JP2019213694A - Clasp - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、装飾品などに用いられるクラスプに関する。 The present invention relates to a clasp used for decorative articles and the like.
ネックレスやブレスレットなどの環状装身具に使用されるクラスプとして、差し込み部材と、開閉自在の筺体とを備え、筺体に差し込み部材が差し込まれ状態で連結される構成が知られている。例えば、下記特許文献1には、装飾用部材の一端側の端部に設けられる差し込み部材と、他端側の端部に設けられ差し込み部材を磁力のある磁気誘導部材により吸着させて留める筐体と、からなるクラスプが開示されている。また、下記特許文献2には、装飾用部材の一端側の端部に設けられる差し込み部材と、他端側の端部に設けられ差し込み部材を係止機構により留める筐体と、からなるクラスプが開示されている。
As a clasp used for an annular accessory such as a necklace or a bracelet, there is known a configuration in which an insertion member and an openable / closable housing are provided, and the insertion member is inserted into the housing and connected. For example,
上述した構成のクラスプの筐体は、環状装身具をユーザーが身に付けて使用する際に、環状装身具の外観デザインの一部を構成する。したがって、このようなクラスプの筐体は、常に斬新なデザインのものが求められる。他方、従来のクラスプの筺体は、その材料コストや、加工容易性、耐久性などの観点から金属製が多い。その結果、従来のクラスプの筺体は、類似したデザインのものが多く、そのデザインの多様性に乏しかった。 The casing of the clasp having the above-described configuration forms a part of the external design of the ring-shaped accessory when the user wears and uses the ring-shaped accessory. Therefore, a casing of such a clasp is always required to have a novel design. On the other hand, the housing of the conventional clasp is often made of metal from the viewpoint of its material cost, workability, durability and the like. As a result, the housings of the conventional clasps often have similar designs, and the design versatility was poor.
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、ユーザーが差し込み部材を筺体に挿し込んで連結するクラスプであって、容易に製造可能であるとともに、斬新なデザインを有するクラスプを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a clasp in which a user inserts a plug member into a housing and connects the clasp, which can be easily manufactured and has a novel design. The purpose is to do.
本発明では、装飾用鎖状部材の一端側の端部に設けられる差し込み部材と、他端側の端部に設けられた差し込み部材を磁力のある磁気誘導部材により吸着、または、係止機構により留める筐体と、からなるクラスプであって、筐体は、支軸を介して開口する第1のフレームと第2のフレームとを備え、第1のフレーム及び第2のフレームのいずれか一方又は双方に、宝石等を入れることができる空間を作るとともに、空間を覆うように透明なガラス部をはめ込み、空間の中のある宝石等をガラス部を通して目で楽しむことができるようにしたことを特徴とする。 In the present invention, the insertion member provided at one end of the decorative chain member and the insertion member provided at the other end of the decorative chain member are attracted by a magnetic induction member having magnetic force, or by a locking mechanism. A clasp comprising: a first frame and a second frame that are opened through a support shaft; and the one of the first frame and the second frame; Both sides create a space that can hold jewelry, etc., and a transparent glass part is fitted so as to cover the space so that jewelry, etc. in the space can be enjoyed with the eyes through the glass part. And
また、本発明では、ガラス部は、透明な有機ガラスであって、アクリル又はプラスチックであってもよい。また、ガラス部は、中の宝石等を大きく見せる凸面を有してもよい。また、指で取り外すための操作する部分を、第1のフレーム及び第2のフレームフレームのいずれか一方又は双方に設けて、操作する部分に半球部を設けてもよい。 In the present invention, the glass part is a transparent organic glass, and may be acrylic or plastic. Further, the glass portion may have a convex surface that makes the jewels and the like inside look large. In addition, an operation part for removing with a finger may be provided on one or both of the first frame and the second frame frame, and a hemispherical part may be provided on the operation part.
本発明によれば、容易に製造可能であって斬新なデザインを有するクラスプを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a clasp that can be easily manufactured and has a novel design.
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、模式的に記載するとともに、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。また、図4を除く各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系は、筺体20において、差し込み部材10が差し込まれる方向と平行な方向をX方向と表記し、支軸20aと平行な方向をZ方向と表記する。また、X方向及びZ方向のいずれとも直交する方向をY方向と表記する。X方向、Y方向、及びZ方向のそれぞれは、図中の矢印の方向が+方向であり、矢印の方向とは反対の方向が−方向であるものとして説明する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the embodiments described below. Further, in the drawings, in order to explain the embodiments, the drawings are schematically illustrated, and the scale is appropriately changed, for example, with some portions being enlarged or emphasized. In each of the drawings except FIG. 4, the directions in the drawings will be described using an XYZ coordinate system. In the XYZ coordinate system, a direction parallel to the direction in which the
図1は、実施形態に係るクラスプ100の一例を示す側面図である。クラスプ100は、例えば装身具用留め具である。図1に示すように、クラスプ100は、例えば、ネックレスやブレスレットといった無端環状の環状装身具1に用いられ、装飾用鎖状部材30に取り付けられて使用される。装飾用鎖状部材30は、真珠やガラス玉などの珠玉31が多数連接されて構成されるが、これに限定されず、例えばチェーンや紐など種々の構成が適用可能である。クラスプ100は、差し込み部材10と筐体20とを含んで構成される。
FIG. 1 is a side view showing an example of a
差し込み部材10は、装飾用鎖状部材30の一端側の端部30aに設けられる。差し込み部材10は、筺体20に対して、先端11a,12aから+X方向に差し込み可能となっている。差し込み部材10は、筺体20に差し込まれることにより、筺体20と連結するように形成されている。差し込み部材10は、図1に示す差し込み部材11、あるいは同図に示す差し込み部材12の構成である。すなわち、差し込み部材10は、その先端11aにおいて後述する筺体20の磁気誘導部材に吸着する部材を備えた構成(図1に示す差し込み部材11)、あるいは、後述する筺体20の係止機構に係止される係止溝12bを備えた構成(図1に示す差し込み部材12)である。差し込み部材10は、金属製であるが、これに限定されず、例えば、磁気誘導部材に吸着する部材として磁石が用いられてもよい。
The
筐体20は、装飾用鎖状部材30の他端側の端部30bに設けられる。筐体20は、開閉自在であるとともに、差し込み部材10を差し込み可能に形成されている。また、筐体20は、閉じる方向に付勢されており、差し込まれた差し込み部材10を挟み込んだ状態で保持するように形成されている。筐体20は、差し込み部材10が差し込まれた状態で差し込み部材10と連結される。筐体20は、差し込み部材11を磁力により吸着させる磁気誘導部材(不図示)を備えるが、磁気誘導部材に代えてあるいは磁気誘導部材とともに、差し込み部材11,12を係止する係止機構(不図示)を備えてもよい。なお、磁気誘導部材および係止機構は、筺体20に差し込まれた差し込み部材10を吸着あるいは係止させるものであればよい。したがって、磁気誘導部材および係止機構としては、公知の種々の構成が適用可能である。
The
筐体20は、略球体形状に形成されている。筐体20は、支軸20aと、第1のフレーム21と、第2のフレーム22とを備えている。支軸20aは、第1のフレーム21および第2のフレーム22を軸支する。支軸20aは、Z軸と平行な1本の丸棒状部材から形成されるが、これに限定されず、例えば、Z軸と平行な同一直線状に配置された複数本の棒状部材から構成されてもよいし、棒部材ではなく突起などから構成されてもよい。第1のフレーム21および第2のフレーム22のそれぞれは、略半球形状に形成されるとともに、支軸20a周りに回動可能に軸支されている。また、第1のフレーム21および第2のフレーム22のそれぞれは、互いの先端部(−X側の端部)が近接する方向に付勢されている。第1のフレーム21と第2のフレーム22とは、例えば、Y方向から見て互いに重なるように配置されている。第2のフレーム22は、第1のフレーム21の−Y側に配置されている。なお、筐体20は、略球体形状に限定されず、例えば略立方体形状や略直方体形状といった箱型や、略長球状などであってもよい。また、第1のフレーム21および第2のフレーム22のそれぞれは、略半球形状に限定されず、例えば略立方体形状や略直方体形状といった箱型や、長円球を平面で切り取った形状などであってもよい。
The
図2は、クラスプ100の要部を示す分解斜視図である。図2に示すように、第1フレーム21は、第1フレーム本体21aと、第1ガラス部材(ガラス部)21bと、飾部材21cと、を有している。
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a main part of the
第1フレーム本体21aの外側の表面(+Y側の面)には、凹部40が形成されている。凹部40は、底部21dと、周辺部21eと、側壁部21fとを有している。底部21dは、例えば、Y方向から見て円形状であって−Y側に凹んだ曲面状に形成されている。周辺部21eは、底部21dを囲む領域に形成される。また、周辺部21eは、例えば円環状に形成され、XZ平面と平行な平面となっている。周辺部21eは、後述する第1ガラス部材21bの平面21hと対向し、この平面21と接合する接合面である。側壁部21fは、周辺部21eの外縁から開口40aまで+Y方向に延びるように形成されている。また、側壁部21fおよび開口40aは、第1ガラス部材21bをはめ込み可能に形成されている。第1フレーム本体21aは、例えば金属製である。
A
第1ガラス部材21bは、その厚さ方向(Y方向)から見た形状が真円形の平凸レンズ形状に形成されている。第1ガラス部材21bの外側の表面(+Y側の面)は、曲面状の凸面21gとなっている。また、第1ガラス部材21bの凸面21gと反対側の面(−Y側の面)は、XZ平面と平行な平面21hとなっている。第1ガラス部材21bは凹部40にはめ込み可能に形成されており、第1ガラス部材21bの外径は、凹部40の開口40aの内径以下の長さに設定される。第1ガラス部材21bは、凸レンズの機能を有する。
The
第1ガラス部材21bは、その全体が透明であるが、全体ではなく一部が透明であってもよい。第1ガラス部材21bは、ケイ酸塩を主成分とするガラス(硝子)である。第1ガラス部材21bは無色である。
The
なお、第1ガラス部材21bは、上述した構成に限定されない。例えば、ガラス部材21bは、ケイ酸塩を主成分とするガラスに代えて、透明な有機ガラスであってもよく、例えばアクリルやプラスチックなどであってもよい。ガラス部材21bは、アクリルやプラスチックなどの樹脂から形成される場合には、ケイ酸塩を主成分とするガラスの場合に比べて、軽量化されるとともに、その割れや欠けが抑制される。また、第1ガラス部材21bは、平凸レンズ形状に代えて、両凸レンズや凸メニスカスレンズといった平凸レンズ以外の凸レンズの形状であってもよい。また、第1ガラス部材21bは、凸レンズに代えて、凹レンズであってもよい。また、第1ガラス部材21bは、レンズとしての機能を有なない構成であってもよく、レンズ形状とは異なる形状であってもよい。また、第1ガラス部材21bの外側の表面(+Y側の面)は、凸面21gであることに限定されず、例えば、平面や凹面であってもよいし、凹凸のデザインが施されてもよい。また、第1ガラス部材21bは、厚さ方向から見た形状は、真円形に限定されず、楕円形状や、長円形状、多角形状などであってもよい。また、第1ガラス部材21bは、有色であってもよく、太陽光や紫外線によってその色が変化する調光レンズと同様の構成であってもよい。
Note that the
図3は、クラスプ100の筺体20を示し、(a)は斜視図、(b)は要部断面図である。図3に示すように、第1ガラス部材21bは、凹部40の開口40aを塞ぐように凹部40にはめ込まれている。平面21hと周辺部21eとの間には、例えば接着剤などの接合材(不図示)が配置されており、この接合材を介して、平面21hと周辺部21eとが接合されている。このように、第1ガラス部材21bと第1フレーム本体21aとが接合されている。なお、第1ガラス部材21bは、凹部40に対して回転しながらはめ込まれてもよい。また、凹部40にはめ込まれた第1ガラス部材21bは、第1フレーム本体21aと接合されることに限定されず、例えば、第1フレーム本体21aに係止された状態であってもよい。この場合、かかる係止の解除によって、第1フレーム本体21aから第1ガラス部材21bを容易に取り外すことが可能な構成としてもよい。
3A and 3B show the
このように、開口40aを塞ぐように第1ガラス部材21bが凹部40にはめ込まれることにより、図3(b)に示すように、ガラス部材21bと凹部40との間には、収容空間50が形成される。この収容空間50は、平面21hと底面21dにより画定され、飾部材(宝石等)21cを収容する。なお、飾部材21cの錆びや劣化を防止するため、飾部材21cは、収容空間50に気密封止されてもよい。
As described above, since the
飾部材21cは、多数個の宝石Jおよび1枚のプレートPから構成される。宝石Jは、例えば、シングルカットやスクウェアカットなどの所定カットに形成された粒状のダイヤモンドである。プレートPは、例えば、金属製の板であり、その主面には、文字を表したデザインが施されている。この文字は、例えば、環状装身具1のユーザーのイニシャルであるが、イニシャルに代えて、氏名やメッセージなどであってもよい。
The
なお、飾部材21cは、多数個の宝石Jおよび1枚のプレートPから構成されることに限定されない。飾部材21cの形状、大きさ、個数は、飾部材21cが収容空間50に収容可能である限りにおいて任意である。また、その他、飾部材21cの素材、色、組み合わせなどについても任意である。したがって、ユーザーの嗜好や希望に応じて、飾部材21cの構成を決定することが可能である。例えば、飾部材21cは、宝石JのみあるいはプレートPのみから構成されてもよいし、複数枚のプレートPを含む構成であってもよい。また、飾部材21cを構成する宝石Jとしては、ルビー、サファイアなどの天然宝石や、人工宝石、ガラスなどから形成された模造宝石などが用いられてもよい。
In addition, the
飾部材21cは、凹部40あるいは第1ガラス部材21bに固着されておらず、収容空間50内において移動及び回転が可能に収容されている。飾部材21cの構成部材(例えば宝石J及びプレートP)は、収容空間50内において、それぞれ移動及び回転することにより配置及び向きが変化する。なお、飾部材21cの構成部材の一部あるいは全部は、第1フレーム21(凹部40あるいは第1ガラス部材21b)に固着されてもよい。この場合、例えば、飾部材21cの構成部材のうちプレートPのみを第1フレーム21に固着させて、宝石Jのみが収容空間50内を移動あるいは回転する構成としてもよい。また、飾部材21cの構成部材は、収容空間50においてその移動や回転が規制された状態で収容されてもよい。
The
第2のフレーム22は、第1のフレーム21と同様に、第2フレーム本体22aと、第2ガラス部材(ガラス部)22bと、不図示の飾部材(宝石等)とを有している。ただし、第2のフレーム22は、第2ガラス部材22b及び飾部材のいずれか一方又は双方を含まずに構成されてもよい。
The
第2フレーム本体22aは、第1フレーム本体21aと同一の構成であり、第1フレーム本体21aの凹部40と同一構成の凹部(不図示)を有している。第2ガラス部材22bは、第1ガラス部材21bと同一の構成である。第2のフレーム22の飾部材は、第1のフレーム21の飾部材21cと同一の構成である。第2フレーム本体22aの凹部は、凹部40と、支軸20aを含む仮想のXZ平面に対して対称的に配置されている。第2ガラス部材22bは、第1ガラス部材21bと、支軸20aを含む仮想のXZ平面に対して対称的に配置されている。第2ガラス部材22bの−Y側の表面は、上述した凸面21gと同一構成の凸面22gとなっている。
The
なお、第2フレーム本体22aは、第1フレーム本体21aと異なる構成であってもよく、この場合、第2フレーム本体22aにおいて凹部は設けられなくてもよいし、第2フレーム本体22aの凹部は第1フレーム本体21aの凹部40と異なる構成であってもよい。また、第2ガラス部材22bは、第1ガラス部材21bと異なる構成であってもよい。また、第2のフレーム22の飾部材は、第1のフレーム21の飾部材21cと異なる構成であってもよい。また、第2フレーム本体22aの凹部は、凹部40と、支軸20aを含む仮想のXZ平面に対して非対称的に配置されてもよい。また、第2ガラス部材22bは、第1ガラス部材21bと、支軸20aを含む仮想のXZ平面に対して非対称的に配置されてもよい。
Note that the second frame
図4は、ユーザーなどの看者がクラスプ100の飾部材21cを目で楽しむことを説明する図である。上述のとおり、ガラス部材21b,22bと凹部40との間に形成された収容空間50には飾部材21cが収容されている。したがって、図4に示すように、看者は、ガラス部材21bを介して飾部材21cを目Eで楽しむことができる。また、飾部材21cは移動及び回転可能に収容されているので、飾部材21cの移動あるいは回転の動きを目Eで楽しむことができる。さらに、ガラス部材21bは凸レンズとして機能するため、看者からは、ガラス部材21bを介して拡大された飾部材21cが見えることになる。したがって、看者は、飾部材21cあるいはその動きを拡大して見ることで、より一層楽しむことができる。
FIG. 4 is a diagram illustrating that a viewer such as a user enjoys the
次に、クラスプ100の製造工程の一例について説明する。
クラスプ100は、差し込み部材10及び筺体20をそれぞれ形成することにより製造される。差し込み部材10は、金属材料を用いた鋳造や切削加工などにより一体形成される。筺体20は、第1のフレーム21、第2のフレーム22、及び支軸20aを用意し、支軸20aにより第1のフレーム21及び第2のフレーム22を軸支することで形成される。
Next, an example of a manufacturing process of the
The
ここで、支軸20aは、例えば、金属製の円柱形の丸棒が用意され、切削や切断加工されて、所定の外径かつ長さに形成される。また、第1のフレーム21は、第1フレーム本体21aと、第1ガラス部材21bと、飾部材21cとが用意され、凹部40に飾部材21cを配置した上で第1ガラス部材21bがはめ込まれることにより形成される。ここで、第1フレーム本体21aは、金属材料を用いた鋳造や切削加工などにより形成される。また、第1ガラス部材21bは、ガラス材が用意され、切削及び研磨加工などにより形成される。第2のフレーム22についても、上述した第1のフレーム21の形成工程と同様の工程により形成されて用意される。
Here, as the
続いて、クラスプ100の使用方法の一例について説明する。
図1に戻り、ユーザーは、装飾用鎖状部材30の一端側の端部30aに差し込み部材10を接続するとともに、装飾用鎖状部材30の他端側の端部30bに筺体20を接続する。このようにして、ユーザーは環状装身具1を製造する。なお、装飾用鎖状部材30は、例えば、多数個の珠玉31に糸などを挿通させることにより、多数個の珠玉31が連接され形成される。
Next, an example of a method of using the
Returning to FIG. 1, the user connects the
ユーザーは、環状装身具1を身に付ける際には、左右両手のうち一方の手で差し込み部材10を、他方の手で筺体20を把持し、筺体20に差し込み部材10を差し込む。これにより、筺体20に差し込まれた差し込み部材10は、筺体20に係止されあるいは吸着されて連結される。
When the user wears the
具体的には、例えば、ユーザーが、図1に示す差し込み部材11を有するクラスプ100を連結する場合、ユーザーは、筺体20の基端部(+X側の端部)を指でY方向に挟み込むように操作することにより、筺体20を開いた状態とし、そこに差し込み部材11を差し込む。すると、筺体20に差し込まれた差し込み部材11は、筺体20の磁気誘導部材に吸着する。その後、ユーザーが筺体20を開く力を弱めて筺体20を閉じるように操作することで、差し込み部材10は筺体20に保持(あるいは係止)される。これにより、クラスプ100の連結が完了する。
Specifically, for example, when the user connects the
また、例えば、ユーザーが、図1に示す差し込み部材12を有するクラスプ100を連結する場合、ユーザーは、差し込み部材12をその先端側から筺体20に対して+X方向に差し込む。すると、第1のフレーム21及び第1のフレーム22のそれぞれの先端部(−X側の端部)が、差し込み部材10の側面において周方向に沿って形成された係止溝12bに入り込み、差し込み部材10は筺体20に係止される。これにより、クラスプ100の連結が完了する。
Further, for example, when the user connects the
他方、ユーザーが身に付けた環状装身具1を外す際には、ユーザーは、左右両手のうち一方の手で差し込み部材10を把持し、他方の手で筺体20を把持する。そして、ユーザーは、指で筺体20を開かせる。すなわち、ユーザーは、第1のフレームの先端部(−X側の端部)と第2のフレームの先端部(−X側の端部)とを互いに離間させるように操作する。すると、筺体20による差し込み部材10の係止(保持)が解除される。この状態で、筺体20から差し込み部材10を−X方向に引き離す。これにより、クラスプ100の連結が解除される。
On the other hand, when removing the
以上説明した実施形態にかかるクラスプ100によれば、容易に製造可能であって斬新なデザインを有するクラスプ100を提供することができる。すなわち、第1のフレーム21及び第2のフレーム22の双方に、飾部材21cを収容可能な収容空間50を作るとともに、収容空間50を覆うように透明なガラス部材21b,22bを凹部40にはめ込むだけで、収容空間50の中のある飾部材21cをガラス部材21b,22bを通して目で楽しむことができる斬新なデザインのクラスプ100を提供することができる。
According to the
また、上述したクラスプ100によれば、筺体20には宝石Jが収容されているので、ジュエリーのような美的外観を有するクラスプを提供することができる。また、上述したクラスプ100によれば、その留め具としての機能を阻害することなく、クラスプ100を、装飾用鎖状部材30のデザインと調和させたデザインとすることや、環状装身具1においてポイントとなるデザインとすることができる。また、上述したクラスプ100によれば、飾部材21cの構成は収容空間50に収容可能である限りにおいて任意であるので、ユーザーは飾部材21cを自己の好みに応じてカスタマイズして楽しむことができる。例えば、ユーザーは、飾部材21cとして、自身が好む宝石Jやメッセージの入ったプレートPを採用することができる。また、上述したクラスプ100によれば、振動や衝撃といった外力が筺体20に対して作用することにより、あるいは、筺体20の向きの変化に伴い、収容空間50において飾部材21cの配置や向きが変化する。例えば、ユーザーがクラスプ100を身に付けて体を動かした場合、この動きに合わせて、飾部材21cの配置や向きが変化する。したがって、クラスプ100の看者は、このような飾部材21cの配置や向きの変化を目Eで楽しむことができる。また、筺体20は、略球体に形成されているので、クラスプ100がひっくり返った(Y方向の+と−とが逆になった)場合であっても、同一の美的外観とすることができる。また、上述したクラスプ100によれば、看者はガラス部材21b,22bを介して拡大された飾部材21cを見るので、看者にインパクトを与えることができる。また、筺体20は、+Y側及び−Y側の両側の表面にそれぞれガラス部材21b,22bを備えるので、従来の金属製の筺体にはないデザインとすることができる。
According to the above-mentioned
続いて、上述した実施形態における筺体の変形例について説明する。なお、以下の変形例に係る説明において、上述したクラスプ100と同一または同等の構成部分については同一符号を付して説明を省略または簡略化する。図5は、変形例を示す側面図である。図5に示すように、変形例に係る筺体220は、上述した筺体20と同様に、差し込み部材12を差し込み可能に形成されるとともに、不図示の磁気誘導部材若しくは係止機構を備えている。また、変形例に係る筺体220は、上述した筺体20と同様に、支軸20aと、第1のフレーム221と、第2のフレーム222とを備えている。
Subsequently, a modified example of the housing in the above-described embodiment will be described. In the following description of the modification, the same or equivalent components as those of the above-described
第1のフレーム221は、第1操作部分60を備える点を除き、上述した第1のフレーム21と同様の構成である。また、第2のフレーム222は、第2操作部分70を備える点を除き、上述した第2のフレーム22と同様の構成である。第1操作部分60及び第2操作部分70は、クラスプの筺体220を開く際に、ユーザーが指で操作する部分である。すなわち、第1操作部分60及び第2操作部分70は、筺体220に差し込まれた差し込み部材12を指で筺体220から取り外すために操作する部分である。なお、変形例に係る筺体220において、第1操作部分60及び第2操作部分70のいずれか一方は設けられなくてもよい。
The
第1のフレーム221の第1操作部分60は、第1延在部61と第1半球部62とを有している。第1延在部61は、第1フレーム本体21aの+X側の端部から+X方向に延びるように形成されている。第1延在部61は、第1フレーム本体21aと一体的に設けられている。第1延在部61は、例えば、XZ平面と平行な平板状に形成されている。第1半球部62は、第1延在部61と一体的に形成されており、第1延在部61の+Y側の表面に設けられている。第1半球部62は、球を1つの平面で切り取った外形状を呈し、略半球形状に形成されている。第1半球部62の+Y側の表面は、例えば一定曲率の曲面62aである。
The
第1延在部61は、例えば金属製である。第1半球部62は、樹脂製であるが、これに限定されず、金属製や、木製、陶器製、石製などであってもよく、例えば人工真珠あるいは天然真珠を2つに割ったものが用いられてもよい。
The first extending
第2のフレーム222の第2操作部分70は、上述した第1のフレーム221の第1操作部分60と同様に、第2延在部71と第2半球部72とを有している。第2延在部71は、第2フレーム本体22aの+X側の端部から+X方向に延びるように形成されている。第2延在部71は、第2フレーム本体22aと一体的に設けられている。第2延在部71は、例えば、XZ平面と平行な平板状に形成されている。第2半球部72は、第2延在部71と一体的に形成されており、第2延在部71の−Y側の表面に設けられている。第2半球部72は、球を1つの平面で切り取った形状を呈し、略半球状に形成されている。第2半球部72の−Y側の表面は、例えば一定曲率の曲面72aである。第2延在部71は、第1延在部61と同一の構成であるが、異なる構成であってもよい。第2半球部72は第1半球部62と同一の構成であるが、異なる構成であってもよい。
The
変形例に係る筺体220の製造工程については、上述した筺体20の製造工程と同様である。ただし、第1延在部61は、第1フレーム本体21aと一体形成されるか、あるいは第1フレーム本体21aに固着されるなどして固定される。同様に、第2延在部71は、第2フレーム本体22aと一体形成されるか、あるいは第2フレーム本体22aに固着されるなどして固定される。また、第1半球部62は、その平面(−Y側の表面)を、第1延在部61の+Y側の表面と接合させるなどして設けられるが、第1延在部61と一体形成されてもよい。同様に、第2半球部72は、その平面(+Y側の表面)を、第2延在部71の−Y側の表面に接合させるなどして設けられるが、第2延在部71と一体形成されてもよい。
The manufacturing process of the
変形例に係る筺体220を備えるクラスプの使用方法は、上述したクラスプ100の使用方法と同様である。ただし、ユーザーが筺体220を開く操作を行う際には、ユーザーは、第1操作部分60及び第2操作部分70を、指で互いに近接する方向(図5の矢印Aの方向)に力を加えて操作する。これにより、第1のフレーム221の先端部(−X側の端部)及び第2のフレーム222の先端部(−X側の端部)が互いに離間(図5の矢印Bの方向に移動)し、筺体220は開かれた状態となる。
The method of using the clasp including the
以上説明した変形例にかかる筺体220を備えるクラスプによれば、ユーザーは、曲面62a,72aを指で同時に押すだけで筺体220を容易に開くことができるので、クラスプの連結あるいは連結解除時の筺体220の操作を容易かつ確実に行うことができる。
According to the clasp provided with the
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。 Although the embodiments have been described above, the present invention is not limited to the above description, and various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
10 差し込み部材
20 筺体
20a 支軸
21 第1のフレーム
21b 第1ガラス部材(ガラス部)
21c 飾部材(宝石等)
21g 凸面
22 第2のフレーム
22b 第2ガラス部材(ガラス部)
22g 凸面
30 装飾用鎖状部材
30a,30b 端部
50 収容空間(空間)
62 第1半球部(半球部)
72 第2半球部(半球部)
100 クラスプ
E 目
21c Decoration materials (jewels, etc.)
21g
22g
62 First hemisphere (hemisphere)
72 Second hemisphere (hemisphere)
100 Clasp E eyes
Claims (4)
他端側の端部に設けられた前記差し込み部材を磁力のある磁気誘導部材により吸着、または、係止機構により留める筐体と、
からなるクラスプであって、
前記筐体は、支軸を介して開口する第1のフレームと第2のフレームとを備え、
前記第1のフレーム及び前記第2のフレームのいずれか一方又は双方に、宝石等を入れることができる空間を作るとともに、前記空間を覆うように透明なガラス部をはめ込み、
前記空間の中のある宝石等を前記ガラス部を通して目で楽しむことができるようにしたことを特徴とするクラスプ。 An insertion member provided at one end of the decorative chain member,
A housing that attracts the insertion member provided at the other end portion by a magnetic induction member having a magnetic force, or that is fastened by a locking mechanism;
A clasp consisting of
The housing includes a first frame and a second frame that open through a support shaft,
In one or both of the first frame and the second frame, while making a space in which jewels and the like can be put, a transparent glass part is fitted so as to cover the space,
A clasp wherein a certain jewel or the like in the space can be enjoyed by eyes through the glass part.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018112479A JP2019213694A (en) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | Clasp |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=68919139
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021137134A (en) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 有限会社小林眼鏡工業所 | Accessory manufacturing method and accessory manufactured by the method |
-
2018
- 2018-06-13 JP JP2018112479A patent/JP2019213694A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021137134A (en) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | 有限会社小林眼鏡工業所 | Accessory manufacturing method and accessory manufactured by the method |
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