、アップリンクにおけるおよび/またはダウンリンクにおけるカバレッジは、(レガシーカバレッジとも呼ばれる)通常カバレッジに関して実質的に拡張されなければならない。これは、カバレッジを拡張するためのUEにおけるおよび/または無線ネットワークノードにおける1つまたは複数の高度技法を採用することによって実現される。そのような高度技法のいくつかの非限定的な例は、送信電力ブースティング、送信信号の繰返し、送信信号に追加の冗長性を適用すること、高度/拡張受信機アーキテクチャの使用などを含む。概して、そのようなカバレッジ拡張技法を採用するとき、IoT無線アクセスは、「カバレッジ拡張(coverage enhancing)モード」またはカバレッジ拡大(coverage extending)モードで動作していると見なされる。
カバレッジ拡張が送信繰返しによって与えられるとき、カバレッジ拡張モードAおよびBのための、それぞれ、PDSCHおよびPUSCHのための繰返しの最大数は、セル固有ブロードキャストパラメータによって与えられる。
・ pdsch−maxNumRepetitionCEmodeA(最高32回の繰返し)、
・ pdsch−maxNumRepetitionCEmodeB(最高2048回の繰返し)、
・ pusch−maxNumRepetitionCEmodeA(最高32回の繰返し)、
・ pusch−maxNumRepetitionCEmodeB(最高2048回の繰返し)。
特定のワイヤレス通信デバイスによって使用するための繰返しの厳密な数は、ダウンリンク制御チャネルM−PDCCH上で搬送されるダウンリンク制御情報(DCI)を介して動的にシグナリングされる。このチャネルも、各ワイヤレス通信デバイスのために個々に設定された特定の繰返し数に従って繰り返され得る。
・ mPDCCH−NumRepetition(最高256回の繰返し)。
ワイヤレス通信デバイスがアップリンク制御チャネル上で送信するとき、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワークノードによって個々に設定された繰返しを使用し得る。
・ pucch−NumRepetitionCE−Format1(最高8回(モードA)の繰返し、または最高32回(モードB)の繰返し)、
・ pucch−NumRepetitionCE−Format2(最高8回(モードA)の繰返し、または最高32回(モードB)の繰返し)。
したがって、カバレッジに応じて、ワイヤレス通信デバイスは異なる数の繰返しを適用し得る。
低複雑度UE(たとえば、1つの受信機または「Rx」をもつUE)も、拡張カバレッジ動作モードをサポートすることが可能であり得る。セルに関するUEのカバレッジレベルは、そのセルに関する、信号品質、信号強度または経路損失など、信号レベルとして表され得る。
例示的なワイヤレス通信システム
図1は、本明細書で説明される1つまたは複数の実施形態が実装され得る例示的なワイヤレス通信システム100の簡略ブロック図である。ワイヤレス通信システム100は、LTEシステムに関して、LTE用語を使用して以下で説明され得る。しかしながら、システム100のコンテキストにおいて説明される技法および装置は、好適な変更により、UEが、信号(たとえば、データ)、たとえば、LTE FDD/TDD、WCDMA/HSPA、GSM/GERAN、Wi Fi、WLAN、CDMA2000、NRなどを受信および/または送信する、RATシステムまたはマルチRATシステムに適用可能であり得る。ネットワークノードは、2つ以上のセルを使用する、たとえば、PCell、SCell、PSCellを使用する動作のために設定され得る。
例示的な一実施形態では、ワイヤレス通信システム100は、少なくとも1つのネットワークノード120と、ネットワークノード120によってサービングされる少なくとも1つのワイヤレス通信デバイス110とを含み得る。図1に示されているネットワークノード120および/またはワイヤレス通信デバイス110の数は、例示的なものにすぎず、限定的ではない。ネットワークノード120は、無線基地局と呼ばれ、当技術分野では、時々、マクロ基地局、ノードB、またはBノード、eノードB(eNB)と呼ばれることもあり、当技術分野では、時々、マイクロ/フェムト/ピコ基地局、マイクロ/フェムト/ピコノードB、またはマイクロ/フェムト/ピコBノード、マイクロ/フェムト/ピコeノードB(eNB)と呼ばれることもある。さらに、ネットワークノード120はまた、eノードBが行うのと同様の、本明細書のD2D通信への寄与を可能にすることができる、WLANアクセスポイントなど、ワイヤレスネットワークにおける他のデバイスであり得る。
ワイヤレス通信デバイス110はセルによってサービングされ得、異なるセルによってサービングされる数が同等である必要はない。本明細書で使用される「ワイヤレス通信デバイス」という用語は、携帯電話(「セルラー」電話)、およびモバイル終端をもつラップトップなど、通信ネットワークを介して通信することを可能にされたデバイスのすべての形式を示し得、したがって、たとえば、音声および/またはデータを無線アクセスネットワークと通信する、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)など、ポータブル、ポケット、ハンドヘルドデバイス、デスクトップ、ラップトップなど、コンピュータを含むデバイス、車両、またはメーター、家庭用器具、医療器具、マルチメディアデバイスなど、他のデバイスなどであり得る。
図3aは、例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイス110の簡略ブロック図である。図3aに示されているように、ワイヤレス通信デバイス110は、限定はしないが、互いと動作可能に結合された、調整ユニット320と、第1の決定ユニット310と、第2の決定ユニット330と、第3の決定ユニット340とを備え得る。
図5aは、例示的な実施形態による、ネットワークノード120の簡略ブロック図である。図5aに示されているように、ネットワークノード120は、限定はしないが、互いと動作可能に結合された、決定ユニット510と、可能化ユニット520と、送信ユニット530とを備え得る。
ワイヤレス通信システム100に関するさらなる詳細が、以下で図1、図3aおよび図5aに関して説明され得る。
一実施形態では、ネットワークノード120は、送信ユニット530を介してワイヤレス通信デバイス110に参照信号を送信し、ワイヤレス通信デバイス110は、繰返し期間の間のアップリンク信号の繰返し送信を含む拡張カバレッジモードで動作することと、第1の決定ユニット310を介して参照信号からのダウンリンクタイミングの変化を決定することとを行うように設定され得る。たとえば、ワイヤレス通信デバイス110は、サービングセルからの受信された参照信号のダウンリンクタイミングが、ある量だけ基準時間に関して変化したと決定し得る。ワイヤレス通信デバイス110は、第2の決定ユニット330を介して、繰返し期間が継続中であるかどうかを決定するようにさらに設定され得る。ダウンリンクタイミングの変化に応答して、ワイヤレス通信デバイス110は、調整ユニット320を介して繰返し期間外でアップリンク信号のアップリンク送信タイミングの調整を実施するように設定され得る。
別の実施形態では、ネットワークノード120は、決定ユニット510を介して、ワイヤレス通信デバイス110が、時間期間T1上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号と、時間期間T2上でのある繰返しを伴う第2のアップリンク信号とを含む、少なくとも部分的に重複された繰返し期間をもつ少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定し、したがって、可能化ユニット520を介して、ワイヤレス通信デバイス110が、繰返し期間T1およびT2の重複時間が最大にされ得るか、または少なくとも2つのアップリンク信号の単一の送信が最小にされ得るように、所定のルールに従って、繰返し期間T1と繰返し期間T2とを整合させることを可能にし得る。
たとえば、ネットワークノード120は、ワイヤレス通信デバイス110が、繰返し期間T1およびT2が、ある関係、たとえば、以下のうちの1つまたは複数によって関係付けられるように、第1のアップリンク信号および第2のアップリンク信号を送信することを可能にするための情報を用いてワイヤレス通信デバイス110を設定し得る。
・ 繰返し期間T1およびT2が、同時に、たとえば、同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて開始すること、
・ 繰返し期間T1およびT2が、同時に、たとえば、同じサブフレームにおいてなど、同じ時間リソースにおいて終了すること、
・ 繰返し期間T1およびT2が、ある持続時間(Δ1)内に、たとえば、5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始すること、および
・ 繰返し期間T1およびT2が、ある持続時間(Δ2)内に、たとえば、10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了すること。
一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス110における第3の決定ユニット340は、ネットワークノードによって送信されるダウンリンク制御情報(DCI)であって、第1のアップリンク信号の繰返し送信のために使用すべき繰返数に関する明示的または暗黙的情報を含んでいる、DCIと、ネットワークノードによって与えられる無線リソース制御(RRC)構成であって、RRC構成が、無線リソース時間単位中のワイヤレス通信デバイスのためのリソース数を含んでおり、リソース数が、繰返数を明示的または暗黙的に示す、RRC構成とのうちの1つに基づいて、繰返し期間が1つの無線リソース時間単位よりも長いかどうかを決定するように設定され得る。
例示的なワイヤレス通信デバイス
EUTRAN規格に準拠するワイヤレス通信デバイスのタイミング調整挙動は、3GPP 36.133 V12.9.0、セクション7.1.2において明記されているいくつかのルールによって管理される。これらのルールによれば、非初期送信、およびLTE帯域幅1.4MHz(最小サンプルレート1.92MS/s)の場合、
○ 1つの補正における最大タイミング調整は、17.5TS(0.6μs)を超えないものとし、
○ 最小アグリゲート調整レートは、毎秒7TS(0.2μs)であるものとし、
○ 最大アグリゲート調整レートは、200ms当たり17.5TS(0.6μs)であるものとする。
初期送信、およびLTE帯域幅1.4MHz(最小サンプルレート1.92MS/s)の場合、
○ 初期送信タイミング誤差は±24*TS(0.8μs)よりも小さいものとする。
初期送信によって、規格は、PUCCH、PUSCH、およびSRSのDRXサイクルにおける第1の送信、またはPRACHの送信を指す。非初期送信によって、規格は、初期送信に続く送信を指す。
繰返しのHD−FDDアップリンクバーストにおける第1の送信が初期送信と見なされるべきであるか否かが規格において明記されていない。ワイヤレス通信デバイスがアップリンク送信の始まりより前のDRX非アクティビティ期間中になく、HD−FDDアップリンクバーストがPRACHの送信でないので、アップリンクバーストにおける第1の送信は非初期送信と見なされ得る。そのような実装形態では、HD−FDDのダウンリンク繰返し期間の間に検出されたサービングセルタイミングドリフトが、アップリンク繰返し期間の間に補正されることになり、上記で要約された非初期送信のための既存のルールに従って、漸進的に補正されることになる。
アップリンク繰返し期間の間の漸進的なアップリンクタイミング変化が、ネットワークノードにとって特に厄介であり得る。漸進的なタイミング変化は、受信信号の(線形)位相の漸進的な変化を生じ、したがって、知覚された無線チャネルを変化させる。時間領域上のチャネル推定値の累積またはフィルタ処理が、ひずんだチャネル推定値を生じ得、信号のメッセージ部分の累積が、同様に、ひずんだ累積メッセージにつながり得る。ひずみは、今度は、ネットワークノードにおける劣化したデコーダ性能を生じる。
ダウンリンク繰返し期間とアップリンク繰返し期間とが互いに重複し得る、FDD構成またはTDD構成におけるeMTC動作では、ワイヤレス通信デバイスは、継続中のアップリンク送信バーストの間にダウンリンクセルタイミングに関する新しい情報を収集し得る。ワイヤレス通信デバイスが繰返し期間の間にアップリンクタイミングを変更する場合、アップリンクタイミングの漸進的な変化は、ネットワークノードにおける劣化したデコーダ性能とともに、上記で説明されたネットワークノード受信機側の累積またはフィルタ処理された信号のひずみをもたらすことになる。HD−FDD事例との1つの差異は、第1に、デバイスが、ダウンリンクキャリアと同期するより多くの機会を有し、第2に、アップリンク送信電力増幅器(PA)が、UEがダウンリンクキャリアに同期する時間の間に動作しているので、ワイヤレス通信デバイスの周波数ドリフトは比較的小さく、温度のより少ない変動、したがって、水晶発振器からのより安定した周波数基準につながることが予想され得ることである。
NB−IoT無線アクセスでは、NB−IoTダウンリンクシステム帯域幅が、200kHzに制限される、すなわち、eMTCの場合よりもかなり少ないので、約240kS/sのダウンリンクサンプルレートを使用することが十分であろうことが予見される。より低いサンプルレートは、1つのサンプル調整が±128TS(±4.2μs)に対応するので、潜在的に、より劇的なサービングセルダウンリンクタイミング調整につながる。1つのサンプル長さのダウンリンクタイミングの調整の場合、EUTRANからの既存のソリューションがNB−IoTのためにも使用される場合、アップリンクタイミングを適応させることは、1.5秒(200ms当たり17.5TSの最大変化から導出された1500個のアップリンクTTI)を占めることになる。この時間の間に、アップリンク送信タイミングの漸進的な変化は、上記で説明されたひずみにつながることになる。
明らかに、そのようなアップリンク送信タイミング制御は、アップリンク送信の繰返しが使用される通信に関与するワイヤレス通信デバイスにとって十分ではない。本明細書で説明される技法および装置は、これらの問題に対処し、ワイヤレス端末、たとえば、ある数の繰返しを伴う、アップリンクにおける信号を送信するために設定されたUEのための複数の実施形態を含む。本明細書における信号という用語は、以下のいずれかを指すことがある。
・ 物理信号。物理信号は上位レイヤ情報を含んでいない。アップリンク物理信号の例は、SRS、DMRS、任意のタイプの参照信号などである。
・ 物理チャネル。物理チャネルは、上位レイヤ情報、たとえば、RRCメッセージ、データ、MAC、スケジューリング情報、HARQ情報、CSIのような測定結果などを含んでいる。アップリンク物理チャネルの例は、PUCCH、M−PUCCH、(NPUCCHとしても知られる)NB−IoT PUCCH、PUSCH、(NPUSCHとしても知られる)NB−IoT PUSCH、PRACH、(NPRACHとしても知られる)NB−PRACH、任意のタイプのアップリンク制御またはデータチャネルなどである。
図2aは、例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御調整のための、ワイヤレス通信デバイス110によって実施される方法200を示し、ここで、ワイヤレス通信デバイス110は、ネットワークノード120によってサービングされ、繰返し期間内のアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定される。
一実施形態では、ワイヤレス通信デバイス110は、ネットワークノード120によってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定され得、ここで、カバレッジ拡張モードは、繰返し期間の間のアップリンク信号の繰返し送信を含む。この実施形態では、第1の決定ユニット310は、ネットワークノード120のダウンリンクタイミングの変化を決定するように設定され得、調整ユニット330は、ダウンリンクタイミングの変化と、繰返し期間が継続中であることとに応答して、継続中の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施するように設定され得る。
ワイヤレス通信デバイス110に関するさらなる詳細が、以下で図2aおよび図3aに関して説明され得る。
図2aに示されているように、第1の決定ユニット310は、ステップ210において、サービングセルまたはネットワークノード120のダウンリンクタイミングが変化したと決定するように設定され得、第3の決定ユニット340は、ステップ220において、1よりも大きい繰返し係数Rのアップリンク繰返しがネットワークノード120によって設定されるかどうかを検査または決定するように設定され得る。そのような繰返しが設定されない場合、ステップ230において、アップリンク送信タイミングは、3GPP TS 36.133 V12.7.0、セクション7.1.2において明記されているルールなど、漸進的な調整に関するレガシールールに従って、漸進的に調整され得る。
たとえば、ルールは、以下からなる条件のうちの1つまたは複数を含み得る。
a. 1つの調整におけるタイミング変化の大きさの最大量がTq秒であるものとする、
b. 最小アグリゲート調整レートが毎秒7*Tsであるものとする、および
c. 最大アグリゲート調整レートが200ms当たりTqであるものとする、
d. ここで、Tqは、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存しており、たとえば、以下の表1の場合のように、ダウンリンク帯域幅上にマッピングされる。
ダウンリンク特性は、ダウンリンクシステム帯域幅と、カバレッジ拡張動作モード、たとえば、モードA動作またはモードB動作または繰返しの動作とのいずれかまたは組合せを含む。アップリンク特性は、アップリンクシステム帯域幅、サブキャリア距離または間隔、シンボル長およびサイクリックプレフィックス長のいずれかまたは組合せを含み得る。
一方、アップリンク繰返しが設定されると第3の決定ユニット340が決定した場合、第2の決定ユニット330は、ステップ240において、それが、メッセージが繰り返されるアップリンク送信に現在関与しているかどうかを検査するように設定され得る。関与していない場合、調整ユニット320は、ステップ250において、セルまたはネットワークノード120における変更されたダウンリンクタイミングに応答して、実質的に直ちにアップリンク送信タイミングを十分に調整するように設定され得る。
たとえば、ダウンリンクタイミングの変化と、繰返し期間が継続中でないこととに応答して、アップリンク送信タイミングは、アップリンク繰返し期間が開始する前の±Te秒内に調整され得、次のアップリンク繰返し期間の間一定のままであるものとし、ここで、Teは、上記のダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存しており、アップリンク送信タイミングは、アップリンク繰返し期間の間一定のままであるものとする。
一方、第2の決定ユニット330が、ワイヤレス通信デバイス110がアップリンク送信に関与していると決定した場合、調整ユニット320は、ステップ260において、現在のアップリンク送信期間が終了するまで、アップリンク送信タイミング調整を延期することと、好ましくは実質的にその後直ちに、できるだけ早く次のアップリンク送信のために準備されることとを行うように設定され得る。
たとえば、ダウンリンクタイミングの変化と、繰返し期間が継続中であることとに応答して、アップリンク送信タイミングは、次のアップリンク繰返し期間または次のアップリンク送信が開始する前の、および継続中のアップリンク送信期間が終了した後の±Te秒内に調整され得、次の継続中のアップリンク繰返し期間の間一定のままであるものとし、ここで、Teは、上記のダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存している。
ステップ210において、第1の決定ユニット310は、基準時間に関する、ネットワークノードからワイヤレス通信デバイスにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングの変化を決定するようにさらに設定され得る。たとえば、第1の決定ユニット310は、ダウンリンク上でネットワークノードによってブロードキャストされる1つまたは複数の参照信号のタイミングの、1つまたは複数の前の参照信号に基づいてワイヤレス通信デバイスによって参照信号のために予測されたタイミングに対する、相対的変化を決定するようにさらに設定され得る。
ステップ220において、第3の決定ユニット340は、ネットワークノードによって送信されたDCIに基づいて、繰返し期間が、1つの無線リソース時間単位よりも長いかどうかを検査するようにさらに設定され得、ここで、DCIは、DCIとmaxRepetitionsとに応じて、たとえば、PUSCHに適用可能な、許可されたアップリンク送信のために使用すべき繰返数に関する明示的または暗黙的情報を含んでいる。その上、この検査ステップは、ネットワークノードによって与えられるRRC構成に基づき得、ここで、RRC構成は、無線リソース時間単位中のワイヤレス通信デバイスのためのリソース数を含んでおり、ここで、前記リソース数は、RBの数とmaxRepetitionsとに応じて、たとえば、PUCCHに適用可能な、繰返数を明示的または暗黙的に示す。1つの無線リソース時間単位は、たとえば、eMTCに適用可能な1つのEUTRANサブフレーム(1ms)に、または、たとえば、NB−IoT3.75kHzオプションに適用可能な2つのEUTRANサブフレーム(2ms)に対応し得る。
繰返しを伴う1つの信号を送信するように設定されたUEにおける例示的な方法
本開示の技法は、ネットワークノードによってサービングされ、繰返し期間の間の繰返しを伴う1つのアップリンク信号を送信するように設定された、UEなど、ワイヤレス通信デバイス110において実装される方法を含む。これらの方法は、たとえば、第1の決定ユニット310によって、ネットワークノードのダウンリンクタイミングの変化を決定するステップ(210)と、ダウンリンクタイミングの変化と、継続中の繰返し期間とに応答して、調整ユニット320によって、継続中の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施するステップ(260)とを含み得る。本方法は、UEが、時間期間(T0)上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号を送信するように設定されるかどうかを決定するステップと、第1の信号を送信するためのアップリンク送信タイミングが調整される調整時間リソースを決定するステップとをさらに含み得、その調整時間リソースは、ダウンリンク受信タイミングの決定された変化に応答して決定され、UEが、繰返しを伴う第1の信号で設定されるのか、繰返しを伴わない第1の信号で設定されるのかに依存する(たとえば、サブフレームなど、調整時間リソースは、繰返しが設定された場合、T0の直後に生じる)。
これらの例示的な方法は、UE送信タイミング調整に関する新しいUE挙動に関係する。1よりも大きい繰返し係数R、すなわち、R>1を使用してアップリンク上で様々なアップリンク信号(たとえば、PRACH、SRS、PUSCH、M−PUCCH、NB−PUSCH、NB−PUCCHなど)のいずれかを送信するように設定されたUEが、各別個の繰返し期間の始まりを初期送信であると見なすものとする。その上、FDD動作モードまたはTDD動作モードの場合、UEは、R>1であるとき、現在の繰返しバースト、すなわち、送信されているアップリンク信号がそれの上で繰り返されるアップリンク送信期間またはアップリンク送信持続時間の間にアップリンクタイミングの自律変更を行わないものとする。
この新しいUE挙動は、メッセージ繰返しが使用されるとき、UEが繰返し期間の間にアップリンク送信タイミングを変更することは望ましくないので、必要とされる。UEアップリンクタイミングの変化は、基地局受信機におけるチャネル推定を損ない得る。これは、基地局受信機が、繰返しを伴ってUEによって送信された信号を受信するかまたは正しく受信するのを妨げることになる。
この実施形態では、UEは、繰返し期間(T0)全体上での繰返しを伴う1つの信号を送信するように設定されると仮定される。たとえば、UEは、たとえば、32個のサブフレーム、32個のTTI、32個のインターリービング時間期間など、32個の連続するアップリンク時間リソース上での32回の繰返しを伴うPUSCHのみを送信するように設定され得る。これは、FDDの場合32msの繰返し期間(T0)に対応する。しかしながら、HD−FDDおよびTDDの場合のT0は、32ミリ秒(ms)よりも長くなることになり、T0の実際の値は、フレーム中で利用可能なアップリンクサブフレームの数に依存することになる。
初期送信として各アップリンク繰返し期間を扱うことと、継続中のアップリンク繰返し期間の間のUE自律アップリンクタイミング補正を許容しないこととによって、ネットワークノード受信機側におけるひずみが低減され得る。
繰返しを伴う信号と、繰返しを伴わない信号の両方を送信するように設定されたUEにおける例示的な方法
本開示の技法は、繰返し期間の間の繰返しを伴う信号と繰返しを伴わない信号との組合せを送信するように設定されるときにアップリンクタイミングを調整するための、UEなど、ワイヤレス通信デバイスにおいて実装される方法を含む。これらの方法では、UEは、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信と、繰返しを伴わない第2のアップリンク信号の送信とを含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定される。これらの方法は、ステップ210において、たとえば、第1の決定ユニット310によって、サービングネットワークノードまたはセルのダウンリンクタイミングの変化を決定することと、ステップ260において、ダウンリンクタイミングの変化と継続中の繰返し期間とに応答して、たとえば、調整ユニット320によって、第1の繰返し期間外で第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングの調整を実施することとを含む。実施するステップは、第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングと同じアップリンク送信タイミングをもつ第2のアップリンク信号をさらに設定し得る。
これらの方法では、UEは、繰返し期間(T0)上での繰返しを伴う少なくとも1つの第1の信号を送信し、また第1の信号の繰返し期間の間に、すなわち、T0の間に別の第2の信号を送信するように設定されると仮定される。たとえば、UEは、T0上での32回の繰返しを伴うPUSCHを送信するように設定され得、UEはまた、T0の間に少なくとも1回のランダムアクセス送信を実施し得る。UEは、1回の送信試み、すなわち、繰返しを伴わない元の送信のみでT0の間にRAを実施すると仮定される。
UEは、自律的に、またはネットワークノードから受信された要求に応答してRA送信を始動し得る。UEは、以下の理由、たとえば、TA、UE Rx−Tx時間差、eNB Rx−Tx時間差など、測位測定を実施するために、またはその測位測定をeNBが実施することを可能にするために、などのうちの1つまたは複数のために、RA送信を実施し得る。したがって、RA送信は、原則として、第1の信号と無相関の任意の時間に行われることがある。
いくつかの実施形態によれば、UEは、第1の信号の継続中のアップリンク繰返し期間(T0)の間に第2の信号を送信するときでも、自律アップリンクタイミング補正を実施することは許容されない。一方、UEは、第1の信号の現在の繰返し期間の開始時にまたは終了時に自律的にUEのタイミングを調整し得る。より詳細には、UEは、PUSCHを送信するために使用されている同じタイミングを使用してT0の間にRAを送信し得る。このタイミングは、T0の開始時に最も好都合であった。
これは、FDDの場合32msの繰返し期間(T0)に対応する。しかしながら、HD−FDDおよびTDDの場合のT0は、32msよりも長くなることになり、T0の実際の値は、フレーム中で利用可能なアップリンクサブフレームの数に依存することになる。
重複する繰返し期間の間の繰返しを伴う複数の信号を送信するように設定されたUEにおける例示的な方法
本開示の技法は、ワイヤレス通信デバイス100が、重複する繰返し期間の間の繰返しを伴う複数の信号を送信するように設定されるときにアップリンクタイミングを調整する、UEなど、ワイヤレス通信デバイス100において実装される方法を含む。たとえば、UEは、時間期間T1上でのある繰返しを伴う第1のアップリンク信号と、時間期間T2上でのある繰返しを伴う第2のアップリンク信号とを含む、少なくとも部分的に重複する繰返し期間をもつ少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定され得る。
これらの方法は、ステップ210において、第1の決定ユニット310によって、サービングネットワークノードまたはセルのダウンリンクタイミングの変化を決定することと、ステップ260において、ダウンリンクタイミングの変化と(1つまたは複数の)継続中の繰返し期間とに応答して、調整ユニット320によって、第1の繰返し期間および第2の繰返し期間の両方の外でアップリンク送信タイミングを実施することとを含み得る。方法は、第1の信号および第2の信号のうちの少なくとも1つを送信するためのアップリンク送信タイミングが調整される調整時間リソースを決定するステップをさらに含み得、その調整時間リソースは、ダウンリンク受信タイミングの決定された変化に応答して決定され、T1の開始時間とT2の開始時間との間の関係、および/またはT1の終了時間とT2の終了時間との間の関係にさらに依存する(たとえば、サブフレームなど、調整時間リソースは、T2がT1の後に終了する場合、T2の直後に生じる)。
これらの実施形態では、UEは、第1の繰返し期間T1上でのある繰返しを伴う少なくとも1つの第1の信号と、第2の繰返し期間T2上でのある繰返しを伴う少なくとも1つの第2の信号とを送信するように設定されると仮定される。T1とT2とが少なくとも部分的に重複するとさらに仮定される。たとえば、UEは、T1上での32回の繰返しを伴う、PUSCHなど、第1の信号を送信するように設定され得る。UEはまた、T2の間のある数の繰返しを伴う、ランダムアクセスなど、第2の信号を送信するように設定され得る。また別のシナリオでは、UEは、1回の送信試み、すなわち、繰返しを伴わない(R=1)元の送信のみでT0の間にRAを実施すると仮定される。
上述のように、UEは、自律的に、またはネットワークノードから受信された要求に応答してRA送信を始動し得る。UEは、以下の理由、たとえば、TA、UE Rx−Tx時間差、eNB Rx−Tx時間差など、測位測定を実施するために、またはその測位測定をeNBが実施することを可能にするために、などのうちの1つまたは複数のために、RA送信を実施し得る。
開示される方法のこれらの実施形態によれば、UE挙動は以下のようにさらに説明され得る。UEは、アップリンク信号のうちのいずれかの継続中のアップリンク繰返し期間の間に、自律アップリンク送信タイミング補正または調整を実施することを許容されないが、時間的に重複する他の信号の繰返し期間の開始時間と比較して最も早い開始時間をもつ信号の繰返し期間の始めの前に、または時間的に重複する他の信号の繰返し期間の終了時間と比較して最も遅い終了時間をもつ信号の繰返し期間の終了の後になど、繰返し期間が継続中でないとき、UEのアップリンク送信タイミングを自律的に調整することを許容される。
上記のUE挙動は、それぞれ、T1およびT2の少なくとも部分的に重複する繰返し期間をもつ第1の信号送信および第2の信号送信を含む例を用いて詳述される。T1がT2の前に開始し、T1がT2の前に終了する、すなわち、T2がT1の後に終了すると仮定する。この実施形態では、UEは、T1の開始から、およびT2の終了まで、UEのアップリンクタイミングを自律的に調整することを許容されない。しかしながら、UEは、T1の直前にまたはT2の直後に、UEのアップリンク送信タイミングを自律的に調整または変更することを許容される。
UEアップリンクタイミング調整プロシージャを拡張するように繰返しを伴うアップリンク信号を設定するUEにおける例示的な方法
図2bは、本開示の技法の他の例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御のためのワイヤレス通信デバイス110によって実施される方法280を示す。方法280は(たとえば、RA送信などに関与する)UEにおいて実装され得る。本方法では、ワイヤレス通信デバイス110は、ネットワークノード120によってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定され、カバレッジ拡張モードは、それぞれの繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号の繰返し送信を含む。
図2bに示されているように、方法280は、ステップ290において、それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、それぞれの繰返し期間を整合させることを含み得る。
所定のルールは以下のうちの1つを含む。
a. それぞれの繰返し期間が同時に開始すること、
b. それぞれの繰返し期間が同時に終了すること、
c. それぞれの繰返し期間が第1の持続時間(Δ1)内に、たとえば、5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始すること、および
d. それぞれの繰返し期間が第2の持続時間(Δ2)内に、たとえば、10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了すること。
繰返し期間の間の上記の関係は、実装形態固有であるか、ネットワークノードによってUEにおいてあらかじめ定義されるか、または設定され得る。
たとえば、UEは、T1の繰返し期間上でのある繰返しを伴う第1の信号(PUSCH)を送信するようにネットワークノードによって設定されると仮定する。T1の間に、ネットワークノードは、さらに、UEに、T2の繰返し期間上でのある繰返しを伴う、ランダムアクセスなど、第2の信号を送信することを要求し得る。特殊な場合として、第2の信号のための繰返しは、1、すなわち、R=1であり得る。例示的な一実装形態では、UEは、T1の終わりまでにすべての繰返しを用いてRAを送信するように設定され得る、すなわち、T2は、T1の直前のまたは直後の単一および最後の時間リソースにおいて終了する。T1の終わりにT2をスケジュールすることによって、UEは、T1の直後に、またはT1の後のある時間リソースにおいてUEのアップリンク送信タイミングを調整することを許容される。言い換えれば、重複する繰返し期間をもつアップリンク送信のために設定された2つまたはそれ以上の信号があるとき、UE送信タイミング調整は遅延されないか、または調整は最小遅延を伴って適用される。別の例では、T1の間の送信はT2における送信よりも優先され、T2がT1の残り時間にわたるので、UEはT1の開始時にタイミングを補正することができる。しかしながら、UEは、T2が開始された後に残されたT1の一部があることになるので、T2の始まりにおいてタイミングを補正することを許容されないであろう。
この手法の目的は、できる限り複数のアップリンク信号の繰返し期間の間の整合を許容することである。この整合は、UEが、各アップリンク信号の繰返し期間の終了後に、直ちにまたはより短い遅延を伴ってアップリンク送信タイミングを調整することを可能にする。言い換えれば、繰返し期間(Ta、Tb)の重複時間が最大にされるか、またはアップリンク信号の単一の送信が最小にされる。
図3bは、本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うように設定され得るワイヤレス通信デバイス110の簡略ブロック図である。図3bに示されているように、ワイヤレス通信デバイス110は、限定はしないが、互いと動作可能に結合された、入出力インターフェース370、(1つまたは複数の)プロセッサ360、およびメモリ350を備え得る。
メモリ350は、限定はしないが、揮発性メモリ(たとえば、RAM)および/または不揮発性メモリ(たとえば、ハードディスクまたはフラッシュメモリ)を備え得る。一実施形態では、メモリ350は、(1つまたは複数の)プロセッサ360によって実行されたとき、プロセッサ360に、ワイヤレス通信デバイス110において実施される方法を実施させるコンピュータプログラムを記憶するように設定され得る。そのようなメモリ350との(1つまたは複数の)プロセッサ360の組合せは、処理回路と呼ばれることがあり、メモリ350が本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うためのコンピュータプログラムを記憶するとき、処理回路は、それにより、それらの1つまたは複数の技法を行うように設定されることが諒解されよう。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムは、遠隔ロケーション、たとえば、コンピュータプログラム製品380に記憶され、たとえば、キャリア390を介して(1つまたは複数の)プロセッサ360によってアクセス可能であり得る。
コンピュータプログラム製品380は、リムーバブルコンピュータ可読媒体、たとえば、ディスケット、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)、フラッシュまたは同様のリムーバブルメモリ媒体(たとえば、コンパクトフラッシュ、SDセキュアデジタル、メモリスティック、ミニSD、MMCマルチメディアカード、スマートメディア)、HD−DVD(高精細度DVD)、またはBluray DVD、USB(ユニバーサルシリアルバス)ベースリムーバブルメモリ媒体、磁気テープメディア、光記憶媒体、磁気光学メディア、バブルメモリ上で配信および/または記憶されるか、またはネットワーク(たとえば、イーサネット、ATM、ISDN、PSTN、X.25、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはインフラストラクチャノードにデータパケットをトランスポートすることが可能な同様のネットワーク)を介して伝搬信号として配信され得る。
ネットワークノード側
図4は、例示的な実施形態による、アップリンク送信タイミング制御のための、ネットワークノード120、クラウドなどにおいてなど、ワイヤレス通信システムのネットワーク側で実施される例示的な方法400を示す。ネットワークノード120は、たとえば、ネットワークノード120によってサービングされるワイヤレス通信デバイス110のためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するように設定され得る。図5aに示されているように、ネットワークノード120は、限定はしないが、決定ユニット510と、可能化ユニット520と、送信ユニット530とを備え得る。
一実施形態では、決定ユニット510は、ワイヤレス通信デバイス110が、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定するように設定され得る。可能化ユニット520は、ワイヤレス通信デバイス110が、少なくとも2つのアップリンク信号のそれぞれの繰返し期間を整合させることを可能にするように設定され得る。ネットワークノード120に関するさらなる詳細が、以下で図4、図5aおよび図5bに関して説明され得る。
図4に示されているように、ワイヤレス通信デバイス110のためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するための方法400は、たとえば、図4のステップ410に示されているように、決定ユニット510によって、ワイヤレス通信デバイス100が、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定するステップと、図4のステップ420に示されているように、可能化ユニット520によって、ワイヤレス通信デバイス110が、少なくとも2つのアップリンク信号のそれぞれの繰返し期間を整合させることを可能にするステップとを含み得る。
ステップ420において、可能化ユニット520は、ワイヤレス通信デバイス110が、それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、それぞれの繰返し期間を整合させることを可能にするようにさらに設定され得る。所定のルールは以下のうちの1つを含む。
a. それぞれの繰返し期間が同時に開始すること、
b. それぞれの繰返し期間が同時に終了すること、
c. それぞれの繰返し期間が第1の持続時間(Δ1)内に、たとえば、5つのサブフレームなど、X個の時間リソース内に開始すること、および
d. それぞれの繰返し期間が第2の持続時間(Δ2)内に、たとえば、10個のサブフレームなど、Y個の時間リソース内に終了すること。
繰返し期間の間の上記の関係は、実装形態固有であるか、ネットワークノードによってUEにおいてあらかじめ定義されるか、または設定され得る。
たとえば、UEは、T1の繰返し期間上でのある繰返しを伴う第1の信号(PUSCH)を送信するようにネットワークノードによって設定されると仮定する。T1の間に、ネットワークノードは、さらに、UEに、T2の繰返し期間上でのある繰返しを伴う、第2の信号(ランダムアクセス)を送信することを要求し得る。特殊な場合として、第2の信号のための繰返しは、1、すなわち、R=1であり得る。例示的な一実装形態では、UEは、T1の終わりまでにすべての繰返しを用いてRAを送信するように設定され得る、すなわち、T2は、T1の直前のまたは直後の単一および最後の時間リソースにおいて終了する。T1の終わりにT2をスケジュールすることによって、UEは、T1の直後に、またはT1の後のある時間リソースにおいてUEのアップリンク送信タイミングを調整することを許容される。言い換えれば、重複する繰返し期間をもつアップリンク送信のために設定された2つまたはそれ以上の信号があるとき、UE送信タイミング調整は遅延されないか、または調整は最小遅延を伴って適用される。他の実施形態では、T1の間の送信はT2における送信よりも優先され、T2がT1の残り時間にわたるので、UEはT1の開始時にタイミングを補正することができる。しかしながら、UEは、T2が開始された後に残されたT1の一部があることになるので、T2の始まりにおいてタイミングを補正することを許容されないであろう。
この手法の目的は、できる限り複数のアップリンク信号の繰返し期間の間の整合を許容することである。この整合は、UEが、各アップリンク信号の繰返し期間の終了後に、直ちにまたはより短い遅延を伴ってアップリンク送信タイミングを調整することを可能にする。言い換えれば、繰返し期間(Ta、Tb)の重複時間が最大にされるか、またはアップリンク信号の単一の送信が最小にされる。
図5bは、本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うように設定され得る、例示的なネットワークノード120の簡略ブロック図である。図5bに示されているように、ネットワークノード120は、限定はしないが、互いと動作可能に結合された、入出力インターフェース570と、(1つまたは複数の)プロセッサ560と、メモリ550とを備え得る。
メモリ550は、限定はしないが、揮発性メモリ(たとえば、RAM)および/または不揮発性メモリ(たとえば、ハードディスクまたはフラッシュメモリ)を備え得る。一実施形態では、メモリ550は、(1つまたは複数の)プロセッサ560によって実行されたとき、(1つまたは複数の)プロセッサ560に、ネットワークノード120において実施される方法を実施させるコンピュータプログラムを記憶するように設定され得る。そのようなメモリ550との(1つまたは複数の)プロセッサ560の組合せは、処理回路と呼ばれることがあり、メモリ550が本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を行うためのコンピュータプログラムを記憶するとき、処理回路は、それにより、それらの1つまたは複数の技法を行うように設定されることが諒解されよう。いくつかの実施形態では、コンピュータプログラムは、遠隔ロケーション、たとえば、コンピュータプログラム製品580に記憶され、たとえば、キャリア590を介してプロセッサ560によってアクセス可能であり得る。
コンピュータプログラム製品580は、リムーバブルコンピュータ可読媒体、たとえば、ディスケット、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタルビデオディスク)、フラッシュまたは同様のリムーバブルメモリ媒体(たとえば、コンパクトフラッシュ、SDセキュアデジタル、メモリスティック、ミニSD、MMCマルチメディアカード、スマートメディア)、HD−DVD(高精細度DVD)、またはBluray DVD、USB(ユニバーサルシリアルバス)ベースリムーバブルメモリ媒体、磁気テープメディア、光記憶媒体、磁気光学メディア、バブルメモリ上で配信および/または記憶されるか、またはネットワーク(たとえば、イーサネット、ATM、ISDN、PSTN、X.25、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはインフラストラクチャノードにデータパケットをトランスポートすることが可能な同様のネットワーク)を介して伝搬信号として配信され得る。
本明細書で開示される方法は、ネットワークノードとUEとの間で通信が行われる場合について例示されているが、同じ方法が、通信が少なくとも2つのノード、すなわちノード1とノード2との間で行われるときにも適用され得る。
第1のノードの例は、ノードB、MeNB、SeNB、MCGまたはSCGに属するネットワークノード、基地局(BS)、MSR BSなどの多規格無線(MSR)無線ノード、eノードB、ネットワークコントローラ、無線ネットワークコントローラ(RNC)、基地局コントローラ(BSC)、リレー、ドナーノード制御リレー、基地トランシーバ局(BTS)、アクセスポイント(AP)、送信ポイント、送信ノード、RRU、RRH、分散アンテナシステム(DAS)におけるノード、コアネットワークノード(たとえば、MSC、MMEなど)、O&M、OSS、SON、測位ノード(たとえば、E−SMLC)、MDTなどである。
第2のノードの例は、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス(D2D)UE、(ProSe UEとも呼ばれる)プロキシミティ対応UE、マシンツーマシン(M2M)通信が可能なマシン型UEまたはUE、PDA、PAD、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE:laptop embedded equipped)、ラップトップ搭載機器(LME:laptop mounted equipment)、USBドングルなどである。
(D2D、サイドリンクとしても知られる)ProSe動作の場合、通信は2つのProSe対応UE間で行われる。UEによるProSe動作は、半二重モードにおけるものである、すなわち、UEは、ProSe信号/チャネルを送信することまたはProSe信号/チャネルを受信することのいずれかを行うことができる。ProSe UEは、ProSeリレーUEとしても働くことができ、そのタスクは、ProSe UE間のいくつかの信号を中継するが、他のノード(たとえば、ネットワークノード)にもいくつかの信号を中継することである。また、ProSeのための関連する制御情報があり、そのうちの一部がProSe UEによって送信され、残りがeNBによって送信される(たとえば、セルラーダウンリンク制御チャネルを介して送信されるProSe通信のためのProSeリソース許可)。ProSe送信は、ネットワークによって設定されたか、またはProSe UEによって自律的に選択されたリソース上で行われ得る。ProSe送信(たとえば、PSDCH)は、連続するサブフレーム上で送信される数回(たとえば、3回)の再送信を含む。再送信または繰返しが、良好なSD−RSRP測定性能を達成するために必要とされる。SD−RSRP測定は、ProSe UEによるProSeリレー選択を実施するために使用される。
上記の明細書では、本開示の実施形態が、それの特定の例示的な実施形態を参照しながら説明された。以下の特許請求の範囲に記載の本開示のより広い趣旨および範囲から逸脱することなく、様々な改変がそれに行われ得ることは明らかであろう。したがって、本明細書および図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味で考慮されるべきである。
説明全体にわたって、本開示の実施形態は流れ図を通して提示された。これらの流れ図で説明されたトランザクションの順序およびトランザクションは、単に説明のためのものであり、本開示の限定として意図されないことが諒解されよう。当業者は、以下の特許請求の範囲に記載の本開示のより広い趣旨および範囲から逸脱することなく、流れ図に対する変形形態が行われ得ることを認識されよう。
略語説明
BW 帯域幅
CE カバレッジ拡張
CP サイクリックプレフィックス
DCI ダウンリンク制御情報
DFT 離散フーリエ変換
DMRS 復調用参照信号
DRX 間欠受信
eMTC エボルブドMTC
EUTRA(N) 拡張ユニバーサル地上無線アクセス(ネットワーク)
FDD 周波数分割複信
GERAN GSM EDGE無線アクセスネットワーク
GSM モバイル通信用グローバルシステム
HARQ ハイブリッド自動再送要求
HD−FDD 半二重FDD
IoT モノのインターネット
kS/s 毎秒キロサンプル
LTE UMTSのLong term evolution
MAC メディアアクセス制御
MIB マスタ情報ブロック
M−PDCCH マシン型PDCCH
MTC マシン型通信
NB−IoT 狭帯域IoT
NB−MIB 狭帯域MIB
NB−M−PDCCH 狭帯域M−PDCCH
NB−PBCH 狭帯域PBCH
NB−PDCCH 狭帯域PDCCH
NB−PDSCH 狭帯域PDSCH
NB−PSS 狭帯域PSS
NB−SSS 狭帯域SSS
NB−PUCCH 狭帯域PUCCH
NB−PUSCH 狭帯域PUSCH
NTA 非時間整合
OFDM 直交周波数分割多重
PA 電力増幅器
PBCH 物理ブロードキャストチャネル
PDCCH 物理ダウンリンク制御チャネル
PDSCH 物理ダウンリンク共有チャネル
PRACH 物理ランダムアクセスチャネル
PRB 物理リソースブロック
PSS 1次同期信号
PUCCH 物理アップリンク制御チャネル
PUSCH 物理アップリンク共有チャネル
RA ランダムアクセス
RRC 無線リソース制御
Rx 受信(機)
SRS サウンディング参照信号
SSS 2次同期信号
TA タイミングアドバンス
TAC タイミングアドバンスコマンド
TAG タイミングアドバンスグループ
TDD 時分割複信
Tx 送信(機)
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク

Claims (41)

  1. 第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスと、
    前記ワイヤレス通信デバイスをサービングするネットワークノードであって、前記ワイヤレス通信デバイスに参照信号を送信するように設定された送信機を備える、ネットワークノードと
    を備えるワイヤレス通信システムであって、
    前記ワイヤレス通信デバイスは、
    前記参照信号に基づいて、ダウンリンクタイミングの変化を決定することと、
    前記第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定することと、
    前記ダウンリンクタイミングの前記変化と、前記第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、前記第1の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施することと
    を行うように設定された処理回路を備える、
    ワイヤレス通信システム。
  2. 前記ネットワークノードは、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1の繰返し期間と少なくとも部分的に重複する第2の繰返し期間の間に第2のアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1の繰返し期間と前記第2の繰返し期間との重複時間が最大にされるか、または前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、前記第1の繰返し期間と前記第2の繰返し期間とを整合させることを可能にすることと
    を行うように設定された処理回路を備える、請求項1に記載のワイヤレス通信システム。
  3. 前記所定のルールは、
    前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間が同時に開始することと、
    前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間が同時に終了することと、
    前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間が第1の持続時間内に開始することと、
    前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間が第2の持続時間内に終了することと
    のうちの1つを含む、請求項2に記載のワイヤレス通信システム。
  4. 前記ワイヤレス通信デバイスの前記処理回路は、
    前記ネットワークノードによって送信されるダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記第1のアップリンク信号の前記繰返し送信のために使用すべき繰返数に関する明示的または暗黙的情報を含んでいる、DCIと、
    前記ネットワークノードによって与えられる無線リソース制御(RRC)構成であって、前記RRC構成が、無線リソース時間単位中の前記ワイヤレス通信デバイスのためのリソース数を含んでおり、前記リソース数が、前記繰返数を明示的または暗黙的に示す、RRC構成と
    のうちの1つに基づいて、前記第1の繰返し期間が、1つの無線リソース時間単位よりも長いかどうかを決定するように設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のワイヤレス通信システム。
  5. ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング調整のための方法であって、前記カバレッジ拡張モードが、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含み、前記方法は、
    ダウンリンクタイミングの変化を決定することと、
    前記第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定することと、
    前記ダウンリンクタイミングの前記変化と、前記第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、前記第1の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施することと
    を含む、方法。
  6. ダウンリンクタイミングの変化を決定することが、
    基準時間に関する、前記ネットワークノードから前記ワイヤレス通信デバイスにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングの変化を決定すること
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. ダウンリンクタイミングの変化を決定することが、
    前記ダウンリンク上で前記ネットワークノードによってブロードキャストされる1つまたは複数の参照信号のタイミングの、1つまたは複数の前の参照信号に基づいて前記ワイヤレス通信デバイスによって前記参照信号のために予測されたタイミングに対する、相対的変化を決定すること
    を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記アップリンク送信タイミングは、次のアップリンク送信が開始する前の、および前記継続中のアップリンク送信期間が終了した後の±Te秒内に調整され、Teが、タイミング誤差限界値を示すものであり、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存する、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記カバレッジ拡張モードが、繰返しを伴わない第2のアップリンク信号の送信をさらに含み、前記実施するステップが、
    前記第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングと同じアップリンク送信タイミングをもつ前記第2のアップリンク信号を設定すること
    をさらに含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記カバレッジ拡張モードが、前記第1の繰返し期間と少なくとも部分的に重複された第2の繰返し期間をもつ第2のアップリンク信号の繰返し送信をさらに含み、前記実施するステップが、
    前記ダウンリンクタイミングの前記変化に応答して、前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間の両方の外で前記アップリンク送信タイミングの前記調整を実施すること
    をさらに含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1の繰返し期間が継続中でない場合、前記アップリンク送信タイミングは、前記第1の繰返し期間が開始する前の±Te秒内に調整され、Teが、タイミング誤差限界値を示すものであり、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存する、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記アップリンク特性が、アップリンクシステム帯域幅、サブキャリア距離、シンボル長、サイクリックプレフィックス長のいずれかまたは組合せを含み、前記ダウンリンク特性が、ダウンリンクシステム帯域幅、および繰返しの動作モードのいずれかまたは組合せを含む、請求項8又は11に記載の方法。
  13. 前記ネットワークノードによって送信されるダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記第1のアップリンク信号の前記繰返し送信のために使用すべき繰返数に関する明示的または暗黙的情報を含んでいる、DCIと、
    前記ネットワークノードによって与えられる無線リソース制御(RRC)構成であって、前記RRC構成が、無線リソース時間単位中の前記ワイヤレス通信デバイスのためのリソース数を含んでおり、前記リソース数が、前記繰返数を明示的または暗黙的に示す、RRC構成と
    のうちの1つに基づいて、前記第1の繰返し期間が、1つの無線リソース時間単位よりも長いかどうかを決定することをさらに含む、請求項5から7のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記第1の繰返し期間が1つの無線リソース時間単位よりも長くない場合、前記アップリンク送信タイミングは、以下の条件、
    a. 1つの調整におけるタイミング変化の大きさの最大量がTq秒であるものとする、
    b. 最小アグリゲート調整レートが毎秒7*Tsであるものとし、Tsが基本タイミング単位である、および
    c. 前記最大アグリゲート調整レートが200ms当たりTqであるものとする、
    を含むルールに従って調整され、
    Tqが、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存している、
    請求項13に記載の方法。
  15. Tqが、以下の表に従ってダウンリンク帯域幅上にマッピングされる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記1つの無線リソース時間単位が、1つのエボルブドユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)サブフレーム、または2つのEUTRANサブフレームに対応する、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ワイヤレス通信デバイスが、
    エボルブドマシン型通信(eMTC)デバイスと、
    狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)デバイスと
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項5から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスにおけるアップリンク送信タイミング調整のための方法であって、前記カバレッジ拡張モードが、それぞれの繰返し期間をもつ複数のアップリンク信号の繰返し送信を含み、前記方法は、
    前記それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、前記それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、前記それぞれの繰返し期間を整合させること
    を含む、方法。
  19. 前記所定のルールは、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に終了することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第1の持続時間内に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第2の持続時間内に終了することと
    のうちの1つを含む、請求項18に記載の方法。
  20. ネットワークノードによってサービングされ、カバレッジ拡張モードで動作するように設定されたワイヤレス通信デバイスであって、前記カバレッジ拡張モードが、第1の繰返し期間の間の第1のアップリンク信号の繰返し送信を含み、前記ワイヤレス通信デバイスは、
    ダウンリンクタイミングの変化を決定することと、
    前記第1の繰返し期間が継続中であるかどうかを決定することと、
    前記ダウンリンクタイミングの前記変化と、前記第1の繰返し期間が継続中であることとに応答して、前記第1の繰返し期間外でアップリンク送信タイミングの調整を実施することと
    を行うように設定された処理回路を備える、ワイヤレス通信デバイス。
  21. 前記処理回路が、
    基準時間に関する、前記ネットワークノードから前記ワイヤレス通信デバイスにおいて受信された参照信号のダウンリンクタイミングの変化を決定すること
    を行うようにさらに設定された、請求項20に記載のワイヤレス通信デバイス。
  22. 前記処理回路が、
    前記ダウンリンク上で前記ネットワークノードによってブロードキャストされる1つまたは複数の参照信号のタイミングの、1つまたは複数の前の参照信号に基づいて前記ワイヤレス通信デバイスによって前記参照信号のために予測されたタイミングに対する、相対的変化を決定すること
    を行うようにさらに設定された、請求項21に記載のワイヤレス通信デバイス。
  23. 前記アップリンク送信タイミングは、次のアップリンク送信が開始する前の、および前記継続中のアップリンク送信期間が終了した後の±Te秒内に調整され、Teが、タイミング誤差限界値を示すものであり、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存する、請求項20から22のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  24. 前記カバレッジ拡張モードが、繰返しを伴わない第2のアップリンク信号の送信をさらに含み、前記処理回路が、
    前記第1のアップリンク信号のアップリンク送信タイミングと同じアップリンク送信タイミングをもつ前記第2のアップリンク信号を設定すること
    を行うようにさらに設定された、請求項20から22のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  25. 前記カバレッジ拡張モードが、前記第1の繰返し期間と少なくとも部分的に重複された第2の繰返し期間をもつ第2のアップリンク信号の繰返し送信をさらに含み、前記処理回路が、
    前記ダウンリンクタイミングの前記変化に応答して、前記第1の繰返し期間および前記第2の繰返し期間の両方の外で前記アップリンク送信タイミングの前記調整を実施すること
    を行うようにさらに設定された、請求項20から22のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  26. 前記処理回路は、
    前記第1の繰返し期間が継続中でない場合、前記第1の繰返し期間が開始する前の±Te秒内に前記アップリンク送信タイミングを調整するようにさらに設定され、Teが、タイミング誤差限界値を示すものであり、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存する、
    請求項20から22のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  27. 前記アップリンク特性が、アップリンクシステム帯域幅、サブキャリア間隔、シンボル長、サイクリックプレフィックス長のいずれかまたは組合せを含み、前記ダウンリンク特性が、ダウンリンクシステム帯域幅、および繰返しの動作モードのいずれかまたは組合せを含む、請求項23又は26に記載のワイヤレス通信デバイス。
  28. 前記処理回路は、
    前記ネットワークノードによって送信されるダウンリンク制御情報(DCI)であって、前記第1のアップリンク信号の前記繰返し送信のために使用すべき繰返数に関する明示的または暗黙的情報を含んでいる、DCIと、
    前記ネットワークノードによって与えられる無線リソース制御(RRC)構成であって、前記RRC構成が、無線リソース時間単位中の前記ワイヤレス通信デバイスのためのリソース数を含んでおり、前記リソース数が、前記繰返数を明示的または暗黙的に示す、RRC構成と
    のうちの1つに基づいて、前記第1の繰返し期間が、1つの無線リソース時間単位よりも長いかどうかを決定するようにさらに設定された、請求項20から22のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  29. 前記処理回路は、前記第1の繰返し期間が1つの無線リソース時間単位よりも長くない場合、以下の条件、
    a. 1つの調整におけるタイミング変化の大きさの最大量がTq秒であるものとする、
    b. 最小アグリゲート調整レートが毎秒7*Tsであるものとし、Tsが基本タイミング単位である、および
    c. 前記最大アグリゲート調整レートが200ms当たりTqであるものとする、
    を含むルールに従って、前記アップリンク送信タイミングを調整するようにさらに設定され、
    Tqが、ダウンリンク特性およびアップリンク特性に依存する、
    請求項28に記載のワイヤレス通信デバイス。
  30. Tqが、以下の表に従ってダウンリンク帯域幅上にマッピングされる、請求項29に記載のワイヤレス通信デバイス。
  31. 前記1つの無線リソース時間単位が、1つのエボルブドユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(EUTRAN)サブフレーム、または2つのEUTRANサブフレームに対応する、請求項28から30のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  32. 前記ワイヤレス通信デバイスが、
    エボルブドマシン型通信(eMTC)デバイスと、
    狭帯域モノのインターネット(NB−IoT)デバイスと
    のうちの少なくとも1つを備える、請求項20から31のいずれか一項に記載のワイヤレス通信デバイス。
  33. ワイヤレス通信デバイスのためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するための方法であって、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記少なくとも2つのアップリンク信号の前記それぞれの繰返し期間を整合させることを可能にすることと
    を含む、方法。
  34. 前記ワイヤレス通信デバイスが、前記少なくとも2つのアップリンク信号の前記それぞれの繰返し期間を整合させることを前記可能にするステップは、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、前記それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、前記それぞれの繰返し期間を整合させることを可能にすること
    を含む、請求項33に記載の方法。
  35. 前記所定のルールは、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に終了することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第1の持続時間内に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第2の持続時間内に終了することと
    のうちの1つを含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記方法が、前記ワイヤレス通信デバイスをサービングするネットワークノードにおいて実施される、請求項33から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定された、請求項33から36のいずれか一項に記載の方法。
  38. ワイヤレス通信デバイスのためのアップリンク送信タイミング調整プロシージャを拡張するように設定されたネットワークノードであって、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも部分的に重複する繰返し期間上で少なくとも2つのアップリンク信号を送信するように設定されることになると決定することと、
    前記ワイヤレス通信デバイスが、前記少なくとも2つのアップリンク信号の前記それぞれの繰返し期間を整合させることを可能にすることと
    を行うように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
  39. 前記処理回路は、前記ワイヤレス通信デバイスが、前記それぞれの繰返し期間の重複時間が最大にされるか、または前記複数のアップリンク信号の単一の送信が最小にされるように、所定のルールに従って、前記それぞれの繰返し期間の開始ポイントまたは終了ポイントのうちの少なくとも1つを時間的にシフトすることによって、前記それぞれの繰返し期間を整合させることを可能にするように設定された、請求項38に記載のネットワークノード。
  40. 前記所定のルールは、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が同時に終了することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第1の持続時間内に開始することと、
    前記それぞれの繰返し期間が第2の持続時間内に終了することと
    のうちの1つを含む、請求項39に記載のネットワークノード。
  41. 前記ワイヤレス通信デバイスが、少なくとも2つのアップリンク信号の繰返し送信を含むカバレッジ拡張モードで動作するように設定された、請求項38から40のいずれか一項に記載のネットワークノード。
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