JP2011171971A - 無線通信システム、アクセスゲートウェイ、基地局装置、移動局装置および通信方法 - Google Patents

無線通信システム、アクセスゲートウェイ、基地局装置、移動局装置および通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムにおいて、待ち受け中の移動局装置の有無を効率的に把握する。
【解決手段】基地局装置は、自局のトラッキングエリア内に待ち受け中の移動局装置が存在する可能性がある場合に、報知情報のパラメータ変更を利用して移動局装置にランダムアクセスを要求し、アクセスの有無に基づいて待ち受け中の移動局装置の有無を把握する。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信システム、基地局装置、移動局装置および通信方法に関し、特に、基地局装置の省電力化に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project:第3世代パートナーシッププロジェクト)において第3世代の移動通信方式を進化させたEvolved Universal Terrestrial Radio Access(以降EUTRAと称する)、更にその発展形であるAdvanced EUTRA(LTE-Advancedとも呼ばれる)(以降A-EUTRAと称する)の検討が進められている(非特許文献1)。
図10は、EUTRAにおける下りリンクの無線フレームの構成の一例を示す図である。図10では、無線フレームを、横軸に時間軸をとり、縦軸に周波数軸をとって示している。無線フレームは、周波数軸を12サブキャリア(sc)、時間軸を複数のOFDMシンボルの集合であるスロットを一単位として構成され、12サブキャリアと1スロット長で区切られた領域をリソースブロックと呼ぶ。2つのスロットをまとめたものをサブフレームと呼び、更に10個のサブフレームをまとめたものをフレームと呼ぶ。周波数方向には複数のリソースブロックが連続して配置され、BW=20MHz帯域幅では100リソースブロックが配置される。その両端には隣接する帯域への輻射を防止するために信号が送信されないガードバンドが配置される。
図10において凡例で示す通り、#0、#5サブフレームには、基地局が構成するセルと前記セルのエリア内に存在する移動局との同期に用いられるプライマリ同期チャネル(P-SCH)、セカンダリ同期チャネル(S-SCH)、およびプライマリ報知情報チャネル(P-BCH)が含まれる。移動局装置は、P−SCHとS−SCHを用いてフレーム同期を確立すると共に、前記基地局が構成するセルを識別するための物理セルID(PCI:Physical Cell Identification)を特定する。また移動局装置は、P−BCHに含まれる報知情報(MIB: Master Information Block)を復調することで送信アンテナポート数などの主要なパラメータを取得し、その他の報知情報を下りデータチャネル(PDSCH)で通知される動的報知情報チャネル(D-BCH)から取得する。D−BCHに含まれる報知情報は、情報の種類により複数のブロックに分けられ、それぞれSIB(System Information Block)と呼ばれる単位で、個別の周期で報知される。
さらに、各サブフレームの先頭には可変長(1〜4OFDMシンボル)の下り共用制御チャネル(PDCCH)が含まれる。PDCCHに使われるOFDMシンボル数は各サブフレーム先頭に配置されるPCFICHと呼ばれる信号で判断する。更に、図示していないが、各リソースブロックには復調および受信品質測定に必要な下りリンク参照信号(DL-RS: Downlink Reference Signal)が含まれる。移動局装置は参照信号を用いて受信品質の測定や、PDCCHの伝播路補償を行ない、PDCCHに自局宛のデータ割り当てがあった場合、PDCCH以降のOFDMシンボルに含まれるPDSCHを復調し、自局宛のデータを取得する。
また、EUTRAでは、待ち受け中(アイドルモード)のユーザ装置の位置は、トラッキングエリア(Tracking Area)という単位で通信システムのネットワーク上のノードによって記憶・管理される。トラッキングエリアとは、UMTSにおけるロケーションエリア(LA: Location Area)又はルーティングエリア(RA: Routing Area)に相当するもので、1又は複数のセルにより構成される。
各セルはSIBなどを用いて、自セルが属するトラッキングエリアの識別子(TAI: Tracking Area Identity)を報知する。TAIは移動通信システム識別子(PLMN識別子)とトラッキングエリアコード(TAC)で構成される。待ち受け中の移動局装置は、在圏するトラッキングエリアに対して位置登録している。移動局装置は、現在位置登録しているトラッキングエリアのTAIを記憶しており、セルを移動するに伴い、報知されているTAIを受信してトラッキングエリアに変化がないかを確認する。例えば、移動局装置が隣のセルに移動し、そこで報知されているTAIが、自移動局装置において現在登録されているTAIと異なる場合には、前記移動局装置はネットワークにアクセスし、位置登録の更新を行う。この位置登録の更新をトラッキングエリアアップデート(TAU: Tracking Area Update)という。TAUを行うためには、移動局装置が無線通信によって在圏するセルにアクセスする必要があるため、頻度が多いと待ち受け中であるにも関わらずバッテリを消耗してしまう。TAUの負荷を削減するためには、トラッキングエリアを大きく設定する(トラッキングエリアを構成するセルの数を増やす)ことが望ましい。
待ち受け中の移動局装置に対して着信が発生した場合、ネットワークは該移動局装置が位置登録されているトラッキングエリアを構成する全セルで一斉呼び出し(ページング)を行う。移動局装置は、ページングによって呼び出された場合、在圏するセルにアクセスし、呼が確立される。
また、上記無線通信システムにおいて、フェムトセルや家庭用基地局(HeNB: Home eNB)と呼ばれる通信エリアの狭いセルを構成する小型の基地局や、通信エリア拡充のために基地局装置から受信した無線信号を再送信するリレー局の導入なども検討されている。(非特許文献2)
上記の特に小型基地局は、構成するセルのエリア内に移動局装置がまったく存在しない状況も想定されるため、消費電力低減のために無線送信を停止するなどの省電力モードに移行することが提案されている。(特許文献1)
特許文献1では、省電力モードへ移行するために、基地局が構成するセルのエリア内に存在する可能性のある移動局装置(該セルと同一のTAIに登録されているすべての移動局装置)に対して呼び出しを行い、その応答の有無によって、省電力モードに移行するか否かを決定する手法が提案されている。
特開2009−182619
3GPP TR36.913,Requirements for Further Advancements for E-UTRA.V8.0.0http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36913.htm 3GPP TR36.814,Further Advancements for E-UTRA Physical Layer Aspects(Release 9).V1.1.1http://www.3gpp.org/ftp/Specs/html-info/36814.htm
前記特許文献1では、基地局装置が無線信号送信を停止する際に、当該基地局装置のセル内に存在する可能性のある移動局装置すべてに対して無線通信を試行し(移動局装置の呼び出しを行い)、応答がない場合に無線信号送信を停止することが提案されている。しかしながら、トラッキングエリアが複数のセルで構成されている場合などには存在する可能性のある移動局装置は膨大な数になる可能性があり、呼び出しのために必要な無線リソースや電力に無駄が生じてしまう。すなわち、順次移動局装置に無線通信を試みる場合には、呼び出しに応答する移動局装置が見つかるまで(最悪の場合で最後の1台まで)呼び出し処理を行う必要がある。さらに前記応答がある場合には、再度無線信号送信を行いたい場合には移動局装置の呼び出しを最初からやり直す必要がある。
本発明は上記問題点に鑑み、基地局装置が、サービスエリア内に存在する移動局装置を効率的に把握できるようにすることで、通信リソースの利用効率の劣化や、基地局装置での処理の増大という問題を回避して消費電力低減を図ることができる無線通信システム、基地局装置、移動局装置および通信方法を提供することを目的としている。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様によるアクセスゲートウェイは、基地局装置を制御するアクセスゲートウェイであって、省電力モード移行に関する信号を生成する信号処理部と、前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するネットワークインターフェースとを具備し、前記省電力モード移行に関する信号は、省電力モードへの移行指示、または移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示の何れかを選択することを特徴とする。
(2)本発明の一態様による基地局装置は、アクセスゲートウェイに制御される基地局装置であって、前記アクセスゲートウェイから移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示を受信した場合に、移動局装置に対してランダムアクセス手順を実行させる報知信号を生成する送信信号処理部と、前記報知信号を送信する送信部と、前記移動局装置からのランダムアクセス手順を管理するランダムアクセス処理部とを具備し、前記報知信号に対してランダムアクセス手順を実行する移動局装置が存在しない場合に省電力モードに移行することを特徴とする。
(3)本発明の一態様による移動局装置は、上述の基地局装置と通信する移動局装置であって、前記ランダムアクセス手順を実行させる報知信号を受信した場合に、ランダムアクセス手順を実行することを特徴とする。
(4)本発明の一態様による無線通信システムは、上述のアクセスゲートウェイと、基地局装置と、移動局装置とを備えることを特徴とする。
(5)本発明の一態様によるアクセスゲートウェイは、基地局装置を制御するアクセスゲートウェイであって、省電力モード移行に関する信号を生成する信号処理部と、前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するネットワークインターフェースとを具備し、前記省電力モード移行に関する信号は、省電力モードへの移行指示、またはトラッキングエリアの識別子を第1の識別子から第2の識別子へ変更する指示、の何れかを選択することを特徴とする。
(6)また、本発明の一態様によるアクセスゲートウェイは上述のアクセスゲートウェイであって、前記第2の識別子は隣接するセルの識別と異なることを特徴とする。
(7)また、本発明の一態様によるアクセスゲートウェイは上述のアクセスゲートウェイであって、前記基地局装置のトラッキングエリアの識別子を前記第2の識別子に変更し、既定時間経過以降に前記第2の識別子に登録されている移動局装置が存在しない場合に、前記基地局装置に省電力モード移行指示を通知することを特徴とする。
(8)また、本発明の一態様によるアクセスゲートウェイは上述のアクセスゲートウェイであって、省電力モード移行後に第2の識別子から第1の識別子に戻すことを特徴とする。
(9)本発明の一態様による通信方法は、アクセスゲートウェイと基地局装置を含む無線通信システムの通信方法であって、前記基地局装置において、前記アクセスゲートウェイから移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示を受信した場合に、移動局装置に対してランダムアクセス手順を実行させる報知信号を生成するステップと、前記報知信号を送信するステップと、前記報知信号に対してランダムアクセス手順を実行する移動局装置が存在しない場合に省電力モードに移行するステップとを少なくとも含むことを特徴とする。
(10)本発明の一態様による通信方法は、アクセスゲートウェイと基地局装置を含む無線通信システムの通信方法であって、前記アクセスゲートウェイにおいて、省電力モード移行に関する信号を生成するステップと、前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するステップと、前記省電力モード移行に関する信号として、省電力モードへの移行指示、またはトラッキングエリアの識別子を第1の識別子から第2の識別子へ変更する指示、の何れかを選択するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
本発明によれば、基地局装置が、サービスエリア内に存在する移動局装置を効率的に把握できるようにすることで、通信リソースの利用効率の劣化や、基地局装置での処理の増大という問題を回避して消費電力低減を図ることができる無線通信システム、基地局装置、移動局装置および通信方法を提供することが可能となる。
本発明における無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。 Contention based Random Accessのランダムアクセス手順を示したシーケンスチャートである。 本発明の実施の形態1における基地局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における移動局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1におけるアクセスゲートウェイの一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における省電力モードへの移行手順を示したシーケンスチャートである。 本発明の実施の形態2における基地局装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2における省電力モードへの移行手順を示したシーケンスチャートである。 本発明の実施の形態3における省電力モードへの移行手順を示したシーケンスチャートである。 EUTRAにおける下りリンクの無線フレームの構成の一例を示す図である。
まず、各実施の形態の具体的な説明に入る前に、本発明で用いられる通信技術の概要について簡単に説明する。
(1)無線通信システム
本発明に係る無線通信システムについて、図1を参照して説明する。以降の説明では無線通信システムとしてEUTRAおよびA−EUTRAを想定しているが、これに限定されるものではない。
前記移動通信システムは、基地局装置と、移動局装置とを備えており、図1は、基地局装置Na、Nb、Nc、移動局装置Ua、Ub、Uc、Udが配置されていることを示す図である。ここで、基地局装置Naが構成するセルをCa1、Ca2、Ca3、基地局装置Nbが構成するセルをNb1、Nb2、Nb3、基地局装置Ncが構成するセルをCc1と仮定する。
前記移動通信システムのコアネットワーク100には、アクセスゲートウェイ(aGW: access Gateway)102が備えられている。ここではコアネットワークに備える場合の実施形態を説明するが、その他のネットワークに備えてもよい。また、該アクセスゲートウェイ装置を制御プレーン(C-Plane)及びユーザープレーン(U-Plane)の論理エンティティに分け、それぞれをMME(Mobility Management Entity)、UPE(User Plane Entity)とする場合もある。また、コアネットワーク100上にアクセスゲートウェイ装置が複数ある場合には、ホームロケーションレジスタ(HLR: Home Location Register)101が備えられる。HLR101には、移動局装置がどのアクセスゲートウェイ装置の下で管理されているかを示す情報が保持される。
本発明の各実施形態においては、セルCa1、Ca2、Ca3でひとつのトラッキングエリア(TA1)が構成され、セルCb1、Cb2、Cb3、Cc1でひとつのトラッキングエリア(TA2)が構成されている場合について説明する。
(2)移動局装置への着信
ここでは、さらに待ち受け中の移動局装置への着信がある場合の手順を説明する。
アクセスゲートウェイ102は、各移動局装置がそれぞれ位置登録したトラッキングエリアの情報を保持している。例えば待ち受け中の移動局装置Ndに対して着信があった場合(着呼の場合)、アクセスゲートウェイ102は、移動局装置Ndが登録されているトラッキングエリアを特定し、該トラッキングエリア(ここではTA2とする)を構成する全てのセル(セルCb1、Cb2、Cb3、Cc1)でページングを送信するよう該セルを構成する各基地局装置(Nb、Nc)を制御する。すなわち、ネットワーク側では、移動局装置が待ち受け中である場合には、該移動局装置との間のコネクションがない状態であるため、移動局装置Ndが在圏するセルを特定することができない。このため、ネットワークは、該移動局装置が位置登録したトラッキングエリアに属する全てのセルで、ページングを送信する必要がある。
基地局装置Nbと基地局装置Ncでは、アクセスゲートウェイ102から受信したページングを、前記基地局が構成する各セルにおいて移動局装置に対して報知する。ページングを受信した移動局装置Ndは、自局の識別子(IMSIやTMSIなど)が該ページングに含まれているか否かを判断し、含まれている場合には、在圏するセル(図1ではCb3)に対して後述するランダムアクセス手順を実行して接続し、データの受信を開始する。
(3)ランダムアクセス手順
ランダムアクセスには、Contention based Random AccessとNon−contention based Random Accessの2つのアクセス方法がある。Contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突する可能性のあるランダムアクセスであり、接続処理時に通常行われるランダムアクセスである。また、Non−contention based Random Accessは、移動局装置間で衝突が発生しないランダムアクセスであり、迅速に移動局装置−基地局装置間の同期をとるために用いられるランダムアクセスであり、ハンドオーバー等の特別な場合に基地局装置主導で行われる。
Contention based Random Accessでは、上り同期を取る(上り同期タイミングを調整する)ためにランダムアクセスプリアンブル(単にプリアンブルとも呼ばれる)をランダムアクセスチャネルで送信する。プリアンブルには、情報を表す信号パターンであるシグネチャが含まれ、数十種類のシグネチャを用意して数ビットの情報を表現することができる。EUTRAでは、6ビットの情報を送信することが想定され、64種類のシグネチャが用意されることが想定されている。6ビットの情報は、5ビットがランダムID、残りの1ビットが下りリンクのパスロスとランダムアクセス後に送信する上りデータ量に基づき決定される。
ここで、Contention based Random Access及びNon−Contention based Random Accessの通信手順の概略について説明する。
図2は、Contention based Random Accessの手順例について示したシーケンスチャートである。Contention based Random Accessは、初期アクセス時、再接続時、Inter−RATハンドオーバー時などに用いられる。
移動局装置は、ステップS1で基地局装置から報知情報を受信し、送信するシグネチャを選択するためのシグネチャ情報(ランダムアクセスチャネルの無線リソース情報、シグネチャのグループ情報など)を取得する。そして、ランダムアクセス要求が発生した場合(ステップS2)、シグネチャ情報に基づいてシグネチャを選択し、ランダムアクセスチャネルを用いて選択したプリアンブルを基地局装置へ送信する(ステップS3)。
基地局装置は、移動局装置からランダムアクセスチャネルを受信すると、送信されたプリアンブルから移動局装置と基地局装置間の上り同期タイミングずれ(Timing Advance)を算出し、ランダムアクセス応答(ランダムアクセスレスポンス)を送信するためにスケジューリングを行い、移動局装置に対して仮の識別子であるTemporary C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identity)を割り当て、PDCCHにプリアンブルを送信した移動局装置宛の応答を示す識別子であるRA−RNTI(Random Access-Radio Network Temporary Identity)とPDSCHのリソース割当て情報を配置し、PDSCHに上り同期タイミングずれ情報、上りスケジューリング情報、Tempolary C−RNTIおよび受信したプリアンブルのシグネチャID番号(またはランダムID)を配置し、ランダムアクセス応答として前記PDCCHと前記PDSCHを送信する(ステップS4)。
移動局装置は、PDCCHにRA−RNTIがあることを確認すると、PDSCHに配置されたランダムアクセス応答の中身を確認し、送信したプリアンブルのシグネチャID番号(またはランダムID)が含まれる応答を抽出する。そして、上り同期タイミングずれを補正し、スケジューリングされた無線リソースでTempolary C−RNTIを含む上りスケジューリングデータを送信する(ステップS5)。なお、移動局装置は、基地局装置からのランダムアクセス応答を一定期間待ち続け、送信したプリアンブルのシグネチャID番号を含んだランダムアクセス応答を受信しない場合は、再度、プリアンブルを送信する。
基地局装置は、移動局装置からの上りスケジューリングデータを受信すると、受信した上りスケジューリングデータに含まれるTempolary C−RNTIを使用して移動局装置間で衝突が起こっているかどうかを移動局装置に判断させるための下りスケジューリングデータを移動局装置に送信する(ステップS6)。前記下りスケジューリングデータは、コンテンションレゾリューションとも呼ばれる。移動局装置は、下りスケジューリングデータを制限時間内に正しく受信することにより、ランダムアクセスが成功したと判断し、ランダムアクセス手順を終了する。そして、Tempolary C−RNTIを一時的なものでなく、当該セルにおいて移動局装置を識別するための識別子(C−RNTI)として使用する。
一方、Non−contentioned based Random Accessでは、基地局装置がシグネチャID番号を選択して移動局装置に通知する。移動局装置は、通知されたシグネチャを使用し、ランダムアクセスチャネルでプリアンブルを送信する。
基地局装置は、移動局装置からのプリアンブルを受信すると、プリアンブルから移動局装置−基地局装置間の同期タイミングずれを算出し、PDCCHに、ランダムアクセスチャネルを送信した移動局装置宛の応答を示すためにC−RNTIを配置し、同期タイミングずれ情報を含んだランダムアクセス応答を送信する。移動局装置は、受信したランダムアクセス応答から同期タイミングずれを補正し、ランダムアクセスが正しく完了したと判断する。
(4)トラッキングエリアアップデート(TAU)
待ち受け中(アイドルモード)の移動局装置は、移動してトラッキングエリアが変化した場合や前回のTAUから既定の時間が経過した場合にトラッキングエリアアップデートを行う。アイドル状態の移動局装置は、報知されているTAIを受信し、自移動局装置の属するトラッキングエリアを把握することができる。例えば、移動局装置NbがセルCa3から隣のセルCb2に移動する場合、そこで報知されているTAI(ここではTA2の識別子)が自移動局装置の保持していたTAI(ここではTA1の識別子)と異なる場合、移動局装置NbはセルCb2において、前述のランダムアクセス手順でネットワークにアクセスし、アクセスゲートウェイに対して位置登録の更新を行う。更新により、移動局装置Nbは新たに位置登録を行ったTAI(ここではTA2の識別子)を記憶し、アクセスゲートウェイ102は、該移動局装置Nbの識別子に対応付けられていたTAI(TA1の識別子)を破棄し、新たなTAI(TA2の識別子)と対応付けて記憶する。
さらに、セルは自セルのシステム情報(SIBの情報)が変更されるとページングを利用してセル内に報知する。待ち受け中(アイドル状態)の移動局装置は、在圏セルのシステム情報が変更されたことをページングの受信などにより検出すると、システム情報の再取得を行う。
以上の事項を考慮しつつ、以下、本発明の実施の形態について具体的に説明する。
[第1の実施形態]
以下、図3〜図6を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による基地局装置300の概略を示すブロック図である。基地局装置300は、受信部301、受信信号処理部302、ランダムアクセス処理部303、上位レイヤ307、制御部306、送信信号処理部304、送信部305、受信アンテナAN31、送信アンテナAN32を具備する。図3において、基地局装置300のその他の構成要素は本実施の形態に関係ないため省略してある。
上位レイヤ307は、送信に必要な制御信号を制御部306へ出力する。また、移動局装置向けのトラフィックデータや制御信号や報知情報(システム情報を含む)などの送信情報を送信信号処理部304へ出力する。送信信号処理部304は、制御部306から入力される送信制御信号に基づき、上位レイヤ307から入力されるデータを符号化および変調し、下り共用制御チャネルや同期チャネルや下りリンク参照信号とともに時間/周波数軸へ配置し、図12に示すような無線フレームを生成する。送信信号処理部304で生成された無線フレームは送信部305に出力される。送信部305は、送信信号処理部304で生成された無線フレームを、制御部306から入力される送信制御信号に基づき、既定の周波数の搬送波にのせ電力増幅を行う。送信部305から出力された信号は送信アンテナAN32から送信される。
また、上位レイヤ307は、受信に必要な制御信号を制御部306へ出力する。受信アンテナAN31で受信された信号は、受信部301へ入力される。受信部301は、制御部306から入力される受信制御信号に基づき、移動局装置から受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換する。変換された信号は、受信信号処理部302へ入力されて、制御部306から入力される受信制御信号に基づいて復調および復号される。受信信号処理部302は、正しく復号された制御データやトラフィックデータを上位レイヤ307へ出力する。受信した信号が、移動局装置から送信されたランダムアクセスチャネル、または上り共用制御チャネル(PUCCH)で送信されたランダムアクセス応答に対するスケジューリングデータである場合、受信信号処理部302はランダムアクセスデータをランダムアクセス処理部303へ出力する。
ランダムアクセス処理部303では、ランダムアクセス手順が正しく実施されているかを判断し、その結果を上位レイヤ307へ出力する。上位レイヤ307はランダムアクセス処理部303の結果に基づいてランダムアクセス手順の継続の有無を判断する。
また、基地局装置300は上位レイヤ307を通じて図1におけるアクセスゲートウェイ102との通信を行う。
図4は、本発明の第1の実施形態による移動局装置400の概略を示すブロック図である。移動局装置400は、受信部401、受信信号処理部402、カウンティング信号処理部403、上位レイヤ407、制御部406、送信信号処理部404、送信部405、受信アンテナAN41、送信アンテナAN42を具備する。図4において、移動局装置400のその他の構成要素は本実施の形態に関係ないため省略してある。
上位レイヤ407は、送信に必要な制御信号を制御部406へ出力する。また、上りリンクのトラフィックデータなどの送信情報を送信信号処理部404へ出力する。送信信号処理部404は、制御部406から入力される送信制御信号に基づき、上位レイヤ407から入力されるデータを符号化および変調し、参照信号とともに上り送信信号を生成する。送信信号処理部404で生成された上り送信信号は送信部405に出力される。送信部405は、送信信号処理部404で生成された上り送信信号を、制御部406から入力される送信制御信号に基づき、既定の周波数の搬送波にのせ電力増幅を行う。送信部405から出力された信号は送信アンテナAN42から送信される。
また、上位レイヤ407は、受信に必要な制御信号を制御部406へ出力する。受信アンテナAN41で受信された信号は、受信部401へ入力される。受信部401は、制御部406から入力される受信制御信号に基づき、基地局装置から受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換する。変換された信号は、受信信号処理部402へ入力されて、制御部406から入力される受信制御信号に基づいて復調および復号される。受信信号処理部402は、正しく復号された制御データやトラフィックデータを上位レイヤ407へ出力する。
また、上位レイヤ407は、アクセスゲートウェイから省電力モード移行の指示を受けると、制御部406を通じて、各ブロックにおいて省電力モードで必要とされる機能以外の動作を停止する。例えば、送信部405を制御し、無線送信フレームのすべてあるいは一部の送信を停止する。
図5は、本発明の第1の実施形態によるアクセスゲートウェイ500の概略を示すブロック図である。アクセスゲートウェイ500は、ネットワークインターフェース501、信号処理部502、記憶部503を具備する。図5において、アクセスゲートウェイ500のその他の構成要素は本実施の形態に関係ないため省略してある。また、本実施形態におけるアクセスゲートウェイの機能は、MMEに含まれてもよいし、制御の対象となる装置(HeNBやリレー局装置など)に応じて、HeNB制御機能やリレー局制御機能やOAM(Operation Administration and Maintenance)機能を有する装置などに含まれてもよい。
ネットワークインターフェース501は、基地局装置やHLRとの通信を行う。記憶部503は、基地局装置と該基地局装置のTAIの対応および移動局装置と該移動局装置が登録されているTAIとの対応が記憶されている。信号処理部502は記憶部503の対応づけに基づき、移動局装置の呼び出しのための基地局選択などを行う。また、信号処理部502は、記憶部503で記憶されているトラッキングエリアに移動局装置が存在しない場合に「省電力モード移行指示」信号を当該トラッキングエリアの基地局装置にネットワークインターフェース501を通して通知することができる。
次に本実施形態における省電力モードへの移行手法について図6のシーケンスチャートを用いて説明する。
まず基地局装置は自局の省電力モード移行の要求をアクセスゲートウェイに通知する(ステップS61)。通知のタイミングは、移動局装置との通信が一定時間なかった場合や予め設定された時刻などが考えられる。
要求を受けたアクセスゲートウェイは、該基地局装置のトラッキングエリアに登録されている移動局装置を検索し、移動局装置の登録有無を調べる(ステップS62)。移動局装置が登録されていない場合には「省電力モード移行指示」を基地局装置へ通知し、登録されている場合には「要調査」を基地局装置へ通知する(ステップS63)。
ステップS64において、基地局装置は「省電力モード移行指示」を受信した場合は省電力モードへ移行して「省電力モード移行完了」をアクセスゲートウェイに通知し(ステップS65)シーケンスを終了する。「要調査」を受けた場合は報知情報としてカウンティング信号(ランダムアクセスを要求する信号)を無線送信する(ステップS66)。前記カウンティング信号を受信した移動局装置はランダムアクセス手順を実行し、カウンティング応答を行う(ステップS67)。カウンティング信号を報知した基地局装置は、既定時間内にランダムアクセスが行われたか否かを判定する(ステップS68)。
既定時間内にランダムアクセスが行われなかった場合には、省電力モードへ移行し、「省電力モード移行完了」をアクセスゲートウェイに通知する。ランダムアクセスが行われた場合には「省電力モード移行失敗」を通知してシーケンスを終了する(ステップS69)。
なお、アクセスゲートウェイにタイマーを具備し、ステップS63の「要調査」送信から既定時間内に「省電力モード移行完了」を受信できない場合に「省電力モード移行失敗」とみなしてもよい。またはアクセスゲートウェイで基地局装置のモード(省電力モードか通常のモードか)を管理しない場合には、ステップS65およびステップS69を省略してもよい。さらに、ステップS61を省略し、アクセスゲートウェイにてトラッキングエリア内の移動局装置の登録状態を監視し、登録数が0となった時点で基地局装置に省電力モード移行指示を通知してもよい。
本実施形態により、トラッキングエリア内の移動局装置の有無の判定を行い、移動局装置が存在する場合にのみランダムアクセスを要求するカウンティング信号を報知することで、移動局装置毎の呼び出しを行うことなく、待ち受け状態の移動局装置の有無を把握することが可能となる。
さらに、アクセスゲートウェイから移動局装置の識別子を取得して移動局装置を呼び出す方法と比較して、基地局装置からカウンティング信号を報知するのみで待ち受け状態の移動局装置の有無を把握できるため、ネットワークリソースを効率的に利用することが可能となる。
また、アクセスゲートウェイはトラッキングエリア単位で省電力モード移行可否の判断を行っているが、セル内に通信中の移動局装置がない場合に基地局装置から省電力モード移行の要求を行うことで、より高頻度に省電力モード移行の判断を行うことが可能となる。
[第2の実施形態]
前記第1の実施形態では、新たにカウンティング信号を導入することにより待ち受け状態の移動局装置の有無を把握したが、このカウンティング信号に対応していない従来の移動局装置には対応できない。そのため、本実施形態では、TAIの変更を行うことにより、従来の移動局装置が存在する通信システムに対応することが可能となり、さらには省電力モード移行において手順の効率化を図ることが可能であることを示す。
以下、図7〜図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態による基地局装置700の概略を示すブロック図である。基地局装置700は、受信部701、受信信号処理部702、TAI保持部703、上位レイヤ707、制御部706、送信信号処理部704、送信部705、受信アンテナAN71、送信アンテナAN72を具備する。図7において、基地局装置700のその他の構成要素は本実施の形態に関係ないため省略してある。
TAI保持部703は、基地局装置700のトラッキングエリアの識別子(TAI)を保持する。上位レイヤ707は、送信に必要な制御信号を制御部706へ出力する。また、移動局装置向けのトラフィックデータや制御信号や報知情報(システム情報を含む)などの送信情報を送信信号処理部704へ出力する。この際、前記システム情報にはTAI保持部703で保持するTAIの情報が含まれる。送信信号処理部704は、制御部706から入力される送信制御信号に基づき、上位レイヤ707から入力されるデータを符号化および変調し、下り共用制御チャネルや同期チャネルや下りリンク参照信号とともに時間/周波数軸へ配置し、図12に示すような無線フレームを生成する。送信信号処理部704で生成された無線フレームは送信部705に出力される。送信部705は、送信信号処理部704で生成された無線フレームを、制御部706から入力される送信制御信号に基づき、既定の周波数の搬送波にのせ電力増幅を行う。送信部705から出力された信号は送信アンテナAN72から送信される。
また、上位レイヤ707は、受信に必要な制御信号を制御部706へ出力する。受信アンテナAN71で受信された信号は、受信部701へ入力される。受信部701は、制御部706から入力される受信制御信号に基づき、移動局装置から受信した信号をベースバンドのデジタル信号に変換する。変換された信号は、受信信号処理部702へ入力されて、制御部706から入力される受信制御信号に基づいて復調および復号される。受信信号処理部702は、正しく復号された制御データやトラフィックデータを上位レイヤ707へ出力する。また、基地局装置700は上位レイヤ707を通じて図1におけるアクセスゲートウェイ102との通信を行い、移動局装置のTAUなどを行う。
また、上位レイヤ707は、アクセスゲートウェイから省電力モード移行の指示を受けると、制御部706を通じて、各ブロックにおいて省電力モードで必要とされる機能以外の動作を停止する。例えば、送信部705を制御し、無線送信フレームのすべてあるいは一部の送信を停止する。
本実施形態における移動局装置は従来の移動局装置を用いるため説明を省略する。また、第1の実施形態の移動局装置400と同じ構成であってもよい。
さらに本実施形態におけるアクセスゲートウェイは、第1の実施形態のアクセスゲートウェイ500と同じ構成であるため説明を省略する。
次に本実施形態における省電力モードへの移行手法について図8のシーケンスチャートを用いて説明する。
まず基地局装置は自局の省電力モード移行の要求をアクセスゲートウェイに通知する(ステップS801)。通知のタイミングは、移動局装置との通信が一定時間なかった場合や予め設定された時刻などが考えられる。
要求を受けたアクセスゲートウェイは、該基地局装置のトラッキングエリアに登録されている移動局装置を検索し、移動局装置の登録有無を調べる(ステップS802)。移動局装置が登録されていない場合には「省電力モード移行指示」を基地局装置へ通知し、登録されている場合には、前記トラッキングエリアを構成する基地局装置が複数である場合には「TAI変更」を新しいTAI情報とともに基地局装置へ通知し、複数でない場合には「省電力モード移行不可」を通知する(ステップS803)。また、アクセスゲートウェイは記憶部で保持する前記基地局装置のTAI情報を新しいTAI情報に更新する。この新しいTAIは隣接する他のセルとは異なる識別子とする。
ステップS804において、基地局装置は「省電力モード移行指示」を受信した場合は省電力モードへ移行して「省電力モード移行完了」をアクセスゲートウェイに通知し(ステップS805)シーケンスを終了する。「省電力モード移行不可」を受信した場合はシーケンスを終了する。「TAI変更」を受信した場合は、TAI保持部で保持するTAIを通知された新しいTAIに更新する。基地局装置はTAIが更新されるため、システム情報変更通知が移動局装置に対して報知される(ステップS806)。システム情報変更通知を受信した移動局装置は基地局装置から報知されるシステム情報を取得し、TAIが変更されたことを認識する(ステップS807)。TAIが変更されたため、移動局装置はランダムアクセス手順を実行し(ステップS808)、アクセスゲートウェイに対してトラッキングエリアアップデートを行う(S809)。アクセスゲートウェイはステップS803を実行してから既定の時間経過後、新しく設定したトラッキングエリアに移動局装置が登録されているか否かを判定する(ステップS810)。登録されていない場合には、基地局装置に対して「省電力モード移行指示」を通知し、登録されている場合には前記トラッキングエリアに登録される移動局装置数が0となった時点で「省電力モード移行指示」を通知する(ステップS811)。
「省電力モード移行指示」を受信した基地局装置は、省電力モードへ移行して(ステップS812)、「省電力モード移行完了」をアクセスゲートウェイに通知する(ステップS813)。
また、必要であれば、ステップS813につづき、アクセスゲートウェイから「TAI変更」を基地局装置へ通知し、基地局装置のTAIを変更前のTAIに戻してもよい。
また、ステップS803において、当該基地局装置のトラッキングエリア内に一定以上の移動局装置が登録されている場合、トラッキングエリアを構成する基地局装置が複数である場合であっても、「省電力モード移行不可」を基地局装置に通知してもよい。これは、TAUを行う移動局装置が多くなることによるネットワーク負荷の増大を抑えることができるためである。
また、第1の実施形態と同様に、アクセスゲートウェイで基地局装置のモード(省電力モードか通常のモードか)を管理しない場合には、ステップS805およびステップS813を省略してもよい。また、ステップS801を省略し、アクセスゲートウェイにてトラッキングエリア内の移動局装置の登録状態を監視し、登録数が0となった時点で基地局装置に省電力モード移行指示を通知してもよい。
本実施形態により、従来の移動局装置に対してランダムアクセスを実施させることが可能となり、第1の実施形態と同様、移動局装置毎の呼び出しを行うことなく、待ち受け状態の移動局装置の有無を把握することが可能となる。
さらには、TAIを変更して隣接セルと異なるトラッキングエリアとすることで、セル内に待ち受け中の移動局装置が存在する場合であっても、該移動局装置のTAUを監視することにより、基地局装置からセル内の移動局装置に対する新たなランダムアクセスの要求を行うことなく、前記セル内で待ち受け中の移動局装置の存在を確認することができる。
また、省電力モード移行後にTAIを変更前のTAIに戻すことにより、省電力モードから通常のモードに復帰した際に、隣接セルから移動してくる移動局装置による不必要なTAUを防止することができ、移動局装置の省電力化を図ることができる。
[第3の実施形態]
前記第2の実施形態では、TAIの変更を行うことにより、セル内の移動局装置の有無を効率的に把握する方法について述べた。本実施形態では、TAIを用いる別の実施形態について説明を行う。
まず本実施形態における基地局装置および移動局装置およびアクセスゲートウェイは、第2の実施形態と同じブロック構成であるため、説明を省略する。
次に本実施形態における省電力モードへの移行手法について図9のシーケンスチャートを用いて説明する。
まずアクセスゲートウェイは、予め設定された日時であるかを判定し(ステップS901)、TAI変更を行う日時であれば、基地局装置に対してTAI変更指示を通知する(ステップS902)。ここで予め設定された日時とは、例えばセル内の統計的な移動局装置数に基づいて設定される日時(年間/月間/週間/日毎/時間毎にアクセスした移動局装置数を集計し、統計的に既定の数を下回る日時)や事業者が手動で設定した日時である。
ステップS903において、基地局装置は、TAI保持部で保持するTAIを通知された新しいTAIに更新する。基地局装置はTAIが更新されるため、システム情報変更通知が移動局装置に対して報知される(ステップS904)。
基地局装置はTAI変更完了をアクセスゲートウェイに通知し(ステップS905)、アクセスゲートウェイは記憶部で保持する前記基地局装置のTAI情報を新しいTAI情報に更新する。
また、システム情報変更通知を受信した移動局装置は基地局装置から報知されるシステム情報を取得し、TAIが変更されたことを認識する(ステップS906)。TAIが変更されたため、移動局装置はランダムアクセス手順を実行し(ステップS907)、アクセスゲートウェイに対してトラッキングエリアアップデートを行う(S908)。
アクセスゲートウェイはステップS905から既定時間経過後に、移動局装置が登録されていないかを判定する(ステップS909)。移動局装置が登録されていない場合には、基地局装置に対して「省電力モード移行指示」を通知し、移動局装置が登録されている場合には前記トラッキングエリアに登録される移動局装置数が0となった時点で「省電力モード移行指示」を通知する(ステップS910)。「省電力モード移行指示」を受信した基地局装置は、省電力モードへ移行して(ステップS911)、「省電力モード移行完了」をアクセスゲートウェイに通知する(ステップS912)。
本実施形態により、予め省電力モードへの移行が予想される日時において、TAIを変更して隣接セルと異なるトラッキングエリアとしておくことで、第2の実施形態と同様に、セル内に待ち受け中の移動局装置が存在する場合であっても、該移動局装置のTAUを監視することにより、基地局装置からセル内の移動局装置に対する新たなランダムアクセスの要求を行うことなく、前記セル内で待ち受け中の移動局装置の存在を確認することができる。
上記の各実施形態では、基地局装置の省電力モード移行の判定やTAIの設定をアクセスゲートウェイが行っているが、他の装置に含まれてもよく、他の装置に含まれる場合にも、トラッキングエリアと基地局装置の対応情報および移動局装置とトラッキングエリアの対応づけ情報を取得し、各実施形態における基地局装置とのシーケンスを実行することで、同様の効果を得ることができる。また、各実施形態における基地局装置には、HeNBやリレー局装置なども含まれる。
また上記の第2および第3の実施形態では、アクセスゲートウェイから基地局装置に対して新しいTAIをTAI変更指示に含めて通知しているが、予め複数のTAIを基地局装置に通知しておき、TAI変更指示にはどのTAIを選択するかを示す情報のみを通知してもよい。
なお、以上説明した実施形態は単なる例示に過ぎず、様々な変形例、置換例を用いて実現することができる。例えば本発明では省電力モード移行のための移動局数把握の手順を示したが、省電力モード移行判定だけではなく、基地局装置のメンテナンスのための電源断の判定や特定サービス(ブロードキャストサービスなど)実施の要/不要の判定に応用することも可能である。説明の便宜上、実施形態の移動局および基地局およびアクセスゲートウェイを機能的なブロック図を用いて説明したが、基地局装置および移動局装置およびアクセスゲートウェイの各部の機能またはこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各実施形態で示した制御を行なってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上記各実施形態に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
本発明は、無線通信システムやアクセスゲートウェイや基地局装置や移動局装置や通信方法に用いて好適である。
100…コアネットワーク
101…HLR
102、500…アクセスゲートウェイ
300、700…基地局装置
400…移動局装置
301、401、701…受信部
302、402、702…受信信号処理部
303…ランダムアクセス処理部
304、404、704…送信信号処理部
305、405、705…送信部
306、406、706…制御部
307、407、707…上位レイヤ
501…ネットワークインターフェース
502…信号処理部
503…記憶部
703…TAI保持部
AN31、AN41、AN71…受信アンテナ
AN32、AN42、AN72…送信アンテナ

Claims (10)

  1. 基地局装置を制御するアクセスゲートウェイであって、
    省電力モード移行に関する信号を生成する信号処理部と、
    前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するネットワークインターフェースと、を具備し、
    前記省電力モード移行に関する信号は、省電力モードへの移行指示、または移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示の何れかを選択することを特徴とするアクセスゲートウェイ。
  2. アクセスゲートウェイに制御される基地局装置であって、
    前記アクセスゲートウェイから移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示を受信した場合に、移動局装置に対してランダムアクセス手順を実行させる報知信号を生成する送信信号処理部と、
    前記報知信号を送信する送信部と、
    前記移動局装置からのランダムアクセス手順を管理するランダムアクセス処理部と、を具備し、
    前記報知信号に対してランダムアクセス手順を実行する移動局装置が存在しない場合に省電力モードに移行することを特徴とする基地局装置。
  3. 請求項2記載の基地局装置と通信する移動局装置であって、
    前記ランダムアクセス手順を実行させる報知信号を受信した場合に、ランダムアクセス手順を実行することを特徴とする移動局装置。
  4. 請求項1記載のアクセスゲートウェイと、請求項2記載の基地局装置と、請求項3記載の移動局装置と、を備えることを特徴とする無線通信システム
  5. 基地局装置を制御するアクセスゲートウェイであって、
    省電力モード移行に関する信号を生成する信号処理部と、
    前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するネットワークインターフェースと、を具備し、
    前記省電力モード移行に関する信号は、省電力モードへの移行指示、またはトラッキングエリアの識別子を第1の識別子から第2の識別子へ変更する指示、
    の何れかを選択することを特徴とするアクセスゲートウェイ。
  6. 前記第2の識別子は隣接するセルの識別と異なることを特徴とする請求項5記載のアクセスゲートウェイ。
  7. 前記基地局装置のトラッキングエリアの識別子を前記第2の識別子に変更し、既定時間経過以降に前記第2の識別子に登録されている移動局装置が存在しない場合に、前記基地局装置に省電力モード移行指示を通知することを特徴とする請求項5または請求項6記載のアクセスゲートウェイ。
  8. 省電力モード移行後に第2の識別子から第1の識別子に戻すことを特徴とする請求項5乃至請求項7記載のアクセスゲートウェイ。
  9. アクセスゲートウェイと基地局装置を含む無線通信システムの通信方法であって、
    前記基地局装置において、前記アクセスゲートウェイから移動局装置にランダムアクセス手順を実行させる信号の報知指示を受信した場合に、移動局装置に対してランダムアクセス手順を実行させる報知信号を生成するステップと、
    前記報知信号を送信するステップと、
    前記報知信号に対してランダムアクセス手順を実行する移動局装置が存在しない場合に省電力モードに移行するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする通信方法。
  10. アクセスゲートウェイと基地局装置を含む無線通信システムの通信方法であって、
    前記アクセスゲートウェイにおいて、省電力モード移行に関する信号を生成するステップと、
    前記省電力モード移行に関する信号を前記基地局装置に対して送信するステップと、
    前記省電力モード移行に関する信号として、省電力モードへの移行指示、またはトラッキングエリアの識別子を第1の識別子から第2の識別子へ変更する指示、の何れかを選択するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする通信方法。
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