JP2019219355A - タイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡便にタイヤの内圧を検出可能なタイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置を提供する。【解決手段】車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を設け、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出方法であって、前記荷重センサ群をタイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得するステップと、取得された前記荷重の時間変化及び前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤ内圧を算出するステップとを含むようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置に関し、特に、タイヤ内にセンサを設けることなく、タイヤの内圧を検出するタイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置に関する。
従来、タイヤの内圧を検出する方法として、タイヤ内にセンサを設け、タイヤの内圧を検出する装置を用いる方法や、車両の走行する路面にセンサを設け、センサの上を、車両を走行させた状態でタイヤを通過させてタイヤの内圧を検出する装置を用いる方法(特許文献1)等が知られている。
しかしながら、タイヤ内にセンサを装着した場合、センサに異常が見られたときに、交換タイヤを脱着する必要があり、手間を要するという問題がある。また、特許文献1に開示される装置では、車両の進行方向に2列以上荷重センサを配置してタイヤの内圧を検出しているため、使用する荷重センサの数量が多く、荷重センサの故障等に対応するための管理、維持に手間がかかるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、より簡便にタイヤの内圧を検出可能なタイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、より簡便にタイヤの内圧を検出可能なタイヤ内圧検出方法及びタイヤ内圧検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのタイヤ内圧検出方法の態様として、車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を設け、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出方法であって、前記荷重センサ群を前記タイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得するステップと、取得された前記荷重の時間変化及び前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤ内圧を算出するステップとを含むようにした。
本態様によれば、タイヤ内のセンサを使用せずに、タイヤの内圧を検知することができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤ内圧検出装置の態様として、車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を備え、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出装置であって、前記荷重センサ群から、前記タイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得する取得手段と、前記荷重の時間変化に基づいて、前記タイヤに掛かる接地荷重を算出する接地荷重算出手段と、前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤの接地面積を算出する接地面積算出手段と、前記算出された接地荷重及び接地面積に基づいて、前記タイヤ内圧を算出する内圧算出手段とを備えた構成とした。
本構成によれば、タイヤ内のセンサを使用せずに、タイヤの内圧を検知することができる。
本態様によれば、タイヤ内のセンサを使用せずに、タイヤの内圧を検知することができる。
また、上記課題を解決するためのタイヤ内圧検出装置の態様として、車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を備え、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出装置であって、前記荷重センサ群から、前記タイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得する取得手段と、前記荷重の時間変化に基づいて、前記タイヤに掛かる接地荷重を算出する接地荷重算出手段と、前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤの接地面積を算出する接地面積算出手段と、前記算出された接地荷重及び接地面積に基づいて、前記タイヤ内圧を算出する内圧算出手段とを備えた構成とした。
本構成によれば、タイヤ内のセンサを使用せずに、タイヤの内圧を検知することができる。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
図1は、本実施形態に係るタイヤ内圧検出装置1の概略構成図である。図1に示すように、タイヤ内圧検出装置1は、計測部10と、処理部20とを備える。
計測部10は、荷重を検出可能なセンサ12を複数備える。複数のセンサ12は、例えば、一直線上に均等な間隔で一列に配置され、一つのセンサ群を構成する。隣接するセンサ12は、配列方向に所定距離離間するように間隔Xが設定される。各センサ12は、荷重を計測するための受圧面12aを有する。受圧面12aは、例えば、図1に示すように、矩形状に設定され、タイヤ通過方向の長さがA、センサ配列方向の長さがBに設定されている。なお、受圧面の12aの形状は、一例であってこれに限定されない。複数のセンサ12は、例えば、隣接するセンサ12同士の間に上記間隔Xを維持しつつ、一端側から他端側までの距離が計測対象となるタイヤRの幅Wを超える長さを有するように数量が設定される。即ち、複数のセンサ12で構成される荷重の検出部の長さは、センサ12のセンサ配列方向の長さBにセンサ12の個数を乗じた数値と、センサ12の個数から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値との和により設定される。
計測部10は、荷重を検出可能なセンサ12を複数備える。複数のセンサ12は、例えば、一直線上に均等な間隔で一列に配置され、一つのセンサ群を構成する。隣接するセンサ12は、配列方向に所定距離離間するように間隔Xが設定される。各センサ12は、荷重を計測するための受圧面12aを有する。受圧面12aは、例えば、図1に示すように、矩形状に設定され、タイヤ通過方向の長さがA、センサ配列方向の長さがBに設定されている。なお、受圧面の12aの形状は、一例であってこれに限定されない。複数のセンサ12は、例えば、隣接するセンサ12同士の間に上記間隔Xを維持しつつ、一端側から他端側までの距離が計測対象となるタイヤRの幅Wを超える長さを有するように数量が設定される。即ち、複数のセンサ12で構成される荷重の検出部の長さは、センサ12のセンサ配列方向の長さBにセンサ12の個数を乗じた数値と、センサ12の個数から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値との和により設定される。
図2(a),(b)は、計測部10による荷重計測の概念図である。なお、図2(b)では、計測部10を15個のセンサ12で構成しているが、説明の便宜上設定した数であってこれに限定されない。また、図2(b)におけるMは、タイヤRの接地面、所謂タイヤのフットプリントの一例を示している。図2に示すように、計測部10は、走行する車両の進行方向に、センサ12の配列方向が交差するように路面z等に設けられる。なお、交差とは、タイヤRがセンサ12の配列方向を横切るように通過することを意味し、例えば、タイヤRがセンサ12の配列方向と直交するように通過すると、計測精度が最も良い。
計測部10は、走行中の車両のタイヤRが、複数のセンサ12の上を通過することにより、荷重を計測する。即ち、複数のセンサ12によりタイヤRの接地面Mを走査して荷重を計測する。例えば、図2(b)に示す場合、計測部10は、複数のセンサ12のうち、タイヤRが通過する位置3から位置13までのセンサ12により荷重が計測される。
図3は、センサ12による荷重の検出を示す図である。図3(a)に示すように、センサ12は、例えば、回転するタイヤRの踏込端Sinが受圧面12aに乗ったときに荷重を出力し、図3(b)に示すように、接地面Mの主要部分が通過し、蹴出端Koutが受圧面12aから離れたときに荷重の出力を停止する。センサ12により計測された荷重値は、センサ12の有する分解能δtに応じて出力される。
図4は、センサ12により計測された荷重の時間変化を示す波形である。図4(a)に示す波形u1は、図3における位置3や位置13のセンサ12により検出された荷重の時間変化を示している。また、図4(b)に示す波形u2は、ちょうどタイヤ幅方向のタイヤセンターCL上にある位置8のセンサ12により検出された荷重の時間変化を示している。
図3に示すように、接地面Mは、幅方向の端部がタイヤセンターCLよりも接地長さが短いため、タイヤRが位置3や位置8のセンサ12を加圧する時間は、位置8のセンサ12を加圧する時間よりも短い。図4(a)に示す波形u1の荷重計測範囲の時間間隔t1は、図4(b)に示す波形u2の荷重計測範囲の時間間隔t2よりも短い。
計測部10は、上述のようにタイヤRが通過したセンサ12からは荷重が計測値として出力され、タイヤRが通過していないセンサ12からは荷重が0を計測値として出力される。そして、各センサ12により計測された計測値は、センサ12毎に決められた頻度、例えば、センサ12の分解能δtの時間により処理部20に出力される。ここでいう計測値とは、タイヤRが計測部10を通過するときの通過荷重である。
図5は、処理部20のハードウェアの構成図である。処理部20は、所謂コンピュータであって、ハードウェア資源として設けられた演算手段としてのCPU20A、ROM,RAM等の記憶手段20B、入出力手段20Cとを備える。記憶手段20Bには、計測部10から入力された計測値に基づいてタイヤRの内圧を算出するためのプログラム等が格納される。CPU20Aは、記憶手段21Bに記憶されたプログラムを実行することにより、処理部20を後述の各手段として機能させる。入出力手段21Cは、例えば、計測部10と有線、或いは無線等により通信可能に構成される。
処理部20は、タイヤ検出手段22と、荷重算出手段24と、接地面積算出手段26と、内圧算出手段28とを備える。
タイヤ検出手段22は、各センサ12から入力される計測値に基づいて、どのセンサ12の上をタイヤRが通過状態にあるかどうかを検出する。例えば、各センサ12から計測値が入力される毎に、どのセンサ12の上をタイヤRが通過状態にあるかどうかを検出する。タイヤ検出手段22による検出は、例えば、センサ12から入力された計測値が所定の閾値α以上のときはタイヤRが通過状態にあると判定し、閾値αよりも小さいときはタイヤRが通過状態ではないと判定する。
タイヤ検出手段22は、各センサ12から入力される計測値に基づいて、どのセンサ12の上をタイヤRが通過状態にあるかどうかを検出する。例えば、各センサ12から計測値が入力される毎に、どのセンサ12の上をタイヤRが通過状態にあるかどうかを検出する。タイヤ検出手段22による検出は、例えば、センサ12から入力された計測値が所定の閾値α以上のときはタイヤRが通過状態にあると判定し、閾値αよりも小さいときはタイヤRが通過状態ではないと判定する。
図6は、タイヤRが計測部10を通過するときの様子を示した図である。図6に示すように、タイヤRは、回転しながら計測部10を徐々に通過する。例えば、図6(a)に示すように位置7〜9のセンサ12の上、次に、図6(b)に示すように位置6〜10のセンサ12の上、次に、図6(c)に示すように位置5〜11のセンサ12の上、次に、図6(d)に示すように位置4〜12のセンサ12の上、次に、図6(e)に示すように位置3〜13のセンサ12の上へと移動する。
つまり、タイヤ検出手段22では、計測部10から計測値が入力される毎にタイヤRがどのセンサ12の上を通過状態にあるか検出しているため、タイヤRが通過するセンサ12の個数の時系列変化を検出しているとも言うことができる。
荷重算出手段24は、タイヤRの接地荷重F(T)を算出する。具体的には、タイヤ検出手段22によりタイヤRが通過状態にあるとして検出されたセンサ12から入力された計測値の和(以下、通過荷重)の時間変化の総計を演算することにより接地荷重F(T)を算出する。したがって、接地荷重F(T)の次元は、kg・secである。算出された接地荷重F(T)は、例えば、記憶手段20Bに格納される。
荷重算出手段24における接地荷重F(T)を算出するための処理としては、例えば、以下の式(1)を演算することにより得られる。
ここで、fn(t)は、位置n(n:1〜N)におけるセンサ12が検出した計測値を示し、Tは、例えば、複数のセンサ12のうち最も長く荷重を検出したセンサ12の検出開始から検出終了までの時間、つまり、タイヤRが計測部10の通過に要した時間である。別の見方をすれば、接地荷重F(T)は、例えば、図4に示す波形u1や波形u2に示すように、各センサ12から出力された計測値の時間変化をグラフ化したときの波形で囲まれる面積の総和ということもできる。なお、式(1)におけるdtは、センサ12の分解能δtに対応する。
接地面積算出手段26は、タイヤRが計測部10を通過したときに、各センサ12から入力された計測値に基づいて、接地面積G(T)を算出する。具体的には、接地面積算出手段26は、タイヤ検出手段22により検出された各時刻におけるセンサ12の数量に基づいて、接地面積G(T)を算出する。
接地面積算出手段26では、タイヤ検出手段22により検出される各時刻(センサ12から計測値が入力される時刻)におけるタイヤRが通過状態にあるセンサ12の個数にセンサ12の受圧面12aの配列方向の長さBを乗じた数値に、通過状態にあるセンサ12の個数から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値を加え、これにセンサ12のタイヤ通過方向長さAを乗じることで通過面積を算出することができる。つまり、タイヤRが計測部10を通過するときの通過面積の時間変化を計測しているとも言える。そして、通過面積の総和を演算することにより接地面積G(T)を算出する。接地面積G(T)の次元がm2・secとなる。算出された接地面積G(T)は、例えば、記憶手段20Bに格納される。
接地面積算出手段26では、タイヤ検出手段22により検出される各時刻(センサ12から計測値が入力される時刻)におけるタイヤRが通過状態にあるセンサ12の個数にセンサ12の受圧面12aの配列方向の長さBを乗じた数値に、通過状態にあるセンサ12の個数から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値を加え、これにセンサ12のタイヤ通過方向長さAを乗じることで通過面積を算出することができる。つまり、タイヤRが計測部10を通過するときの通過面積の時間変化を計測しているとも言える。そして、通過面積の総和を演算することにより接地面積G(T)を算出する。接地面積G(T)の次元がm2・secとなる。算出された接地面積G(T)は、例えば、記憶手段20Bに格納される。
接地面積G(T)を算出するための接地面積算出手段26における処理としては、例えば、以下の式(2)を演算することにより得られる。
ここで、gn(t)は、タイヤ検出手段22の処理に対応し、位置n(n:1〜N)におけるセンサ12が荷重を検出しているかどうかを判定するための関数であり、式(3)により算出される。なお、式(2)におけるdtは、センサ12の分解能δtに対応する。
式3によれば、gn(t)は、位置nにおけるセンサ12が荷重を検出しているときには1、荷重を検出していないときには0を出力する。例えば、式(3)により得られる結果は、図4に示す、波形v1,v2等を形成し、gn(t)=1が継続する時間、例えば同図に示すt1やt2等が、タイヤRがセンサ12の通過に要した時間を示している。つまり、式(3)は、タイヤRがセンサ12の通過に要した時間を検出するための通過時間検出手段とも言うことができる。
また、別の見方をすれば、接地面積算出手段26による接地面積G(T)の算出は、位置nにおけるタイヤRの通過時間0からTでgn(t)を積分し、図1に示すように、センサ12の受圧面12aの通過方向長さAを乗じることにより、各センサ12の時間的な接地長さを算出する。さらに、センサ12毎に算出された接地長さの和を演算することにより、擬似的な接地面積G(T)が算出されるとも言うことができる。
内圧算出手段28は、記憶手段20Bに格納された接地荷重F(T)及び接地面積G(T)に基づいて、タイヤRの内圧を算出する。内圧を算出するための内圧算出手段28における処理としては、例えば、以下の式(4)を演算することにより得られる。
ここで、Pは、単位面積当たりの荷重値を示し、その次元は、kg/m2である。
以下、本実施形態に係るタイヤ内圧検出装置1の動作について説明する。
まず、計測部10を路面に設置する。計測部10の路面への設置は、車両の走行方向に対してセンサ12の配列方向が交差するように路面に設置する。好ましくは、タイヤRの通過する経路上に設けると良い。
そして、計測部10上をタイヤRが通過することで、タイヤRが通過したセンサ12から荷重値を示す計測値が処理部20に出力される。
処理部20では、センサ12からの0以外の計測値の入力をトリガーとしてタイヤRの内圧を算出するための処理を開始する。即ち、タイヤ検出手段22がいずれかのセンサ12に閾値α以上の荷重が検出されたことで後段の処理を実行する。具体的には、センサ12から計測値が出力される毎に、荷重算出手段24及び接地面積算出手段26による処理が実行される。
荷重算出手段24では、センサ12から計測値が入力される毎に通過荷重を算出し、通過荷重を算出する毎に前の時刻で算出された通過荷重にその通過荷重を加えて接地荷重F(T)を算出する。
また、接地面積算出手段26では、センサ12から計測値が入力される毎に、タイヤ検出手段22により検出されたセンサ12の数量にセンサ12の受圧面12aの配列方向の長さBを乗じた数値に、検出されたセンサ12の数量から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値を加え、これにセンサ12のタイヤ通過方向長さAを乗じることで通過面積を算出し、通過面積を算出する毎に前の時刻で算出された通過面積に加えて、接地面積G(T)を算出する。
まず、計測部10を路面に設置する。計測部10の路面への設置は、車両の走行方向に対してセンサ12の配列方向が交差するように路面に設置する。好ましくは、タイヤRの通過する経路上に設けると良い。
そして、計測部10上をタイヤRが通過することで、タイヤRが通過したセンサ12から荷重値を示す計測値が処理部20に出力される。
処理部20では、センサ12からの0以外の計測値の入力をトリガーとしてタイヤRの内圧を算出するための処理を開始する。即ち、タイヤ検出手段22がいずれかのセンサ12に閾値α以上の荷重が検出されたことで後段の処理を実行する。具体的には、センサ12から計測値が出力される毎に、荷重算出手段24及び接地面積算出手段26による処理が実行される。
荷重算出手段24では、センサ12から計測値が入力される毎に通過荷重を算出し、通過荷重を算出する毎に前の時刻で算出された通過荷重にその通過荷重を加えて接地荷重F(T)を算出する。
また、接地面積算出手段26では、センサ12から計測値が入力される毎に、タイヤ検出手段22により検出されたセンサ12の数量にセンサ12の受圧面12aの配列方向の長さBを乗じた数値に、検出されたセンサ12の数量から1を減じた数に間隔Xを乗じた数値を加え、これにセンサ12のタイヤ通過方向長さAを乗じることで通過面積を算出し、通過面積を算出する毎に前の時刻で算出された通過面積に加えて、接地面積G(T)を算出する。
そして、荷重算出手段24による接地荷重F(T)の算出と、接地面積算出手段26による接地面積G(T)の算出とが終了後に、内圧算出手段28により、接地荷重F(T)を接地面積G(T)で除すことでタイヤRの単位面積当たりの荷重を算出する。
タイヤRの内圧は、タイヤRの支える荷重と釣り合った状態にあるため、タイヤRに係る単位面積当たりの荷重値と等しい。したがって、上述したように、計測部10上にタイヤRを通過させて、タイヤRの接地荷重F(T)を算出し、当該接地荷重F(T)における接地面積G(T)を算出して、タイヤRの単位面積当たりの荷重を算出することにより、この荷重に釣り合うタイヤの空気圧をタイヤ内圧として検出することができる。
タイヤRの内圧は、タイヤRの支える荷重と釣り合った状態にあるため、タイヤRに係る単位面積当たりの荷重値と等しい。したがって、上述したように、計測部10上にタイヤRを通過させて、タイヤRの接地荷重F(T)を算出し、当該接地荷重F(T)における接地面積G(T)を算出して、タイヤRの単位面積当たりの荷重を算出することにより、この荷重に釣り合うタイヤの空気圧をタイヤ内圧として検出することができる。
したがって、本実施形態によれば、タイヤR内にセンサを設けることなく、簡単な装置構成でタイヤRの内圧を検出することができる。また、計測部10を構成するセンサ12を一列分並べて構成すれば良いので、維持管理が容易であるとともに、処理部20において複雑な処理をする必要がないため、処理時間を向上させることができる。
なお、処理部20による接地荷重を算出するための処理や、接地面積を算出するための処理は、上記順序に限定されず、接地面積を算出した後に、接地荷重を算出するようにしても良い。
なお、処理部20による接地荷重を算出するための処理や、接地面積を算出するための処理は、上記順序に限定されず、接地面積を算出した後に、接地荷重を算出するようにしても良い。
また、上記実施形態では、一本のタイヤの内圧を検出する場合について説明したが、例えば、車両の幅以上の長さとなるように、計測部10を構成する複数のセンサを配置することにより、計測部10を通過する車両全てのタイヤの内圧を検出することができる。
このように構成することにより、例えば、バスやトラック等では、ダブルタイヤ等のように車両における左右の同一の側に、同一の車軸に複数のタイヤを備える場合がある。このような場合には、上記処理において、各タイヤに対応するセンサ12をグループ化するグループ化手段を設けることで同一の車両における複数のタイヤの内圧を個別に検出することができる。また、例えば、トラック・バス等の営業所車庫の車両の出入り口に設けることで、出庫時や帰庫時に内圧を含むタイヤRの状態を取得することができる。
このように構成することにより、例えば、バスやトラック等では、ダブルタイヤ等のように車両における左右の同一の側に、同一の車軸に複数のタイヤを備える場合がある。このような場合には、上記処理において、各タイヤに対応するセンサ12をグループ化するグループ化手段を設けることで同一の車両における複数のタイヤの内圧を個別に検出することができる。また、例えば、トラック・バス等の営業所車庫の車両の出入り口に設けることで、出庫時や帰庫時に内圧を含むタイヤRの状態を取得することができる。
1 タイヤ内圧検出装置、10 計測部、12 センサ、20 処理部、
22 タイヤ検出手段、24 荷重算出手段、26 接地面積算出手段、
28 内圧算出手段、R タイヤ。
22 タイヤ検出手段、24 荷重算出手段、26 接地面積算出手段、
28 内圧算出手段、R タイヤ。
Claims (2)
- 車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を設け、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出方法であって、
前記荷重センサ群をタイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得するステップと、
取得された前記荷重の時間変化及び前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤ内圧を算出するステップと、
を含むことを特徴とするタイヤ内圧検出方法。 - 車両の進行方向に対して交差する方向に一列に配列された荷重センサ群を備え、当該荷重センサ群を通過する前記車両のタイヤ内圧を検出するタイヤ内圧検出装置であって、
前記荷重センサ群から、前記タイヤが通過するときの荷重の時間変化及び通過面積の時間変化を取得する取得手段と、
前記荷重の時間変化に基づいて、前記タイヤに掛かる接地荷重を算出する接地荷重算出手段と、
前記通過面積の時間変化に基づいて、前記タイヤの接地面積を算出する接地面積算出手段と、
前記算出された接地荷重及び接地面積に基づいて、前記タイヤ内圧を算出する内圧算出手段と、
を備えたことを特徴とするタイヤ内圧検出装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113588294A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-11-02 | 葛洲坝集团试验检测有限公司 | 一种弯沉加载车传压面面积及轴载的移动测量装置 |
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2018
- 2018-06-22 JP JP2018119065A patent/JP2019219355A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113588294A (zh) * | 2021-07-21 | 2021-11-02 | 葛洲坝集团试验检测有限公司 | 一种弯沉加载车传压面面积及轴载的移动测量装置 |
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