本発明の実施形態は、通信技術に関し、特に、アイドル状態のユーザ機器(User equipment、略してUE)および装置の位置を見つけるための方法および装置に関する。
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、略してLTE)システムにおいて、UEの無線リソース制御(Radio Resource Control、略してRRC)状態は、アイドル状態(idle state)および接続状態(connected state)を含む。UEが接続状態の場合、UEは、ネットワーク側とアップリンクおよびダウンリンクデータ送信を行う。UEがアイドル状態の場合、UEとネットワーク側との間ではデータ交換がない。アイドル状態のUEとネットワーク側との間でデータ交換がないため、ネットワーク側は、アイドル状態のUEの存在を検知できない。多数の既存のシナリオにおいて、アイドル状態のUEの存在は検知される必要がある。例えば、クラウド統計収集または熱力学線図などのアプリケーションにおいて、アイドル状態のUEを検知する失敗により、不完全なユーザ統計収集という結果となり、アプリケーション値は大幅に減少される。
本発明の実施形態は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法および装置を提供し、アイドル状態のUEの位置を見つけるようにする。
本発明の第1の態様は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法を提供する。方法は、アクセスネットワークデバイスが、ページングメッセージをセル内のユーザ機器UEに送信することを含む。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。次にアクセスネットワークデバイスは、システムメッセージをセル内のUEに送信する。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。セル内のアイドル状態のUEは、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始する。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つける。方法において、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ロケーション更新処理を開始するためにアイドル状態のUEをトリガーするようにする。アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理を用いて、アイドル状態のUEを検知することができ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の第1の態様の可能な実装において、アクセスネットワークデバイスが、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけることは特に、アクセスネットワークデバイスが、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定するときに、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得し、アイドル状態のUEがセル内に位置すると判定するようにする。
任意選択で、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得した後に、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否してもよいし、またはアイドル状態のUEのロケーション更新動作を実行し続けるようにしてもよい。プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新動作を使用することによりアイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加される。
任意選択で、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新する。任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスはさらに、システムメッセージ内のシステムメッセージ変更識別子を更新してもよい。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
本発明の第2の態様は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法を提供する。方法は、アイドル状態のUEがアクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信することを含む。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。アイドル状態のUEは、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出す。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子である。アイドル状態のUEは、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始し、その結果アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEにより開始されたロケーション更新処理に応じてアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の第3の態様は、アクセスネットワークデバイスを提供する。アクセスネットワークデバイスは、送信モジュールおよび位置特定モジュールを含む。送信モジュールは、ページングメッセージをセル内のUEに送信するように構成される。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。送信モジュールはさらに、システムメッセージをセル内のUEに送信するように構成される。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。位置特定モジュールは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけるように構成される。
本発明の第3の態様の可能な実装において、位置特定モジュールは特に、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、ロケーション更新モジュールを含む。ロケーション更新モジュールは、位置特定モジュールがアイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得した後に、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新するように構成される。プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、システムメッセージ変更識別子を更新するように構成される。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
本発明の第4の態様は、UEを提供する。UEは、受信モジュールおよび位置特定モジュールを含む。受信モジュールは、アクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信するように構成される。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。受信モジュールはさらに、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信するように構成される。ロケーション更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始するように構成される。
本発明の実施形態において提供されるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法および装置によると、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ページングメッセージを用いて、セル内のアイドル状態のUEにシステムメッセージが変更されることを通知して、システムメッセージを読み出しかつセルロケーション識別子が更新されることを知るためにアイドル状態のUEをトリガーするようにする。したがって、アイドル状態のUEは、ロケーション更新処理を開始するためにトリガーされる。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じてセル内のアイドル状態のUEの位置を見つけ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の実施形態または従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態または従来技術を説明するために必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しており、当業者は創造的な努力なしにこれらの添付図面から他の図面をなお導出し得る。
図1は本発明の実施形態1によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。
図2は本発明の実施形態2によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。
図3は本発明の実施形態3によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。
図4は本発明の実施形態4によるUEの概略構成図である。
図5は本発明の実施形態5によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。
図6は本発明の実施形態6によるUEの概略構成図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下、本発明の実施形態における技術的解決策を本発明の実施形態における添付図面を参照して明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部ではあるがすべてではない。創造的な努力をせずに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るべきである。
本発明の実施形態において使用されるアクセスネットワークデバイスは、移動通信のためのグローバルシステム(Global System of Mobile Communications、略してGSM)あるいは符号分割多重アクセス(Code Division Multiple Access、略してCDMA)におけるベーストランシーバ基地局(Base Transceiver Station、略してBTS)、広帯域符号分割多重アクセス(Wideband Code Division Multiple Access、略してWCDMA)におけるNodeB(NodeB、略してNB)、進化型NodeB(evolved NodeB、略してeNB)、LTEネットワークにおけるアクセスポイント(access point、AP)あるいは中継ノード、または次世代ネットワーク(すなわち、5Gネットワーク)における基地局であり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに、本発明の実施形態において使用されるユーザ機器は、無線端末であってもよい。無線端末は、ユーザに音声および/またはデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された別の処理装置であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使うことにより少なくとも1つのコアネットワークと通信し得る。無線端末は、携帯電話(または「セル」フォーンとも呼ばれる)などの移動端末、または移動端末を有するコンピュータであってもよい。例えば、ユーザ機器は、音声および/またはデータを無線アクセスネットワークと交換する携帯型、ポケットサイズ型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、または車両搭載型のモバイル装置としてもよい。無線端末はまた、加入者ユニット(Subscriber Unit)、加入者局(Subscriber Station)、移動局(Mobile Station)、移動局(Mobile Station)、リモート局(Remote Station)、アクセスポイント(access point、AP)、リモート端末(Remote Terminal)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザ端末(User Terminal)、ユーザエージェント(User Agent)、またはユーザ機器(User Equipment)と呼ばれることもある。これは、本明細書では限定されない。
図1は、本発明の実施形態1によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。図1に示すように、この実施例態の方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ101:アクセスネットワークデバイスは、ページング(Paging)メッセージをセル内のUEに送信し、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによってページングメッセージを送信する目的は、セル内のすべてのUE(接続状態のUEおよびアイドル状態のUEを含む)に、システムメッセージが変更されることを通知することである。アクセスネットワークデバイスによりページングされるオブジェクトは、セル内のすべてのUEである。アイドル状態のUEはページングされる必要があるため、ページングメッセージのタイプはページングタイプ1である。ページングタイプ1は、アイドル状態、CELL_PCH状態、またはURA_PCH状態にあるUEに対するUEページングに適用可能である。すなわち、ページングタイプ1は、無線リンクを設定しないUEに対するページングに適用可能である。ページングメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスは、セル内の接続状態のUEの識別情報のみを取得することができ、セル内のアイドル状態のUEの識別情報を取得することができない。したがって、ページングメッセージをセル内のUEに送信する際に、アクセスネットワークデバイスは、セル内のUE間を区別しない。すなわち、アクセスネットワークデバイスは、特定のUEにのみにページングメッセージを送信せず、ページングメッセージはページングされるUEの識別情報を含まない。
この実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、読み出し命令情報をページングメッセージに追加する。読み出し命令情報はセル内のすべてのUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。読み出し命令情報は、システム内の既存のブロードキャスト制御チャネル(Broadcast Control Channel、略してBCCH)修正情報(修正info)としてよいし、または本発明において新たに定義される命令情報としてよい。BCCCH修正infoは、一例として使用される。アクセスネットワークデバイスがBCCCH修正infoをページングメッセージに追加した場合、セル内のアイドル状態、CELL_PCH(UMTS)状態、またはURA_PCH(UMTS)状態にある任意のUEがシステムメッセージを再度読み出す。
UMTSネットワーク、LTEネットワークなどのページングチャネルは、多くのページングビットを有する。ページングビットは、ページングを示すために使用されるビットである。各UEは、自身の特定ページングビットを有する。UEは、UEのIMSIによりページングチャネルにおける自身のページングビットを計算してもよく、次に、UEは、ページングビットが1に設定されたか否かを知るために自身のページングビットを監視する。UEが監視により自身のページングビットが「1」に設定されることを知った場合、UEは、UE自体がページングされていると判定する。この実施形態では、ネットワーク側はアイドル状態のUEに関する情報をしらない。すなわち、ネットワーク側は、どのUEがページングされる必要があるかを知らない。したがって、アクセスネットワークデバイスは、ページングチャネルでのすべてのページングビットを1に設定し、セル内のすべてのUEをページングするようにする。
ステップ102:アイドル状態のUEは、アクセスネットワークデバイスによって送信されたページングメッセージを受信する。
アイドル状態のUEおよびセル内の接続状態のUEの両方は、アクセスネットワークデバイスによって送信されたページングメッセージを受信し、ページングメッセージに含まれる読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを読み出す準備をする。
ステップ103:アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージを送信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。
アクセスネットワークデバイスは、セル内のUEにネットワークアクセス層および非アクセス層を通知するために、セル内にシステムメッセージをブロードキャストし、それにより、UEは、発呼を開始する前にネットワークの構成状態を知る。システムメッセージは通常、周期的にブロードキャストされる。UEは、セルにアクセスする前にシステムメッセージを読み出す。UEがセルにアクセスした後、一般に、UEはシステムメッセージを積極的に読み出さない。したがって、この実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージを積極的に読み出すために、ページングメッセージを送信することにより、セル内のUEをトリガーする。
この実施形態では、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスはシステムメッセージを修正する。システムメッセージは、1つのマスター情報ブロック(Master Information Block、略してMIB)および複数のシステム情報ブロック(System Information Block、略してSIB)を含む。MIBは、セルの基本的物理層情報を含む。SIB1は、セル選択に関する情報およびほかのSIBのスケジュール情報を含む。ほかのSIBのコンテンツは本明細書では説明されない。本実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のSIB1のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新する。プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにUEをトリガーするために使用される。UEは、一旦プリセットロケーション識別子を読み出すとロケーション更新処理を実行する。プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子であってもよい。予約されたロケーション識別子は、特別な使用用であり、予約されたロケーション識別子は、通常のページングにおいては使用されない。あるいは、プリセットロケーション識別子は、本発明において新たに定義されるロケーション識別子であってもよい。
この実施形態では、システムメッセージ内のセルロケーション識別子は、アイドル状態のUEをトリガーしてロケーション更新処理を実行するためにプリセットロケーション識別子に更新されて、アクセスネットワークデバイスはロケーション更新処理に応じてアイドル状態のUEの位置を見つけることができるようになる。実際、UEの位置は変更されない。一般に、UEの位置が変更されない場合、UEによって保存されるセルロケーション識別子およびシステムメッセージ内のセルロケーション識別子は同一であり、UEはロケーション更新処理を行わない。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによってアイドル状態のUEの位置を見つけることは、アクセスネットワークデバイスは、UEが、アクセスネットワークデバイスが位置するセル内にあるか否かを検知することであり、UEの特定の位置を検知することではないことに留意されたい。
LTEシステムにおいて、セルロケーション識別子は、トラッキングエリアコード(Tracking area code、略してTAC)であり、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるTACとしてよい。TACは、トラッキングエリアを識別するために使用される。1つのトラッキングエリアは1つまたは複数のセルをカバーし得る。トラッキングエリアは、ページングおよびロケーション更新のために使用される領域である。
UMTSにおいて、セルロケーション識別子は、ロケーションエリアコード(location area code、略してLAC)であり、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるLACであってもよい。LACは、我が国のデジタルパブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、略してPLMN)において各ロケーションエリアを一意的に識別することができる。LACは、2バイト16進数の2進化10進数(Binary−Coded Decimal、略してBCD)コードであり、L1L2L3L4(範囲は、0000からFFFFまであり、65536の異なるエリアロケーションが定義可能である)として表現される。LACは、各セルのブロードキャストチャネル上のシステムメッセージにおいて送信される。移動局が電源投入され、加入者アイデンティティモジュール(Subscribe Identity Module、略してSIM)カードが挿入され、または現在のセルのLACが移動局の当初保存されたコンテンツと異なるときは、移動局は、インターナショナルモバイル加入者アイデンティティモジュール(International Mobiele Subscribe Identification Number、略してIMSI)アタッチ(IMSIAttach)またはロケーション更新処理を使うことにより、その現在のロケーションエリアをネットワークに公示する。ネットワークは、各UEのロケーションエリアを格納し、ロケーションエリアを、将来UEをページングするためのロケーション情報として使用する。
任意選択で、システムメッセージは、システムメッセージ変更識別子をさらに含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。システムメッセージを受信するときに、UEは、まず、システムメッセージ変更識別子を読み出し、次にシステムメッセージ変更識別子に応じて、システムメッセージが更新されるか否かを判定する。システムメッセージが更新された場合、UEはさらにシステムメッセージ内の各SIBのコンテンツを読み出す。システムメッセージが更新されない場合、UEは、システムメッセージ内の各SIBのコンテンツを読み出さない。
任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグ(systemInfoValueTag)とすることがある。systemInfoValueTagの値は、0〜31の範囲である。systemInfoValueTagの値は、システムメッセージが更新される度に1つずつ増加される。システムメッセージを受信した後に、UEは、SIB1からのsystemInfoValueTagを読み出し、システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値とUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値とを比較する。システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値がUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値と異なる場合、それはシステムメッセージが変更されることを示し、UEは、他のSIBのコンテンツを再度読み出す必要がある。システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値とUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値とが同じ場合、それはシステムメッセージが変更されないことを示し、UEは、他のSIBのコンテンツを読み出す必要がない。もちろん、システムメッセージ変更識別子はまた、本発明において新たに定義される識別子であってもよい。
ステップ104:アイドル状態のUEは、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子である。
ステップ105:アイドル状態のUEは、前記プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始する。
システムメッセージを受信した後に、アイドル状態のUEが、システムメッセージに含まれるセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子に更新されることを知った場合に、UEはロケーション更新処理を開始する。システムメッセージを受信した後に、接続状態のUEが、システムメッセージに含まれるセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子に更新されることを知った場合に、接続状態のUEはロケーション更新処理を開始してもよいし、またはロケーション更新処理を開始しないようにしてもよい。
ステップ106:アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つける。
具体的には、アイドル状態のUEがロケーション更新処理を開始した後に、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理を検知し、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティ(Temporary Mobile Subscriber Identify、略してTMSI)を取得し、さらにどのUEがロケーション更新処理を開始するかを判定し、それによりアイドル状態のUEの存在を検知する。アクセスネットワークデバイスはさらに、アイドル状態のUEによって開始されたロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEの受信信号強度などを取得してもよい。アイドル状態のUEのTMSIを取得した後に、アクセスネットワークデバイスはさらに、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であるか否かを判定する。アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否し得る。アクセスネットワークデバイスがアイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するため、アイドル状態のUEのロケーションは更新されない。プリセットロケーション識別子は、アイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加されない。アイドル状態のUEがその後ページングするときに、プリセットロケーション識別子は、アイドル状態のトラッキングエリアリストに存在せず、アクセスネットワークデバイスは、プリセットロケーション識別子に応じて、UEをページングしない。プリセットロケーション識別子はセルのロケーション識別子ではないので、プリセットロケーション識別子に応じてアイドル状態のUEをページングする際に、アクセスネットワークデバイスはアイドル状態のUEをページングすることができない。これはページングのリソース浪費を招くことがある。この実施形態では、ロケーション更新動作を拒否することが、無効なページングにより引き起こされるその後のページングリソース浪費の問題を回避する。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスが、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アクセスネットワークデバイスは、ロケーション更新処理を行い続けることがあり、アクセスネットワークデバイスは、プリセットロケーション識別子をアイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加する。この態様は、UEに対する通常のページングに影響を及ぼさないが、ページングリソース浪費を引き起こし得る。
この実施形態では、接続状態のUEはまた、アイドル状態のUEの方法と同様の方法を用いてロケーション更新処理を開始した場合に、アクセスネットワークデバイスは、接続状態のUEのロケーション更新処理を拒否し得る、または通常のロケーション更新処理を行い得る。
この実施形態では、ロケーション更新処理において、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのTMSI、受信信号強度などを取得することによりアイドル状態のUEの存在を検知する、すなわち、アイドル状態のUEが、アクセスネットワークデバイスがページングを行うセル内に位置することを検知する。アイドル状態のUEの位置を見つけた後に、アクセスネットワークデバイスは、UEについての情報をサービスアンカー(Service Anchor、略してSVA)に送信し得る。SVAは、アイドル状態のUEについての情報に応じて、下記の動作を実行する。
(1)セル内のユーザの数量の計数:具体的なインドアまたはアウトドア領域において、セルによってカバーされるすべてのユーザは数えられる必要がある。既存の方法を使用することにより、接続状態のUEのみが見つけられることができ、アイドル状態のUEは、見つけることができない。結果的に、セル内のユーザの数量は正確に数えられることができない。本発明のこの実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの位置を見つけることができ、SVAは、セル内のユーザの数量(アイドル状態のUEおよび接続状態のUEを含む)を正確に数えることができる。
(2)制限領域内への侵入者についての警告:携帯電話を保持するユーザが特定の制限領域内に侵入し、携帯電話がアイドル状態であるときに、アイドル状態の携帯電話の存在は、既存の方法を使用することにより感知されることができない。この実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの存在を検知してSVAに報告することができ、その結果SVAは、警告情報をアイドル状態のUEに送信する。
(3)エネルギーの節約:基地局は、インドアの対象施設のシャットダウンを容易にし、電力の節約という目的を達成するために、セル内にユーザがいるか否かを判定する必要がある。従来技術においては、セル内に接続状態のUEが存在せずかつアイドル状態のUEのみが存在する場合、基地局はアイドル状態のUEを検知することができないため、基地局は、セル内にユーザがまったくいないとみなし、次にインドアの対象施設をシャットダウンする。アイドル状態のUEがその後通信を要求する場合、基地局がインドアの対象施設をシャットダウンするため、UEは通信を行うことができない。結果的に、ユーザの通常使用が影響を受ける。本発明のこの実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの存在を検知してAVAに報告することができ、その結果SVAは、インドアの対象施設をシャットダウンするか否かを判定する。
この実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ページングメッセージを使用することにより、セル内のUEにシステムメッセージが変更されることを通知し、システムメッセージを読み出してセルロケーション識別子が更新されることを知るために、UEをトリガーするようにする。したがって、アイドル状態のUEは、ロケーション更新処理を開始するためにトリガーされる。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
図2は、本発明の実施形態2によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。図2に示すように、この実施形態の方法は、以下のステップを含むようにしてもよい。
ステップ201:アクセスネットワークデバイスは、ページングメッセージをセル内のアイドル状態のUEに別々に送信し、ページングメッセージはページングされることになるアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを含む。
ステップ202:アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信する。
ステップ203:アイドル状態のUEは、ページングメッセージに応じて、RRC接続セットアップ要求をアクセスネットワークデバイスに送信する。
ステップ204:アクセスネットワークデバイスは、RRC接続セットアップ要求を拒否し、RRC接続セットアップ要求に応じてアイドル状態のUEの位置を見つける。
この実施形態の前提は、アクセスネットワークデバイスがページングされることになるアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得する必要があることである。加入者アイデンティティは、アイドル状態のUEのIMSIまたはTMSIであってもよい。アクセスネットワークデバイスは、接続状態からアイドル状態に切り替えられるUEの加入者アイデンティティのみを取得し得る。セルに移動するがセルにアクセスしないUEについて、アクセスネットワークデバイスは、UEの加入者アイデンティティを取得することができず、UEに対するページングを開始することができない。
既存の機構において、セル内のUEが接続状態からアイドル状態に切り替えられるときに、MMEは、UEについての情報を直ちに削除しないが、ある期間、UEについての情報を保存する。したがって、アクセスネットワークデバイスは、MMEから、セル内のアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得し得る。アイドル状態のUEは、依然としてセルにキャンプオンしてもよいし、またはセルを退出してもよい。
セルを退出したアイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスがページングメッセージを送信した後に、アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信できず、その後のRRC接続セットアップ処理をトリガーすることができない。
セルにまだキャンプオンするアイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスがページングメッセージをアイドル状態のUEに送信した後に、アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信し、ページングメッセージ内で運ばれる加入者アイデンティティに応じて、アイドル状態のUE自身がページングされていると判定し、通常のアクセス処理に入る。すなわち、アイドル状態のUEは、RRC接続セットアップ処理を開始する。アイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスは、この時点で、アイドル状態のUEにダウンリンクデータを送信する必要がないため、アイドル状態のUEに対してRRC接続がセットアップされた場合に、無線リソース浪費が引き起こされる。したがって、アクセスネットワークデバイスは、無線リソース浪費を回避するように、アイドル状態のUEによって開始されるRRC接続セットアップ処理を拒否し得る。
セルに移動するがセルにアクセスしないアイドル状態のUEについて、アイドル状態のUEは一度もセルにアクセスしなかったため、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得することができず、アイドル状態のUEをページングすることができない。
図3は、本発明の実施形態3によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図3に示すように、この実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、送信モジュール11および位置特定モジュール12を含む。
送信モジュール11は、ページングメッセージをセル内のUEに送信するように構成され、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。送信モジュール11はさらに、システムメッセージをセル内のUEに送信するように構成され、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。
位置特定モジュール12は、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけるように構成される。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新するように構成される。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、更新モジュールはさらに、システムメッセージ内のシステムメッセージ変更識別子を更新するように構成される。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、位置特定モジュール12は特に、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定するときに、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、ロケーション更新モジュールを含む。ロケーション更新モジュールは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するように構成される。
この実施形態におけるアクセスネットワークデバイスによると、アクセスネットワークデバイスの機能モジュールは、実施形態1における方法を実施するように構成し得る。具体的な実装および技術的効果は、実施形態1における方法のものと同様であり、詳細はここでは再度説明されない。
図4は、本発明の実施形態4によるUEの概略構成図である。図4に示すように、この実施形態において提供されるUEは、受信モジュール21およびロケーション更新モジュール22を含む。
受信モジュール21は、アクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信するように構成され、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。受信モジュール21はさらに、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信するように構成される。
ロケーション更新モジュール22は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始するように構成される。
任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
この実施形態におけるUEによると、UEの機能モジュールは、実施形態1における方法を実施するように構成し得る。具体的な実装および技術的効果は、実施形態1における方法のものと同様であり、詳細はここでは再度説明されない。
図5は、本発明の実施形態5によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図5に示すように、この実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、プロセッサ31、メモリ32、およびトランシーバ33を含む。メモリ32およびトランシーバ33は、バスを用いてプロセッサ31と接続しかつ通信し得る。メモリ32は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。トランシーバ33は、データを受信および送信するように構成される。プロセッサ31は、メモリ32に格納されたプログラムを実行し、データを処理するように構成される。この実施形態におけるアクセスネットワークデバイスは、上記実施形態1の方法を実施するように構成され得る。
図6は、本発明の実施形態6によるUEの概略構成図である。図6に示すように、この実施形態において提供されるUEは、プロセッサ41、メモリ42、およびトランシーバ43を含む。メモリ42およびトランシーバ43は、バスを用いてプロセッサ41と接続しかつ通信し得る。メモリ42は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。トランシーバ43は、データを受信および送信するように構成される。プロセッサ41は、メモリ42に格納されたプログラムを実行し、データを処理するように構成される。この実施形態におけるUEは、上記実施形態1の方法を実施するように構成され得る。
図5および図6に示される実施形態において、プロセッサは特に、一般的な中央処理装置、特定用途向け集積回路(英語:Application Specific Integrated Circuit、略してASIC)、プログラム実行を制御するために使用される1つまたは複数の集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(英語:Field Programmable Gate Array、略してFPGA)を使用して開発されるハードウェア回路、またはベースバンドプロセッサであってもよい。メモリは、読み出し専用メモリ(英語:Read Only Memory、略してROM)、ランダムアクセスメモリ(英語:Random Access Memory、略してRAM)、または磁気ディスクストレージのうちの1つまたは複数を含み得る。メモリは、データ、および/またはプロセッサを実行させるために必要な命令を格納するように構成される。1つまたは複数のメモリがあってもよい。
当業者は、方法の実施形態のステップのすべてまたは一部が、関連するハードウェアを指示するプログラムによって実施されてもよいことを理解し得る。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。プログラムが実行されると、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
最後に、上述の実施形態は単に、本発明の技術的解決策を説明するために意図されたものに過ぎず、本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明は、上述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態に記載された技術的解決策を依然として変更してもよいし、またはその技術的特徴の一部またはすべてを等価なものに置き換え得ることを理解すべきである。
本発明の実施形態は、通信技術に関し、特に、アイドル状態のユーザ機器(UE)および装置の位置を見つけるための方法および装置に関する。
ロングタームエボリューション(LTE)システムにおいて、UEの無線リソース制御(RRC)状態は、アイドル状態および接続状態を含む。UEが接続状態の場合、UEは、ネットワーク側とアップリンクおよびダウンリンクデータ送信を行う。UEがアイドル状態の場合、UEとネットワーク側との間ではデータ交換がない。アイドル状態のUEとネットワーク側との間でデータ交換がないため、ネットワーク側は、アイドル状態のUEの存在を検知できない。多数の既存のシナリオにおいて、アイドル状態のUEの存在は検知される必要がある。例えば、クラウド統計収集または熱力学線図などのアプリケーションにおいて、アイドル状態のUEを検知する失敗により、不完全なユーザ統計収集という結果となり、アプリケーション値は大幅に減少される。
本発明の実施形態は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法および装置を提供し、アイドル状態のUEの位置を見つけるようにする。
本発明の第1の態様は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法を提供する。方法は、アクセスネットワークデバイスが、ページングメッセージをセル内のユーザ機器UEに送信することを含む。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。次にアクセスネットワークデバイスは、システムメッセージをセル内のUEに送信する。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。セル内のアイドル状態のUEは、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始する。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つける。方法において、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ロケーション更新処理を開始するためにアイドル状態のUEをトリガーするようにする。アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理を用いて、アイドル状態のUEを検知することができ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の第1の態様の可能な実装において、アクセスネットワークデバイスが、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけることは、アクセスネットワークデバイスが、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定するときに、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得し、アイドル状態のUEがセル内に位置すると判定するようにする。
任意選択で、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得した後に、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否してもよいし、またはアイドル状態のUEのロケーション更新動作を実行し続けるようにしてもよい。プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新動作を使用することによりアイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加される。
任意選択で、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新する。任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスはさらに、システムメッセージ内のシステムメッセージ変更識別子を更新してもよい。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
本発明の第2の態様は、アイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法を提供する。方法は、アイドル状態のUEがアクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信することを含む。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。アイドル状態のUEは、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出す。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子である。アイドル状態のUEは、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始し、その結果アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEにより開始されたロケーション更新処理に応じてアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の第3の態様は、アクセスネットワークデバイスを提供する。アクセスネットワークデバイスは、送信モジュールおよび位置特定モジュールを含む。送信モジュールは、ページングメッセージをセル内のUEに送信するように構成される。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。送信モジュールはさらに、システムメッセージをセル内のUEに送信するように構成される。システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。位置特定モジュールは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけるように構成される。
本発明の第3の態様の可能な実装において、位置特定モジュールは、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、ロケーション更新モジュールを含む。ロケーション更新モジュールは、位置特定モジュールがアイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得した後に、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新するように構成される。プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、システムメッセージ変更識別子を更新するように構成される。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
本発明の第4の態様は、UEを提供する。UEは、受信モジュールおよび位置特定モジュールを含む。受信モジュールは、アクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信するように構成される。ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。受信モジュールはさらに、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信するように構成される。ロケーション更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始するように構成される。
本発明の実施形態において提供されるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法および装置によると、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ページングメッセージを用いて、セル内のアイドル状態のUEにシステムメッセージが変更されることを通知して、システムメッセージを読み出しかつセルロケーション識別子が更新されることを知るためにアイドル状態のUEをトリガーするようにする。したがって、アイドル状態のUEは、ロケーション更新処理を開始するためにトリガーされる。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じてセル内のアイドル状態のUEの位置を見つけ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、実施形態を説明するために必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明のいくつかの実施形態を示しており、当業者は創造的な努力なしにこれらの添付図面から他の図面をなお導出し得る。
図1は本発明の実施形態1によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。
図2は本発明の実施形態2によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。
図3は本発明の実施形態3によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。
図4は本発明の実施形態4によるUEの概略構成図である。
図5は本発明の実施形態5によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。
図6は本発明の実施形態6によるUEの概略構成図である。
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下、本発明の実施形態における技術的解決策を本発明の実施形態における添付図面を参照して明確に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態の一部ではあるがすべてではない。創造的な努力をせずに本発明の実施形態に基づいて当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るべきである。
本発明の実施形態において使用されるアクセスネットワークデバイスは、移動通信のためのグローバルシステム(GSM)あるいは符号分割多重アクセス(CDMA)におけるベーストランシーバ基地局(BTS)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)におけるNodeB(NB)、進化型NodeB(eNB)、LTEネットワークにおけるアクセスポイント(AP)あるいは中継ノード、または次世代ネットワーク(すなわち、5Gネットワーク)における基地局であり得る。これは、本明細書では限定されない。
さらに、本発明の実施形態において使用されるユーザ機器は、無線端末であってもよい。無線端末は、ユーザに音声および/またはデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を備えたハンドヘルドデバイス、または無線モデムに接続された別の処理装置であってもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(RAN)を使うことにより少なくとも1つのコアネットワークと通信し得る。無線端末は、携帯電話(または「セル」フォーンとも呼ばれる)などの移動端末、または移動端末を有するコンピュータであってもよい。例えば、ユーザ機器は、音声および/またはデータを無線アクセスネットワークと交換する携帯型、ポケットサイズ型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、または車両搭載型のモバイル装置としてもよい。無線端末はまた、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動局、リモート局、アクセスポイント、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、またはユーザ機器と呼ばれることもある。これは、本明細書では限定されない。
図1は、本発明の実施形態1によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。図1に示すように、この実施例態の方法は、以下のステップを含んでもよい。
ステップ101:アクセスネットワークデバイスは、ページングメッセージをセル内のUEに送信し、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによってページングメッセージを送信する目的は、セル内のすべてのUE(接続状態のUEおよびアイドル状態のUEを含む)に、システムメッセージが変更されることを通知することである。アクセスネットワークデバイスによりページングされるオブジェクトは、セル内のすべてのUEである。アイドル状態のUEはページングされる必要があるため、ページングメッセージのタイプはページングタイプ1である。ページングタイプ1は、アイドル状態、CELL_PCH状態、またはURA_PCH状態にあるUEに対するページングに適用可能である。すなわち、ページングタイプ1は、無線リンクを設定しないUEに対するページングに適用可能である。ページングメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスは、セル内の接続状態のUEの識別情報のみを取得することができ、セル内のアイドル状態のUEの識別情報を取得することができない。したがって、ページングメッセージをセル内のUEに送信する際に、アクセスネットワークデバイスは、セル内のUE間を区別しない。すなわち、アクセスネットワークデバイスは、特定のUEにのみにページングメッセージを送信せず、ページングメッセージはページングされるUEの識別情報を含まない。
この実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、読み出し命令情報をページングメッセージに追加する。読み出し命令情報はセル内のすべてのUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。読み出し命令情報は、システム内の既存のブロードキャスト制御チャネル(BCCH)修正情報としてよいし、または本発明において新たに定義される命令情報としてよい。BCCCH修正infoは、一例として使用される。アクセスネットワークデバイスがBCCCH修正infoをページングメッセージに追加した場合、セル内のアイドル状態、CELL_PCH(UMTS)状態、またはURA_PCH(UMTS)状態にある任意のUEがシステムメッセージを再度読み出す。
UMTSネットワーク、LTEネットワークなどのページングチャネルは、多くのページングビットを有する。ページングビットは、ページングを示すために使用されるビットである。各UEは、自身の特定ページングビットを有する。UEは、UEのIMSIによりページングチャネルにおける自身のページングビットを計算してもよく、次に、UEは、ページングビットが1に設定されたか否かを知るために自身のページングビットを監視する。UEが監視により自身のページングビットが「1」に設定されることを知った場合、UEは、UE自体がページングされていると判定する。この実施形態では、ネットワーク側はアイドル状態のUEに関する情報をしらない。すなわち、ネットワーク側は、どのUEがページングされる必要があるかを知らない。したがって、アクセスネットワークデバイスは、ページングチャネルでのすべてのページングビットを1に設定し、セル内のすべてのUEをページングするようにする。
ステップ102:アイドル状態のUEは、アクセスネットワークデバイスによって送信されたページングメッセージを受信する。
アイドル状態のUEおよびセル内の接続状態のUEの両方は、アクセスネットワークデバイスによって送信されたページングメッセージを受信し、ページングメッセージに含まれる読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを読み出す準備をする。
ステップ103:アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージを送信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。
アクセスネットワークデバイスは、セル内のUEにネットワークアクセス層および非アクセス層を通知するために、セル内にシステムメッセージをブロードキャストし、それにより、UEは、発呼を開始する前にネットワークの構成状態を知る。システムメッセージは通常、周期的にブロードキャストされる。UEは、セルにアクセスする前にシステムメッセージを読み出す。UEがセルにアクセスした後、一般に、UEはシステムメッセージを積極的に読み出さない。したがって、この実施形態において、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージを積極的に読み出すために、ページングメッセージを送信することにより、セル内のUEをトリガーする。
この実施形態では、システムメッセージを送信する前に、アクセスネットワークデバイスはシステムメッセージを修正する。システムメッセージは、1つのマスター情報ブロック(MIB)および複数のシステム情報ブロック(SIB)を含む。MIBは、セルの基本的物理層情報を含む。SIB1は、セル選択に関する情報およびほかのSIBのスケジュール情報を含む。ほかのSIBのコンテンツは本明細書では説明されない。本実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のSIB1のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新する。プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにUEをトリガーするために使用される。UEは、一旦プリセットロケーション識別子を読み出すとロケーション更新処理を実行する。プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子であってもよい。予約されたロケーション識別子は、特別な使用用であり、予約されたロケーション識別子は、通常のページングにおいては使用されない。あるいは、プリセットロケーション識別子は、本発明において新たに定義されるロケーション識別子であってもよい。
この実施形態では、システムメッセージ内のセルロケーション識別子は、アイドル状態のUEをトリガーしてロケーション更新処理を実行するためにプリセットロケーション識別子に更新されて、アクセスネットワークデバイスはロケーション更新処理に応じてアイドル状態のUEの位置を見つけることができるようになる。実際、UEの位置は変更されない。一般に、UEの位置が変更されない場合、UEによって保存されるセルロケーション識別子およびシステムメッセージ内のセルロケーション識別子は同一であり、UEはロケーション更新処理を行わない。
この実施形態において、アクセスネットワークデバイスによってアイドル状態のUEの位置を見つけることは、アクセスネットワークデバイスは、UEが、アクセスネットワークデバイスが位置するセル内にあるか否かを検知することであり、UEの特定の位置を検知することではないことに留意されたい。
LTEシステムにおいて、セルロケーション識別子は、トラッキングエリアコード(TAC)であり、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるTACとしてよい。TACは、トラッキングエリアを識別するために使用される。1つのトラッキングエリアは1つまたは複数のセルをカバーし得る。トラッキングエリアは、ページングおよびロケーション更新のために使用される領域である。
UMTSにおいて、セルロケーション識別子は、ロケーションエリアコード(LAC)であり、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるLACであってもよい。LACは、我が国のデジタルパブリックランドモバイルネットワーク(PLMN)において各ロケーションエリアを一意的に識別することができる。LACは、2バイト16進数の2進化10進数(BCD)コードであり、L1L2L3L4(範囲は、0000からFFFFまであり、65536の異なるエリアロケーションが定義可能である)として表現される。LACは、各セルのブロードキャストチャネル上のシステムメッセージにおいて送信される。移動局が電源投入され、加入者アイデンティティモジュール(SIM)カードが挿入され、または現在のセルのLACが移動局の当初保存されたコンテンツと異なるときは、移動局は、インターナショナルモバイル加入者アイデンティティモジュール(IMSI)アタッチ(IMSI Attach)またはロケーション更新処理を使うことにより、その現在のロケーションエリアをネットワークに公示する。ネットワークは、各UEのロケーションエリアを格納し、ロケーションエリアを、将来UEをページングするためのロケーション情報として使用する。
任意選択で、システムメッセージは、システムメッセージ変更識別子をさらに含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。システムメッセージを受信するときに、UEは、まず、システムメッセージ変更識別子を読み出し、次にシステムメッセージ変更識別子に応じて、システムメッセージが更新されるか否かを判定する。システムメッセージが更新された場合、UEはさらにシステムメッセージ内の各SIBのコンテンツを読み出す。システムメッセージが更新されない場合、UEは、システムメッセージ内の各SIBのコンテンツを読み出さない。
任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグ(systemInfoValueTag)とすることがある。systemInfoValueTagの値は、0〜31の範囲である。systemInfoValueTagの値は、システムメッセージが更新される度に1つずつ増加される。システムメッセージを受信した後に、UEは、SIB1からのsystemInfoValueTagを読み出し、システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値とUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値とを比較する。システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値がUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値と異なる場合、それはシステムメッセージが変更されることを示し、UEは、他のSIBのコンテンツを再度読み出す必要がある。システムメッセージ内のsystemInfoValueTagの値とUEによって格納されたsystemInfoValueTagの値とが同じ場合、それはシステムメッセージが変更されないことを示し、UEは、他のSIBのコンテンツを読み出す必要がない。もちろん、システムメッセージ変更識別子はまた、本発明において新たに定義される識別子であってもよい。
ステップ104:アイドル状態のUEは、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子である。
ステップ105:アイドル状態のUEは、前記プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始する。
システムメッセージを受信した後に、アイドル状態のUEが、システムメッセージに含まれるセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子に更新されることを知った場合に、UEはロケーション更新処理を開始する。システムメッセージを受信した後に、接続状態のUEが、システムメッセージに含まれるセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子に更新されることを知った場合に、接続状態のUEはロケーション更新処理を開始してもよいし、またはロケーション更新処理を開始しないようにしてもよい。
ステップ106:アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つける。
アイドル状態のUEがロケーション更新処理を開始した後に、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理を検知し、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティ(TMSI)を取得し、さらにどのUEがロケーション更新処理を開始するかを判定し、それによりアイドル状態のUEの存在を検知する。アクセスネットワークデバイスはさらに、アイドル状態のUEによって開始されたロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEの受信信号強度などを取得してもよい。アイドル状態のUEのTMSIを取得した後に、アクセスネットワークデバイスはさらに、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であるか否かを判定する。アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否し得る。アクセスネットワークデバイスがアイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するため、アイドル状態のUEのロケーションは更新されない。プリセットロケーション識別子は、アイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加されない。アイドル状態のUEがその後ページングするときに、プリセットロケーション識別子は、アイドル状態のトラッキングエリアリストに存在せず、アクセスネットワークデバイスは、プリセットロケーション識別子に応じて、UEをページングしない。プリセットロケーション識別子はセルのロケーション識別子ではないので、プリセットロケーション識別子に応じてアイドル状態のUEをページングする際に、アクセスネットワークデバイスはアイドル状態のUEをページングすることができない。これはページングのリソース浪費を招くことがある。この実施形態では、ロケーション更新動作を拒否することが、無効なページングにより引き起こされるその後のページングリソース浪費の問題を回避する。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスが、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定したときに、アクセスネットワークデバイスは、ロケーション更新処理を行い続けることがあり、アクセスネットワークデバイスは、プリセットロケーション識別子をアイドル状態のUEのトラッキングエリアリストに追加する。この態様は、UEに対する通常のページングに影響を及ぼさないが、ページングリソース浪費を引き起こし得る。
この実施形態では、接続状態のUEはまた、アイドル状態のUEの方法と同様の方法を用いてロケーション更新処理を開始した場合に、アクセスネットワークデバイスは、接続状態のUEのロケーション更新処理を拒否し得る、または通常のロケーション更新処理を行い得る。
この実施形態では、ロケーション更新処理において、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEのTMSI、受信信号強度などを取得することによりアイドル状態のUEの存在を検知する、すなわち、アイドル状態のUEが、アクセスネットワークデバイスがページングを行うセル内に位置することを検知する。アイドル状態のUEの位置を見つけた後に、アクセスネットワークデバイスは、UEについての情報をサービスアンカー(SVA)に送信し得る。SVAは、アイドル状態のUEについての情報に応じて、下記の動作を実行する。
(1)セル内のユーザの数量の計数:具体的なインドアまたはアウトドア領域において、セルによってカバーされるすべてのユーザは数えられる必要がある。既存の方法を使用することにより、接続状態のUEのみが見つけられることができ、アイドル状態のUEは、見つけることができない。結果的に、セル内のユーザの数量は正確に数えられることができない。本発明のこの実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの位置を見つけることができ、SVAは、セル内のユーザの数量(アイドル状態のUEおよび接続状態のUEを含む)を正確に数えることができる。
(2)制限領域内への侵入者についての警告:携帯電話を保持するユーザが特定の制限領域内に侵入し、携帯電話がアイドル状態であるときに、アイドル状態の携帯電話の存在は、既存の方法を使用することにより感知されることができない。この実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの存在を検知してSVAに報告することができ、その結果SVAは、警告情報をアイドル状態のUEに送信する。
(3)エネルギーの節約:基地局は、インドアの対象施設のシャットダウンを容易にし、電力の節約という目的を達成するために、セル内にユーザがいるか否かを判定する必要がある。従来技術においては、セル内に接続状態のUEが存在せずかつアイドル状態のUEのみが存在する場合、基地局はアイドル状態のUEを検知することができないため、基地局は、セル内にユーザがまったくいないとみなし、次にインドアの対象施設をシャットダウンする。アイドル状態のUEがその後通信を要求する場合、基地局がインドアの対象施設をシャットダウンするため、UEは通信を行うことができない。結果的に、ユーザの通常使用が影響を受ける。本発明のこの実施形態の方法を使用することにより、基地局は、アイドル状態のUEの存在を検知してSVAに報告することができ、その結果SVAは、インドアの対象施設をシャットダウンするか否かを判定する。
この実施形態では、アクセスネットワークデバイスは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新し、ページングメッセージを使用することにより、セル内のUEにシステムメッセージが変更されることを通知し、システムメッセージを読み出してセルロケーション識別子が更新されることを知るために、UEをトリガーするようにする。したがって、アイドル状態のUEは、ロケーション更新処理を開始するためにトリガーされる。アクセスネットワークデバイスは、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけ、それによりアイドル状態のUEの位置を見つける。
図2は、本発明の実施形態2によるアイドル状態のユーザ機器の位置を見つけるための方法のフローチャートである。図2に示すように、この実施形態の方法は、以下のステップを含むようにしてもよい。
ステップ201:アクセスネットワークデバイスは、ページングメッセージをセル内のアイドル状態のUEに別々に送信し、ページングメッセージはページングされることになるアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを含む。
ステップ202:アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信する。
ステップ203:アイドル状態のUEは、ページングメッセージに応じて、RRC接続セットアップ要求をアクセスネットワークデバイスに送信する。
ステップ204:アクセスネットワークデバイスは、RRC接続セットアップ要求を拒否し、RRC接続セットアップ要求に応じてアイドル状態のUEの位置を見つける。
この実施形態の前提は、アクセスネットワークデバイスがページングされることになるアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得する必要があることである。加入者アイデンティティは、アイドル状態のUEのIMSIまたはTMSIであってもよい。アクセスネットワークデバイスは、接続状態からアイドル状態に切り替えられるUEの加入者アイデンティティのみを取得し得る。セルに移動するがセルにアクセスしないUEについて、アクセスネットワークデバイスは、UEの加入者アイデンティティを取得することができず、UEに対するページングを開始することができない。
既存の機構において、セル内のUEが接続状態からアイドル状態に切り替えられるときに、MMEは、UEについての情報を直ちに削除しないが、ある期間、UEについての情報を保存する。したがって、アクセスネットワークデバイスは、MMEから、セル内のアイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得し得る。アイドル状態のUEは、依然としてセルにキャンプオンしてもよいし、またはセルを退出してもよい。
セルを退出したアイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスがページングメッセージを送信した後に、アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信できず、その後のRRC接続セットアップ処理をトリガーすることができない。
セルにまだキャンプオンするアイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスがページングメッセージをアイドル状態のUEに送信した後に、アイドル状態のUEは、ページングメッセージを受信し、ページングメッセージ内で運ばれる加入者アイデンティティに応じて、アイドル状態のUE自身がページングされていると判定し、通常のアクセス処理に入る。すなわち、アイドル状態のUEは、RRC接続セットアップ処理を開始する。アイドル状態のUEについて、アクセスネットワークデバイスは、この時点で、アイドル状態のUEにダウンリンクデータを送信する必要がないため、アイドル状態のUEに対してRRC接続がセットアップされた場合に、無線リソース浪費が引き起こされる。したがって、アクセスネットワークデバイスは、無線リソース浪費を回避するように、アイドル状態のUEによって開始されるRRC接続セットアップ処理を拒否し得る。
セルに移動するがセルにアクセスしないアイドル状態のUEについて、アイドル状態のUEは一度もセルにアクセスしなかったため、アクセスネットワークデバイスは、アイドル状態のUEの加入者アイデンティティを取得することができず、アイドル状態のUEをページングすることができない。
図3は、本発明の実施形態3によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図3に示すように、この実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、送信モジュール11および位置特定モジュール12を含む。
送信モジュール11は、ページングメッセージをセル内のUEに送信するように構成され、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。送信モジュール11はさらに、システムメッセージをセル内のUEに送信するように構成され、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子は、ロケーション更新処理を実行するためにセル内のUEをトリガーするために使用される。
位置特定モジュール12は、セル内のアイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、セル内のアイドル状態のUEの位置を見つけるように構成される。
任意選択で、読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、更新モジュールを含む。更新モジュールは、システムメッセージ内のセルロケーション識別子をプリセットロケーション識別子に更新するように構成される。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。それに相応して、更新モジュールはさらに、システムメッセージ内のシステムメッセージ変更識別子を更新するように構成される。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。
任意選択で、位置特定モジュール12は、アイドル状態のUEによって開始されるロケーション更新処理に応じて、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子か否かを判定し、アイドル状態のUEが更新することを要求するセルロケーション識別子がプリセットロケーション識別子であると判定するときに、アイドル状態のUEの一時的モバイル加入者アイデンティティを取得するように構成される。
任意選択で、アクセスネットワークデバイスはさらに、ロケーション更新モジュールを含む。ロケーション更新モジュールは、アイドル状態のUEのロケーション更新動作を拒否するように構成される。
この実施形態におけるアクセスネットワークデバイスによると、アクセスネットワークデバイスの機能モジュールは、実施形態1における方法を実施するように構成し得る。具体的な実装および技術的効果は、実施形態1における方法のものと同様であり、詳細はここでは再度説明されない。
図4は、本発明の実施形態4によるUEの概略構成図である。図4に示すように、この実施形態において提供されるUEは、受信モジュール21およびロケーション更新モジュール22を含む。
受信モジュール21は、アクセスネットワークデバイスからページングメッセージを受信するように構成され、ページングメッセージは読み出し命令情報を含み、読み出し命令情報は、セル内のUEにシステムメッセージを読み出すように指示するために使用される。受信モジュール21はさらに、読み出し命令情報に応じてシステムメッセージを受信するように構成される。
ロケーション更新モジュール22は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子を読み出し、システムメッセージ内のセルロケーション識別子はプリセットロケーション識別子であり、プリセットロケーション識別子に応じてロケーション更新処理を開始するように構成される。
任意選択で、プリセットロケーション識別子は、システムにおいて予約されるロケーション識別子である。読み出し命令情報は、BCCH修正情報である。
任意選択で、システムメッセージはさらに、システムメッセージ変更識別子を含む。システムメッセージ変更識別子は、システムメッセージ内のセルロケーション識別子が更新されることを確認するために使用される。任意選択で、システムメッセージ変更識別子は、SIB1内のシステム情報値タグである。
この実施形態におけるUEによると、UEの機能モジュールは、実施形態1における方法を実施するように構成し得る。具体的な実装および技術的効果は、実施形態1における方法のものと同様であり、詳細はここでは再度説明されない。
図5は、本発明の実施形態5によるアクセスネットワークデバイスの概略構成図である。図5に示すように、この実施形態において提供されるアクセスネットワークデバイスは、プロセッサ31、メモリ32、およびトランシーバ33を含む。メモリ32およびトランシーバ33は、バスを用いてプロセッサ31と接続しかつ通信し得る。メモリ32は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。トランシーバ33は、データを受信および送信するように構成される。プロセッサ31は、メモリ32に格納されたプログラムを実行し、データを処理するように構成される。この実施形態におけるアクセスネットワークデバイスは、上記実施形態1の方法を実施するように構成され得る。
図6は、本発明の実施形態6によるUEの概略構成図である。図6に示すように、この実施形態において提供されるUEは、プロセッサ41、メモリ42、およびトランシーバ43を含む。メモリ42およびトランシーバ43は、バスを用いてプロセッサ41と接続しかつ通信し得る。メモリ42は、コンピュータプログラムを格納するように構成される。トランシーバ43は、データを受信および送信するように構成される。プロセッサ41は、メモリ42に格納されたプログラムを実行し、データを処理するように構成される。この実施形態におけるUEは、上記実施形態1の方法を実施するように構成され得る。
図5および図6に示される実施形態において、プロセッサは、一般的な中央処理装置、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム実行を制御するために使用される1つまたは複数の集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を使用して開発されるハードウェア回路、またはベースバンドプロセッサであってもよい。メモリは、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または磁気ディスクストレージのうちの1つまたは複数を含み得る。メモリは、データ、および/またはプロセッサを実行させるために必要な命令を格納するように構成される。1つまたは複数のメモリがあってもよい。
当業者は、方法の実施形態のステップのすべてまたは一部が、関連するハードウェアを指示するプログラムによって実施されてもよいことを理解し得る。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。プログラムが実行されると、方法の実施形態のステップが実行される。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを格納可能な任意の媒体を含む。
最後に、上述の実施形態は単に、本発明の技術的解決策を説明するために意図されたものに過ぎず、本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明は、上述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、上述の実施形態に記載された技術的解決策を依然として変更してもよいし、またはその技術的特徴の一部またはすべてを等価なものに置き換え得ることを理解すべきである。