JP2019507638A - 近接照射療法システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、患者体への放射線の適用を支援する近接照射療法システムに関する。このシステムは、少なくとも1つの放射線源を体領域に固定するよう構成されたアプリケータ1と協働し、アプリケータ1を含む体領域の3次元画像を生成するよう構成された超音波デバイス3を含む。更に、画像生成ユニット9は、アプリケータ1の予め記憶された3次元モデルを備え、体領域の3次元画像に基づき、アプリケータ1に関する位置情報を取得し、位置情報に基づき、体領域の3次元画像とアプリケータ1の予め記憶された3次元モデルとを整列させるよう構成される。

Description

本発明は一般に近接照射療法の分野に関する。より詳細には、本発明は、患者体の体領域への放射線の適用を支援する近接照射療法システム、このシステムを作動させる方法、及びこの方法を実行するためのコンピュータプログラムに関する。
近接照射療法では、1つ又は複数の放射線源が、腫瘍を含む治療領域における患者の体内に配置される。各放射線源は、この組織に含まれる腫瘍細胞を破壊することを主な目的として周囲の組織を治療するために電離放射線を放出する。通常、一時的近接照射療法と呼ばれる1つのタイプの近接照射療法では、特に腫瘍細胞に所定の放射線量を適用するため、放射線源が所定の短い時間間隔の治療内に置かれる。このタイプの近接照射療法は、子宮頸癌及び前立腺癌などの他のタイプの癌の効率的な治療を可能にする。
放射線源を治療領域内に配置するため、いわゆるアプリケータが使用される。放射線治療を準備するため、アプリケータは、放射線源を含まずに治療領域に挿入される。アプリケータが正確に配置されると、線量計算ユニットは、特に、アプリケータと腫瘍との間の相対位置に基づき、及び治療領域の解剖学的構成に基づき、適用される線量分布を決定する。この線量分布に基づき、アプリケータ内の1つ又は複数の放射線源の位置及び治療時間を特定する照射計画が決定される。その結果、腫瘍細胞が十分に治療され、腫瘍細胞を囲む感受性組織(リスクにさらされる器官とも呼ばれる)が、最低限の放射線量を受ける。その後、放射線源は、照射計画に基づきアプリケータに供給される。
アプリケータの配置を案内するのを助けるため、適切な撮像モダリティを使用して取得された治療領域の画像が使用される。更に、線量分布及び照射計画は、アプリケータが正確に位置決めされるとき取得された画像に基づき決定される。これに関して、好ましい撮像モダリティは、コンピュータ断層撮影(CT)及び磁気共鳴(MR)撮像である。なぜなら、これらのモダリティが、治療領域の解剖学的構成及びアプリケータの位置を正確に決定することを可能にするからである。しかしながら、CT又はMR撮像は、必要な撮像装置が高コストであるために病院で利用できないことが多い。特に、発展途上国における病院はしばしば、CT又はMR撮像装置を持たないことが多い。
CT又はMR撮像が利用可能でないとき、照射計画は、異なる(直交する)方向から取得され得るいくつかの2次元X線画像に基づきしばしば決定される。しかしながら、子宮頸部、子宮、膀胱、直腸などの軟組織は通常、斯かる画像では見られない。その結果、患者の解剖学的構造の実際のサイズ及び形状を考慮せずに線量計算が行われる。結果として、照射計画は、腫瘍容積に対して不十分な投与量を生成する可能性があり、及び/又は危険にさらされる器官に関して過剰投与量を生成する可能性がある。
WO2015/181632号は、近接照射療法治療に関する治療計画を生成するシステムを開示する。このシステムでは、治療アプリケータを含む解剖学的領域の超音波画像が取得される。更に、アプリケータの位置は、アプリケータに取り付けられたマーカーを含む追跡デバイスにより提供される追跡情報に基づき決定される。追跡情報に基づき、アプリケータのグラフィカル表現が超音波画像に投影される。更に、解剖学的領域のCT画像が得られ、アプリケータのグラフィック表現がCT画像に投影される。そこで、治療組織の改善された視覚化を提供するため、超音波画像及びCT画像における治療アプリケータのグラフィカル表現を位置合わせすることにより、超音波画像及びCT画像が結合される。
従って、本発明の目的は、MR又はCT撮像を用いる治療計画と比較して低コストで実現されることができる高品質の近接照射療法治療計画を可能にすることである。
一態様では、本発明は、患者体の体領域への放射線の適用を支援する近接照射療法システムを提供する。このシステムは、体領域に少なくとも1つの放射線源を固定するよう構成されたアプリケータと協働する。このシステムは、アプリケータを含む体領域の3次元画像を取得するよう構成された超音波(US)デバイスと、画像生成ユニットとを含む。画像生成ユニットは、上記アプリケータの予め記憶された3次元モデルを含み、上記体領域の3次元画像に基づき上記アプリケータに関する位置情報を取得し、上記位置情報に基づき上記体領域の3次元画像と上記アプリケータの予め記憶された3次元モデルとを整列させるよう構成される。
このシステムは、CT又はMRデバイスの代わりに体領域の3次元画像を取得するUSデバイスを含むので、USデバイスの著しく低いコストを考慮すると、このシステムは低コストで実現されることができる。更に、体領域のUS画像とアプリケータのモデルとを整列させることにより、アプリケータがUS画像において完全には見えない場合でも、体領域内のアプリケータの位置が正確に決定されることができる。結果として、特に、US撮像用に特別に構成されていないアプリケータを使用することも可能である(通常、従来のアプリケータの場合、CT又はMR撮像用に構成されるのが典型的である)。アプリケータのモデルは好ましくは、画像空間におけるアプリケータの適切な表現を含む。その結果、アプリケータが、体領域のUS画像において整列されることができる。
本発明の一実施形態では、上記位置情報が、上記体領域の3次元画像に基づき決定される。特に、システムのユーザは、体領域の3次元画像内にアプリケータの点をマーキングすることができ、システムは、これらのマーキングされた点に基づき位置情報を決定することができる。体領域の画像における点をマーキングすることを可能にするため、システムは、好ましくは、上記体領域の上記3次元画像をユーザに表示する表示デバイスと、上記表示された画像内で上記アプリケータの上記所定の点をマーキングするためのユーザ入力を受信する入力デバイスとを有する。
一実施形態では、上記位置情報が、上記体領域の画像内にマークされた上記アプリケータの所定の点の位置に対応する。これらの所定の点は、例えばアプリケータの要素間の接続要素の先端及び点のような、画像において容易に識別されることができるアプリケータの特定の顕著な点に対応することができる。
関連する実施形態は、上記アプリケータのモデルが、対応する点を含み、上記画像生成ユニットは、上記体領域の画像と上記アプリケータのモデルとを整列させ、上記アプリケータの上記モデルの上記点は、上記体領域の画像内にマークされた位置に配置されることを提供する。
更なる関連する実施形態では、上記アプリケータの3次元モデルが、複数の所定の点のセットを含み、上記位置情報は、上記セットのサブセットに含まれる所定のポイントの位置に対応する。従って、例えば(選択されたサブセットに含まれていない)いくつかの所定の点が、体領域の3次元画像において見えない場合、システムのユーザは、マークされるべき所定の点のサブセットを選択することができる。
一実施形態では、上記位置情報が、上記体領域の画像内にマークされた上記アプリケータの所定の点、及び上記体領域の画像内にマークされた上記アプリケータの更なる点の1つの位置に対応し、上記アプリケータの所定の点は、上記アプリケータのモデルの所定の点に対応する。この実施形態の利点は、システムのユーザが、アプリケータの1つの所定の点をマークするだけでよく、位置情報を決定するために使用される更なる点を任意に選択できることである。
関連する実施形態では、上記画像生成ユニットが、上記マークされた点から上記画像内の上記アプリケータの向きを決定し、上記画像生成ユニットは、上記体領域の画像と上記アプリケータのモデルとを整列させ、前上記アプリケータの上記マークされた所定の点と上記モデルの対応する点とが同じ位置に配置され、上記モデルの方向ベクトルは上記決定された方向と整列される。
本発明の一実施形態では、上記アプリケータが、複数の要素を含み、上記画像生成ユニットは、各要素に関する位置情報を取得し、要素に関連付けられる上記位置情報に基づき、上記アプリケータの上記モデルの対応する各要素と上記体領域の上記3次元画像とを整列させる。従って、この実施形態では、アプリケータの異なる要素が、体領域の画像と独立に整列されることができる。これにより、アプリケータモデルと体領域の画像とのより正確な整列が達成されることができる。
画像生成ユニットがアプリケータモデルの1つの要素を体領域の画像と整列させることを可能にするため、ユーザは、要素の少なくとも2つの所定の点又は体領域の画像における1つの所定の点及び更なる点をマークすることができ、画像生成ユニットは、前述した方法でマーキングされた点を使用してアプリケータモデルの要素を整列させることができる。
本発明の一実施形態では、近接照射療法システムが、上記アプリケータのモデルと上記体領域の画像をユーザに表示する表示ユニットを更に有し、上記画像生成ユニットが更に、ユーザにより提供される入力コマンドに基づき、上記体領域の画像に対して上記アプリケータの上記モデルを移動及び/又は回転させる。これにより、位置情報に基づかれる整列が、体領域の3次元画像に描写されたモデルとアプリケータとの間の最適な一致をもたらさない場合、ユーザは、画像内のアプリケータのモデルを更に調整することができる。
本発明の更なる実施形態では、このシステムは、上記超音波デバイスを用いて取得される複数の3次元画像をスティッチングして上記体領域の3次元画像を生成する視覚化ユニットを更に有する。これは、超音波デバイスの撮像野よりも大きい体領域の画像を生成することを可能にするが、これは通常、関心ボリュームの画像を取得するのに十分なほど大きくはない。
本発明の更なる実施形態では、近接照射療法システムは、上記アプリケータのモデルと上記体領域の画像との相対位置に基づき、上記体領域に適用されるべき放射線線量を計算する線量エンジンユニットを更に有する。
更なる態様において、本発明は、患者体の体領域への放射線の適用を支援する近接照射療法システムを作動させる方法を提供する。上記近接照射療法システムが、体領域内に少なくとも1つの放射線源を固定するアプリケータと協働し、このシステムは、上記アプリケータを含む上記体領域の3次元画像を取得する超音波デバイスと、上記アプリケータの予め記憶された3次元モデルを含む画像生成ユニットとを備える。この方法は、(i)上記画像生成ユニットが、上記体領域の3次元画像に基づき、上記アプリケータに関する位置情報を取得するステップと、(ii)上記画像生成ユニットが、上記位置情報に基づき、上記体領域の3次元画像と上記アプリケータの上記予め記憶された3次元モデルとを整列させるステップとを有する。
本発明の更なる態様では、コンピュータプログラムが提供される。コンピュータプログラムは、プロセッサで実行されるとき、少なくとも1つのプロセッサに上記方法を実行するよう命令するプログラムコード手段を含む。
請求項1のシステム、請求項12の方法及び請求項13のコンピュータプログラムは、特に、従属請求項に規定されるような、類似の及び/又は同一の好ましい実施形態を持つことを理解されたい。
本発明の好ましい実施態様は、従属項又は上記実施形態と個別の独立請求項との任意の組み合わせとすることもできる点を理解されたい。
本発明の一実施形態による近接照射療法システムを概略的かつ例示的に示す図である。 システムにおいて使用可能なアプリケータを概略的かつ例示的に示す図である。 アプリケータのモデルを概略的かつ例示的に示す図である。 方向ベクトルに基づき画像におけるアプリケータのモデルと図示されたアプリケータとの整列を概略的かつ例示的に示す図である。
本発明のこれら及び他の側面が、以下に説明される実施形態から明らかとなり、これらの実施形態を参照して説明されることになる。
図1は、特に癌を治療するため、患者体の標的領域への放射線の適用を支援する一時的近接照射療法システムを概略的かつ例示的に示す。一実施形態では、このシステムは、子宮頸癌を治療するために使用される。他の実施形態では、システムは例えば、子宮体癌のような他のタイプの癌を治療するよう構成されることもできる。
システムは、1つ又は複数の放射線源を標的領域に供給するアプリケータ1と協働する。アプリケータ1は、放射性粒子として構成され得る放射源を受ける1つ又は複数のカテーテルを含む。カテーテルを介して、放射線源は、標的領域に供給され、カテーテル内の所定の位置(所謂滞留位置)に保持されることができる。ここで、各カテーテルは、いくつかの可能な滞留位置を提供することができる。実際の放射線治療を開始する前に、アプリケータ1は、放射線源を含まないとき、標的領域に適切に配置される。リスクにさらされる器官(OAR)及び標的構造(例えば腫瘍)に対するアプリケータの位置に基づき、照射計画は、以下でより詳細に後述する方法で決定される。照射計画は特に、アプリケータ内の放射線源の滞留位置と照射時間(しばしば滞留時間とも称される)を規定する。次いで、放射線源は、照射計画に基づき、アプリケータ1内に供給され、アプリケータ1内の定位置に保持される。図1に示される実施形態では、放射線源は、アフターローダデバイス2からアプリケータ1に遠隔的に供給される。更なる実施形態では、放射線源も同様にアプリケータ1へと手動で供給されることができる。
図2は、子宮頸癌の近接照射治療に使用されることができるアプリケータ1を概略的かつ例示的に示す。アプリケータ1は、中央のタンデム21と、2つの卵形22a、22bとを有する。これらは、ジョイント要素23により接続される。ジョイント要素23は、タンデム21及び卵形22a、22bを調節可能な相対位置に保持する。この実施形態によるアプリケータ1の使用では、タンデム21が、患者の子宮に挿入されることができ、卵形22a、22bが、子宮頸部に面するように配置されることができる。更なる実施形態では、アプリケータ1は、タンデム21又は卵形22a、22bのみを有する。同様に、アプリケータ1は、タンデム21及び/又は卵形22a、22bを含まなくてもよく、異なる態様で構成されてもよい。例えば、子宮頸癌を治療するとき、リングタンデム、間質性又は膣アプリケータが使用されることができる。一般に、アプリケータ1の構成は、患者の体の標的領域に基づき構成されてもよく、従って、子宮頸癌ではない他のタイプの癌を治療するために使用される場合、他の要素を有してもよい。
更に、このシステムは、患者体内の標的領域の3次元画像を取得するUSデバイス3を有する(図1参照)。USデバイス3は例えば、ある撮像野の3次元US画像を取得するよう構成されたUSプローブ4を含み、これは例えば、ウォブラープローブとすることができる。USデバイス3は、US画像データを生成し、このデータは、視覚化ユニット5に送信される。US画像データから、視覚化ユニット5は、システムのユーザ(典型的には医師)がUSプローブ4を使用してUS画像データを取得した関心ボリュームの3次元画像を生成することができる。更に、視覚化ユニット5は好ましくは、いくつかのより小さいボリュームの重なり合ったUS画像を結合すること(いわゆるスティッチング)により、完全な標的領域の3次元US画像を自動的に生成するよう構成される。従って、USプローブ4の撮像野よりも大きい関心ボリュームの3次元画像を生成することが可能である。この撮像野は通常は比較的小さい。
好ましくは、視覚化ユニット5は、ユーザ入力を必要とせずにUS画像を結合する自動スティッチング手順を実行する。原理的には、この目的のため、当業者に既知の任意の自動ステッチングアルゴリズムが視覚化ユニット5において適用されることができる。視覚化ユニットにおいて適用可能な1つの例示的なアルゴリズムは、R.Dalviらによる「3D Ultrasound Volume Stitching Using Phase Symmetry and Harris Corner Detection for Orthopaedic Applications」、SPIE medical imaging(p.762330)に記載される。更なる例示的なアルゴリズムでは、視覚化ユニット5は、最初にUS画像をセグメント化し、その結果、これらの画像が解剖学的構造の境界を含む。次に、セグメント化された画像は、強度ベースの位置合わせ方法を用いて結合される。この方法では、正規化された相互相関がメトリックとして用いられ、共通の特徴が重なり合うよう第1の画像を第2の画像にマッピングする変換が得られることができる。この変換は、互いに整列しているよう画像を結合するために、第1の画像に適用される。
視覚化ユニット5で生成された3次元US画像は、表示デバイス6によりシステムのユーザに表示されることができる。更に、システムは、入力手段7を含む。これは、ユーザが、システムと対話し、特に表示デバイス6でユーザに提示されるビューと対話することを可能にする。入力手段7は特に、キーボードと、コンピュータマウス又はトラックパッドのようなポインティングデバイスとを有することができる。
更に、このシステムは、放射線治療の標的構造、即ち腫瘍、及び3次元US画像における関心構造を識別し、及び描写するよう構成された器官セグメンテーションユニット8を含む。更なる関心構造は特に、放射線治療中に低線量を受けるべきOARを含むことができる。子宮頸癌の近接照射治療の場合、斯かるOARは特に、子宮、子宮頸部、膀胱及び直腸を含み得る。標的構造及び更なる構造を識別及び描写するため、自動又は半自動画像処理ベースのアルゴリズムが使用されることができる。自動手順において、器官セグメンテーションユニット8は、適切な画像認識技術を使用して、関連する構造を自動的に描写することができる。半自動手順では、ユーザは、関連する構造の輪郭の点及び/又は部分をマーキングすることができ、器官セグメンテーションユニット8は、適切な画像認識技術を使用してユーザ規定部分に基づき完全な構造を描写してもよい。
以下でより詳細に説明するように、システムは、アプリケータ再構成ユニット9を更に有する。これは、半自動手順において標的領域の3次元US画像に対してアプリケータ1の3次元モデル31を位置決めするよう構成される。これにより、アプリケータ再構成ユニット9は、アプリケータ1のモデル31と、標的領域のUS画像とを整列させる。その結果、標的領域の画像ボリュームに対するアプリケータ1のモデル31の相対的な位置が、アプリケータ1と標的領域との相対的な位置におよそ対応する。
これに基づき、並びに標的領域のUS画像における標的構造及びOARなどの更なる関連構造の描写に基づき、線量エンジンユニット10は、標的構造の放射線治療のための照射計画を生成する。前述したように、照射計画は、放射線源の数及びその強度、アプリケータ1内の放射線源の滞留位置(即ち、その装填パターン)、並びに放射線源に関する滞留時間を特定する。線量エンジンユニット10は、十分な放射線量が標的構造に供給されるように照射計画を生成し、これは、標的構造を効率的に治療することを可能にする。同時に、照射計画は、OAR(例えば、子宮頸癌の治療の場合の直腸及び膀胱)が可能な最低の放射線量を受けるよう生成される。斯かる態様で照射計画を生成するため、線量エンジンユニット10は、当業者に既知の任意の適切な治療計画アルゴリズムを使用することができる。一実施形態では、治療計画アルゴリズムは特に、米国物理学者協会(AAPM)により推奨されるTG43U1 S1プロトコルに基づかれることができる。AAPM Report No.51「Dosimetry of Interstitial Brachytherapy Sources」、International Standard Book Number: 1- 56396-462-7を参照されたい。
視覚化ユニット5、器官セグメンテーションユニット8、アプリケータ再構成ユニット9、及び線量エンジンユニット10は、ソフトウェアアプリケーションとして実現されることができる。これらのソフトウェアアプリケーションは、統合されたコンピュータプログラムの一部であってもよく、別々のコンピュータプログラムとして実現されてもよい。特に、ソフトウェアアプリケーションが単一の統合コンピュータプログラムとして構成される場合、それらは単一のコンピュータデバイスで実行されてもよい。同様に、ソフトウェアアプリケーションは、例えば直接接続又はネットワーク接続を介して互いに適切に接続された2つ以上のコンピュータで実行されることができる。表示デバイス6及び入力手段7は、ソフトウェアアプリケーションを実行するコンピュータデバイス(の1つ)に統合されてもよく、USデバイス3も同様にコンピュータデバイス(の1つ)に結合されてもよい。同様に、表示デバイス6及び入力手段7は、ソフトウェアアプリケーションの1つを実行せず、ソフトウェアアプリケーションを実行するコンピュータデバイス(の1つ)に接続された、更なるコンピュータデバイスなどの別個のデバイスの一部であってもよい。これにより、システムを制御し、遠隔地からその出力ビューを検査することが特に可能である。
アプリケータ1のモデル31は、アプリケータ再構成ユニット9に予め記憶され、アプリケータ1を用いて放射線治療が行われるときロードされる。これに関して、複数のアプリケータ1のモデル31をアプリケータ再構成ユニット9に格納し、放射線治療を計画するたびに使用されるアプリケータ1のモデル31を選択することが好ましい。従って、近接照射療法システムを用いて実行される近接照射治療に使用される異なるアプリケータ1に関する照射計画を生成することが可能である。更に、アプリケータ再構成ユニット9は、近接照射療法システムのユーザが、近接照射療法システムの作動部位にアプリケータ1のモデル31をインストールすることを可能にすることが好ましい。従って、新しいアプリケータ1が近接照射療法システムにおいて使用されるとき、アプリケータ1の新しいモデル31をインストールすることが可能である。
アプリケータ1のモデル31は好ましくは、3次元画像空間におけるアプリケータ1の輪郭の3次元表現を含む。これに関して、図3は、前述し、図2に示されるアプリケータ1のモデル31を概略的かつ例示的に示す。より具体的には、図3は、アプリケータ1の要素(タンデム21並びに卵形22a及び22b)を含むモデルを示す。これは、以下に説明するように、体領域の画像とは別個に整列されることができる。アプリケータ1のモデル31を作成するため、アプリケータ1の3次元が、適切に高い解像度(例えば、x及びy方向に0.5mm並びにz方向に1.5mm)で取得されることができる。アプリケータ1の3次元画像は、任意の適切な撮像モダリティを使用して取得されることができる。一実施形態では、アプリケータ1の3次元画像は、CTデバイスを使用して取得されるCT画像である。更なる実施形態では、3次元画像は、MRデバイスを使用して取得される磁気共鳴画像である。これらの実施形態では、MR適合性アプリケータ1、即ちMR画像で見ることができる材料で作られたアプリケータ1が使用される。3次元画像では、アプリケータ1の輪郭は、適切な自動、半自動又は手動の描写手順を使用して描写されることができる。描写された輪郭から、アプリケータのモデル31は、任意の適切なフォーマットで生成され及び格納されることができる。これは、モデル31と標的領域の3次元画像とを重ね合わせることを可能にする。例えば、モデル31は、画像、バイナリマスク、表面メッシュモデル、又は輪郭モデル(即ち、輪郭のセット)として格納されてもよい。表面メッシュが使用される場合、適切な三角形分割アルゴリズムを使用して、アプリケータ1の描写された輪郭から三角形分割された表面メッシュが生成されることができる。
前述したように、アプリケータのモデル31は、全体として、標的領域のUS画像と整列されるか、又はアプリケータモデル31の個々の要素が、標的領域のUS画像と個別に整列される。前述したアプリケータ1を使用するとき、斯かる要素は、例えばタンデム21及び卵形22a、22bに対応することができる。アプリケータモデル31又はその要素の整列は、モデル31又は要素の1つ又は複数の所定のアンカーポイントに基づき行われることができる。これらのアンカーポイントは、本物のアプリケータ1の所定のランドマークポイントに対応し、これは、近接照射療法システムのユーザがUS画像においてこれらのランドマークポイントを容易に識別できるよう選択されることが好ましい。図2に示されるアプリケータ1では、これらのランドマークポイントは例えば、中央タンデム21の先端、卵形部の終点及びジョイント要素23の中間点に対応することができる。更に、中央のタンデム21又は卵形22a、22bの直径が変化する点のような更なるランドマークポイントが規定されてもよい。
アプリケータ1の斯かるモデル31を用いて、本発明の一実施形態では、治療計画手順が以下の態様で実行される。
第1に、近接照射療法のユーザは、患者の体の標的領域内にアプリケータ1を配置する。同時に、ユーザは、USプローブ4を用いて、挿入されたアプリケータ1を示す標的領域のUS画像を取得することができる。これらの画像は好ましくは、アプリケータ1を適切な位置に置く際にユーザを助けるため、表示デバイス6に実質的にリアルタイムに表示される。近接照射治療を実行するための適切な位置にアプリケータ1が配置されると、ユーザは、USプローブ4を用いて、治療される標的構造(例えば腫瘍)、アプリケータ1、並びに腫瘍及びアプリケータ1の近傍のOARなどの更なる関連する解剖学的構造を示す関心ボリュームの一連の3次元US画像を取得する。視覚化ユニット5は、これらのUS画像を用いて、取得されたUS画像をスティッチングすることにより標的領域の単一画像を生成し、この画像が表示デバイス6でユーザに提示される。従って、ユーザは、関連するすべての解剖学的構造及び配置されたアプリケータ1を含む完全な標的領域を単一の画像ボリュームにおいて見ることができる。
第1の実施形態では、ユーザは、使用されるアプリケータ1のランドマークポイントを画像ボリュームにおいてマークすることができ、これは、画像内で可視である。アプリケータ1は剛性構造であるので、ユーザは、少なくとも2つの目に見えるランドマークポイントをマークすることができる。しかしながら、後続の位置合わせ手順の精度を向上させるため、ユーザがすべての目に見えるランドマークポイントをマークすることが好ましい場合がある。これらは、アプリケータ1に関して予め規定されるランドマークポイントのすべてである。しかしながら、特に、アプリケータ1がUS撮像用に特別に構成されていないとき、所定のランドマークポイントのサブセットのみがUS画像内で可視であり、ユーザは、このサブセットのランドマークポイントをマークすることができる。
ランドマークポイントをマーキングするため、ユーザは、例えば、入力手段7を使用して、表示される画像内でポインタ又はカーソルを移動させ、ポインタ又はカーソルがランドマークポイントに位置するとき、例えば「クリック」といった制御コマンドを入力することができる。更に、ユーザは、入力手段7によりマークされた各ランドマークポイントを識別することができる。この目的のため、使用されるアプリケータのすべての所定のランドマークポイントのリストが、(ユーザが使用アプリケータ1を指定した後)表示デバイス6でユーザに提示され、ユーザがランドマークポイントをマークするたびに、ユーザは、マークされたランドマークポイントに対応するリストエントリをリストから選択することができる。
マークされたランドマークポイントの位置は、アプリケータ再構成ユニット9に提供される。アプリケータ再構成ユニット9は、マークされたランドマークポイントに対応するアプリケータ1のモデル31のアンカーポイントを特定する。次に、アプリケータ再構成ユニット9は、アプリケータ1のモデル31と標的領域のUS画像ボリュームとを組み合わせて、画像位置合わせ手順を実行する。位置合わせは、アプリケータ1のモデル31の各識別されたアンカーポイントが、画像においてマークされたアプリケータの対応するランドマークポイントの位置に実質的に配置されるように行われる。この目的のため、アプリケータ再構成9は、前述の結果を達成するようにモデル31を変換するモデル31の適切な変換を決定する。
一実施形態では、アプリケータ1の完全なモデル31に関する1つの剛性変換が決定される。更なる実施形態では、アプリケータ1のモデル31の所定の部分が別々に変換される。特に、モデル31のこれらの部分は、互いに対して移動されることができるアプリケータ1の要素に対応して別個に変換されてもよい。これにより、アプリケータ1の可動要素の異なる相対位置に関するモデル31の正確に位置合わせを実行することができる。図2に示されるアプリケータ1のモデル31に関して、アプリケータ再構成ユニット1は、例えば中央タンデム21及び卵形22a、22bを別々に変形することができる。なぜなら、アプリケータ1のこれらの要素が、互いに対して移動されることができるからである。アプリケータ1のモデル31の異なる部分が別々に変換される場合、ユーザは、アプリケータのモデル31の別々に変換された部分に対応するアプリケータ31の各要素に関して少なくとも2つのランドマークポイントをマーキングする必要がある。
更なる実施形態では、ユーザは、取得された3次元US画像におけるアプリケータ1又はその要素の1つのランドマークポイントをマークするだけでよい。以下では、アプリケータの要素の個々の整列が想定される。この場合、ユーザは、アプリケータ1の各要素に関する1つのランドマークポイント及び更に任意に選択された点をマークする。これに関して、アプリケータモデル31の各要素は、1つのランドマークポイントのみを含むことができる。しかしながら、アプリケータモデル31の1つ又は複数の要素が複数のランドマークポイントを含むことも同様に可能である。この場合、ユーザは、いくつかの可能なランドマークポイントの中からマークされるランドマークポイントを選択することができる。
アプリケータの1つの要素のマーキングされたランドマークポイント及び追加的にマークされた点に基づき、視覚化ユニット5は、US画像における要素の向きを決定する。特に、この向きは、マークされたランドマークポイントとマークされた追加点とを接続する3次元の方向ベクトルを用いてパラメータ化されることができる。この方向及びマークされたランドマークポイントに基づき、アプリケータ再構成ユニット9は、アプリケータモデル31の要素を、US画像に示される実際のアプリケータ1の対応する要素に整列させる。
この目的のため、アプリケータ再構成ユニット9は、モデル31の要素をUS画像に配置する。その結果、マーキングされたランドマークポイント及びモデル13の対応するランドマークポイントが同じ位置に位置する。更に、アプリケータモデル31の要素は、モデル31の向きがUS画像内のアプリケータ要素の向きに対応するよう回転される。この回転を行うため、視覚化ユニット5は、回転軸を計算し、画像におけるマーキングされた点から得られる上記の方向ベクトルと、回転軸に対するアプリケータ要素の非整列モデル31の対応するベクトルとの間の角度を計算する。図4(左側)に概略的かつ例示的に図示されるように、回転軸
Figure 2019507638
は、方向ベクトル
Figure 2019507638
(上記のように画像内のマークされた点から得られる)とモデル31の非整列要素の対応するベクトル
Figure 2019507638
とのクロス積として計算され、即ち
Figure 2019507638
となる。決定された角度
Figure 2019507638
は、回転軸
Figure 2019507638
に垂直な平面におけるベクトル
Figure 2019507638

Figure 2019507638
との間の角度に対応する。アプリケータモデル31の要素と、取得されたUS画像におけるアプリケータ要素の描写とを整列させるため、アプリケータモデル31の要素は、回転軸
Figure 2019507638
を中心に角度
Figure 2019507638
分回転される(図4の右手側に示される)。
こうして、ユーザによりマークされた点がアプリケータ要素の中間線上にあるとき、アプリケータモデル31の要素と標的領域のUS画像に示されるアプリケータ要素との正確な整列が達成されることができる。従って、ユーザは好ましくは、両方の点が中間線上に存在するように、所定のランドマークポイントに加えてマーキングされるべき更なる点を選択する。前述の実施形態の変形例では、アプリケータ再構成ユニット9は、アプリケータモデル31の各要素をUS画像と個別に整列させることはできないが、全体としてアプリケータモデル31をUS画像に整列させることができる。この目的のため、ユーザは、アプリケータの1つの要素の1つのランドマークポイント及び1つの更なる点をマークすることができ、この要素は、前述の方法でUS画像と整列されることができる。アプリケータモデル31の剛性変換に基づき、この要素に関連して更なる要素が整列されることができる。
アプリケータモデル31をUS画像と整列させると、アプリケータ再構成ユニット9は好ましくは、結合画像を生成する。この画像では、整列されたアプリケータモデル31が、US画像の上にオーバーレイされ、この結合画像は、表示デバイス6を用いて近接照射療法システムのユーザに提示されることができる。オプションで、アプリケータ再構成ユニット9は、エディットモードで作動されることができる。このモードでは、ユーザが、US画像ボリュームに含まれるモデル31を移動及び/又は回転させることができる。ここで、モデル31の移動は、標的領域のUS画像ボリュームに対してモデル31を任意の方向に変位させることを含み、モデル31を回転させることは、任意の軸の周りの回転を含むことができる。ユーザがアプリケータモデル31とUS画像の相対位置をこのように変更するとき、変更された相対位置が、アプリケータ再構成ユニット9で実行される位置合わせ手順から生じるアプリケータモデル31とUS画像との間の相対位置の代わりに、計画手順の次のステップで使用される。
治療計画手順の更なるステップにおいて、器官セグメンテーションユニット8は、治療される標的構造、及び上記の方法でUS画像で示される、危険にさらされる器官などの標的領域内の更なる関連する解剖学的構造を識別及び描写する。このステップは、US画像がアプリケータのモデル31と整列される前に、又はその後に実行されてもよい。いずれにしても、標的領域の3次元画像が、前述のステップで生成される。これは、標的構造の輪郭及び更なる関連する解剖学的構造を含み、かつ、標的構造及び標的領域内の他の構造に対して正確に位置決めされるアプリケータ1のモデル31を含む。
この画像に基づき、線量エンジンユニット10が近接照射治療に関する照射計画を決定し、その後、治療計画に基づき近接照射治療が行われる。
開示された実施形態に対する変形は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲の研究から、請求項に記載された発明を実施する当業者により理解及び達成され得る。
請求項において、単語「有する」は他の要素又はステップを除外するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外するものではない。
単一のユニット又はデバイスは、請求項において記載される複数のアイテムの機能を果たすことができる。特定の手段が相互に異なる従属項に記載されるという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利に使用されることができないことを意味するものではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はその一部として供給される光学的記憶媒体又は固体媒体といった適切な媒体において格納/配布されることができるが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムを介してといった他の形式で配布されることもできる。
請求項における任意の参照符号は、発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (13)

  1. 患者体の体領域への放射線の適用を支援する近接照射療法システムであって、
    前記システムが、前記体領域内に少なくとも1つの放射線源を固定するアプリケータと協働するよう構成され、前記システムは、
    前記アプリケータを含む前記体領域の3次元画像を取得する超音波デバイスと、
    前記アプリケータの予め記憶された3次元モデルを含み、前記体領域の3次元画像に基づき前記アプリケータに関する位置情報を取得し、前記位置情報に基づき前記体領域の3次元画像と前記アプリケータの予め記憶された3次元モデルとを整列させる画像生成ユニットとを有する、近接照射療法システム。
  2. 前記位置情報が、前記体領域の画像においてマークされた前記アプリケータの所定の点の位置に対応する、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  3. 前記アプリケータのモデルが、対応する点を含み、前記画像生成ユニットは、前記体領域の画像と前記アプリケータのモデルとを整列させ、前記アプリケータの前記モデルの前記点が、前記体領域の画像においてマークされた位置に配置される、請求項2に記載の近接照射療法システム。
  4. 前記アプリケータの3次元モデルが、複数の所定の点のセットを含み、前記位置情報は、前記セットのサブセットに含まれる所定のポイントの位置に対応する、請求項2に記載の近接照射療法システム。
  5. 前記位置情報が、前記体領域の画像においてマークされた前記アプリケータの所定の点、及び前記体領域の画像においてマークされた前記アプリケータの更なる点の1つの位置に対応し、前記アプリケータの所定の点は、前記アプリケータのモデルの所定の点に対応する、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  6. 前記画像生成ユニットが、前記マークされた点から前記画像内の前記アプリケータの向きを決定し、前記画像生成ユニットは、前記体領域の画像と前記アプリケータのモデルとを整列させ、前前記アプリケータの前記マークされた所定の点と前記モデルの対応する点とが同じ位置に配置され、前記モデルの方向ベクトルは、前記決定された方向と整列される、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  7. 前記体領域の前記3次元画像をユーザに表示する表示デバイスと、前記表示された画像において前記アプリケータの前記所定の点をマーキングするためのユーザ入力を受信する入力デバイスとを更に有する、請求項2に記載の近接照射療法システム。
  8. 前記アプリケータが、複数の要素を含み、前記画像生成ユニットは、各要素に関する位置情報を取得し、前記要素に関連付けられる前記位置情報に基づき、前記アプリケータの前記モデルの対応する各要素と前記体領域の前記3次元画像とを整列させる、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  9. 前記アプリケータのモデルと前記体領域の画像とをユーザに表示する表示ユニットを更に有し、前記画像生成ユニットが更に、ユーザにより提供される入力コマンドに基づき、前記体領域の画像に対して前記アプリケータの前記モデルを移動及び/又は回転させる、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  10. 前記超音波デバイスを用いて取得される複数の3次元画像をスティッチングすることにより、前記体領域の3次元画像を生成する視覚化ユニットを更に有する、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  11. 前記アプリケータのモデルと前記体領域の画像との相対位置に基づき、前記体領域に適用されるべき放射線線量を計算する線量エンジンユニットを更に有する、請求項1に記載の近接照射療法システム。
  12. 患者体の体領域への放射線の適用を支援する近接照射療法システムを作動させる方法において、
    前記近接照射療法システムが、前記体領域内に少なくとも1つの放射線源を固定するアプリケータと協働し、前記アプリケータを含む前記体領域の3次元画像を取得する超音波デバイスと、前記アプリケータの予め記憶された3次元モデルを含む画像生成ユニットとを備え、
    前記方法が、
    前記画像生成ユニットが、前記体領域の3次元画像に基づき、前記アプリケータに関する位置情報を取得するステップと、
    前記画像生成ユニットが、前記位置情報に基づき、前記体領域の3次元画像と前記アプリケータの前記予め記憶された3次元モデルとを整列させるステップとを有する、方法。
  13. プロセッサで実行されるとき、請求項12に記載の方法を実行するように少なくとも1つのプロセッサに命令するためのプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
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