JP2019213987A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
置への入球が検出センサにより検出されると、この入球回数が所定数までは始動記憶数と
して記憶され、始動記憶数表示手段である保留ランプにより遊技者に報知されるようにな
っているものが一般的である。
。
ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
遊技球が流下する遊技領域が前面側に形成された遊技盤と、
該遊技盤の遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な入球手段と、
該入球手段への遊技球の入球に基づいて特別情報を所定数まで記憶可能な記憶手段と、
表示演出が表示される表示部と、
前記記憶手段に記憶されている前記特別情報の数に対応して発光可能な複数の光源を有する発光手段と
を備えることを特徴とする。
図柄を変動表示する可変表示装置の表示部と始動入賞装置とが配設された遊技盤を備え
、
前記始動入賞装置への入球が検出されることに基づいて当否抽選がなされ、上記始動入
賞装置への入球の検出に基づいて選択されたパターンの動画表示を前記表示部で行うこと
によって上記当否抽選の結果に関連した表示演出が行われ、この動画表示中に検出された
始動入賞装置への入球の回数が所定数まで始動記憶数として記憶され、この始動記憶数を
表示して遊技者に報知する始動記憶数表示手段として点灯部を備え、かつ遊技機の前面部
の少なくとも一部に発光領域が形成された遊技機であって、
前記点灯部が、前記表示部と始動入賞装置との間に配置され、かつ前記遊技機の前面部
から前方に所定の間隔をおいた位置から外部に光を出力し得ることを特徴とする。
問わず、また、完全な平面であるか否かを問わず(即ち多少の湾曲や凹凸等を有するもの
も含め)、遊技機の前方にむかって露出する面状の部位を含意する。また、例えば透明性
を有する部材等の場合は視覚上は外観を構成しないものとし、したがって例えば遊技機の
前側における特定の面状部より前方に透明部材が配置されている場合であっても、当該特
定の面状部は視覚上は前方に露出しているのに等しく、よって遊技機の前面部に該当する
ものとする。
また、「発光領域」とは、遊技機の前面部において、例えば可変表示装置の表示部や電
飾などが配置されることにより光を発し得る構成となっている任意の領域を含意する。
、前記したように発光領域に紛れて保留ランプが視認しづらくなりやすいが、これに対し
、上記手段1の構成によれば、遊技機の前面部から前方に所定の間隔をおいた位置から光
を出力する点灯部によって始動記憶数が表示されるため、正面からみたときに視点が遊技
機の前面部から離れて前方の点灯部に集中する。したがって、始動記憶数が発光領域に紛
れることなく十分に明瞭に視認され、遊技者がこれを容易かつ確実に確認することができ
て遊技球を無駄に使用せずにすむ。
また、可変表示装置の表示部における表示内容と始動入賞装置への入球とは、遊技者に
とって最大の関心事であるため、可変表示装置の表示部と始動入賞装置とは遊技者の注目
が最も集中する部位である。したがって、表示部と始動入賞装置との間に点灯部が配置さ
れていることにより、始動記憶数が最も視認しやすい位置で表示される配置となっている
。
遊技機の前面部から前方に装飾板が延出し、前記点灯部が該装飾板から突出するように
配置され、
前記装飾板に光を照射するための第1光源および前記点灯部に光を供給するための第2
光源が配設され、
前記点灯部が、第2光源から光が入力される入力部と、該入力部に入力された光が外部
に出力される出力部と、該入力部から出力部にわたって形成され、遮光性を有する被覆手
段により少なくとも一部が被覆された導光路とを有することを特徴とする。
れたもの、ならびに中空に形成されたものがいずれも含まれる。
光源から個別に光が照射され、かつ、点灯部においては、入力部から出力部にわたって遮
光性を有する被覆手段により被覆された導光路を経て光が導かれる構成となっているので
、第1光源から光が照射される領域に点灯部が配設されていながらも、第1光源および第
2光源からそれぞれ照射された光が、互いに交じり合ったり干渉し合ったりせずに分離独
立した状態を維持しつつ、装飾板および点灯部にそれぞれ照射される。これにより、第1
光源および第2光源を互いに近接させて配置しながら、装飾板および点灯部を、たがいに
打ち消しあうことなくそれぞれ個別に鮮明に照映させることができる。即ち、第1光源か
ら光を照射することにより装飾板で良好な装飾効果が得られながら、第2光源から供給さ
れた光を点灯部から出力させることにより、周囲の装飾板に紛れることなく始動記憶数が
十分に明瞭に表示される。
またこのとき、例えば適宜な遮光部材を配置することによって第1光源および第2光源
からそれぞれ照射された光を分離独立した状態に維持しようとすると、その遮光部材の配
置スペースが必要となるのに対し、上記手段2のように点灯部を遮光性の被覆手段により
被覆し導光路を形成するようにすることで、遮光部材を設けることなく光を分離独立した
状態に維持することができる。以上のことから、装飾板および点灯部に光を照射すること
により効果的に装飾効果が得られながら、装飾板および点灯部だけでなくこれらに光を照
射するための光源を大きなスペースを要することなくコンパクトに配設することができる
という効果も得られる。
前記導光路内に、該導光路が延びる方向に対し直交する方向に延びる突条および/また
は溝を有する反射部が形成され、該反射部に対向する位置に出力部が形成されていること
を特徴とする。
、該導光路が延びる方向に沿って進み、出力部へ導かれる。このとき、上記手段3に係る
遊技機によれば、導光路内を進んできた光が、反射部において、該導光路が延びる方向に
対し直交する方向に延びる突条および/または溝に当って、該反射部に対向する方向に斉
しく反射する。即ち、導光路内を様々な方向に反射しながら進んできた光が、反射部で反
射することにより、該反射部に対向する方向に揃えられるようにして、出力部から外部に
出力される。これにより、光を出力部から外部に無駄なく出力することができ、点灯部を
より効果的に点灯させることができる。
いて、
前記装飾板が光透過性を有する樹脂よりなり、表面ないし裏面に半透光性を有する金属
薄膜を形成することによってハーフミラーとなっていることを特徴とする。
から光を照射するとこの光を透過させ得るとともに、該第1光源から光を照射していない
状態では金属薄膜が光を反射し、これにより装飾板においてさらに良好な装飾効果が得ら
れるようになっている。
技機において、
前記可変表示装置の表示部と始動入賞装置との間に、遊技球を左右に転動させながら下
方の始動入賞装置にむけて落下させるかまたは該始動入賞装置から外れた位置に落下させ
るように前方に誘導するステージ形成部材が配置され、
前記ステージ形成部材が透明性を有し、
前記装飾板および点灯部が、上記ステージ形成部材に覆われるようにして配置されてい
ることを特徴とする。
口、始動口等の各種入賞口や図柄を変動表示する可変表示装置が配設されたものが一般的
であり、さらに、該可変表示装置として、図柄を変動表示する表示部だけでなく、遊技球
を左右に転動させながら前方に誘導して下方中央の始動口にむけて落下させたり、該始動
口から外れた位置に落下させたりする「ステージ」と称される部位を表示部と始動口との
間に設けるようにしたものも多い。このような遊技機において、上記手段5のように、装
飾板および点灯部を覆うようにして透明性を有するステージ形成部材を配置した構成によ
れば、ステージの下部のスペースを有効に利用して装飾板および点灯部をよりコンパクト
に配置することができる。このとき、装飾板および点灯部はステージ形成部材に覆われる
ようにして配置されているため、ステージ形成部材上を転動する遊技球の挙動は該装飾板
および点灯部の形状によってはなんら影響を受けることはなく、したがって該装飾板およ
び点灯部をあまり制約されずに多様な形状に形成することができて装飾の自由度の高い構
成とすることができる。また、ステージ形成部材が透明性を有するものであるため、装飾
板および点灯部が隠れず外部からの視認性を良好に維持することができる。
前記ステージ形成部材が、前下から後上にかけて階段状に形成された複数段から構成さ
れ、前記点灯部が、上記ステージ形成部材を構成する複数段のうち最前段より後方の段に
対応する位置に配置されていることを特徴とする。
より後方の段、即ち最前段より上方の段に対応する位置に点灯部が配置されていることに
より、該点灯部をより上方に突出させて配置することができて正面視すなわち遊技者から
視た該点灯部の可視領域を大きく確保することができ、また、このように点灯部の可視領
域を大きく確保しながら、装飾板をステージ形成部材に対しさらに近接させて、即ちさら
にコンパクトに配置することができる。
技機において、
前記第2光源が主制御基板に接続されて該第2光源の点灯が主制御基板により制御され
、前記第1光源が、主制御基板に制御される副制御装置に接続され、該第1光源の点灯が
副制御装置により制御されることを特徴とする。
により制御されるので、例えば副制御装置が故障した場合であっても、主制御基板には影
響せず、したがって始動記憶数を報知する機能を維持することができる。
技機において、
前記点灯部が、導光路に沿って長く延びる形状を有し、該点灯部の長さ方向に沿って支
持部材が添設されていることを特徴とする。
材が添設されることによって安定に支持される。また、点灯部の長さ方向に沿って支持部
材を添設する、即ち支持部材を点灯部に重ねるようにして添設することにより、第1光源
からの光の照射が該支持部材によって妨げられることを可及的に少なくすることができる
。
前記支持部材が、点灯部に係合し得る係止手段を有することを特徴とする。
持部材に容易に支持固定することができる。
遊技機において、
前記点灯部が、取付部の寸法および/または形状が異なる2種以上の点灯部から構成さ
れていることを特徴とする。
つの点灯部を他の点灯部と取り違えて誤った取付位置に取り付けることともなりやすいが
、上記手段10に係る遊技機によれば、個々の点灯部の取付部の寸法および/または形状
が異なるので、各点灯部を誤った位置に取り付けようとしても正しく適合せず、したがっ
て各点灯部をより確実に適正な位置に取り付けることができる。
てパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)を挙げる。
(パチンコ機正面側の構成)
図1はパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の斜視図である。図1、
2に示すように、パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、
この外枠11の一側部に開閉可能に支持された内枠12とを備えている。以下に、外枠1
1と内枠12との構成を個別に説明する。
な締結具により各板材が組み付けられている。なお、外枠11は樹脂やアルミニウム等の
軽金属により構成されていてもよい。このように構成することにより、パチンコ機の軽量
化を図ることができるからである。
一方、上記内枠12の開閉軸線はパチンコ機10の正面からみてハンドル(後述する遊
技球発射ハンドル18)設置箇所の反対側(図1のパチンコ機10の左側)で上下に延び
るように設定されており、この開閉軸線を軸心にして内枠12が前方側に十分に開放でき
るようになっている。このような構成とするのは、内枠12の開閉軸線がハンドル設置箇
所側(図1のパチンコ機10の右側)で上下方向にあるとすると、内枠12を開放する際
に遊技球発射ハンドル18の頭部等が隣なりのパチンコ機やカードユニット(球貸しユニ
ット)に干渉することになり、内枠12を十分に開放できないからである。また、内枠1
2は合成樹脂、具体的にはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂から
成る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が
発揮される。
の下皿ユニット13よりも上側の範囲で内枠12の左側の上下方向の開閉軸線を軸心にし
て開閉自在に取り付けられた前面枠セット14と、図示しない樹脂ベースと、この樹脂ベ
ースの後側に取り付けられる後述の遊技盤30とを備えている。これらの各構成を以下に
詳細に説明する。
の下皿ユニット13の前面側には、下皿15と球抜きレバー17と遊技球発射ハンドル1
8と灰皿22と音出力口24が設けられている。球受皿としての下皿15は、下皿ユニッ
ト13のほぼ中央部に設けられており、後述の上皿が満タンになった場合等に排出口16
より排出される遊技球を停留する役割がある。上記球抜きレバー17は、下皿15内の遊
技球を抜くためのものであり、この球抜きレバー17を図1で左側に移動させることによ
り、下皿15の底面の所定箇所が開口され、下皿15内に停留された遊技球を下皿15の
底面の開口部分を通して遊技者の持球貯留箱(ドル箱)に排出することができる。上記遊
技球発射ハンドル18は、下皿15よりも右方で手前側に突出するように配設されている
。遊技者による遊技球発射ハンドル18の操作に応じて、発射ソレノイドを備えた遊技球
発射装置によって遊技球が後述する遊技盤30の方へ打ち込まれるようになっている。上
記音出力口24は、下皿ユニット13内あるいは背面に設けられたスピーカからの音を出
力するための出力口である。また、灰皿22は下皿15の左方に設けられている。灰皿2
2は左右方向(水平方向)の軸線を軸心にして回動(例えば前方側に向けて前回り)する
ように、その右側が下皿15に片待ち支持されている。
る。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できる。特に、下皿1
5を形成する表面層と下皿奥方の前面パネル部分とを難燃性のABS樹脂にて成形してい
る。このため、この部分は燃えにくくなっている。
ての上皿19が前面枠セット14と一体的に設けられている。この上皿19は、遊技球を
一旦貯留し、一列に整列させながら遊技球発射装置38の方へ導出するための球受皿であ
る。従来のパチンコ機では前面枠セットの下方に内枠に対し開閉可能な前飾り枠が設けら
れ、該前飾り枠に上皿が設けられていたのであるが、本形態では前飾り枠が省略され、前
面枠セット14に対し直接的に上皿19が設けられている。この上皿19も下皿15と同
様、表面層が難燃性のABS樹脂にて成形される構成となっている。また、上皿19の左
下方には、装飾図柄表示装置42の背景を変える等の操作を遊技者が行なうための演出ボ
タン79が設けられている。
手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり遊技状態時等における遊技状態の変
化に応じて点灯、点滅のように発光態様が変更制御され遊技中の演出効果を高める役割を
果たすものである。例えば、窓部101の周縁には、LED等の発光手段を内蔵した環状
電飾部102が左右対称に設けられ、大当たり遊技状態時に点灯や点滅を行うことにより
、大当たり遊技状態中であることを報知する構成である。
は球貸しボタン121と、返却ボタン122と、度数表示部123とが設けられている。
パチンコ機10の側方に配置された図示しないカードユニット(球貸しユニット)に紙幣
やカード等を投入した状態で貸球操作部120が操作されると、その操作に応じて遊技球
の貸出が行われる。球貸しボタン121は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基
づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおい
て貸出球が上皿19に供給される。返却ボタン122は、カードユニットに挿入されたカ
ード等の返却を求める際に操作される。度数表示部123はカード等の残額情報を表示す
るものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置部から上皿に遊技球が直接貸
し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部120が不要となる。故に、貸球
操作部120の設置部分に、飾りシール等が付されるようになっている。これにより、カ
ードユニットを用いたパチンコ機と現金機との貸球操作部の共通化が図れる。
を示す正面図、図5は遊技盤30の構成を示す斜視図である。遊技盤30は、一般入賞口
を備える一般入賞装置31、可変入賞装置32、上始動口33aと下始動口33b(作動
チャッカ33bで構成)とから成る第1の始動入賞装置33、第2の始動口を備える第2
の始動入賞装置34(スルーゲートで構成)、特別図柄表示装置、普通図柄表示装置、装
飾図柄表示装置42を備える可変表示装置ユニット35等が設けられている。これらの一
般入賞装置31、可変入賞装置32、第1の始動入賞装置33、第2の始動入賞装置34
、可変表示装置ユニット35等は、遊技盤30における、ルータ加工によって形成された
各貫通穴にそれぞれに配設され、遊技盤30前面側から木ネジ等により取り付けられてい
る。また、下始動口33bの入口には、一対の開閉羽根60が設けられており、遊技球を
案内する開放位置と、下始動口33b内に遊技球が入りにくくなる閉塞位置を採りうる。
開閉羽根60は、遊技盤30の裏面側に配設されたソレノイドSL1によって駆動される
。また、下始動口33bの下方には、大入賞口(収容部の入口)61が配置されている。
大入賞口61については、後に言及する。大入賞口61内には、入球検出スイッチSW1
が設けられている。
入球し、当該入球が後述する検出スイッチ(入賞口スイッチ、カウントスイッチ、作動口
スイッチ等)で検出され、この検出スイッチの出力に基づいて、上皿19(または下皿1
5)へ所定数の賞品球が払い出される。その他に、遊技盤30にはアウト口36が設けら
れており、各種入賞装置等に入球しなかった遊技球はこのアウト口36を通って図示しな
い球排出路の方へと案内されるようになっている。遊技盤30には、遊技球の落下方向を
適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、各種部材(役物)が配
設されている。
しての特別図柄を変動表示し、上記装飾図柄表示装置42は特別図柄の変動表示に対応し
た装飾図柄を変動表示し、上記普通図柄表示装置は第2の始動入賞装置34の通過をトリ
ガとして普通図柄を変動表示する。
のLEDセグメントで構成されており、後述する主制御装置261により表示内容が制御
される。
置により表示内容が制御される。装飾図柄表示装置42には、例えば上、中、及び下の3
箇所に識別情報としての図柄が表示される。これら図柄がスクロールされて装飾図柄表示
装置42に可変表示されるようになっている。なお本形態では、装飾図柄表示装置42(
液晶表示装置)は例えば10インチ或いは12インチサイズの大型の液晶ディスプレイを
備えている。
のランプ(以下、第1ランプおよび第2ランプとも称す)を備えている。この実施例では
、普通図柄用の第1ランプは、その外観形状は「○」形状となっている一方、第2ランプ
は、第1ランプの右側に隣接して設けられ、その外観形状は「×」形状となっている。普
通図柄表示装置は、遊技球が第2の始動入賞装置34を通過する毎に例えば第1および第
2ランプによる表示図柄(普通図柄)が変動し、具体的には、第1および第2ランプが交
互に光り、第1ランプで停止した場合に第1の始動入賞装置33の下始動口33bが所定
時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。遊技球が第2の始動入賞装
置34を通過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ801aにて
点灯表示されるようになっている。なお、第1および第2ランプは、装飾図柄表示装置4
2の一部で変動表示される複数個の表示部としても良い。
おり、大当たりの際に遊技球が入賞しやすい開状態と通常の閉状態とに繰り返し作動され
るようになっているが、その具体的な構成については後述する。簡略に触れれば、特別図
柄表示装置が特定の表示態様となった場合(装飾図柄表示装置42の停止後の確定図柄が
予め設定した特定の図柄の組み合せとなった場合)に特別遊技状態が発生する。そして、
可変入賞装置32が受球状態となり、遊技球の入賞を許す。具体的には、所定時間(例え
ば30秒)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、可変入賞装
置32の受球状態が所定回数繰り返し開放される。遊技球が第1の始動入賞装置33を通
過した回数は最大4回まで保留され、その保留回数が保留ランプ800aにて点灯表示さ
れるようになっている。なお、保留ランプ800aは、装飾図柄表示装置42の一部で変
動表示される構成等であっても良い。
するためのレールユニット50が取り付けられており、遊技球発射ハンドル18の回動操
作に伴い発射された遊技球はレールユニット50を通じて所定の遊技領域に案内されるよ
うになっている。レールユニット50はリング状をなす樹脂成型品(例えば、フッ素樹脂
が添加されて成形されたもの)にて構成されており、内外二重に一体形成された内レール
51と外レール52とを有する。なお、レールユニット50はフッ素樹脂を添加して成形
されているので、遊技球の摩擦抵抗を少なくできる。内レール51は上方の約1/4ほど
を除いて略円環状に形成され、一部(主に左側部)が内レール51に向かい合うようにし
て外レール52が形成されている。かかる場合、内レール51と外レール52とにより誘
導レールが構成され、これら各レール51、52が所定間隔を隔てて並行する部分(向か
って左側の部分)により球案内通路が形成されている。なお、球案内通路は、遊技盤30
との当接面を有した溝状、すなわち手前側を開放した溝状に形成されている。
これにより、一旦、内レール51および外レール52間の球案内通路から遊技盤30の上
部へと案内された遊技球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止されるよ
うになっている。また、外レール52には、遊技球の最大飛翔部分に対応する位置(図3
の右上部:外レール52の先端部に相当する部位)に返しゴム54が取着されている。従
って、所定以上の勢いで発射された遊技球は、返しゴム54に当たって跳ね返されるよう
になっている。
成されている。フランジ56は、遊技盤30に対する取付面を構成する。レールユニット
50が遊技盤30に取り付けられる際には、遊技盤30上にフランジ56が当接され、そ
の状態で、当該フランジ56に形成された複数の透孔にネジ等が挿通されて遊技盤30に
対するレールユニット50の締結がなされるようになっている。
成されており、特に本形態では、遊技盤30の盤面上に区画される遊技領城が従来よりも
はるかに大きく構成されている。
次に、パチンコ機10の背面の構成を説明する。図5はパチンコ機10の背面図である
。
その背面(実際には内枠12および遊技盤30の背面)において、各種制御基板が上下左
右に並べられるようにしてまたは前後に重ねられるようにして配置されており、さらに、
遊技球を供給するための遊技球供給装置(払出機構)や樹脂製の保護カバー等が取り付け
られている。本形態では、各種制御基板を3つの取付台に分けて搭載して3つの制御基板
ユニットを構成し、それら制御基板ユニットを個別に内枠12または遊技盤30の裏面に
装着するようにしている。この場合、主制御基板、電源監視基板、これら基板を収容する
基板ボックスおよび該基板ボックスを封印する封印ユニットから構成される主制御装置2
61を一つの取付台に搭載してユニット化し、表示制御基板、該表示制御基板を収容する
基板ボックスおよび装飾図柄表示装置42から構成される表示制御装置45とサブ制御基
板および該サブ制御基板を収容する基板ボックスから構成されるサブ制御装置262とを
後述する外包部材82に搭載してユニット化し、さらに払出制御基板、該払出制御基板を
収容する基板ボックス(払出制御基板ケース)および該基板ボックスを封印する封印ユニ
ットから構成される払出制御装置311と電源基板、発射制御基板およびこれら基板を収
容する基板ボックス(電源・発射制御基板ケース203A)から構成される電源・発射制
御装置とを1つの取付台に搭載してユニット化している。ここでは便宜上、各ユニットを
上記の順に「第1制御基板ユニット201」、「第2制御基板ユニット202」および「
第3制御基板ユニット203」と称することとする。
分を裏パックと称することもあるため、ここではそのユニットを「裏パックユニット20
3」と称する。各ユニット201〜203の詳細な構成については後述する。
03は、ユニット単位で何ら工具等を用いずに着脱できるよう構成されており、更に、こ
れに加え、一部に支軸部を設けて内枠12または遊技盤30の裏面に対して開閉できる構
成となっている。これは、各ユニット201〜203やその他構成が前後に重ねて配置さ
れても、隠れた構成等を容易に確認することを可能とするための工夫でもある。
源の監視を司る電源監視基板と、主制御基板からの指示に従い前記装飾図柄表示装置42
の表示制御と音声ランプ制御とを司るサブ制御基板とを有する。上記主制御基板と電源監
視基板とは透明樹脂材料等よりなる基板ボックス263に収容されて構成されている。こ
の基板ボックス263は、略直方体形状のボックスベースと該ボックスベースの開口部を
覆うボックスカバーとを備えており、これらボックスベースとボックスカバーとは封印ユ
ニットによって開封不能に連結されることにより、基板ボックス263が封印される。
れば任意の構成が適用でき、また、封印ユニットによる封印処理は、その封印後の不正な
開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期にかつ容易に発見可
能とするものである。
2の表示制御を司る表示制御装置45と主制御基板からの指示に従い音声ランプ制御を司
るサブ制御基板とを有する。上記表示制御装置45は、装飾図柄表示装置42および表示
制御基板がユニットとして構成され、透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて
後述する外包部材82の背面側に取り付けられている。上記サブ制御基板は透明樹脂材料
等よりなる基板ボックスに収容され、上記表示制御装置45の背面側に取り付けられてい
る。
基板、発射制御基板及びカードユニット接続基板を有している。上記払出制御基板により
賞品球や貸出球の払出が制御され、上記電源基板および発射制御基板により各種制御装置
等で要する所定の電源電圧が生成され出力されるとともに遊技者による遊技球発射ハンド
ル18の操作に従い発射ソレノイドの制御が行われる。また、上記カードユニット接続基
板は、パチンコ機前面の貸球操作部120(図1参照)および図示しないカードユニット
に電気的に接続され、遊技者による球貸し操作の指令を取り込んでそれを払出制御基板に
出力するものである。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿に遊技球が
直接貸し出される現金機では、カードユニット接続基板は不要である。
納されており、上記電源基板および発射制御基板は、透明樹脂材料等よりなる電源・発射
制御基板ケース203A内に収納されている。また、上記カードユニット接続基板は透明
樹脂材料等よりなるカードユニット接続基板ケース(図示せず)内に収納されている。特
に、払出制御基板では、前述した主制御基板と同様、基板ケース(被包手段)を構成する
ボックスベースとボックスカバーとが封印ユニット(封印手段)によって開封不能に連結
されることにより、基板ボックスが封印される。
モータ部の球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ321が押下され
ると、払出モータがゆっくりと正回転され、球詰まりの解消(正常状態への復帰)が図ら
れるようになっている。
形された裏パック351と遊技球の払出機構部352とを一体化したものである。
と、パチンコ機後方に突出し横長の略直方体形状をなす保護カバー部354とを有する。
保護カバー部354は左右側面および上面が閉鎖されかつ下面のみが開放された形状をな
し、少なくとも電動役物ユニット(センター役物)を囲むのに十分な大きさを有する(但
し本形態では、前述のサブ制御基板も合わせて囲む構成となっている)。保護カバー部3
54の背面には多数の通気孔が設けられている。この通気孔は各々が長孔状をなし、それ
ぞれの通気孔が比較的近い位置で隣り合うよう設けられている。従って、隣り合う通気孔
間にある樹脂部分を切断することにより、裏パック351の背面を容易に開口させること
ができる。つまり、通気孔間の樹脂部分を切断してその内部の表示制御装置等を露出させ
ることで、所定の検定等を容易に実施することができる。
2が配設されている。すなわち、裏パック351の最上部には上方に開口したタンク35
5が設けられており、このタンク355には遊技ホールの島設備から供給される遊技球が
逐次補給される。タンク355の下方には、例えば横方向2列(2条)の球通路を有し下
流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール356が連結され、さらにタンクレール35
6の下流側には縦向きにケースレール357が連結されている。払出装置358はケース
レール357の最下流部に設けられ、払出モータ等の所定の電気的構成により必要個数の
遊技球の払出が適宜行われる。そして、払出装置358より払い出された遊技球は図示し
ない払出通路等を通じて前記上皿19に供給される。
359とが一体化するようにユニット化されており、仮にタンクレール356付近で球詰
まりが生じた際、バイブレータ359が駆動されることで球詰まりが解消されるようにな
っている。
を中継する払出中継基板381が設置されると共に、外部より主電源を取り込むための電
源スイッチ基板382が設置されている。電源スイッチ基板382には、電圧変換器を介
して例えば交流24Vの主電源が供給され、電源スイッチ382aの切替操作により電源
ONまたは電源OFFとされるようになっている。
枠開検出スイッチ388が設けられており、内枠12が開かれると、内枠開検出スイッチ
388からホール内(パチンコ店内)用コンピュータヘ出力されるようになっている。ま
た、上記内枠開検出スイッチ388の左方には、前面枠開検出スイッチ389が設けられ
ており、前面枠セット14が開かれると、前面枠開検出スイッチ389からホール内(パ
チンコ店内)用コンピュータヘ出力されるようになっている。
次に、図6を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。パチンコ機
10は、電源装置313と、電源監視装置540と、主制御装置261と、サブ制御装置
262と、払出制御装置311と、表示制御装置45等を備えている。以下に、これらの
装置を個別に詳細に説明する。尚、電源監視装置540と主制御装置261とは、上記し
たように封印ユニットで封印されている。
である1チップマイコンとしてのMPU501が搭載されている。MPU501には、該
MPU501により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM5
02と、そのROM502内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等
を一時的に記憶するためのメモリであるRAM503と、そのほか、割込回路やタイマ回
路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。
アップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM
503には、各種のデータ等を一時的に記憶するためのエリアが備えられている。
る電源遮断時に、停電監視回路542からの停電信号SG1が入力されるように構成され
ており、その停電信号SG1がMPU501へ入力されると、停電時処理としてのNMI
割込処理が即座に実行される。
ライン504を介して入出力ポート505が接続されている。入出力ポート505には、
電源監視装置540内のRAM消去スイッチ回路543、払出制御装置311、発射制御
装置312、サブ制御装置262、特別図柄表示装置、普通図柄表示装置、特別図柄保留
表示装置800、普通図柄保留表示装置801や、その他図示しないスイッチ群などが接
続されている。なお、特別図柄表示装置は上記したように9個のLEDセグメントで構成
されており、普通図柄表示装置は上記したように普通図柄用の第1および第2ランプで構
成されており、特別図柄保留表示装置800は上記したように特別図柄に関する保留球の
個数を表示する保留ランプ800aで構成されており、普通図柄保留表示装置801は上
記したように普通図柄に関する保留球の個数を表示する保留ランプ801aで構成されて
いる。
である。演算装置であるMPU511は、そのMPU511により実行される制御プログ
ラムや固定値データ等を記憶したROM512と、ワークメモリ等として使用されるRA
M513とを備えている。
チンコ機10の電源の遮断後においても電源装置313からバックアップ電圧が供給され
てデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM513には、各種のデ
ータ等を一時的に記憶するためのエリアが備えられている。
時の発生による電源遮断時に停電監視回路542から停電信号SG1が入力されるように
構成されており、その停電信号SG1がMPU511へ入力されると、停電時処理として
のNMI割込処理が即座に実行される。
スライン514を介して入出力ポート515が接続されている。入出力ポート515には
、主制御装置261、払出モータ358aがそれぞれ接続されている。
あり、発射ソレノイドは、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、
払出制御装置311からカードユニットとの接続状態であることを示す接続信号が出力さ
れていること、遊技者が遊技球発射ハンドル18に触れていることをセンサ信号により検
出していること、発射を停止させるための発射停止スイッチが操作されていないことを条
件に、発射制御装置312は発射許可信号を主制御装置261に出力する。発射許可信号
を入力した主制御装置261は、発射ソレノイド制御信号を発射制御装置312に出力す
る。これにより発射制御装置312は発射ソレノイド制御信号に応じて発射ソレノイドを
駆動し、その結果、遊技球発射ハンドルの操作量に応じた強さで遊技球が発射される。
示に応じた演出用スピーカ810等の鳴動制御及び演出用ランプ811の点灯(点滅)制
御、並びに、主制御装置261からのコマンドに基づいて表示制御装置45へのコマンド
を編集して表示制御装置45に送信する機能を果たすものである。サブ制御装置262の
MPU550には、そのMPU550により実行される制御プログラムや固定値データ等
を記憶したROM551と、ワークメモリ等として使用されるRAM552とを備えてい
る。MPU550には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン553を介
して入出力ポート554が接続されている。入出力ポート554には、スピーカ、ランプ
、装飾図柄表示装置42における変動表示中において所定の表示演出を実行させるための
演出用ボタン79、及び主制御装置261がそれぞれ接続されている。演出用ボタン79
としては、例えば所定のキャラクタが順次出現する態様によって大当たり状態の可能性が
大きいことを予告するステップアップ予告等の表示演出用ボタン等が挙げられる。なお、
演出用ボタン79が押されると、所定の演出実行のための演出指定コマンドが生成されて
、装飾図柄表示装置42に送信されようになっている。
のである。表示制御装置45は、ワークRAM等として使用されるRAM523を有する
MPU521と、ROM(プログラムROM)522と、ビデオRAM524と、キャラ
クタROM525と、画像コントローラ526と、入力ポート527と、出力ポート52
9とを備えている。
コマンド、変動パターンコマンド、確定コマンド等)を入力ポート527を介して受信す
るとともに、受信コマンドを解析し、又は受信コマンドに基づき所定の演算処理を行って
画像コントローラ526の制御(具体的には画像コントローラ526に対する内部コマン
ドの生成)を実施する。プログラムROM522は、MPU521により実行される各種
の制御プログラムや固定値を記憶するためのメモリであり、背景画像用のJPEG形式画
像データも併せて記憶保持されている。RAM523は、MPU521による各種プログ
ラムの実行時に使用されるワークデータやフラグ等を一時的に記憶するためのメモリであ
る。
る。VDPは、装飾図柄表示装置42に組み込まれたLCDドライバ(液晶駆動回路)を
直接操作する一種の描画回路であり、ICチップ化されているため、「描画チップ」とも
呼ばれ、その実体は描画処理専用のソフトウェアを内蔵したマイコンチップとでも言うべ
きものである。画像コントローラ526は、MPU521、ビデオRAM524等のそれ
ぞれのタイミングを調整してデータの読み書きに介在するとともに、ビデオRAM524
に記憶される表示データを、キャラクタROM525から所定のタイミングで読み出して
、出力ポート529を介して装飾図柄表示装置42に出力して表示させる。
のメモリであり、ビデオRAM524の内容を書き換えることにより装飾図柄表示装置4
2の表示内容が変更される。キャラクタROM525は装飾図柄表示装置42に表示され
る図柄などのキャラクタデータを記憶するための画像データライブラリとしての役割を担
うものである。このキャラクタROM525には、各種の表示図柄のビットマップ形式画
像データ、ビットマップ画像の各ドットでの表現色を決定する際に参照する色パレットテ
ーブル等が保持されている。特に、ビットマップ形式の図柄画像データにはそれぞれ図柄
コード(図柄番号)が付与されており、コマンドレベルでは各図柄画像を図柄コードだけ
で管理可能としている。なお、キャラクタROM525を複数設け、各キャラクタROM
525に分担して画像データ等を記憶させておくことも可能である。また、プログラムR
OM522に記憶した背景画像用のJPEG形式画像データをキャラクタROM525に
記憶する構成とすることも可能である。
ている。この電源部541は、電源経路を通じて、主制御装置261や払出制御装置31
1等に対して各々に必要な動作電圧を供給する。その概要としては、電源部541は、外
部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチやモータ等を駆動する
ための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバック
アップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電
圧を、電源監視装置540、サブ制御装置262、払出制御装置311、表示制御装置4
5等に対して供給する。なお、主制御装置261に対しては、電源監視装置540を介し
て動作電圧(12ボルト及び5ボルトの電圧)が供給される。また、発射制御装置312
に対しては、主制御装置261を介して動作電圧(12ボルト及び5ボルトの電圧)が供
給される。
ット信号を出力するリセット回路544と、を備えている。
停電監視回路542は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置261のMPU
501及び払出制御装置311のMPU511の各NMI端子へ停電信号SG1を出力す
るための回路である。停電監視回路542は、電源部541から出力される最大電圧であ
る直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(
電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置261及び払出制御装置31
1へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置261及び払出制御装置31
1は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部541は、直流安
定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充
分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように
構成されている。よって、主制御装置261及び払出制御装置311は、NMI割込処理
を正常に実行し完了することができる。
置261及び払出制御装置311へ、バックアップデータをクリアするためのRAM消去
信号SG2を出力する回路である。なお、払出制御装置311への信号の送信は、主制御
装置261を介して行われる。
主制御装置261及び払出制御装置311は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM
消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアする。
、及び表示制御装置45を初期化するため、リセット信号を出力する回路である。なお、
リセット回路544からのリセット信号は、主制御装置261に対しては直接与えられる
が、払出制御装置311、サブ制御装置262、及び表示制御装置45に対しては、電源
装置313を介して与えられるようになっている。
について説明する。なお、本実施形態のパチンコ機10においては、大当たりの発生を遊
技者に示すための図柄として特別図柄表示装置で表示される特別図柄と、装飾図柄表示装
置42で表示される装飾図柄との2種類が設けられている。装飾図柄は、特別図柄と同期
して変動が行われる図柄であり、特別図柄の変動開始と同時に(又はほぼ同時期に)変動
を開始し、また特別図柄の変動停止と同時に(またはほぼ同時期に)変動を停止するもの
である。この装飾図柄は、遊技者に多種多様な表示演出を行って飽きにくい遊技性を備え
るために設けられている。
LEDセグメントの点灯パターンの変化により表現される。この特別図柄の変動表示は遊
技球の始動入賞装置33への入賞に基づいて開始され、一定時間後に特別図柄の変動表示
が同時に停止する。その停止後に、大当たりを示す点灯パターンあるいは外れを示す点灯
パターンが表示され、外れの場合は、始動入賞装置33への入賞に基づいて再度の変動表
示が行われる。遊技球が始動入賞装置33に入賞した回数は最大4回まで保留され、その
保留回数が特別図柄保留表示装置800の保留ランプ800aにて点灯表示されるように
なっている。
表示画面には、例えば、上段・中段・下段に区分けされた3つの表示領域に3つの装飾図
柄列Z1〜Z3が表示される。これら装飾図柄列Z1〜Z3は、右から左にスクロール表
示される。装飾図柄は、例えば「1」〜「9」の数字からなる主図柄と、主図柄より小さ
い副図柄とにより構成され、これら各主図柄および副図柄によって装飾図柄の図柄列が形
成される。装飾図柄で形成される各図柄列では、数字の昇順又は降順に主図柄が配列され
ると共に各主図柄の間にそれぞれ副図柄が配列されている。始動入賞装置33への入賞す
なわち始動入賞が発生すると、装飾図柄の変動表示が行われ、変動パターンに応じた一定
時間の経過後に変動表示が停止し、装飾図柄表示装置42には縦3×横3の9個の装飾図
柄が表示結果として表示される。大当たり抽選に当選した変動表示においては、9個の装
飾図柄のうち垂直あるいは斜めの一直線上に同一の主図柄が3つ揃って停止するように表
示制御装置45により制御が行われ、遊技者に大当たりの発生が示される。一方、大当た
り抽選に外れた変動表示においては、9個の装飾図柄のうち垂直あるいは斜めのいずれに
も同一の主図柄が3つ揃って停止しないように表示制御装置45により制御が行われ、遊
技者に外れの発生が示される。
ランプ(外観が○形状)と、第2ランプ(外観が×形状)とが交互に点灯することにより
表現される。この普通図柄の変動表示は遊技球が第2の始動入賞装置34を通過すること
を条件として開始され、一定時間後に普通図柄の変動表示が停止する。そして、第1ラン
プで停止した場合に第1の始動入賞装置33が所定時間だけ作動状態となる(開放される
)よう構成されている。遊技球が第2の始動入賞装置34を通過した回数は最大4回まで
保留され、その保留回数が普通図柄保留表示装置801の保留ランプ801aにて点灯表
示されるようになっている。
制御装置261内のMPU501は、遊技に際し各種カウンタ情報を用いて、大当たり抽
選や特別図柄表示装置の図柄表示の設定などを行うこととしている。具体的には、特別図
柄に関連するカウンタ群と、普通図柄に関連するカウンタ群とを備えている。先ず、特別
図柄に関連するカウンタ群について説明する。特別図柄に関連するカウンタ群としては、
大当たりの抽選に使用する大当たり乱数カウンタC1と、特別図柄表示装置の大当たり図
柄の選択に使用する大当たり図柄カウンタC2と、特別図柄表示装置が外れ変動する際の
停止パターンの選択(装飾図柄の変動においてはリーチとするか完全外れとするかのリー
チ抽選に相当する)に使用する停止パターン選択カウンタC3と、大当たり乱数カウンタ
C1の初期値設定に使用する初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用
する種別を決定する変動種別カウンタCS1〜CS3とを備えている。
パターン(形態)を意味している。
1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。各カウンタは短
時間間隔で更新され、その更新値がRAM503の所定領域に設定されたカウンタ用バッ
ファに適宜格納される。RAM503には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留
第1〜第4エリア)とからなる保留球格納エリア700が設けられており、これらの各エ
リアには、始動入賞装置33への遊技球の入賞タイミングに合わせて、大当たり乱数カウ
ンタC1、大当たり図柄カウンタC2及び停止パターン選択カウンタC3の各値がそれぞ
れ格納される。
大当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大
値(つまり738)に達した後0に戻る構成となっている。特に大当たり乱数カウンタC
1が1周した場合、その時点の乱数初期値カウンタCINI1の値が当該大当たり乱数カ
ウンタC1の初期値として読み込まれる。なお、乱数初期値カウンタCINI1は、大当
たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜
738)、タイマ割込毎に1回更新されると共に通常処理の残余時間内で繰り返し更新さ
れる。大当たり乱数カウンタC1は定期的に(本形態ではタイマ割込毎に1回)更新され
、遊技球が始動入賞装置33に入賞したタイミングでRAM503の保留球格納エリア7
00に格納される。大当たりとなる乱数の値の数は、低確率時と高確率時とで2種類設定
されており、低確率時に大当たりとなる乱数の値の数は2で、その値は「373,727
」であり、高確率時に大当たりとなる乱数の値の数は14で、その値は「59,109,
163,211,263,317,367,421,479,523,577,631,
683,733」である。なお、高確率時とは、特別図柄の組み合せが予め定められた確
率変動図柄である特定図柄の組み合せによって大当たりになり付加価値としてその後の大
当たり確率がアップした状態、いわゆる確変の時をいい、通常時(低確率時)とはそのよ
うな確変状態でない場合をいう。
動停止時の図柄を決定するものであり、例えば0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、最
大値(つまり4)に達した後0に戻る構成となっている。例えば、大当たり図柄カウンタ
C2の値が「0」、「1」の場合の停止図柄は、9個のLEDセグメントが特定の点灯パ
ターンで停止し、この場合の停止図柄の組み合せは非特定図柄(通常の大当たり図柄)を
意味する。
LEDセグメントが上記とは別の特定の点灯パターンで停止し、この場合の停止図柄の組
み合せは特定図柄(確率変動図柄)を意味する。
技球が始動入賞装置33に入賞したタイミングでRAM503の保留球格納エリア700
に格納される。
最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。本形態では、特別図柄の
変動表示は、9つのLEDセグメントで表現するように構成されているので、特別図柄の
場合にはリーチという概念はなく、リーチに相当する停止パターンを停止パターン選択カ
ウンタC3によって、決定することとしている。一方、装飾図柄の場合は、3つの装飾図
柄が停止するので、リーチが存在する。従って、装飾図柄の場合は、リーチ抽選を、停止
パターン選択カウンタC3によって決定している。即ち、装飾図柄の場合では、リーチ発
生した後に最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ
」と、同じくリーチ発生した後最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外
れ以外リーチ」と、リーチ発生しない「完全外れ」とを抽選することとしている。例えば
、停止パターン選択カウンタC3=0〜201が完全外れに該当し、停止パターン選択カ
ウンタC3=202〜208が前後外れリーチに該当し、停止パターン選択カウンタC3
=209〜238が前後外れ以外リーチに該当する。
示を開始した後、先に停留する図柄の組み合せが同一図柄(複数の有効ラインがある装飾
図柄においてはいずれかの有効ライン上で同一図柄)であって大当たりの条件を満たして
おり、変動表示が続いている図柄の表示結果如何によっては大当たりとなることを遊技者
に示唆して大当たりの図柄の組み合せを遊技者に期待させる表示であり、興趣演出の1種
である。興趣演出とは、変動表示の途中で装飾図柄表示装置42の表示画面にリーチに代
表される所定の図柄を現出させたり、スピーカから特定の音声を出力したり、或いは、振
動用のモータによって遊技球発射ハンドル18を振動させる等、通常とは異なる態様を変
動表示に伴わせて変動表示後の表示結果が大当たりとなることを遊技者に期待させる演出
である。
新され、遊技球が始動入賞装置33に入賞したタイミングでRAM503の保留球格納エ
リア700に格納される。
(つまり198)に達した後0に戻る構成となっている。変動種別カウンタCS2は、例
えば0〜240の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり240)に達した後0に
戻る構成となっている。変動種別カウンタCS3は、例えば0〜162の範囲内で順に1
ずつ加算され、最大値(つまり162)に達した後0に戻る構成となっている。
変動種別カウンタCS1によって、ノーマルリーチ、スーパーリーチ、プレミアムリー
チ等のリーチの種別のような大まかな図柄変動態様が決定され、変動種別カウンタCS2
によって、例えばノーマルリーチA、ノーマルリーチB等のようにさらに細かな図柄変動
態様が決定され、変動種別カウンタCS2によって、例えばすべり停止変動の場合の変動
時間の加減算が決定される。従って、これらの変動種別カウンタCS1〜CS3を組み合
わせることで、変動パターンの多種多様性を容易に実現できる。
該通常処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。そして、特別図柄表示装置による特
別図柄及び装飾図柄表示装置42による装飾図柄の変動開始時における変動パターン決定
に際してカウンタCS1〜CS3のバッファ値が取得される。
タ群としては、当たりの抽選に使用する当たり乱数カウンタC4と、当たり乱数カウンタ
C4の初期値設定に使用する初期値乱数カウンタCINI2とを備えている。
た後0に戻るループカウンタとなっている。カウンタは短時間間隔で更新され、その更新
値がRAM503の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。RAM
503には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とからなる
保留球格納エリア701が設けられており、これらの各エリアには、第2の始動入賞装置
34への遊技球の通過に合わせて、当たり乱数カウンタC4の値が格納される。
詳述する。当たり乱数カウンタC4は、例えば0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され
、最大値(つまり250)に達した後0に戻る構成となっている。そして、当たり乱数カ
ウンタC4が1周した場合、その時点の当たり初期値乱数カウンタCINI2の値が当た
り乱数カウンタC4の初期値として読み込まれる。なお、初期値乱数カウンタCINI2
は、当たり乱数カンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=
0〜250)、タイマ割込毎に1回更新されると共に通常処理の残余時間内で繰り返し更
新される。当たり乱数カウンタC4は定期的に(本形態ではタイマ割込毎に1回)更新さ
れ、遊技球が第2の始動入賞装置34を通過したタイミングでRAM503の保留球格納
エリア701に格納される。当たり乱数カウンタC4の当たりとなる乱数の値の数は14
9で、その値は「5〜153」である。
重視すれば、大当たり乱数カウンタC1、停止パターン選択カウンタC3、当たり乱数カ
ウンタC4、変動種別カウンタCS1〜CS3の大きさは何れも異なる素数とし、いかな
る場合にも同期しない数値としておくのが望ましい。
、ここでは詳細説明を省く。
しかし、要約すれば、上述のように、始動入賞装置33への入賞により、主制御装置2
61において所定の確率の当否抽選がなされ、当たりに際しては、特別遊技状態に移行す
るのであり、これに伴って可変入賞装置32が入賞球の受球状態となるものである。
この実施例においては、図7乃至図10に示すように、上記の可変入賞装置32は、次
のように構成されている。図7は、可変入賞装置32の平面図であり、図8は、その正面
図であり、図9は、その側面図であり、図10は、その背面図である。
この可変入賞装置32の基本構成は、遊技盤30の横方向に複数の遊技球を通過させる
ことのできる幅を持つ大入賞口61からの入球を収容部70に収容し、該収容部70に設
けた排出部71から検出センサ72に至って検出するように構成されている。
下する遊技球を入球させる始動入賞装置33(33a及び33b:図3及び図4参照)が
設けられ、前記始動入賞装置33への入球により、主制御装置261によって、所定の確
率の当否抽選が行われ、該当たり抽選によって遊技状態が特別遊技状態に移行し、該特別
遊技状態において、少なくとも1回、前記可変入賞装置32が、非受球状態から受球状態
に切り替わり、前記受球状態において、前記大入賞口61から収容部70に収容された規
定数の入賞球を、前記検出センサ72により検出することによって規定数の賞球を払い出
すように構成してある。
本実施形態のパチンコ機10においては、図4および図5に示すように、可変表示装置
の表示部の周囲にセンターフレーム43が配置されている。本実施形態においては、可変
表示装置は、前記したように装飾図柄表示装置42を備えるとともに、上記センターフレ
ーム43や後述する外包部材も含めユニット化されて可変表示装置ユニット35として構
成されている。また、パチンコ機10においては、主として上記装飾図柄表示装置42等
によって発光領域が形成されている。
され、遊技領域内の大きな面積を占める大型の役物となっており、電動役物ユニットある
いはセンター役物とも称される。この可変表示装置ユニット35は、表示部として装飾図
柄表示装置42を中央に備え、該装飾図柄表示装置42の上辺部、下辺部、左辺部および
右辺部をセンターフレーム43で包囲するようにして構成されている。センターフレーム
43は、図10に示すように、装飾図柄表示装置42が配置される概略横長の長方形状の
開口を内側に包含する枠状のフレーム部材となっていて、右側部は下方に延出してその先
端部に前述の一般入賞装置31のうちの1つが形成されており、全体として正面視概略「
9」の字形状のやや不規則な外形を有している。また、外周にはネジ孔を有するフランジ
43Fが設けられており、木ネジ等により遊技盤30上に前方側から固定されるようにな
っている。
段高く上方へ膨出して膨出部371を形成している。この膨出部371には、2個の表示
装置371A、371Bが左から順に配置されている。左側の表示装置371Aは、それ
ぞれ9個のLEDのセグメントから構成される第1表示部および第2表示部(図示省略)を
有し、第1表示部は特別図柄の種類を表示し、第2表示部は当りのラウンド数を表示する
ようになっている。右側の表示装置371Bは、キャラクタを模した光透過性の樹脂成形
体の内部に多数のLEDランプ(図示省略)を配置して構成され、これらLEDランプの点
灯状態に点滅状態を加えて組み合わせることにより、大当たりとなる確率が低確率、中確
率および高確率のいずれであるかの表示、特別図柄に関する保留球の個数の表示、当り外
れを表示する普通図柄表示、ならびに普通図柄に関する保留球の個数の表示を行うように
なっている。なお、上記特別図柄に関する保留球の個数の表示は、後にも詳述する前記保
留ランプ800aによっても行われる。
側部分の下端部まで延びるようにして、前方へ延出する鍔部372が設けられている。セ
ンターフレーム43の上方へ飛来した遊技球は、上記鍔部372上を転動して右下または
左下へ流下する。
も後方に突出する突出部43Pが形成されている。突出部43Pは、遊技盤30の貫通孔
30Hに挿入されるセンターフレーム43の後部、即ち前記フランジ43Fより後側の部
分が遊技盤30の背面よりも後方に突出する部分であり、光透過性を有する樹脂よりなり
、概略横長の長方形状の開口に面する内側面における上部中央から右側部にかけて、波形
状を有する装飾部材431が配置されるとともに、上部中央から左側部にかけて、前後方
向に延びる多数の突条432が形成され、これら装飾部材431および突条432によっ
て突出部43Pの内側面における装飾がなされている。
図13に示すように、間隙S1が形成されている。
ように、ボス(突起部)433Hが後方にむけて突設されている。該ボス433Hは、セ
ンターフレーム43と一体的に形成されており、中空の概略円柱状の突起であって、先端
部の周縁はテーパ状に先鋭化する形状となっている。
り付けられ、この後、後述する外包部材82が後側から嵌着される。遊技盤30には穴(
図示せず)が穿設され、センターフレーム43にはこの穴に対応してポッチ(小突起;図
示せず)が突設されており、このポッチを穴に嵌合するようにすることで、センターフレ
ーム43が遊技盤30に位置決めされる。
遊技盤30は、方形状の板材をテーブル上に位置決めして固定し、この状態で板材に外
縁部の切削や前面の釘の位置決め用穴、センターフレーム取付用貫通孔等の穿設といった
加工を施すようにして作製され、これにより上記各部が精確な相対位置に形成されるが、
このとき、上記センターフレーム43のポッチに対応する穴も、上記遊技盤30の作製工
程であわせて穿設されて精確な相対位置に形成される。これにより、センターフレーム4
3が遊技盤30に対し精確に位置決めして取り付けられ、さらに、後述するように外包部
材82がセンターフレーム43に対し精確に位置決めして取り付けられる。
定装飾部427が配置され、右側部に一部可動に構成された第1装飾部401Aが配置さ
れ、いずれも装飾図柄表示装置42の直上部における前面部の装飾となっている。固定装
飾部427は、所定の文字列をデザイン化した成形物となっている。第1装飾部401A
は、円形の文字盤の上を指針が回転運動し得るように可動に構成されており、この指針を
動作させるための駆動手段が背面側に設置されている(この駆動手段の構造の図示および
説明は省略)。
第2装飾部401Bが配置されている。第2装飾部401Bは、上下にやや長く延びる概
略紡錘形状を有し、表面には全体にメッキ層が形成され、上端部や中央部等に造形が施さ
れている。第2装飾部401Bは全体として揺動可能に構成されており、この揺動動作を
させるための駆動手段が背面側に設置されている(この駆動手段の構造の図示および説明
は省略)。
ト426が配置されている。ステージユニット426は、センターフレーム43において
装飾図柄表示装置42の下辺部に対応する横架部であって右端部を除く部分を構成する部
材であり、図15および図16に示すように、装飾板428、ステージ形成部材429、
背面板430等の部材から構成されている。
状材が、横臥した状態で中央よりやや右寄りの位置を中心として下方に凹むようにして全
体的に緩やかに下方に湾曲し、下端部が上方に若干隆起する形状に成形され、全体的に波
打つように起伏する形状となっている。該装飾板428は、前後幅がやや広い前側片42
8Fと前後幅がやや狭い後側片428Rとに分割形成され、前側片428Fの左右両端部
近傍からそれぞれ後方へ突設された突起428Pを、後側片428Rの左右両端部近傍に
それぞれ前後方向に穿設された貫通孔428Hに挿通させるようにして一体化されている
。前側片428Fの後側端縁には、上記隆起部の両側にそれぞれ間隔をおいて2箇所ずつ
、計4箇所に概略長方形状の点灯部挿通切欠428Cがそれぞれ形成され、前側端縁には
、上記隆起部に概略逆U字形状の入球切欠428Sが形成されている。
不規則な多数の凹凸が全面に形成され(図示せず)、上面に半透光性を有する金属薄膜を
ハーフ蒸着により形成することによってハーフミラーとなっており、後述する装飾板用L
ED基板823Bによって下方から光を照射するとこの光を透過させ得るとともに、該装
飾板用LED基板823Bによって下方から光を照射していない状態では上面が一様に光
を反射し金色の金属光沢を呈するようになっている。
28Fの突起428Pには、先端部にネジ穴が形成されており、該突起428Pを、前記
したように後側片428Rの貫通孔428Hに挿通し、さらに背面板430の左右両端部
近傍にそれぞれ穿設された孔430Hに挿通して、該背面板430の背面側からネジ(図
示せず)により締結固定されている。このように、装飾板428は、背面板430の前面
に対しほぼ直角をなして配置され、したがって、パチンコ機10の前面部から所定の角度
(ほぼ90°)をなして前方に延出している。また、装飾板428は、センターフレーム
43の内周面すなわち装飾図柄表示装置42に向いた面に配置されている。
樹脂よりなり、横長の長方形の左下隅部が角落ちして左上端から下端中央よりやや左寄り
の位置にかけてやや長く緩やかに弧状に延びるとともに、右下隅部が角落ちして右下端よ
りやや上方の位置から右下端よりやや左寄りの位置にかけてやや短く緩やかに弧状に延び
る外形を有する立板体となっていて、周縁は後方に延びて小幅の周壁を形成し、前面から
上端面(上部の周壁面)にかけて連続するように多数の凹凸が形成されている。背面板4
30の下部中央よりやや右寄りの位置からは後述するボス(突起部)433Lが後方にむ
けて突設されている(図11参照)。該ボス433Lの形状は前記センターフレーム43
上部のボス433Hと同様となっている。また、背面板430の前面には中央よりやや右
寄りの位置に、船の舵輪を模した形状を有し表面に金色のメッキ層が形成された装飾成形
物430Sが配置されている。
る4点の位置に、それぞれ点灯部挿通突起部430Pが形成されている。点灯部挿通突起
部430Pは、円柱状に前方へ突出し、内部には軸方向に延びる貫通孔を有するとともに
、前端面の周縁における下端近傍の位置から、先端に係止爪が形成された係止片430K
が前方へ延出している。上記のように左右方向に1列に並置するようにして4箇所に配置
された点灯部挿通突起部430Pの係止片430Kのうち、右から1番目および3番目の
2点の係止片430Kはそれぞれ、点灯部挿通突起部430Pの前端面の周縁における下
端よりやや右寄りの位置から延出するとともに若干長めに形成され、右から2番目および
4番目の2点の係止片430Kはそれぞれ、点灯部挿通突起部430Pの前端面の周縁に
おける下端よりやや左寄りの位置から延出するとともに若干短めに形成されている。
D基板434は、背面板430の外形にほぼ相似し背面板430より若干小さい外形を有
し、前記背面板430の周壁の内側に収容するようにして嵌着されている。点灯部用LE
D基板434には、下部中央よりやや右寄りの位置に、前記背面板430のボス433L
が挿通される貫通孔434Hが穿設されるとともに、前面には、下端縁に沿って、前記背
面板430の点灯部挿通突起部430Pに対応する4点の位置に、それぞれLEDを用い
た光源434Lが配置されている。
ようにして、点灯部435が配設されている。点灯部435は、螺旋状に突条が形成され
た柄、鍔および刀身よりなる西洋式の剣を模した正面形状に成形された本体435Bを有
し、刀身を模した部分の先端には前後方向に貫通する開口が穿設された係止部435Kが
形成され、該係止部435Kよりやや内側の位置には背面側へロッド状に延出する延出部
435Rが形成されて、全体として概略鉤形状に構成されている。
一部を除いて表面全体に、被覆手段として遮光性を有する被覆層435Lが形成されてい
る。被覆層435Lは、点灯部435の表面全体に蒸着メッキを施し、この後所定部分の
メッキ層をレーザの照射により除去することによって形成されている。このメッキ層が除
去される部分は、延出部435Rの先端部、本体435Bの前面における柄の先端部(周
縁を除く)および突条の間の部分、刀身のほぼ全体(周縁を除く)ならびに本体435B
の背面における柄から刀身にかけての部分となっている。さらに、上記本体435Bの背
面におけるメッキ層の除去部分には、白色の樹脂を塗工することにより、塗膜層435W
が形成されている。上記延出部435Rの先端部および本体435Bの前面におけるメッ
キ層の除去部分は、内部の透明樹脂が露出しており、それぞれ入力部435Nおよび出力
部435Fとなっている。
びる突条および溝を有する反射部435Pが形成され、該反射部435Pに対向する位置
に前記出力部435Fが形成されている。上記反射部435Pは、塗膜層435Wの前面
に、後述する導光路が延びる方向すなわち本体435Bの長さ方向に対し直交する左右方
向(図17では前後方向)に延びる突条を上下に多数並置するように形成するとともに該
多数の突条の間にそれぞれ溝を形成することにより構成され、これにより、塗膜層435
Wの前面は図17に示すように前後に突出または後退する凹凸が上下方向に連続して形成
された波形状の縦断面形状となっている。
を前記装飾板428の点灯部挿通切欠428Cに挿通するとともに、延出部435Rを前
記背面板430の点灯部挿通突起部430Pに挿通し、係止部435Kの開口に前記点灯
部挿通突起部430Pの係止片430Kを係合させるようにして配設されている。点灯部
435の中間部に位置する係止部435Kに係止片430Kを係合させることにより、点
灯部435がより安定して保持される。点灯部435は、点灯部挿通切欠428Cおよび
点灯部挿通突起部430Pに対応して4箇所に配置されるが、前記したように、右から1
番目および3番目の点灯部挿通突起部430Pの係止片430Kが点灯部挿通突起部43
0Pの前端面の周縁における下端よりやや右寄りの位置から延出し、右から2番目および
4番目の点灯部挿通突起部430Pの係止片430Kが点灯部挿通突起部430Pの前端
面の周縁における下端よりやや左寄りの位置から延出しているので、これにともなって、
右から1番目および3番目の点灯部435a、435cは上端を左傾させて、右から2番
目および4番目の点灯部435b、435dは上端を右傾させてそれぞれ配置されており
、これによって、これら4個の点灯部435a、435b、435c、435dが、前記
装飾板428の起伏形状にしたがって左右に傾斜した体勢に保持されている。また、右か
ら1番目および3番目の点灯部435a、435cの延出部435Rは若干長めに形成さ
れ、右から2番目および4番目の点灯部435b、435dの延出部435Rは若干短め
に形成されるとともに、これらに対応するように点灯部挿通突起部430Pの係止片43
0Kもそれぞれ前記したように若干長めまたは若干短めに形成され、さらに装飾板428
の点灯部挿通切欠428Cの深さもそれぞれ若干深めまたは若干浅めとなっており、これ
により、1列に並置された4個の点灯部435a、435b、435c、435dの本体
435Bが、交互に若干前後にずれるようにして配置されている。また、これら4個の点
灯部435a、435b、435c、435dの各々は、背面板430の点灯部挿通突起
部430Pに対する取付部(即ち延出部435Rの先端部)の寸法および形状が互いに異
なっている(図示せず)。これにより、各点灯部435a、435b、435c、435
dを誤った位置に取り付けようとした場合には正しく適合せず、したがって各点灯部43
5a、435b、435c、435dをより確実に適正な位置に取り付けることができる
ようになっている。
後側片428Rが介在しており、これにより、点灯部435が、遊技機の前面部すなわち
背面板430から前方に所定の間隔をおいた位置において装飾板428より突出し、該突
出部分に前記出力部435Fが形成された構成となっている。
出部435Rの先端部は背面板430の背面側へ突出し、この突出部分に、図17に示す
ように遮光性を有する黒色樹脂よりなるキャップ435Cが嵌着される。キャップ435
Cは、導光路の入力側端部を覆うようにして嵌着され、したがって前記被覆層435Lと
ともに被覆手段を構成しており、点灯部435の延出部435Rの先端部を収容し得る内
径を有する円筒形状に成形され、後側部はこれより一段大径に拡大するように形成されて
、この大径部分により前記点灯部用LED基板434の光源434Lの全体が前方から覆
われるようになっている。光源434Lから照射された光は、キャップ435Cより外部
には漏出することなく、点灯部435の延出部435Rにおける被覆層435Lが形成さ
れておらず透明樹脂が露出した先端部すなわち入力部435Nから入射し、図17中の矢
印A1に示すように該延出部435Rの内部を長さ方向に沿って前方に進む。このとき、
入力部435Nを除く延出部435Rの外面には前記したように遮光性を有する被覆層4
35Lが形成されているので、入力部435Nから入射した光は外部に漏出することなく
被覆層435Lの内面で反射しながら、延出部435Rの内部を前方に進む。該延出部4
35Rの前端部に連なる本体435Bの下端部は、前面が後方へ傾斜するように先鋭化す
る形状に形成され、この傾斜部分に形成された被覆層435Lの内側に、反射面435E
が形成されている。この反射面435Eが延出部435Rの長さ方向に対してなす角度α
は55°程度となっている。この角度αが例えば45°であると、延出部435Rの内部
を前方に進んできた光は反射面435Eに当って直上に反射するのに対し、この角度αが
55°程度となっていることにより、図17中の矢印A2に示すように、延出部435R
の内部を前方に進んできた光は反射面435Eに当って直上よりもやや後方に反射し、前
記本体435Bの背面側に形成された反射部435Pにむけて進む。上記のようにして進
んできた光は、図17中の矢印A3に示すように、反射部435Pに当って前方へ反射し
、本体435Bの前面における被覆層435Lが形成されておらず透明樹脂が露出した部
分すなわち出力部435Fから、前方にむかって、外部に出力される。
り被覆され、点灯部用LED基板434の光源434Lから光が入力される入力部435
Nと、該入力部435Nに入力された光が外部に出力される出力部435Fと、該入力部
435Nから出力部435Fにわたって形成された導光路とを有し、この導光路は入力部
435Nから前方へ延びてその先端で上方に鋭角に屈曲した形状となっている。光源43
4Lから入力部435Nに入射した光はこの導光路内を前記のように反射しながら側面視
概略Z字形状をなすようにして進んで外部へ出力される。これにより、装飾板428より
下方において光源434Lから前方に照射された光が、外部に漏出することなく装飾板4
28より上方の位置まで誘導されて外部に出力される。
としての保留ランプ800aとして機能し、点灯部用LED基板434は主制御基板に接
続されていて、光源434Lの点灯が主制御基板により制御されるようになっている。装
飾板用LED基板823Bは、主制御基板に制御される副制御装置に接続され、該第1光
源の点灯が副制御装置により制御されるようになっており、副制御装置が故障した場合で
あっても主制御基板には影響せず、始動記憶数を報知する機能は維持される構成となって
いる。
29M、上ステージ429Hおよび上段部429Tが前下部から後上部にかけてこの順に
階段状に形成された部材となっている。下ステージ429Lおよび上ステージ429Hは
いずれも、前記装飾板428にほぼ対応して、中央よりやや右寄りの位置を中心として下
方に凹むようにして全体的に緩やかに下方に湾曲し、下端部が上方に若干隆起する形状と
なっていて、隆起部分の左右両側部に、前側へ向けて下傾する溝状誘導部がそれぞれ形成
され、下ステージ429Lの隆起部分の頂部には後側へ向けて下傾する溝状誘導部が、上
ステージ429Hの隆起部分の頂部には前側へ向けて下傾する溝状誘導部がそれぞれ形成
されている。中ステージ429Mは、全体として概ね上記下ステージ429Lおよび上ス
テージ429Hと同様に緩やかに下方に湾曲する形状となっているが、下ステージ429
Lおよび上ステージ429Hの隆起部分に対応する部分は、後端から前端にかけて下傾す
る平面状に形成され、下ステージ429Lおよび上ステージ429Hの隆起部分の左右両
側部に対応する部分は、それぞれ上方に隆起する形状に形成されている。また、上記下ス
テージ429Lの隆起部分の頂部と中ステージ429Mの平面状部の中央部とを跨ぐよう
にして、上下に貫通する入球孔429Pが穿設されており、前記装飾板428の入球切欠
428Sに連通している。また、下ステージ429Lの隆起部分の左右両側部と中ステー
ジ429Mの左右の隆起部分との境界部からは、それぞれ垂下片が下方に延出し(図示せ
ず)、両垂下片に対応して、前記装飾板428の前側片428Fには左右2箇所に、左右
方向に長く延びるスリット428Lが穿設されている。上段部429Tは、ステージ形成
部材429の最上段部を構成し、左右方向に水平に延びるとともに、後側端縁から前側端
縁にかけてやや下傾するように形成されている。ステージ形成部材429は、上記垂下片
を装飾板428のスリット428Lに挿入するようにして、図16に示すように装飾板4
28および背面板430の全体を上方から覆うようにして嵌着される。このとき、前記点
灯部435の上端が上ステージ429Hにより、背面板430の上端が上段部429Tに
よりそれぞれ上方から覆われる。ステージ形成部材429は全体が透明樹脂により成形さ
れており、これにより、内部に配置された装飾板428、点灯部435、背面板430お
よび装飾成形物430Sが外部から十分に視認し得るようになっている。
の後方から嵌着するようにして取り付けられている。センターフレーム43の前面部にお
ける下端部中央には図10に示すように排出口376が穿設されており、この排出口37
6は前記ステージ形成部材429の入球孔429Pおよび装飾板428の入球切欠428
Sに連通している。
は入球口391が形成され、該入球口391は、センターフレーム43の左側部の内部に
形成された球誘導路392に連通している。該球誘導路392は、センターフレーム43
の左側部の内部を前上から後下まで蛇行しながら延びて下端部が前記ステージ形成部材4
29の上ステージ429Hの左端部にむけて開口する袖開口393となっている。
から上ステージ429Hへ案内される。袖開口393から出てきた遊技球は、上ステージ
429H、中ステージ429Mおよび下ステージ429Lの各ステージ上を左右に往復す
るように転動し、その途上で前記溝状誘導部などから下のステージへ順に転落していき、
多くは下ステージ429Lから前面側へ転落し、ごく稀にはうまく前記入球孔429Pに
入球して下方の装飾板428の入球切欠428Sから排出口376へと案内されて前面側
へ排出され、直下に位置する第1の始動入賞装置33に高確率で入球することとなる。
れを覆うようにして外包部材82が後方から嵌着されている。外包部材82は、透明樹脂
よりなり、前記センターフレーム43の突出部43Pの外形にほぼ対応し該突出部43P
を包含する正面形状を有し、周縁部からは上記突出部43Pの突出寸法(遊技盤30の背
面からの突出寸法)にほぼ等しい延出幅をもって前方へ延出する周壁821が形成されて
いる。外包部材82の周縁は、多数の辺がやや不規則に環状に連続した形状となっており
、これにともなって周壁821も多数の平面が不規則に環状に連続した形状となっている
。このように周壁821が多数の平面から構成されていることによって、図18に示すよ
うに、該周壁821の内側に、センターフレーム43の突出部43Pを周囲から包囲する
複数の平面を内側に有する内腔部822が形成されている。上記周壁821の前側端縁に
は、数箇所に外方へ延出するフランジ821Fが形成されており、木ネジ等により遊技盤
30上に後方側から固定されるようになっている。
ており、図7および図8に示すように背面側から装飾図柄表示装置42が取り付けられて
、該装飾図柄表示装置42の表示部(液晶ディスプレイ)が上記開口821Hの内側にお
いて前方に露出するようになっている。
ット化されたサブ制御基板を収容する基板ボックスが取り付けられている。即ち、外包部
材82は、表示制御装置およびサブ制御基板を搭載する取付台としての機能も有するもの
となっている。
を除く大多数の平面にはそれぞれ、発光手段としてLED基板823が支持されており、
該LED基板823に搭載されたLED823Lからセンターフレーム43の突出部43
Pに光が照射されるようになっている。図19に示すように、各LED基板823はLE
D823Lが搭載された面の大部分をカバー824に覆われた状態で外包部材82の内腔
部822の内側面に支持されている。
LED基板823のうち、下辺の水平面を構成する平面に配置されるLED基板823B
は、前述のステージユニット426の装飾板428に下方から光を照射するための装飾板
用LED基板となっており、これ以外の平面にそれぞれ配置されるLED基板823Aは
いずれも、センターフレーム43の突出部43Pにおけるステージユニット426以外の
部分に光を照射するためLED基板となっている。上記装飾板用LED基板823Bは、
装飾板428の外周側に配置されている。
を有し複数のLED823Lが配置された長方形状の基板となっており、カバー824は
各LED基板823にそれぞれ対応する寸法を有する概略長方形の平板状の外形を有する
透明樹脂よりなるものとなっている。カバー824には周縁に沿って一方面側へ若干延出
するリブ824Rが形成され、外包部材82の内腔部822に対向する内側端縁のリブ8
24Rには左右2箇所にLED基板823の内側端縁を係合保持する係止部824Hがそ
れぞれ形成され、外側端縁のリブ824Rには、外包部材82の周壁821の前側端縁に
係合する概略T字形状の係止片824Tが間隔をおいて複数形成されている。カバー82
4の両側端部には、二叉状でカバー824から垂直に突出するネジ受部824Pがそれぞ
れ設けられている。また、カバー824には複数の開口が穿設されており、LED基板8
23に搭載されたLED823L等の部品が該開口から露出するようになっている。外包
部材82の内腔部822には、上記カバー824のネジ受部824Pに対応する位置に、
遊技機の前後方向に延びるネジ穴を有するネジ穴部822Nがそれぞれ設けられ、外包部
材82の周壁821の前側端縁には、前記カバー824の係止片824Tに対応する位置
に、矩形状の切欠822Cがそれぞれ形成されている。
てカバー824のリブ824Rの内側に収容され、この状態でカバー824が遊技機の前
後方向に平行な体勢で外包部材82の内腔822に挿入するようにして嵌着され、ネジ(
図示せず)をカバー824のネジ受部824Pに挿通し外包部材82のネジ穴部822N
に螺入することにより該カバー824が外包部材82に締結固定され、これにより、LE
D基板823が外包部材82の内腔部822の内側面に支持固定される。上記のようにし
て複数のLED基板823が外包部材82の内腔部822の内側面に配置された後、隣接
するLED基板823同士が配線され、全体として円環状に配線される。
43の上下のボス433H、433Lに対応する位置に、外包部材82を取付位置に案内
する位置決め手段として、案内孔825H、825Lがそれぞれ穿設されている。各案内
孔825H、825Lの周縁には後方へやや延出する周壁が形成されている。外包部材8
2は、遊技盤30の前方から取り付けられたセンターフレーム43の突出部43Pに後方
から嵌着するようにして取り付けられるが、このとき、上記上下のボス433H、433
Lを上下の案内孔825H、825Lにそれぞれ挿入するようにすることで、外包部材8
2が取付位置に案内すなわち位置決めがなされる。
レーム43の突出部43Pを包囲する周囲の位置にLED基板823が配置され、該突出
部43Pに周囲からLED823Lにより光が照射される構成となる。該突出部43Pは
前記したように光透過性を有する樹脂よりなるので、LED823Lから照射された光は
、図13中の矢印A4に示すように該突出部43Pを透過してセンターフレーム43の開
口の内側部分すなわち遊技機の前方から視認し得る位置まで透過し、これにより、遊技機
の前面部において効果的に光の照射による装飾効果が得られる。
分が下方に延出する形状となっているが、この延出部分の下端部には、球排出部825が
設けられている。上記外包部材82の延出部分は、センターフレーム43において前記第
2装飾部401Bの下端部が配置される部分を覆う部分である。該第2装飾部401Bの
周りには、該第2装飾部401Bの動作のためのスペースが確保されており、例えば製造
段階や、ホールで球詰まりした遊技球を取り除く際等に、遊技球が誤ってこのスペースに
入り込むことがある。遊技球をこのスペース内に放置しておくと第2装飾部401Bの動
作が妨げられたり故障の原因となったりするため、このスペースの下部には遊技球を排出
する開口(図示せず)が形成されている。上記外包部材82の球排出部825は、上記開
口から排出された遊技球をさらに外包部材82の外部に排出して球集合板(図示せず)へ
と案内するものである。
装置の表示部の周囲にセンターフレーム(フレーム部材)43が配置され、上記センター
フレーム43が、遊技盤30に穿設された貫通孔30Hに嵌入するようにして取り付けら
れ、遊技盤30の背面よりも後方に突出し少なくとも一部が光透過性を有する突出部43
Pを有し、遊技盤30の背面側に、遊技盤30の正面から視て前記貫通孔30Hの周縁よ
りも外側に隠れるようにして発光手段であるLED823Lが設置され、上記センターフ
レーム43の突出部43Pの光透過性を有する部分に、周囲から前記発光手段であるLE
D823Lにより光が照射されてセンターフレーム43の開口の内側部分すなわち遊技機
の前方から視認し得る位置まで透過し得る構成としたので、遊技盤の正面から視てセンタ
ーフレーム43取付用の貫通孔30Hの周縁よりも外側に隠れるようにして発光手段であ
るLED823Lを設置するようにしたことにより、そのぶん該貫通孔30Hが小サイズ
となっている。また、遊技盤30の背面よりも後方に突出し少なくとも一部が光透過性を
有するセンターフレーム43の突出部43Pの光透過性を有する部分に、周囲から発光手
段であるLED823Lにより光が照射されて遊技機の前方から視認し得る位置まで透過
し得る構成としたことにより、発光手段であるLED823Lはセンターフレーム43の
突出部43Pの周囲に配置され、センターフレーム43自体には発光手段が配置されてお
らず、そのぶんセンターフレーム43の大型化が抑制されている。
ーフレーム自体に、前後方向に垂直に拡がるようにして、光が照射される領域を多少とも
確保する必要があるのに対し、上記パチンコ機10の構成によれば、図13に示すように
センターフレーム43の突出部43Pすなわち前後方向に延びる部位に光を照射しセンタ
ーフレーム43の開口の内側部分すなわち遊技機の前方から視認し得る位置まで透過させ
る構成としたことにより、前後方向に垂直に拡がる光照射領域を設けなくとも、効果的に
光の照射による装飾効果を得ることができ、したがってこれによってもセンターフレーム
43の大型化が抑制されている。
23Lが設置され、上記センターフレーム43の突出部43Pの光透過性を有する部分に
上記発光手段であるLED823Lにより光が照射されて遊技機の前方から視認し得る位
置まで透過し得るようにしたので、例えばセンターフレームの突出部の内部に発光手段を
設置した場合に比して、該発光手段の設置スペースのぶんだけセンターフレーム43の突
出部43Pが小型化されており、これにともなって、センターフレーム43が取り付けら
れる貫通孔30Hも小サイズとなっている。
嵌着され、該外包部材82に発光手段すなわちLED基板823が支持されているので、
センターフレーム43の突出部43Pに対し効果的に光を照射し得る位置に発光手段を容
易に配置することができる構成となっている。また、外包部材82を嵌着することで発光
手段を所定位置に配置することができるので、作業性も良好となっている。
Lおよび案内孔825H、825Lを備えるので、外包部材82を取付位置に容易かつ精
確に取り付けることができ、またこれにともなって発光手段を所定位置に容易かつ精確に
配置することができて光を照射位置に精確に照射することが可能となっている。
Lすなわち突起部433H、433Lと、該突起部433H、433Lに対応して外包部
材82に形成された案内孔825H、825Lと、から構成されているので、センターフ
レーム43に形成された突起部433H、433Lを外包部材82に形成された案内孔8
25H、825Lに挿入することにより、容易に位置決めを行うことができ、また位置決
め手段も簡単な構成とすることができてその形成も容易となっている。外包部材82をセ
ンターフレーム43に対して位置決めすることで、センターフレーム43において光が照
射される位置に対し発光手段であるLED823Lを精確に位置させることができるが、
上記位置決め手段を構成するボス433H、433Lおよび案内孔825H、825Lに
より、外包部材82をセンターフレーム43に対して容易かつ確実に位置決めすることが
できるようになっている。
の平面を内側に有する内腔部822を備えるので、上記複数の平面に、それぞれ発光手段
としてLED基板823を容易に設置し得る構成となっている。また、上記平面が多数形
成されていることにより、曲面状に形成されたセンターフレーム43の突出部43Pに追
随して発光手段であるLED基板823が配置されており、センターフレーム43の突出
部43Pに対し万遍なく光を照射することが可能な構成となっている。また、隣接するL
ED基板823同士を配線して全体として円環状に配線することにより、配線ができるだ
け短くおさめて整然と配線されている。
ので、例えばパチンコ機10の製造工程において外包部材82を取り付ける際にLED基
板823が損傷することを防止することができる。
基板823に対応する概略平板状のカバー824に該LED基板823のLED823L
搭載側面の少なくとも一部が覆われ、該LED基板823およびカバー824が遊技機の
前後方向に平行な体勢で外包部材82の内腔822に挿入するようにして嵌着され、遊技
機の前後方向に延びるように外包部材82に形成されたネジ穴(ネジ穴部822N)にネ
ジを螺入することにより該カバー824が外包部材82に締結固定されるので、LED基
板823およびカバー824を外包部材82の内腔822に挿入するようにして嵌着する
ことにより、発光手段を外包部材82に容易に配置することができて作業性も良好であり
、また、概略平板状のカバー824が遊技機の前後方向に平行な体勢で外包部材82の内
腔822に挿入するようにして嵌着されるとともに、遊技機の前後方向にネジを螺入する
ことにより該カバー824が外包部材82に締結固定されるので、カバー824の嵌着お
よび締結固定に要するスペースが可及的に少なくなっている。即ち、例えばカバーを遊技
機の前後方向に垂直な体勢で嵌着しようとするとカバーの面積のぶん嵌着スペースが必要
となり、また例えば遊技機の前後方向に垂直な方向にネジを螺入する場合であればネジの
長さやドライバを用いるぶんスペースが必要となるのに対し、上記パチンコ機10の構成
によればカバー824をスライドさせるようにして外包部材82に嵌着できるとともにネ
ジの締結も前後方向にドライバを挿入するようにして行えるため、省スペースで取付作業
を行うことができる。
に間隙S1が形成されているので、例えば図13中の矢印A5に示すように、上記間隙S
1を通して発光手段であるLED823Lからの光が遊技機の前方へも照射され、そのぶ
ん装飾効果がさらに良好となっている。なお、図13においては、LED基板823の中
央付近に配置されたLED823Lのみが図示されているが、LED基板823には、上
記LED823Lよりも前方すなわち遊技盤30寄りの位置に、図示しない別のLED8
23Lが配置されており、これにより上記のように間隙S1を通して光が遊技機の前方へ
も照射される。
上記パチンコ機10の構成によれば、図柄を変動表示する可変表示装置の表示部すなわ
ち装飾図柄表示装置42と始動入賞装置33とが配設された遊技盤30を備え、上記始動
入賞装置33への入球が検出されることに基づいて当否抽選がなされ、上記始動入賞装置
33への入球の検出に基づいて選択されたパターンの動画表示を上記装飾図柄表示装置4
2で行うことによって上記当否抽選の結果に関連した表示演出が行われ、この動画表示中
に検出された始動入賞装置33への入球の回数が所定数まで始動記憶数として記憶され、
この始動記憶数を表示して遊技者に報知する始動記憶数表示手段として点灯部435を備
え、かつパチンコ機10の前面部の少なくとも一部に発光領域が形成された構成において
、上記点灯部435が、上記装飾図柄表示装置42と始動入賞装置33との間に配置され
、かつ上記パチンコ機10の前面部から前方に所定の間隔をおいた位置から外部に光を出
力し得る構成としたので、点灯部435から外部に光を出力して始動記憶数を表示するこ
とにより、始動記憶数が遊技者に容易に確認されるようになっている。例えばパチンコ機
の前面上に配置された保留ランプにより始動記憶数が表示される構成では、前記したよう
に発光領域に紛れて保留ランプが視認しづらくなりやすいが、これに対し、上記パチンコ
機10の構成によれば、パチンコ機10の前面部から前方に所定の間隔をおいた位置から
光を出力する点灯部435によって始動記憶数が表示されるため、正面からみたときに視
点がパチンコ機10の前面部から離れて前方の点灯部435に集中する。したがって、始
動記憶数が発光領域に紛れることなく十分に明瞭に視認され、遊技者がこれを容易かつ確
実に確認することができて遊技球を無駄に使用せずにすむ。
また装飾図柄表示装置42における表示内容と始動入賞装置33への入球とは、遊技者
にとって最大の関心事であるため、装飾図柄表示装置42部と始動入賞装置33とは遊技
者の注目が最も集中する部位である。したがって、装飾図柄表示装置42と始動入賞装置
33との間に点灯部435が配置されていることにより、始動記憶数が最も視認しやすい
位置で表示される配置となっている。
該装飾板428から突出するように配置され、装飾板428に光を照射するための第1光
源すなわち装飾板用LED基板823BのLED823Lならびに点灯部435に光を供
給するための第2光源すなわち点灯部用LED基板434のLED光源434Lが配設さ
れ、上記点灯部435が、遮光性を有する被覆手段すなわち被覆層435Lにより被覆さ
れ、第2光源434Lから光が入力される入力部435Nと、該入力部435Nに入力さ
れた光が外部に出力される出力部435Fと、該入力部435Nから出力部435Fにわ
たって形成された導光路とを有するので、装飾板428および点灯部435にそれぞれ第
1光源823Lおよび第2光源434Lから個別に光が照射され、点灯部435において
は入力部435Nから出力部435Fにわたって光が導光路を経て導かれるようになって
いる。これにより、第1光源823Lから光が照射される領域に点灯部435が配設され
ていながらも、第1光源823Lおよび第2光源434Lからそれぞれ照射された光が、
互いに交じり合ったり干渉し合ったりせずに分離独立した状態を維持しつつ、装飾板42
8および点灯部435にそれぞれ照射される。したがって、第1光源823Lおよび第2
光源434Lを互いに近接させて配置しながら、装飾板428および点灯部435を、た
がいに打ち消しあうことなくそれぞれ個別に鮮明に照映させることができる。即ち、第1
光源823Lから光を照射することにより装飾板428で良好な装飾効果が得られながら
、第2光源434Lから供給された光を点灯部435から出力させることにより、周囲の
装飾板428に紛れることなく始動記憶数が十分に明瞭に表示される。
またこのとき、例えば適宜な遮光部材を配置することによって第1光源823Lおよび
第2光源434Lからそれぞれ照射された光を分離独立した状態に維持しようとすると、
その遮光部材の配置スペースが必要となるのに対し、上記パチンコ機10においては点灯
部435が遮光性の被覆手段すなわち被覆層435Lにより被覆され導光路が形成されて
いるので、遮光部材を設けることなく光を分離独立した状態に維持することが可能となっ
ている。以上のことから、装飾板428および点灯部435に光を照射することにより効
果的に装飾効果が得られながら、装飾板428および点灯部435だけでなくこれらに光
を照射するための第1光源823Lおよび第2光源434Lが大きなスペースを要するこ
となくコンパクトに配設されている。
けるようにして設置されている、即ち第1光源823Lが射光方向を上方へ向けて、第2
光源434Lが射光方向を前方へ向けてそれぞれ設置されていることにより、第1光源8
23Lと第2光源434Lとが互いに離して設置されており、第1光源823Lおよび第
2光源434Lの設置スペースをそれぞれ確保しやすい配置構成となっている。つまり、
第1光源823Lおよび第2光源434Lの照射対象である装飾板428および点灯部4
35の配設位置が前記したように重複していることもあり、例えば第2光源を、その射光
方向が第1光源の射光方向と同一となるようにして設置すると、第1光源および第2光源
を多少とも互いに近接させるようにして配置することが避けられないのに対し、本パチン
コ機10のように第1光源823Lおよび第2光源434Lの射光方向が異なる配置構成
とすることで、第1光源823Lと第2光源434Lとが互いに離れるようにして、それ
ぞれ余裕をもって設置されている。また、第2光源434Lが、その射光方向が第1光源
823Lの射光方向とは異なるようにして設置されていながら、導光路が図17に示すよ
うに側面視概略L字形状に形成されていることにより、第2光源434Lからの光を、前
記のように第1光源823Lの照射対象である装飾板428と重複する位置に形成された
点灯部435の出力部435Fに導くことが可能となっている。即ち、前記したように遮
光性を有する被覆層435Lにより被覆された導光路を形成するようにした構成がより有
意義となっている。
突条および溝を有する反射部435Pが形成され、該反射部435Pに対向する位置に出
力部435Fが形成されているので、点灯部435が効果的に点灯し得るようになってい
る。図17に示すように、第2光源434Lから照射された光は、点灯部435の入力部
435Nに入射し、導光路内で反射しながら、該導光路が延びる方向に沿って進み、上記
反射部435Pにおいて、該導光路が延びる方向に対し直交する方向に延びる突条および
溝に当って、該反射部435Pに対向する方向に斉しく反射する。即ち、導光路内を様々
な方向に反射しながら進んできた光が、反射部435Pで反射することにより、該反射部
435Pに対向する方向に揃えられるようにして、出力部435Fから外部に出力される
。これにより、光が出力部435Fから外部に無駄なく出力される。
膜を形成することによってハーフミラーとなっているので、第1光源823Lから光を照
射するとこの光を透過させ得るとともに、該第1光源823Lから光を照射していない状
態では表面が光を反射し、これにより装飾板428において良好な装飾効果が得られるよ
うになっている。
9が配置され、該ステージ形成部材429が透明性を有し、装飾板428および点灯部4
35が、該ステージ形成部材429に覆われるようにして配置されているので、ステージ
の下部のスペースを有効に利用して装飾板428および点灯部435がよりコンパクトに
配置されている。このとき、装飾板428および点灯部435はステージ形成部材429
に覆われるようにして配置されているので、ステージ形成部材429上を転動する遊技球
の挙動は該装飾板428および点灯部435の形状によってはなんら影響を受けることは
なく、このため該装飾板428および点灯部435が、あまり形状の制約を受けることが
なく、それぞれ前述の通り山積する金貨や財宝を模した形状および西洋式の剣を模した形
状といった装飾性の高い形状に形成されていることにみられるように、装飾の自由度の高
い構成となっている。また、ステージ形成部材429が透明性を有するものであるため、
装飾板428および点灯部435が隠れず外部からの視認性が良好に維持されている。
ジ429L、中ステージ429M、上ステージ429Hおよび上段部429Tの4段から
構成され、点灯部435が、該ステージ形成部材429を構成する4段のうち最前段より
後方の段である上ステージ429Hに対応する位置に配置されているので、最前段の下ス
テージ429Lより2段上の上ステージ429Hに対応する位置に点灯部435が配置さ
れていることにより、該点灯部435がより上方に大きく突出させるようにして配置され
て正面視すなわち遊技者から視た該点灯部435の可視領域が大きく確保されており、ま
た、このように点灯部435の可視領域を大きく確保しながら、装飾板428がステージ
形成部材429に対しさらに近接させて、即ちさらにコンパクトに配置されている。
基板により制御され、第1光源823Lがサブ制御基板に接続されて該第1光源823L
の点灯がサブ制御基板により制御されるので、例えばサブ制御基板が故障した場合であっ
ても、主制御基板には影響せず、したがって始動記憶数を報知する点灯部435の点灯の
機能を維持することができる。
る特に延出部435Rの長さ方向に沿って支持部材すなわち係止片430Kが添設されて
いるので、点灯部435がやや細長形状のものとなっていながら、係止片430Kが添設
されることによって安定に支持されている。また、点灯部435の延出部435Rの長さ
方向に沿って係止片430Kを添設する、即ち係止片430Kを点灯部435の延出部4
35Rに重ねるようにして添設することにより、第1光源823Lからの光の照射が該係
止片430Kによって妨げられることが可及的に少ない構成となっている。
ているので、係止片430Kを点灯部435に係合させることにより、点灯部435が支
持部材すなわち係止片430に容易に支持固定されている。
35Rが若干長めに形成された右から1番目および3番目の点灯部435a、435cと
、延出部435Rが若干短めに形成された右から2番目および4番目の点灯部435b、
435dとから構成されているので、取付作業時にこれら2種の点灯部435の見分けが
つきやすく、したがって、点灯部435を誤った位置に取り付けることなく、より確実に
適正な位置に取り付けることができる。
前記実施形態のパチンコ機10には、各種の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態においては、装飾板428に4個の点灯部435a、435b、
435c、435dが左右方向に1列に並置するようにして配置されていたが、例えば図
20に示すように、複数の点灯部440a〜440dが前後方向に段をなして配置された
構成としてもよい。同図に示す例においては、装飾板441が前下から後上にかけて複数
段をなして延びる階段状に形成され、各段に点灯部440がそれぞれ配置されている。点
灯部440は、最上段に配置された点灯部440aの延出部440Rの長さが最小であり
、これより下段に配置された点灯部440b〜440dの延出部440Rの長さが段階的
に増大している点以外は、前記実施形態の点灯部435と同様の構成となっている。また
、第2光源439LはLED基板439上に上下方向に列をなして並置するようにして配
置され、各第2光源439Lから点灯部440a〜440dにそれぞれ光が供給されるよ
うになっている。この例においても、遊技機の前面部から所定の間隔をおいた位置から光
を出力することによって始動記憶数が表示されるため、始動記憶数が遊技機の前面部に紛
れることなく十分に明瞭に表示され、遊技者がこれを容易かつ確実に確認することができ
るようになっている。
直接的にパチンコ機の前面部に配置するようにしてもよい(図示せず)。この場合、点灯
部は、パチンコ機の前面部から前方に所定の間隔をおいた位置で上方に屈曲し、したがっ
てパチンコ機の前面部から前方に側面視L字形状をなして突出する構成となる。
が、点灯部は例えばチューブ状等の中空体であってもよい。中空体の点灯部とする場合は
、例えば該点灯部の適宜位置に開口を穿設することにより、入力部および出力部を形成す
ることができる。
面全体に蒸着メッキを施し、この後所定部分のメッキ層をレーザの照射により除去するこ
とによって形成されていたが、メッキ層は、例えば所定部分以外にレジストを塗工してエ
ッチングを施すことにより所定部分を除去するようにしてもよい。
らLED823Lにより光が照射される構成となっていたが、例えば発光手段を突出部4
3Pの周囲の一部に配置し、突出部43Pの特定箇所に限定的に光が照射される構成とし
てもよい。
する外包部材82に発光手段すなわちLED基板823が支持される構成となっていたが
、発光手段をこのような外包部材に支持するのではなく、例えば突出部43Pの周囲の任
意の位置に、発光手段を支持するための支持部を適宜設けるようにしてもよい。
てセンターフレーム43にボス433H、433Lが、外包部材82に案内孔825H、
825Lがそれぞれ設けられていたが、センターフレーム43に案内孔を、外包部材82
にボスをそれぞれ設けるようにしてもよい。また、位置決め手段としてはこのような突起
部および案内孔以外にも、例えば前後方向に延びる案内溝および該案内溝内をスライドし
得る摺動部等のように各種の手段が採用できる。
30の貫通孔30Hの内面との間の間隙S2内に、光を反射する反射手段として、遊技機
の前後方向に沿って延出し側面に反射面436Rが形成されたリブ436を配置するよう
にしてもよい。同図に示す例においては、センターフレーム443の突出部443Pと遊
技盤30の貫通孔30Hの内面との間の間隙S2を閉塞するようにしてセンターフレーム
443の前側端部の周縁に配設された枠部材437の背面に、遊技盤30の貫通孔30H
の内面に沿って後方へ延出するリブ436が一体的に形成されている。該リブ436の全
面はメッキ層で被覆されており、これにより該リブ436の内側(センターフレーム44
3側)の側面が反射面436Rとなっている。
3の突出部443Pと遊技盤30の貫通孔30Hの内面との間の間隙S2内に入射した光
を反射手段により反射させながら前方へ導くことができ、これによりさらに効果的に装飾
効果を得ることができる。さらに、反射手段をリブ436としたことで、蒸着メッキ等の
方法により光を効果的に反射し得る反射面436Rを容易に形成することが可能な構成と
なっており、また、リブ436をセンターフレーム443の構成部材である枠部材437
に一体成形するようにすることで、センターフレーム443の突出部443Pと遊技盤3
0の貫通孔30Hの内面との間の間隙S2内に反射手段を容易に配置することが可能な構
成となっている。
盤30の貫通孔30Hの内面に、金属箔を敷設する等の方法により、内側に反射面438
Rを有する被覆層438を形成するようにしてもよい。
(背景技術)
パチンコ機としては、始動口を備える始動入賞装置への入球が検出センサにより検出さ
れることに基づいて当否抽選が行われるようになっているものが一般的であり、またこの
抽選の結果等を図柄として変動表示する可変表示装置を備えるものがある。当否抽選の結
果が当りとなった場合には、変動表示がなされた後、遊技者に有利な特別遊技状態に移行
するように制御される。変動表示がなされている間に入球が検出されると、この入球回数
が所定数までは始動記憶数として記憶され、始動記憶数表示手段である保留ランプにより
遊技者に報知されるようになっている。
このような遊技機としては、例えば、以下の文献に記載のものが挙げられる。
(特許文献1)特開2007−159734号公報
(発明の概要)
(発明が解決しようとする課題)
ところで、パチンコ機においては、多くの場合、変動表示後の表示結果が大当たりとな
ることを遊技者に期待させる演出を行ったり、大当たり遊技状態時に大当たり遊技状態中
であることを遊技者に報知したりするための電飾が配設されるが、この電飾が年々増加し
ていく傾向にあり、また前記可変表示装置の表示部もあわせ、パチンコ機の前面は大部分
が発光領域となっている。このため、これらの電飾や可変表示装置の表示部で構成される
発光領域に紛れて保留ランプが視認しづらくなりやすいという問題があった。保留ランプ
を十分に視認できないと、遊技者が始動記憶数を把握しないまま遊技を行って無駄に遊技
球を使用してしまうこととなる。
本発明は、かかる問題点に鑑みて案出されたものであり、始動記憶数を容易かつ確実に
確認することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
を使用することなく遊技を行うことができるもので、遊技機の機種を問わずに広範囲に適
用することが可能である。
435:点灯部(始動記憶数表示手段)
Claims (1)
- 遊技球が流下する遊技領域が前面側に形成された遊技盤と、
該遊技盤の遊技領域に設けられ、遊技球が入球可能な入球手段と、
該入球手段への遊技球の入球に基づいて特別情報を所定数まで記憶可能な記憶手段と、
表示演出が表示される表示部と、
前記記憶手段に記憶されている前記特別情報の数に対応して発光可能な複数の光源を有する発光手段と
を備えることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019179246A JP6915666B2 (ja) | 2018-05-11 | 2019-09-30 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018092190A JP2018118159A (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 遊技機 |
JP2019179246A JP6915666B2 (ja) | 2018-05-11 | 2019-09-30 | 遊技機 |
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JP2018092190A Division JP2018118159A (ja) | 2018-05-11 | 2018-05-11 | 遊技機 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP6915666B2 (ja) |
-
2019
- 2019-09-30 JP JP2019179246A patent/JP6915666B2/ja active Active
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JP6915666B2 (ja) | 2021-08-04 |
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