JP2019214128A - 情報処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主走査同期信号の信号間欠処理を行った場合でも、回転多面鏡の特定面を識別することを可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】エンジン制御部1009は、回転多面鏡1002の各反射面が特定された後に、BDセンサ1004から入力されるBD信号から作像用BD信号を生成する。この際、所定の反射面に対しては、他の作像用BD信号と識別可能となるようにマーキングを行うことで作像用マーキングBD信号を生成する。エンジン制御部1009は、作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に出力されるまでは、作像用BD信号の間欠処理を行わない。エンジン制御部1009は、作像用BD信号が画像制御部1007に出力され後の所定のタイミングで作像用BD信号の間欠を開始する。【選択図】図3
Description
本発明は、電子写真方式の複写機のような画像データを生成する画像処理装置、及び画像データを画像形成処理に出力する情報処理装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体を露光するための光学走査ユニットを有している。光学走査ユニットは、画像データに基づいてレーザー光を出射する。出射されたレーザー光は、回転多面鏡(ポリゴンミラー)で反射されて走査レンズを透過して感光体を照射し、これにより感光体が露光される。
感光体の表面に形成したレーザー光のスポットは、回転多面鏡の回転に従って移動し、その結果、レーザー光による感光体の走査が行われて感光体に潜像が形成される。しかしながら、回転多面鏡には個体差があり、また、その個体差は光学系だけでは補正しきれないことがある。このような理由により補正残差が発生し、出力画像が歪んでしまう。
感光体の表面に形成したレーザー光のスポットは、回転多面鏡の回転に従って移動し、その結果、レーザー光による感光体の走査が行われて感光体に潜像が形成される。しかしながら、回転多面鏡には個体差があり、また、その個体差は光学系だけでは補正しきれないことがある。このような理由により補正残差が発生し、出力画像が歪んでしまう。
このような出力画像の歪みを解消するために、 特許文献1は、回転多面鏡の各面で生成した主走査同期信号から走査面を特定して、回転多面鏡の各面ごとに画像の倍率を補正する技術を開示している。
また、画像形成がなされる紙種に合わせて回転多面鏡の各面を間欠走査することによって画像形成速度を低下させた低速モードを備えた画像形成装置が知られている。例えば、厚紙に画像形成を行う場合に、普通紙への画像形成時に比較して副走査速度を2分の1に低下させる半速モードを備えた画像形成装置が知られている。この場合、回転多面鏡の回転速度は変更せずに、回転多面鏡の面のうち1面おきに画像データを露光走査する。同様に、より紙厚が増えた場合には、副走査速度を3分の1に低下させる「3分の1速モード」で2面おきに画像データを露光走査する場合や、副走査速度を4分の1以下とする場合もある。また、エンジン制御部で主走査同期信号を間欠させるいわゆる間引き処理を行い、画像処理部では主走査同期信号に従って画像データを露光走査することで低速モードを実現する技術も知られている。
例えば、エンジン制御部が主走査同期信号を間引き、間引かれた主走査同期信号に基づいて画像制御部が回転多面鏡の特定面を検出する構成では、画像制御部が回転多面鏡の特定面を検出できない場合が生じることがある。
上記課題に鑑み、本発明は、高精度に反射面を決定することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、高精度に反射面を決定することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、画像データを受信する第1の受信手段と、前記第1の受信手段が受信した前記画像データに基づいて光を出力する光源と、感光体と、複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡によって偏向された前記光を受光して前記回転多面鏡で反射した光に基づいて第1信号を生成する受光部と、前記複数の反射面のうち前記感光体の走査に用いられる反射面を特定する特定手段と、
前記特定された反射面のうち所定の反射面と他の反射面との識別が可能となるように前記第1信号から第2信号を生成する生成手段と、を含む画像形成手段を有する画像形成装置に接続され、前記画像データを前記画像形成手段に出力する。この情報処理装置は、前記第2信号の一部を間欠させる信号間欠処理を行う信号間欠手段と、前記信号間欠手段で間欠されなかった前記第2信号に基づいて前記回転多面鏡の反射面に対応した画像補正を前記画像データに行って、補正後の画像データを前記画像形成手段に出力する画像処理手段と、を有し、前記信号間欠手段は、前記所定の反射面に対応する前記第2信号が前記画像形成手段に出力されるまでは前記信号間欠処理を実行しないことを特徴とする。
前記特定された反射面のうち所定の反射面と他の反射面との識別が可能となるように前記第1信号から第2信号を生成する生成手段と、を含む画像形成手段を有する画像形成装置に接続され、前記画像データを前記画像形成手段に出力する。この情報処理装置は、前記第2信号の一部を間欠させる信号間欠処理を行う信号間欠手段と、前記信号間欠手段で間欠されなかった前記第2信号に基づいて前記回転多面鏡の反射面に対応した画像補正を前記画像データに行って、補正後の画像データを前記画像形成手段に出力する画像処理手段と、を有し、前記信号間欠手段は、前記所定の反射面に対応する前記第2信号が前記画像形成手段に出力されるまでは前記信号間欠処理を実行しないことを特徴とする。
本発明によれば、高精度に反射面を決定することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の形状及びそれらの相対配置などは、この発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲が以下の実施の形態に限定される趣旨のものではない。
第1実施形態
[画像形成動作]
図1は、モノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
[画像形成動作]
図1は、モノクロの電子写真方式の複写機(以下、画像形成装置と称する)100の構成を示す断面図である。なお、画像形成装置は複写機に限定されず、例えば、ファクシミリ装置、印刷機、プリンタ等であっても良い。また、画像形成装置の形式はモノクロ及びカラーのいずれの形式であっても良い。
以下に、図1を用いて、画像形成装置100の構成及び機能について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、画像読取装置(以下、リーダーと称する)700及び画像印刷装置701を有する。
リーダー700の読取位置において照明ランプ703によって照射された原稿702からの反射光は、反射ミラー704A、704B、704C及びレンズ705からなる光学系によってカラーセンサ706に導かれる。リーダー700は、カラーセンサ706に入射された光を、ブルー(以下、Bと称する)、グリーン(以下、Gと称する)、レッド(以下、Rと称する)の色ごとに読み取り、電気的な画像信号に変換する。更に、リーダー700は、B,G,Rの画像信号の強度に基づいて色変換処理を行うことによって画像データを得て、当該画像データを後述する画像制御部1007(図3参照)に出力する。
リーダー700の読取位置において照明ランプ703によって照射された原稿702からの反射光は、反射ミラー704A、704B、704C及びレンズ705からなる光学系によってカラーセンサ706に導かれる。リーダー700は、カラーセンサ706に入射された光を、ブルー(以下、Bと称する)、グリーン(以下、Gと称する)、レッド(以下、Rと称する)の色ごとに読み取り、電気的な画像信号に変換する。更に、リーダー700は、B,G,Rの画像信号の強度に基づいて色変換処理を行うことによって画像データを得て、当該画像データを後述する画像制御部1007(図3参照)に出力する。
画像印刷装置701の内部には、シート収納トレイ718が設けられている。シート収納トレイ718に収納された記録媒体は、給紙ローラ719によって給送されて、搬送ローラ722,721,720によって停止状態のレジストレーションローラ(以下、レジローラと称する)723へ送り出される。搬送ローラ720によって搬送方向に搬送される記録媒体の先端は、停止状態のレジローラ723のニップ部に当接する。そして、記録媒体の先端が停止状態のレジローラ723のニップ部に当接している状態で搬送ローラ720が記録媒体を更に搬送することによって記録媒体が撓む。
この結果、記録媒体に弾性力が働き、記録媒体の先端がレジローラ723のニップ部に沿って当接する。このようにして記録媒体の斜行補正が行われる。レジローラ723は、記録媒体の斜行補正が行われた後、後述するタイミングで記録媒体の搬送を開始する。なお、記録媒体とは、画像形成装置によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙、樹脂シート、布、OHPシート、ラベル等は記録媒体に含まれる。
リーダー700によって得られた画像データは、画像制御部1007によって補正され、レーザー及び回転多面鏡を含むレーザースキャナユニット707に入力される。また、感光ドラム708は、帯電器709によって外周面が帯電される。感光ドラム708の外周面が帯電された後、レーザースキャナユニット707に入力された画像データに応じたレーザー光が、レーザースキャナユニット707から感光ドラム708の外周面に照射される。この結果、感光ドラム708の外周面を覆う感光層(感光体)に静電潜像が形成される。なお、静電潜像がレーザー光によって感光層に形成される構成については後述する。
続いて、静電潜像が現像器710内のトナーによって現像され、感光ドラム708の外周面にトナー像が形成される。感光ドラム708に形成されたトナー像は、感光ドラム708と対向する位置(転写位置)に設けられた転写帯電器711によって記録媒体に転写される。なお、レジローラ723は、記録媒体の所定の位置にトナー像が転写されるようなタイミングに合わせて当該記録媒体を転写位置へ送り込む。
以上のように、トナー像が転写された記録媒体は、定着器724へ送り込まれ、定着器724によって加熱加圧されて、トナー像が記録媒体に定着される。トナー像が定着された記録媒体は、機外の排紙トレイ725へ排出される。このようにして、画像形成装置100によって記録媒体に画像が形成される。以上が画像形成装置100の構成及び機能についての説明である。
[静電潜像が形成される構成]
図2は、記録媒体1面分の画像を示す図である。図2に示す面番号は、回転多面鏡1002が有するそれぞれの反射面を示す番号であり、本実施形態では、回転多面鏡1002は4つの反射面を有する。
図2は、記録媒体1面分の画像を示す図である。図2に示す面番号は、回転多面鏡1002が有するそれぞれの反射面を示す番号であり、本実施形態では、回転多面鏡1002は4つの反射面を有する。
図2に示すように、回転多面鏡1002が有する複数の反射面のうちの1つの反射面によって偏向されるレーザー光が感光層を感光ドラム708の軸方向(主走査方向)に走査することによって、1走査分(1ライン分)の画像(静電潜像)が感光層に形成される。記録媒体1面分の静電潜像は、それぞれの面で偏向されるレーザー光の走査が感光ドラム708の回転方向(副走査方向)に繰り返し行われることによって感光層に形成される。
以下の説明においては、1ライン分の静電潜像に対応する画像のデータを画像データと称する。
以下の説明においては、1ライン分の静電潜像に対応する画像のデータを画像データと称する。
[レーザースキャナユニット]
図3は、本実施形態におけるレーザースキャナユニット707の構成を示すブロック図である。以下に、レーザースキャナユニット707の構成について説明する。なお、本実施形態では、図3に示すように、エンジン制御部1009が設けられる基板Aは画像制御部1007が設けられる基板Bとは異なる基板である。また、エンジン制御部1009が設けられる基板Aは画像制御部1007が設けられる基板Bとケーブルで繋がれている(接続されている)。
図3は、本実施形態におけるレーザースキャナユニット707の構成を示すブロック図である。以下に、レーザースキャナユニット707の構成について説明する。なお、本実施形態では、図3に示すように、エンジン制御部1009が設けられる基板Aは画像制御部1007が設けられる基板Bとは異なる基板である。また、エンジン制御部1009が設けられる基板Aは画像制御部1007が設けられる基板Bとケーブルで繋がれている(接続されている)。
図3に示すように、レーザー光はレーザー光源1000の両端部から出射される。レーザー光源1000の一端部から出射されたレーザー光はフォトダイオード1003に入射する。フォトダイオード(PD)1003は、入射されたレーザー光を電気信号に変換しPD信号としてレーザー制御部1008に出力する。レーザー制御部1008は、入力されたPD信号に基づいて、レーザー光源1000の出力光量が所定の光量となるように、レーザー光源1000の出力光量の制御(Auto Power Control、以下APCと称する)を行う。
一方、レーザー光源1000の他端部から出射されたレーザー光はコリメータレンズ1001を介して回転多面鏡としての回転多面鏡1002に照射される。回転多面鏡1002は、不図示のポリゴンモータによって回転駆動される。ポリゴンモータは、エンジン制御部1009から出力される駆動信号(Acc/Dec)によって制御される。回転する回転多面鏡1002に照射されたレーザー光は、回転多面鏡1002によって偏向される。回転多面鏡1002により変更されたレーザー光による感光ドラム708の外周面の走査は図3に示す右から左方向に向かって行われる。
感光ドラム708の外周面を走査するレーザー光は、感光ドラム708の外周面上を等速で走査するようにF−θレンズ1005によって補正され、折り返しミラー1006を介して感光ドラム708の外周面に照射される。
また、回転多面鏡1002によって偏向されたレーザー光は、当該レーザー光を受光する受光素子を備える受光部としてのBD(Beam Detect)センサ1004に入射する。本実施形態では、BDセンサ1004は、レーザー光を検知してから再びレーザー光を検知するまでの期間において、BDセンサ1004がレーザー光を検知した後に当該レーザー光が感光ドラム708の外周面に照射される位置に配置される。具体的には、例えば、BDセンサ1004は、図3に示すように、回転多面鏡1002によって反射されたレーザー光が通過する領域のうち角度αで表される領域よりも外側の領域かつレーザー光が走査される方向において上流側の領域に配置される。
BDセンサ1004は、検出したレーザー光に基づいてBD信号を生成し、エンジン制御部1009に出力する。エンジン制御部1009は、入力されたBD信号に基づいて、回転多面鏡1002の回転周期が所定周期になるようにポリゴンモータを制御する。エンジン制御部1009は、BD信号の周期が所定周期に対応する周期になると、回転多面鏡1002の回転周期が所定周期になったと判断する。
エンジン制御部1009は、入力されるBD信号に応じて、主走査同期信号として作像用BD信号を画像制御部1007へ出力する。作像用BD信号はBD信号と同期しており、生成部1009dによって後述する方法により生成される。作像用BD信号は、レーザー光が感光ドラム708を走査する1走査周期を示す信号に対応する。
画像処理部1010は、受信部1013に入力される作像用BD信号に応じて、補正された画像データをレーザー制御部1008へ出力する。なお、エンジン制御部1009及び画像制御部1007の具体的な制御構成については後述する。
画像処理部1010は、受信部1013に入力される作像用BD信号に応じて、補正された画像データをレーザー制御部1008へ出力する。なお、エンジン制御部1009及び画像制御部1007の具体的な制御構成については後述する。
レーザー制御部1008は、入力される画像データに基づいてレーザー光源1000を点灯させることによって、感光ドラム708の外周面に画像を形成するためのレーザー光を発生させる。このように、レーザー制御部1008は、情報処理装置としての画像制御部1007によって制御される。発生したレーザー光は、上述した方法で感光ドラム708の外周面に照射される。
なお、シートセンサ726が記録媒体を検知する位置から転写位置までの距離Lは、レーザー光が照射される感光ドラム708の外周面上の位置から転写位置までの感光ドラム708の回転方向における距離xよりも長い。具体的には、距離Lは、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知してからレーザー光源1000からレーザー光が出射されるまでの期間に記録媒体が搬送される距離と距離xとを足し合わせた距離になる。なお、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知してからレーザー光源1000からレーザー光が出射されるまでの期間においては、画像制御部1007による画像データの補正や画像制御部1007によるレーザー制御部1008の制御等が行われる。
以上が、レーザースキャナユニット707の構成の説明である。
以上が、レーザースキャナユニット707の構成の説明である。
[回転多面鏡の面を特定する方法]
画像制御部1007は、入力される作像用BD信号の周期に応じて、補正した画像データを、副走査方向における最上流の画像データから順にレーザー制御部1008に出力する。レーザー制御部1008は、入力される画像データに応じてレーザー光源1000を制御することによって、感光ドラム708の外周面上に画像を形成する。なお、本実施形態においては、回転多面鏡1002の面の数は4個であるが、回転多面鏡1002の面の数は4個に限定されるわけではない。
画像制御部1007は、入力される作像用BD信号の周期に応じて、補正した画像データを、副走査方向における最上流の画像データから順にレーザー制御部1008に出力する。レーザー制御部1008は、入力される画像データに応じてレーザー光源1000を制御することによって、感光ドラム708の外周面上に画像を形成する。なお、本実施形態においては、回転多面鏡1002の面の数は4個であるが、回転多面鏡1002の面の数は4個に限定されるわけではない。
記録媒体に形成される画像は、回転多面鏡1002が有する複数の反射面により偏向されたレーザー光によって形成される。具体的には、例えば、図2に示すように、副走査方向における最上流の画像データに対応する画像は、回転多面鏡1002の第1面により偏向されたレーザー光によって形成される。また、副走査方向における最上流から2番目の画像データに対応する画像は、回転多面鏡1002の第1面とは異なる第2面により偏向されたレーザー光によって形成される。このように、記録媒体に形成される画像は、回転多面鏡1002が有する複数の反射面のうち異なる反射面により反射されたレーザー光によって形成される画像で構成される。
レーザー光を偏向する回転多面鏡として4個の反射面を有する回転多面鏡が用いられる場合、回転多面鏡1002の隣接する2つの反射面がなす角度は正確には90°でない可能性がある。具体的には、4個の反射面を有する回転多面鏡を回転軸方向から見た場合に、隣接する2つの辺がなす角度が正確には90°でない(即ち、回転軸方向から見た回転多面鏡の形状が正方形でない)可能性がある。なお、n個(nは正の整数)の反射面を有する回転多面鏡が用いられる場合、回転軸方向から見た回転多面鏡の形状が正n角形でない可能性がある。
4個の反射面を有する回転多面鏡が用いられる場合、回転多面鏡の隣接する2つの反射面がなす角度が正確に90°でないと、レーザー光によって形成される画像の位置や大きさが、反射面ごとに異なってしまう。その結果、感光ドラム708の外周面上に形成される画像に歪みが生じ、記録媒体に形成される画像にも歪みが生じてしまう。
そこで、本実施形態では、回転多面鏡1002が有する複数の反射面を特定するとともに、特定されたそれぞれの反射面に対応する補正量(補正データ)による補正(書き出し位置の補正等)が画像データに対して行われる。この場合、レーザー光が偏向される面を特定する構成が必要となる。以下に、レーザー光が偏向される面を特定する方法の一例を説明する。本実施形態では、回転多面鏡1002が備える複数の反射面のうちレーザー光を偏向(反射)する面の特定(面特定)は、エンジン制御部1009に設けられた面特定部1009aが実行する。
そこで、本実施形態では、回転多面鏡1002が有する複数の反射面を特定するとともに、特定されたそれぞれの反射面に対応する補正量(補正データ)による補正(書き出し位置の補正等)が画像データに対して行われる。この場合、レーザー光が偏向される面を特定する構成が必要となる。以下に、レーザー光が偏向される面を特定する方法の一例を説明する。本実施形態では、回転多面鏡1002が備える複数の反射面のうちレーザー光を偏向(反射)する面の特定(面特定)は、エンジン制御部1009に設けられた面特定部1009aが実行する。
図4(a)は、レーザー光がBDセンサ1004の受光面を走査することによって生成されたBD信号と当該レーザー光が偏向される面(面番号)との関係の一例を示す図である。図4(a)に示すように、BD信号のパルスが立ち下がってから当該BD信号が立ち下がった後の最初にBD信号が立ち下がるまでの時間(走査周期)は、回転多面鏡1002の面ごとに異なる。なお、走査周期は、レーザー光がBDセンサ1004の受光面を走査してから、レーザー光が当該受光面を走査した後の最初に再びレーザー光が受光面を走査するまでの時間に対応する。
図4(a)では、面番号1に対応する周期はT1、面番号2に対応する周期T2、面番号3に対応する周期はT3、面番号4に対応する周期はT4と示されている。なお、それぞれの周期は面特定部1009aに設けられたメモリ1009cに格納されている。
面特定部1009aは、レーザー光が偏向される面(面番号)を以下の方法で特定する。具体的には、面特定部1009aは、図4(b)に示すように、BD信号の連続する4つの走査周期に対して面番号A乃至Dを設定する。そして、面特定部1009aは、面番号A乃至Dのそれぞれについての走査周期を複数回(例えば32回)測定し、測定した周期の平均値を面番号A乃至Dのそれぞれについて算出する。
面特定部1009aは、レーザー光が偏向される面(面番号)を以下の方法で特定する。具体的には、面特定部1009aは、図4(b)に示すように、BD信号の連続する4つの走査周期に対して面番号A乃至Dを設定する。そして、面特定部1009aは、面番号A乃至Dのそれぞれについての走査周期を複数回(例えば32回)測定し、測定した周期の平均値を面番号A乃至Dのそれぞれについて算出する。
エンジン制御部1009は、算出した周期と、メモリ1009cに格納されている周期T1乃至T4と、に基づいて面番号A乃至Dがそれぞれ面番号1乃至4のどれに対応するかを特定する。以上のようにして、面特定部1009aは、レーザー光が偏向される面(回転多面鏡1002が有する複数の反射面のうち感光ドラム708の走査に用いられる反射面)の番号を、入力されるBD信号に基づいて特定する。
<エンジン制御部>
次に、本実施形態におけるエンジン制御部1009が行う制御について、図3及び図5を用いて説明する。
図3に示すように、面特定部1009aは、複数の反射面のうちBDセンサ1004の受光面を走査するレーザー光が偏向される反射面を示す面情報を記憶する面カウンタ1009bを有する。
次に、本実施形態におけるエンジン制御部1009が行う制御について、図3及び図5を用いて説明する。
図3に示すように、面特定部1009aは、複数の反射面のうちBDセンサ1004の受光面を走査するレーザー光が偏向される反射面を示す面情報を記憶する面カウンタ1009bを有する。
図5は、各種信号と面カウンタ1009bのカウント数M1との関係を示すタイムチャートである。なお、面カウンタ1009bのカウント数M1は面情報に対応する。
回転多面鏡1002の回転周期が所定周期になると(時刻t1)、エンジン制御部1009(面特定部1009a)は、入力されるBD信号に基づいて、前述した方法で面番号の特定(面の判定)を行う。
回転多面鏡1002の回転周期が所定周期になると(時刻t1)、エンジン制御部1009(面特定部1009a)は、入力されるBD信号に基づいて、前述した方法で面番号の特定(面の判定)を行う。
エンジン制御部1009は、面特定部1009aによる面番号の特定(推定)が終了する時刻t2から、面カウンタ1009bによるカウントを開始する。具体的には、面番号の特定が終了すると、エンジン制御部1009は、面番号の特定が終了した後の最初に入力されるBD信号に対応する面番号を面カウンタ1009bのカウント数M1の初期値として設定する。エンジン制御部1009は、カウント数M1の初期値を設定した後は、例えば、入力されるBD信号の立ち下がりエッジを検出するごとにカウント数M1を更新する。なお、回転多面鏡1002がn個(nは正の整数)の反射面を有する場合、M1は1≦M1≦nを満たす正の整数である。
その後、面の判定が完了したことがエンジン制御部1009から画像制御部1007に通信I/F1009eを介して画像制御部1007の通信I/F1012に通知される。画像制御部1007のCPU151は、この通知を受けて、印刷を実行する(記録媒体に画像を形成する)指示を通信I/F1012を介してエンジン制御部1009に出力する(タイミングA)。
この結果、エンジン制御部1009はレジローラ723の駆動を開始する。その結果、シートセンサ726によって記録媒体の先端が検知される(タイミングB)。なお、タイミングAは、画像形成装置100に入力された印刷ジョブの処理時間に応じてCPU151によって決定される。即ち、タイミングAは、図5に示すタイミングに限定されるわけではない。また、本実施形態では、図5に示す検知結果がローレベルになったことが、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことに対応する。
この結果、エンジン制御部1009はレジローラ723の駆動を開始する。その結果、シートセンサ726によって記録媒体の先端が検知される(タイミングB)。なお、タイミングAは、画像形成装置100に入力された印刷ジョブの処理時間に応じてCPU151によって決定される。即ち、タイミングAは、図5に示すタイミングに限定されるわけではない。また、本実施形態では、図5に示す検知結果がローレベルになったことが、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことに対応する。
面の判定が完了すると、生成部1009dは、面特定部1009aによって特定された面情報とBDセンサ1004から出力されるBD信号とに基づいて、作像用BD信号を生成する。具体的には、生成部1009dは、所定の反射面(本実施形態では面‘1’)を示す作像用BD信号が‘L(ローレベル)’である時間を、他の反射面を示す作像用BD信号が‘L(ローレベル)’である時間とは異なる時間に設定する。このように時間を設定することで、画像制御部1007は、後述する方法により所定の反射面と他の反射面との識別が可能となる。以下、このように異なる時間が設定されたBD信号を作像用マーキングBD信号と記載する。
より具体的には、図5に示すように、面番号‘1’に対応する作像用BD信号を作像用マーキングBD信号として、その信号が‘L’である時間を他の面番号‘2’、‘3’及び‘4’とは異なる時間に設定し、両者を識別可能とする。なお、本実施形態では、面番号‘1’に対応する作像用BD信号が‘L’である時間(ta)は、他の面番号‘2’、‘3’及び‘4’に対応する作像用BD信号が‘L’である時間(tb)よりも長い時間に設定される。
エンジン制御部1009は、BDセンサ1004から出力されるBD信号に応じて(同期して)、生成部1009dによって生成された信号を作像用BD信号として出力する。
エンジン制御部1009は、出力した作像用BD信号のパルスの数をカウントするカウンタ1009fを有する。また、図3に示すように、エンジン制御部1009には、記録媒体の搬送方向においてレジローラ723の下流側に設けられた、記録媒体の先端の到達を検知するシートセンサ726の検知結果が入力される。エンジン制御部1009は、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことを示す信号がシートセンサ726から入力されると、カウンタ1009fを用いて、出力した作像用BD信号のパルスの数のカウントを開始する。エンジン制御部1009は、カウントしたパルスの数が、記録媒体1ページ分(期間Ta)に相当するパルスの数に到達すると、レジローラ723の駆動を停止する。
エンジン制御部1009は、出力した作像用BD信号のパルスの数をカウントするカウンタ1009fを有する。また、図3に示すように、エンジン制御部1009には、記録媒体の搬送方向においてレジローラ723の下流側に設けられた、記録媒体の先端の到達を検知するシートセンサ726の検知結果が入力される。エンジン制御部1009は、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことを示す信号がシートセンサ726から入力されると、カウンタ1009fを用いて、出力した作像用BD信号のパルスの数のカウントを開始する。エンジン制御部1009は、カウントしたパルスの数が、記録媒体1ページ分(期間Ta)に相当するパルスの数に到達すると、レジローラ723の駆動を停止する。
このようにして、原稿として通常の用紙を用いて信号間欠処理を行わない場合には、回転多面鏡1002の各面を判定することができ、また、作像用BD信号をカウントすることで、レジローラ723を記録媒体1ページ分駆動した後に停止することが可能である。
<低速モードでの回転多面鏡の面特定>
例えば通常の用紙よりも定着熱量が高い厚紙などの用紙に対して印刷を行う場合、感光ドラム708の回転速度を例えば通常の1/2などに減速する低速モードが必要となる場合がある。この場合、エンジン制御部1009は、作像用BD信号の一部を間引く信号間欠処理を行って画像制御部1007に送信する。しかし、作像用BD信号のうち、上述した作像用マーキングBD信号が間引きされてしまうと、画像制御部1007が所定の反射面を検出できなくなるおそれがある。そのため、第1実施形態では以下のような方法で作像用BD信号の信号間欠処理を行う。
例えば通常の用紙よりも定着熱量が高い厚紙などの用紙に対して印刷を行う場合、感光ドラム708の回転速度を例えば通常の1/2などに減速する低速モードが必要となる場合がある。この場合、エンジン制御部1009は、作像用BD信号の一部を間引く信号間欠処理を行って画像制御部1007に送信する。しかし、作像用BD信号のうち、上述した作像用マーキングBD信号が間引きされてしまうと、画像制御部1007が所定の反射面を検出できなくなるおそれがある。そのため、第1実施形態では以下のような方法で作像用BD信号の信号間欠処理を行う。
画像制御部1007は、画像形成装置100の印刷速度から作像用BD信号のうち間引きされる作像用BD信号の割合、つまり間欠割合を決定し、生成部1009dに対して、上述した回転多面鏡1002の面特定を開始するまでに間欠割合を通知する。ここで、間欠割合は、半速の場合はBD信号の1パルスごとに間引きを行うように設定され、1/3速の場合はBD信号の2パルスごとに間引きを行うように設定される。なお、間欠割合はこれに限られるものではなく、例えば1/n速の場合は(n−1)面ごとに間引きを行うように決定される。生成部1009dは、特定の条件を満たした後に、画像制御部1007から通知された間欠割合に従って作像用BD信号の信号間欠処理を行う。ここで、特定の条件とは、画像制御部1007が作像用マーキングBD信号を検出したことである。生成部1009dは、作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に出力されるまでは作像用BD信号の間欠を行わない。
信号間欠処理の一例を図6に示す。なお、以下の例では、回転多面鏡1002は5角形であり、その5つの面のうち所定の1つの反射面に対応する作像用BD信号が作像用マーキングBD信号である。また、感光ドラム708の回転速度は1/2となっており、1面おきに作像用BD信号が間欠される。
エンジン制御部1009は、面特定部1009aにより反射面が特定された時点を基準として信号間欠処理の開始時を判定する。より詳細には、エンジン制御部1009は、回転多面鏡1002の面が特定された時点を基準として、その後に反射面1に対応するBD信号を受信すると、マーキングを行って作像用マーキングBD信号を生成する。この最初に生成された作像用マーキングBD信号を出力するまでは作像用BD信号の間欠を行わない。作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に出力された後に作像用BD信号の間欠を開始するタイミングを決定する手法は任意である。図6の例では、エンジン制御部1009は、最初の作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に出力されたことを契機として信号間欠処理を開始する。
具体的には、面番号が1の反射面をマーキング対象となる所定の反射面として、作像用マーキングBD信号が画像処理部1010の受信部1013に送信された後に信号間欠処理を開始する。このようにすることで、作像用BD信号が間欠される前に、作像用マーキングBD信号が少なくとも1回は画像処理部1010に入力される。従って、画像処理部1010は、この作像用マーキングBD信号をもとにして、これ以降入力される作像用BD信号が回転多面鏡のどの面に対応するかを特定することができる。図6に示されるように、エンジン制御部1009は、面特定を終了した後に最初に検出された面番号1の反射面に対応する作像用BD信号にマーキングを行う。この作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に出力されたことを契機に、エンジン制御部1009は信号間欠処理を開始し、面番号2に対応する作像用BD信号が間欠される。これ以降、作像用BD信号は1つおきに間欠されるので、面番号3、5、2、4、1、3、5…の作像用BD信号が画像制御部1007に出力される。
図6の例では、エンジン制御部1009は、面特定部1009が反射面を特定した後に所定の反射面を検出する必要がある。また、所定の反射面(この例では1面)に対応するBD信号が受信されるタイミングは一定ではない。例えば面特定終了時のBD信号が5角形の回転多面鏡の4面に対応する場合、次のBD信号は5面、その次のBD信号は所定の反射面である1面に対応する信号である。つまり、エンジン制御部1009では、面特定の終了後から2回目に受信したBD信号が所定の反射面に対応するBD信号となる。
一方、他の例として、面特定終了時のBD信号が回転多面鏡の3面に対応する場合には、次のBD信号は4面、その次のBD信号は5面、さらにその次のBD信号は、所定の反射面である1面に対応する信号である。つまり、エンジン制御部1009では、面特定の終了後から3回目に受信したBD信号が所定の反射面に対応するBD信号となる。このように、図6の例においては、画像制御部1007が受信する作像用BD信号の信号間欠処理開始タイミングは一定とはならない。
一方、他の例として、面特定終了時のBD信号が回転多面鏡の3面に対応する場合には、次のBD信号は4面、その次のBD信号は5面、さらにその次のBD信号は、所定の反射面である1面に対応する信号である。つまり、エンジン制御部1009では、面特定の終了後から3回目に受信したBD信号が所定の反射面に対応するBD信号となる。このように、図6の例においては、画像制御部1007が受信する作像用BD信号の信号間欠処理開始タイミングは一定とはならない。
また、図6の例では、画像制御部1007は、最初の作像用マーキングBD信号を受信すると、作像用BD信号の間欠割合を反映させてカウントアップを行い、レーザー制御部1008への画像データの出力開始タイミングを制御する。
詳細には、画像制御部1007が最初の作像用マーキングBD信号を受信すると、次に受信作像用BD信号を受信する前に信号間欠が行われる。従って、最初の作像用マーキングBD信号のカウントを1として、単に次の作像用BD信号をカウントアップしてカウント値を2とすると、実際のカウント値である「3」とは異なる値となってしまう。
このことから、画像制御部1007は、信号間欠割合を反映させて、間欠された作像用BD信号の分も含めてカウントアップを行う。従って、最初の作像用マーキングBD信号を受信した後に次の作像用BD信号を受信すると、そのカウント値は「2」ではなく、間欠割合を反映させて「3」とする。
詳細には、画像制御部1007が最初の作像用マーキングBD信号を受信すると、次に受信作像用BD信号を受信する前に信号間欠が行われる。従って、最初の作像用マーキングBD信号のカウントを1として、単に次の作像用BD信号をカウントアップしてカウント値を2とすると、実際のカウント値である「3」とは異なる値となってしまう。
このことから、画像制御部1007は、信号間欠割合を反映させて、間欠された作像用BD信号の分も含めてカウントアップを行う。従って、最初の作像用マーキングBD信号を受信した後に次の作像用BD信号を受信すると、そのカウント値は「2」ではなく、間欠割合を反映させて「3」とする。
図6を参照すると、画像制御部1007は、作像用マーキングBD信号を受信すると作像用BD信号のカウントを1としてカウントアップを開始し、最初の作像用マーキングBD信号のカウントは「1」となる。2回目に受信した作像用BD信号は、信号間欠割合を反映させてカウント値は「3」、3回目に受信した作像用BD信号についても信号間欠割合を反映させてカウント値は「5」となる。以下、同様に信号間欠割合を反映させてカウントアップを行う。
他の例として、図7に、作像用マーキングBD信号を検出する処理として、面特定の終了後、作像用BD信号を受信した回数が所定回数以下である間は作像用BD信号の信号間欠処理を行わない例を示す。この例では、面特定後に作像用マーキングBD信号が少なくとも一回は出力される回数、つまり、面特定に必要とするBD信号回数とポリゴン面数との和を所定回数とする。このようにすることで、エンジン制御部1009は、画像制御部1007が確実に作像用マーキングBD信号を検出できるようにする。
図7に示されるように、回転多面鏡1002の面特定が終了した後に面番号「1」のBD信号のマーキングが開始されるが、この時点では信号間欠処理は開始されない。信号間欠処理は、面特定に必要な回数のBD信号(この例では5つの面に対応するBD信号)を受信した後に開始される。従って、図7の例では、エンジン制御部1009は、BD信号を面特定に必要な回数受信した後に更に回転多面鏡の面の数のBD信号を受信した後に信号間欠処理を開始する。このようにして、エンジン制御部1009は、BD信号を所定回数受信した時点を基準として、信号間欠処理の開始時を決定する。
エンジン制御部1009は、面特定終了後、反射面1に対応するBD信号を受信するとマーキングを行う。しかし、図6の例とは異なり、面特定終了後回転多面鏡の数である5回分BD信号を受信するまでは間欠処理を行わない。この例では、エンジン制御部1009は、面特定終了後3回目に反射面1に対応するBD信号を受信してマーキングを行い、面特定終了後5回目のBD信号である反射面3に対応するBD信号を受信してから間欠処理を開始する。その結果、面特定終了後6回目に受信した反射面4に対応するBD信号については作像用BD信号が生成されないので信号が間欠される。
画像制御部1007は、作業用マーキングBD信号を受信するとカウント値を1としてカウントアップを開始する。上述した反射面3に対応する作像用BD信号を受信するまでは、信号間欠処理は行われないので、画像制御部1007は、通常通りカウントアップを行う。上述した反射面3に対応する作業用BD信号を受信した後は、間欠割合を反映させてカウントアップを行う。
また、この例においては、面特定に必要な回数と、回転多面鏡の反射面の数とはいずれも固定値であることから作像用BD信号の間欠開始タイミングは固定されていて変動することはない。従って、画像制御部1007は、固定された間欠開始タイミングに応じて、出力間欠割合を反映させたカウントアップを開始し、レーザー制御部1008への画像データの出力開始タイミングを制御する。
更に、図8に示すように上記間欠を行わない作像用BD信号の所定回数をレーザー制御部1008への画像データの出力開始を規定する作像用BD信号の回数と同じにしても良い。この例においては、間欠開始タイミングと画像データ出力開始タイミングとが一致するので、間欠割合に応じて作像用BD信号の所定回数を変更する必要はなくなる。
以下、上記低速モードにおける作像フローについて、図6の例を用い、図9、図10のフローチャートを参照して説明する。
以下、上記低速モードにおける作像フローについて、図6の例を用い、図9、図10のフローチャートを参照して説明する。
[画像制御部]
図9を参照すると、画像制御部1007は、エンジン制御部1009が作像用BD信号の生成を開始する前に作像用BD信号の間欠割合、つまり、連続したBD信号のうち間引かれる信号の比率を決定する(S201)。また、画像制御部1007に出力は、作像用BD信号の間欠フラグをクリアする(S202)。
図9を参照すると、画像制御部1007は、エンジン制御部1009が作像用BD信号の生成を開始する前に作像用BD信号の間欠割合、つまり、連続したBD信号のうち間引かれる信号の比率を決定する(S201)。また、画像制御部1007に出力は、作像用BD信号の間欠フラグをクリアする(S202)。
画像制御部1007は、決定した間欠割合をエンジン制御部1009の面特定部1009aに通知し(S203)、エンジン制御部からの作像用BD信号出力を待つ(S204)。画像制御部1007は、作像用BD信号を受信すると間欠フラグの判定を行い(S205)、間欠フラグがオフの場合(S205:N)は作像用BD信号の信号幅検知を行って作像用マーキングBD信号か否かを判定する(S206)。信号幅検知の結果、作像用マーキングBD信号ではないと判定された場合(S206:N)、作像用BD信号のカウントアップを行い(S207)S204に戻る。
画像制御部1007は、S206において作像用マーキングBD信号であると判定された場合(S206:Y)、間欠フラグをオンにし(S208)、回転多面鏡の各面に対応した画像補正を行う(S209)。その後、画像制御部1007は、作像用BD信号のカウントアップを行い(S210)、S204に戻る。
S205において間欠フラグがオンの場合(S205:Y)、画像制御部1007は、間欠割合を考慮して作像用BD信号のカウントアップを行う(S211)。つまり、間欠割合が1/2である場合には2面のうち1面、間欠割合が1/3である場合には3面のうち1面、間欠割合が1/nである場合にはn面のうち(n−1)面をそれぞれ信号間欠処理する。
S205において間欠フラグがオンの場合(S205:Y)、画像制御部1007は、間欠割合を考慮して作像用BD信号のカウントアップを行う(S211)。つまり、間欠割合が1/2である場合には2面のうち1面、間欠割合が1/3である場合には3面のうち1面、間欠割合が1/nである場合にはn面のうち(n−1)面をそれぞれ信号間欠処理する。
次に、画像制御部1007は、作像用BD信号が所定回数以上であるかを判定し、所定回数未満である場合(S212:N)はS204に戻る。一方、所定回数以上である場合(S212:Y)、画像制御部1007は、S209において補正された画像データの出力を開始する(S213)。
[エンジン制御部]
[エンジン制御部]
次に、低速モードにおいてエンジン制御部が実行する作像フローを、図10を用いて説明する。エンジン制御部1009は、面特定部1009aを通じて画像制御部1007から間欠割合を受信すると(S101)、画像の出力開始タイミングを考慮して作像用BD信号の生成を開始する(S102)。エンジン制御部1009は、作像用BD信号を生成し(S103)、生成した作像用BD信号の信号間の長さから回転多面鏡の面検知を行う(S104)。
エンジン制御部1009は、面検知が完了したか否かを判定し(S105)、完了していない場合(S105:N)はそのまま作像用BD信号を出力し(S106)、S103に戻って引き続き作像用BD信号の生成を行う。
エンジン制御部1009は、面検知が完了したか否かを判定し(S105)、完了していない場合(S105:N)はそのまま作像用BD信号を出力し(S106)、S103に戻って引き続き作像用BD信号の生成を行う。
一方、面検知が完了した場合(S105:Y)、エンジン制御部1009は、回転多面鏡1002の検知された面が所定の反射面、つまりマーキング面であるか否かを判定する(S107)。マーキング面である場合には(S107:Y)、エンジン制御部1009は、マーキング面に対応する作像用BD信号のパルス幅を変更し(S108)、作像用マーキングBD信号が出力済であるか否かを判定する(S109)。なお、検知された面がマーキング面ではない場合(S107:N)、エンジン制御部1009は、S109を実行する。
作像用マーキングBD信号が一回も出力されていない場合(S109:N)、作像用BD信号を出力して再度S103を実行する。作像用マーキングBD信号が出力済である場合(S109:Y)、エンジン制御部1009は、作像用BD信号を間引きする信号間欠処理を行うタイミングであるか否かを判定する(S110)。間引きするタイミングではない場合(S110:N)、エンジン制御部1009は、作像用BD信号を出力し(S106)、再度S103を実行する。間引きするタイミングである場合(S110:Y)、エンジン制御部1009は、作像用BD信号の出力を行わず、作像処理を終了するか否かを判定し(S112)、作像処理を終了しない場合(S112:N)、再度S103を実行する。作像処理を終了すると判断した場合(S112:Y)には、エンジン制御部1009は、作像処理を終了する。
[画像データの出力タイミング]
画像処理部1010は、エンジン制御部1009から画像制御部1007に入力される作像用BD信号に基づいて、補正後の画像データを出力する。具体的には、画像処理部1010は、記録媒体の先端を検知したことを示す信号がシートセンサ726から出力されてからy個(本実施形態では、10個)の作像用BD信号が入力されると(即ち、11個目のパルスから)、補正後の画像データの出力を開始する。
このように、本実施形態では、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知してから作像用BD信号が10パルス出力されると、補正後の画像データの出力が開始される。この結果、記録媒体の所定の位置に画像が形成される。
画像処理部1010は、エンジン制御部1009から画像制御部1007に入力される作像用BD信号に基づいて、補正後の画像データを出力する。具体的には、画像処理部1010は、記録媒体の先端を検知したことを示す信号がシートセンサ726から出力されてからy個(本実施形態では、10個)の作像用BD信号が入力されると(即ち、11個目のパルスから)、補正後の画像データの出力を開始する。
このように、本実施形態では、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知してから作像用BD信号が10パルス出力されると、補正後の画像データの出力が開始される。この結果、記録媒体の所定の位置に画像が形成される。
[画像データの補正]
画像処理部1010は、図2において説明した1ページ分の画像を構成する複数のデータのうち副走査方向における最上流の画像データである画像データAから順に画像データを補正する。具体的には、例えば、画像データAに対応する画像が面番号1に対応する反射面によって偏向されるレーザー光によって形成される画像である場合、画像処理部1010は、面番号1に対応する補正を、画像データAに対して行う。より具体的には、画像処理部1010は、メモリ1009cから面番号‘1’に対応する補正データを読み出す。そして、画像処理部1010は、画像データAを、読み出した補正データに基づいて補正する。その後、画像処理部1010は、副走査方向において画像データAよりも下流側の複数の画像データのうち、最上流の画像データBを、メモリ1009cに記憶されている面番号‘2’に対応する補正データに基づいて補正する。このように、メモリ1009cには、それぞれの面番号に対応する補正データが面番号に関連付けて格納されている。
このような構成によって、面番号‘m’(mは1から4までの整数)に対応する補正データによって補正された画像データに応じたレーザー光が面番号‘m’に対応する反射面によって偏向される。
画像処理部1010は、記録媒体1面分の画像データの補正が完了するまで、上述の処理を行う。
画像処理部1010は、図2において説明した1ページ分の画像を構成する複数のデータのうち副走査方向における最上流の画像データである画像データAから順に画像データを補正する。具体的には、例えば、画像データAに対応する画像が面番号1に対応する反射面によって偏向されるレーザー光によって形成される画像である場合、画像処理部1010は、面番号1に対応する補正を、画像データAに対して行う。より具体的には、画像処理部1010は、メモリ1009cから面番号‘1’に対応する補正データを読み出す。そして、画像処理部1010は、画像データAを、読み出した補正データに基づいて補正する。その後、画像処理部1010は、副走査方向において画像データAよりも下流側の複数の画像データのうち、最上流の画像データBを、メモリ1009cに記憶されている面番号‘2’に対応する補正データに基づいて補正する。このように、メモリ1009cには、それぞれの面番号に対応する補正データが面番号に関連付けて格納されている。
このような構成によって、面番号‘m’(mは1から4までの整数)に対応する補正データによって補正された画像データに応じたレーザー光が面番号‘m’に対応する反射面によって偏向される。
画像処理部1010は、記録媒体1面分の画像データの補正が完了するまで、上述の処理を行う。
画像処理部1010は、上述のようにして領域ごとに補正された画像データを、下流側から(即ち、画像データAから)順番に領域ごとにレーザー制御部1008に出力する。なお、画像処理部1010は、作像用BD信号の立ち下がりエッジが検出される度に(即ち、作像用BD信号の周期に応じて)、1個分の画像データをレーザー制御部1008に出力する。なお、本実施形態では、画像処理部1010は、作像用BD信号に同期して、画像データの補正及び補正された画像データの出力を行うが、この限りではない。例えば、画像処理部1010は、予め画像データをカウント数M2に基づいて補正し、当該予め補正された画像データを作像用BD信号に同期してレーザー制御部1008に出力する構成でもよい。
画像処理部1010には、出力した画像データの個数をカウントするカウンタ(不図示)が内蔵されており、当該カウンタのカウントが記録媒体1枚分(1ページ分)に到達すると、画像データの出力が停止される。
画像処理部1010には、出力した画像データの個数をカウントするカウンタ(不図示)が内蔵されており、当該カウンタのカウントが記録媒体1枚分(1ページ分)に到達すると、画像データの出力が停止される。
図11は、画像制御部1007によって行われる制御を説明するフローチャートである。なお、図11に示すフローチャートの処理は、CPU151によって実行される。以下の説明において、面カウンタ1009bから画像処理部1010へ出力される面番号は、カウント数M2が更新される度に更新される。また、図11に示すフローチャートが実行されている期間中、画像制御部1007(画像処理部1010)は、出力した画像データの領域の個数をカウントしている。
S301において、面特定が完了したことが通信I/F1012を介してエンジン制御部1009から通知されると、S302において、CPU151は、記録媒体への画像形成を行う指示をエンジン制御部1009に出力する。その結果、エンジン制御部1009はレジローラ723の駆動を開始する。
その後、S303において、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことを示す信号が画像制御部1007に入力されると、CPU151は処理をS304に進める。
S304において、作像用BD信号が所定数(本実施形態では10個)入力されると(作像用BD信号の立ち下がりエッジが所定回数検出されると)、処理はS305に進む。
その後、S303において、シートセンサ726が記録媒体の先端を検知したことを示す信号が画像制御部1007に入力されると、CPU151は処理をS304に進める。
S304において、作像用BD信号が所定数(本実施形態では10個)入力されると(作像用BD信号の立ち下がりエッジが所定回数検出されると)、処理はS305に進む。
S305において、次の作像用BD信号(本実施形態では11個目)が入力されると、S306において、CPU151は、カウント数M2が示す面番号に基づいて、画像データの補正を行うように画像処理部1010を制御する。この結果、画像処理部1010は、カウント数M2が示す面番号に基づいて、画像データの補正を行う。
そして、S307において、CPU151は、S306において補正された画像データを、作像用BD信号に同期してレーザー制御部1008に出力するように画像処理部1010を制御する。その結果、補正された画像データが作像用BD信号に同期してレーザー制御部1008に出力される。
画像制御部1007は、記録媒体1面分(1ページ分)の画像データを出力するまで、S305からS307までの処理を繰り返し行う。
以降、CPU151は、印刷ジョブが終了するまで上述の処理を繰り返し行う。
そして、S307において、CPU151は、S306において補正された画像データを、作像用BD信号に同期してレーザー制御部1008に出力するように画像処理部1010を制御する。その結果、補正された画像データが作像用BD信号に同期してレーザー制御部1008に出力される。
画像制御部1007は、記録媒体1面分(1ページ分)の画像データを出力するまで、S305からS307までの処理を繰り返し行う。
以降、CPU151は、印刷ジョブが終了するまで上述の処理を繰り返し行う。
以上のようにして、作像用BD信号の信号間欠処理を行うことができる。なお、5面回転多面鏡を用いて回転速度を1/2として間引きを行う図6〜図8の例では、図示されるように信号間欠処理後の作像用BD信号には、作像用マーキングBD信号が必ず出現する。しかし、信号間欠処理を行った後の作像用BD信号に作像用マーキングBD信号が含まれない場合もあり得る。
4面回転多面鏡を用いて回転速度を1/2としたときの信号間欠処理を表すフローチャートを図12に示す。図示されるように、回転多面鏡の1面を特定してマーキングを行って作像用マーキングBD信号が出力された後に、回転多面鏡の2面に対応する作像用BD信号が出力され、その後は回転多面鏡の2面及び4面に対応する作像用BD信号が出力される。従って、信号間欠処理後の作像用BD信号には、作像用マーキングBD信号は出力されない。
この例では、マーキング開始時に回転多面鏡の1面に対応する作像用マーキングBD信号が画像処理部1010に出力されている。しかし、その後は2面及び4面に対応する作像用BD信号が画像処理部1010に出力され、1面及び3面である1面に対応する作像用BD信号は間引きされており、画像処理部1010には出力されていない。
本来的には、信号間欠処理後に作像用マーキングBD信号が最初に正しく出力された後は、画像処理部1010は、作像用マーキングBD信号を受信して正常に回転多面鏡の面を把握しながら画像出力を行うことができる。
しかし、最初に面特定を正しく実行しても、例えば作像用BD信号の誤検出や、外来ノイズなどの要因により作像用BD信号が検出不能となる場合が発生する場合もある。
しかし、最初に面特定を正しく実行しても、例えば作像用BD信号の誤検出や、外来ノイズなどの要因により作像用BD信号が検出不能となる場合が発生する場合もある。
図12の例のように信号間欠処理開始後の作像用BD信号に作像用マーキングBD信号が含まれない場合、信号間欠処理開始後に作像用マーキングBD信号を検出することができない。従って、上記のような誤検知が発生すると、画像処理部1010では作像用マーキングBD信号を再検出できず、ページ終了まで誤った画像補正を行うことになる。
これらのことから、作像用マーキングBD信号を最初に検出して信号間欠処理が開始された後にも作像用マーキングBD信号が出力されることが望ましい。
これらのことから、作像用マーキングBD信号を最初に検出して信号間欠処理が開始された後にも作像用マーキングBD信号が出力されることが望ましい。
そこで、図13に、作像用マーキングBD信号に対応する所定の反射面以外の面を間欠することで、信号間欠処理後の作像用BD信号に、作像用マーキングBD信号が含まれるようにして、画像出力中の面特定の検出を可能とする例を示す。具体的には、図示されるように、エンジン制御部1009は、面特定完了後、間欠する面を決定し、間欠開始タイミング以降は決定した面のみを間欠する。この例では、4面回転多面鏡を用いて1/2の割合で間欠を行っており、予め所定の反射面、(1面)とは異なる面である2面と4面とを間欠する。図13の手法は、図6〜8及び図11に示される間欠タイミングの制御のいずれの例においても実現可能であり、またポリゴン面数がいくつであっても適応可能である。
[変形例]
なお、本実施形態では、面特定部1009aは、エンジン制御部1009から出力された作像用BD信号が‘L’である時間に基づいて面番号を決定したが、この限りではない。例えば、面特定部1009aは、エンジン制御部1009から出力された作像用BD信号が‘H’である時間に基づいて面番号を決定してもよい。
なお、本実施形態では、モノクロの電子写真方式の複写機について説明したが、本実施形態の構成は、カラーの電子写真方式の複写機にも適用される。
なお、本実施形態では、面特定部1009aは、エンジン制御部1009から出力された作像用BD信号が‘L’である時間に基づいて面番号を決定したが、この限りではない。例えば、面特定部1009aは、エンジン制御部1009から出力された作像用BD信号が‘H’である時間に基づいて面番号を決定してもよい。
なお、本実施形態では、モノクロの電子写真方式の複写機について説明したが、本実施形態の構成は、カラーの電子写真方式の複写機にも適用される。
本実施形態では、エンジン制御部1009は、作像用BD信号の出力を開始すると、出力した作像用BD信号のパルス数のカウントを開始したが、この限りではない。例えば、エンジン制御部1009は、画像制御部1007からレーザー制御部1008への画像データの出力が開始されると、出力した作像用BD信号のパルス数のカウントを開始する構成でもよい。
本実施形態におけるレーザー光源1000、回転多面鏡1002、感光ドラム708、BDセンサ1004及びエンジン制御部1009は、画像形成手段に含まれる。
また、本実施形態では、画像制御部1007は、補正後の画像データをレーザー制御部1008に出力したが、この限りではない。例えば、画像制御部1007は補正後の画像データをエンジン制御部1009に出力し、エンジン制御部1009がレーザー制御部1008に当該画像データを出力する構成であってもよい。即ち、画像制御部1007は、補正後の画像データを画像形成手段に出力する構成であればよい。
本実施形態におけるレーザー光源1000、回転多面鏡1002、感光ドラム708、BDセンサ1004及びエンジン制御部1009は、画像形成手段に含まれる。
また、本実施形態では、画像制御部1007は、補正後の画像データをレーザー制御部1008に出力したが、この限りではない。例えば、画像制御部1007は補正後の画像データをエンジン制御部1009に出力し、エンジン制御部1009がレーザー制御部1008に当該画像データを出力する構成であってもよい。即ち、画像制御部1007は、補正後の画像データを画像形成手段に出力する構成であればよい。
また、本実施形態では、シートセンサ726は転写位置より上流側かつレジローラ723より下流側に設けられたが、この限りではない。例えば、シートセンサ726がレジローラ723よりも上流側に設けられてもよい。
また、本実施形態では、図4及び図5において説明したように、BD信号の周期に基づいて面番号が特定されたが、面番号が特定される方法はこれに限定されるわけではない。例えば、回転多面鏡を回転駆動するモータの回転周期を示す信号(例えば、エンコーダの信号やFG信号等)とBD信号との位相差に基づいて面番号が特定されてもよい。
また、本実施形態では、図4及び図5において説明したように、BD信号の周期に基づいて面番号が特定されたが、面番号が特定される方法はこれに限定されるわけではない。例えば、回転多面鏡を回転駆動するモータの回転周期を示す信号(例えば、エンコーダの信号やFG信号等)とBD信号との位相差に基づいて面番号が特定されてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置が低速モードで動作している場合、作像用BD信号の出力を開始してから特定のタイミングまでは信号間欠処理を行わない。そして、特定のタイミングから作像用BD信号の間欠を開始することで、回転多面鏡の所定の反射面に対応する作像用マーキングBD信号が画像制御部1007に少なくとも1回は入力されるようにする。画像制御部1007は、作像用マーキングBD信号が1回入力されれば、その後入力される作像用BD信号を順次回転多面鏡の各反射面を検知することができる。従って、エンジン制御部1009で特定した回転多面鏡の面情報を画像制御部1007に確実に通知することが可能となる。画像制御部1007は、入力された作像用マーキングBD信号を検出して回転多面鏡の所定の反射面を検知し、回転多面鏡の各反射面に対応する補正量で画像データを補正することができる。
Claims (11)
- 画像データを受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記画像データに基づいて光を出力する光源と、
感光体と、
複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって偏向された前記光を受光して前記回転多面鏡で反射した光に基づいて第1信号を生成する受光部と、
前記複数の反射面のうち前記感光体の走査に用いられる反射面を特定する特定手段と、
前記特定された反射面のうち所定の反射面と他の反射面との識別が可能となるように前記第1信号から第2信号を生成する生成手段と、
を含む画像形成手段を有する画像形成装置に接続され、前記画像データを前記画像形成手段に出力する情報処理装置であって、
前記第2信号の一部を間欠させる信号間欠処理を行う信号間欠手段と、
前記信号間欠手段で間欠されなかった前記第2信号に基づいて前記回転多面鏡の反射面に対応した画像補正を前記画像データに行って、補正後の画像データを前記画像形成手段に出力する画像処理手段と、を有し、
前記信号間欠手段は、前記所定の反射面に対応する前記第2信号が前記画像形成手段に出力されるまでは前記信号間欠処理を実行しないことを特徴とする、情報処理装置。 - 前記信号間欠手段は、前記特定手段により前記反射面が特定された時点を基準として前記信号間欠処理の開始時を決定することを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記信号間欠手段は、前記所定の反射面に対応する前記第2信号が前記画像形成手段に出力されたことを契機に前記信号間欠処理を開始することを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記信号間欠手段は、前記第1信号が所定回数受信した時点を基準として前記信号間欠処理の開始時を決定することを特徴とする、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記所定回数の値は、前記第2信号の生成が開始されてから少なくとも前記特定手段が前記回転多面鏡の各反射面を特定するために必要な前記第2信号の数と、前記回転多面鏡の面数との和に等しいかまたはそれよりも大きい値であることを特徴とする、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記信号間欠手段は、画像形成装置から得られる、前記第2信号のうち間欠される信号の割合に従って、前記信号間欠処理を行う、
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記間欠される信号の割合は、前記感光体の回転速度に応じて決定される、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記信号間欠手段は、前記特定手段により特定した各反射面のうち前記所定の反射面とは異なる反射面を間欠することを特徴とする、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特定された反射面のそれぞれを示す情報を前記複数の反射面のそれぞれに対応する複数の補正データと関連付けて記憶する記憶手段を更に有し、
前記画像処理手段は、前記記憶手段に記憶されている前記補正データに基づいて、前記反射面に対応させて前記画像データを補正し、補正された前記画像データを前記画像形成手段に出力する、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段は、
前記特定された前記反射面に関する情報と前記第1信号とに基づいて、前記第1信号と同期するとともに第1レベルの信号と第2レベルの信号とを有する第2信号を生成し、かつ、前記第2信号は、前記複数の反射面のそれぞれに対応する前記第1レベルの期間を含み、前記複数の反射面のうち前記所定の反射面に対応する前記第1レベルである期間の長さが、前記複数の反射面のうち他の反射面に対応する前記第1レベルである期間の長さとは異なる長さになるように生成されることを特徴とする、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 画像データを生成する第1生成手段と、前記第1生成手段から出力される前記画像データに基づいて、記録媒体に画像形成を行う画像形成手段と、を有する画像形成装置であって、
前記画像形成手段は、
前記第1生成手段から画像データを受信する第1の受信手段と、
前記第1の受信手段が受信した前記画像データに基づいて光を出力する光源と、
感光体と、
複数の反射面を有し、回転することにより前記複数の反射面を用いて前記光源から出力される前記光を偏向して前記感光体を走査する回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって偏向された前記光を受光して前記回転多面鏡で反射した光に基づいて第1信号を生成する受光部と
前記複数の反射面のうち前記感光体の走査に用いられる反射面を特定する特定手段と、
前記特定された反射面のうち所定の反射面と他の反射面との識別が可能となるように前記第1信号から第2信号を生成する第2生成手段と、
前記第2信号の一部を間欠させる信号間欠処理を行う信号間欠手段と、
前記信号間欠手段で間欠されなかった前記第2信号に基づいて前記回転多面鏡の反射面に対応した画像補正を前記画像データに行って、補正後の画像データを前記画像形成手段に出力する画像処理手段と、を有し、
前記信号間欠手段は、前記所定の反射面に対応する前記第2信号が前記画像形成手段に出力されるまでは前記信号間欠処理を実行しないことを特徴とする、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018110801A JP2019214128A (ja) | 2018-06-11 | 2018-06-11 | 情報処理装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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