JP2019506220A - 圧縮特性を有するアンカースクリュー - Google Patents

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Abstract

高度な初期安定性により、穴にねじ込まれ、そこにセルフロックするアンカーに関する。当該アンカーは粗いねじ山の、セルフタッピング式先端部を有する。アンカーの中央領域は複数のらせん状フルートおよび介在するランドで形成される。かかるランドは圧縮エッジを含む。圧縮エッジは、アンカーが適所にねじ込まれる間、母材の内面に、円周方向にスイープする圧縮歪みを付加するように構成される。アンカーの冠状端部は、穴の縁部周囲でのキノコ状の膨張を最小化する閉栓外形を含む。らせん状溝は圧縮エッジおよびフルートと交わる。らせん状溝は、押込み、および、閉じ込められた母材を移動するように機能する可変ピッチおよび減少する深さを有し、それにより、安定性および他のメリットを強化する。骨での応用では、溝は母材小片を受容し、治癒を促進および強化する。【選択図】図7

Description

本発明は、一般的に、母材に固定を行うことを目的としたアンカーに関し、より具体的には、アンカーが適所にねじ込まれる際、母材に圧縮(締め固め)を生じさせるように設計されたアンカーに関し、さらに具体的には、骨のような生きた有機材料に配置されるアンカーに関する。
ねじ込み式アンカーは多様な用途で使用される。例えば、工業および建設環境では、母材が木材、コンクリート、金属、または重合体である場合、別の要素を取り付けるための連結の固定点を提供するために、アンカーが壁または他の部材に配置されてもよい。ねじ込み式アンカーは医療用途に広く使用され、この場合、母材は骨であり、様々な使用の中でも、金属製プレート、ピン、ロッド、キルシュナー鋼線、および、キュンチャー釘およびインターロッキングネイルのような髄内装置を提供する。
母材が骨の場合、歯科用アンカーは別の形体のねじ込み式アンカーである。骨内インプラントまたは固定具としても知られる歯科用アンカーは、歯のクラウン、ブリッジ、義歯、顔面補綴を支援するか、または歯列矯正用アンカーとして機能するために使用される外科装置である。一般に、かかるアンカーは、周囲の骨がアンカーの隙間および周囲に成長するときに、時間の経過により完全な安定性を達成するために、設置直後には装着されないねじ山付きのテーパ状インプラントとして設計される。アンカーが通常使用状態となるのに十分な安定性を有するまで、骨の内方成長に数か月を要する場合がある。
多くの用途において、アンカーの安定性は重要な検討事項である。なぜなら、アンカーは目的とする装着を支援できなければならないからである。母材が有機材料、生きた組織ではない場合、アンカーの最大安定性は、一般には配置直後に達成される。この状況に関して、アンカーは初期安定性を最大化するように設計されなければならない。母材が、例えば骨や木材などの有機性の生きた材料である用途において、アンカーの完全な安定性の達成は、配置後の治癒および成長にかかる時間の経過を要する場合がある。この後者において、アンカーが十分な安定性に到達するのが速ければ速いほど良いとされる。
初期配置時に十分な安定性を有するアンカーは、極めて高い価値がある。従来技術は、アンカーの安定性を改善することを目的とした、初期時および長期間の両方の用途に関する多種多様な設計および構想で構成されているにもかかわらず、いまだ改良に対する止まぬ要望が存在する。具体的には、アンカーの安定性は、容易に改良がおこなわれる分野で、長年にわたる切実な必要性が残ったままである。
ある態様によると、本発明は母材にねじ込まれるタイプのアンカーに関する。母材は任意の適したタイプであってもよい。アンカーは先端部、冠状端部、および中央領域を有する本体を備える。中央領域は先端部と冠状端部の間に配置される。先端部は先端ねじ山プロファイル(apical thread profile)を有し、上記は、本体が強制的に第1の回転方向に回転されるときに、穴に向かって本体をより深く、漸進的に前進することを目的としている。中央領域は、長手方向に延在するフルート(溝、flute)と、これらに介在するランドの配列を含む。各フルートは深さを有する。各ランドは、母材の内面に、圧縮(加圧成形、高密度化、densifying)動作で周方向にスイープする(延びる、拡がる、sweep)圧縮歪みを付加するように構成された圧縮エッジ(condensing edge)を形成し、一方で、アンカーが所定位置にねじ込まれる。また、少なくとも1つのらせん状溝(グルーブ)が中央領域に沿って渦巻状となり、少なくとも1回、各圧縮エッジに交わる。
本発明の別の実施形態によると、椎弓根スクリューが先端部および冠状端部を有する本体を備える。中央領域が先端部と冠状端部の間に配置される。先端部は、本体が強制的に第1の回転方向に回転されるときに、本体を、穴に向かってより深く、漸進的に前進するための先端ねじ山プロファイルを有する。中央領域は、長手方向に延在するフルートとその間に位置するランドとの配列を含む。各フルートは深さを有する。各ランドは、骨切り部位(オステオトミー)の内面に、圧縮動作で周方向にスイープする圧縮歪みを付加するように構成された圧縮エッジを形成し、一方で、椎弓根スクリューが骨切り部位にねじ込まれる。また、少なくとも1つのらせん状溝が、中央領域に沿って渦巻状となり、少なくとも1回、各圧縮エッジに交わる。
さらに、本発明はアンカーを適所にねじ込む方法について検討しており、先端ねじ山プロファイルとらせん状溝内部の間に閉じ込められた母材が、アンカーが適所にねじ込まれる際に、漸進的に押しつぶされ、巧みに処理される。この押し潰す(圧潰)動作及び移動がアンカーに接触する母材を圧縮し、結果として母材とアンカーの間の一次安定性を高める。母材が例えば骨や木材のような生きた有機材料の場合、この漸進的に押し潰す動作および移動が、迅速な、新たな成長の形成を促す。
以下の詳細な説明および図面と関連して考慮されるときに、本発明のこれらの特徴および他の特徴、ならびに有利な点がさらに容易に理解されるであろう。
図1は、腰部外科処置を示した部分透視図であり、椎弓根スクリューの形体のアンカーが使用されている。
図2は、図1の2−2線に概ね沿った断面図であり、一般的に、どのように椎弓根スクリューが椎骨の椎弓根を通って椎体に配置されるのかを示している。
図3は、ここではバーと呼ばれる器具を使用した前処理の穴形成処置を示した、簡略化した断面図であり、予想される用途の1つにおいて、インビボの骨で構成される母材に対して実施可能である。
図4は、漸進的に大きくなる図3の一連のバーを使用した、穴の誇張された断面図であり、穴形成工程の各段階で研削、締め固めおよび自家移植を経験する周囲の母材のゾーンを説明するために、拡大手順の様々な段階で示されたバーの先端部を含んでいる。
図5は、図3のバーの先端部の斜視図であり、母材の粒子が穴の周囲壁部に還元するために送られる先端部の領域を図示している。
図6は図3の図面であるが、大量の外部洗浄液と組み合わせて、穴の内部側壁に接触するように押し下げられるバーを示しており、結果として、流体力学的効果により、穴の内部側壁に付加される圧力の変更をもたらす。
図7は、本発明の1つの実施形態に従った、より大きな直径のアンカーの側面図である。
図8は、図7の8−8線に概ね沿ったアンカーの中央領域を通る断面図である。
図9は、図7の側面図だが、比較のためにわずかに小さいサイズで示されている。
図10は、図9の10−10線に概ね沿ったアンカーの中央領域を通る断面図である。
図11は、異なる部分を特定するコールアウトが付された、図9のより小さなサイズのアンカーの透視図である。
図12は、異なる部分を特定するコールアウトが付された、図7のより大きなサイズのアンカーの透視図である。
図13は、共通属性を説明するために追加された作図線を含む、図7のアンカーの側面図である。
図14は、アンカーの単体の圧縮エッジの拡大図であり、当該圧縮エッジは穴の内面を横切って一掃し、それによって周囲の母材の残留歪みを外側方向に移動および発生させるときの図である。
図15は、一定時間後のアンカーの単体の圧縮エッジの、別の拡大図であり、周辺の母材は弾性応答を示し、さらに、母材がインビボの骨である用途においておそらく発生するであろうように、内部成長の初期段階を示す。
図16は、母材の穴内部の、アンカーの埋め込まれた部分を示した断面図である。
図16Aから16Gは、図16の16A、16B、16C、16D、16E、16F、および16Gの各地点での、先端ねじ山プロファイルおよびらせん状溝の内部での母材の断面図であり、矢印が圧力を示している。
図17は別のアンカーの実施形態の透視図である。
本発明は、様々な用途の、母材にねじ込まれるタイプのアンカーに関する。アンカーは、母材に最適なサイズの穴を最初に前処理する導入に適しているが、セルフタッピングの適用も可能である。さらに、恐らくアンカーは、弾性特性を有する母材、より理想的には、一定の時間依存性歪みを示す粘弾性特性を有する母材への使用に最適である。母材は、骨、木材、細胞構成、発泡金属、非晶質分子、半結晶性分子、バイオポリマーなどを含むが、それらに限定されない。現在、好適な母材の1つはインビボの骨であり、インプラントまたは他の外科装置のための堅固な基礎部分を提供するためにアンカーが使用される。以下の説明は、特定の外科/整形外科用途を引き合いに出すが、アンカーは様々な工業および他の非外科環境において、大きな効果を有するように使用されてもよい。
図1および2は、脊柱安定化を表した例示の整形外科用途を示している。脊柱安定化は脊柱固定術としても知られており、腰痛の問題に対処するのによく実施される侵襲的タイプの処置である。脊椎固定術は、脊柱の2以上の椎骨の間の相対運動を除去しながら、恒久的に結合する。多くの場合、外科医は、脊柱を固定する手助けとなるプレート、(この文脈では椎弓根スクリューとして知られる)アンカー、およびロッドを使用し、それにより椎骨は1つの固体単位に治癒できる。これらの実例は一般的な従来技術の例を実施しており、図2の断面図で示される2つの椎弓根スクリューが椎弓根の峡部を通って椎体へと貫通している。挿入深さにおける、らせん管および椎体皮質の貫通を避けるために、細心の注意が必要である。理想的には、2つの椎弓根スクリューは椎弓根および椎体の皮質内に完全に配置されなければならない。
上記のような椎弓根固定装置は、よく知られた技術として浸透しているが、結合の失敗例は受け入れがたいほどに多い。文書で十分に裏付けされた、ある失敗例は、椎弓根スクリューの非安定性に起因する。極めて大きな力が、比較的柔らかい骨の椎弓根スクリュー固定点を介して脊柱に付加されるため、時間の経過と共に、骨と金属の接合点で、故障のリスクが高まる。
椎弓根スクリューおよび他の形体のねじ山付きアンカーは、多くの場合、事前に前処理された穴に挿入される。上記は母材が骨の場合に特に該当するが、他の多くのタイプの母材においても普及している。骨に形成された穴は、時に骨切り部位(オステオトミー)と呼ばれる。母材の組成に関わらず、穴を形成するのに使用される技術は、穴の内部周縁を画定する側壁の物理的特性または特質に大きな影響を与えうる。つまり、穴が形成される方法は、アンカーと母材の接合点の安定性に影響しうる。例えば、ツイストドリルを使用する標準的なドリル技術は、穴を形成するために母材を切断し、そして母材に穴を掘ることで知られている。この場合、穴の内部側壁は、密度、残留歪みなどに関して、全体を包囲する母材に極めて類似の組成を保持するであろう。穴形成の全く異なる例が、図3から図6を参照して説明されている。(骨での用途における)回転式高密度化(rotary densifying)、回転式圧縮化(rotary condensing)およびオッセオデンシフィケーション(osseodensification、骨の高密度化)などとして知られる後者の技術は、パイロット穴を拡大し、一方で、生成された少量の微粒子を側壁に戻して自家移植し、それにより、ほとんどまたはまったく母材を除去する必要がないことによって特徴づけられる。この技術の詳細は、本発明の出願人による、2016年9月17日に発行された国際出願WO2015/138842、および、2014年5月22日に発行された国際出願WO2014/077920の両方で見ることができる。これらの参考文献の全体的な開示が、参照によりここに組み込まれ、関連する国の法域で許容される範囲において依拠される。
図3から図6の例では、図11、12または17に示されているような、ねじ込み式アンカーを受けるための前処理として、穴20が母材22に形成されている。これらの例は、母材22が骨の用途であることを想定しており、この場合、穴20は骨切り部位と呼ばれる。かかる場合では、完全に前処理された穴20に導入されることを目的とするアンカーは、用途の要件を満たすように特別に選択された既知のねじ長さおよび既知の直径を有するであろう。アンカーの寸法は、穴20を作成する際に重要な要素である。例えば、椎弓根スクリューの場合、アンカーの埋め込み長さは約42mmであってもよく、直径は約4.5mmから約6.5mmの範囲であってもよい。別の例として、歯科インプラントの場合、アンカーの埋め込み直径は約3−9mmであってもよく、長さは約5−20mmの範囲でもよい。当然、これらは例示の測定値である。具体的な用途により、所望のアンカー寸法が定まるであろう。典型的には、完全に形成された穴20の長さは、後に穴20に挿入されるアンカーの長さに概ね等しいであろう。
例として、外科関連の内容を続けると、穴形成のオッセオデンティフィケーション法は、パイロット穴を特定の深さまで開けることから開始する。特定の深さは、アンカーの埋め込み長さと等しいか、わずかに小さいか、またはわずかに大きくてもよい。パイロット穴の直径は、例えば、約3−7mmの範囲のアンカー直径に対して約1.5mmであってもよい。特別に設計されたバー(掘削具)24が高速ドリルモータに連結される(図示せず)。バー24はらせん状フルートおよびブレードを備えて形成されたテーパ状本体を有する。各ブレードは、バー24が非切断方向に高速で回転するとき、切断を行うことなく、穴の内壁に亘って摩擦する刃先を有する。摩擦動作によって生成される抵抗および熱は、圧力および/または洗浄流を変更することにより、臨機応変に制御される。バー24の本体がテーパ状であるため、外科医/操作者は、処置手順中、いかなる時点においても、冷却のために刃先を穴の内側表面との接触から持ち上げて離すことができる。上記は、図3に示される、制御された「バウンシング(上下揺動)」の方法により実施可能であり、この場合、外科医が継続的に進行をモニタリングし、微細な修正および調整をしながら、一気に圧力が付加される。下方向の力が増加すると、最終的には、母材22の応力はその降伏力を超過する。上記が発生すると、刃先は表面をゆっくり切り開いて進み(耕起し)、バー24が完全/最大深度に到達するまで、穴20の直径を漸進的に拡大する。バー24は除去され、別のさらに大きなバー24が使用され、プロセスを繰り返し、それによって穴20の拡大を達成する。このプロセスは、目的のアンカーを受けるのに適したサイズになるまで繰り返される。
図4は、母材の粒子を同時に自家移植および締め固めするためのバー24の能力を図示している。締め固めの特徴は、穴20の周囲領域全体の構成分子を締め固めするために、母材構造を横方向かつ外側方向に穏やかに押圧することと定義される。図4は、回転式締め固め方法によって形成された穴20が、(約2°から3°のより典型的な角度と比較して)約7°以下の誇張されたテーパで示されており、それぞれの漸進的に大きくなるバー24を用いて、少量の母材粒子に必要な研削を強調している。
図4で、表面26は、それ以前の拡大操作によって、わずかに小さなサイズの別のバー(図示せず)で前処理された穴20の内壁を示している。今まさに骨切り部位に進入しようとしている、次の、増加的に大きくなるバー24の先端が実線で示されており、穴20に約2/3が進入した状態でも示されている。作図線28は、穴20内を頂部から底部に向かって移動する際のバー先端の筒状経路を示している。先端の経路28の直径は、当然、移動する距離を通じて一定のままである。バー24が、実線で示されているように、最初に穴20に進入するとき、以前の穴26の内径は先端の経路28の直径とほぼ等しい。しかし、以前の穴26の内径は、より小さなサイズの以前のバー(図示せず)のテーパ形状により、穴20の底部に向かって漸進的に狭くなっている(すなわち、内側方向に先細になる)。現在のバー24が穴20の底部に向かってより深く前進するとき、その前進する先端のための空間を作るために、より多くの母材22が研削され、および/または、移動される。表面26と28の間の空間と画定される研削領域30は、穴20の完全な深さに進む際に、先端の最外端部によって破砕および/または移動される母材22を示している。破砕または研削された領域30は側壁だけでなく、バー24の先端部分も含む。
引き続き図4を参照すると、表面32は、バー24の先端が底部に到達したときに当該バーの拡大操作によって作成される穴20の外壁を示している。表面32は、バー24の回転する本体に対するほぼ完全なネガティブ(陰画、negative)である。換言すると、表面32は、バー24の本体の表面に等しいテーパ、および、バーの回転する端部によって創出された底部跡を有するであろう。表面28と32の間の空間として画定される圧縮領域34は、バー24の本体が穴20の全深さに向かって進行するにつれ、塑性的に移動される母材22を示している。領域34内のすべての母材22は、切断せずに周囲構造に半径方向かつ外側方向に締め固められ、よって、圧縮された材料のゾーンを呈する。
先端の最外エッジが母材に接触している場所(すなわち研削領域30)ではどこでも、摩耗が、母材22が粒子へと研削されることを引き起こす。幾分かの母材粒子がフルートに分布され(図5参照)、当該フルートで粒子はワイピングされる(拭われる、こすられる)とともに穴20の壁部に締め固められる。残りの母材粒子は、穴20の底部に運搬され、そこでワイピングされるとともに底部に押圧される。結果として、図4に示されるように、自家移植領域36が締め固め領域34の周囲に展開される。
図6は、回転式締め固め方法が、洗浄液の連続する流れと組み合わされる場合に、穴20の内部側壁に対して付加される圧力勾配を図示している。バーのフルートの逆方向ねじれが洗浄流体を穴20の底部方向に押し出す(ポンプ式に送り込む)。余剰の洗浄流体は、穴20からバー24周囲の隙間に連続して押し出される。水力学および流体動力学の一般原則に従って、水力学的圧力が穴20内部に発生する。圧力勾配は、側壁を押圧し、穴20の内面を前処理およびプレコンディショニングする。この圧力勾配は、操作者が、穴20に向かって回転式バー24を前進および力を緩和する動作を繰り返す際に付加される力の量に直接的に反応して増減するであろう。洗浄流体の連続的供給に加え、バー24の位置を調節することにより、操作者は、穴20の内部にピストンのような効果をもたらす均等に分布された膨張圧を適用できる。これは、バー24の刃先で穴20の側部に断続的に接触するものである。この拍動性の水力学的効果は、プレコンディショニングにおける数多くの有利な点を有し、1)穴20の母材構造の穏やかな事前加圧処理(pre stressing)、2)バー24と側壁3の間の実際の接触前に、瞬時に付加される圧力を周到に読み取ることを操作者に可能とする、バー24を介して伝達される触覚フィードバック、3)母材の堅牢性、および母材の塑性を向上する母材構造の強化された水和作用、4)周囲の母材22への母材の小片の水力学的に補助された注入、5)低減された伝熱、6)流体潤滑、7)母材(例えば、外科用途の場合の患者)によって、または母材を介して検知された外傷の湿潤または緩衝などを含む。
バー24の動くエッジは、水力学的層を破壊する際に上記の締め固め動作を実行する。直接接触の領域では、圧力勾配は、動くエッジを介して機械的に付加された圧力の結果として急激な増加を経験し、次に、母材構造を塑性的に変形させる。一方で、バー24下部に閉じ込められた洗浄流体は、プレコンディショニング用流体静力学的圧力を付加し続けるであろう。穴20内でバー24の回転する本体を軸方向にストロークすることにより、内部の水力学的圧力は強力に調節可能である。
穴20が前処理された時点で、適切なアンカーがそこにねじ込まれる。図7から図16では、本発明の1つの例示的実施形態に従ったアンカーが、全般に38で示されている。アンカー38は、好適には、上記の締め固め方法を使用して前処理された穴20に挿入される。ただし、アンカー38はこの方法で形成された穴20での使用に限定されない。実際、アンカー38に適した穴20は、従来のドリル/穴あけ技術を使用して形成されてもよい。そして、幾つかの用途では、アンカー38が、図17の別の例で描かれているようなセルフタッピングのリードねじ山(lead threads)とかみ合っている場合は特に、前処理された穴が必要ない場合さえある。
図示されるアンカー38は、椎弓根スクリューとして使用するために特別に構成されているが、サイズの変更により、非脊柱整形外科や歯科用途、ならびに様々な工業用途を含む他の使用/用途が確実に可能である。図7から図12には、比較の目的で、2つの異なるサイズのアンカー38が示されている。より大きなサイズのアンカー38が図7、8および12に示され、より小さなサイズのアンカー38が図9から図11に示されている。大小両方のアンカー38の長さは同一であり、全長約45mmであってもよい。より大きなサイズのアンカー38は、直径約6.5mmであり、一方で、より小さなサイズのアンカー38は直径約4.5mmであってもよい。当然、これらの寸法は、平均的な椎弓根スクリューに使用するように構成されている。他の用途は寸法変更を必要とする可能性が非常に高い。
緩やかなテーパ状となった外形プロファイル(外形形状、形状特徴)で形成された本体を備えるアンカー38が、図11から図13に示されている。図13の平行する作図線Aは、テーパが極めて小さく、約1°以下であることを明らかにしている。本体は、少なくとも3つの認識可能な部分、先端部40、冠状端部42および中央領域44を有する。先端部40は、アンカー38の先端を形成し、まず、前処理された穴20に挿入される。本体の中央領域44は先端部40と冠状端部42の間に延在する。実際には、先端部40、冠状端部42および中央領域44の相対的な長手方向長さは、本体の長手方向の全長に関連して変化しうる。図示された例では、先端部40は本体の全長の約1/4の長さで延在し、中央領域44は本体の全長の約1/2の長さで延在し、冠状端部42は本体の全長の約1/4の長さで延在する。
先端部40は、ある例では、粗目(aggressive)のV字型一条ねじ(one−start)設計として示される先端ねじ山プロファイル46で形成される。先端ねじ山プロファイル46は、本体が強制的に時計回りの方向に回転されると、アンカー38を穴20に向かって漸進的により深く前進するための右手方向のねじれを有する。つまり、先端ねじ山プロファイル46は、下方向の経路を鍛造する際、穴20の内壁に向かって同時に切断する親ねじの特徴を形成する。先端ねじ山プロファイル46は先端ピッチおよび先端リードを有する。上記先端ピッチおよび先端リードという用語は、一般的にねじ山との関連で理解される。すなわち、リードとは、アンカー38の1回の完全な回転(360°)で前進する長手方向の距離である。ピッチとは、1つのねじ山のねじ頂部から次のねじ頂部までの距離である。先端ねじ山プロファイル46が一条ねじの形体で設計されている場合、先端リードおよび先端ピッチは同一である。上記は、一条ねじの構造として先端ねじ山プロファイル46を描いた例示に該当する。ただし、先端ねじ山プロファイル46は、代わりに二条ねじ(二重巻き)で形成されてもよく、アンカー本体の周囲を包囲するねじ山プロファイル46の2つの非交差リッジ(隆線)が存在することを意味する。
ねじ頂部、すなわち、先端ねじ山プロファイル46の最外のらせん状リッジは、わずかに先細の直径を有する。図13の平行な作図線と比較のこと。ただし、アンカー38の谷部またはコア部は、重ね合せた作図線Bで見られるように、さらに粗いねじ山のテーパーである。アンカー38の谷部またはコア部のテーパ形状は、アンカー38が適所にねじ込まれる際に、ねじ山のらせん部(windings)の間に閉じ込められた母材22を外側方向に圧縮(圧縮成形、締め固め)する効果を有する。先端ねじ山プロファイル46のピッチは先端部40を通じて全般に一定のままではあるが、ねじ山外形の厚さは(任意で)中央領域44に接近するにつれて徐々に増加してもよい。ねじ山厚さは、例えば、図7および13のより大きな直径のアンカー38の例で、徐々に増加していることが見受けられる。ただし、ねじ山厚さは、図9の例のより小さな直径のアンカー38でも全般に一定であることが見て取れる。先端ねじ山プロファイル46の最先端頂部は、鋭利なブレード状のタッピング外形48で構成されてもよい。この例では、タッピング外形48は、前進するねじ山が効率的に母材22に切り込むのに役立つことを目的とした、研磨(グラインド)の形態を取っている。先端ねじ山プロファイル46が、負のねじ山プロファイルを穴20の内壁に向かってタップする(軽く打つ)補助を行うように、他の方法が検討されてもよい。ある別の方法が、図17と関連して以下に説明される。図示されてはいないが、先端部40の最先端部は、いくらかドーム状、または尖っていない形状であってもよく、かかる最先端部は穴20の底部に到達する際に、過度な挿入を防止するのに役立つ。
中央領域44は、本体周囲に配置された、複数の浅い樋状のフルートで特徴づけられる。例えば、図8に示されるより大きな直径のアンカー38は、12のフルートを有する。図10のより小さな直径のアンカー38は、10のフルートしか有しない。当然、より大きな直径は、より多くのフルートに適している。フルートは挿入時の安定性維持に役立つために、本体周囲に、均等に円周方向に配置されてもよい。フルートは軸方向に直線状であってもよいが、好適な実施形態で、フルートは左手方向に長尺リードのらせん状ねじれを有してもよい。つまり、好適には、フルートは先端ねじ山プロファイル46のらせん方向に対して逆方向のねじれを有する。
図14および15の拡大されたイメージを参照すると、ランド50が、すべての2つの隣接するフルートの間に形成されている。各ランド50は先行面(leading face)52および反対側の追従面(trailing face)54を有する。すなわち、アンカー38が穴20にねじ込まれる際、各ランド50の先行面52が先行し、追い側フランク54が後に続く。各ランド50は、介在するフルートの逆行するらせん状ねじれに対応した逆行するらせん状ねじれを有する、リッジ状の外形を形成する。各ランド50と、その追従面54が交差する箇所が圧縮エッジ56である。圧縮エッジ56は実質的にマージンレスであってもよい。つまり、各ランド50の面全体が圧縮エッジ56の前方で離隔配置され、回転中、圧縮エッジを除いて完全なクリアランスを提供する。一次テーパークリアランス角、すなわち、圧縮エッジ56の接線と各ランド50との間の角度は、用途に応じて約1°と30°の間の角度であってもよい。よって、ランド50は回転方向に傾斜し、圧縮エッジ56の前方で斜面またはくさびとして機能し、その結果、母材22は穴20の内壁から切断されない。したがって、圧縮エッジ56は非切断方向に、(アンカー38の本体に対して)固定される。これは、圧縮エッジ56が、リーマーのように内壁に向かってスライスするのではなく、極端に負の傾斜角(rake)で穴20の内壁に沿ってドラッグ(引き摺る)またはワイピング(擦る)することを意味する。
圧縮エッジ56は、中央領域44の全長、すなわち、先端ねじ山プロファイル46と冠状端部42の開始部分との間に一般的に延伸するように示されている。介在するフルートと同様に、圧縮エッジ56は左手方向のらせん状ねじれを共有するが、軸方向に直線状の構成も可能である。アンカー38の本体の全長の約1から3倍の長尺リード(先行部)が、圧縮エッジ56の形状に観察される。各圧縮エッジ56の半径方向の寸法、すなわち、アンカー38の中心軸から圧縮エッジ56の円弧(図15)の距離は、先端ねじ山プロファイル46によって画定される緩やかなテーパの関数である。つまり、図13の平行な作図線と比較して、圧縮エッジ56は先端ねじ山プロファイル46のねじ頂部のわずかなテーパを継続していることが観察できる。
各圧縮エッジ56はらせん状溝58によって中断される。好適には、中央領域44を包囲するフルートおよびランド50双方の深さの浅いフルートの配列(アレイ)は、比較的深さのあるらせん状溝58によって中断される。すなわち、フルート状のらせん状溝58の基底部は、中央領域44の全長に沿って、各交差点でランド50およびフルートの全体形状を中断するように、好適には、少なくともフルートと同じくらいの深さを有する。より好適には、らせん状溝58はフルートの基底部よりも下部に位置し、フルートの深さよりも約1倍から4倍(1Xから4X)の間の深さのプロファイルを有する。フルートとらせん状溝58の間の相対深さの関係は、中央領域44の長さに沿って一定を保つことができるが、可変であってもよい。図示されている例では、らせん状溝58は、先端部40に隣接するフルートよりも約3倍(3X)の深さであり、冠状端部42に隣接するフルートよりも約2倍(2X)の深さである。この深さの変化は、らせん状溝58の基部における直径が、先端部40と同一の谷部の作図線Bに概ね沿ってテーパ状となっていることが原因である。すなわち、本実施形態では、中央領域44全体のらせん状溝58の深さ、および、先端ネジ山プロファイル46の谷部の深さは、共通の冠状テーパを共有し、結果として、漸進的に減少するコア径が先端部40から離れても連続する。作図線B−Bは上記を実証している。先述のとおり、らせん状溝58の冠状形状、および先端ねじ山谷部は、より優れた一次安定性および負荷プロトコル(loading protocol)を支持するように設計されている。
らせん状溝58は、先端部40の先端ねじ山プロファイル46との間に画定されたらせん状谷部パターンに円滑に連結する。すなわち、先端部40から上方に向かってらせん状谷部パターンをなぞることで、直接的に、および、いつの間にか、らせん状溝58に導かれているであろう。図示される例は、一条ねじの設計として先端ねじ山プロファイル46を示しており、この場合、らせん状溝58は同様に単一巻きである。その代わりに、先端ねじ山プロファイル46が二条ねじのタイプである場合、2つのつながったらせん状溝が中央領域44の周囲に巻きついてもよい。
図示される例では、らせん状溝58の軸方向幅は、中央領域44の長さに沿って概ね一定であるが、らせん状溝58のピッチは変化する。好適には、らせん状溝58の巻きパターンは、冠状端部42に向けて巻きつくにつれ、引き延ばされるか、または増大するが、必ずしもそうでなくてもよい。よって、概ね一定を保つピッチを有する(微小な変化はありうる)先端部40のらせん状谷部パターンとは異なり、らせん状溝58のピッチは漸進的に増加する。先端部40と中央領域44の連結点で、らせん状溝58のピッチは、先端ねじ山プロファイル46のらせん状谷部パターンのピッチと概ね等しく、上記は円滑な移行を構成する。上記は、らせん状溝58が、先端ねじ山プロファイル46のらせん状谷部パターンの連続する延伸であるように見せている。ただし、中央領域44と冠状端部42の連結点で、らせん状溝58のピッチは、先端ねじ山プロファイル46のらせん状谷部パターンのピッチの約2倍(2X)である。この、ピッチの変化は均一的に漸進するものであり、すなわち、ピッチは、比較的一定の先端ねじ山プロファイル46のピッチの1Xから2Xまで、少しずつ増加する。アンカー38の谷部すなわちコア部のテーパ形状(図13の作図線B−B)は、らせん状溝58の漸進的に変化するピッチと組み合わせて、アンカー38が穴20の適所にねじ込まれる際、母材22に影響を与える漸進的な押込みおよび処置(manipulation)の効果を有する。押込み効果は、プラスチック射出成形技術、またはジェットエンジンの圧縮機のスクリューによって生じる効果とそれほど違わない。
アンカー38の本体に沿ったらせん状溝58の進行は、各圧縮エッジ56および各フルートに少なくとも1回、らせん状に分岐する。らせん状溝58の、各フルート/圧縮エッジ58との交差点の実際の数は、らせん状溝58のピッチ、フルート/圧縮エッジ58の左手方向のねじれ、および、中央領域44の長さによって検出される。図7および図9の例では、らせん状溝58は、約4回半(4と1/2)の回転を行い、各フルート/圧縮エッジ56に3または4回分岐する。らせん状溝58は、先端ねじ山プロファイル46のらせん状谷部パターンとほぼ同一の幅および深さを有するため、中央領域44内の圧縮エッジ56は拡大するねじ山形状の外観を有し、この頂部のリッジが圧縮エッジ56を支える。このように、先端ねじ山プロファイル46およびらせん状に中断された圧縮エッジ56の組合せは、先端部40から、冠状端部42の移行ネック外形で結合する位置で終了するまで、概ね中断されないが継続してサイズを変更しながら延伸する、一体化し、右手方向に捩じれたねじ山パターンの外観を作り出す。この固有の構成によって得られるメリットが、以下で説明されよう。
図16では、アンカー38が母材22に完全に収容されている。らせん状谷部パターンによって生ずる跡の断面図が、16A、16B、16C、16D、16E、16Fおよび16Gの位置で採取されている。16A、16B、16Cおよび16Dの間の軸方向の空間は比較的均等であるが、16D、16E、16Fおよび16Gの間の軸方向の空間は、漸進的に大きくなっている。上記は、先端ねじ山プロファイル46の比較的一定なピッチと比較して、らせん状溝58のピッチが変化していることを図示している。図16A−Gのそれぞれは、各位置における極めて簡略化した図を示している。各イメージはアンカー38の配置において、らせん状の谷部に閉じ込められ、処置された母材22を表している。アンカー38が母材22をより深く貫通できることから、上記の押込み効果は容易に理解されるであろう。アンカー38の中央領域44を包囲する閉じ込められた母材22は、押込み動作に加え、らせん状溝58の変化するピッチにより、軸方向に移動される。移動と押込みの組合せが、アンカー38に接触する母材22を圧縮し、結果として母材22とアンカー38の間の物理的インターロック(高度な接触)により、向上した一次安定性を提供する。母材22が骨の場合、この漸進的押込みおよび移動が、アンカー38の極めて近位の骨における骨芽細胞の核形成により、急速な新骨形成を促進する。組織形態学データは、自家骨小片がアンカー周囲の新骨形成を促進する核形成表面として作用し、結果として、より優れた安定性、および、骨とインプラントとのより高度な接触を提供することを実証している。さらに、らせん状溝58、フルート、および他の隙間は、締め固めの自家移植の際、母材小片を収容するチャンバとして作用し、上記は骨の用途における治癒を促進および増強するであろう。
図14は、アンカー38が適所にねじ込まれるとき、圧縮エッジ56の作用を受ける母材22の拡大領域を表している。ここでは、圧縮エッジ56が、穴20の内面に対して、周方向にスイープ(延びる、拡がる)する圧縮歪み(圧縮性の歪み、compressive strain)を付加している。圧縮エッジ56は、穴20の内壁をワイピング(こする)及びラビング(擦る)し、穴20の拡大および母材22を構成する分子の圧縮を同時に発生させる。アンカー38は、穴20に向かってそれ自体をより深くまで引き込むため、すべての圧縮エッジ56の協働により発生する母材22の同時的な拡大および圧縮が、アンカー38のわずかなテーパーおよびらせん状溝58の変化するピッチにより、漸進的なより大きな効果を生成する。図7から図13に示されるように、圧縮エッジ56が左手方向のらせん状ねじれを伴って形成される場合、ごく小さな反対方向の軸方向反力が、骨表面に亘って緩慢に進む圧縮エッジ56によって生成されるであろう。応力の構成要素(法線、接線および軸方向)の組合せは、骨材料にその降伏力を上回って応力をかけるように協働し、そうすることによって圧縮エッジ56が表面を耕起して、漸進的に穴20を拡大し、一方で同時に母材22に応力を蓄積することを可能にする。
図15に示されるように、アンカー38が穴20の全深さに到達したとき、母材22に蓄積された応力が、ほぼ瞬時にフルートおよび圧縮エッジ56の周囲に満たされ始める。周囲の母材22の、この急速な弾性反応は、アンカー38を適所に素早くセルフロックし、結果として、アンカー38を容易にねじ込むことが不可能となり、アンカー38に高度な安定性をもたらす。母材22のすべての残留歪みが消散して均衡状態に達した時点で、アンカー38は最大固定強度で適所にロックされるであろう。母材22の組成特性に応じて、すべてのフルート、溝および谷部が均衡で完全に満たされる結果となる場合と、そうでない場合とがある。
ただし、母材22が骨の場合、天然更新および内方成長が、時間の経過と共に区間を完全に充填するであろう。配置直後、骨は膨張し、アンカー38の周囲全体で、隙間に成長し始めるであろう。中央領域44周囲で膨張する骨が、穴20内のアンカー38をきつくセルフロックする。アンカー38の少なくともいくらかの載荷能力(load−carrying capacity)が早期段階で可能であり得る。時間の経過とともに(例えば、通常の健康な骨で約2から4週間)、アンカー38の隙間へのほぼ完全な骨内方成長が発生するであろう。アンカー38は、治癒が効果的に完了した際に、完全に機械的にロックされる。
冠状端部42は、アンカー38の最遠位部を画定するプラットフォーム60を備える。使用時、プラットフォーム60は、アンカー38が完全に穴20に収容された時点で、露出したままである。例えば、歯科用インプラントおよび壁面用アンカーなどのケースでは、プラットフォーム60は、アンカー38の本体に向かって下方に延伸する内部連結部を含むであろう。内部連結部は、当接部材のねじ山付き支柱を受けるように構成された用途の数多くの従来技術のアンカー設計に見られるような、標準的な空洞状外形である。その代わりに、プラットフォーム60はワッシャヘッドのように比較的平坦で、母材22の方面に亘って力を分布してもよい。椎弓根スクリューとして使用するように構成された、図示されている例では、プラットフォーム60は、図1および図2に示されるような、一般に脊柱安定状態で使用される適切な締結要素と嵌合する球状の外部連結外形を有する。当然、プラットフォーム60の形状/設計は、内部または外部、またはそれ以外であっても、それが何であれ、目的の用途の必要性に適合するように構成されることが可能である。
図11および図12で見られるように、プラットフォーム60の端部は器具受け用ソケット62を含んでもよい。これらの例は、補完的形状のドライバヘッドのための星型またはポリドライブタイプの容器の形体のソケット62を示している。当然、器具受け用ソケット62は本用途および関連する産業/分野での使用の基準に適していよう。
冠状端部42は、任意で、閉栓(corking)要素64で形成されてもよい。閉栓要素64は、進入時点での母材とアンカーの接触を向上させるとともに、穴20の周囲の母材22の火山のようなキノコ状の膨張を、完全に除去するまでにはいかないまでも減少させるように設計される。閉栓要素64は取り付けられた冠状端部42を母材22の表面に整然と収容させる、または当該表面付近に収容させることができ、より良好な取り付けを提供する。閉栓要素64は任意であることが言及されており、この場合、かかる閉栓外形が設計に組み込まれないものの、本発明の他の特性および有利点を持っているアンカー38が想定されよう。閉栓要素64は、同様のまたは恐らく異なる結果を実現する様々なやり方で形成されうる。図示される例では、閉栓要素64は、右手方向のねじれを有する冠状ねじ山プロファイルを備える。この場合、冠状ねじ山プロファイルは、先端ねじ山ピッチよりもはるかに小さいピッチを有する一条ねじのねじ山パターンである。具体的には、冠状ねじ山プロファイルのピッチは、先端ねじ山プロファイル46のピッチよりも約40%短い。環状ネック部は、中央領域44と冠状ねじ山プロファイルの間の短くて円滑な移行部を形成する。このネック部の直径は、隣接するらせん状溝58の深さとほぼ等しくてもよく、それにより、らせん状溝58からネック部への、閉じ込められた母材粒子の円滑な流れを促進する。再度、図13の作図線B−Bを参照すると、当該作図線は環状ネック部で終端点に至る。このようにして、ネック部は、母材粒子が冠状ねじ山プロファイルにぶつかって中に入る前の、閉じ込められた母材粒子のための便利な事前ステージ領域として機能する。
冠状ねじ山プロファイルはバットレス(鋸刃)形状である。機械分野において、バットレスねじ山形体は、一方方向の極めて高い軸方向推進力に対応するように設計される。(引き抜き方向の)耐荷重ねじ山面は、長手方向軸に対して垂直か、またはわずかに傾斜している(通常、7°よりも小さい)。別の面は約45°で傾斜している。アンカー38が穴20に十分な深さでねじ込まれるとき、冠状ねじ山プロファイルは、穴20の内壁に係合し、下方のワイピング方向に母材22を移動させ始める。ここで注目すべきは、この例における冠状ピッチは先端ピッチよりも小さいため、冠状ねじ山プロファイルは、先端ねじ山プロファイル46によって、時計回り方向の回転で前進するよりも素早く、骨切り部位に引き込まれるであろうことである。この動作は、冠状ねじ山プロファイルのらせん状のねじ頂部に、穴20に向かって母材22を引き込ませ、または、擦らせ、ここでは、穴20の縁部周囲で既にキノコ状の膨張が始まっている可能性のある、あらゆる母材22を含み、結果として、より滑らかで破壊されていない表面を穴20周囲に形成する。当然、冠状ねじ山パターンは多数の異なる形状および形態をしていてもよい。
閉栓要素64は、使用される場合、多数の異なる構造を採用することができる。右手方向にねじれたねじ山は1つの可能性に過ぎない。他の可能性は、ねじ山が粗く、下方向のワイピング効果を有するであろう左手方向に捻れたねじ山や、環状リブなどを含むが、それらに限定されない。
典型的には、使用時、アンカー38を受けるために、先端部40の谷径と概ね同じ大きさの直径を有する穴20が事前に前処理される。いくつかのセルフタッピングの適用では、前処理された穴20を用いずに、母材22に直接アンカー38をねじ込むことが許容されてもよい。好適には、ただし必須条件ではなく、穴20の前処理は、図3から図6の先述の圧縮/自家移植技術を使用して実施される。アンカー38が穴20に最初にねじ込まれたとき、その先端ねじ山プロファイル46は即座に母材22の内面を鋭利に切断し、アンカー38の残りの本体部を、完全に収容する深さまで引き込みながら、下方向にらせん状の経路を拡大する。圧縮エッジ56が穴20に進入すると、当該圧縮エッジ56は、圧縮作用を伴って穴20の内面に対して、周方向にスイープ(延びる、拡がる)する圧縮歪みを付加し始める。アンカー38が穴20に対してより深く降下すればするほど、圧縮エッジ56が母材22をワイピングおよびラビングする程度が大きくなる。上記は図14に誇張された形で示されている。ただし、母材22がある程度の弾性特性を有するであろうことから、各圧縮エッジ56が通過した後に、いくらかの「スプリングバック」が起こるであろう。このように、アンカー38が引き込まれるとき、複数の圧縮エッジ56が穴20の内壁を次々にワイピングし、その結果、母材に残留歪みを発生させるのに役立つ。
圧縮エッジ56が母材22を引き摺って進むとき、各圧縮エッジ56にかかる力は、2つの分力に分解可能である。一方が、母材22を外側方向に押圧する母材22表面に対する法線であり、他方が、穴20の内面に沿って母材22に対して引き摺って進む接線である。また、左手方向のらせん状捻れのため、強制的に穴20を前進するとき、圧縮エッジ56も同時にごく小さな反対の軸方向反力を発生するであろう点に注目すべきである。この反対の軸方向反力は、アンカー38を穴20から押し出す方向の力を付加することにより、アンカー38の挿入の軸に沿った前進方向に対して作用するが、先端ねじ山プロファイル46の牽引力を克服するには弱すぎる。接線成分は時計回り方向の回転を介して増加するため、圧縮エッジ56は穴20の内面に沿ってスライドする。同時に、圧縮エッジ56に沿った法線力(すなわち、半径方向の力)が、特に、母材22が例えば骨梁のような比較的柔らかい場合、母材22を変形するであろう。母材22の表面に伝播される残留歪みはその降伏力を超過し、それによって、バニシング動作のように、圧縮エッジ56が表面を耕起可能である。図14に描かれている圧縮エッジ56の耕起動作は、穴20の全内面の機械特性に作用する。
圧縮エッジ56を介して付加された応力が穴20全体に蓄積し続ける。アンカー38が全深さに到達して回転を停止するとき、母材22の蓄積された応力は、言ってみれば捕われの身から開放され、それにより、図15に図示されるように、適所に圧縮エッジ56をロックする先述のスプリングバック動作を引き起こす。このねじ込み操作からの応力負荷に対する、および、より早期の穴前処理の間に蓄積してきたであろう母材22のほぼ瞬時の弾性反応は、アンカー38の好適に高度な初期安定性を提供する。さらに、フルート内で弾性的に膨張する母材22の一部がアンカー38に適所で効果的にセルフロックし、結果として、ねじを外すことによって容易に除去できなくなる。圧縮エッジ56が付されたアンカー38の別のメリットは、母材22のある一定のタイプの構造(fabric)を強化する性能である。例えば、骨、木材または発泡体(など)に、降伏点と最大抗張力の間の領域の応力をかける場合、当該材料は歪み硬化を経験する。加工硬化または冷間加工としても知られる歪み硬化は、塑性変形による延性材料の強化のことである。この強化は、材料の結晶構造内の転位の動き、および転位の発生によって起こる。また、本アンカー38のさらに別のメリットは、とりわけ骨への適用で見ることができ、この場合、圧縮エッジ56および他の特別な特性が、自然骨の再生を活性化する性能を有する。
よって、本使用方法は、アンカー30を前処理された穴20に漸進的により深くねじ込み、一方で、配列された圧縮エッジで、穴20の内面に対して、周方向にスイープする圧縮歪みを同時に付加することと説明されよう。圧縮エッジ56が穴20の内面を引き摺って(摺接して)進むとき、応力が側壁に蓄積される。アンカー38が全深さに到達し、回転を停止するとき、蓄積された応力はもはや抑制されず、結果として母材22が圧縮エッジ56の周囲に充填される。急速な弾性反応は、アンカー38の好適に高度な初期安定性を提供し、適所にアンカー38をセルフロックし、そうすることで、ねじを外すことによって容易に除去できなくなり、穴20の周囲の壁を強化する。骨での適用において、良好な長期にわたるアンカー38の安定性のために、自然骨の再生が促進される。
図17は本発明の別の実施形態を示している。この例では、先述の例で説明されているアンカーに対応するアンカー138の特徴が、同様の符号で特定されているが、1が符号の前に付されている(すなわち、100ずつずれている)。また、この例は、図1および図2の先述の椎弓根スクリューのような、整形外科用途に構成される。先端部140および冠状端部142は、中央領域144と比べて比較的短い。先端部140および冠状端部142は、それぞれアンカー138の全長の約1/5であると言えよう。また、中央領域144はアンカー138の全長の約3/5である。
先端ねじ山プロファイル146は、パイロット穴を開けることなく、あるいは、単に比較的小さなパイロット穴を用いて、セルフタッピングさせるように設計されている。セルフタッピングは、アンカー138が回転するとき、それ自体のねじ山を作成しながら前進する性能を示している。このセルフタッピング性能は、連続する先端ねじ山プロファイル146における、少なくとも1つのポケット148を研磨することにより促進される。ポケット148は、アンカー138が時計回り方向にねじ込まれるとき、穴の周辺の壁に補完的なねじ山を切断するのに役立つ。ポケット148は挿入時に母材小片を収集するであろう。
中央領域144では、前述した例のような、先端ねじ山プロファイル146の谷部に結合するらせん溝は存在しない。ただし、フルートおよびランド50は連続していない。中間ねじ山構造166が中央領域144の圧縮エッジを中断している。中間ねじ山構造166は、先端ねじ山プロファイル146のピッチと概ね等しいピッチを有していてもよいが、有していなくてもよい。アンカー138を穴に挿入するとき、中間ねじ山構造166は先端ねじ山プロファイル146の牽引力の昇圧器として機能し、より柔らかい母材の中の先端ねじ山プロファイル146をはぎ取らないことに役に立つ。
冠状端部142で、冠状ねじ山プロファイルは閉栓要素164を形成する。環状ネック部は中央領域144から冠状ねじ山プロファイルへの移行部として機能する。これらの冠状ねじ山プロファイルは、先端ねじ山プロファイル146および中間ねじ山構造166のピッチとほぼ同一のピッチを共有している。全般に適合したピッチにより、ねじ山(各セクション140、142、144の1つ)の3つの組は挿入時に協働する。
整形外科用途において、本発明に従ったアンカー38、138は、初期配置の際に、アンカーの十分な安定性に到達することができる。さらに、骨再生を促進する独自の性能により、アンカーの長期安定性が増大及び加速される。本発明の独自の圧縮特性は、ねじ山形状、表面の構造および/または特殊なコーティングにおいて、多数の従来技術の変化形と互換性を有する。
さらに、本発明の概念は、出願人の特許出願である、2014年7月19日に発行された国際出願WO2014/093487で説明される方針に沿った歯科用インプラントとして使用される、比較的短いアンカーを形成するように構成されてもよい。国際出願WO2014/093487の完全な開示が、関連する各国の法域で許容されるであろう参照によりここに組み込まれる。
繰り返すが、本発明の原則は、母材22として骨に限定するものではない。実際、本発明の圧縮エッジ38、138は、適切な弾性応答特性が備わった細胞または非細胞のいずれでもよい、ほぼあらゆるタイプの材料に固定するように構成されてもよく、結果として、アンカー38、138が全深さに到達するとき、周囲材料に蓄積された歪みが圧縮エッジ56、156の周囲、および、図15に示されているのと多かれ少なかれ同様の他の隙間に満たされる。この周囲材料の弾性反応はアンカー38、138を適所にセルフロックし、その結果、アンカーを容易に取り外すことができなくなり、それにより、高度な初期安定性をアンカー38、138に提供する。母材22が生きている材料の特徴を有している場合、治癒誘発型の内方成長が、より強固な支えを創出するであろう。例えば、アンカー38、138が生きた木材にねじ込まれるとき、木材の生きた細胞はアンカー38の隙間に向かって成長するであろう。同様に、アンカー38、138がインビボの骨にねじ込まれるとき、上記の内方成長が実質的に増強された固定をもたらすであろう。非有機的用途が最小限に抑えられるということではない。例えば、アンカー38、138が航空宇宙、耐熱および他の重要な用途で広範囲に使用されるタイプの金属発泡体において使用されてもよい。アンカー38、138のさらに予測される用途は、柔らかくて緩い土および泥土の穴における土木工学シナリオを含む。実際のところ、アンカー38、138の独自の圧縮力による他の多様な用途が示されよう。
本説明を通じた、右手方向および左手方向のねじ山について申し述べる。右手方向ねじ山は時計回り方向の回転に基づいて前進し、反対に、左手方向ねじ山は反時計回り方向の回転に基づいて前進する。右手方向ねじ山は、圧倒的な割合により、最も一般的であり、従って、かかる使用が本説明を通じて実施されている。ただし、すべてのねじ山パターンの右手方向から左手方向への逆転(およびその逆も然り)は可能であり、挿入に際して、反時計回りに回転する場合と実質的に同等の性能特性に帰結するであろう。よって、先端ねじ山プロファイル46の左手方向ねじれは、ここに開示および請求される実施形態の単なる構造的同等物とみなされる。別の言い方をすると、時計回りまたは反時計回りの方向の一方が、「第1の」回転方向とみなされ、時計回りまたは反時計回りの方向の他方が、「第2の」回転方向とみなされるケースでは、先端ねじ山プロファイル46、146が第1の回転方向に形成された場合、圧縮エッジ56、156のらせん状ねじれが好適には第2の回転方向または直線状(straight)(すなわち、無限リード)であり、穴20の内壁から母材を切断しないように、非切断方向に角度が付けられる、と言うのが正確であろう。
先述の発明は関連する法的基準を順守して説明されており、よって、本説明は事実上、限定ではなく例示を意味する。特定分野に習慣的に使用される用語の使用は、本発明の想定される用途を、特定の使用分野に限定するために、狭く解釈されてはならない。ここに開示される実施形態の変更および修正は、当業者にとって明白であると思われ、本発明の特許請求の範囲に含まれる。

Claims (14)

  1. 母材にねじ込まれる形式のアンカーであって、
    先端部、冠状端部、および、前記先端部と前記冠状端部の間に延在する本体の中央領域を有する本体であって、
    前記先端部は、前記本体が第1の回転方向で強制的に回転されるとき、前記本体を前記穴に漸進的により深く前進させる先端ねじ山プロファイルを有し、
    前記中央領域は、長手方向に延在するフルートと、その間に位置するランドとの配列を含み、前記各フルートは深さを有し、前記各ランドは、前記アンカーが所定位置にねじ込まれる間、圧縮作用により前記母材の内面に対して、周方向にスイープする圧縮歪みを付加するように構成された圧縮エッジを形成する、本体と、
    前記中央領域に沿って渦巻状であり、且つ、前記圧縮エッジの各々と少なくとも1回交わる、少なくとも1つのらせん状溝と、を備えることを特徴とするアンカー。
  2. 前記らせん状溝は、前記フルートの深さ以上の深さを有することを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  3. 前記らせん状溝の深さは、前記フルートの深さの約1倍から4倍の間の深さであることを特徴とする請求項2に記載のアンカー。
  4. 前記先端ねじ山プロファイルは、少なくとも1つのらせん状谷部パターンを形成し、前記らせん状溝は、前記らせん状谷部パターンに対して、連続する拡張部として直接結合することを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  5. 前記先端ねじ山プロファイルは、ほぼ一定のピッチを有し、前記らせん状溝は可変ピッチを有することを特徴とする請求項4に記載のアンカー。
  6. 前記らせん状溝の前記可変ピッチは、前記先端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチにほぼ等しく、前記らせん状溝の前記可変ピッチは、前記冠状端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項5に記載のアンカー。
  7. 前記アンカーは、前記中央領域および前記先端部に亘って連続した、テーパ状谷部のコア径を有することを特徴とする請求項4に記載のアンカー。
  8. 前記先端ねじ山プロファイルは一条ねじの形態であることを特徴とする請求項4に記載のアンカー。
  9. 前記先端ねじ山プロファイルは右手方向の捻れを有し、前記各圧縮エッジは左手方向のらせん状捻れを有し、前記フルートは、前記圧縮エッジの前記左手方向の捻れに対応する左手方向のらせん状捻れを有することを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  10. 先端部、冠状端部、および、前記先端部と前記冠状端部の間に延在する本体の中央領域を有する本体であって、
    前記先端部は、前記本体が第1の回転方向で強制的に回転されるとき、前記本体を骨切り部位に漸進的により深く前進させる先端ねじ山プロファイルを有し、
    前記中央領域は、長手方向に延在するフルートと、その間に位置するランドとの配列を含み、前記各フルートは深さを有し、前記各ランドは、前記アンカーが所定位置にねじ込まれる間、圧縮作用により前記骨切り部位の内面に対して、周方向にスイープする圧縮歪みを付加するように構成された圧縮エッジを形成する、本体と、
    前記中央領域に沿って渦巻状であり、且つ、前記圧縮エッジの各々と少なくとも1回交わる少なくとも1つのらせん状溝を備えることを特徴とする椎弓根スクリュー。
  11. 前記らせん状溝は、前記フルートの深さ以上の深さを有することを特徴とする請求項10に記載の椎弓根スクリュー。
  12. 前記先端ねじ山プロファイルは、少なくとも1つのらせん状谷部パターンを形成し、前記らせん状溝は、前記らせん状谷部パターンに対して、連続する拡張部として直接結合することを特徴とする請求項10に記載の椎弓根スクリュー。
  13. 前記先端ねじ山プロファイルは、ほぼ一定のピッチを有し、前記らせん状溝は、可変ピッチを有し、前記らせん状溝の前記可変ピッチは、前記先端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチとほぼ等しく、前記らせん状溝の前記可変ピッチは、前記冠状端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項12に記載の椎弓根スクリュー。
  14. 母材に前処理された穴にねじ込まれる形式のアンカーであって、
    先端部、冠状端部、および、前記先端部と前記冠状端部との間に延在する本体の中央領域を有する本体であって、
    前記先端部は、前記本体が右手方向の回転方向で強制的に回転されるとき、前記本体を前記穴に漸進的により深く前進させる先端ねじ山プロファイルを有し、前記先端ねじ山プロファイルは少なくとも1つのらせん状谷部パターンを形成し、前記先端ねじ山プロファイルはほぼ一定のピッチを有し、
    前記中央領域は、長手方向に延在するフルートと、その間に位置するランドとの配列を含み、前記各フルートは深さを有し、前記各ランドは、前記アンカーが前記前処理された穴にねじ込まれる間、圧縮作用により前記母材の内面に対して、周方向にスイープする圧縮歪みを付加するように構成された圧縮エッジを形成し、前記各圧縮エッジは左手方向のらせん状捻れを有し、前記フルートは、前記圧縮エッジの前記左手方向の捻れに対応する左手方向のらせん状捻れを有する、本体と、
    前記中央領域に沿って渦巻状であり、且つ、前記圧縮エッジの各々と少なくとも1回交わる少なくとも1つのらせん状溝であって、前記らせん状溝は、前記フルートの深さの約1倍から4倍の間の深さを有し、前記らせん状溝は、前記らせん状谷部パターンに対して、連続する拡張部として直接結合し、前記らせん状溝は、前記先端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチとほぼ等しい可変ピッチを有し、前記らせん状溝の前記可変ピッチは、前記冠状端部に隣接する前記先端ねじ山プロファイルの前記ピッチよりも大きいことを特徴とするアンカー。
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