JP2019500456A - 生分解性洗剤組成物 - Google Patents

生分解性洗剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2019500456A
JP2019500456A JP2018530764A JP2018530764A JP2019500456A JP 2019500456 A JP2019500456 A JP 2019500456A JP 2018530764 A JP2018530764 A JP 2018530764A JP 2018530764 A JP2018530764 A JP 2018530764A JP 2019500456 A JP2019500456 A JP 2019500456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detergent composition
value
fermentation
range
biodegradable detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018530764A
Other languages
English (en)
Inventor
ピライ,シヴァラマクリシュナ ピライ サンカラクマラ
ピライ,シヴァラマクリシュナ ピライ サンカラクマラ
ビー,チャンドラセカール
マシュー,ウッド ティー
マシュー,ウッド ティー
ナリン,ティップスリスコンド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proklean Technologies Pvt Ltd
Sustainable Community Development LLC
Original Assignee
Proklean Technologies Pvt Ltd
Sustainable Community Development LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Proklean Technologies Pvt Ltd, Sustainable Community Development LLC filed Critical Proklean Technologies Pvt Ltd
Publication of JP2019500456A publication Critical patent/JP2019500456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/381Microorganisms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D11/00Special methods for preparing compositions containing mixtures of detergents
    • C11D11/0094Process for making liquid detergent compositions, e.g. slurries, pastes or gels
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/2003Alcohols; Phenols
    • C11D3/2065Polyhydric alcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/20Organic compounds containing oxygen
    • C11D3/2075Carboxylic acids-salts thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/382Vegetable products, e.g. soya meal, wood flour, sawdust
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D2111/00Cleaning compositions characterised by the objects to be cleaned; Cleaning compositions characterised by non-standard cleaning or washing processes
    • C11D2111/10Objects to be cleaned
    • C11D2111/12Soft surfaces, e.g. textile

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

本発明は、生きている細胞又は酵素を含めることができ、化学洗剤の代替として機能する、生分解性の洗剤組成物に関する。該生分解性洗剤組成物は、バイオサーファクタント、ポリオール、生体高分子、有機酸、短鎖ペプチド、精油、及び安定剤を含む。生分解性洗剤組成物は、約3.60未満のpH値、約9.0〜12.0の滴定酸度%、約14〜約16.5のHLB値、約73〜約79のE24値を有する。生分解性洗剤組成物は、約1375.8m/z〜約2009.2m/zの範囲のピーク質量値を伴う、約513.1m/z〜約2847.7m/zの範囲のMALDI−TOF MSスペクトルを有する。さらには、本発明は、生分解性洗剤組成物を製造する方法に関する。

Description

本発明は、洗剤組成物に関する。より詳細には、本発明は、生きている細胞又は酵素を含めることができ、かつ、化学洗剤の代替として機能する、生分解性洗剤組成物に関する。さらには、本発明は、生分解性洗剤組成物の製造方法に関する。
家庭用及び商業用の両方の洗浄作業のほとんどは、化学洗剤を使用する。洗浄水は、最終的には広水域へと放出される。化学洗剤が水のCODを増加させ、結果的に溶存酸素を枯渇させて、水生生物に害を与えることは周知の事実である。
以前は、プロバイオティクスが洗剤又は洗浄機能を高めるものの、それらの代替とはならない調合物が作られていた。
したがって、生きている細胞又は酵素を含めることができ、かつ、化学洗剤の代替として機能する、生分解性洗剤組成物が必要とされている。
本発明のさまざまな実施形態によって、従来の先行技術の問題点/制限事項の1つ以上を克服することができる。
本発明の目的の1つは、生きている細胞又は酵素を含めることができ、かつ、化学洗剤の代替として機能する、生分解性洗剤組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、リン酸(phosphates)を含まず、非毒性であり、かつプロバイオティクス生物から作られた生分解性洗剤組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、約3.60未満のpH値、約9.0〜12.0の滴定酸度%、約14〜約16.5のHLB値、及び約73〜約79のE24値を有する生分解性洗剤組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、約1375.8m/z〜約2009.2m/zの範囲のピーク質量値を伴う、約513.1m/z〜約2847.7m/zの範囲のMALDI−TOF MSスペクトルを有する生分解性洗剤組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、生分解性洗剤組成物の製造方法を提供することである。
よって、本発明の基本的な態様によれば、
バイオサーファクタント、
ポリオール、
生体高分子、
有機酸、
短鎖ペプチド、
精油、及び
安定剤
を含む、生分解性洗剤組成物が提供され、
該生分解性洗剤組成物は、約3.60未満のpH値、約9.0〜約12.0の滴定酸度%、約14〜約16.5のHLB値、及び約73〜約79のE24値を有する。
本発明の別の態様では、生分解性洗剤組成物は、約1375.8m/z〜約2009.2m/zの範囲のピーク質量値を伴う、約513.1m/z〜約2847.7m/zの範囲のMALDI−TOF MSスペクトルを有する。
本発明の別の態様は、生分解性洗剤組成物の製造方法を提供することを対象とし、該方法は、
炭素源としてのエネルギー源である培地を介して、少なくとも1つの出発培養プロバイオティック生物を発酵させる工程、
培地に乳化剤又は洗剤を発酵促進剤又は添加剤として添加する工程、
培地のpH値がひとたび約4.0に達したら、該培地に天然植物油を添加して、発酵産物を得る工程、
精油を、単独で、若しくは乳化剤又は洗剤と組み合わせて、発酵産物と混合する工程、及び
安定剤を、単独で又は発酵産物と組み合わせて添加する工程
を含み、ここで、
発酵は、pH、滴定酸度、HLB値、及びE24値が所望の値になるまで継続され、
乳化剤又は洗剤は、約0.05〜約0.15%の範囲で添加され、
天然植物油は、ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で添加され、かつ
安定剤は、洗剤組成物が安定化して長い貯蔵寿命を有するように、約0.5〜約3.0%の濃度で添加される。
本発明は、微生物を含む組成物、及び微生物を使用する方法を対象とする。特に、本発明は、少なくとも3種類の微生物を含む組成物を対象とする。少なくとも1種類の微生物は、スルフィドを利用する微生物である。さらなる微生物には、乳酸、プロバイオティクス、及び光合成(phototrophic)微生物、並びにそれらの混合物が含まれる。微生物は、細菌、酵母、真菌、又はカビの種、並びにそれらの混合物でありうる。
本発明の別の態様では、プロバイオティクス生物は、乳酸、プロバイオティクス、光合成、及びスルフィドを利用する微生物種に由来する、少なくとも1種の微生物を含む。別の実施形態では、含有されるスルフィド利用微生物は、紅色非硫黄細菌種である。プロバイオティクス生物の例としては、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、ラクトバシラス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、バシラス属(Bacillius)、サッカロミケス属(Saccharomyces)、ロドシュードモナス属(Rhodopseudomonas)、及びそれらの組合せが挙げられる。
本発明の組成物は、発酵促進剤又は添加剤を含みうる。このような促進剤又は添加剤は、微生物の増殖を支援し、微生物による特定の代謝産物の産生を誘導し、組成物の安定性を高め、かつ、本発明の組成物に他の属性をもたらすことができる。適切な添加剤としては、炭素源、酸、及び、増殖を支援し、特定の代謝産物の産生を誘導し、又は組成物を安定させることが当技術分野で知られている他の添加剤が挙げられる。このような促進剤又は添加剤の例として、果汁、未精製の甘ショ糖、ビート糖、糖蜜、又は天然の糖源、乳化剤又は洗剤、天然植物油を、単独で、又は他のものと組み合わせて含む。
本発明の別の態様では、精油は、ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で発酵産物と混合される。
本発明の別の態様では、精油は、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、又はそれらの組合せを含む。
本発明の別の態様では、発酵は、約17℃〜約45℃の範囲の周囲温度で14〜42日間、行われる。
本発明のさらに別の目的は、リン酸(phosphate)をまったく含まず、非毒性であり、生きている微生物を含めることができ、かつ、十分に生分解性であり、したがって、洗浄のためのグリーンテクノロジーである、本発明に関する組成物を有することである。
本発明に従う生分解性洗剤組成物のMALDI−TOFプロファイルを示すグラフ 本発明に従う生分解性洗剤組成物のMALDI−TOFプロファイルを示すグラフ 本発明に従う生分解性洗剤組成物のMALDI−TOFプロファイルを示すグラフ 本発明に従う生分解性洗剤組成物のMALDI−TOFプロファイルを示すグラフ 本発明に従う生分解性洗剤組成物のMALDI−TOFプロファイルを示すグラフ
本発明は、生きている細胞又は酵素を含めることができ、かつ、化学洗剤の代替として機能する、生分解性洗剤組成物に関する。さらには、本発明は、生分解性洗剤組成物の製造方法に関する。
生分解性洗剤組成物は、バイオサーファクタント、ポリオール、生体高分子、有機酸、短鎖ペプチド、及び精油を含む。該生分解性洗剤組成物は、約3.60未満のpH値、約9.0〜12.0の滴定酸度%、約14〜約16.5のHLB値、約73〜約79のE24値を有する。
生分解性洗剤組成物の製造方法は、次の工程を含む:少なくとも1つの出発培養プロバイオティック生物が、エネルギー源、発酵促進剤、及び添加剤を含む培地を介して発酵される。乳化剤又は洗剤が、発酵促進剤又は添加剤として、約0.05〜約0.15%の範囲で添加される。天然植物油は、培地のpH値がひとたび約4.0に達したら、該培地に添加され、発酵産物を得る。天然植物油は、ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で添加される。精油は、単独で、若しくは発酵乳化剤又は洗剤と組み合わせて、発酵産物と混合される。精油は、ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で、発酵産物と混合される。発酵は、pH、滴定酸度、HLB値、及びE24値が所望の値になるまで継続される。安定剤は、単独で又は発酵産物と組み合わせて添加され、該安定剤は、洗剤組成物が安定化して長い貯蔵寿命を有するように、約0.5〜約3.0%の濃度で添加される。
発酵は、約17℃〜約45℃の範囲の周囲温度で14〜42日間、行われる。一定温度を維持するために加熱又は冷却をせずに、周囲温度で発酵を行うことを選択することにより、製造プロセスは環境に配慮したものとなる。全般的に、製造プロセス全体は、同様の用途に使用される洗剤に採用されている従来の製造プロセスと比較して、カーボンフットプリントを削減することを目的とする。
プロバイオティクス生物は、乳酸、プロバイオティクス、光合成、及びスルフィドを利用する微生物種に由来する、少なくとも1種の微生物を含む。別の実施形態では、含有されるスルフィド利用微生物は、紅色非硫黄細菌種である。例として、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、ラクトバシラス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、バシラス属(Bacillius)、サッカロミケス属(Saccharomyces)、ロドシュードモナス属(Rhodopseudomonas)、及びそれらの組合せが挙げられる。
エネルギー源、発酵促進剤、又は添加剤は、果汁、未精製の甘ショ糖、ビート糖、糖蜜、又は天然の糖源、乳化剤又は洗剤、天然植物油、並びに、ラベンダー油、レモン油、及びレモングラス油などの精油を含む。
化学洗剤を本質的に含まない、生分解性洗剤組成物を含む組成物もまた、本明細書に記載される。言い換えれば、従来の化学洗剤の代替となっている。
手動で又は洗濯機の分注システムを介して分注するなど、液体化学洗剤組成物を使用するために現在実施されているものと非常によく似た、生分解性洗剤組成物の使用方法、若しくは、消費者又は商業的な設定において現在実施されている手洗い方法もまた、本明細書で予定されている。生分解性洗剤組成物は、浸漬法、前処理法などを含めた、洗浄、清浄化、及び/又は織物のケア方法に用いることができる。例えば、方法には、織物又は生地を生分解性洗剤組成物に有効な時間量で接触させて、埃/デブリ、土、汚れ、油、グリースを除去し、織物を一般に清浄化することが包含されるであろう。特に、任意選択的に水溶液でありうる、有効量の生分解性洗剤組成物は、清浄化される織物又は生地を含む洗浄容器内へと分注することができる。例示的な洗浄容器としては、商業用又は住宅用の洗濯機、並びに手洗い用の洗い桶が挙げられる。
例証:
試験結果
1.MALDI−TOFスペクトル解析
2つのマトリクス支援レーザー脱離/イオン化(MALDI)マトリクス、すなわち、α−シアノ−4−ヒドロキシケイ皮酸(CHCA)及びシナピン酸(SA)を実験に使用した。両マトリクスを、50/50アセトニトリル/水(0.3%トリフルオロ酢酸を含む)中、およそ10mg/mLで調製した。試料をCHCAマトリクス中、1/20希釈し、各希釈試料0.5μLをステンレス鋼MALDIプレート上にスポットした。分画分子量スピンフィルタを使用して、100μLの試料負荷で、3,000Da未満又は10,000Da未満のいずれかの試料成分を除去した。濃縮された高分子量試料(10μL)を1/30希釈して、各希釈試料0.5μLをステンレス鋼MALDIプレート上にスポットした。
発酵産物を、それらのフィンガープリントを特徴付けるために、Voyager DE STRマトリクス支援レーザー脱離/イオン化−飛行時間型質量分析計(MALDI−TOF)MSシステムを使用して分析した。実施形態を三重で分析した。5回の分析を陽性モードにおいて以下の範囲で行った:50〜1,000、500〜5,000、3,000〜12,000、10,000〜80,000、及び10,000〜150,000m/z。生分解性洗剤組成物を、各質量範囲について陰性モードでスクリーニングした。市販の質量標準溶液又はウシ血清アルブミンを使用して、試料スペクトルを較正した。質量標準を、各m/z範囲について分析し、内部較正した。試料スペクトルを、隣接する質量標準を用いて外部較正した。MALDIプロファイルが図1〜5のグラフに与えられている。
グラフ1、2、3、4及び5を参照すると、生分解性洗剤組成物は、グラフ1〜5に示されるように、約1375.8m/z〜約2009.2m/zの範囲のピーク質量値を伴って、約513.1m/z〜約2847.7m/zの範囲のMALDI−TOF MSスペクトルを有することが観察される。
2.HLB値の決定
表1に示されるように、別々の試験管内で、1.5mlの乳化剤を異なる比率のSpan80(HLB=4)と混合して生分解性洗剤組成物とすることによって、親水性−親油性バランス(HLB)値を生成した。27mlの蒸留水をすべての試験管に加えて、溶液を得た。該溶液に、HLB値が6の油1.5mlを加え、20秒間、振盪させた。試験管を24時間、インキュベートし、未知の試料についてのHLB値を、次式を使用して計算した:
Span80の割合(%)×4(Span80のHLB)+生成物の割合(%)×生成物HLB=6
生成物のHLB=(6−Span80の割合(%)×4)/生成物の割合(%))
安定なエマルションを84%:16%であると仮定して、次式を使用してHLB値を計算した:
84%×4+16%×生成物HLB=6
生成物HLB=6−(84/100×4)/16/100
生成物HLB=16.5
3.乳化アッセイ(E24)
一連の試験管に4mlの試料及び4mlのガソリンを取り分け、溶液を得る。溶液を2分間、ボルテックス攪拌し、24時間、静置する。E24は、乳化層の高さ(mm)を液柱の高さ全体(mm)で除算した商のパーセンテージとして与えられる。対照試験管には、3.5mlの水、0.5mlのTriton×100及び4mlのガソリンが添加される。
対照試料及び試験試料について、平均値を計算し、そこからE24値を計算した。
例証:
対照の平均値が67.27であり、試料が56.36であった場合、
乳化アッセイ(E24)=100/67.27×56.36=83.7
である。
4.滴定酸度の決定
滴定酸度は、所与の溶液の総有機酸含量である。試験される試料は、脱イオン水を用いて1:100の比(50mlのDI水中、0.5mlの試料)に適切に希釈される。20μl(2〜3滴)の1%フェノールフタレイン指示薬を希釈試料に加え、混合して、溶液を得る。溶液を、かすかなピンク色が得られるまで、0.1Nの水酸化ナトリウム(NaOH)に対して滴定する。消費されるNaOHの量を書き留め、以下に示す計算に使用する。
全滴定酸度−
NaOHのml→xml
NaOHの規定度→0.1N
滴定される全容積→50ml
希釈係数→10−2
乳酸に関する滴定酸度=全TA×0.009
90は乳酸の分子量である。
上記の例は、本発明の範囲内における生分解性洗剤組成物の有効性についての代表例を提供している。本発明は、その精神又は本質的な特徴から逸脱することなく、他の特定の形態で具現化することができよう。記載される実施形態は、すべての点において、単なる例示であって限定ではないとみなされるべきである。

Claims (12)

  1. バイオサーファクタント、
    ポリオール、
    生体高分子、
    有機酸、
    短鎖ペプチド、
    精油、及び
    安定剤
    を含む生分解性洗剤組成物であって、
    該生分解性洗剤組成物が、約3.60未満のpH値、約9.0〜12.0の滴定酸度%、約14〜約16.5のHLB値、約73〜約79のE24値を有する、
    生分解性洗剤組成物。
  2. 約1375.8m/z〜約2009.2m/zの範囲のピーク質量値を伴う、約513.1m/z〜約2847.7m/zの範囲のMALDI−TOF MSスペクトルを有することを特徴とする、請求項1に記載の生分解性洗剤組成物。
  3. 請求項1に記載の生分解性洗剤組成物を製造する方法であって、
    エネルギー源、発酵促進剤、又は添加剤である培地を介して、少なくとも1つの出発培養プロバイオティック生物を発酵させる工程、
    前記培地に、乳化剤又は洗剤を発酵促進剤又は添加剤として添加する工程、
    前記培地のpH値がひとたび約4.0に達したら、該培地に天然植物油を添加して、発酵産物を得る工程、
    精油を、単独で、若しくは前記乳化剤又は洗剤と組み合わせて、前記発酵産物と混合する工程、及び
    安定剤を、単独で、又は前記発酵産物と組み合わせて、添加する工程
    を含み、
    前記発酵が、pH、滴定酸度、HLB値、及びE24値が所望の値になるまで継続され、
    前記乳化剤又は洗剤が、約0.05〜約0.15%の範囲で添加され、
    前記天然植物油が、ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で添加され、かつ
    前記安定剤が、約0.5〜約3.0%の濃度で添加される、
    方法。
  4. 前記プロバイオティクス生物が、乳酸、プロバイオティクス、光合成、及びスルフィドを利用する微生物種に由来する、少なくとも1種の微生物を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記スルフィドを利用する微生物が、紅色非硫黄細菌種であることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記紅色非硫黄細菌種が、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、ラクトバシラス属(Lactobacillus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、バシラス属(Bacillius)、サッカロミケス属(Saccharomyces)、ロドシュードモナス属(Rhodopseudomonas)、又はそれらの組合せであることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記エネルギー源、発酵促進剤、又は添加剤が、果汁、未精製の甘ショ糖、ビート糖、糖蜜、又は天然の糖源、前記乳化剤又は洗剤、前記天然植物油を、単独で、又は他のものと組み合わせて含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  8. 前記精油が、前記ブロスの全容積の約0.05〜約5%の範囲で、前記発酵産物と混合されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  9. 前記精油が、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、又はそれらの組合せを含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  10. 前記発酵が、約17℃〜約45℃の範囲の周囲温度で14〜42日間、行われることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  11. 前記洗剤が、生きている微生物及び酵素を含めることができることを特徴とする、請求項1に記載の生分解性洗剤。
  12. 有効量の請求項1又は2に記載される生分解性洗剤組成物を織物と接触させる工程を含む、織物の洗浄方法。
JP2018530764A 2015-12-17 2016-12-16 生分解性洗剤組成物 Pending JP2019500456A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IN6941CH2015 2015-12-17
IN6941/CHE/2015 2015-12-17
PCT/IN2016/050445 WO2017103947A1 (en) 2015-12-17 2016-12-16 Biodegradable detergent composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019500456A true JP2019500456A (ja) 2019-01-10

Family

ID=59056170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018530764A Pending JP2019500456A (ja) 2015-12-17 2016-12-16 生分解性洗剤組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10676697B2 (ja)
EP (1) EP3390597A4 (ja)
JP (1) JP2019500456A (ja)
CN (1) CN108473914A (ja)
CA (1) CA3008758C (ja)
MX (1) MX2018007252A (ja)
WO (1) WO2017103947A1 (ja)
ZA (1) ZA201803972B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022081174A1 (en) * 2020-10-16 2022-04-21 Sustainable Community Development, Llc Biodegradable cleaning products, methods of production, and their compositions

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62225597A (ja) * 1986-03-20 1987-10-03 サイブロン ケミカルズ ホウルデイングス インコ−ポレイテイド 生存微生物を含む液体洗浄剤
JPH03192200A (ja) * 1989-12-21 1991-08-22 Mitsubishi Materials Corp ペット用洗滌剤
JP2000169891A (ja) * 1998-12-03 2000-06-20 Kyoko Yamakawa 手荒れを防ぎ環境保護に貢献できる食器用洗剤及び汚れ落とし洗剤の作り方
JP2010500030A (ja) * 2006-08-11 2010-01-07 ノボザイムス バイオロジカルズ,インコーポレイティド 菌培養液及び菌培養液含有組成物

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3635797A (en) * 1968-11-18 1972-01-18 Nevada Enzymes Inc Enzymatic composition
US4357254A (en) * 1981-01-12 1982-11-02 Chemical Sciences, Inc. Cleaning composition
US6376445B1 (en) * 1997-08-14 2002-04-23 Procter & Gamble Company Detergent compositions comprising a mannanase and a protease
US7183248B2 (en) * 2001-08-23 2007-02-27 Treyco Supply Co. Enzymatic cleaner having high pH stability
JP4482631B2 (ja) * 2004-02-20 2010-06-16 株式会社Em研究機構 発酵技術を応用した洗浄剤及びその製造方法
US7556654B1 (en) * 2004-10-15 2009-07-07 Naturell Methods for cleaning materials
US20070207113A1 (en) 2006-02-10 2007-09-06 Melissa Joerger Personal care and cosmetic compositions comprising renewably-based, biodegradable 1,3-propanediol
BRPI1008022A2 (pt) * 2009-02-09 2016-03-15 Advanced Biocatalystics Corp composição, e , método para remover resíduos de alimentos orgânicos ou de óleo
US8153574B2 (en) 2009-03-18 2012-04-10 The Procter & Gamble Company Structured fluid detergent compositions comprising dibenzylidene polyol acetal derivatives and detersive enzymes
US8921295B2 (en) * 2010-07-23 2014-12-30 American Sterilizer Company Biodegradable concentrated neutral detergent composition
CN103946359A (zh) * 2011-09-15 2014-07-23 荷兰联合利华有限公司 包含表面活性剂和酶的洗涤剂组合物
GB2496672B (en) * 2011-11-21 2013-10-30 Mclean Cleaning Ltd Cleaning fluid comprising micro-organisms
CN103205318A (zh) * 2012-07-14 2013-07-17 邵素英 一种洗衣液
CN103146496B (zh) * 2013-03-11 2015-02-25 广州舒国生物科技有限公司 一种微生物洗涤剂的制备方法
CN103224840A (zh) * 2013-05-15 2013-07-31 湖南天孚生物科技有限责任公司 一种生物洗涤剂的配制方法
WO2015040442A1 (en) * 2013-09-20 2015-03-26 Equator Pure Nature Company Limited Fermented fruit solutions for cleaning compositions
CN103695214B (zh) * 2013-12-30 2016-01-20 深圳先进技术研究院 一种含有银杏酵素的洗涤剂及其制备方法
CN103820229A (zh) * 2014-03-20 2014-05-28 祝一鸣 不含石化成分的天然抗菌防霉洗涤剂
CN104804880A (zh) * 2015-02-23 2015-07-29 福建师范大学泉港石化研究院 一种微生物发酵无患子果皮制备天然清洁剂的方法
US20170240845A1 (en) * 2016-02-18 2017-08-24 Tonya Harris Laundry Detergent Composition with Vinegar

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62225597A (ja) * 1986-03-20 1987-10-03 サイブロン ケミカルズ ホウルデイングス インコ−ポレイテイド 生存微生物を含む液体洗浄剤
JPH03192200A (ja) * 1989-12-21 1991-08-22 Mitsubishi Materials Corp ペット用洗滌剤
JP2000169891A (ja) * 1998-12-03 2000-06-20 Kyoko Yamakawa 手荒れを防ぎ環境保護に貢献できる食器用洗剤及び汚れ落とし洗剤の作り方
JP2010500030A (ja) * 2006-08-11 2010-01-07 ノボザイムス バイオロジカルズ,インコーポレイティド 菌培養液及び菌培養液含有組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US10676697B2 (en) 2020-06-09
CN108473914A (zh) 2018-08-31
CA3008758A1 (en) 2017-06-22
US20180371372A1 (en) 2018-12-27
MX2018007252A (es) 2018-09-28
ZA201803972B (en) 2019-06-26
EP3390597A4 (en) 2019-07-03
WO2017103947A1 (en) 2017-06-22
CA3008758C (en) 2023-05-23
EP3390597A1 (en) 2018-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Benito et al. Effect on quality and composition of Riesling wines fermented by sequential inoculation with non-Saccharomyces and Saccharomyces cerevisiae
Yang et al. Microbial composition and correlation between microbiota and quality-related physiochemical characteristics in chongqing radish paocai
Lee et al. Basic culturing and analytical measurement techniques
Maturano et al. Multi-enzyme production by pure and mixed cultures of Saccharomyces and non-Saccharomyces yeasts during wine fermentation
Orlic et al. Influence of indigenous Saccharomyces paradoxus strains on Chardonnay wine fermentation aroma
Fujimoto et al. Microbial behavior and changes in food constituents during fermentation of Japanese sourdoughs with different rye and wheat starting materials
Alvarenga et al. Potential application of Saccharomyces cerevisiae strains for the fermentation of banana pulp
EP2789692A1 (en) Method for measuring cells, and reagent for cell measurement
Lu et al. Bio-augmented effect of Bacillus amyloliquefaciens and Candida versatilis on microbial community and flavor metabolites during Chinese horse bean-chili-paste fermentation
JP2019500456A (ja) 生分解性洗剤組成物
Johnson et al. Influence of select non-Saccharomyces yeast on Hanseniaspora uvarum growth during prefermentation cold maceration
Sipsas et al. Comparative study of batch and continuous multi-stage fixed-bed tower (MFBT) bioreactor during wine-making using freeze-dried immobilized cells
Dziugan et al. Ozonation as an effective way to stabilize new kinds of fermentation media used in biotechnological production of liquid fuel additives
Vichi et al. Influence of olives’ storage conditions on the formation of volatile phenols and their role in off-odor formation in the oil
Mathew et al. Production of wine from fermentation of Grape (Vitis vinifera) and sweet orange (Citrus seninsis) juiceusingSaccharomyces cerevisiaeisolated from palmwine
Wang et al. Contribution of microorganisms from pit mud to volatile flavor compound synthesis in fermented grains for nongxiangxing baijiu brewing
Bouatenin et al. The contribution of microorganisms to the fermentation of cassava dough during attiéké processing in Cote d’Ivoire
Wu et al. Stabilization of sweet sorghum juice for long-term storage
Yao et al. Growth capacity of Bacillus potential starter strains isolated from cocoa beans fermentation under culture stress conditions
Tiepma et al. Physicochemical changes of raffia sap (Raphia mambillensis) contents during spontaneous fermentation
Titilayo et al. Microbiological and physicochemical changes in palm wine subjected to spontaneous fermentation during storage
KR101706341B1 (ko) 유청을 포함하는 막걸리 및 이의 제조방법
Falegan MICROBIOLOGY PROFILE AND BIOCHEMICAL CHARACTERISTICS OF COMMERCIAL ‘ OGIRI’ SAMPLES FROM SOUTH-WESTERN, NIGERIA
KR100361647B1 (ko) 저급딸기를 이용한 딸기식초 및 이의 제조방법
Azokpota et al. Evaluation of yanyanku processing, an additive used as starter culture to produce fermented food condiments in Benin

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180607

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190531

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200130