いくつかの例示的な実施形態によると、基部は、電源と、少なくとも第一および第二のコネクタと、制御回路と、を含み得る。電源は、電力を供給するように構成され得る。第一および第二のコネクタは、個々の、それぞれの第一および第二のカートリッジを電源に電気的に結合するように構成され得る。制御回路は、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つを通じてアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一のコネクタを介して、第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立するように構成され得る。制御回路は、第一の通信リンクを介して、第一の記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスするように構成されてもよく、カートリッジ情報は、第一のカートリッジと関連付けられる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の1つ以上の要素を一意的に識別する情報、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、第一のカートリッジ内に保持されている製剤と関連付けられる情報、および第一のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる特定の作動シークエンスのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一および第二のコネクタを介して、電源から第一および第二のカートリッジに供給される電力の独立した制御に基づいて、第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、電力が異なる時間において第一および第二のカートリッジに供給されるように、第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、電力が、連続的なベイピング指令信号に応じて、第一および第二のカートリッジのうちで交互に供給されるように、第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第二のカートリッジに含まれる分散液発生器が、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器によって生成される熱に基づいて、分散液を生成するように、第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、電源は、再充電可能電池を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態によると、イーベイピング装置は、電力を供給するように構成される電源と、電源に電気的に結合される少なくとも第一および第二のカートリッジと、第一および第二のカートリッジのうちの少なくとも1つからのカートリッジ情報にアクセスすることに基づいて、第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御するように構成される制御回路と、を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立するように構成され得る。制御回路は、第一の通信リンクを介して、第一の記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスするように構成されてもよく、カートリッジ情報は、第一のカートリッジと関連付けられる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の1つ以上の要素を一意的に識別する情報、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、第一のカートリッジ内に保持されている製剤と関連付けられる情報、および第一のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる特定の作動シークエンスのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一および第二のコネクタを介して、電源から第一および第二のカートリッジに供給される電力の独立した制御に基づいて、第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、電力が異なる時間において第一および第二のカートリッジに供給されるように、第一および第二のカートリッジに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、電力が、連続的なベイピング指令信号に応じて、第一および第二のカートリッジのうちで交互に供給されるように、第一および第二のカートリッジに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第二のカートリッジに含まれる分散液発生器が、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器によって生成される熱に基づいて、分散液を生成するように、第一および第二のカートリッジに供給される電力を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、電源は、再充電可能電池を含む。
いくつかの例示的な実施形態によると、方法は、基部の電源に電気的に結合される第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御することを含み得る。独立して制御することは、第一のコネクタを介して第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立することと、第一の通信リンクを介して第一の記憶装置からの第一のカートリッジと関連付けられるカートリッジ情報にアクセスすることと、アクセスしたカートリッジ情報に基づいて、第一および第二のカートリッジのうちの少なくとも1つに供給される電力を独立して制御することと、を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、電力が異なる時間において第一および第二のカートリッジに供給されるように、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つに供給される電力を独立して制御することを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、電力が、連続的なベイピング指令信号に応じて、第一および第二のカートリッジのうちで交互に供給されるように、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つに供給される電力を独立して制御することを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、方法は、第二のカートリッジに含まれる分散液発生器が、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器によって生成される熱に基づいて、分散液を生成するように、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つに供給される電力を独立して制御することを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態によると、基部は、電源と、少なくとも第一および第二のコネクタと、制御回路と、第一および第二のコネクタの取り外し可能なエンクロージャを確立するように構成されるカバーと、を含み得る。電源は、電力を供給するように構成され得る。第一および第二のコネクタは、個々の、それぞれの第一および第二のカートリッジを電源に電気的に結合するように構成され得る。制御回路は、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つを通じてアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、第一および第二のカートリッジによる分散液の生成を独立して制御するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態によると、基部は、電力を供給するように構成される電源と、カートリッジホルダーと、を含み得る。カートリッジホルダーは、少なくとも第一および第二のカートリッジを電源に取り外し可能に電気的に結合するように構成され得る。カートリッジホルダーは、電源に電気的に結合される少なくとも第一および第二のコネクタを含んでもよく、第一および第二のコネクタは、第一および第二のカートリッジの個々のそれぞれのコネクタを用いて取り外し可能に接続するように構成され、第一のコネクタは、第二のカートリッジと直接的に結合するから制限され、第二のコネクタは、第一のカートリッジと直接的に結合することから制限される。
いくつかの例示的な実施形態では、基部は、カートリッジホルダーに結合される仕切りを含んでもよく、仕切りは、第一および第二のカートリッジが相互に分離する個々の、それぞれの第一および第二の分散液を生成するように、第一および第二のコネクタを相互に区分するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダーは、第一および第二のコネクタに結合された第一および第二のカートリッジを構造上支持するように構成される、第一および第二の溝穴を含んでもよく、第一の溝穴は、第二のカートリッジを保持することから制限され、第二の溝穴は、第一のカートリッジを保持することから制限される。
いくつかの例示的な実施形態では、基部は、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つを通じてアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、電源から第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成される、制御回路を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一のコネクタを介して、第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立するように構成され得る。制御回路は、第一の通信リンクを介して、第一の記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスするように構成されてもよく、カートリッジ情報は、第一のカートリッジと関連付けられる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の1つ以上の要素を一意的に識別する情報、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、第一のカートリッジ内に保持されている製剤と関連付けられる情報、および第一のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる特定の作動シークエンスのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、電源は、再充電可能電池を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態によると、イーベイピング装置は、電力を供給するように構成される電源と、電源に電気的に結合される少なくとも第一および第二のコネクタを含むカートリッジホルダーと、第一および第二のカートリッジが電源に取り外し可能に電気的に結合されるように、第一および第二のコネクタの個々のそれぞれのコネクタに取り外し可能に結合される、少なくとも第一および第二のカートリッジと、を含み得る。第一のコネクタは、第二のカートリッジと直接的に結合することを制限されてもよく、第二のコネクタは、第一のカートリッジと直接的に結合することを制限されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置は、カートリッジホルダーに結合される仕切りを含んでもよく、仕切りは、第一および第二のカートリッジが相互に分離して個々にそれぞれの第一および第二の分散液を生成するように構成されるように、第一および第二のカートリッジを相互に区分する。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダーは、第一および第二のカートリッジを構造上支持するように構成される、第一および第二の溝穴を含んでもよく、第一の溝穴は、第二のカートリッジを保持することから制限され、第二の溝穴は、第一のカートリッジを保持することから制限される。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置は、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つを通じてアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、電源から第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成される、制御回路を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一のコネクタを介して、第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立するように構成され得る。制御回路は、第一の通信リンクを介して、第一の記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスするように構成されてもよく、カートリッジ情報は、第一のカートリッジと関連付けられる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の1つ以上の要素を一意的に識別する情報、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、第一のカートリッジ内に保持されている製剤と関連付けられる情報、および第一のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる特定の作動シークエンスのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、電源は、再充電可能電池を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態によると、基部は、電力を供給するように構成される電源と、第一および第二のコネクタの取り外し可能なエンクロージャを確立するように構成される、カバーと、電源に少なくとも第一および第二のカートリッジを取り外し可能に電気的に結合するように構成される、カートリッジホルダーと、を含み得る。カートリッジホルダーは、電源に電気的に結合される少なくとも第一および第二のコネクタを含んでもよく、第一および第二のコネクタは、第一および第二のカートリッジの個々の、それぞれのコネクタと取り外し可能に接続されるように構成され、第一のコネクタは、第二のカートリッジと直接的に結合することから制限され、第二のコネクタは、第一のカートリッジと直接的に結合することから制限される。
いくつかの例示的な実施形態では、基部は、カートリッジホルダーに結合される仕切りを含んでもよく、仕切りは、第一および第二のカートリッジが相互に分離する個々の、それぞれの第一および第二の分散液を生成するように、第一および第二のコネクタを相互に区分するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、第一および第二のカートリッジは、少なくとも1つのアトマイザーアセンブリおよび少なくとも1つの気化器アセンブリを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤に機械力を加えることによってエアロゾルを生成するように構成され、気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダーは、第一および第二のコネクタに結合された第一および第二のカートリッジを構造上支持するように構成される、第一および第二の溝穴を含んでもよく、第一の溝穴は、第二のカートリッジを保持することから制限され、第二の溝穴は、第一のカートリッジを保持することから制限される。
いくつかの例示的な実施形態では、基部は、第一および第二のコネクタのうちの少なくとも1つを通じてアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、電源から第一および第二のコネクタに供給される電力を独立して制御するように構成される、制御回路を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、第一のコネクタを介して、第一のカートリッジ内の第一の記憶装置との第一の通信リンクを確立するように構成され得る。制御回路は、第一の通信リンクを介して、第一の記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスするように構成されてもよく、カートリッジ情報は、第一のカートリッジと関連付けられる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ情報は、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の1つ以上の要素を一意的に識別する情報、第一のカートリッジに含まれる分散液発生器の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、第一のカートリッジ内に保持されている製剤と関連付けられる情報、および第一のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる特定の作動シークエンスのうちの少なくとも1つを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、電源は、再充電可能電池を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態は、電子ベイピング装置のカートリッジに関連する。
いくつかの例示的な実施形態では、電子ベイピング装置のカートリッジは、気化器アセンブリおよびアトマイザーアセンブリを含む。気化器アセンブリは、蒸気を生成するように構成される。気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を貯蔵するように構成される第一のタンクと、プレベイパー製剤を加熱して蒸気を形成するように構成されるヒーターと、を含む。アトマイザーアセンブリは、エアロゾルを生成するように構成される。アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤を貯蔵するように構成される、第二のタンクと、プレエアロゾル製剤を霧状にして、加熱することなく、エアロゾルを形成するように構成される、アトマイザーと、を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、気化器アセンブリは、入口および出口を有する管を含み得る。入口は、プレベイパー製剤と連通する。管の一部分はヒーターを形成する。管は、約0.05〜0.4ミリメートルの内径、および約5ミリメートル〜約72ミリメートルの長さを有し得る。管は、ステンレス鋼管および非金属管のうちの1つを含み得る。管は、管の出口に隣接した圧縮部を有し得る。管は、その中に少なくとも1つの湾曲部を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第一のタンクは加圧される。第一のタンクは、第一のタンクの出口と管の入口との間に、第一の弁を含み得る。第一の弁は、電磁弁および押しボタン式弁のうちの1つであり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、第二のタンクは、第二のタンクの出口に第二の弁を含み得る。第二の弁は、電磁弁および押しボタン式弁のうちの1つであり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、アトマイザーは、圧電素子および加圧構成のうちの少なくとも1つを含む。アトマイザーは、プレエアロゾル製剤を加熱することなく、エアロゾルを生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、加圧構成は、第二のタンクに圧力を加えるように構成される、ばねおよびピストンを含む。第二のタンクは、可撓性の壁を有し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、加圧構成は、第二のタンクを収容する容器、および容器内にあり、第二のタンクに圧力を加えるように第二のタンクを囲む、一定加圧の流体を含む。第二のタンクは、可撓性の壁を有し得る。一定加圧の流体は、1,1,1,2−テトラフルオロエタンであり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、加圧構成は、炭酸ガスのカプセルと、第二のタンクと炭酸ガスのカプセルとの間にある二重ピストンシリンダーと、を含み得る。炭酸ガスのカプセルは、第二のタンク内のプレエアロゾル製剤に圧力を加える。第二のタンクは、可撓性の壁を有する。二重ピストンシリンダーは、第二のタンクへの圧力を減少する。
いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤およびプレエアロゾル製剤は、室温で異なる粘度を有する。
いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤およびプレエアロゾル製剤のうちの一方は、香味材料を含み、プレベイパー製剤およびプレエアロゾル製剤のうちの他方は、ニコチンを含む。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジはまた、気化器アセンブリおよびアトマイザーアセンブリの下流の混合チャンバーと、混合チャンバーに空気を提供するように構成される少なくとも1つの空気吸込み口と、を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジは、カートリッジの外側ハウジングに窓を含み得る。第一のタンクおよび第二のタンクのうちの少なくとも1つは、窓を通じて可視的である。
いくつかの例示的な実施形態では、蒸気は、第一の粒度分布を有し、エアロゾルは、第二の粒度分布を有する。第二の粒度分布の平均粒子径は、第一の粒度分布の平均粒子径より大きい。
いくつかの例示的な実施形態は、電子ベイピング装置に関連する。
いくつかの例示的な実施形態では、電子ベイピング装置は、カートリッジおよび第二のセクションを含む。カートリッジは、気化器アセンブリおよびアトマイザーアセンブリを含む。気化器アセンブリは、蒸気を生成するように構成される。気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を貯蔵するように構成される第一のタンクと、プレベイパー製剤を加熱して蒸気を形成するように構成されるヒーターと、を含む。アトマイザーアセンブリは、エアロゾルを生成するように構成される。アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤を貯蔵するように構成される、第二のタンクと、プレエアロゾル製剤を霧状にして、プレエアロゾル製剤を加熱することなく、エアロゾルを形成するように構成される、アトマイザーと、を含む。第二のセクションは、ヒーターに電力を供給するように構成された電源を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、気化器アセンブリは、入口および出口を有する管を含む。入口は、プレベイパー製剤と連通する。管の一部分はヒーターを形成する。
いくつかの例示的な実施形態では、アトマイザーは、圧電素子および加圧構成のうちの少なくとも1つを含む。アトマイザーは、プレエアロゾル製剤を加熱することなく、エアロゾルを生成するように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、電子ベイピング装置はまた、第一のタンクの出口と管の入口との間に、第一の弁を含む。第一の弁は、電磁弁および押しボタン式弁のうちの1つである。電子ベイピング装置はまた、第二のタンクの出口に、第二の弁を含む。第二の弁は、電磁弁および押しボタン式弁のうちの1つである。第一の弁および第二の弁は、電気的に作動する弁であり得る。電子ベイピング装置は、第一の弁および第二の弁を開けるための信号を送信するように構成される、圧力スイッチをさらに含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、蒸気は、第一の粒度分布を有し、エアロゾルは、第二の粒度分布を有する。第二の粒度分布の平均粒子径は、第一の粒度分布の平均粒子径より大きい。
本明細書の非限定的な実施形態の様々な特徴および利点は、詳細な説明を添付の図面と併せて検討するとより明らかになり得る。添付の図面は単に図示の目的のために提供され、請求項の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。添付の図面は、明示的に注記されていない限り、実寸に比例して描かれていると考えられるべきでない。明瞭化の目的で、図面の様々な寸法は誇張されている場合がある。
いくつかの詳細な例示的な実施形態が本明細書で開示されている。しかしながら、本明細書に開示されている特定の構造面および機能面の詳細は、例示的な実施形態を説明することを目的とした単なる典型である。しかしながら、例示的な実施形態は、数多くの代替的な形態で具体化されることができ、本明細書に記載の例示的な実施形態のみに限定されるものと解釈されるべきではない。
従って、例示的な実施形態は、様々な修正および代替的形態が可能である一方で、その例示的な実施形態は例として図面に示されており、本明細書で詳細に説明する。ところが、当然のことながら、開示された特定の形態に対する例示的な実施形態に限定する意図はなく、反対に、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲の中に収まるあらゆる修正、均等物、代替物が網羅される。同様の数字は、図の説明の全体で同様の要素を意味する。
要素または層が別の要素もしくは層「の上にある」、「に接続される」、「に結合される」、または「を覆う」と言及される時、これはもう一方の要素もしくは層の上に直接ある、それに直接的に接続される、それに直接的に結合される、またはそれを直接的に覆う、あるいは介在する要素もしくは層が存在してもよいことが理解されるべきである。対照的に、要素が別の要素もしくは層「の上に直接ある」、「に直接的に接続される」、または「に直接的に結合される」と言及される時、介在する要素もしくは層は存在しない。同様の数字は、明細書の全体で同様の要素を指す。
第一の、第二の、第三のなどという用語は、様々な要素、領域、層、またはセクションを記述するために本明細書で使用されてもよいが、これらの要素、要素、領域、層、またはセクションはこれらの用語によって限定されないことを理解するべきである。これらの用語は、1つの要素、領域、層、またはセクションを別の要素、領域、層、またはセクションと区別するためにのみ使用される。それ故、下記で考察される第一の要素、領域、層、またはセクションは、例示的な実施形態の教示内容から逸脱することなく、第二の要素、領域、層、またはセクションと呼ぶこともできる。
空間的関係の用語(例えば、「下に」、「下方に」、「下部」、「上方に」、「上部」、およびこれに類するもの)は、図中で図示する際に、一つの要素または特徴と他の要素または特徴との間の関係を説明しやすくするために本明細書で使用されてもよい。空間的関係の用語は、図に図示されている方向に加えて、使用時または動作時に装置の異なる方向を包含することが意図されていることを理解するべきである。例えば、図中の装置をひっくり返した場合、他の要素または特徴の「下方に」または「下に」と説明されている要素は、その後は他の要素または特徴の「上方に」方向付けられることになる。従って、用語「下方に」は上方および下方の両方の方向を包含する場合がある。装置は、その他の方法で(90度回転して、または他の方向で)方向付けられる場合があり、本明細書で使用される空間的関係の記述語は適宜に解釈される。
本明細書で使用される用語は、様々な例示的な実施形態を説明する目的のみのものであり、例示的な実施形態の制限を意図しない。単数形「一つの(a)」、「一つの(an)」、および「その(the)」は本明細書で使用される場合、複数形も含むことが意図されているが、文脈によって明らかにそうではないことが示される場合はその限りではない。本明細書で使用される時、「含む(includes)」、「含む(including)」「備える(comprises)」、および「備える(comprising)」という用語は述べられた特徴、整数、工程、動作、または要素の存在を特定するが、1つ以上の他の特徴、整数、工程、動作、要素、またはこれらの群の存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態は、例示的な実施形態の理想的な実施形態の概略図(および中間構造)である断面図を参照して本明細書で説明される。このように、例えば製造技法または許容差の結果として得られた図の形状からの変化が予想される。従って、例示的な実施形態は、本明細書に図示された領域の形状を限定するものとして解釈されるべきでなく、例えば製造に起因する形状の逸脱を含む。
その他の方法で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術的用語および科学的用語を含む)は、例示的な実施形態が属する当該技術分野の当業者が通常理解しているものと同じ意味を有する。用語(一般的に使用されている辞書で定義された用語を含む)は、関連する技術分野の文脈でのそれらの用語の意味と一致する意味を有するものと解釈されるべきであり、理想的なまたは過度に正式な意味で解釈されないが、本明細書で明示的にそのように定義されている場合はその限りではないことがさらに理解されるであろう。
図1Aは、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置60の側面図である。図1Bは、図1Aの、線IB−IB’に沿ったイーベイピング装置60の断面図である。イーベイピング装置60は、2013年1月31日に出願されたU.S. Patent Application Publication No. 2013/0192623 to Tucker et al.、および2013年1月14日に出願されたU.S. Patent Application Publication No. 2013/0192619 to Tucker et al.において述べられる特徴のうち1つ以上を含み得、そのそれぞれの全内容が参照により本明細書に組み込まれる。本明細書で使用される場合、「イーベイピング装置」という用語は、形態、サイズまたは形状にかかわらず、すべてのタイプの電子ベイピング装置を含む。
図1Aおよび図1Bを参照すると、イーベイピング装置60は、カバー(すなわち第一のセクション)70、再使用可能な基部(すなわち第二のセクション)71、および1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nを含み得、ここにおいて、「N」は自然数である。いくつかの例示的な実施形態では、「N」は、少なくとも2(2)の値を有する。カバー70および基部71は、イーベイピング装置キットの部品であり得る。イーベイピング装置キットは、カートリッジ22−1〜22−N、カバー70、基部71、および基部71に結合し、その中に含まれる電源12に電力を供給するように構成される電源充電器のうちの少なくとも1つを含む、パッケージであり得る。図1Bに示すように、基部71は、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nと結合して、ベイピングを支持するように構成される。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置用の基部は、基部71を含むがカバー70を含まない。
基部71は、電源セクション72およびカートリッジホルダー80を含む。カートリッジホルダー80は、電源セクション72に結合される。カバー70および基部71は、補足的なインターフェース74、84で、互いに結合される。いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース84は、カートリッジホルダー80に含まれ、カバー70およびカートリッジホルダー80は、インターフェース74、84を介して互いに結合され得る。いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース84は、電源セクション72に含まれ、カバー70および電源セクション72は、インターフェース74、84を介して互いに結合され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、インターフェース74、84は、ねじ状のコネクタである。インターフェース74、84が、限定されないが、滑り嵌め、戻り止め、クランプ、差込みピン、または留め金のうちの少なくとも1つを含む、任意のタイプのコネクタであってもよいことは認識されるべきである。
図1Aおよび図1Bを参照すると、イーベイピング装置60は、複数の異なるカートリッジ22−1〜22−Nを含む。本明細書で使用される場合、「N」は、少なくとも1(1)の値をもつ自然数である。いくつかの例示的な実施形態では、「N」は、少なくとも2(2)の値を有し、そのため基部71は、少なくとも2つのカートリッジ22−1〜22−Nと結合するように構成される。カートリッジ22−1〜22−Nは、図3A、図3Bおよび図3Cに関して以下でさらに詳細に説明される。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22−1〜22−Nの各個々のカートリッジは、1つ以上の分散液発生器を含む。図1Bに示す例示的な実施形態では、個々のカートリッジ22−1〜22−Nは、少なくとも第一および第二の分散液発生器のうちの個々の1つを含み、そのためカートリッジ22−1は、第一の分散液発生器を含み、カートリッジ22−Nは、第二の分散液発生器を含む。いくつかの例示的な実施形態では、以下でさらに説明されるように、少なくとも第一および第二のカートリッジ22−1〜22−Nは、異なる分散液を生成するように構成される、異なる分散液発生器を含む。
本明細書で説明されるように、分散液発生器は、異なるタイプの分散液を生成するように構成される、異なるタイプの分散液発生器を含んでもよい。分散液は、蒸気およびエアロゾルのうちの少なくとも1つを含み得る。蒸気は、前分散製剤への熱の印加を通じて生成される分散液である。蒸気を発生させるために熱が加えられ得る前分散製剤は、プレベイパー製剤とも称し得る。エアロゾルは、前分散製剤への機械力の印加を通じて生成される分散液である。エアロゾルを発生させるために機械力が加えられ得る前分散製剤は、プレエアロゾル製剤とも称し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、気化器アセンブリまたはアトマイザーアセンブリであり得る。気化器アセンブリは、蒸気である分散液を生成し得る。気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱して、プレベイパー製剤の少なくとも一部分を気化することによって、蒸気を生成し得る。アトマイザーアセンブリは、前分散製剤に機械力を加えることを介して、エアロゾルである分散液を生成し得る。アトマイザーアセンブリは、1つ以上の機械的な要素を含んでもよく、それは機械力を加えるように構成される。例えば、アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤を保持する加圧タンクを含んでもよく、アトマイザーアセンブリは、弁、ポンプ、噴霧器、それらの組合せ等のうち1つ以上を含む、機械的な要素をさらに含んでもよい。
機械的な要素を含むアトマイザーアセンブリの1つ以上の部分は、プレエアロゾル製剤に機械力を加えて、エアロゾルである分散液を生成し得る。例えば、アトマイザーアセンブリは、低圧環境内に加圧されたプレエアロゾル製剤を放出すること、プレエアロゾル製剤粒子を噴霧すること、環境内に揮発性のプレエアロゾル製剤を蒸発させること、それらの組合せ等のうち1つ以上によって、エアロゾルを生成させるように構成され得る。
異なる分散液発生器は、異なる製剤を含んでもよい。例えば、第一および第二の分散液発生器は、異なるプレベイパー製剤を加熱することによって、第一および第二の蒸気を発生させるように構成される、気化器アセンブリであり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つに含まれる分散液発生器は、風味剤を実質的に含まない分散液を生成するように構成される。カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つに含まれる別の分散液発生器は、1つ以上の風味剤を含む個々の分散液を生成するように構成され得る。個々のカートリッジ22−1〜22−N内に分散液発生器によって生成された個々の分散液は、香味付きの分散液を生成するように組み合わされる。
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nは、1つ以上の空気吸込み口ポート45を含み得る。1つ以上の空気吸込み口ポート44を介してイーベイピング装置の内部に受けられた空気は、1つ以上の空気吸込み口ポート45を介して1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nの内部にさらに受けられ得る。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nは、空気、分散液等のうち1つ以上がそれを介して1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nを抜け出ることができる、1つ以上の開口部(図1Aおよび図1Bに示されない)を含む。
さらに図1Aおよび図1Bを参照すると、基部71は、カートリッジホルダー80を含む。図2A、図2Bおよび図2Cに関して以下でさらに詳細に説明されるカートリッジホルダー80は、コネクタ33−1〜33−Nおよび溝穴81−1〜81−Nを含む。カートリッジホルダー80は、コネクタ33−1〜33−Nを介して1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに取り外し可能に結合されるように構成され、そのため1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nは、電源12に取り外し可能に電気的に結合される。
コネクタ33−1〜33−Nは、個々のカートリッジ22−1〜22−Nに結合され、以下でさらに説明される電源セクション72のコネクタ素子91にさらに結合されるように構成される。以下に説明されるように、コネクタ素子91は、電源セクション72内の電源12に結合される。したがって、コネクタ33−1〜33−Nは、電源セクション72内の電源12に電気的に結合され得る。コネクタ33−1〜33−Nのそれぞれは、電源12からカートリッジ22−1〜22−Nのうちのそれぞれの結合された1つに電力の少なくとも一部を供給し得る。
個々の溝穴81−1〜81−Nは、イーベイピング装置60において、個々のカートリッジ22−1〜22−Nを受け、構造的に支持するように構成され得る。溝穴81−1〜81−Nは、個々の、それぞれのコネクタ33−1〜33−Nと接触する個々の、それぞれのカートリッジ22−1〜22−Nを保持するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のコネクタ33−1〜33−Nは、1つ以上の溝穴81−1〜81−Nに含まれる。溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つは、溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つに含まれるコネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つと接触するそこに挿入されたカートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つを保持し得る。いくつかの例示的な実施形態では、溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つは、溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つと挿入されたカートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つとの間の摩擦ばめまたはその他の接続を確立することを介して、コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つと接触する挿入されたカートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つを保持するように構成される。
図1Bの例示的な実施形態では、コネクタ33−1〜33−Nは、コネクタ素子91を介して、それぞれの溝穴81−1〜81−Nに挿入されたカートリッジ22−1〜22−Nを、基部71に含まれる電源12と電気的に結合するように構成される。コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つは、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つに含まれる少なくとも1つの分散液発生器と、電源12とを電気的に結合するように構成され得る。コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つは、カートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジのコネクタとの直接的な結合、接続等を介して、カートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジに含まれる所与の分散液発生器に直接的に結合される、接続される等であり得る。
カートリッジホルダー80が複数の個々のカートリッジ22−1〜22−Nと取り外し可能に結合するように構成される場合、カートリッジホルダー80は、任意の所与の回数において、複数のカートリッジ22−1〜22−Nをイーベイピング装置60内に取り外し可能に取り付けることを可能にし得る。1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nは、所望の場合に基部71に関して、個々に、または集合的に加えられる、取り外される、取り替えられる、置き換えられる等であり得る。例えば、第一の香味を有する特定の分散液を生成するように構成されるカートリッジ22−1〜22−Nのうちの所与の1つは、コネクタ33−1〜33−Nのうちの1つから分離されてもよく、また異なる香味を有する異なる分散液を生成するように構成される、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの別の1つと置き換えられてもよい。
結果として、カートリッジホルダー80が複数のカートリッジ22−1〜22−Nと取り外し可能に結合し得るので、カートリッジホルダー80は、ベイピングの間に提供される知覚体験の変化およびカスタマイズを可能にする。
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも2つの個々のカートリッジ22−1〜22−Nのうちの個々の1つに含まれる少なくとも2つの個々の分散液発生器によって生成される少なくとも2つの個々の分散液は、組み合わされて、香味の組み合わせをもつ分散液を生成し得る。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つは、種々の異なるカートリッジ22−1〜22−Nをカートリッジホルダー80に手動で結合して、香味の種々の手動で選択される組み合わせをもつ分散液を生成するようにイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つを構成することを可能にするように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上は、基部71から交換可能であってもよい。別の言い方をすると、一度カートリッジ22−1〜22−Nのうちの1つの製剤のうちの1つが消耗されると、カートリッジ22−1〜22−Nのうちのそのカートリッジのみが取り替えられる必要性が生じる。カートリッジ22−1〜22−Nは、コネクタ33−1〜33−Nと互換的に結合され得る。カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つは、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの別の少なくとも1つと取り替えられ得る。代替の配置は、イーベイピング装置60のすべてが、製剤のうちの1つが消耗すると配置され得る例示的な実施形態を含み得る。
さらに図1Aおよび図1Bを参照すると、イーベイピング装置60は、カートリッジホルダー80または電源セクション72のうち1つ以上に取り外し可能に結合されて、カートリッジホルダー80に結合されるカートリッジ22−1〜22−Nの取り外し可能なエンクロージャを確立し得る、カバー70を含む。カバー70が、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nがコネクタ33−1〜33−Nのうち1つ以上に結合された時に、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nの取り外し可能なエンクロージャを確立し得るように、カバー70は、コネクタ33−1〜33−Nの取り外し可能なエンクロージャを確立するように構成され得る。
カバー70は、外側ハウジング16と、外側ハウジング16の出口端における出口端インサート20と、外側ハウジング16の先端部におけるインターフェース74と、を含む。外側ハウジング16は、長手方向に延在する。外側ハウジング16は、全体的に円柱状の断面を持ち得る。いくつかの例示的な実施形態では、外側ハウジング16は、カバー70に沿う全体的に三角形の断面を有し得る。いくつかの例示的な実施形態では、外側ハウジング16は、イーベイピング装置60の出口端における円周または寸法よりも大きい先端部における円周または寸法を有し得る。
出口端インサート20は、カバー70の出口端に位置付けられる。出口端インサート20は、イーベイピング装置60の長手方向軸上に、または長手方向軸から離れて位置され得る、少なくとも2つの出口ポート21を含む。出口ポート21は、イーベイピング装置60の長手方向軸に関して外側に曲がり得る。出口ポート21は、ベイピングの間に分散液を実質的に均一に分配するように、出口端インサート20の周囲に実質的に均一に分布されてもよい。したがって、分散液は、出口ポート21を通って引き出されると、様々な方向に移動してもよい。
カートリッジホルダー80は、カバー70が基部71に結合された時に、外側ハウジング16の内側の一部分を仕切るように構成される、仕切り23を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、仕切り23は、個々のコネクタ33−1〜33−Nに結合された個々のカートリッジ22−1〜22−Nが相互に分離して個々の分散液を生成し得るように、コネクタ33−1〜33−Nを仕切る。いくつかの例示的な実施形態では、仕切り23は、カートリッジホルダー80に結合される代わりに外側ハウジング16に結合され、仕切り23は、カバー70が基部71に結合されることに基づいて、コネクタ33−1〜33−Nを仕切る。
カバー70は、外側ハウジング16の内部に通路(混合チャンバーとしてまた言及される)24を含む、エンクロージャを画定し得る。個々の、それぞれのカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる個々の分散液発生器によって生成される分散液は、ベイピングの間、通路24を通じて、出口端インサート20の出口ポート21を通り抜け、イーベイピング装置60から抜け出ることができる。通路24を通過する分散液は、組み合わされた分散液を生成するように通路24の一部分において組み合わされ得る。したがって、組み合わされた分散液は、組み合わされる個々の分散液によって生成され得、個々の分散液は、個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる個々の分散液発生器によって個々に生成される。
いくつかの例示的な実施形態では、通路24において個々の分散液を組み合わせることは、個々の分散液の個々の要素間の化学反応を軽減する。例えば、カートリッジ22−1〜22−Nから下流の通路24において分散液を組み合わせることは、分散液が初期段階の温度から冷却されるという結果をもたらし得る。分散液が通路24において組み合わされ得るので、分散液は、分散液が通路24を通り抜けた時に生成された初期段階での分散液よりも冷たくあり得る。したがって、分散液が生成された時の分散液間の化学反応の可能性と比較して、分散液間の化学反応の可能性が減少され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、通路24において個々の分散液を組み合わせることは、個々のカートリッジ22−1〜22−Nによって保持されている製剤が分散液の生成の前に混合されるリスクを軽減し、それにより、個々の製剤間の化学反応のリスクを軽減する。
さらに図1Aおよび図1Bを参照すると、イーベイピング装置60は、1つ以上の空気吸込み口ポート44を含む。図1Aおよび図1Bに示す例示的な実施形態では、空気吸込み口ポート44は、カバー70の外側ハウジング16と基部71の外側ハウジング17の両方に含まれる。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60は、カバー70の外側ハウジング16に限定される1つ以上の空気吸込み口ポート44を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置は、基部71の外側ハウジング17に限定される1つ以上の空気吸込み口ポート44を含み得る。
当然のことながら、外側ハウジング16および外側ハウジング17のうちの少なくとも1つの中に3つ以上の空気吸込み口ポート44を含んでもよい。あるいは、外側ハウジング16および外側ハウジング17のうちの少なくとも1つの中に単一の空気吸込み口ポート44を含んでもよい。こうした配設は、空気吸込み口ポート44の面積も強化して、空気吸込み口ポート44の精密なドリル加工を容易にし得る。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の空気吸込み口ポート44は、インターフェース74に提供され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの空気吸込み口ポート44は、インターフェース74に隣接して外側ハウジング16に形成され、成人イーベイピング装置使用者の指がポートのうちの1つを塞ぐ可能性を最小にし、またベイピングの間の引き出し抵抗(RTD)を制御し得る。いくつかの例示的な実施形態では、空気吸込み口ポート44は、それらの直径が、製造時に正確に制御されて、1つのイーベイピング装置60から次のものへと複製されるように、精密な工具を用いて外側ハウジング16内に機械加工され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の空気吸込み口ポート44は、超硬合金ドリルビットまたはその他の高精密な道具もしくは技術を用いてドリル加工され得る。なおもさらなる例示的な実施形態では、外側ハウジング16は、空気吸込み口ポート44のサイズおよび形状が、製造作業、包装およびベイピングの間に変化しなくなり得るように、金属または金属合金で形成され得る。したがって、空気吸込み口ポート44は、一貫性のRTDを提供し得る。なおもさらなる例示的な実施形態では、空気吸込み口ポート44は、イーベイピング装置60が約60ミリメートルの水〜約150ミリメートルの水の範囲においてRTDを有するように、サイズ設定され、また構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、1つ以上の空気吸込み口ポート89を含む。空気吸込み口ポート89は、基部71の内部と溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つとの間に1つ以上の空気通路を確立するように構成され得る。図1Bに示す例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、空気を溝穴81−1〜81−Nの個々の溝穴に方向付けるようにそれぞれ構成される、個々の空気吸込み口ポート89を含む。外側ハウジング17に形成された1つ以上の空気吸込み口ポート44を通じて、基部71の内部へ引き出された空気は、カートリッジホルダー80に含まれる1つ以上の空気吸込み口ポート89を通じて、1つ以上の溝穴81−1〜81−Nに引き出され得る。
空気吸込み口ポート89が基部71の内部と、少なくとも1つのカートリッジ22−1〜22−Nが位置される少なくとも1つの溝穴81−1〜81−Nとの間に空気通路を確立した時に、基部71の内部から空気吸込み口ポート89を通して引き出された空気は、1つ以上の空気吸込み口ポート45を介して、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つ内に引き出され得る。
図1Aおよび図1Bをさらに参照すると、基部71は、電源セクション72を含む。電源セクション72は、イーベイピング装置60の自由端部または先端部、少なくとも1つの電源12、作動灯48、コネクタ素子91、および制御回路11に隣接する空気吸込み口ポート44aを介して、電源セクション72内に引き出された空気に応答するセンサー13を含む。センサー13は、陰圧センサー、ボタンインターフェースセンサー、および微小電気機械システム(MEMS)センサーのうちの少なくとも1つを含む、1つ以上の種々のタイプのセンサーを含み得る。電源12は電池を含み得る。電池は再充電可能電池とし得る。コネクタ素子91は、陰極コネクタ要素および陽極コネクタ要素のうち1つ以上を含み得る。
カートリッジホルダー80と1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nとの間の接続の完成に基づいて、コネクタ33−1〜33−Nは、少なくとも1つの電源12を1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに電気的に結合し得る。電力は、センサー13の作動に基づいて、電源12から電気的に結合されたカートリッジ22−1〜22−Nに供給され得る。センサー13は、ベイピング指令信号を生成してもよく、電力は、その信号に基づいて供給されてもよい。空気は主に、カバー70および基部71の外側ハウジング16、17に沿って、または結合されたインターフェース74、84に位置し得る1つ以上の空気吸込み口44を通じて、カバー70内に引き出される。
電源12は、リチウム−イオン電池またはその別形のうちの1つ、例えばリチウム−イオンポリマーバッテリーでもよい。あるいは、電源12は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムマンガン電池、リチウムコバルト電池、または燃料電池であってもよい。イーベイピング装置60は、電源12のエネルギーが消耗されるまで、またはリチウムポリマー電池の場合には、最小の電圧カットオフレベルが達成されるまで、成人イーベイピング装置使用者によって有用であり得る。
さらに、電源12は再充電可能であってもよく、外部充電装置による電池の充電を可能にするように構成される回路を含んでもよい。イーベイピング装置60を再充電するために、ユニフォームシリアルバス(USB)充電器またはその他の適切な充電器組立品が用いられ得る。
センサー13は、空気圧力の降下を感知し、電源12からカートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上への電圧の印加を開始するように構成され得る。
作動灯48は、分散液発生器のうち1つ以上が作動して、1つ以上の分散液を生成した時に、点灯するように構成され得る。作動灯48は、発光ダイオード(LED)を含み得る。さらに、作動灯48は、ベイピングの間、成人イーベイピング装置使用者から見えるように配置され得る。加えて、作動灯48は、イーベイピングシステムの診断に、または再充電の進行を示すために利用することができる。作動灯48を、成人イーベイピング装置使用者がプライバシーのために作動灯48を作動する、作動停止する、または作動および作動停止し得るようにも構成することもできる。図1Aおよび図1Bに示すように、ヒーター作動灯48は、イーベイピング装置60の先端部に位置してもよい。いくつかの例示的な実施形態では、ヒーター作動灯48は、外側ハウジング17の側面部分に位置され得る。
加えて、少なくとも1つの空気吸込み口44aは、センサー13が、成人イーベイピング装置使用者がベイピングを開始したことを示す気流を感知し、電源12および作動灯48を作動させて、電源セクション72に電気的に結合される1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる1つ以上の分散液発生器が動作していることを示すことができるように、センサー13に隣接して位置する。
さらに、制御回路11は、センサー13に反応して電源12からカートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上への電力供給を独立して制御し得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、最大時間リミッターを含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、成人イーベイピング装置使用者がベイピングを開始するための手動で操作可能なスイッチを含んでもよい。カートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジへの電流供給の時間は、生成させたい分散液の量に応じて予め設定されてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、センサー13が圧力降下を検出する限り、カートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジに含まれる分散液発生器への電力の供給を制御し得る。
カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つへの電力供給を制御するため、制御回路11は、コンピュータ実行可能コードの1つ以上のインスタンスを実行してもよい。制御回路11は、プロセッサおよびメモリを含み得る。メモリは、コンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であり得る。
制御回路11は、プロセッサ、中央処理装置(CPU)、コントローラ、演算論理ユニット(ALU)、信号処理装置、マイクロコンピュータ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、システムオンチップ(SoC)、プログラマブル論理ユニット、マイクロプロセッサ、または定義された様式における命令に応答し実行可能な任意の他の装置を含むがそれらに限定されない、処理回路を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、特定用途向け集積回路(ASIC)およびASICチップのうちの少なくとも1つであってもよい。
制御回路11は、記憶装置に記憶されたコンピュータ実行可能プログラムコードを実行する特殊用途機械として構成され得る。プログラムコードは、上述の制御回路のうち1つ以上などの1つ以上のハードウエア装置によって実行することができる、プログラムまたはコンピュータ実行可能命令、ソフトウエア要素、ソフトウエアモジュール、データファイル、データ構造などのうちの少なくとも1つを含み得る。プログラムコードの実施例には、コンパイラによって生成される機械コードと、解釈プログラムを用いて実行される高レベルのプログラムコードの両方が挙げられる。
制御回路11は、1つ以上の記憶装置を含み得る。1つ以上の記憶装置は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、永久大容量記憶装置(ディスクドライブなど)、ソリッドステート(例えば、NANDフラッシュ)装置のうちの少なくとも1つなどの有形の、または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体、およびデータを記憶し、また記録することができる任意のその他の同様なデータ記憶機構であり得る。1つ以上の記憶装置は、1つ以上のオペレーティングシステムに関して、または本明細書に記載の例示的な実施形態を実施するために、またはその両方において、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを記憶するように構成され得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せはまた、駆動機構を用いて、別個のコンピュータ可読記憶媒体から、1つ以上の記憶装置、1つ以上のコンピュータ処理装置またはその両方へロードされ得る。こうした別個のコンピュータ可読記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、メモリスティック、ブルーレイ/DVD/CD−ROMドライブ、メモリカード、およびその他の同様なコンピュータ可読記憶媒体のうちの少なくとも1つを含み得る。コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せは、ローカルなコンピュータ可読記憶媒体を介するのではなくネットワークインターフェースを介して、リモート記憶装置から、1つ以上の記憶装置、1つ以上のコンピュータ処理装置またはその両方へロードされ得る。さらに、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せは、ネットワークを通じて、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを伝送する、分配する、または伝送し、かつ分配するように構成される、リモートコンピューティングシステムから、1つ以上の記憶装置、1つ以上のプロセッサまたはその両方へロードされ得る。リモートコンピューティングシステムは、有線インターフェース、無線インターフェースおよび任意のその他の同様の媒体のうちの少なくとも1つを介して、コンピュータプログラム、プログラムコード、命令、またはいくつかのそれらの組合せを伝送する、分配する、または伝送し、かつ分配し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、センサー13に応答して、カートリッジホルダー80のコネクタ33−1〜33−Nのうち1つ以上への電力の供給を制御し、個々のコネクタ33−1〜33−Nは、個々の分散液発生器がその中に含まれる個々の、それぞれのカートリッジ22−1〜22−Nに結合される。制御回路11は、それぞれのコネクタ33−1〜33−Nを介して、それぞれのカートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上に含まれるそれぞれの分散液発生器に供給される電力の1つ以上の態様を独立して調節可能に制御し得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる少なくとも1つの分散液発生器が、分散液を生成しないように、カートリッジ22−1〜22−Nのうち選択された1つ以上への電力の供給を選択的に制御する。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる分散液発生器が異なる時間において個々の分散液を生成するように、カートリッジ22−1〜22−Nへの電力の供給を制御する。制御回路11は、分散液の生成および送達を制御するように、電力の供給を制御し得る。こうした制御は、1つ以上の分散液発生器による分散液の生成の継続時間を延ばすことを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる個々の分散液発生器による分散液の生成を独立して制御し得る。例えば、制御回路11は、それぞれのコネクタ33−1〜33−Nのうち1つ以上への電力の供給の独立した制御を介して、個々のカートリッジ22−1〜22−Nへの電力の供給を独立して制御し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、1つ以上の個々のカートリッジ22−1〜22−Nに供給される電力の1つ以上の態様を独立して制御して、1つ以上の個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる1つ以上の分散液発生器による分散液の生成を独立して制御し得る。分散液発生器による分散液の生成を制御するために、制御回路11は、コンピュータ可読コードの1つ以上のインスタンスを実行し得る。制御回路11は、プロセッサおよびメモリを含み得る。メモリは、コンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であり得る。制御回路11は、コンピュータ実行可能コードを実行して1つ以上の分散液発生器による分散液の生成を制御するよう構成される専用機械であってもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つに含まれる分散液発生器は、貯蔵部、芯およびヒーターを含む、気化器アセンブリであり、制御回路11は、気化器アセンブリのヒーターへの電力の供給を制御することによって、気化器アセンブリによる蒸気の生成を独立して制御し得る。貯蔵部は、1つ以上のプレベイパー製剤を保持し得る。芯は、貯蔵部に結合されてもよく、貯蔵部からプレベイパー製剤を引き出し得る。ヒーターは、芯に結合されてもよく、引き出されたプレベイパー製剤を加熱して、蒸気を生成するように構成され得る。気化器アセンブリは、ヒーターが電気的に結合され得る、コネクタを含み得る。コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つに気化器アセンブリのコネクタを結合することは、コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つを介して、電源12にヒーターを電気的に結合し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、個々のカートリッジへの電力の供給を選択的に、かつ独立して制御して、異なる時間において個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる個々の分散液発生器を作動させ得る。例えば、制御回路11は、カートリッジ22−1に含まれる一方の分散液発生器を、カートリッジ22−Nに含まれる別の分散液発生器を作動させる前に、作動させ得る。別の実施例では、制御回路11は、カートリッジ22−Nに含まれる別の分散液発生器の作動を終わらせた後に、カートリッジ22−1に含まれる一方の分散液発生器の作動を維持し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、電力の供給を制御して、異なる時間において個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる個々の分散液発生器を作動させてもよく、そのため個々のカートリッジ22−1〜22−Nは、異なる、少なくとも部分的に重複しない時間期間の間に、個々の分散液を生成する。制御回路11は、作動シーケンスにしたがって、個々のカートリッジ22−1〜22−Nへの電力の供給を制御してもよく、その結果、個々の分散液は、作動シークエンスによる特定のシークエンスにおいて、イーベイピング装置60内に生成される。特定のシークエンスにしたがって個々の分散液を生成することは、ベイピングの間に、分散液、1つ以上の組み合わされた分散液等のシークエンスを提供し得る。分散液、1つ以上の組み合わされた分散液等のこうしたシークエンスは、イーベイピング装置によって提供される知覚体験を向上し得る。
例えば、制御回路11は、交互シークエンスにおいて、2つの個々のカートリッジ22−1〜22−Nにそれぞれ含まれる2つの個々の分散液発生器を作動させるために、カートリッジ22−1〜22−Nへの電力の供給を制御してもよく、制御回路11は、連続的なベイピング指令信号にしたがって、交互のカートリッジ22−1〜22−N内の交互の分散液発生器を作動させる。連続的なベイピング指令信号は、センサー13によって生成され得る。結果として、制御回路11は、交互シークエンスにおいて、個々のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる作動する個々の分散液発生器を切り替え得る。個々の分散液発生器のこうした交互の作動は、ベイピングの間に、イーベイピング装置60によって提供される知覚体験を向上し得る。例えば、個々の分散液発生器を交替にすることによって、制御回路11は、連続的なベイピングによるいずれか1つの分散液発生器の熱のビルドアップを軽減することができ、それにより、イーベイピング装置60の過熱、複数の製剤が関与する熱誘導化学反応等のリスクを軽減する。
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nは、1つ以上の記憶装置(図1Aおよび図1Bに示されない)を含み、1つ以上の記憶装置は、1つ以上の記憶装置がその中に含まれるそれぞれの1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nと関連付けられる情報を記憶する。制御回路11は、1つ以上の記憶装置からの情報にアクセスし得る。制御回路11は、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nが、1つ以上のコネクタ33−1〜33−Nと結合することによって、基部71の少なくとも一部分に電気的に結合されることに基づいて、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nの1つ以上の記憶装置との通信リンクを確立し得る。いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジをコネクタ33−1〜33−Nのコネクタに結合することによって、カートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジと電源12とを電気的に結合することは、コネクタ33−1〜33−Nのコネクタを介して、制御回路11とカートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジとを通信可能に結合することを含む。
図3A、図3Bおよび図3Cと関連してさらに以下で説明するように、カートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジの記憶装置に記憶された情報は、所与のカートリッジ22に含まれる分散液発生器の識別、所与の分散液発生器(例えば、気化器アセンブリまたはアトマイザーアセンブリ)の分散液発生器の「タイプ」、所与のカートリッジ22に含まれる分散液発生器による分散液の生成を制御するためにカートリッジ22−1〜22−Nの所与のカートリッジに供給される電力の特定の属性、所与のカートリッジ22内の分散液発生器内に保持されている1つ以上の製剤の属性、所与のカートリッジ22に電力を供給するためのタイミング制御パラメーター、それらの組合せ等、を示す情報を含み得る。
制御回路11は、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる1つ以上の記憶装置からアクセスした情報に基づいて、カートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上に含まれる分散液発生器のうち1つ以上による分散液の生成を独立して制御し得る。制御回路11と1つ以上の記憶装置との間。制御回路11は、例えば、基部71に結合されるカートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上と関連付けられる情報の1つ以上の部分に基づいて、カートリッジ22に供給される電力の1つ以上のパラメーター(例えば、供給される電力の電圧、電流および時間周期のうちの少なくとも1つ)を制御することができ、それにより、所与のカートリッジ22に含まれる分散液発生器による分散液の生成を制御する。制御回路11は、特定の選択される作動シークエンスにしたがって、1つ以上のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる1つ以上の分散液発生器による分散液の生成を独立して制御し得、制御回路11は、カートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上に含まれる1つ以上の分散液発生器と関連付けられる情報に基づいて、特定の作動シークエンスを選択する。例えば、制御回路11が、ホルダー80に結合された複数のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる分散液発生器が気化器アセンブリであることを定めた場合、制御回路11は、ベイピングの間にカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる気化器アセンブリへの電力の供給を独立して制御することができ、その結果、気化器アセンブリは、作動シークエンスにしたがって蒸気を発生し、気化器アセンブリは、異なる時間において蒸気を生成する。別の実施例では、制御回路11が、ホルダー80に結合された複数のカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる分散液発生器が共通のプレベイパー製剤を保持する気化器アセンブリであることを定めた場合、制御回路11は、連続的なベイピングの間の気化器アセンブリへの電力の供給を独立して制御することができ、その結果、交互の気化器アセンブリは、各連続的なベイピング指令信号により蒸気を生成する。1つ以上のカートリッジ22−1〜22−N内の記憶装置からアクセスした関連付けされた情報に基づいて、結合したカートリッジ22−1〜22−Nに含まれる分散液発生器による分散液の生成を独立して制御するように構成される制御回路11を含むことに基づいて、基部71は、向上した知覚体験を提供し得る。
本明細書で説明されるように、カートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジに含まれる分散液発生器を作動することは、分散液発生器に分散液を生成させるようにすることを含み得る。こうした作動することは、例えば、分散液発生器に含まれるヒーターに電力を供給して、プレベイパー製剤を気化させることを含み得る。こうした作動することはまた、分散液発生器に含まれる噴霧器アセンブリ、弁アセンブリ等に電力を供給して、外部環境に前分散製剤を放出することを含み得る。
作動された時、分散液発生器は、約10秒未満の間、分散液を生成するように動作し得る。したがって、電力サイクル(または最大ベイピング長さ)は、約2秒間〜約10秒間(例えば、約3秒間〜約9秒間、約4秒間〜約8秒間、または約5秒間〜約7秒間)の時間の範囲とすることができる。
本明細書で使用される場合、「風味剤」という用語は、香味、アロマ、またはその両方を提供し得る、化合物または化合物の組み合わせを説明するために使用される。いくつかの例示的な実施形態では、風味剤は、成人イーベイピング装置使用者のオルソネイザル知覚受容体または成人イーベイピング装置使用者のレトロネイザル知覚受容体のうちの少なくとも1つと相互作用するように構成される。風味剤は、1つ以上の揮発性香味物質を含み得る。
風味剤は、天然風味剤または人工(「合成」)風味剤のうち1つ以上を含み得る。少なくとも1つの例示的な実施形態では、風味剤は、タバコフレーバ、メントール、ウインターグリーン、ペパーミント、ハーブフレーバ、フルーツフレーバ、ナッツフレーバ、リカーフレーバ、およびその組み合わせのうちの1つである。いくつかの例示的な実施形態では、風味剤は、植物性材料に含まれる。植物性材料は、1つ以上の植物の材料を含み得る。植物性材料は、1つ以上のハーブ、スパイス、果実、根、葉、草等を含み得る。例えば、植物性材料は、オレンジ皮材料およびセイヨウコウボウ材料を含み得る。別の実施例では、植物性材料はたばこ材料を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、たばこ材料はタバコ属に属する任意の数の材料を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、たばこ材料は2つ以上の異なるたばこ品種のブレンドを含む。使用され得る適切なタイプのたばこ材料の例には、火力乾燥たばこ、バーレー種たばこ、メリーランド種たばこ、オリエント葉たばこ、希少たばこ、特殊たばこ、その混合物およびこれに類するものが含まれるが、これに限定されない。たばこ材料は、たばこラミナ、加工たばこ材料(ボリュームエクスパンデッドまたはパフトたばこなど)、加工たばこ茎(カットロールドまたはカットパフトステムなど)、再生たばこ材料、その混合物、およびこれに類するものを含め、これに限定されない適切な任意の形態で提供されうる。いくつかの例示的な実施形態では、たばこ材料は実質的に乾燥したたばこの塊の形態である。
前分散製剤またはプレベイパー製剤を含み得る製剤は、分散液へと変換され得る材料または材料の組み合わせである。例えば、製剤は、水、ビーズ、溶媒、活性成分、エタノール、繊維および抽出物を含む植物抽出物、天然または人工の風味剤、グリセリンおよびプロピレングリコールなどの分散液形成体、ならびにこれらの組み合わせを含むがこれに限定されない、液体、固体、またはゲル製剤のうちの少なくとも1つであってもよい。製剤は、2014年7月16日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2015/0020823 to Lipowicz et al.、および2015年1月21日に出願されたU.S.Patent Application Publication No.2015/0313275 to Anderson et al.において説明されるものを含んでもよく、そのそれぞれの全内容が参照により本明細書に組み込まれる。
製剤は、ニコチンを含んでもよく、またはニコチンを含まなくてもよい。製剤は、1つ以上のたばこ風味を含んでもよい。製剤は、1つ以上のたばこ風味とは別の1つ以上の風味を含んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、ニコチンを含む製剤はまた、1つ以上の酸を含み得る。1つ以上の酸の組み合わせは、ピルビン酸、ギ酸、シュウ酸、グリコール酸、酢酸、イソ吉草酸、吉草酸、プロピオン酸、オクタン酸、乳酸、ソルビン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、安息香酸、オレイン酸、アコニット酸、酪酸、ケイ皮酸、デカン酸、3,7−ジメチル−6−オクテン酸、1−グルタミン酸、ヘプタン酸、ヘキサン酸、3−ヘキサン酸、トランス−2−ヘキサン酸、イソ酪酸、ラウリン酸、2−メチル酪酸、2−メチル吉草酸、ミリスチン酸、ノナン酸、パルミチン酸、4−ペンテン酸、フェニル酢酸、3−フェニルプロピオン酸、塩酸、リン酸、硫酸およびそれらの組み合わせのうちの1つ以上を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、気相である1つ以上の材料を実質的に含まない、分散液を生成し得る。例えば、分散液は、実質的に微粒子相であり、実質的に気相ではない1つ以上の材料を含み得る。
図2Aは、いくつかの例示的な実施形態によるカートリッジホルダーの斜視図である。図2Aに示すカートリッジホルダー80は、図1Aおよび図1Bに含まれるカートリッジホルダー80であり得る。
図2Aに示すように、カートリッジホルダー80は、複数の個々の溝穴81−1〜81−Nを含み得る。カートリッジホルダー80は、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つの直径に対応する、直径93を有し得る。溝穴81−1〜81−Nのそれぞれは、長さ87で延在し得る。溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つの長さ87の少なくとも一部分は、カートリッジホルダー80内に延在し得る。溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つの長さ87は、溝穴81−1〜81−Nのうちの所与の少なくとも1つがそれを受けるように構成される、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つの全長85未満であり得る。結果として、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つは溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴内に挿入され、カートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジが溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴を完全にふさぐか、または溝穴81−1〜81−Nの溝穴から部分的に延在し得るか、その両方であり得る。溝穴81−1〜81−Nのそれぞれは、所与の直径83を有し得る。溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴の直径83は、溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴がそれを受けるように構成される、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つの外径88に対応し得る。カートリッジホルダー80に含まれる異なる溝穴81−1〜81−Nは、異なるカートリッジ22−1〜22−Nを受けるように構成され得る。したがって、異なる溝穴81−1〜81−Nは、異なる直径83、長さ87、形状およびそれらの組合せを含む、異なる寸法を有し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、溝穴81−1〜81−Nのうちの少なくとも1つ内に少なくとも部分的に延在する、コネクタ33−1〜33−Nのうちの少なくとも1つを含み得る。溝穴81−1〜81−Nの溝穴内に延在するコネクタ33−1〜33−Nのコネクタの一部分は、溝穴81−1〜81−Nの溝穴に含まれるコネクタ33−1〜33−Nのコネクタの一部分として本明細書で言及され得る。
溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴に含まれるコネクタ33−1〜33−Nの所与のコネクタの一部分は、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つのコネクタのうちの少なくとも1つと電気的に結合するように構成される、電気的なインターフェースを含み得る。例えば、溝穴81−1に含まれるコネクタ33−1は、所与のカートリッジ22−1のコネクタ86−1と電気的に結合するように構成され得る。溝穴81−1は、コネクタ33−1と接触するカートリッジ22−1を保持し得る。
溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴に含まれるコネクタ33−1〜33−Nの所与のコネクタの一部分は、カートリッジ22−1〜22−Nのうちの少なくとも1つの少なくとも1つのコネクタと直接的に結合する、接続する等であるように構成される、接続インターフェースを含み得る。例えば、含まれるコネクタ33−1は、カートリッジ22−1が溝穴81−1に挿入された時に、所与のカートリッジ22−1のコネクタ86−1と接続するように構成され得る。コネクタ33−1は、カートリッジ22−1のコネクタ86−1との直接的な接続を介して、カートリッジ22−1を電源と電気的に結合するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、溝穴81−1〜81−Nの所与の溝穴は、1つ以上の異なるカートリッジ22−1〜22−Nを収容するように構成される。例えば、溝穴81−1は、気化器アセンブリを含むカートリッジ22−1〜22−Nの第一のカートリッジを収容してもよく、溝穴81−1は、アトマイザーアセンブリを含むカートリッジ22−1〜22−Nの第二のカートリッジを代替的に収容してもよい。第一および第二のカートリッジ22−1〜22−Nは、溝穴81−1から互換的に取り替えられ得る。例えば、第一および第二のカートリッジ22−1〜22−Nは、所与の溝穴81−1に結合されるコネクタ33−1と接続するように構成される、コネクタ86−1をそれぞれ有し得る。
異なるカートリッジ22−1〜22−Nは、溝穴81−1〜81−Nのうち1つ以上に互換的に取り付けられ、それから取り外される等であり得るので、また異なるカートリッジ22−1〜22−Nは、異なる分散液発生器を含み得るので、イーベイピング装置60は、成人イーベイピング装置使用者による所望の種々の組み合わされた分散液を生成するように構成され得る。成人イーベイピング装置使用者は、溝穴81−1〜81−Nのうち1つ以上に選択したカートリッジ22−1〜22−Nを取り付けること、溝穴81−1〜81−Nの溝穴内のカートリッジ22−1〜22−Nのカートリッジを所望のカートリッジ22−1〜22−Nの異なるカートリッジと取り替えること等を行い得る。結果として、成人イーベイピング装置使用者は、イーベイピング装置によって提供される組み合わされた分散液をカスタム化し、それにより、イーベイピング装置60によって提供される知覚体験をカスタム化することができる。さらに、イーベイピング装置60は、組み合わされた分散液を生成するように組み合わされた個々の分散液間の化学反応のリスクを軽減しながら、組み合わされた分散液を生成することを可能にする。
図2Bは、いくつかの例示的な実施形態によるカートリッジホルダーの斜視図である。図2Bに示すカートリッジホルダー80は、図1Aおよび図1Bに含まれるカートリッジホルダー80であり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、異なる組の分散液発生器と結合するように構成される、種々のコネクタ33−1〜33−Nを含む。カートリッジホルダー80は、異なる種々のカートリッジ22−1〜22−Nを受けるように構成される、種々の溝穴81−1〜81−Nを含み得る。結果として、コネクタ33−1〜33−Nのうちの所与の1つ、溝穴81−1〜81−Nのうちの所与の1つまたはそれらの組合せは、カートリッジ22−1〜22−Nの第一のカートリッジと結合することを制限されてもよく、またカートリッジ22−1〜22−Nの第二のカートリッジと結合することを制限されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、異なる直径および長さを有する個々の溝穴81−1〜81−Nを含み、個々の溝穴は、個々の、それぞれの溝穴81−1〜81−Nが異なるカートリッジ22−1〜22−Nを受けるように構成されるように、異なるカートリッジ22−1〜22−Nに対応する個々の寸法を有する。
カートリッジホルダー80が、異なる組のカートリッジ22−1〜22−Nと結合するように構成される異なるコネクタ33−1〜33−Nを含み得るので、カートリッジホルダー80は、異なる22−1〜22−Nに含まれる異なるタイプの分散液発生器(例えば、気化器アセンブリ、アトマイザーアセンブリ等)がイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つで共通に含まれることを可能にし得る。さらに、異なる分散液発生器が異なるコネクタ、寸法等を有し得るにもかかわらず、カートリッジホルダーは、異なる分散液発生器を含む異なるカートリッジ、また共通のタイプの分散液発生器でさえもイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つで共通に含まれることを可能にし得る。結果として、種々の分散液発生器がカートリッジホルダー80等を介してそれに結合される、イーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つによって提供され得る、知覚体験の多様性および範囲が、向上し得る。
図2Bに示すように、カートリッジホルダー80は、それぞれの溝穴81−1〜81−Nに含まれるコネクタ33−1〜33−Nを含む。コネクタ33−1は、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と結合し、カートリッジ22−Nのコネクタ86−Nと結合することから制限されるように構成される。例えば、コネクタ33−1および86−1は、補足的な差込みピンコネクタ素子であってもよく、コネクタ86−Nは、コネクタ33−1がコネクタ86−Nと結合することから制限されるように、ねじ付きのコネクタであってもよい。
コネクタ33−Nは、カートリッジ22−Nのコネクタ86−Nと結合するように構成され、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と結合することから制限される。例えば、コネクタ33−Nおよび86−Nは、補足的なねじ付きのコネクタ素子であってもよく、コネクタ86−1は、コネクタ33−Nがコネクタ86−1と結合することから制限されるように、差込みピンコネクタであってもよい。
さらに示されるように、カートリッジホルダー80は、溝穴81−1および81−Nを含み、それぞれの溝穴は、異なるカートリッジ22−1および22−Nのそれぞれの寸法に対応する異なる寸法を有する。結果として、溝穴81−1は、カートリッジ22−1を受けるように構成され、溝穴81−Nは、カートリッジ22−Nを受けるように構成され、溝穴81−1は、カートリッジ22−Nを受けることから制限され、溝穴81−Nは、カートリッジ22−1を受けることから制限される。こうした制限は、種々のカートリッジ22−1〜22−Nのコネクタ33−1〜33−Nとの不正確な結合を防ぎ得る。さらに、こうした制限は、種々のカートリッジ22−1〜22−Nが、特定の寸法の組を有する特定の組のカートリッジ22−1〜22−Nに結合されるコネクタ33−1〜33−Nに結合され得ることを制限し得る。結果として、カートリッジホルダー80を含むイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つが、ある特定の組のカートリッジ22−1〜22−Nと結合することから制限され、それにより、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つがある特定の組の分散液を提供することから制限され得るので、提供される知覚体験が向上し得る。
図2Cは、いくつかの例示的な実施形態によるカートリッジホルダーの斜視図である。図2Cに示すカートリッジホルダー80は、図1Aおよび図1Bに含まれるカートリッジホルダー80であり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80は、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と直接的に結合することから制限されるコネクタ33−Nを介して、カートリッジ22−1と結合し得る。受接管92は、こうした結合を可能にし得る。受接管92は、カートリッジホルダー80のコネクタ33−Nと直接的に結合するように構成される、第一のコネクタ95と、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と直接的に結合するように構成される、第二のコネクタ94と、を含み得る。コネクタ94、95は、コネクタ95とコネクタ33−Nの結合と共に、コネクタ86−1とコネクタ94を直接的に結合することが、カートリッジ22−1を少なくともコネクタ33−Nに電気的に結合するように、電気的に結合され得る96。
示されるように、カートリッジホルダー80の少なくとも1つのコネクタ33−1は、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と結合するように構成されてもよく、受接管92は、コネクタ33−Nがコネクタ86−1に直接的に結合することから制限され得るにもかかわらず、コネクタ33−Nがカートリッジ22−1と結合することを可能にするように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジホルダー80のコネクタ33−1〜33−Nのいずれもが、カートリッジ22−1のコネクタ86−1と結合するように構成され得なくても、受接管92は、少なくとも1つのコネクタ33−1〜33−Nがカートリッジ22−1と結合することを可能にするように構成され得る。したがって、カートリッジホルダー80がその中に含まれるイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つは、ベイピングの間に、カートリッジ22−1に含まれる分散液発生器によって生成される分散液を提供し得る。
結果として、受接管およびカートリッジホルダー80は、分散液発生器がコネクタに結合されることを可能にし得、分散液発生器は、別のやり方では、カートリッジホルダーのコネクタに結合されることから制限される。結果として、1人以上の成人イーベイピング装置使用者を介して提供され得る知覚体験の多様性が向上する。
図3Aは、いくつかの例示的な実施形態による分散液発生器300Aを含む、カートリッジ22の図である。図3Bは、いくつかの例示的な実施形態による分散液発生器300Bを含む、カートリッジ22の図である。図3Cは、いくつかの例示的な実施形態による分散液発生器300Cを含む、カートリッジ22の図である。図3A、図3Bおよび図3Cに示すカートリッジ22のそれぞれは、図1Bに示したカートリッジ22−1〜22−Nのうち1つ以上を含む、本明細書に含まれるカートリッジの任意の、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上の異なるカートリッジは、イーベイピング装置に含まれ得る。異なるカートリッジは異なる分散液発生器を含み得る。異なる分散液発生器は、独立して個々の分散液を生成してもよく、個々の分散液は、連続的に組み合わされて、組み合わされた分散液を生成し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、気化器アセンブリ、アトマイザーアセンブリ、またはそれらの組合せであり得る。気化器アセンブリは、蒸気である分散液を生成する。気化器アセンブリは、プレベイパー製剤を加熱して、プレベイパー製剤を気化することに基づいて、蒸気を生成するように構成される。アトマイザーアセンブリは、プレエアロゾル製剤である前分散製剤に機械力を加えることに基づいて、エアロゾルを生成するように構成される。
図3Aは、いくつかの例示的な実施形態による、気化器アセンブリである分散液発生器300Aを含む、カートリッジ22を示す。図3Aに示すように、分散液発生器300Aは、プレベイパー製剤のための貯蔵部309と、貯蔵部309からプレベイパー製剤を引き出すように構成される、芯308と、引き出されたプレベイパー製剤を加熱して、プレベイパー製剤を気化し、蒸気を発生し得る、ヒーター306と、を含み得る。
カートリッジ22は、長手方向に延在する外側ハウジング301と、外側ハウジング301の中に同軸に位置付けられる内側管312と、を含み得る。外側ハウジング301は、全体的に円柱状の断面を持ち得る。いくつかの例示的な実施形態では、外側ハウジング301は、全体的に三角形の断面を有し得る。いくつかの例示的な実施形態では、ハウジング301は、カートリッジ22の出口端における円周または寸法よりも大きい先端部における円周または寸法を有し得る。
カートリッジ22は、先端部にコネクタ86を含み得る。コネクタ86は、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つの1つ以上のセクションに含まれるインターフェースと物理的に結合するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、コネクタ86は電気的なインターフェースを含む。電気的なインターフェースは、コネクタ86が、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つの電源セクション72を含む、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つの1つ以上のセクションの一部分と結合することに基づいて、カートリッジ22の1つ以上の部分を電源に電気的に結合するように構成され得る。例示の実施形態では、例えば、ヒーター306は、導線307を介して、コネクタ86に電気的に結合される。ヒーター306は、コネクタ86および導線307によりヒーター306と電気的に結合される、電源から電力を供給され得る。
内側管312の一方の端において、ガスケット(またはシール)317のノーズ部は、ガスケット317の外周が外側ハウジング301の内部表面との実質的な密封シールを提供し得る一方で、内側チューブ312の端部分に嵌合され得る。ガスケット317は、中央チャネル320を画定する内側管312の内部へと開口する、中央の長手方向チャネル318も含んでもよい。ガスケット317の背面部分における空間321は、ガスケット317の中央チャネル318と交差し、かつ連通してもよい。この空間321は、中央チャネル318と1つ以上の空気吸込み口ポート45との間の連通を確保する。
いくつかの例示的な実施形態では、別のガスケット315のノーズ部は、内側管312の別の端部分に嵌合され得る。ガスケット315の外周は、外側ハウジング301の内部表面との実質的な気密シールを提供し得る。ガスケット315は、内側チューブ312の中央チャネル320と、ハウジング301の出口端における開口部303との間に配置される、中央チャネル316を含み得る。中央チャネル316は、分散液発生器300Aから抜け出るように、中央チャネル320から開口部303へと蒸気を輸送し得る。
ガスケット315およびガスケット317と外側ハウジング301および内側管312との間に画定される空間は、貯蔵部309の境界を確立し得る。貯蔵部309は、プレベイパー製剤および随意にプレベイパー製剤を貯蔵するように構成される貯蔵媒体を含んでもよい。貯蔵媒体は、分散液発生器300Aの一部の周りに、綿ガーゼまたはその他の繊維性材料の巻回を含み得る。貯蔵部309は、内側管312と外側ハウジング301との間、かつガスケット315とガスケット317との間の外側環状部の中に収容されてもよい。したがって、貯蔵部309は、中央チャネル320を少なくとも部分的に囲み得る。ヒーター306は横断方向に中央チャネル320を横切って貯蔵部309の反対側の部分間を延在していてもよい。いくつかの例示的な実施形態では、ヒーター306は、中央チャネル320の長手方向軸に平行に延在し得る。
貯蔵部309の貯蔵媒体は、綿、ポリエチレン、ポリエステル、レーヨン、およびこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含む繊維質材料であってもよい。繊維は、約6ミクロン〜約15ミクロン(例えば、約8ミクロン〜約12ミクロン、または約9ミクロン〜約11ミクロン)のサイズの範囲である直径を有してもよい。貯蔵媒体は、焼結材料、多孔性材料、または発泡性材料であってもよい。また、繊維は無関係にサイズ設定されてもよく、またY字形状、十字形状、クローバー形状、または任意の他の好適な形状の断面を有してもよい。代替の例示的な実施形態では、貯蔵部309は、いくつかの貯蔵媒体が不足しており、プレベイパー製剤のみを収容して充填されたタンクを含み得る。
貯蔵部309は、分散液発生器300Aが少なくとも約200秒間のベイピングのために構成され得るように、十分なプレベイパー製剤を保持するようにサイズ設定され、また構成されてもよい。分散液発生器300Aは、各ベイピングが最大で約5秒持続することが可能となるように構成され得る。
分散液発生器300Aは、貯蔵部309からプレベイパー製剤を引き出すように構成される、芯308を含んでもよく、そのためプレベイパー製剤は、ヒーター306による芯308の加熱に基づいて、芯から気化され得る。ベイピングの間、プレベイパー製剤は、芯308の毛細管作用によって、貯蔵部309および貯蔵媒体のうちの少なくとも1つからヒーター306の近傍に移動され得る。芯308は、貯蔵部309の対向する側部内に延在し得る、第一の端部分および第二の端部分を含み得る。芯の端部分は、芯ルートとして本明細書で言及されてもよい。ヒーター306が作動された時に、ベイパーを生成するために芯308の中央部分の中のプレベイパー製剤がヒーター306によって気化されてもよいように、ヒーター306は芯の中央部分を少なくとも部分的に囲んでもよい。芯の中央部分は、芯トランクとして本明細書で言及され得る。
芯308は、プレベイパー製剤を引き出す能力を有するフィラメント(またはスレッド)を含んでもよい。例えば、芯は、巻かれたガラスフィラメントの一群などを含むガラス(または、セラミック)フィラメントの束であってもよく、その全ての配置により、フィラメント間のすきま間隔による毛細管作用を介してプレベイパー製剤を引き出す能力を有してもよい。フィラメントは、分散液発生器300Aの長手方向に対して垂直な(横軸する)方向に概して整列されてもよい。例示的な実施形態では、芯は、1〜8のフィラメントストランドを含んでもよく、各ストランドは、互いにねじれた複数のガラスフィラメントを含む。芯の端部分は、可撓性で、貯蔵部309の境界内に折り畳めてもよい。フィラメントは、概して十字型、クローバー型、Y字型、または任意の他の好適な形状の断面を有してもよい。
芯308は、任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでもよい。適切な材料の例には、ガラス、セラミックまたはグラファイトをベースにした材料があるがそれらに限定されない。芯は、密度、粘性、表面張力および蒸気圧といった異なる物理特性を有するプレベイパー製剤に適応するように、適切な任意の毛細管引出し作用を有する場合がある。
いくつかの例示的な実施形態では、ヒーター306は、分散液発生器300Aにおいて芯308を少なくとも部分的に囲む、ワイヤーコイルを含み得る。ワイヤーは金属ワイヤーであってもよい。ワイヤーコイルは、芯の長さに沿って全体的または部分的に延在し得る。ワイヤーコイルは、芯の周囲に全体的または部分的にさらに延在し得る。いくつかの例示的な実施形態では、ワイヤーコイルは、芯と接触していてもよく、または接触していなくてもよい。
ワイヤーコイルは、任意の適切な電気抵抗性材料で形成されてもよい。好適な電気抵抗性材料の例としては、チタン、ジルコニウム、タンタル、および白金族由来の金属が挙げられ得るが、それらに限定されない。好適な合金の実施例としては、ステンレス鋼、ニッケル含有、コバルト含有、クロミウム含有、アルミニウム含有、チタン含有、ジルコニウム含有、ハフニウム含有、ニオビウム含有、モリブデン含有、タンタル含有、タングステン含有、スズ含有、ガリウム含有、マンガン含有、および鉄含有合金、ならびにニッケル系、鉄系、コバルト系、およびステンレス鋼系の超合金が挙げられるが、それらに限定されない。例えば、ヒーター306は、ニッケルアルミナイド、表面上にアルミナの層をもつ材料、鉄アルミナイドおよび他の複合材料で形成されてもよく、電気抵抗性の材料は、必要とされるエネルギー伝達の動態学および外部の物理化学的性質に応じて、随意に断熱材料に埋め込み、封入、または断熱材料で被覆されてもよく、もしくはその逆であってもよい。ヒーター306は、ステンレス鋼、銅、銅合金、ニッケル−クロム合金、超合金、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの材料を含み得る。例示的な実施形態では、ヒーター306はニッケル−クロム合金または鉄−クロム合金で形成されてもよい。別の例示的な実施形態では、ヒーター306は、その外側表面上に電気抵抗性のある層を有するセラミックヒーターでもよい。
ヒーター306は、芯308の中のプレベイパー製剤を熱伝導によって加熱してもよい。あるいは、ヒーター306からの熱は、熱伝導要素によってプレベイパー製剤へと伝導されてもよく、またはヒーター306は、ベイピングの間に分散液発生器300Aを通して引き出される入ってくる周囲空気へと熱を伝達してもよく、その結果プレベイパー製剤を対流によって加熱する。
当然のことながら、芯を使用する代わりに、ヒーター306を、迅速に熱を生成する能力を有する高い電気抵抗を有する材料で形成された抵抗ヒーターを組み込む多孔性材料とし得る。
カートリッジ22は、ハウジング301内に開口部303を含み得る。分散液発生器300Aのヒーター306により生成される蒸気は、中央チャネル316および開口部303を通じて分散液発生器300Aの外へと方向付けされて、カートリッジ22から抜け出ることができる。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22は、1つ以上の記憶装置390を含む。記憶装置390は、コネクタ86に電気的に、通信可能に結合されるように構成され得る。記憶装置390は、記憶装置390がその中に含まれる、カートリッジ22に含まれる分散液発生器300と関連付けられる情報を含み得る。こうした情報は、「カートリッジ情報」として言及されてもよく、ここにおいて、所与のカートリッジ22の記憶装置390に記憶されているカートリッジ情報は、所与のカートリッジに含まれる分散液発生器と関連付けられる情報を含む。分散液発生器300と関連付けられるカートリッジ情報は、分散液発生器300自体を含む分散液発生器の1つ以上の要素および分散液発生器300によって保持されている製剤を一意的に識別する情報、所与の分散液発生器300(例えば、気化器アセンブリまたはアトマイザーアセンブリ)の分散液発生器の「タイプ」を示す情報、またはそれらの組合せを含み得る。製剤情報は、所与の分散液発生器300によって生成される分散液と関連付けられる香味を示す情報、製剤と関連付けられる粘度情報等を含み得る。情報は、ベイピングの間にコネクタ86を介して分散液発生器300に供給される、特定の電圧、電流、電力を供給する時間周期等のうち1つ以上を含む、電力の1つ以上のパラメーターを示し得る。情報は、分散液発生器がそれにしたがって作動される、特定のシークエンスを示し得る。
記憶装置390に記憶されている分散液発生器300と関連付けられるカートリッジ情報は、所与の分散液発生器300がコネクタ86を通じて結合され得るイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つに含まれる制御回路11によって、コネクタ86を介してアクセスされ得る。制御回路11は、アクセスしたカートリッジ情報に基づいて、1つ以上の分散液発生器300による分散液の生成を独立して制御し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、分散液発生器に含まれるヒーターと無関係に蒸気を生成するように構成される。例えば、分散液発生器は、流体噴霧器または圧縮ガスエミッタのうちの少なくとも1つを含む、アトマイザーアセンブリであり得る。
図3Bに示すように、カートリッジ22に含まれる分散液発生器300Bは、外部環境にプレエアロゾル製剤を放出して、エアロゾルを生成するように構成されるプレエアロゾル製剤エミッタ330を含む、アトマイザーアセンブリであり得る。エミッタ330は、流体噴霧器、圧縮ガスエミッタ等のうち1つ以上であり得る。示されるように、エミッタ330は、プレエアロゾル製剤332がその中に保持される、貯蔵部ハウジング331を含む。いくつかの例示的な実施形態では、貯蔵部ハウジング331は、カートリッジ22の外側ハウジング301内に少なくとも部分的に組み込まれる。
いくつかの例示的な実施形態では、エミッタ330は、エミッタ330の外部環境に対して高圧でプレエアロゾル製剤を保持する。例えば、プレエアロゾル製剤は、加圧ガスであり得る。
エミッタ330は、開口部303を通じて外部環境へプレエアロゾル製剤332を放出するように構成される、分配インターフェース334を含む。分配インターフェース334は、1つ以上の導線307を介して、コネクタ86に電気的に結合されてもよく、そのためインターフェース334の1つ以上の部分は、プレエアロゾル製剤を放出するように選択的に制御され得る。
分配インターフェースは、チャネル336および分配制御要素335を含む。要素335は、チャネル336を介する外部環境へのプレエアロゾル製剤の放出を制御する。いくつかの例示的な実施形態では、要素335は弁アセンブリである。弁アセンブリは、導線307を介する弁アセンブリへの電力の供給に基づいて、プレエアロゾル製剤を放出するように制御され得る。
例えば、エミッタ330が加圧ガスエミッタである場合、要素335は、加圧ガス332を選択的に放出して、エアロゾルを生成するように構成される、弁アセンブリであり得る。いくつかの例示的な実施形態では、プレエアロゾル製剤332は、純粋な気相とは別の位相において、かつ高圧でハウジング331内に保持されており、エミッタ330は、プレエアロゾル製剤がチャネル336を通じて外部環境へ出る時の、弁アセンブリを含む要素335にわたる圧力差に基づいて、エアロゾルを生成するように構成される。
別の実施例では、エミッタ330が流体噴霧器である場合、要素335は、外部環境に流体プレエアロゾル製剤332を放出して、エアロゾルを生成するように構成される、噴霧器アセンブリであり得る。いくつかの例示的な実施形態では、噴霧器アセンブリはポンプ装置を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、プレエアロゾル製剤332は、揮発性物質を含み、揮発性物質は、プレエアロゾル製剤332が分配インターフェース334によって外部環境へ放出された時に、気化されてエアロゾルを生成し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、電力の供給と無関係に分散液を生成するように構成される。いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、揮発性プレベイパー製剤の蒸発に基づいて蒸気を生成するように構成される、気化器アセンブリである。図3Cに示すように、カートリッジ22に含まれる分散液発生器300Cは、貯蔵部309、および貯蔵部309から中央チャネル320内へプレベイパー製剤を引き出すように構成される芯308を含む、気化器アセンブリである。貯蔵部により保持されるプレベイパー製剤は、揮発性物質を含み得る。
図3Cに示すように、分散液発生器300Cにヒーターがなくてもよい。さらに示されるように、コネクタ86に結合される導線は、分散液発生器300Cに存在しない。いくつかの例示的な実施形態では、コネクタ86は、イーベイピング装置の一部分と物理的に結合し、分散液発生器300Cの少なくともいくつかの部分がイーベイピング装置の1つ以上の部分と電気的に結合することから分離するように構成される。いくつかの例示的な実施形態では、コネクタ86は、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つの一部分と記憶装置390とを電気的に結合するように構成され、そのため記憶装置390に記憶されているカートリッジ情報は、イーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つに含まれる制御回路11によって、アクセスされ得る。
分散液発生器300Cは、それが電力を利用せずに蒸気を発生させるので、「受動的な」気化器アセンブリとして言及され得る。示されるように、分散液発生器300Cが含まれるカートリッジ22は、入口ポート45をさらに含む。入口ポート45は、空間321と流体連通する。入口ポート45を介して空間321内に引き出される空気は、開口部303の方へ中央チャネル318、320および316を通って引き出され得る。中央チャネル320を通過する空気は、気流内に蒸発したプレベイパー製剤を引き出して、蒸気を生成し得る。プレベイパー製剤は、芯308からの蒸発に基づいて、チャネル内に蒸発され得る。こうした気化は、プレベイパー製剤の蒸気圧、およびチャネル320を通る空気の流れにより生じる圧力差に基づき得る。いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤は、芯308から気流内に溶出されて、蒸気を生成する。
いくつかの例示的な実施形態では、分散液発生器は、個々の分散液発生器内に生成された熱を用いて蒸気を生成するように構成される、気化器アセンブリである。例えば、分散液発生器300Aおよび300Cのうちの個々の1つをそれぞれ含むカートリッジ22がイーベイピング装置60および基部71のうちの少なくとも1つに隣接して位置付けられる場合、分散液発生器300Aのヒーター306により生成された熱はまた、分散液発生器300Cの貯蔵部309または芯308のうち1つ以上を加熱し得る。加熱された貯蔵部309または芯308は、プレベイパー製剤がチャネル320内で蒸発して、蒸気が生成されることを引き起こし得る。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置は、第一の分散液発生器で生成された熱に基づいて、第一の分散液発生器を作動させて、第二の分散液発生器に蒸気を生成させるように構成される、制御回路11を含む。制御回路11は、第二の分散液発生器と関連付けられるカートリッジ情報に基づいて、第一の分散液発生器を独立して制御して、第二の分散液発生器に蒸気を生成させてもよく、そのカートリッジ情報は、第二の分散液発生器に含まれる記憶装置からアクセスされる。
図4は、いくつかの例示的な実施形態による、イーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つを構成する400ための方法を示すフローチャートである。その構成400は、本明細書に含まれるイーベイピング装置、基部等のいくつかの、またすべての実施形態に関して実施され得る。いくつかの例示的な実施形態では、その構成の1つ以上の部分は、構成者によって実施される。構成者は、人間オペレータ、機械、それらの組合せ等のうち1つ以上であってもよい。機械は、製作機であり得る。機械は、記憶装置に記憶されたプログラムコードの実行に基づいて、構成400を実施するように構成される、特殊用途機械であり得る。
図4を参照すると、402において、構成者は、カートリッジホルダーに含まれる1つ以上のコネクタをイーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つの電源に電気的に結合する。電気的に結合することは、電源を含む電源セクションにカートリッジホルダーを接続することを含んでもよく、そのためカートリッジホルダーに含まれる1つ以上のコネクタは、1つ以上の導線、コネクタ、回路、陰極コネクタ、陽極コネクタ、それらの組合せ等を介して、電源セクションに電気的に結合される。
404において、構成者は、1つ以上の分散液発生器をカートリッジホルダーのコネクタのうち1つ以上に取り外し可能なように結合する。取り外し可能に結合することは、カートリッジホルダーのコネクタと、分散液発生器がその中に含まれるカートリッジのコネクタとを直接的に接続することを含み得る。取り外し可能に結合することは、カートリッジホルダーのコネクタと、受接管の第一のコネクタとを直接的に結合することと、受接管の第二のコネクタと、分散液発生器がその中に含まれるカートリッジのコネクタとを直接的に結合することと、を含んでもよく、ここにおいて、受接管の第一のコネクタと第二のコネクタは、電気的に結合される。取り外し可能に結合することは、カートリッジホルダーのコネクタのうち1つ以上を介して、分散液発生器のうち1つ以上と、電源セクションに含まれる少なくとも電源とを直接的に結合することを含み得る。1つ以上の分散液発生器は、複数の、異なる分散液発生器であり得る。例えば、分散液発生器のうちの少なくとも1つは、気化器アセンブリであってもよく、分散液発生器のうちの少なくとも1つは、アトマイザーアセンブリであってもよい。複数の、異なる分散液発生器の個々の分散液発生器は、個々のカートリッジに含まれ得る。
分散液発生器がその中に含まれるカートリッジを取り外し可能に結合することは、分散液発生器を取り外し可能に結合することを含んでもよく、分散液発生器を取り外し可能に結合することは、カートリッジを取り外し可能に結合することに含まれ得る。分散液発生器を含むカートリッジをカートリッジホルダーのコネクタと取り外し可能に結合することは、カートリッジの少なくとも記憶装置をイーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つに含まれる制御回路と通信可能に結合することを含み得る。制御回路は、取り外し可能に結合された分散液発生器のうち1つ以上の1つ以上の記憶装置からアクセスしたカートリッジ情報に基づいて、取り外し可能に結合された分散液発生器のうち1つ以上による分散液の生成を独立して制御し得る。カートリッジホルダーは、溝穴に1つ以上のコネクタを含んでもよく、1つ以上のコネクタと分散液発生器を取り外し可能に結合することは、分散液発生器を溝穴へ取り外し可能に挿入して、分散液発生器のコネクタをカートリッジホルダーのコネクタと結合することを含み得る。溝穴の1つ以上の内部側壁を含む、溝穴の1つ以上の部分は、カートリッジホルダーのコネクタと接触する分散液発生器を構造的に支持し得る。1つ以上の取り外し可能に結合された分散液発生器は、取り外される、取り替えられる、交換される等であり得る。
図5は、いくつかの例示的な実施形態による、1つ以上の分散液発生器に供給される電力を独立して制御するための方法を示すフローチャートである。図5に示される独立して制御することは、本明細書に含まれるいくつかの実施形態による、1つ以上のイーベイピング装置、基部等に含まれる制御回路によって実行され得る。
図5を参照すると、502において、制御回路は、1つ以上の分散液発生器がイーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つに含まれる1つ以上のコネクタと結合しているかどうかを判断し、そのため制御回路は、1つ以上の分散液発生器のそれぞれの少なくとも一部分と通信可能に結合される。その一部分は、分散液発生器に含まれる記憶装置を含んでもよく、制御回路と記憶装置を通信可能に結合することは、制御回路と記憶装置との間のデータ通信を可能にし得る。
504において、制御回路は、制御回路が分散液発生器の記憶装置と通信可能に結合されているかどうかを判断し、記憶装置は、記憶装置がその中に含まれるカートリッジのそれぞれの分散液発生器と関連付けられるカートリッジ情報を含み、カートリッジ情報は、制御回路によってアクセス可能である。そうである場合、506において、制御回路は、記憶装置からのカートリッジ情報にアクセスする。カートリッジ情報にアクセスすることは、カートリッジ情報の少なくとも一部分を制御回路にダウンロードすること、カートリッジ情報の少なくとも一部分を処理すること、それらの組合せ等を含み得る。
508において、制御回路は、制御回路がそれにしたがって制御回路がその中に結合されるイーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つに結合される1つ以上の分散液発生器を独立して制御する、作動シークエンスを定める。1つ以上の分散液発生器と関連付けられるカートリッジ情報が、506でアクセスされた場合、508において定めることは、アクセスしたカートリッジ情報の1つ以上の部分に基づいて、作動シークエンスを定めることを含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路は、分散液発生器を独立して制御することを含む、作動シークエンスを定め、その作動シークエンスは、別の個々のカートリッジに含まれる別の個々の分散液発生器と関連付けられるカートリッジ情報に基づいて、定められる。
510および512において、制御回路は、ベイピング指令信号が制御回路で受けられたことを判断することに応じて、定めた作動シークエンスによる結合された分散液発生器のうち1つ以上による分散液の生成を独立して制御する。ベイピング指令信号は、インターフェース、センサー等のうち1つ以上によって生成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置および基部のうちの少なくとも1つは、少なくとも2つの異なる粒度分布をもつ蒸気を提供するように構成される。第一の粒度分布は、プレベイパー製剤を加熱することによって蒸気を生成する、気化器アセンブリを用いて生成され得る。第二の粒度分布は、プレエアロゾル製剤への機械的な作用によってエアロゾルを生成する、アトマイザーアセンブリを用いて生成され得る。蒸気とエアロゾルは、組み合わされて、ベイピングの間にイーベイピング装置の出口を介して提供される、気体状の分散液を発生し得る。気体状の分散液は、組み合わされた分散液に含まれ得る。
少なくとも2つの異なる粒度分布をもつ気体状の分散液を提供することによって、気体状の分散液は、望ましい香味、治療学的組成またはその両方を提供するように作られ得る。例えば、香味化合物は、第一の位置に付着するように大きいメジアン粒径を有してもよい。さらに、ニコチン、治療学的化合物またはその両方などの機能性化合物は、第二の位置に粒子を送達するように、小さい粒径で提供され得る。
図6は、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置60の側面図である。図6に示すカートリッジ22は、少なくとも図3A、図3Bおよび図3C、図7、図8、図9、ならびに図10に含まれるカートリッジ22のうちのいずれか1つを含む、本明細書に含まれるカートリッジの任意の、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22は、基部71に結合されてもよく、そのためイーベイピング装置60は、互いに結合されるカートリッジ22と基部71を含む。カートリッジホルダー80は、基部71になくてもよい。図6に示すように、イーベイピング装置60は、再使用可能な基部(すなわち、第二のセクション)71に結合されるカートリッジ22を含んでもよく、ここにおいて、カートリッジホルダー80は、基部71に存在しない。示されるように、カートリッジ22は、カートリッジ22のコネクタ86を介して、基部71のインターフェース84に結合され得る。窓100は、カートリッジ22の外側ハウジング301に形成されてもよく、それはカートリッジ22に含まれるプレベイパー製剤の表示、およびカートリッジ22に残留するプレベイパー製剤の量の測定を可能にするように、タンクが見えるようにする。ボタン600は、ハウジング301の外側表面上に含まれてもよく、それはボタン600との手動の相互作用によって、イーベイピング装置60の手動の起動を可能にする。イーベイピング装置60は、出口端インサート20を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22は使い捨て可能であり、基部71は再使用可能である。いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22および基部71は使い捨て可能である。
図7は、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置60の概略図である。図7に示すカートリッジ22は、本明細書に含まれるカートリッジのいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
図7に示すように、いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22は、複数の分散液発生器を含み得る。示されるように、イーベイピング装置60内の複数の分散液発生器は、気化器アセンブリ733およびアトマイザーアセンブリ721を含み得る。気化器アセンブリ733は、プレベイパー製剤を気化するのに十分な温度にプレベイパー製剤を加熱することに基づいて、蒸気を生成するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、アトマイザーアセンブリ721は、タンク723およびアトマイザー724を含む。アトマイザー724は、加圧構成、圧電素子またはその両方を含み得る。アトマイザーアセンブリ721は、分散液を生成するために前分散製剤に機械力を加えることに基づいて、分散液を生成するように構成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、前分散製剤に機械力を加えることは、前分散製剤を機械的に剪断することを含む。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60は、出口端インサート20を含むイーベイピング装置60の代わりに、単一の出口を含む出口要素742を含み得る(図7に示すように)。
図8は、いくつかの例示的な実施形態による、図6のイーベイピング装置60の断面図である。図8に示すカートリッジ22は、本明細書に含まれるカートリッジのいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図8に示すように、気化器アセンブリ733は、毛細管734およびタンク732の形態の気化器を含み得る。毛細管734は、2つの導線126aおよび126bの間に延在する、加熱可能部分119を含み得る。毛細管734の加熱可能部分119は、プレベイパー製剤を気化するために十分な温度まで毛細管734の加熱可能部分119内のプレベイパー製剤を加熱するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は、タンク732の出口831と流体連通する入口162を含む。弁140は、イーベイピング装置が作動していない時に、プレベイパー製剤の放出を減少し、または実質的に防ぐように、出口831と入口162との間にあり得る。弁140は電磁弁であり得る。毛細管734はまた、毛細管734からの蒸気を排出するように構成される、出口163を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、弁140は、タンク732への圧力の放出に基づいて、毛細管734から戻るように引き出されるプレベイパー製剤の量を制限することを助ける。ベイピング(または作動)の結果で毛細管734からプレベイパー製剤を引き出すことが望ましい。新たなベイピングサイクルの開始において毛細管734内に残留するプレベイパー製剤の存在は、作動の開始時に加熱した毛細管734からのプレベイパー製剤の望ましくないスパッタリングをもたらす場合がある。弁140は、プレベイパー製剤の戻りが、空気がタンク732内に引き出されることなく発生するように、所望の、制限された量の戻りが発生することを可能にするように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、タンク732は、プレベイパー製剤の量を保持するように構成される、管状の細長い本体であり得る。タンク732は、プレベイパー製剤が一定の圧力下にあるように、圧縮され得る。タンク732は、ばね824aおよびピストン829aを含む加圧構成850aを含み得る。タンク732は、圧縮可能であってもよく、可撓性材料、弾性材料またはその両方で形成されてもよい。タンク732は、カートリッジ22のハウジング22内で長手方向に延在してもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、弁140は、イーベイピング装置60が作動していない時に、タンク732からのプレベイパー製剤の流れを低減する、または実質的に防ぐように構成される。弁140が開いた時、タンク732は、ある量のプレベイパー製剤を毛細管734に放出してもよく、ここでプレベイパー製剤が蒸発する。
いくつかの例示的な実施形態では、空気が出口ポート21を通して引き出されるのを停止すると、またはボタン600(図6に示した)との手動の相互作用を終えると、毛細管734に残留するいくつかの製剤が加熱の間に蒸発するので、毛細管734は浄化される。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734の内径は、約0.01ミリメートル〜約10ミリメートル、約0.05ミリメートル〜約1ミリメートル、または約0.05ミリメートル〜約0.4ミリメートルの範囲である。半径が小さい毛細管734は、プレベイパー製剤の中心までの距離が短くなると、プレベイパー製剤を気化させるのに必要なエネルギーおよび時間が少なくてすむため、プレベイパー製剤へのより効率的な熱伝達を提供し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734の長さは、約5ミリメートル〜約72ミリメートル、約10ミリメートル〜約60ミリメートル、または約20ミリメートル〜約50ミリメートルの範囲であり得る。いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は、約50ミリメートルの長さであってもよく、コイルが巻きついた加熱セクションを形成する約40ミリメートルの長部分を含んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は実質的に直線状である。別の例示的な実施形態では、毛細管734はコイル管である、または、内部に1つ以上の湾曲を含んで空間を節約する、あるいはその両方であり得る。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は、導電性材料から形成され、それを通じて電流が通る加熱可能部分119を含む。毛細管734は、毛細管734が経験する動作温度において必要な構造的完全性を維持しながらも抵抗加熱が可能であり、プレベイパー製剤とは反応しないいくつかの導電性材料で形成されてもよい。毛細管734を形成するための適切な材料は、ステンレス鋼、銅、銅合金、フィルム抵抗性材料でコーティングされた多孔セラミック材料、Special Metals Corporation製の、ニッケルクロム合金、同じくニッケルクロム合金であるニクローム、およびその組み合わせであるInconel(登録商標)を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は、ステンレス鋼毛細管734であり、その一部分は、加熱可能部分119として働く。加熱可能部分119は、導線126aと導線126bとの間に確立される。したがって、直流電流または交流電流は、毛細管734の加熱可能部分119の長さに沿って通って、ヒーターを形成する。ステンレス鋼毛細管734は、抵抗加熱によって加熱され得る。ステンレス鋼毛細管734は、環状の断面であり得る。毛細管734は、様々な計器の皮下針として使用されるのに適切な管状であり得る。例えば、毛細管734は、約0.11ミリメートルの内径を有する32ゲージ針、または0.26ミリメートルの内径を有する26ゲージ針を含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734は、例えば、ガラス管などの非金属管とし得る。こうした実施形態において、ヒーターは、例えばガラス管に沿って配置されるステンレス鋼、ニッケル−クロムまたはプラチナワイヤなどの、抵抗加熱可能な導電材料で形成される。ヒーターが加熱されると、毛細管734内のプレベイパー製剤は、毛細管734内のプレベイパー製剤を少なくとも部分的に気化させるのに十分な温度まで加熱され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、導線126a、126bが毛細管734に接合され得る。いくつかの例示的な実施形態では、導線126a、126bが毛細管734に鑞接される。
毛細管734が加熱されると、毛細管34の加熱可能部分119内に含まれるプレベイパー製剤が気化されて出口163の外へ排出される。出口163の外へ排出されることに伴って、プレベイパー製剤は、拡張し、混合チャンバー40内の1つ以上の空気吸込み口ポート44からの空気と混合され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、作動された時、加熱可能部分119は、プレベイパー製剤の一部分を約10秒間未満、または約7秒間未満、加熱する。したがって、電力サイクル(または最大ベイピング長さ)は、約2秒間〜約10秒間(例えば、約3秒間〜約9秒間、約4秒間〜約8秒間、または約5秒間〜約7秒間)の時間の範囲とすることができる。
いくつかの例示的な実施形態では、図8に示すように、アトマイザーアセンブリ721は、加圧構成850bを含み得る。加圧構成850bは、ばね824bおよびピストン829bを含み得る。加圧構成850bは、タンク823内のプレエアロゾル製剤に一定の圧力を印加するように構成される。タンク823は、圧縮可能であってもよく、可撓性材料、弾性材料またはその両方で形成されてもよく、そのためタンク823内のプレエアロゾル製剤は、一定の圧力下にある。電磁弁であってもよい弁5は、弁5が開いていない限り、タンク823内にプレエアロゾル製剤を維持するように構成される。弁5が開くと、プレエアロゾル製剤は、出口825を介してタンク823から抜け出て、ノズル6を通り抜け得る。プレエアロゾル製剤は、弁5が開いている間に限り放出され得る。プレエアロゾル製剤が圧力下にあるので、プレエアロゾル製剤は、プレエアロゾル製剤を剪断するための十分な力によりノズル6を通じて抜け出て、エアロゾルを発生し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、ノズル6の内径は、エアロゾルの粒子の粒径を調整するために選択され得る。ノズル6はまた、プレエアロゾル製剤を機械的に剪断することを支持し、プレエアロゾル製剤がノズル6の側壁に衝突し、それを通じて押し進められ、またはその両方に従って、エアロゾルを発生し得る。アトマイザーアセンブリ721によるエアロゾルの形成の間に、熱は加えられない、
いくつかの例示的な実施形態では、図8に示すように、イーベイピング装置60は、少なくとも2つの軸から離れた分岐出口ポート21を有する出口端インサート20を含み得る。出口端インサート20は、混合チャンバー40と流体連通し得る。図1Bに示した例示的な実施形態に示されるように、出口端インサート20の出口ポート21は、軸から離れた空気通路の端部に位置してもよく、イーベイピング装置60の長手方向に対して外向きの角度を有してもよい(すなわち、分岐状)。本明細書で使用される場合、「軸から離れた」という用語はイーベイピング装置60の長手方向に対してある角度を有することを意味する。したがって、蒸気およびエアロゾルは、混合されて、出口ポート21のうち1つ以上を通して引き出され得る、気体状の分散液を生成し得る。気体状の分散液は、出口のうち1つ以上を通して引き出され、軸上の単一のオリフィスを有するイーベイピング装置と比較して、様々な方向に移動し得る。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60の基部71は、電源12、制御回路11、およびセンサーであり得るセンサー13を含み得る。電源12は、再充電可能電池などのバッテリーを含み得る。
いくつかの例示的な実施形態では、電源12は電池を含む。電池は、リチウム−イオン電池、またはその変形のうちの1つ(例えば、リチウム−イオンポリマー電池)であってもよい。あるいは、バッテリーは、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池、リチウムマンガン電池、リチウムコバルト電池、または燃料電池であってもよい。この場合、イーベイピング装置60は、電源のエネルギーが消耗するまでベイピング可能である。あるいは、電源12は充電式であってもよく、またバッテリーを外部充電装置によって充電できるようにする回路を含んでもよい。いくつかの例示的な実施形態では、充電する時、回路は所望の(または代替的に、所定の)数のベイピングのための電力を提供し、その後は回路を外部充電装置へと再接続する必要がある。
いくつかの例示的な実施形態では、毛細管734の加熱可能部分119は、導線126a、126bによって電源12に接続され得る。電源12は、2〜10秒間などの所望の(または代替的に、所定の)期間、または圧力がボタン600(図6、図11Aおよび図11Bに示す)に加えられている時間のいずれかの電力サイクルにしたがって、毛細管734に関連付けられた加熱可能部分119にわたって電圧を印加するように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、加熱可能部分119と導線126a、126bとの間の電気接点または接続は高い導電性、かつ温度抵抗性であり、一方で毛細管734の加熱可能部分119は高い抵抗性があるので、発熱は接点ではなく主に加熱可能部分119に沿って生じる。
いくつかの例示的な実施形態では、気化器アセンブリ733は、タンク732に含まれるプレベイパー製剤およびその粘度に応じて、約0.4ミクロン〜約2ミクロンの寸法範囲の粒子をもつ蒸気を生成する。アトマイザーアセンブリ721は、その蒸気よりも大きい粒子をもつエアロゾルを生成する。アトマイザーアセンブリ721によって生成される粒子は、約2ミクロン〜約1ミリメートルの寸法範囲である。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60はまた、プリント基板上に搭載することができる制御回路11を含む。制御回路11は、毛細管734を加熱する、弁5、140を動作させる、またはその両方などの機能を実行するよう、プログラム可能であってもよく、またそのようにプログラムされたマイクロプロセッサを含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、制御回路11は、特定用途向け集積チップ(ASIC)を含み得る。いくつかの例示的な実施形態では、電源12は、イーベイピング装置60の出口端部を通して引き出される空気によって、作動され得る。空気の引き出しは、センサー13によって感知される。制御回路11は、信号を電源12に送信し、弁5、140を作動し開けて、それによりプレベイパー製剤の一部分およびプレエアロゾル製剤の一部分が放出される。
いくつかの例示的な実施形態では、弁5、140は、電気的に作動されてもよく、または機械的に作動されてもよい。各弁5、140は、タンク823、732内にプレベイパー製剤、プレエアロゾル製剤またはその両方を維持するが、イーベイピング装置60が作動した時に開くように構成される。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60はまた、気化器アセンブリ733およびアトマイザーアセンブリ721が作動した時に点灯するように構成される、作動灯48を含み得る。作動灯48は少なくとも1つのLEDを含んでもよく、またベイピング間に作動灯48が石炭燃焼中のように見えるように、作動灯48はイーベイピング装置60の先端部にあってもよい。さらに、作動灯48は、成人イーベイピング装置使用者から見えるように配置され得る。作動灯48は、成人イーベイピング装置使用者が所望の場合に作動灯48を作動する、作動停止する、または作動および作動停止し得るように構成され得る。
いくつかの例示的な実施形態では、カートリッジ22および基部71は、イーベイピング装置60の長さに沿って長手方向に延在する外側ハウジング301、17を含む。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60の外側ハウジング301、17は、適切な任意の材料または材料の組み合わせから形成され得る。いくつかの例示的な実施形態では、外側ハウジング301、17は、金属で形成される。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、もしくはそれらの材料のうちの1つ以上を含有する複合材料、または、例えば、ポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、セラミック、低密度ポリエチレン(LDPE)および高密度ポリエチレン(HDPE)など、食品または医薬品の用途に適切な熱可塑性樹脂が含まれる。いくつかの例示的な実施形態では、材料は軽量であり、脆くない。外側ハウジング301、17は、任意の適切な色であってもよく、グラフィックもしくはその上に印刷されたその他のしるし、またはそれらの組合せを含んでもよい。外側ハウジング301、17は、全体的に球形、全体的に方形、全体的に三角形、または全体的に多角形の形状の断面を有してもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤およびプレエアロゾル製剤は、共通の、または異なる成分を含み得る。プレベイパー製剤、プレエアロゾル製剤またはその両方は、共通の、または異なる活性成分、香味またはその両方を含み得る。プレベイパー製剤、プレエアロゾル製剤またはその両方は、共通の、または異なる粘度、密度、pHまたはそれらの組合せを有してもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤、プレエアロゾル製剤またはその両方は、水、ビーズ、溶媒、活性成分、エタノール、植物抽出物、天然または人工の香料、グリセリンおよびプロピレングリコールなどの蒸気形成体、ならびにそれらの組み合わせを含むがこれに限定されない、液体、固体またはゲル製剤のうちの少なくとも1つであってもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、タンク823、732はそれぞれ、異なる製剤を収容し、各製剤は、異なる粘度を有する。いくつかの例示的な実施形態では、プレベイパー製剤は、少なくとも1つの香味材料を含んでもよく、プレエアロゾル製剤は、ニコチンなどの少なくとも1つのタバコ由来の成分を含んでもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、送達の間、電源12が作動し、加熱可能セクション119が加熱し、プレベイパー製剤の一部分が気化して、蒸気を生成する。同時に、プレエアロゾル製剤が、弁を通じて、またノズル6を通じて放出されるのにしたがって、機械力が、プレエアロゾル製剤に作用して、エアロゾルを生成する。蒸気とエアロゾルが、空気吸込み口ポート44を介してイーベイピング装置60に入る空気を用いて混合され、混合チャンバー40内に気体状の分散液が生成される。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60は、混合チャンバー40に空気を送達するように構成される、少なくとも1つの空気吸込み口ポート44を含む。空気吸込み口ポート44および混合チャンバー40は、気化器アセンブリ733およびアトマイザーアセンブリ721の出口と、出口端インサート20との間に配置される。下流に空気吸込み口ポート44を配置することは、加熱の間に毛細管734を冷却し得る、毛細管734に沿って引き出される空気を最小にし得る。いくつかの例示的な実施形態では、少なくとも1つの空気吸込み口ポート44は、1つまたは2つの空気吸込み口を含む。いくつかの例示的な実施形態では、3つ、4つ、5つ以上の空気吸込み口ポート44があってもよい。空気吸込み口ポート44のサイズおよび数を変化させることは、イーベイピング装置60の引き出し抵抗を確立することも助けることができる。
図9は、いくつかの例示的な実施形態による、図6のイーベイピング装置の断面図である。図9に示すカートリッジ22は、本明細書に含まれるカートリッジのいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図9に示すように、アトマイザーアセンブリ721の加圧構成850bは、液体ブタンなどの一定圧の流体2を収容する容器1を含み得る。弾性材料で形成され、可撓性の壁を含むタンク823はまた、容器1に収容される。ブタン液体は、プレエアロゾル製剤よりも室温で高い圧力を有するので、プレエアロゾル製剤は加圧される。その他の適切な高圧液体が、冷媒などのブタン液体の代わりに用いられ得る。冷媒は、1,1,1,2−テトラフルオロエタンであり得る。
図10は、いくつかの例示的な実施形態による、図6のイーベイピング装置の断面図である。図10に示すカートリッジ22は、本明細書に含まれるカートリッジのいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図10に示すように、アトマイザーアセンブリ721の加圧構成850bは、炭酸ガスカプセル1000と、その間にばねを有する2つのピストンを含む二重ピストン構成1002と、を含み得る。炭酸ガスカプセル1000は、タンク823内のプレエアロゾル製剤上の圧力を維持するように構成され得る。二重ピストン構成1002は、加えられた圧力を少なくとも部分的に減少するように構成されてもよく、それは弁5が開くまでタンク823内にプレエアロゾル製剤を維持するのに役立ち得る。
図11Aは、いくつかの例示的な実施形態による、閉位置における押しボタン式弁の図である。図11Bは、いくつかの例示的な実施形態による、開位置における押しボタン式弁の図である。図11Aおよび図11Bに示す押しボタン式弁は、本明細書に含まれ、かつ説明された図のいずれかに示すイーベイピング装置60のうち1つ以上を含む、本明細書に含まれるイーベイピング装置のいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図11Aおよび図11Bに示すように、弁5、140は、機械的に作動し得る。ベイピングの前、ベイピングの間、またはその両方において、成人イーベイピング装置使用者は、ボタン600(加圧スイッチ)を押し得る。ボタン600が押下されると、電源12が作動し、弁5、140が開き、電力が加熱可能部分119に供給される。
いくつかの例示的な実施形態では、ボタン600がイーベイピング装置60を手動で起動するために用いられる場合、臨界の最小圧力に達した時に弁5、140が開き、製剤材料がタンク823、732から不注意に分与されることが回避され得る、または低減され得る。いくつかの例示的な実施形態では、ボタン600を押下するのに必要な圧力は、意図しない加熱を回避するように十分に高い。
図11Aおよび図11Bに示すように、いくつかの例示的な実施形態では、押しボタン式弁は、押下されたボタン600に抵抗するばね力を加えるように構成される、1つ以上のばね602を含む。いくつかの例示的な実施形態では、1つ以上のばね602によって加えられるばね力に打ち勝つためにボタン600を押下するのに必要な力は、意図しない加熱を回避するように十分に高い。
図12は、いくつかの例示的な実施形態によるイーベイピング装置で使用するための押しボタン式弁の図である。図12に示す押しボタン式弁は、本明細書に含まれ、かつ説明された図のいずれかに示すイーベイピング装置60のうち1つ以上を含む、本明細書に含まれるイーベイピング装置のいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図12に示すように、単一のボタン600は、弁5、140を同時に開くために用いられ得る。図12に示すように、押しボタン式弁は、ボタン600を含んでもよく、個々の組の1つ以上のばね602は、個々の弁5、140とボタン600との間にあり得る。
図13は、いくつかの例示的な実施形態による、その中に圧縮部を有する加熱される毛細管の図である。図13に示す加熱される毛細管は、本明細書に含まれ、かつ説明された図のいずれかに示すイーベイピング装置60のうち1つ以上を含む、本明細書に含まれるイーベイピング装置のいくつかの、またすべての実施形態に含まれ得る。
いくつかの例示的な実施形態では、図13に示すように、毛細管734は、毛細管734の出口163に隣接する圧縮部1300を含み得る。理論に束縛されることは望まない一方で、出口端部の断面積を減少する毛細管の出口における圧縮部を付加することは、粗い液滴を分解するのに十分に高い剪断力を生成することができ、それはプレベイパー製剤の小さい粒子への転換を増大し得ると考えられる。
いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60は、約80ミリメートル〜約110ミリメートルの長さまたは約80ミリメートル〜約100ミリメートルの長さ、および約7ミリメートル〜約8ミリメートルの直径とし得る。いくつかの例示的な実施形態では、イーベイピング装置60は、約84ミリメートルの長さであって、約7.8ミリメートルの直径を有する。
本明細書において「約」という用語を数値と組み合わせて使用する場合、それに伴う数値は明示した数値の前後±10%の許容度を含むことが意図される。さらに、本明細書において百分率に言及する場合、それら百分率は、重さ、すなわち重量百分率に基づくことを意図している。
その上、「一般に」および「実質的に」という単語が幾何学的形状に関連して使用される時、その幾何学的形状の正確さは要求されず、形状の許容範囲が本開示の範囲内であることが意図される。幾何学用語と併用される「概して」および「実質的に」という用語は、厳密な定義に一致する特徴だけでなく、厳密な定義にかなり近い特徴も含むことが意図される。
これで、新しい、改善された、自明ではないイーベイピング装置が、当業者によって理解され得るように十分な詳細とともに本明細書で説明されていることが明らかとなる。数多くの例示的な実施形態が本明細書で開示されてきたが、他の変形物が可能でありうることを理解するべきである。こうした変形は、例示的な実施形態の意図される範囲を逸脱するものと見なされず、当業者にとって明らかであろうすべての変更は、以下の請求項の範囲内に含まれることが意図される。