JP2019220271A - 蓄電装置の冷却システム - Google Patents
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Abstract
【課題】空調ファンによる送風を電池冷却ファンが吸気する場合において、処理負荷の増加を低減しつつ、電池冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定する。【解決手段】電池冷却システムは、空調ファンと、電池冷却ファンと、電池冷却ファンがラゲージ内の吸気を吸気するラゲージ吸気時の電池冷却ファンの回転速度−風量特性マップを記憶するメモリと、電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定するECUとを備える。ECUは、空調ファンによる送風を電池冷却ファンが吸気するエアコン吸気時において、空調ファンの風量レベルに応じて現在の電池ファン回転速度をラゲージ吸気時の電池ファン回転速度に変換し、変換後の電池ファン回転速度に対応する電池ファン風量をメモリに記憶された特性マップを参照して算出し、算出された電池ファン風量Vを用いて電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定する。【選択図】図5
Description
本開示は、空調ファンによる送風を吸気可能に構成された冷却ファンを備えた蓄電装置の冷却システムに関する。
特開2007−267494号公報(特許文献1)には、車両に搭載される電池の冷却システムが開示されている。このシステムには、エバポレータで冷却された空気を車室内に送風するための空調ファン(エアコンファン)と、空調ファンによる送風が流入しない第1経路、および空調ファンによる送風が流入する第2経路のどちらかの経路から吸気して電池に送風する電池冷却ファンと、電池冷却ファンの吸気経路を第1経路および第2経路のどちらかに切り替える切替弁とが備えられる。このシステムにおいては、切替弁を制御して電池冷却ファンの吸気経路を第2経路(空調ファンによる送風が流入する経路)に切り替えることによって、空調ファンによる送風(エバポレータで冷却された空気)の一部を、電池の冷却風として利用することができる。
電池の冷却風経路内に埃がつまると、圧力損失が生じて電池冷却ファンの風量が低下し得る。そのため、電池冷却ファンの風量を把握し、把握された風量が低下している場合には電池の冷却風経路に埃つまりが生じていると判定して、その旨をユーザに警告する等の措置を講じることが望ましい。
電池冷却ファンの風量を把握する手法としては、電池冷却ファンの回転速度−風量特性(回転速度と風量との対応関係)を予め記憶しておき、この特性を参照して電池冷却ファンの回転速度に対応する風量を算出する手法が考えられる。
しかしながら、上記の手法では、空調ファンによる送風を電池冷却ファンが吸気する場合には、風量の算出精度が低下し得ることが懸念される。具体的には、空調ファンの風量レベルはユーザ操作に応じて変動し得るところ、空調ファンによる送風を電池冷却ファンが吸気する場合には、上流側の空調ファンの風量レベルの変動によって下流側の電池冷却ファンの回転速度−風量特性が変動してしまうため、風量を適切に算出できなくなる可能性がある。その対策として、空調ファンの風量レベル毎に電池冷却ファンの回転速度−風量特性を予め記憶しておき、空調ファンの風量レベルに応じて電池冷却ファンの風量算出に用いる回転速度−風量特性を切り替えることも可能ではある。しかしながら、この手法では、空調ファンの風量レベルが変動する度に回転速度−風量特性を切り替える処理、切替後の回転速度−風量特性を用いて風量を算出する処理といった負荷の高い処理が必要になるため、全体として処理負荷が高くなることが懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、空調ファンによる送風を蓄電装置の冷却ファンが吸気する場合において、処理負荷の増加を低減しつつ、蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定することである。
本開示による冷却システムは、蓄電装置の冷却システムであって、風量レベルが可変に調整される空調ファンと、空調ファンによる送風が流入しない第1経路、および空調ファンによる送風が流入する第2経路のどちらかの経路から吸気して蓄電装置に送風する冷却ファンと、冷却ファンが第1経路から吸気する第1吸気時の冷却ファンの回転速度と風量との対応関係を規定する特性情報を予め記憶する記憶装置と、蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を判定する制御装置とを備える。制御装置は、冷却ファンが第2経路から吸気する第2吸気時において、空調ファンの風量レベルに基づいて現在の冷却ファンの回転速度を第1吸気時の冷却ファンの回転速度に変換し、変換された第1吸気時の冷却ファンの回転速度に対応する冷却ファンの風量を記憶装置に記憶された特性情報を参照して算出し、算出された冷却ファンの風量を用いて蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を判定する。
上記システムによれば、記憶装置に、第1吸気時の冷却ファンの回転速度と風量との対応関係を規定する特性情報が記憶される。そのため、第1吸気時においては、記憶装置に記憶された特性情報を参照して、現在(すなわち第1吸気時)の冷却ファンの回転速度に対応する風量を算出することが可能である。
さらに、制御装置は、第2吸気時において、空調ファンの風量レベルに応じて現在(すなわち第2吸気時)の冷却ファンの回転速度を第1吸気時の冷却ファンの回転速度に変換し、変換後の第1吸気時の冷却ファンの回転速度に対応する風量を第1吸気時の特性情報を参照して算出する。そのため、第2吸気時において、空調ファンの風量レベルに応じて特性情報を切り替える処理、切替後の特性情報を用いて風量を算出する処理といった負荷の高い処理を行なうことなく、冷却ファンの風量を精度よく算出することができる。このように算出された冷却ファンの風量を用いて、蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無が判定される。その結果、第2吸気時において、処理負荷の増加を低減しつつ、蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定することができる。
本開示によれば、空調ファンによる送風を蓄電装置の冷却ファンが吸気する場合(第2吸気時)において、処理負荷の増加を低減しつつ、蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定することができる。
図1は、本実施の形態による電池冷却システム1の全体構成を模式的に示す図である。電池冷却システム1は、電池ケース2内に収容される複数(図1に示す例では2つ)の電池モジュール3と、監視ユニット4と、電池冷却装置10と、MID(Multi Information Display)5と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備える。
電池冷却システム1は、電池モジュール3に蓄えられた電力を用いて走行する電動車両(ハイブリッド車両あるいは電気自動車など)に搭載される。
電池ケース2は、たとえば車室の後方に設けられたラゲージスペースに配置され、電池モジュール3を収容することによって、周囲から電池モジュール3を保護する。
各電池モジュール3は、複数の電池セルを含んで構成される。各電池セルは、たとえばリチウムイオン電池である。
監視ユニット4は、電池モジュール3の状態(電流、電圧、温度)を監視する。具体的には、監視ユニット4には、電池モジュール3に入出力される電流(電池電流)を検出する電流センサ、電池モジュール3の端子間電圧(電池電圧)を検出する電圧センサ、電池モジュール3の温度(電池温度)を検出する温度センサが設けられる。これらのセンサは、検出結果(電池電流、電池電圧、電池温度)をECU100にそれぞれ送信する。
電池冷却装置10は、電池冷却ファンF1と、空調ファンF2と、吸気ダクト11と、フィルタ12と、エバポレータ13と、切替弁15と、開閉弁16と、排気ダクト18とを含む。
吸気ダクト11は、電池モジュール3を冷却するための冷却風を電池ケース2へ送るための配管である。本実施の形態においては、吸気ダクト11の一部が、車室内(たとえばリア席周辺部)を冷房するための空気を車室内へ送るための配管としても機能する。
空調ファンF2、フィルタ12、エバポレータ13、および電池冷却ファンF1は、吸気ダクト11内の上流側から下流側に向けて、この順に所定間隔を隔てて配置される。
吸気ダクト11は、ラゲージ吸気口11aと、車室吸気口11bと、電池排気口11cと、車室排気口11dとを含む。
ラゲージ吸気口11aは、吸気ダクト11の中間部(詳しくはエバポレータ13と電池冷却ファンF1との間の部分)に設けられ、ラゲージスペース内の空気を吸気ダクト11内に吸い込むための空気流路を形成する。
車室吸気口11bは、吸気ダクト11の一方の端部(最上流部)に設けられ、車室内の空気を吸気ダクト11内に吸い込むための空気流路を形成する。
電池排気口11cは、吸気ダクト11の他方の端部(最下流部)に設けられ、電池冷却用の空気を吸気ダクト11から電池ケース2内へ送風するための空気流路を形成する。
車室排気口11dは、吸気ダクト11の中間部(詳しくはエバポレータ13と電池冷却ファンF1との間の部分)に設けられ、車室冷房用の空気を吸気ダクト11から車室内へ送風するための空気流路を形成する。
排気ダクト18は、電池ケース2の内部とラゲージスペースとを連通し、電池モジュール3を冷却した後の空気をラゲージスペース内へ排出ための空気流路を形成する。
空調ファンF2は、吸気ダクト11内におけるエバポレータ13よりも上流側の部分に設けられる。空調ファンF2は、車室内の空気を車室吸気口11bから吸い込んで下流側(電池ケース2側)へ送風する。
フィルタ12は、空調ファンF2から送風された空気に含まれる埃等を除去する。エバポレータ13は、内部を流れる冷媒を蒸発させてフィルタ12を通過した後の空気との熱交換を行なうことによって、フィルタ12を通過した後の空気を冷却する。本実施の形態においては、エバポレータ13で用いられる冷媒は、図示しない車室用のエアコン(エアコンディショナー)装置に用いられる冷媒と共用されている。
空調ファンF2からの送風は、フィルタ12で浄化され、エバポレータ13で冷却された後、車室排気口11dから車室内へ送られたり、電池排気口11cから電池ケース2内へ送られたりする。
電池冷却ファンF1は、吸気ダクト11内におけるラゲージ吸気口11aよりも下流側の部分に設けられる。後述するように、電池冷却ファンF1は、ラゲージ吸気口11aから吸い込まれた空気、および車室吸気口11bから吸い込まれた空気のどちらかを吸気して下流側(電池ケース2側)へ送風する。なお、電池冷却ファンF1の作動および回転速度は、ECU100からの指令信号(電圧指令信号)によって調整される。
切替弁15は、吸気ダクト11内におけるラゲージ吸気口11a付近に設けられる。切替弁15は、ラゲージ吸気口11aと電池ケース2内とを連通させ、かつ車室吸気口11bと電池ケース2内とを遮断する第1状態と、ラゲージ吸気口11aと電池ケース2内とを遮断し、かつ車室吸気口11bと電池ケース2内とを連通させる第2状態とのどちらかの状態に、ECU100によって切り替えられる。
開閉弁16は、車室排気口11dに設けられる。開閉弁16は、車室排気口11dと車室内とを連通させる開状態と、車室排気口11dと車室内とを遮断する閉状態とのどちらかの状態に、ECU100によって切り替えられる。
MID5は、ECU100からの指令に応じて、電池冷却システム1が搭載される車両についての種々の情報を表示する。MID5は、たとえばタッチ入力可能なディスプレイを含んで構成される。
ECU100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、およびメモリ101を内蔵する。ECU100は、メモリ101に記憶された情報および監視ユニット4からの情報などを用いて所定の演算処理を実行し、その結果に基づいて、空調ファンF2の回転速度、電池冷却ファンF1の回転速度、切替弁15の状態、開閉弁16の状態などを制御する。
なお、図1においてはメモリ101がECU100の内部に設けられる例が示されるが、メモリ101はECU100の外部に設けられてもよい。
<空調ファンの制御モード>
ECU100は、空調ファンF2の制御モードを、空調ファンF2を停止するモードと、空調ファンF2を作動して車室内を冷房するモード(以下「車室冷房モード」ともいう)とのどちらかに設定する。たとえば、ECU100は、車室内を冷房することを車両のユーザが要求した場合に空調ファンF2の制御モードを「車室冷房モード」に設定する。
ECU100は、空調ファンF2の制御モードを、空調ファンF2を停止するモードと、空調ファンF2を作動して車室内を冷房するモード(以下「車室冷房モード」ともいう)とのどちらかに設定する。たとえば、ECU100は、車室内を冷房することを車両のユーザが要求した場合に空調ファンF2の制御モードを「車室冷房モード」に設定する。
車室冷房モード中においては、ECU100は、空調ファンF2を作動させることに加えて、エバポレータ13内に冷媒を供給し、かつ開閉弁16を開状態にする。これにより、ラゲージ吸気口11aから吸い込まれた車室内の空気が空調ファンF2に吸い込まれエバポレータ13に送られ、エバポレータ13で冷却された後に、車室排気口11dから車室内へ送られる。これにより、車室内の冷房が行なわれる。
車室冷房モードにおける空調ファンF2の風量レベルは、ユーザの操作に応じて、「Lo」、「Mid1」、「Mid2」、「Hi」の4つのレベルいずれかに設定される。なお、風量レベルの数は、4つに限定されるものではなく、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。ECU100は、空調ファンF2の風量レベルが高いほど、空調ファンF2の回転速度を高い値に制御する。
<電池冷却ファンの制御モード>
ECU100は、電池冷却ファンF1の制御モードを、電池冷却ファンF1を停止するモードと、電池冷却ファンF1を作動して電池モジュール3を冷却するモード(以下「電池冷却モード」ともいう)とのどちらかに設定する。たとえば、ECU100は、電池温度Tbがしきい温度よりも高い場合に、電池冷却ファンF1の制御モードを「電池冷却モード」に設定する。
ECU100は、電池冷却ファンF1の制御モードを、電池冷却ファンF1を停止するモードと、電池冷却ファンF1を作動して電池モジュール3を冷却するモード(以下「電池冷却モード」ともいう)とのどちらかに設定する。たとえば、ECU100は、電池温度Tbがしきい温度よりも高い場合に、電池冷却ファンF1の制御モードを「電池冷却モード」に設定する。
電池冷却モード中においては、ECU100は、電池冷却ファンF1を作動させて、電池冷却ファンF1からの冷却風を電池ケース2に送風する。これにより、電池モジュール3の冷却が行なわれる。
<<電池冷却モード中における電池冷却風経路>>
電池冷却モード中において、ECU100は、切替弁15を制御することによって、電池冷却ファンF1の吸気経路を、ラゲージ吸気口11aから吸い込まれた空気が流れるラゲージ吸気経路(空調ファンF2からの送風が流入しない第1経路)と、および車室吸気口11bから吸い込まれた空気が流れるエアコン吸気経路(空調ファンF2からの送風が流入する第2経路)とのどちらかに設定する。これにより、電池モジュール3の冷却風が流れる経路(以下、単に「電池冷却風経路」ともいう)は、ラゲージ吸気経路を含む経路と、エアコン吸気経路を含む経路とのどちらかに切り替えられる。
電池冷却モード中において、ECU100は、切替弁15を制御することによって、電池冷却ファンF1の吸気経路を、ラゲージ吸気口11aから吸い込まれた空気が流れるラゲージ吸気経路(空調ファンF2からの送風が流入しない第1経路)と、および車室吸気口11bから吸い込まれた空気が流れるエアコン吸気経路(空調ファンF2からの送風が流入する第2経路)とのどちらかに設定する。これにより、電池モジュール3の冷却風が流れる経路(以下、単に「電池冷却風経路」ともいう)は、ラゲージ吸気経路を含む経路と、エアコン吸気経路を含む経路とのどちらかに切り替えられる。
以下では、説明の便宜上、電池冷却ファンF1がラゲージ吸気経路から吸気することを「ラゲージ吸気」とも記載し、電池冷却ファンF1がエアコン吸気経路から吸気することを「エアコン吸気」とも記載する。
図2は、ラゲージ吸気時の電池冷却風経路を模式的に示す図である。ラゲージ吸気時においては、ECU100は、切替弁15を第1状態にすることによって、ラゲージ吸気口11aと電池ケース2内とを連通させつつ、車室吸気口11bと電池ケース2内とを遮断する。これにより、矢印A1に示すように、電池冷却ファンF1は、ラゲージ吸気口11aから吸い込まれた空気を吸気することになる。矢印A1に示された経路が「ラゲージ吸気経路」(空調ファンF2からの送風が流入しない第1経路)である。そして、電池冷却ファンF1は、ラゲージ吸気経路から吸気した空気を電池ケース2内に送風する。これにより、電池モジュール3は、ラゲージ吸気経路から吸気した空気によって冷却される。
図3は、エアコン吸気時の電池冷却風経路を模式的に示す図である。エアコン吸気時においては、ECU100は、切替弁15を第2状態にすることによって、ラゲージ吸気口11aと電池ケース2内とを遮断しつつ、車室吸気口11bと電池ケース2内とを連通させる。これにより、矢印A2に示すように、電池冷却ファンF1は、車室吸気口11bから吸い込まれた空気を吸気することになる。矢印A2に示された経路が「エアコン吸気経路」(空調ファンF2からの送風が流入する第2経路)である。そして、電池冷却ファンF1は、エアコン吸気経路から吸気した空気を電池ケース2内に送風する。これにより、車室冷房用にエバポレータ13で冷却された空気の一部が、電池モジュール3の冷却風として電池ケース2内にも送られる。なお、図3には示していないが、エバポレータ13で冷却された空気は車室排気口11dから車室内へも送られる。
<電池冷却風経路の埃つまり検出>
電池冷却風経路内に埃がつまると、圧力損失が生じて電池冷却ファンF1の風量が低下し得る。そのため、電池冷却ファンF1の風量(以下「電池ファン風量」ともいう)Vを算出し、算出された電池ファン風量Vが低下している場合には、電池冷却風経路内の埃つまりが生じていることが想定されるため、ユーザ等に警告することが望ましい。
電池冷却風経路内に埃がつまると、圧力損失が生じて電池冷却ファンF1の風量が低下し得る。そのため、電池冷却ファンF1の風量(以下「電池ファン風量」ともいう)Vを算出し、算出された電池ファン風量Vが低下している場合には、電池冷却風経路内の埃つまりが生じていることが想定されるため、ユーザ等に警告することが望ましい。
電池ファン風量Vを把握する手法としては、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性(回転速度と風量との対応関係)示す特性マップを予めメモリ101に記憶しておき、この特性マップを参照して、電池冷却ファンF1の回転速度(以下「電池ファン回転速度」ともいう)Nに対応する電池ファン風量Vを算出する手法が考えられる。
ラゲージ吸気時(上述の図2参照)においては、電池冷却ファンF1の上流に空調ファンF2は存在しないため、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性は、空調ファンF2の風量レベルの影響を受けない。そのため、ラゲージ吸気時の特性マップをメモリ101に記憶しておき、その特性マップを参照して実際の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを算出することが可能である。
一方、エアコン吸気時(上述の図3参照)においては、電池冷却ファンF1の上流に空調ファンF2が存在するため、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性は、空調ファンF2の風量レベルの影響を受ける。そのため、ラゲージ吸気時の特性マップを記憶しておいただけでは、電池ファン風量Vの算出精度が低下することが懸念される。
図4は、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性を示す図である。図4において、横軸は電池ファン回転速度Nを示し、縦軸は電池ファン風量Vを示す。また、図4において、実線で示す特性線L0は、ラゲージ吸気時の特性を示す。点線で示す特性線L1,L2,L3,L4は、空調ファンF2の風量レベルがそれぞれ「Lo」、「Mid1」、「Mid2」、「Hi」である場合のエアコン吸気時の特性を示す。
図4から理解できるように、ラゲージ吸気時においては、特性線L0が1つであるため、電池ファン回転速度Nが決まれば電池ファン風量Vも決まる。一方、エアコン吸気時においては、空調ファンF2の風量レベルによって、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性が特性線L1〜L4の間で変動する。そのため、電池ファン回転速度Nが同じであっても、空調ファンF2の風量レベルが高いほど、電池ファン風量Vが大きくなる。したがって、ラゲージ吸気時において、仮にラゲージ吸気時の特性線L0を用いて電池ファン風量Vを算出すると、電池ファン風量Vを適切に算出できなくなることが懸念される。
その対策として、空調ファンF2の風量レベル毎に電池冷却ファンF1の特性マップ(特性線L1〜L4を示す情報)を予めメモリ101に記憶しておき、空調ファンF2の風量レベルに応じて特性マップを切り替えることも可能ではある。しかしながら、この手法では、空調ファンF2の風量レベルが変動する度に特性マップを切り替え、切替後の特性マップを用いて電池ファン風量を算出するといった負荷の高い処理が必要になるため、全体としてECU100の処理負荷が高くなることが懸念される。
上述の点に鑑み、本実施の形態において、メモリ101に記憶される特性マップは、ラゲージ吸気時の電池ファン回転速度N(以下「ラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NL」ともいう)と電池ファン風量Vとの対応関係を規定するNL−V特性マップ(後述の図6参照)のみとされる。このNL−V特性マップは、図2の特性線L0を示す情報である。なお、メモリ101には、エアコン吸気時の電池ファン回転速度N(以下「エアコン吸気時の電池ファン回転速度NA」ともいう)と電池ファン風量Vとの対応関係を規定する特性マップ(図2の特性線L1〜L4を示す情報)は記憶されていない。
そして、本実施の形態によるECU100は、電池冷却モードでのラゲージ吸気中においては、メモリ101に記憶されたNL−V特性マップを参照して、現在(すなわちラゲージ吸気時)の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを算出する。
一方、電池冷却モードでのエアコン吸気中には、ECU100は、空調ファンF2の風量レベルに応じて現在の(すなわちエアコン吸気時)の電池ファン回転速度NAをラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに変換する。そして、ECU100は、変換されたラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを、メモリ101に記憶されたNL−V特性マップを参照して算出する。
そのため、エアコン吸気時において、空調ファンF2の風量レベルに応じて特性マップを切り替え、切替後の特性マップを用いて電池ファン風量を算出するといった負荷の高い処理を行なうことなく、電池ファン風量Vを精度よく算出することができる。
ECU100は、上記のように算出された電池ファン風量Vを用いて、電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定する。その結果、エアコン吸気時において、処理負荷の増加を低減しつつ、電池冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定することができる。
図5は、ECU100が電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定する処理の概要を示すフローチャートである。
まず、ECU100は、電池冷却ファンF1の制御モードが電池冷却モードであるか否かを判定する(ステップS10)。電池冷却ファンF1の制御モードが電池冷却モードでない場合(ステップS10にてNO)、ECU100は、以降の処理をスキップして処理を終了する。
電池冷却ファンF1の制御モードが電池冷却モードである場合(ステップS10にてYES)、ECU100は、電池冷却ファンF1がエアコン吸気中である(すなわち切替弁15が第2状態である)か否かを判定する(ステップS20)。
エアコン吸気中ではない場合(ステップS20にてNO)、すなわちラゲージ吸気中である(切替弁15が第1状態である)場合、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性は空調ファンF2の風量レベルの影響を受けないため、ECU100は、以下のステップS30〜S36の処理で電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定する。
まず、ECU100は、メモリ101に記憶されているNL−V特性マップを参照して、現在(すなわちラゲージ吸気時)の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを算出する(ステップS30)。
図6は、メモリ101に記憶されているNL−V特性マップの一例を示す図である。NL−V特性マップは、ラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLと電池ファン風量Vとの対応関係を示す特性線L0を示す情報である。図6に示す特性線L0は、上述の図4に示す特性線L0と同じである。ECU100は、このNL−V特性マップ(特性線L0)を参照して、現在(すなわちラゲージ吸気時)の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを算出する。
次いで、ECU100は、ステップS30で算出された電池ファン風量Vを用いて、電池冷却性能が低下したか否かを判定する(ステップS32)。たとえば、ECU100は、所定期間(たとえば1トリップ中)の電池ファン風量Vの履歴(電池モジュール3の放熱量に相関する値)および電池電流IBの履歴(電池モジュール3の発熱量に相関する値)から電池温度推定値を算出し、実際に検出された電池温度が電池温度推定値よりも所定値以上高い場合に、電池冷却性能が低下したと判定する。なお、上記の手法はあくまで一例であって、これに限定されるものではない。
電池冷却性能が低下したと判定された場合(ステップS32にてYES)、ECU100は、ラゲージ吸気経路を含む電池冷却風経路のいずれかの箇所に埃つまりが生じていると判定し(ステップS34)、その旨を示す警告をMID5に表示させる(ステップS36)。
一方、エアコン吸気中である場合(ステップS20にてYES)、電池冷却ファンF1の回転速度−風量特性は空調ファンF2の風量レベルの影響を受けるため、ECU100は、以下のステップS50〜S76の処理で電池冷却風経路の埃つまりの有無を判定する。
まず、ECU100は、空調ファンF2の風量が安定しているか否かを判定する(ステップS50)。たとえば、空調ファンF2の風量レベルの直近の切替操作がなされた時から所定期間が経過している場合に、空調ファンF2の風量が安定していると判定する。空調ファンF2の風量が安定していない場合(ステップS50にてNO)、ECU100は、空調ファンF2の風量が安定するまで待つ。
空調ファンF2の風量が安定している場合(ステップS50にてYES)、ECU100は、ECU100は、現在の空調ファンF2の風量レベルに基づいて、現在の(すなわちエアコン吸気時)の電池ファン回転速度NAをラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに変換する(ステップS60)。
図7は、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NAを、ラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに換算するときの比率をグラフ化した図である。図7において、横軸はエアコン吸気時の電池ファン回転速度NAを示し、縦軸はラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLを示す。図7には、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NAがそれぞれ所定値N0,N1,N2,N3,N4である時のラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLが、空調ファンF2の風量レベルLo,Mid1,Mid2,Hi毎に層別にてプロットされている。なお、点線で示す基本特性は、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NAとラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLとの比率が1:1となる直線である。
本実施の形態においては、図7に示すような対応関係を示す変換情報が予めメモリ101に記憶されている。そして、ECU100は、メモリ101に記憶された変換情報を用いて、現在(すなわちエアコン吸気時)の電池ファン回転速度NAをラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに変換する。
具体的な変換情報としては、たとえば、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NA毎および空調ファンF2の風量レベル毎に、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NAをラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに変換するための変換係数K(基本特性に対するラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLの比率)を規定した変換係数マップを採用することができる。
図8は、変換係数マップの一例を示す図である。この変換係数マップには、図8に示すように、たとえば、エアコン吸気時の電池ファン回転速度NA(所定値N0,N1,N2,N3,N4)、および空調ファンF2の風量レベル(Lo,Mid1,Mid2,Hi)をパラメータとして変換係数Kが規定されている。このような変換係数マップを用いる場合、ECU100は、変換係数マップを参照して現在の電池ファン回転速度NAおよび空調ファンF2の風量レベルに対応する変換係数Kを特定し、現在の電池ファン回転速度NAに変換係数Kを乗じた値を、ラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLの換算値として算出することができる。
図5に戻って、ECU100は、メモリ101に記憶されているNL−V特性マップ(図6)を参照して、ステップS30で算出されたラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NL(換算値)に対応する電池ファン風量Vを算出する(ステップS70)。具体的な算出手法は上述のステップ30の処理と同じであるため、詳細な説明はここでは繰り返さない。
次いで、ECU100は、ステップS70で算出された電池ファン風量Vを用いて、電池冷却性能が低下したか否かを判定する(ステップS72)。具体的な判定手法は上述のステップ32の処理と同じであるため、詳細な説明はここでは繰り返さない。
電池冷却性能が低下したと判定された場合(ステップS72にてYES)、ECU100は、エアコン吸気経路を含む電池冷却風経路のいずれかの箇所に埃つまりが生じていると判定し(ステップS74)、その旨を示す警告をMID5に表示させる(ステップS76)。
以上のように、本実施の形態によるECU100は、電池冷却モード中のエアコン吸気時において、空調ファンF2の風量レベルに応じて現在(すなわちエアコン吸気時)の電池ファン回転速度NAをラゲージ吸気時の電池ファン回転速度NLに変換し、変換後の電池ファン回転速度NLに対応する電池ファン風量Vを、メモリ101に記憶されたNL−V特性マップを参照して算出する。そのため、エアコン吸気時において、空調ファンF2の風量レベルに応じて特性マップを切り替え、切替後の特性マップを用いて電池ファン風量Vを算出するといった負荷の高い処理を行なうことなく、電池ファン風量Vを精度よく算出することができる。このように算出された電池ファン風量Vを用いて電池冷却風経路の埃つまりの有無が判定される。その結果、エアコン吸気時において、処理負荷の増加を低減しつつ、電池冷却風経路の埃つまりの有無を精度よく判定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電池冷却システム、2 電池ケース、3 電池モジュール、4 監視ユニット、10 電池冷却装置、11 吸気ダクト、11a ラゲージ吸気口、11b 車室吸気口、11c 電池排気口、11d 車室排気口、12 フィルタ、13 エバポレータ、15 切替弁、16 開閉弁、18 排気ダクト、100 ECU、101 メモリ、F1 電池冷却ファン、F2 空調ファン。
Claims (1)
- 蓄電装置の冷却システムであって、
風量レベルが可変に調整される空調ファンと、
前記空調ファンによる送風が流入しない第1経路、および前記空調ファンによる送風が流入する第2経路のどちらかの経路から吸気して前記蓄電装置に送風する冷却ファンと、
前記冷却ファンが前記第1経路から吸気する第1吸気時の前記冷却ファンの回転速度と風量との対応関係を規定する特性情報を予め記憶する記憶装置と、
前記蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を判定する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記冷却ファンが前記第2経路から吸気する第2吸気時において、
前記空調ファンの風量レベルに基づいて現在の前記冷却ファンの回転速度を前記第1吸気時の前記冷却ファンの回転速度に変換し、
変換された前記第1吸気時の前記冷却ファンの回転速度に対応する前記冷却ファンの風量を前記記憶装置に記憶された前記特性情報を参照して算出し、
算出された前記冷却ファンの風量を用いて前記蓄電装置の冷却風経路の埃つまりの有無を判定する、蓄電装置の冷却システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018114612A JP2019220271A (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 蓄電装置の冷却システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018114612A JP2019220271A (ja) | 2018-06-15 | 2018-06-15 | 蓄電装置の冷却システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019220271A true JP2019220271A (ja) | 2019-12-26 |
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ID=69096770
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2019220271A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112670619A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-04-16 | 安徽浩瀚星宇新能源科技有限公司 | 一种在长时间暴晒环境下使用的新能源汽车的电池组件 |
-
2018
- 2018-06-15 JP JP2018114612A patent/JP2019220271A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112670619A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-04-16 | 安徽浩瀚星宇新能源科技有限公司 | 一种在长时间暴晒环境下使用的新能源汽车的电池组件 |
CN112670619B (zh) * | 2020-12-23 | 2022-10-04 | 安徽浩瀚星宇新能源科技有限公司 | 一种在长时间暴晒环境下使用的新能源汽车的电池组件 |
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