JP2019509860A - ラリンジアルマスク用固定装置 - Google Patents

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Abstract

固定装置(8)が、固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定するための解除可能なロック手段(12)を含む、ラリンジアルマスク気道装置(10)と併用するための固定装置(8)。

Description

本発明は、固定装置に関し、より詳細には、ラリンジアルマスク気道装置と併用され得る固定装置に関する。
ラリンジアルマスク気道装置などの人工気道装置は、意識不明の患者に気道を確保するのに有用な周知の装置である。ラリンジアルマスク気道装置は、その最も基本的な形態では、エアウェイチューブとエアウェイチューブの一端で支持されたマスクとからなり、マスクは、喉頭口の周囲にシールを形成するように、患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる、「カフ」と呼ばれることの多い周辺形成物を有する。カフは、膨張式とすることができ、大部分の変形例では、マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、少なくとも1つのエアウェイチューブが内腔に開口している。米国特許第4509514号は、このようなラリンジアルマスク気道装置を記載している多くの文献のうちの1つである。ラリンジアルマスク気道装置を患者に挿入して気道を確保することは比較的容易である。また、ラリンジアルマスク気道装置は、不適切に挿入されても依然として気道を確保しようとする傾向があるという点で「寛容」な装置である。したがって、ラリンジアルマスク気道装置は、しばしば「救命」装置と考えられる。また、ラリンジアルマスク気道装置は、患者の頭部、頸部及び顎の比較的小さな操作だけで挿入され得る。さらに、ラリンジアルマスク気道装置は、気管の敏感な内側管壁との接触を必要とせずに患者の肺の換気を提供し、確保された気道のサイズは、通常、気管内チューブで確保された気道のサイズよりも著しく大きい。また、ラリンジアルマスク気道装置は、気管内チューブと同程度まで咳を妨げない。主にこれらの利点のために、ラリンジアルマスク気道装置の人気が近年ますます高まっている。
表現の便宜上、「完全挿入配置」という用語を、患者に挿入された、以下の特性を有するラリンジアルマスク気道装置を指すのに使用するものとする。(1)マスク部分の患者側端が、患者の通常閉じた食道括約筋に対して押し付けられる;(2)カフを膨らませて、患者の声門開口部の周囲にシールを形成する;並びに(3)エアウェイチューブが、患者の口の外側に位置する近位端から、マスク部分に連結された遠位部分まで延在し、チューブは、患者の口及び患者の自然な上気道を通って延在し、その結果、装置は、チューブの近位端から患者の肺まで延在する密閉された気道を提供する。
図1に、例えば欧州特許第2165727号に記載されている、先行技術の使い捨てラリンジアルマスク気道装置(300)を示す。当該装置は、エアウェイチューブ上に配置されたタブ(360)を含み、当該タブは、タブと患者の頬とに接着テープ(500)が貼り付けられるように位置する。当該テープは、装置を全体的に患者の体内へ付勢し、特に、装置の遠位端を患者の食道括約筋に対して付勢する力を加える。このような構成は、装置が挿入配置においてより安定して留まることを可能にし、逆流した物質が患者の肺に吸引される可能性を低減させる。特に、タブ(360)は、カフ(334)の遠位端(338)と患者の通常閉じた食道括約筋との間のしっかりとした接触を維持することを容易にする。
図2に、例えば国際公開公報第2006/125990号に記載されている、先行技術の使い捨てラリンジアルマスク気道装置(1)を示す。当該装置は、エアウェイチューブの近位端に取り付けられた固定タブ(5)を含む。
先行技術の使い捨てラリンジアルマスク気道装置はうまく機能したが、改善された装置を提供する必要が依然として残っている。特に、装置が患者に挿入された後でより確実に完全挿入配置に留まる使い捨てラリンジアルマスク気道装置を提供する必要が依然として残っている。加えて、ラリンジアルマスク気道装置を患者に取り付けるより安全な手段を提供する必要もある。また、異なるサイズの気道を有する患者に装置を使用する際のより高い柔軟性を提供するために、エアウェイチューブの長手方向長さに沿った異なる位置に取り付けることができる固定装置を含む、使い捨てラリンジアルマスク気道装置を提供する必要もある。
第1の態様によれば、ラリンジアルマスク気道装置と併用するための固定装置であって、当該固定装置は、固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段を含む、固定装置が提供される。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の構成で、固定装置がラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置がロック解除されてラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている。
本発明の利点は、ロック構成において、固定装置が、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置を完全挿入配置に保持するのを助けることである。さらに、ラリンジアルマスク気道装置が患者の気道から取り外されると、固定装置はロック解除され得、ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得る。解除可能なロック手段を有する固定装置の使用により、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することが可能になり、よってより高い柔軟性が与えられる。本発明の固定装置はまた、有利には、異なるサイズの気道を有する患者においてラリンジアルマスク装置と併用され得る。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分とを含み、この第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能である。好ましくは、解除可能なロック手段は、オス部分とメス部分とを含み、オス部分はメス部分と相互に係合可能である。このような相互に係合可能なオス部分及びメス部分を設けることは、固定装置のロック及び/又はロック解除を助け、ラリンジアルマスク気道装置の外面への固定装置の取り付け及び/又はラリンジアルマスク気道装置の外面からの固定装置の取り外しを容易にする。
好ましくは、第1の部分と第2の部分とはフックとアパーチャの組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。フックとアパーチャの組み合わせを設けることにより、固定装置を容易にロック及び/又はロック解除する手段が提供され、よって、フックがアパーチャと係合するときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置の外面への固定及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置の外面からの取り外しの助けが得られる。一実施形態では、解除可能なロック手段は、ロック構成の方へ付勢され得る。一実施形態では、第1の部分と第2の部分とはフックと凹部の組み合わせを構成し、フックは、固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にするために、凹部と解除可能に係合することができる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーを含む。好ましくは、レバーは、オス部分とメス部分のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、解除可能なロック手段の第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面の形状に対応している。一実施形態では、固定装置はリング形状を有し得る。好ましくは、固定装置のリング形状は、解除可能なロック手段が設けられる破断部を含む。好ましくは、レバーは破断部に隣接して位置決めされる。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に、好ましくはその近位端で固定される。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に固定される。好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端は、装置のこの領域を強化する内部機構を含む。よって、固定装置をラリンジアルマスク気道装置の近位端に固定することには、ラリンジアルマスク気道装置のつぶれを回避するという利点がある。一実施形態では、内部強化機構はバイトブロックを含み得る。一実施形態では、内部強化機構は、ラリンジアルマスク気道装置内に、すなわちエアウェイチューブとガストロチューブとの間の接合部のところに設けられたエアウェイチューブとガストロチューブとを接合する材料を含み得る。
一実施形態では、解除可能なロック手段は、固定装置の一方の側に沿って設けられうる。
好ましくは、固定装置は、患者にラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを解除可能に固定することができるストラップマウントを含む。ストラップマウントを含む固定装置を設けることは、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後で装置を完全挿入配置により確実に固定する助けになる。好ましくは、ストラップは500〜700mmの長さ、より好ましくは550〜650mmの長さ、最も好ましくは約650mmの長さである。有利には、約650mmの長さのストラップを設けることにより、小さな患者から大きな患者に至るまで様々なサイズの患者にストラップを使用することができる。約650mmの長さのストラップを使用することにより、一部の患者には小さすぎる可能性があるより短いストラップ長の使用と関連付けられうる問題が克服される。
ストラップマウントは少なくとも1つのマウントバーを含むことが好ましい。典型的には、ストラップマウントは2つのマウントバーを含む。このような構成は、ストラップマウントに1つ以上のストラップを取り付ける助けになり、ラリンジアルマスク気道装置を患者に固定するのに役立つ。
好ましくは、少なくとも1つのマウントバーは、装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置され、マウントバーは装置のどちらかの側に配置される。よって、ラリンジアルマスク気道装置は、完全挿入配置にあるときに適所により確実に保持される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのタブをさらに含む。好ましい実施形態では、固定装置は2つのタブを含む。好ましくは、固定装置は2つのタブを含み、各タブはマウントバー上に設けられる。少なくとも1つのタブはストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、少なくとも1つのタブが、装置が患者の体内に挿入されたときにストラップを適所に保持するように設けられていることが好ましい。好ましくは、少なくとも1つのタブは、タブを頑丈にする寸法を有し、少なくとも1つのタブの破損を防止し、そして少なくとも1つのタブへのストラップの取り付けを容易にする。
好ましくは、ストラップは、タブ及び/又はストラップマウントへの取り付けのための複数の穴を含む。好ましくは、ストラップは、その長さに沿って10〜30個、好ましくは15〜25個、最も好ましくは約20個の穴を含む。好ましくは、各穴は、タブのサイズと符合するサイズの直径を有する。好ましくは、各穴は、2〜6mm、好ましくは3〜5mm、最も好ましくは約4mmの直径を有する。
好ましくは、固定装置は、プラスチック材料を含む。一実施形態では、固定装置は、ポリ塩化ビニル又はシリコーンを含み得る。
固定装置は、1つ以上の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に対して固定装置を再位置決めする手段をさらに含むことが好ましい。よって、固定装置を、ラリンジアルマスク気道装置の外面に対して複数の位置で固定することができ、よって、装置を異なるサイズの気道を有する患者に適合させることができる。
好ましくは、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたメス部分と相互に係合可能な固定装置上に設けられたオス部分を含む。別の実施形態では、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたオス部分と相互に係合可能な固定装置に設けられたメス部分を含む。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
好ましくは、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む。典型的には、再位置決めする手段は、2つの隆起部を含む。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する。
典型的には、少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に設けられる。
少なくとも1つの隆起部は、少なくとも1つの凹部と相互に係合可能であることが好ましい。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
別の実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの凹部と相互に係合可能であり得るラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含み得る。
好ましくは、少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸と実質的に直角をなす方向にバイトブロックの一辺に沿って延在する。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿って第1の位置と第2の位置との間を移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
第2の態様によれば、ラリンジアルマスク気道装置と併用するための固定装置であって、当該固定装置は、固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段を含む、固定装置が提供される。このような構成は、有利には、装置を異なるサイズの気道を有する患者のために適合させることを可能にする。
好ましくは、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたメス部分と相互に係合可能な固定装置上に設けられたオス部分を含む。別の実施形態では、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたオス部分と相互に係合可能な固定装置に設けられたメス部分を含む。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
好ましくは、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む。典型的には、再位置決めする手段は、2つの隆起部を含む。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する。
典型的には、少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に設けられる。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に対して異なる位置に解除可能に固定され得る。
別の実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの凹部と相互に係合可能であり得るラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含み得る。
少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向にバイトブロックの一辺に沿って延在することが好ましい。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
固定装置は、第1の部分と第2の部分とを含む解除可能なロック手段をさらに含み、第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能であることが好ましい。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の構成で、固定装置がラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置がロック解除されてラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に、好ましくはその近位端で固定される。好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端は、装置のこの領域を強化する内部機構を含む。よって、固定装置をラリンジアルマスク気道装置の近位端に固定することには、ラリンジアルマスク気道装置のつぶれを回避するという利点がある。
解除可能なロック手段を含む固定装置の使用には、固定装置が、ロック構成において、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置を完全挿入配置に保持することを補助するという利点がある。ラリンジアルマスク気道装置が患者の気道から取り外されると、固定装置はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得る。解除可能なロック手段を有する固定装置の使用により、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することが可能になり、よってより高い柔軟性が与えられる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分とを含み、この第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能である。好ましくは、解除可能なロック手段は、オス部分とメス部分とを含み、このオス部分はメス部分と相互に係合可能である。このような相互に係合可能なオス部分及びメス部分を設けることは、固定装置のロック及び/又はロック解除を助け、ラリンジアルマスク気道装置の外面への固定装置の取り付け及び/又はラリンジアルマスク気道装置の外面からの固定装置の取り外しを容易にする。
好ましくは、第1の部分と第2の部分とはフックとアパーチャの組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。このような構成は、固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にし、よって、フックがアパーチャと係合するときのラリンジアルマスク気道装置への固定装置の固定及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときのラリンジアルマスク気道装置からの固定装置の取り外しの助けになる。一実施形態では、第1の部分と第2の部分とはフックと凹部の組み合わせを構成し、フックは凹部と解除可能に係合することができる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーを含む。好ましくは、レバーは、オス部分とメス部分のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、解除可能なロック手段の第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面の形状に対応している。一実施形態では、固定装置はリング形状を有し得る。好ましくは、固定装置のリング形状は、解除可能なロック手段が設けられる破断部を含む。好ましくは、レバーは破断部に隣接して位置決めされる。
一実施形態では、解除可能なロック手段は、固定装置の一方の側に沿って設けられうる。
典型的には、固定装置は、患者にラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを取り外し可能に固定することができるストラップマウントを含む。ストラップマウントを含む固定装置を設けることは、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後で装置を完全挿入配置により確実に固定する助けになる。好ましくは、ストラップは、500〜700mmの長さ、好ましくは550mm〜650mm、最も好ましくは約650mmの長さを有する。有利には、約650mmの長さのストラップを設けることにより、小さな患者から大きな患者に至るまで様々なサイズの患者にストラップを使用することができる。約650mmの長さのストラップを使用することにより、一部の患者には小さすぎる可能性があるより短いストラップ長の使用と関連付けられうる問題が克服される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのマウントバーを含む。固定装置は2つのマウントバーを含むことが好ましい。1つ又は2つのマウントバーを有するストラップマウントを設けることは、ストラップマウントに1つ以上のストラップを取り付ける助けになり、ラリンジアルマスク気道装置を患者に固定するのに役立つ。
好ましくは、少なくとも1つのバーは、装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置され、マウントバーはラリンジアルマスク気道装置のどちらかの側に配置される。典型的には、少なくとも1つのマウントバーは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端(すなわち、患者に最も近い装置の端部)に配置される。よって、ラリンジアルマスク気道装置は、患者の体内に挿入されたときに適所により確実に保持される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのタブをさらに含む。好ましい実施形態では、固定装置は2つのタブを含む。好ましくは、固定装置は2つのタブを含み、各タブはマウントバー上に設けられる。少なくとも1つのタブはストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、少なくとも1つのタブが、装置が患者の体内に挿入されたときにストラップを適所に保持するように設けられていることが好ましい。好ましくは、少なくとも1つのタブは、タブを頑丈にする寸法を有し、少なくとも1つのタブの破損を防止し、そして少なくとも1つのタブへのストラップの取り付けを容易にする。
好ましくは、ストラップは、タブ及び/又はストラップマウントへの取り付けのための複数の穴を含む。好ましくは、ストラップは、その長さに沿って10〜30個、好ましくは15〜25個、最も好ましくは約20個の穴を含む。好ましくは、各穴は、タブのサイズと符合するサイズの直径を有する。好ましくは、各穴は、2〜6mm、好ましくは3〜5mm、最も好ましくは約4mmの直径を有する。
好ましくは、固定装置は、プラスチック材料を含む。一実施形態では、固定装置は、ポリ塩化ビニル又はシリコーンを含む。
第3の態様によれば、少なくとも1つのエアウェイチューブと少なくとも1つのエアウェイチューブの一端で支持されたマスクとを含むラリンジアルマスク気道装置であって、マスクは、遠位端と、近位端と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる周辺形成物とを有し、周辺形成物は、マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、少なくとも1つのエアウェイチューブは、マスクの内腔に開口しており、周辺形成物は、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立し、本装置は、ストラップマウントを本装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段を含む固定装置をさらに含む、ラリンジアルマスク気道装置が提供される。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の構成で、固定装置がラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置がロック解除されてラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に、好ましくはその近位端で固定される。好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端は、装置のこの領域を強化する内部機構を含む。よって、固定装置をラリンジアルマスク気道装置の近位端に固定することには、ラリンジアルマスク気道装置のつぶれを回避するという利点がある。
よって、第1の構成で、固定装置はラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置はロック解除されてラリンジアルマスクから取り外され得る。本発明の利点は、ロック構成において、固定装置が、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置を完全挿入配置に保持する助けになることである。さらに、ラリンジアルマスク気道装置が患者の気道から取り外されると、固定装置はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外される。解除可能なロック手段を有する固定装置の使用により、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することが可能になり、よってより高い柔軟性が与えられ、有利には、ラリンジアルマスク気道装置の患者への安全な取り付けが可能になる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分とを含み、この第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能である。好ましくは、解除可能なロック手段は、オス部分とメス部分とを含み、オス部分はメス部分と相互に係合可能である。このような相互に係合可能なオス部分及びメス部分を設けることは、固定装置のロック及び/又はロック解除を助け、ラリンジアルマスク気道装置の外面への固定装置の取り付け及び/又はラリンジアルマスク気道装置の外面からの固定装置の取り外しを容易にする。
好ましくは、第1の部分と第2の部分とはフックとアパーチャの組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。フックとアパーチャの組み合わせを設けることにより、固定装置を容易にロック及び/又はロック解除する手段が提供され、よって、フックがアパーチャと係合するときに固定装置をラリンジアルマスク気道装置の外面へ固定すること及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときに固定装置をラリンジアルマスク気道装置の外面から取り外しすることの助けが得られる。一実施形態では、解除可能なロック手段は、ロック構成の方へ付勢され得る。一実施形態では、第1の部分と第2の部分とはフックと凹部の組み合わせを構成し、フックは凹部と解除可能に係合することができる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーを含む。好ましくは、レバーは、オス部分とメス部分のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、解除可能なロック手段の第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面の形状に対応している。一実施形態では、固定装置はリング形状を有し得る。好ましくは、固定装置のリング形状は、解除可能なロック手段が設けられる破断部を含む。好ましくは、レバーは破断部に隣接して位置決めされる。
一実施形態では、解除可能なロック手段は、固定装置の一方の側に沿って設けられうる。
好ましくは、固定装置は、患者にラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを取り外し可能に固定することができるストラップマウントを含む。ストラップマウントを含む固定装置を設けることは、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後で装置を完全挿入配置により確実に固定する助けになる。好ましくは、ストラップは、500〜700mmの長さ、好ましくは550mm〜650mm、最も好ましくは約650mmの長さを有する。有利には、約650mmの長さのストラップを設けることにより、小さな患者から大きな患者に至るまで様々なサイズの患者にストラップを使用することができる。約650mmの長さのストラップを使用することにより、有利には、一部の患者には小さすぎる場合があるより短いストラップ長の使用と関連付けられうる問題が克服される。
ストラップマウントは少なくとも1つのマウントバーを含むことが好ましい。典型的には、ストラップマウントは2つのマウントバーを含む。このような構成は、ストラップマウントに1つ以上のストラップを取り付ける助けになり、ラリンジアルマスク気道装置を患者に固定するのに役立つ。
好ましくは、少なくとも1つのマウントバーは、装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置され、マウントバーは装置のどちらかの側に配置される。よって、ラリンジアルマスク気道装置は、完全挿入配置にあるときに適所により確実に保持される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのタブをさらに含む。好ましい実施形態では、固定装置は2つのタブを含む。好ましくは、固定装置は2つのタブを含み、各タブはマウントバー上に設けられる。少なくとも1つのタブはストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、少なくとも1つのタブが、装置が患者の体内に挿入されたときにストラップを適所に保持するように設けられていることが好ましい。好ましくは、少なくとも1つのタブは、タブを頑丈にする寸法を有し、少なくとも1つのタブの破損を防止し、そして少なくとも1つのタブへのストラップの取り付けを容易にする。
好ましくは、ストラップは、タブ及び/又はストラップマウントへの取り付けのための複数の穴を含む。好ましくは、ストラップは、その長さに沿って10〜30個、好ましくは15〜25個、最も好ましくは約20個の穴を含む。好ましくは、各穴は、タブのサイズと符合するサイズの直径を有する。好ましくは、各穴は、2〜6mm、好ましくは3〜5mm、最も好ましくは約4mmの直径を有する。
好ましくは、固定装置は、プラスチック材料を含む。一実施形態では、固定装置は、ポリ塩化ビニル又はシリコーンを含み得る。
好ましくは、固定装置は、固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段を含む。このような構成は、異なるサイズの気道を有する患者におけるラリンジアルマスク気道装置の使用の助けになる。
好ましくは、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたメス部分と相互に係合可能な固定装置上に設けられたオス部分を含む。別の実施形態では、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたオス部分と相互に係合可能な固定装置に設けられたメス部分を含む。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
好ましくは、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む。典型的には、再位置決めする手段は、2つの隆起部を含む。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する。
典型的には、少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に設けられる。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に対して異なる位置に解除可能に固定され得る。
別の実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの凹部と相互に係合可能であり得る、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含み得る。
少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向にバイトブロックの一辺に沿って延在することが好ましい。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置は、マスクが適所にあるときに患者の食道に内視鏡を通すように適合された導管をさらに含む。導管は、患者の食道括約筋と連携するための遠位端を含み、導管は、喉頭側、咽頭側、導管に対して右側及び左側、並びに出口を有する。よって、本発明のラリンジアルマスク気道装置では、患者の食道括約筋と導管の遠位端との間の緊密な連携を提供することによって、患者の体内で気道を確保するという利点と、内視鏡検査によって引き起こされ得る逆流や嘔吐から気道を保護するという利点が組み合わされる。よって、本発明の装置は有利には、患者の食道内に内視鏡を安全かつ正確に挿入すると同時に、患者の体内に気道を確保するのを支援する。
好ましくは、出口において、左側と右側との間の幅は導管の幅よりも狭い。
好ましくは、出口において、咽頭側は喉頭側の近位で終端する。
好ましくは、出口において、導管壁の幅は狭まる。通常、この幅は出口の左側と右側とで狭まる。
導管の遠位端は、導管の長手方向軸に対して約30度の角度で設けられることが好ましい。
好ましくは、導管は、その近位端に内部スリーブを含む。
好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置は、コネクタをさらに含む。典型的には、スリーブはコネクタと一体的に形成されている。
好ましくは、導管は大きな内径を有する。典型的には、導管は、ラリンジアルマスク気道装置のサイズに応じて、約5〜25mm、より典型的には約10〜20mm、最も典型的には約15mmの直径を有する。導管の直径は、有利には、内視鏡を導管に通すことを可能にする。よって、導管は、典型的には、外科医が患者の上部消化管を見るための「操作用経路」を形成する。加えて、導管の直径を、患者の解剖学的構造に応じて変化させてもよい。好ましくは、導管の半径方向の壁厚は、約1〜2mmである。
典型的には、本発明のラリンジアルマスク気道装置は、装置の挿入を誘導するカフの先端によって上部食道括約筋に挿入される。さらに、装置の先端の遠位柔軟性は、装置の挿入時に患者の咽喉の後方湾曲に追従するのを補助することができ、患者の咽喉の外傷を減少させる。
内視鏡と組み合わせて本発明によるラリンジアルマスク気道装置を使用すると、内視鏡単独で使用するよりも安全であり、有利には、内視鏡を患者の食道内により長時間にわたって挿入することができる。
典型的には、周辺形成物は膨張式であり得る。好ましくは、周辺形成物は膨張式カフを含む。典型的には、カフは、患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができ、喉頭口の周囲にシールを形成するよ。典型的には、カフは、近位端から遠位端まで延在する。
第4の態様によれば、少なくとも1つのエアウェイチューブと少なくとも1つのエアウェイチューブの一端で支持されたマスクとを含むラリンジアルマスク気道装置であって、マスクは、遠位端と、近位端と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる周辺形成物とを有し、周辺形成物は、マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、少なくとも1つのエアウェイチューブは、マスクの内腔に開口しており、周辺形成物は、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立し、本装置は、固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段を含む固定装置をさらに含む、ラリンジアルマスク気道装置が提供される。このような構成は、有利には、装置を異なるサイズの気道を有する患者のために適合させることを可能にする。
好ましくは、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたメス部分と相互に係合可能な固定装置上に設けられたオス部分を含む。別の実施形態では、再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられたオス部分と相互に係合可能な固定装置に設けられたメス部分を含む。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
好ましくは、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む。典型的には、再位置決めする手段は、2つの隆起部を含む。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する。
典型的には、少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に設けられる。
好ましくは、少なくとも1つの隆起部は、少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である。よって、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に対して異なる位置に解除可能に固定され得る。
別の実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの凹部と相互に係合可能であり得るラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含み得る。
少なくとも1つの凹部は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向にバイトブロックの一辺に沿って延在することが好ましい。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
固定装置は、第1の部分と第2の部分とを含む解除可能なロック手段をさらに含むことが好ましく、第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能であることが好ましい。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の構成で、固定装置がラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置がロック解除されてラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に、好ましくはその近位端で固定される。好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端は、装置のこの領域を強化する内部機構を含む。よって、固定装置をラリンジアルマスク気道装置の近位端に固定することには、ラリンジアルマスク気道装置のつぶれを回避するという利点がある。
解除可能なロック手段を含む固定装置の使用には、固定装置が、ロック構成において、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置を完全挿入配置に保持することを補助するという利点がある。ラリンジアルマスク気道装置が患者の気道から取り外されると、固定装置はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得る。解除可能なロック手段を有する固定装置の使用により、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することが可能になり、よってより高い柔軟性が与えられ、有利には、ラリンジアルマスク気道装置の患者への安全な取り付けが可能になる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分とを含み、第1の部分と第2の部分とは相互に相手と係合可能である。好ましくは、解除可能なロック手段は、オス部分とメス部分とを含み、オス部分はメス部分と相互に係合可能である。このような相互に係合可能なオス部分及びメス部分を設けることは、固定装置のロック及び/又はロック解除を助け、ラリンジアルマスク気道装置の外面への固定装置の取り付け及び/又はラリンジアルマスク気道装置の外面からの固定装置の取り外しを容易にする。
好ましくは、第1の部分と第2の部分とはフックとアパーチャの組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。このような構成は、固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にし、よって、フックがアパーチャと係合するときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置への固定及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置からの取り外しの助けになる。一実施形態では、第1の部分と第2の部分とはフックと凹部の組み合わせを構成し、フックは凹部と解除可能に係合することができる。
好ましくは、解除可能なロック手段は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーを含む。好ましくは、レバーは、オス部分とメス部分のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、解除可能なロック手段の第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している。好ましくは、固定装置は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である。好ましくは、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面の形状に対応している。一実施形態では、固定装置はリング形状を有し得る。好ましくは、固定装置のリング形状は、解除可能なロック手段が設けられる破断部を含む。好ましくは、レバーは破断部に隣接して位置決めされる。
一実施形態では、解除可能なロック手段は、固定装置の一方の側に沿って設けられうる。
典型的には、固定装置は、患者にラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを取り外し可能に固定することができるストラップマウントを含む。ストラップマウントを含む固定装置を設けることは、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後で装置を完全挿入配置により確実に固定する助けになる。好ましくは、ストラップは、500〜700mmの長さ、好ましくは550mm〜650mm、最も好ましくは約650mmの長さを有する。有利には、約650mmの長さのストラップを設けることにより、小さな患者から大きな患者に至るまで様々なサイズの患者にストラップを使用することができる。約650mmの長さのストラップを使用することにより、一部の患者には小さすぎる可能性があるより短いストラップ長の使用と関連付けられうる問題が克服される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのマウントバーを含む。固定装置は2つのマウントバーを含むことが好ましい。1つ又は2つのマウントバーを有するストラップマウントを設けることは、ストラップマウントに1つ以上のストラップを取り付ける助けになり、ラリンジアルマスク気道装置を患者に固定するのに役立つ。
好ましくは、少なくとも1つのバーは、装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置され、マウントバーはラリンジアルマスク気道装置のどちらかの側に配置される。典型的には、少なくとも1つのマウントバーは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端(すなわち、患者に最も近い装置の端部)に配置される。よって、ラリンジアルマスク気道装置は、患者の体内に挿入されたときに適所により確実に保持される。
好ましくは、固定装置は、少なくとも1つのタブをさらに含む。好ましい実施形態では、固定装置は2つのタブを含む。好ましくは、固定装置は2つのタブを含み、各タブはマウントバー上に設けられる。少なくとも1つのタブはストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、少なくとも1つのタブが、装置が患者の体内に挿入されたときにストラップを適所に保持するように設けられていることが好ましい。好ましくは、少なくとも1つのタブは、タブを頑丈にする寸法を有し、少なくとも1つのタブの破損を防止し、そして少なくとも1つのタブへのストラップの取り付けを容易にする。
好ましくは、ストラップは、タブ及び/又はストラップマウントへの取り付けのための複数の穴を含む。好ましくは、ストラップは、その長さに沿って10〜30個、好ましくは15〜25個、最も好ましくは約20個の穴を含む。好ましくは、各穴は、タブのサイズと符合するサイズの直径を有する。好ましくは、各穴は、2〜6mm、好ましくは3〜5mm、最も好ましくは約4mmの直径を有する。
好ましくは、固定装置は、プラスチック材料を含む。一実施形態では、固定装置は、ポリ塩化ビニル又はシリコーンを含む。
好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置は、マスクが適所にあるときに患者の食道に内視鏡を通すように適合された導管をさらに含み、導管は患者の食道括約筋と連携するための遠位端を含み、導管は喉頭側、咽頭側、導管に対して右側及び左側、並びに出口を有する。よって、本発明のラリンジアルマスク気道装置では、患者の食道括約筋と導管の遠位端との間の緊密な連携を提供することによって患者の体内で気道を確保するという利点と、内視鏡検査によって引き起こされ得る逆流や嘔吐から気道を保護するという利点が組み合わされる。よって、本発明の装置は有利には、患者の食道内に内視鏡を安全かつ正確に挿入すると同時に、患者の体内に気道を確保するのを支援する。
好ましくは、出口において、左側と右側との間の幅は導管の幅よりも狭い。
好ましくは、出口において、咽頭側は喉頭側の近位で終端する。
好ましくは、出口において、導管壁の幅は狭まる。通常、この幅は出口の左側と右側とで狭まる。
導管の遠位端は、導管の長手方向軸に対して約30度の角度で設けられることが好ましい。
好ましくは、導管は、その近位端に内部スリーブを含む。
好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置は、コネクタをさらに含む。 典型的には、スリーブはコネクタと一体的に形成されている。
好ましくは、導管は大きな内径を有する。典型的には、導管は、ラリンジアルマスク気道装置のサイズに応じて、約5〜25mm、より典型的には約10〜20mm、最も典型的には約15mmの直径を有する。導管の直径は、有利には、内視鏡を導管に通すことを可能にする。よって、導管は、典型的には、外科医が患者の上部消化管を見るための「操作用経路」を形成する。加えて、導管の直径を、患者の解剖学的構造に応じて変化させてもよい。好ましくは、導管の半径方向の壁厚は、約1〜2mmである。
典型的には、本発明のラリンジアルマスク気道装置は、装置の挿入を誘導するカフの先端によって上部食道括約筋に挿入される。さらに、装置の先端の遠位柔軟性は、装置の挿入時に患者の咽喉の後方湾曲に追従するのを補助することができ、患者の咽喉の外傷を減少させる。
内視鏡と組み合わせて本発明によるラリンジアルマスク気道装置を使用すると、内視鏡単独で使用するよりも安全であり、有利には、内視鏡を患者の食道内により長時間にわたって挿入することができる。
典型的には、周辺形成物は膨張式であり得る。好ましくは、周辺形成物は膨張式カフを含む。典型的には、カフは、喉頭口の周囲にシールを形成するように、患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる。典型的には、カフは、近位端から遠位端まで延在する。
第5の態様によれば、ラリンジアルマスク気道装置と本発明の第1の態様及び/又は第2の態様による固定装置とを含むキットが提供される。
第6の態様によれば、第1の態様の固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する方法が提供される。
第7の態様によれば、第2の態様の固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に再位置決めする方法が提供される。
第8の態様によれば、第3の態様及び/又は第4の態様によるラリンジアルマスク気道装置を製造する方法であって、ラリンジアルマスク気道装置を形成する工程と、ラリンジアルマスク気道装置とは別に第1の態様及び/又は第2の態様による固定装置を形成する工程とを含み、固定装置が、ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定されるように適合される、方法が提供される。
第9の態様によれば、ラリンジアルマスク気道装置を患者に挿入する方法が提供され、本方法は、マスクを必要とされる位置まで挿入する工程と、装置のエアウェイチューブに関連して第1の態様及び/又は第2の態様の解除可能な固定装置の位置を調整することによってマスクを必要とされる位置において固定する工程とを含む。
本発明を、例として以下の図面を参照してさらに説明する。
装置を患者に固定するタブを含む先行技術の使い捨てラリンジアルマスク気道装置の概略側面図を示す。 固定装置を含む先行技術の使い捨てラリンジアルマスク気道装置の斜視図を示す。 固定装置がロック構成にある本発明の一実施形態による固定装置の平面図を示す。 固定装置がロック構成にある本発明の一実施形態による固定装置の一部の斜視図を示す。 固定装置がロック構成にある本発明の一実施形態による固定装置の斜視側面図を示す。 固定装置がロック解除構成にある本発明の一実施形態による固定装置の平面図を示す。 固定装置がロック解除構成にある本発明の一実施形態による固定装置の一部の斜視側面図である。 本発明の一実施形態による固定装置を含むラリンジアルマスク気道装置の斜視側面図である。 固定装置なしの本発明によるラリンジアルマスク気道装置の近位端の斜視側面図である。 固定装置ありの本発明によるラリンジアルマスク気道装置の近位端の斜視正面図である。 装置を患者に固定するためのストラップと組み合わせた本発明によるラリンジアルマスク気道装置の斜視正面図である。 固定装置がロック解除構成にある本発明の一実施形態による固定装置の一部の斜視図である。 固定装置がロック解除構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置の一部の斜視図である。 固定装置がロック構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置の平面正面図である。 固定装置がロック構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置の斜視図である。 固定装置がロック解除構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置の斜視図である。 固定装置がロック構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置の平面背面図である。 固定装置がロック構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置を含むラリンジアルマスク気道装置の正面図である。 固定装置がロック構成にある本発明の第2の実施形態による固定装置を含むラリンジアルマスク気道装置の背面図である。 本発明の一実施形態によるタブを含むストラップマウントの平面図である。 本発明の固定装置と併用され得るストラップの一部の平面図である。
図3、図4及び図5に関連して、ラリンジアルマスク気道装置(10)と併用するための固定装置(8)が提供され、固定装置(8)は、固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段(12)を含む。
よって、解除可能なロック手段(12)は、第1の構成で、固定装置(8)がラリンジアルマスク気道装置(10)に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、固定装置(8)がロック解除されてラリンジアルマスク気道装置(10)から取り外され得るように構成される。図5に示す実施形態では、固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の近位端でバイトブロック(30)の外面に固定される。好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置の近位端は、装置のこの領域を強化する内部機構を含む。よって、固定装置をラリンジアルマスク気道装置の近位端に固定することには、ラリンジアルマスク気道装置のつぶれを回避するという利点がある。内部強化手段は、バイトブロックの一部を含むことが好ましい。一実施形態では、内部強化手段は、装置のガストロチューブとエアウェイチューブとの間の接合部を含み得る。
よって、固定装置(8)を(例えば、図5に示すように)ラリンジアルマスク気道装置(10)に固定し、(図3a、図3b及び図3cに示すように)第1の構成で適所にロックし、(図4a及び図4bに示すように)第2の構成でロック解除し、ラリンジアルマスク気道装置(10)から取り外すことができる。解除可能なロック手段(12)を含む固定装置(8)の使用には、固定装置が、ロック位置において、ラリンジアルマスク気道装置が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置を完全挿入配置に保持することを補助するという利点がある。ラリンジアルマスク気道装置(10)が患者の気道から取り外されると、固定装置(8)はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外される。したがって、固定装置の使用により、ラリンジアルマスク気道装置の患者への安全な取り付けが可能になり、また有利には、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することも可能になり、よってより高い柔軟性が与えられる。
解除可能なロック手段(12)は、オス部分(14)とメス部分(16)とを含み、オス部分はメス部分と相互に係合可能である。このような相互に係合可能なオス部分及びメス部分を設けることは、固定装置(8)のロック及び/又はロック解除を助け、ラリンジアルマスク気道装置(10)への固定装置(8)の取り付け及び/又はラリンジアルマスク気道装置(10)の外面からの固定装置の取り外しを容易にする。
図3及び図4に示す実施形態では、オス部分とメス部分とはフック(14)とアパーチャ(16)の組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。このような構成は、固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にし、よって、フックがアパーチャと係合するときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置への固定及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置からの取り外しの助けになる。図10〜図12に示す実施形態では、オス部分とメス部分とはフック(14)と凹部(27)の組み合わせを構成し、フックは凹部と解除可能に係合することができ、固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にする。
図10〜図13に示す実施形態では、解除可能なロック手段(12)は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバー(11)を含む。好ましくは、レバーは、オス部分(14)とメス部分(16、27)のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、解除可能なロック手段の第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
図9aに、本発明の第1の実施形態によるフックとアパーチャとを含む解除可能なロック手段を示し、図9bに、本発明の第2の実施形態による、フックと凹部とを含み、レバーをさらに含む解除可能なロック手段を示す。
固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の近位端の形状と符合する形状である。図5に示すように、固定装置の内面は、ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している。この実施形態では、固定装置(8)の内面は、ラリンジアルマスク気道装置(10)のバイトブロック(30)の外面の形状に対応している。
一実施形態では、固定装置はリング形状を構成し得る。好ましくは、固定装置のリング形状は、解除可能なロック手段(12)が設けられる破断部を含む。例えば図10に示すように、レバー(11)は、破断部に隣接して位置決めされる。
解除可能なロック手段(12)は、第1のオス部分(14)と第2のメス部分(16)とを含み、第1の部分と第2の部分は相互に係合可能である。このような相互に係合可能な部分を設けることは、使用時に固定装置をラリンジアルマスク気道装置にロック及び/又はロック解除する助けになる。
例えば図3bに示すように、オス部分とメス部分とはフック(14)とアパーチャ(16)の組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。フックとアパーチャの組み合わせを設けることにより、固定装置を容易にロック及び/又はロック解除する手段が提供され、よって、フックがアパーチャと係合するときの固定装置(8)のラリンジアルマスク気道装置(10)への固定、その後フックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときの固定装置(8)のラリンジアルマスク気道装置(10)からの取り外しの助けが得られる。
図8に関連して、固定装置(8)は、患者にラリンジアルマスク気道装置(10)を固定するためにその周囲にストラップ(20)を取り外し可能に固定することができるストラップマウント(18)を含む。ストラップマウント(18)を含む固定装置(8)を設けることは、ラリンジアルマスク気道装置(10)が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置(10)を完全挿入配置により確実に固定する助けになる。ストラップは約650mmの長さを有することが好ましい。約650mmの長さを有するストラップを設けることにより、場合によってはすべてのサイズの患者に適合しない、より短い長さのストラップと関連付けられる問題が克服される。
ストラップマウント(18)は、少なくとも1つのマウントバー(22)を含む。例えば、図3、図4及び図8に関連して、ストラップマウント(18)は2つのマウントバー(22)を含む。1つ又は2つのバーを有するストラップマウントを設けることは、ストラップマウントに1つ以上のストラップを取り付ける助けになり、ラリンジアルマスク気道装置(10)を患者に固定するのに役立つ。
少なくとも1つのマウントバー(22)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアーム(24)の間に配置され、マウントバー(22)はラリンジアルマスク気道装置(10)のどちらかの側に配置される。よって、ラリンジアルマスク気道装置(10)は、患者の体内に挿入されたときに適所により確実に保持される。マウントバー(22)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の近位端に設けられる。
図3及び図4に示すように、固定装置(8)は2つのタブ(15)を含み、各タブはマウントバー上に設けられる。各タブ(15)は、(図8に示されるような)ストラップ上に設けられたアパーチャ(17)と符合する形状であり、その結果、少なくとも1つのタブは、装置が患者の体内に挿入されたときにストラップを適所に保持するために設けられる。
好ましくは、少なくとも1つのタブ(15)は、タブを頑丈とする寸法を有し、少なくとも1つのタブの破損を防止し、そして少なくとも1つのタブへのストラップの取り付けを容易にする。より大きな寸法のタブ(15)を設けたものが、図10〜図16に示されている。
図17に関連して、ストラップは、少なくとも1つのタブ(15)及び/又はストラップマウント(18)に取り付けるための複数の穴(29)を含む。好ましくは、ストラップは約20個の穴を含む。好ましくは、穴の直径は、少なくとも1つのタブのサイズと符合するサイズである。好ましくは、穴の直径は約4mmである。
固定装置(8)は、プラスチック材料を含む。一実施形態では、固定装置は、ポリ塩化ビニル又はシリコーンを含み得る。
図3〜図8に関連して、固定装置(8)は、1つ以上の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置(10)に対して固定装置を再位置決めする手段(26、28)をさらに含む。よって、固定装置(8)を、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に対して複数の位置で固定することができ、よって、ラリンジアルマスク気道装置を異なるサイズの気道を有する患者に適合させることができる。
再位置決めする手段(26、28)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に設けられたメス部分(28)と相互に係合可能な固定装置(8)上に設けられたオス部分(26)を含む。別の実施形態では、再位置決めする手段(26、28)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に設けられたオス部分と相互に係合可能な固定装置に設けられたメス部分を含む。よって、固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
図3及び図4に示す実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置の内面に設けられた2つの隆起部(26)を含み、2つの隆起部(26)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に設けられた対応する凹部(28)と係合する。
例えば図5に示すように、少なくとも1つの凹部(28)は、ラリンジアルマスク気道装置(4)のバイトブロック(30)の外面に設けられる。
少なくとも1つの隆起部(26)は、少なくとも1つの凹部(28)と相互に係合可能である。よって、固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
少なくとも1つの凹部(28)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の長手方向軸に実質的に垂直な方向にバイトブロック(30)の一辺に沿って延在する。
固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
図3〜図8に関連して、ラリンジアルマスク気道装置(10)と併用するための固定装置(8)も提供され、固定装置(8)は、固定装置(8)を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置(10)に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段(26、28)を含む。よって、固定装置(8)を、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に対して複数の位置で固定することができ、よって装置を異なるサイズの気道を有する患者に適合させることができる。
再位置決めする手段は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面に設けられたメス部分(28)と相互に係合可能な固定装置(8)上に設けられたオス部分(26)を含む。よって、固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の外面の異なる位置に解除可能に固定され得る。
図3及び図4に示す実施形態では、再位置決めする手段は、固定装置(8)の内面に設けられた2つの隆起部(26)を含み、隆起部(26)は、ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた対応する凹部(28)と係合する。
図5に示す実施形態では、少なくとも1つの凹部(28)は装置(10)のバイトブロック(30)の外面に設けられる。
よって、少なくとも1つの隆起部(26)は、固定装置(8)がラリンジアルマスク気道装置(10)の外面の異なる位置に解除可能に固定され得るように、少なくとも1つの凹部(28)と相互に係合可能である。
少なくとも1つの凹部(26)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の長手方向軸に実質的に垂直な方向にバイトブロック(30)の一辺に沿って延在する。
有利には、固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る。
固定装置(8)は、第1の部分(14)と第2の部分(16)とを含む解除可能なロック手段(12)をさらに含み、第1の部分と第2の部分とは相互に係合可能である。ロック構成において、解除可能なロック手段は、ラリンジアルマスク気道装置(10)が患者に挿入された後で装置(10)を完全挿入配置に保持するのを助ける。ラリンジアルマスク気道装置(10)が患者の気道から取り外されると、固定装置(8)はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外される。解除可能なロック手段を有する固定装置の使用により、固定装置を複数のラリンジアルマスク気道装置と併用することが可能になり、よってより高い柔軟性が与えられる。
図3及び図4に示す実施形態では、第1の部分と第2の部分とはフック(14)とアパーチャ(16)の組み合わせを構成し、フックはアパーチャと解除可能に係合することができる。このような構成は、固定装置の容易なロック及び/又はロック解除の手段を提供し、よって、フックがアパーチャと係合するときの固定装置のラリンジアルマスク気道装置への固定及び/又はフックとアパーチャの組み合わせが係合解除されるときの固定装置(8)のラリンジアルマスク気道装置(10)からの取り外しの助けになる。図10〜図12に示す実施形態では、オス部分とメス部分とはフック(14)と凹部(27)の組み合わせを構成し、フックは凹部と解除可能に係合することができる。
図10〜図13に示す実施形態では、解除可能なロック手段(12)は、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするレバー(11)を含む。好ましくは、レバーは、オス部分(14)とメス部分(16、27)のロック及び/又はロック解除を容易にするために設けられる。好ましくは、レバーは、ユーザがレバーを使用して固定装置をロック及び/又はロック解除し得るように、第1の部分、好ましくはオス部分から延在する。好ましくは、レバーは、解除可能なロック手段から弓状に外側に延在する。有利には、弓状の形状により、第1の部分と第2の部分のロック及び/又はロック解除を容易にするようにユーザがレバーに指を置くことが可能になる。典型的には、本発明の固定装置を使用するときに、特に、ユーザが固定装置を気道装置に対して不適切な位置に誤って位置決めし得る場合、例えば、ユーザに固定装置の最適な位置を決定した経験がない場合には、ユーザが気道装置の近位端に対して固定装置を再位置決めすることが必要となり得る。よって、レバーを設けることにより、有利には、固定装置の解除可能なロック手段のロック及び/又はロック解除時にユーザが第1の部分及び第2の部分を位置決め及び/又は再位置決めする際の助けが得られる。
図5に関連して、少なくとも1つのエアウェイチューブ(32)と少なくとも1つのエアウェイチューブ(32)の一端で支持されたマスク(34)とを含むラリンジアルマスク気道装置(10)が提供され、マスク(34)は、遠位端(36)と、近位端(38)と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる周辺形成物(40)とを有する。周辺形成物(40)は、マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、少なくとも1つのエアウェイチューブ(32)はマスクの内腔に開口している。周辺形成物(40)は、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立する。装置は、固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段(12)を含む固定装置をさらに含む。よって、装置(10)が患者に挿入された後でラリンジアルマスク気道装置(10)は完全挿入配置に保持される。ラリンジアルマスク気道装置が患者の気道から取り外されると、固定装置はロック解除され、ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得る。固定装置は、有利には、複数のラリンジアルマスク気道装置と併用されてもよく、よってより高い柔軟性が与えられる。
図5に関連して、少なくとも1つのエアウェイチューブ(32)と少なくとも1つのエアウェイチューブの一端で支持されたマスク(34)とを含むラリンジアルマスク気道装置(10)がさらに提供され、マスク(34)は、遠位端(36)と、近位端(38)と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる周辺形成物(40)とを有する。周辺形成物(40)は、マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、少なくとも1つのエアウェイチューブ(32)はマスクの内腔に開口している。周辺形成物(40)は、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立する。装置は、固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段(18)を含む固定装置をさらに含む。このような構成は、有利には、装置を異なるサイズの気道を有する患者のために適合させることを可能にする。
ラリンジアルマスク気道装置(10)は、マスクが適所にあるときに患者の食道に内視鏡を通すように適合された導管(42)をさらに含む。導管(42)は、患者の食道括約筋と連携するための遠位端を含み、そして導管は、喉頭側、咽頭側、導管に対して右側及び左側、並びに出口(44)を有する。よって、本発明のラリンジアルマスク気道装置では、患者の食道括約筋と導管の遠位端との間の緊密な連携を提供することによって患者の体内で気道を確保するという利点と、内視鏡検査によって引き起こされ得る逆流や嘔吐から気道を保護するという利点が組み合わされる。よって、本発明の装置は有利には、患者の食道内に内視鏡を安全かつ正確に挿入すると同時に、患者の体内に気道を確保するのを支援する。
好ましくは、出口(44)において、左側と右側との間の幅は、導管(42)の幅よりも狭い。
好ましくは、出口(44)において、咽頭側は、喉頭側の近位で終端する。
好ましくは、出口(44)において、導管壁の幅は狭まる。通常、この幅は、出口の左側と右側とで狭まる。
導管(42)の遠位端は、導管の長手方向軸に対して約30度の角度で設けられることが好ましい。
好ましくは、導管(42)は、その近位端に内部スリーブ(45)を含む。
好ましくは、ラリンジアルマスク気道装置は、コネクタ(46)をさらに含む。典型的には、スリーブ(45)はコネクタ(46)と一体的に形成されている。
好ましくは、導管(42)は大きな内径を有する。典型的には、導管は、ラリンジアルマスク気道装置のサイズに応じて、約5〜25mm、より典型的には約10〜20mm、最も典型的には約15mmの直径を有する。導管の直径は、有利には、内視鏡を導管に通すことを可能にする。よって、導管は、典型的には、外科医が患者の上部消化管を見るための「操作用経路」を形成する。加えて、導管の直径を、患者の解剖学的構造に応じて変化させてもよい。好ましくは、導管の半径方向の壁厚は、約1〜2mmである。
典型的には、ラリンジアルマスク気道装置は、好ましくは圧力弁(21)を含む膨張ライン(19)をさらに含む。
典型的には、本発明のラリンジアルマスク気道装置は、装置の挿入を誘導するカフの先端によって上部食道括約筋に挿入される。さらに、装置の先端の遠位柔軟性は、装置の挿入時に患者の咽喉の後方湾曲に追従するのを補助することができ、患者の咽喉の外傷を減少させる。
内視鏡と組み合わせて本発明によるラリンジアルマスク気道装置を使用すると、内視鏡単独で使用するよりも安全であり、有利には、内視鏡を患者の食道内により長時間にわたって挿入することができる。
典型的には、周辺形成物は膨張式であり得る。好ましくは、周辺形成物は膨張式カフを含む。典型的には、カフは、喉頭口の周囲にシールを形成するように、患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、その内部に収まることができる。典型的には、カフは、近位端から遠位端まで延在する。
図面に関連して、ラリンジアルマスク気道装置と本発明の第1の態様及び/又は第2の態様による固定装置とを含むキットが提供される。
図面に関連して、第1の態様の固定装置(8)をラリンジアルマスク気道装置(10)に解除可能に固定する方法が提供される。使用に際して、第1の態様の固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の近位端の周囲に配置される。解除可能なロック手段のフック(14)がアパーチャ(16)又は凹部(27)と係合し、固定装置が適所にロックされる。レバー(11)は、ユーザが解除可能なロック手段をロック解除し、固定装置をラリンジアルマスクから取り外せるように、アパーチャ又は凹部からのフックのロック解除を容易にするのに使用され得る。
図面に関連して、第2の態様の固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に再位置決めする方法が提供される。使用に際して、第2の態様の固定装置(8)は、ラリンジアルマスク気道装置(10)の近位端の周囲に配置される。固定装置は、固定装置がラリンジアルマスク気道装置の外面に対して複数の位置で固定されることを可能にする再位置決めする手段(26、28)を含む。
図面に関連して、第3の態様及び/又は第4の態様によるラリンジアルマスク気道装置を製造する方法であって、ラリンジアルマスク気道装置を形成する工程と、ラリンジアルマスク気道装置とは別に第1の態様及び/又は第2の態様による固定装置を形成する工程とを含み、固定装置が、ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定されるように適合される、方法が提供される。
図面に関連して、ラリンジアルマスク気道装置を患者に挿入する方法が提供され、本方法は、マスクを必要とされる位置まで挿入する工程と、ラリンジアルマスク気道装置の近位端に対して第1の態様及び/又は第2の態様の解除可能な固定装置の位置を調整することによってマスクを必要とされる位置において固定する工程とを含む。

Claims (114)

  1. 固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段を含む、ラリンジアルマスク気道装置と併用するための固定装置。
  2. 前記解除可能なロック手段が、第1の構成で、前記固定装置が前記ラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、前記固定装置がロック解除されて前記ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている、請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記解除可能なロック手段が、第1の部分と第2の部分とを含み、前記第1の部分と前記第2の部分とが相互に係合可能である、請求項1又は2に記載の固定装置。
  4. 前記解除可能なロック手段が、オス部分とメス部分とを含み、前記オス部分が前記メス部分と相互に係合可能である、請求項1、2又は3のいずれか一項に記載の固定装置。
  5. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックとアパーチャの組み合わせを構成し、前記フックが前記アパーチャと解除可能に係合することができる、請求項4に記載の固定装置。
  6. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックと凹部の組み合わせを構成し、前記フックが前記凹部と解除可能に係合することができる、請求項4に記載の固定装置。
  7. 前記解除可能なロック手段が、ロック構成の方へ付勢される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の固定装置。
  8. 前記解除可能なロック手段が、前記固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の固定装置。
  9. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の固定装置。
  10. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の固定装置。
  11. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の固定装置。
  12. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の前記バイトブロックの外面の形状に対応している、請求項1〜11のいずれか一項に記載の固定装置。
  13. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に固定される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の固定装置。
  14. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に固定される、請求項1〜13のいずれか一項に記載の固定装置。
  15. 前記固定装置が、リング状の形状を有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の固定装置。
  16. 患者に前記ラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを解除可能に固定することができるストラップマウントを含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の固定装置。
  17. 少なくとも1つのマウントバーを含む、請求項16に記載の固定装置。
  18. 前記少なくとも1つのマウントバーが、前記装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置されており、マウントバーが前記装置のどちらかの側に配置されている、請求項17に記載の固定装置。
  19. 少なくとも1つのタブをさらに含む、請求項1〜18のいずれか一項に記載の固定装置。
  20. 2つのタブを含む、請求項19に記載の固定装置。
  21. 各タブがマウントバー上に設けられている、請求項20に記載の固定装置。
  22. 前記少なくとも1つのタブが、ストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、前記少なくとも1つのタブが、前記装置が患者の体内に挿入されたときに前記ストラップを適所に保持するように設けられている、請求項19、20又は21のいずれか一項に記載の固定装置。
  23. プラスチック材料を含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の固定装置。
  24. 1つ以上の異なる位置で前記ラリンジアルマスク気道装置に対して前記固定装置を再位置決めする手段をさらに含む、請求項1〜23のいずれか一項に記載の固定装置。
  25. 前記再位置決めする手段が、相互に係合可能なオス部分とメス部分とを含む、請求項24に記載の固定装置。
  26. 前記再位置決めする手段が、前記固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む、請求項24又は25に記載の固定装置。
  27. 2つの隆起部を含む、請求項26に記載の固定装置。
  28. 前記少なくとも1つの隆起部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する、請求項24〜27のいずれか一項に記載の固定装置。
  29. 前記少なくとも1つの凹部が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に設けられている、請求項28に記載の固定装置。
  30. 少なくとも1つの隆起部が、前記少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である、請求項28又は29に記載の固定装置。
  31. 前記少なくとも1つの凹部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向に前記バイトブロックの一辺に沿って延在する、請求項29又は30に記載の固定装置。
  32. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る、請求項24〜31のいずれか一項に記載の固定装置。
  33. 固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能な再位置決め手段を含む、ラリンジアルマスク気道装置と併用するための固定装置。
  34. 前記再位置決めする手段が、相互に係合可能なオス部分とメス部分とを含む、請求項33に記載の固定装置。
  35. 前記再位置決めする手段が、前記固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む、請求項33又は34のいずれか一項に記載の固定装置。
  36. 2つの隆起部を含む、請求項35に記載の固定装置。
  37. 前記少なくとも1つの隆起部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する、請求項33〜36のいずれか一項に記載の固定装置。
  38. 前記少なくとも1つの凹部が、前記装置のバイトブロックの外面に設けられている、請求項37に記載の固定装置。
  39. 前記少なくとも1つの隆起部が、前記少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である、請求項38に記載の固定装置。
  40. 前記少なくとも1つの凹部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向に前記バイトブロックの一辺に沿って延在する、請求項37〜39のいずれか一項に記載の固定装置。
  41. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る、請求項33〜40のいずれか一項に記載の固定装置。
  42. 前記固定装置を前記ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段をさらに含む、請求項33〜41のいずれか一項に記載の固定装置。
  43. 前記解除可能なロック手段が、第1の構成で、前記固定装置が前記ラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、前記固定装置がロック解除されて前記ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている、請求項42に記載の固定装置。
  44. 前記解除可能なロック手段が、第1の部分と第2の部分とを含み、前記第1の部分と前記第2の部分とが相互に係合可能である、請求項42又は43に記載の固定装置。
  45. 前記解除可能なロック手段が、オス部分とメス部分とを含み、前記オス部分が前記メス部分と相互に係合可能である、請求項42、43又は44のいずれか一項に記載の固定装置。
  46. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックとアパーチャの組み合わせを構成し、前記フックが、前記アパーチャと解除可能に係合することができる、請求項45に記載の固定装置。
  47. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックと凹部の組み合わせを構成し、前記フックが、前記凹部と解除可能に係合することができる、請求項45に記載の固定装置。
  48. 前記解除可能なロック手段が、ロック構成の方へ付勢される、請求項42〜47のいずれか一項に記載の固定装置。
  49. 前記解除可能なロック手段が、前記固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーをさらに含む、請求項42〜48のいずれか一項に記載の固定装置。
  50. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である、請求項33〜49のいずれか一項に記載の固定装置。
  51. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している、請求項33〜50のいずれか一項に記載の固定装置。
  52. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である、請求項33〜51のいずれか一項に記載の固定装置。
  53. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の前記バイトブロックの外面の形状に対応している、請求項33〜52のいずれか一項に記載の固定装置。
  54. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に固定される、請求項33〜53のいずれか一項に記載の固定装置。
  55. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に固定される、請求項33〜54のいずれか一項に記載の固定装置。
  56. 前記固定装置がリング状の形状を有する、請求項42〜55のいずれか一項に記載の固定装置。
  57. 患者に前記ラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを取り外し可能に固定することができるストラップマウントを含む、請求項33〜56のいずれか一項に記載の固定装置。
  58. 少なくとも1つのマウントバーを含む、請求項57に記載の固定装置。
  59. 前記少なくとも1つのマウントバーが、前記装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置されており、マウントバーが前記装置のどちらかの側に配置されている、請求項58に記載の固定装置。
  60. 少なくとも1つのタブをさらに含む、請求項33〜59のいずれか一項に記載の固定装置。
  61. 2つのタブを含む、請求項60に記載の固定装置。
  62. 各タブがマウントバー上に設けられている、請求項61に記載の固定装置。
  63. 前記少なくとも1つのタブが、ストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、前記少なくとも1つのタブが、前記装置が患者の体内に挿入されたときに前記ストラップを適所に保持するように設けられている、請求項58、59又は60のいずれか一項に記載の固定装置。
  64. プラスチック材料を含む、請求項33〜63のいずれか一項に記載の固定装置。
  65. 少なくとも1つのエアウェイチューブと前記エアウェイチューブの一端で支持されたマスクとを含む、ラリンジアルマスク気道装置であって、前記マスクが、遠位端と、近位端と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、前記空間の内部に収まることができる周辺形成物とを有し、前記周辺形成物が、前記マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、前記少なくとも1つのエアウェイチューブが、前記マスクの内腔に開口しており、前記周辺形成物が、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立し、前記装置が、固定装置を前記ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する解除可能なロック手段を含む前記固定装置をさらに含む、ラリンジアルマスク気道装置。
  66. 前記解除可能なロック手段が、第1の構成で、前記固定装置が前記ラリンジアルマスク気道装置に固定されて適所にロックされ得、第2の構成で、前記固定装置がロック解除されて前記ラリンジアルマスク気道装置から取り外され得るように構成されている、請求項65に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  67. 前記解除可能なロック手段が、第1の部分と第2の部分とを含み、前記第1の部分と前記第2の部分とが相互に係合可能である、請求項65又は66に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  68. 前記解除可能なロック手段が、オス部分とメス部分とを含み、前記オス部分が前記メス部分と相互に係合可能である、請求項65、66又は67のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  69. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックとアパーチャの組み合わせを構成し、前記フックが、前記アパーチャと解除可能に係合することができる、請求項68に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  70. 前記オス部分と前記メス部分とが、フックと凹部の組み合わせを構成し、前記フックが、前記凹部と解除可能に係合することができる、請求項68に記載の固定装置。
  71. 前記解除可能なロック手段が、ロック構成の方へ付勢される、請求項65〜70のいずれか一項に記載の固定装置。
  72. 前記解除可能なロック手段が、前記固定装置のロック及び/又はロック解除を容易にするレバーをさらに含む、請求項65〜71のいずれか一項に記載の固定装置。
  73. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の形状と符合する形状である、請求項65〜72のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  74. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端の外面の形状に対応している、請求項65〜73のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  75. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの形状と符合する形状である、請求項65〜74のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  76. 前記固定装置の内面が、前記ラリンジアルマスク気道装置の前記バイトブロックの外面の形状に対応している、請求項65〜75のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  77. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に固定される、請求項65〜76のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  78. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置のバイトブロックの外面に固定される、請求項65〜77のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  79. 前記固定装置がリング状の形状を有する、請求項65〜78のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  80. 患者に前記ラリンジアルマスク気道装置を固定するためにその周囲にストラップを取り外し可能に固定することができるストラップマウントを含む、請求項65〜79のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  81. 少なくとも1つのマウントバーを含む、請求項80に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  82. 前記少なくとも1つのマウントバーが、前記装置の長手方向軸に対して実質的に垂直な方向に延在する2つのアームの間に配置されており、マウントバーが前記装置のどちらかの側に配置されている、請求項81に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  83. 少なくとも1つのタブをさらに含む、請求項65〜82のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  84. 2つのタブを含む、請求項83に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  85. 各タブがマウントバー上に設けられている、請求項84に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  86. 前記少なくとも1つのタブが、ストラップ上に設けられたアパーチャと符合する形状であり、前記少なくとも1つのタブが、前記装置が患者の体内に挿入されたときに前記ストラップを適所に保持するように設けられている、請求項83、84又は85のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  87. プラスチック材料を含む、請求項65〜86のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  88. 1つ以上の異なる位置で前記ラリンジアルマスク気道装置に対して前記固定装置を再位置決めする手段をさらに含む、請求項65〜87のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  89. 前記再位置決めする手段が、相互に係合可能なオス部分とメス部分とを含む、請求項88に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  90. 前記再位置決めする手段が、前記固定装置の内面に設けられた少なくとも1つの隆起部を含む、請求項88又は89に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  91. 2つの隆起部を含む、請求項90に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  92. 前記少なくとも1つの隆起部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の外面に設けられた少なくとも1つの凹部と係合する、請求項90又は91のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  93. バイトブロックをさらに含む、請求項65〜92のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  94. 前記少なくとも1つの凹部が、前記バイトブロックの外面に設けられている、請求項93に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  95. 前記少なくとも1つの隆起部が、前記少なくとも1つの凹部と相互に係合可能である、請求項90〜94のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  96. 前記少なくとも1つの凹部が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向軸に実質的に垂直な方向に前記バイトブロックの一辺に沿って延在する、請求項92〜95のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  97. 前記固定装置が、前記ラリンジアルマスク気道装置の長手方向長さに沿った第1の位置と第2の位置との間で移動可能であり、そこに解除可能に固定され得る、請求項92〜96のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  98. 前記マスクが適所にあるときに患者の食道に内視鏡を通すように適合された導管をさらに含み、前記導管が前記患者の食道括約筋と連携するための遠位端を含み、前記導管が、喉頭側、咽頭側、前記導管に対して右側及び左側、並びに出口を有する、請求項92〜97のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  99. 前記出口において、前記左側と前記右側との間の幅が前記導管の幅よりも狭い、請求項98に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  100. 前記出口において、前記咽頭側が前記喉頭側の近位で終端する、請求項98又は99に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  101. 前記出口において、前記導管壁の幅が狭まる、請求項98〜100のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  102. 前記幅が前記出口の前記左側と前記右側とで狭まる、請求項101に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  103. 前記導管の前記遠位端が、前記導管の長手方向軸に対して約30度の角度で設けられている、請求項98〜102のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  104. 前記導管が、その近位端に内部スリーブを含む、請求項98〜103のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  105. コネクタをさらに含む、請求項65〜104のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  106. 前記スリーブが前記コネクタと一体的に形成されている、請求項104又は105に記載のラリンジアルマスク気道装置。
  107. 少なくとも1つのエアウェイチューブと前記エアウェイチューブの一端で支持されたマスクとを含む、ラリンジアルマスク気道装置であって、前記マスクが、遠位端と、近位端と、喉頭口の外周の周囲にシールを形成するように患者の喉頭の背後の実際の潜在的な空間に順応し、前記空間の内部に収まることができる周辺形成物とを有し、前記周辺形成物が、前記マスクの中空内部空間又は内腔を取り囲み、前記少なくとも1つのエアウェイチューブが、前記マスクの内腔に開口しており、前記周辺形成物が、喉頭室側と咽頭側との間の分離を確立し、前記装置が、固定装置を複数の異なる位置で前記ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する再位置決め手段を含む前記固定装置をさらに含む、ラリンジアルマスク気道装置。
  108. ラリンジアルマスク気道装置と請求項1〜64のいずれか一項に記載の固定装置とを含むキット。
  109. 請求項1〜32のいずれか一項に記載の固定装置をラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定する方法。
  110. 請求項33〜64のいずれか一項に記載の固定装置を複数の異なる位置でラリンジアルマスク気道装置に対して再位置決めする方法。
  111. ラリンジアルマスク気道装置を形成する工程と、前記ラリンジアルマスク気道装置とは別に請求項1〜64のいずれか一項に記載の固定装置を形成する工程とを含み、前記固定装置が前記ラリンジアルマスク気道装置に解除可能に固定されるように適合される、請求項65〜107のいずれか一項に記載のラリンジアルマスク気道装置を製造する方法。
  112. ラリンジアルマスク気道装置を患者に挿入する方法であって、前記方法が、マスクを必要とされる位置まで挿入する工程と、前記ラリンジアルマスク気道装置の近位端に対して請求項1〜64のいずれか一項に記載の解除可能な固定装置の位置を調整することによって前記マスクを前記必要とされる位置において固定する工程とを含む、方法。
  113. 実質的に添付の図面を参照して本明細書に説明されているような固定装置。
  114. 実質的に添付の図面を参照して本明細書に説明されているようなラリンジアルマスク気道装置。
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