JP2019220929A - 通信装置および通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】親局と子局との間で情報を通信するシステムにおいて、通信装置のメモリ消費量を軽減させる。【解決手段】データ収集装置2では、存在情報受信部21が、センサ端末3から存在情報を受信し、接続制御部22が、当該存在情報に基づいてセンサ端末と接続し、センサ端末からのデータ受信タイミングを示す情報を設定し、センサ端末との接続を切断する。そして、データ受信部23は、センサ端末からの片方向通信によりセンサ情報を受信する。【効果】データ収集装置は、一度接続して、データ受信タイミングを示す情報を設定した後、センサ端末との接続を切断してしまい、センサ情報を片方向通信により受信しているので、常時接続している状態を維持する場合と比較して、接続している状態を維持するための情報を使用しない分、データ収集装置が消費するメモリ容量を削減することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、通信装置および通信システムに関するものである。
一般に、無線通信システムにおいて情報を伝達する場合、2つの通信装置が接続状態にあり、決められた通信方式、プロトコルで情報を伝達する。例えば、非特許文献1のBluetooth(登録商標)規格における無線通信においては、一方の通信装置が送出するAdvertising Packetを受けた別の通信装置が接続動作を開始し、お互いの通信情報を共有して、接続通信状態を維持しながら情報を伝達する。
例えば、一方の通信装置が無線通信子局(例えば、センサ端末)で、もう一方の通信装置が無線通信親局(例えば、センサ端末からの情報を収集する端末)となり、無線通信親局は、複数の端末との接続を確立・維持する。
「BLUETOOTH CORE SPECIFICATION Version5.0」、Core Version 5.0、Bluetooth SIG、Dec 06 2016、https://www.bluetooth.com/specifications/bluetooth-core-specification
上記のように、親局の通信装置と子局の通信装置との間で接続を維持するためには、所定のメモリを消費することになる。例えば、上記文献におけるBluetooth Low Energyの通信においては、各接続において、少なくともLinkLayer情報の維持が必要となる。特に親局の通信装置で、多数の子局の通信装置と接続する場合、親局の通信装置のメモリを圧迫してしまうという問題がある。
そこで、上記のような親局の通信装置と子局の通信装置との間で情報を通信するシステムにおいて、通信装置のメモリ消費量を軽減させることが望まれる。
その他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
一実施の形態による子局の通信装置と通信可能である親局の通信装置であって、子局の通信装置の存在情報を受信する存在情報受信部と、存在情報受信部により受信された存在情報に基づいて、子局の通信装置と接続し、子局の通信装置からのデータ送信タイミングを設定する接続部と、を備える。また、当該通信装置は、接続部によりデータ送信タイミングが設定された後に、子局の通信装置との接続を切断する切断部と、接続部により設定されたデータ送信タイミングで、子局の通信装置からの片方向通信によりデータを受信するデータ受信部と、を備える。
上記一実施の形態によれば、通信装置のメモリ消費量を軽減させることができる。
以下、本実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。一方で、ある図において符号を付して説明した部位について、他の図の説明の際に再度の図示はしないが同一の符号を付して言及する場合がある。
図1は、本実施形態の通信システム1の構成例について概要を示した図である。本実施形態の通信システム1は、データ収集装置2(親局の通信装置)と、センサ端末3(子局の通信装置)とを含む。なお、データ収集装置2およびセンサ端末3は、1台でもよいし、複数台でもよい。
センサ端末3は、各種センサを有し、当該センサにより測定された情報(センサ情報)をデータ収集装置2へ送信する。データ収集装置2は、各センサ端末3からセンサ情報を取得することにより、センサ情報を収集する。
通信システム1では、各センサ端末3のセンサで測定された結果であるセンサ情報をデータ収集装置2へ送信し、データ収集装置2は、当該センサ情報を取得して、当該センサ情報を用いて各種処理(データ処理)をする。データ収集装置2は、当該処理として、取得したセンサ情報を解析処理したり、蓄積したり、図示しないセンタ装置(例えば、サーバ装置)へ送信したりする。
データ収集装置2と、センサ端末3とは、近距離無線通信(例えば、BLE(Bluetooth Low Energy))により互いに情報を送受信することができる。また、センサ端末3からデータ収集装置2へ片方向通信することもできる。このように、データ収集装置2は、センサ端末3と通信可能な通信装置である。また、センサ端末3もデータ収集装置2と通信可能な通信装置である。
本実施形態のBLEにおいては、Primary Channelを用いてもよいし、Advertise Extensionにおける、Secondary Channelを用いてもよい。Secondary Channelを用いる場合、常に送信周波数が異なるため、他の通信との衝突が起きにくく、通信の途中から第三者によって傍受されにくいという特徴を持つ。
センサ端末3がデータ収集装置2へセンサ情報を送信するために、予めデータ収集装置2へ自装置の存在情報(Advertising Packet)を配信または送信し、当該存在情報に基づいてデータ収集装置2と接続する。この存在情報は、センサ端末3の存在を示すものであり、センサ端末3を識別する情報を含む。当該存在情報は、例えば、固定サイズの情報である。センサ端末3は、所定のタイミングで(定期的または不定期に)当該存在情報を出力する。センサ端末3は、接続相手を特定して当該存在情報を送信してもよいし、接続相手を特定せずに配信するようにしてもよい。
なお、データ収集装置2の接続相手となるセンサ端末3を示す情報のリストを他の装置(例えば、センタ装置)が予め記憶していてもよい。接続相手となるセンサ端末3を示す情報として、接続相手となるセンサ端末3の識別情報を含む情報(例えば、存在情報)などが含まれる。
従来では、接続した状態を維持して、センサ情報を収集していたが、本実施形態の通信システム1では、データ収集装置2は、センサ端末3と接続した後に、当該接続を切断してから片方向通信により、センサ情報を取得する。
続いて、データ収集装置2の詳細を説明する。データ収集装置2は、存在情報受信部21と、接続制御部22(接続部、切断部)と、データ受信部23と、データ処理部24とを含む。データ収集装置2の各機能の説明をする前に、図2を用いて、データ収集装置2のハードウェア構成を説明する。
図2は、データ収集装置2のハードウェア構成図である。図2に示すように、データ収集装置2は、CPU(Central Processing Unit)201、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)202、およびROM(Read Only Memory)203のハードウェアにより構成される。また、データ収集装置2は、さらにネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール204、近距離無線通信のための通信モジュール等である近距離無線通信部205等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が、動作することにより、データ収集装置2の上記および後述する機能が発揮される。
図1に戻り、存在情報受信部21は、センサ端末3により出力された存在情報を受信する部分である。存在情報受信部21は、センサ端末3から存在情報を受信すると、当該存在情報を接続制御部22へ送出する。なお、存在情報受信部21は、センサ端末3から存在情報を受信する代わりに、他の装置(例えば、センタ装置)から上述のリストを受信するようにしてもよい。
接続制御部22は、存在情報受信部21により受信された存在情報に基づいて、センサ端末3と接続し、センサ端末3からの片方向通信におけるデータ送信タイミングを設定する部分である。接続制御部22は、データ送信タイミングとして、基準となるタイミングを示す情報(例えば、基準となる時刻を示す情報)や頻度(送信する間隔)を示す情報を設定する。接続制御部22は、存在情報受信部21から存在情報を取得すると、当該存在情報を解析して、接続する必要があるか否かを判断する。例えば、接続制御部22は、当該存在情報に接続先を示す情報が含まれる場合、当該接続先が自装置か否かを判断して、当該接続先が自装置である場合、センサ端末3と接続する必要があると判断する。
なお、接続制御部22は、上述のリストに対応するセンサ端末3に接続する必要があると判断するようにしてもよい。
接続制御部22は、上記判断した結果、センサ端末3と接続する必要があると判断した場合、接続要求を示す信号を送信する等の接続動作を開始し、相互にデータ通信可能となる接続モードに移行させる。
接続制御部22は、接続モードに移行した状態で、センサ端末3からセンサ情報受信に関する設定(片方向通信モードに移行した時の動作設定)をする。例えば、接続制御部22は、センサ端末3からセンサ情報が送信されるタイミングを決定し、当該タイミングを設定する(当該タイミングを示す情報を記憶する)。例えば、接続制御部22は、データ収集装置2が予め定めている各センサ端末3からセンサ情報を受け付ける間隔および基準となるタイミングを示す情報(例えば、基準となる時刻)などを当該送信タイミングとして設定する。また、接続制御部22は、センサ端末3からセンサ情報の送信間隔を示す情報を取得し、当該送信間隔の情報を当該送信タイミングとして設定するようにしてもよい。なお、接続制御部22は、伝送するデータの大きさ等の情報を設定するようにしてもよい。
接続制御部22は、自装置に当該送信タイミングを設定すると共に、センサ端末3へ当該送信タイミングを示す情報を送出する。センサ端末3は、当該送信タイミングを示す情報を受信すると、当該送信タイミングを示す情報を設定する。
また、接続制御部22は、センサ端末3と再接続するタイミングを設定する。例えば、接続制御部22は、データ収集装置2が予め定めている各センサ端末3と再接続するタイミングを設定する。また、接続制御部22は、センサ端末3から再接続するタイミングを示す情報を取得し、当該情報を再接続するタイミングとして設定するようにしてもよい。
また、接続制御部22は、センサ端末3からセンサ情報を受信するタイミング(上記の送信タイミング)と、再接続するタイミングとを設定すると、センサ端末3との接続を切断する。例えば、接続制御部22は、センサ端末3に対して、切断要求を示す信号を送出する。このように、接続制御部22は、データ送信タイミングが設定された後に、センサ端末3との接続を切断する。
また、接続制御部22は、センサ端末3からデータを受信するタイミングを示す情報をデータ受信部23へ通知する。
また、接続制御部22は、設定した再接続するタイミングになると、センサ端末3へ接続要求をして、センサ端末3と接続状態に移行する(再接続する)。接続制御部22は、再接続すると、センサ端末3からのデータ送信タイミングと、再接続するタイミングとを再設定し、再設定した後に、切断する。このように、接続制御部22は、センサ端末3からのデータ送信タイミングを繰り返して設定する。
また、接続制御部22は、存在情報受信部21により受信された存在情報を参照し、当該存在情報のセンサ端末3が、データ送信タイミングおよび再接続タイミングが設定済みのセンサ端末3である場合、当該センサ端末3と再接続し、当該設定済みのデータ送信タイミングおよび再接続タイミングを破棄して、データ送信タイミングと再接続タイミングを設定し直す。この場合、上記存在情報が、再設定要求を示す情報となる。
なお、接続制御部22は、上記再接続タイミングを再設定する度に変えてもよい(例えば、接続制御部22は、再接続するタイミングが段々長くなるように変えてもよい)。すなわち、接続制御部22は、再接続タイミングを動的に変更して再設定してもよい。
データ受信部23は、接続制御部22により設定されたデータ送信タイミングで、センサ端末3からの片方向通信によりデータを受信する部分である。ここでいう片方向通信とは、センサ端末3からデータ収集装置2に向かって一方的にデータを送信するものであり、センサ端末3は、送信のみ、データ収集装置2は、受信のみの動作となる。よって、センサ端末3は、受信動作や接続モード時の維持に必要なメモリの使用および電力消費を省くことができ、データ収集装置2は、送信動作や接続モードの維持に必要なメモリの使用および電力消費を省くことが可能となる。
データ受信部23は、センサ端末3からデータを受信するタイミング(送信タイミング)を、接続制御部22から取得し、当該タイミングに基づいて、センサ端末3から片方向通信によりセンサ情報を受信する。データ受信部23は、受信したセンサ情報をデータ処理部24へ送出する。
データ処理部24は、データ受信部23から取得したセンサ情報をデータ処理する部分である。データ処理部24は、センサ情報を解析処理したり、蓄積したり、図示しないセンタ装置へ送信したりする。
続いて、センサ端末3について、詳細を説明する。センサ端末3は、存在情報出力部31と、接続制御部32(接続部、切断部)と、センサ情報取得部33と、データ送信部34とを含む。センサ端末3の各機能の説明をする前に、図3を用いて、センサ端末3のハードウェア構成を説明する。
図3は、センサ端末3のハードウェア構成図である。図3に示すように、センサ端末3は、CPU301、主記憶装置であるRAM302、ROM303、各種センサ装置(例えば、温度センサ)であるセンサ304、近距離無線通信デバイス等である近距離無線通信部305等のハードウェアにより構成されている。これらの構成要素が、動作することにより、センサ端末3の上記および後述する機能が発揮される。
図1に戻り、存在情報出力部31は、自センサ端末3の存在情報を送信・配信することで、存在情報を出力する部分である。存在情報出力部31は、センサ端末3のユーザが指定したタイミングや、周期的に上記存在情報を出力する。
接続制御部32は、存在情報出力部31により出力された存在情報に基づいてデータ収集装置2と接続し、当該データ収集装置2へセンサ情報を送信するタイミング(送信タイミング)を設定する部分である。データ収集装置2が上記存在情報を受信し、当該存在情報を参照し、接続要求すると、接続制御部32は、当該接続要求を受信し、これに応じてデータ収集装置2と接続する。
接続制御部32は、データ収集装置2からセンサ情報の送信タイミングを示す情報を受信すると、当該送信タイミングを示す情報を設定する。なお、接続制御部32は、当該タイミングを示す情報をデータ収集装置2へ送信し、データ収集装置2から承諾を示す情報を受信して、当該タイミングを示す情報を送信タイミングとして設定するようにしてもよい。
また、接続制御部32は、データ収集装置2からデータ収集装置2と再接続するタイミングを示す情報を受信し、当該情報を設定する。なお、接続制御部32は、当該再接続するタイミングを示す情報をデータ収集装置2へ送信し、データ収集装置2から承諾を示す情報を受信して、当該再接続するタイミングを示す情報を設定するようにしてもよい。
また、接続制御部32は、センサ情報の送信タイミングを示す情報およびデータ収集装置2と再接続するタイミングを示す情報を設定した後に、上記データ収集装置2から切断要求を受信すると、当該切断要求に応じて、データ収集装置2との接続を切断する。
また、接続制御部32は、設定されている再接続するタイミングを示す情報に基づいて、データ収集装置2と再接続する。
センサ情報取得部33は、センサ304により測定された結果であるセンサ情報を取得する部分である。センサ情報取得部33は、センサ情報を取得すると、当該センサ情報をデータ送信部34へ送出する。
データ送信部34は、接続制御部32により設定された送信タイミングでデータ収集装置2へ片方向通信によりセンサ情報を送信する部分である。
データ送信部34は、接続制御部32から送信タイミングを示す情報を取得する。また、データ送信部34は、センサ情報取得部33からセンサ情報を取得する。
データ送信部34は、当該送信タイミングになったことを検知すると、センサ情報取得部33から取得したセンサ情報を片方向通信で、データ収集装置2へ送信する。
<処理フロー>
続いて、図4に示すフローチャートを用いて、センサ端末3とデータ収集装置2との間で接続して、センサ端末3からデータ収集装置2へセンサ情報を送信する処理手順を説明する。図4は、センサ情報を送信する処理手順のフローチャートである。
続いて、図4に示すフローチャートを用いて、センサ端末3とデータ収集装置2との間で接続して、センサ端末3からデータ収集装置2へセンサ情報を送信する処理手順を説明する。図4は、センサ情報を送信する処理手順のフローチャートである。
まず、センサ端末3の存在情報出力部31は、所定のタイミングで存在情報(Advertising Packet)を出力し、データ収集装置2の存在情報受信部21が当該存在情報を受信する(ステップS1)。
続いて、データ収集装置2の接続制御部22は、当該存在情報に基づいて、センサ端末3へ接続要求(connection要求)をする。センサ端末3の接続制御部32は、当該接続要求に応じて接続処理をする(ステップS2)。
続いて、センサ端末3の接続制御部32とデータ収集装置2の接続制御部22とが、送信タイミングを示す情報と再接続するタイミングを示す情報とを設定することにより、互いにパラメータの設定(Parameter setting)をする(ステップS3)。
続いて、データ収集装置2の接続制御部22は、センサ端末3に対して、切断要求(Disconnection要求)をして、センサ端末3の接続制御部32は、これに応じて切断をする(ステップS4)。
続いて、センサ端末3のデータ送信部34は、送信タイミング時にセンサ情報をデータ収集装置2へ片方向通信で送信する(ステップS5、ステップS6、ステップS7)。データ収集装置2のデータ受信部23は、当該センサ情報を受信して、データ処理部24は、収集したセンサ情報についてデータ処理を行う。
上述のように、データ収集装置2が、センサ情報を片方向通信により受信した後、再接続するタイミングになった場合、データ収集装置2の接続制御部22は、センサ端末3に対して接続要求(connection要求)をする。センサ端末3の接続制御部32は、当該接続要求に応じて接続処理をする(ステップS8)。
続いて、センサ端末3の接続制御部32とデータ収集装置2の接続制御部22とが、送信タイミングを示す情報と再接続するタイミングを示す情報とを設定することにより、互いにパラメータの設定(Parameter setting)をして(ステップS9)、ステップS4へ移動する。このように、通信システム1は、接続、送信タイミングを示す情報と再接続するタイミングを示す情報との設定、切断、データ送信の処理を繰り返す。
(作用効果)
上述のように、データ収集装置2では、存在情報受信部21が、センサ端末3から存在情報を受信し、接続制御部22が、当該存在情報に基づいてセンサ端末3と接続し、センサ端末3からのデータ送信タイミングを示す情報を設定し、センサ端末3との接続を切断する。そして、データ受信部23は、センサ端末3からの片方向通信によりセンサ情報を受信する。
上述のように、データ収集装置2では、存在情報受信部21が、センサ端末3から存在情報を受信し、接続制御部22が、当該存在情報に基づいてセンサ端末3と接続し、センサ端末3からのデータ送信タイミングを示す情報を設定し、センサ端末3との接続を切断する。そして、データ受信部23は、センサ端末3からの片方向通信によりセンサ情報を受信する。
このように、データ収集装置2は、一度接続して、データ送信タイミングを示す情報を設定した後、センサ端末3との接続を切断してしまい、センサ情報を片方向通信により受信しているので、常時接続している状態を維持する場合と比較して、接続している状態を維持するための情報を使用しない分、データ収集装置2が消費するメモリ容量を削減することができる。すなわち、通信装置のメモリ消費量を軽減することができる。また、通信装置の消費電力を軽減させることもできる。
ここで、図5に、従来のデータ収集装置4とセンサ端末5(センサ端末5a、センサ端末5b、センサ端末5c)を有する通信システムにおける接続状態の例を示す。従来の場合、例えば、センサ端末5cが、存在情報(Advertising Packet)を出力し、データ収集装置4とセンサ端末5cとの間で接続モードに移行した後、切断することなく、接続モードを維持する。
よって、データ収集装置4は、接続モードを維持するための情報(例えば、上述のLink Layer情報)を記憶するため、メモリを消費することになる。図5の場合、接続モードとなっているセンサ端末が3台あるので、3台分の接続モードを維持するための情報を保持する必要があり、台数に比例してメモリを圧迫することになり、接続可能な台数が限定されてしまう。特に安価に通信用ICを提供しようとしているBLEにおいては、メモリの大きさによる接続数の制限は顕著であると言える。
また、実装によってはLinkLayerの制御を低消費電力かつ高速に行うために、ハードウェアで実装しているものもある。この場合は、接続数の上限がハードウェアで実装されているLinkLayer制御部の実装方法または構成で決まってしまう。
ここで、図6を用いて、データ収集装置4が記憶しているセンサ端末5の情報を記憶している状態を説明する。図6は、データ収集装置4が記憶しているセンサ端末5の情報(接続状態を維持するための情報)を記憶している状態を説明する図である。図6に示すように、ある実装においては、1端末の接続に必要なメモリ使用量は約1kバイトであるとすると、図5に示したように、3台のセンサ端末5がある場合、データ収集装置4は、3kバイト分メモリ容量を消費する。これが、もし100台のセンサ端末5と接続するような大きなシステムの場合、100kバイトのメモリ容量を消費することになる。
続いて、図7に、本実施形態のデータ収集装置2とセンサ端末3(センサ端末3a、センサ端末3b、センサ端末3c)を有する通信システムにおける接続状態の例を示す。
本実施形態の場合、例えば、センサ端末3cが、存在情報(Advertising Packet)を出力し、データ収集装置2とセンサ端末3cとの間で接続モードに移行した後、切断し、片方向通信モードでセンサ情報を送信するので、接続してから切断するまでの間以外、接続モードを維持するための情報を保持する必要がない。
ここで、図8を用いて、データ収集装置2が記憶しているセンタ端末3の情報を記憶している状態を説明する。図8は、データ収集装置2が記憶しているセンサ端末3の情報を記憶している状態を説明する図である。具体的には、センサ端末3cのみが接続状態であるときのデータ収集装置2が記憶しているセンサ端末3の情報を記憶している状態である。
図6で示したような3台の接続時のメモリ消費量は、3kバイトであるが、図8に示すように、センサ端末3cとの接続時に必要とするメモリ(1kバイト)は、切断後に開放される。一時的に接続している時を除いて、接続維持に必要なメモリ使用量は0バイトとなる。これは、100台のセンサ端末からの情報を得ようとするシステムであっても同様で、従来のデータ収集装置4で必要だった100kバイトの接続情報保持用メモリが0バイトとなる。
このように、データ収集装置2が消費するメモリ容量を削減することができる。この結果、データ収集装置2は、多数のセンサ端末3からデータ(センサ情報)を受信することが可能となる。
また、データ収集装置2の接続制御部22は、再接続タイミングを示す情報も設定し、当該再接続タイミングでセンサ端末3と再接続し、データ送信タイミングを示す情報と再接続タイミングを示す情報を再設定する。この場合、データ収集装置2は、一度設定したデータ送信タイミングでは、不都合があるとき、データ送信タイミングを修正する機会を得ることができる。接続制御部22は、再接続タイミングを動的に変更して再設定するようにしてもよい。
また、センサ端末3の存在情報出力部31は、存在情報を出力し、接続制御部32は、当該存在情報に基づいて、データ収集装置2と接続し、データ送信タイミングを示す情報を設定し、当該設定後にデータ収集装置2と切断する。データ送信部34は、設定したタイミングで、片方向通信によりセンサ情報をデータ収集装置2へ送信する。
このように、センサ端末3は、データ収集装置2との接続状態を維持し続けずに、データ送信タイミングを示す情報を設定して、当該送信タイミングに基づいてデータ収集装置2へセンサ情報を送信するので、Link Layer情報の維持が不要となる。この結果、データ収集装置2が消費するメモリ容量を削減することができる。また、通信装置の消費電力を軽減させることもできる。
なお、上述の実施形態では、センサ端末3の接続制御部32とデータ収集装置2の接続制御部22とが、送信タイミングを示す情報と再接続するタイミングを示す情報とを設定する場合について述べたが、送信タイミングを示す情報のみ設定するようにしてもよい。
この場合も、データ収集装置2は、接続してから切断するまでの間以外、接続状態を維持するための情報を保持する必要がないので、データ収集装置2が消費するメモリ容量を削減することができる。また、通信装置の消費電力を軽減させることもできる。
また、送信タイミングを示す情報のみ設定する場合に、データ収集装置2の存在情報受信部21が存在情報を受信し、当該存在情報の送信元が、送信タイミングを示す情報を設定済みのセンサ端末3である場合、接続制御部22は、センサ端末3と再接続し、データ送信タイミングを再設定するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、存在情報受信部21が、データ送信タイミングを設定済みのセンサ端末3から存在情報を受信した場合に、接続制御部22が、当該センサ端末3と再接続して、再接続タイミングまたはデータ送信タイミングを再設定する場合について述べたが、これに限られない。例えば、データ受信部23が、片方向通信により受信したデータに再接続タイミングまたはデータ送信タイミングの再設定要求を示す情報を含まれている場合に、接続制御部22が、再接続タイミングまたはデータ送信タイミングを再設定するようにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上記の実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、上記の各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は、他の装置と通信する通信装置に利用可能である。
1…通信システム、2…データ収集装置、3…センサ端末、4…データ収集装置、5…センサ端末、21…存在情報受信部、22…接続制御部、23…データ受信部、24…データ処理部、31…存在情報出力部、32…接続制御部、33…センサ情報処理部、34…データ送信部、201…CPU、202…RAM、203…ROM、204…通信モジュール、205…近距離無線通信部、301…CPU、302…RAM、303…ROM、304…センサ、305…近距離無線通信部。
Claims (7)
- 子局の通信装置と通信可能である親局の通信装置であって、
前記子局の通信装置の存在情報を受信する存在情報受信部と、
前記存在情報受信部により受信された存在情報に基づいて、前記子局の通信装置と接続し、前記子局の通信装置からのデータ送信タイミングを設定する接続部と、
前記接続部によりデータ送信タイミングが設定された後に、前記子局の通信装置との接続を切断する切断部と、
前記接続部により設定されたデータ送信タイミングで、前記子局の通信装置からの片方向通信によりデータを受信するデータ受信部と、
を備える、通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記接続部は、前記子局の通信装置との再接続タイミングをさらに設定し、当該再接続タイミングで、前記子局の通信装置と再接続し、前記子局の通信装置からのデータ送信タイミングと、再接続タイミングとを再設定する、通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記データ送信タイミングを設定済みの子局の通信装置から再設定要求を示す情報を受信した場合、前記接続部は、前記子局の通信装置と再接続し、前記子局の通信装置からのデータ送信タイミングを再設定する、通信装置。 - 請求項2に記載の通信装置であって、
前記データ送信タイミングを設定済みの子局の通信装置から再設定要求を示す情報を受信した場合、前記接続部は、前記子局の通信装置と再接続し、前記子局の通信装置からのデータ送信タイミングと、再接続タイミングを再設定する、通信装置。 - 請求項2または4に記載の通信装置であって、
前記接続部は、前記再接続タイミングを動的に変更して再設定する、通信装置。 - 親局の通信装置と通信可能である子局の通信装置であって、
自通信装置の存在情報に基づいて、前記親局の通信装置と接続し、前記親局の通信装置へのデータ送信タイミングを設定する接続部と、
前記接続部によりデータ送信タイミングが設定された後に、前記親局の通信装置との接続を切断する切断部と、
前記接続部により設定されたデータ送信タイミングで、前記親局の通信装置へ片方向通信によりデータを送信するデータ送信部と、
を備える、通信装置。 - 親局の通信装置と、子局の通信装置とが通信可能である通信システムであって、
前記親局の通信装置は、
前記子局の通信装置の存在情報を受信する存在情報受信部と、
前記存在情報受信部により受信された存在情報に基づいて、前記子局の通信装置と接続し、前記子局の通信装置からのデータ送信タイミングを設定する接続部と、
前記接続部によりデータ送信タイミングが設定された後に、前記子局の通信装置との接続を切断する切断部と、
前記接続部により設定されたデータ送信タイミングで、前記子局の通信装置からの片方向通信によりデータを受信するデータ受信部と、
を備え、
前記子局の通信装置は、
自通信装置の存在情報に基づいて、前記親局の通信装置と接続し、前記親局の通信装置へのデータ送信タイミングを設定する接続部と、
前記接続部によりデータ送信タイミングが設定された後に、前記親局の通信装置との接続を切断する切断部と、
前記接続部により設定されたデータ送信タイミングで、前記親局の通信装置へ片方向通信によりデータを送信するデータ送信部と、
を備える、通信システム。
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JP2018119206A JP2019220929A (ja) | 2018-06-22 | 2018-06-22 | 通信装置および通信システム |
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2018
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