JP2019215608A - 帳票の記入不備を判定するシステム及び方法 - Google Patents

帳票の記入不備を判定するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帳票の記入不備の確認作業を正確に行うことを支援するシステムを提供する。【解決手段】情報が記入された帳票の記入不備を判定するシステムは、画像取得部20と、表示部21と、印刷部22と、画像取得部20により取得された帳票の画像に基づいて、当該帳票の記入不備の有無を判定する判定部11aと、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成し、印刷部を用いて、帳票へ貼付可能な媒体上に通知情報を印刷する通知情報生成部11bと、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得し、表示部に表示された帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、媒体を貼付する位置として表示する貼付位置指示部11cと、を有する処理部11と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、帳票の記入不備を判定するシステム及び方法に関する。
従来、公的な機関等に対して住所の変更等の申請を行うための書類として帳票が用いられている。
帳票に記入される情報は正確であることが求められるので、申請された帳票に記入された項目ごとに記入不備の有無が確認されることが好ましい。
例えば、特許文献1では、読み取られた調査票の記入内容を検出し、検証ルールに基づく検証を行って、調査項目の記入内容に不備があるか否かを判定して、記入不備の調査項目がある調査票が存在する場合には、記入不備の調査項目に対する回答記入欄を空欄にした態様の印刷用文書画像を作成して印刷することが提案されている。
特開2011−3964号公報
帳票に記入不備が有ることが判明した場合、帳票を記入者へ返却して正しい情報を記入し直してもらうことになる。記入不備が有る帳票には、記入不備のある位置及び記入不備の内容を表示して記入者へ返却することが好ましい。
帳票への情報の記入と同様に、帳票の記入不備の確認処理も正確に行われることが求められる。
そこで、本明細書では、帳票の記入不備の確認作業を正確に行うことを支援するシステム及び方法を提案することを課題とする。
本明細書に開示するシステムによれば、情報が記入された帳票の記入不備を判定するシステムであって、画像取得部と、表示部と、印刷部と、画像取得部により取得された帳票の画像に基づいて、当該帳票の記入不備の有無を判定する判定部と、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成し、印刷部を用いて、帳票へ貼付可能な媒体上に通知情報を印刷する通知情報生成部と、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得し、表示部に表示された帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、媒体を貼付する位置として表示する貼付位置指示部と、を有する処理部と、を備える。
また、本明細書に開示する方法によれば、情報が記入された帳票の記入不備を判定する方法であって、帳票の画像に基づいて、当該帳票の記入不備の有無を判定することと、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成することと、印刷部を用いて、帳票へ貼付可能な媒体上に通知情報を印刷することと、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得することと、表示部に表示された帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、媒体を貼付する位置として表示すること、をプロセッサが実行すること含む。
上述した本明細書に開示するシステムによれば、帳票の記入不備の確認作業を正確に行うことが支援される。
また、上述した本明細書に開示する方法によれば、帳票の記入不備の確認作業を正確に行うことが支援される。
本明細書に開示するシステムの一実施形態の構成を示す図である。 情報が記入された帳票の例を示す図である。 記入不備を有する帳票の例を示す図である。 本人確認書類識別表を示す図である。 帳票管理表を示す図である。 システムの動作を説明するフローチャート(その1)である。 システムの動作を説明するフローチャート(その2)である。 (A)及び(B)は、帳票の画像の解析を説明する図である。 都道府県処理を説明する図である。 システムの動作を説明するフローチャート(その3)である。 (A)〜(E)は、本人確認書類管理表を示す図である。 システムの動作を説明するフローチャート(その4)である。 判定結果表を示す図である。 システムの動作を説明するフローチャート(その5)である。 システムの動作を説明するフローチャート(その6)である。 帳票の記入情報と本人確認書類との比較を説明する図である。
以下、本明細書で開示するシステムの好ましい一実施形態を、図を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図1は、本明細書に開示するシステムの一実施形態の構成を示す図である。
本実施形態のシステム1は、サーバ10と、画像取得装置20と、表示装置21と、印刷装置22を備える。
本実施形態のシステム1のサーバ10は、まず、画像取得装置20を用いて、情報が記入された帳票の画像を取得する。次に、サーバ10は、情報が記入された帳票が記入不備を有するか否かを判定し、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成する。そして、サーバ10は、印刷装置22を用いて、帳票へ貼付可能な媒体である貼付ラベル上に通知情報を印刷する。また、サーバ10は、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得し、表示装置21に表示された帳票の画像中に、帳票の記入不備の有る領域を、貼付ラベルを貼付する位置として表示する。
帳票の記入情報に対して、本人確認書類の記載事項による確認が求められる場合がある。この場合、サーバ10は、画像取得装置20を用いて、本人確認書類の画像を取得する。そして、サーバ10は、本人確認書類の記載事項と対応する帳票の記入情報との比較を行って帳票の記入情報の確認を行う。
図2は、情報が記入された帳票の例を示す図である。
図2は、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票200を示しており、被保険者の氏名等の各項目に対して、正しい情報が記載されている。また、帳票200は、帳票の種類を識別する帳票識別番号(コード)201を有する。
図3は、記入不備を有する帳票の例を示す図である。
図3は、健康保険の被保険者が、住所の変更を届ける際に記入する帳票300において、被保険者の生年月日と、被保険者の変更後の住所と、被保険者の被扶養配偶者の基礎年金番号の記入された情報に不備がある例を示す。
図3に示すように、記入不備が有ると判定された帳票に対しては、サーバ10は、表示装置21に表示された帳票の画像300中に、帳票の記入不備の有る領域を、記入不備の内容と共に貼付ラベルを貼付する位置として表示する。
作業者は、表示装置21に表示された貼付ラベルを貼付する位置及び記入不備の内容を参照して、通知情報が印刷された貼付ラベルを、記入不備が有ると判定された帳票の所定の位置に貼付する。
図1に示すように、サーバ10は、処理部11と、記憶部12と、操作部13と、インターフェース(IF)部14を有する。
処理部11は、一つ又は複数のプロセッサと、周辺回路とを有する。処理部11は、記憶部12に予め記憶されている所定のコンピュータプログラム12aに従い、サーバ10の各ハードウェア構成要素の制御及び各種処理を行い、処理中に生じるデータを一時的に保存するために記憶部12を利用する。
記憶部12は、ランダムアクセスメモリ(RAM)又はリードオンリーメモリ(ROM)等の半導体メモリ又は磁気ディスク又はフラッシュメモリを有していても良い。記憶部12は、所定のコンピュータプログラム12aを非一時的に記憶する記憶媒体を読み出し可能なドライブを有していても良い。
図1に示すように、記憶部12は、コンピュータプログラム12aと、本人確認書類識別表12bと、一又は複数の本人確認書類管理表12cと、一又は複数の帳票管理表12dを記憶する。
図4は、本人確認書類識別表12bの例を示す。本人確認書類識別表12bには、本人確認書類の種類を識別する識別番号と、本人確認書類を含む画像から本人確認書類の種類を識別するための特徴とが関連付けられて登録されている。図4は、本人確認書類の一例を示すが、本人確認書類として、電気料金の支払い票、源泉徴収票等の公的又は準公的に発行されている本人を確認できる書類を用いてもよい。
図4に示す本人確認書類識別表400は、識別番号欄401と、書類種類欄402と、識別文字列欄403と、識別イメージ欄404と、特徴欄405を有する。
識別番号欄401には、本人確認書類の種類を識別する識別番号が登録される。書類種類欄402には、本人確認書類の名称が登録される。識別文字列欄403には、本人確認書類を含む画像から本人確認書類の種類を識別するための文字列が登録される。識別イメージ欄404には、本人確認書類を含む画像から本人確認書類の種類を識別するためのイメージが登録される。特徴欄405には、本人確認書類における識別文字列又は識別イメージの位置又は識別に使用される条件が登録される。
図11(A)〜図11(E)は、本人確認書類管理表12cの例を示す。本人確認書類管理表12cには、本人確認書類の画像から本人確認書類の記載情報を読み取るために用いられる情報が登録される。本人確認書類管理表12cは、本人確認書類を識別する識別番号と関連付けられて記憶部12に記憶されている。
図11(A)は、運転免許証の画像から記載情報を抽出するために用いられる情報が登録される本人確認書類管理表1100を示す。本人確認書類管理表1100は、読み取り面欄1101と、読み取り項目欄1102と、書類内位置情報欄1103と、条件付き読み取り項目欄1104を有する。
読み取り面欄1101には、読み取り面欄1101に登録される読み取り項目が、表面に記載されているか又は裏面に記載されているかが登録される。読み取り項目欄1102には、読み取られる項目の名称が登録される。書類内位置情報欄1103には、読み取り面欄1101に登録される読み取り項目の書類内の位置情報が登録される。条件付き読み取り項目欄1104には、読み取り面欄1101に登録される読み取り項目を読み取る場合の条件が登録される。条件付き読み取り項目として、例えば、運転免許証の裏面に記載される読み取り項目「氏名」は、運転免許証の表面から読み取った氏名が帳票に記入された氏名と一致しなかった時に読み取られる条件がある。
図11(B)は、運転経歴証明書の画像から記載情報を抽出するために用いられる情報が登録される本人確認書類管理表1110を示し、図11(C)は、カード型健康保険証(社会保険)の画像から記載情報を抽出するために用いられる情報が登録される本人確認書類管理表1120を示し、図11(D)は、カード型健康保険証(国民保険)の画像から記載情報を抽出するために用いられる情報が登録される本人確認書類管理表1130を示し、図11(E)は、パスポートの画像から記載情報を抽出するために用いられる情報が登録される本人確認書類管理表1140を示す。
図5は、帳票管理表12dの例を示す図である。帳票管理表12dは、帳票の画像から帳票の記入情報を読み取るために用いられる情報が登録される。記憶部12には、帳票管理表12dが、帳票を識別する帳票識別番号と関連付けられて記憶されている。
図5に示す帳票管理表500は、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票の記入情報を読み取るために用いられる情報が登録される。
帳票管理表500は、項目番号欄501と、項目名欄502と、桁数min欄503と、桁数max欄504と、文字種欄505と、必須欄506と、必須条件欄507と、本人確認項目欄508と、位置情報欄509と、記入制限欄510を有する。
項目番号欄501には、記入情報を識別する項目番号が登録される。項目名欄502には、記入情報の名称が登録される。桁数min欄503には、記入情報に許容される最小の桁数が登録される。桁数max欄504には、記入情報に許容される最大の桁数が登録される。文字種欄505には、記入情報に許容される文字の種類が登録される。必須欄506には、必須条件欄507の値に基づいて、項目の記入情報が必須の情報となるか否かが登録される。必須欄506にTRUEが登録される場合、必須条件欄507の値がTRUEの場合、項目の記入情報が必須の情報となることを意味する。一方、必須欄506にFALSEが登録される場合、項目の記入情報が必須の情報ではないことを意味する。必須条件欄507には、記入情報が必須となる場合の条件が登録される。必須条件欄507にTRUEが登録されている場合には、記入情報が必須であることを意味しており、条件式が登録されている場合には、条件式の値(TRUE又はFALSE)に基づいて判断される。本人確認項目欄508には、本人確認書類の記載情報と比較される項目であることが登録される。位置情報欄509には、帳票における項目の位置情報が登録される。記入制限欄510には、項目に対する記入制限が登録される。記入制限の詳細については、更に後述する。
操作部13は、ユーザにより操作されて、操作を入力可能である。操作部13として、例えば、キーボード及びマウスを用いることができる。
IF部14は、画像取得装置20、表示装置21及び印刷装置22との間で情報の入出力を行う。例えば、IF部14は、画像取得装置20から画像情報を入力する。また、表示装置21に対して画像情報を出力する。更に、IF部14は、印刷装置22に対して、印刷情報を出力する。IF部14は、例えば、IF回路を用いて形成される。
図1に示すように、処理部11は、判定部11aと、通知情報生成部11bと、貼付位置指示部11cと、書類識別部11dを有する。
処理部11が有するこれらの各部は、例えば、処理部11が有するプロセッサ上で動作するコンピュータプログラムにより実現される機能モジュールである。なお、処理部11が有するこれらの各部は、それぞれ、別個の回路として、サーバ10に実装されてもよい。各部の機能については後述する。
画像取得装置20は、サーバ10により制御されて、帳票又は本人確認書類の画像を取得する。画像取得部20としては、例えば、CCD、又はCMOS画像化素子等を用いることができる。
表示装置21は、サーバ10に制御されて、サーバ10の動作に伴う各種の情報を表示可能である。表示装置21として、例えば、液晶ディスプレイを用いることができる。
印刷装置22は、サーバ10に制御されて、サーバ10の動作に伴う各種の情報を印刷可能である。印刷装置22として、例えば、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ又は熱転写プリンタ等を用いることができる。
上述したシステム1は、サーバ10の機能と、画像取得装置20の機能と、表示装置21の機能を有するウエアラブル装置と、印刷装置22とを用いて構成してもよい。ウエアラブル装置としては、例えばメガネタイプの装置を用いることができる。
次に、上述した本実施形態のシステム1を用いた帳票の記入不備を判定する作業を、図6に示すフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
まず、ステップS601において、サーバ10は、帳票及び本人確認書類の画像を取得して、取得した画像に基づいて、帳票の各項目の記入情報及び本人確認書類の各項目の記載情報を取得する。ステップS601におけるサーバ10の処理を、図7及び図10に示すフローチャートを参照しながら、以下に詳述する。
まず、ステップS701において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、画像取得部20を用いて、帳票及び本人確認書類の画像を取得する。本実施形態の説明では、帳票は、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票であり、この帳票は、本人確認書類による確認を要する項目を有する。なお、帳票が、本人確認書類による確認を要する項目を有しない場合には、本人確認書類の画像は取得しなくてもよい。帳票及び本人確認書類を、以下、単に書類等ともいう。
次に、ステップS703において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、取得した画像を2値化する。例えば、書類識別部11dは、取得した画像の輝度の平均値を求めて、輝度の平均値よりも明るい輝度の画素の輝度を255とし、輝度の平均値よりも暗い輝度の画素の輝度を0として、2値化した画像を生成する。
次に、ステップS705において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、2値化された画像から書類等に対応するエリアを検出する。書類識別部11dは、例えば、書類等に対応するエリアとして、輝度が255である連結した所定の大きさを有する1つの領域を選択してもよい。そして、書類識別部11dは、連結していない複数のエリアを検出した場合、エリア1、エリア2というように番号を付して識別する。
図8(A)は、2つのエリア801、802が検出された画像800の例を示しており、図8(B)は、1つのエリラ811が検出された画像810の例を示す。
次に、ステップS707〜S717の間において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、検出されたエリアのそれぞれに対して、エリアが帳票の画像である場合、帳票の各項目の記入情報を取得する。
まず、ステップS709において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、エリアの外方に向かって凸に突出した頂点の数を検出する。
サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、図8(A)に示す画像800に含まれるエリア801又はエリア802に対して、4個の頂点を検出する(ステップS709−4個)。4個の頂点を検出した場合、書類識別部11dは、画像の歪みを補正する(ステップS711)。例えば、書類識別部11dは、4個の頂点により規定されるエリアが長方形となるように画像の歪みを補正してもよい。
次に、ステップS713において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、エリア内に帳票識別番号を検出できるか否かを判定する。書類識別部11dは、エリア内の文字列を、例えばOCRを用いて検出する。そして、書類識別部11dは、記憶部12に記憶された帳票識別番号表(図示せず)を参照して、検出された文字列が、帳票識別番号と一致するか否かを判定する。帳票識別番号表には、システム1で判定される帳票の帳票識別番号が登録されている。なお、本人確認書類の画像には、帳票識別番号は含まれないので、帳票としては識別されない。
検出された文字列が、帳票識別番号と一致する場合(ステップS713−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、帳票識別番号と関連づけられて記憶されている帳票管理表12dを記憶部12から読み出す。そして、書類識別部11dは、帳票管理表12dを参照して、項目番号のそれぞれについて、帳票の画像内の所定の位置にある各項目の文字列等を例えばOCRを用いて取得する(ステップS715)。書類識別部11dは、取得した記載情報を、項目番号と関連づけて記憶部12に記憶する。帳票の画像内の所定の位置は、帳票として識別されたエリアの4つの頂点を含む矩形の輪郭に対して規定することができる。帳票管理表12dの位置情報欄には、矩形のエリアの左上の頂点を原点として各項目の座標情報が登録されている。帳票の実際の寸法と、帳票の画像の寸法との関係は、画像中の矩形のエリアを形成する4辺の長さを画素数に基づいて求めて、帳票の実際の寸法とを比較することにより求めることができる。書類識別部11dは、この求めた関係に基づいて、帳票の画像内の所定の位置にある文字列を取得する。健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票の場合、書類識別部11dは、項目1〜39の記入情報を取得する。書類識別部11dは、項目13、項目16、項目32及び項目38の都道府県名の記入情報を読み取る際には、取得された文字列に対して都道府県処理を行う。書類識別部11dが行う都道府県処理について、図9を参照しながら以下に説明する。まず、書類識別部11dは、取得された文字列にカタカナが含まれる場合、カタカナをひらがなに変換する。次に、書類識別部11dは、ひらがなを漢字に変換する。次に、書類識別部11dは、変換された漢字の文字列が都道府県の文字を含まない場合、変換された漢字の文字列が図9に示す都道府県名と一致する都道府県の何れかの文字を追加した文字列を生成して、項目13、項目16、項目32及び項目38の都道府県名とする。
一方、ステップS709において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、図8(B)に示す画像810に含まれるエリア811に対しては、6個の頂点を検出する(ステップS709−6個)。6個の頂点を検出した場合、書類識別部11dは、まず、隣接する3つの頂点(例えば頂点A、B、C)の座標に基づいて、頂点A、B、Cを含む矩形の4番目の頂点の座標Dを求める(ステップS719)。
次に、ステップS721において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、頂点A、B、Cと、ステップS719で求められた4番目の頂点Dとにより規定される矩形のエリアの画像の歪みを補正する。
次に、ステップS723において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、隣接する3つの頂点(例えば頂点F、G、H)の座標に基づいて、頂点F、G、Hを含む矩形の4番目の頂点Eの座標を求める。
次に、ステップS725において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、頂点F、G、Hと、ステップS723で求められた4番目の頂点Eとにより規定される矩形のエリアの画像の歪みを補正する。そして、処理は、ステップS713へ進む。検出されたエリアのそれぞれに対して、上述したステップS713及びS715の処理が行われた後、処理は、ステップS1001へ進む。
次に、ステップS1001において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、記憶部12に記憶された帳票管理表12dを参照して、上述したステップS713において識別された帳票識別番号により識別される帳票が、本人確認書類により確認される項目を有するか否かを判定する。例えば、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票は、被保険者の氏名等の本人確認書類により確認される項目を有する。
次に、ステップS1003において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、本人確認書類を含む画像として、上述したステップS713で帳票識別番号が検出されなかったエリアを選択して、本人確認書類を含む画像に含まれる文字列及び本人確認書類を含む画像内におけるこの文字列の位置を検索する。
次に、ステップS1005において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、記憶部12に記憶された本人確認書類識別表12bを参照して、本人確認書類の種類を識別する識別文字列が本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれるか否かを判定する。
本人確認書類の種類を識別する識別文字列が本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれる場合(ステップS1005−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、認識文字列により識別される本人確認書類管理表12cを、記憶部12から読み出す。例えば、書類識別部11dは、ステップS1003において検索された文字列が、認識文字列「運転免許証」及び「公安委員会」を含み且つ本人確認書類を含む画像内の所定の位置にある場合、図11(A)に示す運転免許証の本人確認書類管理表1100を読み出す。
次に、ステップS1009において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、本人確認書類管理表12cを参照して、本人確認書類の読み取り項目を抽出する。例えば、判定部11aは、図11(A)に示す運転免許証の本人確認書類管理表1100を参照して、氏名等の各項目を抽出する。
次に、ステップS1011において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、本人確認書類管理表12cを参照して、読み取り項目が有効期限を含むか否かを判定する。
読み取り項目が有効期限を含む場合(ステップS1011−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、抽出された有効期限が、有効期限の読み取り年月日(書類識別部11dが本人確認書類の項目を読み取った年月日)よりも遅いか否かを判定する。即ち、書類識別部11dは、本人確認書類が有効か否かを判定する(ステップS1013)。
抽出された有効期限が、有効期限の読み取り年月日よりも遅い場合(ステップS1013−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、ステップS1009において抽出された本人確認書類に記載の各項目の情報を記憶部12に記憶する(ステップS1015)。
一方、抽出された有効期限が、有効期限の読み取り年月日よりも早い場合(ステップS1013−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成して、判定結果表1300に判定結果を登録して、記憶部12に記憶する。
図13は、判定結果表1300を示す。判定結果表1300は、項目No欄1301と、記入不備の有無欄1302と、通知情報欄1303を有する。
項目No欄1301には、項目番号ゼロと、帳票の記入項目と対応する項目番号が登録される。帳票が、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票の場合、項目No欄1301には1〜39の項目番号が登録される。また、項目番号ゼロは、本人確認書類に関する判定結果が登録される。記入不備の有無欄1302には、記入不備の有無が登録される。記入不備の有無欄1302には、記入不備が有る場合、TRUEが登録され、記入不備が無い場合、FALSEが登録される。通知情報欄1303には、帳票の記入不備の内容を通知する通知情報が登録される。
上述したステップS1017では、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目Noゼロと関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目Noゼロと関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「有効期限が切れています」を登録する。
ステップS1003において検索された文字列が、本人確認書類の種類を識別する認識文字列が本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれない場合(ステップS1005−No)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、本人確認書類を含む画像内に含まれる全ての文字列を検索したか否かを判定する(ステップS1019)。本人確認書類を含む画像内に含まれる全ての文字列を検索していない場合(ステップS1019−No)、処理は、ステップS1003へ戻る。
一方、本人確認書類を含む画像内に含まれる全ての文字列の検索を終了した場合(ステップS1019−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、文字列を検索した本人確認書類を含む画像に対して、本人確認書類を含む画像に含まれるイメージ及び本人確認書類を含む画像内におけるこのイメージの位置を検索する(ステップS1021)。
次に、ステップS1023において、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、は、記憶部12に記憶された本人確認書類識別表12bを参照して、本人確認書類の種類を識別する識別イメージが本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれるか否かを判定する。
本人確認書類の種類を識別する識別イメージが本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれる場合(ステップS1023−Yes)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、識別イメージにより識別される本人確認書類管理表12cを、記憶部12から読み出す。例えば、書類識別部11dは、ステップS1021において検索されたイメージが、識別イメージ「○○画像」及び「縦書きの運転免許証」を含み且つ本人確認書類を含む画像内の所定の位置にある場合、図11(A)に示す運転免許証の本人確認書類管理表1100を読み出す。
本人確認書類の種類を識別する識別イメージが本人確認書類を含む画像内の所定の位置に含まれない場合(ステップS1023−No)、サーバ10の処理部11の書類識別部11dは、本人確認書類を含む画像内に含まれる全てのイメージを検索したか否かを判定する(ステップS1025)。本人確認書類を含む画像内に含まれる全てのイメージを検索していない場合(ステップS1019−No)、処理は、ステップS1021へ戻る。
一方、本人確認書類を含む画像内に含まれる全てのイメージの検索を終了した場合(ステップS1025−Yes)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、項目Noゼロと関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目Noゼロと関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「本人確認書類がありません」を登録する(ステップS1027)。
以上が、ステップS601の説明である。
次に、ステップS603において、サーバ10は、上述したステップS601で取得した帳票の記入漏れの有無の判定を行う。ステップS603におけるサーバ10の処理を、図12に示すフローチャートを参照しながら、以下に詳述する。
サーバ10の処理部11の判定部11aは、ステップS1201〜S1215の間において、帳票の各項目に対して、記入情報の記入漏れを判定する。本実施形態では、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票が有する項目番号1〜39により識別される項目のそれぞれに対して、記入情報の記入漏れの有無を判定する。
まず、ステップS1203において、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に記憶された本人確認書類管理表12cを参照して、項目番号により識別される必須項目欄が「TRUE」と登録されており、且つ、項目番号により識別される必須条件欄が「TRUE」又は条件式の値が「TRUE」であるか否かを判定する。
項目番号により識別される必須項目欄が「TRUE」と登録されており、且つ、項目番号により識別される必須条件欄が「TRUE」又は条件式の値が「TRUE」である場合(ステップS1203−Yes)、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に項目番号と関連づけられて記憶されている取得された記入情報を読み出して、項目番号により識別される項目が記入情報を有するか否かを判定する(ステップS1205)。判定部11aは、記入情報が1文字も取得されていない項目は、記入情報を有さないと判定する。
項目番号により識別される項目が記入情報を有さない場合(ステップS1205−Yes)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表に判定結果を登録して、記憶部12に記憶する(ステップS1207)。具体的には、通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「未記入です。」を登録する。そして、処理は、ステップS1203に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入漏れの判定を行う。
一方、項目番号により識別される項目が記入情報を有する場合(ステップS1205−No)、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に項目番号と関連づけられて記憶されている取得された記入情報を読み出し、記憶部12に記憶された本人確認書類管理表12cを参照して、項目番号により識別される項目の記入情報の桁数が、項目番号により識別される桁数min以上且つ桁数max以下であるか否かを判定する(ステップS1209)。
項目番号により識別される項目の記入情報の桁数が、項目番号により識別される桁数min未満である場合(ステップS1209−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「桁数が不足しています。」を登録する(ステップS1211)。また、項目番号により識別される項目の記入情報の桁数が、項目番号により識別される桁数maxよりも大きい場合(ステップS1209−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「桁数が超過しています。」を登録する(ステップS1211)そして、処理は、ステップS1203に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入漏れの判定を行う。
一方、項目番号により識別される項目の記入情報の桁数が、項目番号により識別される桁数min以上且つ桁数max以下であるである場合(ステップS1209−Yes)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた欄には何も登録しない(ステップS1213)。項目番号の記入情報は、必須の記入情報ではないので、記入情報を判定する必要がないからである。そして、処理は、ステップS1203に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入漏れの判定を行う。
また、項目番号により識別される必須項目欄が「TRUE」と登録されており、且つ、項目番号により識別される必須条件欄が「TRUE」又は条件式の値が「TRUE」ではない場合(ステップS1203−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた欄には何も登録しない(ステップS1213)。項目番号の記入情報は、必須の記入情報ではないので、記入情報を判定する必要がないからである。そして、処理は、ステップS1203に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入漏れの判定を行う。
以上が、ステップS603の説明である。
次に、ステップS605において、サーバ10は、上述したステップS601で取得した帳票の記入ミスの有無の判定を行う。ステップS605におけるサーバ10の処理を、図14に示すフローチャートを参照しながら、以下に詳述する。
サーバ10の処理部11の判定部11aは、ステップS1401〜S1411の間において、帳票の各項目に対して、記入情報の記入ミスを判定する。本実施形態では、健康保険の被保険者が住所の変更を届ける際に記入する帳票が有する項目番号1〜39により識別される項目のそれぞれに対して、記入情報の記入ミスの有無を判定する。
まず、ステップS1403において、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に項目番号と関連づけられて記憶されている取得された記入情報を読み出し、記憶部12に記憶された本人確認書類管理表12cを参照して、項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される文字種欄に登録されている文字種と一致するか否かを判定する。
項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される文字種欄に登録されている文字種と一致しない場合(ステップS1403−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「項目No 記入は項目Noの文字種でお願い致します。」を登録する(ステップS1405)。図13に示す判定結果表1300の例では、項目番号13により識別される項目の記入情報の文字種が、項目番号により識別される文字種と一致しないと判定されている。そして、処理は、ステップS1403に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入ミスの判定を行う。
一方、項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される文字種欄に登録されている文字種と一致する場合(ステップS1403−Yes)、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に項目番号と関連づけられて記憶されている取得された記入情報を読み出し、記憶部12に記憶された本人確認書類管理表12cを参照して、項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される項目の記入制限を満たしているか否かを判定する(ステップS1407)。項目番号9に対しては年制限として、和暦が昭和の場合1≦年≦64の制限があり、和暦が平成の場合1≦年≦今年の制限がある。項目番号10、25に対しては月制限として、1≦月≦12の制限がある。項目番号11、26、31、37に対しては日制限として、1、3、5、7、8、10、12月の場合1≦日≦31の制限があり、4、6、9、11月の場合1≦日≦30の制限があり、2月且つ閏年の場合1≦日≦29の制限があり、それ以外の月の場合、1≦日≦28の制限がある。項目番号13、16、32、38に対しては都道府県制限として、都道府県の名称と一致している制限がある。項目番号18、35に対しては年制限として、年≦今年の制限がある。項目番号19、36対しては年月制限として、年=今年且つ月≦今月、又は、年<今年且つ月≦12の制限がある。項目番号24に対しては年制限として、年≦今年−16の制限がある。また、他の文字種の制限として、電話番号に対して制限を設けてもよい。
項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される項目の記入制限を満たしていない場合(ステップS1407−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「項目No 項目Noに誤りがあります。」を登録する(ステップS1409)。そして、処理は、ステップS1403に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入ミスの判定を行う。
一方、項目番号により識別される項目の記入情報が、項目番号により識別される項目の記入制限を満たしている場合(ステップS1407−Yes)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、処理は、ステップS1403に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、記入情報の記入ミスの判定を行う。
以上が、ステップS605の説明である。
次に、ステップS607において、サーバ10は、上述したステップS601で取得した帳票の記入情報と本人確認書類の記載情報とを比較して、両情報が一致しているか否かを判定する。ステップS607におけるサーバ10の処理を、図15に示すフローチャートを参照しながら、以下に詳述する。なお、本人確認書類の記載情報による帳票の記入情報の確認が必要ない場合には、このステップは省略される。
サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に記憶された本人確認書類管理表12cを参照して、ステップS1501〜S1507の間において、本人確認項目を有する項目番号で識別される項目について、帳票の記入情報と本人確認書類の記載情報とを比較して、両情報が一致しているか否かを判定する。
まず、ステップS1503において、サーバ10の処理部11の判定部11aは、記憶部12に記憶されている本人確認書類の記載情報を読み出し、記憶部12に記憶された帳票管理表12dを参照して、本人確認項目を有する項目番号で識別される項目の記入情報が、本人確認書類の記載情報と一致するか否かを判定する。
本人確認項目を有する項目番号で識別される項目の記入情報が、本人確認書類の記載情報と一致しない場合(ステップS1503−No)、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300において、項目番号と関連付けられた記入不備の有無欄1302にTRUEを登録し、且つ、項目番号と関連付けられた通知情報欄1303に、通知情報として「項目No 本人確認情報と一致していません。」を登録する(ステップS1505)。図16に示す例では、帳票1600の項目番号8の被保険者の生年月日の年と、項目番号9の被保険者の生年月日の月と、項目番号10の被保険者の生年月日の日が、本人確認書類である運転免許証1601に記載された生年月日と一致していない。そして、処理は、ステップS1501に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、帳票の記入情報と本人確認書類の記載情報とを比較して、両情報が一致しているか否かを判定する。
一方、本人確認項目を有する項目番号で識別される項目の記入情報が、本人確認書類の記載情報と一致する場合(ステップS1503−Yes)、処理は、ステップS1501に戻って、次の項目番号により識別される項目に対して、帳票の記入情報と本人確認書類の記載情報とを比較して、両情報が一致しているか否かを判定する。
以上が、ステップS607の説明である。
次に、ステップS609において、サーバ10の処理部11の通知情報生成部11bは、判定結果表1300を参照して、印刷装置22を用いて、帳票へ貼付可能な媒体である貼付ラベル302、303、304上に通知情報を印刷する。
次に、ステップS611において、サーバ10の処理部11の貼付位置指示部11cは、記入不備を判定した帳票の画像を表示装置21に表示する。そして、貼付位置指示部11cは、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得し、表示装置21に表示された帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、貼付ラベル302、303、304を貼付する位置として表示する。貼付位置指示部11cは、例えば、記憶部12に記憶されており、項目番号と、項目番号により識別される項目の帳票内の位置情報とが関連付けられて登録されている表(図示せず)を参照して、記入不備のある項目番号の項目の帳票内の位置情報を取得する。そして、貼付位置指示部11cは、所定の寸法を有する貼付ラベルが、帳票の紙面に収まり且つ記入不備のある項目番号の項目の帳票内の位置に最も近い位置を決定する。ここで、貼付位置指示部11cは、貼付ラベルを表示装置21に表示する寸法を、すでに求めている帳票の実際の寸法と帳票の画像の寸法との関係に基づいて決定する。
次に、ステップS613において、作業者は、表示装置21に表示された貼付ラベル302、303、304を貼付する位置を参照して、図3に示すように、通知情報が印刷された貼付ラベルを、記入不備が有ると判定された帳票の所定の位置に貼付する。
次に、ステップS615において、サーバ10の処理部11は、記憶部12に記憶された住所表(図示せず)を参照して、記入不備が有ると判定された帳票の記入者の氏名及び住所を読み出して、印刷装置22を用いて、氏名及び住所を封筒に印刷する。
そして、作業者は、記入不備が有ると判定された帳票を確認して、記入不備が有ると判定された帳票の記入者の氏名及び住所が印刷された封筒に封緘した後、郵送する。なお、記入不備を有さない帳票に対しては、上述したステップS609〜S615の処理は行われない。
上述した本実施形態のシステムによれば、記入不備が有ると判定された帳票の記入不備の内容を通知すると共に、その通知を表示する帳票の位置を通知するので、帳票の記入不備の確認作業を正確に行うことが支援できる。
本発明では、上述したシステム及び方法は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
1 システム
10 サーバ
11 処理部
11a 判定部
11b 通知情報生成部
11c 貼付位置指示部
11d 書類識別部
12 記憶部
12a コンピュータプログラム
12b 本人確認書類識別表
12c 本人確認書類管理表 (1又は複数)
12d 帳票管理表 (1又は複数)
13 操作部
14 インターフェース(IF)部
20 画像取得部
21 表示装置
22 印刷装置

Claims (6)

  1. 情報が記入された帳票の記入不備を判定するシステムであって、
    画像取得部と、
    表示部と、
    印刷部と、
    前記画像取得部により取得された前記帳票の画像に基づいて、当該帳票の記入不備の有無を判定する判定部と、
    記入不備が有ると判定された前記帳票の記入不備の内容に基づいて、前記帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成し、前記印刷部を用いて、前記帳票へ貼付可能な媒体上に前記通知情報を印刷する通知情報生成部と、
    記入不備が有ると判定された前記帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得し、前記表示部に表示された前記帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、前記媒体を貼付する位置として表示する貼付位置指示部と、
    を有する処理部と、
    を備えるシステム。
  2. 前記判定部は、前記帳票の記入不備として、情報の記入漏れ、又は、情報の記入ミスの有無を判定する請求項1に記載のシステム。
  3. 前記処理部は、前記帳票が、前記帳票に情報を記入したユーザを確認するための本人確認書類により確認される項目を有するか否かを判定する書類識別部を有する請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記帳票が、前記帳票に情報を記入したユーザを確認するための本人確認書類により確認される項目を有する場合、前記判定部は、前記本人確認書類の画像に基づいて、前記帳票の記入不備の有無を判定する請求項3に記載のシステム。
  5. 前記処理部は、前記画像取得部を用いて取得された一又は複数の前記帳票と本人確認書類とを含む画像に基づいて、前記帳票の数と、本人確認書類の種類とを識別する書類識別部を有する請求項1〜4の何れか一項に記載のシステム。
  6. 情報が記入された帳票の記入不備を判定する方法であって、
    前記帳票の画像に基づいて、当該帳票の記入不備の有無を判定することと、
    記入不備が有ると判定された前記帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の内容を通知する通知情報を生成することと、
    印刷部を用いて、前記帳票へ貼付可能な媒体上に前記通知情報を印刷することと、
    記入不備が有ると判定された前記帳票の記入不備の内容に基づいて、当該帳票の記入不備の有る領域の位置情報を取得することと、
    表示部に表示された前記帳票の画像中に、当該帳票の記入不備の有る領域を、前記媒体を貼付する位置として表示すること、
    を含む方法。
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