JP2019510137A - 鉛直型電解セル用装置及びシステム - Google Patents

鉛直型電解セル用装置及びシステム Download PDF

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Abstract

【解決手段】
ある実施形態では、開示される主題は、電解セルに関しており、当該電解セルは、セルリザーバと、セルリザーバの底部に保持され、セル内で、金属パッド及び溶融電解浴の少なくとも1つと接触するカソード支持体であって、電解セルの底部と繋がるように構成された支持底部を有する本体を備えるカソード支持体と、少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体下部と、を備えている。
【選択図】図1

Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2016年3月30日に出願された米国仮特許出願第62/315,414号に対する非仮特許出願であって、その優先権を主張し、当該米国仮特許出願の全体は、参照を以て本明細書の一部となる。
概して、本開示は、アノードとカソードの両方が、鉛直な、交互平行形態で構成されている鉛直型セル電極アセンブリに関する。より具体的には、本開示は、鉛直型セル電極アセンブリに関しており、実質的に鉛直な形態でセル下部にカソードを保持するように構成されたカソード支持アセンブリ/装置を含んでいる。
市販のホールセル(Hall cells)は、セルの下部が炭素ブロック(例えばグラファイト)であって、アノードが上から上げ下げされることで、(例えば、アノード−カソード距離、つまりアノードの最下部とカソードの最上部との間の間隔によって画定される)単一平面に沿ってアルミニウムが生成されるような二次元構成を有している。
概して、本開示は、アノードとカソードの両方が、鉛直な、交互平行形態で構成されている鉛直型セル電極アセンブリに関する。より具体的には、本開示は、実質的に鉛直な形態でセルの下部にカソードを保持するように構成されたカソード支持アセンブリ/装置を含む鉛直型セル電極アセンブリに関する。上述した本発明の態様の様々なものを組み合わせることで、電解セルと、カソード支持体と、鉛直型セル構成を有する電解セル内でアルミニウムを製造する方法とを得ることができる。本発明のこれら及び他の態様、利点、及び新規な特徴は、以下の説明に部分的に記載されており、以下の説明及び図面を検討することにより当業者には明らかになるか、又は、本発明を実施することによって習得できるであろう。
開示されている主題は、電解セルに関しており、当該電解セルは、セルリザーバと、前記セルリザーバの下部に保持されたカソード支持体と、を備える電解セルであって、前記カソード支持体は、前記セルリザーバ内で金属パッドと溶融電解浴のうちの少なくとも1つと接触し、前記カソード支持体は、前記電解セルの下部と繋がるように構成された支持体下部と、前記支持体下部の反対側にあって、少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体上部とを有する本体を含む。
別の実施形態では、前記カソード支持体のカソード取付部分は、前記カソード支持体の上面に設けられた表面溝を含んでおり、前記表面溝は、前記少なくとも1つのカソードプレートの1つを保持するのに十分な深さに構成されている。
別の実施形態では、前記カソード支持体の前記カソード取付部分は、1又は複数の溝を含む複数の第1のビームであって、前記1又は複数の溝は、前記複数の第1のビームの表面に形成されており、前記少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されている、複数の第1のビームと、前記第1の複数のビームを連結する複数の第2のビームと、を備えている。
別の実施形態では、前記カソード取付部分の前記少なくとも1つのカソードプレートは、第1のカソードプレートの縁部が、両側にて前記第1のカソードプレートと対置されるカソードプレートの縁部に接触するように構成される。
別の実施形態では、前記カソード支持体は複数のピンを含んでおり、各ピンはピン下部及びピン上部を有する。
別の実施形態では、各ピン下部は、前記カソード支持体における対応する開口によって保持される。
別の実施形態では、前記複数のピンは、前記少なくとも1つのカソードプレートを鉛直形態で支持するように離間して配置される。
別の実施形態では、前記複数のピンは、第1の組のピン及び第2の組のピンを含む。
別の実施形態では、前記第1の組のピンのピン下部は、前記カソード支持体に直線形態で配置され、前記第2の組のピンのピン下部は、前記カソード支持体に直線形態で配置される。
別の実施形態では、前記第1の組のピンのピン下部の直線形態は、前記第2の組のピンのピン下部の直線形態と平行である。
別の実施形態では、前記ピン上部は、非平面カソードプレートを鉛直形態で支持するように構成されている。
別の実施形態では、前記第1の組のピン及び前記第2の組のピンの各々は、第1の形状を有するピン上部を有する第1のピンと、第2の形状を有するピン上部を有する第2のピンとを備えている。
別の実施形態では、前記第1の形状は、前記第2の形状とは異なる。
別の実施形態では、前記第1のピンのピン上部は第1の直径を有し、前記第2のピンのピン上部は第2の直径を有する。
別の実施形態では、前記第1の直径が前記第2の直径と異なる。
別の実施形態では、前記第1のピン及び前記第2のピンは、第1の直径のピン下部を有し、前記第1のピン及び前記第2のピンは、第2の直径のピン上部を有する。
別の実施形態では、前記第1の直径は前記第2の直径と異なる。
別の実施形態では、前記ピン上部は、横方向に非対称な形状を有する。
別の実施形態では、前記複数のピンは二ホウ化チタンから構成されている。
別の実施形態では、前記複数のピンのうちの少なくとも1つのピン上部の半径は変化する。
別の実施形態では、半径が変化する前記少なくとも1つのピンが、前記少なくとも1つのピンと前記カソードプレートとの間で所望のクリアランスが達成されるまで回転する。
別の実施形態では、前記ピン下部は前記カソード支持体に嵌め込まれ、前記ピン上部は2つの突起を含み、前記少なくとも1つのカソードプレートの1つは前記2つの突起の間に位置する。
別の実施形態では、カソードプレートが複数のカソードプレートで構成されている。
別の実施形態では、前記複数のカソードプレートの少なくとも2つは、互いに機械的に組み合わされる。
別の実施形態では、各カソードプレートは、隣接するカソードプレートと機械的に組み合わされるように構成された側縁部を含む、請求項24に記載の装置。
別の実施形態では、前記第1のカソードプレートの側縁部は凹状であり、隣接するカソードプレートの凸状の側縁部と組み合わされるように構成されている。
別の実施形態では、前記複数のカソードプレートの縁部は、前記複数のカソードプレートを機械的に互いに組み合わせるピンを収容する穴を有する。
別の実施形態では、カソードプレートを組み合わせることで両縁部に支持されたカソードプレートは、亀裂を含む。
別の実施形態では、前記カソードプレートは、隣接するカソードプレートによって支持されており、前記カソード支持体には取り付けられていない。
別の実施形態では、前記カソード支持体と前記カソードプレートの間に流路が形成されている。
別の実施形態では、アルミナの電気化学的還元によってアルミニウム金属を製造する方法において、(a)電解セルの電解浴を通してアノードとカソードの間に電流を流す工程であって、前記電解セルは、(i)セルリザーバと(ii)前記セルリザーバの下部に保持されたカソード支持体と、を備える電解セルであって、前記カソード支持体は、前記セルリザーバ内で金属パッドと溶融電解浴のうちの少なくとも1つと接触し、前記カソード支持体は、前記電解セルの下部と繋がるように構成された支持体下部と、前記支持体下部の反対側にあって、少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体上部と、を有する本体を含む、工程と、(b)供給材料を電解セルに供給する工程と、を含んでいる、方法。
別の実施形態では、前記供給材料は、金属生成物に電解還元される。
別の実施形態では、前記金属生成物は、前記カソードから前記セル下部に出されて金属パッドを形成する。
開示されている主題は、セルリザーバと、前記セルリザーバの底部に保持されたカソード支持体と、前記カソード支持体に保持されたカソードプレートと、を備えており、前記カソードプレートは、隣接するカソードプレートと機械的に組み合わされるように構成された縁部を有する、電解セルに関する。
別の実施形態では、前記カソードプレートは、上縁部と、反対側にある下縁部と、第1の側縁部と、第2の側縁部とを有しており、前記第1の側縁部は、第1の隣接するカソードプレートの側縁部と機械的に組み合わされるように構成されており、前記第2の側縁部は、第2の隣接するカソードプレートの側縁部と機械的に組み合わされるように構成されている。
別の実施形態では、前記第1の側縁部及び前記第2の側縁部は、前記第1の隣接カソードプレートの対応する傾斜した側縁部及び前記第2の隣接カソードプレートの傾斜した側縁部と機械的に組み合わされる傾斜した縁部である。
別の実施形態では、前記カソードプレートは、前記第1の隣接するカソードプレートと前記第2の隣接するカソードプレートとによって前記カソード支持体の上方に支持されている。
別の実施形態では、前記カソードプレートの第1の側縁部及び第2の側縁部が凸状であり、前記第1の隣接するカソードプレートの対応する側縁部と前記第2の隣接するカソードプレートの対応する傾斜した側端部とが凹状である。
別の実施形態では、前記カソードプレートは、カソードタイルのアレイから形成されており、各カソードタイルは、隣接するカソードタイルと組み合わされている。
別の実施形態では、各カソードタイルが六角形である。
図1は、本開示の一実施形態による電解セルの概略を部分的に示す断面図である。
図2は、本開示の一実施形態によるカソード支持体のカソード取付部分の断面図である。
図3は、図2に示された本開示の一実施形態によるカソード支持体の平面図である。
図4は、本開示の一実施形態によるカソードブロックのカソードを支持するピンを示す平面図である。
図5は、図4に示す実施形態の正面図である。
図6は、本開示の一実施形態によるピンの斜視図である。
図7は、本開示の一実施形態によるカソードブロックのカソードを支持するピンを示す平面図である。
図8は、図7に示す実施形態の正面図である。
図9は、図7及び図8に示す実施形態の側面図である。
図10は、図7、図8及び図9に示す実施形態の斜視図である。
図11は、本開示の一実施形態によるカソードブロックに嵌め込まれたカソードを支持するピンを示す断面図である。
図12は、図8に示すカソードブロックの平面図である。
図13は、本開示の一実施形態によるカソードブロックに嵌め込まれたカソードを支持するピンを示す平面図である。
図14は、線A−Aに沿った、図13に示す実施形態の断面図である。
図15は、図13に示す実施形態の正面図である。
図16は、本開示の一実施形態によるカソードブロックのカソードを支持するピンを示す平面図である。
図17は、線A−Aに沿った、図16に示す実施形態の断面図である。
図18は、図16に示す実施形態の正面図である。
図19は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。 図20は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。 図21は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。 図22は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。 図23は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。 図24は、本開示の一実施形態によるピンの形状の例を示す。
図25は、本開示の一実施形態によるカソードブロックのカソードを支持するピンを示す平面図である。
図26は、図25に示すピンの1つの斜視図である。
図27は、図25に示す実施形態の正面図である。
図28は、図25及び図27に示す実施形態の側面図である。
図29は、図25、図27及び図28に示す実施形態の斜視図である。
図30は、本開示の一実施形態に基づいて使用できるピンを示す正面図である。 図31は、本開示の一実施形態に基づいて使用できるピンを示す斜視図である。
図32は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる別のピンを示す図である。 図33は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる別のピンを示す図である。 図34は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる別のピンを示す図である。 図35は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる別のピンを示す図である。
図36は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。 図37は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。 図38は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。 図39は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。 図40は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。 図41は、本開示の一実施形態に基づいて使用できる更に別のピンを示す図である。
図42は、本開示の一実施形態によるカソード支持体を示す。
図43は、図42のカソード支持体に入るカソードの先端の部分的断面図である。
図44は、図43に示すカソードの下側を示す斜視図である。
図45は、本開示の一実施形態による組み合わされた3つのカソードプレートの正面図である。
図46は、図45に示す実施形態の斜視図である。
図47は、図46の領域Aの拡大図である。
図48は、本開示の一実施形態によるカソードタイルのアレイから形成されたカソードを示す。
図49は、本開示の一実施形態によるカソードタイルのアレイから形成されるカソードの別の実施形態を示す。
図50は、本開示の一実施形態によるピンで支持されたカソードタイルのアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。
図51は、本開示の一実施形態による溝によって支持されたカソードタイルのアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。
本発明の様々な実施形態が詳細に説明されているが、これらの実施形態の変更及び改変が当業者には思い浮かぶことは明らかである。しかしながら、そのような変更及び改変は本発明の精神及び範囲内であることは明確に理解されるべきである。
本明細書では、「電解」は、材料に電流を通すことによって化学反応を引き起こすプロセスを意味する。幾つかの実施形態では、電解は、金属の種が電解セル内で還元されて金属生成物を生成する場合に起こる。電解の非限定的な例の幾つかには、一次金属生成が含まれる。一次金属の非限定的な例の幾つかには、アルミニウム、ニッケルなどが挙げられる。
本明細書において、「電解セル」とは、電解を生じさせるための装置を意味する。つかの実施形態では、電解セルは、製錬ポット、又は製錬ライン(例えば、複数のポット)を含む。ある非限定的な実施形態では、電解セルには、導体として作用する電極が装着されており、当該電極を通って、電流が非金属媒体(例えば、電解浴)に出入りする。
本明細書では、「電極」は、正に帯電した電極(例えば、アノード)、又は負に帯電した電極(例えばカソード)を意味する。
本明細書では、「アノード」は、正の電極(又は、端子)を意味しており、それを経由して、電流が電解セルに入る。幾つかの実施形態では、アノードは、導電性材料で構成される。幾つかの実施形態では、アノードは、炭素アノードを含む。幾つかの実施形態では、アノードは、不活性アノードを含む。本明細書では、「アノードアセンブリ」は、支持体に接続された1又は複数のアノードを含む。幾つかの実施形態では、アノードアセンブリは、アノード、支持体(例えば、耐火性ブロックやその他の浴抵抗性材料)、及び電気バス機構(electrical bus work)を含む。
本明細書では、「支持体」は、別の物体を所定の位置に維持する部材を意味する。ある実施形態では、支持体は、腐食性の浴からの攻撃に対して耐性のある材料で構成される。
本明細書では、「カソード」は、負極又は端子を意味しており、それを経由して、電流が電解セルを出る。幾つかの実施形態では、カソードは、導電性材料で構成される。カソード材料の非限定的な幾つかの例として、炭素、サーメット、セラミック材料、金属材料、及びそれらの組合せが挙げられる。ある実施形態では、カソードは、遷移金属ホウ化物化合物、例えばTiBで構成される。幾つかの実施形態では、カソードは、セルの下部(例えば、集電バー及び電気バス構造)を介して電気的に接続される。幾つかの実施形態では、カソードは、両側にあるほぼ平坦な2つの面と、それら2つの面を取り囲む(例えば、平坦な又は丸みを帯びた)周縁とを有する本体を含んでいる。幾つかの実施形態では、カソードはプレートを含む。
本明細書では、「カソードアセンブリ」は、カソード(例えば、カソードブロック)、集電バー、電気バス構造、及びそれらの組合せを指す。
本明細書では、「集電バー」は、セルから電流を集めるバーを指す。ある非限定的な例では、集電バーは、カソードから電流を集めて、電気バス構造に電流を転送して、システムから電流を移動させる。
本明細書では、「電解浴」は、(例えば、電解プロセスを介して)還元される少なくとも1種の金属を有する液化浴を意味する。電解浴組成物の非限定的な例には、溶解アルミナを伴った−−NaF、AlF、CaF、MgF、LiF、KF、及びそれらの組合せが挙げられる。
本明細書では、「溶融した」とは、加熱による流動可能な形態(例えば液体)を意味する。非限定的な例では、電解浴は、溶融状態(例えば、少なくとも約750℃)である。別の非限定的な例では、電解浴は、溶融状態(例えば、約1000℃以下)である。別の例では、セルの下部に形成される金属生成物(例えば、アルミニウム)は、溶融状態にある(例えば、「金属パッド」と呼ばれることもある)。
本明細書において、「金属生成物」は、電気分解によって生成される生成物を意味する。ある実施形態では、金属生成物は、金属パッドとして電解セルの下部に形成される。金属生成物の非限定的な幾つかの例としては、希土類金属や非鉄金属(例えば、アルミニウム、ニッケル、マグネシウム、銅及び亜鉛)が挙げられる。幾つかの実施形態では、金属生成物は、不純物(例えば、Al金属生成物中のFe、Si、Ni、Mnなど)を含む。
本明細書では、「側壁」は、電解セルの壁を意味する。幾つかの実施形態では、側壁は、セル下部の周りにパラメトリックに延び、セル下部から上方に延出して、電解セルの本体を画定し、電解浴が保持される容積を画定する。幾つかの実施形態では、側壁は、外殻、断熱パッケージ、及び内壁を含む。幾つかの実施形態では、内壁及びセル下部は、溶融電解浴及び金属生成物(例えば、金属パッド)に接触して保持するように構成される。
本明細書では、「外殻」は、側壁の最外保護カバー部分を意味する。ある実施形態では、外殻は、電解セルの内壁の保護カバーである。非限定的な例では、外殻は、セルを囲む硬質材料(例えば、鋼)で構成される。
本明細書では、「アノードアセンブリ」は、少なくとも1つのアノードを保持するためのアセンブリを意味する。幾つかの実施形態では、アノードアセンブリは、アノード支持体と複数のアノードとを含む。
本明細書で使用される「カソードアセンブリ」は、少なくとも1つのカソードを保持するためのアセンブリを意味する。幾つかの実施形態では、カソードアセンブリは、カソード支持体と複数のカソードとを含む。
本明細書では、「電流」は、電気直流を意味する。
幾つかの実施形態では、「セル抵抗」は、電解セルの電気抵抗を意味する。
幾つかの実施形態では、「信号」は、測定値を示す電気インパルスを意味する。
幾つか実施形態では、「セル抵抗信号」は、電解セルの電気抵抗を示す電気インパルスを意味する。
本明細書では、「生成する」(例えば、製造する)とは、幾つかの実施形態では、本開示の1又は複数の方法が、溶融電解浴(例えば、アルミニウム金属)から金属生成物を生成する工程を含むことを意味する。
図1は、アノード及びカソードを用いたアルミナの電気化学的還元によってアルミニウム金属を製造するための電解セル100の概略的な断面図を示す。幾つかの実施形態では、アノードは、不活性アノードである。不活性アノード組成物の非限定的な幾つかの例には、セラミック、金属、サーメット、及び/又はそれらの組合せが含まれる。不活性アノード組成物の非限定的な幾つかの例には、本願の譲受人に譲渡された米国特許第4,374,050号、第4,374,761号、第4,399,008号、第4,455,211号、第4,582,585号、第4,584,172号、第4,620,905号、第5,279,715号、第5,794,112号及び第5,865,980号がある。幾つかの実施形態では、アノードは、酸素発生電極である。酸素発生電極は、電解中に酸素を生成する電極である。幾つかの実施形態では、カソードは、濡れ性(wettable)カソードである。幾つかの実施形態では、アルミニウム濡れ性材料は、溶融アルミニウムとの接触角が溶融電解質中で90度以下である材料である。濡れ性材料の非限定的な幾つかの例は、TiB、ZrB、HfB、SrB、炭質材料、及びこれらの組合せのうちの1又は複数を含んでよい。
電解セル100は、少なくとも1つのアノードモジュール102を有する。幾つかの実施形態では、アノードモジュール102は、少なくとも1つのアノード104を有する。電解セル100は、少なくとも1つのカソードモジュール106を更に備える。幾つかの実施形態では、カソードモジュール106は、少なくとも1つのカソード108を有する。幾つかの実施形態では、少なくとも1つのアノードモジュール102は、少なくとも1つのカソードモジュール106の上で吊り下げられる。カソード108は、セルリザーバ110に配置される。カソード108は、アノードモジュール102に向かって上方に延びている。本開示の様々な実施形態において、特定の数のアノード104及びカソード108が示されているが、1以上の任意の数のアノード104及びカソード108を使用して、アノードモジュール102又はカソードモジュール106が夫々規定されてよい。セルリザーバ110は、通常、鋼製の殻118を有しており、絶縁材料120、耐火材料122及び側壁材料124で裏打ちされている。セルリザーバ110は、その中に(破線126によって概略的に示されている)溶融電解浴と溶融アルミニウム金属パッドとを保持することができる。アノードモジュール102に電流を供給するアノードバス128の一部は、アノードモジュール102のアノードロッド130に押し込まれて、電気的に接触するように示されている。アノードロッド130は、断熱層134が取り付けられたアノード配電プレート132に構造的且つ電気的に接続されている。アノード104は、断熱層134を通って延びて、アノード配電プレート132に機械的且つ電気的に接触する。アノードバス128は、適切な電源136から、アノードロッド130、アノード配電プレート132、アノード要素、及び電解浴126を通ってカソード108に直流を流し、そこからカソード支持体112、カソードブロック114、及びカソード集電バー116を通って電源136の他方の極に直流を流す。各アノードモジュール102のアノード104は、導通している。同様に、各カソードモジュール106のカソード108は、導通している。アノード−カソードオーバーラップ(ACO)を調整するために、アノードモジュール102が位置決め装置によって昇降することで、カソードモジュール106に対するそれらの位置が調整されてよい。
幾つかの実施形態では、カソード108は、カソード支持体112に支持されている。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、セルリザーバ110の下部に保持される。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、電解セル100の下部に固定して結合される。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、セルリザーバ110内の金属パッド又は溶融電解浴126の少なくとも1つと接触する。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、例えば、炭質材料から作られており、1又は複数のカソード集電バー116と電気的に連続するカソードブロック114上に載置される。幾つかの実施形態では、カソードブロック114は、電解セル100の下部に固定して結合される。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、カソードブロック114と一体的に形成され、カソードブロック114は、カソード支持体112の一部である。幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、カソードブロック114に結合される。
幾つかの実施形態では、カソード支持体112は、支持体下部を有する本体を含む。幾つかの実施形態では、支持体下部は、電解セルの下部と繋がるように構成される。カソード支持体112の本体は、支持体下部の反対側にある支持体上部を更に含んでおり、当該支持体上部は、複数のカソードプレートをそこに保持するように構成されたカソード取付部分を有している。
図2は、本開示の一実施形態によるカソード支持体のカソード取付部分の断面図である。図3は、本開示の一実施形態による図2に示されるカソード支持体の平面図を示す。幾つかの実施形態では、図2及び図3に示すように、カソードブロック200は、電解セルの下部と繋がるように構成された支持体下部204と、支持体下部204の反対側にある支持体上部206とを備えている。支持体上部206は、カソード取付部分208を含む。カソード取付部分208は、カソードブロック200の上面212に形成された少なくとも1つの表面溝210を含む。各溝210は、カソードプレート(図2及び図3には図示せず)を保持するのに十分な深さに構成されている。幾つかの実施形態では、上面212から溝210の底面214まで測定された溝210の深さは、約1インチ〜約8インチ、約2インチ〜約8インチ、約3インチ〜約8インチ、約4インチ〜約8インチ、約5インチ〜約8インチ、約6インチ〜約8インチ、約7インチ〜約8インチ、約1インチ〜約7インチ、約1インチ〜約6インチ、約1インチ〜約5インチ、約1インチ〜約4インチ、約1インチ〜約3インチ、又は、約1インチ〜約2インチである。幾つかの実施形態では、溝210の長さ及び幅は、溝210に保持されるカソードプレートの長さ及び厚さに依存する。幾つかの実施形態では、溝210の長さ及び幅は、カソードの対応する寸法に一致する。幾つかの実施形態では、カソードプレートは、約1/8インチ〜約1インチ、約1/4インチ〜約1インチ、約1/2インチ〜約1インチ、約1/8インチ〜約1/2インチ、又は約1/8インチ〜約1/4インチである。
幾つかの実施形態では、カソード支持体は複数のピンを含む。図4は、一実施形態によるカソードブロック400にてカソードプレート404を支持する複数のピン402の平面図を示す。幾つかの実施形態では、カソードプレート404は平面状であり、鉛直形態で支持される。幾つかの実施形態では、カソードプレート404は非平面状であり、鉛直形態で支持される。図5は、図4に示す実施形態の正面図である。幾つかの実施形態では、図6に示すように、ピン402は、本体602、ピン上部604、及びピン下部606を備える。幾つかの実施形態では、本体602は、二ホウ化チタン(TiB)からなる。幾つかの実施形態では、本体602は、カソードプレートと同じ材料からなる。
幾つかの実施形態では、図7乃至図10に示すように、各ピン下部606は、電解セルの下部又はカソードブロックの何れかによって保持される。図7は、本開示の一実施形態によるカソードブロック400にてカソードプレート404を支持するピン402の平面図である。図8は、図7に示す実施形態の正面図である。図9は、図8に示す実施形態の側面図である。図10は、図7、図8及び図9に示す実施形態の斜視図である。幾つかの実施形態では、図7乃至図10に示すように、複数のピン上部604は、カソードプレート404を支持するように互いに離間した関係に構成されている。幾つかの実施形態では、ピン下部606は、カソード支持体の対応する開口に嵌め込まれている。
幾つかの実施形態では、ピン402は、カソードブロック400に直接掘られた穴に配置される。幾つかの実施形態では、穴の直径は、ピン402全体又はピン下部606の直径に実質的に等しい。幾つかの実施形態では、ピン下部606を保持する穴の直径は、ピン下部606の直径よりも大きい。幾つかの実施形態では、電解セルの動作中にピン402が加熱されると、ピン402の膨張は、穴の膨張よりも大きく、それによって、対応する穴でのピン402の締まり嵌めがもたらされる。
幾つかの実施形態では、図4乃至図5及び図7乃至図10に示すように、複数のピン402は、第1の組のピン406及び第2の組のピン408を含む。幾つかの実施形態では、第1の組のピン406又は第2の組のピン408の一方は、2本以上のピン402であり、他方は1又は複数本のピン402である。幾つかの実施形態では、第1の組のピン406と第2の組のピン408との組合せは、3本以上のピン406である。図4乃至図5及び図7乃至図10に示す幾つかの実施形態では、第1の組のピン406は2本のピン402であり、第2の組のピン408は2本のピン402である。
幾つかの実施形態では、図4乃至図5及び図7乃至図10に示すように、第1の組のピン406のピン下部は、カソードブロック400(例えば、カソード支持体)に直線状に配置される。幾つかの実施形態では、図4乃至図5及び図7乃至図10に示すように、第2の組のピン408のピン下部は、カソードブロック400に直線状に配置される。幾つかの実施形態では、第1の組のピン406のピン下部の直線形態は、第2の組のピン408のピン下部の直線形態と平行である。幾つかの実施形態では、図4乃至図5に示すように、第1の組のピン406及び第2の組のピン408は、カソードブロック400上のほぼ同じ場所にてカソードブロック400の両側に配置される。幾つかの実施形態では、図7乃至図10に示すように、第1の組のピン406及び第2の組のピン408は、互いに対してオフセットされた位置でカソードブロック400の両側に配置される。
幾つかの実施形態では、カソードプレートは、図4乃至図5及び図7乃至図10に関して上述したように、複数のピンによって支持されて、図2乃至図3に関して説明したように、カソードブロックに形成された溝に嵌め込まれる。図11は、カソードブロック400に嵌め込まれたカソードプレート404を支持する複数のピン402を示す断面図である。カソードブロック400は、カソード取付部分208を含む。カソード取付部分208は、カソードブロック200の上面212に形成された表面溝210を含む。カソードプレート404の一部は、表面溝210に保持される。図12は、図11に示すカソードブロックの平面図である。幾つかの実施形態では、図12に示すように、幾つかのカソードプレート404は、カソードブロック400上のほぼ同じ場所にてカソードプレート404の両側に位置する第1の組のピン406及び第2の組のピン408によって支持され、他のカソードプレート404は、互いに対してオフセットされた位置でカソードプレート404の両側に配置された第1の組のピン406及び第2の組のピン408によって支持される。
幾つかの実施形態では、カソードプレートは非平面状である。図13及び図16は、本開示の更なる実施形態によるカソードブロック400の非平面状カソードプレート404を支持する複数のピン402の平面図を示す。図13は、カソードプレート404を支持するための合計4本のピンを使用する実施形態を示しており、カソードプレート404の一方の側に2本のピンがあり、カソードプレート404の反対側に2本のピンがある。図16は、カソードプレートを支持するために合計3本のピンを使用し、カソードプレート404の一方の側に2本のピンを、カソードプレート404の反対側に1本のピンを使用する実施形態を示す。図14は、図13に示す実施形態の線A−Aに沿った断面図である。図15は、図13に示す実施形態の正面図である。図17は、図16に示す実施形態の線A−Aに沿った断面図である。図18は、図16に示す実施形態の正面図である。
幾つかの実施形態では、ピンのピン上部は、非平面カソードプレートを鉛直形態で支持するように構成される。幾つかの実施形態では、ピンの第1の組及び第2の組の各々は、第1の形状を有するピン上部を有する第1のピンと、第2の形状を有するピン上部を有する第2のピンとを含んでおり、第1の形状と第2の形状は異なっている。幾つかの実施形態では、第1のピンのピン上部は第1の直径を有し、第2のピンの上部は第2の直径を有する。幾つかの実施形態では、第1の直径と第2の直径は異なっている。幾つかの実施形態では、ピン上部604は、横方向について非対称な形状を有する。幾つかの実施形態では、複数のピンの少なくとも1つのピン上部604の半径が変化する。
図19乃至図24は、特定の実施形態で、例えばカソードプレートが非平面状である実施形態で用いられ得るピンの形状の例を示す。ピンの形状は、ピンが嵌め込まれるカソードブロック上の位置における非平面状カソードプレートの曲率に依存する。例えば、図19及び図20は、第1の直径を有するピン下部606と、第1の直径よりも小さい第2の直径を有するピン上部604とを有する例示的なピン402を示す。幾つかの実施形態では、第2の直径は、第1の直径よりも約0.02インチ小さく、幾つかの実施形態では、第1の直径よりも0.01インチ小さい。図21は、第1の直径を有するピン下部606と、第1の直径と同じ又は実質的に同じ第2の直径を有するピン上部604とを有する例示的なピン402を示す。図22及び図23は、第1の直径を有するピン下部606と、第1の直径よりも大きい第2の直径を有するピン上部604とを有する例示的なピン402を示す。幾つかの実施形態では、第2の直径は、第1の直径よりも約0.02インチ大きく、幾つかの実施形態では、第1の直径よりも0.01インチ大きい。図24は、ピン下部606及びピン上部604を有する例示的なピン402を示し、ピン下部606の中心線2402は、ピン上部604の中心線2404からオフセットされている。幾つかの実施形態では、図24の例示的なピン402の半径は変化する。幾つかの実施形態では、図24の例示的なピン402は、ピンとカソードプレートの間で所望のクリアランスが達成されるまで、カソードブロックに形成された開口内で回転する。幾つかの実施形態では、図19乃至図24に示すピン402のピン下部606及びピン上部604は、一体的に形成される。
幾つかの実施形態では、ピン下部606は、カソードブロック400内に嵌め込まれ、ピン上部604は2つの突起を含んでおり、カソードプレートは、2つの突起の間に配置される。
図25は、更なる実施形態によるカソードブロック400にてカソードプレート404を支持する2つの突起を備えるピン402を示す平面図である。各ピン402は、ピン上部604に2つの突起を有しており、カソードプレート404は、2つの突起の間に配置される。図26は、図25に示すピン402のうちの1本を示す斜視図である。図26のピン402は、ピン上部604に2つの突起2602(即ち、対向する鉛直部分)を含み、それらの間に空間2604を画定してカソードプレートを保持する。図27は、図25に示す実施形態の正面図である。図27は、ピン402によってカソードプレート404上に起立したカソードプレート404を示しており、カソードプレート404の下側に、また、ピン402の間に流通部分2702を形成している。流通部分2702は、金属生成物及び電解浴の少なくとも1つの流路を提供する。図28は、図25及び図27に示す実施形態の側面図である。図29は、図25、図27及び図28に示す実施形態の斜視図である。
図30乃至図31及び図32乃至図35は、幾つかの実施形態で使用することができる2つの突起を有するピンの様々な図である。図30及び図31に示すピン402は、カソードブロックに形成された開口に嵌合するピン下部606と、2つの突起2602(即ち、鉛直な対向部分)を有するピン上部604とを含んでおり、突起2602の間にカソードプレートを保持する空間2604を画定する。
図36乃至図41は、幾つかの実施形態において使用され得る2つの突起を有するピンの様々な図を示す。図36乃至図40は、カソードブロックに形成された開口に嵌合するピン下部606とピン上部604とを有するピン402を示す。図41は、円形本体を有するピン上部604を示しており、当該円形本体は、カソードプレートを保持するための空間2604を画定する2つの突起2602(即ち、鉛直な対向部分)を第1の端部に有しており、ピン402のノッチに結合する空間4104を画定する2つの突起4102を第2の端部に有している。
幾つかの実施形態では、カソード支持体は、カソードブロックに取り付けられた一連のビームを含む。図42は、カソードブロック400を示しており、本開示の一実施形態によるカソードブロック400に取り付けられた一連のビームを含んでいる。一連のビームは、クロスビーム4202及び連結ビーム4204を含む。幾つかの実施形態では、クロスビーム4202及び連結ビーム4204は、二ホウ化チタンで作られている。幾つかの実施形態では、カソードプレート404の一部は、クロスビーム4202の溝に嵌合するように楔形状にされている。幾つかの実施形態では、図42に示すように、カソードプレート404は、互いに対して端と端とが離間した関係/構成で構成される。幾つかの実施形態では、カソードプレート404は、一方のカソードプレートの端部/縁部が、何れかの側にあるカソードプレートの端部/縁部に接触するように配置されてよい。図43は、図42のクロスビーム4202の溝4304に入る、カソードプレートの下部に楔4302を有するカソードプレート404の一部の正面断面図である。楔は、中心線4306から約2度乃至約10度のテーパーを有する。図44は、図43に示す楔を備えたカソードプレートの底側斜視図を示す。
図49は、カソードタイルのアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。各タイルは、隣接するタイルと組み合わされる。幾つかの実施形態では、2つ以上のタイルがカソードブロックに取り付けられる。マック(muck)の上にあるタイルは、セルが冷えてもマックに固定されないので、再利用できる。
幾つかの実施形態では、カソードプレートは、複数のカソードプレートから構成される。図45は、組み合わされた3つのカソードプレート404の正面図である。幾つかの実施形態では、カソードプレートは、カソードタイルのアレイから構成される。図48及び図49は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードを示す。幾つかの実施形態では、カソードプレート404又はカソードタイル4802の少なくとも2つは、互いに機械的に連結する。
幾つかの実施形態では、カソードプレート404又はカソードタイル4802は、隣接するカソードプレート又はカソードタイルと機械的に組み合わされるように構成された縁部を有する。幾つかの実施形態では、隣接するカソードプレート404又はカソードタイル4802の縁部は、組み合わされるように構成された、傾斜した縁部(例えば、直角以外の角度を形成する傾斜の切り口)又は波形の(scalloped)縁部(例えば、湾曲した一連の突起を有する縁部)を有している。カソードプレート又はカソードタイルの端部を機械的に組み合わせることを可能にする任意の縁部形状が使用されてよい。幾つかの実施形態では、カソードプレート404又はカソードタイル4802の縁部は、カソードプレートを機械的に相互に組み合わせるピンを収容する穴を有する。
図46は、図45に示す実施形態の斜視図である。中間カソードプレート404は、カソードブロック400の溝210に設置された、2つの隣接するカソードプレート404によってカソードブロック400の上方に支持、保持される。その結果として、中間カソードプレート404とカソードブロック400の間に流路4502が形成される。図47は、図46の領域Aの拡大図である。図46は、傾斜した縁部4702を有する中間カソードプレート404を示す。隣接するカソードプレート404は、傾斜した縁部4702と組み合わされるように構成された、それに対応する嵌合縁部4704を有する。幾つかの実施形態では、中間カソードプレート404は、隣り合うカソードプレート404の凹状縁部と組み合わされる凸面である。
図48は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードを示す。幾つかの実施形態では、各タイル4802は六角形状である。幾つかの実施形態では、各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802と組み合わされる。2つのカソードタイル4802は、カソードブロック400の溝(図示せず)に設置される。カソードタイル4802のような、カソードブロック4002に設置されず、マックの上方にあるカソードタイルは、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。中間カソードタイル4802がマックの上方に設置される結果、中間カソードプレート404とカソードブロック400の間に流路4502が形成される。
図49は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802と組み合わされる。幾つかの実施形態では、本開示の様々な実施形態で説明されたような複数のピン(図示せず)がカソードブロック400に刺し込まれる。マックの上方にあるカソードタイル4802は、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。
図48は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードを示す。幾つかの実施形態では、各タイル4802は六角形状である。幾つかの実施形態では、各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802と組み合わされる。2つのカソードタイル4802は、カソードブロック400の溝(図示せず)に設置される。カソードタイル4802のような、カソードブロック4002に設置されず、マックの上方にあるカソードタイルは、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。中間カソードタイル4802がマックの上方に設置されるので、中間カソードプレート404とカソードブロック400の間に流路4502が形成される。
図49は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802と組み合わされる。幾つかの実施形態では、本開示の様々な実施形態で説明されたような複数のピン(図示せず)がカソードブロック400に刺し込まれる。マックの上方にあるカソードタイル4802は、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。
図50は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードの別の実施形態を示す。各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802にインターロックされる。幾つかの実施形態では、本開示の様々な実施形態で説明されるように、複数のピン4804がカソードブロック400に刺し込まれて、カソードタイル4802を支持する。マックの上方にあるカソードタイル4802は、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。
図51は、カソードタイル4802のアレイから形成されたカソードを示す。幾つかの実施形態では、各タイル4802は六角形状である。幾つかの実施形態では、各カソードタイル4802は、隣接するカソードタイル4802と組み合わされる。2つのカソードタイル4802は、カソードブロック400の溝4806に設置される。カソードタイル4802のような、カソードブロック4002に設置されず、マックの上方にあるカソードタイルは、セルが冷却されてもマックに固定されないので、再利用できる。中間カソードタイル4802がマックの上方に設置される結果、中間カソードプレート404とカソードブロック400の間に流路4502が形成される。
幾つかの実施形態では、カソードプレート404又はカソードタイル4802の縁部の組合せ特徴の抜き勾配は、セルの起動中に、カソードプレート404又はカソードタイル4802を損傷することなく、カソードプレート404又はカソードタイル4802の熱膨張運動を可能にする。幾つかの実施形態では、縁部の特徴は、グリーン加工、即ち、未焼成状態のセラミックの機械加工によって、カソードプレート404又はカソードタイル4802に形成される。幾つかの実施形態では、縁部の特徴は、カソードプレート404又はカソードタイル4802のグリーン処理(例えば、乾式成形、押出し)中に形成される。
カソードプレート又はカソードタイルの端部が機械的に組み合わされる実施形態では、カソードプレート又はカソードタイルを組み合わせることによって両側で支持されたカソードプレート又はカソードタイルが亀裂を生じる場合、カソードのかけらが浴に落ちることがなく、組み合わされているカソードプレート又はカソードタイルによって支持され続ける。これにより、カソード及びセルの有効寿命が延びる。幾つかの実施形態では、亀裂が発生した後でさえ、破損したカソードプレート又はカソードタイルは、カソードとして機能し続ける。カソードプレート又はカソードタイルの間の電気的接続が、カソードプレート又はカソードタイルの縁部での物理的接触と、表面上のアルミニウム皮膜とによって、電解中に維持されるからである。
幾つかの実施形態では、カソードプレートは、隣接するカソードプレートによって支持されて、カソードブロックには取り付けられない。この実施形態では、カソードブロックとカソードプレートの間に流通経路が形成される。
幾つかの実施形態では、アルミナの電気化学的還元によってアルミニウム金属を製造する方法は、(a)電解セルの電解浴を通してアノードとカソードの間に電流を流す工程であって、電解セルは、(i)セルリザーバと、(ii)セルリザーバの下部に保持されるカソード支持体と、を備えており、カソード支持体は、金属パッドと溶融電解浴の少なくとも1つとセルリザーバ内で接触しており、カソード支持体は、電解セルの下部と繋がるように構成されており、支持体下部を有する本体と、支持体下部の反対側にあって、少なくとも1つのカソードプレートをその内部に保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体上部とを備えている、工程と、(b)供給材料を電解セルに供給する工程と、を含んでいる。上述の方法の幾つかの実施形態では、供給材料は金属生成物に電解還元される。上述の方法の幾つかの実施形態では、金属生成物は、カソードからセル下部に出されて、金属パッドを形成する。上述の方法の幾つかの実施形態では、P1020の純度を有する金属製品が製造される。
幾つかの実施形態では、本開示の方法のカソード支持体は、本開示に記載の実施形態におけるカソード支持体であってよい。幾つかの実施形態では、カソード支持体は、金属流及び/又は浴流の流路を提供するように構成される。幾つかの実施形態では、カソード支持体は、カソード支持体の下部領域に沿った少なくとも1つ(又は複数)の切欠き又は機械加工部分を含む。幾つかの実施形態では、切欠きは、カソード支持体の下部に沿っている(即ち、カソード支持体の底面から支持体の側面に沿った表面まで延びている)。幾つかの実施形態では、切欠きは、例えば、カソード支持体の本体を通って一方の側からカソード支持体の他方の側に延びて、(カソード支持体の底面から取り除かれて)側面に沿って配置される。様々な実施形態では、切欠きは、浴及び/又は金属がカソード支持体を通って流れるように構成されており、この目的のための任意の形状又は寸法を有している。
幾つかの実施形態では、カソード支持体のカソード取付部分は、(例えば、ラックのような)複数の隆起部を含んでいる。複数の隆起部は、離間しており、カソードプレートが隆起部の間を摺動して、隆起部によって保持されるように構成されている。幾つかの実施形態では、カソード支持体は、その上面に沿って複数の隆起部/拡張部(例えば、各々は、上部及び両側面を有する)を有しており、それら隆起部/延長部は、2つの隆起部/延在部の2つの側面(例えば、対向する側面)の間にカソードプレートを支持できるように離間した関係で構成されている。幾つかの実施形態では、カソード支持体のカソード取付部分は、カソードプレートを保持するための隆起表面形状を含む。
幾つかの実施形態において、カソード支持体は、炭質材料(例えば、グラファイト)、 TiB−炭素複合材料、二ホウ化チタン(TiB)、炭化ケイ素(SiC)、窒化ホウ素(BN)、窒化ケイ素(Si)、ホウ化ハフニウム(HfB)、 HfB−炭素複合材料、二ホウ化ジルコニウム(ZrB)、ZrB−炭素複合材料、金属、合金、及びこれらの組合せを含んでいる。幾つかの実施形態では、カソード支持体は、複合材料(例えば、TiBのようなセラミック材料で被覆されたグラファイト)を含む。幾つかの実施形態では、カソード支持体は、アルミニウム濡れ性材料から作られる。幾つかの実施形態では、カソードプレートは、アルミニウム濡れ性材料から作られる。幾つかの実施形態では、アルミニウム濡れ性材料は、溶融アルミニウムとの接触角が溶融電解質中で90度以下である材料である。濡れ性材料の非限定的な幾つかの例は、TiB、ZrB、HfB、SrB、炭質材料、及びこれらの組合せのうちの1つ以上を含んでよい。
幾つかの実施形態では、カソード支持体は、セルの下部に取り付けられるように構成される。締結具(取付装置)の非限定的な幾つかの例には、機械的ファスナ、ボルト、ねじ、ファスナ、ブラケット、ラムインプレイス(ram-in-place)、及びそれらの組合せが含まれる。
幾つかの実施形態では、カソードプレート支持部がカソードプレートを支持し、カソードプレートを鉛直位置に保持する。幾つかの実施形態では、カソードプレート支持部は、カソードブロック内に切り込まれた溝内に置かれたプレートを含む。幾つかの実施形態では、カソードプレート支持体は、二ホウ化チタンで構成されている。幾つかの実施形態では、カソードプレート支持体は、少なくとも1つのカソードプレートと同じ材料で構成されている。

Claims (40)

  1. セルリザーバと
    前記セルリザーバの下部に保持されたカソード支持体と、
    を備える電解セルであって、
    前記カソード支持体は、前記セルリザーバ内で金属パッドと溶融電解浴のうちの少なくとも1つと接触し、
    前記カソード支持体は、
    前記電解セルの下部と繋がるように構成された支持体下部と、
    前記支持体下部の反対側にあって、少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体上部と、
    を有する本体を含む、電解セル。
  2. 前記カソード支持体のカソード取付部分は、前記カソード支持体の上面に設けられた表面溝を含んでおり、前記表面溝は、前記少なくとも1つのカソードプレートの1つを保持するのに十分な深さに構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記カソード支持体の前記カソード取付部分は、
    1又は複数の溝を含む複数の第1のビームであって、前記1又は複数の溝は、前記複数の第1のビームの表面に形成されており、前記少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されている、複数の第1のビームと、
    前記第1の複数のビームを連結する複数の第2のビームと、
    を備えている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記カソード取付部分の前記少なくとも1つのカソードプレートは、第1のカソードプレートの縁部が、両側にて前記第1のカソードプレートと対置されるカソードプレートの縁部に接触するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記カソード支持体は複数のピンを含んでおり、各ピンはピン下部及びピン上部を有する、請求項1に記載の装置。
  6. 各ピン下部は、前記カソード支持体における対応する開口によって保持される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記複数のピンは、前記少なくとも1つのカソードプレートを鉛直形態で支持するように離間して配置される、請求項6に記載の装置。
  8. 前記複数のピンは、第1の組のピン及び第2の組のピンを含む、請求項5に記載の装置。
  9. 前記第1の組のピンのピン下部は、前記カソード支持体に直線形態で配置され、前記第2の組のピンのピン下部は、前記カソード支持体に直線形態で配置される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1の組のピンのピン下部の直線形態は、前記第2の組のピンのピン下部の直線形態と平行である、請求項9に記載の装置。
  11. 前記ピン上部は、非平面カソードプレートを鉛直形態で支持するように構成されている、請求項5に記載の装置。
  12. 前記第1の組のピン及び前記第2の組のピンの各々は、第1の形状を有するピン上部を有する第1のピンと、第2の形状を有するピン上部を有する第2のピンとを備えている、請求項8に記載の装置。
  13. 前記第1の形状は、前記第2の形状とは異なる、請求項12に記載の装置。
  14. 前記第1のピンのピン上部は第1の直径を有し、前記第2のピンのピン上部は第2の直径を有する、請求項12に記載の装置。
  15. 前記第1の直径は前記第2の直径と異なる、請求項14に記載の装置。
  16. 前記第1のピン及び前記第2のピンは、第1の直径のピン下部を有し、前記第1のピン及び前記第2のピンは、第2の直径のピン上部を有する、請求項12に記載の装置。
  17. 前記第1の直径は前記第2の直径と異なる、請求項16に記載の装置。
  18. 前記ピン上部は、横方向に非対称な形状を有する、請求項12に記載の装置。
  19. 前記複数のピンは二ホウ化チタンから構成されている、請求項1に記載の装置。
  20. 前記複数のピンのうちの少なくとも1つのピン上部の半径は変化する、請求項5に記載の装置。
  21. 半径が変化する前記少なくとも1つのピンが、前記少なくとも1つのピンと前記カソードプレートとの間で所望のクリアランスが達成されるまで回転する、請求項20に記載の装置。
  22. 前記ピン下部は前記カソード支持体に嵌め込まれ、前記ピン上部は2つの突起を含み、前記少なくとも1つのカソードプレートの1つは前記2つの突起の間に位置する、請求項5に記載の装置。
  23. カソードプレートが複数のカソードプレートで構成されている、請求項1に記載の装置。
  24. 前記複数のカソードプレートの少なくとも2つは、互いに機械的に組み合わされる、請求項23に記載の装置。
  25. 各カソードプレートは、隣接するカソードプレートと機械的に組み合わされるように構成された側縁部を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 前記第1のカソードプレートの側縁部は凹状であり、隣接するカソードプレートの凸状の側縁部と組み合わされるように構成されている、請求項25に記載の装置。
  27. 前記複数のカソードプレートの縁部は、前記複数のカソードプレートを機械的に互いに組み合わせるピンを収容する穴を有する、請求項26に記載の装置。
  28. カソードプレートを組み合わせることで両縁部にて支持されたカソードプレートは、亀裂を含む、請求項26に記載の装置。
  29. 前記カソードプレートは、隣接するカソードプレートによって支持されており、前記カソード支持体には取り付けられていない、請求項24に記載の装置。
  30. 前記カソード支持体と前記カソードプレートの間に流路が形成されている、請求項29に記載の装置。
  31. アルミナの電気化学的還元によってアルミニウム金属を製造する方法において、
    (a)電解セルの電解浴を通してアノードとカソードの間に電流を流す工程であって、前記電解セルは、
    (i)セルリザーバと
    (ii)前記セルリザーバの下部に保持されたカソード支持体と、
    を備える電解セルであって、
    前記カソード支持体は、前記セルリザーバ内で金属パッドと溶融電解浴のうちの少なくとも1つと接触し、
    前記カソード支持体は、
    前記電解セルの下部と繋がるように構成された支持体下部と、
    前記支持体下部の反対側にあって、少なくとも1つのカソードプレートを保持するように構成されたカソード取付部分を有する支持体上部と、
    を有する本体を含む、工程と、
    (b)供給材料を前記電解セルに供給する工程と、
    を含んでいる、方法。
  32. (c)前記供給材料を金属生成物に電解還元する工程を更に含む、請求項31に記載の方法。
  33. (d)前記金属生成物を前記カソードから前記セル下部に出して、金属パッドを形成する工程を更に含む、請求項32に記載の方法。
  34. セルリザーバと、
    前記セルリザーバの底部に保持されたカソード支持体と、
    前記カソード支持体に保持されたカソードプレートと、
    を備えており、
    前記カソードプレートは、隣接するカソードプレートと機械的に組み合わされるように構成された縁部を有する、電解セル。
  35. 前記カソードプレートは、上縁部と、反対側にある下縁部と、第1の側縁部と、第2の側縁部とを有しており、
    前記第1の側縁部は、第1の隣接するカソードプレートの側縁部と機械的に組み合わされるように構成されており、前記第2の側縁部は、第2の隣接するカソードプレートの側縁部と機械的に組み合わされるように構成されている、請求項34に記載の電解セル。
  36. 前記第1の側縁部及び前記第2の側縁部は、前記第1の隣接カソードプレートの対応する傾斜した側縁部及び前記第2の隣接カソードプレートの傾斜した側縁部と機械的に組み合わされる傾斜した縁部である、請求項35に記載の電解セル。
  37. 前記カソードプレートは、前記第1の隣接するカソードプレートと前記第2の隣接するカソードプレートとによって前記カソード支持体の上方に支持されている、請求項35に記載の電解セル。
  38. 前記カソードプレートの第1の側縁部及び第2の側縁部が凸状であり、前記第1の隣接するカソードプレートの対応する側縁部と前記第2の隣接するカソードプレートの対応する傾斜した側端部とが凹状である、請求項35に記載の電解セル。
  39. 前記カソードプレートは、カソードタイルのアレイから形成されており、各カソードタイルは、隣接するカソードタイルと組み合わされている、請求項34に記載の電解セル。
  40. 各カソードタイルが六角形である、請求項39に記載の電解セル。
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