JP2019501604A - キャリアアグリケーション方法、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

キャリアアグリケーション方法、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Abstract

本発明の実施例では、第1のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法を公開しており、当該方法は、ユーザー機器(UE)UEの構成識別子を取得するステップと、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するステップと、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするステップと、を含む。本発明の実施例では、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体をさらに同時に公開している。

Description

本発明は通信分野におけるキャリアアグリケーション技術に関するものであり、特に、キャリアアグリケーション方法、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体に関するものである。
LTEアドバンスト(LTE-A, Long Term Evolution Advanced)通信システムの改善版において、ユーザー機器(UE)(UE,User Equipment)へより速いスピードを提供するために、LTE-Aはキャリアアグリケーション技術が提案されており、キャリアアグリケーション技術によって周波数スペクトルの利用率は効果的に向上し、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP,3rd Generation Partnership Project)にて示された、スピード向上要求を満たしている。
しかし、モバイル端末の多元化に伴い、ネットワーク、動画、各種アプリ(APP, Application)が次々と登場しており、ネットワークにおけるUEの使用はますます広範囲にわたり、大きなデータの業務も一段と増え、キャリアアグリケーションが使用される場面もいっそう広範囲になっている。しかし、従来技術では、一般的にキャリアアグリケーション技術を用いる場合、UEがキャリアアグリケーションする際のサービングセルは固定であることから、UEがキャリアアグリケーションする時に、敏捷性が低下することで、ユーザの需要を満たすことが困難になるという問題が生じる。
よって、従来技術には、UEがキャリアアグリケーションする時に敏捷性が低下するという技術課題があるということが見て取れる。
この点に鑑み、本発明の実施例は、キャリアアグリケーション方法、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体を提供しようとするものであって、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決するという要望があり、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させんとする。
本発明の技術案は以下のように実現される。
第1の態様において、本発明の実施例では、第1のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法であって、ユーザー機器(UE)の構成識別子を取得するステップと、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するステップと、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするステップと、を含む、キャリアアグリケーション方法を提供する。
第2の態様において、本発明の実施例では、第2のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法であって、予め設定されたユーザー機器(UE)と構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定するステップと、第1のネットワーク側機器へ前記UEの構成識別子を送るステップと、を備え、前記UEの構成識別子は、前記第1のネットワーク側機器が前記UEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられる、キャリアアグリケーション方法を提供する。
第3の態様において、本発明の実施例では、ユーザー機器(UE)の構成識別子を取得するために配置される第1の取得モジュールと、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するために配置される第1の確定モジュールと、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするために配置される実行モジュールと、を備えるネットワーク側機器を提供する。
第4の態様において、本発明の実施例では、予め設定されたユーザー機器(UE)と構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定するために配置される第3の確定モジュールと、第1のネットワーク側機器へ前記UEの構成識別子を送るために配置される第1の送信モジュールと、を備え、前記UEの構成識別子は、前記第1のネットワーク側機器が前記UEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられる、ネットワーク側機器を提供する。
第5の態様において、本発明の実施例では、コンピュータ記憶媒体にコンピュータが実行可能な指令が記憶され、前記コンピュータが実行可能な指令は、前述のキャリアアグリケーション方法を実行するためのものである、コンピュータ記憶媒体を提供する。
本発明の実施例が提供する、キャリアアグリケーション方法、ネットワーク側機器とコンピュータ記憶媒体では、まず、第1のネットワーク側機器がUEの構成識別子を取得し、次に、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定し、最後に、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いてUEをキャリアアグリケーションするため、UEがキャリアアグリケーションする時に構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を調整することができ、ひいては、キャリアアグリケーションポリシーを調整すれば、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決できることとなり、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施例で提供する第1のネットワーク側機器が行うキャリアアグリケーション方法のフロー模式図である。 図2は、本発明の実施例で提供する第1のネットワーク側機器が、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新する際のフロー模式図である。 図3は、本発明の実施例で提供する第2のネットワーク側機器が行うキャリアアグリケーション方法のフロー模式図である。 図4は、本発明の実施例で提供するネットワーク側機器の構造模式図である。 図5は、本発明の実施例で提供するネットワーク側機器のもう一種類の構造模式図である。
以下では、本発明の実施例における図面を組み合わせて、本発明の実施例の技術案について明確かつ十全に説明する。以下で説明する好適な実施例は、本発明を説明および解釈するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないと理解されたい。
本発明の実施例では、キャリアアグリケーション方法を提供し、当該方法は第1のネットワーク側機器に適用され、第1のネットワーク側機器は第2のネットワーク側機器とのデータインタラクティブが可能である。ここで、第1のネットワーク側機器は、LTE-A通信システムにおける進化型の基地局(eNB,Evolved Node B)のようなアクセスネットワーク機器であってよく、第2のネットワーク側機器は、移動性を管理する機器(MME,Mobility Management Entity)のようなコアネットワーク機器であってよいが、第1のネットワーク側機器と第2のネットワーク側機器はネットワーク側機器であってもよく、本発明では具体的に限定しない。
実際の応用において、第1のネットワーク側機器と第2のネットワーク側機器は、一つの物理的実体に併せて設けることができ、異なる物理的実体に分けて設けることもでき、これについて本発明では具体的に限定しない。
図1は、本発明の実施の形態における第1のネットワーク側機器が行うキャリアアグリケーション方法のフロー模式図であり、図1に示すように、当該方法は下記ステップを含む。
S101:UEの構成識別子を取得する。
任意で、UEがネットワークにアクセスした後、第2のネットワーク側機器は、予め記憶されたUEと構成識別子との対応関係の中からUEに対応する構成識別子を検索し出し、当該UEの構成識別子を第1のネットワーク側機器へ送信する。
本実施例において、上記構成識別子はサブスクライバープロフィールID(SPID,Subscriber Profile Identifier)を指す。
S102:少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定する。
ここで、上記ステップにおける、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器によって第1のネットワーク側機器へ送られる。
例を挙げて述べれば、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は表1に示すとおりであり、キャリアアグリケーションポリシーは、ポリシー1、ポリシー2、ポリシー3、ポリシー4を含んでよく、事業者はUEに対応するSPIDに基づいて、異なるキャリアアグリケーションポリシーを関連付ける。仮に、システムにおいて、3つのキャリア(CC,Component Carrier)、即ち、CC1、CC2、CC3が存在するとした場合、キャリアアグリケーションポリシーは、ポリシー1:キャリアアグリケーションすることができない、ポリシー2:CC1とCC2を用いてキャリアアグリケーションする、ポリシー3:CC1とCC3を用いて2キャリアアグリケーションする、ポリシー4:3つのCCを用いてキャリアアグリケーションすることができ、2キャリアと3キャリアであってもよい、というものである。
Figure 2019501604
実際の応用において、SPIDとキャリアアグリケーションポリシーとの間の対応関係は表1に示すものに限らず、キャリアアグリケーションポリシーの内容にはその他の状況があってよく、本発明では具体的に限定しない。
事業者は、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を設定することによって、実際の需要を組み合わせてUEにキャリアアグリケーションポリシーを設定することができ、特定の場面で特定のUEがキャリアアグリケーションする際のサービングセルの選択をより柔軟にし、ひいては事業者の運営と管理に便宜を図り、さらにはユーザの利便性を向上させつつ、事業者のネットワーク負荷を低減させている。
上記S102は、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係の中からUEの構成識別子を検索し、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係の中からUEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを取得することを含んでよい。
表1の内容を参照すると分かるように、第1のネットワーク側機器は、第2のネットワーク側機器からUE2の構成識別子を受信した後、受信した構成識別子がSPID2であれば、表1によって先に構成識別子SPID2を検索し、次に、構成識別子SPID2に対応するキャリアアグリケーションポリシーである、ポリシー2を取得し、ポリシー2はUEの構成識別子に対応するキャリアアプリケーションポリシーである。このように、上記ステップによって、UE2にポリシー2を分配し、当該ポリシーは事業者が予め需要に応じて設置したものであることから、特定の場面におけるUE2の要求をさらに満たしており、ユーザの利便性を向上させている。
S103:確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いてUEをキャリアアグリケーションする。
このように、UEのSPIDに基づき、対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定して、当該キャリアアグリケーションポリシーを用いてキャリアアグリケーションを行う過程を完成させる。
他の実施の形態において、ネットワークの稼動状況の変化に伴い、UEのキャリアアグリケーションポリシーも相応に調整しなければならない場合、図2は、本発明の実施例における第1のネットワーク側機器が構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新する際のフロー模式図であって、図2の内容を参考にして、S103の後において、当該方法はさらに以下のステップを含んでよい。
S201:ネットワークの目下の稼動状況を測定する。
S202:目下の稼動状況に応じて、UEに対して、対応する更新ポリシーを確定する。
S203:更新ポリシーで、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係における前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新する。
上記S201からS203について具体的に述べれば、まず、第1のネットワーク側機器はネットワークの目下の稼動状況を測定する。ここで、目下の稼動状況とは主に、第1のネットワーク側機器が、ネットワークの負荷、ネットワーク信号の強度などの目下のネットワークの性能指標を測定することであって、本発明では具体的に限定しない。
例を挙げて述べれば、目下のネットワークにおいて占用する無線リンクベアラ(RB,Radio Bear)がネットワーク帯域の40%以下であることを第1のネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を優とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の40%を上回りかつネットワーク帯域の60%以下であることを第1のネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を良とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の60%を上回りかつネットワーク帯域の80%以下であることを第1のネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を可とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の80%を上回りかつネットワーク帯域の90%以下であることを第1のネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を劣とする。
ネットワークの目下の稼動状況を取得した後、S202を実行し、具体的な実施過程において、S202は、予め設定されたネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、目下の稼動状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新ポリシーとして確定することを含んでよい。
そのうち、ネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設置することができるものであって、以下の表2に示すとおりである。
Figure 2019501604
例を挙げて述べれば、表1を参照すると、第1のネットワーク側機器が、第2のネットワーク側機器から受信する、UE2に対応する構成識別子がSPDI2であれば、UE2のキャリアアグリケーションポリシーはポリシー2であり、ネットワーク稼動状況の変化に伴い、ネットワーク稼動状況が良に変わったことを第1のネットワーク側機器が検出した時、図2を参照して、第1のネットワーク側機器はSPID2に対応する更新ポリシーであるポリシー1を取得し、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係における、SPID2に対応するキャリアアグリケーションポリシーはポリシー2からポリシー1に更新される。このように、上記ステップによって、予め設定されたネットワーク稼動状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーに基づいて、構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを修正して適切なポリシーを選択し、ネットワーク稼動状況を組み合わせてキャリアアグリケーションすることで、ソースを合理的に割りふることができ、さらにはユーザの利便性を向上させている。
上記ステップによって、ネットワークの目下の稼動状況を用いて構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新し、UEがキャリアアグリケーションポリシーを更新することで、ネットワークの稼動状況を組み合わせて合理的にソースを分配でき、ユーザの利便性をさらに向上させている。
さらに、事業者はネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係におけるネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーと間の関係を設置することで、異なるネットワーク稼動状況に対してUEにキャリアアグリケーションを行わせ、より柔軟にサービングセルを選択できるようにし、事業者の運営と管理に便宜を図るとともに、ユーザの利便性を向上しつつ、事業者のネットワーク負荷を軽減させることができる。
他の実施例では、ネットワークのシグナリングオーバーヘッドを低減するために、S102は、予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定することをさらに含んでよい。
ここで、上記予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器によって第1のネットワーク側機器へ送られる。
例を挙げて述べれば、構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は表3に示すとおりである。
Figure 2019501604
実際の応用において、ネットワーク稼動状況及びSPIDとキャリアアグリケーションポリシーとの間の対応関係は表3に示すものに限らず、キャリアアグリケーションポリシーの内容にはその他の状況があってよく、本発明では具体的に限定しない。
事業者は、ネットワーク稼動状況及び構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を設置することによって、実際の需要を組み合わせてUEにキャリアアグリケーションポリシーを設定することができ、特定の場面で特定のUEがキャリアアグリケーションする際のサービングセルの選択をより柔軟にし、ひいては事業者の運営と管理に便宜を図り、さらにはユーザの利便性を向上させつつ、事業者のネットワーク負荷を低減させている。
表3の内容を参照すると分かるように、第1のネットワーク側機器は、第2のネットワーク側機器からUE3の構成識別子を受信した後、受信した構成識別子がSPID3であり、同時に、目下のネットワーク稼動状況が良であることが検出されれば、表3によって先に構成識別子SPID3を検索し、かつネットワーク稼動状況が良であるという状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーはポリシー3であり、UE3のキャリアアグリケーションポリシーはポリシー3である。このように、上記ステップによって、UE3にポリシー3を分配し、当該ポリシーは事業者が予め需要に応じて設置したものであることから、特定の場面におけるUE3の要求をさらに満たしており、ユーザの利便性を向上させている。
本発明の実施の形態が提供するキャリアアグリケーション方法では、まず、第1のネットワーク側機器がUEの構成識別子を取得し、次に、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定し、最後に、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いてUEをキャリアアグリケーションするため、UEがキャリアアグリケーション技術を実行する時に構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を調整することができ、ひいては、キャリアアグリケーションポリシーを調整すれば、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決できることとなり、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させることができる。
同一の発明思想に基づき、本発明の実施例では、第2のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法を提供する。ここで、第2のネットワーク側機器は、上記の一つもしくは複数の実施例に記載の第2のネットワーク側機器と一致する。
図3は、本発明の実施例における第2のネットワーク側機器が行うキャリアアグリケーション方法のフロー模式図であり、図3に示すように、当該方法は以下のステップを含む。
S301:予め設定されたUEと構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定する。
S302:第1のネットワーク側機器へUEの構成識別子を送り、UEの構成識別子は、第1のネットワーク側機器がUEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられる。
任意で、UEがネットワークにアクセスした後、第2のネットワーク側機器は、予め設定されたUEと構成識別子との対応関係の中からUEに対応する構成識別子を検索し出し、当該UEの構成識別子を第1のネットワーク側機器へ送信する。
そのうち、上記予め設定されたUEと構成識別子との対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設置することができるものであって、UEと構成識別子との対応関係は表4に示すとおりである。
Figure 2019501604
表4から、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定でき、それから、第2のネットワーク側機器が第1のネットワーク側機器へ当該UEの構成識別子を送る。UEと構成識別子との対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設定することができるものであるため、本発明は、上記UEと構成識別子との対応関係を組み合わせて、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性をより高め、異なる場面におけるUEに適応することができ、UEがキャリアアグリケーションする際のソースの分配をより合理的にし、さらにはユーザの利便性を向上させている。
他の実施例において、第1のネットワーク側機器に予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は以下の方法で取得することができる。即ち、当該方法は、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得し、第1のネットワーク側機器へ構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送ることを含んでもよいというものである。
ここで、上記構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーは、実際の需要に応じて事業者が設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器が、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーを第1のネットワーク側機器へ送ることで、第1のネットワーク側機器が構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係によって、キャリアアグリケーションポリシーを取得し、UEがキャリアアグリケーションを行えるようになっており、ソースの合理的な利用を実現している。
他の実施例において、ネットワークの稼動状況の変化に伴い、UEのキャリアアグリケーションポリシーも相応に調整しなければならない場合、第1のネットワーク側機器に予め設定された、ネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は以下の方法で取得することができる。即ち、当該方法は、ネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得し、第1のネットワーク側機器へネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送ることを含んでもよいというものである。
ここで、上記構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器が、ネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を第1のネットワーク側機器へ送ることで、第1のネットワーク側機器がネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係によって、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新し、UEがキャリアアグリケーションを行えるようになっており、ユーザの利便性を向上させている。
本発明の実施例が提供するキャリアアグリケーション方法は、まず、第2のネットワーク側機器は予め設定されたUEと構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定し、次に、第1のネットワーク側機器へUEの構成識別子を送るというものであり、UEの構成識別子は、第1のネットワーク側機器がUEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられるため、UEがキャリアアグリケーションする時に、UEと構成識別子との対応関係を調整することでキャリアアグリケーションポリシーを調製することができ、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決でき、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させることができる。
同一の発明思想に基づき、本発明では、上記の一つもしくは複数の実施の形態に記載の第1のネットワーク側機器と一致するネットワーク側機器を提供する。
図4は、本発明の実施の形態におけるネットワーク側機器の構造模式図であり、図4に示すように、当該ネットワーク側機器は、第1の取得モジュール41と第1の確定モジュール42と実行モジュール43とを備える。
そのうち、第1の取得モジュール41は、UEの構成識別子を取得するために配置される。
任意で、UEがネットワークにアクセスした後、第2のネットワーク側機器は、予め設定されたUEと構成識別子との対応関係の中からUEに対応する構成識別子を検索し出し、当該UEの構成識別子を上記ネットワーク側機器へ送信し、第1の取得モジュール41は当該UEの構成識別子を取得する。
本実施例において、上記構成識別子はSPIDを指す。
第1の確定モジュール42は、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するために配置される。
ここで、上記第2のネットワーク側機器テップにおける、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器によって第1のネットワーク側機器へ送られる。
例を挙げて述べれば、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は表1に示すとおりであり、実際の応用において、SPIDとキャリアアグリケーションポリシーとの間の対応関係は表1に示すものに限らず、キャリアアグリケーションポリシーの内容にはその他の状況があってよく、本発明では具体的に限定しない。
事業者は、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を設置することによって、実際の需要を組み合わせてUEにキャリアアグリケーションポリシーを設定することができ、特定の場面で特定のUEがキャリアアグリケーションする際のサービングセルの選択をより柔軟にし、ひいては事業者の運営と管理に便宜を図り、さらにはユーザの利便性を向上させつつ、事業者のネットワーク負荷を低減させている。
第1の確定モジュール42は、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係の中からUEの構成識別子を検索し、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係の中からUEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを取得するためにも配置される。
表1の内容を参照すると分かるように、ネットワーク側機器は、第2のネットワーク側機器からUE2の構成識別子を受信した後、受信した構成識別子がSPID2であれば、表1によって先に構成識別子SPID2を検索し、次に、構成識別子SPID2に対応するポリシー2を取得し、当該ポリシー2はUE2の構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーである。上記機器によって、UE2にポリシー2を分配し、当該ポリシーは事業者が予め需要に応じて設置したものであることから、特定の場面におけるUE2の要求をさらに満たしており、ユーザの利便性を向上させている。
実行モジュール43は、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いてUEをキャリアアグリケーションするために配置される。
このように、UEのSPIDに基づき、対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定して、当該キャリアアグリケーションポリシーを用いてキャリアアグリケーションを行う過程を完成させる。
他の実施例において、ネットワークの稼動状況の変化に伴い、UEのキャリアアグリケーションポリシーも相応に調整しなければならない場合、当該ネットワーク側機器は、測定モジュールと第2の確定モジュールと更新モジュールとを含んでよい。
そのうち、測定モジュールは、ネットワークの目下の稼動状況を測定するために配置され、第2の確定モジュールは、目下の稼動状況に応じて、UEに対して、対応する更新ポリシーを確定するために配置され、更新モジュールは、更新ポリシーで、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係におけるUEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新するためのものである。
ここで、上記ネットワーク側機器は、測定モジュールによってネットワークの目下の稼動状況を測定する。ここで、目下の稼動状況とは主に、第1のネットワーク側機器が、ネットワークの負荷、ネットワーク信号の強度などの目下のネットワークの性能指標を測定することであって、本発明では具体的に限定しない。
例を挙げて述べれば、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の40%以下であることをネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を優とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の40%を上回りかつネットワーク帯域の60%以下であることをネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を良とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の60%を上回りかつネットワーク帯域の80%以下であることをネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を可とし、目下のネットワークにおいて占用するRBがネットワーク帯域の80%を上回りかつネットワーク帯域の90%以下であることをネットワーク側機器が検出した時、ネットワーク稼動状況を劣とする。上記ネットワーク側機器によって、ネットワークの目下の稼動状況を用いて構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新し、UEがキャリアアグリケーションポリシーを更新することで、ネットワークの稼動状況を組み合わせて合理的にソースを分配でき、ソースの最適化を実現し、通信スピードもしくは容量を向上させ、これによりユーザの利便性をさらに向上させている。
他の実施例において、第2の確定モジュールは、予め設定されたネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、目下の稼動状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新ポリシーとして確定するためにも配置される。
そのうち、ネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設置することができるものであって、表2に示すとおりである。
例を挙げて述べれば、表1を参照すると、ネットワーク側機器が、第2のネットワーク側機器から受信する、UE2に対応する構成識別子がSPDI2であれば、UE2のキャリアアグリケーションポリシーはポリシー2であり、ネットワーク稼動状況の変化に伴い、ネットワーク稼動状況が良に変わったことをネットワーク側機器が検出した時、図2を参照して、ネットワーク側機器はSPID2に対応する更新ポリシーであるポリシー1を取得し、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係における、SPID2に対応するキャリアアグリケーションポリシーはポリシー2からポリシー1に更新される。このように、上記ネットワーク側機器は予め設定されたネットワーク稼動状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーに基づいて、構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを修正して適切なポリシーを選択し、ネットワーク稼動状況を組み合わせてキャリアアグリケーションすることで、ソースを合理的に割りふることができ、さらにはユーザの利便性を向上させている。
事業者はネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係におけるネットワーク稼動状況クラスとキャリアアグリケーションポリシーとの間の関係を設置することで、異なるネットワーク稼動状況に対してUEにキャリアアグリケーションを行わせ、より柔軟にサービングセルを選択できるようにし、事業者の運営と管理に便宜を図るとともに、ユーザの利便性を向上しつつ、事業者のネットワーク負荷を軽減させることができる。
他の実施例では、ネットワークのオーバーヘッドを低減するために、第1の確定モジュール42は、予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するように配置してよい。
ここで、上記予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、実際の需要に応じて事業者が柔軟に設定することができるものであって、第2のネットワーク側機器によって第1のネットワーク側機器へ送られる。
例を挙げて述べれば、構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は表3に示すとおりである。実際の応用において、ネットワーク稼動状況及びSPIDとキャリアアグリケーションポリシーとの間の対応関係は表3に示すものに限らず、キャリアアグリケーションポリシーの内容にはその他の状況があってよく、本発明では具体的に限定しない。
事業者は、ネットワーク稼動状況及び構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を設置することによって、実際の需要を組み合わせてUEにキャリアアグリケーションポリシーを設定することができ、特定の場面で特定のUEがキャリアアグリケーションする際のサービングセルの選択をより柔軟にし、ひいては事業者の運営と管理に便宜を図り、さらにはユーザの利便性を向上させつつ、事業者のネットワーク負荷を低減させている。
表3の内容を参照すると分かるように、ネットワーク側機器は、第2のネットワーク側機器からUE3の構成識別子を受信した後、受信した構成識別子がSPID3であり、同時に、目下のネットワーク稼動状況が良であることが検出されれば、表3を介して先に構成識別子SPID3を検索し、SPID3を検索する時のネットワーク稼動状況は良に対応するポリシー3であり、当該ポリシー3はUE3のキャリアアグリケーションポリシーである。上記機器によって、UE3にポリシー3を分配し、当該ポリシーは事業者が予め需要に応じて設置したものであることから、特定の場面におけるUE3の要求をさらに満たしており、ユーザの利便性を向上させている。
本発明の実施例が提供するネットワーク側機器は、まず、第1の取得モジュール41によってUEの構成識別子を取得し、次に、第1の確定モジュール42によって、少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定し、最後に、実行モジュール43によって、確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いてUEをキャリアアグリケーションするため、UEがキャリアアグリケーションする時に構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を調整することができ、ひいては、キャリアアグリケーションポリシーを調整すれば、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決できることとなり、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させることができる。
なお、以上のネットワーク側機器の実施例の説明は上記方法の説明と類似するものであって、同じ方法の実施例と同一の有益な効果を有するため、説明は省略する。本発明のネットワーク側機器の実施例において開示されていない手法の詳細については、本発明の方法の実施例における説明を参照して理解されたく、紙面の都合上、ここでは改めて説明しない。
本発明は、上記の一つもしくは複数の実施の形態に記載の第2のネットワーク側機器と一致するネットワーク側機器を提供する。
図5は、本発明の実施例におけるネットワーク側機器の別の構造模式図であり、図5を参照すると、当該ネットワーク側機器は、予め設定されたUEと構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定する第3の確定モジュール51と、第3の確定モジュール51に接続され、第1のネットワーク側機器へUEの構成識別子を送るために配置される送信モジュール52とを備え、UEの構成識別子は、第1のネットワーク側機器がUEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられる。
任意で、UEがネットワークにアクセスした後、上記ネットワーク側機器は、予め設定されたUEと構成識別子との対応関係の中からUEに対応する構成識別子を検索し出し、当該UEの構成識別子を第1のネットワーク側機器へ送信する。
そのうち、上記予め設定されたUEと構成識別子との対応関係は、需要に応じて事業者が設置することができるものであって、UEと構成識別子との対応関係は表4に示すとおりであってよい。
上記ネットワーク側機器は、表4から、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定でき、それから、第1のネットワーク側機器へ当該UEの構成識別子を送る。UEと構成識別子との対応関係は、実際の需要に応じて事業者が設定することができるものであるため、本発明は、上記UEと構成識別子との対応関係を組み合わせて、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性をより高め、異なる場面におけるUEに適応することができ、UEがキャリアアグリケーションする際のソースの分配をより合理的にし、さらにはユーザの利便性を向上させている。
他の実施例において、第1のネットワーク側機器に予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は上記ネットワーク側機器で取得することができ、この場合、当該ネットワーク側機器は、第1の取得モジュールと、第2の送信モジュールとを含んでもよい。
そのうち、第1の取得モジュールは、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得するために配置され、第2の送信モジュールは、第1のネットワーク側機器へ構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送るために配置される。
ここで、上記構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーの対応関係は、需要に応じて事業者が設定することができるものであって、当該ネットワーク側機器が、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を第1のネットワーク側機器へ送ることで、第1のネットワーク側機器が構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係によって、キャリアアグリケーションポリシーを取得し、UEがキャリアアグリケーションを行えるようになっており、ソースの合理的な利用を実現している。
他の実施例において、ネットワークの稼動状況の変化に伴い、UEのキャリアアグリケーションポリシーも相応に調整しなければならない場合、第1のネットワーク側機器に予め設定されたネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、上記ネットワーク側機器で取得することができ、この場合、当該ネットワーク側機器は、第2の取得モジュールと、第3の送信モジュールとを含んでもよい。
そのうち、第2の取得モジュールは、ネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得するために配置され、第3の送信モジュールは、第1のネットワーク側機器へネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送るために配置される。
そのうち、上記構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係は、需要に応じて事業者が設定することができるものであって、上記ネットワーク側機器が、ネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を第1のネットワーク側機器へ送ることで、第1のネットワーク側機器がネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係によって、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を更新し、UEがキャリアアグリケーションを行えるようになっており、ユーザの利便性を向上させている。
本発明の実施例が提供するネットワーク側機器は、まず、ネットワーク側機器が、予め設定されたUEと構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定し、次に、第1のネットワーク側機器へUEの構成識別子を送るというものであり、UEの構成識別子は、第1のネットワーク側機器がUEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられるため、UEがキャリアアグリケーションする時に、UEと構成識別子との対応関係を調整することでキャリアアグリケーションポリシーを調製することができ、従来技術における、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性が低いという技術課題を解決でき、UEがキャリアアグリケーションする時の敏捷性を向上させることができる。
なお、上記第1のネットワーク側機器はアクセスネットワーク機器であってよく、上記第2のネットワーク側機器はコアネットワーク機器であってよいが、本発明では具体的に限定しない。
上記ネットワーク側機器は、一つの物理的実体に併せて設けることができ、異なる物理的実体に分けて設けることもでき、これについて本発明では具体的に限定しない。
本実施例において、コアネットワーク機器は、移動通信交換局(MSC,Mobile Switching Center)のような回路交換(CS,Circuit Switched Domain)コアネットワーク機器であってよく、汎用パケット無線サービスサポートノード(SGSN,Serving General Packet Radio Service Support Node)のようなパケット交換(PS,Packet Switching)コアネットワーク機器であってよく、移動管理機器(MME,Mobility Management Entity)であってもよいが、その他の機器であってもよく、本発明では具体的に限定しない。
なお、以上のネットワーク側機器の実施例の説明は上記方法の説明と類似するものであって、同じ方法の実施の形態と同一の有益な効果を有するため、説明は省略する。本発明のネットワーク側機器の実施の形態において開示されていない手法の詳細については、本発明の方法の実施の形態における説明を参照して理解されたく、紙面の都合上、ここでは改めて説明しない。
本発明の実施の形態では、コンピュータ記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータが実行可能な指令が記憶され、前記コンピュータが実行可能な指令は、前述の任意の一つもしくは複数の実施の形態が提供するキャリアアグリケーション方法であって、例えば、図1もしくは図2に示す方法を実行することができる。前記コンピュータ記憶媒体は、読み出し専用記憶媒体ROM、ランダム記憶媒体RAMもしくはフラッシュメモリflash或いは光ディスク又は磁気テープなどの各種記憶媒体であってよく、非瞬間的記憶媒体(non-instantaneous storage media)を選択することができる。
このほか、本実施例における前記ネットワーク側機器は、プロセッサ及び記憶媒体を含んでよく、前記プロセッサはバスを介して前記記憶媒体に接続され、前記記憶媒体上のコードを読み出して実行することで、前述の一つもしくは複数に記載のキャリアアグリケーション方法を実行できる。
前記プロセッサは、アプリケーションプロセッサAP(AP,Application Processor)、中央処理装置(CPU,Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP,Digital Signal Processor)もしくはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA,Field Programmable Gate Array)であってよい。
なお、本文において「備える」、「含む」という用語、もしくはそのあらゆる変化形は、これ以外のものを除外するという意味を含まず、一連の要素の過程、方法、物品、装置がそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されていないその他の要素、もしくは、このような過程、方法、物品、装置のための固有の要素をさらに含むということを意味する。より多くの制限がない場合、「…を含む」という語句で限定された要素は、当該要素の過程、方法、物品、装置にさらに存在する別の同一の要素を除外しない。
本願が提供するいくつかの実施例において、開示した機器と方法は、その他の方式によって実現してよいと理解すべきである。以上で説明した機器の実施例は例示に過ぎず、例えば、前記ユニットを分けることは、論理的機能のための区分に過ぎず、実際に実現する際には、複数のユニットもしくはモジュールは組み合わせることができ、或いは別のシステムに集積でき、又はある特徴を無視するか実行しないなどといった、別の分け方があってよい。このほか、表示もしくは論述した各組成部分は互いの間が結合され、或いは直接結合され、又は通信接続はインターフェイスを介してなされてよく、機器もしくはユニットの間接的な結合或いは通信接続は、電気的なもの、機械的なもの、その他の形式のものであってよい。
上記の分かれた部品として説明されたユニットは、物理的に分かれていてよく、もしくは分かれていなくてもよく、ユニット表示としての部品は、物理的ユニットであってよく、もしくは物理的ユニットでなくてもよく、一つの場所に位置していてもよく、複数のネットワークユニット上に分布してもよく、実際の需要に応じてそのうちの一部もしくは全てのユニットを選択して、本実施例の目的を実現することができる。
また、本発明の各実施の形態における各機能ユニットはすべて一つの処理ユニットに集積してよく、各ユニットをそれぞれ単独で一つのユニットとしてもよく、二つまたは二つ以上のユニットを一つのユニットに集積してもよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの形式を用いて実現してもよく、ハードウェアにソフトウェア機能ユニットを加えるという形式で実現してもよい。
上記方法を実現する実施例のすべて、もしくは一部のステップは、プログラム指令に関連するハードウェアによって完成してよく、前述のプログラムは、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体に記憶することができ、当該プログラムの実行時に、上記方法を含む実施の形態のステップが実行されると当業者は理解してよい。一方、前記の記憶媒体は、移動記憶機器、読み出し専用メモリ(Read Only Memory,ROM)、磁気ディスク、光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる各種の媒体であってよい。
もしくは、本発明の上記集積されたユニットがソフトウェアモジュールの形式で実現され、独立した製品として販売或いは使用される時は、コンピュータ読み出し可能な記憶媒体に記憶することができる。このような理解を基に、本発明の実施例の技術案の本質上あるいは従来技術へ貢献する部分は、ソフトウェア製品という形式で体現することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は一つの記憶媒体に記憶され、一台のコンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク機器などであってよい)に、本発明の各実施例に記載の方法のすべてもしくは一部を実行させる若干の指令を含む。なお、前述の記憶媒体は、移動記憶機器、ROM、磁気ディスク、光ディスクなど、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
以上の内容は、本発明の具体的な実施例に過ぎないが、本発明の請求範囲はこれに限定されるのではなく、本発明の原理に応じてなされた変更はすべて本発明の請求範囲内にあると理解されたい。

Claims (11)

  1. 第1のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法であって、
    ユーザー機器(UE)の構成識別子を取得するステップと、
    少なくとも、予め設定された、構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するステップと、
    確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするステップと、を含む、キャリアアグリケーション方法。
  2. 前記少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するステップは、
    予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定することを含む、請求項1に記載のキャリアアグリケーション方法。
  3. 前記確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするステップの後に、
    ネットワークの目下の稼動状況を測定するステップと、
    前記目下の稼動状況に応じて、前記UEに対して、対応する更新ポリシーを確定するステップと、
    前記更新ポリシーで、前記構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係における前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新するステップと、をさらに含む、請求項1に記載のキャリアアグリケーション方法。
  4. 前記目下の稼動状況に応じて、前記UEに対して、対応する更新ポリシーを確定する前記ステップは、
    予め設定されたネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記目下の稼動状況に対応するキャリアアグリケーションポリシーを前記更新ポリシーとして確定することを含む、請求項3に記載のキャリアアグリケーション方法。
  5. 第2のネットワーク側機器に適用されるキャリアアグリケーション方法であって、
    予め設定されたユーザー機器(UE)と構成識別子との対応関係に基づき、既にアクセスしたUEに対応する構成識別子を確定するステップと、
    第1のネットワーク側機器へ前記UEの構成識別子を送るステップと、を備え、前記UEの構成識別子は、前記第1のネットワーク側機器が前記UEに対して、キャリアアグリケーションポリシーを確定してキャリアアグリケーションすることを指示するために用いられる、キャリアアグリケーション方法。
  6. 構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得することと、
    前記第1のネットワーク側機器へ前記構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送ることと、をさらに含む、請求項5に記載のキャリアアグリケーション方法。
  7. ネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を取得することと、
    前記第1のネットワーク側機器へ前記ネットワークの稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係を送ることと、をさらに含む、請求項5に記載のキャリアアグリケーション方法。
  8. ネットワーク側機器であって、
    ユーザー機器(UE)の構成識別子を取得するために配置される第1の取得モジュールと、
    少なくとも、予め設定された構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するために配置される第1の確定モジュールと、
    確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いて前記UEをキャリアアグリケーションするために配置される実行モジュールと、を備えるネットワーク側機器。
  9. 前記第1の確定モジュールは、
    少なくとも、予め設定された構成識別子及びネットワーク稼動状況とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係に基づき、前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを確定するためにも配置される、請求項8に記載のネットワーク側機器。
  10. 前記確定したキャリアアグリケーションポリシーを用いた前記UEをキャリアアグリケーションするステップの後に、ネットワークの目下の稼動状況を測定するために配置される測定モジュールと、
    前記目下の稼動状況に応じて、前記UEに対して、対応する更新ポリシーを確定するために配置される第2の確定モジュールと、
    前記更新ポリシーで、前記構成識別子とキャリアアグリケーションポリシーとの対応関係における前記UEの構成識別子に対応するキャリアアグリケーションポリシーを更新するための更新モジュールと、をさらに備える、請求項8に記載のネットワーク側機器。
  11. コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータが実行可能な指令が記憶され、前記コンピュータが実行可能な指令は、請求項1から7のいずれかに記載のキャリアアグリケーション方法の少なくとも一つを実行するためのものである、コンピュータ記憶媒体。
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