JP2019513494A - ロック可能な押しボタンを備える揮発性組成物ディスペンサ - Google Patents

ロック可能な押しボタンを備える揮発性組成物ディスペンサ Download PDF

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Abstract

フレーム開口部(201)を有するリアフレーム(200)を備えるハウジング(10)と、内壁(40)と、を備える、揮発性組成物ディスペンサ(1)が存在する。押しボタン(20)は、フレーム開口部(201)及び内壁(40)内に移動可能に配設されており、内壁(40)に対して、第1の位置から第2の位置まで移動可能となるように構成されており、押しボタン(20)は、第2の位置にある内壁(40)と相互ロックする。

Description

本発明は、揮発性組成物を送達するためのデバイス及びシステムの分野に関し、特に、ロック可能な押しボタンを備える揮発性組成物ディスペンサ、及び揮発性組成物ディスペンサのハウジング内の押しボタンをロックする方法に関する。
大気に揮発性物質を配達するためのシステムは、当分野で周知であり、例えば、防虫剤、エアフレッシュナ、悪臭除去剤が挙げられる。このようなシステムは、透過性膜などの媒体から空間へと揮発性物質を蒸発させることにより機能して、空気のフレッシュ化若しくは悪臭除去、又はそれらの組み合わせなどのさまざまな有益性をもたらす。通常、揮発性組成物は、空気に揮発性組成物を放出するために、開放されているか又は穴が空けられている密封容器に保管される。
PCT国際公開第98/16262号(これ以降、「国際公開98/16262」)は、大気へのエアフレッシュナ組成物の分注を開始するための手動操作することができる押しボタンアクチュエータを有する使い捨て型エアフレッシュナディスペンサ装置を記載している。国際公開98/16262の装置は、容器内のエアフレッシュナ媒体を有しており、大気へのエアフレッシュナの分注を開始するために、容器を覆う箔を破裂させるよう手動操作することができる押しボタンアクチュエータを有する。このような装置に関連する問題は、ユーザ(消費者など)にとって、消費者がエアフレッシュナ組成物の臭いをかぐまで、エアフレッシュナ装置が起動したかどうかを判断するのが難しいという点である。その結果、消費者は、エアフレッシュナ組成物の臭いがしない場合、消費者は、装置が起動していないのか、又は正常に作動していないのかを考えることがあり、このことは、消費者の満足感の低下につながる。先行技術の装置の別の問題は、取り扱い中、若しくは小売店への配送中に、このような装置に不正が施されたか、又は意図せずして起動したかどうかを他のユーザ(小売店のオーナーなど)が検出するのは容易ではないということである。これにより、欠陥のあるエアフレッシュナ装置が販売のために店頭に並べられることがあり、これにより、消費者が欠陥のあるエアフレッシュナ装置を購入するときの、消費者が苦情をするのが避けられない。
PCT国際公開第98/16262号
したがって、手動操作することができ、かつ同時に信号をユーザに提示して装置の起動を表示する、揮発性物質を送達する装置が必要とされている。
上で特定されたニーズに対処するため、本発明は、揮発性組成物ディスペンサであって、
a)リアフレームを備えるハウジングであって、リアフレームが、長手方向軸を有するフレーム開口部を備える、ハウジングと、
b)開口部内の内壁であって、開口部の外縁の近位端部及び遠位端部を備える、内壁と、
c)フレーム開口部内において、内壁の遠位端部に対して、第1の位置から第2の位置まで移動可となるように構成されているボタンであって、ボタン本体を備える、ボタンと、
d)内壁の遠位端部に位置している少なくとも1つの第1の突起部と、
e)ボタン本体上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部であって、第2の突起部は、ボタンが第1の位置から第2の位置まで移動するにつれて、第1の突起部と係合して、かつ第1の突起部を越えて移動するように整列されており、第2の突起部は、第1の位置までボタンが戻るのを防止するように、長手方向軸に平行な垂直方向に、内壁の遠位端部に対して第1の突起部の下に存在する、第2の突起部と、
f)ボタンに隣接してハウジング内に配設されている揮発性組成物カートリッジと、を備える、揮発性組成物ディスペンサを提供する。
ボタンの起動後に、内壁上の第1の突起部に係合して、かつ第1の突起部を越えて移動するように構成されているボタン上に第2の突起部を有することにより、ボタン上の第2の突起部は、第1の位置に戻ることができないという利点がある。その結果、ボタンは押し込み位置で保持され、長手方向軸又は垂直方向に沿うボタンの位置の差異により、ユーザにディスペンサが起動したという視覚信号がもたらされる。
本明細書は、本発明を詳細に指摘し明確に特許請求する請求項をもって結論とするが、本発明は、添付の図面と併せてなされる以下の説明から、よりよく理解されると考えられる。
実施形態による揮発性組成物ディスペンサの前方斜視図である。 図1に示されている揮発性組成物ディスペンサの後方斜視図である。 図1に示されている揮発性組成物ディスペンサの側面分解斜視図である。 切断線A−Aにおける、図3のリアフレームの側面断面図である、 実施形態による揮発性組成物ディスペンサ用のボタンの前方図である。 図4のリアフレーム内の図5のボタンの移動を図示した概略図である。 図4のリアフレーム内の図5のボタンの移動を図示した概略図である。 図4のリアフレーム内の図5のボタンの移動を図示した概略図である。 ディスペンサに関する第1及び第2の突起部の異なる形状構成を示す概略図である。 ディスペンサに関する第1及び第2の突起部の異なる形状構成を示す概略図である。 ディスペンサに関する第1及び第2の突起部の異なる形状構成を示す概略図である。 実施形態による揮発性組成物ディスペンサに関するボタンの斜視図である。 ディスペンサに関する第1及び第2の突起部の代替実施形態の概略図である。 揮発性組成物ディスペンサに関するリアフレームの斜視図の一部である。 揮発性組成物ディスペンサに関するボタンの斜視図である。 図13Aのボタンの底面図である。 ボタンの移動を図示している図12のリアフレーム内の図13Aのボタンの内部斜視図である。 ボタンの移動を図示している図12のリアフレーム内の図13Aのボタンの内部斜視図である。 ボタンの移動を図示している図12のリアフレーム内の図13Aのボタンの内部斜視図である。 図14A中で示されているリアフレーム内のボタンの後方図である。 図15のボタンの詳細な後方図である。 第2の位置にあるボタンの詳細な後方図である。 起動前の第1の位置にボタンがある揮発性組成物ディスペンサの後方斜視図である。 起動後の第2の位置にある、図17Aのボタンの後方斜視図である。 起動前の第1の位置にあるリアフレーム内の開口部の外縁よりも上に位置するボタンがある揮発性組成物ディスペンサの後方斜視図である。 起動後の第2の位置にある、図18Aのボタンの後方斜視図である。
本発明は、大気への揮発性物質を送達するための揮発性組成物ディスペンサに関する。本ディスペンサは、フレグランス、エアフレッシュナ、防臭剤、消臭剤、悪臭中和剤、殺虫剤、防虫剤、医療物質、消毒剤、清浄剤、気分向上剤、アロマテラピー助剤を供給する目的、或いは大気若しくは環境の状態を整える、修正する、又はそうでない場合、変更するよう作用する揮発性物質又は揮発性組成物を使用する別の任意の目的に好適である。本発明を詳細に例示する目的のためであるが、本発明の範囲を限定することを意図せずに、本発明は、香料、香料成分及び又は香料粗原料を含有する液体組成物を送達するための揮発性組成物ディスペンサにおいて記載される。
図1は、本発明による揮発性組成物ディスペンサ1(これ以降「ディスペンサ」)の前方斜視図を示し、図2は、ディスペンサ1の後方斜視図を示している。ディスペンサ1は、フロントカバー100及びリアフレーム200を有するハウジング10を備え、フロントカバー100及びリアフレーム200は、内部空間を画定している。リアフレーム200は、リアフレーム200の中央に実質的に位置しているフレーム開口部201(これ以降「開口部」)が設けられている。押しボタン20(これ以降「ボタン」)は、開口部201内部に配設されており、ディスペンサ1をユーザが起動するのを可能にするリアフレーム200に対して移動可能である。揮発性組成物31を含有するカートリッジ30は、ハウジング10内に位置している。
図3は、ディスペンサ1の内部構成要素を示している。フロントカバー100は、カートリッジ30を表示するように構成されているウインドウ101を備えている。カートリッジ30は、オリフィス321を有する容器32を備えており、その内部に、揮発性組成物31(図1に示されている)が保管されている。破裂可能な基材33は、ディスペンサ1が起動するまで、揮発性組成物31は放出されるのを防止するために、リザーバを画定するオリフィス321にシール可能に取り付けられて、オリフィス321を覆っている。破裂可能な基材33は、破裂されて、破裂可能な基材33に隣接して位置している破裂機構34を作動することにより、揮発性組成物31を放出することができる。この破裂機構34は、弾性部材38によって外部フレーム36に移動可能に取り付けられた可動部材35を備える。弾性部材38は、1つ又は複数のばね38から形成することができる。1つ又は複数の破裂要素37は、破裂可能な基材33に穴を空けるための破裂機構34の内部に配設されている。破裂要素37は、ピンであってもよい。カートリッジ30は、カートリッジ30の外部に位置している膜39を備えてもよい。膜39は、容器32の外縁323に位置しているフランジ322にシール可能に取り付けられ得る。膜39は、容器32、揮発性組成物31、破裂可能な基材33、及び破裂機構34を取り囲んでいる。膜39は、圧力又は作動力が膜39に適用されると、屈曲するように構成され得る。
ディスペンサ1を起動するために、ユーザは、ボタン20が破裂機構34(膜39から)に接触するようになるまで、ボタン20を押し込み、破裂機構34上のピン37が、破裂可能な基材33を貫通する。破裂可能な基材33に一旦、貫通されると、揮発性組成物31は、容器32から流れ出して膜39を濡らし、次に、膜39からの蒸発により、大気周囲に送達される。
本発明の実施形態によれば、ボタン20及びリアフレーム200は、ディスペンサ1を作動するために、ユーザに触覚的及び直感的なユーザ経験を更にもたらすと同時に、カートリッジ30中の破裂可能な基材33を効率的なかつ制御された破裂を可能とするように構成されている。
図4は、リアフレーム200の側面断面図A−Aを示している。内壁40は、開口部201の外縁207に設けられており、リアフレーム200の内部からハウジング10まで延在している。内壁40は、開口部201の外縁207と同一平面の遠位端部41、及びハウジング10に突き出ている遠位端部42を有する。図4に示されている実施形態では、内壁40は、中実及び筒状の形状である。しかしながら、内壁40は、例えば、正方形断面又は長方形断面などの、いくつかの他の形状をとってもよい。内壁40は、実質的に円筒形であってもよく、連続壁、又は例えば格子構造若しくは複数の互いに連結した細長い支柱などのセグメント化された壁を備える。内壁40は、開口部201の中央からつながる中央長手方向軸1000を備えるハウジング10内への開口部201の延在を画定することができ、開口部201に沿って、ボタン20を押し込むことができる。代替的に、内壁40がハウジング10からの開口部201の延在を画定するように、内壁40がハウジング10から突出していてもよい。したがって、遠位端部42は、開口部201の外縁207と同一平面にあってもよく、近位端部41は、ハウジング10から突出していてもよい。
図5は、リアフレーム200の開口部201と嵌合し、その内部を動くように構成されているボタン20の前方断面図である。ボタン20は、上部21、及び上部21からハウジング10内に延在するボタン本体22を備えている。実施形態では、上部21は、ボタン20が「静止時」位置にあるとき、開口部201の外縁207と一直線で位置している(例えば、図14Aを参照されたい)。代替的に、ボタン20の上部21は、「静止時」のとき、開口部201から突出してもよい(例えば、図15Aを参照されたい)。ボタン本体22は、内壁40と実質的に平行して延在する。したがって、ボタン本体22はまた、筒状形状を有していてもよい。1つ又は複数の突起部50は、ボタン本体22から延在して、ボタン20を内壁40に組み立てるためのスナップ嵌合を画定する。
更に、ディスペンサ1は、ディスペンサ1の起動後、リアフレーム200に対して、ボタン20の動きを防止するための、相互ロック機構を備えている。例えば、相互ロック機構は、スナップ嵌合又は相互ロック継ぎ手を備えてもよい。実施形態では、相互ロック機構は、ボタン20上のホック又は突起部などの、ボタン20又は内壁40と一体化した構造的特徴を備えることができ、このボタン20は、ボタンを押し込んだ後、内壁40にボタン20をロックするため、内壁40内において、対応する、逃げ溝、戻り止め、突起部、又は開口部と係合する。このように、ボタン20は、相互ロック機構又は継ぎ手の強制的な不具合がない場合、起動後位置から開放され得ない。
相互ロック機構は、互いに整列された、内壁40の各々の上に位置している少なくとも1つの突起部51、52及びボタン本体22を備えることができ、その結果、それらは、ボタン20が押し込まれると、接触するようになる。図4に示されているとおり、第1の突起部51は、内壁40の遠位端部42に位置し得る。図5に示されているとおり、第2の突起部52は、ボタン本体22の遠位端部23の近傍に位置し得る。第1の突起部51及び第2の突起部52は、略細長くてもよく、開口部201の長手方向軸1000に平行な方向に延在している。
図6Aは、リアフレーム200内に装着されている、「静止時」位置にあるボタン20の概略図である。図6B及び6Cは、「静止時」位置から起動後位置までの間でのボタン20の移動を図示した概略図である。ボタン20は、ボタン20が押し込まれると、リアフレーム200、すなわちフレーム開口部201の長手方向軸1000に略平行な方向に動くストレート押しボタンに対して直線的に移動するように構成されている。内壁40に対してボタン20の配設及び移動をよりよく例示するために、内壁40及びボタン本体22だけが示されている。
第1及び第2の突起部51、52は、ボタン本体22と内壁40との間の間隙60内に配設されており、フレーム開口部201の長手方向軸1000に略平行な面において、互いに係合するように整列されている。間隙60のサイズは、ボタン本体22の長手方向(長さ)に沿って、均一及び一定とすることができる。間隙60は、第1及び第2の突起部51、52のそれぞれの基部511、521の間に、第1の間隙幅(W1)を備えることができる。具体的には、W1は、内壁40に対して第1の突起部51の深さ(D1)とボタン本体22に対して第2の突起部52の深さ(D2)との合計よりも小さく、以下の式:
W1<D1+D2
によって表すことができる。
第1の間隙幅W1は、リアフレーム200内のボタン20をロックする前にボタン20の自由な移動を可能にすると同時に、第1及び第2の突起部51、52が係合するのを可能にするように構成されている。第1の突起部51の突起部深さD1は、内壁40の幅W2の1%〜2%の範囲にあってもよい。第2の突起部52の突起部深さD2は、ボタン本体22の幅W3の1%〜2%の範囲にあってもよい。第1の突起部51の突起部深さD1及び第2の突起部52の突起部深さD2が上記の範囲にあることの利点は、ディスペンサが起動したとの認識をユーザに提供する触覚フィードバックをユーザが受け取ることができることである。
図6Aを参照すると、第1及び第2の突起部51、52の少なくとも1つは、その長さに沿って非対称であってもよく、第1の表面512、522は、第1及び第2の突起部51、52(静止位置にある場合)の他方に面しており、第2の表面513、523は、第1及び第2の突起部51、52の他方から離れて面している。実施形態では、図6A中で示されているとおり、先端514は、第1の突起部51の第1の表面512と第2の表面513との間に位置している。第2の突起部52は、例えば、第1の突起部51の第1の表面512と係合するための先端524に対して、対称形であってもよく又は実質的に対称形であってもよい。
静止位置(図6A)では、第1及び第2の突起部51、52は、例えば、ボタン本体22の遠位端部23が内壁40の遠位端部42に近位となることができるなど、離間されている。ボタン20の上に適用された力Fによってディスペンサ1が起動すると、ボタン20が押し込まれ、ボタン20が内壁40に対して動くにつれて、第2の突起部52の先端524と第1の突起部51の第1の表面512とが係合することにより、第1及び第2の突起部51、52が接触するようになる(図6Bに示されている)。第1及び第2の突起部51、52は、(ボタン本体22上の)第2の突起部52が、内壁40の遠位端部42に対して近位になるまで、互いを越えて移動する(図6C中で示されている)。第2の突起部52は、長手方向軸1000に対して平行な垂直方向の、第1の突起部51よりも下にあってもよい。代替的に、第1及び第2の突起部51、52の第2の表面513、523は、起動後位置では、互いに隣接することができる。
図7〜9は、ボタン30を押し込むと、リアフレーム200にボタン20をロックするための第1及び第2の突起部51、52の形状の変形を示す概略図である。内壁40又はボタン本体22に対して、それぞれ、第1の表面512、522の角度515、525及び第2の表面513、523の角度516、526は、異なっていてもよい。
更に、例えば、図7に示されているとおり、内壁40に対する第1の表面512の角度515は、内壁40に対する第2の表面513の角度516よりも大きくてもよい。第1又は第2の突起部51、52の一方又は両方の第1の表面512、522の角度515、525は、80°〜150°であってもよい一方、第1及び第2の突起部51、52の一方又は両方の第2の表面513、523の角度516、526は、5°〜80°である。
第1の表面512、522の角度515、525に対して鈍角を設けることによって、2つの突起部51、52は、起動している間、互いにより容易に通過する一方、第2の表面513、523の角度516、526に対してより鋭角であることによって、突起部51、52が起動後に通過するのは困難となる。したがって、ボタン20が一旦押し込まれると、突起部51、52は、互いを越えて移動し、ボタン20は、その元の位置に戻るのを阻止される。
代替的に、図8に示されているとおり、突起部51、52のいずれか一方のみが、非対称(assymetrical)形を有していない一方、他の突起部51、52は、例えば丸みのある先端に対して、対称形又は実質的に対称形を有することができる。
更に、図9を参照すると、第1及び第2の突起部51、52の両方の少なくとも第2の表面513、523は、起動後に突起部51、52が一緒にロックするように、内壁40及びボタン本体22に対する、それぞれ対応する角度を有することができる。例えば、第1及び第2の突起部51、52の両方の第2の表面513、523の角度516、526は、90°〜150°であってもよい。
第1の表面512、522及び第2の表面513、523の角度が異なると、第1及び第2の突起部51、52が互いを越えて移動した後の場所にくると、ボタン本体22は屈曲して折れ、これにより、ユーザに明確な直感的信号(及び、好ましくは可聴クリック音)を提示する。
第1の突起部51又は第2の突起部52のどちらか一方の弾性特性に応じて、第1の突起部51及び第2の突起部52の1つは、第2の突起部52が、図6Cに示されているとおり、第1の突起部51を越えて移動し、第2の位置まで来るのが可能となるように曲がるように構成され得る。更に、ボタン20の第2の突起部52は、カートリッジ30において、ユーザによってボタン20に加えられる力を伝えて、破裂可能な基材33を破裂するように、剛直に構成され得る。更に、第2の突起部52は、第2の突起部52が、第1の突起部51を越えて移動した後に、第1の突起部51に接触すると、クリック音を生じるように弾性となるように構成され得る。
図10を参照すると、ボタン本体22は、複数の可撓性壁部25から形成され得、第2の突起部52が可撓性壁部25上に配設される。可撓性壁部25は、第2の突起部52に隣接しているボタン本体22中に、チャネル26を形成することにより屈曲するように構成されている。各チャネル26は、長手方向軸1000に実質的に平行な長さL1を含むことができ、起動が容易となるために、壁部25が可撓性になるように構成され得る。少なくとも1つのチャネル26は、実質的にU形状を画定することができる。可撓性壁部25上に配設されている第2の突起部52を有する別の利点は、第1の突起部51及び第2の突起部52上で、プラスチックの変形を回避することである。更に、ボタン20を起動すると、可撓性壁部25が屈曲して内壁40に接触することによりクリック音が生じ、触覚による感覚がユーザにもたらされ、これにより、ディスペンサ1が起動していること表示すると同時に、可聴及び触覚信号を供給する。
図11を参照すると、第1の突起部51は、内壁40の周囲の円周方向に延在する連続リップとすることができ、ボタン20の第2の突起部52は、第1の突起部51と係合して、かつ第1の突起部51を越えて移動するように整列されている。
図6A〜6Cに示されているとおり、突起部51、52は、リアフレーム内のストレート押しボタン用に構成されている。しかしながら、リアフレーム200内のボタン20の所望の作動に応じて、ロック可能なボタンを可能にする第1の突起部51及び第2の突起部52の代替的な設計及び配設も構成され得ることが理解されよう。このような代替設計は、図12を参照する以下の説明において、後ほど記載する。
図12は、図3のリアフレーム200の斜視図であり(一部が示されている)、図13Aはボタン20の斜視図であり、図13Bは、ボタン20の底面図である。第1の突起部51又は第2の突起部52は、略細長くてもよく、フレーム開口部201の長手方向軸2000に平行な方向に延在している。第2の突起部52の各々は、長さL2を含むことができ、第1の突起部51の各々は、長さL3を含むことができる。長さL2及びL3の各々は、ボタン20の長さ(L4)の7%〜20%の範囲にあることができる。
1つ又は複数の第2の突起部52は、ボタン20が回転している間、1つ又は複数の第1の突起部51と係合するためのカムガイド80上に配設され得る。第1の突起部51は、内壁40の遠位端部42に配設されており、第1の突起部51は、ボタン本体22のカムガイド80を係合するように整列されている。カムガイド80は、ボタン本体22上に形成されている複数の第1のカムトラック84を備えてもよい。第1のカムトラック84は、内壁40の遠位端部42上に、第1の突起部51を係合するため、ボタン本体22上で、半径方向に離間されている。カムガイド80は、第1のカムトラック84の中間に、複数の第2のカムトラック85を更に備えてもよい。
カムガイド80のカム角αは、所望のボタンストロークS(mm)、並びに長手方向軸1000及び/又は円筒軸2000まわりのボタン20の回転角度βが得られるように構成され得る(図17Bに示されている)。所望のボタンストロークは、破裂機構34の破裂要素37が基材33に穴を空けるために、開口部201の長手方向軸1000に沿うボタン20が移動する距離とすることができる。
長手方向軸1000に軸方向に沿ってボタン20を動かすように、及び時計回り又は反時計回りに長手方向軸1000のまわりを回転するように協働する、カムガイド80及び第1の突起部51を有することにより、ボタン20の上部21は、図17A及び17Bに示されているとおり、リアフレーム200に対して異なる配向を有していてもよい。
具体的には、第2のカムトラック85は、ボタン本体22から径の外側方向に延在し、かつボタン本体22上に円周方向に離間されており、内壁40内のボタン20の挿入時に、内壁40上に形成されたかみ合いカムトラック(mating cam track)86と係合するように配設されている。実施形態では、各第2のカムトラック85及びかみ合いカムトラック86は、長手方向軸1000まわりのボタン20の回転、及び長手方向軸1000に沿ったボタン20の軸方向移動のための連続カムプロファイルを画定するように、形状又はプロファイルの点で、第1の工程84に対応するように構成され得る。
更に、第2のカムトラック85及びかみ合いカムトラック86は、ボタン20が、内壁40の遠位端部42に対して、ある高さでフレーム200内にボタン20が配設されるのを可能にするように構成され得る。高さは、組み立て時に、ボタン20が、第1の位置において、開口部201の外縁207と同一平面にあるか(図17Aに示されている)、又は第1の位置において、開口部201の外縁207の上まで延在している(図18Aに示されている)かのいずれかとなるように、さまざまとすることができる。
図17A、17B、18A、18Bに示されているような実施形態では、印90は、ボタン20の上部21の上に配設されて、信号をディスペンサ1のユーザに供給することができる。例えば、図17Aを参照すると、印90は、第1の位置における開口部の外縁に対する1つの配向、及び第2の位置における異なる配向で、ボタン20を示す時計の針のような図形表示を含むことができる。代替的に、図18Aを参照すると、印90は、ボタン20を作動する又はディスペンサ1を起動するための位置を表示する図形記号とすることができる。
図14Aは、リアフレーム200内に装着されている、「静止時」位置にあるボタン20の斜視図の一部である。図14B及び14Cは、「静止時」位置から起動後位置までの間でのボタン20の移動を図示した断面図である。
図14Aにおいて、ボタン20に力が適用されていないので、ボタン20は静止位置(「第1の位置」)にある。第1の位置では、第1の突起部51(破線で示されている)は、カムガイド80(ボタン本体22上の破線)に係合しており、ボタン20の遠位端部23と整列されている。ディスペンサを起動すると、ボタン20はハウジング(10)に向かって動き、第1の突起部51及びカムガイド80はボタン20の移動全体と係合(図14Bに示されている)しているので、ボタン20は、ボタン20の遠位端部23が図1のハウジング10内に延在して、内壁40の遠位端部42から離間され、かつそれよりも下になるまで、回転して長手方向軸1000に沿って軸方向に動く(図14Cに示されている)。実施形態では、ボタン20の遠位端部23は、長手方向軸1000に対して平行な垂直方向の、第1の突起部51よりも下にあってもよい。ボタン20が、図14Cの起動後位置に維持されることを確実とするため、L2は、L3よりも大きい。更に、L3は、L2の1%〜55%の範囲にあってもよい。
図15は、ボタン20が、起動前の静止位置にあるときの、第1の突起部51及び第2の突起部52の内部断面図であり、図14Aに相当する。図16Aは、図15の詳細図であり、図16Bは、ボタン20が起動後の起動後位置にあるときの、第1の突起部51及び第2の突起部52を示している。ボタン20は、リアフレーム200に対して、長手方向軸1000に沿って軸方向に移動可能となり、かつ長手方向軸1000のまわりを回転可能となるように構成されているので、第1及び第2の突起部51、52は、長手方向軸1000から径方向及び軸方向に離間され得、起動すると、ボタン20をロックすることを可能にするように、ボタン本体22と内壁40との間の間隙60内に配設されている。
図15に示されているとおり、ボタン本体22は、リアフレーム開口部201内のボタン20のスライド移動が可能となるために、内壁40の段差の付いた内部表面401とかみ合うように構成されている段差の付いた外部表面221を備えており、間隙60内に、第1の間隙幅W1及び第2の間隙幅W4を含めた、可変性間隙幅を形成するように配設されている。図15及び図16A中で示されている第1の位置では、第2の突起部52は、第1の突起部51から径方向に離間されており、長手方向軸1000の周りの径方向1100に、第1の突起部51と係合して、かつ第1の突起部51を越えて移動するように整列されている。
内壁40上の第1の突起部51の数とボタン20上の第2の突起部52の数は等しくすることができ、ボタン本体22の直径又は幅に応じて、さまざまなとなる。一例では、図15に示されているなど、3つの第1の突起部51は、内壁40上に配設され、かつ円周方向に離間されており、対応する数の第2の突起部52は、ボタン本体22上に配設され、かつ円周方向に離間されている。実施形態では、ディスペンサ1は、静止位置において、ボタン20が自由に動くのを防止するために、間隙60内に配設されている第3の突起部53を更に備えてもよい。第3の突起部53は、図15Bに示されているとおり、第1の突起部51と一体化されていてもよい。
示されている実施形態では、内壁40、第1の突起部51及びフレーム200は、一体型ユニットに成形されて形成することができ、製造を容易にするためプラスチックを含んでもよい。同様に、第2の突起部52、カムガイド80及びボタン20はまた、一体型プラスチック構成要素に成形されて、形成することができる。代替的に、ボタン20、並びにフレーム200及び第1及び第2の突起部51、52は、ばね鋼などの、シート状金属を含んでもよく、一体型金属構成要素を形成するように、型抜き又は圧延されてもよい。
揮発性組成物ディスペンサ1は、ユーザの手に人間工学的に調和するように、又は使用を容易にするように、コンピュータマウスに類似する形状因子などの小さな形状因子を備えることができる。実施形態では、内壁40、ボタン20、第1及び第2の突起部51、並びにカムガイド80の物理仕様は、図17B中で示されているとおり、指定したボタンストロークS(ミリメートル)及び/又は長手方向軸1000に対してボタン20の指定した回転角度β(度)に基づいて構成され得る。図12、13A及び13Bを参照して、表1は4.25mmのボタンストロークS及び42.5度の回転角度βに基づいて、内壁40、ボタン20、突起部51、52及びカムガイド80の物理仕様を設定している。ボタンストロークSと回転角度βとの間の相関関係S/βは、0.1mm/度とすることができる。したがって、本発明は、表1の物理仕様に限定されないことが、当業者により理解されよう。具体的には、物理仕様は、S/β=0.1mm/度の相関関係を使用して、所望のボタンストローク又はボタンの回転角度に基づいて、修正されてもよい。更に、物理仕様は、1.3となるカム角αとボタンの回転角度βとの比を使用することにより修正することができる。
Figure 2019513494
図3に示されているカートリッジ30の内部構成要素は、以下のとおり特徴づけることができる。例えば、容器32の寸法は、約1ml〜約50mlの液状揮発性組成物を保持するように構成され得る。代替的に、リザーバ52は、約2ml〜約30ml、代替的に約2ml〜約10ml、代替的に約2ml〜約8ml、代替的に約4ml〜約6ml、代替的に約2ml、代替的に、約6mlの液状揮発性組成物を保持することができる。更に、容器32の形状は、フロントカバー100の開口部101の形状に対応するように構成され得る。例えば、容器32は、実質的に楕円又は長円形状を画定することができ、その幅対長さ比は、約1:2〜1:2.5とすることができる。
破裂可能な基材33は、適用した力を用いて破裂する(そのような破裂の一助となる要素が存在しようと、存在しまいと)、任意の材料から作製され得る。破裂可能な基材33は、保管中は、揮発性物質を収容するように意図され、それは、その所期使用前に、揮発性物質の蒸発を防止する任意のバリア物質から作製され得る。このような物質は、蒸気及び液体に対しては不透過性となり得る。破裂可能な基材33に好適なバリア物質には、ポリマーフィルム、可撓性箔などの可撓性フィルム、又は箔/ポリマーフィルム積層体などの複合材料が挙げられる。好適な可撓性箔には、ニトロセルロース保護ラッカー、20ミクロンのアルミホイル、ポリウレタンプライマー、及びAlcan Packagingから入手可能な15g/m2のポリエチレンコーティング剤(Lidfoil 118−0092)から構成される箔などの金属箔を含む。好適なポリマーフィルムには、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、アクリロニトリルコポリマーバリアフィルム(INOESによって商標名Barex(登録商標)で販売されているものなど)、エチレンビニルアルコール、及びそれらの組み合わせが挙げられる。コーティングされたバリアフィルムは、破裂可能な基材33として利用され得ることもまた企図される。使用され得る、そのようなコーティングされたバリアフィルムには、金属化PET、金属化ポリプロピレン、シリカ、又はアルミナコーティングされたフィルムが挙げられる。いずれのバリア物質も、コーティングされているかコーティングされていないかに関わらず、単独で、及び/又は他のバリア物質と組み合わせて使用されてもよい。
破裂要素37は、成形に好適であることが知られている、ポリエチレン若しくはポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル、又は他のプラスチックを使用して、射出成形、圧縮成形、又は加圧成形され得る。破裂要素130はまた、望ましくない部分を取り除くための別個の切断工程を伴って、熱成形によって作製されてもよい。
膜39は、約0.01〜約0.06ミクロン、代替的に約0.01〜約0.05ミクロン、代替的に約0.01〜約0.04ミクロン、代替的に約0.01〜約0.03ミクロン、代替的に約0.02〜約0.04ミクロン、代替的に約0.02ミクロンの平均細孔サイズを有することができる。更に、膜39は、当分野において公知の任意の好適な充填剤及び可塑剤で充填されてもよい。充填剤としては、微粉砕シリカ、クレイ、ゼオライト、カーボネート、活性炭、及びこれらの混合物を挙げることができる。微多孔膜39は、総重量を基準として、約50〜約80%、代替的に約60%〜約80%、代替的に約70%〜約80%、代替的に約70%〜約75%のシリカで充填され得る。膜39の厚さは、約0.01mm〜約1mm、代替的に約0.1mm〜約0.4mm、代替的に約0.15mm〜約0.35mm、代替的に約0.25mmの間とすることができる。
更に、微多孔膜39の蒸発表面積は、約2cm〜約100cm、代替的に約2cm〜約25cm、代替的に約10cm〜約50cm、代替的に約10cm〜約45cm、代替的に約10cm〜約35cm、代替的に約15cm〜約40cm、代替的に約15cm〜約35cm、代替的に約20cm〜約35cm、代替的に約30cm〜約35cm、代替的に約35cmであってもよい。したがって、リアフレーム200は、膜39の蒸発表面積に適合するようなサイズ及び形状にすることができる。
本発明の好適な微多孔膜としては、米国特許第7,498,369号に記載されている、シリカを用いて場合により充填された、微多孔性、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)が挙げられる。このようなUHMWPE微多孔膜としては、Dramicから入手可能なDaramic(商標)V5、DSM(オランダ)から入手可能なSolupor(登録商標)、及びPPG Industriesから入手可能なTeslin(商標)、並びにこれらの組み合わせが挙げられる。
揮発性組成物ディスペンサ1用のカートリッジ30において使用するのに好適な揮発性物質又は組成物は、大気の状態を整える、修正する又はそうでない場合、変更するように構成され得、フレグランス、エアフレッシュナ、防臭剤、消臭剤、悪臭中和剤、殺虫剤、防虫剤、医療物質、消毒剤、清浄剤、気分向上剤及びアロマテラピー助剤を供給するために好適な組成物を含むことができる。好適な揮発性物質の一覧は、以下の表2に示されている。
Figure 2019513494
本組成物は、本組成物が、揮発性物質の各々が25℃において、約1.3Pa(約0.01torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約10%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa(約0.1torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約40%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa(約0.1torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約50%〜約100%の揮発性物質、代替的に揮発性物質の各々が25℃において、約40Pa(約0.3torr)未満のVPを有する、総重量基準で、約90%〜約100%の揮発性物質を含む揮発性物質混合物を含むように、配合され得る。揮発性物質混合物は、揮発性物質の各々が25℃において、約0.533〜約13Pa(約0.004torr〜約0.035torr)のVPを有する、総重量基準で、0%〜約15%の揮発性物質、及び揮発性物質の各々が25℃において、約13Pa〜約43Pa(約0.1torr〜約0.325torr)のVPを有する、総重量基準で、0%〜約25%の揮発性物質、及び揮発性物質の各々が25℃において、約4.67Pa〜約13Pa(0.035torr〜約0.1torr)のVPを有する、総重量基準で、約65%〜約100%の揮発性物質を含むことができる。揮発性物質の飽和蒸気圧を得る1つの情報源は、U.S.Environmental Protection Agencyから入手可能なEPI Suite(商標)、バージョン4.0である。
一例は、以下に示されている:
A.揮発性組成物ディスペンサ(1)であって、
a)リアフレーム(200)を備えるハウジング(10)であって、リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、ハウジング(10)と、
b)開口部(201)内の内壁(40)であって、開口部(201)の外縁(207)の近位端部(41)及び遠位端部(42)を備える、内壁(40)と、
c)フレーム開口部(201)内において、内壁(40)の遠位端部(42)に対する第1の位置から第2の位置まで移動可能となるように構成されている押しボタン(20)であって、ボタン本体(22)を備える、押しボタン(20)と、
d)内壁(40)の遠位端部(42)に位置している少なくとも1つの第1の突起部(51)と、
e)ボタン本体(22)上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部(52)であって、ボタン(20)が第1の位置から第2の位置まで移動するにつれて、第2の突起部(52)が、第1の突起部(51)と係合して、かつ第1の突起部(51)を越えて移動するように整列されている、第2の突起部(52)と、
f)押しボタン(20)に隣接してハウジング(10)内に配設されている揮発性組成物カートリッジ(30)と、を備える、揮発性組成物ディスペンサ(1)。
B.ボタン本体(22)上の第2の突起部(52)の基部(521)と、内壁(40)上の第1の突起部(51)の基部(511)との間に間隙(60)を更に備え、間隙(60)が、内壁(40)に対して、第1の突起部(51)の深さ(D1)と、ボタン本体(22)に対して、第2の突起部(52)の深さ(D2)との合計よりも小さな間隙幅(W1)を備える、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
C.第1の突起部(51)及び第2の突起部(52)の一方が、
第1の突起部(51)及び第2の突起部(52)の他方と係合するための第1の表面(512、522)と、
第1の表面(512、522)に対向する第2の表面(513、523)と、を備え、
内壁(40)又はボタン本体(22)に対する第1の表面(512、522)の角度(515、525)が、内壁(40)又はボタン本体(22)に対する第2の表面(513、523)の角度(516、526)よりも大きい、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
D.第2の表面(513、523)の角度(516、526)が、内壁(40)又はボタン本体(22)に対して、30度よりも大きく、かつ90度以下となる、段落Cに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
E.D1が、内壁(40)の幅W2の1%〜2%の範囲にある、段落Bに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
F.D2が、ボタン本体(22)の幅W3の1%〜2%の範囲にある、段落Bに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
G.第1の突起部(51)及び第2の突起部(52)の一方が、内壁(40)又はボタン本体(22)の周辺に円周方向に延在している連続リップである、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
H.ボタン本体(22)及び内壁(40)が、実質的に円筒形であり、ディスペンサ(1)が、
内壁(40)上に、円周方向に離間されている複数の第1の突起部(51)と、
ボタン本体(22)上に、円周方向に離間されている複数の第2の突起部(52)と、を備える、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
I.複数の第1の突起部(51)及び第2の突起部(52)のうちの少なくとも一方が、略細長く、フレーム開口部(201)の長手方向軸(1000)に平行な方向に延在している、段落Hに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
J.第2の突起部(52)の各々が、長さ(L2)を含み、第1の突起部(51)の各々が、長さ(L3)を含み、L2及びL3の各々が、ボタン(20)の長さ(L4)の7%〜20%の範囲にあり、L2がL3よりも大きい、段落Iに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
K.L3が、L2の1%〜55%の範囲にある、段落Jに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
L.ボタン本体(22)上に配設されているカムガイド(80)と、内壁40上に配置されており、かつカムガイド(80)と整列されている少なくとも1つの突起部(51)と、を更に備える、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
M.第1の突起部(51)及びリアフレーム(200)が、一体型ユニットを形成する、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
N.第2の突起部(52)及びボタン(20)が、一体型ユニットを形成する、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
O.第1の突起部(51)及びリアフレーム(200)、又は第2の突起部(52)及びボタン(20)が、プラスチックを含む、段落M又はNに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
P.ボタン(20)が、第1の位置から第2の位置まで動くにつれて、第2の突起部(52)が、クリック音を生じるように構成されているボタン(20)の可撓性壁部(25)上に配設されている、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
Q.リアフレーム(200)に取り付けられるように構成されて、カートリッジ(30)を支持するためのハウジング(10)を形成するフロントカバー(100)を更に備える、段落Aに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
R.揮発性組成物ディスペンサのためにハウジングを組み立てる方法であって、
リアフレーム(200)、及びハウジング(10)内に配設される揮発性組成物カートリッジ(30)を備えるハウジング(10)を設ける工程であって、リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、工程と、
開口部(201)内に内壁(40)を設ける工程であって、内壁(40)が、近位端部(41)及び遠位端部(42)を備え、少なくとも1つの第1の突起部(51)が、内壁(40)の遠位端部(42)に位置付けられている、工程と、
フレーム開口部(201)内にボタン(20)を設ける工程であって、ボタンが、内壁(40)の遠位端部(42)に対して、第1の位置から第2の位置まで移動可能であり、ボタン(20)は、ボタン本体(22)と、ボタンを押下すると、ボタン本体(22)上の第2の突起部(52)を、内壁(40)上の第1の突起部(51)と係合させて、かつ第1の突起部(51)を越えて移動させるために、ボタン本体(22)上に配設されている、少なくとも1つの第2の突起部(52)と、を備える、工程とを含む、方法。
S.揮発性組成物ディスペンサのハウジング(10)内に押しボタン(20)をロックする方法であって、
リアフレーム(200)、及びハウジング(10)内に配設されている揮発性組成物カートリッジ(30)を備えるハウジング(10)を設ける工程であって、リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、工程と、
開口部(201)内に内壁(40)を設ける工程であって、内壁(40)が、近位端部(41)及び遠位端部(42)を備え、少なくとも1つの第1の突起部(51)が、内壁(40)の遠位端部(42)に位置付けられている、工程と、
フレーム開口部(201)内に押しボタン(20)を移動させる工程であって、ボタン(20)が、ボタン本体(22)、及びボタン本体(22)上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部(52)を備える、工程と、
ボタン本体(22)上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部(52)を、内壁(40)上の第1の突起部(51)と係合させて、かつ第1の突起部(51)を越えて移動させる、工程とを含む、方法。
T.押しボタン(20)を移動させる工程が、長手方向軸(1000)に沿った押しボタン(20)の軸方向移動、及び長手方向軸(1000)まわりのボタン(20)の回転を含む、段落Sに記載の方法。
本明細書に開示した寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものと理解されるべきではない。むしろ、特に指示がないかぎり、そのような各寸法は、列挙された値及びその値の周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味するものとする。例えば「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味するものとする。
相互参照される又は関連するすべての特許又は特許出願、及び本願が優先権又はその利益を主張する任意の特許出願又は特許を含む、本願に引用されるすべての文書は、除外又は限定することを明言しないかぎりにおいて、参照によりその全容が本願に援用される。いかなる文献の引用をも、本明細書中で開示又は特許請求される任意の発明に対する先行技術であるとはみなされず、或いはそれを単独で又は他の任意の参考文献(1つ又は複数)と組み合わせたときに、そのような任意の発明を教示、示唆、又は開示するとはみなされない。更に、本文書における用語の任意の意味又は定義が、参照することにより本明細書に援用された文書内の同じ用語の意味又は定義と矛盾する場合、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態を例示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他のさまざまな変更及び修正を行うことができる点は当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内に含まれるそのようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲にて網羅することを意図したものである。

Claims (15)

  1. 揮発性組成物ディスペンサ(1)であって、
    a)リアフレーム(200)を備えるハウジング(10)であって、前記リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、ハウジング(10)と、
    b)前記開口部(201)内の内壁(40)であって、前記開口部(201)の外縁(207)の近位端部(41)及び遠位端部(42)を備える、内壁(40)と、
    c)前記フレーム開口部(201)内において、前記内壁(40)の前記遠位端部(42)に対して第1の位置から第2の位置まで移動可能となるように構成されている押しボタン(20)であって、ボタン本体(22)を備える、押しボタン(20)と、
    d)前記内壁(40)の前記遠位端部(42)に位置している少なくとも1つの第1の突起部(51)と、
    e)前記ボタン本体(22)上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部(52)であって、前記ボタン(20)が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動されるにつれて、前記第2の突起部(52)が、前記第1の突起部(51)と係合して、かつ前記第1の突起部(51)を越えて移動するように整列されている、少なくとも1つの前記第2の突起部(52)と、
    f)前記押しボタン(20)に隣接して前記ハウジング(10)内に配設されている揮発性組成物カートリッジ(30)と、
    を備える、揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  2. 前記ボタン本体(22)上の前記第2の突起部(52)の基部(521)と、前記内壁(40)上の前記第1の突起部(51)の基部(511)との間に間隙(60)を更に備え、前記間隙(60)が、前記内壁(40)に対する前記第1の突起部(51)の深さ(D1)と、前記ボタン本体(22)に対する前記第2の突起部(52)の深さ(D2)との合計よりも小さな間隙幅(W1)を備える、請求項1に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  3. 前記第1の突起部(51)及び前記第2の突起部(52)の一方が、
    前記第1の突起部(51)及び前記第2の突起部(52)の他方と係合するための第1の表面(512、522)と、
    前記第1の表面(512、522)に対向する第2の表面(513、523)と、
    を備え、
    前記内壁(40)又はボタン本体(22)に対する前記第1の表面(512、522)の角度(515、525)が、前記内壁(40)又はボタン本体(22)に対する前記第2の表面(513、523)の角度(516、526)よりも大きい、
    請求項1又は2に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  4. 前記第2の表面(513、523)の前記角度(516、526)が、前記内壁(40)又は前記ボタン本体(22)に対して、30度よりも大きくかつ90度以下となる、請求項3に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  5. 前記第1の突起部(51)及び前記第2の突起部(52)の一方が、前記内壁(40)又は前記ボタン本体(22)の周辺に円周方向に延在している連続リップである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  6. 前記ボタン本体(22)及び前記内壁(40)が、実質的に円筒形であり、前記ディスペンサが、
    前記内壁(40)上に、円周方向に離間されている複数の第1の突起部(51)と、
    前記ボタン本体(22)上に、円周方向に離間されている複数の第2の突起部(52)と、
    を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  7. 前記複数の第1の突起部(51)及び第2の突起部(52)のうちの少なくとも一方が、略細長く、前記フレーム開口部(201)の前記長手方向軸(1000)に平行な方向に延在している、請求項8に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  8. 前記第2の突起部(52)の各々が、長さ(L2)を含み、前記第1の突起部(51)の各々が、長さ(L3)を含み、L2及びL3の各々が、前記ボタン(20)の長さ(L4)の7%〜20%の範囲にあり、L2が、L3よりも大きい、請求項9に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  9. L3が、L2の1%〜55%の範囲にある、請求項10に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  10. 前記ボタン本体(22)上に配設されているカムガイド(80)と、前記内壁40上に配置されており、かつ前記カムガイド(80)と整列されている少なくとも1つの突起部(51)と、を更に備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  11. 前記ボタン(20)が、前記第1の位置から前記第2の位置まで移動されるにつれて、前記第2の突起部(52)が、クリック音を生じるように構成されている前記ボタン(20)の可撓性壁部(25)上に配設されている、請求項1〜10のいずれかに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  12. 前記リアフレーム(200)に取り付けられるように構成されて、前記カートリッジ(30)を支持するための前記ハウジング(10)を形成するフロントカバー(100)を更に備える、請求項1〜11のいずれかに記載の揮発性組成物ディスペンサ(1)。
  13. 揮発性組成物ディスペンサのためのハウジングを組み立てる方法であって、
    リアフレーム(200)、及びハウジング(10)内に配設されている揮発性組成物カートリッジ(30)を備える前記ハウジング(10)を設ける工程であって、前記リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、工程と、
    前記開口部(201)内に内壁(40)を設ける工程であって、前記内壁(40)が、近位端部(41)及び遠位端部(42)を備え、少なくとも1つの第1の突起部(51)が、前記内壁(40)の前記遠位端部(42)に位置付けられている、工程と、
    前記フレーム開口部(201)内にボタン(20)を設ける工程であって、前記ボタンが、前記内壁(40)の前記遠位端部(42)に対して、第1の位置から第2の位置まで移動可能であり、前記ボタン(20)は、ボタン本体(22)と、前記ボタンを押下すると、前記ボタン本体(22)上の前記第2の突起部(52)を、前記内壁(40)上の前記第1の突起部(51)と係合させて、かつこれを越えて移動させるために、前記ボタン本体(22)上に配設されている、少なくとも1つの第2の突起部(52)と、を備える、工程と
    を含む、方法。
  14. 揮発性組成物ディスペンサのハウジング(10)内に押しボタン(20)をロックする方法であって、
    リアフレーム(200)、及びハウジング(10)内に配設されている揮発性組成物カートリッジ(30)を備える前記ハウジング(10)を設ける工程であって、前記リアフレーム(200)が、長手方向軸(1000)を有するフレーム開口部(201)を備える、工程と、
    前記開口部(201)内に内壁(40)を設ける工程であって、前記内壁(40)が、近位端部(41)及び遠位端部(42)を備え、少なくとも1つの第1の突起部(51)が、前記内壁(40)の前記遠位端部(42)に配置されている、工程と、
    前記フレーム開口部(201)内で押しボタン(20)を移動させる工程であって、前記ボタン(20)が、ボタン本体(22)、及び前記ボタン本体(22)上に配設されている少なくとも1つの第2の突起部(52)を備える、工程と、
    前記ボタン本体(22)上に配設されている前記少なくとも1つの第2の突起部(52)を、前記内壁(40)上の前記第1の突起部(51)と係合させて、かつ前記第1の突起部(51)を越えて移動させる、工程と、
    を含む、方法。
  15. 前記押しボタン(20)を移動させる工程が、前記長手方向軸(1000)に沿った前記押しボタン(20)の軸方向移動、及び前記長手方向軸(1000)まわりの前記ボタン(20)の回転を含む、請求項14に記載の方法。
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