JP2019514587A - 好ましくは、大動脈に類するものの動脈瘤のための処置デバイス - Google Patents

好ましくは、大動脈に類するものの動脈瘤のための処置デバイス Download PDF

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Abstract

動脈瘤のための処置デバイス(1)が提供され、処置デバイス(1)は、主チャネル(2a)及び副開口部(2b)を備え、主血管(V1)内に、動脈瘤及び副血管(V2)の部位に挿入されるのに適する、体内プロテーゼ(2)と、血管(V1)の内部にあるときに、主チャネル(2a)及び副開口部(2b)を通して体内プロテーゼ(2)内に挿入されるのに適する第1のガイドワイヤ(3)と、主血管(V1)及び副血管(V2)の内部に挿入されるのに適する第2のガイドワイヤ(4)と、第1のガイドワイヤ(3)に留置された第1の磁気手段(5,5a)と、第2のガイドワイヤ(4)に留置された第2の磁気手段(5,5b)とを備え、磁気手段(5)は互いに吸引され、磁気手段(5)の少なくとも一方は、そのガイドワイヤ(3,4)に沿って可動性(5,5c)であり;前記可動性磁気手段(5,5c)を移動させる手段(7)を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、第1請求項の前文に記載のタイプの、好ましくは大動脈にける動脈瘤処置デバイスに関する。
知られているように、大動脈の動脈瘤は、大動脈の壁の崩壊によって引起される大動脈の著しい拡張である。
前記動脈瘤は、患者の生命にとって非常に危険であり、したがって、迅速に処置されなければならない。
現在、大動脈の動脈瘤は、開胸手術を使用して又は体内プロテーゼを使用する血管内アプローチによって処置される。
体内プロテーゼは、径方向に拡張可能な管状構造であり、その動脈瘤全体を覆い、それにより、血流のための適切なチャネルを、前記血流からの動脈瘤嚢を排除しながら構築し得る。
体内プロテーゼを挿入するために、ガイドワイヤが、例えば、X線透視ガイド下で大動脈の前記部分に沿って最初に挿入される。体内プロテーゼは、その後、径方向に収縮した構成にある間に、ガイドワイヤに沿って押出される。
体内プロテーゼは、その後、拡張されて、血流のための新しいチャネルを再確立する。
大動脈自身の重要な副動脈分枝の起始部に影響を及ぼす胸部又は腹部大動脈の広範な動脈瘤の場合、体内プロテーゼは、大動脈を覆い、管状伸拡張部を備えることができ、管状伸長部は、前記動脈分枝において、前記動脈分枝の初期部分を同様に占有しながら留置されて、動脈瘤嚢を排除し続けながら、これらの副動脈分枝における血流を可能にする。
例えば、こうした分枝は、無名動脈、頸動脈、鎖骨下動脈、腎動脈、腹腔動脈、腸間膜動脈、腸骨動脈、腰動脈、又は他の分枝であることができる。
こうした場合、体内プロテーゼは、開口部、及び/又は、前記動脈又は分枝内に少なくとも部分的に延在するアームを備えなければならない。
これらの手術のために、いわゆる開窓型体内プロテーゼが、ときどき使用される。
こうした体内プロテーゼは、実際には、副体内プロテーゼを収容するための複数の分岐及び/又は開窓部を備え、それらの分岐及び/又は開窓部は、こうした動脈の内部に挿入され、主体内プロテーゼの本体をこうした副動脈に接続し、血流を可能にし、こうした流れから動脈瘤嚢を排除し続ける。
例えば、開窓型体内プロテーゼは、文書:Cook Medical:「Zenith−Endovascular aortic repair―Fenestrated」2014,XP002765066、又は更に、米国特許第2014/277335号明細書に記載されている。
こうした事例において、外科医は、ガイドワイヤを体内プロテーゼに通し、前記体内プロテーゼの開窓部又はアームを通して、また同様に、副動脈の少なくとも一部分を通して、副体内プロテーゼを誘導し位置決めし、それにより、主体内プロテーゼの本体と副動脈を橋渡しし、血流を可能にし、動脈瘤嚢を排除することができる。
前記開窓型体内プロテーゼ及び副体内プロテーゼの導入は、幾つかの問題をもたらす。
第1に、これらの領域において、大動脈及び大動脈に由来する動脈は、患者ごとに大きく解剖学的に変異し、個々の患者についてカスタマイズされた体内プロテーゼの必要性を生み出す。
前記カスタマイズされた体内プロテーゼの生産は、患者の3次元的血管研究及びそれに続くプロテーゼの設計の後、実施される。前記手順は、非常に長くかつ複雑であり、それが完成するまでに長い時間が経過し、その結果、数万ユーロものコストを伴う。
こうしたコスト及び時間の理由で、前記手順は、常に実行可能であるわけではない。
第2に、カスタマイズされた体内プロテーゼの場合でも、副動脈のカニュレーション手順及び副体内プロテーゼの位置決めは、極度に複雑でありかつ面倒である可能性がある。その理由は、オペレータが、主体内プロテーゼの開窓部又は分岐を必ず通過しなければならないカテーテル及びガイドワイヤを用いて作業し、しばしば好ましくない解剖学的条件において動脈瘤嚢内で副動脈へのカニューレ挿入を試みることを強いられるからである。
前記複雑さの理由で、開窓型体内プロテーゼの位置決めは、長時間の手順であり、患者及び術者の長時間の放射線暴露並びに多量のヨード造影剤の使用を必要とする。
例えば、西独国特許出願公開第19732126号明細書及び米国特許第6264662号明細書に記載される方法及びデバイス等の、相互磁気吸引ガイドワイヤを有する幾つかのシステムは、手術が胸部大動脈の内部で行われるときのこうした不都合を改善しようと試みてきた。しかし、こうした方法及びデバイスは、開窓型体内プロテーゼに適用可能でない。
米国特許第2014/277335号明細書 西独国特許出願公開第19732126号明細書 米国特許第6264662号明細書
Cook Medical:「Zenith−Endovascular aortic repair―Fenestrated」2014,XP002765066
この状況で、本発明の技術的目的は、上記で述べた欠点を実質的に克服することができる動脈瘤のための処置デバイスを考案することである。
前記技術的目的の範囲内で、本発明の1つの重要な目標は、単純かつ経済的である動脈瘤のための処置デバイスを提供することである。
本発明の別の技術的目的は、多くの患者に適合され得る動脈瘤のための処置デバイスを提供することである。
技術的目的及び特定の目標は、添付請求項1において請求される動脈瘤のための処置デバイスによって達成される。
好ましい実施形態の例は、従属請求項に記載される。
本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明から極めて明らかである。
本発明によるデバイスの第1の部分を示す図である。 本発明によるデバイスの第2の部分を示す断面図である。 第1の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第2の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第3の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第4の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第5の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第6の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第7の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第8の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第9の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。 第10の利用フェーズにおける本発明によるデバイスを示す図である。
本明細書において、尺度、値、形状、及び幾何学的基準(垂直及び平行等)は、「約(about)」のような語或は「おおよそ(approximately)」又は「実質的に(substantially)」等の他の同様の用語と共に使用されると、生産及び/製造誤差による測定誤差又は不正確さを除くものとして、またとりわけ、用語が関連付けられる値、尺度、形状、又は幾何学的基準からのわずかの逸脱を除くものとして理解される。例えば、前記用語は、値に関連付けられる場合、好ましくは、前記値の10%を超えない逸脱を示す。
更に、使用される場合、「第1の(first)」、「第2の(second)」、「上側の(upper)」、「下側の(lower)」、「主の(main)」、及び「副の(secondary)」は、必ずしも、順序、優先関係、又は相対的位置を指すわけではなく、単に、異なる構成要素を互いからより明確に識別するために使用されることができる。
別途指定される場合を除いて、以下の議論で立証されるように、「処理(processing)」、「コンピュータ(computer)」、「コンピューティング(comuting)」、「評価(evaluation)」、又は同様なもの等の用語が使用される場合、コンピュータシステム及び/又はメモリのログの電子的マグニチュード等の物理量として表されるデータ、コンピュータシステム、ログ又は他の情報記憶デバイス、伝送デバイス、又はディスプレイデバイスの内部の物理量として同様に表される他のデータを扱う及び/又は処理する、コンピュータ又は同様の電子計算デバイスの動作及び/又はプロセスに対して参照が行われることが留意されるべきである。
図面を参照すると、参照数字1は、本発明による動脈瘤を処置するためのデバイスを全体的に示す。
デバイスは、動脈瘤、特に、例えば腹部大動脈の動脈瘤、すなわち、胸部−腹部大動脈及び動脈及び/又はその主分枝を接続する領域に影響を及ぼす動脈瘤を処置するのに適する。
デバイス1は、同様に不適切にはステントと呼ばれる体内プロテーゼ2を備え、体内プロテーゼ2は、主チャネル2a及び副開口部2bを備え、主血管V1、好ましくは大動脈内に、動脈瘤及び第2の血管V2、例えば、腎動脈の部位に挿入されるのに適する。
体内プロテーゼ2は、例えば、「開窓型ステントグラフト(fenestrated stent graft)」又は「多分岐型ステントグラフト(multi−branched stent−graft)」の名の下でそれ自体知られている。
体内プロテーゼ2は、主に管状の構造からなり、主に管状の構造は、例えば、前記動脈用の、又は更に、腸骨動脈用の分岐をおそらくは備える。前記管状構造は、拡張可能であるため、体内プロテーゼは、収縮構成にある間に、血管に沿って挿入されることができ、その後、血管を、特に、動脈瘤において覆うために拡張され得る。体内プロテーゼの主チャネル2aは、挿入された後、天然の拡張性の壁を置換する血管壁を実質的に構成する。
副開口部2bは、主チャネルの壁に沿う単純な穴であることができる、又は、それ自体知られている副体内プロテーゼの所定の部分を同様に備えることができる。
同様の体内プロテーゼは、例えば、Zenith(登録商標)開窓型血管内グラフト(Fenestrated Endovascular Graft)の商標名の下でCook Medical(登録商標)によって生産されている。
デバイス1は、血管V1の内部にあるときに、主チャネル2a及び副開口部2bを通して体内プロテーゼ2内に挿入されるのに適する第1のガイドワイヤ3を更に備える。
前記第1のガイドワイヤ3は、以下で述べる特徴の他に、それ自体知られているタイプであり、また例えば、収縮構成にあるときに体内プロテーゼを進めるために、或は更に、血管内の閉塞を除去するために又はX線透視において実施される他の手術のために使用される。同様のガイドワイヤは、例えば、Starter(商標)ガイドワイヤの商標名の下でBoston Scientific(登録商標)によって製造されている。
デバイス1は、体内プロテーゼを通してではなく、適切には、体内プロテーゼと異なるルートによって、主血管V1及び副血管V2内に挿入されるのに適する第2のガイドワイヤ4を更に備える。ガイドワイヤ4は、同様に、中空管状要素4aを通って挿入され得る。ガイドワイヤ4は、主体内プロテーゼを位置決めする前でさえも、副動脈分枝内に挿入され得るため、前記分枝のカニュレーション操作は実施がより容易である。
前記第2のガイドワイヤ4は、以下で述べる特徴の他に、第1のガイドワイヤ4と同様であり、また、同じタイプである。
デバイス1は、磁気手段5を更に備える。特に、第1の磁気手段5aは第1のガイドワイヤ3に留置され、第2の磁気手段5bは第2のガイドワイヤ4に留置され、互いを引きつけ合うのに適する。
磁気手段は、永久磁石、電磁石、又は強磁性要素であり得る。好ましくは、以降で述べるように、磁気手段のうちの1つの磁気手段は永久磁石である。更に、好ましくは、磁気手段5のうちの他の磁気手段は強磁性要素である。更に、磁気手段5のうちの少なくとも1つの磁気手段、好ましくは、1つだけの磁気手段は、そのガイドワイヤ3、4に沿って可動である。こうした磁気手段は、以降で、可動性磁気手段5cと呼ばれる。
好ましくは、磁気手段5のうちの1つだけの磁気手段は可動性磁気手段5cであり、一方、他の磁気手段は固定である。好ましくは、第2の磁気手段5bは可動性磁気手段5cであり、一方、第1の磁気手段5aは固定である。
より詳細には、可動性磁気手段5cは、永久磁石を備え、同様に好ましくは、貫通キャビティを備える本体からなり、貫通キャビティは、可動性磁気手段5cが、その前記ガイドワイヤ3又は4に、また好ましくは、第2のガイドワイヤ4に摺動的に拘束されて、前記ガイドワイヤ3又は4に沿って摺動することを可能にするのに適する。
第1の磁気手段5aは、強磁性材料でできたガイドワイヤ3又は4の、好ましくは、第1のガイドワイヤ3の少なくとも1つのヘッド3aからなる。同様に、ヘッドの上の上部部分は、強磁性材料で作られ得る。
デバイス1は、可動性磁気手段5の移動手段7を更に備える。
移動手段7は、前記可動性磁気手段5cを移動させるために、ガイドワイヤ3又は4の一方に沿って摺動するケーブル7aを備える。前記ケーブルは、貫通キャビティを備える本体に拘束され、また好ましくは、本体を外側で取り巻く。
機能の観点から上述した処置デバイス1の機能は、次の通りであり、新しい動脈瘤処置手順を規定する。
こうした手順において、述べたタイプの体内プロテーゼ2は、それ自体知られている手順を使用して、主血管V1、特に、動脈瘤によって影響を受ける領域内の大動脈内に、特に、胸部−腹部大動脈動脈瘤に、またおそらくは、腸骨動脈内に1つ又は2つの拡張部を伴う状態で、挿入される。特に、ガイドワイヤは、収縮構成の体内プロテーゼ2を動脈瘤まで運び、その後、体内プロテーゼ2は、知られている手段を使用して拡張される。
主チャネル2aは、新しい血管を実質的に構成する。
副開口部2bは、代わりに、副血管V2、例えば、腎動脈の近くに留置される。
第2のガイドワイヤ4は、副血管V2、特に、腎動脈を通って挿入される(図3a)。第2のガイドワイヤ4の挿入は、同様に、主体内プロテーゼを位置決めする前に実施されることができる。
第2のガイドワイヤ4は、例えば、腸骨動脈及び大動脈を通して、好ましくは逆行する方法で挿入される。
第2のガイドワイヤ4は、主体内プロテーゼより前に、又は、いずれの場合でも、体内プロテーゼの本体の外で挿入されるため、副動脈のカニュレーションは、実施するのがスムーズかつ容易である。
第1のガイドワイヤ3は、同様に、必ずしも第2のガイドワイヤ4の後ではないが、挿入され、好ましくは強磁性ヘッド3aからなる第1の磁気手段5aを装備する。前記第1のガイドワイヤ3は、大動脈、体内プロテーゼ2、そして、次に、主チャネル2a、及び副開口部2bを通して挿入される(図3b)。前記ガイドワイヤ3は、上からまた下から挿入される。
その後、移動手段7、特に、ケーブル7aを使用して、第2の磁気手段5b、特に、永久磁石からなる中空本体が移動され、中空本体は、主血管V1と副血管V2との間の接続部の近くに運ばれる(図3c)。
こうした位置において、第1及び第2の磁気手段5a及び5bは、互いに引き付けられ、好ましくは、相互に磁気的に接続されて接触する(図3d)。
この時点において、移動手段7は、同様に、第2の磁気手段5bと共に第1のガイドワイヤ3を移動させる。第1のガイドワイヤ3は、その後、難なく副血管V2に入り込む(図3e)。
磁気手段5は、その後、除去され得る。こうした除去は、補助チャネル2eを挿入することによって実施されることができる。補助チャネル2eは、第1のガイドワイヤ内に挿入可能で(図3f)、かつ、磁気手段5aと磁気手段5bを互いに引き離すことができるように磁気手段5を分離するのに適する(図3g)。
適切な剛性の補助チャネル2eがガイドワイヤ3の先端に達すると、補助チャネル2eは、磁気ヘッド3aを第2の可動磁気手段5cから分離し、それにより、到達した位置からガイドワイヤ3が移動することなく、第2の可動磁気手段5cの除去を可能にする。
補助チャネルは、その後、除去することができ、副血管V2は、副ステントの挿入のために空いた状態で残る。
この時点において(図3h)、副体内プロテーゼ2cは、第1のガイドワイヤ3からなるガイドを通して挿入されることができ、副体内プロテーゼ2cは、副開口部を通過し(図3i)、主チャネル2aと流体連通接続する副チャネル2dを構成する。副体内プロテーゼ2cは、拡張され、したがって、副血管V2内の動脈瘤を修復する(図3l)。
こうした手術は、複数の副血管V2について繰返され得る。
本発明によるデバイス1は、重要な利点を達成する。
実際には、逆行方式での大動脈及び動脈を通るガイドワイヤ4の挿入は、ずっと速く、必要とされる時間は10分の1程度である。
述べた手順及びデバイスがこうした問題を克服し、いずれの場合でも、たとえ完全に整列していなくても、同じ開口部を通して副血管V2に到達する場合、同じ方法により、同様に、副開口部が患者に対してカスタマイズされていない体内プロテーゼの使用が可能になる。
そのため、前記方法は、実質的に標準的な開窓型プロテーゼを使用することを可能にし、実質的に標準的な開窓型プロテーゼは、血行動態研究所において即座に利用可能であり、コスト及び生産時間の観点から多くの利点を有する。
特許請求項に規定される本発明の概念の範囲から逸脱することなく、本発明に対する変形が行われることができる。例えば、ガイドワイヤ3及び4は、同じ側で、或は、副血管V2又は他の血管を通して、直接、挿入され得る。更に、磁気手段は共に、可動5cであることができる。
前記範囲内で、全ての詳細は、等価な要素と置換えられることができ、材料、形状、及び寸法は、所望の通りであることができる。

Claims (8)

  1. 動脈瘤のための処置デバイス(1)において、
    −主チャネル(2a)及び副開口部(2b)を備え、主血管(V1)内に、動脈瘤及び副血管(V2)の部位に挿入されるのに適する、体内プロテーゼ(2)と、
    −前記血管(V1)の内部にあるときに、前記主チャネル(2a)及び前記副開口部(2b)のうちの1つの副開口部(2b)を通して前記体内プロテーゼ(2)内に挿入されるのに適する第1のガイドワイヤ(3)とを備える、処置デバイス(1)であって、
    −前記主血管(V1)及び前記副血管(V2)の内部に挿入されるのに適する第2のガイドワイヤ(4)と、
    −前記第1のガイドワイヤ(3)に留置された第1の磁気手段(5,5a)と、
    −前記第2のガイドワイヤ(4)に留置された第2の磁気手段(5,5b)とを備え、
    −前記磁気手段(5)は互いに吸引されることを特徴とする、処置デバイス(1)。
  2. 前記磁気手段(5)の少なくとも一方は、前記磁気手段(5)の前記ガイドワイヤ(3,4)に沿う可動性磁気手段(5,5c)からなり、デバイス(1)は、前記可動性磁気手段(5,5c)の移動手段(7)を備える、請求項1に記載の処置デバイス(1)。
  3. 前記可動性磁気手段(5c)は永久磁石を備える、請求項1又は2に記載の処置デバイス(1)。
  4. 前記可動性磁気手段(5c)は、貫通キャビティを備える本体からなり、前記貫通キャビティは、前記可動性磁気手段(5c)が、摺動時に前記可動性磁気手段(5c)の前記ガイドワイヤ(3,4)に拘束されて、前記可動性磁気手段(5c)の前記ガイドワイヤ(3,4)に沿って摺動することを可能にするのに適する、請求項1から3のいずれか1項に記載の処置デバイス(1)。
  5. 前記移動手段(7)は、前記ガイドワイヤ(3,4)の一方に沿って摺動し、前記可動性磁気手段(5)を移動させるのに適するケーブル(7a)を備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の処置デバイス(1)。
  6. 前記ケーブル(7a)は、貫通キャビティを備える前記本体に拘束される、請求項1から5のいずれか1項に記載の処置デバイス(1)。
  7. 前記第2の磁気手段(5)は、前記第2のガイドワイヤ(4)に沿って可動である、請求項1に記載の処置デバイス(1)。
  8. 前記磁気手段(5)の一方は、少なくとも、強磁性材料でできた前記ガイドワイヤ(3,4)の一方のヘッド(3a)からなる、請求項1から7のいずれか1項に記載の処置デバイス(1)。
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