JP2019514167A - 薄い導光板および光結合部を含むバックライトユニット - Google Patents

薄い導光板および光結合部を含むバックライトユニット Download PDF

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Abstract

本明細書において、導光板(210)、導光板と接触した光結合部(220)、並びに、第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された光源(230)を含むバックライトユニットを開示する。そのバックライトユニットは、入射面(221)の反対を向いた結合部の縁面(224)に反射体(240)を形成することによって、光再利用空洞部も含みうる。更に、本明細書において、そのようなBLUを含む電子、表示、および照明装置も開示する。

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条の下、2016年4月8日出願の米国仮特許出願第62/320,052号の優先権の利益を主張し、その内容は依拠され、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、バックライトユニット、および、そのようなバックライトユニットを備えた表示装置に関し、特に、薄い導光板、および、光結合効率を高める光結合部を備えたバックライトユニットに関する。
液晶表示装置(LCD)は、携帯電話、ラップトップ、電子タブレット、テレビ、および、コンピュータ画面などの様々な電子機器で、一般に用いられている。より薄く、より大きく、高解像度のフラットパネル表示装置の需要が高まっており、例えば、導光板(LGP)など、表示装置で使用される高品質基板が必要になっている。したがって、本産業分野において、より高い光結合効率および/または発光性能を有し、より薄いLGPが、要求されており、そのようなLGPは、様々な表示装置の厚さの削減、および/または、画面サイズの増加を可能にしうる。
ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのプラスチック材料を、LGPの製造に用いうる。しかしながら、PMMAは、(例えば、ガラスの熱膨張係数より約1桁高い)比較的高い熱膨張係数を有し、それにより、LCD装置を設計する際に、LEDなどの光源と導光板の間に、より広い空間を必要としうる。この間隙は、光源から導光路への光結合効率を低下させるか、および/または、表示部の縁部を隠すために、より大きいベゼルを必要としうる。更に、PMMAは、機械的強度が比較的低いので、現在の消費者の要求を満たすように、十分に大きいサイズで、かつ、薄い導光板を、PMMAから製作するのは、難しいことがありうる。したがって、PMMAの導光板は、ベゼルによって隠されること、または、望ましい表示サイズを提供するのに十分大きいシートを製造できないことから、画像を表示するのに使用しうる発光面領域が制限されうる。
ガラスの導光板は、光の減衰が小さいこと、熱膨張係数が低いこと、および、比較的薄い厚さでも機械的強度が高いことから、PMMAの導光板の代わりに提案されてきた。ガラスは、比較的薄いLGPを製造するのに使用しうるが、そのようなLGPは、様々な欠点も有しうる。例えば、LGPの厚さを削減することで、より小さい光源(例えば、LED)を使用して、効率的な光結合を促進する必要が生じうる。光源の大きさを削減することは、次に、発光輝度および/または効率を低下させるか、並びに/若しくは、バックライトユニット(BLU)全体のコストを上昇させうる。したがって、経済的観点、および/または、設計的観点から、より薄いLGPの場合にも、より大きい光源を使用するのが望ましいことがありうる。特に、光源とLGPの間の距離が長くなった場合に、隣接した光源によってエッジライト方式のLGPに入射される光を、より高い効率で結合させるために、様々な取組みが行われてきた。しかしながら、現在の結合装置は、製造費用の上昇、および/または、複雑さ、および/または、効果の低さなどの1つ以上の欠点を有しうる。
したがって、より大きい光源から、より薄い導光板に光を結合させる装置を提供すること、並びに、輝度および/またはエネルギー効率を犠牲にすることなく、表示装置の全厚さを削減させることには、利点があるだろう。光源と導光板の間の光結合効率を高めるために、製造コストおよび/または複雑さを実質的に高めずに、改良された方法および装置を提供することにも、利点があるだろう。
本開示は、様々な実施形態において、発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、第2の光入射縁面、反対を向いた光反射縁面、第1の表面、および、反対を向いた第2の表面を有する光結合部と、第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された光源とを含み、光結合部の第1の表面の少なくとも一部は、導光板の発光主要面または反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触したものであるバックライトユニットに関する。本明細書において、発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、導光板の発光主要面または反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触し、第2の光入射縁面および反対を向いた光反射縁面を有する光結合部と、第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された光源と、光結合部の光反射縁面、並びに、光源の上面、底面および裏面の各々の反射フィルムによって画定される光再利用空洞部とを含むバックライトユニットも開示する。更に、本明細書において、そのようなBLUを含む電子装置、表示装置、または、照明装置を開示する。
ある実施形態において、光結合部の光反射縁面は、反射フィルムまたはコーティングを含むものであるか、または、光源の上面、底面、および/または、背面の少なくとも1つは、反射フィルムまたはコーティングを含みうる。様々な実施形態によれば、少なくとも1つの光源の高さは、導光板と光結合部の合計での厚さ以下でありうる。限定するものではない実施形態において、光結合部の第1および第2の表面は、導光板の発光主要面と平行であるか、または、他の実施形態において、平行でなくてもよく、第2の表面は、−10°から10°の範囲の傾き角度を有しうる。更なる実施形態において、導光板の第1の光入射縁面は、例えば、約10°から約60°の範囲の角度で、面取りされたものでありうる。
様々な実施形態によれば、導光板の屈折率(n)は、光結合部の屈折率(n)と異なりうるもので、例えば、nは、nより高く、例としては、nより、約5%から約20%高いものでありうる。ある実施形態において、0.25n+0.77≦n≦0.25n+1.18である。更なる実施形態によれば、光結合部の熱膨張係数と導光板の熱膨張係数の差が、30%未満である。更なる実施形態において、導光板または光結合部の少なくとも一方の弾性率が、5GPa未満である。更なる実施形態によれば、導光板および光結合部の少なくとも一方が、ガラス、ガラスセラミック、プラスチック、または、ポリマー材料を含むものであるか、および/または、約420nmから約750nmの範囲の可視光波長において、少なくとも約80%の光透過率を有する。
本開示の更なる特徴および利点を、次の詳細な記載に示し、それは、部分的には、当業者には、その記載から明らかであるか、または、次の詳細な記載、請求項、および、添付の図面を含む本明細書に記載の方法を実施することによって分かるだろう。
ここまでの概略的記載および次の詳細な記載の両方が、本開示の様々な実施形態を示し、請求項の本質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図すると、理解すべきである。添付の図面は、本開示の更なる理解のために含められたものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は、本開示の様々な実施形態を示し、明細書の記載と共に、本開示の原理および動作を説明する役割を果たす。
次の詳細な記載は、以下の図面と共に読むことで、更に理解されうるものであり、図面では、可能な限り、類似の構成要素を類似番号で参照しており、更に、添付の図面は、必ずしも縮尺通りではないと理解されるものである。
本開示の実施形態によるバックライトユニットを示す。 本開示の更なる実施形態によるバックライトユニットを示す。 本開示の更なる実施形態によるバックライトユニットを示す。 導光板と光結合部が異なる屈折率を有する実施形態について、図1のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の長さの関数としてプロットしたものである。 導光板と光結合部が同じ屈折率を有する実施形態について、図1のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の長さの関数としてプロットしたものである。 図1のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の屈折率の関数としてプロットしたものである。 様々な屈折率の導光板について、図1のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の屈折率の関数としてプロットしたものである。 導光板の屈折率と、光結合部の最適な屈折率との差を、導光板の屈折率の関数としてプロットしたものである。 導光板と光結合部が異なる屈折率を有する実施形態について、図2のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の長さの関数としてプロットしたものである。 導光板と光結合部が同じ屈折率を有する実施形態について、図2のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の長さの関数としてプロットしたものである。 図3のバックライトユニットの構成の光結合効率を、光結合部の上面の傾き角度の関数としてプロットしたものである。
本明細書において、発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、第2の光入射縁面、反対を向いた光反射縁面、第1の表面、および、反対を向いた第2の表面を有する光結合部と、第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された光源とを含み、光結合部の第1の表面の少なくとも一部は、導光板の発光主要面または反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触したものであるバックライトユニットを、開示する。更に、本明細書において、発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、導光板の発光主要面または反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触し、第2の光入射縁面および反対を向いた光反射縁面を有する光結合部と、第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された光源と、光結合部の光反射縁面、並びに、光源の上面、底面および裏面の各々の反射フィルムによって画定される光再利用空洞部とを含むバックライトユニットも開示する。更に、本明細書において、そのようなBLUを含む電子、表示、および、照明装置を開示する。
ここで、本開示の様々な実施形態を、例示的なBLU構成を示す図1〜3を参照して記載する。以下の概略的記載は、請求した装置の概観を提供することを意図しており、本開示を通して、限定するものではない実施形態について、様々な態様を、より具体的に記載する。これらの実施形態は、本開示の文脈においては、互いに入れ替えうるものである。
図1は、本開示のある態様によるバックライトユニット100を示している。バックライトユニット100は、導光板(LGP)110と、光結合部(LCU)120と、LGPおよびLCUに光学的に結合された光源130とを含みうる。LGP110は、光入射縁面111、発光主要面112、および、反対を向いた主要面113(発光主要面の反対側)を含みうる。LGP110の厚さTは、表面112と表面113の間に延伸する。同様に、LCU120は、光入射縁面121、第1の表面123、および、第2の表面122(第1の表面の反対側)、更に、反対を向いた光反射縁面124(光入射縁面の反対側)を含みうる。LCU120の厚さTは、表面122と表面123の間に延伸し、LCU120の長さLは、表面121と表面124の間に延伸する。
本明細書で用いるように、「光学的に結合された」という用語は、光源が、LGPに対して、LGPに光を導くか、または、入射させるように配置されたと示すことを意図する。光源は、LGPと物理的に接触しなくても、LGPに光学的に結合されうる。図1〜3に示すように、BLUは、例えば、LGPの縁部に隣接、または、当接して位置する光源で照らされるエッジライト方式であってもよい。ある実施形態によれば、光は、LGPに入射すると、全内部反射(TIR)によって、LGPの長さに沿って、LGP上の光取出し特徴物に接触するまで伝播し、光取出し特徴物は、光を、ユーザの方へ、前方に散乱させる。例えば、LGPが、2つの反対を向いた平行な面を含むガラス板であって、それらの面が、2つの反対向きの空気とガラスの界面を画定するものである場合には、ガラス板に入射した光は、界面の状態に変化がなければ、または、変化を生じるまで、平行な第1の界面と第2の界面の間で交互に反射されて、ガラス板を通って伝播しうる。
図1を再び参照すると、LGP110は、光入射縁面111、発光主要面112、および、反対を向いた主要面113を含みうる。本明細書で用いるように、「光入射縁面」は、隣接する光源に光学的に結合された縁面、例えば、そこに光が入射するLGPの縁部を示すことを意図する。「発光主要面」は、意図したユーザに向いたLGP(またはBLU)の主要面、例えば、ユーザの方へ光を発する主要面を示すことを意図する。同様に、「反対を向いた主要面」は、発光主要面の反対を向いたLGP(またはBLU)の主要面であり、それは、ユーザから離れる側に、例えば、装置がある場合には、その装置の後パネルに向いた主要面を示すことを意図する。
バックライトユニット100の1つ以上の構成要素に反射面を備えて、光の再利用を促進して、更に光結合効率を高めてもよい。例えば、LCUの光反射縁面124は、例えば、反射フィルムまたはコーティング140、若しくは、光を反射しうる任意の他の装置または組成物を用いて、その表面に入射した光を反射しうる。光源130の1つ以上の表面も、反射フィルムまたはコーティング、例えば、1つ以上のフィルム150a、150b、および/または150cを含んでもよく、それは、各々、光源130の背面、上面、または、底面に接触して位置しうる。
いくつかの実施形態において、図1に示したように、各フィルム150a、150b、150cが存在し、反射フィルム140と共に、光再利用空洞部160を形成するように配置されうる。例えば、上面の反射フィルム150bは、LCU120、例えば、第2の表面122と物理的に接触し、底面の反射フィルム150cは、LGP110、例えば、反対を向いた主要面113と物理的に接触し、それによって、光再利用空洞部160を形成しうる。光再利用空洞部160において、LGPに直接入射されなかった光が、向きを変えられて、最終的にLGPに入るまで、反射されうる。いくつかの実施形態において、光再利用空洞部160は、光源130とLGP110の間の間隙Gに亘るものでありうる。
図2を参照すると、他の例示的なバックライトユニット200は、面取りされた光入射縁面を有するLGP210を含みうる。例えば、面取り部215は、LGP210の光入射縁面211と発光主要面212との連結箇所に、および/または、光入射縁面211と反対を向いた主要面213との連結箇所に設けられうる。そのような面取り部215は、高さhを有しうる。面取り部215について、例示的な高さhは、導光板210の厚さTの少なくとも約5%で、約0.05×Tから約0.3×T、または、約0.1×Tから約0.2×Tの範囲などでありうる。例えば、厚さ0.7mmのガラスシートの場合には、約0.07mm以上の高さを有する面取り部を、光入射縁面211の一方または両方の角部に用いるか、厚さ1.1mmのガラスシートの場合には、約0.1mm以上の高さを有する面取り部を用いうる。面取り部215は、任意の適切な角度、例えば、約20°から約50°、約30°から約40°、または、約45°など、約10°から約60°の範囲の角度で切断されうる。面取り後に、光入射縁面211の面取りされなかった部分は、厚さtを有し、それは、例えば、約0.3mmから約2mm、または、約0.5mmから約1mmなど、約0.1mmから約2.5mmの範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
図1と同様に、図2のバックライトユニット200は、LGP210、LCU220、および、LGPとLCUに光学的に結合された光源230を含みうる。LGP210は、光入射縁面211、発光主要面212、および、反対を向いた主要面213(発光主要面の反対側)を含みうる。LCU220は、光入射縁面221、第1の表面223、および、反対を向いた第2の表面222(第1の表面の反対側)、更に、反対を向いた光反射縁面224(光入射縁面の反対側)を含みうるものであり、それらに、反射フィルムまたはコーティング240が備えられていてもよい。光源230の1つ以上の表面も、反射フィルムまたはコーティング、例えば、1つ以上のフィルム250a、250b、および/または、250cを含んでもよく、それらは、光再利用空洞部260を形成するように配置されうる。
図3を参照すると、更なる例示的なバックライトユニット300は、平行ではない面322と323を有するLCU320を含みうる。例えば、LGP310と接触する第1の表面323は、LGP310の発光主要面312に平行であるが、一方、第2の表面322は、発光主要面312に平行でなくてもよい。同様に、LCU320の第2の表面322は、LCU320の光入射縁面321と直交するか、この面に対して、90°以外の角度を有しうる。いくつかの実施形態において、第2の表面322は、光入射縁面321への法線(図3の破線)に対して、ある角度で傾斜したものでありうる。
本明細書において、この法線に対する第2の表面322の角度を、「傾き角度」(θ)と称する。いくつかの実施形態において、この法線に対する第2の表面322の傾き角度θは、約−8°から約8°、約−6°から約6°、約−5°から約5°、約−4°から約4°、約−3°から約3°、約−2°から約2°、約−1°から約1°、または、0°など、約−10°から約10°の範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。図3に示すように、正の傾き角度は、(図3に示したように)LCU320の厚さが、光源330からの距離の関数として増加することを示し、一方、負の傾き角度は、LCU320の厚さが、光源330からの距離の関数として減少することを示す(図3に不図示)。換言すれば、正のθは、LCU320の第2の表面322と光入射縁面321が、90°より大きい角度を形成することを示し、一方、負のθは、この連結箇所で、90°未満の角度であることを示す。
図1〜3を概略的に参照すると、LEDなどの光源(130、230、330)は、LGPおよび/またはLCUの光入射縁面に、例えば、その表面に隣接または当接して、光学的に結合されうる。光源は、約100nmから約400nmの範囲の波長を有する青色光、UV光、または、近UV光などの光を、LGPおよび/またはLCUに入射させうる。限定するものではない実施形態によれば、(間隙Gで示した)LGPと光源の間の距離は、例えば、約0.04mmから約1.8mm、約0.5mmから約1.5mm、約0.6mmから約1.2mm、または、約0.8mmから約1mmなど、約0.01mmから約2mmの範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
光源も、高さHを有し、いくつかの実施形態において、それは、LGPの厚さTより大きくてもよい。例えば、Hは、約1.1×Tから約2×T、約1.2×Tから約1.9×T、約1.3×Tから約1.8×T、約1.4×Tから約1.7×T、または、約1.5×Tから約1.6×Tなど、Tより少なくとも約10%大きくてもよい。当然、光源は、望ましい構成に適切なように、LGPに対して任意の他の高さを有し、LGPの厚さ未満の高さを有しうる。更なる実施形態において、LGPおよび/またはLCUの厚さは、T+T≧Hとなるように選択しうる。例えば、図1に示すように、T+T>Hであるか、または、図2に示すように、T+T≒Hである。本明細書において、光源の高さH、または、任意の他の寸法は、光源の有効領域、例えば、(光源を保持する筐体によって画定された領域ではなく)発光領域に関すると理解すべきである。
ある実施形態によれば、LGPの厚さT、および/または、LCUの厚さTは、約3mm以下、例えば、約0.1mmから約2mm、約0.3mmから約1.5mm、約0.5mmから約1.1mm、または、約0.7mmから約1mmの範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。いくつかの実施形態において、LCUの長さLは、LGPの長さ未満でありうる。例えば、BLUを含む装置において、LCUが見えないように、例えば、ベゼルの後に隠れるか、または、他の方法でユーザの視界から隠れるように、LCUの長さを削減するのが望ましいことがありうる。更に、LCUの長さを削減して、LGPからの光が、LCUに戻って結合されるのを制限するのが望ましいことがありうる。
光源によってLCUに入射された光は、(例えば、LCUの第1の表面とLGPの発光主要面の間の)物理的接触によって、LGPに結合されうる。しかしながら、LCUの長さが長くなると、LGPからの光が、LCUに戻って結合される可能性が高まる。したがって、様々な限定するものではない実施形態において、LCUの長さLは、約0.3mmから約3mm、約0.5mmから約2.5mm、約0.8mmから約2mm、約1mmから約1.8mm、約1.2mmから約1.6mm、または、約1.4mmから約1.5mmの範囲など、5mm未満でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。いくつかの実施形態において、LCUの長さのLGPの長さに対する比は、約1:100から約1:2、約1:50から約1:3、約1:20から約1:4、または、約1:10から約1:5の範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。その代わりに、LCUの長さのLCUの高さに対する比は、約20:1から約1:1、約15:1から約2:1、約10:1から約3:1、または、約5:1から約4:1の範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
図1および3に示すように、LGP(110、310)の光入射縁面(111、311)とLCU(120、320)の光入射縁面(121、321)は位置合わせされて、組み合わされた一列の光入射縁面を生成し、例えば、これらの光入射縁面は、同じ平面にあるか、および/または、互いに平行でありうる。しかしながら、他の実施形態において、LCUの光入射縁面は、LGPの光入射縁面と同じ平面になくてもよい。例えば、LCUの光入射縁面は、LGPと比べて、光源に、もっと近いか、または、更に離れていてもよい。例えば、図2に示したように、LCU220は、LGP210と比べて、光源230から、より長い距離で離れて位置していてもよい。図2に示したような面取りされたLGPの場合には、LCU220の光入射縁面211は、LGP210の縁部ではなく、面取り部215の縁部と位置合わせされてもよい。
ある実施形態において、LGPおよび/またはLCUの表面は、平面であるか、または、実質的に平面、例えば、実質的に平坦でありうる。様々な実施形態において、LGPの発光主要面と、反対を向いた主要面とは、平行か、または、実質的に平行でありうる。同様に、LCUの第1の表面と第2の表面とは、平行か、または、実質的に平行でありうる。限定するものではない例として、LGPおよび/またはLCUは、4つの縁部を有する矩形または正方形のシートを含むが、1つ以上の曲線部分を有する表面を含む他の形状および構成も想定しており、それらも、本開示の範囲に含まれることを意図している。いくつかの実施形態において、矩形のガラスまたはプラスチックのLGPを、矩形のLCU導波板に結合しうる。更なる実施形態において、図3に示したように、LCUの第1の表面と第2の表面とは平行でなくてもよく、第2の表面は、傾き角度θで傾斜するか、下方に傾斜していてもよい。
本明細書において開示するBLUは、LCUを含まない同様のBLUと比べて、光結合効率を改善しうる。例えば、光結合効率は、約65%から約90%、約70%から約85%、または、約75%から約80%の範囲など、95%までさえ高いことがありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。既に記載したように、LCUは、光入射縁面の反対を向いた反射縁面(124、224、324)を含み、その反射縁面は、反射フィルムまたはコーティング(140、240、340)で被膜されうる。いくつかの実施形態において、第2の表面も、反射フィルムで被膜されうる。しかしながら、LCUの第2の表面に入射した光の大部分は、TIRにより、LCU内に閉じ込められる可能性が高いので、他の実施形態において、そのような反射フィルムがなくてもよい。
いくつかの実施形態において、反射フィルムまたはコーティングを、光源(130、230、330)の1つ以上の表面に含むことによって、光結合効率を、更に高めうる。例えば、反射フィルムまたはコーティングを、背面(フィルム150a、250a、350a)、上面(フィルム150b、250b、350b)、および/または、底面(フィルム150c、250c、350c)に備えて、再利用空洞部(160、260、360)を形成しうる。但し、光源の前面または発光面は、フィルムを用いずに、(可視光波長、約420〜750nmで)十分な反射性を有しうるものであり、例えば、少なくとも60%の反射率、または、少なくとも70%の反射率など、少なくとも50%の反射率を有し、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
適切な反射フィルムおよびコーティングは、例えば、拡散(ランバート)反射フィルム、若しくは、WhiteOptics(例えば、White98(商標))、3M(例えば、Vikuiti(商標))、および、Labsphere(例えば、Spectralon(登録商標)、Spectraflect(登録商標)、または、Permaflect)から入手可能な市販の高鏡面反射(ESR)フィルム、若しくは、アルミニウム、金、銀、銅、白金などの金属膜などの反射テープを含みうる。ある実施形態において、LCU上の反射フィルムは、鏡面反射体であり、一方、光源上の反射フィルムは、ランバート反射体であってもよい。これらのフィルムのいずれの反射率も、(可視光波長、約420〜750nmで、)特定の利用例に望ましいように変更しうるものであり、例えば、60%から99%など、50%より高い値から98%より高い値までの範囲、70%から96%、または、80%から90%などでありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
光結合効率は、LGPおよび/またはLCUの屈折率の影響も受けうる。様々な実施形態によれば、LGPおよび/またはLCUは、約1.35から約1.7、約1.4から約1.65、約1.45から約1.6、または、約1.5から約1.55など、約1.3から約1.8の範囲の屈折率を有し、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。いくつかの実施形態において、LCUの屈折率は、LGPの屈折率と実質的に同様で(例えば、5%以内の違いで)ありうる。他の実施形態において、LCUの屈折率は、LGPの屈折率より低くてもよい。例えば、nは、0.85×n、0.8×n、0.75×n、または、0.70×nなど、0.95×n未満でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。ある実施形態によれば、nは、nより高く、例えば、1.1×n以下か、1.05×n以下でありうる。様々な限定するものではない実施形態において、nとnの関係を、以下のように表しうる:
0.25n+0.77≦n≦0.25n+1.18、
0.25n+0.82≦n≦0.25nLGP+1.12、
0.25n+0.87≦n≦0.25n+1.08、または、
0.25n+0.92≦n≦0.25n+1.02。
様々な実施形態によれば、LGPおよび/またはLCUの構成材料を、連続動作の間に光源によって発せられる熱および/光などの様々な作動条件に、変色、変形、亀裂および/または層分離などの経時劣化を示すことなく耐えうるように、選択しうる。光源とLGPの間の間隙が短くなるにつれて、熱に対する耐性は、より重要になりうる。その代わりに、光源の高さを、合計で超える厚さを有するLGPとLCUを用いて、光源とLGPの間の間隙を長くすることも可能でありうる(例えば、T+T>>Hの場合)。
結合効率は、光源とLGPの間の間隙を短くすることで改善しうるが、光源が近接したことにより、重大な温度変化があり、それは、例えば、20〜40℃までさえ大きいものでりうる。したがって、同じ、または、同様の熱膨張係数(CTE)、および/または、弾性率を有するLGPおよび/またはLCUの材料を選択するのが望ましいことがありうる。例えば、LCUのCTE(CTE)が、LGPのCTE(CTE)から大きく異なる場合には、BLUの動作中に上昇した温度により、2つ材料の間の界面で応力が発生しうる。特に、CTEの大きい違いが高い弾性率と組み合わさると、LCUとLGPを合わせて保持する固着力を超えうる応力を生じるか、または、このような応力を生じなくても、その応力は、面外への屈曲を生じて、光結合を妨げうる。したがって、LGPおよび/またはLCUを構成する材料を、LCUとLGPのCTEが十分に合致するように選択するか、または、他方の材料の弾性率より低い弾性率を有する少なくとも1つの材料を選択して、動作中に容易に管理しうるレベルの応力を生じるようにするのが、望ましいことがありうる。いくつかの実施形態において、LGPおよびLCUを、互いにCTEが30%以内の違い、例えば、0.7×CTE≦CTE≦1.3×CTE、または、0.8×CTE≦CTE≦1.2×CTE、または、0.9×CTE≦CTE≦1.1×CTE、または、0.95×CTE≦CTE≦1.05×CTEとなるように選択するのが、望ましいことがありうる。
ガラス材料の例示的な(約25〜300℃の範囲の温度に亘って測定した)CTEは、例えば、約4×10−6/℃から約10×10−6/℃、約5×10−6/℃から約8×10−6/℃、または、約6×10−6/℃から約7×10−6/℃など、約3×10−6/℃から約11×10−6/℃の範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。ガラス材料の例示的な弾性率は、約60GPaから約80GPa、または、約70GPaから約75GPaなど、約50GPaから約90GPaの範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。プラスチックまたはポリマー材料のCTEは、約55×10−6/℃から約75×10−6/℃、約60×10−6/℃から約70×10−6/℃など、約50×10−6/℃から約80×10−6/℃の範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。プラスチック/ポリマー材料の例示的な弾性率は、ガラスの弾性率より低く、例えば、約2Gpaから約2.5GPaなど、約1.5GPaから約3GPaの範囲でありうるもので、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。したがって、プラスチック/ポリマー材料のCTEは、ガラスのCTEと比べて高いことがありうるが、それでも、そのような材料の間での適切な結合が、プラスチック/ポリマーが低い弾性率を有することで可能でありうる。いくつかの場合において、LGPまたはLCUの少なくとも一方が、5GPa未満の弾性率を有する。
図1〜3を続けて参照すると、LGP(110、210、310)、および/または、LCU(120、220、320)は、表示装置および他の同様の装置の構成要素、例えば、導波板としての使用が従来から知られた任意の材料を含みうる。例えば、LGPおよび/またはLCUは、いくつかの例を挙げれば、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのプラスチック、ポリマー、微細構造(MS)材料、または、ガラスを含みうる。例示的なガラスは、アルミノケイ酸、アルカリアルミノケイ酸、ホウケイ酸、アルカリホウケイ酸、アルミノホウケイ酸、アルカリアルミノホウケイ酸、ソーダライム、および、他の適切なガラスを含みうるが、それらに限定するものではない。ガラスの導光板としての使用に適した市販の入手可能なガラスの例は、例えば、Corning Incorporatedから入手可能なEAGLE XG(登録商標)、Lotus(商標)、Willow(登録商標)、Iris(商標)、および、Gorilla(登録商標)ガラスを含む。更なる実施形態において、LGPは、ガラスとプラスチックの両方を有する複合LGPを含みうるものであり、したがって、本明細書で、ガラスのLGPだけについて記載した、いずれの具体的な実施形態も、添付の請求項の範囲を限定すべきではない。
いくつかの限定するものではないガラス組成物は、約50モル%から約90モル%のSiO、0モル%から約20モル%のAl、0モル%から約20モル%のB、および、0モル%から約25モル%のROを含みうるもので、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2であるか、若しくは、Rは、Zn、Mg、Ca、Sr、または、Baで、xは1であり、ガラスは、2dB/500mm以下の吸収を生じる。いくつかの実施形態において、ガラスは、Co、Ni、および、Crを、各1ppm未満含む。いくつかの実施形態において、Feの濃度は、<約50ppmであるか、<約20ppmであるか、または、<約10ppmである。他の実施形態において、Fe+30Cr+35Ni<約60ppmであるか、Fe+30Cr+35Ni<約40ppmであるか、Fe+30Cr+35Ni<約20ppmであるか、または、Fe+30Cr+35Ni<約10ppmである。他の実施形態において、組成物シートは、約60モル%から約80モル%のSiO、約0.1モル%から約15モル%のAl3、0モル%から約12モル%のB、並びに、約0.1モル%から約15モル%のROを含み、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2であるか、若しくは、Rは、Zn、Mg、Ca、Sr、または、Baで、xは1であり、ガラスは、2dB/500mm以下の吸収を生じる。いくつかの実施形態において、ガラスは、0.006未満、0.005未満、0.004未満、または、0.003未満の色ずれを生じる。
他の実施形態において、ガラス組成物は、約65.79モル%から約78.17モル%のSiO、約2.94モル%から約12.12モル%のAl、約0モル%から約11.16モル%のB、約0モル%から約2.06モル%のLiO、約3.52モル%から約13.25モル%のNaO、約0モル%から約4.83モル%のKO、約0モル%から約3.01モル%のZnO、約0モル%から約8.72モル%のMgO、約0モル%から約4.24モル%のCaO、約0モル%から約6.17モル%のSrO、約0モル%から約4.3モル%のBaO、および、約0.07モル%から約0.11モル%のSnOを含みうる。いくつかの実施形態において、ガラスは、色ずれ<0.015を生じうる。いくつかの実施形態において、ガラスは、0.008未満、0.005未満、または、0.003未満の色ずれを生じうる。
更なる実施形態において、ガラス組成物は、0.95と3.23の間のRO/Alの比を有しうるものであり、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2である。更なる実施形態において、ガラス組成物は、1.18と5.68の間のRO/Alの比を有しうるものであり、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2であるか、若しくは、Rは、Zn、Mg、Ca、Sr、または、Baで、xは1である。更なる実施形態において、ガラス組成物は、−4.25と4.0の間のRO−Al−MgOを有しうるものであり、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2である。更なる実施形態において、ガラス組成物は、約66モル%から約78モル%のSiO、約4モル%から約11モル%のAl、約4モル%から約11モル%のB、約0モル%から約2モル%のLiO、約4モル%から約12モル%のNaO、約0モル%から約2モル%のKO、約0モル%から約2モル%のZnO、約0モル%から約5モル%のMgO、約0モル%から約2モル%のCaO、約0モル%から約5モル%のSrO、約0モル%から約2モル%のBaO、および、約0モル%から約2モル%のSnOを含みうる。
更なる実施形態において、ガラス組成物は、約72モル%から約80モル%のSiO、約3モル%から約7モル%のAl、約0モル%から約2モル%のB、約0モル%から約2モル%のLiO、約6モル%から約15モル%のNaO、約0モル%から約2モル%のKO、約0モル%から約2モル%のZnO、約2モル%から約10モル%のMgO、約0モル%から約2モル%のCaO、約0モル%から約2モル%のSrO、約0モル%から約2モル%のBaO、および、約0モル%から約2モル%のSnOを含みうる。ある実施形態において、ガラス組成物は、約60モル%から約80モル%のSiO、約0モル%から約15モル%のAl、約0モル%から約15モル%のB、および、約2モル%から約50モル%のROを含みうるものであり、Rは、Li、Na、K、Rb、および、Csのいずれか1つ以上で、xは2であるか、Rは、Zn、Mg、Ca、Sr、または、Baで、xは1であり、更に、Fe+30Cr+35Ni<約60ppmである。
LGPおよび/またはLCUも、例えば、イオン交換で、化学強化されたガラスを含みうる。イオン交換処理中に、ガラスシートの表面または表面近傍で、ガラスシート内のイオンが、例えば、塩浴からの、もっと大きい金属イオンと交換されうる。もっと大きいイオンをガラスに取り込むことで、表面近傍領域で圧縮応力を生成することによって、シートが強化されうる。ガラスシートの中心領域では、対応する引張応力が生成され、圧縮応力を相殺しうる。
イオン交換は、例えば、ガラスを、所定の時間、溶融塩浴に浸漬させることによって行いうる。例示的な塩浴は、KNO、LiNO、NaNO、RbNO、および、それらの組合せを含むが、それらに限定されない。溶融塩浴の温度、および、処理時間は、様々でありうる。当業者であれば、望ましい利用例に応じて、時間および温度の決定が可能である。限定するものではない例として、溶融塩浴の温度は、約400℃から約500℃など、約400℃から約800℃の範囲で、所定の時間は、約4時間から約10時間など、約4時間から約24時間の範囲でありうるもので、他の温度および時間の組合せも、想定している。限定するものではない例として、ガラスを、KNO浴中に、例えば、約450℃で、約6時間、浸漬させて、Kの濃度が高められた層を得て、表面圧縮応力を与えうる。
ある実施形態において、LGPおよび/またはLCUは、透明であるか、または、実質的に透明でありうる。本明細書で用いるように、「透明」という用語は、LGPおよび/またはLCUが、約1mmの厚さの時に、可視光波長領域(420から750nm)において、約80%より高い透過率を有すると示すことを意図する。例示的な透明なLGPおよび/またはLCUは、例えば、可視光範囲において、約90%より高い、約92%より高い、または、約95%より高いなど、約85%より高い透過率を有し、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。様々な実施形態によれば、LCUは、可視光領域において、約70%未満、約60%未満、または、約50%未満など、約80%未満の透過率を有し、全ての範囲、および、それらの間の部分範囲を含みうる。
いくつかの実施形態において、例示的な透明なLGPおよび/またはLCUは、Co、Ni、および、Crを、各1ppm未満含みうる。いくつかの実施形態において、Feの濃度は、<約50ppm、<約20ppm、または、<約10ppmである。他の実施形態において、Fe+30Cr+35Ni<約60ppm、Fe+30Cr+35Ni<約40ppm、Fe+30Cr+35Ni<約20ppm、または、Fe+30Cr+35Ni<約10ppmである。更なる実施形態によれば、例示的な透明なLGPおよび/またはLCUは、色ずれ<0.015を有するか、または、いくつかの実施形態において、色ずれ<0.008を有しうる。
色ずれは、CIE 1931の色測定規格を用いて、サンプルの長さLに沿って、色度座標yの変化を測定することによって、特徴を明らかにしうる。ガラスのLGPについて、色ずれの値は、Δy=y(L)−y(L)として報告しうるもので、LおよびLは、パネルまたは基板に沿って、出射源から離れる方向のZの位置であり、L−L=0.5メートルである。
様々な実施形態によれば、LGPの1つ以上の表面、例えば、LGPの発光主要面、および/または、反対を向いた主要面には、複数の光取出し特徴物でパターンが形成されうる。本明細書で用いるように、「パターンが形成され」という用語は、複数の要素および/または特徴物が、LGPの表面に、任意の所定のパターンまたはデザインで存在すると示すことを意図し、それらは、例えば、ランダムか、または、配置されたものか、若しくは、繰返しパターンか、または、非繰返しパターンであってもよい。例えば、光取出し特徴物の場合には、そのような特徴物は、例えば、粗い面を生成する質感を有する特徴物として、第2の表面に亘って分布しうる。
様々な実施形態において、LGPの表面に存在する光取出し特徴物は、光散乱箇所を含みうる。例えば、LGPの発光主要面、または、反対を向いた主要面は、ある質感を与えられるか、エッチングされるか、被覆されるか、破損されるか、および/または、粗い面にされて、光取出し特徴物を生成しうる。そのような方法の限定するものではない例は、例えば、表面をレーザで破損させること、表面を酸でエッチングすること、および、表面をTiOで被覆することを含む。ある実施形態において、レーザを用いて、LGPに孔をあけることと、第1および/または第2の表面を破損させて光取出し特徴物を生成することの両方を行いうる。様々な実施形態によれば、実質的に均一な照明光を生成するように、取出し特徴物を、適切な密度のパターンで形成しうる。光取出し特徴物は、その特徴物のガラス表面での深さに応じて、光の表面散乱および/または体積散乱を生じうる。これらの特徴物の光学的特徴は、例えば、取出し特徴物を生成する時に用いる処理パラメータによって、制御しうる。例えば、従来から知られた任意の方法により、LGPを処理して、光取出し特徴物を生成しうるものであり、その方法は、例えば、同時係属し、本出願人が所有する国際出願第PCT/US2013/063622号明細書に開示された方法であり、その開示は、全体として、参照により本明細書に組み込まれる。
LCUは、導波または導光処理で知られた任意の方法を用いて製造しうる。例えば、長さLの材料シートを、1つの面において、反射フィルムで被覆し、更に、例を挙げれば、例えば、ダイシングソー、ワイヤソー、レーザなどの任意の様々な装置を用いて、厚さTの細片へと切断しうる。切断縁部を、任意で研磨するか、または、任意の粗い表面を、Honeywell Corpから入手可能なAccuglass T−11などの屈折率整合ポリマーで充填しうる。次に、LCUとLGPを互いに接触させて、例えば、LGPとLCUの間に、ポリマーまたは他の適合しうる材料などの接着剤を塗布することによって、および/または、材料を低温で加熱して結合することによって、接着または結合させうる。
本明細書に開示したBLUは、LCD、または、テレビ、広告、自動車、および、他の産業で使用される他の表示装置を含む様々な表示装置で使用しうるものであり、それらに限定されない。本明細書に開示したBLUは、照明器具などの任意の適切な照明での利用でも、使用しうるものであり、それらに限定されない。
様々な開示した実施形態は、その特定の実施形態に関連して記載した、特定の特徴、要素、または、工程を含みうることが分かるだろう。更に、特定の特徴、要素、または工程を、1つの特定の実施形態に関して記載しても、それらを、様々な示していない組合せ、または、順列で、代わりの実施形態と交換または組み合わせうることも分かるだろう。
更に、本明細書で用いたように、英語の原文の定冠詞または不定冠詞は、「少なくとも1つ」を意味し、そうでないことが明示されない限りは、「1つだけ」に限定されるべきではないと、理解すべきである。したがって、例えば、「光源」と記載した場合には、そうでないことが文脈から明らかでない限りは、そのような光源を2つ以上有する例を含む。同様に、「複数」は、「1つより多い」という意味を意図している。したがって、「複数の光源」は、そのような光源を3つ以上など、そのような光源を2つ以上含む。
本明細書において、範囲を、「約」1つの特定の値から、および/または、「約」他の特定の値までと表しうる。そのような範囲を表した場合には、例として、その1つの特定の値から、および/または、他の特定の値までを含む。同様に、「約」を付けて、値を近似値で表した場合、その特定の値が、他の態様を形成すると理解されるだろう。更に、各範囲の端点は、他方の端点との関係でと、他方の端点とは独立にの両方で重要であると理解されるだろう。
「実質的」および「実質的に」という用語、並びに、その変化形は、本明細書で用いたように、記載した特徴が、値または記載に等しいか、または、略等しいことを意味する。例えば、「実質的に平坦な」面は、平面または略平面を示すことを意図する。本明細書で用いたように、「実質的に同様」は、2つの値が、略等しい、例えば、互いに約5%以内か、または、いくつかの場合には、互いに約2%以内であることを意図する。例えば、屈折率が1.5の場合に、実質的に同様の屈折率は、約1.425から約1.575の範囲でありうる。
そうでないと明示しない限りは、本明細書に示した、いずれの方法も、その工程が特定の順序で行うことを必要とすると解釈されることを全く意図していない。したがって、方法の請求項が、工程を行う順序を、実際に記載していないか、請求項または明細書で、工程が特定の順序に限定されると具体的に記載していない場合には、いかなる特定の順序も推測されることを全く意図していない。
特定の実施形態の様々な特徴物、要素、または、工程を、「含む」という移行句を用いて記載しうるが、「からなる」または「から実質的になる」という移行句を用いて記載しうる実施形態を含む他の実施形態を包含していると理解すべきである。したがって、例えば、A+B+Cを含む装置の実施形態の代わりの実施形態は、A+B+Cからなる装置の実施形態、および、A+B+Cから実質的になる装置の実施形態を含む。
当業者であれば、本開示の精神および範囲を逸脱することなく、本開示に、様々な変更および変形が可能なことが明らかだろう。当業者には、本開示の精神および実質を組み込んで、開示した実施形態に、そのような変更、組合せ、部分組合せ、および、変形が可能なので、本開示は、添付の請求項、および、その等価物の範囲内の全てを含むものであると解釈されるべきである。
次に記載する実施例は、限定するものではなく、例示することのみを意図しており、本発明の範囲は、請求項によって画定されるものである。
実施例1
図1に示したものと同様の構成を有する例示的なバックライトユニットを、(589.3nmで)1.497の屈折率(n)および1.1mmの厚さ(T)を有するCorning(登録商標)Iris(商標)のLGPを用いて、用意した。LGPの光入射面は、面取りされていないものだった。有効高さ(H)が1.66mmで、ランバート配光分布を有するLED光源を、LGPから0.1mmの位置に配置した。LEDの背面の反射体は、反射率が60%のランバート反射体であり、一方、LEDの上面および底面の反射体は、反射率が96%のランバート反射体だった。
LCUの反射表面は、反射率が96%の鏡面反射体で被覆されたものだった。LCUの屈折率を、1.2から1.6まで変化させ、厚さを、0.56mmから0.68mmまで変化させ、長さを、0.1mmから5mmまで変化させた。これらの変化の光結合効率への影響を、Zemax光モデリングソフトウェアに基づくレイ・トレーシングモデルを用いて、検討した。LGPへ結合された光を、結合部の反対を向いたLGPの縁部で検出して、確実に、入射または導光された光だけを検出するようにした。LED表面自体の反射率は、市販の7040LEDを、各々、赤、緑、青の波長を有する3つのレーザを用いて測定することによって、特定した。測定結果は、LED表面の反射率は、全ての3つの波長について、約60%で、LED駆動電圧に関係しないことを示した。
図4Aは、光結合効率を、1.337の屈折率(n)(例えば、n<n)を有するLCUの長さの関数としてプロットしたものである。LCUを用いない場合の光結合効率は、約63%であり、一方、LCUを用いた場合の光結合効率は、約70〜84%の範囲だった。例えば、LCUの厚さが0.56mmの場合には、83%より高い結合効率が、LCUの長さが1.4から3mmの範囲で実現できた。このプロットから分かるように、結合部の厚さ(T)が増加するにつれて、光結合効率は低下した。例えば、T=0.56(T+T=H)における光結合効率は、T=0.62、または、T=0.68(T+T>H)における光結合効率より高かった。更に、検討したLCUの厚さについて、最適な光結合効率が、LCUの長さが約2.2mmの場合に観察され、LCUの長さが2.6mmより長いと、光結合効率は低下した。LCUの長さが長い場合に結合効率が低下したのは、LGPからの光が、LCUに戻って結合されるからだと考えられる。
図4Bは、光結合効率を、1.497の屈折率(n)(例えば、n=n)を有するLCUの長さの関数としてプロットしたものである。これらのLCUを用いた場合の光結合効率は、図4A(n<n)の70〜84%に対して、約68〜79%だった。図4Aと比べて、最高結合効率が、約5%低下したのが、観察された。図4Aと同様に、結合部の厚さ(T)が増加するにつれて、光結合効率は低下するのが観察された。図4Aとは異なり、結合効率は、LCUの長さ1.6mmより長いと横ばいになるのが観察された。
図5Aは、光結合効率を、0.56の厚さ(T)(例えば、T+T=H)並びに2mmまたは5mmの長さ(L)を有するLCUの屈折率の関数としてプロットしたものである。長さ2mmのLCUについて、約84%の最高結合効率が、屈折率が約1.34のLCUを用いて実現され、82%より高い結合効率が、屈折率が1.25から1.42の範囲の屈折率を有するLCUを用いて観察された。LCUの長さが長くなると(L=5mm)、最高結合効率が低下し、ピークが、より高いLCUの屈折率に移動するのが観察された。更に、結合部の長さに関わらず、最高光結合効率は、屈折率nが、LGPのそれより低い時に達成され、光結合効率は、屈折率nがLGPの屈折率nに近づき、それを超えると、低下した。
図5Bは、異なる屈折率nを有するLGPについて、光結合効率を、0.56の厚さ(T)(例えば、T+T=H)並びに2mmの長さ(L)を有するLCUの屈折率の関数として、プロットしたものである。LCUについての最適な屈折率(nc*opt)、例えば、最高光結合効率を示す屈折率nは、異なる屈折率nを有するLGPについて異なることが、観察された。1.437、1.497、および、1.569という屈折率を有するLGPの最高結合効率は、各々、1.337、1.3374、および、1.569という屈折率を有するLCUを用いて実現された。図5Bに示したデータについて、図5Cにおいて、nとnの差(n−nc*opt)を、LGPの屈折率nの関数としてプロットし、傾向線を用いて、フィティングを行った。このプロットから分かるように、nと(n−nc*opt)の間には、LGPの屈折率nが高まるにつれて、屈折率nと屈折率nの最適な差が線形に増加するという関係がある。
実施例2
図2に示したものと同様の構成を有する例示的なバックライトユニットを、(589.3nmで)1.497の屈折率(n)および1.1mmの厚さ(T)を有するCorning(登録商標)Iris(商標)のLGPを用いて、用意した。LGPの光入射面の両方の角部は、光入射面の厚さtが0.9mmとなるように、面取りされたものだった(45°、h=0.1mm)。LED光源を、LGPから0.1mmの位置に配置した。全ての他のパラメータおよびモデルは、実施例1で記載したものと同じだった。
図6Aは、光結合効率を、1.337の屈折率(n)(例えば、n<n)を有するLCUの長さの関数としてプロットしたものである。LCUを用いない場合の光結合効率は、約61.6%であり(これに対して、図4Aの面取りされていないLGPでは、63%)、一方、LCUを用いた場合の光結合効率は、約66〜80%の範囲だった(これに対して、図4Aの面取りされていないLGPでは、70〜84%)。図6Aの光結合効率の曲線は、図4Aの曲線と同じ形状を有することが観察されたが、LEDとLGPの間の間隙は、面取りされたLGPの方が短いのにも関わらず、結合効率は、面取りされていないLGPについて観察されてものより、平均で約3.5%低かった。しかしながら、LCUの厚さが0.56mmの場合には、80%より高い結合効率が、LCUの長さが1.8から2.7mmの範囲で観察された。結合部の厚さ(T)が増加するにつれて、光結合効率が低下するのが、再び観察された。最適な光結合効率が、LCUの長さが約2.2mmの場合に観察され、LCUの長さが2.6mmより長いと、光結合効率は低下した。
図6Bは、光結合効率を、1.497の屈折率(n)(例えば、n=n)を有するLCUの長さの関数としてプロットしたものである。これらのLCUを用いた場合の光結合効率は、図6A(n<n)の66〜80%に対して、約66〜76%の範囲だった。図4Bと比べて、光結合効率は、面取りされていないLGPについて観察されてものより、平均で約2%低かった。図6Aと同様に、結合部の厚さ(T)が増加するにつれて、光結合効率は低下するのが観察された。図6Aとは異なり、結合効率は、LCUの長さ1.6mmより長いと横ばいになるのが観察された。
実施例3
図3に示したものと同様の構成を有する例示的なバックライトユニットを、(589.3nmで)1.497の屈折率(n)および1.1mmの厚さ(T)を有するCorning(登録商標)Iris(商標)のLGPを用いて、用意した。LGPの光入射面は、面取りされていないものだった。LCUの厚さ(T)は、0.56mmで、長さ(L)は、2mmだった。LCUの第2の表面は、LGPの発光面と平行ではなく、この傾き角度(θ)は、n=1.377または1.497の屈折率を有する結合部について、−8°から+8°の範囲で異ならせた。全ての他のパラメータおよびモデルは、実施例1で記載したものと同じだった。
図7は、光結合効率を、1.337または1.497の屈折率(n)を有するLCUの傾き角度の関数としてプロットしたものである。傾き角度が、−8°から+8°まで増加すると、結合効率が、n=1.337については、79.8%から84%までの範囲で、n=1.497については、74.5%から81.8%までの範囲で変化するのが、観察された。概して、結合効率は、正の傾き角度についての方が、負の傾き角度についてと比べて高いことが、観察された。n=1.337について、最高結合効率は、傾き角度θ=2°で観察され、n=1.497について、最高結合効率は、傾き角度θ=5.5°で観察された。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
バックライトユニットにおいて、
発光主要面、反対を向いた主要面、第1の光入射縁面、および、反対を向いた縁面を有する導光板と、
第2の光入射縁面、反対を向いた光反射縁面、第1の表面、および、反対を向いた第2の表面を有する光結合部と、
前記第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された少なくとも1つの光源と、
を含み、
前記光結合部の前記第1の表面の少なくとも一部は、前記導光板の前記発光主要面または前記反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触したものであるバックライトユニット。
実施形態2
前記光結合部の前記光反射縁面は、反射フィルムまたはコーティングを含むものである、実施形態1に記載のバックライトユニット。
実施形態3
前記少なくとも1つ光源は、反射フィルムを、上面、底面、および、背面の少なくとも1つに含むものである、実施形態1または2に記載のバックライトユニット。
実施形態4
前記光源は、反射フィルムを、上面、底面、および、背面の各々に含むものである、実施形態3に記載のバックライトユニット。
実施形態5
前記少なくとも1つの光源の高さは、前記導光板と前記光結合部の合計での厚さ以下である、実施形態1から4のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態6
前記光結合部の長さは、5mm未満である、実施形態1から5のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態7
前記光結合部の前記第1および第2の表面は、前記導光板の前記発光主要面と平行である、実施形態1から6のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態8
前記光結合部の前記第1の表面と前記第2の表面は、平行ではなく、該第2の表面は、−10°から10°の範囲の傾き角度を有するものである、実施形態1から6のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態9
前記導光板の前記第1の光入射縁面は、面取りされたものである、実施形態1から6のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態10
前記面取りの角度は、約10°から約60°の範囲である、実施形態9に記載のバックライトユニット。
実施形態11
前記導光板の屈折率(n)は、前記光結合部の屈折率(n)と異なるものである、実施形態1から10のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態12
前記nは、前記nより高いものである、実施形態11に記載のバックライトユニット。
実施形態13
0.25n+0.77≦n≦0.25n+1.18である、実施形態11に記載のバックライトユニット。
実施形態14
前記光結合部の熱膨張係数と前記導光板の熱膨張係数の差が、30%未満である、実施形態1から13のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態15
前記導光板または前記光結合部の少なくとも一方の弾性率が、5GPa未満である、実施形態1から14のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態16
前記導光板および前記光結合部の少なくとも一方が、ガラス、ガラスセラミック、プラスチック、または、ポリマー材料を含むものである、実施形態1から15のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態17
前記導光板および前記光結合部の少なくとも一方が、約420nmから約750nmの範囲の可視光波長において、少なくとも約80%の光透過率を有するものである、実施形態1から16のいずれか1つに記載のバックライトユニット。
実施形態18
バックライトユニットにおいて、
発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、
前記導光板の前記発光主要面または前記反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触し、第2の光入射縁面および反対を向いた光反射縁面を有する光結合部と、
前記第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された少なくとも1つの光源と、
前記光結合部の前記光反射縁面、並びに、前記光源の上面、底面および裏面の各々の反射フィルムによって画定される光再利用空洞部と、
を含むバックライトユニット。
実施形態19
実施形態1から18のいずれか1つに記載のバックライトユニットを、
含む電子装置、表示装置、または、照明装置。
100、200、300 バックライトユニット
110、210、310 導光板
111、211、311 光入射縁面
112、212、312 発光主要面
113、213、313 反対を向いた主要面
120、220、320 光結合部
121、221、321 光入射縁面
122、222、322 第2の表面
123、223、323 第1の表面
124、224、324 光反射縁面
130、230、330 光源

Claims (10)

  1. バックライトユニットにおいて、
    発光主要面、反対を向いた主要面、第1の光入射縁面、および、反対を向いた縁面を有する導光板と、
    第2の光入射縁面、反対を向いた光反射縁面、第1の表面、および、反対を向いた第2の表面を有する光結合部と、
    前記第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された少なくとも1つの光源と、
    を含み、
    前記光結合部の前記第1の表面の少なくとも一部は、前記導光板の前記発光主要面または前記反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触したものであるバックライトユニット。
  2. 前記少なくとも1つの光源の高さは、前記導光板と前記光結合部の合計での厚さ以下である、請求項1に記載のバックライトユニット。
  3. 前記光結合部の前記第1および第2の表面は、前記導光板の前記発光主要面と平行である、請求項1または2に記載のバックライトユニット。
  4. 前記光結合部の前記第1の表面と前記第2の表面は、平行ではなく、該第2の表面は、−10°から10°の範囲の傾き角度を有するものである、請求項1または2に記載のバックライトユニット。
  5. 前記導光板の前記第1の光入射縁面は、面取りされたものであり、前記面取りの角度は、約10°から約60°の範囲である、請求項1または2に記載のバックライトユニット。
  6. 前記導光板の屈折率(n)は、前記光結合部の屈折率(n)と異なるものである、請求項1から5のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  7. 前記nは、前記nより高いものであるか、または、0.25n+0.77≦n≦0.25n+1.18である、請求項6に記載のバックライトユニット。
  8. 前記光結合部の熱膨張係数と前記導光板の熱膨張係数の差が、30%未満である、請求項1から7のいずれか1項に記載のバックライトユニット。
  9. バックライトユニットにおいて、
    発光主要面、反対を向いた主要面、および、第1の光入射縁面を有する導光板と、
    前記導光板の前記発光主要面または前記反対を向いた主要面の少なくとも一部と、物理的に接触し、第2の光入射縁面および反対を向いた光反射縁面を有する光結合部と、
    前記第1および第2の光入射縁面に光学的に結合された少なくとも1つの光源と、
    前記光結合部の前記光反射縁面、並びに、前記光源の上面、底面および裏面の各々の反射フィルムによって画定される光再利用空洞部と、
    を含むバックライトユニット。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のバックライトユニットを、
    含む電子装置、表示装置、または、照明装置。
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