JP2019220761A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、撮像装置1は、被験者100の脈動に関する情報を得る。脈動に関する情報とは、例えば、脈拍数、脈拍変動及び血圧などを含む。撮像装置1は、被験者100に対して離間して設置される。例えば、撮像装置1は、被験者100の身体に取り付けるものではなく、被験者100との間に視認可能な物理的な空間を介して設置されるものである。
光源2は、上述したように、可視光領域又は近赤外光領域の波長を有する測定光Lを出射する。なお、測定光Lの波長は、当該数値に限定されず、測定対象の特性や測定パラメータの特性などに応じて適宜選択してよい。光源2は、制御部4によって測定光Lの出射と、その停止とを相互に切替可能に制御される。つまり、光源2は、撮像装置1の動作中、常に測定光Lを照射しておらず、照射と停止とを切り替えている。この照射と停止とを繰り返す動作を、「点滅動作」と呼ぶ。光源2の点滅動作は、制御部4から提供される制御信号によって制御される。この点滅動作は、後述する信号取得部3の動作と同期している。
信号取得部3は、被験者100の像を得る、いわゆる画像取得部としてのカメラである。信号取得部3は、制御部4に接続されて、制御部4から提供される制御信号に応じて動作する。ここでいう動作とは、例えば、露光動作及び転送動作を含む。また、信号取得部3は、演算部6に接続されて、第1信号及び第2信号を演算部6に提供する。この第1信号及び第2信号の形式は、特に制限はない。
上述したように、光源2の動作と信号取得部3の動作とは同期する。そこで、制御部4は、これらの同期動作のための制御信号を生成し、光源2及び信号取得部3に提供する。同期動作によれば、測定光Lを照射したときに信号取得部3によって第1信号を得るとともに、測定光Lを照射しないときに信号取得部3によって第2信号を得る。つまり、同期とは、測定光Lの照射と信号取得部3の露光とのタイミングを合わせる動作と、測定光Lの照射の停止と信号取得部3の露光とのタイミングを合わせる動作と、を少なくとも含む。制御部4の具体的な動作は、図5などに示すタイミングチャートによって示されるが、制御部4のさらに詳細な説明は、後述する。
演算部6は、信号取得部3から提供された信号を利用して、脈動に関する情報を得る。
例えば演算部6は、第1信号に基づいて複数の画像G1を得ると共に、第2信号に基づいて複数の画像G2を得る。次に、演算部6は、複数の差分画像GSを得た後に、当該差分画像GSを利用して脈動に関する情報(グラフBS)を得る。
図2に示すように、信号取得部3は、画素アレイ部7と周辺回路部8とを有する。画素アレイ部7及び周辺回路部8は、同一の半導体チップ上に集積化している。画素アレイ部7は、2次元マトリクス状に配列された、複数の画素X(i、j)を有する。ここで、i=1〜m;j=1〜n:m,nはそれぞれ整数である。画素アレイ部7は、方形状の撮像領域を構成する。画素アレイ部7の上辺部には、水平走査回路9Aが設けられている。画素アレイ部7の下辺部には、水平走査回路9Bが設けられている。画素アレイ部7の左辺部には、垂直走査回路11が設けられている。水平走査回路9A、9B及び垂直走査回路11は、制御部4に接続されており、制御部4から受ける制御信号を利用して画素Xを駆動する。
上記の信号取得部3は、制御部4から提供される制御信号に応じて動作する。この動作は、図5に示すタイミングチャートによって説明される。以下、図5に示すタイミングチャートを参照しつつ、撮像装置1の動作について説明する。
次に、制御部4は、i行目のリセット信号RTを、「L」から「H」に切り替える。制御部4は、この切り替えと同期して、選択信号SELも「L」から「H」に切り替える。そして、制御部4は、リセット信号RT及び選択信号SELが「H」である状態を所定期間(例えば0.78マイクロ秒)維持する。なお、この所定期間において、制御部4は、折り畳み積分型AD変換回路14及び巡回型AD変換回路16を駆動するクロック信号F、Cを出力しない。所定経過後、制御部4は、リセット信号RTを「H」から「L」に切り替える。一方、制御部4は、選択信号SELが「H」である状態を維持する。
次に、制御部4は、第1AD変換動作を行う。第1AD変換動作は、デジタル方式の相関二重サンプリング(CDS:correlated double sampling)のためのものである。具体的には、制御部4は、折り畳み積分型AD変換回路14にクロック信号Fを提供した後に、巡回型AD変換回路16にクロック信号Cを提供する。制御部4は、これらクロック信号F、Cを出力している期間において、選択信号SELが「H」である状態を維持する。
次に、制御部4は、点灯信号NPを「L」から「H」に切り替える。この切り替えと同期して、制御部4は、振り分け信号TG1も「L」から「H」に切り替える。さらに、この切り替えと同期して、制御部4は、ドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。そして、点灯信号NPが「H」であり、振り分け信号TG1が「H」であり、ドレイン信号TDが「L」である状態を所定期間(例えば0.5マイクロ秒)維持する。この所定期間において、制御部4は、折り畳み積分型AD変換回路14及び巡回型AD変換回路16を駆動するクロック信号を出力しない。所定期間の経過後、制御部4は、点灯信号NP及び振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替える。さらに、制御部4は、ドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
次に、制御部4は、振り分け信号TG2を「L」から「H」に切り替える。さらに、この切り替えと同期して、制御部4は、ドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。そして、振り分け信号TG2が「H」であり、ドレイン信号TDが「L」である状態を所定期間(例えば0.5マイクロ秒)維持する。この所定期間においても、制御部4は、折り畳み積分型AD変換回路14及び巡回型AD変換回路16を駆動するクロック信号を出力しない。
所定期間の経過後、制御部4は、振り分け信号TG2を「H」から「L」に切り替える。この切り替えと同期して、制御部4は、ドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替えるとともに、転送信号TXを「L」から「H」に切り替える。そして、転送信号TXが「H」である状態を所定期間(例えば0.78マイクロ秒)維持する。この所定期間においても、制御部4は、折り畳み積分型AD変換回路14及び巡回型AD変換回路16を駆動するクロック信号を出力しない。所定期間の経過後、制御部4は、転送信号TXを「H」から「L」に切り替える。
制御部4は、第2AD変換動作を行う。第2AD変換動作は、転送動作によって出力された電圧をAD変換するためのものである。具体的には、制御部4は、所定期間だけ折り畳み積分型AD変換回路14にクロック信号Fを提供する。折り畳みAD変換動作の終了後、制御部4は、続いて、所定期間だけ巡回型AD変換回路16にクロック信号Cを出力する。
次に、演算部6は、脈動に関する情報を得る処理を行う。具体的には、図1に示すように、演算部6は、信号処理部12A、12Bから出力されたデジタル信号を用いて、RAW形式の画像G1、G2を形成する。具体的には、信号処理部12Aのデジタル信号を用いて、画像G1(第1画像)を形成する。また、信号処理部12Bのデジタル信号を用いて、画像G2(第2画像)を形成する。次に、演算部6は、取得した画像G1、G2を用いて、差分画像GSを得る。演算部6は、差分画像GSに処理領域を設定し、処理領域内の輝度平均を得る。これら画像G1、G2の形成から輝度平均の取得までの処理は、所定回数繰り返される。
第2実施形態の撮像装置1について説明する。第2実施形態の撮像装置1は、画素アレイ部7からの読み出し動作が第1実施形態の撮像装置1と相違する。具体的には、第1実施形態の撮像装置1の読み出し動作は、いわゆるローリングシャッタ方式であった。一方、第2実施形態の撮像装置1の読み出し動作は、いわゆるグローバルシャッタ方式である。
図6は、図5と同様に、光源2のための制御信号群S1と、電荷振り分け部21のための制御信号群S2と、転送動作のための制御信号群S3と、における時間的変化をそれぞれ示している。なお、図6では、AD変換動作のためのタイミングチャートは省略する。
まず、i行目のリセット信号RTを「L」から「H」に切り替える。この切り替えと同期して、制御部4は、i行目の選択信号SELも「L」から「H」に切り替える。そして、リセット信号RT及び選択信号SELが「H」である状態を所定期間(例えば0.78マイクロ秒)維持する。所定期間の経過後、制御部4は、リセット信号RTを「H」から「L」に切り替える。一方、制御部4は、選択信号SELは、「H」を維持する。
次に、制御部4は、転送信号TXを「L」から「H」に切り替える。所定期間の経過後、制御部4は、転送信号TXを「H」から「L」に切り替える。一方、制御部4は、選択信号SELは、「H」を維持する。
リセット動作から転送動作までの期間T2cにおいて、相関二重サンプリングのためのAD変換動作を行う。具体的には、この期間T2cにおいて、制御部4は、クロック信号F、Cを出力する。
次に、演算部6は、脈動に関する情報を得る処理を行う。この処理は、第1実施形態における処理と同様である。
第3実施形態の撮像装置1Aについて説明する。図7に示すように、第3実施形態の撮像装置1Aは、測定光L1を被験者100に照射して得た画像G1Aと、測定光L2を被験者100に照射して得た画像G1Bと、測定光L1、L2を被験者100に照射せずに得た画像G2と、の3種類の画像を取得し、これらの画像G1A、G1B、G2を用いて情報を得るものである。そこで、第3実施形態の撮像装置1Aは、第1実施形態の撮像装置1に対して、光源2A及び画素XAの構成が相違する。要するに、第3実施形態の撮像装置1Aは、3タップ2波長型の動作を行う。以下、光源2A及び画素XAの構成と、撮像装置1Aの動作と、について説明する。
第1実施形態の光源2は、測定光L1のみを照射可能であった。一方、第3実施形態の光源2Aは、測定光L1(第1測定光)に加えて測定光L2(第2測定光)も照射可能である。光源2Aは、光発生部2a、2bを有する。光発生部2aは、可視光領域又は近赤外光領域の第1波長を有する測定光L1を出射する。光発生部2bは、可視光領域又は近赤外光領域の第2波長を有する測定光L2を出射する。ここで、第1波長は、第2波長とは異なっている。例えば、第1波長は、870ナノメートルであり、第2波長は、780ナノメートルである。
図8に示すように、第3実施形態の画素XAは、電荷処理部22A、22Bに加えて、追加された電荷処理部22Cを有する。電荷処理部22Cは、電荷処理部22Aと同様の構成を有する。従って、電荷処理部22Cの電荷蓄積部27は、第3電荷蓄積部である。さらに、画素XAは、読み出しバッファアンプA1、A2に加えて、追加された読み出しバッファアンプA3を有する。さらに、電荷振り分け部21Aは、振り分け電極24Cをさらに含む。読み出しバッファアンプA3も、読み出しバッファアンプA1と同様の回路構成及び接続構成を有する。
上記の画素XAは、制御部4から提供される制御信号に応じて動作する。この動作は、図9に示すタイミングチャートによって説明される。以下、図9に示すタイミングチャートを参照しつつ、撮像装置1Aの動作について説明する。
まず、制御部4は、リセット動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態のリセット動作と同様である。つまり、制御部4は、リセット信号RTを、「L」から「H」に切り替えると共に、選択信号SELを「L」から「H」に切り替える。所定期間の経過後、制御部4は、リセット信号RTを「H」から「L」に切り替える。
次に、制御部4は、第1露光動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態の第1露光動作と同様である。
次に、制御部4は、第2露光動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態の第2露光動作と同様である。
次に、制御部4は、第3露光動作を行う。具体的には、制御部4は、点灯信号NP2を「L」から「H」に切り替える。この切り替えと同期して、制御部4は、振り分け信号TG3も「L」から「H」に切り替える。さらに、この切り替えと同期して、制御部4は、ドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。そして、点灯信号NP2が「H」であり、振り分け信号TG3が「H」であり、ドレイン信号TDが「L」である状態を所定期間(例えば0.5マイクロ秒)維持する。所定期間の経過後、制御部4は、点灯信号NP2及び振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替える。さらに、制御部4は、ドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
ここで、第1実施形態では、第1AD変換動作を行った後に、露光動作を行った。しかし、第1AD変換動作と露光動作との関係は、この順に限定されない。第3実施形態では、第1AD変換動作と露光動作とは並行して行われる。従って、制御部4は、第1〜第3露光動作を行う期間において、第1AD変換動作のための制御信号を信号処理部12A、12Bに提供する。具体的な制御は、第1実施形態の第1AD変換動作と同様である。
次に、制御部4は、転送動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態の転送動作と同様である。
制御部4は、第2AD変換動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態の第2AD変換動作と同様である。
次に、演算部6は、脈動に関する情報を得る処理を行う。例えば、第1実施形態と同様の処理によって、第1波長に基づく画像G1Aと背景光に基づく画像G2とを用いて脈動に関する情報を得ると共に、第2波長に基づく画像G1Bと背景光に基づく画像G2とを用いて脈動に関する情報を得てもよい。
第4実施形態の撮像装置について説明する。第4実施形態の撮像装置の光源及び信号取得部は、第1実施形態の撮像装置1が備える光源2と構成が異なり、さらに、当該光源2及び信号取得部3と動作が異なる。つまり、第4実施形態の撮像装置の光源は、第3実施形態の撮像装置1Aが備える光源2Aと構成が共通する。具体的には、光源2Aが測定光L1を照射したとき、画素X1によって画像G1Aを得る。次に、光源2Aが測定光L2を照射したとき、画素X1に隣接する別の画素X2によって画像G1Bを得る。つまり、第4実施形態の撮像装置は、第1実施形態の画素Xと同じ構成(2タップ型)によって、第3実施形態の撮像装置1Aと同様の結果(画像G1A、G1B、G2の取得)を得るものである。要するに、第4実施形態の撮像装置は、2タップ2波長型の動作を行う。
制御部4は、リセット動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態のリセット動作と同様である。つまり、制御部4は、リセット信号RTを、「L」から「H」に切り替えると共に、選択信号SELを「L」から「H」に切り替える。所定期間の経過後、制御部4は、リセット信号RTを「H」から「L」に切り替える。
次に、制御部4は、奇数列の画素Xの第1露光動作を行う。制御部4は、点灯信号NP1を「L」から「H」に切り替え、奇数列の画素Xの振り分け信号TG1を「L」から「H」に切り替え、さらに、奇数列の画素Xのドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。そして、制御部4は、この状態を所定期間(例えば0.5マイクロ秒)維持する。所定期間の経過後、制御部4は、点灯信号NP1を「H」から「L」に切り替え、振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替え、さらに、奇数列の画素Xのドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
次に、制御部4は、奇数列の画素Xの第2露光動作を行う。制御部4は、奇数列の画素Xの振り分け信号TG2を「L」から「H」に切り替え、奇数列の画素Xのドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。所定期間の経過後、制御部4は、奇数列の画素Xの振り分け信号TG2を「H」から「L」に切り替え、奇数列の画素Xのドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
次に、制御部4は、偶数列の画素Xの第1露光動作を行う。制御部4は、点灯信号NP2を「L」から「H」に切り替え、偶数列の画素Xの振り分け信号TG1を「L」から「H」に切り替え、さらに、偶数列の画素Xのドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。そして、制御部4は、この状態を所定期間だけ維持する。所定期間の経過後、制御部4は、点灯信号NP2を「H」から「L」に切り替、振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替える。さらに、制御部4は、偶数列の画素Xのドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
次に、制御部4は、偶数列の画素Xの第2露光動作を行う。制御部4は、偶数列の画素Xの振り分け信号TG2を「L」から「H」に切り替え、偶数列の画素Xのドレイン信号TDを「H」から「L」に切り替える。所定期間の経過後、制御部4は、偶数列の画素Xの振り分け信号TG2を「H」から「L」に切り替え、偶数列の画素Xのドレイン信号TDを「L」から「H」に切り替える。
次に、制御部4は、転送動作を行う。具体的な制御は、第1実施形態の転送動作と同様である。
なお、上記の一連の動作において、転送動作が行われる前に相関二重サンプリングのための第1AD変換動作を行う。この第1AD変換動作は、第3実施形態のように、露光動作と並行して行ってよい。また、転送動作の後に、第2AD変換動作を行う。第1及び第2AD変換動作の具体的な制御は、第1実施形態の第1及び第2AD変換動作と同様である。
次に、演算部6は、脈動に関する情報を得る処理を行う。第4実施形態の動作によっても、画像G1A、G1B、G2が得られる。従って、第3実施形態と同様の処理を行ってよい。
第1実施形態において、測定光Lの照射(点灯信号NP:「H」)と同期するように、フォトダイオードPDから電荷蓄積部27に電荷を転送させる(振り分け信号TG1:「H」)と説明した。そして、図5に示すように、第1実施形態では、点灯信号NPの「L」から「H」への切り替えと、振り分け信号TG1の「L」から「H」への切り替えは、同じタイミングで行った。また、点灯信号NPの「H」から「L」への切り替えと、振り分け信号TG1の「H」から「L」への切り替えも、同じタイミングで行った。つまり、点灯信号NPが「H」を維持する時間は、振り分け信号TG1が「H」を維持する時間と等しかった。しかし、測定光Lの照射と電荷蓄積部27への転送とを「同期」させるとは、これらの切替タイミングの一致や期間の一致に限定されない。
振り分け信号TG1と点灯信号NPとのずれは、例えば、点灯信号NPを「H」にする期間に対する割合(例:5%)で規定してよい。次に、所定期間の経過後に制御部4は、点灯信号NPを「H」から「L」に切り替える。そして、当該切替が行われた後に制御部4は振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替える。この動作によれば、点灯信号NPが「H」である期間は、振り分け信号TG1が「H」である期間と全て重複する。つまり、点灯信号NPが「H」である時間よりも、振り分け信号TG1が「H」である時間の方が長い。この動作によれば、測定光Lが照射されている被験者100に起因する光を確実に捉えることができる。
上記実施形態では、振り分け信号TG1が「H」である期間と、振り分け信号TG2が「H」である期間との間に、所定の待機期間が設けられていた。つまり、振り分け信号TG1が「H」である期間と、振り分け信号TG2が「H」である期間との間に、ドレイン信号TDが「H」である期間が設定されていた。図11の(b)部に示すように、例えば、この期間は省略してもよい。つまり、振り分け信号TG1を「H」から「L」に切り替えると同時に、振り分け信号TG2を「L」から「H」に切り替える。そして、この切り替えタイミングの前後において、ドレイン信号TDは「L」を維持し続ける。
Claims (9)
- 被験者の脈動に関する情報を得る撮像装置であって、
前記被験者に対して可視光領域又は近赤外光領域の波長を有する測定光の照射と、前記被験者への前記測定光の照射の停止と、を相互に切替可能な光源と、
光に応答して電荷を生成するフォトダイオードを有し、前記測定光を照射したときの前記被験者を含む第1画像に関する第1信号と、前記測定光の照射を停止したときの前記被験者を含む第2画像に関する第2信号と、を得る信号取得部と、
前記光源及び前記信号取得部の動作を制御する制御部と、
前記第1信号に基づく前記第1画像及び前記第2信号に基づく前記第2画像の差分を利用して前記脈動に関する情報を得る演算部と、を備え、
前記信号取得部は、
N行M列(M及びNは2以上の整数)に配置され、受けた光に対応する電荷を生成する複数の画素を含む画素アレイ部と、
前記画素アレイ部を制御するとともに、前記測定光を照射したときに前記画素が受けた光に応じて生じた前記電荷に基づいて、前記第1信号を形成すると共に、前記測定光の照射を停止したときに前記画素が受けた光に応じて生じた前記電荷に基づいて、前記第2信号を形成する周辺回路部と、を有する、撮像装置。 - 前記画素は、
前記フォトダイオードと、
前記電荷を蓄積する第1電荷蓄積部及び第2電荷蓄積部と、
前記電荷を前記第1電荷蓄積部及び前記第2電荷蓄積部に選択的に転送する電荷振り分け部と、を含み、
前記制御部は、前記電荷振り分け部を制御することにより、前記測定光の照射と同期するように、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、前記測定光の照射の停止と同期するように、前記フォトダイオードから前記第2電荷蓄積部に前記電荷を転送させる、請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画素は、前記電荷を受けるドレインをさらに含み、
前記制御部は、前記電荷振り分け部を制御することにより、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部及び前記第2電荷蓄積部に前記電荷を転送するとき以外に、前記フォトダイオードから前記ドレインに前記電荷を転送させ、
前記測定光を照射する期間は、前記フォトダイオードから前記ドレインに前記電荷を転送させる期間よりも短い、請求項2に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、それぞれの前記画素において1回の前記第1電荷蓄積部への転送と1回の前記第2電荷蓄積部への転送とが行われるたびに、選択する行を変更しながら、前記画素から行ごとに前記電荷を出力させる、請求項2又は3に記載の撮像装置。
- 前記制御部は、それぞれの前記画素において複数回の前記第1電荷蓄積部への転送と複数回の前記第2電荷蓄積部への転送とが行われた後に、選択する行を変更しながら、前記画素から行ごとに前記電荷を出力させる、請求項2又は3に記載の撮像装置。
- 前記光源は、前記被験者に対して前記測定光である第1測定光の照射と、前記第1測定光とは異なる可視光領域又は近赤外光領域の波長を有する第2測定光の照射と、前記被験者への前記第1測定光及び前記第2測定光の照射の停止と、を相互に切替可能であり、
前記画素は、前記電荷を蓄積する第3電荷蓄積部をさらに含み、
前記制御部は、前記電荷振り分け部を制御することにより、前記第1測定光の照射と同期するように、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、前記第2測定光の照射と同期するように、前記フォトダイオードから前記第3電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、前記第1測定光及び前記第2測定光の照射の停止と同期するように、前記フォトダイオードから前記第2電荷蓄積部に前記電荷を転送させる、請求項2〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記光源は、前記被験者に対して前記測定光である第1測定光の照射と、前記第1測定光とは異なる可視光領域又は近赤外光領域の波長を有する第2測定光の照射と、前記被験者への前記第1測定光及び前記第2測定光の照射の停止と、を相互に切替可能であり、
前記制御部は、
第1の前記画素における前記電荷振り分け部を制御することにより、前記第1測定光の照射と同期するように、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、前記第1測定光及び前記第2測定光の照射の停止と同期するように、前記フォトダイオードから前記第2電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、
第1の前記画素に隣接する第2の前記画素における前記電荷振り分け部を制御することにより、前記第2測定光の照射と同期するように、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部に前記電荷を転送させ、前記第1測定光及び前記第2測定光の照射の停止と同期するように、前記フォトダイオードから前記第2電荷蓄積部に前記電荷を転送させる、請求項2〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記制御部は、前記フォトダイオードから前記第1電荷蓄積部に前記電荷を転送させるとき、前記測定光の照射を停止させた後に、前記第1電荷蓄積部への転送を停止する、請求項2〜7の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記演算部は、前記脈動に関する情報として、単位時間あたりの拍動数を得る、請求項1〜8の何れか一項に記載の撮像装置。
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